(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記コバルト促進剤が、イミノ二酢酸、ピコリン酸、ジピコリン酸、ビシン、[(2−アミノ−2−オキソエチル)アミノ]酢酸、リジン、イミダゾール、ヒスチジン、2−[ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオール、及びこれらの組み合わせから選択される、請求項1又は請求項2に記載の研磨組成物。
前記コバルト促進剤が、イミノ二酢酸、ピコリン酸、ジピコリン酸、ビシン、[(2−アミノ−2−オキソエチル)アミノ]酢酸、リジン、イミダゾール、ヒスチジン、2−[ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオール、及びこれらの組み合わせから選択される、請求項8又は請求項9に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明は、(a)研磨粒子と、(b)以下の式NR
1R
2R
3を有
し、式中、R
1、R
2、及びR
3が、水素、カルボキシアルキル、置換カルボキシアルキル、ヒドロキシアルキル、置換ヒドロキシアルキル、及びアミノカルボニルアルキルから独立して選択され、R
1、R
2、及びR
3のうちの何れもが、水
素ではないか、若しくはR
1、R
2、及びR
3のうちの1つが、水
素である
化合物;ジカルボキシ複素環化合物;ヘテロシクリルアルキル−α−アミノ酸;N−(アミドアルキル)アミノ酸;非置換複素環化合物;アルキル置換複素環化合物;置換アルキル−置換複素環化合物;N−アミノアルキル−α−アミノ酸;及びこれらの組み合わせから選択されるコバルト促進剤と、(c)コバルト腐食抑制剤と、(d)コバルトを酸化させる酸化剤と、(e)水と、を含み、これらから実質的になり、又はこれらからなる、約3〜約8.5のpHを有する、化学機械研磨組成物を提供する。
【0009】
研磨組成物は、研磨剤(即ち、1つ又は複数の研磨剤)を含む。研磨剤は、任意の適切な研磨剤、又は粒子形態の研磨剤の組み合わせであり得る。研磨剤は、任意の適切な研磨剤であり得、例えば、研磨剤は天然のものであっても合成のものであっても良く、並びに金属酸化物、カーバイド、窒化物、カーボランダム、及びダイヤモンド等を含んでも良い。また、研磨剤は、ポリマー粒子、又は被覆粒子であり得る。研磨剤は、望ましくは、金属酸化物を含み、金属酸化物から実質的になり、又は金属酸化物からなる。一般的に、金属酸化物は、シリカ、アルミナ(例えば、アルファアルミナ粒子(即ち、α−アルミナ)、ガンマアルミナ粒子(即ち、γ−アルミナ)、デルタアルミナ粒子(即ち、δ−アルミナ)、又はヒュームドアルミナ粒子)、セリア、ジルコニア、これらの共形成物、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される。研磨粒子は、好ましい実施形態において、望ましくはアニオン性である。
【0010】
好ましくは、化学機械研磨組成物は、シリカ研磨剤を含む。シリカは、任意の適切なシリカであり得、例えば、シリカは、湿式法シリカ又はヒュームドシリカであっても良い。好ましくは、シリカは、湿式法シリカである。
【0011】
湿式法シリカは、任意の適切な湿式法シリカであり得る。例えば、湿式法シリカは、縮合重合シリカであっても良い。縮合重合シリカ粒子は、一般に、Si(OH)
4を縮合してコロイド粒子を形成することによって作製されるが、コロイド粒子は、約1nm〜約1000nmの平均粒子サイズを有するものとして定義される。こうした研磨粒子は、米国特許第5230833号に従って作製され得るか、又はAkzo-Nobel Bindzil 50/80製品、並びにNalco 1050、1060、2327、及び2329製品、またDuPont、Bayer、Applied Research、日産化学、扶桑、及びClariantから入手可能な他の同様な製品等の、種々の市販品の何れかとして入手することができる。
【0012】
研磨粒子は、任意の適切な表面電荷を有し得る。好ましくは、研磨粒子は、アニオン性研磨粒子である。「アニオン性」とは、研磨粒子が、研磨組成物のpHにおいて負の表面電荷を有することを意味する。研磨粒子は、研磨組成物のpHにおいて、その自然な状態でアニオン性であり得るか、又は研磨粒子は、研磨組成物のpHにおいて、例えば、アルミニウムイオンのドーピング等の表面金属ドーピングによって、又は有機酸、硫黄系酸、若しくはリン系酸の係留を用いた表面処理によって等の、当業者に既知の任意の方法を用いてアニオン性にすることができる。
【0013】
