(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1Aから
図1Dを参照すると、底部開口ポッド30が、本開示の実施形態にしたがって示されている。底部開口ポッド30は、密閉チャンバー31を画定するように協働するハウジング32および底部ドア34を含む。1対のカセット36が、底部開口ポッド30の底部ドア34のカバープレート35に連結されており、カバープレート35は、装着面33を含む。カセット36は、中心軸線37をそれぞれ画定している。いくつかの実施形態では、カセット36は、カセット36を底部ドア34に磁気的に連結するための磁気カップリングエレメント38をそれぞれ含む。それぞれのカセット36は、複数の貯蔵エレメント40の貯蔵のために構成されており、複数の貯蔵エレメント40は、前方面41をそれぞれ含む。貯蔵エレメント40は、さまざまなアイテムのいずれかであることが可能である。典型的に、貯蔵エレメント40は、トレイ(たとえば、生命培養トレイ)または半導体基板などのような、ロボットによりハンドリングされるアイテムであるが、一般的に、カセットの中に装着することにつながる任意の貯蔵コンポーネントまたはデバイスであることが可能である。
【0019】
さまざまな実施形態では、ハウジング32は、円形フランジ48から延在するシェル部分45を含み、円形フランジ48は、底部ドア34を取り囲む。円形シール部材50が、円形フランジ48の内周部47に連結されている。円形シール部材50は、リップ部分49を含むことが可能であり、リップ部分49は、底部ドア35の円形側面51に係合し、ハウジング32と底部ドア34との間に気密シールを提供する。さまざまな実施形態では、円形シール部材50は、V字形状またはY字形状の断面を画定している。機能的に、円形のシーリング配置は、典型的に、たとえば、実質的に正方形または長方形のシーリング配置よりも信頼性の高いシールを提供する。
【0020】
さまざまな実施形態では、底部開口ポッド30の構築材料は、ポリエチレンテレフタレートグリコール(PETG)、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、および3Dプリンターによるポリカーボネートを含む。特定の実施形態では、底部開口ポッド30は、過酸化水素などのような無菌殺菌ガスとの適合性のために構成されている。過酸化水素に適合性がある構築材料は、アルミニウム、ポリプロピレン、および高密度ポリエチレン(HDPE)を含む。
【0021】
さまざまな実施形態では、ハウジング32は、1対の手動ハンドル43と、ロボット用フランジ53とを含む。いくつかの実施形態では、シェル部分45は、円形フランジ48から別々に形成され得、コンポーネントは、締結具を使用して一緒に組み立てられ得る。同様に、ロボット用フランジ53およびハンドル43は、締結具によってシェル部分45に取り付けられ得る。他の実施形態では、シェル部分45および円形フランジ48は、それに取り付けられるハンドルおよびロボット用フランジと一体になっていることが可能である。いくつかの実施形態では、シェル、ベース、ハンドル、およびロボット用フランジは、すべて、射出成形などによって、一体に形成されている。
【0022】
ハウジング32は、一般的に、上部壁部472、閉じた前方側部474、平坦な前方壁部476、閉じた側部478、479、アーチ形の側壁部480、481、閉じた後方側部482、および、平坦な後方壁部483を備える、閉じた上部470を有する。外向きに突出する構造体486が、手動ハンドル43を取り付けるためのショルダー部488を備えた取り付け構造体を提供する。ハウジング32の円形フランジ48は、ドアフレーム492およびドア開口部494を提供する。底部ドア34は、スチールまたは他の鉄を含有する材料のアーチ形のプレート495を有することが可能であり、それは、ロードポートドアの中の電磁石に引き付けるためのアーマチャー(armature)496としての役割を果たす。円形アーマチャー496を円形シール部材50に近接させることは、底部ドア34の固定性および気密性を促進させることが可能である。円形アーマチャー496の機能についての議論が、米国仮特許出願第62/175,823号に見出され、それは、同様に本出願の出願人によって所有されており、その開示は、その中に含有されている表現の定義および特許請求の範囲を除いて、その全体が参照により本明細書に組み込まれている。
【0023】
図1Dに示されているように、底部ドア34は、3つのラッチ部材508を備えたラッチメカニズム506を含むことが可能であり、3つのラッチ部材508は、底部ドア34の周囲部から延在し、ドアフレーム492の上にラッチ係合し、底部ドア34をその中に固定する。ラッチメカニズム506は、オートメーションとインターフェースをとるためのロボット用ハンドル507を含むことが可能である。底部ドア34は、ピン凹部または開口部509を画定する構造体を有することが可能であり、それは、前記ロードポートと底部ドア34との間の適正なアライメントのために、ロードポートドアの上の構造体と協働する。円形フランジ48は、外周切り欠き部または開口部502を画定することが可能であり、それは、底部開口ポッド30とロードポートの適正なアライメントを促進させるように、ロードポートの上の突き出し部に対応している。
【0024】
図2を参照すると、底部ドア34が、本開示の実施形態にしたがって、カセット36とともに示されている。底部ドア34は、磁気カップリングエレメント38と磁気的に連結する磁気カップリングエレメント42を含む。カセット36または底部ドア34の磁気カップリングエレメント38または42のいずれかが、それぞれ、底部ドア34またはカセット36とそれぞれ磁気的に連結されているときに、磁気カップリング46を発生させる磁気カップラー44(
図6)が画定される。すなわち、磁気カップラー44は、
図2に示されているように、たとえば、底部ドア34の磁気カップリングエレメント42に磁気的に連結されるカセット36の磁気カップリングエレメント38を含むことが可能である。より一般的には、磁気カップラー44は、底部ドア34およびカセット36のそれぞれの上にあるエレメントを含み、それらは、互いに極めて近接するときに磁気的に連結される。したがって、いくつかの実施形態では、磁気カップリングエレメント38または42のうちの一方は、鉄またはスチールなどのような磁気材料を含むが、他方は、永久磁石などのような磁化された材料を含む。他の実施形態では、磁気カップリングエレメント38および42の両方が、磁化された材料を含む。
【0025】
