(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0018】
本開示は、一般的にはイオン注入装置およびプロセスに関し、より具体的には、イオン注入プラズマフラッドガンの性能を改善するための装置および方法に関する。
【0019】
本開示は、一態様では、プラズマフラッドガンにガスを供給するためのガス供給アセンブリを企図しており、イオン注入動作時に基板の表面電荷を変調するための電子を含む不活性ガスプラズマを発生させるためのプラズマフラッドガンに不活性ガスを供給する流体供給パッケージと、不活性ガスと混合された、不活性ガス流体供給パッケージ内の、またはプラズマフラッドガンへの不活性ガスの供給に関して、クリーニングガスをプラズマフラッドガンに同時にまたは逐次的に供給するように構成された別個のクリーニングガス供給パッケージ内の、クリーニングガスと、を含む。
【0020】
そのようなガス供給アセンブリにおいて、クリーニングガスは、様々な実施形態では、不活性ガスと混合されて不活性ガス流体供給パッケージ内にあってもよい。
【0021】
様々な実施形態では、クリーニングガスは、別個のクリーニングガス供給パッケージ内にあってもよく、アセンブリは、クリーニングガス供給パッケージからクリーニングガスを受け取り、不活性ガス流体供給パッケージから不活性ガスを受け取り、それらを混合してプラズマフラッドガンに分配するためのクリーニングガスと不活性ガスとの混合物を形成するように構成された流れ回路をさらに含む。
【0022】
様々な実施形態では、流れ回路は、クリーニングガスと不活性ガスとをそれぞれの流体供給パッケージから受け取り、それらを混合してプラズマフラッドガンに分配するためのクリーニングガスと不活性ガスとの混合物を形成するように配置された混合チャンバを含んでもよい。
【0023】
様々な実施形態では、流れ回路は、混合チャンバ内でクリーニングガスと不活性ガスとの混合を選択的に可能にするように、あるいは、クリーニングガスと不活性ガスとをプラズマフラッドガンに別々に流すことを選択的に可能にするように構成されたバルブを含んでもよい。
【0024】
様々な実施形態では、ガス供給アセンブリは、クリーニングガス供給パッケージからのクリーニングガスの分配および不活性ガス供給パッケージからの不活性ガスの別々の分配を制御するように構成されたプロセッサを含んでもよい。このようなアセンブリでは、プロセッサは、イオン注入中に不活性ガスが連続的に分配されるように、不活性ガスの分配を制御するように構成され、プロセッサは、不活性ガスの分配中にクリーニングガスが間欠的に分配されるように、クリーニングガスの分配を制御するように、または不活性ガスが分配された後にクリーニングガスが逐次的に分配されるように、クリーニングガスの分配を制御するように構成されてもよい。
【0025】
様々に上述したガス供給アセンブリにおいて、様々な方法の実施形態では、クリーニングガスは、プラズマフラッドガン内に存在する場合に、プラズマフラッドガン内の材料堆積物から揮発性反応生成ガスを発生させるのに有効である。その結果は、材料の堆積物をアークチャンバの表面から揮発させて除去することができ、場合によってはアークチャンバから搬出する(例えば、ポンプで搬出する)こともできるクリーニング効果であってもよい。クリーニングガスは、アークチャンバの壁面、絶縁体、または他の表面に存在する堆積物を除去するのに有効であり得る。このクリーニング効果により、使用中に存在し、アークチャンバ内の表面に蓄積する残留物の量は、表面に存在するであろう同じ残留物の量と比較して、クリーニングガスが存在しないことを除いて同じようにプラズマフラッドガンの動作によって減少する。アークチャンバ内の残留物が減少することにより、プラズマフラッドガンの性能を向上させることができる。一例として、絶縁体に存在する残留物は、絶縁体上の残留物の生成によって直接引き起こされ得る短絡による電気的故障の発生を低減または防止することができる。
【0026】
追加的または代替的に、アークチャンバの表面から堆積物を除去することにより、フィラメントの性能またはフィラメントの寿命を改善することもできる。例えば、アークチャンバ内の表面に存在する揮発性残留物は、これらの残留物がプラズマフラッドガンのフィラメントに由来する場合には、アークチャンバに再び入り、フィラメント上に再堆積し、プラズマフラッドガン内のフィラメントを効果的に再メタライズすることができる。結果は、反応チャンバ内にクリーニングガスを有さないことを除いて同じように、同一のプラズマフラッドガン動作の同一フィラメントのフィラメント寿命に対して、プラズマフラッドガンのフィラメントのフィラメント寿命を延ばすことができる。
【0027】
