【実施例】
【0070】
以下、実施例に基づいて本発明の複合金属化合物および光触媒電極について具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
なお、実施例5及び16は、それぞれ参考例5及び16と読み替えるものとする。
【0071】
実施例1
Ga5%過剰、粉体評価、x=0.8、y=0.4、k=0.02、j=0、m=0、n=0.03
【0072】
[光触媒合成]
光触媒はフラックス法で合成した。原料にはCu
2S((株)高純度化学研究所製、純度99.0%)を1.019g(6.40mmol)、Ga
2S
3((株)高純度化学研究所製、純度99.99%)を0.792g(3.36mmol)、In
2S
3((株)高純度化学研究所製、純度99.99%)を1.042g(3.20mmol)、ZnS((株)高純度化学研究所製、純度99.999%)を0.623g(6.40mmol)用いた。原料の仕込比(モル)は、Ga 5mol%過剰とし、Cu、InおよびZnは化学量論とした。Cu
xGa
x−y+kIn
y+jZn
2(1−x)+mA
2+nの組成式に対して、x=0.8、y=0.4、k=0.02、j=0、m=0、n=0.03となる。原料の混合は、N
2グローブボックス中でメノー乳鉢を用いて行った。フラックス剤にはLiCl(関東化学(株)製、純度99.0%)4.070g(48mmol)とKCl(関東化学(株)製、純度99.5%)4.771g(32mmol)を用いた。フラックス剤の混合は、原料の金属硫化物の混合と同様に行った。これらの混合物を、原料、フラックス材の順番で石英製シース管に入れ、縦型管状炉において大気中、650℃、3時間の熱処理を行った。熱処理において、昇温速度は10℃/分である。熱処理の降温は、5℃/分の降温速度で降温することにより行った。熱処理後の試料は、純水で十分に洗浄してフラックス成分を除去してから、CGIZS光触媒を吸引濾過にて分離回収した。その後、乳鉢にて解砕して粉体状とし、大気中、室温で一晩乾燥させた。
【0073】
実施例2
Ga10%過剰、粉体評価、x=0.8、y=0.4、k=0.04、j=0、m=0、n=0.06
Ga過剰量を5%から10%に変更した以外は実施例1と同様の方法により光触媒を合成した。Cu
xGa
x−y+kIn
y+jZn
2(1−x)+mA
2+nの組成式に対して、x=0.8、y=0.4、k=0.04、j=0、m=0、n=0.06となる。
【0074】
実施例3
Ga20%過剰、粉体評価、x=0.8、y=0.4、k=0.08、j=0、m=0、n=0.12
Ga過剰量を5%から20%に変更した以外は実施例1と同様の方法により光触媒を合成した。Cu
xGa
x−y+kIn
y+jZn
2(1−x)+mA
2+nの組成式に対して、x=0.8、y=0.4、k=0.08、j=0、m=0、n=0.12となる。
【0075】
実施例4
In20%過剰、粉体評価、x=0.8、y=0.4、k=0、j=0.08、m=0、n=0.12
Ga過剰量を0%としIn20%過剰とした以外は実施例1と同様の方法により光触媒を合成した。Cu
xGa
x−y+kIn
y+jZn
2(1−x)+mA
2+nの組成式に対して、x=0.8、y=0.4、k=0、j=0.08、m=0、n=0.12となる。
【0076】
実施例5
Zn20%過剰、粉体評価、x=0.8、y=0.4、k=0、j=0、m=0.08、n=0.12
Ga過剰量を0%としZn20%過剰とした以外は実施例1と同様の方法により光触媒を合成した。Cu
xGa
x−y+kIn
y+jZn
2(1−x)+mA
2+nの組成式に対して、x=0.8、y=0.4、k=0、j=0、m=0.08、n=0.12となる。
【0077】
実施例6
