(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記少なくとも1つの導電性材料は、少なくとも1つの第1の導電層、および前記少なくとも1つの第1の導電層上に堆積された少なくとも1つの第2の導電層の形態である、請求項8に記載の不揮発性メモリ。
前記少なくとも1つの導電性材料と交互の誘電体層および導電層の前記スタックとの間に形成される少なくとも1つのバリア層を更に備える、請求項8または9に記載の不揮発性メモリ。
前記少なくとも1つのバリア層は、窒化チタニウム、窒化タンタル、窒化タングステン、タングステン、およびこれらの組み合わせからなる群から選択されるバリア材料から形成される、請求項10に記載の不揮発性メモリ。
前記少なくとも1つのアクセス線は、ソース線、ワード線、セレクトゲートソース線、およびセレクトゲートドレイン線のうちの少なくとも1つを含む、請求項1から12のいずれか一項に記載の不揮発性メモリ。
前記少なくとも1つの高アスペクト比トレンチを形成する段階は、前記交互の誘電体層および導電層を、ドライエッチング処理を用いてエッチングする段階を有する、請求項17に記載の方法。
前記少なくとも1つのアレイ貫通ビアを形成する段階は、前記少なくとも1つのチャネルを少なくとも1つの導電性材料で充填する段階を更に有する、請求項14から19のいずれか一項に記載の方法。
前記少なくとも1つの導電性材料は、少なくとも1つの第1の導電層、および前記少なくとも1つの第1の導電層上に堆積される少なくとも1つの第2の導電層の形態である、請求項20に記載の方法。
前記少なくとも1つの導電性材料と交互の誘電体層および導電層の前記スタックとの間に少なくとも1つのバリア層を形成する段階を更に備える、請求項20または22に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下の説明において、本明細書の一部を形成し、様々な例示的実施形態を図示する添付の図面を参照する。例示される複数の実施形態は、例示のみを目的とし、図示されるもの以外の複数の実施形態が本開示により想定され、本開示に含まれることが強調される。そのような他の複数の実施形態は、例示される複数の実施形態に対する構造的、論理的、および電気的変更を含み得、これらは、本開示の範囲を逸脱することなく行われ得る。
【0009】
本開示の文脈において、「半導体」という用語は、材料層、ウェハ、または基板の形態のものを含むが、これらに限定されない任意の半導体構造体を指すものと理解されたい。限定しないが、「半導体」という用語は、シリコン・オン・サファイア(SOS)技術、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)技術、薄膜トランジスタ(TFT)技術、ドープおよびアンドープ半導体、ベース半導体構造体により支持されるシリコーンのエピタキシャル層、当業者に既知の他の半導体構造体、これらの組み合わせ等を包含するものと理解され得る。また、「半導体」という用語が本明細書において用いられる場合、様々な処理段階は、半導体の構造体内で複数の領域、接合部等を形成するべく実行され得ることを理解されたい。
【0010】
本明細書において用いられるように、方向に関する複数の形容詞は、フィーチャ(例えば、メモリセル)が形成される基板面に関するものと理解されたい。例えば、縦型構造体は、構造体が形成され、構造体の底部端が基板面に近位した状態で基板面から離れて延在するものと理解されたい。また、縦型構造体は、それが形成される基板面に対して鉛直である必要はなく、縦型構造体は、基板に対する角度で延在するように形成され得る複数の構造体を含むことを理解されたい。
【0011】
不揮発性メモリの密度を増大させる要求は、メモリ設計者を、メモリデバイスにおける所与の領域内でメモリセルの数を増加させるように導いた。メモリ密度が増大するにつれて、デバイス性能に好ましくない影響を与えることなくデバイスを起動するべく必要とされ得る様々なアクセス線、データ線、および他の線をルーティングすることは、ますます難しくなっている。
【0012】
例えば、メモリアレイの上方または下方において、不揮発性メモリに複数のそのような線のための付加的ルーティングチャネルを追加することは可能であるが、そのような複数のチャネルを収納するようにデバイスのブロックの高さを増大させることが必要となり得る。例えば、設計考慮事項、規格等によりブロックの高さが制限される複数の例において、ブロックの高さを増大させることは、許されない場合があり、またはそうでなければ所望でない場合がある。
【0013】
本開示は、不揮発性メモリ内で用いられ得るアクセス線、データ線、および/または他の線のうちの1または複数をルーティングするための代替的な複数のメカニズムを可能にする複数の技術を提供することにより、この問題に対処することを目的とする。一般に、本明細書に説明される複数の技術は、CMOS under array(CUA)技術により提供され得るストリングドライバ回路または他の支援回路(例えば、相補的金属酸化物半導体(CMOS)回路)の複数のコンタクト等、メモリアレイの上にある複数のコンタクト/トレースからメモリアレイの下の1または複数のコンタクトへと1または複数の線をルーティングするための代替的な複数のメカニズムを可能にする。より具体的には、本明細書に説明される複数の技術は、アレイの下に形成され得る複数の領域/回路へのアクセスを可能にするように、メモリアレイの一部を介して、例えば、アレイ領域および/またはその周辺領域に形成され得る1または複数のビアの使用を活用する。1または複数のチャネルは、そのような複数のビアにおいて形成され、メモリアレイの下に形成される回路に様々な線を電気的に結合することを可能にするべく、導電性材料で充填され得る。
【0014】
ここで、本開示に即した1つの例示的なメモリアレイの複数のメモリセルの断面図を例示する
図1を参照する。示されるように、メモリアレイ100(以下「アレイ100」)は、複数のメモリストリング112
1...
4において形成された複数のメモリセルを含み、これらはNAND構成で配置される。従って、
図1は、本開示に即した1つの例示的なNANDメモリデバイスの複数のメモリセルを図示するものと理解され得る。例示されるように、メモリ100は、セレクトゲートソース(「SGS」)ゲート110およびセレクトゲートドレイン(「SGD」)ゲート104を含み、これらの各々は、複数のメモリストリング112
1...
4のうちの1つに結合される。SGS110は、SGS制御線により制御され得、SGD104は、SGD制御線により制御され得る(両方とも図示せず)。一般に、SGD104およびSGS110は、メモリ100との1または複数の動作(例えば、読み取り動作、書き込み動作、消去動作等)の実行中にバイアスされ得、その結果、単独、または下記のストリングセレクトゲート132の制御バイアスとの組み合わせのいずれかで、そのような複数の動作中に複数のメモリセルまたはそれらのストリングをアクティブ化または非アクティブ化する。
【0015】
本実施形態におけるストリング112
1...
4は、各ストリングの一部が第1の列138
1に沿って形成された第1の部分で形成され、同じストリングの第2の部分が隣接する(例えば、第2の)列138
2に沿って形成されるように、折り畳まれた構成で形成される。これに関して、「列」138
1、138
2は、NANDストリングに配置される複数のメモリセルのストリングを包含するものと理解され得る。
【0016】
ストリング112
1...
4は、折り畳まれた(例えば、U字型)構成で配置され、複数の(例えば、8、16、32個等)のメモリセルを含み得る。例として、ストリング112
1...
4は各々、8つのメモリセルを含み得、この場合、4つのメモリセルが1つの縦型の列(例えば、列112
1)に沿って形成され、4つのメモリセルが隣接するメモリ列(例えば、列112
2)に沿って形成され、従って、U字型構成を形成する。本開示の複数のNANDメモリデバイスは、互いに隣接して形成されるそのような複数のU字型ストリングのうちの2つまたはそれより多くを含み得る。メモリ100は、ストリングセレクトゲート(SSG)132も含み得、SSG132は、ストリング112
1...
4の各端部の間に形成され得る。
【0017】
図1に更に示されるように、様々な実施形態において、ストリング112
1...
4は、データ(例えば、ビット)線116と2つのソース線114
1、
2との間で、例えば、ビット線接点144およびソース線接点142で結合され得る。ストリングのビット線への結合は、SSG132により制御され得、SSG132は、多結晶シリコン(ポリシリコン)のような導体であってもよい。一般に、SSG132は、選択されたストリング112
1...