これに加えてまたはこれとは別に、異なる可能性のあるクリーニング効果は、クリーニングガスが、動作中にプラズマフラッドガンのフィラメントのスパッタリングを低減するのに効果的であるということであり得る。使用中にスパッタリングされてアークチャンバに入るフィラメント材料(例えば、タングステン)は、プラズマフラッドガンと関連して動作する注入ビーム内に入ることがある。一旦イオン注入ビームに入ると、フィラメント材料は、イオン注入されている基板に汚染物質として注入されるおそれがある。フィラメント材料は、基板に存在する場合には、イオン注入プロセスの歩留まりを低下させる汚染物質である。本開示のこのクリーニング効果、すなわちフィラメント材料のアークチャンバへのスパッタリングの低減は、フィラメント材料によるイオン注入基板の基板汚染の可能性を低減し、それにより、プラズマフラッドガン内のクリーニングガスを使用しない同一の方法と比較して、上述したクリーニングガスを用いて動作するプラズマフラッドガンを含むイオン注入方法の歩留まりを増加させる。
【0028】
ガス供給アセンブリおよびフラッドガンアセンブリを動作させる方法の様々な実施形態におけるクリーニングガスは、F
2、0
2、H
2、HF、SiF
4、GeF
4、NF
3、N
2F
4、COF
2、C
2F
4H
2、およびC
xO
zH
yF
wからなる群から選択される少なくとも1つのガスを含むことができ、w、x、yおよびzはそれぞれ独立してゼロまたは非ゼロの化学量論的に適切な値である。例えば、組成C
xO
zH
yF
wにおいて、wは様々な実施形態において>1であってもよい。
【0029】
例示的な実施形態では、クリーニングガスは、これらの例示的なガスのうちの任意の1つを単独で、またはこれらのガスの2つ以上の組み合わせで含むか、それらからなるか、または本質的にそれらからなることができる。本質的に特定のガスまたはこれらのガスの2つ以上の組み合わせからなるクリーニングガスは、他の成分のごく少量を含有しないクリーニングガスであり、これは、例えば、そのクリーニングガスがクリーニングガスとして本明細書では識別されない別の材料を5、3、2、1、0.5、または0.1体積%以下含有することを意味することができる。(一般に、本明細書で使用されるように、「本質的に1つまたは複数の同定された材料からなる」と言われる任意の材料または材料の組み合わせ、例えばガスは、識別された1つまたは複数の材料を含有するものであり、少なくとも5、3、2、0.5、または0.1体積%以下の異なる1つまたは複数の材料を含み、すなわち、組み合わせは、列挙した材料の少なくとも95、97、98、99、99.5、または99.99体積%を含む)。
【0030】
クリーニングガスがクリーニングガスと不活性ガスとの混合物としてプラズマフラッドガンに供給される実施形態では、混合物は、記載したクリーニングガス(単一のクリーニングガスまたは2つ以上の組み合わせ)、および記載した不活性ガスを含むか、それらからなるか、または本質的にそれらからなってもよい。本質的にクリーニングガスと不活性ガスからなる混合物(例えば、パッケージ内の、あるいは記載したシステムまたは方法で使用される)は、記載したクリーニングガスおよび不活性ガス以外の成分をほとんど含まない混合物であり、これは、例えば、混合物が5、3、2、1、0.5、または0.1体積%以下の、本明細書でクリーニングガスまたは不活性ガスとして識別されない別の材料を含有することを意味することができる。
【0031】
様々な実施形態における不活性ガスは、アルゴン、ヘリウム、窒素、キセノン、およびクリプトンのうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0032】
プラズマフラッドガン装置は、本明細書に様々に記載されたガス供給アセンブリを含む本開示の幅広い実施のうちで様々に構成することができる。同様に、本開示は、様々に構成されたそのようなプラズマフラッドガン装置を含むイオン注入システムを企図している。
【0033】
さらなる態様における開示は、不活性ガス源からプラズマフラッドガンに流れる不活性ガスを受け取り、イオン注入される基板の表面電荷を中和するようにエネルギー的に適合する電子を含む不活性ガスプラズマを生成するように構成されたプラズマフラッドガンを動作させる方法を企図しており、方法は、プラズマフラッドガンへの不活性ガスの流れに関して間欠的に、連続的に、または逐次的に、プラズマフラッドガンに導入するステップを含む。
【0034】
電荷を中和する低エネルギー電子を生成するためのプラズマフラッドガンシステムの動作において、不活性ガスはプラズマフラッドガンフィラメントをスパッタリングする。スパッタリングされた材料は、イオン注入システムの絶縁体およびグラファイト成分上に堆積物を形成することができる気体フィラメント材料となる。継続的な動作により、イオンビームおよび凝縮性ガス蒸気は、プラズマフラッドガンアークチャンバおよびその構成要素の中、上およびその周囲に堆積する。このような蒸気はまた、プラズマフラッドガンが電気的に結合されているファラデー(ドーズ量測定)アセンブリ上に堆積する。本明細書に記載の方法およびクリーニングガスは、本明細書に記載されたクリーニング効果を生成することによって、これらの効果を低減、除去、または改善するのに有効である。クリーニング効果の1つのタイプは、記載した方法で使用されるとき、クリーニングガスが、プラズマフラッドガン内の材料堆積物から揮発性反応生成ガスを生成するのに有効であり得るということである。これは、アークチャンバ内のそのような材料堆積物の存在を低減させることができる、すなわち、クリーニングガスを使用しないことを除いて同一に動作する同一のアークチャンバに対してより清浄であるアークチャンバが得られる。材料堆積物の減少は、プラズマフラッドガンの短期性能を改善し、プラズマフラッドガンの製品寿命を延ばすことができる。これに加えてまたはこれとは別に、クリーニングガスのクリーニング効果は、プラズマフラッドガン内のプラズマ生成フィラメントの再メタライゼーションを行うことであってもよい。
