【実施例】
【0099】
以下に、本発明を実施例によって更に詳述するが本発明はこれによって限定されるものではない。尚、特に断らない限り、以下に記載する「%」は「質量%」を意味する。
【0100】
(実施例1)
反応器に下記平均組成式(6)で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン100質量部と、
【化7】
アリル尿素 11.3質量部、イソプロピルアルコール 50質量部を仕込み塩化白金酸0.5質量%のトルエン溶液0.1部を加えた後、溶剤の還流下に3時間反応させた。反応物を減圧下で加熱して溶剤を溜去し、ワックス状の下記オルガノポリシロキサンを収率96%で得た。このオルガノポリシロキサンのIR、
1H−NMRを測定し、下記平均組成式(7)で表される尿素基含有オルガノポリシロキサンであることを確認した。
【化8】
【0101】
IR:3346cm
−1 (N−H)、2962cm
−1(C−H)、
1650cm
−1(C=O)、1570cm
−1(N−H)、
1260cm
−1(Si−CH
3)、1100〜1020cm
−1(Si−O)
1H−NMR(CDCl
3):0ppm(s、72H,Si−CH
3)
0.5ppm(t、4H、Si−CH
2)、0.9ppm(t、3H、C−CH
3)
1.3ppm(m、4H,C−CH
2)、1.4ppm(m、2H,C−CH
2)
2.1ppm(m、2H、CH−N)
【0102】
(実施例2)
反応器に下記平均組成式(8)で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン100質量部と、
【化9】
アリル尿素 14.1質量部、イソプロピルアルコール50質量部を仕込み塩化白金酸0.5質量%のトルエン溶液0.1部を加えた後、溶剤の還流下に3時間反応させた。反応物を減圧下で加熱して溶剤を溜去し、粘ちょう液体の下記オルガノポリシロキサンを収率95%で得た。このオルガノポリシロキサンを実施例1と同様にIR,
1H−NMRを測定し、下記平均組成式(9)で表される尿素基含有オルガノポリシロキサンであることを確認した。
【化10】
【0103】
(実施例3)
反応器に下記平均組成式(10)で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン100質量部と、
【化11】
ビニル尿素 13.2質量部、イソプロピルアルコール50質量部を仕込み塩化白金酸0.5質量%のトルエン溶液0.1部を加えた後、溶剤の還流下に3時間反応させた。反応物を減圧下で加熱して溶剤を溜去し、粘ちょう液体の下記オルガノポリシロキサンを収率95%で得た。このオルガノポリシロキサンを実施例1と同様にIR,
1H−NMRを測定し、下記平均組成式(11)で表される尿素基含有オルガノポリシロキサンであることを確認した。
【化12】
【0104】
(実施例4)
反応器に下記平均組成式(12)で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン100質量部と、
【化13】
アリル尿素 8.3質量部、下記一般式で表される片末端にビニル基を有するオルガノポリシロキサン(13)70質量部、
【化14】
イソプロピルアルコール50質量部を仕込み塩化白金酸0.5質量%のトルエン溶液0.15部を加えた後、溶剤の還流下に3時間反応させた。反応物を減圧下で加熱して溶剤を溜去し、粘ちょう液体の下記オルガノポリシロキサンを収率94%で得た。このオルガノポリシロキサンを実施例1と同様にIR,
1H−NMRを測定し、下記平均組成式(14)で表される尿素基含有オルガノポリシロキサンであることを確認した。
【化15】
【0105】
(実施例5)
反応器に下記平均組成物(15)で表されるアミノ基含有オルガノポリシロキサン100質量部と、
【化16】
尿素14.3部を加えた後、130℃で3時間反応させた。残存アンモニアガスを減圧化で留去し、ワックス状の下記オルガノポリシロキサンを収率95%で得た。このオルガノポリシロキサンを実施例1と同様にIR,
1H−NMRを測定し、下記平均組成式(16)で表される尿素基含有オルガノポリシロキサンであることを確認した。
【化17】
【0106】
(実施例6,7、比較例1)
下記に示す調製方法に従い、表1に示す組成の乳化型クリームファンデーションを調製した。
【表1】
【0107】
(注1)信越化学工業(株)製:KSG−210
(注2)信越化学工業(株)製:KSG−15
(注3)信越化学工業(株)製:KF−6017
(注4)信越化学工業(株)製:KF−96A−6cs
(注5)信越化学工業(株)製:KMP−590
(注6)信越化学工業(株)製:KF−9909処理
【0108】
<化粧料の調製>
成分(1)〜(4)、(5)の一部、(6)〜(10)及び(18)(19)を攪拌し均一になるように混合した。これに別途成分(13)に均一溶解させた成分(11)及び(12)を穏やかに加え、乳化した。この乳化物に、成分(14)〜(17)、(5)の残部、及び(20)を加えて混合した。これを所定の容器に充填し、乳化型クリームファンデーションを調製した。得られた乳化型クリームファンデーションについて、以下の評価を行った。
【0109】
[使用性評価]
得られた乳化型クリームファンデーションについて、50名の女性の専門パネラーに、塗布時の延び(展延性)、べたつき感、仕上がりの色むら、化粧もち(持続性(塗布後8時間後評価))を、下記基準により評価し、評価結果の平均を取った。
【0110】
[2次付着防止効果]
専門パネルの額部に、乳化型クリームファンデーションを同様な操作によりそれぞれ塗布し、塗布後20分間経過した時点で、塗布部にティッシュペーパーを押し当て、化粧料の二次付着防止効果を下記基準により評価した。評価結果の平均を取った。
