特許第6773367号(P6773367)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6773367パッケージオンパッケージのため凹型導電性コンタクトを有する集積回路構造及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6773367
(24)【登録日】2020年10月5日
(45)【発行日】2020年10月21日
(54)【発明の名称】パッケージオンパッケージのため凹型導電性コンタクトを有する集積回路構造及び方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 25/065 20060101AFI20201012BHJP
   H01L 25/07 20060101ALI20201012BHJP
   H01L 25/18 20060101ALI20201012BHJP
   H01L 23/12 20060101ALI20201012BHJP
【FI】
   H01L25/08 H
   H01L23/12 F
   H01L23/12 N
【請求項の数】33
【全頁数】25
(21)【出願番号】特願2017-553211(P2017-553211)
(86)(22)【出願日】2015年6月25日
(65)【公表番号】特表2018-520498(P2018-520498A)
(43)【公表日】2018年7月26日
(86)【国際出願番号】US2015037814
(87)【国際公開番号】WO2016209244
(87)【国際公開日】20161229
【審査請求日】2018年6月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】591003943
【氏名又は名称】インテル・コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】リー、ギュ−オウ
(72)【発明者】
【氏名】サラマ、イスラム エイ.
(72)【発明者】
【氏名】ヴィスワナス、ラム エス.
(72)【発明者】
【氏名】サンクマン、ロバート エル.
(72)【発明者】
【氏名】サビ、ババク
(72)【発明者】
【氏名】チャヴァリ、スリ チャイトラ ジョスナ
【審査官】 豊島 洋介
(56)【参考文献】
【文献】 特開2015−106615(JP,A)
【文献】 特開2005−045013(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L23/12−23/15
25/00−25/07
25/10−25/11
25/16−25/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1レジスト面を有するICパッケージと、
前記第1レジスト面に配置され、底部に第2レジスト面を有する、第1の凹部と、
前記第1レジスト面に配置され、前記第1の凹部とは異なる第2の凹部と、
前記第1レジスト面に位置する第1の複数の導電性コンタクトと、
前記第2レジスト面に位置する第2の複数の導電性コンタクトと、
前記第1の凹部に設けられる第1のICコンポーネントと、
前記第2の凹部に設けられる第2のICコンポーネントと、
を備え
前記第1の凹部の深さと、前記第2の凹部の深さとは異なる、
集積回路(IC)構造。
【請求項2】
前記第1の複数の導電性コンタクトのうち少なくとも一部は、前記第1の凹部と前記第2の凹部との間の前記第1レジスト面に配置される、
請求項1に記載のIC構造。
【請求項3】
前記第1の凹部に設けられる第3のICコンポーネントをさらに備える、
請求項1または2に記載のIC構造。
【請求項4】
前記ICパッケージはさらに、
前記ICパッケージのコアと前記第1レジスト面との間に軸に沿って配置される第1ビルドアップ部、および
前記ICパッケージの前記コアと前記第2レジスト面との間に前記軸に沿って配置される第2ビルドアップ部を有し、
前記軸に沿った前記第1ビルドアップ部の厚さは、前記軸に沿った前記第2ビルドアップ部の厚さより大きい、
請求項1からのいずれか一項に記載のIC構造。
【請求項5】
前記第1のICコンポーネントは、第1面、前記第1面の反対側の第2面、および、前記第2面に位置する第3の複数の導電性コンタクトをさらに有し、
前記第3の複数の導電性コンタクトは、前記第2の複数の導電性コンタクトに結合され、前記第1のICコンポーネントは、前記第3の複数の導電性コンタクトが、前記第2の複数の導電性コンタクトと前記第1のICコンポーネントの前記第1面との間に配置されるように構成される、
請求項1からのいずれか一項に記載のIC構造。
【請求項6】
前記第2の複数の導電性コンタクトのうち少なくとも2つは、35ミクロン未満の距離だけ離間される、
請求項に記載のIC構造。
【請求項7】
前記第1の複数の導電性コンタクトは、前記ICパッケージのコアから第1距離だけ離間され、前記第3の複数の導電性コンタクトは、前記ICパッケージの前記コアから第2距離だけ離間され、前記第2距離は、前記第1距離未満である、
請求項またはに記載のIC構造。
【請求項8】
前記第1のICコンポーネントまたは前記第2のICコンポーネントのうち少なくとも一つは、システムオンチップである、
請求項からのいずれか一項に記載のIC構造。
【請求項9】
前記ICパッケージは、第1のICパッケージであり、前記IC構造はさらに、
上面、前記上面の反対側の底面、および、前記底面に位置する第4の複数の導電性コンタクトを有する第2のICパッケージを備え、
前記第4の複数の導電性コンタクトは、前記第1の複数の導電性コンタクトに結合され、前記第2のICパッケージは、前記第1のICコンポーネントが前記第1のICパッケージと前記第2のICパッケージの前記底面との間に配置されるように構成される、
請求項からのいずれか一項に記載のIC構造。
【請求項10】
前記底面は、前記第1の凹部および前記第2の凹部と対向するように配置される、
請求項に記載のIC構造。
【請求項11】
前記底面は、前記第1レジスト面から第3距離だけ離間され、前記第1面は、前記第2レジスト面から第4距離だけ離間され、前記第3距離は、前記第4距離未満である、
請求項または10に記載のIC構造。
【請求項12】
前記第1の複数の導電性コンタクトのうち少なくとも2つは、35ミクロン未満の距離だけ離間される、
請求項から11のいずれか一項に記載のIC構造。
【請求項13】
前記第1の複数の導電性コンタクトのうちの1つと物理的にコンタクトし、前記第4の複数の導電性コンタクトのうちの1つとも物理的にコンタクトする半田ボールをさらに有する、
請求項から12のいずれか一項に記載のIC構造。
【請求項14】
前記第2のICパッケージは、メモリデバイスである、
請求項から13のいずれか一項に記載のIC構造。
【請求項15】
前記底面と前記第1レジスト面との間の距離は、250ミクロン未満である、
請求項から14のいずれか一項に記載のIC構造。
【請求項16】
前記第2の複数の導電性コンタクトは、複数の銅パッドを有する、
請求項1から15のいずれか一項に記載のIC構造。
【請求項17】
前記第1のICパッケージおよび前記第2のICパッケージのうち少なくとも一つは、コアレスである、
請求項から15のいずれか一項に記載のIC構造。
【請求項18】
集積回路(IC)パッケージを製造する方法であって、
表面を有する構造を提供する段階であって、前記表面は、第1領域、前記第1領域より深い第2領域、および前記第1領域より深い第3領域を有し、前記第1領域、前記第2領域、および前記第3領域は、前記表面上で非重複であり、第1の複数の導電性コンタクトは、前記第1領域における前記表面に位置する、段階と、
前記第1領域の少なくとも一部上に半田レジストを提供する段階と、
前記半田レジストを提供する段階後、前記第1領域上にリリース層を提供する段階と、
前記第1領域、前記第2領域および前記第3領域上にビルドアップ材料を提供する段階と、
前記ビルドアップ材料および前記リリース層を切断する段階と、
前記第1の複数の導電性コンタクトを露出すべく、前記リリース層、および、前記リリース層上に配置される前記ビルドアップ材料を除去する段階と
を備え
前記表面において、前記第2領域の深さと前記第3領域の深さとは異なる、
方法。
【請求項19】
前記第1の複数の導電性コンタクトのうち少なくとも一部は、前記第2領域と前記第3領域との間の前記第1領域の少なくとも一部における前記表面に配置される、
請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記リリース層を提供する段階は、前記リリース層をペースト印刷する段階を備える、
請求項18または19に記載の方法。
【請求項21】
前記リリース層を提供する段階は、前記リリース層を積層する段階を備える、
請求項18から20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
前記ビルドアップ材料および前記リリース層を切断する段階は、前記ビルドアップ材料および前記リリース層を前記第1領域の境界でレーザ切断する段階を備える、
請求項18から21のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
前記ビルドアップ材料を提供する後で、前記ビルドアップ材料を切断する前に、前記表面の前記第2領域上の前記ビルドアップ材料に複数の導電性ビアを形成する段階