代替的に、底部ドア34およびカセット36のうちの一方が、磁気材料から作製されるか、または、磁気的な層を含み、相補的な磁気カップリングエレメント36または42が、磁化された材料を含む。これらの実施形態では、磁気カップラー44は、(磁化された)カップリングエレメント38または42と(磁気的な)底部ドア34またはカセット36との間に磁気カップリング46を発生させ、磁気カップラー44を画定する。
【0026】
いくつかの実施形態では、底部ドア34は、突出部54などのようなアライメント構造体52を含み、アライメント構造体52は、カセット36の上の切り欠き部58などのような相補的なアライメント構造体56に係合する。また、示されている実施形態では、底部ドア34は、センタリング構造体62を含み、センタリング構造体62は、底部ドア34の装着面33から上向き方向60に(すなわち、
図1Aのr−θ−z座標系のz軸の方向に)突き出ている。示されている実施形態では、センタリング構造体62は、内径66を有するセンタリングリング64であり、内径66は、カバープレート35の装着面33を通して開口部68を画定している。
【0027】
機能的に、磁気カップラー44は、クリーンルームなどのような製造環境の中での通常のハンドリングの間に、底部開口ポッド30の通常のハンドリングの間に、カセット36を保持するのに十分な力で、底部ドア34の装着面33に対するカセット36の位置合わせを維持する。アライメント構造体52、56は、底部ドア34に磁気的に連結されるときに、カセット36の配向を提供する。センタリング構造体62は、カセット36のベースプレート76の装着面74の上に画定されている凹部72(
図3および
図6)と嵌合するように寸法決めされ得る。
【0028】
さまざまな実施形態では、カセット36は、底部ドア34に手動で装着される。カセット36は、上端部78の近くを把持され、底部ドア34の上方に吊り下げられ、カセット36の磁気カップリングエレメント38が、底部ドア34の磁気カップリングエレメント42とおおよそアライメント状態になるようになっている。カセット36は、その中心軸線37の周りに回転させられて適正なアライメントになり、底部ドア34の上に低下させられ、磁気カップリングエレメント38および42が磁気的に連結され、それによって、磁気カップラー44を画定するようになっている。下記に議論されているさまざまな実施形態は、カセット36の回転アライメントのセンタリングおよびキーイング(keying)を支援するための方式を含む。
【0029】
1つの実施形態では、底部開口ポッド30の内容物の現場でのハンドリングの間に、たとえば、クリーンルーム環境の中での移送およびロボット操作の間に、磁気カップラー44によって発生させられる保持力は、カセット36を適切な場所に保持するのに十分になっている。磁気カップラーによって発生させられる保持力の非限定的な範囲は、境界値も含めて1重量ポンド(lbf)から60lbfの範囲にある。(ここでは、「境界値も含めて」と言われることとなる範囲は、述べられている範囲の端点の値を含む。)いくつかの実施形態では、保持力は、境界値も含めて1lbfから20lbfの範囲にある。いくつかの実施形態では、保持力は、境界値も含めて5lbfから20lbfの範囲にある。いくつかの実施形態では、保持力は、境界値も含めて10lbfから20lbfの範囲にある。
【0030】
保持力は、たとえば、カセット36の上部の近くに横方向の解放力F(
図1A)を印加することによって、打ち負かされ得る。カセット36の高さによって提供される機械的な利点は、磁気カップラー44によって発生させられる保持力よりも解放力Fが実質的に小さくなることを可能にする。いくつかの実施形態では、必要とされる解放力Fは、解放の方向に底部ドア34を傾け、それによって、重力を利用することによって、さらに低減され、カセット36の解放を支援することが可能である。
【0031】
両方の磁気エレメント38および42が磁化されている実施形態に関して、磁気エレメント38および42は、自動アライメントするように構成され得る。たとえば、カセット36の(磁化されている)磁気エレメント38は、横方向の平面(すなわち、
図1Aのr−θ−z座標系のr−θ平面)の上に存在する対向する北極および南極(N極およびS極)を有するように構成され得る。また、底部ドア34の(磁化されている)磁気エレメント42は、このように構成されているが、カセット36および底部ドア34が適正なアライメント状態になっているときに、磁気エレメント42が磁気エレメント38に対して180度配向されるように配置されている。この配置は、
図6に示されており、
図6は、アライメント状態の対向するN極およびS極を示している。
【0032】
機能的に、磁気エレメント38および42が互いに近接しており(たとえば、カセット36を底部ドア34に装着している間など)、磁気エレメント38および42の対向するN極およびS極がアライメント状態になっていないときには、そのような配置は、回転付勢力を生成させることとなる。磁気エレメント38および42の対向するN極およびS極が整合させられたときに、回転付勢は、効果的に止まることとなる。したがって、この配置は、運転要員またはロボットマニピュレーターが底部ドア34の上でカセット36を配向させることを支援することが可能である。
【0033】
図3から
図6を参照すると、磁気エレメント38および42は、本開示の実施形態にしたがって、永久磁石アッセンブリ80の一部として含まれ得る。さまざまな実施形態では、カセット36aのベースプレート76aは、段差付きのオリフィス構造体82を含み、ベースプレート76aは、装着面74aを有している。本明細書では、カセット、ベースプレート、および装着面は、集合的にまたは総称的に、カセット36、ベースプレート76、および装着面74と称されており、特定の構築のカセット、ベースプレート、および装着面は、文字の添え字がその後に続く参照数字36、76、および74によってそれぞれ表されている(たとえば、カセット36a、ベースプレート76aおよび装着面74a)。
【0034】
ベースプレート76aの段差付きのオリフィス構造体は、第1のボア84および第1のショルダー部86、ならびに、第2のボア88および第2のショルダー部92を画定しており、第2のボア88は、第1のボア84よりも小さい直径のものである。段差付きのオリフィス82は、第3のボア94をさらに画定しており、第3のボア94は、装着面74aの上に開口部95を画定することが可能である。開口部95は、底部ドア34のセンタリング構造体62を受け入れるように形状決めおよび寸法決めされ得る。1つの実施形態では、開口部95は、センタリングリング64を受け入れるように寸法決めされた直径96を画定している。
【0035】
