【実施例】
【0146】
本発明の化合物は、当業者に公知の方法により調製することができる。以下の実施例は、本発明の代表例に過ぎず、本発明を何ら限定するものではない。
【0147】
中間体1:工程a
シクロブチルメチル4−メチルベンゼンスルホネート
【0148】
【化64】
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【0149】
シクロブチルメタノール(1.00g、11.6mmol)及びピリジン(1.4mL)のDCM(15mL)中の溶液に、0℃においてTsCl(2.44g、12.8mmol)を徐々に添加した。溶液を20℃に加温し、その温度で3時間撹拌した。反応液を水(50mL)に注入し、DCM(2×50mL)で抽出した。有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮し、無色の油状物として表題化合物を得た。
【0150】
中間体1:工程b
2−シクロブチルアセトニトリル
【0151】
【化65】
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【0152】
シクロブチルメチル4−メチルベンゼンスルホネート(108g、450mmol、中間体1、工程a)のDMSO(1000mL)中の溶液に、NaCN(33.1g、675mmol)を添加し、混合物を80℃で一晩撹拌した。混合物を水(2000mL)に注入し、EtOAc(2×1000mL)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮した。残余物を蒸留し、黄色の油状物として表題化合物を得た。
【0153】
中間体1:工程c
1−シクロブチルプロパン−2−オン
【0154】
【化66】
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【0155】
2−シクロブチルアセトニトリル(1.00g、10.5mmol、中間体1、工程b)のジエチルエーテル(10mL)中の溶液に、N2雰囲気下、0℃で、ヨウ化メチルマグネシウム(10.5mL、ジエチルエーテル中3M)を徐々に添加した。混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を氷(10g)に注入し、1MのHCl水溶液を添加した。混合物をジエチルエーテル(2×15mL)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮し、黄色の油状物として表題化合物を得、それを更に精製せずに次の工程に用いた。
【0156】
中間体1:工程d
1−ブロモ−3−シクロブチルプロパン−2−オン
【0157】
【化67】
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【0158】
1−シクロブチルプロパン−2−オン(2.40g、21.4mmol、中間体1、工程c)のMeOH(25mL)中の溶液に、0℃でBr
2(0.88mL、17mmol)を滴下して添加し、室温で一晩撹拌した。混合物をEtOAc(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮し、黄色の油状物として表題化合物を得た。
【0159】
中間体1
エチル4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルボキシレート
【0160】
【化68】
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【0161】
1−ブロモ−3−シクロブチルプロパン−2−オン(3.93g、20.7mmol、中間体1、工程d)のEtOH(40mL)中の溶液に、エチル2−アミノ−2−チオキソアセテート(3.30g、24.8mmol)を添加し、混合物を85℃で3時間撹拌した。得られた混合物を水に注入し、EtOAc(2×50mL)で抽出した。残余物をシリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=50/1)により精製し、黄色の油状物として表題化合物を得た。
【0162】
中間体1/1
エチル4−(シクロペンチルメチル)チアゾール−2−カルボキシレート
【0163】
【化69】
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【0164】
工程dで1−シクロブチルプロパン−2−オンの代わりに1−シクロペンチルプロパン−2−オンを用いて、中間体1の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0165】
中間体1/2
エチル4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−カルボキシレート
【0166】
【化70】
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【0167】
工程dで1−シクロブチルプロパン−2−オンの代わりに1−シクロヘキシルプロパン−2−オンを用いて、中間体1の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0168】
中間体1/3
エチル4−イソブチルチアゾール−2−カルボキシレート
【0169】
【化71】
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【0170】
工程dで1−シクロブチルプロパン−2−オンの代わりに4−メチルペンタン−2−オンを用いて、中間体1の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0171】
中間体1/4
エチル4−(2−メトキシ−2−メチルプロピル)チアゾール−2−カルボキシレート
【0172】
【化72】
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【0173】
工程dで1−シクロブチルプロパン−2−オンの代わりに4−メトキシ−4−メチルペンタン−2−オンを用いて、中間体1の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0174】
中間体1/5
エチル4−((1−メトキシシクロブチル)メチル)チアゾール−2−カルボキシレート
【0175】
【化73】
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【0176】
工程dで1−シクロブチルプロパン−2−オンの代わりに1−(1−メトキシシクロブチル)プロパン−2−オンを用いて、中間体1の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0177】
中間体1/6
エチル4−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−カルボキシレート
【0178】
【化74】
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【0179】
工程dで1−シクロブチルプロパン−2−オンの代わりに1−(4−フルオロフェニル)プロパン−2−オンを用いて、中間体1の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0180】
中間体1/7
エチル4−(ヒドロキシメチル)チアゾール−2−カルボキシレート
【0181】
【化75】
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【0182】
最終工程で1−ブロモ−3−シクロブチルプロパン−2−オンの代わりに1−ブロモ−3−ヒドロキシプロパン−2−オンを使用して、中間体1の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0183】
中間体1/8:工程a
(3,3−ジメチルシクロブチル)メチル4−メチルベンゼンスルホネート
【0184】
【化76】
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【0185】
ボランのTHF(1.0M、43.0mL、42.9mmol)中の溶液を、3,3−ジメチルシクロブタンカルボン酸(1.83g、14.3mmol)のTHF(5mL)中の氷冷溶液に添加し、反応混合物を6時間還流下で加熱し、冷却し、MeOHを滴下して加えてクエンチし、真空濃縮して残余物を得、それをDCM(10mL)に溶解した。次に、TsCl(3.35g、18mmol)及びDMAP(360mg、3.0mmol)を添加し、混合物を室温で一晩撹拌した。飽和NaHCO
3水溶液を添加し、混合物をEtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させて、濾過した。濾過液を乾燥するまで濃縮し、残余物をシリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=30:1)により精製し、茶色の油状物として表題化合物を得た。
【0186】
中間体1/8:工程b
2−(3,3−ジメチルシクロブチル)酢酸
【0187】
【化77】
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【0188】
(3,3−ジメチルシクロブチル)メチル4−メチルベンゼンスルホネート(1.9g、7.1mmol、中間体1/8、工程a)、NaCN(0.69g、14mmol)及びTBAI(0.52g、1.4mmol)のDMSO(20mL)中の懸濁液を80℃で一晩加熱した。混合物を濃縮し、残余物をH
2Oで希釈し、次にEtOAcで抽出した。水層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮して中間体を得、それをNaOH水溶液(8N、15mmol)で処理して、一晩還流加熱した。混合物を室温に冷却し、HClを添加してpH3に調節した。混合物をEtOAc(50mL×3)で抽出し、乾燥させて、乾燥するまで濃縮し、琥珀色の油状物として表題化合物を得た。
【0189】
中間体1/8:工程c
1−(3,3−ジメチルシクロブチル)プロパン−2−オン
【0190】
【化78】
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【0191】
2−(3,3−ジメチルシクロブチル)酢酸(320mg、2.25mmol、中間体1/8、工程b)、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン(280mg、4.6mmol)、TEA(700mg、6.9mmol)及びHATU(1.31g、3.45mmol)のMeCN(15mL)中の懸濁液を室温で2時間撹拌した。水(20mL)を添加し、水層をEtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、乾燥するまで濃縮し、THF(30mL)中に再度溶解し、−40℃に冷却した。臭化メチルマグネシウム(Et
2O中3M、2.5mL、7.5mmol)を添加し、混合物を2時間撹拌した。混合物を次に室温に加温し、飽和NH
4Cl水溶液(30mL)でクエンチして、Et
2O(30mL×3)で抽出した。合わせた有機抽出物を生理食塩水で洗浄し、20℃で乾燥するまで濃縮し、茶色の残余物として表題化合物を得、それを次の工程で直接用いた。
【0192】
中間体1/8
エチル4−((3,3−ジメチルシクロブチル)メチル)チアゾール−2−カルボキシレート
【0193】
【化79】
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【0194】
工程dで1−シクロブチルプロパン−2−オンの代わりに1−(3,3−ジメチルシクロブチル)プロパン−2−オン(中間体1/8、工程c)を用いて、中間体1の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0195】
中間体1/9
エチル4−((3,3−ジフルオロシクロブチル)メチル)チアゾール−2−カルボキシレート
【0196】
【化80】
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【0197】
工程aで3,3−ジメチルシクロブタンカルボン酸の代わりに3,3−ジフルオロシクロブタンカルボン酸を用いて、中間体1/8の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0198】
中間体1/10
エチル4−(イソプロポキシメチル)チアゾール−2−カルボキシレート
【0199】
【化81】
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【0200】
1,3−ジブロモプロパン−2−オン(10.0g、46.3mmol)のイソプロパノール(40mL)中の溶液に、エチル2−アミノ−2−チオキソアセテート(6.8g、50mmol)を添加し、混合物を3日間80℃で撹拌し、H
2Oで希釈して、EtOAc(×3)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、乾燥するまで濃縮して、シリカゲル上で、FCC(PE/EtOAc=3:1)により精製し、茶色の油状物として表題化合物を得た。
【0201】
中間体2:工程a
4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルボヒドラジド
【0202】
【化82】
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【0203】
エチル4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルボキシレート(1.65g、7.40mmol、中間体1)のEtOH(20mL)中の混合物に、ヒドラジン水和物(4.2mL)を添加し、混合物を室温で3時間撹拌した。混合物を氷水(50mL)に注入し、沈殿を形成した。沈殿を濾過して回収し、真空乾燥させて残余物を得、それをDCM及びPEから再結晶させ、表題化合物を得た。
【0204】
中間体2:工程b
メチル4−(2−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルボニル)ヒドラジニル)−2,2−ジメチル−4−オキソブタノエート
【0205】
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
【0206】
4−メトキシ−3,3−ジメチル−4−オキソブタン酸(750mg、4.69mmol)のDCM(10mL)中の溶液に、0℃でSOCl
2(0.9mL、9mmol)、続いて3滴のDMFを添加した。混合物を室温に加温し、この温度で4時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残余物を蒸留直後のDCM(2mL)に溶解した。4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルボヒドラジド(1.10g、4.86mmol、中間体2、工程a)及びTEA(1.0mL、7.2mmol)のDCM(15mL)中の溶液に、0℃、窒素雰囲気下で上記の溶液を滴下して加えた。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。H
2O(10mL)で反応をクエンチし、DCM(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をH
2O(30mL)及び生理食塩水(30mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮した。残余物をDCM及びPEから再結晶させ、白色の固体として表題化合物を得た。
【0207】
中間体2
メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0208】
【化84】
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【0209】
メチル4−(2−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルボニル)ヒドラジニル)−2,2−ジメチル−4−オキソブタノエート(1.27g、3.60mmol、中間体2、工程b)及びピリジン(0.90mL、11mmol)の無水DCM(15mL)中の混合物に、−10℃、窒素雰囲気下でTf
2O(1.25mL、7.2mmol)を滴下して加えた。混合物を−10℃で1時間、0℃で1時間、次に室温で1時間撹拌した。混合物を乾燥するまで濃縮し、残余物をシリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=10/1)により精製し、黄色の油状物として表題化合物を得た。
【0210】
中間体2の代替的合成:
中間体2:工程aa
4−ブロモチアゾール−2−カルボヒドラジド
【0211】
【化85】
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【0212】
エチル4−ブロモチアゾール−2−カルボキシレート(900g、3.81モル)の無水EtOH(4.5L)中の溶液に、窒素不活性雰囲気下、1時間で、15〜25℃にて、ヒドラジン水和物(305g、水中80wt%、7.62モル)を滴下して加え、反応溶液を15〜25℃で更に12時間撹拌した。粗製の反応混合物を濾過し、濾過ケークを無水EtOH(1L)で洗浄した。濾過ケークを回収し、室温で乾燥させ、淡い黄色の固体として表題化合物を得た。
【0213】
中間体2:工程bb
メチル−3−(5−(4−ブロモチアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0214】
【化86】
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【0215】
フラスコにEDC・HCl(1100g、5.73モル)及びDMF(5L)を投入した。次に、HOBt(77.4g、0.57モル)、4−ブロモチアゾール−2−カルボヒドラジド(1272g、5.73モル、中間体2、工程aa)、及びDIPEA(2217g、17.18モル)を順に添加した。4−メトキシ−3,3−ジメチル−4−オキソブタン酸(1100g、6.87モル)のDMF(1.3L)中の溶液を、40分間にわたり5〜25℃で滴下して加えた。得られた溶液を25〜37.5℃で撹拌し、HPLCでモニターした。4−ブロモチアゾール−2−カルボヒドラジドが完全に消費された後、DIPEA(1603g、11.46モル)を添加し、続いて75分間にわたり25〜35℃で、TsCl(1540g、7.45モル)のDMF(1.5L)中の溶液を滴下して加えた。得られた溶液を25〜35℃で撹拌し、HPLCでモニターした。反応完了後、混合物を氷水(40L)に注入し、次に濃HCl水溶液を添加することによってpH3〜4に酸性化した。混合物をMTBE(2×20L)で抽出した。有機層を合わせ、次に生理食塩水(15L)で洗浄した。無水Na
2SO
4及び活性炭(380g)を有機層に添加し、懸濁液を室温で12時間撹拌した。粗製物を濾過し、濾過ケークをMTBE(2.5L)で洗浄した。濾過液を真空濃縮し、粗製の固体状生成物を得た。粗製の固体物にイソプロパノール(6.5L)及びヘプタン(6.5L)を添加し、混合物を45〜53℃に加熱し、透明な溶液を形成した。溶液を、20〜25℃まで自然冷却させた。得られた固体物を濾過することによって分離し、イソプロパノール/ヘプタン(1:1)で洗浄した。固体物にMTBE(8.6L)及びヘプタン(1.73L)を添加し、懸濁液を48℃に加熱し、透明な溶液を形成しせた。次に溶液を3時間かけて、20〜25℃まで自然冷却させた。得られた固体を濾過して分離し、無色の固体として表題化合物を得た。
【0216】
中間体2
メチル−3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0217】
【化87】
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【0218】
フラスコに、削状マグネシウム(49.5g、2.04モル)、THF(250mL)、及び1,2−ジブロモエタン(4.7g、0.025モル)を投入した。反応懸濁液を0〜15℃に冷却し、臭化シクロブチルメチル(300g、2.01モル)のTHF(3L)中の溶液を2.5時間にわたり、10〜20℃で滴下して加えた。加えた後、懸濁液を10〜20℃で12時間撹拌した。反応完了後、調製したグリニャール試薬の内容物を希釈したHCl溶液を用いて粉砕した。フラスコに、窒素の不活性雰囲気下、上記の臭化(シクロブチルメチル)マグネシウムのTHF溶液(1668g、11.9wt%、1.16モル)を投入した。次に、ZnCl
2(78.8g、0.58モル)のTHF(800mL)中の溶液を−5〜0℃で50分間にわたり滴下して加え、得られた懸濁液を2時間にわたり20〜25℃に加温した。メチル−3−(5−(4−ブロモチアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(200g、0.58モル、中間体2、工程bb)のTHF(400mL)中の溶液、続いてPd(dppf)Cl
2(12.8g、17.5mmol)を添加した。得られた溶液を25〜35℃で16時間、窒素下で撹拌し、HPLCによりモニターした。反応完了後、飽和NH
4Cl水溶液(1L)を次に0〜10℃で添加し、混合物を20〜25℃に加温した。混合物を次に濾過し、濾過ケークをMTBE(250mL)で洗浄した。濾過液を回収し、有機層を酒石酸ナトリウム/カリウム塩溶液(15wt%)で洗浄した。不溶性の固体を濾過することによって除去し、有機層を生理食塩水(1L)で洗浄して濃縮した。粗生成物に、窒素の不活性雰囲気下でMTBE(1.9L)を添加した。次に、KMnO
4水溶液(0.1M、0.2当量)を30分間にわたり0〜10℃で滴下して加えた。反応混合物を0〜10℃で8時間撹拌し、次にセライト(登録商標)を通して濾過した。濾過ケークをMTBEで洗浄し、有機層を分離して、真空濃縮し、淡い黄色の油状物として表題化合物を得た。
【0219】
中間体2/1
メチル3−(5−(4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0220】
【化88】
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【0221】
工程aでエチル4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルボキシレートの代わりにエチル4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−カルボキシレート(中間体1/2)を用いて、中間体2の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0222】
中間体2/2
メチル3−(5−(4−イソブチルチアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0223】
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
【0224】
工程aでエチル4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルボキシレートの代わりにエチル4−イソブチルチアゾール−2−カルボキシレート(中間体1/3)を用いて、中間体2の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0225】
中間体2/3
メチル3−(5−(4−(2−メトキシ−2−メチルプロピル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0226】
【化90】
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【0227】
工程aでエチル4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルボキシレートの代わりにエチル4−(2−メトキシ−2−メチルプロピル)チアゾール−2−カルボキシレート(中間体1/4)を用いて、中間体2の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0228】
中間体2/4
メチル3−(5−(4−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0229】
【化91】
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【0230】
工程aでエチル4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルボキシレートの代わりにエチル4−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−カルボキシレート(中間体1/6)を用いて、中間体2の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0231】
中間体2/5:工程a
エチル4−(((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メトキシ)メチル)チアゾール−2−カルボキシレート
【0232】
【化92】
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【0233】
エチル4−(ヒドロキシメチル)チアゾール−2−カルボキシレート(375mg、2.00mmol、中間体1/7)のDCM(20mL)中の溶液に、0℃でDIPEA(516mg、4.00mmol)を添加した。SEMCl(670mg、4.0mmol)を10分間にわたり滴下して加え、混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を水でクエンチし、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮した。残余物をシリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=20:1)により精製し、表題化合物を得た。
【0234】
中間体2/5:工程b
4−(((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メトキシ)メチル)チアゾール−2−カルボヒドラジド
【0235】
【化93】
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【0236】
エチル4−(((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メトキシ)メチル)チアゾール−2−カルボキシレート(3.17g、10.0mmol、中間体2/5、工程a)及びヒドラジン一水和物(2mL)のEtOH(30mL)中の溶液を、50℃で4時間撹拌し、乾燥するまで濃縮して、シリカゲル上でFCC(EtOAc)により精製し、無色の油状物として表題化合物を得た。
【0237】
中間体2/5:工程c
メチル2,2−ジメチル−4−オキソ−4−(2−(4−(((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メトキシ)メチル)チアゾール−2−カルボニル)ヒドラジニル)ブタノエート
【0238】
【化94】
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【0239】
4−(((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メトキシ)メチル)チアゾール−2−カルボヒドラジド(2.7g、9.0mmol、中間体2/5、工程b)、4−メトキシ−3,3−ジメチル−4−オキソブタン酸(1.76g、11.0mmol)、HATU(4.2g、11mmol)、及びTEA(1.8g、18mmol)のMeCN(40mL)中の溶液を、室温で2時間撹拌し、水(40mL)に注入して、EtOAc(50mL×4)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、乾燥するまで濃縮して、シリカゲル上でFCC(DCM/MeOH=10:1)により精製し、無色の油状物として表題化合物を得た。
【0240】
中間体2/5:工程d
メチル2,2−ジメチル−3−(5−(4−(((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メトキシ)メチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)プロパノエート
【0241】
【化95】
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【0242】
メチル2,2−ジメチル−4−オキソ−4−(2−(4−(((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メトキシ)メチル)チアゾール−2−カルボニル)ヒドラジニル)ブタノエート(1.6g、3.6mmol、中間体2/5、工程c)、TsCl(1.4g、7.2mmol)、及びTEA(720mg、7.2mmol)のDCM(30mL)中の混合物を室温で一晩撹拌し、水(10mL)に注入して、EtOAc(8mL×3)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、乾燥するまで濃縮して、シリカゲル上でFCC(EtOAc/PE=1:5)により精製し、無色の油状物として表題化合物を得た。
【0243】
中間体2/5
メチル3−(5−(4−(ヒドロキシメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0244】
【化96】
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【0245】
メチル2,2−ジメチル−3−(5−(4−(((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メトキシ)メチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)プロパノエート(1.38g、3.24mmol、中間体2/5、工程d)のHCl/ジオキサン(4N、40mL)中の溶液を、室温で4時間維持して、乾燥するまで濃縮し、表題化合物を得た。
【0246】
中間体2/6
メチル3−(5−(4−((3,3−ジメチルシクロブチル)メチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0247】
【化97】
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【0248】
工程aでエチル4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルボキシレートの代わりにエチル4−((3,3−ジメチルシクロブチル)メチル)チアゾール−2−カルボキシレート(中間体1/8)を用いて、中間体2の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0249】
中間体2/7
メチル3−(5−(4−((3,3−ジフルオロシクロブチル)メチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0250】
【化98】
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【0251】
工程aでエチル4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルボキシレートの代わりにエチル4−((3,3−ジフルオロシクロブチル)メチル)チアゾール−2−カルボキシレート(中間体1/9)を用いて、中間体2の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0252】
中間体2/8:工程a
4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−カルボヒドラジド
【0253】
【化99】
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【0254】
エチル4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−カルボキシレート(2.0g、7.9mmol、中間体1/2)のEtOH(10mL)中の溶液に、ヒドラジン水和物(4.9g、98mmol)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。得られた溶液を乾燥するまで濃縮し、残余物をEtOAcに溶解した。溶液を水で2回洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮し、淡黄色の油状物として表題化合物を得た。
【0255】
中間体2/8:工程b
1−(2−(4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−カルボニル)ヒドラジニル)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イルアセテート
【0256】
【化100】
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【0257】
4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−カルボヒドラジド(1.7g、7.1mmol、中間体2/8、工程a)及びTEA(2.2g、21mmol)のDCM(10mL)中の溶液に、0℃で1−クロロ−2−メチル−1オキソプロパン−2−イルアセテート(1.4g、8.5mmol)を滴下して加え、溶液を室温で5時間撹拌した。得られた溶液をNaHCO
3水溶液で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮し、茶色の固体として表題化合物を得た。
【0258】
中間体2/8
2−(5−(4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)プロパン−2−イルアセテート
【0259】
【化101】
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【0260】
1−(2−(4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−カルボニル)ヒドラジニル)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イルアセテート(2.5g、6.8mmol、中間体2/8、工程b)及びTEA(2.1g、20mmol)のDCM(20mL)中の溶液に、0℃でTsCl(2.0g、10mmol)を徐々に添加し、溶液を室温で2時間撹拌した。得られた溶液を水で2回洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、乾燥するまで濃縮して、シリカゲル上でFCC(DCM/MeOH=50/1)により精製し、無色の固体として表題化合物を得た。
【0261】
中間体2/9
メチル3−(5−(4−(シクロペンチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0262】
【化102】
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【0263】
工程aでエチル4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルボキシレートの代わりにエチル4−(シクロペンチルメチル)チアゾール−2−カルボキシレート(中間体1/1)を用いて、中間体2の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0264】
中間体2/10
メチル3−(5−(4−(イソプロポキシメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0265】
【化103】
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【0266】
工程aでエチル4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルボキシレートの代わりにエチル4−(イソプロポキシメチル)チアゾール−2−カルボキシレート(中間体1/10)を用いて、中間体2の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0267】
中間体3:工程a
4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルボキサミド
【0268】
【化104】
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【0269】
7MのNH
3のMeOH(50mL)中の、エチル4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルボキシレート(0.84g、0.37mmol、中間体1)の溶液を、60℃で12時間撹拌した。混合物を乾燥するまで濃縮し、白色の固体として表題化合物を得た。
【0270】
中間体3:工程b
4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルボニトリル
【0271】
【化105】
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【0272】
4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルボキサミド(0.72g、3.7mmol、中間体3、工程)のDCM(20mL)中の溶液に、0℃でピリジン(146mg、1.85mmol)を添加した。TFAA(1.55g、7.38mmol)を10分間にわたり滴下して加え、混合物をこの温度で1時間撹拌した。水を添加し、混合物をEtOAc(3×50mL)で抽出し、生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させて、乾燥するまで濃縮した。残余物を調製的TLC(EtOAc)により精製し、表題化合物を得た。
【0273】
中間体3:工程c
4−(シクロブチルメチル)−N’−ヒドロキシチアゾール−2−カルボキシイミダミド
【0274】
【化106】
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【0275】
4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルボニトリル(650mg、3.65mmol、中間体3、工程b)、NH
2OH・HCl(504mg、7.25mmol)、及びNa
2CO
3(2.32g、21.9mmol)のエタノール+水(20mL、5:1(v/v))中の混合物の懸濁液を3時間還流した。混合物を乾燥するまで濃縮し、残余物を水で希釈してEtOAcで抽出した。有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮し、表題化合物を得、それを更に精製せずに次の工程に用いた。
【0276】
中間体3
メチル3−(3−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0277】
【化107】
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【0278】