をさらに備える請求項18から22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
前記複数の導電性ビアを形成する段階後、前記第2領域上に第2の複数の導電性コンタクトを形成する段階と、
前記第1の複数の導電性コンタクトおよび前記第2の複数の導電性コンタクトに半田ボールを提供する段階と
をさらに有する請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記複数の導電性ビアのうち少なくとも2つは、35ミクロン未満の距離だけ離間される、
請求項23または24に記載の方法。
【請求項26】
集積回路(IC)構造を製造する方法であって、
第1レジスト面を有する基板と、前記第1レジスト面に配置され、底部に第2レジスト面を有する、第1の凹部と、前記第1レジスト面に配置され、前記第1の凹部と異なる第2の凹部と、前記第1レジスト面に位置する第1の複数の導電性コンタクトと、前記第2レジスト面に位置する第2の複数の導電性コンタクトと、を含む第1のICパッケージを提供する段階と、
前記第1の凹部に第1のICコンポーネントを配置する段階であって、前記第1のICコンポーネントは、第1面、前記第1面の反対側の第2面、および、前記第2面に位置する第3の複数の導電性コンタクトを有する段階と、
前記第2の凹部に第2のICコンポーネントを配置する段階と、
を備え
前記第1の凹部の深さは前記第2の凹部の深さと異なる、
方法。
【請求項27】
前記第3の複数の導電性コンタクトは、前記第2の複数の導電性コンタクトに結合され、前記第1のICコンポーネントは、前記第3の複数の導電性コンタクトが、前記第2の複数の導電性コンタクトと、前記第1のICコンポーネントの前記第1面との間に配置されるように構成される、段階と、
を備える請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記第1の複数の導電性コンタクトのうち少なくとも一部は、前記第1の凹部と前記第2の凹部との間の前記第1レジスト面に配置される、
請求項26または27に記載の方法。
【請求項29】
前記第1の凹部に第3のICコンポーネントを配置する段階、
をさらに備える請求項26から28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項30】
前記第1のICコンポーネント、前記第2のICコンポーネント、または前記第3のICコンポーネントのうち少なくとも一つは、アプリケーションプロセッサである、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記第1の凹部に前記第1のICコンポーネントを配置する工程後、前記第1のICパッケージに第2のICパッケージを取り付ける段階であって、
前記第2のICパッケージは、上面、前記上面の反対側の底面、および、前記底面に位置する第4の複数の導電性コンタクトを有し、
前記第4の複数の導電性コンタクトは、前記第1の複数の導電性コンタクトに結合され、
前記第2のICパッケージは、前記第1のICコンポーネントが、前記第1のICパッケージと、前記底面との間に配置されるように構成される、段階
をさらに備える請求項26から30のいずれか一項に記載の方法。
【請求項32】
前記底面は、前記第1の凹部および前記第2の凹部に対向するように配置される、
請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記第1の凹部および前記第2の凹部は、50ミクロンから300ミクロンの深度を有する、請求項26から32のいずれか一項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は概して、集積回路(IC)の分野に関し、より具体的にはパッケージオンパッケージ(PoP)のため凹型導電性コンタクトを有するIC構造に関する。
【背景技術】
【0002】
パッケージオンパッケージ(PoP)構造は、集積回路デバイスの設置面積を低減するために時に使用される。しかしながら、従来のPoP構造の高さは、例えば、スマートフォンなどの小さいフォームファクタ設定に対して高過ぎる場合がある。
【図面の簡単な説明】
【0003】
以下の詳細な説明と添付の図面を連携することで、実施形態は容易に理解されるであろう。本説明を容易にすべく、同様の参照番号によって、同様の構造的要素が指定される。実施形態は、添付の図面の図において、例示を目的として示されるが、これに限定されるものではない。
図1】様々な実施形態によるICパッケージの一部の側断面図である。
図2】様々な実施形態によるパッケージオンパッケージ(PoP)構造を有する集積回路(IC)構造の一部の側断面図である。
図3】様々な実施形態による製造シーケンスにおける一段階でのIC構造の側断面図である。
図4】様々な実施形態による製造シーケンスにおける一段階でのIC構造の側断面図である。
図5】様々な実施形態による製造シーケンスにおける一段階でのIC構造の側断面図である。
図6】様々な実施形態による製造シーケンスにおける一段階でのIC構造の側断面図である。
図7】様々な実施形態による製造シーケンスにおける一段階でのIC構造の側断面図である。
図8】様々な実施形態による製造シーケンスにおける一段階でのIC構造の側断面図である。
図9】様々な実施形態による製造シーケンスにおける一段階でのIC構造の側断面図である。
図10】様々な実施形態による製造シーケンスにおける一段階でのIC構造の側断面図である。
図11】様々な実施形態による製造シーケンスにおける一段階でのIC構造の側断面図である。
図12】様々な実施形態による製造シーケンスにおける一段階でのIC構造の側断面図である。
図13】様々な実施形態による組立シーケンスにおける一段階でのIC構造の側断面図である。
図14】様々な実施形態による組立シーケンスにおける一段階でのIC構造の側断面図である。
図15】様々な実施形態によるICパッケージを製造する方法のフロー図である。
図16】様々な実施形態によるPoP構造を有するIC構造を製造する方法のフロー図である。
図17】様々な実施形態によるICパッケージの一部の側断面図である。
図18】様々な実施形態によるPoP構造を有するIC構造の一部の側断面図である。
図19】本明細書で開示されるICパッケージおよびIC構造のいずれかの1または複数を含み得る例示的なコンピューティングデバイスのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0004】
パッケージオンパッケージ(PoP)および関連構造および方法のための凹型導電性コンタクトを有する集積回路(IC)構造が、本明細書で開示される。本明細書で開示される実施形態の様々なものが、1つのICパッケージが別のICパッケージの凹部に配置され、ICパッケージが微細ピッチを有する導電性コンタクトを介して凹部に電気的に結合されるIC構造を可能にし得る。
【0005】
PoP構造は、例えば、スマートフォンおよびタブレットコンピュータなどの小さいフォームファクタのデバイスのために(例えば、メモリコンポーネントを積層することにより)高密度のロジックを提供するために使用されている。しかしながら、既存のPoP相互接続技術は、コンピューティングデバイスの新世代(例えば、マルチコアアプリケーションプロセッサに対するもの)に対して要求されるメモリ帯域幅を提供すべくスケーリングすることができない。例えば、試みは、第1パッケージと第2パッケージとをそれらの間にメモリデバイスのための十分な間隔を有して接続すべく、非常に高い銅ピラーまたはポストを使用することにより第1パッケージと第2パッケージとの間にメモリデバイスを「挟む」ようになされた。このアプローチは、銅ピラーを形成すべく銅めっきプロセスの使用を必要とし、高価であることと、時間がかかることの両方である。第1および第2パッケージ間にメモリデバイスを収容するための他の試みは、2つのパッケージを第1パッケージ上の半田バンプの第1層から形成される構造、半田バンプの第1層に結合されるインターポーザ、およびインターポーザ(第2パッケージが結合される)上の半田バンプの第2層と接続することにより行われており、このようなアプローチにおいて、インターポーザは、第1および第2パッケージ間の間隔を広げるために使用される。このアプローチは、インターポーザを別々に製造し、複雑なPoP構造を組み立てる必要のせいで煩雑である。さらに、ピッチが減少し、導電性コンタクトが互いにより接近するようになるにつれて、このアプローチにおける半田ボールの使用は、製造中にブリッジする危険を示す。パッケージのゆがみの間にブリッジする危険および故障の可能性はまた、微細ピッチ用途に対して既存の相互接続技術(スルー成形ビアの上部により小さいサイズの半田ボールで積層することなど)の利用を制限する。
【0006】
本明細書で開示される実施形態の様々なものは、全く別のアプローチを取るもので、別のコンポーネントが挿入され得るような十分な空間を作り出すべく底部パッケージにおける凹部を採用する。そのようないくつかの実施形態は、高価で複雑な製造工程を必要とすることなく、IC構造の合計の高さを低減し得、高密度の相互接続を可能にする。
【0007】
