特許第6784299号(P6784299)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6784299
(24)【登録日】2020年10月27日
(45)【発行日】2020年11月11日
(54)【発明の名称】レンズ鏡筒及び撮像装置
(51)【国際特許分類】
   G02B 7/02 20060101AFI20201102BHJP
   G02B 7/04 20060101ALI20201102BHJP
   G03B 17/14 20060101ALI20201102BHJP
   G03B 5/00 20060101ALI20201102BHJP
【FI】
   G02B7/02 E
   G02B7/02 Z
   G02B7/04 E
   G03B17/14
   G03B5/00 J
【請求項の数】8
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-7079(P2019-7079)
(22)【出願日】2019年1月18日
(62)【分割の表示】特願2014-99148(P2014-99148)の分割
【原出願日】2014年5月13日
(65)【公開番号】特開2019-56945(P2019-56945A)
(43)【公開日】2019年4月11日
【審査請求日】2019年1月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】000004112
【氏名又は名称】株式会社ニコン
(74)【代理人】
【識別番号】100166338
【弁理士】
【氏名又は名称】関口 正夫
(74)【代理人】
【識別番号】100152054
【弁理士】
【氏名又は名称】仲野 孝雅
(72)【発明者】
【氏名】五味渕 治
【審査官】 越河 勉
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2013/027317(WO,A1)
【文献】 特開2014−081432(JP,A)
【文献】 特開2009−098378(JP,A)
【文献】 特開平09−269520(JP,A)
【文献】 特開2000−304994(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0307365(US,A1)
【文献】 特開平07−181535(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02B 7/02− 7/16
G03B 5/00− 5/08
G03B 17/04−17/17
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1基板と、
前記第1基板より被写体側に配置され、光軸方向におけるレンズの位置を検出する第1位置検出部と、
前記第1基板より被写体側に配置され、光軸方向における前記レンズの位置を検出する第2位置検出部と、
一端が前記第1位置検出部に接続され、他端が前記第1基板に接続され、前記第1位置検出部からの第1情報を前記第1基板に伝達する第1接続線と、
一端が前記第2位置検出部に接続され、他端が前記第1基板に接続され、前記第2位置検出部からの第2情報を前記第1基板に伝達する第2接続線と、
前記第1基板より像面側に配置される第2基板と、
一端が前記第1基板に接続され、他端が前記第2基板に接続され、前記第1基板と前記第2基板との間で光軸方向に長さを有し、前記第1情報及び前記第2情報を前記第2基板に伝達する第3接続線と、
を備えるレンズ鏡筒。
【請求項2】
前記第1基板は、前記第1位置検出部の前記他端が接続される第1コネクタと、前記第2位置検出部の前記他端が接続される第2コネクタと、前記第3接続線の前記一端が接続される第3コネクタと、を有し、
前記第1コネクタ及び前記第2コネクタは、前記第3コネクタに電気的に接続される、
請求項1に記載のレンズ鏡筒。
【請求項3】
前記第3接続線は、前記第1基板と前記第2基板との間に配される、
請求項1又は請求項2に記載のレンズ鏡筒。
【請求項4】
前記第1位置検出部、前記第2位置検出部、前記第1接続線、及び前記第2接続線を有する第1部分と、
前記第3接続線及び前記第2基板を有する第2部分と、を備え、
前記第1部分と前記第2部分とは分割可能である、
請求項1から請求項のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
【請求項5】
前記第1基板は、前記第1部分と前記第2部分とが分割される位置に配置される、
請求項に記載のレンズ鏡筒
【請求項6】
前記第1位置検出部は相対位置検出部であり、
前記第2位置検出部は絶対位置検出部である、
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
【請求項7】
第1基板と、
前記第1基板より被写体側に配置される第1電気部品と、