研磨剤は、任意の適切な平均粒子サイズ(即ち、平均粒子直径)を有し得る。研磨剤は、約5nm以上、例えば、約10nm以上、約15nm以上、約20nm以上、約25nm以上、約30nm以上、約35nm以上、又は約40nm以上の平均粒子サイズを有し得る。あるいは、又は加えて、研磨剤は、約150nm以下、例えば、約140nm以下、約130nm以下、約120nm以下、約110nm以下、又は約100nm以下の平均粒子サイズを有し得る。従って、研磨剤は、上記端点の任意の2つにより規定される粒子サイズ分布において最大値を有し得る。例えば、研磨剤は、約5nm〜約150nm、約10nm〜約140nm、約15nm〜約130nm、約20nm〜約120nm、約20nm〜約110nm、約20nm〜約100nm、約30nm〜約150nm、約30nm〜約140nm、約30nm〜約130nm、約30nm〜約120nm、約30nm〜約110nm、約30nm〜約100nm、約35nm〜約150nm、約35nm〜約140nm、約35nm〜約130nm、約35nm〜約120nm、約35nm〜約110nm、又は約35nm〜約100nmの平均粒子サイズを有し得る。球形の研磨粒子に対しては、粒子のサイズは、粒子の直径である。非球形の研磨粒子に対しては、粒子のサイズは、粒子を包含する最小の球の直径である。研磨剤の粒子サイズは、例えばレーザー回折技術を用いる等、任意の適切な技術を用いて測定することができる。適切な粒子サイズ測定装置は、例えば、Malvern Instruments(モールバーン、UK)から入手可能である。
【0014】
研磨粒子は、好ましくは、本発明の研磨組成物において、コロイド状態で安定である。コロイドという用語は、液体担体(例えば水)中の粒子の懸濁を意味する。コロイドの安定性は、継続的なその懸濁の維持を意味する。本発明の文脈において、研磨剤を100mLのメスシリンダに入れ、2時間の間、攪拌せずに静置した際に、メスシリンダの底部50mLの粒子の濃度(g/mLを単位とする[B])と、メスシリンダの上部50mLの粒子の濃度(g/mLを単位とする[T])との差を、研磨剤組成物中の粒子の初期濃度(g/mLを単位とする[C])で割った値が0.5以下(即ち、{[B]−[T]}/[C]≦0.5)であれば、研磨剤はコロイド状態で安定であるとみなす。[B]−[T]/[C]の値は、より好ましくは0.3以下であり、最も好ましくは0.1以下である。
【0015】
研磨組成物は、任意の適切な量の研磨粒子を含むことができる。本発明の研磨組成物が含有する研磨剤の量が少なすぎる場合は、組成物は十分な除去速度を示さない可能性がある。これに対して、研磨組成物が含有する研磨剤の量が多すぎる場合は、研磨組成物は、望ましくない研磨性能を示す可能性があり、並びに/又は費用対効果が低い可能性、及び/若しくは安定性を欠く可能性がある。研磨組成物は、約10重量%以下の研磨剤、例えば、約9重量%以下、約8重量%以下、約7重量%以下、約6重量%以下、約5重量%以下、約4重量%以下、約3重量%以下、約2重量%以下、約1.5重量%以下、約1重量 %以下、約0.9重量%以下、約0.8重量%以下、約0.7重量%以下、約0.6重量%以下、又は約0.5重量%以下の研磨剤を含み得る。あるいは、又は加えて、研磨組成物は、約0.05重量%以上の研磨剤、例えば、約0.1重量%以上、約0.2重量%以上、約0.3重量%以上、約0.4重量%以上、約0.5重量%以上、又は約1重量%以上の研磨剤を含み得る。従って、研磨組成物は、上記の端点の任意の2つにより規定される量の研磨剤を含むことができる。例えば、研磨組成物は、約0.05重量%〜約10重量%の研磨剤、例えば、0.1重量%〜約10重量%、約0.1重量%〜約9重量%、約0.1重量%〜約8重量%、約0.1重量%〜約7重量%、約0.1重量%〜約6重量%、約0.1重量%〜約5重量%、約0.1重量%〜約4重量%、約0.1重量%〜約3重量%、約0.1重量%〜約2重量%、約0.2重量%〜約2重量%、約0.3重量%〜約2重量%、約0.4重量%〜約2重量%、約0.5重量%〜約2重量%、約0.1重量%〜約1.5重量%、約0.2重量%〜約1.5重量%、約0.3重量%〜約1.5重量%、約0.4重量%〜約1.5重量%、約0.5重量%〜約1.5重量%、約0.1重量%〜約1重量%、約0.2重量%〜約1重量%、約0.3重量%〜約1重量%、約0.4重量%〜約1重量%、又は約0.5重量%〜約1重量%の研磨剤を含み得る。
【0016】
研磨は、以下の
式NR
1R
2R
3を有し、式中、R
1、R
2、及びR
3が、水素、カルボキシアルキル、置換カルボキシアルキル、ヒドロキシアルキル、置換ヒドロキシアルキル、及びアミノカルボニルアルキルから独立して選択され、R
1、R
2、及びR
3のうちの何れもが、水
素ではないか、又はR
