【実施例1】
【0013】
図1は、半導体集積回路10の構成を示すブロック図である。半導体集積回路10は、例えばコンピュータシステムをひとつの回路に組み込んだMCU(Micro Controller Unit)を構成する集積回路である。半導体集積回路10は、レギュレータ11、電源レベル検出回路12、切替スイッチ13、FLASH14、RAM(Random Access Memory)15、CPU(Central Processing Unit)16及びRTC(Real Time Clock)回路17を含む。以下の説明では、FLASH14、RAM15及びCPU16を総称して、プロセッサ回路18とも称する。
【0014】
レギュレータ11は、負帰還接続されたオペアンプ11aと、基準電圧VREFを生成してオペアンプ11aの非反転入力端子に供給する電圧源11bと、から構成される。レギュレータ11は、外部電源電圧VDDを降圧して内部電源電圧VDDLを生成し、ラインL1上に送出する。
【0015】
電源レベル検出回路12は、外部電源電圧VDDの電圧レベルを検出する。電圧レベルが低下して所定の閾値電圧VTH以下になったこと(すなわち、外部電源電圧VDDが閾値電圧VTH以下であること)を検出すると、電源レベル検出回路12は、切替信号SWCを切替スイッチ13に供給する。切替信号SWCは、信号レベルがハイレベル(‘H’)及びローレベル(‘L’)の2値に遷移する信号である。
【0016】
切替スイッチ13は、Pチャネル型(第1導電型)MOS(Metal-Oxide-Semiconductor)トランジスタから構成される。切替スイッチ13は、Pチャネル型MOSトランジスタのゲートに供給される切替信号SWCの信号レベルに応じて、オン状態及びオフ状態に制御され、ラインL1とプロセッサ回路18(FLASH14、RAM15及びCPU16)との間を接続/非接続に切り替える。
【0017】
FLASH14は、不揮発性の半導体メモリであり、内部電源電圧VDDLの供給を受けて動作を行う。同様に、RAM15及びCPU16は、内部電源電圧VDDLの供給を受けて動作を行う。従って、切替スイッチ13がオフ状態となり、ラインL1との間が非接続となった場合、FLASH14、RAM15及びCPU16の各々は、その動作を停止する。
【0018】
RTC回路17は、内部電源電圧VDDLの供給を受けて動作し、現在時刻を示す現在時刻データを生成する。
【0019】
次に、本実施例の半導体集積回路10の動作について説明する。
【0020】
外部電源電圧VDDが閾値電圧VTHを上回っている(すなわち、VDD>VTH)場合、電源レベル検出回路12は、ローレベルの切替信号SWCを切替スイッチ13に供給する。切替スイッチ13はオン状態に制御され、ラインL1とプロセッサ回路18とが接続された状態に維持される。レギュレータ11は、外部電源電圧VDDを降圧して内部電源電圧VDDLを生成し、ラインL1を介してプロセッサ回路18(FLASH14、RAM15、CPU16)及びRTC回路17に供給する。
【0021】
次に、外部電源電圧VDDが閾値電圧VTH以下(すなわち、VDD≦VTH)となった場合、電源レベル検出回路12はこれを検出し、ハイレベルの切替信号SWCを切替スイッチ13に供給する。切替スイッチ13はオフ状態に制御され、ラインL1とプロセッサ回路18との間は非接続の状態になる。従って、レギュレータ11によって生成された内部電源電圧VDDLは、プロセッサ回路18(FLASH14、RAM15及びCPU16)には供給されない。一方、RTC回路17には、内部電源電圧VDDLが供給され続ける。
【0022】
以上のように、本実施例の半導体集積回路10は、外部電源電圧VDDが閾値電圧VTH以下になったことを検出すると、プロセッサ回路18(FLASH14、RAM15及びCPU16)への内部電源電圧VDDLの供給を停止し、RTC回路17にのみ内部電源電圧VDDLを供給する。従って、RTC回路17を動作させつつ、消費電力を抑えることが可能となる。
