(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6541006
(24)【登録日】2019年6月21日
(45)【発行日】2019年7月10日
(54)【発明の名称】デュアルポートスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)
(51)【国際特許分類】
H01L 21/8244 20060101AFI20190628BHJP
H01L 27/11 20060101ALI20190628BHJP
G11C 11/34 20060101ALI20190628BHJP
G11C 11/412 20060101ALI20190628BHJP
G11C 5/02 20060101ALI20190628BHJP
G11C 7/10 20060101ALI20190628BHJP
G11C 8/16 20060101ALI20190628BHJP
【FI】
H01L27/11
G11C11/34
G11C11/412
G11C5/02 100
G11C7/10 480
G11C8/16
【請求項の数】16
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2016-500467(P2016-500467)
(86)(22)【出願日】2014年2月27日
(65)【公表番号】特表2016-517168(P2016-517168A)
(43)【公表日】2016年6月9日
(86)【国際出願番号】US2014019081
(87)【国際公開番号】WO2014149504
(87)【国際公開日】20140925
【審査請求日】2017年2月4日
(31)【優先権主張番号】13/842,086
(32)【優先日】2013年3月15日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】591003943
【氏名又は名称】インテル・コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】コラール、プラモッド
(72)【発明者】
【氏名】パンジャ、グンジャン エイチ.
(72)【発明者】
【氏名】バッタチャリャ、ウダラック
(72)【発明者】
【氏名】グオ、ゼン
【審査官】
宮本 博司
(56)【参考文献】
【文献】
特開2003−115551(JP,A)
【文献】
特開2009−065035(JP,A)
【文献】
特開2010−170595(JP,A)
【文献】
国際公開第2013/018163(WO,A1)
【文献】
特開2002−009176(JP,A)
【文献】
特開2004−103851(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/8244
G11C 5/02
G11C 7/10
G11C 8/16
G11C 11/34
G11C 11/412
H01L 27/11
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
データを格納するためのメモリセル回路であり、
前記メモリセル回路の複数の状態を格納するための一対の交差結合されたインバータと、
前記一対の交差結合されたインバータに結合される複数のアクセスデバイスと、
前記一対の交差結合されたインバータに結合される一組の複数の電気的に非活性なp型金属酸化物半導体デバイス(PMOSデバイス)と、を備え、
前記複数のアクセスデバイスは、前記一対の交差結合されたインバータへのアクセスを提供し、
前記一対の交差結合されたインバータの一部分と組み合わせた前記一組の複数の電気的に非活性なPMOSデバイスは、前記メモリセル回路のための連続するp型拡散層を可能にし、
前記複数の電気的に非活性なPMOSデバイスのうちの第1のPMOSデバイスのゲートは前記複数の電気的に非活性なPMOSデバイスのうちの第2のPMOSデバイスのゲートと接続され、前記第1のPMOSデバイスは前記複数のアクセスデバイスの1つのアクセスデバイスと接続される
メモリセル回路。
【請求項2】
前記複数の電気的に非活性なPMOSデバイスは前記p型拡散層の密度を高める
請求項1に記載のメモリセル回路。
【請求項3】
少なくとも1つのアクセスデバイスの寸法は、前記メモリセル回路の高さを増加させることなく限界まで増大される
請求項1または2に記載のメモリセル回路。
【請求項4】
前記一組の複数の電気的に非活性なPMOSデバイスは4つのPMOSデバイスを備える
請求項1から3の何れか一項に記載のメモリセル回路。
【請求項5】
前記複数のアクセスデバイスに結合される、第1のポートのビット線および第2のポートのビット線と、
前記一対の交差結合されたインバータに結合されるVcc線と、をさらに備え、
複数の前記ビット線は、読み出し動作および書き込み動作中に前記一対の交差結合されたインバータにデータを転送し、
前記Vcc線は、前記第2のポートの前記ビット線から前記第1のポートの前記ビット線を隔離する