1、R
2、及びR
3のうちの1つが、水
素である
化合物;ジカルボキシ複素環化合物;ヘテロシクリルアルキル−α−アミノ酸;N−(アミドアルキル)アミノ酸;非置換複素環化合物;アルキル置換複素環化合物;置換アルキル−置換複素環化合物;N−アミノアルキル−α−アミノ酸;及びこれらの組み合わせから選択されるコバルト促進剤を含む。
【0017】
コバルト促進剤は、本明細書に記載された化合物の種類から選択された任意の適切なコバルト促進剤であり得る。好ましい実施形態において、コバルト促進剤は、イミノ二酢酸、2−[ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオール、ビシン、ピコリン酸、ジピコリン酸、ヒスチジン、[(2−アミノ−2−オキソエチル)アミノ]酢酸、イミダゾール、N−メチルイミダゾール、リジン、又はこれらの組み合わせである。
【0018】
コバルト促進剤は、任意の適切な濃度で、研磨組成物中に存在することができる。典型的には、コバルト促進剤は、約5mM以上、例えば、約10mM以上、約15mM以上、約20mM以上、約25mM以上、約30mM以上、約35mM以上、約40mM以上、約45mM以上、又は約50mM以上の濃度で、研磨組成物中に存在することができる。あるいは、又は加えて、コバルト促進剤は、約100mM以下、例えば、約95mM以下、約90mM以下、約85mM以下、約80mM以下、約75mM以下、約70mM以下、約65mM以下、又は約60mM以下の濃度で、研磨組成物中に存在することができる。従って、コバルト促進剤は、上記の端点の任意の2つにより規定される濃度で、研磨組成物中に存在することができる。例えば、コバルト促進剤は、約5mM〜約100mM、例えば、約5mM〜約90mM、約5mM〜約80mM、約5mM〜約70mM、約5mM〜約60mM、約10mM〜約100mM、約10mM〜約90mM、約10mM〜約80mM、約10mM〜約70mM、約10mM〜約60mM、約20mM〜約100mM、約20mM〜約90mM、約20mM〜約80mM、約20mM〜約70mM、又は約20mM〜約60mMの濃度で、研磨組成物中に存在することができる。
【0019】
研磨組成物は、コバルト腐食抑制剤を含む。コバルト腐食抑制剤は、任意の適切なコバルト腐食抑制剤であり得る。一実施形態では、コバルト腐食抑制剤は、アニオン性頭部基と、C
8〜C
14の脂肪族末端基、例えば、C
8〜C
14のアルキル末端基、又はC
8〜C
14のアルケニル末端基とを含む。アニオン性頭部基は、任意の適切なアニオン性頭部基であり得る。好ましい実施形態では、コバルト腐食抑制剤は、以下の構造を有するサルコシン誘導体を含む。その式は、R−CON(CH
3)CH
2COOHであり、式中、CON(CH
3)CH
2COOHは頭部基を形成し、Rは末端基を形成する。R基は、一般的にC
8〜C
13の脂肪族基であり、C
8〜C
13のアルキル基、又はC
8〜C
13のアルケニル基、例えば、C
8のアルキル基、C
9のアルキル基、C
10のアルキル基、C
11のアルキル基、C
12のアルキル基、C
13のアルキル基、C
8のアルケニル基、C
9のアルケニル基、C
10のアルケニル基、C
11のアルケニル基、C
12のアルケニル基、又はC
13のアルケニル基であり得る。コバルト腐食抑制剤がサルコシン誘導体である好ましい実施形態では、末端基の従来の呼称は、炭素数を数える目的でR基に結合したカルボニル基を含む。従って、C
12サルコシネートは、ラウロイルサルコシネートを意味する。末端基が、二重結合が末端基の末端に存在しないアルケニル基である場合に、アルケニル基は、E配置若しくはZ配置を有することができ、又はE異性体及びZ異性体の混合物であり得る。コバルト腐食抑制剤は、単一の化合物であり得るか、又はアニオン性頭部基及びC
8〜C
20の脂肪族末端基を有する2つ以上の化合物の混合物であり得るか、若しくはC
7〜C
19の脂肪族R基を有する、本明細書に記載された2つ以上のサルコシン誘導体の混合物であり得るが、但し、化合物の約75重量%以上(例えば、約80重量%以上、約85重量%以上、約90重量%以上、又は約95重量%以上)は、アニオン性頭部基及びC
8〜C
14の脂肪族末端基を含むか、又はC
8〜C
13の脂肪族R基を有するサルコシン誘導体である。
【0020】