4の第1の端部をデータ(ビット)線116に、また選択されたストリングの別の端部をソース線114
1、
2に結合し、および/または分離するようにバイアス(アクティブ化)され得る。
【0018】
メモリ100およびストリング112
1...
4の一部のみが
図1に示され、本開示の不揮発性メモリが示される構成に限定されないものと理解されたい。現に、メモリ100は、
図1において、ストリング112
1...
4として識別されるものよりより多いか、または少ないNANDストリングを含む複数のメモリセルのアレイを含み得る。更に、各ストリングは、8より多いか、または少ないメモリセルを含み得、これらのいずれかまたは全てがワード線102
0...
7または他のワード線(図示せず)により結合され得る。例えば、追加の複数のメモリセル構造体(図示せず)は、ストリング112
1...
4および/または1もしくは複数の追加ストリングの各々に配置され得るであろう。そのような追加の複数のメモリセルは、付与前の米国特許公報第2009/0168519号に説明されるもののようなアクティブまたは非アクティブな(ダミーの)メモリセルを含み得る。現に、いくつかの実施形態において、本明細書に説明される複数のメモリは、2
nのメモリセルを有するメモリアレイを含むNANDメモリであり得る。nは整数である。
【0019】
図1に更に図示されるように、メモリ100は、電荷格納構造体124およびチャネル構造体126を更に含み得る。示されるように、電荷格納構造体124は、メモリストリング112
1...
4により形成される1または複数の連続した層の形態であり得る。いくつかの実施形態において、電荷格納構造体124は、第1の酸化物層、第1の酸化物層上に形成される窒化物層、窒化物層上に形成される第2の酸化物層(全て図示せず)を含み得る。
【0020】
メモリ100は、プレーンゲートも含み得る。
図1におけるプレーンゲートは、複数の制御ゲート140
1...
4を含むものとして例示され、それらの各々は、メモリセル112
1...
4のストリングの下に形成され得る。限定しないが、制御ゲート140
1...
4は、メモリストリング112
1...
4を駆動するべく用いられ得るメモリアレイ112
1...
4の下の回路の一部を形成し得る。従って、制御ゲート140
1...
4は、メモリストリング112
1...
4の下に形成され得、CMOS under array技術のような任意の好適な技術により製造され得るワード線ドライバ回路の一部を形成し得る。
【0021】
例示されないが、メモリ200の複数のメモリセルは、複数のメモリセルの3Dアレイを形成するように3次元(3D)で配置され得る。例えば、メモリセルSGS110
1‐2、SGD104
1‐2、およびストリングセレクトゲート(「SSG」)132
1...
5は、
図1に示される面の背後(例えば、下方)および前方(例えば、上方)の両方で反復され得る。そのような複数のゲートのための制御線は、
図1における面の前方および下方にも延在し得る。より具体的には、ワード線102
0...
7(アクセス線を含み、局所的に各メモリセルの制御ゲート構造体を含み得る)は、そのような複数の実施形態において、メモリ100のメモリセルアレイの面に入り、また面から出てくるものと理解され得る。同様に、SGD104
1‐2、SGS110
1‐2、およびSSG132
1...
5(各々、ストリング112
1...
4の各々において制御構造体として局所的に機能し得る)は、
図1の面を通る制御信号線も含み得る。プレーンゲート(例えば、制御ゲート140
1...
4)も、3Dアレイ内で反復され得る。
【0022】
図1は、本開示により用いられ得るNANDメモリアレイの一構成を例示するべく提供されていることが注記される。本開示は、
図1のメモリ100以外の態様で構成されるNANDメモリ、およびNOT OR(NOR)アーキテクチャを有するメモリを含む、様々な異なるタイプの不揮発性メモリを用いることを想定していることを理解されたい。いずれの場合も、メモリ100およびそのようなメモリを形成する複数の方法に関する更なる情報は、米国特許第8,681,555号に見ることができ、その全内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0023】
ここで、本開示に即した不揮発性メモリのメモリアレイのためのアクセス線ルーティングスキームの異なるビューを提供する
図2Aおよび
図2Bを参照する。本明細書において用いられるように、「アクセス線」、「制御線」、およびルーティング線という用語は、互いに交換可能に用いられ、不揮発性メモリの1または複数のコンポーネントへ、および/またはこれから複数の信号を送信するべく用いられ得る複数の線を指す。従って、アクセス線/制御線は、不揮発性メモリにおいて用いられ得る1または複数のゲート(例えば、セレクトゲートソース、セレクトゲートドレイン等)、1または複数のワード線、1または複数のメモリセル、駆動回路、これらの組み合わせ等への、およびこれらからの複数の信号を送信するべく用いられ得る複数の線/チャネルを含み得る。理解され得るように、複数のアクセス線は、不揮発性メモリ内に形成される1または複数のチャネルを介してルーティングされ得る。
【0024】
例示の目的で、
図2Aおよび
図2Bにおけるルーティング図は、不揮発性メモリが、各メモリアレイにより共有される下部ドライバ回路により駆動され得る複数のメモリストリングを含む、複数のメモリアレイ(タイル)を含む例を図示することが更に注記される。従って、
図2Aおよび
図2Bは、例えば、CUA技術により各メモリアレイの下に提供され得る一般的なワード線ドライバアーキテクチャを使用する不揮発性メモリ(例えば、縦型NANDメモリ)のためのルーティング図の異なるビューを図示するものと理解され得る。
図2Aおよび
図2Bの1つの目的は、そのようなデバイスにおいて用いられ得る様々なアクセス線、データ線等の線のルーティングにおいて発生し得る様々な課題を例示することである。この図示は、専ら例示的であり、本明細書に説明される複数の技術は、任意の好適な不揮発性メモリと共に使用され得ることが強調される。
【0025】
図2Aおよび
図2Bに示されるように、メモリ200は、複数のメモリアレイ(タイル)を含み得る。このコンセプトは、第1のメモリアレイ(タイル)203
1および第2のメモリアレイタイル203
2を含むものとしてメモリ200を図示する
図2Aにおいて例示される。メモリアレイ(タイル)203
1、203
2の各々は、縦型または3D NANDアーキテクチャにおいて用いられ得るような複数のメモリセルの縦型アレイの形態であってもよい。従って、メモリアレイ203
1、203
2は各々、複数の対応するチャネル204を含み、および/またはこれらに結合され得、これらの各々は、1または複数のアクセス(ワード)線プレート205を用いてアクセスされ、または制御され得る。ワード線プレート205は、複数の導電性(例えば、金属、ポリシリコン等)チャネル(ルーティング線)202に結合され得、複数の導電性チャネル202は、同様に、メモリアレイ203
1、
2の上方の領域に配置された複数の導電性相互接続201に結合され得る。複数の導電性チャネル(線)202の接続およびルーティングを容易にするべく、ワード線プレート205は、
図2Aに示されるように階層的構造で形成され得る。また、複数の導電性チャネル202は、例えば、複数のワード線コンタクト212を介してワード線プレート205を1または複数のアクセス(ワード)制御線に結合し得る。上述のコンセプトは、第1のワード制御線206および/または第2のワード制御線207に結合するものとして導電線202を示す
図2Aにおいて例示される。第1のワード制御線206および第2のワード制御線207は、この場合にメモリアレイ203
1、
2の下の領域に配置される。メモリ200は、相互接続209を更に含み得る。相互接続209は、導電性材料を含み得、メモリ200の複数の導電線202および/または複数の他のコンポーネントのうちの2つまたはそれより多くを互いに電気的に結合するように機能し得る。
【0026】
第1および/または第2のワード制御線206、207は、
図2Aおよび
図2Bに示されるように、ドライバ回路208に結合され得る。上述のように、ドライバ回路208は、メモリアレイ203
1とメモリアレイ203