Ga20%過剰、In20%過剰、粉体評価、x=0.8、y=0.4、k=0.08、j=0.08、m=0、n=0.24
実施例1におけるGa5%過剰に代えて、Ga20%過剰およびIn20%過剰とした以外は実施例1と同様の方法により光触媒を合成した。Cu
xGa
x−y+kIn
y+jZn
2(1−x)+mA
2+nの組成式に対して、x=0.8、y=0.4、k=0.08、j=0.08、m=0、n=0.24となる。
【0078】
実施例7
Ga20%過剰、Zn20%過剰、粉体評価、x=0.8、y=0.4、k=0.08、j=0、m=0.08、n=0.20
実施例1におけるGa5%過剰に代えて、Ga20%過剰およびZn20%過剰とした以外は実施例1と同様の方法により光触媒を合成した。Cu
xGa
x−y+kIn
y+jZn
2(1−x)+mA
2+nの組成式に対して、x=0.8、y=0.4、k=0.08、j=0、m=0.08、n=0.20となる。
【0079】
実施例8
In20%過剰、Zn20%過剰、粉体評価、x=0.8、y=0.4、k=0、j=0.08、m=0.08、n=0.20
実施例1におけるGa5%過剰に代えて、In20%過剰およびZn20%過剰とした以外は実施例1と同様の方法により光触媒を合成した。Cu
xGa
x−y+kIn
y+jZn
2(1−x)+mA
2+nの組成式に対して、x=0.8、y=0.4、k=0.08、j=0、m=0.08、n=0.20となる。
【0080】
実施例9
Ga、In、Zn 各5%過剰、粉体評価、x=0.8、y=0.4、k=0.02、j=0.02、m=0.02、n=0.08
実施例1におけるGa5%過剰に代えて、Ga、In、Znすべて5%過剰とした以外は実施例1と同様の方法により光触媒を合成した。Cu
xGa
x−y+kIn
y+jZn
2(1−x)+mA
2+nの組成式に対して、x=0.8、y=0.4、k=0.02、j=0.02、m=0.02、n=0.08となる。
【0081】
実施例10
Ga、In、Zn 各10%過剰、粉体評価、x=0.8、y=0.4、k=0.04、j=0.04、m=0.04、n=0.16
実施例1におけるGa5%過剰に代えて、Ga、In、Znすべて10%過剰とした以外は実施例1と同様の方法により光触媒を合成した。Cu
xGa
x−y+kIn
y+jZn
2(1−x)+mA
2+nの組成式に対して、x=0.8、y=0.4、k=0.04、j=0.04、m=0.04、n=0.16となる。
【0082】
実施例11
Ga、In、Zn 各20%過剰、粉体評価、x=0.8、y=0.4、k=0.08、j=0.08、m=0.08、n=0.32
実施例1におけるGa5%過剰に代えて、Ga、In、Znすべて20%過剰とした以外は実施例1と同様の方法により光触媒を合成した。Cu
xGa
x−y+kIn
y+jZn
2(1−x)+mA
2+nの組成式に対して、x=0.8、y=0.4、k=0.08、j=0.08、m=0.08、n=0.32となる。
【0083】
実施例12
Ga、In、Zn 各30%過剰、粉体評価、x=0.8、y=0.4、k=0.12、j=0.12、m=0.12、n=0.48
実施例1におけるGa5%過剰に代えて、Ga、In、Znすべて30%過剰とした以外は実施例1と同様の方法により光触媒を合成した。Cu
xGa
x−y+kIn
y+jZn
2(1−x)+mA
2+nの組成式に対して、x=0.8、y=0.4、k=0.12、j=0.12、m=0.12、n=0.48となる。
【0084】
実施例13
Ga、In、Zn 各40%過剰、粉体評価、x=0.8、y=0.4、k=0.16、j=0.16、m=0.16、n=0.64
実施例1におけるGa5%過剰に代えて、Ga、In、Znすべて40%過剰とした以外は実施例1と同様の方法により光触媒を合成した。Cu
xGa
x−y+kIn
y+jZn
2(1−x)+mA