研磨組成物は、任意の適切な量のコバルト腐食抑制剤を含み得る。研磨組成物は、約1ppm以上、例えば、約5ppm以上、約10ppm以上、約20ppm以上、約30ppm以上、約40ppm以上、又は約50ppm以上のコバルト腐食抑制剤を含み得る。あるいは、又は加えて、研磨組成物は、約1000ppm以下、例えば、約900ppm以下、約800ppm以下、約700ppm以下、約600ppm以下、約500ppm以下、約400ppm以下、約300ppm以下、又は約200ppm以下のコバルト腐食抑制剤を含み得る。従って、研磨組成物は、上記の端点の任意の2つにより規定される量のコバルト腐食抑制剤を含むことができる。例えば、研磨組成物は、約1ppm〜約1000ppm、約10ppm〜約900ppm、約10ppm〜約800ppm、約10ppm〜約700ppm、約10ppm〜約600ppm、約10ppm〜約500ppm、約10ppm〜約400ppm、約20ppm〜約300ppm、約30ppm〜約200ppm、約30ppm〜約150ppm、約30ppm〜約100ppm、又は約50ppm〜約100ppmのコバルト腐食抑制剤を含み得る。
【0021】
研磨組成物のpHに応じて、上記のサルコシン誘導体は、塩の形態(例えば、金属塩、又はアンモニウム塩等)、若しくは酸の形態、又は酸及びその塩の混合物として存在することができることを理解されたい。サルコシン誘導体の酸の形態若しくは塩の形態、又はその混合物は、研磨組成物の調整における使用に適している。
【0022】
研磨組成物は、遷移金属を酸化する酸化剤を含む。好ましくは、酸化剤はコバルトを酸化させる。酸化剤は、研磨組成物のpHにおいて、コバルトを酸化させるのに十分な大きさの酸化電位を有する任意の適切な酸化剤であり得る。好ましい実施形態では、酸化剤は、過酸化水素である。
【0023】
研磨組成物は、任意の適切な量の酸化剤を含み得る。研磨組成物は、好ましくは、約10重量%以下(例えば、約8重量%以下、約6重量%以下、約4重量%以下、約2重量%以下、約1重量%以下、又は約0.5重量%以下)の過酸化水素を含む。
【0024】
研磨組成物は、任意の適切なpHを有し得る。典型的には、研磨組成物は、約3以上、例えば、約3.5以上、約4以上、約4.5以上、約5以上、約5.5以上、約6以上、約6.5以上、又は約7以上のpHを有し得る。あるいは、又は加えて、研磨組成物は、約8.5以下、例えば、約8.4以下、約8.3以下、約8.2以下、約8.1以下、又は約8以下のpHを有し得る。従って、研磨組成物は、研磨組成物に関して記載された上記端点の任意の2つにより規定されるpHを有し得る。例えば、研磨組成物は、約3〜約8.5、例えば、約3.5〜約8.5、約4〜約8.5、約4.5〜約8.5、約5〜約8.5、約5.5〜約8.5、約6〜約8.5、約6.5〜約8.5、約6.5〜約8.4、約6.5〜約8.3、約6.5〜約8.2、約6.5〜約8.1、又は約6.5〜約8のpHを有し得る。
【0025】
研磨組成物のpHは、任意の適切な酸又は塩基を用いて調整することができる。適切な酸の非限定的な例として、硝酸、硫酸、リン酸、及び酢酸等の有機酸が挙げられる。適切な塩基の非限定的な例として、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及び水酸化アンモニウムが挙げられる。
【0026】
化学機械研磨組成物は、必要に応じて更に1つ又は複数の添加剤を含む。例示の添加剤は、コンディショナ、酸(例えば、スルホン酸)、錯化剤(例えば、アニオン性高分子錯化剤)、キレート剤、殺生物剤、スケール抑制剤、分散剤等を含む。
【0027】
殺生物剤は、存在する場合、任意の好適な殺生物剤であることができ、任意の適切な量で研磨組成物中に存在することができる。適切な殺生物剤は、イソチアゾリノン殺生物剤である。研磨組成物中の殺生物剤の量は、一般的には、約1ppm〜約50ppm、好ましくは約10ppm〜約40ppm、より好ましくは約20ppm〜約30ppmである。
【0028】
研磨組成物は、任意の適切な技術によって調整され得るが、その技術の多くが当業者に既知である。研磨組成物は、バッチ処理又は連続処理で調整され得る。一般に、研磨組成物は、任意の順序で、その構成成分を混合することによって調整され得る。本明細書で使用される場合、「構成成分」という用語は、個々の成分(例えば、研磨剤、コバルト促進剤、コバルト腐食抑制剤、酸化剤、任意のpH調整剤等)と同様に、任意の成分(例えば、研磨剤、コバルト促進剤、コバルト腐食抑制剤、酸化剤、任意のpH調整剤等)の混合物をも含む。
【0029】
例えば、研磨剤は水中で分散され得る。次に、コバルト促進剤及びコバルト腐食抑制剤を加え、構成成分を研磨組成物に組み込むことができる任意の方法によって混合しても良い。研磨組成物の調整中のいつでも酸化剤を加えて良い。研磨組成物は、使用する直前(例えば、使用前約1分以内若しくは使用前約1時間以内、使用前約7日以内、又は使用前約14日以内)に、研磨組成物に加えられる酸化剤等の1つ又は複数の構成成分を用いて、使用前に調整され得る。また、研磨組成物は、研磨中に、基板の表面で該構成成分を混合することによって調整され得る。
