(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、一実施形態を説明する。
なお、添付図面は、理解を容易にするために構成要素を拡大して示している場合がある。構成要素の寸法比率は実際のものと、または別の図面中のものと異なる場合がある。また、一部の図面において、他の図面にて示す符号を省略する場合がある。
【0009】
なお、本明細書において、「平面視」とは、対象物を
図1(b)の鉛直方向(図面上下方向)から視ることを言い、「平面形状」とは、対象物を
図1(b)の鉛直方向から視た形状のことを言う。
【0010】
図1(a)及び
図1(b)に示すように、光半導体装置1は、ベース10と、ベース10の上部に固定されたウインドガラス40と、ベース10に接続された配線基板50とを有している。なお、
図1(a)では、ウインドガラス40が2点鎖線にて示されている。
【0011】
図2(a)に示すように、ベース10には、配線基板50の先端部51が固定されている。また、ベース10には、内部にサブマウント21が固定されている。サブマウント21は、直方体状に形成されている。サブマウント21の材料としては、高い熱伝導性を有する材料、例えば銅(Cu)を用いることができる。
【0012】
サブマウント21の上面21aには、発光素子22が実装されている。発光素子22としては、例えば垂直共振器面発光型レーザ(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser)等の半導体レーザを用いることができる。発光素子22は、その発光面を上側に向けてサブマウント21に実装されている。そして、発光素子22は、導電性を有する接続部材(図示略)により、サブマウント21に接続されている。接続部材としては、例えば、はんだ、導電性ペースト、導電性樹脂、等を用いることができる。なお、発光素子22としてレーザダイオード(LD:laser Diode)が用いられてもよい。
【0013】
また、サブマウント21の上面21aには、受光素子23が実装されている。受光素子23としては、例えばフォトダイオード(PD:Photo Diode)を用いることができる。受光素子23は、その受光面を上側に向けてサブマウント21に実装されている。受光素子23は、例えば発光素子22と同様に、導電性を有する接続部材(図示略)により、サブマウント21に接続されている。
【0014】
受光素子23は、発光素子22をモニタするために設けられている。発光素子22から出射される光は、
図1(b)に示すウインドガラス40を透過する。このとき、発光素子22から出射された光の一部は、ウインドガラス40で反射されて受光素子23に入射する。このようにして、発光素子22から出射される光が受光素子23によってモニタされる。
【0015】
発光素子22は、ボンディングワイヤ31,32を介して配線基板50のパッド52,53に接続されている。受光素子23は、ボンディングワイヤ33,34を介して配線基板50のパッド54,55に接続されている。
【0016】
ベース10について詳述する。
図3(a)及び
図3(b)に示すように、ベース10は、底部11、側壁部12、フランジ部13を有している。
【0017】
底部11は、平面形状が略円形状に形成されている。側壁部12は、底部11の外周端から立設されている。側壁部12は、平面視において、略円形状であって一部が開口した形状、例えばC字状に形成されている。その開口部は、
図2(a)に示すように、配線基板50の先端部51がベース10内に挿入される挿入口12aとして機能する。
【0018】
図3(a)及び
図3(b)に示すように、フランジ部13は、側壁部12の上端からベース10の外側に向かって延びるように形成されている。フランジ部13は、側壁部12と同様に、平面視において、略円形状であって一部が開口した形状、例えばC字状に形成されている。フランジ部13の上面には、
図1(b)に示すウインドガラス40が取着される。ウインドガラス40は、例えばエポキシ系の接着剤によりフランジ部13の上面13aに固定される。
【0019】
図1(b)に示すように、ベース10は、底部11に対してフランジ部13が所定の角度にて傾いている。つまり、ベース10は、底部11とフランジ部13の成す角度が所定の値(例えば、17度)となるように形成されている。
【0020】
図3(a)及び