4−(シクロブチルメチル)−N’−ヒドロキシチアゾール−2−カルボキシイミダミド(698mg、3.30mmol、中間体3、工程c)、HATU(1.25g、3.29mmol)、DIPEA(1.65mL、9.49mmol)、及び4−メトキシ−3,3−ジメチル−4−オキソブタン酸(528mg、3.30mmol)のDMF(10mL)中の混合物を、室温で1時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、水及び生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮した。残余物をDMF(5mL)に溶解し、120℃で12時間加熱した。氷水を添加し、混合物をEtOAcで3回抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させて濾過した。濾過液を乾燥するまで濃縮し、残余物をシリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=5:1)により精製し、無色の固体として表題化合物を得た。
【0279】
中間体3/1
メチル3−(3−(4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0280】
【化108】
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【0281】
工程aでエチル4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルボキシレートの代わりにエチル4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−カルボキシレート(中間体1/2)を用いて、中間体3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0282】
中間体3/2
メチル3−(3−(4−(2−メトキシ−2−メチルプロピル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0283】
【化109】
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【0284】
工程aでエチル4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルボキシレートの代わりにエチル4−(2−メトキシ−2−メチルプロピル)チアゾール−2−カルボキシレート(中間体1/4)を用いて、中間体3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0285】
中間体3/3:工程a
4−(((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メトキシ)メチル)チアゾール−2−カルボキサミド
【0286】
【化110】
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【0287】
エチル4−(((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メトキシ)メチル)チアゾール−2−カルボキシレート(3.17g、10.0mmol、中間体2/5、工程a)のアンモニア(MeOH(50mL)中、7N)中の溶液を60℃で12時間撹拌し、真空濃縮し、白色の固体として表題化合物を得た。
【0288】
中間体3/3:工程b
4−(((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メトキシ)メチル)チアゾール−2−カルボニトリル
【0289】
【化111】
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【0290】
4−(((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メトキシ)メチル)チアゾール−2−カルボキサミド(2.88g、10.0mmol、中間体3/3、工程a)のDCM(100mL)中の溶液に、0℃でピリジン(1.46g、18.5mmol)を添加し、次にTFAA(4.19g、20.0mmol)を10分間にわたり滴下して加えた。混合物をこの温度で1時間撹拌し、水でクエンチし、EtOAc(3×50mL)で抽出し、生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮し、表題化合物を得た。
【0291】
中間体3/3:工程c
N’−ヒドロキシ−4−(((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メトキシ)メチル
)チアゾール−2−カルボキシイミダミド
【0292】
【化112】
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【0293】
4−(((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メトキシ)メチル)チアゾール−2−カルボニトリル(986mg、3.65mmol、中間体3/3、工程b)、NH
2OH・HCl(504mg、7.25mmol)、及びNa
2CO
3(2.32g、21.9mmol)のEtOH+水(20mL、5:1(v/v))中の懸濁液を、3時間還流し、乾燥するまで濃縮し、H
2Oで再度溶解して、EtOAcで抽出した。有機層を飽和NaCl水溶液で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮し、表題化合物を得た。
【0294】
中間体3/3:工程d
メチル4−(((アミノ(4−(((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メトキシ)メチル)チアゾール−2−イル)メチレン)アミノ)オキシ)−2,2−ジメチル−4−オキソブタノエート
【0295】
【化113】
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【0296】
N’−ヒドロキシ−4−(((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メトキシ)メチル)チアゾール−2−カルボキシイミダミド(1.0g、3.3mmol、中間体3/3、工程c)、4−メトキシ−3,3−ジメチル−4−オキソブタン酸(528mg、3.30mmol)、HATU(1.25g、3.29mmol)、及びDIPEA(1.65mL、9.49mmol)のDMF(20mL)中の混合物を、室温で2時間撹拌し、水(120mL)に注入して、EtOAc(100mLの×3)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、乾燥するまで濃縮して、シリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=1:1)により精製し、黄色の油状物として表題化合物を得た。
【0297】
中間体3/3:工程e
メチル2,2−ジメチル−3−(3−(4−(((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メトキシ)メチル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)プロパノエート
【0298】
【化114】
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【0299】
メチル4−(((アミノ(4−(((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メトキシ)メチル)チアゾール−2−イル)メチレン)アミノ)オキシ)−2,2−ジメチル−4−オキソブタノエート(1.0g、2.2mmol、中間体3/3、工程d)のDMF(10mL)中の溶液を、120℃で12時間撹拌し、水(120mL)に注入して、EtOAc(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、乾燥するまで濃縮して、シリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=1:1)により精製し、表題化合物を得た。
【0300】
中間体3/3
メチル3−(3−(4−(ヒドロキシメチル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0301】
【化115】
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【0302】
メチル2,2−ジメチル−3−(3−(4−(((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メトキシ)メチル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)プロパノエート(350mg、0.82mmol、中間体3/3、工程e)を、1時間にわたりHCl/ジオキサン(11mL、4M)で処理し、NH
3/MeOH(7mL、7M)でクエンチし、水(20mL)に注入して、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥するまで濃縮し、表題化合物を得た。
【0303】
中間体3/4
メチル3−(3−(4−((1−メトキシシクロブチル)メチル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0304】
【化116】
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【0305】
工程aでエチル4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルボキシレートの代わりにエチル4−((1−メトキシシクロブチル)メチル)チアゾール−2−カルボキシレート(中間体1/5)を用いて、中間体3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0306】
中間体4:工程a
1−(ジフルオロメチル)−2−フルオロ−3−ニトロベンゼン
【0307】
【化117】
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【0308】
2−フルオロ−3−ニトロベンズアルデヒド(564mg、3.34mmol)のDCM(20mL)中の溶液を、−78℃に冷却した。DAST(645mg、4.01mmol)を滴下して加え、混合物を室温で1時間撹拌した。混合物を氷水に注入し、EtOAc(3×30mL)で抽出し、合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、乾燥するまで濃縮した。残余物を調製的TLC(PE/EtOAc=5:1)により精製し、黄色の固体として表題化合物を得た。
【0309】
あるいは、工程aの中間体4を、以下の経路にて調製した。
2−フルオロ−3−ニトロベンズアルデヒド(1.0g、5.92mmol)及び無水DCM(10mL)をフラスコに添加し、フラスコを−78℃に冷却した。DAST(1.14g、7.07mmol)を次に滴下して加え、−65℃以下の温度に維持した。添加後、反応混合物を15〜20℃に徐々に加温し、この温度で4時間撹拌した。反応混合物を次に氷水(10mL)に注入し、水層をDCM(2×6mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCO
3水溶液(2×10mL)で洗浄し、水洗後、DCM(2×5mL)で逆抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮した。残余物をシリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=10/1)により精製し、表題化合物を得た。
【0310】
中間体4:工程b
3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロアニリン
【0311】
【化118】
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【0312】
パラジウム炭素(10wt%、80mg)を、1−(ジフルオロメチル)−2−フルオロ−3−ニトロベンゼン(387mg、2.03mmol、中間体4、工程a)のMeOH(20mL)中の溶液に添加した。混合物を水素雰囲気下、室温で一晩撹拌した。混合物をセライト(登録商標)のパッドを通して濾過し、濾過液を乾燥するまで濃縮し、表題化合物を得、それを直接次の工程で用いた。
【0313】
あるいは、工程bの中間体4を、以下の経路で調製した。
1−(ジフルオロメチル)−2−フルオロ−3−ニトロベンゼン(1g、5.92mmol、中間体4、工程a)及び無水MeOH(10mL)を、高圧反応ボトルに添加した。反応容器を、Ar下で10wt% Pd/C(200mg)で一度に処理された。得られた混合物を4日間、207kPa(30psi)のH
2下にて、10〜20℃で撹拌した。次に、反応混合物をセライト(登録商標)を通して濾過し、MeOH(3×7.2mL)で洗浄した。濾過液を無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮し、茶色の油状物として表題化合物を得た。
【0314】
中間体4:工程c
4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロアニリン
【0315】
【化119】
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【0316】
3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロアニリン(319mg、1.98mmol、中間体4、工程b)のDMF(10mL)中の溶液を、0℃に冷却した。N−ブロモスクシンイミド(480mg、2.38mmol)を徐々に添加し、混合物を室温で3時間撹拌した。混合物を氷水に注入し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させて、濾過した。濾過液を乾燥するまで濃縮し、残余物をシリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=5:1)により精製し、白色の固体として表題化合物を得た。
【0317】
あるいは、工程cの中間体4を、以下の経路で調製した。
3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロアニリン(5g、31.0mmol、中間体4、工程b)の無水DMF(50mL)中の溶液を、−5℃に冷却し、N
2下で部分的にNBS(5.8g、32.6mmol)で処理した。得られた混合物を−5℃で1.5時間撹拌した。反応混合物を氷水に注入し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を水及び生理食塩水で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮した。残余物をシリカゲル上でFCC(1/100−1/5=EtOAc/PE)により精製し、表題化合物を得た。
【0318】
中間体4:工程d
4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロベンゼン−1−スルホニルクロリド
【0319】
【化120】
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【0320】
水(5mL)に溶解した亜硝酸ナトリウム(143mg、2.07mmol)を、4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロアニリン(331mg、1.38mmol、中間体4、工程c)のHCl/HOAc(15mL、10:5(v/v))中の−10℃の懸濁液に滴下して加えた。混合物を−10℃で1時間撹拌し、次に0℃でCuCl(0.1g、0.1mmol)、HOAc、及びSO
2(飽和)の錯体に注入し、室温に加温して、一晩撹拌した。混合物を氷水に注入し、沈殿を回収し、乾燥させ、無色の固体として表題化合物を得た。
【0321】
あるいは、工程dの中間体4を、以下の経路で調製した。
4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロアニリン(1.0g、4.17mmol、中間体4、工程c)の酢酸(7.5mL)中の溶液を、10〜15℃で部分的に濃HCl(5mL、60mmol)で処理し、−5℃に冷却した。NaNO
2(0.345g、5mmol)の水溶液(7.5mL)を、−5〜0℃で反応容器に滴下して加え、この温度で1時間撹拌した。反応混合物を、予冷した、SO
2の酢酸(約16mL)中の飽和溶液と、CuCl
2・H
2O(0.76g、5mmol)の水溶液(約3mL)との混合液に、−5〜0℃で添加した。得られた混合物を0〜15℃に徐々に加温し、1時間撹拌した。混合物を氷水(30mL)に注入した。沈殿物を濾過し、濾過液をDCM(2×20mL)で抽出し、沈殿物をDCM(37.5mL)を用いて溶解した。合わせた有機層を飽和Na
2CO
3水溶液で洗浄し、生理食塩水で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮した。残余物をシリカゲル上でFCC(PE/DCM=10/1−5/1)により精製し、表題化合物を得た。
【0322】
中間体4
(S)−4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0323】
【化121】
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【0324】
4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロベンゼン−1−スルホニルクロリド(246mg、0.761mmol、中間体4、工程d)、(S)−1,1,1−トリフルオロブタン−2−アミン(106mg、0.835mmol)、及びDMAP(0.1g、0.8mmol)のピリジン(20mL)中の溶液を、90℃で2時間撹拌した。混合物を濃縮し、水(20mL)を添加し、混合物をEtOAc(4×20mL)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮した。残余物をシリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=10:1)により精製し、無色の固体として表題化合物を得た。
【0325】
あるいは、中間体4を以下の経路で調製した。
4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロベンゼン−1−スルホニルクロリド(0.5g、1.5mmol、中間体4、工程d)を、(S)−1,1,1−トリフルオロブタン−2−アミン(0.19g、1.5mmol)及びピリジン(1.5mL)の−5℃の溶液に、N
2下で一度に添加した。得られた混合物を−5℃で1時間撹拌し、次に約10℃で20時間撹拌した後に、1MのHCl水溶液(10mL)を反応混合物に添加した。次に、混合物をEtOAc(2×10mL)で抽出した。合わせた有機層を1MのHCl水溶液で洗浄し、乾燥するまで濃縮した。残余物をシリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=10/1)により精製し、表題化合物を得た。
【0326】
中間体4/1
(S)−4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0327】
【化122】
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【0328】
最終工程で(S)−1,1,1−トリフルオロブタン−2−アミンの代わりに(S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−アミンを用いて、中間体4の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0329】
中間体4/2
(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0330】
【化123】
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【0331】
工程dで4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロアニリンの代わりに4−ブロモ−2,3−ジクロロアニリン用い、最終工程で(S)−1,1,1−トリフルオロブタン−2−アミンの代わりに(S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−アミンを用いて、中間体4の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0332】
中間体4/3
(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0333】
【化124】
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【0334】
(S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−アミンの代わりに(S)−1,1,1−トリフルオロブタン−2−アミンを用いて、中間体4/2の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0335】
中間体4/4
4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンゼンスルホンアミド
【0336】
【化125】
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【0337】
(S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−アミンの代わりに2,2,2−トリフルオロエタンアミンを用いて、中間体4/2の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0338】
中間体4/5
4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミド
【0339】
【化126】
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【0340】
(S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−アミンの代わりに2−メチルプロパン−2−アミンを用いて、中間体4/2の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0341】
中間体4/6
4−ブロモ−N−(tert−ブチル)ナフタレン−1−スルホンアミド
【0342】
【化127】
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【0343】
最終工程で、4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロベンゼン−1−スルホニルクロリドの代わりに4−ブロモナフタレン−1−スルホニルクロリドを、(S)−1,1,1−トリフルオロブタン−2−アミンの代わりに2−メチルプロパン−2−アミン用いて、中間体4の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0344】
中間体4/7
(S)−4−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド
【0345】
【化128】
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【0346】
2−メチルプロパン−2−アミンの代わりに(S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−アミンを用いて、中間体4/6の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0347】
中間体4/8
(S)−4−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド
【0348】
【化129】
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【0349】
2−メチルプロパン−2−アミンの代わりに(S)−1,1,1−トリフルオロブタン−2−アミンを用いて、中間体4/6の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0350】
中間体4/9
(S)−4−ブロモ−2−フルオロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド
【0351】
【化130】
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【0352】
工程cで3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロアニリンの代わりに2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)アニリンを用いて、中間体4の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0353】
中間体4/10
(S)−4−ブロモ−3−クロロ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0354】
【化131】
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【0355】
最終工程で、4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロベンゼン−1−スルホニルクロリドの代わりに4−ブロモ−3−クロロベンゼン−1−スルホニルクロリドを、(S)−1,1,1−トリフルオロブタン−2−アミンの代わりに(S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−アミンを用いて、中間体4の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0356】
中間体4/11
(S)−4−ブロモ−3−クロロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0357】
【化132】
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【0358】
(S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−アミンの代わりに(S)−1,1,1−トリフルオロブタン−2−アミンを用いて、中間体4/10の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0359】
中間体4/12
(S)−4−ブロモ−3−(トリフルオロメチル)−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0360】
【化133】
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【0361】
最終工程で、4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロベンゼン−1−スルホニルクロリドの代わりに4−ブロモ−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1−スルホニルクロリドを、(S)−1,1,1−トリフルオロブタン−2−アミンの代わりに(S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−アミンを用いて、中間体4の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0362】
中間体4/13
(S)−4−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)−3−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド
【0363】
【化134】
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【0364】
工程cで3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロアニリンの代わりに3−(トリフルオロメトキシ)アニリンを用いて、中間体4の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0365】
中間体4/14
(S)−4−ブロモ−3−(トリフルオロメトキシ)−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0366】
【化135】
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【0367】
(S)−1,1,1−トリフルオロブタン−2−アミンの代わりに(S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−アミンを用いて、中間体4/13の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0368】
中間体4/15
(S)−4−ブロモ−2−クロロ−3−(ジフルオロメチル)−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0369】
【化136】
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【0370】
工程aで2−フルオロ−3−ニトロベンズアルデヒドの代わりに2−クロロ−3−ニトロベンズアルデヒドを用いて、中間体4の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0371】
中間体4/16:工程a
5−ブロモイソキノリン−8−スルホン酸
【0372】
【化137】
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【0373】
5−ブロモイソキノリン(2.07g、10.0mmol)の発煙H
2SO
4(40mL)中の溶液を、200℃に加熱し、4時間撹拌した。混合物を室温に冷却し、氷中に注入した。沈殿物が形成され、それを濾過して回収し、減圧下で乾燥させ表題化合物を得、それを更に精製せずに次の工程に用いた。
【0374】
中間体4/16:工程b
5−ブロモイソキノリン−8−スルホニルクロリド
【0375】
【化138】
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【0376】
5−ブロモイソキノリン−8−スルホン酸(2.85g、9.89mmol、中間体4/16、工程a)のPOCl
3(40mL)中の溶液に、PCl
5(2.5g、12mmol)を添加し、混合物を110℃に加熱し、4時間撹拌した。混合物を乾燥するまで濃縮し、茶色の固体として表題化合物を得、それを更に精製せずに次の工程に用いた。
【0377】
中間体4/16
(S)−5−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)イソキノリン−8−スルホンアミド
【0378】
【化139】
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【0379】
5−ブロモイソキノリン−8−スルホニルクロリド(1.5g、4.9mmol、中間体4/16、工程b)、(S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−アミン(1.67g、14.8mmol)、及びDMAP(2.4g、10mmol)のピリジン(50mL)中の溶液を、90℃に加熱し、この温度で一晩撹拌した。混合物を濃縮し、水(50mL)及びEtOAc(50mL)を添加し、水層をEtOAcで2回抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮した。茶色の残余物をシリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=3:1)により精製し、表題化合物を得た。
【0380】
中間体4/17
(S)−8−クロロ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)イソキノリン−5−スルホンアミド
【0381】
【化140】
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【0382】
工程aで5−ブロモイソキノリンの代わりに8−クロロイソキノリンを用いて、中間体4/16の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0383】
中間体4/18
(S)−5−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)イソキノリン−8−スルホンアミド
【0384】
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
【0385】
最終工程で(S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−アミンの代わりに(S)−1,1,1−トリフルオロブタン−2−アミンを用いて、中間体4/16の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0386】
中間体4/19:工程a
4−ブロモイソキノリン−1(2H)−オン
【0387】
【化142】
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【0388】
イソキノリン−1(2H)−オン(150mg、1.03mmol)のDMF(5mL)中の溶液をNBS(184mg、1.03mmol)で処理した。混合物を室温で2時間撹拌し、次にH
2O(15mL)に注入した。形成された沈殿物を濾過によって回収し、水で洗浄して、凍結乾燥により乾燥させ、白色の固体として表題化合物を得た。
【0389】
中間体4/19:工程b
4−ブロモイソキノリン−1(2H)−チオン
【0390】
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
【0391】
4−ブロモイソキノリン−1(2H)−オン(200mg、0.90mmol、中間体4/19、工程)及びP
2S
5(220mg、1.0mmol)のピリジン(1mL)中の混合物を、130℃で3時間加熱した。混合物を室温に冷却し、水(3mL)を徐々に添加した。沈殿物が形成され、それを濾過によって回収し、水で洗浄して、凍結乾燥により乾燥させ、黄色の固体として表題化合物を得た。
【0392】
中間体4/19
(S)−4−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)イソキノリン−1−スルホンアミド
【0393】
【化144】
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【0394】
4−ブロモイソキノリン−1(2H)−チオン(690mg、2.87mmol、中間体4/19、工程b)、DCM(15mL)、HCl水溶液(1M、15mL)の混合物に、−5℃で、NaOCl水溶液(6重量%)を添加した。混合物を10分間撹拌し、次に分離漏斗に添加した。DCM相を分離し、(S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−アミン(325mg、2.87mmol)、DMAP(322mg、2.87mmol)、及びピリジン(15mL)の混合物に注入した。得られた混合物を80℃で一晩加熱した。室温に冷却した後、EtOAc(100mL)を添加し、混合物をHCl水溶液(1M、3×30mL)で洗浄した。有機相を分離し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮し、茶色の残余物を得た。残余物をシリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=10:1)により精製し、白色の固体として表題化合物を得た。
【0395】
中間体4/20
(S)−4−ブロモ−2−クロロ−3−(ジフルオロメチル)−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0396】
【化145】
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【0397】
工程aで2−フルオロ−3−ニトロベンズアルデヒドの代わりに2−クロロ−3−ニトロベンズアルデヒドを、最終工程で(S)−1,1,1−トリフルオロブタン−2−アミンの代わりに(S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−アミンを用いて、中間体4の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0398】
中間体4/21
(S)−4−ブロモ−2−(ジフルオロメチル)−3−フルオロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0399】
【化146】
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【0400】
工程aで2−フルオロ−3−ニトロベンズアルデヒドの代わりに2−フルオロ−6−ニトロベンズアルデヒドを用いて、中間体4の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0401】
中間体4/22
(R)−4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0402】
【化147】
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【0403】
(R)−1,1,1−トリフルオロブタン−2−アミン(982mg、7.73mmol)のピリジン(3mL)中の溶液を、−5℃に冷却した。次に、4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロベンゼン−1−スルホニルクロリド(2.5g、7.73mmol、中間体4、工程d)を添加し、得られた混合物を−5℃で1時間撹拌し、次に20時間10℃に加温した。1NのHCl水溶液(20mL)を次に添加し、混合物をEtOAc(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層を1NのHCl水溶液で洗浄し、乾燥するまで濃縮した。残余物をシリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=10:1)により精製し、白色の固体として表題化合物を得た。
【0404】
中間体5
4−(1−(4−ブロモナフタレン−1−イル)エチル)−3,3−ジメチルモルホリン
【0405】
【化148】
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【0406】
1−(4−ブロモナフタレン−1−イル)エタノン(2.49g、10.0mmol)、3,3−ジメチルモルホリン(1.27g、11.0mmol)、及びAcOH(5滴)のDCM(30mL)中の溶液を、30分間室温で撹拌した。次に、NaBH(OAc)
3(4.24g、20.0mmol)を添加し、懸濁液を室温で一晩撹拌した。飽和NaHCO