【0030】
研磨組成物は、研磨剤、コバルト促進剤、コバルト腐食抑制剤、酸化剤、任意のpH調整剤、及び水を含む一液型システムとして供給され得る。あるいは、研磨剤は、第1の容器に水分散系として供給され得、並びにコバルト促進剤、コバルト腐食抑制剤、酸化剤、及び任意のpH調整剤は、第2の容器に、乾燥形態で、又は溶液系若しくは水分散系として供給され得る。酸化剤は、望ましくは、研磨組成物の他の構成成分とは別に供給され、例えば、使用直前(例として、使用前2週間以内、使用前1週間以内、使用前1日以内、使用前1時間以内、使用前10分以内、又は使用前1分以内)に、エンドユーザーによって、研磨組成物の他の構成成分と混合される。第1の容器又は第2の容器における構成成分は、乾燥形態であり得るが、もう一方の容器における構成成分は、水分散の形態であり得る。更に、第1の容器及び第2の容器における構成成分は、異なるpH値を有することが好適であるが、代替として、実質的に同様又は等しいpH値を有しても良い。研磨組成物の構成成分の他の2つの容器、又は3つ以上の容器の組み合わせは、当業者の知識の範囲内である。
【0031】
また、本発明の研磨組成物は、使用前に、適量の水で希釈されることを意図した濃縮物として供給され得る。こうした実施形態では、研磨組成物の濃縮物は、研磨剤、コバルト促進剤、コバルト腐食抑制剤、及び任意のpH調整剤を、酸化剤と共に又は酸化剤なしで含むことができ、その量は、適量の水を用いて、及び酸化剤が適量に満たない場合には酸化剤と共に濃縮物を希釈した場合に、研磨組成物の各構成成分が、研磨組成物中に、各構成成分について上述した適正範囲内の量で存在する程度の量である。例えば、研磨剤、コバルト促進剤、コバルト腐食抑制剤、及び任意のpH調整剤は、各構成成分について上述した濃度よりも約2倍(例えば、約3倍、約4倍、又は約5倍)多い量で濃縮物中にそれぞれ存在することができ、その結果、濃縮物が、同量の水(例えば、それぞれ2倍量の水、3倍量の水、又は4倍量の水)で、適量の酸化剤と共に希釈された場合に、各構成成分は、各構成成分について上述した範囲内の量で研磨組成物に存在することになる。更に、当業者によって理解されるように、濃縮物は、他の構成成分が濃縮物中に少なくとも部分的に又は完全に溶解されることを保証するために、最終研磨組成物に存在する水の適正な割合を含有することができる。
【0032】
本発明は、また、(i)基板を研磨パッド及び本明細書に記載された化学機械研磨組成物と接触させることと、(ii)化学機械研磨組成物を基板と研磨パッドの間に有した状態で基板に対して研磨パッドを動かすことと、(iii)基板を研磨するために基板の少なくとも一部を研削することと、を含む、基板を化学的機械的研磨する方法を提供する。
【0033】
本発明の方法を用いて研磨される基板は、任意の適切な基板、特にコバルトを含有する基板であり得る。好ましい基板は、コバルトを含み、コバルトから実質的になり、又はコバルトからなる、少なくとも1層、特に研磨のための露出層を含み、従って、該コバルトの少なくとも一部分が、基板を研磨するために研削(即ち、除去)される。特に適切な基板は、半導体産業で用いられるウェーハを含むが、これに限定されるものではない。ウェーハは、典型的には、例えば、金属、金属酸化物、金属窒化物、金属複合材、金属合金、低誘電材料、若しくはこれらの組み合わせを含むか、又は金属、金属酸化物、金属窒化物、金属複合材、金属合金、低誘電材料、若しくはこれらの組み合わせからなる。本発明の方法は、また、ガスタービン及びジェット航空機エンジン用のタービン翼、整形外科用インプラント、股置換及び膝置換等の人工関節部分、歯科補綴、高速スチールドリルビット、並びに永久磁石に利用可能なコバルト及びコバルト合金を含む基板を研磨するのにおいても有用である。
【0034】
本発明の研磨方法は、化学機械研磨(CMP)装置と併せて使用するのに特に適している。一般的には、該装置は、使用時に動きを有する、及び環状、直線状、又は円状の動きから生じる速度を有するプラテンと、作動時にプラテンと接触してプラテンと共に動く研磨パッドと、研磨パッドの表面に接触して、研磨パッドの表面に対して動くことによって研磨される基板を保持するキャリアと、を含む。基板の研磨は、基板を研磨するために基板の少なくとも一部分を研削するように、基板が研磨パッド及び本発明の研磨組成物と接触して配置され、次いで研磨パッドが基板に対して動くことによって行われる。
【0035】