【0111】
【表2】
【0112】
得られた評価結果の平均点に基づき、結果を下記に基づいてまとめたものを表3に示す。
◎ :平均点が4.0点以上
○ :平均点が3.0点以上4.0点未満
△ :平均点が2.0点以上3.0点未満
× :平均点が2.0点未満
【0113】
【表3】
表3から明らかなように、本発明の化粧料(実施例6、7)は、比較例1に比べ、化粧もち、2次付着防止性の点で顕著に優れるだけでなく、使用性も良好である。
【0114】
(実施例8、9、比較例2)
表4に示す組成のリップスティックを調製した。
【表4】
(注1)信越化学工業(株)製:KP−561P
(注2)信越化学工業(株)製:KF−54
(注3)信越化学工業(株)製:KF−6105
【0115】
<化粧料の調製>
A:成分1〜12、15及び16を加熱し、均一に混合した。
B:加熱下、成分13及び14をAに加えて均一に混合し、気密性の高い所定の容器に充填して、リップスティックを得た。
【0116】
[使用性評価]
得られたリップスティックについて、50名の女性の専門パネラーに、塗布時の延び(展延性)、べたつき感、仕上がりの色むら、化粧もち(持続性(塗布後8時間後評価))を、上記実施例6、7と同様に評価し、評価結果の平均を取った。
【表5】
【0117】
以上のようにして得られたリップスティックは、べたつきや油っぽさがなく、にじみ等もなく、化粧もちもよいことが確認された。
【0118】
以下、化粧料の処方例を示す。以下において、「延び」、「化粧もち」について上記と同様の基準で評価し、ファンデーションについては2次付着防止性についても、上記と同様の基準で評価した。
【0119】
(実施例10)パウダーファンデーション
組成 質量(%)
1.シリコーン処理酸化チタン(注1) 12.0
2.シリコーン処理セリサイト(注1) 35.0
3.レシチン処理タルク 35.1
4.レシチン処理球状ナイロン粉末 5.0
5.シリコーン処理ベンガラ(注1) 0.4
6.シリコーン処理黄酸化鉄(注1) 2.0
7.シリコーン処理アンバー(注1) 0.4
8.シリコーン処理黒酸化鉄(注1) 0.1
9.実施例1のオルガノポリシロキサン 3.0
10.架橋型ジメチルポリシロキサン(注2) 4.0
11.トリオクタン酸グリセリル 1.5
12.シリコーンワックス(注3) 1.5
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KF−9909処理
(注2)信越化学工業(株)製:KSG−16
(注3)信越化学工業(株)製:KP−562P
【0120】
<化粧料の調製>
A:成分1〜8を混合して均一に粉砕した。
B:成分9〜12を均一混合した。
C:BをAに加えて均一にし、金型にプレス成型してパウダーファンデーションを得た。
【0121】
得られたパウダーファンデーションは、軽く延び、化粧持続性が良く、2次付着もなかった。
【0122】
(実施例11)パウダーファンデーション
組成 質量(%)
1.カプリリルシラン処理マイカ(注1) 40.0
2.シリコーン処理タルク(注2) 20.0
3.シリコーン処理酸化チタン(注2) 8.0
4.シリコーン処理微粒子酸化チタン(注2) 5.0
5.シリコーン処理硫酸バリウム(注2) 8.9
6.シリコーン処理ファンデーション顔料(注2) 7.0
7.フェニル変性ハイブリッドシリコーン複合粉体(注3) 2.0
8.ポリメチルシルセスキオキサン粉体(注4) 0.4
9.防腐剤 0.5
10.香料 0.2
11.実施例2のオルガノポリシロキサン 3.0
12.トリオクタン酸グリセリル 3.0
13.スクワラン 1.0
14.ワセリン 1.0
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:AES−3083処理
(注2)信越化学工業(株)製:KF−9909処理
(注3)信越化学工業(株)製:KSP−300
(注4)信越化学工業(株)製:KMP−590
【0123】
<化粧料の調製>
A:成分1〜9を混合して均一に粉砕した。
B:成分11〜14を均一混合し、Aに加えて均一にした。
C:Bに成分10を添加し、金型にプレス成型してパウダーファンデーションを得た。
【0124】
得られたパウダーファンデーションは、軽く延び、化粧持続性に優れ、2次付着もなかった。
【0125】
(実施例12)スティック状W/Oファンデーション
組成 質量(%)
1.セレシン 5.5
2.ステアリン酸イヌリン 2.0
3.ジオクタン酸ネオペンチルグリコール 7.0
4.トリエチルヘキサノイン 4.0
5.ジメチルポリシロキサン(6cs) 6.3
6.実施例5のオルガノポリシロキサン 3.0
7.架橋型ポリグリセリン変性シリコーン(注1) 4.0
8.アルキル変性分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(注2) 1.5
9.ポリメチルシルセスキオキサン粉体(注3) 1.0
10.シリコーン処理酸化チタン(注4) 9.0
11.シリコーン処理ファンデーション顔料(注5) 5.0
12.レシチン 0.2
13.ポリソルベート80 0.3
14.1,3−BG 4.0
15.防腐剤 0.5
16.香料 0.2
17.精製水 46.5
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KSG−710
(注2)信越化学工業(株)製:KF−6105
(注3)信越化学工業(株)製:KMP−590
(注4)信越化学工業(株)製:KF−9909処理
(注5)信越化学工業(株)製:KF−9909処理
【0126】
<化粧料の調製>