2+nの組成式に対して、x=0.8、y=0.4、k=0.16、j=0.16、m=0.16、n=0.64となる。
【0085】
比較例1
Ga、In、Zn 過剰なし、粉体評価、x=0.8、y=0.4、k=0、j=0、m=0、n=0
実施例1におけるGa5%過剰に代えて、Ga、In、Znすべて過剰なしとした以外は実施例1と同様の方法により光触媒を合成した。Cu
xGa
x−y+kIn
y+jZn
2(1−x)+mA
2+nの組成式に対して、x=0.8、y=0.4、k=0、j=0、m=0、n=0となる。
【0086】
<粉末X線回折(XRD)によるキャラクタリゼーション>
実施例1〜13および比較例1において得られた各試料について、粉末X線回折(XRD)を用いて結晶構造解析(XRD)を行った。実施例1〜5および比較例1において得られた各試料の結果を
図1に示し、実施例6〜13において得られた各試料の結果を
図2に示す。
図1および
図2のXRD測定結果において、いずれの試料もカルコパライト構造の結晶が得られていることが認められた。
【0087】
<拡散反射スペクトル測定(DRS)によるキャラクタリゼーション>
実施例1〜13および比較例1において得られた各試料について、UV−VIS−NIR分光分析装置を用いて拡散反射スペクトル測定(DRS)を行った。実施例1〜3および比較例1において得られた各試料の結果を
図3に示し、実施例4、5において得られた各試料の結果を
図4に示し、実施例6〜8において得られた各試料の結果を
図5に示し、実施例9〜13において得られた各試料の結果を
図6に示す。参照のため、比較例1において得られた試料の結果を
図4〜6にも示し、実施例3において得られた試料の結果を
図4にも示す。
【0088】
図3において、Gaの過剰量が5mol%、10mol%、20mol%と増加するにしたがい、吸収端波長が720nm付近から660nm付近まで短波長側にシフトしていることが認められた。また、比較例1のGaの過剰量が0の場合には、吸収端の裾野になだらかな吸収が観察され、結晶の欠陥等が生成していることが推察される。
図4において、InまたはZnの過剰量が20mol%である実施例4、5が、Gaの過剰量が20mol%である実施例3よりも吸収端波長が660nm付近から700nm付近まで長波長側にシフトしていることが認められた。
【0089】
図5において、GaおよびInの各過剰量が20mol%である実施例6、および、GaおよびZnの各過剰量が20mol%である実施例7では吸収端が660nm、また、InおよびZnの各過剰量が20mol%である実施例8では吸収端が680nmであった。
【0090】
[助触媒担持]
実施例1〜13および比較例1において得られたCGIZS光触媒に対して、助触媒としてRu2重量%を光電着法により担持した。具体的には、RuCl
3 0.40mmolとメタノール20mLとを含む水溶液200mLに上記CGIZS粉0.2gを室温にて撹拌下に懸濁させた状態で300Wのキセノンランプによる光照射を3時間行った。その後、濾過して水洗浄を行い、一晩室温にて乾燥させた。
【0091】
<CGIZS光触媒の水素活性評価(懸濁系)>
上記によりRu助触媒を担持させた、実施例1〜13および比較例1において得られた各CGIZS光触媒について、水を分解して水素を生成する光触媒活性は、疑似太陽光照射下における亜硫酸カリウムおよび硫化ナトリウムを含む水溶液からの水素生成反応で評価した。評価には閉鎖循環型反応装置に接続した上方照射型反応セルを用いた。触媒粉末0.2gを、0.50mol/LのK
2SO
3、および、0.10mol/LのNa
2Sを含む水溶液200mlに懸濁させ、マグネチックスターラーで評価中は撹拌した。反応条件としては、反応温度20℃、反応圧5kPaである。Pyrex(登録商標)ガラス製の窓の上から、ソーラーシミュレーター(AM1.5G)を用いて、疑似太陽光を照射した。照射強度は100mW/cm