図は、装着面33および74の上に露出されているものとしてさまざまな磁気エレメントを示しているが、磁気エレメントが露出されていない実施形態も企図される。カップリングがそれを通して行われる材料が非磁気的なものである場合にも、磁気エレメントは、依然として、カバープレート33およびベースプレート76を通してカップリングを提供することが可能である。たとえば、アルミニウム、ステンレス鋼、またはさまざまなポリマー材料から作製されたカバープレート33およびベースプレート76は、それを通した磁気カップリング46を可能にする。
【0036】
示されている実施形態では、永久磁石102が、段差付きのオリフィス82の中に配設されており、第2のショルダー部92の上に着座させられている。第3のボア94は、永久磁石と協働し、凹部72を画定している。プラグまたはリテイナーカバー104が、段差付きのオリフィス82の中に挿入され、第2のボアの中に永久磁石102を捕らえている。リテイナーカバー104は、たとえば、圧入、ボンディング、溶接、ねじ込み式の係合、または、締結具を使用することなど、技術者が利用可能なさまざまな方式で、第1のボア84および/または第1のショルダー部86に連結され得る。示されている実施形態では、段差付きのオリフィス82は、永久磁石102がベースプレート76aの装着面74aに極めて近接するように配置されている。
【0037】
また、さまざまな実施形態では、底部ドア34のカバープレート35aは、永久磁石106を収容するための段差付きのオリフィス108を画定することが可能である。1つの実施形態では、段差付きのオリフィス108は、段差付きのオリフィス82と同じ特性および属性を含み、それらは、同じ付番の参照数字によって、
図6に示されている。また、
図6の段差付きのオリフィス108は、段差付きのオリフィス82に対して逆さまの配向になっており、永久磁石106がカバープレート35aの装着面33aに極めて近接するようになっている。それぞれの装着面74aおよび33aに極めて近接して永久磁石102および106を位置付けすることによって、磁気カップラー44の強度が強化される。本明細書では、カバープレートおよびそれらの装着面は、集合的にまたは総称的に、カバープレート35および装着面33と称されており、特定の構築のカバープレートおよび装着面は、文字の添え字がその後に続く参照数字35および33によってそれぞれ表されている(たとえば、装着プレート33aを備えたカバープレート35a)。
【0038】
図7から
図9を参照すると、カセット36aの詳細が、本開示の実施形態にしたがって示されている。示されている実施形態では、カセット36aは、ベースプレート76a、対向するサイドフレーム122、および、カセット36aの上部におけるクロス部材124を含む。複数の装着フィーチャー126が、サイドフレーム122の上に配設されており、カセット36aの内部に向けて突き出ている。また、複数の保持フィーチャー128が、複数の装着フィーチャー126のそれぞれに対して1つずつ、サイドフレーム122の上に配設されており、また、カセット36aの内部に向けて突き出ている。
【0039】
さまざまな実施形態では、装着フィーチャー126は、装着部分132と、テーパー付きの部分または引き込み部分134とを含む。示されている実施形態では、装着部分132は、円筒形状であり、上側縁部136を画定しており、引き込み部分134は、切頭円錐形状であり、テーパー付きの表面138を画定しており、テーパー付きの表面138は、サイドフレーム122におけるより大きい直径のベース142から、引き込み部分134と装着部分132との間の接合部におけるよりも小さい直径の接合部144へ延在している。
【0040】
示している実施形態に関して、装着フィーチャー126は、4つからなるグループで配置されている。4つからなる例示的なグループは、
図7において、装着フィーチャー126a、126b、126c、および126dとして識別されている。4つからなる所与のグループの装着フィーチャー126a〜126dのそれぞれは、サイドフレーム122に装着されており、装着フィーチャー126a〜126dの装着部分132のそれぞれの上側縁部136が、厳しい公差内で平面146の上に存在するようになっている。所与のグループの中の装着フィーチャー126の数は、4つに限定されない。たとえば、3つの装着フィーチャー126からなるグループも企図され(内在している貯蔵アイテム40との三脚タイプの接触の形をとる)、または、5つ以上からなるグループ化も企図される。
【0041】
それぞれの保持フィーチャー128が、それぞれの装着フィーチャー126とサイドフレーム122の外側縁部148との間に、サイドフレーム122の上に配置されている。また、それぞれの保持フィーチャー128は、平面146を通して上向き方向60に延在するように位置決めされている。1つの実施形態では、装着フィーチャー126および保持フィーチャー128は、別々のアイテムであり、それらは、それに限定されないが、圧入またはねじ込み式の係合を含む、技術者が利用可能な技法を使用して、サイドフレーム122に装着される。また、一体的フィーチャーが企図され、その場合には、装着フィーチャー126および保持フィーチャー128は一体になっている。また、たとえば、成形プロセスによって、または、フィーチャーおよびサイドフレームを共通のブロックから機械加工することなどによって、装着フィーチャーおよび保持フィーチャーがサイドフレームと一体的に形成されている実施形態も企図される。
【0042】
動作時に、貯蔵アイテム40は、装着フィーチャー126の装着部分132の上に配設されている。装着フィーチャー126a〜126dの上側縁部136の平面的な関係は、装着フィーチャー126a〜126dの上に存在する貯蔵アイテム40の平面的な位置合わせを提供する。さまざまな実施形態では、対向するフレーム122の上の接合部144同士の間の横方向の距離は、接合部144と貯蔵アイテム40との間に精密な嵌め合わせを提供するように寸法決めされており、横方向152への貯蔵アイテム40の移動を制限する。装着フィーチャー126のテーパー付きの表面138は、貯蔵アイテム40を装着部分132の上に導くためのガイドとして、および、それぞれの装着フィーチャー126a〜126dの接合部144同士の間の横方向のセンタリングのためのガイドとして、作用することが可能である。平面146の中へ上方に延在する保持フィーチャー128は、貯蔵アイテム40が前方/後方方向154にシフトすることを制限する。
【0043】
底部ドア34およびハウジング32に関する候補構築材料は、それに限定されないが、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート(たとえば、PET、PETE、またはPETG)、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ならびに、アルミニウムおよび射出成形された金属などのような金属を含む。1つの実施形態では、サイドフレーム122は、二フッ化ポリビニリデン(PVDF)フィーチャー126、128を備えた鍛造アルミニウムからなる。
