特許第6616265号(P6616265)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6616265加熱部、基板処理装置、及び半導体装置の製造方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6616265
(24)【登録日】2019年11月15日
(45)【発行日】2019年12月4日
(54)【発明の名称】加熱部、基板処理装置、及び半導体装置の製造方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/31 20060101AFI20191125BHJP
   C23C 16/455 20060101ALI20191125BHJP
   H01L 21/318 20060101ALI20191125BHJP
【FI】
   H01L21/31 B
   C23C16/455
   H01L21/318 B
【請求項の数】16
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2016-175856(P2016-175856)
(22)【出願日】2016年9月8日
(65)【公開番号】特開2017-76781(P2017-76781A)
(43)【公開日】2017年4月20日
【審査請求日】2018年8月30日
(31)【優先権主張番号】特願2015-204503(P2015-204503)
(32)【優先日】2015年10月16日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】318009126
【氏名又は名称】株式会社KOKUSAI ELECTRIC
(73)【特許権者】
【識別番号】503148649
【氏名又は名称】株式会社東京技術研究所
(74)【代理人】
【識別番号】110000039
【氏名又は名称】特許業務法人アイ・ピー・ウィン
(72)【発明者】
【氏名】杉浦 忍
(72)【発明者】
【氏名】桑田 陽介
(72)【発明者】
【氏名】宮下 智康
(72)【発明者】
【氏名】梅川 純史
(72)【発明者】
【氏名】木村 一洋
(72)【発明者】
【氏名】平塚 顕彦
(72)【発明者】
【氏名】片岡 薫
(72)【発明者】
【氏名】新井 亮介
【審査官】 佐藤 靖史
(56)【参考文献】
【文献】 特表2013−500451(JP,A)
【文献】 特開2008−032544(JP,A)
【文献】 特開平08−028778(JP,A)
【文献】 特開2010−048412(JP,A)
【文献】 特開平07−305796(JP,A)
【文献】 特開平09−232295(JP,A)
【文献】 特開2008−164115(JP,A)
【文献】 特開2014−085185(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/31
C23C 16/455
H01L 21/318
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
直線状に形成された複数の直管部と該直管部間を連接する屈曲された屈曲部とを有するガス管の表面を覆い、加熱する加熱部であって、
発熱体の外側に配置される断熱部と、
前記断熱部および前記発熱体を包囲する包囲体と、
前記包囲体の外側に設けられ、前記包囲体の一端側と他端側とが隣接した状態で前記一端側と前記他端側とを留める留め部と、
前記ガス管と対向する位置に配置された温度検知部と、を備え、
前記直管部と前記屈曲部とを覆う前記留め部は、前記直管部それぞれの前記一端側及び前記他端側を覆うカバーを有する
加熱部。
【請求項2】
前記温度検知部は、前記ガス管の表面に沿って前記ガス管側の主面が湾曲するよう構成されている請求項1記載の加熱部。
【請求項3】
記屈曲部には、前記カバーに巻き込んで、前記屈曲部を覆う補助カバーが設けられる請求項1記載の加熱部。
【請求項4】
前記カバーには、その内部に該カバーの強度を高めるシートが設けられている請求項記載の加熱部。
【請求項5】
前記補助カバーは、その内部に該補助カバーの強度を高めるシートを設けない構成である請求項3記載の加熱部。
【請求項6】
基板を処理する処理室と、前記処理室内に原料ガスを供給するガス管を有するガス供給系と、前記ガス管の表面を覆い、加熱する加熱部と、を備え、
前記ガス管は、直線状に形成された複数の直管部と該直管部間を連接する屈曲された屈曲部を有し、
前記加熱部は、
前記ガス管を加熱する発熱体の外側に配置される断熱部と、
前記断熱部および前記発熱体を包囲する包囲体と、
前記包囲体の外側に設けられ、前記包囲体の一端側と他端側とが隣接した状態で前記一端側と前記他端側とを留める留め部と、
前記ガス管と対向する位置に配置された温度検知部と、を備え、
前記直管部と前記屈曲部とを覆う前記留め部は、前記直管部それぞれの前記一端側及び前記他端側を覆うカバーを有する
基板処理装置。
【請求項7】
発熱体の外側に配置される断熱部と、前記断熱部および前記発熱体を包囲する包囲体と、前記包囲体の外側に設けられ、前記包囲体の一端側と他端側とが隣接した状態で前記一端側と前記他端側とを留める留め部と、直線状に形成された複数の直管部と該直管部間を連接する屈曲された屈曲部とを有するガス管と対向する位置に配置された温度検知部と、を備え、前記直管部と前記屈曲部とを覆う前記留め部は、前記直管部それぞれの前記一端側及び前記他端側を覆うカバーを有する前記ガス管の表面を覆う加熱部により、前記ガス管を加熱しつつ前記温度検知部で温度検知しながら、前記ガス管を介して処理室内に原料ガスを供給して基板を処理する工程を有する半導体装置の製造方法。
【請求項8】
蛇腹状に形成されたフレキシブル管を含むガス管の表面を覆い、加熱する加熱部であって、
発熱体の外側に配置される断熱部と、
前記断熱部および前記発熱体を包囲する包囲体と、
前記包囲体の外側に設けられ、前記包囲体の一端側と他端側とが隣接した状態で前記一端側と前記他端側とを留める留め部と、
前記ガス管と対向する位置に配置された温度検知部と、を備え、
前記温度検知部は、前記フレキシブル管と非接触となるよう配置されている加熱部。
【請求項9】
前記発熱体と前記発熱体が取り付けられる断熱部材とを有する発熱部を設け、
前記温度検知部は、前記発熱体と同様に前記断熱部材に取り付けられるよう構成されている請求項記載の加熱部。
【請求項10】
前記フレキシブル管を覆う前記加熱部の前記発熱体は、前記フレキシブル管を基軸として前記フレキブル管の蛇腹部の山折部と谷折部とに一部が平行となるように形成されている請求項記載の加熱部。
【請求項11】
前記フレキシブル管を覆う前記加熱部の前記断熱部は複数の断熱層で構成され、
前記断熱層それぞれは、前記フレキシブル管内のガスの流れ方向に対して垂直方向に切り込まれ、複数に分割されている請求項記載の加熱部。
【請求項12】
前記断熱層それぞれは、前記フレキシブル管内のガスの流れ方向に対して垂直方向に延在するスリットが設けられている請求項11記載の加熱部。
【請求項13】
隣接する前記断熱層それぞれのスリットの位置がずらされて配置されている請求項12記載の加熱部。
【請求項14】
前記包囲体には、前記フレキシブル管内のガス流れ方向に対して垂直方向に延在する折り目が設けられている請求項記載の加熱部。