2であった。発生した水素は、オンラインのガスクロマトグラフ(島津製作所製;GC−8A、MS−5A、TCD、Arキャリアー)で定量した。得られた水素生成活性を表1に示した。
【0092】
【表1】
【0093】
表1から、本実施態様の各実施例の光触媒は、優れた水素生成活性を有することがわかる。
【0094】
実施例14
[光触媒合成]
Ga20%過剰、電極評価、x=0.8、y=0.4、k=0.08、j=0、m=0、n=0.12
光触媒はフラックス法で合成した。原料にはCu
2S((株)高純度化学研究所製、純度99.0%)を1.019g(6.40mmol)、Ga
2S
3((株)高純度化学研究所製、純度99.99%)を0.905g(3.84mmol)、In
2S
3((株)高純度化学研究所製、純度99.99%)を1.251g(3.84mmol)、ZnS((株)高純度化学研究所製、純度99.999%)を0.623g(6.40mmol)用いた。Cu
xGa
x−y+kIn
y+jZn
2(1−x)+mA
2+nの組成式に対して、原料の仕込比(モル)は、Gaは20mol%過剰、InおよびZnは過剰なしとした。原料の混合はメノー乳鉢を用いて、N
2グローブボックス中で行った。フラックス材にはLiCl(関東化学(株)製、純度99.0%)4.070g(48mmol)とKCl(関東化学(株)製、純度99.5%)4.771g(32mmol)を用いた。フラックス剤の混合は、原料の金属硫化物の混合と同様に行った。これらの混合物を、原料、フラックス剤の順番で石英製シース管に入れ、縦型管状炉において大気中、750℃、3時間の熱処理を行った。熱処理において、昇温速度は10℃/分である。熱処理の降温は、5℃/分の降温速度で降温することにより行った。熱処理後の試料は、純水で十分に洗浄してフラックス成分を除去してから、CGIZS光触媒を吸引濾過にて分離回収した。その後、乳鉢にて解砕して粉体状とし、大気中、室温で一晩乾燥させた。
【0095】
実施例15
In20%過剰、電極評価、x=0.8、y=0.4、k=0、j=0.08、m=0、n=0.12
実施例14におけるGa20%過剰に代えて、Ga過剰なし、In20%過剰とした以外は実施例14と同様の方法により光触媒を合成した。Cu
xGa
x−y+kIn
y+jZn
2(1−x)+mA
2+nの組成式に対して、x=0.8、y=0.4、k=0、j=0.08、m=0、n=0.12となる。
【0096】
実施例16
Zn20%過剰、電極評価、x=0.8、y=0.4、k=0、j=0、m=0.08、n=0.08
実施例14におけるGa20%過剰に代えて、Ga過剰なし、Zn20%過剰とした以外は実施例14と同様の方法により光触媒を合成した。Cu
xGa
x−y+kIn
y+jZn
2(1−x)+mA
2+nの組成式に対して、x=0.8、y=0.4、k=0、j=0、m=0.08、n=0.08となる。
【0097】
比較例2
ブランク、電極評価、x=0.8、y=0.4、k=0、j=0、m=0、n=0
原料の仕込比(モル)を、Ga、In、Znいずれも過剰なしとした以外は、実施例14と同じ方法により光触媒CGIZSを合成した。Cu
xGa
x−y+kIn
y+jZn
2(1−x)+mA
2+nの組成式に対して、x=0.8、y=0.4、k=0、j=0、m=0、n=0となる。
【0098】
実施例17
Ga30%過剰、電極評価、x=0.8、y=0.4、k=0.12、j=0、m=0、n=0.18
Ga30%過剰とし、熱処理を550℃15時間とした以外は実施例14と同様の方法により光触媒を合成した。Cu
xGa
x−y+kIn
y+jZn
2(1−x)+mA