請求項1から4の何れか一項に記載のメモリセル回路。
【請求項6】
読み出しアクセス用の読み出しアシストを用いることと併せて、少なくとも1つのアクセスデバイスの寸法は、前記メモリセル回路の高さを増加させることなく限界まで増大される
請求項1から5の何れか一項に記載のメモリセル回路。
【請求項7】
前記複数のアクセスデバイスのうちの少なくとも1つに結合される第1のポートのワード線と、
前記複数のアクセスデバイスのうちの少なくとも1つに結合される第2のポートのワード線と、をさらに備え、複数の前記ワード線は、前記複数のアクセスデバイスを制御し、前記メモリセル回路は、4つのポリシリコントラックを備えて、前記第2のポートの前記ワード線からの前記第1のポートの前記ワード線の隔離を提供する
請求項1から6の何れか一項に記載のメモリセル回路。
【請求項8】
前記メモリセル回路はデュアルポートSRAMセルを備える
請求項1から7の何れか一項に記載のメモリセル回路。
【請求項9】
プロセッサと、
前記プロセッサに結合される通信チップと、それぞれが複数のメモリセル回路を含む1または複数のアレイと、を備え、各メモリセル回路は、
前記各メモリセル回路の複数の状態を格納するための一対のインバータと、
前記一対のインバータに結合される複数のアクセスデバイスと、
前記一対のインバータに結合される一組の複数の電気的に非活性なp型金属酸化物半導体デバイス(PMOSデバイス)と、を備え、
前記複数のアクセスデバイスは、交差結合された前記一対のインバータへのアクセスを提供し、
前記一組の複数の電気的に非活性なPMOSデバイスは前記各メモリセル回路のための連続するp型拡散層を可能にし、
前記複数の電気的に非活性なPMOSデバイスのうちの第1のPMOSデバイスのゲートは前記複数の電気的に非活性なPMOSデバイスのうちの第2のPMOSデバイスのゲートと接続され、前記第1のPMOSデバイスは前記複数のアクセスデバイスの1つのアクセスデバイスと接続される
コンピューティングデバイス。
【請求項10】
前記複数の電気的に非活性なPMOSデバイスは、前記p型拡散層の密度を高める
請求項9に記載のコンピューティングデバイス。
【請求項11】
少なくとも1つのアクセスデバイスの寸法は、対応する前記メモリセル回路の高さを増加させることなく限界まで増加される
請求項9または10に記載のコンピューティングデバイス。
【請求項12】
前記一組の複数の電気的に非活性なPMOSデバイスは4つのPMOSデバイスを備える
請求項9から11の何れか一項に記載のコンピューティングデバイス。
【請求項13】
前記複数のアクセスデバイスに結合される、第1のポートのビット線および第2のポートのビット線と、
交差結合された前記一対のインバータに結合されるVcc線と、をさらに備え、
複数の前記ビット線は読み出し動作および書き込み動作中に交差結合された前記一対のインバータにデータを転送し、
前記Vcc線は前記第2のポートの前記ビット線から前記第1のポートの前記ビット線を隔離する
請求項9から12の何れか一項に記載のコンピューティングデバイス。
【請求項14】
読み出しアクセス用の読み出しアシストを用いることと併せて、少なくとも1つのアクセスデバイスの寸法は、前記メモリセル回路の高さを増加させることなく限界まで増大される
請求項13に記載のコンピューティングデバイス。
【請求項15】
前記複数のアクセスデバイスのうちの少なくとも1つに結合される第1のポートのワード線と、
前記複数のアクセスデバイスのうちの少なくとも1つに結合される第2のポートのワード線と、をさらに備え、複数の前記ワード線は、前記複数のアクセスデバイスを制御し、少なくとも1つのメモリセル回路は、4つのポリシリコントラックを備えて、前記第2のポートの前記ワード線からの前記第1のポートの前記ワード線の隔離を提供する
請求項9から14の何れか一項に記載のコンピューティングデバイス。
【請求項16】
少なくとも1つのメモリセル回路はデュアルポートSRAMセルを備える
請求項9から15の何れか一項に記載のコンピューティングデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書において説明される複数の実施形態は、概して、デュアルポートスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)アレイに関するものである。
【背景技術】
【0002】
スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)アレイなどのメモリアレイの歩留りおよび信頼性を向上させることは、大型のオンダイキャッシュを有する集積回路およびマイクロプロセッサの現在の複数の設計課題の中の1つである。内蔵メモリは、読み出し動作および書き込み動作用の1つのアクセスポートを有するシングルポートSRAM、または高速通信および画像処理を提供し得るマルチポートSRAMを含み得る。マルチポートSRAMは並列処理に適しており、チップ性能を向上させる。高性能および低電力なマルチコアプロセッサは、ダイ内に複数のCPUを有し、メモリアクセスの数の大幅な増加につながる。これにより、メモリアクセス速度は、制限要因になる。マルチポートSRAMは複数のポートから同時にアクセスされ得るので、マルチポートSRAMの需要は増加している。