以下の詳細な説明において、本願の一部を形成する添付の図面が参照され、そこでは、全体を通して同様の番号が同様の部分を指定し、実施され得る実施形態が例示として示される。他の実施形態が利用され得、本開示の範囲から逸脱せずに、これらが構造的または論理的に変更され得ることが理解されるであろう。従って、以下の詳細な説明は、限定的な意味で用いられるのではなく、実施形態の範囲は、添付の特許請求の範囲およびそれらの等価物によって定義される。
【0008】
様々な操作が、主張される主題を理解するのに最も役に立つ態様で、順々に複数の別個の動作または操作として説明され得る。しかしながら、説明の順序は、これらの操作が必ず順序に依存する、ということを暗に意味するように解釈されるべきではない。特に、これらの操作は、提示の順序で実行されなくてもよい。説明される操作は、説明される実施形態と異なる順序で実行されてもよい。様々な追加の操作が実行され得、および/または、説明される操作は、追加の実施形態において省略されてもよい。
【0009】
本開示の目的のため、「Aおよび/またはB」という文言は、(A)、(B)、または、(AおよびB)であることを意味する。本開示の目的のため、「A、B、および/または、C」という文言は、(A)、(B)、(C)、(AおよびB)、(AおよびC)、(BおよびC)、または、(A、B、および、C)であることを意味する。
【0010】
本明細書は、「ある実施形態において」または「複数の実施形態において」なる文言を使用し、そしてそのことは、同一または異なる実施形態の1または複数についてそれぞれ言及し得る。さらに、本開示の実施形態について使用されるような「備える」、「含む」、「有する」などの用語は、同意語である。
【0011】
本明細書で使用されるように、「パッケージ」なる用語は、回路基板にコンポーネントを接続する支持ケーシングおよび電気的なコンタクトを有する集積回路コンポーネントを指し得る。
【0012】
図1は、様々な実施形態によるICパッケージ100の一部の側断面図である。ICパッケージ100は、第1レジスト面102と、第1レジスト面102に配置される凹部106とを有し得る。凹部106の底部108は、第2レジスト面104を含み得る。1または複数の導電性コンタクト110は、第1レジスト面102に位置され得、1または複数の導電性コンタクト112は、第2レジスト面104に位置され得る。任意の既知の好適な技術によれば、第1レジスト面102および第2レジスト面104は、ビルドアップ材料190上に形成され得、導電性コンタクト110および112をそれぞれ露出すべくパターン化され得る。いくつかの実施形態において、導電性コンタクト112は、第1層相互接続(FLI)を提供し得、導電性コンタクト110は、パッケージオンパッケージ相互接続を提供し得る。任意の好適なビルドアップ材料は、例えば、味の素ビルドアップ膜(ABF)およびプリプレグビルドアップ膜などの本明細書で述べられるビルドアップ材料のために使用され得る。ビルドアップ材料190はその中に、例えば、ビア、導電性コンタクト、他のデバイスまたは任意の他の好適な電気または絶縁構造などの構造をさらに含み得る(それらのいくつかの非限定例が示される)。
【0013】
ICパッケージ100は、コアを含み得、またはコアレスパッケージであり得る。凹部106は、深度198(第1レジスト面102の「上部」と第2レジスト面104の「上部」との間で測定される)を有し得る。凹部106の深度198は、任意の好適な値を取り得る、(図3図14を参照して下記に述べられるように、製造中にビルドアップの厚さ、または、積層数を変化することにより容易に調整され得る)。例えば、いくつかの実施形態において、凹部106は、50ミクロンと300ミクロンとの間の深度198を有し得る。
【0014】
いくつかの実施形態において、少なくとも2つの導電性コンタクト112は、第2レジスト面104に位置され得、任意の好適な間隔が使用され得るが、35ミクロン未満の距離194だけ離間され得る。いくつかの実施形態において、距離194は、30ミクロンと200ミクロンとの間であり得る。いくつかの実施形態において、少なくとも2つの導電性コンタクト110は、第1レジスト面102に配置され得、任意の好適な間隔(例えば、100ミクロンと400ミクロンとの間)が使用され得るが、35ミクロン未満の距離192だけ離間され得る。導電性コンタクト110および導電性コンタクト112の1または複数が、銅から(例えば、銅パッドとして)形成され得る。
【0015】
図2は、様々な実施形態によるPoP構造を有するIC構造200の一部の側断面図である。IC構造200は、図示されるように、ICパッケージ100の実施形態を含み得る。図2に示されるICパッケージ100は、コア202の両側292および294上にビルドアップ材料および導電性構造を有するコア202を含み得る。ビアおよび他の導電性エレメントは、電気信号をコアの一方の側から他の側に伝わるのを可能にし得る。図2のIC構造200は、コアを有するように示されるが、IC構造200を参照して述べられる構造(特に、IC構造200の側292を参照して述べられる構造)は、コアレスIC構造を形成するために使用され得、コアレスの実施形態は、本明細書で開示される技術を用いて容易に形成される。さらに、特定数のICパッケージが図2に示されるが、本明細書で開示される技術は、所望されるより少ないまたはより多いパッケージ(例えば、凹部に配置される)を有するIC構造を形成するために利用され得る。そのようないくつかの実施形態の例は、図17図18を参照して、以下に述べられる。
【0016】
図1を参照して上記に述べられるように、図2のICパッケージ100は、第1レジスト面102、および第1レジスト面102に配置される凹部106を有し得る。凹部106の底部108は、第2レジスト面104を含み得る。1または複数の導電性コンタクト110は、第1レジスト面102に位置され得、1または複数の導電性コンタクト112は、第2レジスト面104に位置され得る。
【0017】
ICパッケージ100は、軸212に沿ってコア202と第1レジスト面102との間に配置される第1ビルドアップ部204を含み得る。第1ビルドアップ部204は、(コア202と第1レジスト面102との間に軸212に沿って測定される)距離206を有し得る。ICパッケージ100は、軸212に沿ってコア202と第2レジスト面104との間に配置される第2ビルドアップ部208を含み得る。図3図6を参照して下記に述べられるように、第1ビルドアップ部204および第2ビルドアップ部208が、ビルドアップ成膜工程のシーケンスを用いて形成され得る。特に、第1ビルドアップ過程は、第2ビルドアップ部208を提供し得るが、第1ビルドアップ部204は、第1ビルドアップ過程と、第1ビルドアップ過程に続く第2ビルドアップ過程との組み合わせにより提供され得る。第2ビルドアップ部208は、(コア202と第2レジスト面104との間に軸212に沿って測定される)厚さ210を有し得る。距離206は、厚さ210より大きくなり得る。図2に示されるように、第1ビルドアップ部204は、その中に配置され、導電性コンタクト110と電気的にコンタクトする、例えば、ビアおよび導電性パッドなどの複数の電気構造を含み得る。第2ビルドアップ部208はまた、その中に配置され、導電性コンタクト112と電気的にコンタクトする、例えば、ビアおよび導電性パッドなどの複数の電気構造を含み得る。
【0018】
図2のIC構造200はまた、コア202の側292に配置されるICコンポーネント214を含む。ICコンポーネント214は、例えば、システムオンチップ(SoC)、アプリケーションプロセッサなどの任意の好適なICコンポーネントであり得る。いくつかの実施形態において、ICコンポーネント214は、露出ダイであり得る。他の実施形態において、ICコンポーネント214は、ウェハレベルのチップサイズパッケージであり得る。ICコンポーネント214は、第1面216、第1面216に対向して配置される第2面218および第2面218に位置される1または複数の導電性コンタクト220を有し得る。ICコンポーネント214は、凹部106に少なくとも部分的に位置され得、ICコンポーネント214の導電性コンタクト220の1または複数がICパッケージ100の導電性コンタクト112の対応する1または複数に結合されるように構成され得る。特に、導電性コンタクト220は、IC構造200の導電性コンタクト112と第1面216との間に配置され得る。図2において、導電性コンタクト220は、(例えば、パターン化された第2レジスト面104により形成される開口部において)第2レジスト面104の導電性コンタクト112に配置される半田ボール252を介して導電性コンタクト112に結合されるように示される。
【0019】
第1ビルドアップ部204の厚さ(距離206により表される)は、導電性コンタクト110がコア202から離間された距離であり得る。ICコンポーネント214は、ICパッケージ100に結合された場合、導電性コンタクト220は、コア202から距離226だけ離間され得る。いくつかの実施形態において、距離226は、距離206未満であり得る。
【0020】
図2のIC構造200はまた、コア202の側292に配置されるICパッケージ228を含む。ICパッケージ228は、例えば、メモリデバイスなどの任意の好適なICパッケージであり得る。ICパッケージ228は、ダイ290が配置されるパッケージ基板296を含み得る。ダイ290は、例えば、シリコンチップであり得、ワイヤボンディング、フリップチップ結合または任意の他の好適な技術を介してパッケージ基板296に結合され得る。いくつかの実施形態において、ダイ290は、エポキシ成形化合物(図示せず)でオーバー成形され得る。いくつかの実施形態において、複数ダイ290または他のコンポーネントは、ICパッケージ228上に配置され得る。