A:成分1〜9を加熱溶解して均一にした。
B:成分10〜13及び14の一部を混合し、ローラーで分散処理した。
C:成分14の残部、15及び17を均一溶解し、これをBに加えて、加熱下、均一分散させた。
D:加熱攪拌下、AにCを加えて乳化し、これに成分16を加えて、気密性の高い所定の容器に充填してスティック状W/Oファンデーションを得た。
【0127】
得られたスティック状W/Oファンデーションは、軽く延び、化粧持続性に優れ、2次付着もなかった。
【0128】
(実施例13)固形状油中多価アルコール乳化ホホ紅
組成 質量(%)
1.架橋型ポリグリセリン変性シリコーン(注1) 5.0
2.架橋型ジメチルポリシロキサン(注2) 5.0
3.デカメチルシクロペンタシロキサン 5.0
4.ジメチルポリシロキサン(6cs) 19.7
5.イソオクタン酸セチル 8.0
6.実施例1のオルガノポリシロキサン 5.0
7.ベヘニル変性アクリルシリコーン樹脂(注3) 3.0
8.パラフィンワックス(融点80℃) 9.0
9.ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 0.3
10.アクリルシリコーン処理粉体(注4) 25.0
11.防腐剤 0.5
12.香料 0.2
13.1,3−ブチレングリコール 14.3
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KSG−710
(注2)信越化学工業(株)製:KSG−15
(注3)信越化学工業(株)製:KP−562P
(注4)信越化学工業(株)製:KP−574処理
【0129】
<化粧料の調製>
A:成分1〜9及び12を80℃に加熱し、均一に混合した。
B:成分10をAに添加し、均一に分散した。
C:成分11、13を混合し、80℃に加熱後、Bに加えて乳化し、金皿に流し込んで冷却し、固形状ホホ紅を得た。
【0130】
以上のようにして得られた固形状油中多価アルコール乳化ホホ紅は、のび広がりが軽くて、べたつきや油っぽさもなかった。
【0131】
(実施例14)クリーム状口紅
組成 質量(%)
1.パルミチン酸/エチルヘキサン酸デキストリン(注1) 9.0
2.トリエチルヘキサノイン 9.0
3.実施例1のオルガノポリシロキサン 5.0
4.アルキル変性架橋型ジメチルポリシロキサン(注2) 8.0
5.アルキル変性分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(注3) 2.0
6.デカメチルシクロペンタシロキサン 36.0
7.1,3−ブチレングリコール 4.8
8.精製水 18.0
9.着色顔料 6.0
10.マイカ 2.0
11.香料 0.2
合計 100.0
(注1)千葉製粉(株)製:レオパールTT
(注2)信越化学工業(株)製:KSG−43
(注3)信越化学工業(株)製:KF−6105
【0132】
<化粧料の調製>
A:成分1、2の一部及び3〜6を加熱し、均一に混合した。
B:成分2の残部に、9を混合しローラーにて分散し、Aに添加して均一に混合した。
C:成分7、8を混合し加温、Bに加えて乳化した。
D:成分10、11をCに添加し、クリーム状口紅を得た。
【0133】
以上のようにして得られたクリーム状口紅は、のびが軽くて唇に伸ばしやすく、べたつきや油っぽさもなく、持ちもよかった。
【0134】
(実施例15)クリームアイシャドウ
組成 質量(%)
1.デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0
2.ジメチルポリシロキサン(6cs) 6.0
3.実施例5のオルガノポリシロキサン 3.0
4.分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注1) 1.5
5.アクリルシリコーン樹脂処理顔料(注2) 16.0
6.塩化ナトリウム 2.0
7.プロピレングリコール 7.5
8.防腐剤 0.5
9.精製水 48.5
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KF−6028P
(注2)信越化学工業(株)製:KP−574処理
【0135】
<化粧料の調製>
A:成分1〜4を混合し、成分5を加えて均一に混合、分散した。
B:成分6〜9を混合した。
C:BをAに添加して乳化し、クリームアイシャドウを得た。
【0136】
以上のようにして得られたクリームアイシャドウは、のび広がりが軽くて油っぽさや粉っぽさがなく、持ちもよかった。
【0137】
(実施例16)クリームアイシャドウ
組成 質量(%)
1.アクリルシリコーン樹脂溶解品(注1) 5.0
2.ステアリル変性アクリルシリコーン樹脂(注2) 2.0
3.分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注3) 1.5
4.デカメチルシクロペンタシロキサン 23.3
5.実施例3のオルガノポリシロキサン 5.0
6.ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 1.2
7.アクリルシリコーン樹脂処理顔料(注4) 20.0
8.球状ナイロン 3.0
9.タルク 4.0
10.エタノール 5.0
11.精製水 30.0
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KP−545
(注2)信越化学工業(株)製:KP−561P
(注3)信越化学工業(株)製:KF−6028P
(注4)信越化学工業(株)製:KP−574処理
【0138】
<化粧料の調製>
A:成分1〜6を混合し、成分7〜9を加えて均一に混合、分散した。
B:成分10〜11を混合した。