【0003】
1つの従来のアプローチは、ワード線(WL)AおよびBが両方ともオンであるとき、セルの安定性のために望ましいベータ比を得るべく、凹凸のある拡散層を有する2ポリトラックビットセル(6つのトランジスタビットセルと同様の)を含むデュアルポートビットセル実装である。これは、歪んだアスペクト比4:1の、
図1の幅広のビットセル100をもたらす。しかしながら、歪んだ複数のセルは、ローカルな相互接続抵抗および合計のWL抵抗・容量(RC)時定数に悪影響が及ぼされるので望ましくない。n型拡散層またはp型拡散層の凹凸のある拡散層110、120、130および140は、パターニングおよび信頼性への懸念である。メタル3(M3)における2本のWLは、2つのポリトラックに挿入される必要がある。これは、狭く、抵抗性のM3の複数のWLをもたらす。性能の複数の要件を満たすべく、複数のリピータが必要とされる。複数のリピータは追加の面積のオーバーヘッドを追加し、ビット密度を低減させる。さらに、2本のWLは、中間に何のシールドも有さずに、M3において互いに隣接している。2本の隣接するWLが活性化する場合、それらのWLの間には有意な相互結合が存在する。これは、読み出し安定性、および/またはビットセルへの書き込み能力に悪影響を及ぼし得る。加えて、低いp型拡散層密度のせいで、追加的なフィラーセルが周期的に追加される必要があり得る。これはまたビット密度を低減させる。
【図面の簡単な説明】
【0004】
開示される複数の実施形態は、複数の図面における添付の複数の図と併せて、以下の詳述な説明を読むことによってより良く理解されるであろう。
【0005】
【
図1】従来のアプローチによる、デュアルポートSRAMの幅広のビットセル100を図示する。
【
図2】一実施形態による、デュアルポートSRAMセルのメモリセル回路(例えば、ビットセル)200を図示する。
【
図3】一実施形態による、デュアルポートSRAMセルのメモリセル回路(例えば、ビットセル)の複数の拡散層およびトランジスタ層のレイアウト300を図示する。
【
図4】一実施形態による、デュアルポートSRAMセルのメモリセル回路(例えば、ビットセル)の第1の金属層(メタル1)および第1のビア層のレイアウト400を図示する。
【
図5】一実施形態による、デュアルポートSRAMセルのメモリセル回路(例えば、ビットセル)の第1の金属層(メタル1)および第2の金属層(メタル2)のレイアウト500を図示する。
【
図6】一実施形態による、デュアルポートSRAMセルのメモリセル回路(例えば、ビットセル)の第3の金属層(メタル3)のレイアウト600を図示する。
【
図7】一実施形態による、コンピューティングデバイス1200を図示する。
【0006】
説明の簡潔さおよび明確さのために、複数の図面は構成の一般的手法を図示し、本発明の、説明される複数の実施形態についての説明をいたずらに不明瞭にすることを回避すべく、複数の既知の特徴および技術についての複数の説明および複数の詳細は省略され得る。さらに、複数の図面における複数の要素は必ずしも縮尺通りには描かれていない。例えば、複数の図中の複数の要素のうちのいくつかのものの寸法は、本発明の複数の実施形態の理解を高める助けとなるべく、複数の他の要素に対して誇張され得る。異なる複数の図における同一の参照番号は同一の要素を示し、一方で、同様の参照番号は、いつもではないが、同様の要素を示し得る。
【発明を実施するための形態】
【0007】
一実施形態において、情報を格納するためのメモリセル回路は、メモリセル回路の複数の状態を格納するための、一対の交差結合されたインバータを含む。複数のアクセスデバイスが一対の交差結合されたインバータに結合される。複数のアクセスデバイスは、一対の交差結合されたインバータへのアクセスを提供する。メモリセル回路はまた、一対の交差結合されたインバータに結合される一組の電気的に非活性なp型金属酸化物半導体(PMOS)デバイスを含む。一対の交差結合されたインバータの一部分(例えば、複数のPMOSデバイス)と組み合わせた一組の電気的に非活性なPMOSデバイスは、メモリセル回路のための連続するp型拡散層を可能にする。
【0008】
メモリセル回路は、情報(例えば、データ)を格納するための、2つの読み出し/書き込み(R/W)デュアルポートSRAMビットセル設計であり得る。当該設計は同期的または非同期的であり得る。当該設計は、2つのR/Wおよび2つのクロック動作をサポートするための4つのポリシリコントラックのレイアウトビットセルであり得る。現在のビットセル設計は、デュアルポートSRAMアレイのための従来のアプローチにおける複数の問題に対処する。一実施形態におけるこの設計は、アスペクト比を向上させる。この設計は、いかなる凹凸またはノッチも有さない連続する均一なn型拡散層及びp型拡散層を有し、これが、歩留りを向上させ、信頼性への懸念を低減させる助けとなり得る。複数のワード線(WL)はより幅広であり得て、複数の異なるポートの複数のWLの間に隔離が存在し得る。複数のリピータの必要性は大幅に低減される。p型拡散密度は、複数のプロセス要件を満たすべく、本設計の固有のビットセル回路と共に増大される。