【実施例2】
【0023】
図2は、半導体集積回路20の構成を示すブロック図である。半導体集積回路20は、第1レギュレータ21と、電源レベル検出回路22と、切替スイッチ23と、第2レギュレータ24と、FLASH14、RAM15及びCPU16を含むプロセッサ回路18と、RTC回路25と、を含む。
【0024】
第1レギュレータ21は、負帰還接続されたオペアンプ21aと、基準電圧VREFを生成してオペアンプ21aの非反転入力端子に供給する電圧源21bと、から構成される。第1レギュレータ21は、外部電源電圧VDDを降圧して内部電源電圧VDDLを生成し、ラインL2を介してプロセッサ回路18(FLASH14、RAM15及びCPU16)に供給する。
【0025】
また第1レギュレータ21は、電源レベル検出回路22から供給されたパワーダウン信号PDに応じて、パワーオンの状態及びパワーオフの状態に制御される。パワーオフの状態に制御されると、第1レギュレータ21は、ラインL2を介したプロセッサ回路18(FLASH14、RAM15及びCPU16)への内部電源電圧VDDLの供給を停止する。
【0026】
電源レベル検出回路22は、外部電源電圧VDDの電圧レベルを検出する。電圧レベルが低下して所定の閾値電圧VTH以下になったこと(すなわち、外部電源電圧VDDが閾値電圧VTH以下であること)を検出すると、電源レベル検出回路22は、切替信号SWCを切替スイッチ23に供給する。切替信号SWCは、信号レベルがハイレベル(‘H’)及びローレベル(‘L’)の2値に遷移する信号である。
【0027】
また、電源レベル検出回路22は、外部電源電圧VDDの電圧レベルが閾値電圧VTH以下になったことを検出すると、切替信号SWCと同じ信号をパワーダウン信号PDとして第1レギュレータ21のオペアンプ21aに供給する。
【0028】
パワーダウン信号PDの供給による第1レギュレータ21のパワーオフ制御は、例えばオペアンプ21a内の電流路を切断することにより行う。
【0029】
図3は、オペアンプ21aの内部構成を模式的に示す図である。オペアンプ21aは、差動入力段31及び出力段32を含む。差動入力段31は、Nチャネル型MOSトランジスタMN2及びMN3からなる差動対と、Pチャネル型MOSトランジスタMP1及びMP2からなるカレントミラーと、Nチャネル型MOSトランジスタMN4と、Nチャネル型MOSトランジスタMN5と、から構成される。出力段32は、Pチャネル型MOSトランジスタMP3と、Pチャネル型MOSトランジスタMP4と、Nチャネル型トランジスタMN6と、から構成される。Nチャネル型MOSトランジスタMN5は、Nチャネル型MOSトランジスタMN1とカレントミラーを構成して、定電流源CSが生成した定電流に比例する電流を差動入力段31に供給する。また、NチャネルMOSトランジスタMN6も、Nチャネル型MOSトランジスタMN1とカレントミラーを構成して、定電流CSが生成した定電流に比例する電流を出力段32に供給する。
【0030】
Nチャネル型MOSトランジスタMN4のゲートには、パワーダウン信号PDの逆位相の信号が供給される。同様に、Pチャネル型MOSトランジスタMP3のゲートには、パワーダウン信号PDの逆位相の信号が供給される。パワーダウン信号PDの逆位相の信号は、例えば反転増幅回路(図示せず)によってパワーダウン信号PDを反転させることにより生成される。
【0031】
パワーダウン信号PDの信号レベルがローレベルである場合、Nチャネル型MOSトランジスタMN4のゲート及びPチャネル型MOSトランジスタMP3のゲートにはハイレベルの信号が供給される。従って、Nチャネル型MOSトランジスタMN4はオン状態となり、差動入力段31に電流が流れる。また、Pチャネル型MOSトランジスタMP3はオフ状態となり、出力段32に電流が流れる。
【0032】