【0044】
図10および
図11を参照すると、カセット36bが提示されており、カセット36bは、本開示の実施形態にしたがってその上に装着されているデュアル式またはツイン式の磁気エレメント162および164を含む。磁気エレメント162および164のそれぞれは、
図4および
図5に付随して説明されている磁気エレメント38と同じ様式で、カセット36bの上に構成および装着され得る。同様に、底部ドア34のカバープレート35bは、上記に議論されているように、磁気エレメント162および164との磁気カップリング46を提供することが可能であり、互恵的なデュアル式の磁気エレメント166および168を含む。示されている実施形態では、磁気エレメント162および164は、単一のリテイナーカバー172によってベースプレート76bの中に保持されており、単一のリテイナーカバー172が、両方の磁気エレメント162および164をカバーしている。
【0045】
図12から
図16を参照すると、カセット36bを収容するための底部ドア34のカバープレート35bおよび装着面33bの構造的な詳細が、本開示の実施形態にしたがって示されている。いくつかの実施形態では、アライメント構造体52は、異なる形状のものであり、単一の回転配向に配向されるようにカセット36bを効果的にキー係合させ、カセットをチャンバー31の中に間違った配向に装着することを防止する。示されている実施形態では、アライメント構造体52のうちの第1のものは、実質的に半円形の切り欠き部58aと嵌合するための半円形の占有面積および断面を有する突出部54aである。アライメント構造体52のうちの第2のものは、細長い長方形の切り欠き部58bと嵌合するための細長い実質的に長方形の占有面積および断面を有する突出部54bである。
【0046】
さまざまな実施形態では、カバープレート35bは、一段高い面174を含む。1対の開口部176が、一段高い面174のそれぞれの上に画定され得、デュアル式の磁気エレメント166および168を露出させている。示されている実施形態では、段差付きのオリフィス構造体182が、
図6の段差付きのオリフィス構造体108に類似して、それぞれの一段高い面174の下に画定されており、カバープレート35bの後方面180からアクセス可能である。段差付きのオリフィス構造体182は、
図15および
図16に詳述されている。段差付きのオリフィス構造体182は、細長いスロット178を画定する第1のボア184と、第1のショルダー部186とを含む。細長いスロット178は、所与の一段高い面174の両方の開口部176の下に延在している。それぞれの段差付きのオリフィス構造体182は、第2のボア188と、第2のショルダー部192と、開口部176を画定する第3のボア194とをさらに画定している。
【0047】
1対のリテイナーカバー190(それぞれの細長いスロット178に対して1つ)が、それぞれの細長いスロット178の中にフィットするように形状決めおよび寸法決めされている。段差付きのオリフィス構造体182の第1のショルダー部186は、締結具198とのネジ式の係合のためのネジ穴196を画定することが可能である。それぞれのリテイナーカバー190は、貫通穴199(たとえば、皿穴)を画定することが可能であり、貫通穴199は、締結具198を収容するように寸法決めされており、また、それぞれの細長いスロット178の中にリテイナーカバー190を連結するためのネジ穴196に整合するように位置決めされている。
【0048】
機能的に、カバープレート35aの単一の磁気エレメント42と比較して、ベースプレート76bのデュアル式の磁気エレメント162および164、ならびに、カバープレート35bのデュアル式の磁気エレメント166および168は、カセット36bと底部ドア34との間に強化された磁気カップリングを提供する。また、デュアル式の磁気エレメント162、164、166、および168は、方向性のある磁気エレメントが実装されるときに、方向性のある装着特性を強化することが可能であり、アライメント構造体52および56が、冗長になるようになっており、いくつかの実施形態では、排除され得るようになっている。一段高い面174は、段差付きのオリフィス構造体182、磁気エレメント166、168、およびリテイナーカバー190の積層体を収容するために、増加した厚さの材料を提供する。
【0049】
突出部54aおよび54b、ならびに、それらの相補的な切り欠き部58aおよび58bは、適正に配向された場合にだけ、カセット36bがカバープレート35bの装着面33bに対して位置合わせされるように、寸法決めおよび位置決めされている。すなわち、所与のカセット36bが不適正に配向された場合には(たとえば、180度回転させられている場合)、突出部54aおよび54bは、切り欠き部58aおよび58bと干渉し、カセット36bがカバープレート35bの装着面33bの上に不適正な配向で存在することを防止する。
【0050】
図17から
図21を参照すると、ならびに、
図15および
図16を再び参照すると、ベースプレート76bが、本開示の実施形態にしたがって示されている。
図17から
図19は、ベースプレート76bの3方向の正投影図である。ベースプレート76bは、内部面222を有する本体部220を含み、内部面222は、カセット36bの内部に面しているので、そのように呼ばれている。内部面222の反対側には、装着面74bがあり、装着面74bは、カバープレート35bの装着面33bにインターフェース接続するように構成されている。本体部220は、周辺部224を含み、周辺部224は、カバープレート35bの突出部54aおよび54bに嵌合するための切り欠き部58aおよび58bを画定している。さまざまな実施形態では、複数のカウンターボア226が、周辺部224の対向する側部232および234に近接して画定されている。1つの実施形態では、カウンターボア226のうちの少なくともいくつかは、細長い貫通スロット228を画定している。
【0051】
いくつかの実施形態では、ベースプレート76bの装着面74bは、凹んだ面244を有する中央凹部242を画定している。1対の開口部246が、凹んだ面244の上に画定され得、磁気エレメント162および164を露出させている。示されている実施形態では、段差付きのオリフィス構造体252が、
図13の段差付きのオリフィス構造体182に類似して、それぞれの凹んだ面244の下に画定されており、ベースプレート76bの内部面222からアクセス可能である。段差付きのオリフィス構造体252は、