2との間で共有され得、それらのメモリストリングを駆動するように機能し得る。従って、ドライバ回路208は、いくつかの実施形態において、例えば、CUA技術またはいくつかの他の方法によりメモリアレイ203
1、
2の下に提供され得る一般的なワード線ドライバアーキテクチャの形態で構成され得る。
図2Bに示されるように、第1および/または第2のワード制御線206、207は、回路ルーティングチャネル213を含み、この形態であり、および/またはこれに結合し得る。回路ルーティングチャネル213は、ドライバ回路208との電気的接触を可能にする複数の導電線(例えば、金属、ポリシリコン等の、またはこれらを含む)を含み得る。
【0027】
また、
図2Bに示されるように、メモリ200は、複数のソースチャネル210、SGS線211、およびSGD線214を含み得る。複数のソースチャネル210は、導電性材料(例えば、金属、ポリシリコン等)を含む1または複数の線で形成されるか、またはこれらを含み得、メモリ200の1または複数のフィーチャをソースに結合するように機能し得る。同様に、複数のSGS線211およびSGD線214は、導電性材料(やはり金属、ポリシリコン等)で形成され、またはこれらを含み得、各々、対応するSGSゲートおよびSGDゲートをドライバ回路208または他の好適な複数のコンポーネントに結合するように機能し得る。
【0028】
図2Aおよび
図2Bから見られ得るように、メモリ200において用いられる様々な線およびチャネルは、ブロックの高さH内でルーティングされ得る。例えば、例示される実施形態において、ワード線206、207、ソース線210、SGS線211、およびSGD線214は、導電線202および/または相互接続209に結合され得、これらのうちのいくつかまたは全ては、ドライバ回路208にルーティングされ得る。より具体的には、そのような複数のアクセス線のうちの1または複数は、メモリアレイ203
1、
2の上方または下方、つまりメモリ200のブロックの高さH内でルーティングされ得る。メモリ密度が増大する場合には、このようなルーティングは有効であるが、複数の追加のアクセス線が必要とされる場合がある。複数の追加のアクセス線のルーティングは、ブロックの高さHが例えば、設計考慮事項および/またはブロックの最大の高さを規定する規格により制限される場合に、妨げられ、または阻止され得る。このコンセプトは、例えば、領域215において駆動回路213への接続を欠くものとして複数のSGD線214を図示する
図2Bに例示される。上述のように、複数のSGD線214は、メモリアレイ203
1または203
2の上方または下方にルーティングされ得るが、そのようにするには、ブロックの高さHを増大する必要があり得、これは所望でない場合がある。
【0029】
従って、本開示に即した不揮発性メモリのための代替のルーティング図を図示する
図3を参照する。示されるように、メモリ300は、
図2Aおよび
図2Bのメモリ200と同じ複数のコンポーネントの多くを含む。複数のそのような要素の性質および機能は、
図3において
図2Aおよび
図2Bと同じであるので、複数のそのような要素は、簡潔にすることを目的として再び説明されない。これを念頭に置いて、メモリ300は、メモリ300の対応する部分302
1、302
2において形成され得るアレイ貫通ビア領域301
1、301
2を含むという点でメモリ200と異なる。いくつかの実施形態において、部分302
1、302
2の一方または両方は、メモリ300のアレイ領域、つまりメモリアレイ、例えば、
図2Aのメモリアレイ203
1、203
2(
図3に図示せず)により少なくとも部分的に占有されるメモリ300の領域に対応し得る。あるいは、部分302
1、302
2の一方または両方は、メモリ300の周辺領域、つまり、メモリアレイ領域の外部および/または周囲に形成され得るメモリ300の領域に対応し得る。いくつかの実施形態において、不揮発性メモリは、全メモリ面積Aを有し得、「アレイ領域」という用語は、メモリアレイにより占有される面積A内の領域を指し得る。複数のそのような例において、「周辺領域」という用語は、アレイ領域の外部にあり、アレイ領域の縁部から面積Aの約30%(例えば、約25%、約20%、約15%)の距離へと延在し得る面積Aの領域を指し得る。いくつかの実施形態において、不揮発性メモリの周辺領域は、全メモリ面積Aの0より大きく約25%まで延在する。
【0030】
限定しないが、いくつかの実施形態において、部分302
1、302
2の一方または両方は、メモリ300の周辺領域に対応する。いずれの場合も、1または複数のビア貫通チャネル303は、メモリ300の1または複数のチャネルおよび対応する複数のアクセス線をドライバ回路208に結合するように、ビア貫通領域301
1、302
2に形成され得る。例えば、例示される実施形態において、複数のSGD線214は、ビア貫通チャネル303によりメモリ300のドライバ回路208または複数の他のコンポーネントに結合され得る。
【0031】
例示を目的とし、理解を容易にするべく、
図3は、複数のSGD線214がビア貫通チャネル303によりメモリ300のドライバ回路208または複数の他のコンポーネントに結合され得るルーティング図を例示することが注記される。図示される例は、専ら例示的であり、メモリ300(または200)のための複数のアクセス線のうちの1つ、全て、または組み合わせが、ビア貫通領域302
1、302
2において形成された1または複数のビア貫通チャネル303により複数の適切なコンポーネントに結合され得ることが強調される。現に、いくつかの実施形態において、1または複数のビア貫通チャネル303は、複数のSGD線214、回路ルーティングチャネル213、SGS線211、ソースチャネル210、ワード制御線206、207、これらの組み合わせ等をメモリ300の複数の適切なコンポーネントにルーティングするべく用いられ得る。
【0032】
理解され得るように、ビア貫通チャネル303を用いて様々な不揮発性メモリアクセス線をルーティングすることにより、
図2Bのメモリ200における階層的スタックまたはワード線プレート205等であるが、これらに限定されない、メモリ300において用いられ得る複数のワード線プレートのスタックを迂回し得る。これは、ブロックの高さHを増大させる必要なく、また潜在的にはメモリデバイスの複数の他のコンポーネントの周囲でルーティングするべく複数の追加の相互接続を形成して用いる必要なく、駆動回路208へのアクセスおよび/または複数の追加のアクセス線のルーティングを可能にし得る。より一般には、アレイ貫通ビア303を用いることにより、様々な代替のルーティングスキームに対するアプローチを利用可能にし、これらは、メモリアレイの上方および/または下方の様々なチャネルのルーティングに依存する他の複数のルーティングスキームに対する1または複数の利益を示し得る。
【0033】
図2A、
図2B、および
図3は、特定のメモリアレイ構成、レイアウト、および下部駆動回路を有する不揮発性メモリの使用のために構成され得るような複数のルーティングスキームを図示することが再び注記される。そのような図示は、専ら例示を目的としており、本明細書に説明される複数の技術は、縦型および3D NAND構成を含むが、これらに限定されない様々な異なる不揮発性メモリ構成のための代替のルーティング方法論を可能にするべく用いられ得ることが再び強調される。現に、本開示は、任意の好適なタイプの不揮発性メモリにおいて複数のルーティング機能を実行する複数のアレイ貫通チャネル/線、および関連するビアの使用に広く関係するものと解釈されるべきである。
【0034】
従って、いくつかの実施形態において、本開示は、アレイ領域および周辺領域を含むNANDメモリに関し、複数の縦型メモリストリング(例えば、縦型および/または3D NAND)の少なくとも1つのアレイは、アレイ領域内、および少なくとも1つのアレイのための駆動回路(例えば、ストリング駆動回路)上方に形成され、不揮発性メモリは、少なくとも1つのアクセス線をメモリの駆動回路または別の好適なコンポーネントに電気的に結合するように構成される少なくとも1つのアレイ貫通チャネルを含む、少なくとも1つのアレイ貫通ビア領域を更に含む。この文脈において、「アクセス」線は、不揮発性メモリにおいて用いられ得る複数の制御線(SGS、SGD)、ソース線、ドレイン線、ワード線等のうちの1または複数を意味する。
【0035】