【請求項15】
基板を処理する処理室と、前記処理室内に原料ガスを供給するガス管を有するガス供給系と、前記ガス管の表面を覆い、加熱する加熱部と、を備え、
前記ガス管は、蛇腹状に形成されたフレキシブル管を含み、
前記加熱部は、
発熱体の外側に配置される断熱部と、
前記断熱部および前記発熱体を包囲する包囲体と、
前記包囲体の外側に設けられ、前記包囲体の一端側と他端側とが隣接した状態で前記一端側と前記他端側とを留める留め部と、
前記ガス管と対向する位置に配置された温度検知部と、を有し、
前記温度検知部は、前記フレキシブル管と非接触となるよう配置されている
基板処理装置。
【請求項16】
発熱体の外側に配置される断熱部と、前記断熱部および前記発熱体を包囲する包囲体と、前記包囲体の外側に設けられ、前記包囲体の一端側と他端側とが隣接した状態で前記一端側と前記他端側とを留める留め部と、蛇腹状に形成されたフレキシブル管を含むガス管と対向する位置に配置された温度検知部と、を有し、前記フレキシブル管と非接触となるよう配置されている加熱部により前記ガス管を加熱しつつ前記温度検知部で温度検知しながら、前記ガス管を介して処理室内に原料ガスを供給して基板を処理する工程を有する半導体装置の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は加熱部、基板処理装置、及び半導体装置の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体製造装置としての基板処理装置は必要なガスの供給及び排気等を行う必要があり、ガスの供給配管及び排気配管にはその配管を加熱する加熱部(以後、配管ヒータともいう)を備え、加熱状態を保持して内部を流通するガス等の冷却による再液化、副生成物の付着を防ぐように考慮されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
従来は、基板処理装置内、付帯設備、あるいはそれらに接続される配管などの被加熱体を加熱する手段として、汎用性のあるテープヒータ、あるいはリボンヒータを設置し、外周に絶縁体および断熱材を設置していたが、作業者による取り付け状態のばらつきが生じ、温度均一性が悪い。ここで、本明細書において、「ガス管」という言葉は、配管ヒータが装着される対象の配管の総称である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2011−61002号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的はヒータにより加熱されるガス管の温度ムラを低減する構成を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、
ガス管の表面を覆い、加熱する加熱部であって、発熱体の外側に配置される断熱部と、前記断熱部および前記発熱体を包囲する包囲体と、前記包囲体の外側に設けられ、前記包囲体の一端側と他端側とが隣接した状態で前記一端側と前記他端側とを留める留め部と、前記包囲体よりも前記ガス管側であって、該ガス管の表面と対向する位置に配置され、前記ガス管側を主面として板状に形成された温度検知部と、を備える構成が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ガス管の温度ムラを低減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施形態に係る基板処理装置で好適に用いられる処理室を説明するための概略縦断面図である。
図2】実施形態に係る基板処理装置で好適に用いられるコントローラの構造を説明するためのブロック図である。
図3】実施形態に係る基板処理装置で好適に用いられる基板処理工程を示すフローチャートである。
図4】(a)は、実施形態に好適に用いられる配管ヒータの構成を説明するための断面図であり、(b)は、実施形態に好適に用いられる配管ヒータの構成を説明するための横断面図であり、(c)は、実施形態に好適に用いられる配管ヒータの構成の詳細を説明するための断面図である。
図5】(a)は、実施形態に好適に用いられる温度検知部の第一の実施例を示す断面図であり、(b)は、実施形態に好適に用いられる温度検知部の第二の実施例を示す断面図であり、(c)は、実施形態に好適に用いられる温度検知部の第三の実施例を示す断面図である。
図6】実施形態に好適に用いられる配管ヒータをガス配管に被覆した構成を説明するための概観図である。
図7】(a)は、実施形態に好適に用いられる留め部の構成を説明するための展開図であり、(b)は、実施形態に好適に用いられる留め部のカバー部を説明するための断面図であり、(c)は、実施形態に好適に用いられる留め部の補助カバー部を説明するための断面図である。
図8】(a)は、実施形態に好適に用いられる配管ヒータの留め部を展開した図であり、(b)は、実施形態に好適に用いられる配管ヒータをガス配管に被覆した構成を説明するための概観図である。
図9】他の実施形態に好適に用いられる配管ヒータの構成断面図である。
図10】(a)は、実施形態に好適に用いられる配管ヒータの構成を説明するための断面図であり、(b)は、実施形態に好適に用いられる配管ヒータの構成を説明するための横断面図であり、(c)は、実施形態に好適に用いられる配管ヒータの構成の詳細を説明するための断面図である。
図11】実施形態に好適に用いられる配管ヒータの包囲体を展開した一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(1)基板処理装置の構成
以下、実施形態について、図面を用いて説明する。ただし、以下の説明において、同一構成要素には同一符号を付し繰り返しの説明を省略することがある。なお、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。
【0010】
本明細書において「ウエハ」という言葉を用いた場合は、ウエハそのものを意味する場合や、ウエハとその表面に形成された所定の層や膜との積層体を意味する場合がある。本明細書において「ウエハの表面」という言葉を用いた場合は、ウエハそのものの表面を意味する場合や、ウエハ上に形成された所定の層等の表面を意味する場合がある。本明細書において「ウエハ上に所定の層を形成する」と記載した場合は、ウエハそのものの表面上に所定の層を直接形成することを意味する場合や、ウエハ上に形成されている層等の上に所定の層を形成することを意味する場合がある。本明細書において「基板」という言葉を用いた場合も、「ウエハ」という言葉を用いた場合と同義である。
【0011】
(処理炉)
図1に示すように、加熱手段であるヒータ207の内側に、基板であるウエハ200を処理する処理容器として反応管203が設けられる。この反応管203の下端にはインレットフランジ210が設けられ、インレットフランジ210は蓋体であるシールキャップ219により気密部材であるOリング220を介して気密に閉塞されている。少なくとも、反応管203、インナーチューブ204、インレットフランジ210、シールキャップ219により処理室201を形成している。また、インレットフランジ210には、インナーチューブ204が載置されている。シールキャップ219には石英キャップ218を介して基板保持部であるボート217が設置されている。石英キャップ218、ボート217は処理室201内外に搬入出される。ボート217にはバッチ処理される複数のウエハ200が水平に多段に積載される。ヒータ207は処理室201に挿入されたウエハ200を所定の温度に加熱する。
