【文献】
Colour B4 Hair Colour Remover (ID:1301086),Mintel GNPD [online],2010年 4月,[検索日2020.2.3], インターネット,URL,https://www.gnpd.com/sinatra/recordpage/1301086/
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
剤に含有される群(b)から選択される全ての双性イオン性界面活性剤の総量に対する、剤に含有される群(a)から選択される全ての還元剤の総量の重量比、すなわち(a)/(b)の重量比は、最大6.2の値であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の剤。
・容器(II)中の剤(B)は、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、乳酸、メタンスルホン酸、マロン酸、シュウ酸および/または1-ヒドロキシエタン-1,1-ジホスホン酸の群から選択される少なくとも1種の有機酸を水性化粧品担体中に含有し、1〜6のpH値を有する剤である、
請求項9に記載の多成分パッケージユニット(部品のキット)。
【発明を実施するための形態】
【0017】
ケラチン性繊維、ケラチン含有繊維またはケラチン繊維は、毛皮、羊毛、羽毛、および、特に人毛を意味すると理解される。本発明の剤は第一に、ケラチン繊維または人毛の脱色に適するが、原則として他の分野における使用に関して同様に何ら妨げとなるものはない。
【0018】
用語「染色されたケラチン性繊維」は、当業者に既知の通常の化粧用着色剤を用いて染色されたケラチン繊維を意味すると理解される。特に、「染色されたケラチン性繊維」は、従来技術において既知の酸化的着色剤を用いて、および/または、直接染料を用いて染色された繊維を意味すると理解される。これに関して、表現の参照は既知のモノグラフ、例えば Kh. Schrader、Grundlagen und Rezepturen der Kosmetika(化粧品の基本原則および処方)、第2版、Huethig Buch出版社、ハイデルベルク、1989が参照され、これは、当業者の対応する知識を反映している。
【0019】
剤は、水性化粧品担体中、例えば適当な水性または水性アルコール性担体中に、本発明に必須の各原料を含有する。還元的脱色の目的のために、このような担体は、例えば、クリーム、エマルジョン、ゲル、もしくは、界面活性剤含有発泡性溶液、例えばシャンプー、フォームエアゾール、発泡製剤、または、毛髪に使用するに適当な他の製剤であり得る。ケラチン性繊維から着色を還元的に除去するための剤は、特に好ましくは、クリーム、エマルジョンまたは流動性ゲルである。
【0020】
〔還元剤(a)〕
本発明に必須の第1の原料(a)として、脱色剤は、以下の群から選択される1種以上の還元剤を含有する:亜ジチオン酸ナトリウム、亜ジチオン酸亜鉛、亜ジチオン酸カリウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸水素カリウム、亜硫酸アンモニウム、チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸カリウム、チオ硫酸アンモニウム、二亜硫酸ナトリウム、二亜硫酸カリウム、二亜硫酸アンモニウム、ヒドロキシメタンスルフィン酸、アミノメタンスルフィン酸、システイン、チオ乳酸、チオグリコール酸(別名:スルファニル酢酸)および/またはアスコルビン酸。
【0021】
亜ジチオン酸ナトリウムは、実験式Na
2S
2O
4およびCAS番号7775-14-6を有する無機還元剤である。
【0022】
亜ジチオン酸亜鉛は、実験式ZnS
2O
4およびCAS番号7779-86-4を有する無機還元剤である。
【0023】
亜ジチオン酸カリウムは、実験式K
2S
2O
4およびCAS番号14293-73-3を有する無機還元剤である。
【0024】
亜硫酸ナトリウムは、実験式Na
2SO
3およびCAS番号7757-83-7を有する無機還元剤である。
【0025】
亜硫酸水素ナトリウムは、実験式NaHSO
3およびCAS番号7631-90-5を有する無機還元剤である。亜硫酸水素ナトリウムは、水溶液の形態で好ましくは使用される。
【0026】
亜硫酸カリウムは、実験式K
2SO
3およびCAS番号10117-38-1を有する無機還元剤である。
【0027】
亜硫酸水素カリウムは、実験式KHSO
3およびCAS番号7773-03-7を有する無機還元剤である。
【0028】
亜硫酸アンモニウムは、実験式(NH
4)
2SO
3およびCAS番号10196-04-0を有する無機還元剤である。
【0029】
チオ硫酸ナトリウムは、実験式Na
2S
2O
3およびCAS番号7772-98-7を有する無機還元剤である。
【0030】
チオ硫酸カリウムは、実験式K
2S
2O
3およびCAS番号10294-66-3を有する無機還元剤である。
【0031】
チオ硫酸アンモニウムは、実験式(NH
4)
2S
2O
3およびCAS番号7783-18-8を有する無機還元剤である。
【0032】
ヒドロキシメタンスルフィン酸は、実験式HO-CH
2-S(O)OHおよびCAS番号79-25-4を有する有機還元剤である。あるいは、ヒドロキシメタンスルフィン酸は、ホルムアルデヒドスルホキシル酸とも称される。ヒドロキシメタンスルフィン酸自体およびヒドロキシメタンスルフィン酸の生理学的に許容可能な塩、例えばナトリウム塩および/または亜鉛塩の両方が、本発明に従い使用され得る。したがって、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム(ヒドロキシメタンスルフィン酸ナトリウム、ヒドロキシメタンスルフィン酸のナトリウム塩)および/またはホルムアルデヒドスルホキシル酸亜鉛(ヒドロキシメタンスルフィン酸亜鉛、ヒドロキシメタンスルフィン酸の亜鉛塩)を使用することも本発明に従い可能である。
【0033】
アミノメタンスルフィン酸は、式H
2N-CH
2-S(O)OHおよびCAS番号118201-33-5を有する有機還元剤である。アミノメタンスルフィン酸自体およびアミノメタンスルフィン酸の生理学的に許容可能な塩、例えばナトリウム塩および/または亜鉛塩の両方が、本発明に従い使用され得る。したがって、アミノメタンスルフィン酸ナトリウム(アミノメタンスルフィン酸のナトリウム塩)および/またはアミノメタンスルフィン酸亜鉛(アミノメタンスルフィン酸の亜鉛塩)を使用することも本発明に従い可能である。
【0034】
システイン(2-アミノ-3-スフラニル(suflanyl)プロピオン酸)は、本発明によれば、D-システイン、L-システインおよび/またはD-およびL-システインの混合物を意味すると理解される。
【0035】
チオ乳酸(2-スルファニルプロピオン酸)は、D-チオ乳酸、L-チオ乳酸および/またはD-およびL-チオ乳酸の混合物を意味すると理解される。チオ乳酸自体およびその生理学的に許容可能な塩の形態のチオ乳酸の両方が、本発明に従い使用され得る。チオ乳酸の好ましい塩は、チオ乳酸アンモニウムである。
【0036】
チオ乳酸アンモニウムは、チオ乳酸のアンモニウム塩である(すなわち、2-スルファニルプロピオン酸のアンモニウム塩)(式 XX)。
【化1】
【0037】
チオ乳酸アンモニウムの定義には、D-チオ乳酸のアンモニウム塩およびL-チオ乳酸のアンモニウム塩、ならびにこれらの混合物のいずれもが包含される。
【0038】
チオグリコール酸(スルファニル酢酸、2-メルカプト酢酸)は、式HS-CH
2-COOHで示される有機還元剤であると理解され、該化合物は、CAS番号68-11-1を有する。チオグリコール酸の場合も同様に、チオグリコール酸自体およびチオグリコール酸の生理学的に許容可能な塩が、本発明に従い使用され得る。例としては、チオグリコール酸ナトリウム、チオグリコール酸カリウムおよび/またはチオグリコール酸アンモニウムが、チオグリコール酸の生理学的に許容可能な塩として使用され得る。チオグリコール酸アンモニウムは、チオグリコール酸の好ましい生理学的に許容可能な塩である。
【0039】
チオグリコールアンモニウムは、チオグリコール酸のアンモニウム塩である(すなわち、スルファニル酢酸のアンモニウム塩)(式XXX)。
【化2】
【0040】
アスコルビン酸は、本発明によれば、特にCAS番号50-81-7を有する(R)-5-[(S)-1,2-ジヒドロキシエチル]-3,4-ジヒドロキシ-5H-フラン-2-オン(さらなる別名:ビタミンC、L-アスコルビン酸)を意味すると理解される。
【0041】
還元剤、亜ジチオン酸ナトリウム、亜ジチオン酸亜鉛、亜ジチオン酸カリウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸水素カリウム、亜硫酸アンモニウム、チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸カリウムおよび/またはチオ硫酸アンモニウムが、還元的脱色に特に好適であることがわかった。これらの前記好ましい還元剤(a)を、本発明に従う双性イオン性界面活性剤(b)と組み合わせて使用する場合、脱色された毛髪束において、特に効果的な脱色および特に効果的な再酸化の防止が見られる。このようにして、脱色されたケラチン繊維の暗色化を特に長期にわたり防止することができる。
【0042】