【0035】
このような方法論の様々な実施形態では、クリーニングガスは、プラズマフラッドガンへの不活性ガスの流れに関して間欠的にプラズマフラッドガンに導入されてもよい。
【0036】
方法論の様々な実施形態では、クリーニングガスは、プラズマフラッドガンへの不活性ガスに関して連続的にプラズマフラッドガンに導入されてもよい。
【0037】
方法論の様々な実施形態では、クリーニングガスは、プラズマフラッドガンへの不活性ガスに関して逐次的にプラズマフラッドガンに導入されてもよい。
【0038】
方法論の様々な実施形態では、クリーニングガスは、不活性ガスと混合してプラズマフラッドガンに流れることができる。
【0039】
上述した方法は、別個のガス供給パッケージからプラズマフラッドガンに供給されるクリーニングガスおよび不活性ガスを用いて実施することができる。例えば、クリーニングガスおよび不活性ガスは、プラズマフラッドガンの外部で互いに混合することができる。例示的な方法では、混合物は、クリーニングガスおよび不活性ガス以外のガスを含まず、クリーニングガスおよび不活性ガス以外の他のガスがプラズマフラッドガンに供給されることがない、すなわち、プラズマフラッドガンに供給されるガスは、例えば、別々にまたは混合して、クリーニングガスおよび不活性ガスからなるか、または本質的にそれらからなる。
【0040】
本方法を実行することができ、クリーニングガスは、フッ素、酸素、水素、フッ化水素、二フッ化コバルト、またはこれらの組み合わせを含むか、これらからなるか、または本質的にこれらからなる。
【0041】
本方法を実行することができ、不活性ガスは、アルゴン、ヘリウム、窒素、キセノン、クリプトン、またはこれらの組み合わせを含むか、これらからなるか、または本質的にこれらからなる。
【0042】
本開示は、イオン注入システムがプラズマフラッドガンを含む、メンテナンスイベントの間の動作寿命を延ばすためにイオン注入システムを動作させる方法を企図し、本方法は、クリーニングガスの使用を含む、本明細書に様々に記載された任意のモードによりプラズマフラッドガンを動作させるステップを含む。
【0043】
本明細書の背景技術の項で説明したように、動作上の問題は、ビームイオン注入システムにおけるプラズマフラッドガン装置の使用を特徴づけており、それは、イオン注入システムの絶縁体およびグラファイト成分上のフィラメント由来のタングステンまたは他の高融点金属の堆積、ならびにこのようなイオン注入システムにおけるプラズマフラッドガンのアークチャンバおよびファラデーアセンブリ領域における他の望ましくない材料の堆積を含んでいる。
【0044】
一般的な動作プロトコルとして、プラズマフラッドガンは、例えば四半期ごとに定期的にメンテナンスされるように設計されているが、ほんの数週間程度の短期間の動作後に早期に交換する必要がでてくることが非常に頻繁にある。これは、プラズマフラッドガンがイオン注入システムのファラデー、ドーズ量、均一性および電荷モニタ構成要素の一部であり、各プラズマフラッドガンの真空破壊でウエハの再調整が必要となるため、不利である。
【0045】
本開示は、このような動作上の問題に対する様々な解決策を提供する。様々な実施形態において、その場(in situ)クリーニングガスは、プラズマフラッドガンのアークチャンバに流れる不活性ガスと混合される。そのような混合は、不活性ソースガス(不活性ガス)をプラズマフラッドガンのアークチャンバに供給するために使用される単一のガス供給容器内に対応する混合物を供給することを含み、その結果、混合物がこのような単一のガス供給容器からプラズマフラッドガンに分配される。他の実施形態では、不活性ソースガスの別個のガス供給容器およびその場クリーニングガスを使用することができ、クリーニングガスと不活性ソースガスとを別々のラインでアークチャンバに同時に流して混合して混合ガスを形成するか、あるいは、それぞれのクリーニングガスおよび不活性ソースガスを混合チャンバに流して混合ガスを形成し、混合ガスを供給ラインでプラズマフラッドガンのアークチャンバに流すか、あるいは、クリーニングガスを別個のガス供給容器からガス供給ラインに流し、ガス供給ラインが不活性ガスを別個のガス供給容器からプラズマフラッドガンのアークチャンバへ輸送して、クリーニングガスが供給ライン内で不活性ソースガスと混合され、混合されたガスでプラズマフラッドガンのアークチャンバに供給される。さらなる変形として、クリーニングガスは、プラズマフラッドガンのアークチャンバまたはアークチャンバへの不活性ガス供給ラインに定期的に注入されてもよい。本方法の結果、すなわち、クリーニング効果は、動作中にプラズマフラッドガンの表面または構成要素における堆積した残留物の継続するまたは進行中の蓄積を低減すること、プラズマフラッドガンのアークチャンバのフィラメントの(例えば、定期的な)再メタライゼーション(例えば、再タングステン化)を行うこと、あるいはプラズマフラッドガンおよび関連するイオン注入システム構造からの望ましくない堆積物の定期的除去を行うこと、であり得る。