【0012】
処理室201には第1の処理ガス(原料ガス)を供給するガス管としてのガス配管10と第2の処理ガス(反応ガス)を供給するガス配管11とが連通される。ガス配管10には、上流側から、第1の処理ガスとしての第1の原料ガスを供給するガス供給器4、ガス供給器4からの第1の原料ガスの流量を制御する流量制御器(マスフローコントローラ:MFC)41、第1の原料ガスの流路を開閉するバルブ34が設けられている。ガス配管10からは、ガス供給器4、MFC41、バルブ34を介し、さらに処理室201内に設置されたノズル234を介して、処理室201内に第1の処理ガスが供給される。ガス配管10、MFC41、バルブ34、ノズル234により第1の処理ガス供給系が構成される。ガス配管11には、上流側から、第2の処理ガスとしての第1の反応ガスを供給するガス供給器5、ガス供給器5からの第1の反応ガスの流量を制御するMFC32、第1の反応ガスの流路を開閉するバルブ35が設けられている。ガス配管11からは、ガス供給器5、MFC32、バルブ35を介して、さらに処理室201内に設置されたノズル233を介して、処理室201内に第2の処理ガスが供給される。ガス配管11、MFC32、バルブ35、ノズル233により第2の処理ガス供給系が構成される。ガス供給器4から処理室201までのガス配管10の周りには、ガス配管10を加熱するガス配管用ヒータ22が設けられている。ガス配管用ヒータ22には実施形態に係る例えばジャケットヒータ等の加熱部310(以後、第1の配管ヒータともいう)が用いられる。ガス配管10には、不活性ガスを供給するためのガス配管40がバルブ39を介してバルブ34の下流側に接続されている。本実施形態では第2の処理ガス供給系にガス配管用ヒータを設けていないが、第2の処理ガスに応じて適宜本実施形態における加熱部310を設けるようにしてもよい。
【0013】
ガス配管10は、直線状に形成された複数の直管部と該直管部間を連接する屈曲された屈曲部とを有する。また、ガス配管10の直管部とインレットフランジ210との間のガス配管10は、蛇腹状に成形された継ぎ目のない配管(以下、フレキシブル管ともいう)で構成されている。ガス配管10は、インレットフランジ210を介してノズル234に接続されている。ガス配管10の材質は、SUS等の金属部材で構成されている。ここで、図1におけるAで示されるガス配管10は、直管部で構成される。図1におけるBで示されるガス配管10は、フレキシブル管で構成される。ここで、本明細書において、直管部、屈曲部、及びフレキシブル管は、それぞれガス配管10の一部であり、且つ配管ヒータ(本実施の形態では、加熱部310)が設けられるので、ガス管である。
【0014】
処理室201は、ガスを排気する排気管としての排気配管231によりAPCバルブ243を介して真空ポンプ246に接続されている。排気配管231、APCバルブ243、真空ポンプ246によりガス排気系が構成されている。反応管203から真空ポンプ246までの排気配管231の周りには、排気配管231を加熱する排気配管用ヒータ20(以後、第2の配管ヒータともいう)が設けられている。排気配管用ヒータ20にも実施形態に係る加熱部310を用いてもよい。また、本明細書において、排気管231も、配管ヒータ(本実施の形態では、ガス配管用ヒータ20)が設けられるので、ガス管である。
【0015】
反応管203の下部から上部へ縦方向に延在して、ノズル234が設置されている。そしてノズル234には原料ガスを供給するための複数のガス供給孔が設けられている。このガス供給孔は、インナーチューブ204を介して対向するウエハ200とウエハ200の間の位置に開けられ、ウエハ200に処理ガスが供給される。ノズル234の位置より反応管203の内周方向に離れた位置に、ノズル233がノズル234と同様に設置されている。このノズル233にも同様に複数のガス供給孔が設けられている。ノズル234は上述の通りガス配管10に連通し、処理室201内に第1の処理ガス及びガス配管10に接続されたガス配管40からの不活性ガスを供給する。また、ノズル233は上述の通りガス配管11に連通し、処理室201内に、第2の処理ガス及びガス配管11に接続されたガス配管6からの不活性ガスを供給する。ノズル234及びノズル233から交互に処理室201内に処理ガスが供給されて成膜が行われる。
【0016】
インナーチューブ204内には複数枚のウエハ200を多段に同一間隔で載置するボート217が設けられており、このボート217はボート昇降機構としてのボートエレベータにより処理室201内に出入りできるようになっている。また、処理の均一性を向上するためにボート217を回転するための回転手段であるボート回転機構としての回転機構267が設けてあり、回転機構267を回転することにより石英キャップ218に保持されたボート217を回転するようになっている。
【0017】
(コントローラ)
コントローラについて図2を用いて説明する。
【0018】
制御部(制御手段)であるコントローラ321は、CPU(Central Processing Unit)321a、RAM(Random Access Memory)321b、記憶装置321c、I/Oポート321dを備えたコンピュータとして構成されている。RAM321b、記憶装置321c、I/Oポート321dは、内部バス321eを介して、CPU321aとデータ交換可能なように構成されている。コントローラ321には、例えばタッチパネル等として構成された入出力装置322が接続されている。
【0019】
記憶装置321cは、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等で構成される。記憶装置321c内には、基板処理装置1の動作を制御する制御プログラムや、後述する基板処理の手順や条件などが記載されたプロセスレシピ等が、読み出し可能に格納されている。なお、プロセスレシピは、後述する基板処理工程における各手順をコントローラ321に実行させ、所定の結果を得ることが出来るように組み合わされたものであり、プログラムとして機能する。以下、このプロセスレシピや制御プログラム等を総称して、単に、プログラムともいう。また、プロセスレシピを、単に、レシピともいう。本明細書においてプログラムという言葉を用いた場合は、レシピ単体のみを含む場合、制御プログラム単体のみを含む場合、または、それらの両方を含む場合がある。RAM321bは、CPU321aによって読み出されたプログラムやデータ等が一時的に保持されるメモリ領域(ワークエリア)として構成されている。
【0020】
I/Oポート321dは、上述のMFC32,33,41、バルブ34,35,36,39、圧力センサ245、APCバルブ243、真空ポンプ246、ヒータ207、ガス配管用ヒータ22(310)、排気配管用ヒータ20、温度センサ263、回転機構267、ボートエレベータ等に接続されている。
【0021】