【0021】
ICパッケージ228は、第1面230、第1面230に対向して配置される第2面232および第2面232に位置する1または複数の導電性コンタクト234を有し得る。ICパッケージ228は、ICコンポーネント214がICパッケージ100とICパッケージ228との間に配置されるように、ICパッケージ100に結合され得る。特に、導電性コンタクト234の1または複数は、導電性コンタクト110の対応する1または複数に結合され得る。特に、導電性コンタクト234は、ICパッケージ228の導電性コンタクト110と第1面230との間に配置され得る。図2において、導電性コンタクト234は、(例えば、パターン化された第1レジスト面102により形成される開口部において)第1レジスト面102の導電性コンタクト110に配置される半田ボール242を介して導電性コンタクト110に結合されるように示される。
【0022】
ICパッケージ228の第2面232は、ICパッケージ100の第1レジスト面102から距離236だけ離間され得る。ICコンポーネント214の第1面216は、ICパッケージ100の第2レジスト面104から距離298だけ離間され得る。いくつかの実施形態において、距離236は、距離298未満であり得る。いくつかの実施形態において、距離236は、250ミクロン未満であり得る。
【0023】
上記に述べられるように、凹部106の深度は、任意の好適な値を取り得る。特に、凹部106の深度は、凹部106に配置されるべきICコンポーネント(例えば、ICコンポーネント214)の高さ、および/またはICパッケージ100と、第1レジスト面102の導電性コンタクト110に結合される別のICパッケージ(例えば、ICパッケージ228)との間の予想される間隔を考慮して選択され得る。いくつかの実施形態において、凹部106は、ICコンポーネント214の第1面216が、第1レジスト面102のレベルの「下方に」配置され得るほど十分に深くなり得る。他の実施形態(例えば、図2に示される実施形態)において、ICコンポーネント214の第1面216は、第1レジスト面102のレベルの「上方に」配置され得る。
【0024】
図3図12は、様々な実施形態による製造シーケンスにおける様々な段階でのIC構造の側断面図である。特に、図3図12により示される製造シーケンスは、図2のICパッケージ100を製造するものとして示される。しかしながら、これは、単に例示的なものであり、図3図12を参照して下記に述べられる工程は、任意の好適なIC構造を製造するために使用され得る。さらに、様々な製造工程が、コアを有する構造の一方の側で実行されるように述べられこととなるが、様々な工程がまた、構造の他方の側で実行されるように示されることとなる。任意の好適な工程が、任意の好適な構造を形成すべく、構造のどちらかの側に実行され得ることが当業者により理解されよう。さらに、図3図12を参照して下記に述べられる様々な製造工程は、特定の順序で述べられるが、製造工程は、任意の好適な順序で実行され得る。
【0025】
図3は、ビルドアップ材料316とその内部に配置される電気構造312とを有するコア202を含む構造300を示す。構造300はさらに、コア202のどちらかの側にコンポーネントを電気的に結合すべく、コア202を介して延在する電気構造を含み得る。構造300は、表面310で第1領域408に配置される1または複数の導電性コンタクト112と、表面310で第2領域410に配置される1または複数の導電性材料部分308とを含み得る。導電性コンタクト112および導電性材料部分308は、同じ材料(例えば、銅)で形成され得る。第1領域408および第2領域410は、表面310上に非重複であり得る。構造300は、任意の好適な従来の基板製造プロセスを用いて形成され得る。
【0026】
図4は、第2レジスト面104を形成すべく、構造300の表面310の第1領域408の少なくとも一部の上に半田レジストを提供する工程後の構造400を示す。第2レジスト面104は、導電性コンタクト112を取り囲み、導電性コンタクト112を露出すべくパターン化され得る。第2レジスト面104は、第2領域410における導電性材料部分308とコンタクトし得ない。
【0027】
図5は、第2レジスト面104がリリース層502とコア202との間に配置されるように、構造400の第1領域408上にリリース層502を提供する工程後の構造500を示す。リリース層502は、第2領域410の導電性材料部分308とコンタクトし得ない。いくつかの実施形態において、リリース層502を提供する工程は、リリース層502をペースト印刷する工程を含み得る。他の実施形態において、リリース層502を提供する工程は、リリース層502を積層する工程を含み得る。リリース層502に対して使用される材料は、それが後の製造工程にて容易に除去され得るように(例えば、図9を参照して下記に述べられるように)、第2レジスト面104および導電性コンタクト112への接着力は弱くなり得る。任意の好適なリリース材料は、例えば、エポキシ、シリコーンまたはパラフィンベースの樹脂などの本明細書に開示されるリリース層に対して、カーボンベースの微粒子またはファイバーと共に使用され得る。リリース材料は、ビルドアップ膜(例えば、プリプレグ膜)および銅との接着力は貧弱であり得る。
【0028】
図6は、構造500にビルドアップ材料を提供する工程、および追加の導電性構造610および導電性コンタクト110を形成する工程後の構造600を示す。特に、ビルドアップ材料は、第1領域408に提供されるビルドアップ材料602、および第2領域410上に提供されるビルドアップ材料608を含み得る。ビルドアップ材料602およびビルドアップ材料608は別々に特定されるが、ビルドアップ材料602およびビルドアップ材料608は、連続および/または共通の製造工程またはそれの複数の工程において提供され得る。ビルドアップ材料602は、リリース層502がビルドアップ材料602とコア202との間に配置されるように提供され得る。導電性構造610(例えば、導電性パッドおよびビア)は、ビルドアップ材料の提供に伴い(例えば、ビルドアップ材料を成膜し、ビルドアップ材料の一部を掘削あるいは除去し、導電性構造を形成し、それからそのプロセスを繰り返すことにより)交互に形成され得る。導電性コンタクト110は、第2領域410上に形成され得る。導電性コンタクトまたは他の導電性構造は、リリース層502の「上方に」配置されるビルドアップ材料602の中または上に形成され得ない。
【0029】
図7は、構造600上に第1レジスト面102を形成する工程後の構造700を示す。図1および図2を参照して上記に述べられたように、第1レジスト面102は、第2領域410上に導電性コンタクト110を露出すべく、パターン化され得る。半田レジストは、第1領域408上に適用され得る。
【0030】
図8は、第1領域408上の構造700のビルドアップ材料602を切断し、リリース層502を含める工程後の構造800を示す。いくつかの実施形態において、ビルドアップ材料602を切断する工程は、第1領域の境界でビルドアップ材料602をレーザ切断することにより実行され得る。いくつかの実施形態において、ビルドアップ材料602およびリリース層502を切断するために使用されるレーザエネルギは、リリース層502を切り抜き、硬質金属(例えば、導電性コンタクト112の銅)に到達したときに停止し得る。切断が起こり得る深度は、切断を実行するために使用されるレーザの出力に依存し得る。他の実施形態において、ビルドアップ材料602を切断する工程は、第1領域の境界でビルドアップ材料602を機械的にルーティングすることにより実行され得る。図8は、構造の側断面図であり、「上部」から眺めた場合、ビルドアップ材料602は、任意の所望の形状(例えば、矩形)を形成し、それにより下記に述べられるように、任意の所望の設置面積を有する凹部を形成すべく切断され得ることに留意されたい。
【0031】
図9は、構造800のリリース層502上に配置されるリリース層502およびビルドアップ材料602を除去する工程後の構造900を示す。リリース層502の縁部は、切断工程後に露出された場合、リリース層502は、第2レジスト面104から機械的に持ち上げられて「はがされ」得、同時にビルドアップ材料602を除去し得る。リリース層502およびビルドアップ材料602が除去された場合、凹部106が形成され、第1領域408上の半田レジストが第2レジスト面104を提供した状態で、導電性コンタクト112が凹部106の底部108に露出され得る。構造900は、図1を参照して上記に述べられるICパッケージ100の実施形態であり得る。特に、構造900は、第1レジスト面102を有するICパッケージ、底部108で第2レジスト面104を有する凹部106、第1レジスト面102に位置する1または複数の導電性コンタクト110、および第2レジスト面104に位置する1または複数の導電性コンタクト112を形成し得る。凹部106の深度は、リリース層502上に配置されるビルドアップ材料602の厚さの関数である。従って、凹部106の深度は、各々の層で成膜されるビルドアップ材料の厚さ、および/またはリリース層502を成膜した後に形成される層の数(例えば、積層数)を調整することにより製造中に設定され得る。
【0032】