前記第1基板より被写体側に配置される第2電気部品と、
一端が前記第1電気部品に接続され、他端が前記第1基板に接続され、前記第1電気部品からの第1情報を前記第1基板に伝達する第1接続線と、
一端が前記第2電気部品に接続され、他端が前記第1基板に接続され、前記第2電気部品からの第2情報を前記第1基板に伝達する第2接続線と、
前記第1基板より像面側に配置される第2基板と、
一端が前記第1基板に接続され、他端が前記第2基板に接続され、前記第1基板と前記第2基板との間で光軸方向に長さを有し、前記第1情報及び前記第2情報を前記第2基板に伝達する第3接続線と、
を備えるレンズ鏡筒。
【請求項8】
請求項1から請求項のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒を備える撮像装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レンズ鏡筒及び撮像装置に関する。
【背景技術】
【0002】
レンズ鏡筒は複数の電気部品を備え、それらの電気部品のそれぞれに対して電力供給や信号の伝達を行うためのFPC(フレキシブルプリント基板)がレンズ鏡筒内に張り巡らされている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−304994号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、レンズ鏡筒内における電気部品の数が増加している。特に望遠レンズ等の大きなレンズ鏡筒の場合、複数のFPCがレンズ鏡筒内に複雑に配置されており、組立が容易ではない。
【0005】
本発明の課題は、組立作業効率の良いレンズ鏡筒及び撮像装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、第1基板と、前記第1基板より被写体側に配置され、光軸方向におけるレンズの位置を検出する第1位置検出部と、前記第1基板より被写体側に配置され、光軸方向における前記レンズの位置を検出する第2位置検出部と、一端が前記第1位置検出部に接続され、他端が前記第1基板に接続され、前記第1位置検出部からの第1情報を前記第1基板に伝達する第1接続線と、一端が前記第2位置検出部に接続され、他端が前記第1基板に接続され、前記第2位置検出部からの第2情報を前記第1基板に伝達する第2接続線と、前記第1基板より像面側に配置される第2基板と、一端が前記第1基板に接続され、他端が前記第2基板に接続され、前記第1基板と前記第2基板との間で光軸方向に長さを有し、前記第1情報及び前記第2情報を前記第2基板に伝達する第3接続線と、を備えるレンズ鏡筒に関する。
また、本発明は、第1基板と、前記第1基板より被写体側に配置される第1電気部品と、前記第1基板より被写体側に配置される第2電気部品と、一端が前記第1電気部品に接続され、他端が前記第1基板に接続され、前記第1電気部品からの第1情報を前記第1基板に伝達する第1接続線と、一端が前記第2電気部品に接続され、他端が前記第1基板に接続され、前記第2電気部品からの第2情報を前記第1基板に伝達する第2接続線と、前記第1基板より像面側に配置される第2基板と、一端が前記第1基板に接続され、他端が前記第2基板に接続され、前記第1基板と前記第2基板との間で光軸方向に長さを有し、前記第1情報及び前記第2情報を前記第2基板に伝達する第3接続線と、を備えるレンズ鏡筒に関する。
更に、本発明は、上記レンズ鏡筒を備える撮像装置に関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、組立作業効率の良いレンズ鏡筒及び撮像装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】レンズ鏡筒の断面図である。
図2】前部固定筒の断面図である。
図3】後部固定筒の断面図である。
図4】(a)は後部固定筒の後端部の斜視図、(b)は前部固定筒の後端部の斜視図である。
図5】FPC、中継基板、メイン基板の接続状態を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1はレンズ鏡筒1の断面図である。本実施形態のレンズ鏡筒1は、前部固定筒10と後部固定筒50とに分離可能である。図2は前部固定筒10の断面図、図3は後部固定筒50の断面図である。
【0010】
まず、図2に示す前部固定筒10について説明する。
図示するように、前部固定筒10は、複数のレンズ群L1〜L5、電磁絞り11、超音波モータ20、相対位置センサ25、絶対位置センサ30、ジャイロセンサ31、オートフォーカス機能ボタン32、MF割込みセンサ33、モード切り替え手動スイッチ35、及び中継基板40等を備える。
【0011】
電磁絞り11は、電磁絞り11を通過する被写体光の量を調整するための機構である。駆動部により絞り羽根が駆動され、絞り羽根で形成される開口部の大きさを変更可能である。
【0012】