CPU321aは、記憶装置321cから制御プログラムを読み出して実行すると共に、入出力装置322からの操作コマンドの入力等に応じて記憶装置321cからプロセスレシピを読み出すように構成されている。そして、CPU321aは、読み出したプロセスレシピの内容に沿うように、MFC32,33,41による各種ガスの流量調整動作、バルブ34,35,36,39の開閉動作、APCバルブ243の開閉動作及びAPCバルブ243による圧力センサ245に基づく圧力調整動作、温度センサ263に基づくヒータ207の温度調整動作、真空ポンプ246の起動および停止、回転機構267によるボート217の回転および回転速度調節動作、ボートエレベータによるボート217の昇降動作等を制御するように構成されている。
【0022】
なお、コントローラ321は、外部記憶装置(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスク、CDやDVD等の光ディスク、MO等の光磁気ディスク、USBメモリやメモリカード等の半導体メモリ)323に格納された上述のプログラムを、コンピュータにインストールすることにより構成することができる。記憶装置321cや外部記憶装置323は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体として構成されている。なお、コンピュータへのプログラムの提供は、外部記憶装置323を用いず、インターネットや専用回線等の通信手段を用いて行ってもよい。
【0023】
(2)基板処理工程
次に、半導体製造装置としての基板処理装置1を使用して、基板を処理する基板処理工程の概略について説明する。この基板処理工程は、例えば、半導体装置を製造するための一工程である。なお、以下の説明において、基板処理装置1を構成する各部の動作や処理は、コントローラ321により制御される。
ここでは、基板としてのウエハ200に対して、第1の処理ガス(原料ガス)と第2の処理ガス(反応ガス)とを交互に供給することで、ウエハ200上に膜を形成する例について説明する。以下、原料ガスとしてヘキサクロロジシラン(Si2Cl6、略称:HCDS)ガスを用い、反応ガスとしてNH3(アンモニア)ガスを用いてウエハ200上に薄膜としてSiN(シリコン窒化)膜を形成する例について説明する。なお、例えば、ウエハ200上には、予め所定の膜が形成されていてもよく、また、ウエハ200又は所定の膜には予め所定のパターンが形成されていてもよい。
【0024】
基板処理工程について図3を用いて説明する。
(基板搬入工程S102)
まず、ウエハ200をボート217に装填し、処理室201内へ搬入し、基板搬入工程S102を行う。
【0025】
(成膜工程S104)
次に、ウエハ200の表面上に薄膜を形成する成膜工程S104を行う。成膜工程は次の4つのステップを順次実行する。なお、ステップ1〜4の間は、ヒータ207により、ウエハ200を所定の温度に加熱しておく。また、ガス配管用ヒータ22は、ガス配管10を第1の指定温度に加熱する。第1の指定温度は、原料ガスに応じて適宜設定される。本実施の形態では、原料ガスとしてHCDSが用いられるので、後述する成膜工程S104の間、例えば、第1の指定温度として180℃以上に加熱される。尚、本実施形態においては、排気配管用ヒータ20についても、少なくとも後述する成膜工程S104の間、加熱する場合について説明する。
[ステップ1]
ステップ1では、HCDSガスを流す。まず、ガス配管10に設けたバルブ34と排気配管231に設けたAPCバルブ243を共に開けて、ガス供給器4からMFC41により流量調節されたHCDSガスをガス配管10に通し、ノズル234のガス供給孔から処理室201内に供給しつつ、排気配管231から排気する。この際、ガス配管用ヒータ22はガス配管10を加熱し、排気配管用ヒータ20は排気配管231を加熱する。また、この際、処理室201内の圧力を所定の圧力に保つ。
【0026】
これにより、ウエハ200の表面にシリコン含有層を形成する。
[ステップ2]
ステップ2では、ガス配管10のバルブ34を閉めてHCDSガスの供給を止める。排気配管231のAPCバルブ243は開いたままにし、真空ポンプ246により処理室201内を排気し、残留ガスを処理室201内から排除する。また、ガス配管40に設けられたバルブ39を開けて、ガス配管40からN2等の不活性ガスを処理室201内に供給し処理室201内のパージを行い、処理室201内の残留ガスを処理室201外に排出する。この際、ガス配管用ヒータ22はガス配管10を加熱し、排気配管用ヒータ20は排気配管231を加熱する。さらに、ガス配管6に設けられたバルブ36を開けて、MFC33により流量調節されたN2等の不活性ガスをガス配管6からも処理室201内に供給する。
[ステップ3]
ステップ3では、NH3ガスを流す。ガス配管11に設けられた、バルブ35と排気配管231に設けられたAPCバルブ243を共に開け、ガス供給器5からMFC32により流量調節されたNH3ガスをガス配管11に通し、ノズル233のガス供給孔から処理室201内に供給しつつ、排気配管231から排気する。この際、排気配管用ヒータ20は排気配管231を加熱する。また、処理室201内の圧力を所定の圧力に調整する。NH3ガスの供給により、ステップ1でウエハ200の表面に形成されたシリコン含有層とNH3ガスが反応して、ウエハ200上にSiN層が形成される。
[ステップ4]
ステップ4では、再び不活性ガスによる処理室201内のパージを行う。ガス配管11のバルブ35を閉めて、NH3ガスの供給を止める。排気配管231のAPCバルブ243は開いたままにし、真空ポンプ246により処理室201内を排気し、残留ガスを処理室201内から排除する。また、ガス配管6に設けられたバルブ36を開けて、MFC33により流量調節されたN2等の不活性ガスをガス配管6より処理室201内に供給して処理室201内のパージを行う。この際、排気配管用ヒータ20は排気配管231を加熱する。さらに、ガス配管40に設けられたバルブ39を開けて、ガス配管40からもN2等の不活性ガスを処理室201に供給する。この際、ガス配管用ヒータ22はガス配管10及びガス配管40を加熱する。
【0027】
上記ステップ1〜4を1サイクルとし、このサイクルを複数回繰り返すことによりウエハ200上に所定膜厚のSiN膜を形成する。
【0028】
(基板搬出工程S106)
次に、SiN膜が形成されたウエハ200が載置されたボート217を、処理室201から搬出する。
【0029】
本実施形態によれば、少なくともガス配管用ヒータ22により加熱した状態でガス配管10から処理室201に原料(HCDS) ガスを供給し、該処理室201から排気配管231を介してガスを排気する構成となっているので、ガス配管10及び排気配管231の温度ムラを低減することができるので、処理室201内のガス温度及びガスの給排の安定性が向上する。その結果、所望のガス流量で処理室内に原料ガスを供給できるので、成膜の均一性を向上することが可能となる。なお、好ましくは、ステップ1〜4のサイクルを複数回繰り返している間、少なくとも、排気配管用ヒータ20が排気配管231を加熱し続け、ガス配管用ヒータ22はガス配管10及びガス配管40を加熱し続けたほうがよい。これにより、加熱具合の強弱が少なくなる方向に作用するため、温度制御しやすくなる。
【0030】
また、本実施例ではHCDSを原料ガスとして供給する例を挙げたがこれにかぎらない。このように、本実施形態における配管ヒータによれば、他の原料ガスに対しても、加熱ムラが生じることなく液化または固化温度以上に制御できるので、原料ガスの安定な供給を行うことができる。