基板は、任意の適切な研磨パッド(例えば研磨面)を用いて化学機械研磨組成物によって平坦化され、又は研磨され得る。適切な研磨パッドは、例えば、織布研磨パッド及び不織布研磨パッドを含む。更に、適切な研磨パッドは、様々な密度、堅さ、厚さ、圧縮率、圧縮に対する反発弾性力、及び圧縮弾性率を有する任意の適切なポリマーを含むことができる。適切なポリマーは、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニル、ナイロン、フルオロカーボン、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアクリレート、ポリエーテル、ポリエチレン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリイソシアヌレート、これらの共形成物、及びこれらの混合物を含む。
【0036】
望ましくは、CMP装置は更にin situ研磨終点検出システムを含み、それらの多くは当該技術分野で既知である。被加工物の表面から反射した光又は他の放射を解析することによって、研磨プロセスを検査及びモニタリングする技術は、当該技術分野において既知である。そのような方法は、例えば、米国特許第5196353号、米国特許第5433651号、米国特許第5609511号、米国特許第5643046号、米国特許第5658183号、米国特許第5730642号、米国特許第5838447号、米国特許第5872633号、米国特許第5893796号、米国特許第5949927号、及び米国特許第5964643号に記載されている。望ましくは、研磨されている被加工物に対する研磨プロセスの進行を検査又はモニタリングすることは、研磨終点の決定を可能にする。即ち、特定の被加工物に対して、研磨プロセスを終了させる時点の決定を可能にする。
【0037】
化学機械研磨プロセスは、基板の除去速度、ディッシング、及びエロージョンに関して等の、多くの点で特徴づけられ得る。
【0038】
基板の除去速度は、任意の適切な技術を用いて測定され得る。基板の除去速度を測定する適切な技術の例として、単位研磨時間あたりに除去される基板の量を測定するために、本発明の研磨方法の使用前後での基板の重量を測定することが挙げられ、これは、単位研磨時間あたりに除去される基板の厚さに換算した除去速度と相関し得る。また、単位研磨時間あたりの基板の除去速度を直接的に測定するために、本発明の研磨方法の使用前後での基板の厚さを測定することが挙げられる。
【0039】
いかなる特定の理論に束縛されることを望まないが、3〜8.5のpH範囲では、コバルト表面は、薄い酸化物−水酸化物層で構成される。Co
2+表面は、加水分解して、以下の反応式に示すようにコバルトカチオン及び水酸化物アニオンに解離し得る弱塩基であるCo(OH)
2を形成し得る。
CoO+H
2O→Co(OH)
2→Co
2++2OH
−
【0040】
効果的なコバルト促進剤は、不動態化されたコバルト表面が付随して形成されることによってpHが増加するのを回避するために、Co
2+をキレート化し、加えて、形成された水酸化物を効率的に中和すると考えられる。アミン官能基を含む促進剤は、下記の反応式に示すように、コバルトと反応することができる。
Co
2++2OH
−+2RNH→Co(RN)
2+2H
2O
【0041】
従って、アミノ基含有促進剤は、Co
2+をキレート化あるいは配位結合させ、加えて、形成された水酸化物を効率的に中和することもできる。
【0042】
更に、3〜8.5のpH範囲では、コバルト表面は正に帯電すると考えられる。アニオン性頭部基及び脂肪族末端基を含む腐食抑制剤は、コバルト表面で静電引力を介して集まると考えられる。本特定の実施形態では、効果的なコバルト促進剤は、コバルト表面でコバルト腐食抑制剤と競合し、従ってコバルト除去速度の増加を可能にするために、研磨組成物のpHにおいて負の実効電荷を有する。
【0043】
本発明は、以下の実施形態によって例示される。
実施形態1 化学機械研磨組成物であって、
(a)研磨粒子と、
(b)以下の式NR
1R
2R
3を有
し、式中、R
1、R
2、及びR
3が、水素、カルボキシアルキル、置換カルボキシアルキル、ヒドロキシアルキル、置換ヒドロキシアルキル、及びアミノカルボニルアルキルから独立して選択され、R
1、R
2、及びR
3のうちの何れもが、水
素ではないか、又はR
1、R
2、及びR
3のうちの1つが、水
素である
化合物;ジカルボキシ複素環化合物;ヘテロシクリルアルキル−α−アミノ酸;N−(アミドアルキル)アミノ酸;非置換複素環化合物;アルキル置換複素環化合物;置換アルキル−置換複素環化合物;N−アミノアルキル−α−アミノ酸;及びこれらの組み合わせから選択されるコバルト促進剤と、
(c)コバルト腐食抑制剤と、
(d)コバルトを酸化させる酸化剤と、
(e)水と、を含み、