図3(b)に示すように、底部11は、基板固定部(第2固定部)14とマウント固定部(第1固定部)15とを有している。
基板固定部14は、ベース10の内部において側壁部12の挿入口12a側にあって、略半円状に形成され、ベース10の中央部において、矩形状に凹設されている。言い換えると、基板固定部14は、平面視において、挿入口12aから側壁部12に沿って周方向の両側に延びる、例えばU字状に形成されている。
【0021】
マウント固定部15は、ベース10の内部において側壁部12の挿入口12aとは反対側にあって、略半円状に形成されるとともに、基板固定部14の凹設された矩形状の部分を有している。言い換えると、マウント固定部15は、平面視において、ベース10の中央部において挿入口12aからその挿入口の反対側に向かって延びるとともに、側壁部12に沿って周方向の両側に延びる、例えばT字状に形成されている。
【0022】
そして、ベース10は、基板固定部14の上面14aが、マウント固定部15の上面15aと異なる高さとなるように形成されている。
図3(a)に示すように、基板固定部14の上面14aは、マウント固定部15の上面15aよりも高く位置している。そして、このような基板固定部14とマウント固定部15とにより、
図3(b)に示すように、底部11の裏面において凸部16が形成されている。
【0023】
ベース10の材料としては、放熱性に優れた材料を用いることができる。また、ベース10の材料として、加工性の良い材料が好ましい。ベース10は、例えば、プレス装置による絞り加工によって形成される。これらに対応する材料として、例えば、銅(Cu)、Cuを主成分とした合金、等を用いることができる。なお、ベース10の材料として、例えば鉄−ニッケル(Fe−Ni)又はFe−Niをベースにした合金が用いられてもよい。
【0024】
図2(a)に示すように、配線基板50の先端部51は、ベース10の基板固定部14の上面14aと、図示しない接続材により接続されている。接続材として例えば、はんだ、導電性を有する樹脂よりなる接着剤、等を用いることができる。
図2(b)に示すように、マウント固定部15の上面15aには、サブマウント21が、図示しない接続材により接続されている。接続材として例えば、はんだ、熱伝導性の良い樹脂よりなる接着剤、等を用いることができる。
【0025】
図2(a)に示すように、配線基板50の先端部51には、その先端部51から基端部61(図○参照)に向かって切り欠き部62が形成され、その切り欠き部62によって、一対の端子部63,64が形成されている。端子部63,64は互いに並行に延びるように形成されている。また、端子部63,64は、サブマウント21を挟むように、互いに離間している。端子部63の上面には、パッド52,54が形成され、端子部64の上面には、それぞれパッド53,55が形成されている。パッド52,53は、ボンディングワイヤ31,32を介して発光素子22に接続されている。ボンディングワイヤ31,32の材料としては、金(Au)、Cu、アルミニウム(Al)、等を用いることができる。パッド54,55は、ボンディングワイヤ33,34を介して受光素子23に接続されている。ボンディングワイヤ33,34の材料としては、金(Au)、Cu、アルミニウム(Al)、等を用いることができる。
【0026】
図2(b)に示すように、ベース10に接着された配線基板50の先端部51において、その先端部51の上面51aは、発光素子22の上面22aと同一の平面上に位置している。つまり、先端部51の上面51aと発光素子22の上面22aとが同一の高さに設定されている。言い換えれば、ベース10の底部11(基板固定部14、マウント固定部15)とサブマウント21の厚さは、先端部51の上面51aと発光素子22の上面22aと同一の高さとするように、それらの形状が設定されている。
【0027】
このように先端部51と発光素子22が配置されることにより、互いを接続するボンディングワイヤ31,32(
図2(a)参照)の長さを短くすることができる。これは、先端部51の上面51aと発光素子22の上面22aの高さが互いに異なる場合、その高さの差の分、互いを接続するボンディングワイヤ31,32の長さが長くなるからである。
【0028】
図2(a)に示すように、発光素子22に接続されるパッド52,53は、サブマウント21を挟む端子部63,64において、サブマウント21側の端部に形成されている。つまり、発光素子22に接続されるパッド52,53は、その発光素子22が実装されたサブマウント21に隣接した位置に配置されている。このように配置されたパッド52,53により、発光素子22とパッド52,53とを互いに接続するボンディングワイヤ31,32の長さを短くすることができる。