さらに、群(a)から選択される還元剤は、好ましくは特定の量範囲で使用される。脱色効果はほんの少量で見られる。しかし、十分かつ強い脱色効果を得るために、脱色剤が還元剤(a)を、剤の総重量に対して0.5〜20.5重量%、好ましくは3.5〜15.5重量%、より好ましくは6.0〜13.5重量%、特に好ましくは7.5〜11.5重量%の総量で含有する場合が好ましい。
【0043】
したがって、染色されたケラチン性繊維、特に人毛を還元的に脱色するための好ましい剤は、水性化粧品担体中に以下を含有するものである:
(a)剤の総重量に対して0.5〜20.5重量%、好ましくは3.5〜15.5重量%、より好ましくは6.0〜13.5重量%、特に好ましくは7.5〜11.5重量%の総量での、以下の群から選択される1種以上の還元剤:亜ジチオン酸ナトリウム、亜ジチオン酸亜鉛、亜ジチオン酸カリウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸水素カリウム、亜硫酸アンモニウム、チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸カリウム、チオ硫酸アンモニウム、ヒドロキシメタンスルフィン酸、アミノメタンスルフィン酸、システイン、チオ乳酸、チオグリコール酸および/またはアスコルビン酸、ならびに、
(b)それぞれが少なくとも1つの第4級アンモニウム基および−SO
3−基を構造単位として有する、1種以上の双性イオン性界面活性剤。
【0044】
染色されたケラチン性繊維のためのきわめて好ましい還元的脱色用剤も、以下を含有することを特徴とする:
(a)剤の総重量に対して0.5〜20.5重量%、好ましくは3.5〜15.5重量%、より好ましくは6.0〜13.5重量%、特に好ましくは7.5〜11.5重量%の総量での、以下の群から選択される1種以上の還元剤:亜ジチオン酸ナトリウム、亜ジチオン酸亜鉛、亜ジチオン酸カリウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸水素カリウム、亜硫酸アンモニウム、チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸カリウムおよび/またはチオ硫酸アンモニウム。
【0045】
本発明の剤が、群(a)から選択される還元剤の組合せを含有する場合、特定の組合せはきわめて強い脱色効果をもたらすため、特に有利であることがわかった。これに関し、群(a)から選択される2つの異なる還元剤の使用が特に有利であり、ここで、該脱色剤は以下を含有する:
(a1)亜ジチオン酸ナトリウム、亜ジチオン酸亜鉛、亜ジチオン酸カリウム、チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸カリウムおよび/またはチオ硫酸アンモニウムの群から選択される第1還元剤、ならびに追加的に、
(a2)亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸水素カリウムおよび/または亜硫酸アンモニウムの群から選択される第2還元剤。
【0046】
言い換えると、染色されたケラチン性繊維、特に人毛の特に好ましい還元的脱色用剤は、水性化粧品担体中に以下を含有するものである:
(a1)亜ジチオン酸ナトリウム、亜ジチオン酸亜鉛、亜ジチオン酸カリウム、チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸カリウムおよび/またはチオ硫酸アンモニウムの群から選択される第1還元剤、ならびに追加的に、
(a2)亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸水素カリウムおよび/または亜硫酸アンモニウムの群から選択される第2還元剤、ならびに
(b)それぞれが構造単位として第4級アンモニウム基および−SO
3−基を有する1種以上の双性イオン性界面活性剤。
【0047】
〔双性イオン性界面活性剤(b)〕
本発明に必須の第2の構成成分(b)として、脱色剤は、それぞれが構造単位として第4級アンモニウム基および−SO
3−基を有する1種以上の双性イオン性界面活性剤を含有する。
【0048】
界面活性剤は、少なくとも1つの疎水性基および少なくとも1つの親水性の分子部分を含む両親媒性の(二官能性の)化合物を意味すると理解される。疎水性の分子部分は、通常、10〜30個の炭素原子を有する炭化水素鎖である。
【0049】
双性イオン性界面活性剤の場合、親水性の分子部分は、双性イオン性の構造単位、すなわち、カチオン性に荷電した分子部分およびアニオン性に荷電した分子部分の両方を含む構造単位を含む。本発明による双性イオン性界面活性剤(b)は、第4級アンモニウム基の形態のカチオン性に荷電した分子部分を有し、そのアニオン性分子部分が、−SO
3−の基の形態で存在することを特徴とする。
【0050】
(R
1R
2R
3R
4N)
+型の基が存在する場合、すなわち、そこから第4級アンモニウム基が誘導されるNH
4イオンの4つのH原子が全て、有機基R(またはR1〜R4)で置換される場合、アンモニウム基は第4級である。
【0051】
双性イオン性界面活性剤の−SO
3−基は、炭素原子に直接結合して存在し得る。この場合、双性イオン性化合物のアニオン性部分は式R
5R
6R
7C−SO
3−で示される脱プロトン化スルホン酸基であり、ここで、基R5、R6、R7は、本発明による双性イオン性界面活性剤の残りの部分を構成する。
【0052】
しかし、本発明は、−SO
3−で示される基が酸素原子を介して炭素原子に結合される場合も包含する。この場合、双性イオン性界面活性剤のアニオン性部分は式R
5R
6R
7C−O−SO
3−で示される脱プロトン化硫酸エステルを構成し、ここで、基R5、R6、R7はまた、本発明による双性イオン性界面活性剤の残りの部分を構成する。
【0053】
本発明によれば、−SO
3−で示される基が炭素原子に直接結合している場合、すなわち、該基が脱プロトン化スルホン酸基の形態で存在する場合が好ましい。
【0054】
脱色されたケラチン繊維の暗色化は、式(I)で示される少なくとも1種の化合物を本発明による双性イオン性界面活性剤(b)として使用する場合、特に長期間にわたり回避することができる:
【化3】
[式中、
R1は、直鎖状または分枝状C
9-C
29アルキル基、直鎖状または分枝状C
9-C
29アルケニル基、あるいは、直鎖状または分枝状ヒドロキシC
9-C
29アルキル基を表し、
R2およびR3は、互いに独立して、C
1-C
6アルキル基、C
2-C
6アルケニル基、またはヒドロキシC
2-C
6アルキル基を表し、
nは1〜6の整数を表し、
mは0〜6の整数を表し、
oは0〜6の整数を表し、
pは0〜6の整数を表し、
ただし、m、oおよびpの合計は少なくとも1である]。
【0055】
よって、さらなる態様において、染色されたケラチン性繊維のきわめて好ましい還元的脱色用剤は、以下を含有するものである:
(a)以下の群から選択される1種以上の還元剤:亜ジチオン酸ナトリウム、亜ジチオン酸亜鉛、亜ジチオン酸カリウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸水素カリウム、亜硫酸アンモニウム、チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸カリウムおよび/またはチオ硫酸アンモニウム、ならびに
(b)式(I)で示される1種以上の双性イオン性界面活性剤、
【化4】
[式中、
R1は、直鎖状または分枝状C
9-C
29アルキル基、直鎖状または分枝状C
9-C
29アルケニル基、あるいは直鎖状または分枝状ヒドロキシC
9-C
29アルキル基を表し、
R2およびR3は、互いに独立して、C
1-C
6アルキル基、C
2-C
6アルケニル基、またはヒドロキシC
2-C
6アルキル基を表し、
nは1〜6の整数を表し、
mは0〜6の整数を表し、
oは0〜6の整数を表し、
pは0〜6の整数を表し、
ただし、m、oおよびpの合計は少なくとも1である]。
【0056】
本発明による双性イオン性界面活性剤(b)の使用により、脱色された束の暗色化が回避されるため、長期持続性の脱色効果が確保される。ここで、特定の量範囲での界面活性剤の使用は、特に有利である。双性イオン性界面活性剤(b)を、本発明の脱色剤において、剤の総重量に対して0.1〜15.0重量%、好ましくは0.5〜12重量%、より好ましくは1.0〜9.0重量%、特に好ましくは2.0〜6.0重量%の総量で使用する場合、特に好ましい。
【0057】
よって、さらなるきわめて好ましい態様において、本発明の脱色剤は、双性イオン性界面活性剤(b)として、式(I)で示される1種以上の界面活性剤を剤の総重量に対して0.1〜15.0重量%、好ましくは0.5〜12重量%、より好ましくは1.0〜9.0重量%、特に好ましくは2.0〜6.0重量%の総量で含有することを特徴とする:
【化5】
[式中、
R1は、直鎖状または分枝状C
9-C
29アルキル基、直鎖状または分枝状C
9-C
29アルケニル基、あるいは、直鎖状または分枝状ヒドロキシC
9-C
29アルキル基を表し、
R2およびR3は、互いに独立して、C
1-C
6アルキル基、C
2-C
6アルケニル基、またはヒドロキシC
2-C
6アルキル基を表し、
nは1〜6の整数を表し、
mは0〜6の整数を表し、
oは0〜6の整数を表し、
pは0〜6の整数を表し、
ただし、m、oおよびpの合計は少なくとも1である]。
【0058】
式(I)[式中、基R1は、直鎖状C
11アルキル基、直鎖状C
13アルキル基、直鎖状C
15アルキル基、直鎖状C
17アルキル基、または直鎖状C
19アルキル基、直鎖状モノ不飽和C
11アルケニル基、直鎖状モノ不飽和C
13アルケニル基、直鎖状モノ不飽和C
17アルケニル基、または直鎖状モノ不飽和C