3水溶液を添加しpHを8に調節し、2層に分離させた。有機層を水及び生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、乾燥するまで濃縮して、シリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=2/1)により精製し、淡黄色の固体として表題化合物を得た。
【0407】
中間体6:工程a
1−(4−ブロモ−2,3−ジクロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノン
【0408】
【化149】
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【0409】
1−ブロモ−2,3−ジクロロ−4−ヨードベンゼン(3.52g、10.0mmol)の無水THF(20mL)中の溶液に、窒素下、−78℃でn−BuLi(ヘキサン中2.5M、4.4mL、11mmol)を添加し、溶液を30分間この温度で撹拌した。得られた溶液を、−78℃で2,2,2−トリフルオロ−N−メトキシ−Nメチル−アセトアミド(2.35g、14.8mmol)の無水THF(25mL)中の溶液に徐々に添加し、溶液を更に2時間撹拌した。溶液を飽和NH
4Cl水溶液でクエンチし、EtOAcで2回抽出した。合わせた有機層を水及び生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮した。残余物をシリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=100/1)により精製し、淡黄色の油状物として表題化合物を得た。
【0410】
中間体6の代替的合成:工程a
イソプロピルマグネシウム塩化物・塩化リチウム複合体(78.7mL、THF中1.3M、102mmol)を、1−ブロモ−2,3−ジクロロ−4−ヨードベンゼン(30.0g、85.3mmol)の−85(〜−78℃のTHF(240mL)中の溶液に滴下して加えた。次に、2,2,2−トリフルオロ−N−メトキシ−N−メチルアセトアミド(20.1g、128mmol)を一度に添加した。混合物を20〜25℃に加温し、4時間撹拌した。飽和NH
4Cl水溶液(120mL)で反応をクエンチし、次にEtOAc(150mL)で希釈した。層を分離させ、水層をEtOAc(90mL)で抽出した。合わせた有機層を、水(60mL)及び生理食塩水(60mL)で連続的に洗浄し、真空濃縮し、茶色の固体として表題化合物を得、それを更に精製せずに次の工程に用いた。
【0411】
中間体6
2−(4−ブロモ−2,3−ジクロロフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール
【0412】
【化150】
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【0413】
1−(4−ブロモ−2,3−ジクロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノン(1.99g、6.18mmol、中間体6、工程a)及びTMSCF
3(4.38g、30.9mmol)の無水THF(30mL)中の溶液に、0℃で、TBAF(2.45g、9.27mmol)の無水THF(25mL)中の溶液を添加し、溶液を室温で一晩撹拌した。得られた溶液を1NのHCl水溶液でクエンチし、EtOAcで希釈し、2層に分離させた。有機層を水及び生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、乾燥するまで濃縮して、シリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=5/1)により精製し、黄色の油状物として表題化合物を得た。
【0414】
中間体6の代替的合成
TBAF(14.3g、46.6mmol)のTHF(40mL)中の溶液を、−15〜−10℃の、1−(4−ブロモ−2,3−ジクロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノン(10.0g、31.1mmol、中間体6、工程a)及びTMSCF
3(22.1g、155mmol)のTHF(10mL)中の溶液に滴下して加えた。次に、2NのHCl水溶液(78mL)で反応をクエンチし、EtOAc(50mL)で希釈し、層を分離させた。有機層を水(40mL)及び生理食塩水(40mL)で連続的に洗浄し、濃縮した。残余物をヘプタン(50mL)に溶解し、DABCO(1.7g、15.2mmol)を一度に添加した。混合物を一晩撹拌し、濾過し、ケーキをヘプタン(10mL×2)で洗浄した。ケーキをEtOAc(100mL)に溶解し、1NのHCl水溶液(30mL×3)で洗浄して、乾燥するまで濃縮し、茶色の液体として表題化合物を得た。
【0415】
中間体7:工程a
4−ブロモ−2,3−ジクロロベンジルメタンスルホネート
【0416】
【化151】
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【0417】
4−ブロモ−2,3−ジクロロ−ベンズアルデヒド(2.00g、7.88mmol)のMeOH(15mL)中の溶液に、NaBH
4(756mg、20.0mmol)を徐々に添加し、懸濁液を室温で1時間撹拌した。得られた懸濁液を飽和NH
4Cl水溶液でクエンチし、減圧下で濃縮し、EtOAc及び水で希釈した。有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮し、残余物を得た。この残余物にDCM(20mL)、TEA(2.02g、20.0mmol)、及びMsCl(2.30g、20.1mmol)を添加し、混合物を1時間撹拌した。得られた溶液を水でクエンチし、有機層を無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、調製的TLC(PE/EtOAc=100/1)により精製し、無色の固体として表題化合物を得た。
【0418】
中間体7
4−(4−ブロモ−2,3−ジクロロベンジル)−3,3−ジメチルモルホリン
【0419】
【化152】
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【0420】
4−ブロモ−2,3−ジクロロベンジルメタンスルホネート(735mg、2.20mmol、中間体7、工程a)、3,3−ジメチル−モルホリン(512mg、4.45mmol)、及びK
2CO
3(828mg、6.00mmol)のMeCN(10mL)中の懸濁液を一晩還流した。懸濁液を室温に冷却し、濾過し、乾燥するまで濃縮して、シリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=5/1)により精製し、無色の固体として表題化合物を得た。
【0421】
中間体7/1
4−((4−ブロモナフタレン−1−イル)メチル)−3,3−ジメチルモルホリン
【0422】
【化153】
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【0423】
工程aで4−ブロモ−2,3−ジクロロ−ベンズアルデヒドの代わりに4−ブロモ−1−ナフタルデヒドを用いて、中間体7の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0424】
中間体8:工程a
1−(3−ブロモ−5−(tert−ブチル)フェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノン
【0425】
【化154】
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【0426】
1,3−ジブロモ−5−(tert−ブチル)ベンゼン(5.84g、20.0mmol)の無水THF(60mL)中の溶液に、窒素下、−78℃でn−BuLi(THF中2.5M、10mL、25mmol)を添加し、溶液を40分間撹拌した。次に、2,2,2−トリフルオロ−N−メトキシ−Nメチル−アセトアミド(3.93g、25.0mmol)をこの温度で徐々に添加し、溶液を室温に加温し、一晩撹拌し、飽和NH
4Clでクエンチして、EtOAcで2回抽出した。合わせた有機層を、水及び生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮した。残余物をシリカゲル上のFCC(PE)、続いて調製的HPLCにより精製し、黄色の油状物として表題化合物を得た。
【0427】
中間体8
2−(3−ブロモ−5−(tert−ブチル)フェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール
【0428】
【化155】
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【0429】
1−(3−ブロモ−5−(tert−ブチル)フェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノン(3.77g、12.2mmol、中間体8、工程a)及びTMSCF
3(2.33mL、15.0mmol)の乾燥DME(50mL)中の溶液に、窒素下、室温で無水CsF(60.8mg、0.40mmol)を添加し、混合物を室温で3時間撹拌した。次に、更なるTMSCF
3(1.00mL、6.44mmol)を部分的に添加し、混合物を2時間撹拌し、2NのHCl水溶液で希釈し、室温で18時間撹拌して、EtOAcで2回抽出した。合わせた有機層を、水及び生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮した。残余物をシリカゲル上でのFCC(PE/EtOAc=10/1)、続いて調製的HPLCにより精製し、無色の油状物として表題化合物を得た。
【0430】
中間体9:工程a
1,3−ジブロモ−5−(3,3,3−トリフルオロプロプ−1−エン−2−イル)ベンゼン
【0431】
【化156】
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【0432】
メチルトリフェニルホスホニウムブロミド(3.34g、9.35mmol)の無水THF(10mL)中の撹拌混合物に、t−BuOK(1.04g、9.35mmol)をN
2雰囲気下、−40℃で添加し、混合物をこの温度で30分間撹拌した。次に、1−(3,5−ジブロモフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノン(2.99g、9.01mmol)の無水THF(30mL)中の溶液を滴下して加えた。溶液を室温で一晩撹拌し、0℃でNH
4Cl水溶液でクエンチして、EtOAcで抽出した。有機層を乾燥するまで濃縮し、残余物をシリカゲル上でFCC(PE)により精製し、無色の固体として表題化合物を得た。
【0433】
中間体9:工程b
1,3−ジブロモ−5−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ベンゼン
【0434】
【化157】
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【0435】
1,3−ジブロモ−5−(3,3,3−トリフルオロプロプ−1−エン−2−イル)ベンゼン(1.80g、5.46mmol;中間体9、工程a)及びPd(OAc)
2(300mg、1.3mmol)の無水THF(10mL)中の懸濁液に、0℃でCH
2N
2のEt
2O(2M、20mL、40mmol)中の溶液を滴下して加え、混合物を室温で一晩撹拌し、濾過して、乾燥するまで濃縮した。この処理を4回繰り返し、粗生成物をシリカゲル上でFCC(PE)により精製し、無色の油状物として表題化合物を得た。
【0436】
中間体9:工程c
メチル3−ブロモ−5−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ベンゾエート
【0437】
【化158】
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【0438】
1,3−ジブロモ−5−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ベンゼン(3.44g、10.0mmol、中間体9、工程b)のTHF(40mL)中の溶液に、−78℃でn−BuLi(2.5M、4.40mL、11.0mmol)を添加し、混合物をこの温度で1時間撹拌した。クロロギ酸メチル(1.04g、11.0mmol)を徐々に添加した。混合物を2時間かけて室温にし、飽和NH
4Cl水溶液でクエンチし、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水MgSO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮した。残余物をシリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=50/1)により精製し、無色の油状物として表題化合物を得た。
【0439】
中間体9:工程d
3−ブロモ−5−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)安息香酸
【0440】
【化159】
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【0441】
メチル3−ブロモ−5−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ベンゾエート(1.0g、3.1mmol、中間体9、工程c)のTHF/水(12mL、5:1のv/v)の混合物中の溶液に、LiOH・H
2O(1.26g、30.0mmol)を添加し、溶液を室温で一晩撹拌し、部分的に濃縮して、pHを1NのHCl水溶液でpH=4に調節した。形成される沈殿物を濾過によって回収し、真空乾燥し、無色の固体として表題化合物を得た。
【0442】
中間体9
(S)−3−ブロモ−5−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンズアミド
【0443】
【化160】
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【0444】
(S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−アミン塩酸塩(449mg、3.00mmol)、3−ブロモ−5−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)安息香酸(880mg、2.85mmol、中間体9、工程d)、DIPEA(775mg、6.00mmol)、及びHATU(1.14g、3.00mmol)のDMF(10mL)中の溶液を室温で一晩撹拌した。混合物を乾燥するまで濃縮し、残余物をシリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=10/1)により精製し、無色の固体として表題化合物を得た。
【0445】
中間体10
(S)−3−ブロモ−5−(1−メチルシクロプロピル)−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンズアミド
【0446】
【化161】
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【0447】
最終工程で3−ブロモ−5−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)安息香酸の代わりに、3−ブロモ−5−(1−メチルシクロプロピル)安息香酸(国際公開第2013/079223(調製例P33c)に記載したように調製)を用いて、中間体9の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0448】
中間体11:工程a
1−ブロモ−2−(ジフルオロメチル)−4−ヨードベンゼン
【0449】
【化162】
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【0450】
ジエチルアミノ硫黄トリフルオライド(77.8g、482mmol)を、0℃で2−ブロモ−5−ヨードベンズアルデヒド(100g、322mmol)及びDCM(1L)の溶液に添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌した後に氷/水(1L)でクエンチし、DCM(800mL×3)で抽出した。合わせた有機抽出物を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮し、粗生成物を得、シリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=50:1)により精製し、表題化合物を得た。
【0451】
中間体11:工程b
1−(4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)フェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノン
【0452】
【化163】
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【0453】
塩化イソプロピルマグネシウムと塩化リチウムの複合体(194mL、THF中1.3M、252mmol)を、−78℃で、1−ブロモ−2−(ジフルオロメチル)−4−ヨードベンゼン(70.0g、210mmol、中間体11、工程)及び無水THF(200mL)の溶液に滴下して加えた。得られた混合物を−78℃で30分間攪拌し、次に2,2,2−トリフルオロ−N−メトキシ−N−メチルアセトアミド(49.5g、315mmol)で処理した。得られた混合物をN
2下、−78℃で1時間撹拌した後にそれを飽和NH
4Cl水溶液(600mL)でクエンチして、EtOAc(800mL×3)で抽出した。合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮し、粗生成物を得、それをシリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=10:1〜4:1)により精製し、表題化合物を得た。
【0454】
中間体11
2−(4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)フェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール
【0455】
【化164】
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【0456】
フッ化テトラブチルアンモニウム(470mL、THF中1M、470mmol)を、−15℃で、1−(4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)フェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノン(95.0g、313mmol、中間体11、工程b)、TMSCF
3(223g、1.6モル)、及び無水THF(100mL)の溶液に滴下して加えた。得られた混合物を−15〜−10℃で30分間撹拌し、次に2時間にわたり室温に加温した後にそれを2NのHCl水溶液(400mL)でクエンチして、EtOAc(800mL×3)で抽出した。合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮して粗生成物を得、それをシリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=100:1〜20:1)により精製し、表題化合物を得た。
【0457】
中間体12:工程a
エチル2,2−ジメチル−3−(チアゾール−2−イル)プロパノエート
【0458】
【化165】
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【0459】
エチル3−ヨード−2,2−ジメチルプロパノエート(2.5g、10mmol、中間体14、工程a)のTHF(50mL)中の溶液に、Ar雰囲気下、−78℃でn−BuLi(4.8mL、12mmol、THF中2.5M)を滴下して加え、混合物をその温度で1時間撹拌した。0.5MのZnCl
2のTHF(24mL、12mmol)中の溶液を添加し、混合物を−78℃で30分間撹拌した。溶液を室温に加温し、1時間撹拌した。2−ブロモチアゾール(1.6g、10mmol)、Pd
2(dba)
3(0.45g、0.49mmol),及びdppf(0.54g、0.98mmol)を添加し、混合物を60℃で20時間撹拌した。冷却後、混合物を水(50mL)で処理し、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、乾燥するまで濃縮した。残余物をシリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=15:1)により精製し、無色の液体として表題化合物を得た。
【0460】
中間体12:工程b
エチル3−(5−ブロモチアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0461】
【化166】
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【0462】
エチル2,2−ジメチル−3−(チアゾール−2−イル)プロパノエート(1.1g、5.2mmol、中間体12、工程a)のCH
3CN(30mL)中の溶液に、NBS(1.1g、6.2mmol)を添加した。混合物を還流温度で3時間撹拌し、室温に冷却し、Na
2SO
3水溶液(50mL)でクエンチした。混合物をEtOAc(3×50mL)で抽出し、合わせた有機層を乾燥するまで濃縮した。残余物をシリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=30:1)により精製し、無色の液体として表題化合物を得た。
【0463】
中間体12
エチル2,2−ジメチル−3−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)チアゾール−2−イル)プロパノエート
【0464】
【化167】
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【0465】
エチル3−(5−ブロモチアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(616mg、2.12mmol、中間体12、工程b)、ビス(ピナコラト)ジボロン(646mg、2.54mmol),及びKOAc(519mg、5.30mmol)の1,4−ジオキサン(10mL)中の溶液に、Pd(dppf)Cl
2(50mg、68μmol)を添加し、溶液を90℃で一晩撹拌した。混合物を室温に冷却し、EtOAcと水との間で分配した。有機層を水及び生理食塩水で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮した。残余物をシリカゲル上でFCC(PE/EA=10:1)により精製し、無色の固体として表題化合物を得た。
【0466】
中間体13
4−(シクロブチルメチル)チアゾール
【0467】
【化168】
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【0468】
エチル4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルボキシレート(300mg、1.3mmol、中間体1)とKOH(230mg、3.9mmol)のエタノール(10mL)と水(3mL)との混合物を室温で4時間撹拌した。pHを1MのHCl水溶液でpH3に調節し、混合物をEtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮した。残余物を室温で1時間HCl/ジオキサン(15mL)で処理した。水を添加し、混合物をEtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮した。残余物を調製的TLC(PE/EtOAc=50:1)により精製し、表題化合物を得た。
【0469】
中間体14:工程a
エチル3−ヨード−2,2−ジメチルプロパノエート
【0470】
【化169】
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【0471】
エチルイソブチレート(15g、130mmol)のTHF中の溶液に、−78℃でLDA(ヘキサン中2M、71mL、142mmol)を徐々に添加した。混合物を−78℃で1時間撹拌し、次にCH
2I
2(24.9g、92.9mmol)を添加した。混合物を一晩にわたり室温に加温し、飽和NH
4Cl水溶液(100mL)に注入して、EtOAcで抽出した。合わせた有機層を無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮した。残余物を分別蒸留により精製し、無色の液体として表題化合物を得た。
【0472】
中間体14:工程b
エチル3−(6−ブロモピリジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0473】
【化170】
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【0474】
Zn−Cu対(690mg、10.5mmol)のトルエン/DMA(6mL、11:1(v/v))中の懸濁液を15分間Arパージした。エチル3−ヨード−2,2−ジメチルプロパノエート(340mg、1.35mmol、中間体14、工程a)を懸濁液に添加し、得られた混合物を110℃で3時間加熱した。混合物を70℃に冷却し、2,6−ジブロモピリジン(320mg、1.35mmol)及びPd(PPh
3)
4(47mg、0.040mmol)を添加した。混合物を80℃で16時間撹拌し、冷却し、濾過して、乾燥するまで濃縮した。残余物を調製的TLC(PE/EtOAc=8:1)により精製し、表題化合物を得た。
【0475】
中間体14
エチル3−(6−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0476】
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
【0477】
4−(シクロブチルメチル)チアゾール(180mg、1.17mmol、中間体13)のTHF(8mL)中の溶液に、−78℃でn−BuLi(ヘキサン中1.6M、1.5mL、2.4mmol)を添加した。混合物を−78℃で2時間撹拌し、次にZnCl
2のTHF中の溶液(1M、5.9mL、5.9mmol)を添加した。混合物を−78℃で1.5時間撹拌し、次に室温に加温した。エチル3−(6−ブロモピリジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(337mg、1.17mmol、中間体14、工程b)及びPd(PPh
3)
4(135mg、117μmol)を添加し、混合物を60℃で一晩撹拌した。混合物を室温に冷却し、EtOAc(50mL)で希釈して、飽和NH
4Cl水溶液(3×15mL)で洗浄した。有機層を無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮し、粗生成物を得、それを調製的TLC(PE/EtOAc=15/1)により精製し、表題化合物を得た。
【0478】
中間体15:工程a
エチル3−(6−クロロピリミジン−4−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0479】
【化172】
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【0480】
2,6−ジブロモピリジンの代わりに4,6−ジクロロピリミジンを用いて、中間体14、工程bの合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0481】
中間体15
エチル3−(6−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)ピリミジン−4−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0482】
【化173】
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【0483】
最終工程でエチル3−(6−ブロモピリジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりに、エチル3−(6−クロロピリミジン−4−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(中間体15、工程a)を用いて、中間体14の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0484】
中間体16:工程a
(S)−tert−ブチル4,4−ジフルオロ−2−メチルピロリジン−1−カルボキシレート
【0485】
【化174】
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【0486】
窒素雰囲気下、氷冷しながら(S)−tert−ブチル2−メチル−4−オキソピロリジン−1−カルボキシレート(420mg、2.10mmol)のDCM(5.0mL)中の溶液に、DAST(0.60mL、4.4mmol)を添加し、得られた混合物を室温で16時間撹拌し、飽和NaHCO
3水溶液でクエンチした。有機層を無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、乾燥するまで濃縮して、シリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=70/1)により精製し、黄色の油状物として表題化合物を得た。
【0487】
中間体16
(S)−4,4−ジフルオロ−2−メチルピロリジン塩酸塩
【0488】
【化175】
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【0489】
(S)−tert−ブチル4,4−ジフルオロ−2−メチルピロリジン−1−カルボキシレート(250mg、1.13mmol、中間体16、工程a)の1,4−ジオキサン(2mL)中の溶液に、0℃でHClの1,4−ジオキサン(4M、5.0mL)中の溶液を添加した。混合物を室温で1時間撹拌し、乾燥するまで濃縮し、赤色の固体として表題化合物を得た。
【0490】
中間体17
(S)−3,3−ジフルオロ−2−メチルピロリジン塩酸塩
【0491】
【化176】
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【0492】
工程aで(S)−tert−ブチル2−メチル−4−オキソピロリジン−1−カルボキシレートの代わりに(S)−tert−ブチル2−メチル−3−オキソピロリジン−1−カルボキシレートを用いて、中間体16の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0493】
中間体18
N−(tert−ブチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド
【0494】
【化177】
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【0495】
4−ブロモ−N−(tert−ブチル)ナフタレン−1−スルホンアミド(55.0g、161mmol、中間体4/6)、ビス(ピナコラト)ジボロン(42.0g、165mmol)、K
2CO
3(92.0g、667mmol)、及びPd(dppf)Cl
2(5.0g、6.1mmol)の1,4−ジオキサン(600mL)中の混合物を、窒素下、90℃で一晩撹拌した。得られた溶液を室温に冷却し、乾燥するまで濃縮して、残余物をシリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=10/1)により精製し、淡黄色の固体として表題化合物を得た。
【0496】
実施例1:工程a
2−(5−(5−(4−(N−(tert−ブチル)スルファモイル)−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)プロパン−2−イルアセテート
【0497】
【化178】
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【0498】
2−(5−(4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)プロパン−2−イルアセテート(150mg、0.43mmol、中間体2/8)、4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(155mg、0.430mmol、中間体4について記載したように、工程cで3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロアニリンの代わりに2−(トリフルオロメチル)アニリンを用いて、調製)、KOAc(126mg、1.28mmol)、PPh
3(113mg、0.431mmol)、Pd(OAc)
2(50mg、0.22mmol)、及びDMF(5mL)の混合物をN
2でパージし、120℃で一晩加熱した。得られた溶液を室温に冷却し、EtOAcで希釈した。溶液を3回水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、乾燥するまで濃縮して、シリカゲル上でFCC(DCM/MeOH=100/1)により精製し、無色の固体として表題化合物を得た。
【0499】
実施例1:N−(tert−ブチル)−4−(4−(シクロヘキシルメチル)−2−(5−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)チアゾール−5−イル)−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド
【0500】
【化179】
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【0501】
2−(5−(5−(4−(N−(tert−ブチル)スルファモイル)−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)プロパン−2−イルアセテート(250mg、0.398mmol、実施例1、工程a)及びLiOH・H
2O(52mg、1.2mmol)の、MeOH(10mL)及び水(2mL)の混合物中の溶液を、室温で1時間撹拌した。得られた混合物を乾燥するまで濃縮し、得られた残余物をEtOAcに溶解した。溶液を水で2回洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、乾燥するまで濃縮して、調製的HPLCにより精製し、無色の固体として表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 8.40(d,J=8.0Hz,1H),7.93(s,1H),7.78−7.75(m,1H),4.74(s,1H),2.75(d,J=8.0Hz,2H),2.64(s,1H),1.89−1.88(m,1H),1.82(s,6H),1.66−1.64(m,4H),1.30(s,9H),1.29−1.12(m,4H),0.93−0.88(m,2H)。MS(APCI):m/z 585.2[M−H]
-。
【0502】
実施例1/1:N−(tert−ブチル)−4−(4−(シクロヘキシルメチル)−2−(5−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)チアゾール−5−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド
【0503】
【化180】
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【0504】
工程aで4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドの代わりに4−ブロモ−N−(tert−ブチル)ナフタレン−1−スルホンアミド(中間体4/6)を用いて、実施例1の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(300MHz,CDCl
3):δ ppm 8.71(d,J=8.1Hz,1H),8.37(d,J=8.1Hz,1H),7.77−7.70(m,2H),7.62−7.56(m,2H),4.69(s,1H),2.72(s,1H),2.45(br s,2H),1.82(s,6H),1.54−1.50(m,6H),1.25(s,9H),0.95−1.20(m,3H),0.61−0.69(m,2H)。MS(ESI):m/z 569.2[M+H]
+。
【0505】
実施例2:工程a
5−ブロモ−4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−カルボヒドラジド
【0506】
【化181】
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【0507】
エチル5−ブロモ−4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−カルボキシレート(1.00g、3.01mmol国際公開第2013/178362号、実施例6、工程3に記載したように調製)のEtOH(15mL)中の溶液に、85%のヒドラジン水和物水溶液(1.24g、21.1mmol)を添加し、溶液を室温で1時間撹拌した。得られた溶液を乾燥するまで濃縮して、シリカゲル上でFCC(EtOAc/PE=1/3)により精製し、無色の固体として表題化合物を得た。
【0508】
実施例2:工程b
2−(5−ブロモ−4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−イル)−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール
【0509】
【化182】
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【0510】
5−ブロモ−4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−カルボヒドラジド(250mg、0.786mmol、実施例2、工程a)のAc
2O(5mL)中の溶液を、窒素下45℃で1時間加熱した。得られた溶液を室温に冷却し、飽和NaHCO
3水溶液に注入し、EtOAcで2回抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮した。次に−10℃、N
2下で、ピリジン(154mg、1.94mmol)及びDCM(25mL)、続いてTf
2O(460mg、1.63mmol)を添加し、溶液を−10℃で1時間、0℃で1時間、また室温で30分間撹拌した。得られた溶液を乾燥するまで濃縮し、シリカゲル上でFCC(EtOAc/PE=1/10)により精製し、無色の固体として表題化合物を得た。
【0511】
実施例2:N−(tert−ブチル)−4−(4−(シクロヘキシルメチル)−2−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)チアゾール−5−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド
【0512】
【化183】
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【0513】
2−(5−ブロモ−4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−イル)−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール(100mg、0.292mmol、実施例2、工程b)、N−(tert−ブチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド(142mg、0.366mmol、中間体18)、Pd(dppf)Cl