【実施例1】
【0031】
以下、本発明に関する加熱部310としてのガス配管用ヒータ22について説明する。
【0032】
図4(a)に、図1におけるAで示される部分を拡大したものであり、ガス配管10を加熱部310で装着した状態のガス配管10のガス流れ方向の断面図を拡大した一例を示す。図4(b)は、図4(a)のA−1断面図であり、ガス配管10の外周に加熱部310が取り付けられている様子を示すものである。図4(c)は、図4(b)のA−2部分を拡大した図である。図4(c)では、説明の都合上、配管10を一番下にし、加熱部310が積層構造であることを分かりやすく示している。以後、主に図4(b)及び図4(c)を用いて、加熱部310の構成について説明する。
【0033】
図4(b)及び図4(c) に示すように、SUS等の金属部材で構成されるガス配管10の表面を覆うように取り付けられた状態で、ガス配管10を加熱する加熱部310は、包囲体としてのガス配管10側の内層部510及び大気側の外層部500に囲まれている。この包囲体は、加熱源である例えばヒータ素線等の発熱体530と、該発熱体530の外側に配置される断熱部520と、を少なくとも包囲するように構成されている。また、加熱部310は、包囲体(外層部500)の外側に設けられ、包囲体(外層部500)の一端側と他端側とが隣接した状態で一端側と他端側を留める留め部700と、包囲体(内層部510)よりもガス配管10側であって、ガス配管10の表面と対向する位置に配置され、ガス配管10側を主面として板状に形成された温度検知部555とを備えるように構成されている。好適には、図4に示すように、例えばヒータ素線等の発熱体530と、発熱体530と外層部500の間に配置される断熱部520と、発熱体530および断熱部520を包囲する包囲体(内層部510と外層部500)とを有する。また、加熱部310は、発熱体530と、該発熱体530を支持するための支持部としての断熱部材540を含む発熱部と、発熱体530の外側に配置される断熱部520とを積層したものを備えている。更に、図4(c)に示すように、発熱部と内層部510との間には、金属薄板400が介在されており、また、内層部510とガス配管10との間に絶縁部材600を介在するように構成されている。発熱体530は糸のような繊維状のもので断熱部材540に縫い付けられる等により、断熱部材540に支持されるように構成されている。そして、図4(b)には、加熱部310をガス配管10の外周に装着する際、包囲体の一端側と他端側を隣接させ、一端側と他端側との間の僅かな隙間を留め部700により覆う様子が示されている。尚、留め部700に関しては後述する。
【0034】
この断熱部材540の材質は、ガラスクロス材にて構成されている。また、包囲体の材質は、内層部510及び外層部500の両方共にフッ素樹脂材、好適にはフッ素樹脂材の一つであるポリテトラフルオロエチレン(PTFE)材で構成されると良い。絶縁部材600は、好適には包囲体と材質が異なる断熱部材で構成されると良い。絶縁部材600には、包囲体よりも熱の蓄熱度の大きい材質を用いると、ガス配管10の加熱具合を均一にしやすくなるため、好適である。例えば、絶縁部材600は、ガラスクロス材よりも蓄熱度の大きいアルミナクロス材で構成すると良い。また、金属薄板400も金属である必要はなく、例えば、グラファイトであってもよい。断熱部520の部材は、発熱体530からの熱逃げを抑制するための断熱部材であればよく、例えば、ガラスファイバーやセラミックファイバー、シリカファイバー等を集成し、ニードル加工を施した無機繊維マットを使用できる。また、コロイダルシリカやアルミナゾル、ケイ酸ソーダ等の無機質バインダーや、でんぷんなどの有機質バインダーでマット状に成形してもよい。あるいは、アラミドやポリアミド、ポリイミド等の耐熱性の有機樹脂製多孔質成形体とすることもできる。
【0035】
また、加熱部310は、絶縁部材600とガス配管10の隙間に、例えば板状に形成された集熱板等の温度検知部555を備えている。例えば、温度検知部555に熱電対550が接続されるように構成されると良い。好適には、ガス配管10の温度が所定温度以上になると通電を遮断するための温度スイッチとしてのサーモスタット560を設けると良い。尚、図では、サーモスタット560が包囲体の外側に設けられているが、加熱部310の内側に設置されていてもよい。これらにより、加熱部310では、ガス配管10を所定の温度を保つようにサーモスタット560や熱電対550等を含む温度検知部を用いて発熱体への通電を制御している。
【0036】
加熱部310がガス配管10を覆うときに、温度検知部555とガス配管10が近接するように構成される。図5に、温度検知部555とガス配管10との位置関係を示す。
図5(a)〜(c)に示す温度検知部555は、全て、板状に形成されており、ガス配管10側を主面として板状に形成されて構成されている。
【0037】
図5(a)は、温度検知部555が平坦な板状に形成されており、その中央部分がガス配管10と接触している第一の実施例を示す断面図である。このように構成することで、ガス配管10との接触部分から温度検知部555に熱が直接伝わりやすく、かつ、ガス配管10に対向している主面の表面積が大きいため、温度検知部555がガス配管10の熱状態を感知しやすく、より正確にガス配管10の温度を検知しやすくすることができる。このため、測定温度が安定するため、ガス配管10全体の温度は安定するので、温度再現性が向上したり、温度均一性が向上したりすることができる。
【0038】
また、図5(b)は、温度検知部555が板状に形成されており、さらに、ガス配管10に沿うように湾曲しており、その大部分がガス配管10と接触している第二の実施例を示す断面図である。好適には、温度検知部555の湾曲具合は、温度検知部555のガス配管10側の主面がガス配管10の外周の湾曲具合と同じにして、温度検知部555のガス配管10側の全ての主面がガス配管10の外周と接触するように構成すると良い。このように構成することで、ガス配管10との接触面積をより大きくすることができる。そのため、ガス配管10との接触部分から温度検知部555に熱が直接伝わりやすく、温度を取得する面積が大きくすることでより正確な温度が安定して取得できるようになり、検出する温度の信頼性が向上する。このため、測定温度が安定するため、ガス配管10全体の温度は安定するので、温度再現性が向上したり、温度均一性が向上したりする。
【0039】
また、図5(c)は、温度検知部555が平坦な板状に形成されており、ガス配管10と離間し、非接触とした第三の実施例を示す断面図である。このように構成すると、ガス配管10に近接した空隙部分の温度を、表面積が大きい温度検知部555が測定することになり、ガス配管10全体の温度を測定しやすくすることができる。このため、測定温度が安定するため、ガス配管10全体の温度は安定するので、温度再現性が向上したり、温度均一性が向上したりする。特にガス配管10の大きさが箇所によりばらつきがあったり、直管よりも比較的熱容量が小さく、ガス配管10内の温度が急激に上昇したり降下したりしやすい、フレキシブル管等の構成において有用である。また、好適には、ガス配管10との間に中間材を介在するようにしてもよい。なお、温度検知部555の形状は、円状、楕円状、多角形状から選択される一つであるように構成されていてもよい。好適には、ガス配管10と対向する面が主面となるようその厚みは主面よりも小さく構成すると集熱しやすくなる。