一方、パワーダウン信号PDの信号レベルがハイレベルである場合、Nチャネル型MOSトランジスタMN4のゲート及びPチャネル型MOSトランジスタMP3のゲートにはローレベルの信号が供給される。従って、Nチャネル型MOSトランジスタMN4はオフ状態となり、作動入力段31には電流が流れない状態(すなわち電流路が切断された状態)となる。また、Pチャネル型MOSトランジスタMP3はオン状態となり、Pチャネル型MOSトランジスタMP4のゲートにハイレベルの電圧が印加されるため、出力段32には電流が流れない状態(すなわち電流路が切断された状態)となる。
【0033】
再び
図2を参照すると、切替スイッチ23は、Pチャネル型(第1導電型)MOSトランジスタから構成される。切替スイッチ23は、Pチャネル型MOSトランジスタのゲートに供給される切替信号SWCの信号レベルに応じて、オン状態及びオフ状態に制御され、ラインL2とラインL3との間を接続/非接続に切り替える。
【0034】
第2レギュレータ24は、負帰還接続されたオペアンプ24a、及び基準電圧VREFを生成してオペアンプ24aの非反転入力端子に供給する電圧源24bから構成される。第2レギュレータ24は、外部電源電圧VDDを降圧してRTC用電源電圧VDDRを生成し、ラインL3上に送出する。第2レギュレータ24は、第1レギュレータ21と比べて駆動能力が低い。従って、RTC用電源電圧VDDRは、内部電源電圧VDDLと比べて電圧レベルが低い。
【0035】
RTC回路25は、内部電源電圧VDDL及びRTC用電源電圧VDDRの供給を受ける。切替スイッチ23がオン状態である場合、RTC回路25は、内部電源電圧VDDLに基づいて動作し、現在時刻を示す現在時刻データを生成する。一方、切替スイッチ23がオフ状態である場合、RTC用電源電圧VDDRに基づいて動作し、現在時刻データの生成を行う。
【0036】
図4は、半導体集積回路20の上面を模式的に示す図である。半導体集積回路20は、半導体基板26の主面上に第1レギュレータ21等の各ブロックが配置された構造を有している。また、半導体集積回路20の外縁部には、パッドP1、P2及びP3を含むパッド群PGが設けられている。
【0037】
パッドP1は、半導体集積回路20の外部から外部電源電圧VDDが入力される電源パッドである。パッドP1を介して入力された外部電源電圧VDDは、第1レギュレータ21、電源レベル検出回路22及び第2レギュレータ24に供給される。
【0038】
パッドP2は、接地電位VSSに接続される電源パッドである。パッドP2から入力された接地電位VSSは、第1レギュレータ21及び第2レギュレータ22に供給される。また、パッドP2からは、半導体基板16の周囲を一周するように接地電位供給ラインが伸び、半導体集積回路の各部に接地電位VSSが供給される。
【0039】
パッドP3は、外部からの電源供給を受けるとともに半導体集積回路20の外部に配置された位相補償回路(例えば、外付けのコンデンサ)に接続される接続パッドである。プロセッサ回路18を安定して動作させるためには、内部電源電圧VDDLにおける位相のずれを一定の範囲内に抑える必要があり、プロセッサ回路に供給する内部電源電圧VDDLは位相補償を行う必要がある。このため、第1レギュレータ21は、パッドP3を介して半導体集積回路20の外部から位相補償回路が接続され、さらには位相補償された電圧がノイズ等の影響を受けないようにできる限り短い距離にて接続される。従って、第1レギュレータ21は、半導体基板26の主面に垂直な方向から見たとき、すなわち上面視においてパッド群PGの近傍に配置されている。
【0040】
これに対し、RTC用電源電圧VDDRは、RTC回路25のみを動作させるための電源電圧であるため、内部電源電圧VDDLとは異なり、動作安定化の要請が低い。従って、半導体集積回路20の外部から位相補償回路を接続する必要がないため、第2レギュレータ24は、第1レギュレータ21よりもパッド群PGから離間した位置に配置されている。このため、本発明の半導体集積回路によれば、第1レギュレータ21及び第2レギュレータ24の両方をパッド近傍に配置することなくレイアウト設計が可能となるため、より低消費化された半導体集積回路を設計自由度高く提供することが可能となる。