【0009】
ここで図面を参照すると、
図2は、一実施形態による、データを格納するためのデュアルポートSRAMセルのメモリセル回路(例えば、ビットセル)200を図示する。メモリセル200は、電気的に活性なPMOSデバイスP1およびP2と、一組の電気的に非活性な(ダミーの)複数のPMOSデバイス202(例えば、P3−P6)と、プルダウンNMOSデバイスN1およびN2と、複数のアクセスデバイス(例えば、パスゲートNMOSデバイスN3−N6)と、を含む。PMOSデバイスP1およびP2と、NMOSデバイスN1およびN2は一対の交差結合されたインバータを形成する。一組の電気的に非活性な複数のPMOSデバイス202はセルの機能に影響を及ぼさない。これは、連続の手法で、複数の設計ルールに適合すべく、高められたp型拡散密度を可能にする。SRAMにおける各ビットは、交差結合されたデバイスP1、P2、N1、およびN2上に格納される。一般に、各SRAMセルは、情報の1ビットを格納することが可能で、論理ハイ状態または論理ロー状態のいずれかにセットされる。アクセスデバイスN3−N6は、読み出し動作および書き込み動作中のセルへのアクセスを制御する。複数の読み出し動作には読み出しアシストが必要とされ得る。読み出しアクセス中にセルの安定性を高めるべく、読み出しアシストはワード線電圧を下げて駆動する。セルへのアクセスは、アクセスデバイスN4およびN5を制御するポートAのワード線(WL)A214によって可能にされる。アクセスデバイスN4およびN5は、今度は、セルがビット線BL A210およびBL /A21
2に接続されるべきかを制御する。セルへのアクセスはまた、アクセスデバイスN3およびN6を制御するポートBのワード線(WL)B224によって可能にされる。アクセスデバイスN3およびN6は、今度は、セルがビット線BL B220およびBL /B22
2に接続されるべきかを制御する。複数のビット線は、読み出し動作および書き込動作の両方に対して、データを転送すべく用いられる。
【0010】
図1に例示する従来のアプローチは、2ポリトラックビットセル(すなわち、ビットセルの一寸法(例えば、高さ)内の2行(row)のポリシリコン構造)を利用する。本設計は4つのポリトラック(すなわち、ビットセルの一寸法(例えば、高さ)内の4行のポリシリコン構造)を用いる。これは、相互結合を排除する、複数の異なるポートのWLの間の隔離を可能にする。加えて、非活性のダミーPMOSデバイスP3−P6を伴ったレイアウトにより、製造性を高める、連続した複数の拡散ストリップを可能にする。一実施形態において、セルのアスペクト比(幅:高さ)は2.67に向上される。これにより、同一列(column)数では、WLのRCローディングが従来のアプローチにおけるものより確実に改善される。このセルを用いる複数のアレイ設計はリピータの使用をより少なくするであろう。メモリセルは、両方のパスゲートが同時にONの場合に安定である寸法にされる。パスゲート寸法は、メモリセルの高さを増加させることなく、限界まで増加され得る(例えば、プルダウンゲート寸法の半分まで増加され得る)。読み出しアシストと併せたアクセスデバイス寸法(例えば、パスゲート寸法)の複数の変更もまた施され得る。ランダム変動はデバイス面積に反比例するので、より幅広のアクセスデバイスは、アクセスデバイスのランダム変動を低減させた。より幅広のアクセスデバイスと共に読み出しアシストを用いると、セルの安定性の制御に有用である。対照的に、従来のアプローチは増加されたパスゲート寸法に対しセルの高さを増加させる。
【0011】
特定の実施形態において、P1およびP2はxのゲート比(幅:長さ)を有し、一方で、N1およびN2は6xのゲート比を有する。複数のパスゲートは3xのゲート比を有し得る。PMOSデバイスおよびNMOSデバイスに対し、様々な他のゲート比が設計され得る。メモリセル回路は、様々な設計およびプロセスノード(例えば、22nmノード)に対して、2つの非同期クロック機能で2つのR/W動作をサポートし得る。この本設計の、可能性のある複数の用途は、少なくとも、グラフィクス、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、およびネットワークプロセッサを含む。
【0012】
