(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の熱処理システム、熱処理方法、及び、プログラムを、
図1に示すバッチ式の縦型の熱処理装置に適用した場合を例に本実施の形態を説明する。また、本実施の形態では、成膜用ガスとして、ジクロロシラン(SiH
2Cl
2)と一酸化二窒素(N
2O)とを用いて、半導体ウエハにSiO
2膜を形成する場合を例に本発明を説明する。
【0016】
図1に示すように、本実施の形態の熱処理装置1は、略円筒状で有天井の反応管2を備えている。反応管2は、その長手方向が垂直方向に向くように配置されている。反応管2は、耐熱及び耐腐食性に優れた材料、例えば、石英により形成されている。
【0017】
反応管2の下側には、略円筒状のマニホールド3が設けられている。マニホールド3は、その上端が反応管2の下端と気密に接合されている。マニホールド3には、反応管2内のガスを排気するための排気管4が気密に接続されている。排気管4には、バルブ、真空ポンプなどからなる圧力調整部5が設けられており、反応管2内を所望の圧力(真空度)に調整する。
【0018】
マニホールド3(反応管2)の下方には、蓋体6が配置されている。蓋体6は、ボートエレベータ7により上下動可能に構成され、ボートエレベータ7により蓋体6が上昇するとマニホールド3(反応管2)の下方側(炉口部分)が閉鎖され、ボートエレベータ7により蓋体6が下降すると反応管2の下方側(炉口部分)が開口されるように配置されている。
【0019】
蓋体6の上部には、保温筒(断熱体)8を介して、ウエハボート9が設けられている。ウエハボート9は、被処理体、例えば、半導体ウエハWを収容(保持)するウエハ保持具であり、本実施の形態では、半導体ウエハWが垂直方向に所定の間隔をおいて複数枚、例えば、150枚収容可能に構成されている。そして、ウエハボート9に半導体ウエハWを収容し、ボートエレベータ7により蓋体6を上昇させることにより、半導体ウエハWが反応管2内にロードされる。
【0020】
反応管2の周囲には、反応管2を取り囲むように、例えば、抵抗発熱体からなるヒータ部10が設けられている。このヒータ部10により反応管2の内部が所定の温度に加熱され、この結果、半導体ウエハWが所定の温度に加熱される。ヒータ部10は、例えば、5段に配置されたヒータ11〜15から構成され、ヒータ11〜15には、それぞれ電力コントローラ16〜20が接続されている。このため、この電力コントローラ16〜20にそれぞれ独立して電力を供給することにより、ヒータ11〜15をそれぞれ独立に所望の温度に加熱することができる。このように、反応管2内は、このヒータ11〜15により、
図3に示すような5つのゾーンに区分されている。例えば、反応管2内のTOP(ZONE1)を加熱する場合には、電力コントローラ16を制御してヒータ11を所望の温度に加熱する。反応管2内のCENTER(CTR(ZONE3))を加熱する場合には、電力コントローラ18を制御してヒータ13を所望の温度に加熱する。反応管2内のBOTTOM(BTM(ZONE5))を加熱する場合には、電力コントローラ20を制御してヒータ15を所望の温度に加熱する。
【0021】
また、マニホールド3には、反応管2内に処理ガスを供給する複数の処理ガス供給管が設けられている。なお、
図1では、マニホールド3に処理ガスを供給する3つの処理ガス供給管21〜23を図示している。処理ガス供給管21は、マニホールド3の側方からウエハボート9の上部付近(ZONE1)まで延びるように形成されている。処理ガス供給管22は、マニホールド3の側方からウエハボート9の中央付近(ZONE3)まで延びるように形成されている。処理ガス供給管23は、マニホールド3の側方からウエハボート9の下部付近(ZONE5)まで延びるように形成されている。
【0022】
各処理ガス供給管21〜23には、それぞれ、流量調整部24〜26が設けられている。流量調整部24〜26は、処理ガス供給管21〜23内を流れる処理ガスの流量を調整するためのマスフローコントローラ(MFC)などから構成されている。このため、処理ガス供給管21〜23から供給される処理ガスは、流量調整部24〜26により所望の流量に調整されて、それぞれ反応管2内に供給される。
【0023】
また、熱処理装置1は、反応管2内のガス流量、圧力、処理雰囲気の温度といった処理パラメータを制御するための制御部(コントローラ)50を備えている。制御部50は、流量調整部24〜26、圧力調整部5、ヒータ11〜15の電力コントローラ16〜20等に制御信号を出力する。
図2に制御部50の構成を示す。
【0024】
図2に示すように、制御部50は、モデル記憶部51と、レシピ記憶部52と、ROM(Read Only Memory)53と、RAM(Random Access Memory)54と、I/O(Input/Output Port)ポート55と、CPU(Central Processing Unit)56と、これらを相互に接続するバス57と、から構成されている。