図10は、構造900の表面仕上げ工程後の構造1000を示す。いくつかの実施形態において、表面仕上げは、既知の技術によるニッケル−パラジウム−金(NiPdAu)仕上げ、または銅プリフラックス(organic solderability preservative)(CuOSP)仕上げの適用を含み得る。特に、導電性コンタクト110および導電性コンタクト112の露出面は、表面仕上げされ得る。構造1000の他の部分も同様に、表面仕上げされ得る(例えば、構造1000の「底部」上の第2レベルの相互接続(SLI))。構造1000は、図1を参照して上記に述べられるICパッケージ100の実施形態であり得る。特に、構造1000は、第1レジスト面102を有するICパッケージ、底部108で第2レジスト面104を有する凹部106、第1レジスト面102に位置する1または複数の導電性コンタクト110、および第2レジスト面104に位置する1または複数の導電性コンタクト112を形成し得る。
【0033】
図11は、凹部106における導電性コンタクト112に半田ボール252を提供する工程後の構造1100を示す。半田ボール252は、例えば、マイクロボールバンピングまたはペースト印刷バンピング等の従来の技術を用いて提供され得る。構造1100は、 図1を参照して上記に述べられるICパッケージ100の実施形態であり得る。特に、構造1100は、第1レジスト面102を有するICパッケージ、底部108で第2レジスト面104を有する凹部106、第1レジスト面102に位置する1または複数の導電性コンタクト110、および第2レジスト面104に位置する1または複数の導電性コンタクト112を形成し得る。
【0034】
図12は、半田ボール252を介して構造1100にICコンポーネント214を結合する工程後の構造1200を示す。ICコンポーネント214は、凹部106に配置され得、半田ボール252を介して導電性コンタクト112に電気的に結合される導電性コンタクト220を含み得る。構造1200は、図1を参照して上記に述べられるICパッケージ100の実施形態であり得る。特に、構造1200は、第1レジスト面102を有するICパッケージ、底部108で第2レジスト面104を有する凹部106、第1レジスト面102に位置する1または複数の導電性コンタクト110、および第2レジスト面104に位置する1または複数の導電性コンタクト112を形成し得る。
【0035】
図13図14は、様々な実施形態による組立シーケンスにおける様々な段階でのIC構造の側断面図である。特に、図13図14により示される組立シーケンスは、図2のIC構造200を製造するものとして示される。しかしながら、これは、単に例示的なものであり、図13図14を参照して下記に述べられる工程は、任意の好適なIC構造を製造するために使用され得る。さらに、様々な製造工程が、コアを有する構造の一方の側で実行されるように述べられこととなるが、様々な工程がまた、構造の他方の側で実行されるように示されることとなる。任意の好適な工程が、任意の好適な構造を形成すべく、構造のどちらかの側に実行され得ることが当業者により理解されよう。
【0036】
図13は、第1レジスト面102で導電性コンタクト110に半田ボール242を提供する工程後の構造1300を示す。半田ボール242は、例えば、ボールグリッドアレイ(BGA)アタッチメントなどの従来の技術を用いて提供され得る。構造1300は、図1を参照して上記に述べられるICパッケージ100の実施形態であり得る。特に、構造1300は、第1レジスト面102を有するICパッケージ、底部108で第2レジスト面104を有する凹部106、第1レジスト面102に位置する1または複数の導電性コンタクト110、および第2レジスト面104に位置する1または複数の導電性コンタクト112を形成し得る。
【0037】
図14は、半田ボール242を介して構造1300にICパッケージ228を結合する工程後の構造1400を示す。ICパッケージ228は、半田ボール242を介して導電性コンタクト110に電気的に結合される導電性コンタクト234を含み得る。構造1400は、図2を参照して上記に述べられるIC構造200の実施形態のいずれかの形態を取り得る。構造1400はまた、図1を参照して上記に述べられるICパッケージ100の実施形態であり得る。特に、構造1400は、第1レジスト面102を有するICパッケージ、底部108で第2レジスト面104を有する凹部106、第1レジスト面102に位置する1または複数の導電性コンタクト110、および第2レジスト面104に位置する1または複数の導電性コンタクト112を形成し得る。
【0038】
図15は、様々な実施形態によるICパッケージを製造する方法1500のフロー図である。方法1500の工程は、ICパッケージ100およびそれのコンポーネントを参照して述べられ得るが、これは、単に例示を目的としているもので、方法1500は、任意の好適なICパッケージを形成するために利用され得る。
【0039】
1502で、構造が、提供され得る(例えば、図3の構造300)。構造は、第1領域および第2領域(例えば、図3の表面310の第1領域408および第2領域410)を有する表面を有し得る。第1領域および第2領域は、非重複であり得、1または複数の導電性コンタクト(例えば、図3の1または複数の導電性コンタクト112)は、第1領域における表面に位置され得る。
【0040】
1504で、半田レジストは、表面の第1領域の少なくとも一部(例えば、図4の構造400の第2レジスト面104)上に提供され得る。
【0041】
1506で、リリース層は、半田レジスト(例えば、図5の構造500のリリース層502)上に提供され得る。いくつかの実施形態において、1506は、リリース層をペースト印刷する工程を含み得る。いくつかの実施形態において、1506は、リリース層を積層する工程を含み得る。
【0042】
1508で、ビルドアップ材料(例えば、図6の構造600の第1領域408および第2領域410のビルドアップ材料602および608)はそれぞれ、第1および第2領域に提供され得る。
【0043】
1510で、ビルドアップ材料およびリリース層は、切断され得る(例えば、図8の構造800を参照して示されるリリース層502を切り抜く)。いくつかの実施形態において、1510は、第1領域の境界でビルドアップ材料およびリリース層をレーザ切断する工程または機械的にルーティングする工程を含み得る。
【0044】
1512で、リリース層上に配置されるリリース層およびビルドアップ材料は、(例えば、図9の構造900を参照して上記に述べられるように)1または複数の導電性コンタクトを露出すべく除去され得る。
【0045】
いくつかの実施形態において、方法1500はまた、1508でビルドアップ材料を提供する工程後で、1510でビルドアップ材料を切断する工程前に、(例えば、図6を参照して上記に述べられるように)第2領域におけるビルドアップ材料に1または複数の導電性ビアを形成する工程を含み得る。そのようないくつかの実施形態において、方法1500はまた、複数の導電性ビアを形成する工程後に第2領域に複数の導電性コンタクトを形成する工程と、1512で露出される導電性コンタクトの中へ形成される導電性コンタクトに半田ボールを提供する工程とを含み得る。
【0046】
図16は、様々な実施形態によるPoP構造を有するIC構造を製造する方法1600のフロー図である。方法1600の工程は、IC構造200およびそのコンポーネントを参照して述べられ得るが、これは、単に例示を目的としているもので、方法1500は、任意の好適なIC構造を形成するために利用され得る。
【0047】
1602で、ICパッケージが、提供される(例えば、図1のICパッケージ100または図9のIC構造900)。1602で提供されるICパッケージは、第1レジスト面、第1レジスト面に配置され、その底部が第2レジスト面である凹部、第1レジスト面に位置する第1の複数の導電性コンタクト、および第2レジスト面に位置する第2の複数の導電性コンタクト(例えば、第1レジスト面102に配置される凹部106、第2レジスト面104を提供する凹部106の底部108、第1の複数の導電性コンタクト110および第2の複数の導電性コンタクト112)を有し得る。
【0048】
1604で、ICコンポーネントは、凹部に配置され得る(例えば、図2または図12の凹部106に配置されるICコンポーネント214)。ICコンポーネントは、第1面、第2面、および第2面に位置する第3の複数の導電性コンタクト(例えば、第1面216、第2面218、および第3の複数の導電性コンタクト220)を有し得る。第3の複数の導電性コンタクトは、ICパッケージの第2の複数の導電性コンタクトに結合され得、ICコンポーネントは、第3の複数の導電性コンタクトが、第2の複数の導電性コンタクトとICコンポーネントの第1面との間に配置されるように(例えば、図2および図12に示されるように)構成され得る。
【0049】
いくつかの実施形態において、方法1600のICパッケージは、第1のICパッケージであり得、方法1600はまた、凹部にICコンポーネントを配置する工程後、第1のICパッケージに第2のICパッケージ(例えば、ICパッケージ228)を取り付ける工程を含み得る。第2のICパッケージは、第1面、第2面、および第2のICパッケージの第2面に位置する第4の複数の導電性コンタクト(例えば、図2の第1面230、第2面232、および導電性コンタクト234)を有し得る。第4の複数の導電性コンタクトは、第1の複数の導電性コンタクトに結合され得、第2のICパッケージは、ICコンポーネントが、第1のICパッケージと、第2のICパッケージの第2面との間に配置されるように構成され得る。