19アルケニル基を表す]で示される双性イオン性界面活性剤の使用は特に好ましい。
【0059】
nが数3を表す場合も、きわめて好ましい。
【0060】
基R2およびR3は、互いに独立して、C
1-C
6アルキル基を好ましくは表し、R2およびR3は、特に好ましくはメチル基を表す。
【0061】
mはきわめて好ましくは数1または2を表す。
【0063】
pはきわめて好ましくは数1または2を表す。
【0064】
さらなるきわめて好ましい態様において、本発明の脱色剤は、双性イオン性界面活性剤(b)として、式(I):
【化6】
[式中、
R1は、直鎖状C
11アルキル基、直鎖状C
13アルキル基、または直鎖状C
15アルキル基、直鎖状C
17アルキル基、直鎖状C
19アルキル基、直鎖状モノ不飽和C
11アルケニル基、直鎖状モノ不飽和C
13アルケニル基、直鎖状モノ不飽和C
17アルケニル基、または直鎖状モノ不飽和C
19アルケニル基を表し、
R2およびR3はいずれもメチル基を表し、
nは1〜3の整数を表し、
mは1または2の数を表し、
oは1の数を表し、
pは1または2の数を表す]
で示される1種以上の界面活性剤を、剤の総重量に対して、0.1〜15.0重量%、好ましくは0.5〜12重量%、より好ましくは1.0〜9.0重量%、特に好ましくは2.0〜6.0重量%の総量で含有することを特徴とする。
【0065】
このきわめて好ましい種類の双性イオン性界面活性剤は、名称「アミドプロピルヒドロキシスルタイン」のもとでも知られており:
ラウリルアミドプロピルヒドロキシスルタインは、式(I)[式中、R1はC
11アルキルを表し、R2はメチルを表し、R3はメチルを表し、nは3を表し、mは1を表し、oは1を表し、pは1を表す]で示される双性イオン性界面活性剤である。
【0066】
ココアミドプロピルヒドロキシスルタインは、式(I)[式中、R1はC
11アルキル〜C
17アルキルを表し、R2はメチルを表し、R3はメチルを表し、nは3を表し、mは1を表し、oは1を表し、pは1を表す]で示される化合物の混合物である。
【0067】
オレアミドプロピルヒドロキシスルタインは、式(I)[式中、R1はモノ不飽和C
17アルケニル基(二重結合はR1基の原子8および9の間にある)を表し、R2はメチルを表し、R3はメチルを表し、nは3を表し、mは1を表し、oは1を表し、pは1を表す]で示される双性イオン性界面活性剤である。
【0068】
ココアミドプロピルヒドロキシスルタインは、明示的にきわめて好ましく使用され、Rhodia社から例えばMirataine CBSの商品名の下で販売され得る。よって、式(I)で示される双性イオン性界面活性剤(b)の混合物は、本発明に従いきわめて好ましく使用され、該混合物中、R1はC
11アルキル〜C
17アルキルを表し、R2はメチルを表し、R3はメチルを表し、nは3を表し、mは1を表し、oは1を表し、pは1を表す。
【0069】
双性イオン性界面活性剤(b)は、水性化粧品担体中で還元剤(a)と共に使用され、よって、本発明の脱色剤を形成する。この脱色剤は、酸および塩基を添加することにより異なるpH値に設定され得る。界面活性剤(b)の−SO
3−で示される基は、平衡反応においてpH値が変化する場合に、水性化粧品担体中で部分的にプロトン化されていてもよい。平衡反応によりプロトン化された双性イオン性界面活性剤のかかる形態も、本発明に包含される。全ての特定された量の値は、その双性イオン性形態で水性担体中に添加された双性イオン性界面活性剤の総量に関する。
【0070】
〔割合(a)/(b)〕
還元剤(a)および双性イオン性界面活性剤(b)は、共に、染色されたケラチン繊維の効果的な、長期持続性の脱色をもたらす。ここで、−SO
3−で示される基を有する特定の双性イオン性界面活性剤の添加は、脱色プロセスが一旦完了後、大気中酸素の影響下で再酸化が起こらないことを意味する。このようにして、暗色化およびそれによって続く脱色結果の弱化が回避され得る。よって、脱色プロセスの全体が還元剤(a)と双性イオン性界面活性剤(b)との間での相互作用を必要とするため、カテゴリー(a)および(b)の両方の活性物質は、好ましくは互いに特定の割合で使用される。
【0071】
還元剤(a)が、双性イオン性界面活性剤(b)と比較して少なくとも同じ総量で使用される場合に、暗色化を特に効果的に防止することができることがわかったが、好ましくは過剰である。還元剤(a)の総量を、双性イオン性界面活性剤(b)の総量よりも、1.8倍、より好ましくは2.6倍、特に好ましくは3.2倍より多くなるように選択することが好ましい。
【0072】
したがって、きわめて好ましい脱色剤は、剤に含有される群(b)から選択される全ての双性イオン性界面活性剤の総量に対する、全ての還元剤(a)の総量の合計比、すなわち(a)/(b)の重量比が、少なくとも1.0、好ましくは少なくとも1.8、より好ましくは少なくとも2.6、特に好ましくは少なくとも3.2の値であることを特徴とする。
【0073】
例:
8.0gの亜ジチオン酸ナトリウム(全ての還元剤(a)の総量)を含有する100gの脱色剤。
8.0gのコカミドプロピルヒドロキシスルタイン(活性物質)を用いれば、(a)/(b)の重量比は1.0の値である。4.4gのコカミドプロピルヒドロキシスルタインを用いれば、(a)/(b)の重量比は約1.8の値である。3.1gのコカミドプロピルヒドロキシスルタインを用い、(a)/(b)の重量比は約2.6の値である。2.5gのコカミドプロピルヒドロキシスルタインを用いれば、(a)/(b)の重量比は約3.2の値である。
【0074】
重量過剰の還元剤(a)を用いることが有利であることがわかったが、脱色された束の暗色化を十分な程度で抑制し得るためには、使用する双性イオン性界面活性剤(b)の量を少量すぎるように選択すべきではない。剤中に含有される還元剤(a)の総量が、双性イオン性界面活性剤(b)の総量を、最大で7.0倍、好ましくは最大で6.2倍、より好ましくは最大で5.6倍、特に好ましくは最大で4.8倍で超える場合、さらに特に有利である。
【0075】
よって、きわめて好ましい脱色剤は、剤中に含有される群(b)から選択される全ての双性イオン性界面活性剤の総量に対する、剤中に含有される群(a)から選択される全ての還元剤の総量の重量比、すなわち(a)/(b)の重量比が、最大7.0、好ましくは最大6.2、より好ましくは最大5.6、特に好ましくは最大4.8の値であることを特徴とする。
【0076】
例
8.0gの亜ジチオン酸ナトリウム(全ての還元剤(a)の総量)を含有する100gの脱色剤。
1.14gのコカミドプロピルヒドロキシスルタインを用いれば、(a)/(b)の重量比は約7.0の値である。1.29gのコカミドプロピルヒドロキシスルタインを用いれば、(a)/(b)の重量比は約6.2の値である。1.42gのコカミドプロピルヒドロキシスルタインを用いれば、(a)/(b)の重量比は約5.6の値である。1.66gのコカミドプロピルヒドロキシスルタインを用いれば、(a)/(b)の重量比は約4.8の値である。
【0077】
まとめると、剤に含有される群(b)から選択される全ての双性イオン性界面活性剤の総量に対する剤に含有される群(a)から選択される全ての還元剤の総量の重量比、すなわち(a)/(b)の重量比が、3.2〜4.8の値である場合、概して最も好ましい。
【0078】
〔ポリオール〕
ポリオールを使用することで、脱色効果がさらに支えられることがわかった。このため、本発明の脱色剤が1種以上のポリオールを追加的に含有する場合好ましい。
【0079】
ポリオールは、少なくとも2個の脂肪族(すなわちフェノール性でない)OH基を含む化合物を意味すると理解される。
【0080】
本発明による適当なポリオールの例は、特にエチレングリコール、1,2-プロピレングリコール、1,3-プロパンジオール、1,2-ブタンジオール、1,3-ブタンジオール、1,2-ペンタンジオール、1,3-ペンタンジオール、1,4-ペンタンジオール、1,5-ペンタンジオール、1,2-ヘキサンジオール、1,3-ヘキサンジオール、1,4-ヘキサンジオール、1,5-ヘキサンジオールおよび1,6-ヘキサンジオールである。しかし、ポリエチレングリコールおよびポリプロピレングリコールも適当である。
【0081】
よって、さらなる好ましい態様において、本発明の脱色剤は、以下の群から選択される1種以上のポリオールを追加的に含有することを特徴とする:エチレングリコール(1,2-エタンジオール)、1,2-プロパンジオール、1,3-プロパンジオール、1,2-ブタンジオール、1,3-ブタンジオール、1,4-ブタンジオール、1,2-ペンタンジオール、1,3-ペンタンジオール、1,4-ペンタンジオール、1,5-ペンタンジオール、1,2-ヘキサンジオール、1,3-ヘキサンジオール、1,4-ヘキサンジオール、1,5-ヘキサンジオールおよび1,6-ヘキサンジオール、ポリエチレングリコールおよび/またはポリプロピレングリコール。
【0082】
ポリオールは、本発明の剤において、剤の総重量に対して0.5〜15.0重量%、好ましくは2.5〜13.5重量%、より好ましくは3.5〜11.5重量%、特に好ましくは4.5〜9.5重量%の総量で好ましくは使用される。
【0083】
よって、さらなる好ましい態様において、本発明の脱色剤は、1種以上のポリオールを、剤の総重量に対して0.5〜15.0重量%、好ましくは2.5〜13.5重量%、より好ましくは3.5〜11.5重量%、特に好ましくは4.5〜9.5重量%の総量で追加的に含有することを特徴とする。
【0084】
〔さらなる界面活性剤〕