C:BをAに添加して乳化し、クリームアイシャドウを得た。
【0139】
以上のようにして得られたクリームアイシャドウは、のび広がりが軽くて油っぽさや粉っぽさがなく、みずみずしく、持ちも良かった。
【0140】
(実施例17)サンカット乳液
組成 質量(%)
1.架橋型ポリエーテル変性シリコーン(注1) 3.0
2.架橋型ジメチルポリシロキサン(注2) 2.0
3.分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注3) 1.0
4.実施例2のオルガノポリシロキサン 2.0
5.デカメチルシクロペンタシロキサン 6.0
6.イソノナン酸イソトリデシル 6.0
7.酸化チタン分散物(注4) 25.0
8.酸化亜鉛分散物(注5) 35.0
9.1,3−ブチレングリコール 2.0
10.クエン酸ナトリウム 0.2
11.塩化ナトリウム 0.5
12.精製水 17.3
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KSG−210
(注2)信越化学工業(株)製:KSG−15
(注3)信越化学工業(株)製:KF−6028P
(注4)信越化学工業(株)製:SPD−T5
(注5)信越化学工業(株)製:SPD−Z5
【0141】
<化粧料の調製>
A:成分1〜6を均一に混合した。
B:成分9〜12を混合した。
C:BをAに添加して乳化し、成分7及び8を加えてサンカット乳液を得た。
【0142】
以上のようにして得られたサンカット乳液は、のび広がりが軽く、べたつきや油っぽさがなく、耐汗性が良好であった。
【0143】
(実施例18)サンカットクリーム
組成 質量(%)
1.架橋型ポリエーテル変性シリコーン(注1) 3.0
2.架橋型ジメチルポリシロキサン(注2) 2.0
3.アルキル変性分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注3) 1.0
4.実施例1のオルガノポリシロキサン 5.0
5.デカメチルシクロペンタシロキサン 17.5
6.メトキシ桂皮酸オクチル 6.0
7.アクリルシリコーン樹脂溶解品(注4) 10.0
8.親油化処理微粒子酸化亜鉛(注5) 20.0
9.1,3−ブチレングリコール 1.8
10.クエン酸ナトリウム 0.2
11.塩化ナトリウム 0.5
12.香料 0.2
13.精製水 32.8
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KSG−240
(注2)信越化学工業(株)製:KSG−15
(注3)信越化学工業(株)製:KF−6038
(注4)信越化学工業(株)製:KP−575
(注5)信越化学工業(株)製:AES−3083処理
【0144】
<化粧料の調製>
A:成分5の一部に成分7を加えて均一にし、成分8を添加してビーズミルにて分散した。
B:成分1〜4及び成分5の残部、6を均一に混合した。
C:成分9〜11、及び成分13を混合して、均一にした。
D:CをBに添加して乳化し、A及び成分12を加えてサンカットクリームを得た。
【0145】
以上のようにして得られたサンカットクリームは、べたつきがなくのび広がりが軽く、油っぽさがなくてさっぱりとした使用感を与えると共に、持ちも良好であった。
【0146】
(実施例19)サンカットローション(シェイキングタイプ)
組成 質量(%)
1.分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注1) 2.0
2.実施例1のオルガノポリシロキサン 3.0
3.ジメチルポリシロキサン(6cs) 4.0
4.デカメチルシクロペンタシロキサン 8.8
5.メトキシ桂皮酸エチルヘキシル 7.5
6.ハイブリッドシリコーン複合粉体(注2) 0.5
7.ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 0.2
8.酸化亜鉛分散物(注3) 45.0
9.1,3−ブチレングリコール 3.0
10.アルコール 5.0
11.クエン酸ナトリウム 0.2
12.塩化ナトリウム 0.5
13.精製水 20.3
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KF−6028P
(注2)信越化学工業(株)製:KSP−105
(注3)信越化学工業(株)製:SPD−Z6
【0147】
<化粧料の調製>
A:成分1〜7を均一に混合した。
B:成分9〜13を混合した。
C:BをAに添加して乳化し、成分8を加えてシェイキングタイプのサンカットローションを得た。
【0148】
以上のようにして得られたサンカットローションは、のび広がりが軽く、べたつきや油っぽさがなく、持ちも非常に優れていた。
【0149】
(実施例20)サンタンクリーム
組成 質量(%)
1.アルキル変性架橋型ポリエーテル変性シリコーン(注1) 4.0
2.アルキル変性架橋型ジメチルポリシロキサン(注2) 2.0
3.アルキル変性分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注3) 1.0
4.実施例5のオルガノポリシロキサン 3.0
5.デカメチルシクロペンタシロキサン 12.3
6.ステアリル変性アクリルシリコーン(注4) 1.0
7.ジメチルオクチルパラアミノ安息香酸 1.5
8.4−t−ブチル−4’−メトキシ−ジベンゾイルメタン 1.5
9.カオリン 0.5
10.顔料 8.0
11.酸化チタンコーテッドマイカ 8.0
12.ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロライド 0.1
13.L−グルタミン酸ナトリウム 3.0
