(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
図14を参照して、従来のMobility First技術によって、ユーザがコンテンツ情報を取得するための処理について説明する。ローカルネットワーク上には、コンテンツ情報12を含むあらゆるコンテンツ情報とグローバルに固有な情報識別子(GUID)とを対応付けるグローバル識別子付与検索部(NCS)13、GUIDとNAとを紐付けるアドレス検索部(GNS)14、および、コンテンツ情報を取得するためのパケットを転送するエッジルータ20−1、コアルータ20−2、エッジルータ20−3,・・・などのネットワーク装置がある。
【0006】
ユーザが操作するユーザ端末11は、コンテンツ情報12を取得するため、グローバル識別子付与検索部13にコンテンツ名(Content n)を送信すると、グローバル識別子付与検索部13からの応答として、Content nに関連付けられたGUID「GUID n」を取得する。次に、ユーザ端末11は、取得したGUID nを付与したパケット30−1をローカルネットワークに送信する。パケット30−1を受信したエッジルータ20−1は、パケット30−1中のGUID nをアドレス検索部14に送信することで、アドレス検索部14からの応答として、GUID nに紐付けられたNA「NA n」を取得する。
【0007】
エッジルータ20−1等の各ルータは、NAと自身の出力ポートとの関係を定めるテーブルを有している。エッジルータ20−1は、アドレス検索部14から取得したNA nに対応する出力ポート(ポート1)にパケットを出力する。出力の際、エッジルータ20−1は、パケット30−1にNA nを付与したパケット30−1をローカルネットワークに送信する。
【0008】
その後、ローカルネットワーク上のネットワーク装置は、NAの情報によりルーティングを行う。コンテンツ情報12が存在するローカルネットワークのエッジルータ20−3は、ローカルアドレス検索部17を参照して、NA nと、最終目的地であるコンテンツ情報のローカルアドレス(MAC(Media Access Control)アドレスなど)との変換を行い、以降、MACアドレス等によりコンテンツ情報12にパケットを転送する。その結果、ユーザ端末11がコンテンツ情報12にアクセスして、コンテンツ情報12を取得することができる。
【0009】
上記の説明のように、従来のMobility First技術では、コンテンツ情報が存在する目的地へパケットを転送し、目的となるコンテンツ情報を取得するためには、
図15に示すように、グローバル識別子(GUID)検索(ステップS1)によるGUIDの取得→ネットワークアドレス(NA)検索(ステップS2)によるNAの取得→NAによるルーティング(ステップS3)→MACアドレス変換(ステップS4)→MACアドレスによる転送(ステップS5)、といった多くの手順を要する。しかし、このように多くの手順を要する従来手法では、ユーザ端末がコンテンツ情報を取得するまでのネットワークの接続時間が長期化し、コンテンツ検索においてサービスの品質の低下を招いてしまう。
【0010】
このような背景に鑑みて、本発明は、コンテンツ検索のサービスの品質を向上させることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、コンテンツ名からコンテンツ情報を検索する情報検索装置であって、前記コンテンツ名、および、前記コンテンツ情報のローカルアドレスを含めて構成される、前記コンテンツ情報のグローバル識別子を記憶するグローバル識別子付与検索部、を備え、前記グローバル識別子付与検索部が、ネットワーク装置からコンテンツ名の情報を取得し、当該コンテンツ名を含めて構成されるグローバル識別子を応答することにより、前記ネットワーク装置に、前記応答されたグローバル識別子が含むローカルアドレスの情報を、前記コンテンツ名の情報が付与されたパケットに付与させる、ことを特徴とする。
【0012】
また、請求項8に記載の発明は、コンテンツ名からコンテンツ情報を検索する情報検索装置における情報検索方法であって、前記コンテンツ名、および、前記コンテンツ情報のローカルアドレスを含めて構成される、前記コンテンツ情報のグローバル識別子を記憶するグローバル識別子付与検索情報を記憶しており、前記情報検索装置が、ネットワーク装置から、コンテンツ名の情報を取得し、前記グローバル識別子付与検索情報を参照して、当該コンテンツ名を含めて構成されるグローバル識別子を応答することにより、前記ネットワーク装置に、前記応答されたグローバル識別子が含むローカルアドレスの情報を、前記コンテンツ名の情報が付与されたパケットに付与させる、ことを特徴とする。