本発明に必須の双性イオン性界面活性剤(b)の他に、本発明の脱色剤は、非イオン性、両性および/またはカチオン性界面活性剤などのさらなる界面活性剤も含有し得る。しかし、脱色剤がいずれのアニオン性界面活性剤も含有しない場合好ましい。
【0085】
よって、さらなる好ましい態様において、本発明の脱色剤は、剤中に含有される全てのアニオン性界面活性剤の総量が、剤の総重量に対して最大0.5重量%、好ましくは最大0.3重量%、より好ましくは最大0.1重量%、特に好ましくは最大0.05重量%の値であることを特徴とする。
【0086】
本発明の意味において、用語「アニオン性界面活性剤」は、もっぱらアニオン性電荷を有する界面活性剤を意味すると理解される。
【0087】
よって、剤中に含有される、以下の群:
・10〜22個のC原子を有する直鎖状脂肪酸(石鹸)
・式R-O-(CH2-CH2O)x −CH2-COOH[式中、Rは10〜22個のC原子を有する直鎖状アルキル基であり、x=0または1〜16である]で示されるエーテルカルボン酸、
・アシル基において10〜18個のC原子を有するアシルサルコシド、
・アシル基において10〜18個のC原子を有するアシルタウリド、
・アシル基において10〜18個のC原子を有するアシルイセチオネート、
・アルキル基において8〜18個のC原子を有するスルホコハク酸モノ−およびジアルキルエステル、ならびに、アルキル基において8〜18個のC原子、および、1〜6個のオキシエチル基を有するスルホコハク酸モノアルキルポリオキシエチルエステル、
・12〜18個のC原子を有する直鎖状アルカンスルホネート、
・12〜18個のC原子を有する直鎖状アルファ−オレフィンスルホネート、
・12〜18個のC原子を有する脂肪酸のアルファ-スルホ脂肪酸メチルエステル、ならびに、
・アルキルサルフェート、および、式R-O(CH2-CH2O)x−SO3H[式中、Rは好ましくは10〜18個のC原子を有する直鎖状アルキル基であり、x=0または1〜12である]で示されるアルキルポリグリコールエーテル
から選択される全てのアニオン性界面活性剤の総量が、剤の総重量に対して最大0.5重量%、好ましくは最大0.3重量%、より好ましくは最大0.1重量%、特に好ましくは最大0.05重量%の値である場合好ましい。
【0088】
非イオン性界面活性剤は、少なくとも1つの疎水性基および少なくとも1つの親水性の分子部分を含む両親媒性の(二官能性の)化合物を意味すると理解される。疎水性の分子部分は通常、10〜30個の炭素原子を有する炭化水素鎖である。非イオン性界面活性剤は、例えば、ポリオール基、ポリアルキレングリコールエーテル基、または、ポリオールおよびポリグリコールエーテル基の組合せを親水性基として有する。このような化合物は例えば、2〜30molエチレンオキシドおよび/または0〜5molプロピレンオキシドと、8〜22個のC原子を有する直鎖状脂肪アルコールとの、12〜22個のC原子を有する脂肪酸との、および、アルキル基において8〜15個のC原子を有するアルキルフェノールとの付加生成物、グリセロールとの1〜30molエチレンオキシドの付加生成物のC12-C22脂肪酸モノ-およびジエステル、C8-C22アルキルモノおよびオリゴグリコシドならびにそのエトキシ化類似体、ならびにまた、ひまし油および硬化ひまし油との5〜60molエチレンオキシドとの付加生成物である。
【0089】
好ましい非イオン性界面活性剤は、アルキルポリグリコシドである。
【0090】
追加的に使用され得る非イオン性界面活性剤は、本発明の脱色剤において、剤の総重量に対して0.1〜15.0重量%、好ましくは2.5〜13.5重量%、より好ましくは3.5〜11.5重量%、特に好ましくは4.5〜9.5重量%の総量で使用され得る。
【0091】
本発明に従い、第4級アンモニウム化合物、エステルクオートおよびアミドアミン型のカチオン性界面活性剤が特に使用される。好ましい第4級アンモニウム化合物は、アンモニウムハライド、特にクロリドおよびブロミド、例えばアルキルトリメチルアンモニウムクロリド、ジアルキルジメチルアンモニウムクロリドおよびトリアルキルメチルアンモニウムクロリド、例えばセチルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド、ラウリルジメチルアンモニウムクロリド、ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、および、トリセチルメチルアンモニウムクロリド、ならびに、クオタニウム-27およびクオタニウム-83のINCI名で知られるイミダゾリウム化合物である。上記に述べた界面活性剤の長鎖アルキル鎖は、好ましくは10〜18個の炭素原子を有する。エステルクオートは、少なくとも1つのエステル官能基および少なくとも1つの第4級アンモニウム基の両方を構造要素として含有する物質として知られている。好ましいエステルクオートは、脂肪酸とトリエタノールアミンとの第4級化エステル塩、脂肪酸とジエタノールアルキルアミンとの第4級化エステル塩、および、脂肪酸と1,2-ジヒドロキシプロピルジアルキルアミンとの第4級化エステル塩である。アルキルアミドアミンは通常、天然または合成脂肪酸および脂肪酸カットとジアルキルアミノアミンとのアミド化により製造される。この物質の群から選択される特に適当な化合物は、Tegoamid(登録商標)S 18の名称で市販され入手可能なステアラミドプロピルジメチルアミンである。
【0092】
本発明に従い使用され得るさらなるカチオン性界面活性剤は、第4級タンパク質加水分解物である。
【0093】
追加的に使用され得るカチオン性界面活性剤は、本発明の脱色剤において、剤の総重量に対して0.1〜15.0重量%、好ましくは2.5〜13.5重量%、より好ましくは3.5〜11.5重量%、特に好ましくは4.5〜9.5重量%の総量で使用され得る。
【0094】
〔染色されたケラチン繊維の脱色〕
本発明の剤は、あらかじめ染色されたケラチン繊維、特に人毛を脱色するために使用される脱色剤である。染色されたケラチン繊維は通常、当技術分野において当業者に既知の常套の酸化染料および/または直接染料を用いてあらかじめ染色された繊維である。
【0095】
脱色剤は、顕色剤およびカプラー成分に基づく酸化染料を用いてケラチン繊維上に生じた着色の除去に適する。顕色剤として以下の化合物を使用した場合、結果として生じる着色を、効果的に、特に続く暗色化なしに、脱色剤を用いて十分に除去することができる:p-フェニレンジアミン、p-トルエンジアミン N,N-ビス-(β-ヒドロキシエチル)-p-フェニレンジアミン、4-N,N-ビス-(β-ヒドロキシエチル)-アミノ-2-メチルアニリン、2-(β-ヒドロキシエチル)-p-フェニレンジアミン、2-(α,β-ジヒドロキシエチル)-p-フェニレンジアミン、2-ヒドロキシメチル-p-フェニレンジアミン、ビス-(2-ヒドロキシ-5-アミノフェニル)-メタン、p-アミノフェノール、4-アミノ-3-メチルフェノール、2,4,5,6-テトラアミノピリミジン、4-ヒドロキシ-2,5,6-トリアミノピリミジン、2-ヒドロキシ-4,5,6-トリアミノピリミジンおよび/または4,5-ジアミノ-1-(β-ヒドロキシエチル)-ピラゾール。
【0096】
以下の化合物をカプラーとして使用した場合、結果として生じた着色を同様に、非常に良好な脱色結果を伴い十分に除去することができる:m-フェニレンジアミン誘導体、ナフトール、レゾルシノールおよびレゾルシノール誘導体、ピラゾロンおよびm-アミノフェノール誘導体。以下は、カプラー物質として特に適当である:1-ナフトール、1,5-、2,7-および1,7-ジヒドロキシナフタリン、5-アミノ-2-メチルフェノール、m-アミノフェノール、レゾルシノール、レゾルシノールモノメチルエーテル、m-フェニレンジアミン、1-フェニル-3-メチル-5-ピラゾロン、2,4-ジクロロ-3-アミノフェノール、1,3-ビス-(2',4'-ジアミノフェノキシ)プロパン、2-クロロ-レゾルシノール、4-クロロ-レゾルシノール、2-クロロ-6-メチル-3-アミノフェノール、2-アミノ-3-ヒドロキシピリジン、2-メチルレゾルシノール、5-メチルレゾルシノールおよび2-メチル-4-クロロ-5-アミノフェノール、1-ナフトール、1,5- ジヒドロキシナフタリン、2,7-ジヒドロキシナフタリンおよび1,7-ジヒドロキシナフタリン、3-アミノフェノール、5-アミノ-2-メチルフェノール、2-アミノ-3-ヒドロキシピリジン、レゾルシノール、4-クロロ-レゾルシノール、2-クロロ-6-メチル-3-アミノフェノール、2-メチルレゾルシノール、5-メチルレゾルシノール、2,5-ジメチルレゾルシノール、ならびに、2,6-ジヒドロキシ-3,4-ジメチルピリジン。
【0097】
脱色される基材は、直接染料を用いて着色されていてもよい。直接染料は、特にニトロフェニレンジアミン、ニトロアミノフェノール、アゾ染料、アントラキノンまたはインドフェノールを包含する。好ましい直接染料は、以下の国際名または商標名で知られる化合物である:HCイエロー2、HCイエロー4、HCイエロー5、HCイエロー6、HCイエロー12、アシッドイエロー1、アシッドイエロー10、アシッドイエロー23、アシッドイエロー36、HCオレンジ1、ディスパースオレンジ3、アシッドオレンジ7、HCレッド1、HCレッド3、HCレッド10、HCレッド11、HCレッド13、アシッドレッド33、アシッドレッド52、HCレッドBN、ピグメントレッド57:1、HCブルー2、HCブルー12、ディスパースブルー3、アシッドブルー7、アシッドグリーン50、HCバイオレット1、ディスパースバイオレット1、ディスパースバイオレット4、アシッドバイオレット43、ディスパースブラック9、アシッドブラック1、およびアシッドブラック52、ならびに1,4-ジアミノ-2-ニトロベンゼン、2-アミノ-4-ニトロフェノール、1,4-ビス-(β-ヒドロキシエチル)-アミノ-2-ニトロベンゼン、3-ニトロ-4-(β-ヒドロキシエチル)-アミノフェノール、2-(2'-ヒドロキシエチル)アミノ-4,6-ジニトロフェノール、1-(2'-ヒドロキシエチル)アミノ-4-メチル-2-ニトロベンゼン、1-アミノ-4-(2'-ヒドロキシエチル)-アミノ-5-クロロ-2-ニトロベンゼン、4-アミノ-3-ニトロフェノール、1-(2'-ウレイドエチル)アミノ-4-ニトロベンゼン、4-アミノ-2-ニトロジフェニルアミン-2’-カルボン酸、6-ニトロ-1,2,3,4-テトラヒドロキノキサリン、2-ヒドロキシ-1,4-ナフトキノン、ピクラミン酸(picraminic 酸)およびその塩、2-アミノ-6-クロロ-4-ニトロフェノール、4-エチルアミノ-3-ニトロ安息香酸ならびに2-クロロ-6-エチルアミノ-1-ヒドロキシ-4-ニトロベンゼン。