2(24mg、0.029mmol)、及びNa
2CO
3(水中2M、1.6mL、3.2mmol)のDME(5mL)中の溶液を15分間窒素パージし、還流温度で一晩加熱した。室温に冷却した後、得られた溶液をEtOAc及び水で希釈した。層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、乾燥するまで濃縮して、シリカゲル上でFCC(EtOAc/PE=1/1)により精製し、オフホワイトの固体として表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,CD
3OD):δ ppm 8.84(d,J=8.0Hz,1H),8.35(d,J=8.0Hz,1H),7.80−7.64(m,4H),2.69(s,3H),2.50−2.45(m,2H),1.70−1.66(m,1H),1.52−1.50(m,5H),1.10(s,9H),1.07−0.97(m,3H),0.72−0.67(m,2H)。MS(ESI):m/z 525.2[M+H]
+。
【0514】
実施例3:工程a
メチル3−(5−(5−(4−(N−(tert−ブチル)スルファモイル)−2,3−ジクロロフェニル)−4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0515】
【化184】
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【0516】
メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(200mg、600μmol、中間体2)、4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミド(323mg、0.900mmol、中間体4/5)、Pd(OAc)
2(80mg、0.4mmol)、KOAc(156mg、1.50mmol)、及びPPh
3(60mg、0.2mmol)のDMF(15mL)中の混合物を、窒素雰囲気下95℃で24時間撹拌した。室温に冷却した後、混合物をEtOAc(75mL)で希釈し、水(3×50mL)及び生理食塩水(50mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮した。残余物をシリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=6/1)により精製し、黄色の油状物として表題化合物を得た。
【0517】
実施例3:3−(5−(5−(4−(N−(tert−ブチル)スルファモイル)−2,3−ジクロロフェニル)−4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0518】
【化185】
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【0519】
メチル3−(5−(5−(4−(N−(tert−ブチル)スルファモイル)−2,3−ジクロロフェニル)−4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(178mg、0.289mmol、実施例3、工程a)の、THF、MeOH及びH
2Oの混合液中の溶液(15mL、1:1:1v/v/v)に、LiOH・H
2O(122mg、2.89mmol)を添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。pHを1MのHCl水溶液でpH2に調節し、沈殿物を濾過によって回収した。沈殿物をジエチルエーテルで洗浄し、乾燥させ、無色の固体として表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ ppm 12.57(br s,1H)。8.13(d,J=8.3Hz,1H),8.06(s,1H),7.75(d,J=8.3Hz,1H),3.21(s,2H),2.71−2.55(m,3H),1.94−1.45(m,6H),1.27(s,6H),1.17(s,9H)。MS(ESI):m/z 601.1[M+H]
+。
【0520】
実施例3/1:3−(5−(5−(4−(N−(tert−ブチル)スルファモイル)ナフタレン−1−イル)−4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0521】
【化186】
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【0522】
工程aで、メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにメチル3−(5−(4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(中間体2/1)を、4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに4−ブロモ−N−(tert−ブチル)ナフタレン−1−スルホンアミド(中間体4/6)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(300MHz,CDCl
3):δ ppm 8.72(d,J=8.1Hz,1H),8.37(d,J=8.1Hz,1H),8.25(br s,1H),7.77−7.69(m,2H),7.61−7.55(m,2H),5.14(s,1H),3.30(s,2H),2.44(m,2H),1.76(m,1H),1.60−1.47(m,4H),1.44(s,6H),1.22(s,9H),1.15−0.80(m,4H),0.71−0.54(m,2H)。MS(ESI):m/z 611.3[M+H]
+。
【0523】
実施例3/2:3−(5−(5−(4−(N−(tert−ブチル)スルファモイル)−2,3−ジクロロフェニル)−4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0524】
【化187】
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【0525】
工程aでメチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりに3−(5−(4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸(中間体2/1)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ ppm 12.53(br s,1H),8.11(d,J=8.3Hz,1H),8.03(s,1H),7.72(d,J=8.3Hz,1H),3.20(s,2H),1.69−1.55(m,2H),1.53−1.46(m,6H),1.26(s,6H),1.14−0.99(m,12H),0.78−0.71(m,2H)。MS(ESI):m/z 629.1[M+H]
+。
【0526】
実施例3/3:(S)−3−(5−(4−(シクロブチルメチル)−5−(4−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)ナフタレン−1−イル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0527】
【化188】
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【0528】
工程aで4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド(中間体4/7)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6):δ ppm 12.58(br s,1H),9.05(br s,1H),8.75(d,J=8.7Hz,1H),8.30(d,J=7.5Hz,1H),7.86−7.69(m,4H),4.12−4.01(m,1H),3.24(s,2H),2.63−2.54(m,2H),1.87−1.13(m,13H),1.05(d,J=6.9Hz,3H)。MS(ESI):m/z 632.2[M+H]
+。
【0529】
実施例3/4:(S)−3−(5−(4−(シクロブチルメチル)−5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0530】
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
【0531】
工程aで4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4/3)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(300MHz,CDCl
3):δ ppm 8.08(d,J=8.4Hz,1H),7.45(d,J=8.4Hz,1H),5.33(d,J=10.2Hz,1H),3.94−3.88(m,1H),2.74−2.72(m,3H),3.28(s,2H),1.97−1.51(m,7H),1.44(s,6H),1.28−1.25(m,2H),1.11(t,J=7.5Hz,3H)。MS(ESI):m/z 655.1[M+H]
+。
【0532】
実施例3/5:3−(5−(4−(シクロブチルメチル)−5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(2,2,2−トリフルオロエチル)スルファモイル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0533】
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
【0534】
工程aで4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4/4)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(300MHz,CDCl
3):δ ppm 8.11(d,J=8.4Hz,1H),7.47(d,J=8.4Hz,1H),5.65(br s,1H),3.85−3.79(m,2H),3.28(s,2H),2.75−2.70(m,3H),2.01−1.53(m,6H),1.43(s,6H)。MS(ESI):m/z 627.0[M+H]
+。
【0535】
実施例3/6:3−(5−(4−(シクロブチルメチル)−5−(2,3−ジクロロ−4−((3,3−ジメチルモルホリノ)メチル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0536】
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
【0537】
工程aで4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに4−(4−ブロモ−2,3−ジクロロベンジル)−3,3−ジメチルモルホリン(中間体7)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(300MHz,CDCl
3):δ ppm 7.69(d,J=8.1Hz,1H),7.29−7.26(m,1H),3.76−3.72(m,4H),3.44(s,2H),3.27(s,2H),2.74−2.73(m,3H),2.56−2.50(m,2H),1.98−1.52(m,6H),1.41(s,6H),1.14(s,6H)。MS(ESI):m/z 593.2[M+H]
+。
【0538】
実施例3/7:3−(5−(4−(シクロブチルメチル)−5−(4−((3,3−ジメチルモルホリノ)メチル)ナフタレン−1−イル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0539】
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
【0540】
工程aで4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに4−((4−ブロモナフタレン−1−イル)メチル)−3,3−ジメチルモルホリン(中間体7/1)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(300MHz,CDCl
3):δ ppm 8.38(d,J=9.0Hz,1H),7.71−7.44(m,5H),4.08(s,2H),3.70−3.67(m,2H),3.48(s,2H),3.29(s,2H),2.70−2.68(m,3H),2.53−2.50(m,2H),1.91−1.43(m,6H),1.40(s,6H),1.23(s,6H)。MS(ESI):m/z 575.2[M+H]
+。
【0541】
実施例3/8:工程a
メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)−5−(4−(1−(3,3−ジメチルモルホリノ)エチル)ナフタレン−1−イル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0542】
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
【0543】
工程aで4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに4−(1−(4−ブロモナフタレン−1−イル)エチル)−3,3−ジメチルモルホリン(中間体5)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0544】
実施例3/8a及び3/8b:工程b
メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)−5−(4−(1−(3,3−ジメチルモルホリノ)エチル)ナフタレン−1−イル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0545】
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
【0546】
メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)−5−(4−(1−(3,3−ジメチルモルホリノ)エチル)ナフタレン−1−イル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(実施例3/8、工程a)のキラルHPLC分離(Chiralpak OD−Hカラム、ヘキサン:EtOH=80/20)により、実施例3/8a、工程b(より速く溶出するエナンチオマー、7.060分のリテンション時間)及び実施例3/8b、工程b(より遅く溶出するエナンチオマー、8.037分のリテンション時間)を得た。
【0547】
実施例3/8a及び3/8b:3−(5−(4−(シクロブチルメチル)−5−(4−(1−(3,3−ジメチルモルホリノ)エチル)ナフタレン−1−イル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0548】
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
【0549】
最終工程でメチル3−(5−(5−(4−(N−(tert−ブチル)スルファモイル)−2,3−ジクロロフェニル)−4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりに、メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)−5−(4−(1−(3,3−ジメチルモルホリノ)エチル)ナフタレン−1−イル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(実施例3/8a、工程b)を使用して、実施例3の合成について記載したように実施例3/8aを調製した。
1H NMR(300MHz,CDCl
3):δ ppm 8.30(d,J=8.4Hz,1H),7.81(d,J=7.2Hz,1H),7.69−7.66(m,1H),7.57−7.55(m,1H),7.50−7.44(m,2H),5.02−4.99(m,1H),3.94−3.90(m,1H),3.73−3.68(m,1H),3.39−3.37(m,2H),3.29(s,2H),3.18−3.09(m,1H),2.74−2.67(m,4H),1.90−1.86(m,2H),1.69−1.58(m,2H),1.50(d,J=6.9Hz,3H),1.46−1.43(m,2H),1.40(s,6H),1.25(s,3H),0.89(s,3H)。MS(ESI):m/z 589.3[M+H]
+。
【0550】
最終工程でメチル3−(5−(5−(4−(N−(tert−ブチル)スルファモイル)−2,3−ジクロロフェニル)−4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりに、メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)−5−(4−(1−(3,3−ジメチルモルホリノ)エチル)ナフタレン−1−イル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(実施例3/8b、工程b)を使用して、実施例3の合成について記載したように実施例3/8bを調製した。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ ppm 8.30(d,J=8.4Hz,1H),7.81(d,J=7.2Hz,1H),7.69−7.66(m,1H),7.57−7.55(m,1H),7.50−7.44(m,2H),5.02−4.99(m,1H),3.94−3.90(m,1H),3.73−3.68(m,1H),3.39−3.37(m,2H),3.29(s,2H),3.18−3.09(m,1H),2.74−2.67(m,4H),1.90−1.86(m,2H),1.69−1.58(m,2H),1.50(d,J=6.9Hz,3H),1.46−1.43(m,2H),1.40(s,6H),1.25(s,3H),0.89(s,3H)。MS(ESI):m/z 589.3[M+H]
+。
【0551】
実施例3/9:(S)−3−(5−(4−(シクロブチルメチル)−5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0552】
【化196】
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【0553】
工程aで4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4/2)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 8.11(d,J=8.2Hz,1H),7.47(d,J=8.2Hz,1H),5.51(d,J=10.0Hz,1H),4.13−4.07(m,1H),3.29(s,2H),2.75−2.63(m,3H),1.99−1.93(m,2H),1.79−1.69(m,2H),1.56−1.43(m,11H)。MS(ESI):m/z 641.0[M+H]
+。
【0554】
実施例3/10:(S)−3−(5−(5−(2−クロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0555】
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
【0556】
工程aで4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−3−クロロ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4/10)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 8.03(s,1H),7.86−7.84(m,1H),7.55(d,J=8.0Hz,1H),4.13−4.06(m,1H),3.27(s,2H),2.76−2.62(m,3H),1.96−1.90(m,2H),1.78−1.64(m,2H),1.51−1.39(m,11H)。MS(ESI):m/z 607.2[M+H]
+。
【0557】
実施例3/11:(S)−3−(5−(4−(シクロブチルメチル)−5−(2−(トリフルオロメトキシ)−4−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0558】
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
【0559】
工程aで4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−3−(トリフルオロメトキシ)−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4/14)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 7.94−7.90(m,2H),7.67(d,J=8.0Hz,1H),5.42(d,J=9.2Hz,1H),4.13−4.09(m,1H),3.29(s,2H),2.81−2.68(m,3H),1.99−1.93(m,2H),1.81−1.67(m,2H),1.56−1.51(m,2H),1.44−1.42(m,9H)。MS(ESI):m/z 657.1[M+H]
+。
【0560】
実施例3/12:(S)−3−(5−(4−(シクロブチルメチル)−5−(2−(トリフルオロメチル)−4−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0561】
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
【0562】
工程aで4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−3−(トリフルオロメチル)−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4/12)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 8.30(s,1H),8.15−8.12(m,1H),7.60(d,J=8.4Hz,1H),5.35(d,J=9.2Hz,1H),4.16−4.10(m,1H),3.28(s,2H),2.72−2.64(m,3H),1.96−1.67(m,4H),1.54−1.52(m,2H),1.46−1.31(m,9H)。MS(ESI):m/z 641.1[M+H]
+。
【0563】
実施例3/13:(S)−3−(5−(5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−イソブチルチアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0564】
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
【0565】
工程aで、メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにメチル3−(5−(4−イソブチルチアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(中間体2/2)を、4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4/2)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 12.59(br s,1H),9.24(d,J=8.8Hz,1H),8.11(d,J=8.2Hz,1H),7.78(d,J=8.2Hz,1H),4.21−4.15(m,1H),3.22(s,2H),2.49−2.46(m,2H),2.03−1.96(m,1H),1.28−1.27(m,9H),0.77(d,J=6.4Hz,6H)。MS(ESI):m/z 629.0[M+H]
+。
【0566】
実施例3/14:(S)−3−(5−(4−イソブチル−5−(2−(トリフルオロメトキシ)−4−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0567】
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
【0568】
工程aで、メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにメチル3−(5−(4−イソブチルチアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(中間体2/2)を、4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−3−(トリフルオロメトキシ)−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4/14)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 7.93−7.89(m,2H),7.66(d,J=8.4Hz,1H),5.27(d,J=9.2Hz,1H),4.15−4.06(m,1H),3.29(s,2H),2.57(d,J=7.2Hz,1H),2.17−2.11(m,1H),1.44−1.42(m,9H),0.80(d,J=6.8Hz,6H)。MS(ESI):m/z 645.2[M+H]
+。
【0569】
実施例3/15:(S)−3−(5−(4−(シクロヘキシルメチル)−5−(1−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)イソキノリン−4−イル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0570】
【化202】
[この文献は図面を表示できません]
【0571】
工程aで、メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにメチル3−(5−(4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(中間体2/1)を、4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)イソキノリン−1−スルホンアミド(中間体4/19)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 9.02−9.00(m,1H),8.49(s,1H),7.87−7.83(m,2H),7.80−7.77(m,1H),5.58(d,J=8.8Hz,1H),4.28−4.23(m,1H),3.31(s,2H),2.50−2.48(m,2H),1.84−1.78(m,1H),1.61(d,J=7.2Hz,3H),1.57−1.54(m,5H),1.48(s,6H),1.18−0.97(m,3H),0.72−0.64(m,2H)。MS(ESI):m/z 651.9[M+H]
+。
【0572】
実施例3/16:(S)−3−(5−(4−(シクロブチルメチル)−5−(8−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)イソキノリン−5−イル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0573】
【化203】
[この文献は図面を表示できません]
【0574】
工程aで4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−5−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)イソキノリン−8−スルホンアミド(中間体4/16)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ ppm 12.59(br s,1H),10.15(br s,1H),9.33(d,J=9.2Hz,1H),8.76−8.75(m,1H),8.37(d,J=7.4Hz,1H),8.08(d,J=7.4Hz,1H),7.72(s,1H),4.20−4.17(m,1H),3.25(s,2H),2.69−2.58(m,3H),1.84−1.79(m,2H),1.68−1.52(m,2H),1.38−1.34(m,8H),1.10(d,J=6.8Hz,3H)。MS(ESI):m/z 624.1[M+H]
+。
【0575】
実施例3/17:(S)−3−(5−(4−(シクロブチルメチル)−5−(5−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)イソキノリン−8−イル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0576】
【化204】
[この文献は図面を表示できません]
【0577】
工程aで4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−8−クロロ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)イソキノリン−5−スルホンアミド(中間体4/17)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ ppm 12.59(br s,1H),9.25−9.20(m,2H),8.83(d,J=6.0Hz,1H),8.57(dd,J=0.8,6.4Hz,1H),8.51−8.49(m,1H),7.95(d,J=7.6Hz,1H),4.20−4.15(m,1H),3.25(s,2H),2.66−2.56(m,3H),1.86−1.82(m,2H),1.55−1.52(m,2H),1.41−1.30(m,8H),1.07(d,J=6.8Hz,3H)。MS(ESI):m/z 624.2[M+H]
+。
【0578】
実施例3/18:(S)−3−(5−(4−(シクロブチルメチル)−5−(4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0579】
【化205】
[この文献は図面を表示できません]
【0580】
工程aで4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)−3−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド(中間体4/13)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 7.94−7.90(m,2H),7.66(d,J=6.8Hz,1H),5.37(br s,1H),3.93−3.90(m,1H),3.28(s,2H),2.80(d,J=5.6Hz,2H),2.71−2.68(m,1H),1.96−1.92(m,3H),1.78−1.71(m,2H),1.56−1.50(m,3H),1.43(s,6H),1.07(t,J=6.0Hz,3H)。MS(ESI):m/z 671.2[M+H]
+。
【0581】
実施例3/19:(S)−3−(5−(5−(2−クロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0582】
【化206】
[この文献は図面を表示できません]
【0583】
工程aで4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−3−クロロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4/11)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ ppm 8.80(br s,1H),8.09(d,J=1.2Hz,1H),7.93(dd,J=1.2,6.4Hz,1H),7.84(d,J=6.4Hz,1H),4.08−4.05(m,1H),3.21(s,2H),2.69(d,J=5.6Hz,2H),2.58−2.55(m,1H),1.93−1.87(m,2H),1.75−1.61(m,3H),1.49−1.40(m,3H),1.27(s,6H),0.63(t,J=6.0Hz,3H)。MS(ESI):m/z 621.1[M+H]
+。
【0584】
実施例3/20:(S)−3−(5−(4−(シクロヘキシルメチル)−5−(4−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)ナフタレン−1−イル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0585】
【化207】
[この文献は図面を表示できません]
【0586】
工程aで、メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにメチル3−(5−(4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(中間体2/1)を、4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド(中間体4/7)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 8.67(d,J=6.8Hz,1H),8.34(d,J=6.0Hz,1H),7.79−7.73(m,2H),7.64−7.57(m,2H),5.11(d,J=7.6Hz,1H),4.06−4.01(m,1H),3.30(s,2H),2.44(m,2H),1.74−1.73(m,1H),1.52−1.48(m,5H),1.43(s,6H),1.39−1.30(m,3H),1.12−0.93(m,3H),0.65−0.58(m,2H)。MS(ESI):m/z 650.9[M+H]
+。
【0587】
実施例3/21:(S)−3−(5−(4−(シクロヘキシルメチル)−5−(2−(トリフルオロメトキシ)−4−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0588】
【化208】
[この文献は図面を表示できません]
【0589】
工程aで、メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにメチル3−(5−(4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(中間体2/1)を、4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−3−(トリフルオロメトキシ)−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4/14)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 7.93−7.88(m,2H),7.65(d,J=6.8Hz,1H),5.19−5.16(m,1H),4.12−4.08(m,1H),3.29(s,2H),2.57(d,J=6.8Hz,2H),1.81−1.78(m,1H),1.60−1.54(m,5H),1.44−1.42(m,9H),1.17−1.03(m,3H),0.78−0.72(m,2H)。MS(ESI):m/z 684.8[M+H]
+。
【0590】
実施例3/22:(S)−3−(5−(4−(シクロヘキシルメチル)−5−(8−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)イソキノリン−5−イル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0591】
【化209】
[この文献は図面を表示できません]
【0592】
工程aで、メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにメチル3−(5−(4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(中間体2/1)を、4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−5−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)イソキノリン−8−スルホンアミド(中間体4/16)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 10.12(s,1H),9.34(d,J=8.8Hz,1H),8.73(d,J=6.0Hz,1H),8.37(d,J=7.6Hz,1H),8.07(d,J=7.6Hz,1H),7.73(d,J=6.0Hz,1H),4.22−4.16(m,1H),3.25(s,2H),2.44−2.38(m,2H),1.65−1.61(m,1H),1.48−1.43(m,5H),1.31(s,6H),1.11−0.93(m,6H),0.64−0.57(m,2H)。MS(ESI):m/z 652.2[M+H]
+。
【0593】
実施例3/23:(S)−3−(5−(4−(シクロヘキシルメチル)−5−(8−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)イソキノリン−5−イル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0594】
【化210】
[この文献は図面を表示できません]
【0595】
工程aで、メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにメチル3−(5−(4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(中間体2/1)を、4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−5−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)イソキノリン−8−スルホンアミド(中間体4/18)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 10.38(s,1H),8.70(d,J=6.0Hz,1H),8.43(d,J=7.6Hz,1H),7.90−7.86(m,2H),7.72(d,J=6.0Hz,1H),3.84−3.82(m,1H),3.32(s,2H),2.43−2.42(m,2H),1.87−1.46(m,14H),1.14−0.94(m,6H),0.55−0.65(m,2H)。MS(ESI):m/z 666.3[M+H]
+。
【0596】
実施例3/24:(S)−3−(5−(4−(シクロヘキシルメチル)−5−(2−(ジフルオロメチル)−3−フルオロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0597】
【化211】
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【0598】
工程aで、メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにメチル3−(5−(4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(中間体2/1)を、4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4/1)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ ppm 12.57(br s,1H),9.34(d,J=8.8Hz,1H),8.10(t,J=7.6Hz,1H),7.57(d,J=8.0Hz,1H),7.04(t,J=51.6Hz,1H),4.22−4.17(m,1H),3.23(s,2H),2.46−2.42(m,2H),1.67−1.52(m,6H),1.28(s,6H),1.24−1.00(m,6H),0.76−0.71(m,2H)。MS(ESI):m/z 668.8[M+H]