【0013】
請求項1,8に記載の発明によれば、コンテンツ情報へのアクセスに必要な手順を少なくすることができる。そのため、ユーザ端末がコンテンツ情報を取得するまでのネットワークの接続時間を短縮することができる。
したがって、コンテンツ検索のサービスの品質を向上させることができる。
【0014】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報検索装置であって、前記グローバル識別子と、前記コンテンツ情報のネットワークアドレスと、を紐付けるネットワークアドレス検索部、をさらに備え、前記コンテンツ情報がローカルネットワーク上にない場合、前記ネットワークアドレス検索部が、前記ネットワーク装置から、前記パケットに付与された、前記コンテンツ名の情報および前記ローカルアドレスの情報を含めて構成されるグローバル識別子の情報を取得し、当該グローバル識別子に紐付けられたネットワークアドレスの情報を応答することにより、前記ネットワーク装置に、前記応答されたネットワークアドレスの情報を前記パケットにさらに付与させる、ことを特徴とする。
【0015】
請求項2に記載の発明によれば、ユーザ端末がローカルネットワーク上にないコンテンツ情報に確実にアクセスすることができる。
【0016】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の情報検索装置と、
アドレスと前記パケットを出力するポートとの対応付けを保持するテーブルを有する、請求項2に記載のネットワーク装置とを含む情報検索システムであって、前記ネットワーク装置にて、前記グローバル識別子が含む前記ローカルアドレスに対応するポートが存在しない場合、前記ネットワーク装置は、グローバルネットワークに接続するデフォルトポートから前記パケットを出力する、ことを特徴とする。
【0017】
請求項3に記載の発明によれば、ネットワークの接続時間を短縮するという本発明の作用効果を妨げないようにすることができる。
【0018】
また、請求項4に記載の発明は、コンテンツ名からコンテンツ情報を検索する情報検索装置であって、前記コンテンツ名と、前記コンテンツ情報のグローバル識別子とを関連付けるグローバル識別子付与検索部と、前記グローバル識別子と、前記コンテンツ情報のローカルアドレスとを関連付けるローカルアドレス検索部と、を備え、前記グローバル識別子付与検索部が、ユーザ端末からコンテンツ名の情報を取得し、当該コンテンツ名に関連付けられたグローバル識別子の情報を応答することにより、前記ユーザ端末に、前記応答されたグローバル識別子をパケットに付与させ、前記ローカルアドレス検索部が、ネットワーク装置から、前記パケットに付与されたグローバル識別子の情報を取得し、当該グローバル識別子に関連付けられたローカルアドレスの情報を応答することにより、前記ネットワーク装置に、前記応答されたローカルアドレスの情報を前記パケットにさらに付与させる、ことを特徴とする。
【0019】
請求項4に記載の発明によれば、コンテンツ情報へのアクセスに必要な手順を少なくすることができる。そのため、ユーザ端末がコンテンツ情報を取得するまでのネットワークの接続時間を短縮することができる。
【0020】
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の情報検索装置であって、前記グローバル識別子と、前記コンテンツ情報のネットワークアドレスと、を紐付けるネットワークアドレス検索部、をさらに備え、前記コンテンツ情報がローカルネットワーク上にない場合、前記ネットワークアドレス検索部が、前記ネットワーク装置から、前記パケットに付与されたグローバル識別子の情報を取得し、当該グローバル識別子に紐付けられたネットワークアドレスの情報を応答することにより、前記ネットワーク装置に、前記応答されたネットワークアドレスの情報を前記パケットにさらに付与させる、ことを特徴とする。
【0021】
請求項5に記載の発明によれば、ユーザ端末がローカルネットワーク上にないコンテンツ情報に確実にアクセスすることができる。
【0022】
また、請求項6に記載の発明は、コンテンツ名からコンテンツ情報を検索する情報検索装置であって、前記コンテンツ名と、前記コンテンツ情報のローカルアドレスとを関連付けるローカルアドレス検索部を備え、前記ローカルアドレス検索部が、ネットワーク装置からコンテンツ名の情報を取得し、当該コンテンツ名に関連付けられたローカルアドレスの情報を応答することにより、前記ネットワーク装置に、前記応答されたローカルアドレスの情報を、前記コンテンツ名の情報が付与されたパケットに付与させる、ことを特徴とする。