図16に詳述されており、段差付きのオリフィス構造体182と同じコンポーネントおよび属性を含むことが可能であり、それらは、同じ付番の参照数字によって示されている。すなわち、段差付きのオリフィス構造体252は、細長いスロット178を画定する第1のボア184と、第1のショルダー部186とを含む。細長いスロット178は、凹んだ面244の両方の開口部246の上に延在している。段差付きのオリフィス構造体252は、第2のボア188と、第2のショルダー部192と、開口部246を画定する第3のボア194とをさらに画定している。示されている実施形態では、細長いスロット178は、リテイナーカバー172を収容する。段差付きのオリフィス構造体182と同様に、段差付きのオリフィス構造体252の第1のショルダー部186は、締結具198とのネジ式の係合のためのネジ穴196を画定することが可能であり、また、貫通穴199(たとえば、皿穴)を画定することが可能であり、貫通穴199は、締結具198を収容するように寸法決めされており、また、それぞれの細長いスロット178の中にリテイナーカバー190を連結するためのネジ穴196に整合するように位置決めされている。
【0052】
機能的に、中央凹部244は、カバープレート35bの一段高い面174を収容する。いくつかの実施形態では、一段高い面174は、センタリング構造体62として作用し、中央凹部244と協働し、カセット36bを横方向にセンタリングする。カウンターボア226は、装着面33と74bとの間での締結具頭部の干渉なしに、カセット36のサイドフレーム122を締結することを可能にする。細長いスロット228は、サイドフレーム122とベースプレート76bとの間のミスアライメントを収容するような締結具の位置決めを可能にする。
【0053】
図16に示されているように、さまざまな実施形態では、磁気エレメント162、164、166、および168は、カセットが適正な配向になっている場合にだけ、磁気エレメントが互いに引き付け合うように配置されている。示されている実施形態では、磁気エレメント162、164、166、および168は、軸線方向の極性形成のために構成されており、すなわち、北極Nおよび南極Sが、上向き方向60に平行に(すなわち、
図10のr−θ−z座標系のz軸に平行に)間隔を置いて配置されるようになっている。磁気エレメント162および166は、それらのそれぞれの北極Nが上向き方向60を向いている状態で装着されており、カセット36bが適正な配向になっているときに、磁気エレメント166の北極Nが、磁気エレメント162の南極Sに隣接するようになっている。それとは対照的に、磁気エレメント164および168は、それらのそれぞれの南極Sが上向き方向60を向いている状態で装着されており、カセット36bが適正な配向になっているときに、磁気エレメント168の南極Sが、磁気エレメント164の北極Nに隣接するようになっている。
【0054】
機能的に、カセット36bが適正な配向になっているときの反対極NおよびSのアライメントは、カセット36bがカバープレート35bに磁気的に連結されることを引き起こす。仮に、カセット36bが180度回転させられた場合には、同じ極性の表面が、互いに隣接して整合させられるようになり(すなわち、磁気エレメント162および168の南極S、ならびに、磁気エレメント164および166の北極N)、したがって、磁気カップリングというよりも、カセット36bとカバープレート35bとの間に反発力を引き起こす。この配置によって、カセット36bおよびカバープレート35bは、前方/後方方向154への適正なアライメントのために磁気的にキー係合され得る。
図12の異なる形状の突出部54a、54bならびに相補的な切り欠き部58aおよび58bのアライメント構造体52および56によって提供されるキーイング配置の代わりに、または、それに加えて、磁気的なキーイング配置が実装され得る。
【0055】
図22から
図24を参照すると、コード化されたまたは相関関係のある磁気エレメント260が、本開示の実施形態にしたがって提示されており、それらは、そのカップリング面262の上に複数の北極性(north polarity)Nおよび南極性(south polarity)Sを提示しており、
図6の永久磁石102および106と代替され得る。本明細書では、「カップリング面」262は、磁気カップラー44の磁気エレメントのうちの他方に最も近い磁気エレメント260の面を表している。コード化された磁気エレメントは、本明細書では、集合的にまたは総称的に、コード化された磁気エレメント260と称されており、特定の構築のコード化された磁気エレメントは、文字の添え字がその後に続く参照数字260によって表されている(たとえば、コード化された磁気エレメント260a)。そのようなコード化されたまたは相関関係のある磁気エレメント260は、Fullertonらによる米国特許第8,395,467号、および、http://wvvw.amazingmagnets.com/c−160−aling−polymagnets.aspx(2016年3月14日に最後に訪問された)において説明されており、その開示は、その中に含有されている表現の定義および特許請求の範囲を除いて、参照により本明細書に組み込まれている。http://www.amazingmagnets.com/c−160−aling−polymagnets.aspxにおける関連の内容は、本特許出願の付録として含まれている。そのような磁石は、たとえば、センタリングPOLYMAGNETS(登録商標)として市販されており、それは、Huntsville、Alabama、USAのCorrelated Magnetics Research,LLCによって製造されている。
【0056】
図22のコード化された磁気エレメント260aは、同心円状の円形パターン261を提示しており、同心円状の円形パターン261は、中央コア領域266を取り囲む外側環状領域264を含む。コード化された磁石260aのうちの第1のものに関して(たとえば、
図6の永久磁石102のように)、外側環状領域264は、それぞれのカップリング面262の上に北極性Nを提示しており、中央コア領域266は、それぞれのカップリング面262の上に南極性Sを提示している。コード化された磁石260aのうちの第2のものに関して(たとえば、
図6の永久磁石106のように)、外側環状領域264は、それぞれのカップリング面262の上に南極性Sを提示しており、中央コア領域266は、それぞれのカップリング面262の上に北極性を提示している。
【0057】
図23のコード化された磁気エレメント260bは、外側環状領域264と、中央コア領域266と、外側環状領域264とコア領域266との間の中間環状領域268とを含む。コード化された磁石260bのうちの第1のものに関して(たとえば、