+。
【0599】
実施例3/25:(S)−3−(5−(5−(3−クロロ−2−(ジフルオロメチル)−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0600】
【化212】
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【0601】
工程aで4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−2−クロロ−3−(ジフルオロメチル)−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4/15)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 8.27(d,J=6.4Hz,1H),7.43(d,J=6.8Hz,1H),6.97(t,J=42.2Hz,1H),5.38(d,J=8.0Hz,1H),3.91−3.86(m,1H),3.29(s,2H),2.80−2.65(m,3H),1.95−1.91(m,3H),1.81−1.43(m,11H),1.12(t,J=6.0Hz,3H)。MS(ESI):m/z 670.8[M+H]
+。
【0602】
実施例3/26:(S)−3−(5−(4−(シクロヘキシルメチル)−5−(2−(ジフルオロメチル)−3−フルオロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0603】
【化213】
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【0604】
工程aで、メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにメチル3−(5−(4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(中間体2/1)を、4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 8.06(t,J=7.6Hz,1H),7.30(d,J=8.0Hz,1H),6.67(t,J=52.4Hz,1H),5.29(d,J=9.6Hz,1H),4.01−3.88(m,1H),3.29(s,2H),2.47(br s,2H),1.97−1.90(m,1H),1.81−1.76(m,1H),1.66−1.52(m,6H),1.44(s,6H),1.21−1.04(m,6H),0.78−0.71(m,2H)。MS(ESI):m/z 683.3[M+H]
+。
【0605】
実施例3/27:(S)−3−(5−(4−(2−メトキシ−2−メチルプロピル)−5−(4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)ナフタレン−1−イル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0606】
【化214】
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【0607】
工程aで、メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにメチル3−(5−(4−(2−メトキシ−2−メチルプロピル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(中間体2/3)を、4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド(中間体4/8)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 8.68(d,J=6.4Hz,1H),8.33(d,J=6.0Hz,1H),7.72−7.81(m,2H),7.61−7.64(m,2H),5.13(d,J=8.0Hz,1H),3.85−3.87(m,1H),3.30(s,2H),2.67−3.01(m,5H),1.81−1.87(m,1H),1.47−1.57(m,1H),1.43(s,6H),0.96−1.04(m,9H)。MS(ESI):m/z 655.2[M+H]
+。
【0608】
実施例3/28:(S)−3−(5−(4−(2−メトキシ−2−メチルプロピル)−5−(4−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)ナフタレン−1−イル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0609】
【化215】
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【0610】
工程aで、メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにメチル3−(5−(4−(2−メトキシ−2−メチルプロピル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(中間体2/3)を、4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド(中間体4/7)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 8.66(d,J=8.8Hz,1H),8.34(d,J=7.6Hz,1H),7.82−7.73(m,2H),7.64−7.61(m,2H),5.03(d,J=9.6Hz,1H),4.05−4.00(m,1H),3.30(s,2H),2.87−2.81(m,5H),1.44(s,6H),1.32(d,J=7.2Hz,3H),1.05(s,6H)。MS(ESI):641.3[M+H]
+。
【0611】
実施例3/29:(S)−3−(5−(5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−((3,3−ジメチルシクロブチル)メチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0612】
【化216】
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【0613】
工程aで、メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにメチル3−(5−(4−((3,3−ジメチルシクロブチル)メチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(中間体2/6)を、4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4/2)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 8.11(d,J=8.0Hz,1H),7.47(d,J=8.0Hz,1H),4.11−4.06(m,1H),3.26(s,2H),2.72(d,J=7.2Hz,2H),2.58−2.52(m,1H),1.78−1.73(m,2H),1.45(d,J=7.2Hz,3H),1.35−1.25(m,8H),1.03(s,3H),0.91(s,3H)。MS(ESI):m/z 669.1[M+H]
+。
【0614】
実施例3/30:(S)−3−(5−(5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−((3,3−ジフルオロシクロブチル)メチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0615】
【化217】
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【0616】
工程aで、メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにメチル3−(5−(4−((3,3−ジフルオロシクロブチル)メチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(中間体2/7)を、4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4/3)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 8.10(d,J=8.0Hz,1H),7.45(d,J=8.0Hz,1H),5.41(d,J=10.0Hz,1H),3.89−3.85(m,1H),3.29(s,2H),2.81(d,J=7.2Hz,2H),2.67−2.56(m,3H),2.22−2.12(m,2H),1.94−1.89(m,1H),1.66−1.58(m,1H),1.44(s,6H),1.11(t,J=7.2Hz,3H)。MS(ESI):m/z 691.0[M+H]
+。
【0617】
実施例3/31:(S)−3−(5−(4−((3,3−ジフルオロシクロブチル)メチル)−5−(4−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)ナフタレン−1−イル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0618】
【化218】
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【0619】
工程aで、メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにメチル3−(5−(4−((3,3−ジフルオロシクロブチル)メチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(中間体2/7)を、4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド(中間体4/7)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 8.69(d,J=8.4Hz,1H),8.36(d,J=8.0Hz,1H),7.79−7.58(m,4H),5.14(d,J=9.6Hz,1H),4.06−4.00(m,1H),3.31(s,2H),2.74−2.50(m,5H),2.07−2.00(m,2H),1.45(s,6H),1.33(d,J=7.2Hz,3H)。MS(ESI):m/z 659.1[M+H]
+。
【0620】
実施例3/32:(S)−3−(5−(5−(2−(ジフルオロメチル)−3−フルオロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0621】
【化219】
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【0622】
工程aで、メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにメチル3−(5−(4−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(中間体2/4)を、4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 7.99(t,J=7.8Hz,1H),7.15(d,J=8.0Hz,1H),7.00−6.86(m,4H),6.66(t,J=52.8Hz,1H),5.37(d,J=10.4Hz,1H),3.99−3.90(m,3H),3.28(s,2H),1.97−1.91(m,1H),1.67−1.52(m,1H),1.43(s,6H),1.13(t,J=7.2Hz,3H)。MS(ESI):m/z 695.2[M+H]
+。
【0623】
実施例3/33:(S)−3−(5−(5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0624】
【化220】
[この文献は図面を表示できません]
【0625】
工程aで、メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにメチル3−(5−(4−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(中間体2/4)を、4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4/2)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ ppm 12.57(br s,1H),9.22(d,J=9.2Hz,1H),8.08(d,J=8.4Hz,1H),7.77(d,J=8.4Hz,1H),7.10−7.01(m,4H),4.19−4.15(m,1H),4.02(s,2H),3.21(s,2H),1.27−1.25(m,9H)。MS(ESI):m/z 681.0[M+H]
+。
【0626】
実施例3/34:
3−(5−(4−(シクロブチルメチル)−5−(2,3−ジクロロ−4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0627】
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
【0628】
工程aで4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに2−(4−ブロモ−2,3−ジクロロフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(中間体6)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(300MHz,CD
3OD):δ ppm 8.04−7.91(m,1H),7.60−7.56(m,1H),3.27−3.25(m,2H),2.87−2.68(m,3H),2.01−1.95(m,2H),1.84−1.57(m,4H),1.37(s,6H)。MS(ESI):m/z 632.0[M+H]
+。
【0629】
実施例3/35:(S)−3−(5−(4−(シクロブチルメチル)−5−(3−(1−メチルシクロプロピル)−5−((1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバモイル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0630】
【化222】
[この文献は図面を表示できません]
【0631】
工程aで4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−3−ブロモ−5−(1−メチルシクロプロピル)−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンズアミド(中間体10)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(300MHz,CDCl
3):δ ppm 7.78(s,1H),7.67(s,1H),7.39(s,1H),7.03(d,J=7.2Hz,1H),5.01−4.95(m,1H),3.22(s,2H),2.81−2.79(m,2H),2.73−2.64(m,1H),1.98−1.95(m,2H),1.77−1.57(m,4H),1.49−1.45(m,6H),1.34−1.33(m,6H),0.93−0.90(m,2H),0.86−0.83(m,2H)。MS(ESI):m/z 591.1[M+H]
+。
【0632】
実施例3/36:3−(5−(5−(3−(tert−ブチル)−5−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)−4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0633】
【化223】
[この文献は図面を表示できません]
【0634】
工程aで4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに2−(3−ブロモ−5−(tert−ブチル)フェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(中間体8)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(CDCl
3,300MHz):δ ppm 7.80(m,1H),7.66−7.65(m,1H),7.55(s,1H),3.27−3.25(d,J=4.8Hz,2H),2.95−2.75(m,3H),2.03−1.98(m,2H),1.77−1.65(m,5H),1.41(s,6H),1.38(s,9H)。MS(ESI):m/z 620.2[M+H]
+。
【0635】
実施例3/37:(S)−3−(5−(4−(シクロブチルメチル)−5−(3−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)−5−((1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバモイル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0636】
【化224】
[この文献は図面を表示できません]
【0637】
工程aで4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−3−ブロモ−5−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンズアミド(中間体9)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(CDCl
3,300MHz):δ ppm 7.99(s,1H),7.87(s,1H),7.64(s,1H),7.15(d,J=9.9Hz,1H),5.05−4.92(m,1H),3.21(s,2H),2.82−2.80(m,2H),2.78−2.65(m,1H),1.98−1.95(m,2H),1.77−1.54(m,4H),1.50−1.42(m,5H),1.32(s,6H),1.11(s,2H)。MS(ESI):m/z 645.2[M+H]
+。
【0638】
実施例3/38:(S)−3−(5−(4−(シクロペンチルメチル)−5−(2−(ジフルオロメチル)−3−フルオロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0639】
【化225】
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【0640】
工程aで、メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにメチル3−(5−(4−(シクロペンチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(中間体2/9)を、4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 8.08−8.04(m,1H),7.31(d,J=8.0Hz,1H),6.67(t,J=52.4Hz,1H),3.94−3.89(m,1H),3.27(s,2H),2.61(br s,2H),2.28−2.20(m,1H),1.95−1.90(m,1H),1.66−1.58(m,3H),1.52−1.45(m,4H),1.40(s,6H),1.11(t,J=7.6Hz,3H),0.99−0.95(m,2H)。MS(ESI):m/z 669.0[M+H]
+。
【0641】
実施例3/39:(S)−3−(5−(4−(イソプロポキシメチル)−5−(4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)ナフタレン−1−イル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0642】
【化226】
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【0643】
工程aで、メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにメチル3−(5−(4−(イソプロポキシメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(中間体2/10)を、4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド(中間体4/8)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ ppm 12.61(s,1H),9.00(d,J=8.8Hz,1H),8.80(d,J=8.4Hz,1H),8.26(d,J=7.6Hz,1H),7.88−7.69(m,4H),4.35−4.29(m,2H),3.92−3.88(m,1H),3.37−3.34(m,2H),3.25(s,1H),1.65−1.40(m,2H),1.29(s,6H),0.80(d,J=6.4Hz,6H),0.59(t,J=7.2Hz,3H)。MS(ESI):m/z 640.9[M+H]
+。
【0644】
実施例3/40:(S)−3−(5−(5−(3−クロロ−2−(ジフルオロメチル)−4−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−(シクロペンチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0645】
【化227】
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【0646】
工程aで、メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにメチル3−(5−(4−(シクロペンチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(中間体2/9)を、4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−2−クロロ−3−(ジフルオロメチル)−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4/20)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6):δ ppm 12.58(br s,1H),9.24(d,J=7.0Hz,1H),8.27(d,J=8.0Hz,1H),7.71(d,J=8.0Hz,1H),7.22(t,J=52.0Hz,1H),4.17(s,1H),3.23(s,2H),2.64−2.18(m,3H),1.61(br s,2H),1.42−1.41(m,4H),1.28−1.25(m,9H),1.25−1.00(m,2H)。MS(ESI):m/z 671.0[M+H]
+。
【0647】
実施例3/41:(S)−3−(5−(4−(シクロペンチルメチル)−5−(3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0648】
【化228】
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【0649】
工程aで、メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにメチル3−(5−(4−(シクロペンチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(中間体2/9)を、4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−2−(ジフルオロメチル)−3−フルオロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4/21)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6):δ ppm 12.58(br s,1H),9.32(br s,1H),7.97−7.92(m,2H),7.77(t,J=51.0Hz,1H),3.95−3.93(m,1H),3.22(s,2H),2.68(d,J=7.0Hz,2H),2.20−2.15(m,1H),1.70−1.42(m,8H),1.28(m,6H),0.99−0.94(m,2H),0.77(t,J=7.5Hz,3H)。MS(ESI):m/z 669.2[M+H]
+。
【0650】
実施例3/42:3−(5−(5−(2−(ジフルオロメチル)−4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)−4−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0651】
【化229】
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【0652】
工程aで、メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにメチル3−(5−(4−(4−フルオロベンジル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(中間体2/4)を、4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに2−(4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)フェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(中間体11)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6):δ ppm 12.57(m,1H),9.20(m,1H),8.04(m,1H),7.92(d,J=8.5Hz,1H),7.68(d,J=8.5Hz,1H),7.08−6.87(m,5H),3.98(s,2H),3.21(m,2H),1.27(m,6H)。MS(ESI):m/z 654.2[M+H]
+。
【0653】
実施例3/43:工程a
(R)−メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)−5−(2−(ジフルオロメチル)−3−フルオロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0654】
【化230】
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【0655】
メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(500mg、1.49mmol、中間体2)及び(R)−4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(700mg、1.69mmol、中間体4/22)のDME(20mL)中の溶液に、炭酸カリウム(400mg、2.89mmol)、ピバル酸(85mg、0.83mmol)、トリシクロヘキシルホスフィンテトラフルオロボレート(100mg、0.27mmol)、及び酢酸パラジウム(100mg、0.45mmol)を添加した。混合物を115℃で2時間撹拌した。室温に冷却後、水(25mL)及びEtOAc(15mL)を添加した。層を混合し、分離させ、水層を更なる酢酸エチル(3×15mL)で更に抽出した。合わせた有機層を、水(3×10mL)及び次に生理食塩水(10mL)で洗浄した。濃縮後、得られた残余物をシリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=15:1〜3:1の勾配)により精製し、表題化合物を得た。
【0656】
実施例3/43:
(R)−3−(5−(4−(シクロブチルメチル)−5−(2−(ジフルオロメチル)−3−フルオロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0657】
【化231】
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【0658】
(R)−メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)−5−(2−(ジフルオロメチル)−3−フルオロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(600mg、0.90mmol、実施例3/43、工程a)及びLiOH(190mg、7.93mmol)の、MeOH(6mL)、THF(6mL)、及び水(3mL)中の混合物を、室温で6時間撹拌した。濃縮後、残余物を水(12mL)とEtOAc(6mL)との間で分配した。層を分離させ、水層を更なるEtOAc(2×6mL)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、乾燥するまで濃縮した。EtOAc(5mL)へ溶解させ、ヘプタン(20mL)で処理し、乾燥するまで濃縮し、固体状の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 8.11−8.02(m,1H),7.30(d,J=8.2Hz,1H),6.67(t,J=52.5Hz,1H),5.34−5.23(m,1H),3.98−3.87(m,1H),3.28(s,2H),2.78−2.50(m,3H),2.01−1.47(m,8H),1.43(s,6H),1.12(t,J=7.4Hz,3H)。MS(ESI):m/z 655.1[M+H]
+。
【0659】
実施例4:工程a
(S)−エチル−5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−(2−メトキシ−2−メチルプロピル)チアゾール−2−カルボキシレート
【0660】
【化232】
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【0661】
エチル4−(2−メトキシ−2−メチルプロピル)チアゾール−2−カルボキシレート(490mg、2.02mmol、中間体1/4)及び(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(830mg、2.00mmol、中間体4/3)のDMA(30mL)中の溶液に、P(Cy)
3・HBF
4(200mg、0.54mmol)、ピバル酸(200mg、2.0mmol)、Pd(OAc)
2(200mg、0.90mmol)、及びK
2CO
3(550mg、4.0mmol)をN
2雰囲気下で添加した。この混合物を110℃に加熱し、一晩撹拌した。混合物を室温に冷却し、次に水(50mL)及びEtOAc(50mL)を添加した。層を分離させ、水層をEtOAc(3×50mL)で抽出し、合わせた有機層を乾燥するまで濃縮した。残余物を調製的TLC(PE/EtOAc=1:1)により精製し、茶色の油状物として表題化合物を得た。
【0662】
実施例4:工程b
(S)−2,3−ジクロロ−4−(2−(ヒドラジンカルボニル)−4−(2−メトキシ−2−メチルプロピル)チアゾール−5−イル)−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0663】
【化233】
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【0664】
(S)−エチル5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−(2−メトキシ−2−メチルプロピル)チアゾール−2−カルボキシレート(550mg、0.96mmol、実施例4、工程a)及びヒドラジン一水和物(0.5mL)のエタノール(10mL)中の混合物を、50℃で4時間撹拌した。混合物を乾燥するまで濃縮し、残余物を調製的TLC(EtOAc)により精製し、茶色の固体として表題化合物を得た。
【0665】
実施例4:工程c
(S)−メチル4−(2−(5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−(2−メトキシ−2−メチルプロピル)チアゾール−2−カルボニル)ヒドラジニル)−2,2−ジメチル−4−オキソブタノエート
【0666】
【化234】
[この文献は図面を表示できません]
【0667】
(S)−2,3−ジクロロ−4−(2−(ヒドラジンカルボニル)−4−(2−メトキシ−2−メチルプロピル)チアゾール−5−イル)−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(440mg、0.78mmol、実施例4、工程b)、4−メトキシ−3,3−ジメチル−4−オキソブタン酸(220mg、1.4mmol)、HATU(530mg、1.4mmol)、及びTEA(0.5mL)のアセトニトリル(10mL)中の溶液を、室温で2時間撹拌した。混合物を水(20mL)に注入し、EtOAc(4×30mL)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮した。残余物を調製的TLC(DCM/MeOH=10:1)により精製し、無色の固体として表題化合物を得た。
【0668】
実施例4:工程d
(S)−メチル3−(5−(5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−(2メトキシ−2−メチルプロピル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0669】
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
【0670】
(S)−メチル4−(2−(5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−(2−メトキシ−2−メチルプロピル)チアゾール−2−カルボニル)ヒドラジニル)−2,2−ジメチル−4−オキソブタノエート(159mg、0.226mmol、実施例4、工程c)、TsCl(87mg、0.46mmol)、及びTEA(0.1mL)のDCM(5mL)中の混合物を、室温で一晩撹拌した。混合物を水(10mL)に注入し、EtOAc(3×8mL)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮した。残余物を調製的TLC(EtOAc/PE=4:1)により精製し、無色の固体として表題化合物を得た。
【0671】
実施例4
(S)−3−(5−(5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−(2−メトキシ−2−メチルプロピル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0672】
【化236】
[この文献は図面を表示できません]
【0673】
(S)−メチル3−(5−(5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−(2−メトキシ−2−メチルプロピル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(91mg、0.13mmol、実施例4、工程d)及びLiOH・H
2O(11mg、0.26mmol)の、MeOH(4mL)及び水(2mL)中の混合物を、室温で一晩撹拌した。混合物を乾燥するまで濃縮し、水を添加し(10mL)、水層をEtOAc(3×8mL)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮した。残余物を調製的HPLCによって精製し、無色の固体として表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ ppm 12.58(br s,1H),9.19(d,J=9.2Hz,1H),8.08(d,J=8.0Hz,1H),7.78(d,J=8.0Hz,1H),3.95−3.89(m,1H),3.22(s,2H),2.89(s,3H),2.84(s,2H),1.72−1.54(m,2H),1.28(s,6H),1.01(s,6H),0.87(t,J=7.2Hz,3H)。MS(ESI):m/z 673.0[M+H]
+。
【0674】
実施例4/1:(S)−3−(5−(4−(シクロブチルメチル)−5−(2−(ジフルオロメチル)−3−フルオロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0675】
【化237】
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【0676】
工程aで、4−(2−メトキシ−2−メチルプロピル)チアゾール−2−カルボキシレートの代わりにエチル4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルボキシレート(中間体1)を、(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4)を用いて、実施例4の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 8.07(t,J=7.6Hz,1H),7.30(d,J=8.0Hz,1H),6.68(t,J=52.8Hz,1H),5.41(d,J=10.0Hz,1H),3.95−3.88(m,1H),3.29(s,2H),2.70−2.59(m,3H),1.96−1.54(m,8H),1.43(s,6H),1.11(t,J=7.2Hz,3H)。MS(ESI):m/z 655.1[M+H]
+。
【0677】
実施例4/1の代替的合成:
工程aで(R)−4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4)を用いて、実施例3/43の合成について記載したように表題化合物を調製した。
【0678】
実施例4/2:(S)−3−(5−(4−((3,3−ジフルオロシクロブチル)メチル)−5−(4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)ナフタレン−1−イル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0679】
【化238】
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【0680】
工程aで、4−(2−メトキシ−2−メチルプロピル)チアゾール−2−カルボキシレートの代わりにエチル4−((3,3−ジフルオロシクロブチル)メチル)チアゾール−2−カルボキシレート(中間体1/9)を、(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド(中間体4/8)を用いて、実施例4の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 8.71(d,J=8.8Hz,1H),8.32(d,J=7.6Hz,1H),7.33−7.71(m,2H),7.63−7.54(m,2H),5.25(br s,1H),3.86(t,J=3.2Hz,1H),3.29(s,2H),2.73(br s,2H),2.50−2.47(m,3H),2.03−1.97(m,2H),1.89−1.82(m,1H),1.59−1.52(m,1H),1.40(s,6H),0.97(t,J=6.8Hz,3H)。MS(ESI):m/z 673.1[M+H]
+。
【0681】
実施例5:工程a
trans−メチル3−(2−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルボニル)ヒドラジンカルボニル)シクロブタンカルボキシレート
【0682】
【化239】
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【0683】