【0040】
加熱部310は、後述する図11に示すように、包囲体を展開すると、ガス配管10の延在方向が長手方向として略長方形に構成されている。ガス配管10の外周に装着し、包囲体の長手方向の一端側と他端側とが隣接した状態とすると、ガス配管10の外周全周を覆うようになる。すなわち、包囲体は、ガス配管10に装着した際に、包囲体の一端側と他端側とが隣接した状態でガス配管10の外周を覆うように構成されている。
【0041】
以上、図4図5に示されるように、加熱部310は、熱電対550に板状の温度検知部555が設けられ、この温度検知部555をガス配管10と対向する位置に設けられる構成であるため、温度検知部555を用いない場合より、ガス配管10の測定温度が安定するので、温度再現性及び温度均一性を確保することができ、ガス配管10を均等に所定温度程度に加熱することができる。更に、温度検知部555の形状をガス配管10の曲げ形状に合致させることにより、ガス配管10の測定温度の安定性及び温度再現性がよりいっそう確保でき、ガス配管10の温度制御の信頼性が向上する。
【0042】
また、加熱部310は、図4に示すように、内層部510よりも蓄熱度が大きい絶縁部材600がガス配管10と内層部510との間に設けられ、発熱体530からの熱エネルギーがこの絶縁部材600に吸収され、絶縁部材600からの熱伝導でガス配管10を加熱する構成としている。この構成により、発熱体530の形状に起因する加熱ムラが緩和され、均等にガス配管10を加熱することができ、温度均一性が向上すると期待される。
【0043】
図6は、加熱部310でガス配管10を覆ったときの概観図である。包囲体をガス配管10に装着した際に、包囲体の一端側と他端側とが隣接した状態でガス配管10の外周を覆うように一端側と他端側とを留める留め部700が構成されている。
【0044】
好適には、留め部700は、線705を基準に留め部700の先端部が揃うように固定するようにすると良い。このように、基準となる線705を設けることにより、作業者がその線705を基準に取り付け作業を行うことにより、取り付け状態のばらつきを抑え、作業性を向上しつつ、加熱部310の密着度の均一性を向上させている。
【0045】
図6のように、直線状に形成された直管部と該直管部間を連接する屈曲された屈曲部を有するガス配管であっても、ガス配管10の直管部において、線705を基準に留め部700の先端を揃えるようにすることで、作業者によらず加熱部310の密着具合を均一にすることができる。よって、温度検知部555とガス配管10の位置関係が複数の直管部において同じ位置に配置されると推測されるので、ガス配管10の温度を各直管部で均等に制御することが期待できる。
【0046】
図6の点線で囲まれている部分Cは、ガス配管10の屈曲部を示している。図7(a)は、その図6における屈曲部C周縁の留め部700を展開した図を示す。また、図7(b)は、カバー部701のD−1断面図であり、図7(c)は、補助カバー部702のD−2断面図である。
【0047】
留め部700は、カバー部701とカバー部701に設けられた接着部704と、包囲体の外層部500に設けられた接着部703とで構成されている。例えば、接着部704および接着部703は、面ファスナーとして構成されており、接着部703と接着部704とを合せて押し付けると貼り付き、カバー部701の一部を掴み、外層部500から引き離すように引っ張ると接着部703と接着部704とが剥がれるように、貼り付けたり剥がしたりすることが自在にできるように構成されている。カバー部701の材質は、PTFE等のフッ素樹脂材で構成されている。好適にはカバー部701は、フッ素樹脂材720、721の複数枚(ここでは2枚)で構成し、接着部704をフッ素樹脂材の外層部500側に縫い、取付け、外層部500側と反対側となる加熱部310の外側には接着部704の縫い目が見えなくなるように構成されている。好適には、図7(b)に断面図で示す通り、フッ素樹脂材720、721の中に例えばガラスクロス材等の補強材722を内包するように構成すると、カバー部701の強度が高まり、形状が安定し、接着しやすくなり、隣接した状態の一端側と他端側との間のわずかな間隙からの熱逃げを抑制しやすくなる等の効果を奏することができる。
【0048】
好適には、ガス配管10の屈曲部からの熱逃げを抑制しやすくするために、屈曲部を覆う補助カバー部702を備えるように構成すると良い。補助カバー部702をカバー部701に巻き込んでガス配管10の屈曲部を覆うように構成されている。好適には、補助カバー部702は、隣接する直管部それぞれにある屈曲部に直近しているカバー部701のうち一方側のカバー部701のガス配管10側で補助カバー部702の一端が固定されている。補助カバー部702の他端を他方側のカバー部701のガス配管10側に延在させてそれぞれのカバー部701で補助カバー部702を巻き込むことでガス配管10の屈曲部を覆うように構成するとよりいっそうガス配管10の屈曲部からの熱逃げを抑制することができる。補助カバー部702の材質は、PTFE等のフッ素樹脂材で構成されている。補助カバー部702は、フッ素樹脂材1枚で構成することで、柔軟性を確保しつつ複雑な形状部分である屈曲部をより密着度を増しつつ覆いやすくすることができ、ガス配管10の屈曲部からの熱逃げを抑制しやすくすることができる。好適には、補助カバー部702を図7(c)に示すように、フッ素樹脂材720、721の複数枚(ここでは2枚)で構成すると、補助カバー部702は、柔軟性を確保しつつよりいっそう複雑な形状部分である屈曲部をより密着度を増しつつ覆う構成となり、ガス配管10の屈曲部からの熱逃げをよりいっそう抑制しやすくすることができる。
【0049】
ここで、カバー部701は、その内部に強度を維持するための補強材(ガラスクロス材)722が設けられており、一方、ガス配管10の露出防止のための補助カバー部702は、その内部に、柔軟性を確保するため、断熱材(ガラスクロス)等は設けられていない。これにより、補助カバー部702は、カバー部701に巻き込みやすく、複雑な形状でも覆うことができ、作業性が良い。更に、補助カバー部702を隣接するカバー部701で挟み込み固定すると、より密着度が良くなる。尚、カバー部701の補強材722としては、シート状の断熱材が好ましい。断熱材が厚すぎるとカバー部701の接着部704と接着部703との貼り付け及び剥がし作業に影響が出る恐れがある。また、シート状であれば、複数枚の断熱材を補強材722としてカバー部701に内包させることができ、カバー部701の強度を維持することができる。
【0050】
このように、ガス配管10が屈曲している屈曲部であっても、カバー部701、補助カバー部702を設けることにより、ガス配管10の露出をなくすことができ、局所的な温度低下が抑制されるため、ガス配管10全体の温度均一性を向上できる。
【0051】
次に、ベローズ(蛇腹状に形成された配管)等のフレキシブルな配管を覆う場合に使用される加熱部310の構成について説明する。
【0052】