上述を念頭に置いて、本開示の別の態様は、不揮発性メモリのための複数のアレイ貫通チャネルおよびそれらを製造するための複数の方法に関する。これに関して、ここで本開示に即したアレイ貫通チャネルを製造する1つの例示的な方法に従って実行され得る複数の工程のフロー図である、
図4を参照する。分かりやすく例示する目的で、
図4における複数の工程は、
図5A〜
図5Fと共に説明され、これらは、NANDのアレイ領域および周辺領域における本開示に即した例示的アレイ貫通チャネルの形成を段階的に例示する。本開示は、アレイ貫通ビアの形成のみに焦点を当てるが、本開示に即した複数のアレイ貫通ビアは、1または複数のメモリアレイ、制御ゲート、ソース、ドレイン、アクセス線等を含む不揮発性メモリの複数の他のコンポーネントの形成前、形成後、または形成中に形成され得ることを理解されたい。限定しないが、本明細書に説明される複数のアレイ貫通チャネルは、不揮発性メモリの1または複数の他のコンポーネントを提供するべく用いられ得る複数の他の処理工程中に、例えば追加の、もしくは異なるマスキング、堆積、洗浄、または複数の他の処理段階に対する必要を回避し、もしくは限定するように形成されることが好ましい。
【0036】
図4に示されるように、方法400は、ブロック401で開始する。次に、本方法は、ブロック402に進み得、不揮発性メモリのメモリアレイが、例えばウェハ上または他のものに提供され得る。メモリアレイは、上記のようにアレイ領域および周辺領域を含み得る。このコンセプトは、メモリアレイ500の一部におけるアレイ領域501および周辺領域502を図示する
図5Aに例示される。示されるように、アレイ領域501および周辺領域502は、交互の複数の誘電体層504および導電層505を含み得る。複数の誘電体層504は、窒化誘電体、および酸化シリコン(SiO
x)および酸化アルミニウムのような酸化誘電体を含むが、これらに限定されない任意の好適な誘電性材料で形成され、またはこれらを含み得る。同様に、複数の導電層505は、多結晶シリコン(ポリシリコン)、1または複数の金属および/または窒化チタニウムのような窒化金属、これらの組み合わせ等であるが、これらに限定されない任意の好適な導電性材料で形成され、またはこれらを含み得る。
【0037】
交互の複数の誘電体層504および導電層505は、絶縁層508上に成長または堆積され得る。絶縁層508自体は、構造体509上、またはこの上方に成長または堆積され得る。絶縁層508は、酸化シリコン等であるが、これらに限定されない誘電性および/または酸化絶縁材料で形成され、またはこれらを含み得る。
図5Aに示されるように、第1および第2のルーティング線506、507のような1または複数のルーティング線が絶縁層508に形成され得る。第1および第2のルーティング線は、1または複数のソースチャネル、ワード線チャネル、SGS線、SGD線等、不揮発性メモリにおいて使用され得る任意の好適な複数のルーティング線であってもよい。勿論、上述の説明に即して、ルーティング線506、507は、例えば、複数のそのような線が例えば、本開示に即したビア貫通チャネルを用いてメモリアレイ500の他の複数の部分を通ってルーティングされ得る複数の例において省略されてもよい。しかし、例示を目的として、ルーティング線506、507は、本明細書に説明される複数のアレイ貫通チャネルが、メモリアレイ500の絶縁層508または任意の他の部分内で複数のルーティング線および他のコンポーネントとの干渉を回避するべく、どのように形成され得るかを例示するために、絶縁層508内に図示される。後で検討されるように、本明細書に説明される複数のアレイ貫通チャネルは、層508内に存在し得るルーティング線506、507等であるが、これらに限定されない、メモリアレイ500内に存在し得る複数のルーティング線および/または他のコンポーネントから絶縁され、またはそうでなければこれらを回避するように形成されることが好ましい。
【0038】
構造体509は、導電性基板または他の構造体(例えば、ボンドパッド、導体線等)であってもよく、これらは、本開示に即したアレイ貫通チャネルを、例えば上記のCUA技術によりメモリアレイ500の下に形成され得る駆動回路等、不揮発性メモリの別のコンポーネントに電気的に結合するように機能し得る。これに関して、タングステン、銅、およびアルミニウムのような複数の金属、ならびにポリシリコンのような複数の他の導電性材料等を含むが、これらに限定されない任意の好適な導電性材料が、構造体509を形成するべく用いられ得る。限定しないが、構造体509は、タングステンのような金属で形成されるボンドパッドまたは導電線の形態であることが好ましい。
【0039】
図4に戻ると、方法は、ブロック403に進み得、1または複数のトレンチがメモリアレイにおいて形成され得る。このコンセプトは、メモリアレイ500のアレイ領域501および周辺領域502におけるトレンチ510、510'の形成を各々図示する
図5Bに例示される。トレンチ510、510'は、ウェット化学エッチング、ドライエッチング、フォトリソグラフィ、これらの組み合わせ等であるが、これらに限定されない、当技術分野において既知の任意の好適なトレンチ形成処理により形成され得る。限定しないが、トレンチ510、510'のうちの1または複数は、高アスペクト比トレンチ(HART)ドライエッチング処理のようなドライエッチング処理を用いて形成されることが好ましい場合がある。HARTドライエッチング処理は、当技術分野において良く理解されており、従ってその詳細な説明は、本明細書において提供されない。いくつかの実施形態において、HARTドライエッチング処理は、複数の誘電体層504(例えば、SiO
x)、複数の導電層505(例えば、ポリシリコン)、層508(例えば、SiO
x)、および(任意選択で)ルーティング線506、507のための複数の材料を積極的にエッチングし得るが、構造体509の材料(例えば、タングステンのような複数の金属)をエッチングし得ず、または積極的にエッチングしない場合があるドライエッチャントを使用し得る。結果として、ドライエッチング処理は、アレイ領域501および周辺領域502の上部表面から構造体509へと延在するトレンチを生成し得る。従って、トレンチ510、510'は、それらを通って構造体509へと至るアクセスを提供し得る。
【0040】
例示を目的として、
図5B〜
図5Fは、単一のトレンチが不揮発性メモリのアレイ領域および周辺領域の両方に形成され、単一のチャネルがトレンチ内に形成される実施形態を段階的に図示することが注記される。そのような実施形態は、本開示の専ら非限定的な一例であり、本明細書に説明される複数の技術は、メモリアレイのアレイ領域のみ、メモリアレイの周辺領域のみ、そのようなアレイのアレイ領域および周辺領域の両方、および/または周辺領域およびアレイ領域のうちの1または複数、ならびにメモリアレイのいくつかの他の領域またはメモリアレイを含む不揮発性メモリデバイスにおいて1または複数のトレンチを形成するべく用いられ得ることを理解されたい。従って、いくつかの実施形態において、本明細書に説明される複数の不揮発性メモリは、周辺領域およびアレイ領域を有するメモリアレイを含み得、1または複数の(例えば2つ、3つ、4つ、5つ、6つ等の)トレンチは、周辺領域およびアレイ領域のうちの少なくとも1つにおいて、および任意選択でアレイの別の領域またはアレイを含むデバイスにおいて形成され得る。更に、各トレンチは次に、1または複数のアレイ貫通チャネルを含むように加工され得る。
【0041】
図5B〜
図5Fにおいて、トレンチ510、510'は、先細の構造を有するものとして例示され、従って、トレンチの底部に近位の大きさ(例えば、幅)は、トレンチの上面に近位の対応する大きさより小さくなる。従って、トレンチ510、510'は、傾きを示す側壁を有するものとして理解され得る。トレンチ510、510'の側壁の傾きの大きさは、大きく変わり得、設計および/または処理の制約により決定され得る。限定しないが、トレンチ510、510'の側壁のうちの一方または両方の傾きは、約87〜89°、または更に約88〜約89°等、構造体509の上部表面の平面に対して約85〜約90°の範囲であり得る。理解され得るように、トレンチ510、510'の側壁の傾きは、トレンチ510、510'に追加され得る複数の導電性材料(例えば、下記のバリア層513、513'および導電性材料514、514')の間に所望のレベルの電気的絶縁を提供するように選択され得る。しかし、過度の高い傾きは、空隙または他の欠陥なしにトレンチ510、510'を充填することを困難にする場合がある。