【0025】
モデル記憶部51には、ヒータの温度の変化と形成されるSiO
2膜の膜厚変化との関係を示す膜厚変化モデルが記憶されている。
図4に膜厚変化モデルの一例を示す。
図4に示すように、膜厚変化モデルは、所定ZONEの温度を1℃上げたとき、各ZONEに形成されるSiO
2膜の膜厚がどれだけ変化するかを示している。例えば、
図4に示すように、電力コントローラ16を制御してヒータ11を加熱することによりZONE1の温度設定値を1℃上げると、ZONE1に形成されるSiO
2膜の膜厚が2nm増加し、ZONE2に形成されるSiO
2膜の膜厚が0.7nm減少し、ZONE3に形成されるSiO
2膜の膜厚が0.8nm増加し、ZONE4に形成されるSiO
2膜の膜厚が0.05nm減少することを示している。
【0026】
なお、膜厚変化モデルは、所定ZONEの温度を変化させたときに、各ZONEに形成されるSiO
2膜の膜厚がどれだけ変化するかを示すことができるものであればよく、これ以外の種々のモデルを用いてもよい。また、これらのモデルは、プロセス条件や装置の状態によってデフォルトの数値が最適でない場合も考えられることから、ソフトウエアに拡張カルマンフィルターなどを付加して学習機能を搭載することにより、モデルの学習を行うものであってもよい。この拡張カルマンフィルターによる学習機能については、例えば、米国特許第5 ,991,525号公報などに開示されている手法を利用することができる。
【0027】
また、モデル記憶部51には、目標とする半導体ウエハWの面内形状が平坦でない凹状、または、凸状である場合に、凹状、または、凸状に変換するための変換式(変換係数)が記憶されている。変換式は、測定された膜厚から面内凹凸形状を作るために意図的にずらした膜厚に変換する式であり、例えば、以下の式で表される。
変換後膜厚=変換前膜厚×変換係数
なお、変換係数は、例えば、以下の式で表される。
変換係数=パターン付き半導体ウエハでの目標膜厚/パターン無し半導体ウエハでの ウエハ毎の目標膜厚
【0028】
本例では、後述するように、入力された入力膜厚と入力座標とから最小二乗法により二次近似式を求め、求めた二次近似式から各入力点の近似膜厚を算出し、この各入力点での近似膜厚から、下記の式により、変換後膜厚を算出する。
変換後膜厚=各入力点での近似膜厚×(スロット・位置毎の目標膜厚/レシピ内の目 標膜厚)
【0029】
レシピ記憶部52には、この熱処理装置1で実行される成膜処理の種類に応じて、制御手順を定めるプロセス用レシピが記憶されている。プロセス用レシピは、ユーザが実際に行う処理(プロセス)毎に用意されるレシピであり、反応管2への半導体ウエハWのロードから、処理済みの半導体ウエハWをアンロードするまでの、各部の温度の変化、反応管2内の圧力変化、ガスの供給の開始及び停止のタイミング、供給量などを規定する。
【0030】
ROM53は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリ、ハードディスクなどから構成され、CPU56の動作プログラムなどを記憶する記録媒体である。
RAM54は、CPU56のワークエリアなどとして機能する。
【0031】
I/Oポート55は、温度、圧力、ガスの流量に関する測定信号をCPU56に供給すると共に、CPU56が出力する制御信号を各部(圧力調整部5、ヒータ11〜15の電力コントローラ16〜20、流量調整部24〜26等)へ出力する。また、I/Oポート55には、操作者が熱処理装置1を操作する操作パネル58が接続されている。
【0032】
CPU56は、制御部50の中枢を構成し、ROM53に記憶された動作プログラムを実行し、操作パネル58からの指示に従って、レシピ記憶部52に記憶されているプロセス用レシピに沿って、熱処理装置1の動作を制御する。
【0033】
CPU56は、モデル記憶部51に記憶されている膜厚変化モデルと、形成されたSiO
2膜の膜厚とに基づいて、目標膜厚が形成される反応管2内の各ZONE(ZONE1〜5)に配置されたヒータ11〜15の設定温度を算出する。また、CPU56は、測定膜厚から面内凹凸形状を作るために意図的にずらした膜厚に変換する。
バス57は、各部の間で情報を伝達する。
【0034】
次に、以上のように構成された熱処理装置1を用いた熱処理方法について説明する。なお、本例の熱処理においては、操作者は、操作パネル58を操作して、プロセス種別、本例では、ジクロロシランと一酸化二窒素(N
2O)とのSiO
2膜の成膜(DCS−HTO)を選択するとともに、
図5に示すように、ターゲットとするSiO
2膜の膜厚について、半導体ウエハの中央(センタ)の目標膜厚、端部(エッジ)の目標膜厚をゾーンごとに入力する。