【0098】
さらに、脱色される基材は、例えばヘナレッド、ヘナナチュラル、ヘナブラック、カモミールブロッサム、ビャクダン、紅茶、カスカラ樹皮、セージ、ロッグウッド、茜の根、カテキュー、セードル(sedr)およびアルカンナ根に含有されるような、自然に存在する天然染料を用いて染色されていてもよい。
【0099】
本発明の脱色剤は、これら染色された色味を除去することを意図しているため、それ自体はいずれの染料も含有しないことが好ましく、すなわち、顕色剤型またはカプラー型の酸化染料前駆体不含であり、また、直接染料不含であることが好ましい。
【0100】
よって、さらなる好ましい態様において、本発明の脱色剤は、剤中に含有される全ての直接染料および酸化染料の総量が、剤の総重量に対して最大0.2重量%、好ましくは最大0.1重量%、より好ましくは最大0.05重量%、特に好ましくは最大0.01重量%の値であることを特徴とする。
【0101】
〔pH値およびアルカリ化剤〕
これまで記載した脱色剤は、本発明に必須の成分(a)および(b)を水性化粧品担体中に含有する剤である。脱色剤のpH値は、原則として、2〜12の値に設定され得る。しかし、安定性の理由および貯蔵の目的のためには、剤がアルカリ性のpH値を有することが有利である。よって、剤は好ましくは7〜12、より好ましくは7.5〜11.5、さらにより好ましくは8.0〜11.0、きわめて好ましくは8.5〜10.5のpH値に設定される。
【0102】
pH値は、Schott社製のN61型ガラス電極を用いて22℃の温度で測定した。
【0103】
よって、さらなる好ましい態様において、本発明の脱色剤は、(Schott社製のN61型ガラス電極を用いて22℃の温度で測定して)7.0〜12.0、好ましくは7.5〜11.5、さらにより好ましくは8.0〜11.0、きわめて好ましくは8.5〜10.5のpH値を有することを特徴とする。
【0104】
好ましいpH値に設定するために本発明に従い使用され得るアルカリ化剤は、アンモニア、アルカノールアミン、塩基性アミノ酸、ならびに、無機アルカリ化剤、例えばアルカリ(土類)金属水酸化物、アルカリ(土類)金属メタケイ酸塩、アルカリ(土類)金属リン酸塩、および、アルカリ(土類)金属リン酸水素塩の群から形成され得る。適当な無機アルカリ化剤は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ケイ酸ナトリウム、およびメタケイ酸ナトリウムである。本発明に従い使用され得る有機アルカリ化剤は、モノエタノールアミン、2-アミノ-メチルプロパノール、および、トリエタノールアミンから選択され得る。本発明に従いアルカリ化剤として使用され得る塩基性アミノ酸は、アルギニン、リジン、オルニチンおよびヒスチジンから形成される群から選択され得る。
【0105】
本発明の脱色剤は、特に好ましくは、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア、モノエタノールアミンおよび/またはアルギニンの群から選択される1種以上のアルカリ化剤を用いることにより、アルカリ性のpH値にされている。水酸化ナトリウムおよび/または水酸化カリウムは、きわめて好ましくはこの群から選択される。
【0106】
よって、さらなる好ましい態様において、本発明の脱色剤は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア、モノエタノールアミンおよび/またはアルギニンの群から選択される、特に好ましくは、水酸化ナトリウムおよび/または水酸化カリウムの群から選択される1種以上のアルカリ化剤を追加的に含有することを特徴とする。
【0107】
〔ゲル〕
着色にあらかじめ使用した染料に応じて、ならびに、状態、ダメージの程度、および、毛髪の厚みに応じて、脱色プロセスは異なる個々に対して異なる時間で持続させることができる。脱色プロセスは概して、60分以下の通常の適用時間内に完了すべきであるが、、脱色剤の使用者にとっては、脱色プロセスを直接観察し、脱色の完了直後(場合によりちょうど20または30分後)に脱色剤を洗い流すことができることが、ずっと快適である。
【0108】
脱色剤が透明ゲルの形態で提供される場合、使用者または美容師が脱色プロセスを直接に観察することができる。
【0109】
したがってさらなる好ましい態様において、本発明の脱色剤は、少なくとも70%、好ましくは少なくとも75%、より好ましくは少なくとも80%、特に好ましくは少なくとも85%の透過率Tを有する透明な流動性のゲル製剤であることを特徴とし、ここで、透過率Tは次の式:
T=Φex/Φin
[Φexは、剤を通過し、剤から出る光線の放射強度に等しく、
Φinは、剤に入る光線の放射強度に等しい]
により算出される。
【0110】
ゲルは、固体、コロイダル分散物質、これは増粘剤またはゲル化剤である、ならびに、液体(水または水−溶媒混合物)から構成される系を意味すると理解される。ここで、増粘剤またはゲル化剤は液体中で物理的なネットワークを形成する。
【0111】
本発明の意味においてゲルは流動性であり、これは、(Brookfield製の回転式粘度計、スピンドルサイズ4を用いて、25℃および20rpmで得られる測定を用いて)好ましくは1,000mPas〜15,000mPas、特に好ましくは3,000mPas〜8,000mPasの粘度を有することを意味する。
【0112】
透過は、測定光(好ましくは日光)についてのゲルの透過性を示し、透過率Tとして表される。透過率は、割合値T=Φex/Φinからなり、ここで、通過し剤から出る光線の放射強度(Φex)が、剤に入る光線の放射強度(Φin)に対して設定される。測定は、日光(昼光ランプ)を用いて、1cmの層厚で行われる(すなわち、測定されるゲルは、ゲルが1cmの層厚で存在するようにタンクに充填されており、次いで、市販され入手可能な光度計を用いて測定される)。
【0113】
少なくとも70%、好ましくは少なくとも75%、より好ましくは少なくとも80%、特に好ましくは少なくとも85%の透過率を有するゲルは、非常に透明であるため、消費者は、毛髪に塗布された透明ゲルを通して直接に毛髪の脱色プロセスを観察することができる。このようにして消費者は、処理された毛髪の試験束から脱色剤を洗い流すことなく、脱色プロセスの終了を視覚的に把握することができる。
【0114】
例として以下を、透明ゲルを製造するためのゲル化剤または増粘剤として使用することができる:寒天、カラギーナン、アルギン酸塩、キサンタンガム、カラヤガム、ガッチガム、トラガカント、スクレログルカンまたはアラビアガム、アルギネート、ペクチン、多糖類、グアーガム、キャロブビーンガム、アマニ種子ガム、デキストラン、ペクチン、デンプン断片および誘導体、例えばアミロース、アミロペクチンおよびデキストリン、ゼラチンおよびカゼイン、ならびにセルロース誘導体、例えばメチルセルロース、カルボキシアルキルセルロース、例えばカルボキシメチルセルロース、およびヒドロキシアルキルセルロース、例えばヒドロキシエチルセルロース。
【0115】
キサンタンを使用することで、脱色剤を流動性ゲルの形態で提供することができ、塗布プロセスに関して粘度が最適化され、脱色プロセスを特によく、直接視覚的に評価することができる。このため、キサンタンゲル増粘剤を使用することが特に好ましい。
【0116】
したがって、さらなる好ましい態様において、本発明の脱色剤は増粘剤としてキサンタンを追加的に含有することを特徴とする。
【0117】
〔部品のキット〕
前述したように、脱色剤はアルカリ性のpH値で改善された安定性を有するため、脱色剤は、貯蔵の目的のために、好ましくはアルカリ性のpH値に設定することができる。しかし、還元剤(a)と双性イオン性界面活性剤(b)との組み合わせの脱色効果は、pH値に依存し、pH値は酸性媒体中でその最適値を経験する。このため、本発明の剤を塗布直前に酸性pH値にすることが有利であり、前記pH値は好ましくは4〜6の範囲にある。よって、あらかじめはアルカリ性の剤のpH値を、塗布直前に低下させるべきである。
【0118】
あらかじめはアルカリ性の脱色剤の塗布直前の酸性化は、2種の異なる剤を混合することによって実施することができ、ここで、前述のアルカリ性の第1剤を、1種以上の酸を含有するさらなる剤と混合する。
【0119】
例として、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、乳酸、酢酸、硫酸、塩酸、リン酸、メタンスルホン酸、安息香酸、マロン酸、シュウ酸および/または1-ヒドロキシエタン-1,1-ジホスホン酸の群から選択される1種以上の酸を酸として使用することができる。
【0120】