複数のレンズ群L1〜L5のうちの、L4はフォーカス位置を調整するために、光軸OAに移動可能なフォーカスレンズ群L4である。
L4の外周には、このフォーカスレンズ群L4を駆動する超音波モータ20が配置されている。
超音波モータ20は、圧電体への駆動電圧の入力によって弾性体に振動を発生させる。そして、この弾性体の振動により移動子に回転力を生じさせ、カム筒21を回転させる。
フォーカスレンズ群L4は、カム筒21とカム係合している。超音波モータ20の駆動力によってカム筒21が回転すると、フォーカスレンズ群L4は、カム筒21とのカム係合によって光軸方向へ移動し、焦点調節が行われる。
【0013】
相対位置センサ25は、例えばGMR(Giant Magneto Resistive:巨大磁気抵抗)センサ等の高分解能の相対距離エンコーダである。相対位置センサ25は、フォーカスレンズ群L4の相対的な位置を検出し、AF(オートフォーカス)動作・MF(マニュアルフォーカス)操作によるフォーカスレンズ群L4の移動量を検知する。
【0014】
絶対位置センサ30は、相対位置センサ25と比べて分解能の粗い(低い)エンコーダである。絶対位置センサ30は、フォーカスレンズ群L4の絶対的な位置を検知する。
ジャイロセンサ31は、レンズ鏡筒1を操作する操作者の手振れ量を検出する。
オートフォーカス機能ボタン32は、AFのモードに応じて機能を変えるボタンであり、例えば、AFモード時にはオートフォーカス機能ボタン32を押下することによりAFを開始させたり、AF中にオートフォーカス機能ボタン32を押下することによりフォーカスロック(フォーカスレンズ群L4の位置を固定)させたり、オートフォーカス機能ボタン32を押下することにより記憶させたピント位置にフォーカスレンズ群L4を移動させたりする。
MF割込みセンサ33は、AF中のフォーカスリングの回転の有無を検知する。MF割込みセンサ33がAF中にフォーカスリングが回転されたことを検知すると、AFモードからMFモードに切り替わる。
手動スイッチ35は、レンズ鏡筒1の外周に設けられ、手振れ補正ON,OFF切り替えやAFのモード切り替えを行う手動スイッチである。
【0015】
図4は、前部固定筒10及び後部固定筒50の後端部(カメラ装着側端部)の斜視図を示したもので、(a)は後部固定筒50の後端部、(b)は前部固定筒10の後端部である。
【0016】
図4(b)に示すように、中継基板40は、前部固定筒10の後端部にビスによって取り付けられている。中継基板40にはコネクタA1,B1,C1,D1,E1,F1が設けられている。
図5は、FPC、中継基板40、メイン基板70の接続状態を説明する図である。図示するように、コネクタA1〜F1には、前部固定筒10に設けられた上述の電磁絞り11や超音波モータ20等の電気部品から延びるFPCa1,FPCb1,FPCc1,FPCd1,FPCe1,FPCf1が接続される。
【0017】
詳細には、コネクタA1には、電磁絞り11から延びる電磁絞り11駆動用のFPCa1が接続される。
コネクタB1には、超音波モータ20から延びる超音波モータ20駆動用のFPCb1が接続される。
コネクタC1には、相対位置センサ25から延びる相対位置検出用のFPCc1が接続される。
コネクタD1には、絶対位置センサ30から延びる絶対位置検出用のFPCd1が接続される。
【0018】
コネクタE1には、ジャイロセンサ31から延びる手振れ検出用のFPCと、オートフォーカス機能ボタン32から延びる信号検出用のFPCと、MF割り込みセンサ33から延びる信号検出用のFPCと、が束ねられたFPCe1が接続される。
コネクタF1には、手動スイッチ35から延びる、手振れ補正ON,OFF切り替え信号やAFのモード切り替え信号用のFPCf1が接続される。
【0019】
中継基板40には、さらに、コネクタA2,B2,CD2,EF2が設けられている。これらのコネクタA2,B2,CD2,EF2は、コネクタA1〜F1と接続されている。そして、これらのコネクタA2,B2,CD2,EF2には、後部固定筒50に設けられた後述のメイン基板70のコネクタA3,B3,CD3,EF3との連結用のFPCa2,FPCb2,FPCcd2,FPCef2が接続される。
【0020】
詳細には、コネクタA2は中継基板40上でコネクタA1と電気的に接続され、メイン基板70から延びるFPCa2が接続される。
コネクタB2は中継基板40上でコネクタB1と電気的に接続され、メイン基板70から延びるFPCb2が接続される。
コネクタCD2は中継基板40上でコネクタC1及びコネクタD1と電気的に接続され、メイン基板70から延びるFPCcd2が接続される。
コネクタEF2は中継基板40上でコネクタE1及びコネクタF1と電気的に接続され、メイン基板70から延びるFPCef2が接続される。
【0021】
後部固定筒50は、図3に示すように、ブレ補正装置60を備える。
ブレ補正装置60は、ブレ補正レンズ群L6を、光軸OAと交差する面内で移動させ、レンズ鏡筒1の動きに起因する像ブレを低減するものである。