【0029】
図4(a)及び
図4(b)に示す配線基板50は、例えば可撓性を有するフレキシブル基板である。
図4(a)に示すように、配線基板50は、基材71を有している。基材71は、基端部61(図において左端部)の幅(図において上下方向の長さ)が、先端部51(図において右端部)の幅よりも広くなるように、略中央部において拡幅されている。基材71の材料としては、例えば、ポリイミド樹脂やポリエステル樹脂等の樹脂、液晶ポリマ、等を用いたフレキシブルなフィルム状基板を用いることができる。
【0030】
基材71の上面には、配線層が形成されている。本実施形態において、配線層は、パッド52〜54と、基端部61の接続端子81a〜86aと、配線パターン91a〜94aを含む。配線パターン91aは、パッド52と接続端子83aとを接続する。同様に、配線パターン92a,93a,94aは、パッド53,54,55と接続端子84a,81a,86aを接続する。パッド52〜55,接続端子81a〜86a、配線パターン91a〜94aの材料としては、銅(Cu)又は銅合金を用いることができる。
【0031】
また、基材71の上面には、基材71の上面を被覆し、配線層の一部を露出するように形成された保護層72aが形成されている。本実施形態において、保護層72aは、パッド52〜55と、接続端子81a〜86aを部分的に露出し、配線パターン91a〜94aを被覆するように形成されている。保護層72aの材料としては、例えば、感光性のエポキシ系絶縁樹脂やアクリル系絶縁樹脂等を用いることができる。
【0032】
保護層72aから露出する配線層の表面、つまりパッド52〜54と接続端子81a〜86aの一部の表面にはめっき層が形成されている。めっき層は、例えば、ニッケル(Ni)層/金(Au)層(Ni層とAu層をこの順番で積層した金属層)である。なお、めっき層として、Au層、Ni層/パラジウム(Pd)層/Au層などとすることができる。これらAu層、Ni層、Pd層としては、例えば、無電解めっき法により形成された金属層(無電解めっき金属層)を用いることができる。また、Au層はAu又はAu合金からなる金属層、Ni層はNi又はNi合金からなる金属層、Pd層はPd又はPd合金からなる金属層である。
【0033】
図4(b)に示すように、基材71の下面には、配線層が形成されている。本実施形態において、配線層は、基端部61の接続端子81b〜86bと、配線パターン91bを含む。配線パターン91bは、基材71の下面のほぼ全体を覆うプレーン状に形成されている。配線パターン91bは、接続端子82b,85bと接続されている。接続端子81a〜86b、配線パターン91bの材料としては、銅(Cu)又は銅合金を用いることができる。
【0034】
なお、本実施形態において、接続端子81b〜86bは、
図4(a)に示す接続端子81a〜86aと接続されている。例えば、接続端子81bは、基材71を貫通する貫通孔の内周面に形成された貫通配線(スルーホール)により、接続端子81aと接続されている。同様に、接続端子82b〜86bは接続端子82a〜86aと接続されている。
【0035】
また、基材71の下面には、基材71の下面を被覆し、配線層の一部を露出するように形成された保護層72bが形成されている。本実施形態において、保護層72bは、接続端子81b〜86bを部分的に露出するとともに、先端部51において配線パターン91bを露出するように形成されている。保護層72bの材料としては、例えば、感光性のエポキシ系絶縁樹脂やアクリル系絶縁樹脂等を用いることができる。なお、保護層72bから露出する配線パターン91bの部分は、配線基板50をベース10の基板固定部14(
図3(a)参照)に接続する接続部を構成する。
【0036】
保護層72bから露出する配線層の表面、つまり接続端子81a〜86aの一部の表面と、先端部51の配線パターン91bの表面にはめっき層が形成されている。めっき層は、例えば、ニッケル(Ni)層/金(Au)層(Ni層とAu層をこの順番で積層した金属層)である。なお、めっき層として、Au層、Ni層/パラジウム(Pd)層/Au層などとすることができる。これらAu層、Ni層、Pd層としては、例えば、無電解めっき法により形成された金属層(無電解めっき金属層)を用いることができる。また、Au層はAu又はAu合金からなる金属層、Ni層はNi又はNi合金からなる金属層、Pd層はPd又はPd合金からなる金属層である。なお、基材71の上面側のめっき層の材料(層構成)と、基材71の下面側のめっき層の材料(層構成)とを互いに異なるものとしてもよい。