【0046】
このように、本開示は、このようなアークチャンバへの不活性ソースガスの同時連続的な流れの間に、クリーニングガスのプラズマフラッドガンのアークチャンバへの連続的な流れを、例えば、ソース容器からの予混合ガス混合物として、あるいは、不活性ガスおよびクリーニングガスの別々のガス供給容器がそれぞれのガスをアークチャンバに直接供給する、様々な同時流れ配置において、あるいは、アークチャンバの上流の混合構造(専用の混合チャンバまたは不活性ガスがプラズマフラッドガンのアークチャンバに流入するための供給ラインへのクリーニングガスの注入)へ提供することを含む方法実施形態を企図している。本開示はまた、そのようなアークチャンバへの不活性ソースガスの連続的または間欠的な流れの間に、クリーニングガスのプラズマフラッドガンアークチャンバへの定期的(例えば、周期的または非周期的)な供給を企図している。
【0047】
不活性ガスおよびクリーニングガスが、単一のガス供給容器内にパッケージングされた単一ガス混合物中に予混合される場合には、不活性ガスとクリーニングガスの相対的な割合は、望ましくは、例えばプラズマフラッドガンアセンブリおよびイオン注入システムの関連するビームライン領域における堆積物の連続的または間欠的な除去をもたらすために、所望のクリーニング効果を生み出すようなものであり、フィラメントを再メタライズすることによってフィラメントからのフィラメント材料(例えばタングステン)の損失の修復を最適に抑制し、場合によってはスパッタリングによるフィラメント材料の損失がプラズマフラッドガンの動作中に最小限に抑えられるかまたは除去される平衡を確立する。
【0048】
同様に、不活性ガスとクリーニングガスの別々の供給の他のモードでは、クリーニングガスの不活性ガスに対する相対的な割合は、そのような連続的または間欠的な堆積物の除去、およびプラズマフラッドガンのアークチャンバにおけるフィラメントからの損失の抑制または修復を達成するために、対応して選択される。
【0049】
したがって、クリーニングガスがプラズマフラッドガンのアークチャンバに同時に連続的に流れる場合に、不活性ガスと比較してクリーニングガスの濃度を相対的に小さくすることができ、不活性ガス中へのクリーニングガスの定期的注入は、プラズマフラッドガンのアークチャンバ内のフィラメントの所望のクリーニング効果または再メタライゼーション(例えば、再タングステン化)を達成するために、相対的に大きな濃度のクリーニングガスを使用する必要があり得ることを理解されたい。
【0050】
したがって、本開示は、所望のクリーニング効果をもたらすために、例えば、タングステンなどのフィラメント材料をプラズマフラッドガンフィラメントに輸送するために、あるいは、得られた反応生成ガスをイオン注入システムから容易に除去することができるように、より一般的には堆積物との反応による揮発性反応生成ガス、例えばフルオロ化合物クリーニングガスの場合の揮発性フッ化物を形成するために、不活性ガスとその場クリーニングガスを混合するための様々な技術を企図している。特定の実施形態によって、揮発性反応生成ガスをプラズマフラッドガンのアークチャンバから除去することは、イオン注入システムからの流出ガスの通常の排出において行うことができ、揮発性反応生成ガスは、システムから他の流出ガスとともに排出される。これに加えて、またはこれとは別に、ポンピング動作は、例えば、プラズマフラッドガンのアークチャンバに流れる不活性ガス中にクリーニングガスを定期的に注入するステップ中に、アークチャンバからガスをポンプ排気するなどして、揮発性反応生成ガスを除去するように行われてもよい。
【0051】
上述したクリーニングガスと不活性ガスは、一体化したガス供給容器内で混合されてもよいし、クリーニングガスと不活性ガスの各々のための別々の容器を用いてもよい。いずれの場合もガス供給容器は任意の適切なタイプのものでよく、例えば高圧ガスボンベ、または商標VAC(登録商標)によりEntegris社(米国マサチューセッツ州ビレリカ)から市販されているような内部圧力調整ガス供給容器、または商標SDS(登録商標)によりEntegris社(米国マサチューセッツ州ビレリカ)から市販されているような吸着剤ベースのガス供給容器を含んでもよい。
【0052】