前記研磨組成物が、約3〜約8.5のpHを有する、前記化学機械研磨組成物。
実施形態2 前記研磨組成物が、約0.1重量%〜約2重量%の研磨粒子を含む、実施形態1に記載の研磨組成物。
実施形態3 前記コバルト促進剤が、イミノ二酢酸、ピコリン酸、ジピコリン酸、ビシン、[(2−アミノ−2−オキソエチル)アミノ]酢酸、リジン、イミダゾール、ヒスチジン、2−[ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオール、及びこれらの組み合わせから選択される、実施形態1又は実施形態2に記載の研磨組成物。
実施形態4 前記コバルト促進剤が、約5mM〜約100mMの濃度で前記研磨組成物中に存在する、実施形態1から実施形態3の何れか1つに記載の研磨組成物。
実施形態5 前記コバルト腐食抑制剤が、アニオン性頭部基と、C
8〜C
14の脂肪族末端基とを含む、実施形態1から実施形態4の何れか1つに記載の研磨組成物。
実施形態6 前記コバルト腐食抑制剤が、以下の式:RCON(CH
3)COOHを有し、式中、RはC
8〜C
13の脂肪族基である、実施形態1に記載の研磨組成物。
実施形態7 前記研磨組成物が、約10ppm〜約1000ppmの前記コバルト腐食抑制剤を含む、実施形態1から実施形態6の何れか1つに記載の研磨組成物。
実施形態8 前記酸化剤が過酸化水素である、実施形態1から実施形態7の何れか1つに記載の研磨組成物。
実施形態9 前記研磨組成物が約7〜約8のpHを有する、実施形態1から実施形態8の何れか1つに記載の研磨組成物。
実施形態10 基板を化学的機械的研磨する方法であって、
(i)基板を研磨パッド及び実施形態1から実施形態9の何れか1つに記載の化学機械研磨組成物と接触させることと、
(ii)前記研磨パッド及び前記化学機械研磨組成物を前記基板に対して動かすことと、
(iii)前記基板を研磨するために、前記基板の少なくとも一部を研削することと、を含む、前記方法。
実施形態11 前記基板がコバルトを含み、及び前記コバルトの少なくとも一部が、前記基板を研磨するために研削される、実施形態10に記載の方法。
実施形態12 前記基板が半導体デバイスを含む、実施形態10又は実施形態11に記載の方法。
【0044】
以下の実施例は本発明を更に例示するが、言うまでもなく、その範囲を何ら限定するものとして解釈されるべきではない。
【0045】
実施例1
本実施例は、コバルト促進剤を、コバルト腐食抑制剤なしで含む研磨組成物によって示されるコバルト除去速度を明示する。コバルトのブランケット層を含む個々の基板を、研磨組成物1A〜1Vを用いて研磨した。研磨組成物1A〜1Sは、本発明の研磨組成物である。研磨組成物1T〜1Vは、比較用の研磨組成物である。全ての研磨組成物は、70nmの平均粒子サイズを有する湿式法シリカ0.5重量%(シリカは扶桑化学工業株式会社(日本)から入手)と、pH5〜7の過酸化水素1重量%と、約40mM濃度の促進剤とを含有した。表1に促進剤について記載した。研磨後に、コバルト除去速度を測定したが、その結果を表1に示す。相対速度は、グリシンを含有する研磨組成物1Rで観測された除去速度を基準として計算している。
【表1】
【0046】
表1に記載した結果から明らかなように、40mMの促進剤を含有する本発明の研磨組成物1A〜1Qは、グリシンを含有する比較用の研磨組成物1Rよりも約1.9〜4.0倍大きいコバルト除去速度を示した。
【0047】
実施例2
本実施例は、コバルト促進剤を、コバルト腐食抑制剤と共に及びコバルト腐食抑制剤なしで含む、研磨組成物によって示されるコバルト除去速度を明示する。
【0048】
コバルトブランケット層を含む16枚の同様な基板を、16種の異なる研磨組成物を用いて、個々に片側研磨した。各研磨組成物は、1重量%の湿式法シリカと、1重量%の過酸化水素とを含んだ。個々の研磨組成物は、更に、コバルト促進剤として、ビシン、HEPES((4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジンエタンスルホン酸))、エタノールアミン、N−メチルイミダゾール、トリエタノールアミン、ニトリロ三酢酸、ジピコリン酸、又はイミノ二酢酸を含有し、及び、コバルト腐食抑制剤を含有していないか、又は75ppmのN−ココイルサルコシン(即ち、コバルト腐食抑制剤)を含有した。
【0049】
研磨後に、コバルト除去速度を各基板に対して測定した。その結果を表2に示す。表2は、更に、コバルト腐食抑制剤の存在下で観測された除去速度を、コバルト腐食抑制剤の非存在下の除去速度と比較した場合の変化率を示し、また、記載されたpHでのコバルト腐食抑制剤の実効電荷を示す。
【表2】
【0050】