図6は、本例の熱処理を説明するためのフローチャートである。
【0035】
まず、制御部50(CPU56)は、プロセス種別等の必要な情報が入力されたか否かを判別する(ステップS1)。CPU56は、必要な情報が入力されていると判別すると(ステップS1;Yes)、入力されたSiO
2膜のセンタの目標膜厚、エッジの目標膜厚に基づいて、各半導体ウエハWの面内形状に関する変換後膜厚を算出する(ステップS2)。
【0036】
例えば、CPU56は、まず、モデル記憶部51に記憶された変換式に基づいて、入力された目標膜厚とその入力座標とから二次近似曲線を求める。例えば、最小二乗法により、各入力点の膜厚=a×(半導体ウエハW中心からの距離)
2+bとなる二次近似式を求める。
【0037】
次に、CPU56は、求めた二次近似式から各入力点の近似膜厚を算出する。続いて、CPU56は、この各入力点での近似膜厚から、以下の式により、変換後膜厚を算出する。
変換後膜厚=各入力点での近似膜厚×(スロット・位置毎の目標膜厚/レシピ内の目 標膜厚)
ここで、スロット・位置毎の目標膜厚は、入力されたセンタおよびエッジの目標膜厚であり、レシピ内の目標膜厚の平均膜厚である。
【0038】
また、CPU56は、入力されたプロセス種別に対応するプロセス用レシピをレシピ記憶部52から読み出す(ステップS3)。プロセス用レシピには、例えば、
図7に示すように、エリア毎に反応管2内の温度等のプロセス条件が記憶されている。
【0039】
次に、CPU56は、ボートエレベータ7(蓋体6)を降下させ、少なくとも各ZONEに半導体ウエハW(モニターウエハ)を搭載したウエハボート9を蓋体6上に配置する。続いて、CPU56は、ボートエレベータ7(蓋体6)を上昇して、ウエハボート9(半導体ウエハW)を反応管2内にロードする。そして、CPU56は、レシピに従って、圧力調整部5、ヒータ11〜15の電力コントローラ16〜20、流量調整部24〜26等を制御して、半導体ウエハWにSiO
2膜を成膜する(ステップS4)。
【0040】
CPU56は、成膜処理が終了すると、成膜されたSiO
2膜の膜厚を測定する(ステップS5)。例えば、CPU56は、ボートエレベータ7(蓋体6)を降下させ、SiO
2膜が成膜された半導体ウエハWをアンロードし、半導体ウエハWを、例えば、図示しない測定装置に搬送し、半導体ウエハWに成膜されたSiO
2膜の膜厚を測定させる。測定装置では、半導体ウエハWに成膜されたSiO
2膜の膜厚を測定すると、測定したSiO
2膜の膜厚データを熱処理装置1(CPU56)に送信する。CPU56は、測定されたSiO
2膜の膜厚データを受信することにより、成膜されたSiO
2膜の膜厚を特定する。なお、操作者が操作パネル58を操作して、測定結果を入力してもよい。
【0041】
CPU56は、成膜されたSiO
2膜の膜厚を測定すると、測定した膜厚が許容範囲内か否かを判別する(ステップS6)。許容範囲内とは、入力された目標膜厚から許容可能な所定の範囲内に含まれていることをいい、例えば、入力された目標膜厚から±1%以内の場合をいう。
【0042】
CPU56は、測定した膜厚が許容範囲内でないと判別すると(ステップS6;No)、目標膜厚に合致するような温度設定値を算出する(ステップS7)。例えば、CPU56は、算出した温度設定値と、モデル記憶部51に記憶されている膜厚変化モデルとに基づいて、
図8に示すように、目標膜厚が形成される反応管2内の各ZONE(ZONE1〜5)に配置されたヒータ11〜15の設定温度を算出する。そして、CPU56は、読み出したレシピの各ZONEの温度を、算出した設定温度に更新する(ステップS8)。そして、CPU56は、ステップS4に戻り、半導体ウエハWにSiO
2膜を成膜する。
【0043】
CPU56は、測定した膜厚が許容範囲内であると判別すると(ステップS6;Yes)、この処理を終了する。
【0044】
次に、本発明の効果を確認するため、本発明の熱処理により各ゾーンの半導体ウエハWの表面が浅い面内凹状となるように成膜した。
図9(a)に、調整前の各ゾーンの半導体ウエハWに形成された膜厚を示し、
図9(b)が調整後の各ゾーンの半導体ウエハWに形成された膜厚を示す。
図9に示すように、本発明の熱処理により、全てのゾーンの半導体ウエハWについて、その表面が面内凹状となるように成膜できることを確認した。
【0045】
以上説明したように、本実施の形態によれば、操作者が目標膜厚等を入力するだけで、半導体ウエハWの面内形状を容易に制御することができる。
【0046】
なお、本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な他の実施の形態について説明する。
【0047】
上記実施の形態では、
図5に示すように、成膜するSiO
2膜について中央部と端部の目標膜厚をゾーンごとに入力した場合を例に本発明を説明したが、例えば、