【0050】
本明細書で開示されるICパッケージの様々な実施形態は、底部に位置する導電性コンタクトを有する複数の凹部を含み得る。例えば、図17は、様々な実施形態によるICパッケージ100の一部の側断面図である。図17のICパッケージ100は、図1のICパッケージ100のように、第1レジスト面102と、第1レジスト面102に配置される凹部106とを有し得る。凹部106の底部108は、第2レジスト面104を含み得る。1または複数の導電性コンタクト110は、第1レジスト面102に位置され得、1または複数の導電性コンタクト112は、第2レジスト面104に位置され得る。任意の既知の好適な技術によれば、第1レジスト面102および第2レジスト面104は、ビルドアップ材料190上に形成され得、導電性コンタクト110および112をそれぞれ露出すべくパターン化され得る。ビルドアップ材料190はその中に、例えば、ビア、導電性コンタクト、他のデバイスまたは任意の他の好適な電気または絶縁構造など(説明を簡単にするために図示せず)をさらなる構造を含み得る。
【0051】
さらに、図17のICパッケージ100は、第1レジスト面102に配置される追加の凹部1716を含み得る。凹部1716の底部1792は、第3レジスト面1708を含み得る。1または複数の導電性コンタクト1722は、第3レジスト面1708に位置され得る。任意の所望の数の導電性コンタクト1722は、(例えば、図18を参照して下記に述べられるように)任意の所望の配置において第3レジスト面1708に位置され得る。任意の既知の好適な技術によれば、第3レジスト面1708は、ビルドアップ材料190上に形成され得、導電性コンタクト1722を露出すべくパターン化され得る。凹部106は、深度1744を有し得、凹部1716は、深度1746を有し得る。いくつかの実施形態において、深度1744および深度1746は、異なり得る。例えば、図17に示されるように、深度1746は、深度1744未満であり得る。ICパッケージ1700の凹部、レジスト面および導電性コンタクトは、本明細書で開示されるICパッケージ100の実施形態のいずれかの形態を取り得る。
【0052】
本明細書で開示されるIC構造の様々な実施形態は、底部に位置する導電性コンタクトと共に複数の凹部を有するICパッケージ、および/またはPoP構造における単一の凹部に配置される複数のICコンポーネントを含み得る。例えば、図18は、様々な実施形態によるIC構造200の一部の側断面図である。図18のIC構造200は、図2のIC構造200のように、ICパッケージ100の実施形態(図示されるように、図17のICパッケージ100)を含み得る。
【0053】
図18のIC構造200は、凹部106に少なくとも部分的に位置され、ICコンポーネント214の導電性コンタクト220の1または複数が、(例えば、図2を参照して上記に述べられる実施形態のいずれかによる)ICパッケージ100の導電性コンタクト112の対応する1または複数に結合されるように構成されるICコンポーネント214を含む。
【0054】
図18のIC構造200は、凹部1716に少なくとも部分的に位置するICコンポーネント1802およびICコンポーネント1804を含む。ICコンポーネント1802およびICコンポーネント1804は、凹部1716に互いに隣接し得る。ICコンポーネント1802は、(例えば、ICコンポーネント214の導電性コンタクト112を参照して上記に述べられるように)1または複数の導電性コンタクト1812を含み得、ICコンポーネント1802の導電性コンタクト1812の1または複数が、(例えば、図2を参照して上記に述べられる実施形態のいずれかによる)ICパッケージ100の導電性コンタクト1722の対応する1または複数に結合されるように構成され得る。ICコンポーネント1804は、(例えば、ICコンポーネント214の導電性コンタクト112を参照して上記に述べられるように)1または複数の導電性コンタクト1814を含み得、ICコンポーネント1804の導電性コンタクト1814の1または複数が、(例えば、図2を参照して上記に述べられる実施形態のいずれかによる)ICパッケージ100の導電性コンタクト1722の対応する1または複数に結合されるように構成され得る。ICパッケージ1806は、(例えば、図2のICパッケージ228を参照して上記に述べられるように)ICコンポーネント1802、1804および214がICパッケージ100とICパッケージ1806との間に配置されるように、IC構造200に含まれ得る。
【0055】
本開示の実施形態は、本明細書に開示される凹型導電性コンタクトおよび製造技術から利益が得られ得るICパッケージまたはパッケージ構造を用いてシステムへと実装され得る。図19は、いくつかの実装によるコンピューティングデバイス1900を概略的に示し、コンピューティングデバイス1900は、本明細書で開示される実施形態のいずれかにより形成される凹型導電性コンタクトを有するICパッケージまたはパッケージ構造を含み得る。例えば、図1および図17のICパッケージ100、または、図2および図18のIC構造200は、コンピューティングデバイス1900(下記に述べられる)のストレージデバイス1908、プロセッサ1904、または通信チップ1906を含むように構成され得る。
【0056】
コンピューティングデバイス1900は、例えば、モバイル通信デバイス、または、デスクトップ型コンピューティングデバイスあるいはラックベース型コンピューティングデバイスであり得る。コンピューティングデバイス1900は、主回路基板1902のような基板を収容し得る。主回路基板1902は、プロセッサ1904および少なくとも1つの通信チップ1906を含む(けれどこれに限定されない)、複数のコンポーネントを含み得る。コンピューティングデバイス1900を参照して本明細書で述べられる任意のコンポーネントは、本明細書で開示される技術によるパッケージオンパッケージ構造において配置され得る。さらなる実装例では、通信チップ1906は、プロセッサ1904の一部であり得る。
【0057】
コンピューティングデバイス1900は、ストレージデバイス1908を含み得る。いくつかの実施形態において、ストレージデバイス1908は、1または複数のソリッドステートドライブを含み得る。ストレージデバイス1908の中に含まれ得るストレージデバイスの例は、(例えば、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)といった)揮発性メモリ、(例えば、リードオンリーメモリ(ROM)といった)不揮発性メモリ、フラッシュメモリ、および、(ハードディスクドライブ、コンパクトディスク(CD)、デジタル多目的ディスク(DVD)などのような)大容量ストレージデバイスを含む。
【0058】
その用途次第で、コンピューティングデバイス1900は、主回路基板1902に物理的かつ電気的に結合されてもよい、または、結合されなくてもよい、他のコンポーネントを含み得る。これらの他のコンポーネントは、グラフィックスプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、暗号プロセッサ、チップセット、アンテナ、ディスプレイ、タッチスクリーンディスプレイ、タッチスクリーンコントローラ、バッテリ、オーディオコーデック、映像コーデック、電力増幅器、全地球測位システム(GPS)デバイス、コンパス、ガイガーカウンタ、加速度計、ジャイロスコープ、スピーカ、および、カメラを含み得るが、これらに限定されない。
【0059】
通信チップ1906およびアンテナによって、コンピューティングデバイス1900との間で行き来するデータの伝送のための無線通信が可能になり得る。「無線」といった用語およびその派生語は、非固体媒体を通じて変調された電磁放射の使用によってデータを通信し得る、回路、デバイス、システム、方法、技術、通信、チャネルなどを説明すべく使用され得る。その用語は、関連するデバイスが任意のワイヤを含まないことを暗に意味していないけれど、いくつかの実施形態においては、そうでないかもしれない。通信チップ1906は、Wi−Fi(登録商標)(IEEE 802.11系)を含む米国電気電子学会(IEEE)規格、(例えば、IEEE 802.16−2005改訂といった)IEEE 802.16規格、任意の改訂、アップデート、および/または、修正を伴うロングタームエボリューション(LTE)プロジェクト(例えば、アドバンストLTEプロジェクト(advanced LTE project)、(「3GPP2」とも称される)ultra mobile broadband(UMB)プロジェクトなどといった、)を含むが、これらに限定されない、複数の無線規格またはプロトコルを実装し得る。IEEE 802.16互換ブロードバンドワイドエリア(BWA: Broadband Wide Area)ネットワークは、概してWiMAXネットワークと呼ばれる。その頭文字は、Worldwide Interoperability for Microwave Accessを表している。それは、IEEE 802.16規格に対する適合性テストおよび相互運用性テストを通過する製品用の保証マークである。通信チップ1906は、Global System for Mobile Communications(GSM(登録商標))、General Packet Radio Service(GPRS)、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)、High Speed Packet Access(HSPA)、Evolved HSPA(E−HSPA)、または、LTE networkに従って動作し得る。通信チップ1906は、Enhanced Data for GSM(登録商標)Evolution (EDGE)、GSM(登録商標) EDGE Radio Access Network (GERAN)、世界地上無線接続ネットワーク(UTRAN)、または次世代UTRAN(E−UTRAN)に従って動作し得る。通信チップ1906は、3G、4G、5Gおよびそれ以上のものとして指定されている任意の他の無線プロトコルと同様、符号分割多重アクセス(CDMA)、時分割多重アクセス(TDMA)、Digital Enhanced Cordless Telecommunications(DECT)、Evolution−Data Optimized(EV−DO)、またはそれらの派生物に従って動作し得る。通信チップ1906は、他の実施形態において、他の複数の無線プロトコルに従って動作し得る。