4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルボヒドラジド(260mg、1.23mmol、中間体2、工程a)、trans−3−(メトキシカルボニル)シクロブタンカルボン酸(395mg、2.5mmol)、HATU(950mg、2.5mmol)、及びTEA(0.8mL)のアセトニトリル(12mL)中の溶液を、室温で2時間撹拌した。混合物を水(30mL)に注入し、EtOAc(4×30mL)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮した。残余物をシリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=1:2)により精製し、黄色の固体として表題化合物を得た。
【0684】
実施例5:工程b
trans−メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキシレート
【0685】
【化240】
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【0686】
trans−メチル3−(2−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルボニル)ヒドラジンカルボニル)シクロブタンカルボキシレート(185mg、0.526mmol、実施例5、工程a)、TsCl(475mg、2.49mmol)、及びTEA(0.8mL)のDCM(5mL)中の混合物を、室温で一晩撹拌した。混合物を水(20mL)に注入し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮した。残余物をシリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=2:1)により精製し、黄色の油状物として表題化合物を得た。
【0687】
実施例5:trans−(5−(4−(シクロブチルメチル)−5−(2,3−ジクロロ−4−(N−((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)シクロブタンカルボン酸
【0688】
【化241】
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【0689】
工程aで、メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにtrans−メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキシレート(実施例5、工程b)を、4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4/2)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 8.11(d,J=8.0Hz,1H),7.47(d,J=8.4Hz,1H),5.42(br s,1H),4.14−3.98(m,2H),3.46−3.42(m,1H),2.87−2.83(m,4H),2.75−2.64(m,3H),1.99−1.95(m,2H),1.82−1.68(m,2H),1.57−1.47(m,2H),1.44(d,J=6.8Hz,3H)。MS(ESI):m/z 639.0[M+H]
+。
【0690】
実施例6:工程a
(S)−エチル5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−(ヒドロキシメチル)チアゾール−2−カルボキシレート
【0691】
【化242】
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【0692】
エチル4−(ヒドロキシメチル)チアゾール−2−カルボキシレート(0.94g、5.0mmol、中間体1/7)、(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(2.1g、5.0mmol、中間体4/3)、Pd(OAc)
2(400mg、1.8mmol)、P(Cy)
3・HBF
4(400mg、1.1mmol)、PivOH(400mg、3.9mmol)、及びNa
2CO
3(1.1g、10mmol)のDMA(30mL)中の混合物を、90℃で一晩加熱し、室温に冷却し、水(150mL)に注入し、EtOAc(70mL×3)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、乾燥するまで濃縮して、シリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=2:1)により精製し、茶色の固体として表題化合物を得た。
【0693】
実施例6:工程b
(S)−エチル5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−ホルミルチアゾール−2−カルボキシレート
【0694】
【化243】
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【0695】
(S)−エチル5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−(ヒドロキシメチル)チアゾール−2−カルボキシレート(520mg、1.0mmol、実施例6、工程a)及びMnO
2(870mg、10.0mmol)のDCM(10mL)中の溶液を、室温で一晩撹拌した。反応混合物を次にセライト(登録商標)のパッドを通して濾過し、濾過液を乾燥するまで濃縮し、茶色の油状物として表題化合物を得、それを次の工程で直接用いた。
【0696】
実施例6:工程c
(S)−エチル5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−((3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル)チアゾール−2−カルボキシレート
【0697】
【化244】
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【0698】
粗製の(S)−エチル5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−ホルミルチアゾール−2−カルボキシレート(477mg、0.919mmol、実施例6、工程b)、3,3−ジフルオロピペリジン(220mg、1.84mmol)、及びHOAc(3滴)のMeOH(10mL)中の溶液を、室温で一晩撹拌した。NaBH(OAc)
3(390mg、1.84mmol)を添加し、混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を次に水(20mL)で希釈し、EtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、乾燥するまで濃縮して、シリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=3:2)により精製し、茶色のゲルとして表題化合物を得た。
【0699】
実施例6:工程d
(S)−2,3−ジクロロ−4−(4−((3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル)−2−(ヒドラジンカルボニル)チアゾール−5−イル)−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0700】
【化245】
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【0701】
(S)−エチル5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−((3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル)チアゾール−2−カルボキシレート(350mg、0.56mmol、実施例6、工程c)及びヒドラジン水和物(0.4mL)のEtOH(10mL)中の溶液を50℃で4時間撹拌し、乾燥するまで濃縮して、調製的TLC(EtOAc)により精製し、茶色の固体として表題化合物を得た。
【0702】
実施例6:工程e
(S)−2,3−ジクロロ−4−(4−((3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル)−2−(2−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロパノイル)ヒドラジンカルボニル)チアゾール−5−イル)−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0703】
【化246】
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【0704】
(S)−2,3−ジクロロ−4−(4−((3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル)−2−(ヒドラジンカルボニル)チアゾール−5−イル)−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(130mg、0.21mmol、実施例6、工程d)、2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン酸(42mg、0.40mmol)、HATU(114mg、300μmol)、及びTEA(0.1mL)のMeCN(5mL)中の溶液を、室温で2時間撹拌した。反応混合物を次に水(20mL)に注入し、EtOAc(20mL×4)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、乾燥するまで濃縮して、調製的TLC(DCM/MeOH=10:1)により精製し、無色の固体として表題化合物を得た。
【0705】
実施例6:(S)−2,3−ジクロロ−4−(4−((3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル)−2−(5−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)チアゾール−5−イル)−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0706】
【化247】
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【0707】
(S)−2,3−ジクロロ−4−(4−((3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル)−2−(2−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロパノイル)ヒドラジンカルボニル)チアゾール−5−イル)−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(75mg、0.11mmol、実施例6、工程e)、TsCl(42mg、0.22mmol)、及びTEA(0.05mL)のDCM(10mL)中の溶液を、室温で一晩撹拌した。反応混合物を次に水(10mL)に注入し、EtOAc(8mL×3)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、乾燥するまで濃縮して、調製的TLC(EtOAc/PE=4:1)により精製し、無色の固体として表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ ppm 9.02(br s,1H),8.05(d,J=8.0Hz,1H),7.82(d,J=8.0Hz,1H),6.13(s,1H),3.95−3.85(m,1H),3.71(s,2H),2.58−2.54(m,2H),2.30−2.26(m,2H),1.79−1.55(m,10H),1.45−1.35(m,2H),0.87(t,J=7.2Hz,3H)。MS(ESI):m/z 678.0[M+H]
+。
【0708】
実施例7:工程a
(S)−メチル4−(2−(5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−((3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル)チアゾール−2−カルボニル)ヒドラジニル)−2,2−ジメチル−4−オキソブタノエート
【0709】
【化248】
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【0710】
(S)−2,3−ジクロロ−4−(4−((3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル)−2−(ヒドラジンカルボニル)チアゾール−5−イル)−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(130mg、0.21mmol、実施例6、工程d)、4−メトキシ−3,3−ジメチル−4−オキソブタン酸(64mg、0.40mmol)、HATU(150mg、0.40mmol)、及びTEA(0.1mL)のMeCN(5mL)中の溶液を、室温で2時間撹拌した。反応混合物を次に水(20mL)に注入し、EtOAc(20mLx3)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、乾燥するまで濃縮して、調製的TLC(DCM/MeOH=10:1)により精製し、無色の固体として表題化合物を得た。
【0711】
実施例7:工程b
(S)−メチル3−(5−(5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−((3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0712】
【化249】
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【0713】
(S)−メチル4−(2−(5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−((3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル)チアゾール−2−カルボニル)ヒドラジニル)−2,2−ジメチル−4−オキソブタノエート(105mg、0.140mmol、実施例7、工程a)、TsCl(42mg、0.22mmol)、及びTEA(0.05mL)のDCM(10mL)中の溶液を、室温で一晩撹拌した。反応混合物を次に水(10mL)に注入し、EtOAc(8mL×3)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、乾燥するまで濃縮して、調製的TLC(EtOAc/PE=2:1)により精製し、無色の固体として表題化合物を得た。
【0714】
実施例7:(S)−3−(5−(5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−((3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0715】
【化250】
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【0716】
(S)−メチル3−(5−(5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−((3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(63mg、96μmol、実施例7、工程b)及びLiOH・H
2O(11mg、0.27mmol)の、MeOH(4mL)及び水(2mL)中の溶液を、室温で一晩撹拌した。反応混合物を次に乾燥するまで濃縮し、水(10mL)で希釈し、0.1MのHCl水溶液でpH7に調節して、EtOAc(8mL×3)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、乾燥するまで濃縮して、調製的HPLCにより精製し、無色の固体として表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 8.10(d,J=8.0Hz,1H),7.57(d,J=8.4Hz,1H),5.56(d,J=10.0Hz,1H),4.08(s,2H),3.90−3.87(m,1H),3.27(s,2H),3.12(t,J=2.8Hz,2H),2.95(br s,2H),1.99−1.80(m,5H),1.66−1.60(m,1H),1.39(s,6H),1.11(t,J=7.2Hz,3H)。MS(ESI):m/z 720.0[M+H]
+。
【0717】
実施例8:工程a
(S)−メチル3−(5−(4−(ヒドロキシメチル)−5−(4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)ナフタレン−1−イル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0718】
【化251】
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【0719】
(S)−4−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド(790mg、2.0mmol、中間体4/8)及びメチル3−(5−(4−(ヒドロキシメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(600mg、2.0mmol、中間体2/5)のDMA(30mL)中の溶液に、P(Cy)
3・HBF
4(160mg、0.44mmol)、PivOH(160mg、1.6mmol)、Pd(OAc)
2(160mg、0.71mmol)、及びK
2CO
3(560mg、4mmol))をN
2雰囲気下で添加し、混合物を110℃で一晩撹拌した。反応混合物を次に室温に冷却し、水(60mL)で希釈して、EtOAc(60mL×4)で抽出した。合わせた有機層を乾燥するまで濃縮して、調製的TLC(PE/EtOAc=1:1)により精製し、茶色の固体として表題化合物を得た。
【0720】
実施例8:工程b
(S)−メチル3−(5−(4−ホルミル−5−(4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)ナフタレン−1−イル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0721】
【化252】
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【0722】
(S)−メチル3−(5−(4−(ヒドロキシメチル)−5−(4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)ナフタレン−1−イル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(620mg、1.0mmol、実施例8、工程a)のDCM(20mL)中の溶液に、活性化MnO
2(440mg、5.0mmol)を添加し、黒色の懸濁液を室温で2時間撹拌した。反応混合物を次にセライト(登録商標)のパッドを通して濾過して、乾燥するまで濃縮し、茶色の固体として粗製の表題化合物を得、それを次の工程で直接用いた。
【0723】
実施例8:工程c
メチル3−(5−(4−(((R)−3−フルオロピペリジン−1−イル)メチル)−5−(4−(N−((S)−1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)ナフタレン−1−イル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0724】
【化253】
[この文献は図面を表示できません]
【0725】
(S)−メチル3−(5−(4−ホルミル−5−(4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)ナフタレン−1−イル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(240mg、0.39mmol、実施例8、工程b)のTHF(8mL)中の溶液に、(R)−3−フルオロピペリジン(83mg、0.80mmol)及びHOAc(3滴)を添加し、混合物を室温で一晩撹拌した。NaBH(OAc)
3(170mg、0.80mmol)を部分的に添加し、混合物を4時間撹拌した。反応混合物を次に氷で希釈し、EtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、乾燥するまで濃縮して、調製的TLC(PE/EtOAc=2/3)により精製し、無色の固体として表題化合物を得た。
【0726】
実施例8:3−(5−(4−(((R)−3−フルオロピペリジン−1−イル)メチル)−5−(4−(N−((S)−1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)ナフタレン−1−イル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0727】
【化254】
[この文献は図面を表示できません]
【0728】
メチル3−(5−(4−(((R)−3−フルオロピペリジン−1−イル)メチル)−5−(4−(N−((S)−1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)ナフタレン−1−イル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(80mg、0.12mmol、実施例8、工程c)及びLiOH・H
2O(25mg、0.60mmol)の、MeOH(4mL)及び水(2mL)中の溶液を、室温で一晩撹拌した。反応混合物を次に乾燥するまで濃縮し、水(10mL)で希釈して、EtOAc(8mL×3)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、乾燥するまで濃縮して、調製的HPLCにより精製し、無色の固体として表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,CD
3OD):δ ppm 8.87(d,J=6.4Hz,1H),8.35(d,J=6.0Hz,1H),7.87−7.69(m,4H),4.31(d,J=38.4Hz,1H),3.88−3.85(m,1H),3.58(s,2H),3.28(s,2H),2.66−2.60(m,1H),2.33−2.25(m,2H),2.13−2.12(m,1H),1.76−1.53(m,4H),1.45−1.37(m,7H),1.25−1.23(m,1H),0.79(t,J=6.0Hz,3H)。MS(ESI):m/z 684.0[M+H]
+。
【0729】
実施例8/1:(S)−3−(5−(4−((3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル)−5−(4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)ナフタレン−1−イル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0730】
【化255】
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【0731】
工程cで(R)−3−フルオロピペリジンの代わりに3,3−ジフルオロピペリジンを用いて、実施例8の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 8.70(d,J=6.8Hz,1H),8.35(d,J=6.0Hz,1H),7.79−7.75(m,2H),7.70−7.65(m,2H),5.35(d,J=6.8Hz,1H),4.22−4.14(m,2H),3.89−3.86(m,1H),3.34−3.24(m,4H),3.12(s,2H),1.99−1.83(m,5H),1.61−1.55(m,1H),1.43(s,6H),0.99(t,J=6.0Hz,3H)。MS(ESI):m/z 702.1[M+H]
+。
【0732】
実施例8/2:3−(5−(5−(2,3−ジクロロ−4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)−4−((3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0733】
【化256】
[この文献は図面を表示できません]
【0734】
工程aで(S)−4−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ナフタレン−1−スルホンアミドの代わりに2−(4−ブロモ−2,3−ジクロロフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(中間体6)を用い、工程cで(R)−3−フルオロピペリジンの代わりに3,3−ジフルオロピペリジンを用いて、実施例8の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 7.85(br s,1H),7.49(d,J=7.2Hz,1H),4.23(s,2H),3.40−3.27(m,4H),3.11(br s,2H),2.00−1.95(m,2H),1.95−1.85(m,2H),1.40(s,6H)。MS(ESI):m/z 697.1[M+H]
+。
【0735】
実施例8/3:(R)−3−(5−(5−(2,3−ジクロロ−4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)−4−((3−フルオロピペリジン−1−イル)メチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0736】
【化257】
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【0737】
工程aで(S)−4−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ナフタレン−1−スルホンアミドの代わりに2−(4−ブロモ−2,3−ジクロロフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(中間体6)を用いて、実施例8の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 7.75(br s,1H),7.44(d,J=8.4Hz,1H),4.49−4.35(m,1H),4.28(br s,1H),3.69−3.57(m,2H),3.26(s,2H),2.55−2.21(m,4H),1.65−1.59(m,3H),1.31(s,6H),1.30−1.27(m,1H)。MS(ESI):m/z 679.1[M+H]
+。
【0738】
実施例9:工程a
メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0739】
【化258】
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【0740】
メチル4−(2−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルボニル)ヒドラジニル)−2,2−ジメチル−4−オキソブタノエート(220mg、0.63mmol、中間体2、工程b)及びLawesson試薬(283mg、0.700mmol)のトルエン(2.5mL)中の混合物を、110℃で一晩撹拌した。混合物を水(10mL)に注入し、EtOAc(3×15mL)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮した。残余物を調製的TLC(PE/EtOAc=2:1)により精製し、黄色の固体として表題化合物を得た。
【0741】
実施例9:(S)−3−(5−(4−(シクロブチルメチル)−5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0742】
【化259】
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【0743】
工程aで、メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにメチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(実施例9、工程a)を、4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4/2)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 8.09(d,J=8.0Hz,1H),7.46(d,J=8.0Hz,1H),5.51(d,J=10.0Hz,1H),4.13−4.07(m,1H),3.48(s,2H),2.66−2.62(m,3H),2.00−1.96(m,2H),1.79−1.69(m,2H),1.56−1.52(m,2H),1.43(d,J=7.2Hz,3H),1.40(s,6H)。MS(ESI)m/z 657.0[M+H]
+。
【0744】
実施例10:工程a
5−ブロモ−4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−カルボキサミド
【0745】
【化260】
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【0746】
NH
3ガス流を7分間−20℃で無水EtOH(70mL)中に通した。次に、エチル5−ブロモ−4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−カルボキシレート(1.00g、3.00mmol、国際公開第2013/178362号、実施例6、工程3に記載したように調製)のEtOH(5mL)中の溶液を添加し、溶液を80℃で一晩撹拌した。得られた溶液を乾燥するまで濃縮し、淡黄色の固体として表題化合物を得た。
【0747】
実施例10:工程b
5−ブロモ−4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−カルボニトリル
【0748】
【化261】
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【0749】
5−ブロモ−4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−カルボキサミド(660mg、2.17mmol、実施例10、工程a)及びTEA(1.01g、10.9mmol)の無水DCM(5mL)中の溶液に、N
2下、0℃でTFAA(1.37g、6.51mmol)を添加し、溶液を0℃で2時間撹拌した。得られた溶液を水でクエンチし、DCMで2回抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮し、黄色の固体として表題化合物を得た。
【0750】
実施例10:工程c
5−ブロモ−4−(シクロヘキシルメチル)−N’−ヒドロキシチアゾール−2−カルボキシイミダミド
【0751】
【化262】
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【0752】
5−ブロモ−4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−カルボニトリル(600mg、2.10mmol、実施例10、工程b)及びTEA(636mg、6.30mmol)の無水EtOH(5mL)中の溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン(438mg、6.30mmol)を添加し、溶液を一晩還流加熱した。室温に冷却した後、得られた溶液を乾燥するまで濃縮し、シリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=10/1)により精製し、無色の固体として表題化合物を得た。
【0753】
実施例10:工程d
N’−アセトキシ−5−ブロモ−4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−カルボキシイミダミド
【0754】
【化263】
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【0755】
5−ブロモ−4−(シクロヘキシルメチル)−N’−ヒドロキシチアゾール−2−カルボキシイミダミド(460mg、1.44mmol、実施例10、工程c)のピリジン(5mL)中の撹拌溶液に、Ac
2O(300mg、2.89mmol)を添加し、溶液を50℃で一晩加熱した。室温に冷却した後、得られた溶液を乾燥するまで濃縮し、シリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=6/1)により精製し、オフホワイトの固体として表題化合物を得た。
【0756】
実施例10:工程e
3−(5−ブロモ−4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−イル)−5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール
【0757】
【化264】
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【0758】
N’−アセトキシ−5−ブロモ−4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−カルボキシイミダミド(472mg、1.31mmol、実施例10、工程d)の、DMF(5mL)及び水(1mL)の混合物中の溶液に、NaOAc(108mg、1.31mmol)を添加し、溶液を還流温度で5時間加熱した。室温に冷却した後、溶液を水でクエンチし、DCMで2回抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、乾燥するまで濃縮して、シリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=8/1)により精製し、無色の固体として表題化合物を得た。
【0759】
実施例10:N−(tert−ブチル)−4−(4−(シクロヘキシルメチル)−2−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)チアゾール−5−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド
【0760】
【化265】
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【0761】
3−(5−ブロモ−4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−イル)−5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール(100mg、0.29mmol、実施例10、工程e)、N−(tert−ブチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド(142mg、0.365mmol、中間体18)、2MのNa
2CO
3水溶液(2.4mL)、及びPd(dppf)Cl
2(24mg、30μmol)のDME(5mL)中の溶液を、窒素下、還流温度で一晩加熱した。得られた溶液を室温に冷却し、EtOAcで希釈した。層を分離させ、有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、乾燥するまで濃縮して、シリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=2/1)により精製し、無色の固体として表題化合物を得た。
1H NMR(CD
3OD,400MHz):δ ppm 8.75(d,J=8.4Hz,1H),8.26(d,J=7.6Hz,1H),7.71−7.55(m,4H),2.62(s,3H),2.38(br s,2H),1.60−1.57(m,1H),1.44−1.38(m,5H),1.05(s,9H),1.00−0.87(m,3H),0.61−0.53(m,2H)。MS(ESI):m/z 525.2[M+H]
+。
【0762】
実施例11:工程a
(S)−メチル3−(3−(4−(シクロブチルメチル)−5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0763】
【化266】
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【0764】
メチル3−(3−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(145mg、0.432mmol、中間体3)、(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(170mg、0.43mmol、中間体4/2)、K
2CO
3(120mg、0.86mmol)、Pd(OAc)
2(23mg、0.10mmol)、P(Cy)
3・HBF
4(20mg、58μmol)、及びPivOH(10mg、86μmol)のDMA(2mL)中の溶液を、アルゴン下、95℃で一晩加熱した。反応混合物を次に室温に冷却し、EtOAcと水との間で分配し、層を分離させた。有機層を水及び生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、乾燥するまで濃縮して、調製的TLC(EtOAc)により精製し、淡い黄色固体として表題化合物を得た。
【0765】
実施例11:(S)−3−(3−(4−(シクロブチルメチル)−5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0766】
【化267】
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【0767】
(S)−メチル3−(3−(4−(シクロブチルメチル)−5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(126mg、0.192mmol、実施例11、工程a)及びLiOH・H
2O(43mg、1.0mmol)の、MeOH(2mL)及び水(1mL)中の混合物を、室温で一晩撹拌した。混合物を濃縮し、HCl水溶液(1M、10mL)を添加した。水相をEtOAc(3×8mL)で抽出し、合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮した。残余物を調製的HPLCによって精製し、無色の固体として表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 8.10(d,J=8.0Hz,1H),7.47(d,J=8.0Hz,1H),5.51(d,J=8.4Hz,1H),4.13−4.07(m,1H),3.30(s,2H),2.76−2.67(m,3H),1.96−1.93(m,2H),1.80−1.68(m,2H),1.54−1.42(m,11H)。MS(ESI):m/z 641.2[M+H]
+。
【0768】
実施例11/1:(S)−3−(3−(4−(シクロブチルメチル)−5−(2−(トリフルオロメトキシ)−4−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0769】
【化268】
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【0770】
工程aで(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−3−(トリフルオロメトキシ)−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4/14)を用いて、実施例11の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CD