本発明の第2の主題は、染色されたケラチン性繊維の還元的脱色用の多成分パッケージユニット(部品のキット)であり、該ユニットは、互いに別々に包装された以下を含む:
(I)容器(I)中に剤(A)、および
(II)容器(II)中に剤(B)、ここで
・容器(I)中の剤(A)は、請求項1〜11のいずれかに記載の剤であり、
・容器(II)中の剤(B)は、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、乳酸、酢酸、硫酸、塩酸、リン酸、メタンスルホン酸、安息香酸、マロン酸、シュウ酸および/または1-ヒドロキシエタン-1,1-ジホスホン酸の群から選択される少なくとも1種の有機および/または無機酸を含有する化粧剤である。
【0121】
言い換えると、即時使用可能な脱色剤は、容器(I)からの剤(A)および容器(II)からの剤(B)を混合することにより製造される。
【0122】
本発明の第1の主題を形成する剤(A)は、好ましくは、還元剤(a)ならびに双性イオン性界面活性剤(b)を含有するアルカリ性かつ貯蔵安定な剤である。剤(A)を1種以上の酸含有剤(B)と混合することにより、即時使用可能な剤のpH値を低下させ、塗布に最適な値にする。
【0123】
クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、乳酸、メタンスルホン酸、マロン酸、シュウ酸および/または1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸が特に適当であることがわかった。
【0124】
少なくとも1種の酸を含有する容器(II)中の剤(B)は、固体または液体の形態で提供することができる。容器(II)中の剤(B)は、好ましくは、液状担体を有する液状の剤である。
【0125】
容器(II)中の剤(B)は、1〜6、好ましくは1.3〜4.5、より好ましくは1.6〜4.0、特に好ましくは2.0〜3.6のpH値を好ましくは有し、ここで、これらのpH値は、例えばSchott社製のN61型のガラス電極を用いて、22℃の温度で測定することができる。
【0126】
多成分パッケージユニット(部品のキット)であって、
・容器(II)中の剤(B)は、水性化粧品単体中に、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、乳酸、メタンスルホン酸、マロン酸、シュウ酸および/または1-ヒドロキシエタン-1,1-ジホスホン酸の群から選択される少なくとも1種の有機酸を含有し、(Schott社製のN61型のガラス電極を用いて、22℃の温度で測定して)1〜6、好ましくは1.3〜4.5、より好ましくは1.6〜4.0、特に好ましくは2.0〜3.6のpH値を有する剤であることが特に好ましい。
【0127】
多成分パッケージユニット(部品のキット)は、任意に、第3の別個に包装された容器(III)をさらに含むこともでき、ここで、容器(III)は、シャンプーまたはコンディショナーであり得る剤(C)を含有する。
【0128】
したがって、互いに別個に包装された以下:
(I)容器(I)中に剤(A)、および
(II)容器(II)中に剤(B)、
(III)容器(III)中に剤(C)、ここで、
・容器(I)中の剤(A)は本発明の第1の主題を形成する剤であり、
・容器(II)中の剤(B)は、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、乳酸、酢酸、硫酸、塩酸、リン酸、メタンスルホン酸、安息香酸、マロン酸、シュウ酸および/または1-ヒドロキシエタン-1,1-ジホスホン酸の群から選択される少なくとも1種の有機および/または無機酸を含有する化粧剤であり、
・容器(III)中の剤(C)は、1種以上の双性イオン性界面活性剤を含有する化粧剤である、
を含む、染色されたケラチン性繊維の還元的脱色用の多成分パッケージユニット(部品のキット)も好ましい。
【0129】
同様に、互いに別個に包装された以下:
(I)容器(I)中に剤(A)、および
(II)容器(II)中に剤(B)、
(III)容器(III)中に剤(C)、ここで、
・容器(I)中の剤(A)は本発明の第1の主題を形成する剤であり、
・容器(II)中の剤(B)はクエン酸、酒石酸、リンゴ酸、乳酸、酢酸、硫酸、塩酸、リン酸、メタンスルホン酸、安息香酸、マロン酸、シュウ酸および/または1-ヒドロキシエタン-1,1-ジホスホン酸の群から選択される少なくとも1種の有機および/または無機酸を含有する化粧剤であり、
・容器(III)中の剤(C)は、それぞれが少なくとも1つの第4級アンモニウム基および−SO
3−基を構造単位として有する1種以上の双性イオン性界面活性剤を含有する化粧剤である、
を含む、染色されたケラチン性繊維の還元的脱色用の多成分パッケージユニット(部品のキット)も好ましい。
【0130】
〔剤(A)および(B)の混合比〕
既に記載したように、即時使用可能な脱色剤は、好ましくは、剤(A)および(B)を混合することによって製造される。ここで原則として、剤(A)および(B)は、異なる混合比で混合することができる(例えば(A)/(B)が20:1〜1:20)。
【0131】
快適な混合を確保するために、2つの剤(A)および(B)をほぼ等しい量で使用することが有利であり得る。
【0132】
しかし、特に剤(B)中に含有される酸が濃縮形態で使用される場合、剤(A)を過剰に使用することも有利であり得る。
【0133】
したがって、さらなる好ましい態様において、本発明の多成分パッケージユニットは、容器(I)中の剤(A)の量と容器(II)中の剤(B)の量がそのように選択され、塗布混合物を製造する際−すなわち剤(A)および(B)を混合する際−、混合比(A)/(B)が少なくとも1、好ましくは少なくとも1.3、より好ましくは少なくとも1.5、特に好ましくは少なくとも2.0の値にあることを特徴とする。
【0134】
混合物を製造するために、容器(I)からの剤(A)は、例えば剤(B)を既に含有する容器(II)に完全に移すことができる。この場合、容器(II)のサイズは、容器(II)が剤(A)および(B)の総量を受容することができ、2つの剤(A)および(B)を例えば振り混ぜることまたは撹拌により混合することができるように、選択すべきである。
【0135】
同様に、剤(A)を既に含有する容器(I)に容器(II)からの剤(B)を完全に移すことによって混合物を製造することもできる。この場合、容器(I)のサイズは、容器(I)が剤(A)および(B)の総量を受容することができ、2つの剤(A)および(B)を、例えば振り混ぜることまたは撹拌により混合することができように、選択すべきである。
【0136】
塗布混合物を製造するためのさらなる可能性は、容器(I)および(II)からの剤(A)および(B)の両方の、第3の容器への完全な移送であり、ここで、該2つの剤は例えば振り混ぜることまたは攪拌により混合される。
【0137】
例:以下を含有する本発明の多成分パッケージユニット:
・容器(I)中に100gの剤(A)、
・容器(II)中に50gの剤(B)。
【0138】
塗布混合物を製造するために、容器(II)からの剤(B)を容器(I)中に完全に移す。次いで、剤(A)および(B)を互いに振り混ぜるか、または、攪拌する。その際、剤(A)/(B)の混合比は、(100g/50g)=2.0の値である。
【0139】
[さらなる原料]
剤(A)および(B)ならびに適用可能であれば(C)は、脱色力を改善し、剤のさらなる所望の特性を調整するために、追加の活性物質、助剤および添加物も含有することができる。例としては、1種以上の剤は追加的に以下を含有し得る:非イオン性ポリマー、例えばビニルピロリドン/ビニルアクリレートコポリマー、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン/ビニルアセテートコポリマー、ポリエチレングリコールおよびポリシロキサン;追加のシリコーン、例えば揮発性または不揮発性、直鎖状、分枝状または環状、架橋または非架橋のポリアルキルシロキサン(例えばジメチコンまたはシクロメチコン)、ポリアリールシロキサンおよび/またはポリアルキルアリールシロキサン、特に有機官能基(例えば置換または非置換アミン(アモジメチコン)、カルボキシル基、アルコキシ基および/またはヒドロキシル基(ジメチコンコポリオール))を有するポリシロキサン、直鎖状ポリシロキサン(A)−ポリオキシアルキレン(B)ブロックコポリマー、グラフト化シリコーンポリマー;カチオン性ポリマー、例えば第4級化セルロースエーテル、第4級基を有するポリシロキサン、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドポリマー、アクリルアミド−ジメチルジアリルアンモニウムクロリドコポリマー、ジエチルサルフェートで第4級化されたジメチルアミノエチルメタクリレート−ビニルピロリドンコポリマー、ビニルピロリドン−イミダゾリニウム−メトクロリドコポリマー、および、第4級化ポリビニルアルコール;双性イオン性および両性ポリマー;アニオン性ポリマー、例えばポリアクリル酸または架橋ポリアクリル酸;構造化物質、例えばグルコース、マレイン酸および乳酸、ヘアコンディショニング化合物、例えばリン脂質、例えばレシチンおよびセファリン、ジメチルイソソルビルドおよびシクロデキストリン;繊維構造改善用活性物質、特にモノ、ジおよびオリゴ糖、例えばグルコース、ガラクトース、フルクトース、果糖および乳糖;剤を着色するための染料;抗ふけ活性物質、例えばピロクトンオラミン、亜鉛オマジンおよびクリンバゾール;アミノ酸およびオリゴペプチド;動物由来および/または植物由来のタンパク質加水分解物およびそれらの脂肪酸縮合生成物の形態のタンパク質加水分解物、または場合によりアニオン性またはカチオン性に変性された誘導体;植物油;光安定剤およびUVブロッカー;活性物質、例えばパンテノール、パントテン酸、パントラクトン、アラントイン、ピロリドンカルボン酸およびその塩、ならびに、ビサボロール;ポリフェノール類、特にヒドロキシケイヒ酸、6,7−ジドロキシシクマリン、ヒドロキシ安息香酸類、カテキン類、タンニン類、ロイコアントシアニジン類、アントシアニジン類、フラバノン類、フラボン類およびフラボノール類;セラミドまたは疑似セラミド;ビタミン、プロビタミンおよびビタミン前駆体;植物抽出物;脂肪およびワックス、例えば脂肪アルコール、ビーズワックス、モンタンワックスおよびパラフィン;膨潤および浸透性物質、例えばグリセロール、プロピレングリコールモノエチルエーテル、炭酸塩、炭酸水素塩、グアニジン、尿素および第一級、第二級および第三級リン酸塩;濁度剤、例えばラテックス、スチレン/PVPおよびスチレン/アクリルアミドコポリマー;真珠光沢剤、例えばエチレングリコールモノ−およびジステアレートならびにPEG−3ジステアレート;顔料ならびに推進剤、例えばプロパン−ブタン混合物、N