【0023】
請求項6に記載の発明によれば、コンテンツ情報へのアクセスに必要な手順を少なくすることができる。そのため、ユーザ端末がコンテンツ情報を取得するまでのネットワークの接続時間を短縮することができる。
【0024】
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の情報検索装置であって、前記コンテンツ名と、前記コンテンツ情報のグローバル識別子とを関連付けるグローバル識別子付与検索部と、前記グローバル識別子と、前記コンテンツ情報のネットワークアドレスと、を紐付けるネットワークアドレス検索部と、をさらに備え、前記コンテンツ情報がローカルネットワーク上にない場合、前記グローバル識別子付与検索部が、前記ネットワーク装置から、前記コンテンツ名の情報を取得し、当該コンテンツ名に関連付けられたグローバル識別子の情報を応答することにより、前記ネットワーク装置に、前記応答されたグローバル識別子を前記パケットにさらに付与させ、前記ネットワークアドレス検索部が、前記ネットワーク装置から、前記パケットに付与されたグローバル識別子の情報を取得し、当該グローバル識別子に紐付けられたネットワークアドレスの情報を応答することにより、前記ネットワーク装置に、前記応答されたネットワークアドレスの情報を前記パケットに付与させる、ことを特徴とする。
【0025】
請求項7に記載の発明によれば、ユーザ端末がローカルネットワーク上にないコンテンツ情報に確実にアクセスすることができる。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、コンテンツ検索のサービスの品質を向上させることができる。
【発明を実施するための形態】
【0028】
≪概要≫
本実施形態では、コンテンツ情報のグローバル識別子(GUID)とコンテンツ情報が存在する最終目的地を示すローカルアドレス(MACアドレスなど)とを対応付けることで、ユーザ端末のコンテンツ情報の検索に対するルーティングを簡略化する。
以下、図面を参照して、本実施形態が適用可能な第1〜第6の実施例について説明する。
【0029】
≪第1の実施例≫
図1に示すように、第1の実施例の情報検索装置100−1は、ユーザ端末11がコンテンツ情報12を検索するための処理を実行する装置である。情報検索装置100−1は、入出力部、処理部、記憶部といったハードウェアを備えており、処理部の具体例となるCPUが、記憶部の具体例となるメモリ上に読み込んだプログラムを実行することにより、本実施例の方法を実現する。
【0030】
情報検索装置100−1は、グローバル識別子付与検索部(NCS)10Aと、ローカルアドレス検索部(LGNS:Local GNS)10Bとを備える。
グローバル識別子付与検索部(NCS)10Aは、コンテンツ名とグローバル識別子とを関連付ける。コンテンツ名には、例えば、人間が設定した名前または識別子を用いることができる。また、グローバル識別子には、例えば、Mobility First技術で用いる160ビットの識別子を用いることができる。
【0031】
グローバル識別子付与検索部10Aは、テーブル10Aaを有する。テーブル10Aaは、コンテンツ名(Content x)とグローバル識別子(GUID x)との関連付けを保持する。グローバル識別子付与検索部10Aは、登録されるコンテンツ情報にグローバル識別子を付与することで、当該コンテンツ情報を検索対象にすることができる。グローバル識別子付与検索部10Aは、登録されるコンテンツ情報について、コンテンツ名とグローバル識別子とを関連付けてテーブル10Aaに登録することができる。
【0032】
ローカルアドレス検索部10Bは、グローバル識別子とローカルアドレスとを紐付ける。ローカルアドレスは、コンテンツ情報12のローカルネットワーク上の位置を示す情報である。ローカルアドレスには、例えば、MACアドレスを用いることができる。
【0033】
ローカルアドレス検索部10Bは、テーブル10Baを有する。テーブル10Baは、グローバル識別子(GUID x)とローカルアドレス(MAC x)との対応付けを保持する。
【0034】
図1に示すように、ローカルネットワーク上には、パケットを中継するエッジルータ21−1(ネットワーク装置)、コアルータ21−2、エッジルータ21−3が配置されている。エッジルータ21−1、コアルータ21−2、エッジルータ21−3の各々は、テーブル21−1a〜21−3aを有する。テーブル21−1a〜21−3aの各々は、ローカルアドレスまたはNA等のアドレスと、パケットを出力するポートとの対応付けを保持する。