図10(a)は、図1におけるBで示される部分を拡大した図である。ガス配管10のうち、特にフレキシブル管10を覆う場合に使用される加熱部310により、フレキシブル管10に装着した状態のフレキシブル管10のガス流れ方向の断面図の一例である。図10(b)に示されるように、B−1断面図には、加熱部310をフレキシブル管10の外周に装着する際、包囲体の一端側と他端側を隣接させ、一端側と他端側との間の僅かな隙間を留め部700により覆う様子が示されている。図10(c)は、図10(a)のB−2断面を拡大した図である。以後、図10(b)及び図10(c)により、加熱部310について説明する。
【0053】
図10(b)に示す断面図からわかるように、加熱部310とフレキシブル管10間に間隙が形成されている。これは、加熱部310の内径をフレキシブル管10の径よりも大きくしているためである。形成した間隙を加熱していることで温度安定性の確保を図っている。また、内径を大きくすることで曲げに対する追従性の確保も図っている。
【0054】
図10(c)に示すように、フレキシブル管10に装着される加熱部310は、包囲体としての内層部510及び外層部500との間に、発熱体530と該発熱体530を支持するための支持部としての断熱部材540を含む発熱部と発熱体530のガス配管10とは反対側に配置される断熱部520とを積層したもので主として構成されている。尚、発熱体530の断熱部材540の取り付けは、図4(c)で示す発熱体530と同様であるので説明は省略する。
【0055】
フレキシブル管10(図1に示すB)は、ガス配管10の一部である直管部(図1に示すA)に対し熱容量が小さい為、温度検知部をフレキシブル管10に設置し温度制御すると、フレキシブル管10の温度は、直管部の温度よりも上昇し、1つのガス配管10内で温度差が生じ、温度均一性が悪化する。よって、図10(c)に示す加熱部310でフレキシブル管10を加熱し、熱電対550は、発熱部に設置するように構成される。例えば、熱電対550は、発熱体530と同様に断熱部材540に縫製して取り付けられている。
【0056】
また、図10(c)に示すように、包囲体の内層部510とフレキシブル管10との間に間隙が形成される。この間隙には、サーモスタット560と、該サーモスタット560とフレキシブル管10を隔離するための隔離部で構成されている。尚、サーモスタット560は包囲体の外側に設置されているが、加熱部310の内側に設置されていてもよく、例えば、熱電対550と同様に断熱部材540に縫製して取り付けられるのが好ましい。
【0057】
このように、本実施における加熱部310は、フレキシブル管10と加熱部310の内層部510との間に間隙を設けており、熱電対550を加熱部310内部に設置(発熱部に設置)しているので、熱電対550とフレキシブル管10を接触させることによる局所的な温度変化の測定に起因する温度制御の不安定さが解消され、フレキシブル管10全体を均等に加熱することができる。また、このように熱電対550を発熱体530と同様に断熱部材540に取り付けた構造であるので、あらゆる曲げ形状に対しても追従可能で、加熱部310の取り付け及び取り外しが容易となり作業性が向上する。
【0058】
また、このような熱電対550の構造であるので、測定温度の安定性が向上し、温度再現性が確保される。よって、フレキシブル管10内の温度均一性を向上することができる。
【0059】
また、発熱体530は、フレキシブル管10を基軸としてフレキシブル管10の蛇腹状の山折部と谷折部とに一部が平行となるように形成されている。好適には、発熱体530は、その主部がフレキシブル管10を基軸としてフレキシブル管10の折曲げ方向と平行方向に延在するように蛇行状に形成されることで、よりいっそうフレキブル管10の折曲げ可能な機能を抑制することを防ぐことができる。
【0060】
図10(c)の断面図に示すように、発熱体530を覆う断熱部520は、複数の断熱層で構成される積層構造(本実施例では2層)となっている。ここで、上側 (外層部500側) の断熱層を断熱層521、下側 (発熱体530側) の断熱層を断熱層522と称する。更に、各断熱層において、断熱部520がそれぞれ分割構造となっている。ここで、図10に示すように、断熱層521は、521a、521b、521c、521dの4つの断熱領域に分割されており、断熱層522は、522a、522b、522cの3つの断熱領域に分割されている。
【0061】
断熱層521,522は、それぞれフレキシブル管10内のガスの流れ方向に対して垂直方向に切断(分割)されて、複数の断熱領域に切り分けられている。例えば、断熱層522は、522a、522b、522cの3つの断熱領域に分割すると、曲げに対する応力を吸収することができ、加熱部310を柔軟に折り曲げることができる。また、この切れ込み(スリット)は、断熱層それぞれにおいて位置がずらされて断熱層521,522がそれぞれ配置されている。これにより、熱逃げを抑えることができる。好適には、断熱領域を分割することに替えて、断熱領域をそれぞれの間にスリットを設けるようにしてもよい。これにより、曲げに対する応力の吸収力は分割構造に比べて小さくなるが、分割部分を接続させるための縫い作業等をする必要がなくなる等の製作効率を向上させることができる。好適には、断熱層521,522の材質は、ガラスマット材で構成すると良い。
【0062】
図11に示すように、フレキシブル管10に使用される加熱部310は、包囲体を展開すると、フレキシブル管10の延在方向が長手方向として略長方形に構成されている。そして、フレキシブル管10の外周に装着し、包囲体の長手方向の一端側と他端側とが隣接した状態とすると、フレキシブル管10の外周全周を覆うようになる。
【0063】
図11に発熱体530が点線で示されており、発熱体530は、その主部がフレキシブル管10を基軸としてフレキシブル管10の折曲げ方向と平行方向に延在するように蛇行状に形成されるよう構成されている。このような構成によれば、フレキシブル管10の曲げ形状に対する追従性が向上する。
【0064】
また、発熱体530は、コネクタ308を介してここでは図示しないコントローラ321に接続され、図示しない熱電対550及びサーモスタット560と共にコントローラ321により制御されるよう構成される。
【0065】
図8(a)は、フレキシブル管10に使用される加熱部310の留め部700を展開したときの図であり、図8(b)は、加熱部310をフレキシブル管10に装着しときの斜視図である。ここで、図6及び図7と同じ番号を付加している部分は、構成及び材質等は同じであり、既に記述済であるためここでは説明を簡略化する。
【0066】
包囲体の一端側と他端側とが隣接した状態で一端側と他端側を留める留め部700は、カバー部701とカバー部701に設けられた接着部704と、包囲体の外層部500に設けられた接着部703とで構成されている。このような構成により、隣接した状態の一端側と他端側との間のわずかな間隙からの熱逃げを抑制することができる。
【0067】
外層部500には、フレキシブル管10内のガス流れ方向に対して垂直方向に延在する折り目710が設けられている。この折り目710により、フレキシブル管10を覆うために曲げることができるようになっている。
【0068】
また、本実施の形態によれば、加熱部310の固定を留め部700でおこなっているが、本実施形態に特に限定されず、固定手段として、面ファスナーの他、ホック・バックル等の公知のものを使用できる。