【0037】
図4(a)に示すように、基材71の両側部(図において上下両側部)には、略矩形状の切り欠き部73a,73bが形成されている。その切り欠き部73a,73bの内側には、半円状の配線パターン87a,88aが形成されている。配線パターン87a,88aは、保護層72aから露出している。この配線パターン87a,88aの表面には、パッド52等と同様にめっき層が形成されている。
【0038】
また、
図4(b)に示すように、基材71の下面において、切り欠き部73a,73bの内側には、保護層72bによって配線パターン91bの一部を半円状に露出して配線パターン87b,88bが形成されている。配線パターン87b、88bの表面には、配線パターン91bと同様にめっき層が形成されている。配線パターン87b,88bは、接続端子81b〜86bと同様に、
図4(a)に示す配線パターン87a,87bと接続されている。
【0039】
切り欠き部73a,73bと配線パターン87a,88a,87b,88bは、例えば、配線基板50をハウジング等に固定する固定部として機能する。配線パターン87a,88a,87b,88bは、配線パターン91bをハウジングの所定電位(例えば接地電位)とするために利用される。
【0040】
ここで、上記の光半導体装置1と比較する比較例を説明する。
なお、比較例に含まれる部材のうち、本実施形態の光半導体装置1に含まれる部材と同様の部材については同じ符号を付して説明する。
【0041】
図6に示すように、比較例の光半導体装置100は、略円板状に形成された金属製のステム101と、ステム101を厚み方向に貫通する貫通孔内に封止材102a,102bによって封着されたリード103a,103bを有している。ステム101の上面にはサブマウント21が固定され、サブマウント21の上面に発光素子22が実装されている。発光素子22は、例えば面発光レーザである。発光素子22の電極は、ボンディングワイヤ104a,104bを介してリード103a,103bに接続されている。ステム101の下面には、配線基板105が接着されている。配線基板105は、例えばフレキシブル基板である。リード103a,103bは、配線基板105の貫通孔に挿入され、その配線基板105の配線層と接続されている。
【0042】
この比較例の光半導体装置100では、リード103a,103bの上端に対して、サブマウント21に実装された発光素子22の上面が高い。また、リード103a,103bを封止材102a,102bによってステム101に固定するため、リード103a,103bがサブマウント21から離れてしまう。このため、発光素子22をリード103a,103bに接続するボンディングワイヤ104a,104bが長い。また、この光半導体装置100では、配線基板105の配線層に対してリード103a,103bが直角をなすように接続されている。このような接続は、インピーダンスの不整合や発光素子22を駆動する信号の劣化等のように、特性の向上を阻害する要因となる。
【0043】
次に、本実施形態の光半導体装置1の作用を説明する。
図2(b)に示すように、本実施形態の光半導体装置1では、ベース10のマウント固定部15にサブマウント21が固定され、そのサブマウント21の上面21aに発光素子22が固定されている。また、ベース10の基板固定部14に配線基板50の先端部51が固定されている。そして、先端部51の上面51aと、発光素子22の上面22aとが同一の平面上に位置している。このため、発光素子22と配線基板50の先端部51に形成されたパッド52,53とを接続するボンディングワイヤ31,32(
図2(a)参照)の長さを比較例と比べて短くすることができる。
【0044】
図2(a)に示すように、配線基板50の先端部51は、サブマウント21に沿って延びる端子部63,64を有している。発光素子22と接続されるパッド52,53は、端子部63,64において、サブマウント21側の端部に形成されている。従って、発光素子22からパッド52,53までの距離が、比較例と比べて短い。このため、発光素子22とパッド52,53とを接続するボンディングワイヤ31,32の長さを比較例と比べて短くすることができる。