ブレ補正装置60は、可動部61、固定部62、位置検出部63、VCM(ボイスコイルモータ)64を備える。可動部61は、位置検出部63により検出された位置に基づき、VCM64によって、固定部62に対して駆動される。
【0022】
図4(a)に示すように、後部固定筒50は、その後端部にメイン基板70がビス止めされている。メイン基板70は、光軸OAに沿って配置された2つの板状基板を備える。
また、メイン基板70には、前部固定筒10に設けられた中継基板40へ延びるFPCa2,FPCb2,FPCcd2,FPCef2が接続されるコネクタA3,B3,CD3,EF3が設けられている。
そしてメイン基板70には、さらに、ブレ補正装置60との電力供給用のFPCg2が接続されるコネクタG3と、ブレ補正装置60への電気信号が伝達されるFPCh2が接続されるコネクタH3と、マウント側接点に接続されるFPCが接続されるコネクタI3と、が設けられている。マウント側接点は、レンズ鏡筒1がカメラボディに装着された際に、カメラボディ側接点と接触して通信を行うものである。
【0023】
本実施形態においては、前部固定筒10と後部固定筒50とを組み立ては以下のよう行う。
【0024】
前部固定筒10のコネクタA1〜F1には、前部固定筒10に設けられた上述の電磁絞り11や超音波モータ20等の電気部品から延びるFPCa1,FPCb1,FPCc1,FPCd1,FPCe1,FPCf1が接続されている。
【0025】
後部固定筒50のメイン基板70に設けられているコネクタA3,B3,CD3,EF3には、FPCa2,FPCb2,FPCcd2,FPCef2が接続されている。コネクタG3はFPCg2が接続されている。コネクタH3にはFPCh2が接続されている。コネクタI3にはマウント側接点までのFPCが接続されている。
【0026】
この状態で、前部固定筒10の後端部に後部固定筒50を装着する。そして、後部固定筒50から延びるFPCa2,FPCb2,FPCcd2,FPCef2を、前部固定筒10の中継基板40に設けられているコネクタA2、B2,CD2,EF2に差し込む。
【0027】
そして、前部固定筒10と後部固定筒50とをビス止め等により固定することで、レンズ鏡筒1の組立は完了する。
【0028】
以上、本実施形態によると、以下の効果を有する。
(1)前部固定筒10において電子部品から延びる6枚のFPCが、中継基板40において4つにまとめられ、後部固定筒50のメイン基板70へ延びるFPCの数は、電子部品から延びるFPCの数よりも少ない4枚になる。したがって、中継基板40を設けない場合に比べて配線が容易になり、スペース効率も良く、さらに組み立ても容易である。
【0029】
(2)中継基板40において、コネクタの配置を適正化することにより、前部固定筒10に設けられた電子部品から中継基板40までのFPC形状、及び中継基板40から後部固定筒50のメイン基板70までのFPC形状の簡素化ができ、FPC作製においてコストダウンすることができる。
【0030】
(3)前部固定筒10に中継基板40を配置することで、前部固定筒10を単体で組立可能で、後部固定筒50も単体で組立可能で、それぞれを組み立てた後、両者を連結すればよい。したがって、組み立てが容易で作業効率が良い。
また、FPCを長くする必要ないため、組立時の断線等の可能性が少ない。
【0031】
(4)中継基板40が前部固定筒10の後端部に設置されているので、後部固定筒50との締結時、FPC組立作業性が向上する。
【0032】
なお、本実施形態においては、前部固定筒10及び後部固定筒50を組み立てた後に両社を連結することとしたが、前部固定筒10を組み立てた後に中継基板40を配置し、それより後側の部材を順次組み立てていくこととしても良い。
また、本実施形態においては、中継基板40又はメイン基板70に接続される電気部品として、電磁絞り11等を挙げたが、これらに限定されない。
また、本実施形態においては、中継基板40上で、コネクタC1とコネクタD1とをコネクタCD2にまとめて接続したが、まとめる組み合わせとしては上記に限定されない。中継基板40上でまとめる組み合わせは、接続されるFPCの用途が同じものを組み合わせるのが好ましい。例えば、本実施形態のように、信号の送受信に用いる複数のFPCを中継基板40で1つのFPCにまとめ、また、電力の供給に用いる複数のFPCを中継基板40で1つのFPCにまとめるのが好ましい。信号系と電力系とで分けることにより、ノイズの影響を少なくすることができる。また、組み合わせるFPCの本数も特に限定はなく、レンズ鏡筒1内のFPCの這い回しや、中継基板40上でのコネクタの配置に応じて適宜変更可能である。
【符号の説明】
【0033】
1:レンズ鏡筒、10:前部固定筒、11:電磁絞り、20:超音波モータ、25:相対位置センサ、30:絶対位置センサ、35:手動スイッチ、40:中継基板、50:後部固定筒、60:ブレ補正装置、70:メイン基板
図1
図2
図3
図4
図5