【0041】
次に、本実施例の半導体集積回路20の動作について、
図5のタイムチャートを参照して説明する。
【0042】
外部電源電圧VDDが閾値電圧VTHを上回っている場合(図中、期間T1)、電源レベル検出回路22は、ローレベルの切替信号SWCを切替スイッチ23に供給する。また、電源レベル検出回路22は、ローレベルのパワーダウン信号PDを第1レギュレータ21のオペアンプ21aに供給する。
【0043】
これにより、切替スイッチ23はオン状態に制御され、ラインL1及びラインL2は接続された状態に維持される。第1レギュレータ21のオペアンプ21aは、外部電源電圧VDDを降圧して内部電源電圧VDDLを生成し、ラインL2を介してプロセッサ回路18(FLASH14、RAM15、CPU16)及びRTC回路25に供給する。
【0044】
第2レギュレータ24は、RTC用電源電圧VDDRを生成し、RTC回路25に供給する。従って、RTC回路25には、第1レギュレータ21から内部電源電圧VDDLが供給され、第2レギュレータ24からRTC用電源電圧VDDRが供給される。内部電源電圧VDDLの電圧レベルがRTC用電源電圧VDDRの電圧レベルよりも高いため、RTC回路25は、内部電源電圧VDDLに基づいて動作を行う。
【0045】
次に、外部電源電圧VDDが閾値電圧VTH以下になると(図中、期間T2)、電源レベル検出回路22はこれを検出し、ハイレベルの切替信号SWCを切替スイッチ23に供給する。これにより切替スイッチ23はオフ状態に制御され、ラインL1とラインL2との間は非接続の状態になる。
【0046】
また、電源レベル検出回路22は、ハイレベルのパワーダウン信号PDを第1レギュレータ21に供給する。これにより第1レギュレータ21は、パワーオフの状態に制御され、プロセッサ回路18(FLASH14、RAM15及びCPU16)への内部電源電圧VDDLの供給を停止する。
【0047】
第2レギュレータ24は、RTC用電源電圧VDDRをRTC回路25に供給する。外部電源電圧VDDの電圧レベルの低下に伴い、RTC用電源電圧VDDRの電圧レベルも低下する。RTC回路25は、RTC用電源電圧VDDRに基づいて動作を行う。
【0048】
その後、再び外部電源電圧VDDが閾値電圧VTHを上回ると(図中、期間T3)、電源レベル検出回路22は、切替信号SWC及びパワーダウン信号PDの信号レベルをローレベルに切り替える。切替スイッチ23はオン状態に制御され、ラインL1とラインL2とが接続された状態となる。第1レギュレータ21のオペアンプ21aは、外部電源電圧VDDを降圧して内部電源電圧VDDLを生成し、プロセッサ回路18(FLASH14、RAM15、CPU16)及びRTC回路25に供給する。第2レギュレータ24は、RTC用電源電圧VDDRを生成し、RTC回路25に供給する。
【0049】
以上のように、本実施例の半導体集積回路20では、外部電源電圧VDDの電圧レベルが閾値電圧VTH以下になったことを検出すると、第1レギュレータ21をパワーオフの状態に制御してプロセッサ回路18への電源供給を停止する。一方、第2レギュレータ24はRTC用電源電圧VDDRを生成してRTC回路25に供給し続ける。従って、RTC回路25を動作させつつ、消費電力を抑えることが可能となる。
【0050】
また、外部電源電圧VDDが閾値電圧VTHを上回っている状態における半導体集積回路20の動作(以下、通常動作と称する)では、切替スイッチ23がオン状態に制御され、内部電源電圧VDDLが切替スイッチ23を介してRTC回路25に供給される。従って、切替スイッチ23において、切替スイッチ23を構成するPチャネル型MOSトランジスタのオン抵抗に基づく電圧降下が発生する。しかし、本実施例の半導体集積回路20では、RTC回路25における消費電流が小さいため、発生する電圧降下量は極めて小さい。