図6の永久磁石102のように)、外側環状領域264は、それぞれのカップリング面262の上に北極性Nを提示しており、中央の中間環状領域268は、それぞれのカップリング面262の上に南極性Sを提示しており、コア領域266は、それぞれのカップリング面262の上に北極性Nを提示している。コード化された磁石260bのうちの第2のものに関して(たとえば、
図6の永久磁石106のように)、外側環状領域264は、それぞれのカップリング面262の上に南極性Sを提示しており、中央の中間環状領域268は、それぞれのカップリング面262の上に北極性Nを提示しており、コア領域266は、それぞれのカップリング面262の上に南極性Sを提示している。
【0058】
機能的に、
図22および
図23の中の対向する磁気極性の同心円状の円形パターン261は、磁気カップラー44のセンタリングアライメントを提供する。同心円状の円形パターン261は、(たとえば、
図6の永久磁石102と106との間の)磁気エレメント260a、260bを軸線方向のアライメント状態になるように促し、そこでは、磁気カップリングが最適化されることとなる。しかし、同心円状の円形パターン261は、磁気エレメント260a、260bの回転アライメントを提供しないということが留意される。すなわち、磁気エレメント260a、260bは、実質的に同じ磁気カップリング力を伴って、アライメント軸線265の周りに回転することが可能である。したがって、同心円状の円形パターン261は、センタリングされた位置にカセット36aをガイドすることを支援するが、他のフィーチャー(たとえば、装着構造体52および56)が、前方/後方方向154におけるカセット36aのアライメントを提供する。
【0059】
図24のコード化された磁気エレメント260cに関して、それぞれのカップリング面262は、中央コア領域266を取り囲む外側環状領域264を提示している。示されている実施形態では、外側環状領域264は、2つの半環状領域264aおよび264bに分割されており、中央コア領域266は、四分円領域266a、266b、266c、および266dに分割されている。コード化された磁石260cのうちの第1のものに関して(たとえば、永久磁石102のように)、半環状領域264aは、南極性Sを提示しており、半環状領域264bは、北極性Nを提示しており、直径方向に向かい合った四分円領域266aおよび266cは、南極性Sを提示しており、直径方向に向かい合った四分円領域266bおよび266dは、それぞれのカップリング面262の上に北極性Nを提示している。コード化された磁石260cのうちの第2のものは(たとえば、永久磁石106のように)、半環状領域および四分円領域の観点から、コード化された磁石260cのうちの第1のもののミラーイメージを提示しているが、逆の極性を提示している。すなわち、コード化された磁石260cのうちの第2のものに関して(たとえば、永久磁石106のように)、半環状領域264aは、北極性Nを提示しており、半環状領域264bは、南極性Sを提示しており、直径方向に向かい合った四分円領域266aおよび266cは、北極性Nを提示しており、直径方向に向かい合った四分円領域266bおよび266dは、それぞれのカップリング面262の上に南極性Sを提示している。
【0060】
機能的に、コード化された磁石260cの半環状領域および四分円領域の組み合わせは、カセット36aを、カセット36aのセンタリングに向けて付勢するだけでなく、前方/後方方向154に関して、底部ドア34についての好適な配向に向けても付勢する。カップリング面262の四分円領域266a、266b、266c、および266dは、互いから180度になっている2つの配向のいずれかに、実質的に同じ最大磁気カップリング力を発生させる。しかし、カップリング面262の半環状領域264aおよび264bは、これらの2つの配向のうちの1つだけに最適化されており、それによって、前方/後方方向154に関して示されている配向について優先することを発生させる。
【0061】
図25を参照すると、デュアル式のコード化された磁気エレメント構成280が本開示の実施形態において示されている。示されている実施形態では、たとえば、カセット36bのデュアル式の磁気エレメント162および164とカバープレート35bのデュアル式の磁気エレメント166および168のペアリングと同様に(たとえば、
図15)、デュアル式のコード化された磁気エレメント構成280は、磁気エレメント260aの2つのペア282および284を実装している。ペア282のコード化された磁石260aのうちの第1のものに関して(たとえば、
図15の永久磁石162のように)、外側環状領域264は、それぞれのカップリング面262の上に南極性Sを提示しており、中央コア領域266は、それぞれのカップリング面262の上に北極性Nを提示している。ペア282のコード化された磁石260aのうちの第2のものに関して(たとえば、
図15の永久磁石164のように)、極性は逆にされており、すなわち、外側環状領域264は、それぞれのカップリング面262の上に北極性Nを提示しており、中央コア領域266は、それぞれのカップリング面262の上に南極性Sを提示している。
【0062】
ペア284のコード化された磁石260aのうちの第1のものに関して(たとえば、
図15の永久磁石166のように)、外側環状領域264は、それぞれのカップリング面262の上に北極性Nを提示しており、中央コア領域266は、それぞれのカップリング面262の上に南極性Sを提示している。ペア284のコード化された磁石260aのうちの第2のものに関して(たとえば、
図15の永久磁石168のように)、極性は逆にされており、すなわち、外側環状領域264は、それぞれのカップリング面262の上に南極性Sを提示しており、中央コア領域266は、それぞれのカップリング面262の上に北極性Nを提示している。
【0063】
機能的に、デュアル式のコード化された磁気エレメント構成280のコード化された磁石260aは、
図22に付随して説明されているものと同じセンタリング機能を提供する。それに加えて、ペア282および284が示されている配向になっているときに、環状領域264および中央コア領域266の反対極NおよびSのアライメントは、ペア282および284の磁気カップリングが最適化されることを引き起こす。仮に、ペア282がペア284に対して180度回転させられた場合には(または、その逆も同様)、環状領域264および中央コア領域266の同じ極性の表面が、互いに隣接して整合させられるようになり(すなわち、磁気エレメント162および168の環状領域264の南極Sおよび中央コア領域266の北極N、ならびに、磁気エレメント164および166の環状領域264の北極Nおよび中央コア領域266の南極S)、したがって、磁気カップリングというよりも、ペア282とペア284との間に反発力を引き起こす。したがって、ペア282および284は、前方/後方方向154に適正な方向となるように効果的に磁気的にキー係合される。