その場クリーニングガスは、プラズマフラッドガンアセンブリの表面における堆積物の堆積を除去または防止するために、プラズマフラッドガンアセンブリのタングステンフィラメントのスパッタリングによる脱金属化を抑制または修復するために、またはこれらの組み合わせのために、本明細書に記載されているようなクリーニング効果を生じさせるのに有効な任意の適切なタイプのものであってもよい。特定の実施形態では、その場クリーニングガスは、例えば、F
2、O
2、H
2、HF、SiF
4、GeF
4、NF
3、N
2F
4、COF
2、C
2F
4H
2、およびC
xO
zH
yF
wからなる群から選択される1つまたは複数のガスを含むか、それらからなるか、または本質的にそれらからなってもよく、ここでw、x、yおよびzは、それぞれ独立して、ゼロまたは非ゼロの化学量論的に適切な値である。クリーニングガスが組成C
xO
zH
yF
wのガスを含む用途では、様々な実施形態においてwは>1であってもよい。他の実施形態では、クリーニングガスは、前述のガス種の2つ以上の任意の混合物を含むか、それらからなるか、または本質的にそれらからなってもよい。
【0053】
同様に、不活性ガスは、イオン注入システムのウエハ表面で電荷中和のための低エネルギーの電子を生成するために、プラズマフラッドガンアセンブリに有効に使用される任意の適切なタイプのものであってもよい。具体的な実施形態では、不活性ガスは、例えば、アルゴン、ヘリウム、窒素、キセノン、クリプトンなど、ならびにそのようなガス種の2つ以上の混合物を含むか、それらからなるか、または本質的にそれらからなってもよい。
【0054】
その場でクリーニングガス/不活性ガス混合物は、これらのガスを任意の適切な濃度および相対比率で含むか、それらからなるか、または本質的にそれらからなってもよい。様々な実施形態では、(その場クリーニングガスおよび不活性ガスの)ガス混合物全体の総体積に基づいて、0.01%〜60%の濃度のその場クリーニングガス(単一成分でも多成分組成でもよい)を使用することが有利であり得る。他の実施形態では、その場クリーニングガスの濃度は、下限が体積で0.1、0.5%、1%、2%、5%、10%、12%、15%、18%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、または50%であり、上限は下限を超える範囲であってもよく、様々な組成では体積で1%、2%、5%、10%、12%、15%、18%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、または60%であってもよく、パーセンテージは、ガス混合物全体の総体積に基づく。特定の用途では、その場でクリーニングガスの濃度は、0.05%〜20%の範囲、または0.5%〜12%の範囲、または1%〜5%の範囲、または(その場クリーニングガスと不活性ガスの)全ガス混合物の全体積に基づいて、上で特定された下限値のうちの1つと上で特定された上限値のうちの1つを含む任意の他の適切な範囲であってもよい。
【0055】
したがって、本開示の所与の用途に使用される特定のガス組成は、特定のプラズマフラッドガンイオン注入装置、プラズマフラッドガン動作寿命、放出電流、フィラメントリーク電流、ファラデーリーク電流、および装置の他の動作特性、ならびに装置の動作中に基板ウエハに注入される特定のイオンビーム種に応じて実質的に変化してもよいことが理解されよう。
【0056】
その場クリーニングガスが最初に不活性ガスと混合して供給される場合に、そのような混合形態で単一の流体供給容器から分配するために、プラズマフラッドガンのアークチャンバに流れるその場クリーニングガス/不活性ガス混合物の流量は、本開示の幅広い実施において広範囲に変化してもよい。半導体製品の製造のための様々なプラズマフラッドガンイオン注入動作では、混合物の流量は、例えば、0.5〜1標準立方センチメートル/分(sccm)の範囲であってもよい。フラットパネルディスプレイ(FPD)注入動作では、その場クリーニングガス/不活性ガス混合物の流量は、特定の実施形態では3〜5sccmの範囲であってもよい。
【0057】
その場クリーニングガスおよび不活性ガスが(少なくとも最初に)別々の流れで供給される場合に、それぞれの別個の流れの流量を相応に変化させてプラズマフラッドガンアセンブリ内の堆積物の除去、その中のフィラメントの再メタライゼーション(例えば、再タングステン化)を行いつつ、不活性ガスからの低エネルギー電子の電荷中和生成を行うなどの、本明細書に記載したクリーニング効果をもたらすのに十分なそのような流れに由来するガスの相対濃度を達成するように、決定することができる。
【0058】