図3は、一実施形態による、デュアルポートSRAMセルのメモリセル回路(例えば、ビットセル)の複数の拡散層およびトランジスタ層のレイアウト300を図示する。レイアウト300は、連続層内に、領域304、306、307、308および310を含む複数の異なる領域を有するn型拡散層302を含む。例えば、複数のNMOSデバイスを形成するためのポリシリコンの4つのトラックが、それらの複数の領域のいずれかと、トランジスタ領域350および351(例えば、トライゲートパターンのフィン)とにより形成され得る。SRAM Vssは領域307により形成され得る。同様に、n型拡散層312は、連続層内に領域314、316、317、318および320を含む複数の異なる領域を有する。例えば、複数のNMOSデバイスを形成するためのポリシリコンの4つのトラックが、それらの複数の領域のいずれかと、トランジスタ領域356および357とにより形成され得る。SRAM Vssは領域317により形成され得る。
【0013】
レイアウト300はまた、連続層内に領域324、326、328を含む複数の異なる領域を有するp型拡散層322を含む。例えば、複数のPMOSデバイスを形成するためのポリシリコンの4つのトラックが、それらの領域のいずれかと、トランジスタ領域353(例えば、トライゲートパターンのフィン)とにより形成され得る。SRAM Vccは、領域324および328により形成され得る。同様に、p型拡散層330は、連続層内に領域331、332および334を含む複数の異なる領域を有する。例えば、複数のPMOSデバイスを形成するためのポリシリコンの4つのトラックが、それらの複数の領域のいずれかと、トランジスタ領域354とにより形成され得る。SRAM Vccは、領域331および334により形成され得る。トランジスタ層は、トライゲートパターンの複数のフィンになり得る領域350−357を含む。レイアウト300は複数のNMOSデバイスおよびPMOSデバイスを形成すべく連続する拡散層を有し、これが歩留りの向上をもたらす。トランジスタ領域350−357による論理トランジスタパターンは再利用される。当該レイアウトはまた、拡散の凹凸を排除することによって複雑さを低減した。
【0014】
図4は、一実施形態による、デュアルポートSRAMセルのメモリセル回路(例えば、ビットセル)の第1の金属層(メタル1)および第1のビア層のレイアウト400を図示する。レイアウト400は、領域422および424を含む複数の異なるビア領域を有するビア層420を含む。第1の金属層410は、領域412および414を含む複数の異なるメタル1領域を含む。明瞭なJ字型の金属パターンが、プロセスのロバスト性のために、全てのビアがメタル1に自己整合されることを保証する複数の設計ルール内で形成される。
【0015】
図5は、一実施形態による、デュアルポートSRAMセルのメモリセル回路(例えば、ビットセル)の第1の金属層(メタル1)および第2の金属層(メタル2)のレイアウト500を図示する。レイアウト500は複数の異なる金属領域を有する第1の金属層520を含む。第2の金属層503は、領域BL A504、BL B506、Vcc508、BL A510、およびBL B512を含む複数の異なるメタル2領域を含む。第1のポート(ポートA)のメタル2の複数のビット線は、Vcc508により第2のポート(ポートB)のメタル2の複数のビット線から隔離される。
【0016】
図6は、一実施形態による、デュアルポートSRAMセルのメモリセル回路(例えば、ビットセル)の第3の金属層(メタル3)のレイアウト600を図示する。レイアウト600は、領域WL B628、WL B626、Vss624、WL A624、WL A622、WL A620、Vss618、WL B616、WL B614、およびVss612を含む複数の異なる金属領域を有する第3の金属層520を含む。一実施形態において、WL A620、Vss618、およびWL B616はメモリセル回路の第3の金属層610を例示する。4トラックポリシリコンセルは、2ポリシリコントラックセルより幅広のメタル3を可能にする。2トラックセルと比較して4トラックセルは、より幅広のスペーシングに起因するより低いワード線抵抗、およびより低いワード線容量を有し、より少ない数のリピータしか必要とせず、これが隔離性能に対して回路面積および遅延を低減し、ポートとポートの中間にVssを有することによってポート間のワード線の隔離を可能にし、Vssグリッドのロバスト性を増加させる。
【0017】
図7は、一実施形態による、コンピューティングデバイス1200を図示する。コンピューティングデバイス1200はボード1202を収容する。ボード1202は、限定はされないが、プロセッサ1204および少なくとも1つの通信チップ1206を含むいくつかの構成要素を含み得る。プロセッサ1204は、ボード1202に物理的および電気的に結合される。いくつかの実装において、少なくとも1つの通信チップ1206もまた、ボード1202に物理的および電気的に結合される。さらなる複数の実装において、通信チップ1206はプロセッサ1204の一部である。
【0018】