【0042】
いくつかの実施形態において、トレンチ510、510'は、これらが層508内に存在し得るルーティング線506、507等、メモリアレイにおける複数の他のコンポーネントを回避し、またはそうでなければこれらの機能に影響を与えないように位置付けられ得る。このコンセプトは、ルーティング線506、507に衝突しないように形成されるものとして、例えば、そのような複数のルーティング線間に形成されるものとして、トレンチ510'を図示する
図5Bの周辺アスペクトにおいて示される。
【0043】
再び、
図4に戻ると、方法は次に、ブロック404に進み得、ブロック403に従って形成されるトレンチは、絶縁材料で充填され得る。このコンセプトは、トレンチ510、510'を絶縁材料511、511'で充填されるものとして例示する
図5Cに図示される。絶縁材料511、511'は、トレンチ510、510'内で複数の絶縁材料のうちの1つまたは組み合わせを堆積および/または成長させることにより形成され得る。絶縁材料511、511'として、またはこれらにおいて用いられ得る好適な複数の絶縁材料の非限定的な例としては、ホウリンケイ酸ガラス、SiO
xのような絶縁酸化物(例えば、SiO
2)、オルトケイ酸テトラエチル(TEOS)のようなケイ酸前駆体から派生したシリカおよび/またはケイ酸、スピン・オン・ポリマー誘電性材料、スピン・オン・シリコンベースの高分子誘電性材料、これらの組み合わせ等が挙げられる。いずれの場合も、トレンチ510、510'は、任意の好適な処理を用いて絶縁材料511、511'で充填され得る。
【0044】
いくつかの実施形態において、トレンチ510、510'は、トレンチ510、510'のバルクが、例えば、化学気相成長(CVD)または他の好適な処理を用いてBPSGで最初に充填され得る多段階処理により充填され得る。初期のBPSG充填材の深さは、相当に変わり得、トレンチ510、510'の深さに応じて、約1000〜約50,000オングストローム、またはこれより大きい範囲であり得る。限定しないが、初期のBPSG充填材の深さは、約18,000〜約25,000オングストローム等、約10,000〜約30,000オングストロームの範囲になり得る。(例えば、CVDまたは複数の他の処理を用いて)BPSGの高品質の堆積が可能であるが、多くの例において、クラックまたは他の欠陥がBPSG充填材において存在する場合がある。放置されると、複数のそのような欠陥は、本明細書において説明されるビア貫通チャネルの性能にマイナスの影響を与える場合がある。従って、いくつかの実施形態において、BPSG充填材における複数のクラックおよび/または他の欠陥は、(もしあれば)1または複数の追加の材料をトレンチ510、510'へと堆積させることにより充填され得る。
【0045】
例として、いくつかの実施形態において、BPSG充填材における複数の欠陥は、BPSG充填材上に、例えば化学気相成長によりオルトケイ酸テトラエチル(TEOS)を堆積させることにより、少なくとも部分的に充填され得る。次に、堆積されたTEOSは、単独で、または当技術分野において理解される複数の他の処理段階との組み合わせのいずれかで熱を適用することにより、二酸化シリコンに転換され得る。
【0046】
いくつかの実施形態において、上述のBPSG堆積は、トレンチ510、510'内で引っ張り応力を示すBPSG膜の形成をもたらし得る。BPSGを用いたトレンチ510、510'の充填が進むにつれて、引っ張り応力の蓄積が著しくなり得る。この問題に対処するべく、いくつかの実施形態において、TEOS堆積は、BPSG堆積によりもたらされた引っ張り応力のいくらかまたは全てを軽減するように構成され得る。これは、例えば、もたらされた酸化シリコンがBPSG充填材により示される応力と反対の引っ張り応力を示す膜を形成するように、TEOSを堆積させることにより実現され得る。これは、ウェハの撓みを限定し、および/または防止し得る。
【0047】
BPSGおよびTEOS堆積中に、材料は、交互の誘電体層504および導電層505の上部表面の上方および/またはその上に堆積され得る。従って、いくつかの実施形態において、化学機械研磨のような任意選択の第1の研磨処理は、望ましくないBPSGおよびSiO
2を除去し、いくつかの例において交互の複数の誘電体層504および導電層505の表面を平坦化するように実行され得る。任意選択の第1の研磨処理後(または第1の研磨処理が省略される場合)、複数のクラックまたは他の欠陥は、絶縁材料511、511'の充填材に残存する(またはそうでなければもたらされる)場合がある。複数のそのような例において、TEOSは、そのような欠陥を充填するべく、再び堆積され得る。あるいは、または更に、スピン・オン・誘電体のような別の絶縁材料が、そのような欠陥を充填するべく堆積され得る。TEOSおよび/または他の絶縁材料の更なる堆積後に、任意選択の第2の研磨処理が、望ましくない材料を除去し、および/または交互の複数の誘電体層504および導電層505の表面を平坦化するべく実行され得る。
【0048】
堆積処理後に、絶縁材料511、511'は、絶縁材料511、511'の上部表面が複数の誘電体層504および導電層505のうちの最上のものの表面と実質的に同一平面上にあり得るように、トレンチ510、510'の全てまたは実質的に全てを充填し得る。
図5Cに示される実施形態において、絶縁材料511、511'の上部表面は、誘電体層504または導電層505のうちの最上のものの表面と同一平面上にある。
【0049】
図4に戻ると、方法は、ブロック405に進み得、1または複数のチャネルは、ブロック404に従って形成された絶縁材料内に形成され得る。上述のように、本開示は、単一のチャネル512、512'が絶縁材料511、511'において形成される実施形態に焦点を当てるが、複数のチャネル(例えば、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ等)は、トレンチ510、510'の大きさおよび絶縁材料511、511'の特性に応じて、各トレンチ510、510'の絶縁材料511、511'に形成され得ることを理解されたい。いずれの場合も、絶縁材料内にチャネルを形成するコンセプトは、絶縁材料511、511'内の単一のチャネル512、512'の形成を例示する
図5Dに図示される。
【0050】
チャネル512、512'は、エッチングまたはアブレーション処理等、当技術分野で既知の任意の好適な処理を用いて形成され得る。限定しないが、いくつかの実施形態において、チャネル512、512'は、コンタクトエッチング処理および高アスペクト比トレンチ(HART)処理等であるが、これらに限定されないドライエッチング処理を用いて形成されることが好ましい。トレンチ510、510'を形成するべく用いられ得るHART処理と同様に、チャネル512、512'を形成するべく用いられるドライエッチング処理は、絶縁材料511、511'(例えば、BPSG、SiO
2、スピン・オン・誘電体等)に用いられる材料を積極的にエッチングするように構成され得るが、構造体509(例えば、タングステンのような導体)の材料をエッチングしない場合があり、または実質的にエッチングしない場合がある。チャネル512、512'の上部の大きさは、トレンチ510、510'よりはるかに小さい。しかし、チャネル512、512'を形成するべく用いられるドライエッチング処理は、トレンチ510、510'を形成するべく用いられ得るHART処理より著しく高いアスペクト比のエッチングを可能にするように構成され得る。いずれの場合も、チャネル512、512'は、構造体509へのアクセスを提供し得る。後で説明されるように、チャネル512、512'は、誘電体層504および導電層505のスタックの上方の領域からスタックの下方の領域、例えば、構造体509(例えば、CUA回路)へと1または複数のアクセス線をルーティングするように用いられ得る。
【0051】