14.1,3−ブチレングリコール 4.0
15.クエン酸ナトリウム 0.2
16.塩化ナトリウム 0.5
17.酸化防止剤 0.5
18.防腐剤 0.5
19.香料 0.2
20.精製水 48.2
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KSG−320
(注2)信越化学工業(株)製:KSG−42
(注3)信越化学工業(株)製:KF−6038
(注4)信越化学工業(株)製:KP−561P
【0150】
<化粧料の調製>
A:成分1〜8及び17、18を加熱混合した。
B:成分12及び20の一部を加熱攪拌後、成分9〜11を添加し分散処理した。
C:成分13〜16及び20の残部を均一溶解し、Bと混合した。
D:攪拌下、AにCを徐添して乳化し、冷却して成分19を添加しサンタンクリームを得た。
【0151】
以上のようにして得られたサンタンクリームは、キメが細かく、のび広がりが軽くてべたつきや油っぽさがなく、さっぱりとした使用感を与えると共に、持ちも良かった。
【0152】
(実施例21)液状W/Oファンデーション
組成 質量(%)
1.デカメチルシクロペンタシロキサン 18.0
2.ジメチルポリシロキサン(6cs) 4.0
3.実施例4のオルガノポリシロキサン 4.0
4.アルキル変性分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注1) 2.0
5.パラメトキシ桂皮酸エチルヘキシル 3.0
6.フッ素変性シリコーン(注2) 2.0
7.ポリメチルシルセスキオキサン粉体(注3) 1.5
8.フッ素化合物処理ファンデーション顔料(注4) 9.3
9.フッ素化合物処理雲母チタン(注4) 2.0
10.シリコーン処理微粒子酸化チタン(注5) 8.0
11.アルキル変性分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(注6) 1.2
12.エタノール 4.0
13.1,3−ブチレングリコール 4.3
14.グリセリン 1.5
15.硫酸マグネシウム 0.5
16.酸化防止剤 0.5
17.防腐剤 0.5
18.香料 0.2
19.精製水 33.5
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KF−6038
(注2)信越化学工業(株)製:FL−5
(注3)信越化学工業(株)製:KMP−590
(注4)パーフルオロアルキルエチルリン酸ジエタノールアミン塩にて5%被覆したもの
(注5)信越化学工業(株)製:KF−9909処理
(注6)信越化学工業(株)製:KF−6105
【0153】
<化粧料の調製>
A:成分1の一部、成分10、11を混合し、均一に分散した。
B:成分7〜9を均一に混合した。
C:成分1の残部、2〜6を混合し、Bを加えて均一に分散混合した。
D:成分12〜17、及び19を混合し、均一にした。
E:攪拌下、CにDを徐添して乳化し、A及び成分18を添加しW/Oファンデーションを得た。
【0154】
以上のようにして得られたW/Oファンデーションは、べたつきがなくサラッとしており、のび広がりが軽くて油っぽさがなく、化粧もちも良く、また、2次付着もなかった。
【0155】
(実施例22)ヘアクリーム
組成 質量(%)
1.デカメチルシクロペンタシロキサン 16.0
2.メチルフェニルポリシロキサン(注1) 3.0
3.実施例3のオルガノポリシロキサン 2.0
4.スクワラン 6.0
5.シリコーン網状樹脂溶解品(注2) 2.0
6.セスキイソステアリン酸ソルビタン 1.5
7.アルキル変性分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注3) 2.0
8.ソルビトール硫酸ナトリウム 2.0
9.コンドロイチン硫酸ナトリウム 1.0
10.ヒアルロン酸ナトリウム 0.5
11.プロピレングリコール 2.3
12.防腐剤 1.5
13.ビタミンEアセテート 0.1
14.酸化防止剤 0.5
15.香料 0.2
16.精製水 59.4
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KF−54
(注2)信越化学工業(株)製:KF−7312J
(注3)信越化学工業(株)製:KF−6038
【0156】
<化粧料の調製>
A:成分1〜7、成分12〜14を均一に混合した。
B:成分8〜11、及び16を均一に混合した。
C:攪拌下、AにBを徐添して乳化し、成分15を添加し、ヘアクリームを得た。
【0157】
以上のようにして得られたヘアクリームは、油っぽさがなく、のび広がりが軽く、耐水性、撥水性、耐汗性があり持ちも良かった。
【0158】
(実施例23)ヘアクリーム
組成 質量(%)
1.シリコーンガム溶解品(注1) 10.0
2.シリコーン網状樹脂溶解品(注2) 10.0
3.実施例1のオルガノポリシロキサン 5.0
4.トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル 10.0
5.ワセリン 5.0
6.ステアリン酸 1.5
7.セチルアルコール 0.5
8.モノオレイン酸ポリグリセリル 1.5
9.モノステアリン酸グリセリル 1.5
10.ポリエーテル変性シリコーン(注3) 0.5
11.1,3−ブチレングリコール 5.0
12.(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30))クロスポリマー(注4) 0.3
13.トリエタノールアミン 0.3
14.防腐剤 0.5
15.香料 0.2
16.精製水 48.2
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KF−9028