3OD):δ ppm 8.03−7.99(m,2H),7.84(d,J=6.4Hz,1H),4.20−4.15(m,1H),3.32(s,2H),2.84(d,J=6.4Hz,2H),2.76−2.69(m,1H),1.99−1.95(m,2H),1.84−1.70(m,2H),1.62−1.55(m,2H),1.41(s,6H),1.26(d,J=5.6Hz,3H)。MS(ESI):m/z 656.7[M+H]
+。
【0771】
実施例11/2:(S)−3−(3−(4−(シクロヘキシルメチル)−5−(8−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)イソキノリン−5−イル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0772】
【化269】
[この文献は図面を表示できません]
【0773】
工程aで、メチル3−(3−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにメチル3−(3−(4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(中間体3/1)を、(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−5−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)イソキノリン−8−スルホンアミド(中間体4/16)を用いて、実施例11の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ ppm 10.11(s,1H),9.34(d,J=7.6Hz,1H),8.73(d,J=4.8Hz,1H),8.37(d,J=6.0Hz,1H),8.07(d,J=6.0Hz,1H),7.73(d,J=4.4Hz,1H),4.22−4.16(m,1H),3.30(s,2H),2.42(s,2H),1.64−1.62(m,1H),1.51−1.45(m,5H),1.30(s,6H),1.10−0.90(m,6H),0.61−0.58(m,2H)。MS(ESI)m/z 652.2[M+H]
+。
【0774】
実施例11/3:(S)−3−(3−(4−(シクロヘキシルメチル)−5−(5−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)イソキノリン−8−イル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0775】
【化270】
[この文献は図面を表示できません]
【0776】
工程aで、メチル3−(3−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにメチル3−(3−(4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(中間体3/1)を、(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−8−クロロ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)イソキノリン−5−スルホンアミド(中間体4/17)を用いて、実施例11の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CD
3OD):δ ppm 9.31(s,1H),8.83−8.78(m,2H),8.68(d,J=7.6Hz,1H),7.99−7.96(m,1H),4.17−4.10(m,1H),3.37(s,2H),2.60−2.40(m,2H),1.78−1.74(m,1H),1.58−1.52(m,5H),1.42(s,6H),1.27(d,J=6.8Hz,3H),1.17−0.99(m,3H),0.70−0.64(m,2H)。MS(ESI):m/z 652.2[M+H]
+。
【0777】
実施例11/4:(S)−3−(3−(4−(シクロヘキシルメチル)−5−(2−(トリフルオロメトキシ)−4−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0778】
【化271】
[この文献は図面を表示できません]
【0779】
工程aで、メチル3−(3−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにメチル3−(3−(4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(中間体3/1)を、(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−3−(トリフルオロメトキシ)−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4/14)を用いて、実施例11の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 7.92−7.90(m,2H),7.63(d,J=6.4Hz,1H),5.17(d,J=8.0Hz,1H),4.14−4.09(m,1H),3.32(s,2H),2.61(d,J=5.6Hz,2H),1.88−1.84(m,1H),1.63−1.55(m,5H),1.46−1.44(m,9H),1.21−1.04(m,3H),0.79−0.72(m,2H)。MS(ESI):m/z 685.1[M+H]
+。
【0780】
実施例11/5:(S)−3−(3−(4−(シクロブチルメチル)−5−(1−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)イソキノリン−4−イル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0781】
【化272】
[この文献は図面を表示できません]
【0782】
工程aで(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)イソキノリン−1−スルホンアミド(中間体4/19)を用いて、実施例11の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 9.02−9.00(m,1H),8.49(s,1H),7.85−7.77(m,3H),5.68(d,J=8.8Hz,1H),4.28−4.21(m,1H),3.31(s,2H),2.71(s,3H),1.92−1.87(m,2H),1.73−1.69(m,1H),1.62−1.58(m,4H),1.45−1.42(m,8H)。MS(ESI):m/z 624.2[M+H]
+。
【0783】
実施例11/6:(S)−3−(3−(4−(シクロブチルメチル)−5−(2−(ジフルオロメチル)−3−フルオロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0784】
【化273】
[この文献は図面を表示できません]
【0785】
工程aで(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4)を用いて、実施例11の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CD
3OD):δ ppm 8.14(t,J=7.6Hz,1H),7.48(d,J=8.4Hz,1H),6.85(t,J=52Hz,1H),3.96−3.90(m,1H),3.28(s,2H),2.73−2.67(m,3H),2.00−1.95(m,2H),1.88−1.57(m,6H),1.37(s,6H),0.99(t,J=7.2Hz,3H)。MS(ESI):m/z 655.1[M+H]
+。
【0786】
実施例11/7:(S)−3−(3−(4−(シクロブチルメチル)−5−(3−フルオロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0787】
【化274】
[この文献は図面を表示できません]
【0788】
工程aで(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−2−フルオロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4/9)を用いて、実施例11の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CD
3OD):δ ppm 8.23(t,J=7.6Hz,1H),7.53(d,J=8.0Hz,1H),3.97−3.93(m,1H),3.29(s,2H),2.77−2.58(m,3H),2.01−1.51(m,8H),1.38(s,6H),1.07−0.97(m,3H)。MS(ESI):m/z 673.1[M+H]
+。
【0789】
実施例11/8:(S)−3−(3−(5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−(2−メトキシ−2−メチルプロピル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0790】
【化275】
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【0791】
工程aで、メチル3−(3−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにメチル3−(3−(4−(2−メトキシ−2−メチルプロピル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(中間体3/2)を、(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4/3)を用いて、実施例11の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 8.06(d,J=6.4Hz,1H),7.50(d,J=6.4Hz,1H),5.47(m,1H),3.87(m,1H),3.26(m 2H),2.99(s,3H),2.87(s,2H),1.92−1.88(m,1H),1.64−1.56(m,1H),1.32(s,6H),1.12−1.06(m,9H)。MS(ESI):m/z 673.1[M+H]
+。
【0792】
実施例11/9:(S)−3−(3−(4−(シクロヘキシルメチル)−5−(3−(1−メチルシクロプロピル)−5−((1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カルバモイル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0793】
【化276】
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【0794】
工程aで、メチル3−(3−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにメチル3−(3−(4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(中間体3/1)を、(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−3−ブロモ−5−(1−メチルシクロプロピル)−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンズアミド(中間体10)を用いて、実施例11の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 7.75(s,1H),7.63(s,1H),7.43(s,1H),6.60−6.54(m,1H),5.00−4.93(m,1H),3.25(s,2H),2.58(d,J=6.0Hz,2H),1.75−1.44(m,12H),1.35(s,6H),1.06−1.01(m,3H),0.99−0.90(m,2H),0.88−0.80(m,4H)。MS 619.3(ESI)m/z[M+H]
+。
【0795】
実施例11/10:(S)−3−(3−(5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−((1−メトキシシクロブチル)メチル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0796】
【化277】
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【0797】
工程aで、メチル3−(3−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにメチル3−(3−(4−((1−メトキシシクロブチル)メチル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(中間体3/4)を、(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4/3)を用いて、実施例11の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 8.06(d,J=8.2Hz,1H),7.54(d,J=8.2Hz,1H),5.57(d,J=9.6Hz,1H),3.87(s,1H),3.29(s,2H),3.06(s,2H),2.88(s,3H),2.09−2.04(m,4H),1.91−1.86(m,1H),1.65−1.50(m,3H),1.40(s,6H),1.11−1.08(m,3H)。MS(ESI):685.0[M+H]
+。
【0798】
実施例11/11:(S)−3−(3−(5−(3−クロロ−2−(ジフルオロメチル)−4−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0799】
【化278】
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【0800】
工程aで(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−2−クロロ−3−(ジフルオロメチル)−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4/20)を用いて、実施例11の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6):δ ppm 8.24(d,J=8.0Hz,1H),7.63(d,J=8.5Hz,1H),7.21(t,J=52.5Hz,1H),4.06−4.04(m,1H),3.24(s,2H),2.69−2.63(m,3H),1.90(br s,2H),1.75−1.62(m,2H),1.54−1.47(m,2H),1.26(s,6H),1.20(d,J=7.0Hz,3H)。MS(ESI):m/z 657.1[M+H]
+。
【0801】
実施例12:工程a
(S)−メチル3−(3−(5−(2−(ジフルオロメチル)−3−フルオロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−(ヒドロキシメチル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0802】
【化279】
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【0803】
メチル3−(3−(4−(ヒドロキシメチル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(122mg、0.410mmol、中間体3/3)、(S)−4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(169mg、0.408mmol、中間体4)、及びNa
2CO
3(87mg、0.82mmol)のDMA(2mL)中の溶液に、P(Cy)
3・HBF
4(45mg、0.12mmol)、PivOH(15mg、0.15mmol)、及びPd(OAc)
2(40mg、0.18mmol)をAr下で添加した。溶液を95℃で一晩撹拌し、次に室温に冷却した。反応混合物を次にEtOAc及び水で希釈し、層を分離させた。有機層を水及び生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、乾燥するまで濃縮して、シリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=1:4)により精製し、黄色の固体として表題化合物を得た。
【0804】
実施例12:工程b
(S)−メチル3−(3−(5−(2−(ジフルオロメチル)−3−フルオロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−ホルミルチアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0805】
【化280】
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【0806】
(S)−メチル−3−(3−(5−(2−(ジフルオロメチル)−3−フルオロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−(ヒドロキシメチル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(315mg、500μmol、実施例12、工程a)のDCM(8mL)中の溶液に、活性化MnO
2(260mg、3.00mmol)を添加し、混合物を室温で2時間撹拌し、セライト(登録商標)のパッドを通して濾過して、乾燥するまで濃縮し、黄色の固体として表題化合物を得た。
【0807】
実施例12:工程c
(S)−メチル3−(3−(5−(2−(ジフルオロメチル)−3−フルオロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−((3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0808】
【化281】
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【0809】
(S)−メチル−3−(3−(5−(2−(ジフルオロメチル)−3−フルオロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−ホルミルチアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(240mg、0.38mmol、実施例12、工程b)のTHF(5mL)中の溶液に、3,3−ジフルオロピペリジン(92mg、0.76mmol)及びHOAc(3滴)を添加し、混合物を室温で一晩撹拌した。NaBH(OAc)
3(180mg、0.84mmol)を徐々に添加し、撹拌を更に4時間継続した。反応混合物を次に氷で希釈し、EtOAc(15mL×3)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO4上で乾燥させ、濾過し、乾燥するまで濃縮して、調製的TLC(PE/EtOAc=1/1)により精製し、固体として表題化合物を得た。
【0810】
実施例12:(S)−3−(3−(5−(2−(ジフルオロメチル)−3−フルオロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−((3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0811】
【化282】
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【0812】
(S)−メチル3−(3−(5−(2−(ジフルオロメチル)−3−フルオロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−((3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(90mg、0.12mmol、実施例12、工程c)及びLiOH・H
2O(27mg、0.64mmol)の、MeOH(8mL)及び水(4mL)中の溶液を、室温で一晩撹拌した。反応混合物を次に乾燥するまで濃縮し、水(15mL)で希釈し、HCl水溶液(2N)でpH7に調節して、EtOAc(8mL×3)で抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、乾燥するまで濃縮して、調製的HPLCにより精製し、無色の固体として表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 8.03(t,J=7.6Hz,1H),7.41(d,J=8.4Hz,1H),6.76(t,J=52.8Hz,1H),3.93(br s,1H),3.64(s,2H),3.28(s,2H),2.56(t,J=11.6Hz,2H),2.36(br s,2H),1.95−1.89(m,1H),1.82−1.56(m,5H),1.38(s,6H),1.11(t,J=7.6Hz,3H)。MS(ESI):m/z 720.1[M+H]
+。
【0813】
実施例12/1:(S)−3−(3−(5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−((3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0814】
【化283】
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【0815】
工程aで(S)−4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4/3)を用いて、実施例12の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 8.05(d,J=8.0Hz,1H),7.61(d,J=8.0Hz,1H),5.42(br s,1H),3.92−3.86(m,1H),3.68(s,2H),3.28(s,2H),2.60−2.54(m,2H),2.36(s,2H),1.93−1.86(m,1H),1.88−1.75(m,5H),1.35(s,6H),1.09(t,J=7.2Hz,3H)。MS(ESI):m/z 720.0[M+H]
+。
【0816】
実施例12/2:3−(3−(5−(2,3−ジクロロ−4−(N−((S)−1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−(((S)−4,4−ジフルオロ−2−メチルピロリジン−1−イル)メチル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0817】
【化284】
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【0818】
工程aで(S)−4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4/3)を、工程cで3,3−ジフルオロピペリジンの代わりに(S)−4,4−ジフルオロ−2−メチルピロリジン塩酸塩(中間体16、カップリング前にTEAで塩を遊離塩基に変換させる)を用いて、実施例12の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 8.05(d,J=8.2Hz,1H),7.58(d,J=8.2Hz,1H),5.44(br s,1H),4.01(d,J=13.2Hz,1H),3.97−3.89(m,1H),3.47(d,J=13.2Hz,1H),3.29(s,2H),3.18−3.15(m,1H),2.71−2.60(m,2H),2.28−2.24(m,1H),1.93−1.91(m,1H),1.76−1.62(m,2H),1.38(s,6H),1.12(t,J=7.2Hz,3H),0.97(d,J=6.0Hz,3H)。MS(ESI):m/z 720.1[M+H]
+。
【0819】
実施例12/3:3−(3−(4−(((S)−4,4−ジフルオロ−2−メチルピロリジン−1−イル)メチル)−5−(2−(ジフルオロメチル)−3−フルオロ−4−(N−((S)−1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0820】
【化285】
[この文献は図面を表示できません]
【0821】
工程cで3,3−ジフルオロピペリジンの代わりに(S)−4,4−ジフルオロ−2−メチルピロリジン塩酸塩(中間体16、カップリング前にTEAで塩を遊離塩基に変換)を用いて、実施例12の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 8.04(d,J=7.2Hz,1H),7.38(d,J=7.6Hz,1H),6.72(t,J=52.8Hz,1H),3.92(d,J=13.6Hz,1H),3.43(d,J=10.8Hz,1H),3.28(s,2H),3.19−3.10(m,2H),2.69−2.62(m,2H),2.29−2.23(m,1H),1.95−1.59(m,3H),1.38(s,6H),1.13(t,J=7.2Hz,3H),0.90(d,J=6.0Hz,3H)。MS(ESI):m/z 720.2[M+H]
+。
【0822】
実施例12/4:3−(3−(5−(2−(ジフルオロメチル)−3−フルオロ−4−(N−((S)−1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−(((S)−2−メチルピロリジン−1−イル)メチル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0823】
【化286】
[この文献は図面を表示できません]
【0824】
工程cで3,3−ジフルオロピペリジンの代わりに(S)−2−メチルピロリジンを用いて、実施例12の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):δ ppm 8.05(t,J=7.5Hz,1H),7.46(d,J=8.0Hz,1H),6.73(t,J=52.5Hz,1H),4.02−3.91(m,2H),3.53(d,J=13.5Hz,1H),3.25(s,2H),3.16−3.14(m,1H),2.67−2.64(m,1H),2.48−2.44(m,1H),1.92−1.89(m,2H),1.76−1.74(m,1H),1.65−1.62(m,2H),1.47−1.44(m,1H),1.33(d,J=10.5Hz,6H),1.10(t,J=7.5Hz,3H),1.01(d,J=6.5Hz,3H)。MS(ESI):m/z 684.2[M+H]
+。
【0825】
実施例12/5:3−(3−(4−(((S)−3,3−ジフルオロ−2−メチルピロリジン−1−イル)メチル)−5−(2−(ジフルオロメチル)−3−フルオロ−4−(N−((S)−1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0826】
【化287】
[この文献は図面を表示できません]
【0827】
工程cで3,3−ジフルオロピペリジンの代わりに(S)−3,3−ジフルオロ−2−メチルピロリジン(中間体17、カップリング前にTEAで塩を遊離塩基に変換)を用いて、実施例12の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):δ ppm 8.04(t,J=7.5Hz,1H),7.37(d,J=8.0Hz,1H),6.84−6.62(m,1H),3.94−3.84(m,2H),3.43−3.40(m,1H),3.30−3.24(m,2H),2.92−2.91(m,1H),2.54−2.51(m,1H),2.36−2.30(m,1H),2.14−2.09(m,2H),1.94−1.91(m,1H),1.66−1.58(m,1H),1.36(s,6H),1.12(t,J=7.5Hz,3H),0.91−0.86(m,3H)。MS(ESI):m/z 720.0[M+H]
+。
【0828】
実施例12/6:(S)−3−(3−(4−((4,4−ジフルオロ−2,2−ジメチルピロリジン−1−イル)メチル)−5−(2−(ジフルオロメチル)−3−フルオロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0829】
【化288】
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【0830】
工程cで3,3−ジフルオロピペリジンの代わりに4,4−ジフルオロ−2,2−ジメチルピロリジンを用いて、実施例12の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):δ ppm 8.03(t,J=7.8Hz,1H),7.36(d,J=8.0Hz,1H),6.70(t,J=52.5Hz,1H),3.94−3.91(m,1H),3.62−3.57(m,2H),3.27(s,2H),2.97(t,J=13.7Hz,2H),2.03−1.90(m,3H),1.65−1.58(m,1H),1.35(s,6H),1.12(t,J=7.5Hz,3H),0.90(s,6H)。MS(ESI):m/z 734.0[M+H]
+。
【0831】
実施例12/7:3−(3−(5−(2−(ジフルオロメチル)−3−フルオロ−4−(N−((S)−1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−(((R)−2−(フルオロメチル)ピロリジン−1−イル)メチル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0832】
【化289】
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【0833】
工程cで3,3−ジフルオロピペリジンの代わりに(R)−2−(フルオロメチル)ピロリジンを用いて、実施例12の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):δ ppm 8.03(t,J=7.5Hz,1H),7.39(d,J=8.0Hz,1H),6.69(t,J=52.5Hz,1H),5.31(br s,1H),4.19−3.92(m,4H),3.67(d,J=13.5Hz,1H),3.28(s,2H),2.90−2.83(m,2H),2.39−2.34(m,1H),1.93−1.82(m,2H),1.68−1.63(m,3H),1.48−1.45(m,1H),1.39(d,J=1.5Hz,6H),1.11(t,J=7.5Hz,3H)。MS(ESI):m/z 702.2[M+H]
+。
【0834】
実施例13:工程a
5−(5−ブロモ−4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール
【0835】
【化290】
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【0836】
エチル5−ブロモ−4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−カルボキシレート(200mg、0.602mmol、国際公開第2013/178362号、実施例6、工程3に記載したように調製)のトルエン(10mL)中の溶液を、撹拌しながら、N−ヒドロキシアセチミダミド(67mg、0.90mmol)、及びK
2CO
3(126mg、0.904mmol)を添加し、溶液を24時間還流した。室温に冷却した後、得られた溶液をEtOAc及び水で希釈した。有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、乾燥するまで濃縮して、シリカゲル上でFCC(EtOAc/PE=1/5)により精製し、無色の固体として表題化合物を得た。
【0837】
実施例13:N−(tert−ブチル)−4−(4−(シクロヘキシルメチル)−2−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)チアゾール−5−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド
【0838】
【化291】
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【0839】
5−(5−ブロモ−4−(シクロヘキシルメチル)チアゾール−2−イル)−3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール(100mg、0.292mmol、実施例13、工程a)、N−(tert−ブチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド(142mg、0.366mmol、中間体18)、Pd(dppf)Cl
2(24mg、29μmol)、及びNa
2CO
3(水中2M、1.6mL、3.2mmol)のDME(5mL)中の溶液を、15分間窒素パージし、次に一晩還流加熱した。室温に冷却後、得られた溶液をEtOAc及び水で希釈した。層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、乾燥するまで濃縮して、シリカゲル上でFCC(EtOAc/PE=1/1)により精製し、無色の固体として表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ ppm 8.82(d,J=8.2Hz,1H),8.29(d,J=8.2Hz,1H),7.95(s,1H),7.80−7.75(m,3H),7.71−7.67(m,1H),2.48(s,3H),2.43−2.42(m,2H),1.65−1.61(m,1H),1.46−1.44(m,5H),1.09(s,9H),1.04−0.85(m,3H),0.67−0.59(m,2H)。MS(ESI):m/z 525.2[M+H]
+。
【0840】
実施例14:工程a
(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)メタノール
【0841】
【化292】
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【0842】
エチル4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルボキシレート(600mg、2.7mmol、中間体1)のMeOH(10mL)中の溶液に、0℃でNaBH
4(310mg、8.1mmol)を徐々に添加し、混合物をこの温度で6時間撹拌した。次に水を添加し、混合物をEtOAcで3回抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮し、茶色の油状物として表題化合物を得た。
【0843】
実施例14:工程b
4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルバルデヒド
【0844】
【化293】
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【0845】
(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)メタノール(330mg、1.8mmol、実施例14、工程a)及びIBX(1.0g、3.6mmol)のアセトン(10mL)中の溶液を、一晩還流加熱した。混合物を冷却し、濾過して、濾過液を乾燥するまで濃縮し、茶色の油状物として表題化合物を得た。
【0846】
実施例14:工程c
4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルバルデヒドオキシム
【0847】
【化294】
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【0848】
4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルバルデヒド(280mg、1.6mmol、実施例14、工程b)、NH
2OH・HCl(220mg、3.2mmol)、Na
2CO
3(340mg、3.2mmol)のEtOH−水(20mL、5:1(v/v))中の懸濁液を、室温で1時間撹拌した。反応液を乾燥するまで濃縮し、残余物を水で希釈し、次にEtOAcで抽出した。有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮し、表題化合物を得た。
【0849】
実施例14:工程d
メチル3−(3−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)イソキサゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0850】
【化295】
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【0851】
4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−カルバルデヒドオキシム(250mg、1.4mmol、実施例14、工程c)及びメチル2,2−ジメチルペント−4−イノエート(190mg、1.4mmol)のDCM(5mL)中の混合物を、0℃に冷却した。次亜塩素酸ナトリウム溶液(5%塩素、5mL、4mmol)を、溶液に滴下して加えた。混合物を室温で一晩撹拌し、次にDCM(20mL)を添加した。層を分離させ、有機層を水、1MのHCl水溶液、飽和NaHCO
3水溶液、及び生理食塩水の順で洗浄し、無水MgSO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮した。残余物をシリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=8:1)により精製し、無色の固体として表題化合物を得た。
【0852】
実施例14:(S)−3−(3−(4−(シクロブチルメチル)−5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)フェニル)チアゾール−2−イル)イソキサゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0853】
【化296】
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【0854】
工程aで、メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにメチル3−(3−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)イソキサゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸(実施例14、工程d)を、4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4/2)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CD
3OD):δ ppm 8.18(d,J=6.6Hz,1H),7.65(d,J=6.8Hz,1H),6.77(s,1H),4.13−4.10(m,1H),3.16(s,2H),2.74−2.68(m,3H),2.02−1.98(m,2H),1.83−1.79(m,2H),1.74−1.72(m,2H),1.60−1.56(m,3H),1.37(d,J=5.6Hz,3H),1.30(m,3H)。MS(ESI):m/z 640.0[M+H]
+。
【0855】
実施例15:工程a
4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−アミン
【0856】
【化297】
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【0857】