【0051】
例えば、実施例1の半導体集積回路10において、切替スイッチ13を構成するPチャネル型MOSトランジスタのオン抵抗を5Ω、プロセッサ回路18(FLASH14、RAM15、CPU16)における消費電流を20mAと仮定すると、切替スイッチ13において100mVの電圧降下が生じる。これに対し、本実施例の半導体集積回路20では、RTC回路25における消費電流は極めて小さい値(例えば数μA程度)であるため、切替スイッチ23を構成するPチャネル型MOSトランジスタのオン抵抗を5Ωと仮定すると、切替スイッチ23において生じる電圧降下量は数10μVとなる。
【0052】
また、本実施例の半導体集積回路20によれば、切替スイッチ23における電圧降下が回路の動作に与える影響を抑えることができる。例えば、トランジスタにおける電圧降下量を抑えるためには、オン抵抗を小さくするべくトランジスタのサイズ(ゲート幅等)を大きくすることが有効である。しかし、本実施例では、上記の通り切替スイッチ23における電圧降下量が小さいため、切替スイッチ23を構成するPチャネル型MOSトランジスタのサイズを大きくする必要がない。従って、切替スイッチ23におけるオフリーク電流の発生を抑えることができる。
【0053】
さらに、実施例1の半導体集積回路10とは異なり、本実施例の半導体集積回路20では、プロセッサ回路18(FLASH14、RAM15及びCPU16)への内部電源電圧VDDLの供給は、切替スイッチ等を通さず第1レギュレータ21から直接行われる。従って、プロセッサ回路18にそのまま第1レギュレータ21の出力電圧が降圧されることなくそのまま供給されるため、電圧降下による誤動作は発生しない。
【0054】
なお、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、上記実施例2では、オペアンプ21a内の電流路を切断することにより、第1レギュレータ21をパワーオフに制御する例について説明した。しかし、第1レギュレータ21をパワーオフに制御する方法はこれに限られない。例えば、外部電源電圧VDDと第1レギュレータ21との間のラインに切替スイッチを設け、パワーダウン信号PDに基づいて切替スイッチをオフにすることにより、第1レギュレータ21をパワーオフに制御する構成であっても良い。
【0055】
また、実施例1のレギュレータ11、実施例2の第1レギュレータ21及び第2レギュレータ24が、夫々外部電源電圧VDDを降圧して内部電源電圧を生成する例について説明した。しかし、各レギュレータは、外部電源電圧VDDを降圧ではなく昇圧等することによって内部電源電圧を生成するものであっても良い。すなわち、レギュレータ11、第1レギュレータ21及び第2レギュレータ24は、夫々外部電源電圧を変圧して内部電源電圧を生成するものであれば良い。
【0056】
また、上記実施例2では、切替信号SWCがパワーダウン信号PDとして供給される例について示した。しかし、パワーダウン信号PDは電源レベル検出回路22による検出に応じて2値に遷移する信号であれば良く、切替信号SWCとは別の信号であっても良い。
【0057】
また、上記実施例2では、外部電源電圧VDDが入力される電源パッドであるパッドP1と、接地電位VSSに接続される電源パッドであるパッドP2と、位相補償回路を接続するための接続パッドであるパッドP3と、がパッド群PGに含まれる例について説明した。しかし、パッド群PGに含まれるパッドはこれらに限られない。
【0058】
また、第2レギュレータ24の配置位置は、
図4で示した位置に限られない。上記の通り、第2レギュレータ24には半導体集積回路20の外部から位相補償回路を接続する必要がないため、パッド群の近くに第2レギュレータ24を配置する必要がない。従って、第2レギュレータ24は、半導体基板26上の任意の位置に配置することが可能である。