したがって、上述したように、様々な実施形態において、不活性ガスおよびその場クリーニングガスは、単一ガス供給容器からのガス混合物として最初に供給されてもよい。他の実施形態では、不活性ガスおよびその場クリーニングガスは、プラズマフラッドガンおよびイオン注入装置の場所で別々の容器に供給され、別々の容器が、装置内で混合するために、それぞれのガスをプラズマフラッドガンおよびイオン注入装置への別々の流れラインに分配してもよい。あるいは、別々の分配ラインは、プラズマフラッドガンおよびイオン注入装置の上流の共通の供給ラインにガスを分配することができ、その結果、それぞれのガスは、共通の供給ラインを通るその流れの中で混合される。さらに別の代替例として、別々の容器は、それぞれのガスを混合チャンバに分配することができ、混合チャンバから混合ガス流が単一の供給ラインを通ってプラズマフラッドガンおよびイオン注入装置に流れる。したがって、同時流れ配置だけでなく、単一のガス混合流体供給が企図され、それぞれのガスが、プラズマフラッドガンおよびイオン注入装置またはそれらの上流で混合され、不活性ガスからの低エネルギー電子の生成ならびにプラズマフラッドガンのクリーニング、プラズマフラッドガンのフィラメントの再メタライゼーション、またはその両方のまめの混合ガスを供給することだけが必要となる。
【0059】
その場クリーニングガスおよび不活性ガスが別々の供給源から供給され、プラズマフラッドガン装置の使用時点で混合される他の例では、プラズマフラッドガンを高強度で清浄にするために、不活性ガスが流れていない間に、その場クリーニングガスのみをイオン注入装置に流す能力をガス供給回路に設けることが有利であり得る。これは、プラズマフラッドガン装置内へのその場クリーニングガスのパージ流を可能にするように構成された供給容器およびマニホルド配置によって適応することができ、その装置から他のガスを掃き出し、間欠的なクリーニング動作としてプラズマフラッドガンのクリーニング動作が行うことを可能にすることができる。
【0060】
このような間欠的な高強度クリーニングは、装置の動作寿命を延ばすために様々な実施形態において好ましいものであってもよく、プラズマフラッドガンイオン注入装置の予防保守の一部として統合されてもよい。
【0061】
他の動作モードでは、混合されたその場クリーニングガスと不活性ガスの同時供給を伴う専用のクリーニング動作を行う代わりに、通常のプラズマ生成動作のために、プラズマフラッドガンイオン注入装置内に流入する不活性ガス中にある量のその場クリーニングガスを定期的にパージすること、あるいはその場クリーニングガスの量をプラズマフラッドガンのアークチャンバにある量のその場クリーニングガスを直接定期的にパージすることにより、その場クリーニングガスによるその場クリーニングが、自動的かつ定期的に実行されることが望ましい場合がある。これは、例えば、サイクルタイマープログラムおよびその場クリーニングガスを不活性ガスに混合するように構成されたガスキャビネットまたはバルブマニホールドボックス(VMB)を利用して、クリーニングガス/不活性ガス混合物中のクリーニングガスの所定の濃度を達成することによって適応することができる。
【0062】
その場クリーニングガスを不活性プロセスガスとともに同時に、間欠的にまたは逐次的に(交互に)使用して、タングステンなどのスパッタリングされたフィラメント材料の堆積したビルドアップおよび他の堆積した残留物を反応的に除去し、プラズマフラッドガンと注入装置の性能を改善し、プラズマフラッドガン内のフィラメントを再メタル化し、または両方を行う本開示のアプローチは、当技術分野において実質的な進歩を達成する。本明細書に記載のクリーニングガスを使用せずに動作される同一のプラズマフラッドガンの同一の動作に対して、クリーニングガスの使用の利点は、イオン注入装置におけるプラズマフラッドガンの動作寿命を改善し、そのような装置のメンテナンスイベントを低減し、注入装置の性能を著しく低下させる可能性があるプラズマフラッドガンの有害な動作の発生を低減することを含む。
【0063】
ここで図面を参照すると、
図1は、その構成の詳細を示すプラズマフラッドガン装置100の概略図である。
【0064】
プラズマフラッドガン装置は、アークチャンバの壁に絶縁体140によって支持され、フィラメント電源260に電気回路によって結合されたフィラメント130が配置されるアークチャンバ120を含む。通電されると、フィラメント130は、アークチャンバ120内にプラズマ150を生成する。アークチャンバは、その外面に磁石122を伴って設けられる。アークチャンバは、図示するように、アーク電源250と電気的に結合される。アークチャンバは、ソレノイドコイル電源230によって通電されるソレノイドコイル170によって外接されるプラズマ管160に結合される。プラズマ管160には、プラズマ管用のメンテナンスバルブ180が取り付けられている。プラズマ管は、ビームプラズマ210を含むイオンビームチャンバ200と連通する。プラズマ管160から放射される磁場190は、イオンビームチャンバ内のイオンビーム220の方向に角度を付けられている。イオンビームチャンバ200は、プラズマフラッドガン装置の電源回路の一部として外部電源240と結合される。プラズマ管160は、アイソレータによってイオンビームチャンバ200から電気的に絶縁されている。
【0065】
動作中、
図1のプラズマフラッドガン装置は、アークチャンバに導入された不活性ガスからの低エネルギー電子を含むプラズマを形成するようにフィラメントが通電された状態で動作し、低エネルギー電子は、イオンビーム中のイオンビームウエハ基板(