それの複数の用途に依存して、コンピューティングデバイス1200は、ボード1202に物理的および電気的に結合され得る、またはされ得ない複数の他の構成要素を含み得る。これらの他の構成要素は、揮発性メモリ(例えば、DRAM1210)、不揮発性メモリ(例えば、ROM1212)、複数のメモリセル回路(例えば、メモリセル回路200)の1または複数のアレイを備えるSRAM1212、フラッシュメモリ、グラフィクスプロセッサ1220、デジタル信号プロセッサ、暗号プロセッサ、チップセット1222、アンテナ1224、ディスプレイ、タッチスクリーンディスプレイ1226、タッチスクリーンコントローラ1228、バッテリ1230、オーディオコーデック、ビデオコーデック、パワーアンプ1232、全地球測位システム(GPS)デバイス1234、コンパス1236、加速度計、ジャイロスコープ、スピーカ1240、カメラ1250、および大容量記憶装置(ハードディスクドライブ、コンパクトディスク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、その他など)を含むが、限定はされない。
【0019】
通信チップ1206は、コンピューティングデバイス1200へ、およびコンピューティングデバイス1200からの、データの転送のための無線通信を可能にする。「無線」という用語およびその複数の派生語が、非固体媒体を通じて、変調された電磁放射を使用することによってデータを通信し得る、複数の回路、複数のデバイス、複数のシステム、複数の方法、複数の技術、複数の通信チャネル、その他を記載すべく用いられ得る。当該用語は、関連する複数のデバイスがいずれの電線も含まないことを暗示しているわけではないが、いくつかの実施形態においては含み得ない。通信チップ1206は、限定はされないが、Wi−Fi(IEEE802.11系統)、WiMAX(IEEE802.16系統)、IEEE802.20、ロングタームエボリューション(LTE)、Ev−DO、HSPA+、HSDPA+、HSUPA+、EDGE、GSM(登録商標)、GPRS、CDMA、TDMA、DECT、Bluetooth(登録商標)、それらの派生物、ならびに、3G、4G、5G、およびそれ以降の世代として指定されるあらゆる他の無線プロトコル、を含むいくつかの無線規格または無線プロトコルのうちのいずれかを実装してよい。コンピューティングデバイス1200は複数の通信チップ1206を含み得る。例えば、第1の通信チップ1206は、Wi−FiおよびBluetooth(登録商標)などの複数の短距離無線通信に専用化され得て、第2の通信チップ1206は、GPS、EDGE、GPRS、CDMA、WiMAX、LTE、Ev−DO、およびその他のものなどの長距離無線通信に専用化され得る。
【0020】
コンピューティングデバイス1200のプロセッサ1204は、プロセッサ1204内にパッケージングされた集積回路ダイを含む。本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサの集積回路ダイは、本発明の複数の実装に従って形成される1または複数のメモリセル回路を含む。「プロセッサ」という用語は、複数のレジスタおよび/またはメモリからの電子データを処理して、その電子データを、複数のレジスタおよび/またはメモリに格納され得る他の電子データへと変換する任意のデバイスまたはデバイスの一部分を指し得る。
【0021】
通信チップ1206はまた、通信チップ1206内にパッケージングされる集積回路ダイも含む。本発明の別の実施形態に従って、通信チップの集積回路ダイは、本発明の複数の実装に従って形成される1または複数のメモリセル回路を含む。
【0022】
さらなる複数の実施形態において、コンピューティングデバイス1200内に収容される別の構成要素は、本発明の複数の実装に従って形成される1または複数のメモリセル回路を含む集積回路ダイを含み得る。
【0023】
様々な実装において、コンピューティングデバイス1200は、ラップトップ、ネットブック、ノートブック、ウルトラブック、スマートフォン、タブレット、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ウルトラモバイルPC、携帯電話、デスクトップコンピュータ、サーバ、プリンタ、スキャナ、モニタ、セットトップボックス、エンターテイメントコントロールユニット、デジタルカメラ、携帯音楽プレーヤ、またはデジタルビデオレコーダであり得る。さらなる複数の実装において、コンピューティングデバイス1200はデータを処理する任意の他の電子デバイスであり得る。
【0024】
以下の複数の例は、さらなる複数の実施形態に関する。例1は、メモリセル回路の複数の状態を格納するための一対の交差結合されたインバータと、当該一対の交差結合されたインバータに結合される複数のアクセスデバイスと、を含む、データを格納するためのメモリセル回路である。当該複数のアクセスデバイスは、当該一対の交差結合されたインバータへのアクセスを提供する。当該メモリセル回路はまた、当該一対の交差結合されたインバータに結合される一組の電気的に非活性なp型金属酸化物半導体(PMOS)デバイスを含む。当該一対の交差結合されたインバータの一部分と組み合わせた当該一組の電気的に非活性なPMOSデバイスは、メモリセル回路のための連続するp型拡散層を可能にする。例2において、当該電気的に非活性なPMOSデバイスは当該p型拡散層の密度を高める。