図12のデュアル式の磁気カップリングの中へこの配置を実装することによって、カセット36bおよびカバープレート35bのさまざまな実施形態が、コード化された磁石260aの同心円状の円形パターン261によってセンタリングされることに加えて、前方/後方方向154に適正なアライメントとなるように磁気的にキー係合される。また、コード化された磁石260bなどのような他のコード化された磁石の使用も、同様の効果に関して企図される。
図12の異なる形状の突出部54a、54bならびに相補的な切り欠き部58aおよび58bのアライメント構造体52および56によって提供されるキーイング配置の代わりに、または、それに加えて、
図25の磁気的なキーイング配置が実装され得る。
【0064】
図26から
図28を参照すると、カセット36bが、本開示の実施形態にしたがって提示されている。カセット36bは、ベースプレート76bと、ベースプレート76bから上向きに延在する対向するサイドフレームアッセンブリ322とを含む。示されている実施形態では、カセット36bは、上側プレート302を含み、上側プレート302は、カセット36bの上端部304において、対向するサイドフレームアッセンブリ322に橋を架けて分離している。複数の装着フィーチャー326が、サイドフレーム122の上に配設されており、貯蔵アイテム40を支持するためにカセット36bの内部に向けて突き出ている。また、前方保持レール328および後方保持レール329が、サイドフレーム122の前方面330および後方面331の上にそれぞれ配設されており、締結具333によってそれらに固定されている。示されている実施形態では、複数の開口端形状のスロット340が、サイドフレーム122の前方面330および後方面331に近接して形成されており、前方面330および後方面331からアクセス可能になっている。開口端形状のスロット340は、高さ寸法341を画定している。
【0065】
前方保持レール328は、フランジ部分352と、フランジ部分352から延在する複数の保持フィーチャー354とを含む。フランジ部分352は、サイドフレーム122の前方面330の厚さと同じ幅356を有するように寸法決めされ得る。保持フィーチャー354は、カセット36bのそれぞれのサイドフレーム122の前方面330に近接する装着フィーチャー326と整合するように間隔を置いて配置されている。
図28に示されているように、保持フィーチャー354は、前方保持レール328の内向き面358から延在する、増加した厚さのパッド部分357を含むことが可能である。示されている実施形態では、後方保持レール329は、サイドフレーム122の後方面331から内向きに延在する均一な幅359を画定している。
【0066】
図29から
図31を参照すると、装着フィーチャー326が、本開示の実施形態にしたがって示されている。装着フィーチャー326は、装着部分332と、テーパー付きの部分または引き込み部分334とを含む。示されている実施形態では、装着部分332は、長方形形状またはブロック形状であり、上側面336を画定している。引き込み部分334は、テーパー付きの表面338を画定しており、テーパー付きの表面338は、サイドフレーム122に対して内向きおよび下向きに延在している。接合部344が、引き込み部分334と装着部分332との間に画定されている。装着フィーチャー326は、ステム部分362を含み、ステム部分362は、装着部分332の反対側に、引き込み部分334から延在している。いくつかの実施形態では、ステム部分362は、遠位端部366に配設されているフランジ部分364を含む。さまざまな実施形態では、複数のリブ368が、ステム部分362から延在している。ステム部分362は、高さ寸法372を画定している。装着フィーチャー326は、二フッ化ポリビニリデン(PVDF)を含む、射出成形された材料から構築され得る。
【0067】
図26に示されているように、装着フィーチャー326は、4つからなるグループで配置されている。4つからなる例示的なグループは、装着フィーチャー326a、326b、326c、および326dとして識別されている。4つからなる所与のグループの装着フィーチャー326a〜326dのそれぞれは、サイドフレーム122に装着されており、装着フィーチャー326a〜326dの装着部分332のそれぞれの上側面336が、所与の公差内で平面346の上に存在するようになっている。所与のグループの中の装着フィーチャー326の数は、4つに限定されない。たとえば、3つの装着フィーチャー326からなるグループも企図され(内在している貯蔵アイテム40との三脚タイプの接触の形をとる)、または、5つ以上からなるグループ化も企図される。
【0068】
組み立て時に、装着フィーチャー326は、それぞれの開口端形状のスロット340の中へスライドさせられる。さまざまな実施形態では、ステム部分362の高さ寸法372は、開口端形状のスロット340の高さ寸法341に対して大きくサイズ決めされており、装着フィーチャー326とサイドフレーム122との間に締まり嵌めを提供する。ステム部分362のガイド部分342およびフランジ部分364は、サイドフレーム122の開口端形状のスロット340の中の装着フィーチャー326の挿入および横方向の位置合わせのためのガイドを提供している。代替的にまたは加えて、ステム部分362のガイド部分342およびフランジ部分364は、サイドフレーム122の厚さとの締まり嵌めを提供するように間隔を離して配置され得る。装着フィーチャー326の設置の後に、前方保持レール328および後方保持レール329が、サイドフレーム122の前方面330および後方面331に装着される。また、前方保持レール328のそれぞれの保持フィーチャー354は、平面346を通して上向き方向60に延在するように位置決めおよび寸法決めされている。
【0069】
図32から