図1には示されていない)の表面における電荷の中和のために、イオンビームチャンバ200内に分散される。
【0066】
図2は、イオン注入されるウエハ基板の上流のビームライン構造内のプラズマフラッドガン装置を利用するビームイオン注入システム300の概略図である。
【0067】
図示するシステム300において、イオン注入チャンバ301は、ライン302からのドーパントソースガスを受け取るイオン源316を含み、イオンビーム305を生成する。イオンビーム305は、必要とされるイオンを選択し、選択されていないイオンを排除する質量分析器ユニット322を通過する。
【0068】
選択されたイオンは加速電極アレイ324を通り、次に偏向電極326を通過する。得られた集束イオンビームは次にプラズマフラッドガン327を通過し、プラズマフラッドガン327は低エネルギー電子をイオンビームに分散させるように作用し、そのような低エネルギーの電子で増強されたイオンビームは、スピンドル332に取り付けられた回転可能なホルダ330上に配置された基板要素328に衝突する。それにより、ドーパントイオンのイオンビームは、所望のように基板をドープしてドーピング構造を形成し、低エネルギー電子は、基板要素328の表面上の電荷蓄積を中和する働きをする。
【0069】
イオン注入チャンバ301のそれぞれのセクションは、それぞれポンプ320、342、346によってライン318、340、344を介して排出される。
【0070】
図3は本開示の例示的な実施形態による、プラズマフラッドガンへのガスの供給のために構成されたガス供給アセンブリの概略図である。
【0071】
プラズマフラッドガン480は、ガス供給アセンブリの様々な動作様式を実証するために、3つのガス供給パッケージ414、416、418に流体受容関係で配置されているものとして
図3に示されている。ガス供給パッケージ418は、ガス供給ライン460に結合された排出ポート436を有するバルブヘッドアセンブリ434を備えた容器432を含む。バルブヘッドアセンブリ434には、バルブヘッドアセンブリ内のバルブを手動で調整するためのハンドホイール442が設けられ、必要に応じて、全開位置と全閉位置との間で平行移動し、分配動作を実行するか、あるいは容器432内のガス混合物の閉じた保管を行う。ハンドホイール442は、バルブヘッドアセンブリ、例えば、CPU478に作動可能に連結された空気圧バルブアクチュエータ内のバルブの設定を変調するように自動的に制御されるバルブアクチュエータによって置換されてもよい。
【0072】
容器432は、その場クリーニングガス/不活性ガス混合物を含み、それは例えばその場クリーニングガスとして5体積%のフッ素ガスと、不活性ガスとして95体積%のキセノンと、を含むことができる。図示するガス供給ライン460は、その中に流量制御バルブ462を含む。流量制御バルブ462は、アクチュエータをCPU478に接続する信号伝送ライン466を有する自動バルブアクチュエータ464を含み、それによってCPU478は信号伝送ライン466の制御信号をバルブアクチュエータに送信してバルブ462の位置を変調することができ、それに応じて容器432からプラズマフラッドガンアセンブリ480へのクリーニングガス/不活性ガス混合物の流れを制御することができる。
【0073】
図3のガス供給アセンブリは、容器432内に予混合形態で存在するような、その場クリーニングガス/不活性ガス混合物をプラズマフラッドガンに供給する代わりに、流体供給パッケージ414が容器420内に不活性ガスを含み、流体供給パッケージ416が容器426内にクリーニングガスを含む、代替的な構成を含む。
【0074】
流体供給パッケージ414は、先に説明したように、容器420から不活性ガスを分配するために、ガス供給ライン444に結合された排出ポート424を有するバルブヘッドアセンブリ422を有する容器420を含む。バルブヘッドアセンブリは、流体供給パッケージ418の場合と同様に、CPU478に動作可能に連結された自動バルブアクチュエータと置き換えられ得るハンドホイール438を備えている。
【0075】
同様に、流体供給パッケージ416は、前述したように、容器426からクリーニングガスを分配するために、ガス供給ライン452に結合された排出ポート430を有するバルブヘッドアセンブリ428を有する容器426を含む。バルブヘッドアセンブリは、CPU478に動作可能に連結された自動バルブアクチュエータと置き換えられ得るハンドホイール440を備えている。
【0076】
図3のシステムでは、不活性ガス供給ライン444は、信号伝送ライン450によってCPU478に動作可能に連結されたアクチュエータ448を備えた流量制御バルブ446を含む。対応して、クリーニングガス供給ライン452は、信号伝送ライン458によってCPU478に動作可能に連結されたバルブアクチュエータ456を備えた流量制御バルブ454を含む。このような構成により、CPU478は、不活性ガス供給容器420からの不活性ガスの分配動作と、所望によりクリーニングガス供給容器426からのクリーニングガスの分配動作を実行するようにプログラム可能に構成することができる。