例3において、少なくとも1つのアクセスデバイスの寸法は、当該メモリセル回路の高さを増加させることなく限界まで増大される。読み出しアシストは少なくとも1つのアクセスデバイスの当該寸法の増加と併せて用いられ得る。例4において、例1−3のいずれかの主題は、4つのPMOSデバイスを含む当該一組の電気的に非活性なPMOSデバイスを任意に含み得る。例5において、例1−4のいずれかの主題は、当該複数のアクセスデバイスに結合される、第1のポートのビット線および第2のポートのビット線を任意に含み得る。当該複数のビット線は、読み出し動作および書き込み動作中に当該一対の交差結合されたインバータにデータを転送する。例6において、例5の主題は、当該一対の交差結合されたインバータに結合されるVcc線を任意に含み得る。当該Vcc線は、当該第2のポートの当該ビット線から当該第1のポートの当該ビット線を隔離する。例7において、例6の主題は、当該複数のアクセスデバイスのうちの少なくとも1つに結合される第1のポートのワード線と、当該複数のアクセスデバイスのうちの少なくとも1つに結合される第2のポートのワード線と、を任意に含み得る。当該複数のワード線は当該複数のアクセスデバイスを制御する。当該メモリセル回路は、当該第2のポートの当該ワード線からの当該第1のポートの当該ワード線の隔離を提供する4つのポリシリコントラックを含み得る。例8において、例1−7のいずれかのメモリセル回路は、デュアルポート非同期SRAMセルを含む。
【0025】
例9は、データを格納する装置であり、当該装置は、複数のp型金属酸化物半導体(PMOS)デバイスおよび複数のn型金属酸化物半導体(NMOS)デバイスを有する当該装置の複数の状態を格納するための手段を含む。当該装置はまた、当該装置へのアクセスを提供するための手段と、一組の電気的に非活性な複数のPMOSデバイスであって、当該装置の当該複数のPMOSデバイスのための連続するp型拡散層を可能にする一組の電気的に非活性な複数のPMOSデバイスを含む。例10において、当該電気的に非活性な複数のPMOSデバイスは、当該p型拡散層の密度を高める。例11において、例9の主題は、少なくとも2つのPMOSデバイスを含む当該一組の電気的に非活性なPMOSデバイスを任意に含み得る。例12において、例9−11のいずれかの主題は、当該NMOSデバイスおよび当該PMOSデバイスのうちの少なくとも1つに結合される第1のポートのビット線と、当該NMOSデバイスおよび当該PMOSデバイスのうちの少なくとも1つに結合される第2のポートのビット線と、を任意に含み得る。当該複数のビット線は、読み出し動作および書き込み動作中に当該PMOSデバイスおよび当該NMOSデバイスにデータを転送する。例13において、例9−12のいずれかの主題は、当該装置に電力を供給し、かつ当該第2のポートの当該ビット線から当該第1のポートの当該ビット線を隔離する、Vcc線を任意に含み得る。例14において、例9−13のいずれかの主題は、当該NMOSデバイスおよび当該PMOSデバイスのうちの少なくとも1つに結合される第1のポートのワード線と、当該NMOSデバイスおよび当該PMOSデバイスのうちの少なくとも1つに結合される第2のポートのワード線と、を任意に含み得る。当該複数のワード線は、当該装置へのアクセスを提供するための手段を制御する。当該装置へのアクセスを提供するための当該手段は、当該第2のポートの当該ワード線からの当該第1のポートの当該ワード線の隔離を提供する4つのポリシリコントラックを含む。
【0026】
例15は、プロセッサと、当該プロセッサに結合される通信チップと、それぞれがデータを格納するための複数のメモリセル回路を含む1または複数のアレイと、を含むコンピューティングデバイスである。各メモリセル回路は、当該各メモリセル回路の複数の状態を格納するための一対のインバータと、当該一対のインバータに結合される複数のアクセスデバイスと、を含む。当該複数のアクセスデバイスは、当該一対の交差結合されたインバータへのアクセスを提供する。当該各メモリセル回路はまた、当該一対のインバータに結合される一組の電気的に非活性なp型金属酸化物半導体(PMOS)デバイスを含む。当該一組の電気的に非活性なPMOSデバイスは、当該各メモリセル回路のための連続するp型拡散層を可能にする。例16において、当該電気的に非活性なPMOSデバイスは当該p型拡散層の密度を高める。例17において、少なくとも1つのアクセスデバイスの寸法は、対応するメモリセル回路の高さを増加させることなく限界まで増大される。読み出しアシストは少なくとも1つのアクセスデバイスの当該寸法の増加と併せて用いられ得る。例18において、例15の主題は、4つのPMOSデバイスを含む、当該一組の電気的に非活性なPMOSデバイスを任意に含み得る。例19において、例15−18のいずれかの主題は、当該複数のアクセスデバイスに結合される、第1のポートのビット線および第2のポートのビット線を任意に含み得る。当該複数のビット線は、読み出し動作および書き込み動作中に当該一対の交差結合されたインバータにデータを転送する。