(注2)信越化学工業(株)製:KF−7312J
(注3)信越化学工業(株)製:KF−6011
(注4)ノベオン社製:ペミュレンTR−1
【0159】
<化粧料の調製>
A:成分1〜10、及び成分14を加熱溶解した。
B:成分11〜13、及び16を混合し、加熱した。
C:攪拌下、BにAを徐添して乳化し、冷却後、成分15を添加してヘアクリームを得た。
【0160】
以上のようにして得られたヘアクリームは、のび広がりが軽く、毛髪に光沢と滑らかさを与え、毛髪に対した優れたセット効果を有したと共に、耐水性、耐汗性があり持ちも良かった。
【0161】
(実施例24)保湿O/Wクリーム
(成分) 質量(%)
1.実施例4のオルガノポリシロキサン 4.0
2.流動パラフィン 4.5
3.マカデミアナッツ油 5.0
4.ジメチルポリシロキサン(粘度6mm
2/s:25℃) 5.0
5.パラメトキシケイ皮酸オクチル 5.0
6.アルキル変性分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(注1) 1.5
7.プロピレングリコール 8.0
8.グリセリン 3.0
9.防腐剤 0.5
10.香料 0.2
11.精製水 63.3
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KF−6105
【0162】
<化粧料の調製>
A:成分1〜6を均一に混合した。
B:成分7〜11を混合した後、Aに加えて乳化した。
【0163】
以上のようにして得られた保湿O/Wクリームは、のび広がりが軽く、さっぱりとした使用感を与え、保湿効果が持続した。
【0164】
(実施例25)O/Wエモリエントクリーム
組成 質量(%)
1.架橋型ジメチルポリシロキサン(注1) 7.0
2.架橋型ジメチルポリシロキサン(注2) 30.0
3.実施例5のオルガノポリシロキサン 3.0
4.デカメチルシクロペンタシロキサン 6.0
5.1,3−ブチレングリコール 1.0
6.分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(注3) 0.6
7.分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(注4) 0.3
8.(アクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー(注5)
0.6
9.アクリル酸ジメチルタウリンアンモニウム/VPコポリマー(注6)
0.7
10.塩化ナトリウム 0.1
11.精製水 50.7
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KSG−15
(注2)信越化学工業(株)製:KSG−16
(注3)信越化学工業(株)製:KF−6104
(注4)信越化学工業(株)製:KF−6100
(注5)セピック社製:シムルゲル600
(注6)クラリアント社製:アリストフレックスAVC
【0165】
<化粧料の調製>
A:成分1〜4を均一に混合した。
B:成分5〜11を均一に混合した。
C:攪拌下、BにAを徐添して混合し、O/Wエモリエントクリームを得た。
【0166】
以上のようにして得られたO/Wエモリエントクリームは、油っぽさがなくサラサラッとしており、のび広がりが軽く、肌を守る効果が持続した。
【0167】
(実施例26)ハンドクリーム
組成 質量(%)
1.デカメチルシクロペンタシロキサン 30.0
2.実施例2のオルガノポリシロキサン 5.0
3.流動パラフィン 5.0
4.アミノ変性シリコーンガム溶解品(注1) 8.0
5.分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注2) 2.0
6.ハイブリッドシリコーン複合粉体(注3) 2.5
7.ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド 0.8
8.ビタミンEアセテート 0.1
9.ポリエチレングリコール400 1.0
10.グリセリン 10.0
11.ケイ酸アルミニウムマグネシウム 1.2
12.防腐剤 0.5
13.香料 0.2
14.精製水 33.7
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KF−8108
(注2)信越化学工業(株)製:KF−6028P
(注3)信越化学工業(株)製:KSP−102
【0168】
<化粧料の調製>
A:成分1〜8、成分12を均一に混合した。
B:成分9〜11、及び14を均一に混合した。
C:攪拌下、AにBを徐添して乳化し、成分13を添加し、ハンドクリームを得た。
【0169】
以上のようにして得られたハンドクリームは、油っぽさがなくサラサラッとしており、のび広がりが軽く、肌を守る効果が持続した。
【0170】
(実施例27)O/Wクリーム
組成 質量(%)
1.ジメチルポリシロキサン(6cs) 9.0
2.ステアリル変性アクリルシリコーン樹脂(注1) 8.0
3.実施例1のオルガノポリシロキサン 3.0
4.トリイソステアリン酸グリセリル 10.0
5.セタノール 1.0
6.ステアリン酸 3.0
7.モノステアリン酸グリセリル 1.5
8.セスキオレイン酸ソルビタン 0.5
9.モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン 1.0
10.水酸化ナトリウム(1質量%水溶液) 10.0
11.1,3−ブチレングリコール 5.0
12.防腐剤 0.5
13.香料 0.2
14.精製水 47.3
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KP−561P