【0077】
図3に示すように、流量制御バルブ446の下流の不活性ガス供給ライン444は、混合チャンバ486に結合された端子供給ラインセクション482を含む。同様に、流量制御バルブ454の下流のクリーニングガス供給ライン452は、混合チャンバ486に結合された端子供給ラインセクション484を含む。この構成によって、不活性供給ガスおよびクリーニングガスを、混合チャンバへのそれぞれの端子供給ラインセクション内に導入して、それらを混合し、続いてガス供給ライン488の混合チャンバ486からプラズマフラッドガン480に流入させることができる。混合チャンバ486から排出された混合物のそれぞれの不活性ガスおよびクリーニングガス成分の相対的比率は、それぞれのガス供給ライン444、452における流量制御バルブ446、454の適切な変調によって制御可能に設定することができる。
【0078】
図3のシステムのさらなる代替例として、不活性ガス供給ライン444は、不活性ガスをプラズマフラッドガン装置に直接導入するために、例えばそのような装置のアークチャンバに直接導入するために、破線で示される不活性ガス供給ライン490に接続されてもよい。これに対応して、クリーニングガス供給ライン452は、クリーニングガスをプラズマフラッドガン装置に直接導入するために、例えばそのような装置のアークチャンバに直接導入するために、破線で示されるクリーニングガス供給ライン492に接続されてもよい。このようにして、同時流入された不活性ガス流およびクリーニングガス流は、プラズマフラッドガンに直接導入され、装置のアークチャンバ内で互いに混合される。
【0079】
図3のシステムはまた、プラズマフラッドガン480が配置された注入装置のイオン注入動作中に、容器420からの不活性ガスがプラズマフラッドガン480に連続的に流れ、同時に、容器426からのクリーニングガスは、例えば所定の周期的間隔で間欠的にのみプラズマフラッドガンに導入されて、そのような所定の周期的な間隔で、または周期的な方法で、フィラメントのクリーニング作用および再メタライゼーションが行われるように、動作することができる。
【0080】
図3のシステムのさらに別の変形例として、クリーニングガス供給ライン452、492および/または端子供給ラインセクション484における適切なバルブによるクリーニングガスは、プラズマ溶射ガンへの不活性ガスの同時流れ中に、あるいはプラズマ溶射ガンへの不活性ガスの流れが終了した後にクリーニングガスのみがプラズマ溶射ガン装置に流れるように、周期的な間隔で、または必要に応じてプラズマフラッドガンに別々に流すことができる。バルブは、プラズマフラッドガンへの不活性ガスの同時流入を伴わずに、クリーニングガス流のこのような別々の独立した動作に対応することができ、バルブは、例えば、CPU478への適切なリンクによって、別の動作モードとして、混合チャンバに流入した不活性ガスと混合するためにクリーニングガスを混合チャンバ486に切り替えるように調整することができる。
【0081】
したがって、
図3のシステムは、複数の動作モードに対応するように様々に構成することができ、それは、単一のガス供給容器からの予混合された不活性ガス/クリーニングガスの流れ、プラズマフラッドガンへの不活性ガスおよびクリーニングガスの同時流れ、プラズマフラッドガンの上流の混合チャンバへの不活性ガスとクリーニングガスの同時流れ、プラズマフラッドガンへの同時の不活性ガス流の有無に関わらずプラズマフラッドガンへのクリーニングガスの周期的導入(周期的またはインターバルクリーニングモード)、あるいは、混合チャンバを介した不活性ガス流へのクリーニングガスの周期的導入を含むことが理解されよう。これに対応して、このようなシステムに例示的に示されているCPU478は、専用のプログラムされたコンピュータ、プログラマブルロジックコントローラ、マイクロプロセッサなどを含む任意の適切なタイプのプロセッサを含むことができ、CPUは、クリーニングガスを含む前述の動作モードのいずれかを実行することが理解されよう。
【0082】
最後に、本明細書に様々に開示されているプラズマフラッドガン動作におけるクリーニングガスの利用は、プラズマフラッドガンの動作寿命を実質的に増加させることを可能にし、イオン注入システムの全体的な効率を高めることができ、当該技術分野において実質的な進歩を達成する。
【0083】
本開示は、特定の態様、特徴および例示的な実施形態を参照して本明細書に記載されているが、本開示の有用性は、このように限定されるものではなく、本明細書の記載に基づいて、本開示の分野における当業者に示唆するように、むしろ多数の他の変形、修正および代替的な実施形態に及び、それらを包含することが理解されよう。これに対応して、以下に請求される開示は、その趣旨および範囲内でそのような変形、修正および代替的な実施形態の全てを含むものとして広く解され、解釈されることを意図する。