例20において、例15−19のいずれかの主題は、当該一対の交差結合されたインバータに結合されるVcc線を任意に含み得る。当該Vcc線は、当該第2のポートの当該ビット線から当該第1のポートの当該ビット線を隔離する。例21において、例15−20のいずれかの主題は、当該複数のアクセスデバイスのうちの少なくとも1つに結合される第1のポートのワード線と、当該複数のアクセスデバイスのうちの少なくとも1つに結合される第2のポートのワード線と、を任意に含み得る。当該複数のワード線は当該複数のアクセスデバイスを制御する。少なくとも1つのメモリセル回路は、当該第2のポートの当該ワード線からの当該第1のポートの当該ワード線の隔離を提供する4つのポリシリコントラックを含み得る。例22において、例15−21のいずれかの少なくとも1つのメモリセル回路は、デュアルポート非同期SRAMセルを含む。
【0027】
説明および特許請求の範囲における「第1」、「第2」、「第3」、「第4」、などの用語は、それらがある場合、同様の複数の要素間の区別のために用いられ、必ずしも特定の順次的または経時的な順序の説明に用いられるものではない。そのように用いられるそれらの用語は、本明細書において説明される本発明の複数の実施形態が、例えば、本明細書において例示または説明されたもの以外の順序での動作が可能であるように、複数の適切な状況下で交換可能であることを理解されたい。同様に、方法が、一連の段階を備えるように本明細書において説明される場合、本明細書において提示されるそのような複数の段階の順序は、必ずしも、そのような複数の段階が実行され得る唯一の順序なのではなく、述べられた複数の段階のいくつかは場合によっては省略され得て、かつ/または、本明細書において説明されない特定の他の複数の段階が場合によっては当該方法に追加され得る。さらに、「備える」、「含む」、「有する」、およびそれらのあらゆる変形などの用語は、複数の要素のリストを備えるプロセス、方法、物品、または装置が、必ずしもそれらの要素に限定されず、しかし、明確に列挙されない、または、そのようなプロセス、方法、物品、または装置に固有の、複数の他の要素を含み得るように、非排他的な包含範囲を網羅することが意図される。
【0028】
説明および特許請求の範囲における「左」、「右」、「前」、「後」、「上部」、「底部」、「上」、「下」などの用語は、それらがある場合、説明する目的のために用いられるのであって、必ずしも不変の相対的位置を説明しているのではない。そのように用いられるそれらの用語は、本明細書において説明される本発明の複数の実施形態が、例えば、本明細書において例示または説明されたもの以外の向きでの動作が可能であるように、複数の適切な状況下で交換可能であることを理解されたい。本明細書において用いられるような「結合される」という用語は、電気的または非電気的に、直接的または間接的に接続されることと定義される。互いに「隣接」する、と本明細書において説明される複数の物体は、その文言が用いられる文脈に応じて、互いに物理的接触があるか、互いに近接しているか、または、互いに同一の一般的領域または区域にあるか、であり得る。本明細書において「一実施形態において」という文言が使用されるとき、必ずしも全てが同一の実施形態を指すわけではない。
【0029】
本発明は、特定の実施形態を参照して説明されてきたが、本発明の趣旨または範囲から逸脱することなく様々な変更が成され得ることを当業者らは理解するであろう。従って、本発明の複数の実施形態の開示は、本発明の範囲の例示であることが意図されるのであって、限定することが意図されるのではない。意図されることは、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって必要とされる範囲だけに限定される、ということである。例えば、本明細書において説明される複数のエネルギー貯蔵装置と、関連する複数の構造および複数の方法は、様々な実施形態において実装され得て、これらの実施形態のうちのいくつかについての上述の説明は、必ずしも全ての可能な実施形態の完全な説明を示すわけではない、ということが、当業者には容易に明らかとなるであろう。
【0030】
さらに、複数の利点、他の複数の有利な点、および複数の問題に対する複数の解決法が、複数の特定の実施形態に関して説明されてきた。任意の利点、有利な点、または解決法を生じさせる、またはより明白なものにさせる、複数の利点、複数の有利な点、複数の問題に対する複数の解決法、および任意の要素または複数の要素は、しかしながら、特許請求の範囲のいずれかまたは全ての、重要な、必要な、または不可欠な複数の特徴または複数の要素と解釈されるべきではない。
【0031】
さらに、本明細書において開示される複数の実施形態および複数の限定事項は、それらの複数の実施形態および/または複数の限定事項が、(1)特許請求の範囲において明確には特許請求されず、かつ(2)均等論の下での特許請求の範囲における複数の明確な要素および/または複数の限定事項の複数の均等物であるか、またはそれらである可能性がある場合、発明の公開の原則の下、公衆に捧げられるものではない。