2O、ジメチルエーテル、CO
2および空気。これに関しては、当技術分野の当業者の知識に相当するものを反映する公知のモノグラフ、例えばKh.Schrader、Grundlagen und Rezepturen der Kosmetika(化粧品の基本原則および処方)、第2版、HuethigBuch出版社、ハイデルベルク、1989年を参照されたい。
【0140】
〔方法〕
前述した本発明の剤および多成分パッケージユニット(部品のキット)は、染色および還元的脱色のための方法に使用され得る。
【0141】
したがって、本発明の第3の主題は、以下のステップを所定の順で含む、ケラチン性繊維を染色および還元的に脱色するための方法である:
(I)少なくとも1種の直接染料および/または少なくとも1種の酸化染料前駆体を含有する化粧用着色剤を、ケラチン性繊維に塗布するステップ、
(II)5〜60分続く時間の間、着色剤を放置し作用させるステップ、
(III)着色剤を洗い流すステップ、
(IV)本発明の第1の主題を形成する剤を、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、乳酸、酢酸、硫酸、塩酸、リン酸、メタンスルホン酸、安息香酸および/または1-ヒドロキシエタン-1,1-ジホスホン酸の群から選択される少なくとも1種の有機および/または無機酸を含有する剤と混合することにより、即時使用可能な脱色剤を製造するステップ、
(V)(ステップ(IV)で得た)即時使用可能な脱色剤をケラチン性繊維に塗布するステップ、
(VI)5〜60分、好ましくは10〜55分、より好ましくは15〜55分、特に好ましくは20〜50分続く時間の間、脱色剤を放置し作用させるステップ。
(VII)脱色剤を洗い流すステップ、
(VIII)任意に、後処理剤をケラチン性繊維に塗布するステップ、ここで、後処理剤は少なくとも1種の界面活性剤を含有する。
【0142】
該方法のステップ(I)、(II)および(III)は、ケラチン繊維の染色プロセスを構成するため、次々に直接に経時的に連続して行われる。ステップ(III)および(IV)の順序については、原則として時間的な制約はない。したがって、ステップ(IV)は、ステップ(III)の完了後、数時間、数日または例えば2週間までに実施することができる。
【0143】
しかし、本方法は、ステップ(I)〜(III)の染色工程の望ましくない色結果を除去することを意図しているため、脱色は、望ましくない着色結果が染色された繊維になお存在している場合にのみ行うことができることは言うまでもない。ケラチン繊維が例えば直接染料を用いて染色された場合、この着色が2週間後に既に完全に洗い流されていれば、続いて起こる脱色プロセスは、本発明に従って必要でもないし、提案もされない。
【0144】
本発明の方法のステップ(IV)において、即時使用可能な脱色剤は、本発明の第1の主題を形成する剤と、少なくとも1種の前述の酸を含有するさらなる剤とを混合することによって製造される。該方法のステップ(IV)、(V)、(VI)および(VII)は、ケラチン繊維の脱色プロセスを構成するため、また、次々に直接に経時的に連続して行われる。
【0145】
この方法のステップ(VIII)、すなわち、後処理剤の塗布は任意である。ステップ(VII)および任意のステップ(VIII)の順序についても、時間的な制約はない。
【0146】
しかし、ステップ(VIII)の後処理がステップ(VII)の完了の最大でも2日後に実施される場合、有利である。後処理ステップ(VIII)は、例えば後処理剤がシャンプーである場合、1回よりも頻繁に繰り返すことができる。
【0147】
本発明に至った研究の過程において、それぞれが少なくとも1つの第4級アンモニウム基および−SO
3−基を有する1種以上の双性イオン性界面活性剤を含有する後処理剤を用いる、ステップ(VIII)における後処理が、極めて有利であることがわかった。
【0148】
ステップ(VIII)で塗布された後処理剤が、脱色剤と同様に、双性イオン性界面活性剤(b)を含有する場合、再酸化の阻害、すなわち暗色化の防止が、それが多数回の毛髪洗浄に対してさえ持続するような時間の長さで維持される。これは、ステップ(VIII)で塗布された後処理剤が、脱色後に通常使用されるシャンプーである場合に、特に当てはまる。
【0149】
したがって、以下のステップ:
(I)少なくとも1種の直接染料および/または少なくとも1種の酸化染料前駆体を含有する化粧用着色剤を、ケラチン性繊維に塗布するステップ、
(II)5〜60分続く時間の間、着色剤を放置し作用させるステップ、
(III)着色剤を洗い流すステップ、
(IV)本発明の第1の主題を形成する剤を、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、乳酸、酢酸、硫酸、塩酸、リン酸、メタンスルホン酸、安息香酸および/または1-ヒドロキシエタン-1,1-ジホスホン酸の群から選択される少なくとも1種の有機および/または無機酸を含有する剤と混合することにより、即時使用可能な脱色剤を製造するステップ、
(V)ステップ(IV)からの即時使用可能な脱色剤をケラチン性繊維に塗布するステップ、
(VI)5〜60分、好ましくは10〜55分、より好ましくは15〜55分、特に好ましくは20〜50分続く時間の間、脱色剤を放置し作用させるステップ、
(VII)脱色剤を洗い流すステップ、
(VIII)後処理剤をケラチン性繊維に塗布するステップ、ここで、後処理剤は、それぞれが少なくとも1つの第4級アンモニウム基および−SO
3−基を構造単位として有する1種以上の双性イオン性界面活性剤を含有する
を特定された順に含む、ケラチン性繊維を染色および還元的に脱色するための方法も、lきわめて好ましい。
【0150】
〔使用〕
本発明に至る研究の範囲内で、それぞれが少なくとも1つの第4級アンモニウム基および−SO
3−基を構造単位として有する双性イオン性界面活性剤が、還元的に染色されたケラチン繊維の暗色化を効果的に、さらには長期持続的に防止できることがわかった。
【0151】
好ましい、特に好ましい双性イオン性界面活性剤は、ここで、界面活性剤(b)として挙げられ得り、これは、本発明の第1の主題に関連する実施形態においても好ましい、特に好ましいとされている。
【0152】
したがって、本発明のさらなる主題は、染色されたケラチン性繊維の還元的脱色における、亜ジチオン酸ナトリウム、亜ジチオン酸亜鉛、亜ジチオン酸カリウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸水素カリウム、亜硫酸アンモニウム、チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸カリウム、チオ硫酸アンモニウム、二亜硫酸ナトリウム、二硫酸カリウム、二亜硫酸アンモニウム、ヒドロキシメタンスルフィン酸、アミノメタンスルフィン酸、システイン、チオ乳酸、スルファニル酢酸(チオグリコール酸)および/またはアスコルビン酸の群から選択される1種以上の還元剤の脱色効果を改善するための、少なくとも1つの第4級アンモニウム基および1つの−SO
3−で示される基を構造単位として有する双性イオン性界面活性剤の使用である。
【0153】
本発明の剤に関して述べたことは、本発明の多成分パッケージユニット(部品のキット)、本発明の方法、および、本発明の使用のさらなる好ましい態様に関して、変更すべきところは変更して、あてはまる。
本明細書の当初の開示は、少なくとも下記の態様を包含する。
〔1〕水性化粧品担体中に、
(a)以下の群から選択される1種以上の還元剤:亜ジチオン酸ナトリウム、亜ジチオン酸亜鉛、亜ジチオン酸カリウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸水素カリウム、亜硫酸アンモニウム、チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸カリウム、チオ硫酸アンモニウム、ヒドロキシメタンスルフィン酸、アミノメタンスルフィン酸、システイン、チオ乳酸、チオグリコール酸および/またはアスコルビン酸、ならびに
(b)それぞれが構造単位として少なくとも1つの第4級アンモニウム基および少なくとも1つの−SO3−で示される基を有する、1種以上の双性イオン性界面活性剤
を含有する、染色されたケラチン性繊維、特に人毛の還元的脱色用剤。
