特許6805846IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

有機バインダーを含有する無機繊維成形体の製造方法に関する。さらに詳しくは、排ガス浄化装置の触媒担体や粒子フィルタの保持材として有用な有機バインダー含有無機繊維成形体の製造方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

有機バインダーは、上述のように、無機繊維成形体が触媒担持体に装着された際に、触媒担持体から生じる熱で分解されるが、昇温途中で該ラテックスが分解する際に固結するために無機繊維成形体の面圧が急激に下がる現象(ボーディネスエフェクトという場合もある)が生じてしまい、排ガス処理装置内の触媒担持体が所定の位置からずれてしまう虞があることが判明した。 しかしながら、本発明者の検討によれば、特許文献1に記載の製造方法では、酸素供給物質と有機バインダーを混合・保管することで、保管期間中に酸素供給物質が消費されてしまい、所望の効果が発揮できない虞がある。 本発明は、問題点に鑑みてなされたものであり、ボーディネスエフェクトの抑制可能な有機バインダー含有無機繊維成形体の製造方法を提供することを主目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

課題を解決するために、本発明者等は鋭意検討した結果、無機繊維成形体に有機バインダー液を塗布した後に、酸素供給物質水溶液を塗布することにより、ボーディネスエフェクトが抑制されることを見出し、本発明を完成した。
【発明の効果】
本発明においては、無機繊維成形体に有機バインダー液を塗布した後、酸素供給物質水溶液を塗布することにより、有機バインダーの分解を促進させ効率的な燃焼により、ボーディネスエフェクを抑制することができ、排ガス処理装置内の触媒担持体が所定の位置からずれにくい有機バインダー含有無機繊維成形体を得ることができる。また、酸素供給物質水溶液と有機バインダーを別々に塗布することで、バインダー液含浸後に、酸素供給物質水溶液を塗布することで、無機繊維成形体内部まで浸透することができ、酸素供給物質水溶液と有機バインダーを混合・保管することで、保管期間中に酸素供給物質水溶液が消費されてしまい、所望の効果が発揮できない虞が解消される。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の有機バインダー含有無機繊維成形体の製造方法の一例を示す工程図である。

【図2】本発明の有機バインダー含有無機繊維成形体の製造方法の他の例を示す模式図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 … 無機繊維成形体   2 … 有機バインダー液   3 … 酸素供給物質水溶液   4a … 有機バインダー液の塗布面   4b … 有機バインダー液の塗布面とは反対側の面   5 … 有機バインダー   6 … 有機バインダー含有無機繊維成形体

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