表1に記載した結果から明らかなように、研磨組成物のpHにおいて負の実効電荷を有する、コバルト促進剤存在下の研磨組成物は、約−27%減少〜約+3%微増の範囲のコバルト除去速度を示した。研磨組成物のpHにおいて中性の実効電荷又は正の実効電荷を有する、コバルト促進剤存在下の研磨組成物は、約−99%減少〜約−82%減少の範囲の、実質的に減少したコバルト除去速度を示した。
【0051】
実施例3
本実施例は、本発明の実施形態による、コバルト促進剤としてイミノ二酢酸を含む研磨組成物によって示されるコバルト除去速度を明示する。
【0052】
コバルトブランケット層を含む5枚の別個の基板を、5種の異なる研磨組成物(研磨組成物3A〜3E)を用いて、個々に片側研磨した。全ての研磨組成物は、70nmの平均粒子サイズを有する湿式法シリカ2重量%、又は100nmの平均粒子サイズを有する湿式法シリカ2重量%(双方のシリカは扶桑化学工業株式会社(日本)から入手)と、pH7〜8の過酸化水素1重量%とを含有した。研磨組成物3A(本発明)は、41mM濃度のイミノ二酢酸と、70nmの平均粒子サイズを有する湿式法シリカとを更に含有した。研磨組成物3B(本発明)は、41mM濃度のイミノ二酢酸と、100nmの平均粒子サイズを有する湿式法シリカとを更に含有した。研磨組成物3C(本発明)は、100mM濃度のイミノ二酢酸と、100nmの平均粒子サイズを有する湿式法シリカとを更に含有した。研磨組成物3D(比較用)は、41mM濃度のグリシンと、70nmの平均粒子サイズを有する湿式法シリカとを更に含有した。研磨組成物3E(比較用)は、100mM濃度のグリシンと、100nmの平均粒子サイズを有する湿式法シリカとを更に含有した。
【0053】
研磨後に、コバルト除去速度を各基板に対して測定した。その結果を表3に示す。
【表3】
【0054】
表3に記載した結果から明らかなように、イミノ二酢酸を含有する本発明の研磨組成物3A〜3Cは、グリシンを含有する比較用の研磨組成物3D及び3Eよりも約1.93〜2.26倍大きいコバルト除去速度を示した。
【0055】
本明細書で引用された刊行物、特許出願及び特許を含む全ての参考文献は、各参考文献が個別に、及び具体的に参照により組み入れられるように示され、その全体が本明細書に記載されているのと同じ程度に、参照により本明細書に組み込まれる。
【0056】
(特に添付の特許請求の範囲の文脈において)本発明を説明する文脈における用語「a」及び「an」、「the」、「少なくとも1つ」、並びに同様の指示対象の使用は、本明細書中で特に指示のない限り、又は文脈によって明らかに矛盾しない限り、単数形及び複数形の両方を包含するものと解釈されるべきである。1つ又は複数の項目のリストに続く用語「少なくとも1つ」(例えば、「A及びBのうちの少なくとも1つ」)の使用は、本明細書中で特に指示のない限り、又は文脈によって明らかに矛盾しない限り、リストされた項目から選択された一(1)項目(A又はB)を意味するか、又はリストされた項目の2つ以上の任意の組み合わせ(A及びB)を意味すると解釈されるべきである。「具備する」、「有する」、「含む」及び「含有する」という用語は、別段の記載がない限り、制限のない用語(即ち、「含むが、これに限定されない」を意味する)として解釈されるべきである。本明細書中の値の範囲の列挙は、本明細書中で特に指示のない限り、単に範囲内の各別個の値を個別に指す簡略方法として役立つことを意図しているに過ぎず、それぞれの別個の値は、本明細書中に個別に列挙されているかのように、本明細書中に盛り込まれる。本明細書中に記載される全ての方法は、本明細書中で特に指示のない限り、又は文脈によって明らかに矛盾しない限り、任意の適切な順序で実施され得る。本明細書で提供される任意の及び全ての例、又は例示的な用語(例えば「等」)の使用は、単に本発明をよりよく示すことを意図しており、別段の主張がない限り、本発明の範囲を限定するものではない。本明細書中のいかなる言葉も、本発明の実施に必須の任意の主張する要素を示すものとして、解釈されるべきである。
【0057】
本発明を実施するために本発明者らに周知の最良の形態を含む、本発明の好ましい実施形態を本明細書に記載する。これらの好ましい実施形態の変形は、上記の説明を読むことにより当業者に明らかになるであろう。本発明者らは、当業者がこのような変形を適切に使用することを期待しており、本発明者らは本発明が本明細書に具体的に記載されたものとは別の方法で実施されることを意図する。従って、本発明は、適用法によって許容されるように、添付の特許請求の範囲に記載された主題の全ての改変及び同等物を含む。更に、本明細書中で特に指示のない限り、又は文脈によって明らかに矛盾しない限り、それらの全ての可能な変形における上述の要素の任意の組み合わせが本発明に包含される。