【0060】
コンピューティングデバイス1900は、複数の通信チップ1906を含み得る。例えば、第1通信チップ1906は、Wi−Fi(登録商標)およびBluetooth(登録商標)のような、より狭い範囲の無線通信専用とされ得、第2通信チップ1906は、GPS、EDGE、GPRS、CDMA、WiMAX、LTE、EV−DOおよび、その他のような、より広い範囲の無線通信専用とされ得る。いくつかの実施形態において、通信チップ1906は、有線通信をサポートし得る。例えば、コンピューティングデバイス1900は、1または複数の有線サーバを含み得る。
【0061】
コンピューティングデバイス1900のプロセッサ1904および/または通信チップ1906は、集積回路(IC)パッケージの中で、1または複数のダイまたは他のコンポーネントを含み得る。そのようなICパッケージは、本明細書で開示される技術のいずれかを用いて(例えば、本明細書で開示される凹型構造を用いて)、別のICコンポーネントおよび/またはICパッケージと結合され得る。「プロセッサ」なる用語は、電子データを、レジスタおよび/またはメモリに格納され得る他の電子データへ変換すべく、レジスタおよび/またはメモリからの電子データを処理する、任意のデバイス、または、デバイスの任意の部分に言及し得る。
【0062】
様々な実装例において、コンピューティングデバイス1900は、ラップトップ、ネットブック、ノートブック、ウルトラブック、スマートフォン、タブレット、携帯情報端末(PDA)、ウルトラモバイルPC、携帯電話、デスクトップ型コンピュータ、サーバ、プリンタ、スキャナ、モニタ、セットトップボックス、エンターテイメントコントロールユニット、デジタルカメラ、ポータブルミュージックプレイヤ、または、デジタルビデオレコーダであり得る。さらなる実装例において、コンピューティングデバイス1900は、データを処理する任意の他の電子デバイスであり得る。いくつかの実施形態において、本明細書で開示される凹型導電性コンタクトは、高性能コンピューティングデバイスの中に実装され得る。以下の段落は、本明細書で開示される実施形態の例を提供する。
【0063】
例1は、IC構造であり、第1レジスト面を有するICパッケージと、第1レジスト面に配置される凹部であって、凹部の底部は第2レジスト面を有する、凹部と、第1レジスト面に位置する第1の複数の導電性コンタクトと、第2レジスト面に位置する第2の複数の導電性コンタクトとを含む。
【0064】
例2は、例1の主題を含み得、ICパッケージはさらに、ICパッケージのコアと第1レジスト面との間に軸に沿って配置される第1ビルドアップ部、およびICパッケージのコアと第2レジスト面との間に軸に沿って配置される第2ビルドアップ部を有し、軸に沿った第1ビルドアップ部の厚さは、軸に沿った第2ビルドアップ部の厚さより大きいことをさらに特定し得る。
【0065】
例3は、例1−例2のいずれかの主題を含み得、さらに、第1面、ICコンポーネントの第1面に対向する第2面、およびICコンポーネントの第2面に位置する第3の複数の導電性コンタクトを有するICコンポーネントをさらに含み得、第3の複数の導電性コンタクトは、第2の複数の導電性コンタクトに結合され、ICコンポーネントは、第3の複数の導電性コンタクトが、第2の複数の導電性コンタクトとICコンポーネントの第1面との間に配置されるように構成される。
【0066】
例4は、例3の主題を含み得、第2の複数の導電性コンタクトの少なくとも2つは、35ミクロン未満の距離だけ離間されることをさらに特定し得る。
【0067】
例5は、例3−例4のいずれかの主題を含み得、第1の複数の導電性コンタクトは、ICパッケージのコアから第1距離だけ離間され、第3の複数の導電性コンタクトは、ICパッケージのコアから第2距離だけ離間され、第2距離は、第1距離未満であることをさらに特定し得る。
【0068】
例6は、例3−例5のいずれかの主題を含み得、ICコンポーネントは、システムオンチップであることをさらに特定し得る。
【0069】
例7は、例3−例6のいずれかの主題を含み得、ICパッケージは、第1のICパッケージであり、IC構造はさらに、
第1面、第2のICパッケージの第1面に対向する第2面、および第2のICパッケージの第2面に位置する第4の複数の導電性コンタクトを有する第2のICパッケージを備え、
第4の複数の導電性コンタクトは、第1の複数の導電性コンタクトに結合され、第2のICパッケージは、ICコンポーネントが第1のICパッケージと第2のICパッケージの第2面との間に配置されるように構成される、
ことをさらに特定し得る。
【0070】
例8は、例7の主題を含み得、第2のICパッケージの第2面は、第1のICパッケージの第1レジスト面から第1距離だけ離間され、ICコンポーネントの第1面は、第1のICパッケージの第2レジスト面から第2距離だけ離間され、第1距離は、第2距離未満であることをさらに特定し得る。
【0071】
例9は、例7−例8のいずれかの主題を含み得、第1の複数の導電性コンタクトの少なくとも2つは、35ミクロン未満の距離だけ離間されることをさらに特定し得る。
【0072】
例10は、例7−例9のいずれかの主題を含み得、第2の複数の導電性コンタクトのうちの1つと物理的にコンタクトし、第4の複数の導電性コンタクトのうちの1つとも物理的にコンタクトする半田ボールをさらに含み得る。
【0073】
例11は、例7−例10のいずれかの主題を含み得、第2のICパッケージは、メモリデバイスであることをさらに特定し得る。
【0074】
例12は、例7−例11のいずれかの主題を含み得、第2のICパッケージの第2面と第1レジスト面との間の距離は、250ミクロン未満であることをさらに特定し得る。
【0075】
例13は、例1−例11のいずれかの主題を含み得、第2の複数の導電性コンタクトは、複数の銅パッドを含むことをさらに特定し得る。
【0076】
例14は、例1−例13のいずれかの主題を含み得、ICパッケージは、コアレスであることをさらに特定し得る。
【0077】
例15は、ICパッケージを製造する方法であり、
表面を有する構造を提供する工程であって、表面は、第1領域と第2領域とを有し、第1領域と第2領域は、表面上で非重複であり、第1の複数の導電性コンタクトは、第1領域における表面に位置する、工程と、
第1領域の少なくとも一部上に半田レジストを提供する工程と、
半田レジストを提供する工程後、第1領域上にリリース層を提供する工程と、
第1領域および第2領域上にビルドアップ材料を提供する工程と、
ビルドアップ材料およびリリース層を切断する工程と、
第1の複数の導電性コンタクトを露出すべく、リリース層上に配置されるリリース層およびビルドアップ材料を除去する工程と、
を含む。
【0078】
例16は、例15の主題を含み得、リリース層を提供する工程は、リリース層をペースト印刷する工程を含むことをさらに特定し得る。
【0079】
例17は、例15−例16のいずれかの主題を含み得、リリース層を提供する工程は、リリース層を積層する工程を含むことをさらに特定し得る。
【0080】
例18は、例15−例17のいずれかの主題を含み得、ビルドアップ材料およびリリース層を切断する工程は、ビルドアップ材料およびリリース層を第1領域の境界でレーザ切断する工程を含むことをさらに特定し得る。
【0081】
例19は、例15−例18のいずれかの主題を含み得、ビルドアップ材料を提供する工程後で、ビルドアップ材料を切断する工程前に、表面の第2領域上のビルドアップ材料に複数の導電性ビアを形成する工程をさらに含み得る。
【0082】
例20は、例19の主題を含み得、複数の導電性ビアを形成する工程後、第2領域上に第2の複数の導電性コンタクトを形成する工程と、第1の複数の導電性コンタクトおよび第2の複数の導電性コンタクトに半田ボールを提供する工程とをさらに含み得る。
【0083】
例21は、例19−例20のいずれかの主題を含み得、複数の導電性ビアの少なくとも2つは、35ミクロン未満の距離だけ離間されることをさらに特定し得る。
【0084】
例22は、集積回路(IC)構造を製造する方法であり、
第1レジスト面を有する基板、
第1レジスト面に配置される凹部であって、凹部の底部は、第2レジスト面である、凹部、