〔2〕剤は、(a)以下の群から選択される1種以上の還元剤:亜ジチオン酸ナトリウム、亜ジチオン酸亜鉛、亜ジチオン酸カリウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸水素カリウム、亜硫酸アンモニウム、チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸カリウムおよび/またはチオ硫酸アンモニウムを、剤の総重量に対して0.5〜20.5重量%、好ましくは3.5〜15.5重量%、より好ましくは6.0〜13.5重量%、特に好ましくは7.5〜11.5重量%の総量で、
含有することを特徴とする、前記〔1〕に記載の剤。
〔3〕双性イオン性界面活性剤(b)として、式(I):
[式中、
R1は、直鎖状または分枝状C9-C29アルキル基、直鎖状または分枝状C9-C29アルケニル基、あるいは、直鎖状または分枝状ヒドロキシC9-C29アルキル基を表し、
R2およびR3は、互いに独立して、C1-C6アルキル基、C2-C6アルケニル基、またはヒドロキシC2-C6アルキル基を表し、
nは1〜6の整数を表し、
mは0〜6の整数を表し、
oは0〜6の整数を表し、
pは0〜6の整数を表し、
ただし、m、oおよびpの合計は少なくとも1である]
で示される1種以上の界面活性剤を、剤の総重量に対して0.1〜15.0重量%、好ましくは0.5〜12重量%、より好ましくは1.0〜9.0重量%、特に好ましくは2.0〜6.0重量%の総量で含有することを特徴とする、前記〔1〕および〔2〕のいずれかに記載の剤。
〔4〕剤に含有される群(b)から選択される全ての双性イオン性界面活性剤の総量に対する、剤に含有される群(a)から選択される全ての還元剤の総量の重量比、すなわち(a)/(b)の重量比は、少なくとも1.0、好ましくは少なくとも1.8、より好ましくは少なくとも2.6、特に好ましくは少なくとも3.2の値であることを特徴とする、前記〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の剤。
〔5〕剤に含有される群(b)から選択される全ての双性イオン性界面活性剤の総量に対する、剤に含有される群(a)から選択される全ての還元剤の総量の重量比、すなわち(a)/(b)の重量比は、最大7.0、好ましくは最大6.2、より好ましくは最大5.6、特に好ましくは最大4.8の値であることを特徴とする、前記〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の剤。
〔6〕1種以上のポリオールを、剤の総重量に対して0.5〜15.0重量%、好ましくは2.5〜13.5重量%、より好ましくは3.5〜11.5重量%、特に好ましくは4.5〜9.5重量%の総量で追加的に含有することを特徴とする、前記〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の剤。
〔7〕剤に含有される全てのアニオン性界面活性剤の総量は、剤の総重量に対して最大0.5重量%、好ましくは最大0.3重量%、より好ましくは最大0.1重量%、特に好ましくは最大0.05重量%の値であることを特徴とする、前記〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の剤。
〔8〕剤に含有される全ての直接染料および酸化染料の総量は、剤の総重量に対して最大0.2重量%、好ましくは最大0.1重量%、より好ましくは最大0.05重量%、特に好ましくは最大0.01重量%の値であることを特徴とする、前記〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の剤。
〔9〕7.0〜12.0、好ましくは7.5〜11.5、より好ましくは8.0〜11.0、きわめて好ましくは8.5〜10.5のpH値を有することを特徴とする、前記〔1〕〜〔8〕のいずれかに記載の剤。
〔10〕水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア、モノエタノールアミン,および/またはアルギニンの群から選択される、好ましくは水酸化ナトリウムおよび/または水酸化カリウムの群から選択される1種以上のアルカリ化剤を追加的に含有することを特徴とする、前記〔1〕〜〔9〕のいずれかに記載の剤。
〔11〕少なくとも70%、好ましくは少なくとも75%、より好ましくは少なくとも80%、特に好ましくは少なくとも85%の透過率Tを有する、透明であり、流動性のゲル製剤であることを特徴とし、ここで、透過率Tは次の式:
T=Φex/Φin
[Φexは、剤を通過し、剤から出る光線の放射強度に等しく、
Φinは、剤に入る光線の放射強度に等しい]
により算出される、前記〔1〕〜〔10〕のいずれかに記載の剤。
〔12〕染色されたケラチン性繊維の還元的脱色用の多成分パッケージユニット(部品のキット)であって、該ユニットは、互いに別々に包装された以下:
(I)容器(I)中に剤(A)、および
(II)容器(II)中に剤(B)
を含み、ここで
・容器(I)中の剤(A)は、前記〔1〕〜〔11〕のいずれかに記載の剤であり、
・容器(II)中の剤(B)は、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、乳酸、酢酸、硫酸、塩酸、リン酸、メタンスルホン酸、安息香酸、マロン酸、シュウ酸および/または1-ヒドロキシエタン-1,1-ジホスホン酸の群から選択される少なくとも1種の有機および/または無機酸を含有する化粧剤である、
ユニット。
〔13〕・容器(II)中の剤(B)は、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、乳酸、メタンスルホン酸、マロン酸、シュウ酸および/または1-ヒドロキシエタン-1,1-ジホスホン酸の群から選択される少なくとも1種の有機酸を水性化粧品担体中に含有し、1〜6、好ましくは1.3〜4.5、より好ましくは1.6〜4.0、特に好ましくは2.0〜3.6のpH値を有する剤である、
前記〔12〕に記載の多成分パッケージユニット(部品のキット)。
〔14〕以下のステップ:
(I)少なくとも1種の直接染料および/または少なくとも1種の酸化染料前駆体を含有する化粧用着色剤を、ケラチン性繊維に塗布するステップ、
(II)5〜60分続く時間の間、着色剤を放置し作用させるステップ、
(III)着色剤を洗い流すステップ、
(IV)前記〔1〕〜〔11〕のいずれかに記載の剤を、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、乳酸、酢酸、硫酸、塩酸、リン酸、メタンスルホン酸、安息香酸および/または1-ヒドロキシエタン-1,1-ジホスホン酸の群から選択される少なくとも1種の有機および/または無機酸を含有する剤と混合することにより、即時使用可能な脱色剤を製造するステップ、
(V)該即時使用可能な脱色剤をケラチン性繊維に塗布するステップ、
(VI)5〜60分、好ましくは10〜55分、より好ましくは15〜55分、特に好ましくは20〜50分続く時間の間、脱色剤を放置し作用させるステップ、
(VII)脱色剤を洗い流すステップ、
(VIII)任意に、後処理剤をケラチン性繊維に塗布するステップ、ここで、後処理剤は少なくとも1種の両性および/または双性イオン性界面活性剤を含有する、
を所定の順で含む、ケラチン性繊維を染色および還元的に脱色するための方法。
〔15〕染色されたケラチン性繊維の還元的脱色において、亜ジチオン酸ナトリウム、亜ジチオン酸亜鉛、亜ジチオン酸カリウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸水素カリウム、亜硫酸アンモニウム、チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸カリウム、チオ硫酸アンモニウム、二亜硫酸ナトリウム、二硫酸カリウム、二亜硫酸アンモニウム、ヒドロキシメタンスルフィン酸、アミノメタンスルフィン酸、システイン、チオ乳酸、チオグリコール酸および/またはアスコルビン酸の群から選択される1種以上の還元剤の脱色効果を改善するための、少なくとも1つの第4級アンモニウム基および少なくとも1つの−SO3−で示される基を構造単位として有する双性イオン性界面活性剤の使用。
【実施例】
【0154】
1.1.カラーリング
次の製剤を製造した(全ての値は重量%である)。
【0155】
【表1】
【0156】
【表2】
【0157】
カラーリングクリーム(F1)および酸化剤(Ox)を1:1の割合で混合し、毛髪束(Kerlingナチュラルヨーロッパ髪、白色)に塗布した。塗布混合物:毛髪の重量比は4:1であり、反応時間は摂氏32℃の温度で30分であった。次いで、毛束を水で洗い流し、室温で少なくとも24時間静置した。束は乾燥され、暗褐色の色味になった。
【0158】
1.2.脱色
次の脱色剤を製造した(全ての値は活性物質の重量%である)。
【表3】
【0159】
2つの製剤V1およびE1のpH値は、8〜10であった。
【0160】
塗布のために、脱色剤V1およびE1のそれぞれを、クエン酸水溶液を添加することによりpH値4〜5に設定した。
【0161】
項1.1で得た着色された毛髪にこの即時使用可能な脱色剤を塗布し、30℃の温度で45分間放置し作用させた。次いで、束を水で2分間洗い流し、乾燥させた。
【0162】
束の着色を時間依存的に評価した。着色強度の評価は、次のスケールに基づいて行った:
0−束はもはや知覚可能な着色を有さない(白色-ブロンド、使用したKerlingナチュラルヨーロッパ毛髪の元の着色と同様、白色)
1−弱い着色強度で着色された束
2−中程度の着色強度で着色された束
3−強い着色強度で着色された束
4−束の着色は染色直後のものと同様であり、脱色効果なし
【表4】