2+nの組成式に対して、x=0.8、y=0.4、k=0.12、j=0、m=0、n=0.18となる。
【0099】
<粉末X線回折(XRD)によるキャラクタリゼーション>
実施例14〜17および比較例2において得られた各試料について、粉末X線回折(XRD)を用いて結晶構造解析(XRD)を行った。結果を
図7に示す。
図7から、いずれの試料もカルコパライト構造の結晶が得られていることが認められた。
【0100】
<拡散反射スペクトル測定(DRS)によるキャラクタリゼーション>
実施例14〜17および比較例2において得られた各試料について、UV−VIS−NIR分光分析装置を用いて拡散反射スペクトル測定(DRS)を行った。結果を
図8に示す。
【0101】
図8において、Gaの過剰量が30mol%である実施例17が、Inの過剰量が20mol%である実施例15、並びにZnの過剰量が20mol%である実施例16よりも、650nm付近以下の短波長側において吸収が高いことが認められた。また、
図8において、実施例15および16が、実施例14および17よりも680nm付近から720nm付近まで長波長側にシフトしていることが認められた。
【0102】
[CGIZS光触媒電極の作製、粒子転写法]
実施例14〜17および比較例2において得られた各光触媒CGIZS 30mgを1mLの2−プロパノールに懸濁させ、この懸濁液200μLをガラス基板上に滴下し、次いで乾燥することを3回繰り返してガラス基板上に光触媒層を形成した。次に、該光触媒層上に、集電導体層となるAuを蒸着により2μm程度の膜厚で積層した。蒸着装置には、真空蒸着装置(アルバック機工(株)製、VPC−260F)を用いた。その後、両面テープを用いて集電導体層の上から別のガラス基板を接着して、最初に付けたガラス基材を除去し、純水中で超音波洗浄した。最後に、エポキシ樹脂を用いて光触媒層以外の部分を封止し、さらにIn導線を集電導体層に接着することで、光触媒層/集電導電体層/ガラス基板からなるCGIZS光触媒電極を得た。
【0103】
[CdS表面修飾とPt助触媒担持]
50mLの水を70℃に加温して、同温度にて撹拌下に、硫酸カドミウム0.28g、28%アンモニア水0.4mL、チオ尿素1.4gを順次加えた後、上記で得られた各CGIZS光触媒電極を5分間浸漬した。取り出した光触媒電極を純水で洗浄した後、室温で一晩乾燥することでCdSで表面修飾されたCGIZS光触媒電極を得た。次に、助触媒となるPtをマルチ成膜装置を用いて1nm程度の厚さ相当の量を担持した。こうして、電極構成としてPt/CdS/CGIZS/Auからなる光触媒電極を得た。
【0104】
<光電気化学特性評価>
上記で得られた光触媒電極を用いて、以下の測定条件によって、光電気化学特性を調べた。実施例14〜16および比較例2において得られた各光触媒を上記のように用いた光触媒電極の結果を
図9に示し、実施例17において得られた光触媒を上記のように用いた光触媒電極の結果を
図10に示す。
・光源 ソーラーシミュレーター AM1.5G(100mW/cm
2)
・電解液 0.5M Na
2SO
4、0.25M Na
2HPO
4、0.25M NaH
2PO
4 pH 6.3
・参照電極 Ag/AgCl、対電極 Ptワイヤ
・アルゴン雰囲気
【0105】
図9から明らかなように、実施例14〜16において得られた各光触媒にCdS表面修飾とPt助触媒担持とを施した光触媒複合体を用いた光触媒電極は、高いカソード電流を与えた。Ga、InおよびZnのいずれの過剰系においても電流密度が向上し、特に、GaおよびIn過剰では高電位側での電流密度が高く、Zn過剰においては低電位側での電流密度が高くなることがわかる。
また、
図10から、実施例17において、Ga30%過剰の光触媒を用いた光触媒電極は、Ga30%過剰では低電位側および高電位側いずれでも高い電流密度が得られることがわかる。