第1レジスト面に位置する第1の複数の導電性コンタクト、および、
第2レジスト面に位置する第2の複数の導電性コンタクトを含むICパッケージを提供する工程と、
凹部にICコンポーネントを配置する工程であって、ICコンポーネントは、第1面、ICコンポーネントの第1面に対向する第2面、およびICコンポーネントの第2面に位置する第3の複数の導電性コンタクトを有し、
第3の複数の導電性コンタクトは、第2の複数の導電性コンタクトに結合され、
ICコンポーネントは、第3の複数の導電性コンタクトが、第2の複数の導電性コンタクトと、ICコンポーネントの第1面との間に配置されるように構成される、工程と、
を含む。
【0085】
例23は、例22の主題を含み得、ICコンポーネントは、アプリケーションプロセッサであることをさらに特定し得る。
【0086】
例24は、例22−例23のいずれかの主題を含み得、ICパッケージは、第1のICパッケージであり、方法はさらに、
凹部にICコンポーネントを配置する工程後、第1のICパッケージに第2のICパッケージを取り付ける工程であって、
第2のICパッケージは、第1面、第2のICパッケージの第1面に対向する第2面、および第2のICパッケージの第2面に位置する第4の複数の導電性コンタクトを有し、
第4の複数の導電性コンタクトは、第1の複数の導電性コンタクトに結合され、
第2のICパッケージは、ICコンポーネントが、第1のICパッケージと、第2パッケージの第2面との間に配置されるように構成される、工程、
を含むことをさらに特定し得る。
【0087】
例25は、例22−例24のいずれかの主題を含み得、凹部は、50ミクロンと300ミクロンとの間の深度を有することをさらに特定し得る
[項目1]
第1レジスト面を有するICパッケージと、
上記第1レジスト面に配置される凹部であって、上記凹部の底部は第2レジスト面を有する、凹部と、
上記第1レジスト面に位置する第1の複数の導電性コンタクトと、
上記第2レジスト面に位置する第2の複数の導電性コンタクトと
を備える集積回路(IC)構造。
[項目2]
上記ICパッケージはさらに、
上記ICパッケージのコアと上記第1レジスト面との間に軸に沿って配置される第1ビルドアップ部、および
上記ICパッケージの上記コアと上記第2レジスト面との間に上記軸に沿って配置される第2ビルドアップ部を有し、
上記軸に沿った上記第1ビルドアップ部の厚さは、上記軸に沿った上記第2ビルドアップ部の厚さより大きい、
項目1に記載のIC構造。
[項目3]
第1面、ICコンポーネントの上記第1面に対向する第2面およびICコンポーネントの上記第2面に位置する第3の複数の導電性コンタクトを有するICコンポーネントをさらに備え、
上記第3の複数の導電性コンタクトは、上記第2の複数の導電性コンタクトに結合され、上記ICコンポーネントは、上記第3の複数の導電性コンタクトが、上記第2の複数の導電性コンタクトと上記ICコンポーネントの上記第1面との間に配置されるように構成される、
項目1に記載のIC構造。
[項目4]
上記第2の複数の導電性コンタクトの少なくとも2つは、35ミクロン未満の距離だけ離間される、
項目3に記載のIC構造。
[項目5]
上記第1の複数の導電性コンタクトは、上記ICパッケージのコアから第1距離だけ離間され、上記第3の複数の導電性コンタクトは、上記ICパッケージの上記コアから第2距離だけ離間され、上記第2距離は、上記第1距離未満である、
項目3に記載のIC構造。
[項目6]
上記ICコンポーネントは、システムオンチップである、
項目3に記載のIC構造。
[項目7]
上記ICパッケージは、第1のICパッケージであり、上記IC構造はさらに、
第1面、第2のICパッケージの上記第1面に対向する第2面、および上記第2のICパッケージの上記第2面に位置する第4の複数の導電性コンタクトを有する第2のICパッケージを備え、
上記第4の複数の導電性コンタクトは、上記第1の複数の導電性コンタクトに結合され、上記第2のICパッケージは、上記ICコンポーネントが上記第1のICパッケージと上記第2のICパッケージの上記第2面との間に配置されるように構成される、
項目3に記載のIC構造。
[項目8]
上記第2のICパッケージの上記第2面は、上記第1のICパッケージの上記第1レジスト面から第1距離だけ離間され、上記ICコンポーネントの上記第1面は、上記第1のICパッケージの上記第2レジスト面から第2距離だけ離間され、上記第1距離は、上記第2距離未満である、
項目7に記載のIC構造。
[項目9]
上記第1の複数の導電性コンタクトの少なくとも2つは、35ミクロン未満の距離だけ離間される、
項目7に記載のIC構造。
[項目10]
上記第2の複数の導電性コンタクトのうちの1つと物理的にコンタクトし、上記第4の複数の導電性コンタクトのうちの1つとも物理的にコンタクトする半田ボールをさらに有する、
項目7に記載のIC構造。
[項目11]
上記第2のICパッケージは、メモリデバイスである、
項目7に記載のIC構造。
[項目12]
上記第2のICパッケージの上記第2面と上記第1レジスト面との間の距離は、250ミクロン未満である、
項目7に記載のIC構造。
[項目13]
上記第2の複数の導電性コンタクトは、複数の銅パッドを有する、
項目1から12のいずれか一項に記載のIC構造。
[項目14]
上記ICパッケージは、コアレスである、
項目1から12のいずれか一項に記載のIC構造。
[項目15]
集積回路(IC)パッケージを製造する方法であって、
表面を有する構造を提供する段階であって、上記表面は、第1領域と第2領域とを有し、上記第1領域と上記第2領域は、上記表面上で非重複であり、第1の複数の導電性コンタクトは、上記第1領域における上記表面に位置する、段階と、
上記第1領域の少なくとも一部上に半田レジストを提供する段階と、
上記半田レジストを提供する段階後、上記第1領域上にリリース層を提供する段階と、
上記第1領域および第2領域上にビルドアップ材料を提供する段階と、
上記ビルドアップ材料および上記リリース層を切断する段階と、
上記第1の複数の導電性コンタクトを露出すべく、上記リリース層上に配置される上記リリース層および上記ビルドアップ材料を除去する段階と
を備える方法。
[項目16]
上記リリース層を提供する段階は、上記リリース層をペースト印刷する段階を備える、
項目15に記載の方法。
[項目17]
上記リリース層を提供する段階は、上記リリース層を積層する段階を備える、
項目15に記載の方法。
[項目18]
上記ビルドアップ材料および上記リリース層を切断する段階は、上記ビルドアップ材料および上記リリース層を上記第1領域の境界でレーザ切断する段階を備える、
項目15から17のいずれか一項に記載の方法。
[項目19]
上記ビルドアップ材料を提供する後で、上記ビルドアップ材料を切断する前に、上記表面の上記第2領域上の上記ビルドアップ材料に複数の導電性ビアを形成する段階
をさらに備える項目15に記載の方法。
[項目20]
上記複数の導電性ビアを形成する段階後、上記第2領域上に第2の複数の導電性コンタクトを形成する段階と、
上記第1の複数の導電性コンタクトおよび上記第2の複数の導電性コンタクトに半田ボールを提供する段階と
をさらに有する項目19に記載の方法。
[項目21]
上記複数の導電性ビアの少なくとも2つは、35ミクロン未満の距離だけ離間される、
項目19に記載の方法。
[項目22]
集積回路(IC)構造を製造する方法であって、
第1レジスト面を有する基板、
上記第1レジスト面に配置される凹部であって、上記凹部の底部は、第2レジスト面である、凹部、
上記第1レジスト面に位置する第1の複数の導電性コンタクト、および
上記第2レジスト面に位置する第2の複数の導電性コンタクトを含むICパッケージを提供する段階と、
上記凹部にICコンポーネントを配置する段階であって、上記ICコンポーネントは、第1面、上記ICコンポーネントの上記第1面に対向する第2面、および上記ICコンポーネントの上記第2面に位置する第3の複数の導電性コンタクトを有し、
上記第3の複数の導電性コンタクトは、上記第2の複数の導電性コンタクトに結合され、
上記ICコンポーネントは、上記第3の複数の導電性コンタクトが、上記第2の複数の導電性コンタクトと、上記ICコンポーネントの上記第1面との間に配置されるように構成される、段階と
を備える方法。
[項目23]
上記ICコンポーネントは、アプリケーションプロセッサである、項目22に記載の方法。
[項目24]
上記ICパッケージは、第1のICパッケージであり、上記方法はさらに、
上記凹部に上記ICコンポーネントを配置する工程後、上記第1のICパッケージに第2のICパッケージを取り付ける段階であって、
上記第2のICパッケージは、第1面、上記第2のICパッケージの上記第1面に対向する第2面、および上記第2のICパッケージの上記第2面に位置する第4の複数の導電性コンタクトを有し、
上記第4の複数の導電性コンタクトは、上記第1の複数の導電性コンタクトに結合され、
上記第2のICパッケージは、上記ICコンポーネントが、上記第1のICパッケージと、上記第2のICパッケージの上記第2面との間に配置されるように構成される、段階
をさらに備える項目22または23に記載の方法。
[項目25]
上記凹部は、50ミクロンから300ミクロンの深度を有する、項目22または23に記載の方法。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19