本開示は、チャネル512、512'が任意の好適な複数の大きさに形成され得る複数の実施形態を想定するが、いくつかの実施形態において、チャネル512、512'の大きさを制御して、次に交互の複数の誘電体層504および導電層505、ならびにチャネル512、512'のスタックの間に残存する絶縁層511、511'の厚さを制御することが望ましい場合がある。これは、チャネル512、512'が充填され、または別の方法で導電性材料を含む複数の例において特にそうである。複数のそのような例において、チャネル512、512'の形成後に残存する絶縁層511の厚さが、例えば、電気的短絡を防止するように、交互の複数の誘電体層504および導電層505のスタックからチャネル512、512'に追加される導電性充填材を電気的に絶縁するのに十分であることを保証することが望ましい場合がある。これに関して、チャネル512、512'の形成後に残存する絶縁材料511、511'の厚さは、大きく変わり得る。いくつかの実施形態において、チャネル512、512'の形成後に残存する絶縁材料511、511'の厚さは、約100ナノメートル(nm)等、約90〜約250nmの範囲にあり得る。限定しないが、チャネル512、512'の形成後に残存する絶縁材料511、511'の厚さは、約100nmより大きいか、またはこれに等しい。
図5D〜
図5Fにおいて、チャネル512、512'は、先細の構造を有するものとして例示され、従って、チャネルの底部に近位の大きさ(例えば、幅)は、各チャネルの上面に近位の対応する大きさより小さくなる。従って、チャネル512、512'は、傾きを示す側壁を有するものとして理解され得る。チャネル512、512'の側壁の傾きの大きさは、大きく変わり得、設計および/または処理の制約により決定され得る。限定しないが、チャネル512、512'の側壁の一方または両方の傾きは、構造体509の上部面に対して約88〜約89°の範囲であり得る。いくつかの実施形態において、チャネル512、512'の傾きは、トレンチ510、510'の傾きと同じであるか、または実質的に同じであり得る。
【0052】
図4に戻ると、方法は、ブロック406に進み得、ブロック405に従って形成されたチャネルは、それを通る導電線を形成するようにメタライズされ得る。これに関して、本開示は、チャネル512、512'が導電性金属のような少なくとも1つの導電性材料を含む1または複数の材料で充填され得る様々な実施形態を想定する。いくつかの実施形態において、メタライゼーションは、バリア層がチャネル512、512'の壁部および/または底部に堆積され、その後に導電性材料(例えば、金属)の1または複数の層がバリア層上に堆積される多段階処理を用いて実行される。いくつかの実施形態において、バリア層の堆積の後に、単一の金属層の堆積が続く。他の複数の実施形態において、バリア層の堆積の後に、第1の金属層および第2の金属層/充填材の堆積が続く。
【0053】
上述の複数のコンセプトは、
図5Eおよび
図5Fに例示される。具体的には、
図5Eは、バリア層513、513'がチャネル512、512'の側壁および底部上に形成される実施形態を例示する。バリア層513、513'は、化学気相成長、物理気相成長、電子ビーム堆積、原子層堆積、パルスレーザ堆積、これらの組み合わせ等であるが、これらに限定されない任意の好適な処理を用いて形成され得る。限定しないが、バリア層513、513'は、化学気相成長により形成されることが好ましい。
【0054】
バリア層513、513'は、任意の好適なバリア材料または複数のバリア材料の組み合わせから形成され得る。バリア層513、513'として用いられ得る好適な複数の材料の非限定的な例としては、バリア金属、および窒化チタニウム、窒化タンタル、窒化タングステンのような窒化金属、ならびにタングステンが挙げられる。限定しないが、バリア層513、513'は、化学気相成長により堆積される窒化チタニウムから形成されることが好ましい。勿論、他の複数のバリア材料が本開示により用いられると共に、想定され得る。
【0055】
バリア層513、513'の厚さは、大きく変わり得る。いくつかの実施形態において、バリア層513、513'の厚さは、約1〜約500オングストローム、または更に約1〜約100オングストローム等、約1〜約5000オングストロームの範囲である。限定しないが、バリア層513、513'は、約25〜約75オングストロームの範囲の厚さを有するのが好ましく、いくつかの実施形態において、厚さは約60オングストロームである。バリア層513、513'の堆積後、化学機械研磨は、バリア層513、513'がチャネル512、512'内にのみ存在することを保証するべく、任意選択で実行され得る。いずれの場合も、チャネル512、512'のある部分は、
図5Eに示されるように、バリア層513、513'の堆積後に残存し得る。換言すれば、バリア層513、513'は、チャネル512、512'の一部を充填するのみであることが好ましい。
【0056】
図5Fに示されるように、チャネル512、512'のメタライゼーションは、チャネル512、512'の残存する部分内で導電性材料514、514'の堆積を継続し得る。上記のように、導電性材料514、514'は、層の形態であるか、または互いに混合され得る1または複数のタイプの導電性材料を含み得る。これに関して、アルミニウム、銅、チタニウム、タングステン、それらの導電性窒化物および酸化物、導電性ポリマー、多結晶シリコン等の複数の他の導電性材料、これらの組み合わせ等のような金属を含む広範な導電性材料が、導電性材料514、514'を形成するべく用いられ得る。
【0057】
いくつかの実施形態において、導電性材料514、514'は、上述の複数の材料の1つまたは組み合わせを含む単一の充填材の形態である。他の複数の実施形態において、導電性材料514、514'は、多層構造の形態であり、上述の複数の導電性材料の1または複数の層が最初に形成され、その後に上述の複数の導電性材料の1または複数の追加の層の形成が続き、またはこれらの層と交互積層される。いくつかの実施形態において、導電性材料514、514'は、(例えば、チタニウムまたは他の導電性材料の)第1の金属層を堆積させ、その後に(例えば、タングステンまたは別の導電性材料の)第2の金属層を第1の金属層上に形成することにより形成される。
【0058】
導電性材料514、514'は、化学気相成長、物理気相成長、電子ビーム堆積、原子層堆積、パルスレーザ堆積、これらの組み合わせ等であるが、これらに限定されない任意の好適な態様で、チャネル512、512'の残存する部分内に形成され、および/または堆積され得る。限定しないが、導電性材料は、(例えば、チタニウムまたは他の導電性材料ンの)第1の金属層を化学気相成長し、その後に第1の金属層上で(例えば、タングステンまたは別の導電性材料の)第2の金属層を化学気相成長することにより形成されることが好ましい。
【0059】
導電性材料514、514'の堆積後、誘電体層504および導電層505のスタックのうちの最上のものの上部表面から導電性材料を除去するように、化学機械研磨(CMP)が任意選択で実行され得、従って、導電性材料514、514'は、トレンチ510、510'内まで、またはより具体的にはその中に形成されたチャネル512、512'内まで絶縁され得る。いくつかの実施形態において、導電性材料514、514'の表面は、
図5Fに示されるように、複数の誘電体層504および導電層505のスタックのうちの最上のものの上部表面と同一平面上にある。
【0060】
この点において、不揮発性メモリの形成は、例えば、1または複数のアクセス線を導電性材料514、514'に結合することにより、複数のそのような線を構造体509、例えば、メモリアレイおよび/またはその周辺領域の下方に既に形成されている場合がある駆動回路をルーティングするように継続し得る。このように、複数のアクセス線は、チャネル512、512'を介してルーティングされ得る。上記のように、これは、複数のアクセス線が1または複数の貫通ビアを介して下部回路へとルーティングされ得る多種多様な代替のルーティング構成を利用可能にし得る。いくつかの実施形態において、これは、不揮発性メモリのブロックの高さおよび性能に影響を与えることなく、または実質的に影響を与えることなく、多数のアクセス線がルーティングされ、および/または複数の追加のアクセス線が追加されることを可能にし得る。従って、本明細書に説明される複数の技術は、多数のアクセス線がルーティングされる必要があり、アレイのブロックの高さが設計考慮事項および/または規格により制限される複数の高密度メモリアレイにおいて特に有用であることが期待されている。
【0061】
図6は、本開示の1または複数の実施形態による少なくとも1つのメモリデバイスを有する電子システムの機能ブロック図である。
