特許6553507IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

再生医療の技術分野に関し、具体的には、動物由来の生体組織を脱細胞化させた組織(脱細胞化生体組織)を粉砕した粒子状脱細胞化組織、フィブリノゲン、及びトロンビンを含むハイブリッドゲル、およびその利用方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

このように粒子状脱細胞化組織は、移植片の拒絶反応もなく、疾患部位の再生・治癒に有用であることが示されているが、より完全なものにするには以下の点が望まれる。すなわち、再生・治癒に関わる患者由来または導入した細胞が、標的部位に集まり、または標的部位の成熟細胞が脱分化し、これらの細胞が増殖し、分化・再分化する行程が速やかに遂行される足場であること;または粒子状脱細胞化組織で再構築された組織・器官が速やかに宿主に適合し機能すること;標的部位へ容易に適用され、その部位で迅速にゲル化し、確実に留置すること;加えて集積した細胞への栄養供給を行うための微細血管を早期に誘導し、前述の効果を促進させてより効果的な組織再生を促すこと。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

これらの課題を解決するために本発明者らは鋭意検討を行った結果、脱細胞化生体組織に由来する粒子とフィブリン糊を組み合わせて細胞や疾患モデル動物へ適用した場合、(1)心臓由来細胞では心筋細胞への分化及び拍動等の機能獲得が見出され、(2)心筋梗塞モデルでは心臓の壁厚が薄くなることを抑制する効果や血管新生効果が確認され、(3)神経前駆細胞では樹状突起の形成誘導/神経突起の伸長作用が見出され、(4)皮・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明のハイブリッドゲルは、幹細胞の分化や機能獲得を促進する効果、各種疾患に対する治療効果を有する。より具体的には、(1)心臓由来細胞が心筋細胞への分化及び拍動等の機能を獲得する効果、(2)心筋梗塞後に心臓壁が薄くなることを抑制する効果や血管新生効果、(3)神経前駆細胞が樹状突起の形成能または神経突起の伸長能を獲得する効果、(4)皮膚凍傷後に凍傷部位の拘縮発生を抑制し組織再生を促進する効果が例示される。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】心筋梗塞モデルラットの未処理の結果を示す。

【図2】フィブリン糊を心筋梗塞モデルラットへ適用した結果を示す。

【図3】フィブリン糊を心筋梗塞モデルラットへ適用した結果を示す。

【図4】ハイブリッドゲルを心筋梗塞モデルラットへ適用した結果を示す。

【図5】ハイブリッドゲルを心筋梗塞モデルラットへ適用した結果を示す。

【図6】梗塞部の新生血管数の計測結果を示す。

【図7】神経前駆細胞に対する樹状突起の形成誘導作用を評価した結果を示す。

【図8】神経前駆細胞の神経細胞への分化を評価した結果を示す。

【図9】皮下での血管新生誘導能を評価した結果を示す。

【図10】凍傷部位での皮膚組織再生を評価した結果を示す。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

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