【0035】
ユーザ端末11がコンテンツ情報12を取得する場合、まず、ユーザ端末11は、コンテンツ名(Content n)をグローバル識別子付与検索部10Aに送信する。グローバル識別子付与検索部10Aは、テーブル10Aaを参照して、Content nに関連付けられたグローバル識別子(GUID n)を検索し、検索結果としてのグローバル識別子(GUID n)をユーザ端末11に返信(応答)する。このとき、グローバル識別子付与検索部10Aは、ユーザ端末11にグローバル識別子(GUID n)をパケットに付与させ、パケット31−1とする。
【0036】
ユーザ端末11は、グローバル識別子付与検索部10Aから取得したGUID nを付与したパケット31−1を、ローカルネットワークに送信するときにエッジルータ21−1に送信する。エッジルータ21−1は、パケット31−1に付与されたGUID nをローカルアドレス検索部10Bに送信する。ローカルアドレス検索部10Bは、テーブル10Baを参照して、GUID nに紐付けられたローカルアドレス(MAC n)を検索し、検索結果としてのローカルアドレス(MAC n)をエッジルータ21−1に返信(応答)する。このとき、ローカルアドレス検索部10Bは、エッジルータ21−1にローカルアドレス(MAC n)をパケット31−1に付与させ、パケット31−2とする。
【0037】
エッジルータ21−1は、テーブル21−1aを参照して、MAC nに対応するポート(ポート1)を検索し、ローカルアドレス検索部10Bから取得したMAC nをパケット31−1に付与したパケット31−2を、コアルータ21−2に送信する。以降、ローカルネットワーク上でMAC nによるルーティングが行われることにより、パケット31−2は、コアルータ21−2、エッジルータ21−3を中継し、最終的な目的地であるコンテンツ情報12に到達する。その結果、ユーザ端末11がコンテンツ情報12にアクセスして、コンテンツ情報12を取得することができる。
【0038】
上記の説明のように、第1の実施例では、
図2に示すように、グローバル識別子(GUID)検索(ステップA1)によるGUIDの取得→ローカルアドレス(MAC)検索(ステップA2)によるMACの取得→MACによるルーティング(ステップA3)といった、従来(
図15参照)よりも少ない手順で、ユーザ端末11によるコンテンツ情報12の取得を実現することができる。その結果、ユーザ端末11がコンテンツ情報12を取得するまでのネットワークの接続時間を短縮し、コンテンツ検索のサービスの品質を向上させることができる。
【0039】
なお、ライブデータのように、ローカルネットワーク上で発生し、ローカル内でやり取りされることが想定されるコンテンツ情報12は、MobilityFirst技術では必須となるグローバル検索を本来必要としない。つまり、コンテンツ情報12の検索は、ローカル検索で十分であり、NAを利用しない。このため、
図2に示すように、コンテンツ情報12の取得手順を少なくすることができる。
【0040】
≪第2の実施例≫
次に、第2の実施例について説明する。第2の実施例は、第1の実施例に対して、コンテンツ情報12がローカルネットワーク上でなく、グローバルネットワーク上に存在する場合の実施例に相当する。グローバルネットワーク上に存在するコンテンツ情報12は、GUIDが付与されても、GUIDに関連付けられたローカルアドレスが割り当てられておらず、GUID由来のローカル検索ができない。
第2の実施例を説明する際、第1の実施例と重複する部分は説明を省略し、相違する点について主に説明する。
【0041】
図3に示すように、第2の実施例の情報検索装置100−2は、グローバル識別子付与検索部(NCS)20Aと、アドレス検索部(GNS)20Bと、ローカルアドレス検索部(LGNS)20Cと、ローカルアドレス検索部20Dとを備える。グローバル識別子付与検索部20Aは、グローバル識別子付与検索部10A(
図1)と同じである。ローカルアドレス検索部20Cは、ローカルアドレス検索部10B(
図1)と同じである。
【0042】
アドレス検索部20Bは、GUIDとNAとを紐付ける。NAには、例えば、IPアドレスを用いる。アドレス検索部20Bは、テーブル20Baを有する。テーブル20Baは、グローバル識別子(GUID x)とネットワークアドレス(NA x)との紐付けを保持する。アドレス検索部20Bは、GUIDを介して、登録されるコンテンツ情報にIPアドレスを割り当て、当該コンテンツ情報をグローバル検索の検索対象にすることができる。