図6に例示されるメモリデバイス600は、プロセッサ610のようなホストに結合される。プロセッサ610は、マイクロプロセッサまたはいくつかの他のタイプの制御回路であってもよい。メモリデバイス600およびプロセッサ610は、電子システム620の一部を形成する。メモリデバイス600は、本開示の様々な実施形態を理解するのに役立つメモリデバイスの複数のフィーチャに焦点を当てるべく簡略化されている。
【0062】
メモリデバイス600は、複数の行および列のバンクに論理的に配置され得るメモリセルの1または複数のメモリアレイ690を含む。1または複数の実施形態によれば、メモリアレイ690は、
図1〜
図3および
図5A〜
図5Fの複数のメモリアレイに関して上記されたように構成され得る。従って、メモリアレイ690は、メモリデバイス600の一部としての1または複数のダイ上に存在する複数のメモリセルの複数のバンクおよびブロックを含む、フラッシュメモリの形態であり得る。
【0063】
アドレスバッファ回路640は、複数のアドレス入力接続部A0〜AX642に提供される複数のアドレス信号をラッチするべく提供され得る。複数のアドレス信号は、メモリアレイ690にアクセスするべく、行デコーダ644および列デコーダ648により受信およびデコードされる。行デコーダ644は、例えば、本開示の様々な実施形態による複数のワード線、ストリングセレクトゲート、および1または複数のプレーンゲートを駆動するように構成される複数のドライバ回路を備え得る。本明細書の利益と共に、アドレス入力接続部642の数がメモリアレイ690の密度およびアーキテクチャに依存し得ることが当業者には理解されるであろう。即ち、アドレス数字の数は、例えば、増加したメモリセルカウント、ならびに増加したバンクおよびブロックカウントの両方と共に増加する。
【0064】
メモリデバイス600は、感知/データキャッシュ回路650のような感知デバイスを用いて複数のメモリアレイ列における電圧または電流の変化を感知することにより、メモリアレイ690においてデータを読み取り得る。いくつかの実施形態において、感知/データキャッシュ回路650は、メモリアレイ690からデータの行を読み取ってラッチするべく結合される。データ入力および出力(I/O)バッファ回路660は、複数のデータ接続部662を介したプロセッサ610との双方向のデータ通信のために含まれ得る。書き込み/消去回路656は、メモリアレイ690にデータを書き込み、またはこれからデータを消去するべく提供され得る。
【0065】
制御回路670は、上述の様々なゲートの制御を容易にする等、本開示の様々な実施形態を少なくとも部分的に実装するように構成され得る。少なくとも一実施形態において、制御回路670は、ステートマシンを含み得る。複数の制御信号およびコマンドは、プロセッサ610により、コマンドバス672を介してメモリデバイス600に送信され得る。コマンドバス672は、離散信号または複数のコマンド信号を送信し得る。コマンドバス672を介して送信された複数のコマンド信号は、データ読み取り、データプログラム(例えば、書き込み)、および消去動作を含む、メモリアレイ690上での複数の動作を制御するべく用いられ得る。コマンドバス672、アドレスバス642、およびデータバス662は全て、いくつかの標準的インタフェース678を形成するべく組み合わされてもよく、または部分的に組み合わされてもよい。例えば、メモリデバイス600とプロセッサ610との間のインタフェース678は、ユニバーサルシリアルバス(USB)インタフェースであってもよい。また、インタフェース678は、当業者に既知の周辺構成要素インタフェース(PCI)、PCIエクスプレスインタフェース、シリアルアドバンストテクノロジーアタッチメント(SATA)またはパラレルアドバンストテクノロジーアタッチメント(PATA)、これらの組み合わせ等であるが、これらに限定されない多くのハードディスクドライブおよびマザーボードと共に用いられる標準的インタフェースであってもよい。
【0066】
[例] 以下の複数の例は、更なる実施形態に関する。本開示の以下の複数の例は、以下に提供されるように、不揮発性メモリ等の主題の材料およびそれを製造するための複数の方法を含み得る。
【0067】
例1。本開示の技術の一例は、絶縁層上に形成された交互の複数の誘電体層および複数の導電層のスタックを有し、アレイ領域および周辺領域を更に有するメモリアレイと、アレイ領域および周辺領域のうちの少なくとも1つの下に形成され、不揮発性メモリの別のコンポーネントに電気的に結合される構造体と、アレイ領域および周辺領域のうちの少なくとも1つに形成されるアレイ貫通ビアとを備え、メモリアレイの少なくとも1つのアクセス線は、アレイ貫通ビアを介してルーティングされる、不揮発性メモリである。
【0068】
例2。本例は、例1のいずれかまたは全ての特徴を含み、アレイ貫通ビアは、少なくとも周辺領域に形成される。
【0069】
例3。本例は、例1のいずれかまたは全ての特徴を含み、メモリアレイは、複数のメモリセルの縦型スタックを含む。
【0070】
例4。本例は、例1のいずれかまたは全ての特徴を含み、別のコンポーネントは、メモリアレイの少なくとも1つのメモリストリングを駆動するためのドライバ回路を含む。
【0071】
例5。本例は、例4のいずれかまたは全ての特徴を含み、メモリアレイは、各々が複数のメモリセルを含む少なくとも第1のメモリアレイおよび第2のメモリアレイを有し、ドライバ回路は、第1のメモリアレイと第2のメモリアレイとの間で共有され、それらのメモリセルを駆動するように構成される。
【0072】
例6。本例は、例1のいずれかまたは全ての特徴を含み、交互の複数の誘電体層および複数の導電層のスタックは、上部表面を含み、アレイ貫通ビアは、上部表面から構造体へと延在する。
【0073】
例7。本例は、例1の特徴のいずれかまたは全てを含み、アレイ貫通ビアは、少なくとも1つの高アスペクト比トレンチを含む。
【0074】
例8。本例は、例7の特徴のいずれかまたは全てを含み、少なくとも1つの絶縁材料は、トレンチを少なくとも部分的に充填する。
【0075】
例9。本例は、例8の特徴のいずれかまたは全てを含み、少なくとも1つの絶縁材料は、ホウリンケイ酸ガラス、非導電性酸化シリコン、スピン・オン・誘電性材料、またはこれらの組み合わせからなる群から選択される。
【0076】
例10。本例は、例9の特徴のいずれかまたは全てを含み、少なくとも1つの絶縁材料は、ホウリンケイ酸ガラス、SiO
2、およびスピン・オン・誘電性材料の組み合わせである。
【0077】
例11。本例は、例8の特徴のいずれかまたは全てを含み、少なくとも1つのチャネルは、絶縁材料内に形成される。
【0078】
例12。本例は、例11の特徴のいずれかまたは全てを含み、少なくとも1つの導電性材料は、少なくとも1つのチャネル内に形成される。
【0079】
例13。本例は、例12の特徴のいずれかまたは全てを含み、少なくとも1つの導電性材料は、アルミニウム、銅、チタニウム、タングステン、導電性金属窒化物、導電性金属酸化物、導電性ポリマー、多結晶シリコン、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される。
【0080】
例14。本例は、例12の特徴のいずれかまたは全てを含み、少なくとも1つの導電性材料は、少なくとも1つの第1の導電層、および少なくとも1つの第1の導電層上に堆積される少なくとも1つの第2の導電層の形態である。
【0081】
例15。本例は、例14の特徴のいずれかまたは全てを含み、第1の導電層は、チタニウムであり、第2の導電層は、タングステンである。
【0082】
例16。本例は、例12〜15のうちのいずれか1つの特徴のいずれかまたは全てを含み、絶縁材料とチャネルとの間の厚さは、導電性材料を、交互の複数の誘電体層および複数の導電層のスタックから電気的に絶縁するのに十分である。
【0083】
例17。本例は、例12および13のうちのいずれか1つの特徴のいずれかまたは全てを含み、少なくとも1つの導電性材料と交互の複数の誘電体層および導電層のスタックとの間に形成された少なくとも1つのバリア層を更に含む。
【0084】
例18。本例は、例17の特徴のいずれかまたは全てを含み、少なくとも1つのバリア層は、窒化チタニウム、窒化タンタル、窒化タングステン、タングステン、およびこれらの組み合わせからなる群から選択されるバリア材料から形成される。