【0045】
図4(a)及び
図4(b)に示すように、配線基板50には、基材71の下面のプレーン状の配線パターン91bと、基材71の上面の配線パターン91a〜94aが形成されている。配線パターン91a〜94a及びプレーン状の配線パターン91bにより、発光素子22に対して信号を供給する伝送経路の特性インピーダンスを50Ωに容易に設定することができる。これにより、高速な電気信号の伝送に対応することが可能となり、大容量光通信(例えば、10Gbps以上)のアプリケーションに対応することができる。
【0046】
図5(a),
図5(b)は、本実施形態の光半導体装置1のSパラメータのシミュレーション結果(実線)と、上記比較例の光半導体装置のSパラメータのシミュレーション結果(破線)を示す。
図5(a)に示すように、SパラメータSDD11では、比較例の光半導体装置100と比べ、本実施形態の光半導体装置1における差動伝達の反射特性が向上している。また、
図5(b)に示すように、SパラメータSDD21では、比較例の光半導体装置100と比べ、本実施形態の光半導体装置1の損失特性が向上している。
【0047】
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)光半導体装置1では、比較例の光半導体装置100のように、リード103a,103bが配線基板105に対して直角をなすように接続されている部分が無い。この結果、電気信号の伝送路におけるインピーダンスの整合や特性の向上を図ることができる。
【0048】
(2)光半導体装置1では、ベース10のマウント固定部15にサブマウント21が固定され、そのサブマウント21の上面21aに発光素子22が固定されている。また、ベース10の基板固定部14に配線基板50の先端部51が固定されている。そして、先端部51の上面51aと、発光素子22の上面22aとが同一の平面上に位置している。このため、発光素子22と配線基板50の先端部51に形成されたパッド52,53とを接続するボンディングワイヤ31,32の長さを比較例と比べて短くすることができる。この結果、電気信号の伝達経路における損失を低減して特性の向上を図ることができる。
【0049】
(3)配線基板50の先端部51は、サブマウント21に沿って延びる端子部63,64を有している。発光素子22と接続されるパッド52,53は、端子部63,64において、サブマウント21側の端部に形成されている。従って、発光素子22からパッド52,53までの距離が、比較例と比べて短い。このため、発光素子22とパッド52,53とを接続するボンディングワイヤ31,32の長さを比較例と比べて短くすることができる。この結果、電気信号の伝達経路における損失を低減して特性の向上を図ることができる。
【0050】
(4)配線基板50には、基材71の下面のプレーン状の配線パターン91bと、基材71の上面の配線パターン91a〜94aが形成されている。配線パターン91a〜94a及びプレーン状の配線パターン91bにより、発光素子22に対して信号を供給する伝送経路の特性インピーダンスを50Ωに容易に設定することができる。この結果、電気信号の反射を低減して特性の向上を図ることができる。そして、高速な電気信号の伝送に対応することが可能となり、大容量光通信(例えば、10Gbps以上)のアプリケーションに対応することができる。
【0051】
尚、上記各実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・上記実施形態では、発光素子22と受光素子23とを1つのサブマウント21に実装したが、発光素子22と受光素子23とを別々のサブマウントに実装するようにしてもよい。
【0052】
・上記実施形態の発光素子22と受光素子23に換えて、受光素子23のみをサブマウントに実装するようにしてもよい。受光素子23としては、例えばフォトダイオードを用いることができる。この場合、ウインドガラス40を省略してもよい。
【0053】
・上記実施形態において、ベース10の形状を適宜変更してもよい。
例えば、ベース10の側壁部12の平面形状を略円形状としたが、六角形や八角形等の多角形状としてもよい。
【0054】
また、
図2(a)に示すように、フランジ部13の平面形状を略C字状としたが、側壁部12に挿入口12aが形成されていれば良く、フランジ部13を円環状としてもよい。