図35を参照すると、カセット36bが、本開示の実施形態にしたがって、使用状態で示されている。貯蔵アイテム40は、装着フィーチャー326の装着部分332の上に配設されている。装着フィーチャー326a〜326dの上側面336の平面的な関係は、装着フィーチャー126a〜126dの上に存在している貯蔵アイテム40の平面的な位置合わせを提供する。さまざまな実施形態では、対向するフレーム122の上の装着フィーチャー326の接合部344同士の間の横方向の距離382は、接合部344と貯蔵アイテム40との間に精密な嵌め合わせを提供するように寸法決めされており、貯蔵アイテム40が横方向152に移動することを制限する。装着フィーチャー326のテーパー付きの表面338は、貯蔵アイテム40を装着部分332の上側面336の上に導くためのガイドとして、および、それぞれの装着フィーチャー126a〜126dの接合部344同士の間で、貯蔵アイテム40を横方向にセンタリングするためのガイドとして、作用することが可能である。平面346を通して上向きに延在する保持フィーチャー328は、貯蔵アイテム40が前方/後方方向154にシフトすることを制限する。パッド部分357の追加された厚さは、貯蔵アイテム40の前方面41を収容するように、または、前方面41に一致するように構成され得る。
【0070】
前方保持レール328のフランジ部分352同士の間の横方向のクリアランス384(
図32)は、貯蔵アイテム40を除去するためのクリアランスを提供している。示されている実施形態では、後方保持レール329は、それを通して貯蔵アイテム40を除去するのに十分な横方向のクリアランスを提供していない。したがって、示されている実施形態では、貯蔵アイテム40の除去は、カセット36bの前方面を介してのみ実施される。特定の貯蔵アイテム40に関して、後方保持レール329は、前方保持レール328と同じように構成され得、カセット36bの前方面330および後方面331の両方から貯蔵アイテム40にアクセスすることを可能にするということが企図される。
【0071】
図36を参照すると、生物学的なサンプルトレイ400が、本開示の実施形態にしたがって示されている。生物学的なサンプルトレイ400は、フレーム部分402および底部部分406を含み、底部部分406は、サンプル保持構造体406を含む。示されている実施形態では、フレーム部分402は、生物学的なサンプルトレイ400の前方面410からアクセス可能な受容部408を画定している。また、示されている実施形態では、フレーム部分402は、底部部分406に向けて内向きにテーパーが付けられている。また、生物学的なサンプルトレイ400は、足部分412を含むことが可能であり、足部分412は、生物学的なサンプルトレイ400の角部に近接して、フレーム部分402または底部部分406から下にぶら下がっている。
【0072】
動作時に、さまざまな実施形態では、生物学的なサンプルトレイ400(または、他の貯蔵アイテム40)は、生物学的なサンプルトレイ400をロボットマニピュレーターのエンドエフェクターに係合させることによって、カセット36から除去される。生物学的なサンプルトレイ400は、ロボットマニピュレーターによって、カセット36の装着フィーチャー126、326から上向きに離れるように上昇させられ、生物学的なサンプルトレイ400が、カセット36の保持フィーチャー128、354よりも高く上昇させられるようになっている。次いで、貯蔵アイテムは、前方保持レール328のフランジ部分352同士の間の横方向のクリアランス384を介して、保持フィーチャーの上方に、カセットから外へ並進させられ得る。エンドエフェクターは、オートメーションハンドリングのための受容部408に係合することが可能である。
【0073】
生物学的なサンプルトレイ400(または、他の貯蔵アイテム40)をカセット36の中へ挿入するために、除去プロセスは、本質的に逆にされる。生物学的なサンプルトレイ400は、ロボットマニピュレーターのエンドエフェクターと係合させられ、生物学的なサンプルトレイ400を上昇させ、貯蔵アイテムが、カセット36の保持フィーチャー128、354よりも高く上昇させられるようになっている。次いで、生物学的なサンプルトレイ400が、保持フィーチャー128、354の上方にカセット36の中へ並進させられ、足部分412がカセット36の装着フィーチャー126、326の上で位置合わせされるように低下させられる。
【0074】
生物学的なサンプルトレイ400は、底部開口ポッド30の中で利用され得るいくつかの貯蔵アイテム40のうちの1つである。開示されている底部開口ポッド30の中で使用され得る貯蔵アイテム40の他の形態は、半導体産業に関する基板、および、有害材料受容部を含む。
【0075】
本明細書で開示されている追加的な図および方法のそれぞれは、別々に、または、他の特徴および方法とともに、それを作製および使用するための改善されたデバイスおよび方法を提供するために使用され得る。したがって、本明細書で開示されている特徴および方法の組み合わせは、その最も広い意味において本開示を実践するために必要ではない可能性があり、その代わりに、単に、代表的な実施形態を説明するためだけに特に開示されているに過ぎない。
【0076】
実施形態に対するさまざまな修正例は、本開示を読むと当業者に明らかである可能性がある。たとえば、当業者は、異なる実施形態に関して説明されているさまざまな特徴が、単独で、または、異なる組み合わせで、他の特徴と適切に組み合わせられ、組み合わせられず、および、再組み合わせされ得るということを認識することとなる。同様に、上記に説明されているさまざまな特徴は、すべて、本開示の範囲または精神に対する限定というよりも、例示的な実施形態として見なされるべきである。
【0077】
当業者は、さまざまな実施形態が、上記に説明されている任意の個々の実施形態に図示されているものよりも少ない特徴を含むことが可能であるということを認識することとなる。本明細書で説明されている実施形態は、さまざまな特徴が組み合わせられ得る方式の包括的な提示であるということを意味していない。したがって、実施形態は、特徴の相互に排他的な組み合わせではない。むしろ、特許請求の範囲は、当業者によって理解されるように、異なる個々の実施形態から選択される異なる個々の特徴の組み合わせを含むことが可能である。
【0078】
上記の文献の任意の参照による組み込みは、本明細書での明確な開示に反する主題は組み込まれないように制限されている。上記の文献の任意の参照による組み込みは、その文献の中に含まれている特許請求の範囲が参照により本明細書に組み込まれないように、さらに制限されている。上記の文献の任意の参照による組み込みは、本明細書に明示的に含まれていない限り、その文献の中に提供されている任意の定義が、参照により本明細書に組み込まれていないというように、さらに制限されている。
【0079】
本明細書に含有されている「実施形態」、「開示」、「本開示」、「本開示の実施形態」、および「開示されている実施形態」などに対する参照は、自認した先行技術ではない本特許出願の明細書(特許請求の範囲および図を含むテキスト)を参照している。
【0080】
特許請求の範囲を解釈する目的のために、「のための手段」または「のためのステップ」という特殊な用語がそれぞれの請求項の中に記載されていなければ、米国特許法112条(f)の規定は行使されるべきでないということが明示的に意図されている。