【0085】
例19。本例は、例14および15のうちのいずれか1つの特徴のいずれかまたは全てを含み、第1の導電層と交互の複数の誘電体層および導電層のスタックとの間に形成された少なくとも1つのバリア層を更に含む。
【0086】
例20。本例は、例19の特徴のいずれかまたは全てを含み、少なくとも1つのバリア層は、窒化チタニウム、窒化タンタル、窒化タングステン、タングステン、およびこれらの組み合わせからなる群から選択されるバリア材料から形成される。
【0087】
例21。本例は、例1の特徴のいずれかまたは全てを含み、少なくとも1つのアクセス線は、ソース線、ワード線、セレクトゲートソース線、およびセレクトゲートドレイン線のうちの少なくとも1つを含む。
【0088】
例22。本例によれば、不揮発性メモリを形成する方法であって、絶縁層上に形成される交互の複数の誘電体層および複数の導電層のスタックを含み、アレイ領域および周辺領域を更に含むメモリアレイを提供する段階と、アレイ領域および周辺領域のうちの少なくとも1つに少なくとも1つのアレイ貫通ビアを形成する段階とを備え、アレイ貫通ビアは、交互の複数の誘電体層および複数の導電層のスタックの上部表面からアレイ領域および周辺領域のうちの少なくとも1つの下の構造体へと延在し、構造体は、不揮発性メモリの別のコンポーネントに電気的に結合され、アレイ貫通ビアは、メモリアレイの少なくとも1つのアクセス線を構造体に電気に結合することを可能にするように構成される、方法が提供される。
【0089】
例23。本例は、例22のいずれかまたは全ての特徴を含み、メモリアレイは、複数のメモリセルの縦型スタックを含む。
【0090】
例24。本例は、例22のいずれかまたは全ての特徴を含み、別のコンポーネントは、メモリアレイの少なくとも1つのメモリストリングを駆動するためのドライバ回路を含む。
【0091】
例25。本例は、例24のいずれかまたは全ての特徴を含み、メモリアレイは、各々が複数のメモリセルを含む少なくとも第1のメモリアレイおよび第2のメモリアレイを有し、ドライバ回路は、第1のメモリアレイと第2のメモリアレイとの間で共有され、それらのメモリセルを駆動するように構成される。
【0092】
例26。本例は、例23のいずれかまたは全ての特徴を含み、交互の複数の誘電体層および複数の導電層のスタックは、上部表面を含み、アレイ貫通ビアは、上部表面から構造体へと延在する。
【0093】
例27。本例は、例22の特徴のいずれかまたは全てを含み、少なくとも1つのアレイ貫通ビアを形成する段階は、交互の複数の誘電体層および複数の導電層の上部表面から構造体へと延在する少なくとも1つの高アスペクト比トレンチを形成する段階を有する。
【0094】
例28。本例は、例27の特徴のいずれかまたは全てを含み、少なくとも1つの高アスペクト比トレンチを形成する段階は、ドライエッチング処理を用いて交互の複数の誘電体層および導電層をエッチングする段階を有する。
【0095】
例29。本例は、例27の特徴のいずれかまたは全てを含み、少なくとも1つのアレイ貫通ビアを形成する段階は、少なくとも1つの絶縁材料で少なくとも1つの高アスペクト比トレンチを充填する段階を更に有する。
【0096】
例30。本例は、例25の特徴のいずれかまたは全てを含み、少なくとも1つの絶縁材料は、ホウリンケイ酸ガラス、非導電性酸化シリコン、スピン・オン・誘電性材料、またはこれらの組み合わせからなる群から選択される。
【0097】
例31。本例は、例30の特徴のいずれかまたは全てを含み、少なくとも1つの絶縁材料は、ホウリンケイ酸ガラス、SiO
2、およびスピン・オン・誘電性材料の組み合わせである。
【0098】
例32。本例は、例31の特徴のいずれかまたは全てを含み、少なくとも1つの高アスペクト比トレンチを充填する段階は、少なくとも1つの高アスペクト比トレンチにホウリンケイ酸ガラスを堆積させる段階と、化学気相成長によりホウリンケイ酸ガラス上にテトラオルトシリケートを堆積させる段階と、テトラオルトシリケートをシリカに転換する段階と、シリカおよびホウリンケイ酸ガラスのうちの少なくとも1つにスピン・オン・誘電性材料を堆積させる段階とを有する。
【0099】
例33。本例は、例29の特徴のいずれかまたは全てを含み、少なくとも1つのアレイ貫通ビアを形成する段階は、少なくとも1つの絶縁材料内に少なくとも1つのチャネルを形成する段階を更に有する。
【0100】
例34。本例は、例33の特徴のいずれかまたは全てを含み、少なくとも1つのチャネルを形成する段階は、チャネルが少なくとも1つの絶縁材料の上部表面からコンポーネントへと延在するように、少なくとも1つの絶縁材料をエッチングする段階を含む。
【0101】
例35。本例は、例34の特徴のいずれかまたは全てを含み、少なくとも1つの絶縁材料をエッチングする段階は、ドライエッチング処理を用いて実行される。
【0102】
例36。本例は、例33の特徴のいずれかまたは全てを含み、少なくとも1つのアレイ貫通ビアを形成する段階は、少なくとも1つの導電性材料で少なくとも1つのチャネルを充填する段階を更に有する。
【0103】
例37。本例は、例36の特徴のいずれかまたは全てを含み、少なくとも1つの導電性材料は、アルミニウム、銅、チタニウム、タングステン、導電性金属窒化物、導電性金属酸化物、導電性ポリマー、多結晶シリコン、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される。
【0104】
例38。本例は、例36の特徴のいずれかまたは全てを含み、少なくとも1つの導電性材料は、少なくとも1つの第1の導電層、および少なくとも1つの第1の導電層上に堆積される少なくとも1つの第2の導電層の形態である。
【0105】
例39。本例は、例38の特徴のいずれかまたは全てを含み、第1の導電層は、チタニウムであり、第2の導電層は、タングステンである。
【0106】
例40。本例は、例36〜39のうちのいずれか1つの特徴のいずれかまたは全てを含み、絶縁材料とチャネルとの間の厚さは、導電性材料を、交互の複数の誘電体層および複数の導電層のスタックから電気的に絶縁するのに十分である。
【0107】
例41。本例は、例36および37のうちのいずれか1つの特徴のいずれかまたは全てを含み、少なくとも1つの導電性材料と交互の複数の誘電体層および複数の導電層のスタックとの間に少なくとも1つのバリア層を形成する段階を更に備える。
【0108】
例42。本例は、例41の特徴のいずれかまたは全てを含み、少なくとも1つのバリア層は、窒化チタニウム、窒化タンタル、窒化タングステン、タングステン、およびこれらの組み合わせからなる群から選択されるバリア材料から形成される。
【0109】
例43。本例は、例41の特徴のいずれかまたは全てを含み、少なくとも1つのバリア層を形成する段階は、化学気相成長、物理気相成長、電子ビーム堆積、原子層堆積、およびパルスレーザ堆積のうちの少なくとも1つを用いて実行される。
【0110】
例44。本例は、例38および39のうちのいずれか1つの特徴のいずれかまたは全てを含み、第1の導電層と交互の複数の誘電体層および複数の導電層のスタックとの間に少なくとも1つのバリア層を形成する段階を更に備える。
【0111】
例45。本例は、例44の特徴のいずれかまたは全てを含み、少なくとも1つのバリア層は、窒化チタニウム、窒化タンタル、窒化タングステン、タングステン、およびこれらの組み合わせからなる群から選択されるバリア材料から形成される。
【0112】
例46。本例は、例44の特徴のいずれかまたは全てを含み、少なくとも1つのバリア層を形成する段階は、化学気相成長、物理気相成長、電子ビーム堆積、原子層堆積、およびパルスレーザ堆積のうちの少なくとも1つを用いて実行される。
【0113】
例47。本例は、例22の特徴のいずれかまたは全てを含み、少なくとも1つのアクセス線は、ソース線、ワード線、セレクトゲートソース線、およびセレクトゲートドレイン線のうちの少なくとも1つを含む。
【0114】
本明細書において使用されている複数の用語および表現は、限定ではなく説明の用語として用いられ、そのような複数の用語および表現を用いる場合に、示され、説明される複数の特徴(またはそれらの一部)の任意の均等物を除外する意図はなく、様々な修正形態が特許請求の範囲内で可能であることが理解される。従って、特許請求の範囲は、そのような複数の均等物を全て包含することを意図する。