チオウレア(71mg、0.93mmol)、1−ブロモ−3−シクロブチルプロパン−2−オン(177mg、0.927mmol、中間体1、工程d)のEtOH(3mL)中の溶液を、75℃で一晩撹拌した。水を添加し、混合物をEtOAcで3回抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮し、残余物を得、それをシリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=8:1)により精製し、表題化合物を得た。
【0858】
実施例15:工程b
2−ブロモ−4−(シクロブチルメチル)チアゾール
【0859】
【化298】
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【0860】
4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−アミン(122mg、0.726mmol、実施例15、工程a)及び亜硝酸イソアミル(92mg、0.79mmol)のアセトニトリル(8mL)中の溶液に、CuBr(124mg、0.864mmol)を添加した。混合物を70℃で1時間撹拌し、次に水を添加した。混合物をEtOAcで3回抽出し、合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、濃縮した。残余物をシリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=20:1)により精製し、茶色の油状物として表題化合物を得た。
【0861】
実施例15:工程c
メチル3−(3−ブロモフェニル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0862】
【化299】
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【0863】
イソ酪酸メチル(129mg、1.26mmol)の乾燥THF(10mL)中の溶液に、−78℃、Ar下でLDA(0.92mL、THF/n−ヘプタン/エチルベンゼン中2.5M溶液、2.3mmol)を添加し、混合物をこの温度で1時間撹拌した。1−ブロモ−3−(ブロモメチル)ベンゼン(286mg、1.15mmol)を徐々に添加し、溶液を−78℃で4時間撹拌した。混合物をNH
4Cl水溶液でクエンチし、室温に加温して、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮し、黄色の固体として表題化合物を得た。
【0864】
実施例15:工程d
メチル2,2−ジメチル−3−(3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)プロパノエート
【0865】
【化300】
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【0866】
メチル3−(3−ブロモフェニル)−2,2−ジメチルプロパノエート(132mg、487μmol、実施例15、工程c)、ビス(ピナコラト)ジボロン(167mg、658μmol)、及びKOAc(96mg、0.98mmol)のジオキサン(4mL)中の溶液に、Ar下でPd(dppf)Cl
2(15mg)を添加した。混合物を80℃で一晩撹拌した。水を添加し、混合物をEtOAcで3回抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過して、乾燥するまで濃縮した。黄色の残余物をシリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=20:1)により精製し、無色の固体として表題化合物を得た。
【0867】
実施例15:工程e
メチル3−(3−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルプロパノエート
【0868】
【化301】
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【0869】
2−ブロモ−4−(シクロブチルメチル)チアゾール(56mg、0.24mmol、実施例15、工程b)、メチル2,2−ジメチル−3−(3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)プロパノエート(84mg、0.26mmol、実施例15、工程d)及びNa
2CO
3(64mg、0.60mmol)のジオキサン/水(3mL、10:1(v/v))中の溶液に、Pd(PPh
3)
4(6mg、0.0052mmol)をAr下で添加した。混合物を100℃で一晩撹拌した。混合物を冷却した後に水を添加し、得られた混合物をEtOAcで3回抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させて、濾過した。濾過液を乾燥するまで濃縮し、黄色の残余物をシリカゲル上でFCC(PE/EtOAc=8:1)により精製し、無色の固体として表題化合物を得た。
【0870】
実施例15:(S)−3−(3−(4−(シクロブチルメチル)−5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)フェニル)チアゾール−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0871】
【化302】
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【0872】
工程aで、メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにメチル3−(3−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)フェニル)−2,2−ジメチルプロパノエート(実施例15、工程e)を、4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4/2)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ ppm 12.40(s,1H),9.22(d,J=9.2Hz,1H),8.09(d,J=9.2Hz,1H),7.81−7.45(m,3H),7.43(t,J=7.8Hz,1H),7.30(d,J=7.8Hz,1H),4.21−4.16(m,1H),2.89(s,2H),2.67−2.62(m,3H),1.97−1.90(m,2H),1.77−1.62(m,2H),1.58−1.51(m,2H),1.26(d,J=6.8Hz,3H),1.12(s,6H)。MS(ESI):m/z 649.1[M+H]
+。
【0873】
実施例16:(S)−3−(6−(4−(シクロブチルメチル)−5−(8−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)イソキノリン−5−イル)チアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0874】
【化303】
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【0875】
工程aで、メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにエチル3−(6−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(中間体14)を、4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−5−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)イソキノリン−8−スルホンアミド(中間体4/16)用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ ppm 10.12(s,1H),9.30(br s,1H),8.72(d,J=5.6Hz,1H),8.35(d,J=7.6Hz,1H),8.02−8.00(m,2H),7.91(t,J=7.6Hz,1H),7.70(d,J=6.0Hz,1H),7.35(d,J=8.0Hz,1H),4.18−4.15(m,1H),3.02(s,2H),2.58(s,3H),1.88−1.82(m,2H),1.70−1.53(m,2H),1.44−1.38(m,2H),1.15(s,6H),1.09(d,J=7.2Hz,3H)。MS(ESI):m/z 633.3[M+H]
+。
【0876】
実施例17:(S)−3−(6−(4−(シクロブチルメチル)−5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)フェニル)チアゾール−2−イル)ピリミジン−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0877】
【化304】
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【0878】
工程aで、メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにエチル3−(6−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)ピリミジン−4−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(中間体15)を、4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体4/2)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ ppm 12.34(s,1H),9.22(d,J=9.2Hz,1H),9.14(s,1H),8.11(d,J=7.8Hz,1H),7.98(s,1H),7.76(d,J=7.8Hz,1H),4.22−4.16(m,1H),3.11(s,2H),2.70−2.60(m,3H),1.97−1.90(m,2H),1.75−1.65(m,2H),1.57−1.50(m,2H),1.26(d,J=6.8Hz,3H),1.19(s,6H)。MS(ESI):m/z 651.1[M+H]
+。
【0879】
実施例17/1:(S)−3−(6−(4−(シクロブチルメチル)−5−(8−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)イソキノリン−5−イル)チアゾール−2−イル)ピリミジン−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0880】
【化305】
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【0881】
工程aで、メチル3−(5−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノエートの代わりにエチル3−(6−(4−(シクロブチルメチル)チアゾール−2−イル)ピリミジン−4−イル)−2,2−ジメチルプロパノエート(中間体15)を、4−ブロモ−N−(tert−ブチル)−2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−5−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)イソキノリン−8−スルホンアミド(中間体4/16)を用いて、実施例3の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ ppm 10.31(s,1H),9.14(s,1H),8.72(d,J=6.0Hz,1H),8.43(d,J=7.4Hz,1H),8.08−8.03(m,2H),7.84(d,J=7.4Hz,1H),7.72(d,J=6.0Hz,1H),4.04(s,1H),3.22(s,2H),2.68−2.61(m,3H),1.94−1.90(m,2H),1.77−1.61(m,2H),1.47−1.40(m,2H),1.37−1.31(m,9H)。MS(ESI):m/z 634.1[M+H]
+。
【0882】
実施例18:(S)−3−(4−(シクロブチルメチル)−5−(2,3−ジクロロ−4−(N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−[2,5’−ビチアゾール]−2’−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0883】
【化306】
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【0884】
工程eでメチル2,2−ジメチル−3−(3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)プロパノエートの代わりにエチル2,2−ジメチル−3−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)チアゾール−2−イル)プロパノエート(中間体12)を用いて、実施例15の合成について記載したように表題化合物を調製した。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):δ ppm 8.10−8.06(m,2H),7.44(d,J=8.5Hz,1H),5.40(d,J=9.5Hz,1H),4.11−4.07(m,1H),3.35(s,2H),2.66−2.60(m,3H),1.98−1.95(m,2H),1.81−1.69(m,2H),1.55−1.51(m,2H),1.42(d,J=7.0Hz,3H),1.36(s,6H)。MS(ESI):m/z 656.1[M+H]
+。
【0885】
実施例19〜24の化合物は、下記の手順により製造することができる。
【0886】
実施例19
(S)−2−(4−(4−((4,4−ジフルオロ−2−メチルピロリジン−1−イル)メチル)−2−(5−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)チアゾール−5−イル)−3−(ジフルオロメチル)フェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール
【0887】
【化307】
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【0888】
工程aで(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドの代わりに2−(4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)フェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(中間体11)を、工程cで3,3−ジフルオロピペリジンの代わりに(S)−4,4−ジフルオロ−2−メチルピロリジン塩酸塩(中間体16、カップリング前にTEAで塩を遊離塩基に変換することができ)を用いて、実施例6に記載したように表題化合物を調製することができる。
【0889】
実施例20:工程a
(S)−4−((4,4−ジフルオロ−2−メチルピロリジン−1−イル)メチル)−5−(2−(ジフルオロメチル)−4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)チアゾール−2−カルボヒドラジド
【0890】
【化308】
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【0891】
工程aで(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドの代わりに2−(4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)フェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(中間体11)を、工程cで3,3−ジフルオロピペリジンの代わりに(S)−4,4−ジフルオロ−2−メチルピロリジン塩酸塩(中間体16、カップリング前にTEAで塩を遊離塩基に変換することができ)を用いて、実施例6(工程a〜d)に記載したように表題化合物を調製することができる。
【0892】
実施例20
(S)−3−(5−(4−((4,4−ジフルオロ−2−メチルピロリジン−1−イル)メチル)−5−(2−(ジフルオロメチル)−4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0893】
【化309】
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【0894】
工程aで、(S)−2,3−ジクロロ−4−(4−((3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル)−2−(ヒドラジンカルボニル)チアゾール−5−イル)−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−((4,4−ジフルオロ−2−メチルピロリジン−1−イル)メチル)−5−(2−(ジフルオロメチル)−4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)チアゾール−2−カルボヒドラジド(実施例20、工程a)を用いて、実施例7に記載したように表題化合物を調製することができる。
【0895】
実施例21
(S)−3−(3−(4−((4,4−ジフルオロ−2−メチルピロリジン−1−イル)メチル)−5−(2−(ジフルオロメチル)−4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0896】
【化310】
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【0897】
工程aで(S)−4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドの代わりに2−(4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)フェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(中間体11)を、工程cで3,3−ジフルオロピペリジンの代わりに(S)−4,4−ジフルオロ−2−メチルピロリジン塩酸塩(中間体16、カップリング前にTEAで塩を遊離塩基に変換することができる)を用いて、実施例12に記載したように表題化合物を調製することができる。
【0898】
実施例22:工程a
2−(4−ブロモ−3−メチルフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール
【0899】
【化311】
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【0900】
工程bで1−ブロモ−2−(ジフルオロメチル)−4−ヨードベンゼンの代わりに1−ブロモ−4−ヨード−2−メチルベンゼンを用いて、中間体11に記載したように表題化合物を調製することができる。
【0901】
実施例22
(S)−2−(4−(4−((4,4−ジフルオロ−2−メチルピロリジン−1−イル)メチル)−2−(5−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)チアゾール−5−イル)−3−メチルフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール
【0902】
【化312】
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【0903】
工程aで(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドの代わりに2−(4−ブロモ−3−メチルフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(実施例22、工程a)を、工程cで3,3−ジフルオロピペリジンの代わりに(S)−4,4−ジフルオロ−2−メチルピロリジン塩酸塩(中間体16、カップリング前にTEAで塩を遊離塩基に変換することができる)を用いて、実施例6に記載したように表題化合物を調製することができる。
【0904】
実施例23:工程a
(S)−4−((4,4−ジフルオロ−2−メチルピロリジン−1−イル)メチル)−5−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−メチルフェニル)チアゾール−2−カルボヒドラジド
【0905】
【化313】
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【0906】
工程aで(S)−4−ブロモ−2,3−ジクロロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドの代わりに2−(4−ブロモ−3−メチルフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(実施例22、工程a)を、工程cで3,3−ジフルオロピペリジンの代わりに(S)−4,4−ジフルオロ−2−メチルピロリジン塩酸塩(中間体16、カップリング前にTEAで塩を遊離塩基に変換することができる)を用いて、実施例6(工程a〜d)に記載したように表題化合物を調製することができる。
【0907】
実施例23
(S)−3−(5−(4−((4,4−ジフルオロ−2−メチルピロリジン−1−イル)メチル)−5−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−メチルフェニル)チアゾール−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0908】
【化314】
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【0909】
工程aで、(S)−2,3−ジクロロ−4−(4−((3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル)−2−(ヒドラジンカルボニル)チアゾール−5−イル)−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドの代わりに(S)−4−((4,4−ジフルオロ−2−メチルピロリジン−1−イル)メチル)−5−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−メチルフェニル)チアゾール−2−カルボヒドラジド(実施例23、工程a)を用いて、実施例7に記載したように表題化合物を調製することができる。
【0910】
実施例24
(S)−3−(3−(4−((4,4−ジフルオロ−2−メチルピロリジン−1−イル)メチル)−5−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−メチルフェニル)チアゾール−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸
【0911】
【化315】
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【0912】
工程aで(S)−4−ブロモ−3−(ジフルオロメチル)−2−フルオロ−N−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドの代わりに2−(4−ブロモ−3−メチルフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(実施例22、工程a)を、工程cで3,3−ジフルオロピペリジンの代わりに(S)−4,4−ジフルオロ−2−メチルピロリジン塩酸塩(中間体16、カップリング前にTEAで塩を遊離塩基に変換することができる)を用いて、実施例12に記載したように表題化合物を調製することができる。
【0913】
インビトロでの生物学的データ
ThermoFluor(登録商標)アッセイ
ThermoFluorは、タンパク質熱安定性に対するリガンドの効果を測定することにより、リガンド結合親和性を推定する蛍光ベースのアッセイである(Pantoliano,M.W.,Petrella,E. C.,Kwasnoski,J.D.,Lobanov,V.S.,Myslik,J.,Graf,E.,Carver,T.,Asel,E.,Springer,B. A.,Lane,P.,and Salemme,F. R.(2001)High−density miniaturized thermal shift assays as a general strategy for drug discovery.J Biomol Screen 6,429〜40、及びMatulis,D.,Kranz,J.K.,Salemme,F.R.,and Todd,M.J.(2005)Thermodynamic stability of carbonic anhydrase:measurements of binding affinity and stoichiometry using ThermoFluor.Biochemistry 44,5258〜66)。この手法は広範な系に適用することができ、かつ平衡結合定数(K
D)による理論的な解釈に基づく厳密なものである。
【0914】
ThermoFluor(登録商標)試験では、温度を低速で上昇させたときの、タンパク質の安定性をモニターするが、その際、平衡結合するリガンドにより、アンフォールディング変性温度(T
m)の中点がより高温にシフトする。ΔT
mとして記載する、融点のシフトは、リガンドの濃度及び親和性に比例する。化合物の効力は、一定の化合物濃度でのΔTm値の、又は用量反応曲線から推定されるKD値のいずれかのランク付けとして比較することもできる。
【0915】
RORγt ThermoFluor(登録商標)アッセイの構築
ThermoFluor(登録商標)アッセイで使用するRORγt構築物について、ヌクレオチド配列は、ヒトRORγtの転写物変異体2(NCBIアクセッション:NM_001001523.1(配列番号1)の参照配列に基づいていた。pET大腸菌(E.coli)発現ベクター(Accelagen社製、San Diego)を改変したpHIS1ベクターに、野生型ヒトRORγtリガンド結合ドメイン(RORγt LBD)をコードするヌクレオチド850−1635(配列番号2)をクローニングした。pHIS1ベクターは、N末端にインフレームでHis−tagを有し、クローニングした挿入配列の上流にTurboTEVプロテアーゼ切断部位(ENLYFQG、配列番号3)を有する。Thermofluorアッセイで使用したRORγt構築物のアミノ酸配列を、配列番号4として示す。
【0916】
3−Dimensional Pharmaceuticals,inc.社を傘下に入れることにより所有することとなった、Janssen Research and Discovery,L.L.C.社所有の装置を使用し、ThermoFluor(登録商標)試験を実施した。1,8−ANS(Invitrogen)を蛍光染料として使用した。タンパク質及び化合物の溶液を384ウェルポリプロピレン製黒色PCRマイクロプレート(Abgene社製)に分注し、シリコーン油(1μL、Fluka社製、DC200タイプ)を積層し、蒸発を防いだ。
【0917】
バーコードを付与したアッセイプレートを、自動装置を用いて、一定温度に制御したPCRタイプのサーマルブロックに搭載し、次に、全ての実験において、通常1℃/分のランプ速度で加熱した。ファイバーオプティックスを介して供給され、バンドパスフィルター(380〜400nm、>6ODのカットオフ)でフィルターしたUVライト(Hamamatsu社製、LC6)による連続的な照明により蛍光を測定した。384ウェルプレート全体の蛍光発光は、500±25nm検出用フィルターを設置したCCDカメラ(Sensys,Roper Scientific社製)を用いて光強度を測定することによって検出し、これにより、384ウェル全てを同時に、かつ独立に読み取りした。各温度でイメージを収集し、アッセイプレートの所定の領域における、温度に対するピクセル強度の合計を記録した。参照ウェルには、化合物を添加せずにRORγtを添加した。アッセイ条件は以下の通りとした:
0.065mg/mL RORγt
60μM 1,8−ANS
100mM Hepes(pH7.0)
10mM NaCl
2.5mM GSH
0.002% Tween−20
【0918】
対象化合物をpre−dosed mother plate(Greiner Bio−one社製)に配置した。このとき、化合物は、10mMの高濃度から開始し、一連の12カラムにわたって100% DMSOにより1:2で連続希釈した(カラム12は、化合物を含有せず、DMSOを含有する参照ウェルとした)。Hummingbirdキャピラリー液体処理装置(Digilab社製)を用いて、アッセイプレートに直接、自動操作により化合物を分注した(1x=46nL)。化合物を分注した後、タンパク質及び色素を含むバッファーを添加して最終アッセイ量を3μLとし、続いて1μLのシリコーン油を添加した。
【0919】
上記(Matulis,D.,Kranz,J.K.,Salemme,F.R.,and Todd,M.J.(2005)Thermodynamic stability of carbonic anhydrase:measurements of binding affinity and stoichiometry using ThermoFluor(登録商標).Biochemistry 44,5258〜66)したように、タンパク質のアンフォールディングに関する以下の熱力学的パラメータを用い、結合親和性を推定した。
参照RORγt T
m:47.8℃
ΔH
(Tm)=115kcal/mol
ΔC
p(Tm)=3kcal/mol
【0920】
細胞ベースの生物学的データ
RORγt(ヒト全長型)レポーターアッセイ:
3つの類似するレポーターアッセイプロトコル(以下に示す)を用いて、全長ヒトRORγtにより誘導される転写活性化に対する、RORγt調節化合物の機能的活性を試験した。この3つはいずれも、同様のデータを提供し、交換可能に使用することができる。
【0921】
条件A
このアッセイで用いる細胞を、以下の3種の異なるプラスミドで一過的に同時導入した。1種は、CMVプロモーターの制御下でGAL4−DNA結合ドメイン(DBD)−RORγt融合タンパク質を発現するプラスミド(pCMV−BD(Stratagene社製#211342)中、NH2−Gal4−DBD:RORC−COOH)であり、2種は、GAL4プロモーターの制御下でホタルルシフェラーゼレポーター(pFR−Luc 2x GAL4)を発現し、及びCMVプロモーターの制御下でウミシイタケルシフェラーゼレポーター(pRL−CMV、Promega #E2261)を発現する、レポータープラスミドである。ヒトRORγtの完全長のコード配列、すなわち、ヒトRORγt、転写物変異体2、NCBIアクセッション:NM_001001523.1(配列番号1)のヌクレオチド142−1635を用いた。96ウェルプレートに入れたMEM培地(8.6% FBS)に、1ウェルあたり35000個のHEK293T細胞を播種した。18〜22時間インキュベート後、170.5ng総DNA/ウェルでPEI溶液[ウェルあたり、50ngのpCMV−BD−ROR+20ngのpFR−Lucレポーター、及び0.5ngのpRL−CMVレポーター+100ngのCarrier DNA(Clontech社製#630440)]を用いて、遺伝子導入を実施した。遺伝子導入の4〜6時間後、細胞を、FBS 1.1%及びDMSO 0.1%(最終濃度)を添加した培地中で、化合物で一晩処理した。一晩(16〜20時間)インキュベートした後、培地を除去し、細胞を20μLの1x Passive Lysis Buffer(Promega社製)により10〜15分溶解した。75μL/ウェルホタルルシフェラーゼバッファー、続いて75μL/ウェルウミシイタケルシフェラーゼバッファーの添加後、BMG LUMIstar OPTIMAプレートリーダーを用いて蛍光を測定した。RORγt活性に対する化合物の影響度を算出するため、ホタルの値を、DMSOのみの場合の値と、飽和濃度の参照化合物の値と、に対して正規化し、更にはウミシイタケのシグナルに対して正規化した。最終的なウミシイタケの正規化データを化合物濃度に対してプロットすることによりIC50を求め、DMSOの対照と比較して阻害率を算出した。
【0922】
条件B
このアッセイで用いる細胞を、以下の3種の異なるプラスミドで一過的に同時導入した。1種は、CMVプロモーターの制御下でGAL4−DNA結合ドメイン(DBD)−RORγt融合タンパク質を発現するプラスミド(pCMV−BD(Stratagene社製#211342)中、NH2−Gal4−DBD:RORC−COOH)であり、2種は、GAL4プロモーターの制御下でホタルルシフェラーゼレポーター(pFR−Luc 2x GAL4)を発現し、及びCMVプロモーター制御下でウミシイタケルシフェラーゼレポーター(pRL−CMV、Promega #E2261)を発現する、レポータープラスミドである。ヒトRORγtの完全長のコード配列、すなわち、ヒトRORγt、転写物変異体2、NCBIアクセッション:NM_001001523.1(配列番号1)のヌクレオチド142−1635を用いた。96ウェルプレートに入れたDMEM培地(10% FBS)に、1ウェルあたり35000個のHEK293T細胞を播種した。18〜22時間インキュベート後、170.5ngの総DNA/ウェルでPEI溶液[ウェルあたり、50ngのpCMV−BD−ROR+20ngのpFR−Lucレポーター、及び0.5ngのpRL−CMVレポーター+100ngのCarrier DNA(Clontech社製#630440)]を用いて、遺伝子導入を実施した。遺伝子導入の4〜6時間後、細胞を、FBS 1.3%及びDMSO 0.1%(最終濃度)を添加した培地中で、化合物で一晩処理した。一晩(16〜20時間)インキュベートした後、培地を除去し、細胞を50μLのGlo Lysis Buffer(Promega社製)により10〜15分溶解し、続いて50μLのDual Glo試薬(Promega社製)で、室温で10分間インキュベートした。ホタルルシフェラーゼの蛍光を、BMG Pherastarプレートリーダーを用いて測定した。各ウェルに、50μLのStop及びGlo試薬を添加し、室温で10分間インキュベートした。ウミシイタケルシフェラーゼの蛍光を、BMG Pherastarプレートリーダーを用いて測定した。RORγt活性に対する化合物の影響度を算出するため、ホタルの値を、DMSOのみの場合の値と、飽和濃度の参照化合物の値と、に対して正規化し、更にはウミシイタケのシグナルに対して正規化した。最終的なウミシイタケの正規化データを化合物濃度に対しプロットすることによりIC50を求め、DMSOの対照と比較して阻害率を算出した。
【0923】
条件C
このアッセイで用いる細胞を、以下の3種の異なるプラスミドで一過的に同時導入した。1種は、CMVプロモーターの制御下でGAL4−DNA結合ドメイン(DBD)−RORγt融合タンパク質を発現するプラスミド(pCMV−BD(Stratagene社製#211342)中、NH2−Gal4−DBD:RORC−COOH)を発現し、2種は、GAL4プロモーター制御下でホタルルシフェラーゼレポーター(pFR−Luc 2x GAL4)を発現し、及びCMVプロモーター制御下でウミシイタケルシフェラーゼレポーター(pRL−CMV、Promega #E2261)を発現する、レポータープラスミドである。ヒトRORγtの完全長のコード配列、すなわち、ヒトRORγt、転写物変異体2、NCBIアクセッション:NM_001001523.1(配列番号1)のヌクレオチド142−1635を用いた。384ウェルプレートに入れたDMEM培地(10% FBS)に、1ウェルあたり8750個のHEK293T細胞を播種した。18〜22時間インキュベート後、42.6ngの総DNA/ウェルでPEI溶液[ウェルあたり、12.5ngのpCMV−BD−ROR+5ngのpFR−Lucレポーター、及び0.125ngのpRL−CMVレポーター+25ngのCarrier DNA(Clontech社製#630440)]を用いて、遺伝子導入を実施した。遺伝子導入の4〜6時間後、細胞を、FBS 1.3%及びDMSO 0.1%(最終濃度)を添加した培地中で、化合物で一晩処理した。一晩(16〜20時間)インキュベートした後、培地を除去し、細胞を20μLのGlo Lysis Buffer(Promega社製)により10〜15分溶解し、続いて20μLのDual Glo試薬(Promega社製)で、室温で10分間インキュベートした。ホタルルシフェラーゼの蛍光を、BMG Pherastarプレートリーダーを用いて測定した。各ウェルに、20μLのStop及びGlo試薬を添加し、室温で10分間インキュベートした。ウミシイタケルシフェラーゼの蛍光を、BMG Pherastarプレートリーダーを用いて測定した。RORγt活性に対する化合物の影響度を算出するため、ホタルの値を、DMSOのみの場合の値と、飽和濃度の参照化合物の値と、に対して正規化し、更にはウミシイタケのシグナルに対して正規化した。最終的なウミシイタケの正規化データを化合物濃度に対しプロットすることによりIC50を求め、DMSOの対照と比較して阻害率を算出した。
【0924】
ヒトTh17アッセイ
ヒトTh17アッセイでは、Th17の分化に望ましい条件下、RORγt制御化合物がCD4 T細胞によるIL−17産生に対して及ぼす影響を試験する。CD4
+ T細胞単離キットIIを使用し、製造元(Miltenyi Biotec社)の使用説明書に従い、健常なドナーの末梢血単核球(PBMC)から全CD4
+ T細胞を単離した。10%のウシ胎児血清、ペニシリン、ストレプトマイシン、グルタミン酸塩、及びβ−メルカプトエタノールを加えたRPMI−1640培地中に細胞を再懸濁し、1ウェルあたり1.5×10
5/100μLで96ウェルプレートに添加した。DMSOの最終濃度を0.2%として、DMSO中、滴定濃度の50μLの化合物を、各ウェルに添加した。細胞を1時間インキュベートした後、50μLのTh17細胞分化培地を各ウェルに加えた。分化培地中の抗体及びサイトカイン(R&D Systems社製)の最終濃度は以下の通りとした:3×10
6/mLの抗CD3/CD28ビーズ(ヒトT細胞活性化/増殖キット(Miltenyi Biotec社製)を用いて調製)、10μg/mLの抗IL4、10μg/mLの抗IFNγ、10ng/mLのIL1β、10ng/mLのIL23、50ng/mLのIL6、3ng/mLのTGFβ、及び20U/mLのIL2。細胞を37℃及び5% CO
2で3日間培養した。上清を回収し、MULTI−SPOT(登録商標)Cytokine Plateを用い、製造元(Meso Scale Discovery社)の使用説明書に従い、培地中に蓄積したIL−17を測定した。Sector Imager 6000を使用してプレートを読み取り、標準曲線からIL−17濃度を推定した。GraphPadによりIC50を求めた。
【0925】
【表2-1】
[この文献は図面を表示できません]
【0926】
【表2-2】
[この文献は図面を表示できません]
【0927】
表1に示す全てのデータは、1つのデータポイントの値、又は2つ以上のデータポイントの平均値のいずれかである。
【0928】
ND:値は決定されていない。
*2μMの化合物濃度での%阻害を示し、
**0.67μMの化合物濃度での%阻害を示し、
***0.5μMの化合物濃度での%阻害を示し、
****0.22μMの化合物濃度での%阻害を示し、
*****0.19μMの化合物濃度での%阻害を示し、
******0.17μMの化合物濃度での%阻害を示し。
【0929】
上記の明細書は説明を目的として与えられる実施例と共に本発明の原理を教示するものであるが、本発明の実施には、以下の特許請求の範囲及びその均等物の範囲に含まれるすべての通常の変形例、適合例及び/又は改変例が包含される点は理解されるであろう。
【0930】
引用した全ての文献は、参照により本明細書に援用される。