【0171】
<化粧料の調製>
A:成分1〜9を加熱混合した。
B:成分10〜12、及び14を混合、加熱した。
C:攪拌下、AにBを徐添して乳化し、冷却後、成分13を添加し、O/Wクリームを得た。
【0172】
以上のようにして得られたO/Wクリームは、べたつきや油っぽさがなくサラッとしており、のび広がりが軽く、さっぱりとした使用感を有していることが確認された。
【0173】
(実施例28)O/Wクリーム
組成 質量(%)
1.モノオレイン酸ポリグリセリル 1.0
2.セチルアルコール 0.5
3.ステアリン酸 1.0
4.モノステアリン酸グリセリル 1.0
5.実施例4のオルガノポリシロキサン 2.0
6.マカデミアンナッツ油 9.0
7.架橋型ジメチルポリシロキサン(注1) 0.5
8.(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30))クロスポリマー(注2)
0.2
9.メチルセルロース 0.1
10.トリエタノールアミン 0.2
11.1,3−ブチレングリコール 7.0
12.防腐剤 0.5
13.香料 0.2
14.精製水 76.8
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KSG−16
(注2)ノベオン社製:ペミュレンTR−1
【0174】
<化粧料の調製>
A:成分1〜7を加熱し、均一に混合した。
B:成分8〜12、及び14を混合、加熱した。
C:攪拌下、AにBを徐添して乳化し、冷却後、成分13を添加し、O/Wクリームを得た。
【0175】
以上のようにして得られたO/Wクリームは、べたつきや油っぽさがなくサラッとしており、のび広がりが軽く、肌のみずみずしさを持続することが確認された。
【0176】
(実施例29)制汗剤
組成 質量(%)
1.架橋型ポリエーテル変性シリコーン(注1) 7.0
2.実施例1のオルガノポリシロキサン 5.0
3.デカメチルシクロペンタシロキサン 11.0
4.1,3−ブチレングリコール 6.0
5.クエン酸ナトリウム 0.2
6.アルミニウムジルコニウム四塩化水和物のグリシン塩 20.0
7.精製水 50.8
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KSG−210
【0177】
<化粧料の調製>
A:成分1〜3を均一に混合した。
B:成分4〜7を均一に混合した。
C:攪拌下、AにBを徐添して乳化し、制汗剤を得た。
【0178】
以上のようにして得られた制汗剤は、のび広がりが軽く、皮膚を白くせず、制汗効果の持ちが良いことが確認された。
【0179】
(実施例30)クレンジングクリーム
組成 質量(%)
1.ジメチルポリシロキサン(6cs) 5.0
2.メチルフェニルポリシロキサン(注1) 5.0
3.流動パラフィン 6.0
4.ホホバ油 3.0
5.実施例2のオルガノポリシロキサン 3.0
6.分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注2) 2.0
7.デキストリン脂肪酸エステル 0.8
8.モノステアリン酸アルミニウム塩 0.2
9.塩化アルミニウム 1.0
10.グリセリン 10.0
11.防腐剤 0.5
12.香料 0.2
13.精製水 63.3
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KF−56
(注2)信越化学工業(株)製:KF−6028
【0180】
<化粧料の調製>
A:成分1〜8を加熱混合した。
B:成分9〜11及び13を加熱混合した。
C:攪拌下、AにBを徐添して乳化し、冷却後、成分12を添加し、クレンジングクリームを得た。
【0181】
以上のようにして得られたクレンジングクリームは、のび広がりが軽く、しっとりとしてみずみずしく、さっぱりとした使用感を与えることが確認された。
【0182】
(実施例31)W/Oほほ紅
組成 質量(%)
1.アクリルシリコーン樹脂溶解品(注1) 10.0
2.ステアリル変性アクリルシリコーン樹脂(注2) 2.0
3.分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注3) 1.5
4.デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0
5.トリイソステアリン酸グリセリル 5.0
6.実施例3のオルガノポリシロキサン 2.0
7.ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 1.5
8.球状ナイロン 3.0
9.タルク 4.0
10.ホホ紅顔料(アクリルシリコーン処理)(注4) 20.0
11.アルコール 6.0
12.香料 0.2
13.精製水 29.8
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KP−545
(注2)信越化学工業(株)製:KP−561P
(注3)信越化学工業(株)製:KF−6028P
(注4)信越化学工業(株)製:KP−574処理
【0183】
<化粧料の調製>
A:成分1〜7を加温混合した。
B:成分8〜10、及び成分12を均一に混ぜ、Aと混合した。
C:成分11、13を混合した。
D:攪拌下、BにCを徐添して乳化し、W/Oホホ紅を得た。
【0184】
以上のようにして得られたW/Oホホ紅は、べたつきや油っぽさがなく、のび広がりが軽く、密着性に優れ、化粧もちもよかった。
【0185】
(実施例32)W/Oリキッドファンデーション
組成 質量(%)
1.架橋型ポリエーテル変性シリコーン(注1) 3.0