図10(a)、(b)に示すように、目標膜厚と目標形状(凹状、凸状、平坦)と面内均一性とを入力したり、
図10(c)に示すように、目標膜厚と目標形状と面内レンジとをゾーンごとに入力してもよい。
【0048】
上記実施の形態では、成膜処理における成膜温度が一定の場合を例に本発明を説明したが、例えば、
図11に示すように、各ゾーンにおいて、成膜処理における成膜温度を徐々に低下(降温)させてもよい。これは、半導体ウエハWの中央部(Center部)と端部(Edge部)とでは、設定温度に対する温度変化の程度が異なる。例えば、半導体ウエハWの端部は半導体ウエハWの外部(ヒータ部10)に近いため、加熱、冷却されやすい傾向にある。一方、半導体ウエハWの中央部は半導体ウエハWの外部(ヒータ部10)から遠いため、加熱、冷却されにくい傾向にある。このため、半導体ウエハWに形成される薄膜の膜厚は、
図12(a)に示すように、その中央部が薄い凹状に形成されやすい。
【0049】
ここで、
図11に示すように、設定温度を時間と共に降温させることにより、半導体ウエハWの端部近傍が、中央部近傍より先に温度が低下する。この結果、半導体ウエハWの中央部温度は、
図12(b)に示すように、端部の温度よりも相対的に高くなる。このような半導体ウエハWの面内温度の変化により、各ゾーンにおいて、成膜処理における成膜温度を徐々に低下(降温)させながら成膜すると、
図12(c)に示すように、
図12(a)に示す膜厚分布の凹状が緩和され、より平坦な膜厚分布が得られる。この結果、半導体ウエハWにおける膜厚の面内均一性が向上する。
【0050】
例えば、モデル記憶部51に、成膜処理における成膜温度が一定な場合と、成膜温度を徐々に低下(降温)させる場合のレシピと、形成されるSiO
2膜の膜厚変化との関係を示すモデルを記憶する。これにより、ステップS6の測定において測定した膜厚分布の凹状となり許容範囲内でないと判断した場合に、ステップS7の温度設定値の算出において成膜処理における成膜温度を徐々に低下(降温)させる温度設定値を算出することができ、半導体ウエハWにおける膜厚の面内均一性を向上させることができる。
【0051】
さらに、成膜温度を徐々に低下(降温)させる場合のレシピと、形成されるSiO
2膜の膜厚変化との関係を示すモデルを複数記憶することにより、CPU56は、ステップS7において、降温させる温度の精度を向上(最適な温度を算出)することが可能となる。
【0052】
上記実施の形態では、ジクロロシランと一酸化二窒素とを用いてSiO
2膜を形成する場合を例に本発明を説明したが、例えば、ジクロロシランとアンモニア(NH
3)とを用いたSiN膜の成膜にも本発明を適用可能である。
【0053】
上記実施の形態では、SiO
2膜を形成する場合を例に本発明を説明したが、処理の種類は任意であり、他種類の膜を形成するCVD(Chemical Vapor Deposition)装置、酸化装置などの様々なバッチ式の熱処理装置に適用可能である。
【0054】
上記実施の形態では、ヒータの段数(ゾーンの数)が5段の場合を例に本発明を説明したが、4段以下であっても、6段以上であってもよい。また、各ゾーンから抽出する半導体ウエハWの数などは任意に設定可能である。
【0055】
上記実施の形態では、単管構造のバッチ式熱処理装置の場合を例に本発明を説明したが、例えば、反応管2が内管と外管とから構成された二重管構造のバッチ式縦型熱処理装置に本発明を適用することも可能である。また、本発明は、半導体ウエハの処理に限定されるものではなく、例えば、FPD基板、ガラス基板、PDP基板などの処理にも適用可能である。
【0056】
本発明の実施の形態にかかる制御部50は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、汎用コンピュータに、上述の処理を実行するためのプログラムを格納した記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)など)から当該プログラムをインストールすることにより、上述の処理を実行する制御部50を構成することができる。
【0057】
そして、これらのプログラムを供給するための手段は任意である。上述のように所定の記録媒体を介して供給できる他、例えば、通信回線、通信ネットワーク、通信システムなどを介して供給してもよい。この場合、例えば、通信ネットワークの掲示板(BBS:Bulletin Board System)に当該プログラムを掲示し、これをネットワークを介して搬送波に重畳して提供してもよい。そして、このように提供されたプログラムを起動し、OS(Operating System)の制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上述の処理を実行することができる。