【0069】
<本実施形態における効果>
本実施形態によれば、以下の(a)乃至(h)のうち、少なくとも一つ、又は複数の効果を奏する。
【0070】
(a)本実施形態によれば、熱電対に板状の温度検知部が設けられ、この温度検知部をガス配管と対向する位置に設けられる構成であるため、原料ガスを供給するガス配管に温度検知部を近接させて温度を取得できるので、ガス配管を均等に加熱することができる。特に、温度検知部をガス配管の形状に沿って設けることにより、ガス配管を均等に加熱の信頼性が向上する。
【0071】
(b)本実施形態によれば、板状の温度検知部をガス配管と対向する位置に設けられる構成であるため、温度検知部が無い場合に比べて、ガス配管に対向している主面の表面積が大きいため、ガス配管の熱状態を感知しやすく、より正確にガス配管の温度を検知しやすくすることができる。このため、測定温度が安定することにより、ガス配管全体の温度は安定するので、温度再現性が向上したり、温度均一性が向上したりすることができる。
【0072】
(c)本実施形態によれば、直線状に形成された複数の直管部と該直管部間を連接する屈曲された屈曲部を有するガス配管であっても、加熱部を包囲体の一端側と他端側とが隣接させて固定する際に、ガス配管の各直管部分において、作業者によらず加熱部の密着性を均一にすることができる。
【0073】
(d)本実施形態によれば、直線状に形成された複数の直管部と該直管部間を連接する屈曲された屈曲部を有するガス配管であっても、ガス配管の屈曲部において、加熱部を包囲体の一端側と他端側とが隣接させて固定する際に、補助カバー部を該補助カバー部に隣接するカバー部が巻き込んで屈曲部を覆うので、ガス配管全体で均等に加熱することができる。
【0074】
(e)本実施形態によれば、原料ガスを供給するガス配管が蛇腹状に形成されたフレキシブル管であっても、ガス配管から温度検知部を離間させて、該ガス配管の温度を取得できるので、ガス配管の温度を的確に制御できる。
【0075】
(f)本実施形態によれば、原料ガスを供給するガス配管が蛇腹状に形成されたフレキシブル管であっても、加熱部の包囲体との間を離間させているので、温度変動の影響を受けずにフレキシブル管全体の温度を取得できるので、ガス配管の温度を的確に制御できる。
【0076】
(g)本実施形態によれば、成膜用の液体原料に応じて液化しない温度にムラなくガス配管を加熱することができるので、例えば、気化された液体原料ガスの液化が生じないよう制御された温度で、ガス流量を安定して処理室に供給することができる。又、同様に、原料ガスと反応させる反応ガスを、原料ガスの液化が生じないよう制御された温度で加熱することができるので、混合される際に原料ガスの温度が低下して液化してしまうことを防止することができ、安定して原料ガスを処理室内に供給することができ、処理室内のガス温度が安定し、均一な成膜をすることができる。
【0077】
(h)本実施形態によれば、排気配管を所定の温度にムラなく配管を加熱することができるので、成膜時に未反応ガス(未反応の原料ガス)の残渣及び副生成物の付着を抑えることができる。
【0078】
(i)上述の効果は、原料ガスとしてHCDSガス以外のガスを用いる場合や、N含有ガスとしてNH3ガス以外のガスを用いる場合や、パージガスとしてN2ガス以外の不活性ガスを用いる場合にも、同様に得ることができる。
【0079】
本実施例ではガス配管及び排気配管の両方をヒータで加熱する例を挙げたがこれに限らず、ガス配管及び排気配管のいずれか一方をヒータで加熱するようにしてもよい。
【0080】
尚、ガス供給器4からMFC41までを加熱する構成が示されているが、ガス供給器4からMFC41までは、常時加熱する必要はなく、非定常作業時(メンテナンス、修理等)に加熱するようにしてもよい。
【0081】
<他の実施例>
次に、他の実施形態について図9を用いて説明する。
【0082】
図9に示すように、加熱部311は、包囲体としての内層部510及び外層部500との間に、発熱体530と該発熱体530を支持するための支持部としての断熱部材540を含む発熱部と発熱体530のガス配管10とは反対側に配置される断熱部520とを積層したもので主として構成されている。尚、発熱体530の断熱部材540の取り付けは、図4(c)で示す発熱体530と同様であるので説明は省略する。
【0083】
断熱部520は、更に、空隙部610と断熱部525の積層構造となっており、空隙部610は、上側囲い部511と下側囲い部512との間に構成される空間である。このように、発熱部からの熱の断熱効果を強化した形態である。これにより、熱逃げを抑制することで、温度性能の向上を図っている。
【0084】
尚、外層部500、内層部510、上側囲い部511と下側囲い部512は、断熱部材であり、それぞれ同じ材質でなくても構わない。また、本実施の形態においても、金属薄板400、絶縁部材600を設ける様に構成してもよい。
【0085】
以上、本発明の実施形態及び実施例を具体的に説明したが、本発明は上述の実施形態及び実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0086】
本実施形態によれば、原料ガスをノズル234を介して処理室201に供給する流路を構成するガス配管10に加熱部310を使用することにより、従来のリボンヒータにおけるリボンヒータ、絶縁材、断熱材を別々に施行することに起因する、作業者による取り付け状態のばらつきによる基板処理装置毎の温度再現性の低下を抑えられる。
【0087】
また、従来のリボンヒータでは、リボンヒータ、絶縁材、断熱材を別々に施行するため、作業者による取り付け状態のばらつきがあり、ヒータの密着度の違いやガス配管10の露出等に起因する温度均一性の悪化が生じていたが、本実施形態における加熱部310を、原料ガスを処理室201(またはノズル234)に供給する流路を構成するガス配管10に使用することにより、作業性が向上し、配管ヒータの密着性が均一になった。更に、このヒータの密着性の違いやガス配管10の露出等に起因するガス配管10の温度均一性の低下が抑えられる。
【0088】
本実施形態によれば、従来のリボンヒータに比べ、リボンヒータ、絶縁材、断熱材を別々に施行する必要が無い為、加熱部310の取り付けに係る時間を短縮することができる。
【0089】
また、上述の実施形態では、ウエハ200上に膜を堆積させる例について説明した。しかしながら、本発明は、このような態様に限定されない。例えば、ウエハ200やウエハ200上に形成された膜等に対して、酸化処理、拡散処理、アニール処理、エッチング処理等の処理を行う場合にも、好適に適用可能である。
【0090】
また、実施例ではバッチ処理の縦型基板処理装置について説明したが、それに限定されるものではなく、枚葉処理の基板処理装置に適用することができる。
【0091】
また、本発明は、本実施例に係る基板処理装置のような半導体ウエハを処理する半導体製造装置などに限らず、ガラス基板を処理するLCD(Liquid Crystal Display)製造装置にも適用することができる。
【符号の説明】
【0092】
10…ガス配管(フレキシブル管)
22…ガス配管用ヒータ
310…加熱部
図1
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