2.架橋型ジメチルポリシロキサン(注2) 5.0
3.分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注3) 2.0
4.デカメチルシクロペンタシロキサン 25.0
5.イソオクタン酸セチル 5.0
6.実施例1のオルガノポリシロキサン 5.0
7.ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 1.2
8.ファンデーション顔料(シリコーン処理)(注4) 14.0
9.アクリルシリコーン樹脂溶解品(注5) 10.0
10.1,3−ブチレングリコ−ル 5.0
11.キサンタンガム 0.1
12.クエン酸ナトリウム 0.2
13.塩化ナトリウム 0.5
14.防腐剤 0.5
15.香料 0.2
16.精製水 23.3
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KSG−210
(注2)信越化学工業(株)製:KSG−15
(注3)信越化学工業(株)製:KF−6028P
(注4)信越化学工業(株)製:KF−9909処理
(注5)信越化学工業(株)製:KP−575
【0186】
<化粧料の調製>
A:成分4の一部と成分9を混合し、成分8を均一に分散した。
B:成分1〜3、4の残部、及び成分5〜7を均一に混合した。
C:成分10〜14、及び成分16を均一に混合した。
D:攪拌下、BにCを徐添して乳化し、A及び成分15を添加してW/Oリキッドファンデーションを得た。
【0187】
以上のようにして得られたW/Oリキッドファンデーションは、べたつきや油っぽさがなく、のび広がりが軽く、化粧もちもよく、2次付着も無かった。
【0188】
(実施例33)W/O型クリーム
組成 質量(%)
1.架橋型アルキル・ポリエーテル変性シリコーン(注1) 3.0
2.架橋型アルキル変性ジメチルポリシロキサン(注2) 4.0
3.アルキル変性分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注3) 1.0
4.メドウホーム油 4.5
5.ホホバ油 3.5
6.マカデミアンナッツ油 7.0
7.実施例5のオルガノポリシロキサン 4.0
8.ハイブリッドシリコーン複合粉体(注4) 3.0
9.1,3−ブチレングリコ−ル 9.0
10.グリシン 3.0
11.クエン酸ナトリウム 0.2
12.塩化ナトリウム 0.5
13.防腐剤 0.5
14.香料 0.2
15.精製水 56.6
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KSG−340
(注2)信越化学工業(株)製:KSG−44
(注3)信越化学工業(株)製:KF−6038
(注4)信越化学工業(株)製:KSP−100
【0189】
<化粧料の調製>
A:成分1〜8を均一に混合した。
B:成分9〜13、及び成分15を均一に混合した。
C:攪拌下、AにBを徐添して乳化し、成分14を添加してW/Oクリームを得た。
【0190】
以上のようにして得られたW/Oクリームは、べたつきや油っぽさがなく、肌のしっとり感を持続することが確認された。
【0191】
(実施例34)キューティクルコート
組成 質量(%)
1.ポリエーテル変性シリコーン(注1) 3.0
2.ポリエーテル変性シリコーン(注2) 2.0
3.PEG−40水添硬化ヒマシ油 1.0
4. 実施例1のオルガノポリシロキサン 3.0
5.シリコーンガム溶解品(注3) 40.0
6.デカメチルシクロペンタシロキサン 40.0
7.アルコール 4.3
8.防腐剤 0.5
9.香料 0.2
10.精製水 6.0
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KF−6011
(注2)信越化学工業(株)製:KF−6013
(注3)信越化学工業(株)製:KF−9028
【0192】
<化粧料の調製>
A:成分1〜3及び7〜10を均一に混合しした。
B:成分4〜6を均一に混合しした。
C:攪拌下、AにBを加え乳化し、キューティクルコートを得た。
【0193】
以上のようにして得られたキューティクルコートは、のび広がりが軽く、毛髪のぱさつきを抑え、光沢と滑らかさを与えることが確認された。
【0194】
(実施例35)ヘアトリートメント
組成 質量(%)
1.シリコーンガム溶解品(注1) 5.0
2.ジフェニルジメチコン(注2) 4.0
3.実施例4のオルガノポリシロキサン 1.0
4.オクタン酸セチル 1.0
5.セチルアルコール 0.5
6.ポリエーテル変性シリコーン(注3) 1.0
7.PEG−60水添硬化ヒマシ油 1.0
8.モノステアリン酸グリセリル 0.5
9.カルボキシビニルポリマー(1質量%水溶液) 25.0
10.キサンタンガム(1質量%水溶液) 7.0
11.1,3−ブチレングリコール 5.0
12.アルコール 7.0
13.防腐剤 0.5
14.香料 0.2
15.精製水 41.3
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:MK−15H
(注2)信越化学工業(株)製:KF−54
(注3)信越化学工業(株)製:KF−6013
【0195】
<化粧料の調製>
A:成分1〜8を加熱溶解した。
B:成分11〜15を加熱溶解した。
C:攪拌下、AにBを添加して乳化し、さらに、これに成分9及び10を加えてヘアトリートメントを得た。
【0196】
以上のようにして得られたヘアトリートメントは、のび広がりが軽く、毛髪に光沢と滑らかさを与えることが確認された。
【0197】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に含有される。