【0043】
ローカルアドレス検索部20Dは、ネットワークアドレスとローカルアドレスとを紐付ける。ローカルアドレスには、例えば、MACアドレスを用いることができる。
ローカルアドレス検索部20Dは、テーブル20Daを有する。テーブル20Daは、ネットワークアドレス(NA x)とローカルアドレス(MAC x)との紐付けを保持する。
【0044】
図3に示すように、ローカルネットワーク上には、パケットを中継するエッジルータ22−1(ネットワーク装置)が配置されている。また、グローバルネットワーク上には、コアルータ22−2、エッジルータ22−3が配置されている。エッジルータ22−1は、テーブル22−1aを有する。テーブル22−1aは、ローカルアドレスまたはNA等のアドレスと、パケットを出力するポートとの対応付けを保持する。コアルータ22−2、エッジルータ22−3も、テーブル22−1aと同等の機能を持つテーブル(図示せず)を有する。
【0045】
ユーザ端末11が、グローバルネットワーク上のコンテンツ情報12を取得する場合、第1の実施例と同様にして、ユーザ端末11は、グローバル識別子付与検索部20AからGUID nを取得する。次に、ユーザ端末11は、GUID nを付与したパケット32−1を、ローカルネットワークに送信するときにエッジルータ22−1に送信する。
【0046】
第1の実施例と同様にして、エッジルータ22−1は、パケット32−1に付与されたGUID nをローカルアドレス検索部20Cに送信する。しかし、ローカルアドレス検索部20Cがテーブル20Caを参照しても、テーブル20Caは、GUID nに対応するテーブルエントリを有していない。コンテンツ情報12がローカルネットワーク上にないためである。よって、ローカルアドレス検索部20Cは、エッジルータ22−1にnullを返信する。
【0047】
エッジルータ22−1は、パケット32−1に付与されたGUID nをアドレス検索部20Bに送信する。アドレス検索部20Bは、テーブル20Baを参照して、GUID nに紐付けられたネットワークアドレス(NA n)を検索し、検索結果としてのネットワークアドレス(NA n)をエッジルータ22−1に返信(応答)する。このとき、アドレス検索部20Bは、エッジルータ22−1にネットワークアドレス(NA n)をパケット32−1に付与させ、パケット32−2とする。
【0048】
エッジルータ22−1は、テーブル22−1aを参照して、NA nに対応するポート(ポート0)を検索し、アドレス検索部20Bから取得したNA nをパケット32−1に付与したパケット32−2を、グローバルネットワーク上のコアルータ22−2に送信する。以降、従来技術としてすでに説明したとおり、NA nを基にルーティングを行う。これにより、パケット32−2は、コアルータ22−2、エッジルータ22−3を中継する。エッジルータ22−3は、ローカルアドレス検索部20Dを参照して、NA nと、最終目的地であるコンテンツ情報のMACアドレス(MAC n)との変換を行い、コンテンツ情報12にパケットを転送する。その結果、ユーザ端末11がコンテンツ情報12にアクセスして、コンテンツ情報12を取得することができる。
【0049】
上記の説明のように、第2の実施例では、コンテンツ情報12がローカルネットワーク上になく、ローカルアドレス検索部20Cによる検索ができない場合は、
図4に示すように、グローバル識別子(GUID)検索(ステップB1)によるGUIDの取得失敗→ローカルアドレス(MAC)検索(ステップB2)によるMACの取得→ネットワークアドレス(NA)検索(ステップB3)によるNAの取得→NAによるルーティング(ステップB4)→MACアドレス変換(ステップB5)→MACアドレスによる転送(ステップB6)といった手順をとる。これにより、ユーザ端末11は、目的地であるコンテンツ情報12に確実にアクセスすることができる。
【0050】
≪第3の実施例≫
次に、第3の実施例について説明する。第3の実施例は、第1の実施例と比較して、ユーザ端末11がグローバル識別子付与検索部10A(
図1)に検索を要求しない点が相違する。
第3の実施例を説明する際、第1,第2の実施例と重複する部分は説明を省略し、相違する点について主に説明する。
【0051】
図5に示すように、第3の実施例の情報検索装置100−3は、ローカルアドレス検索部(LGNS)30Aを備える。ローカルアドレス検索部(LGNS)30Aは、コンテンツ名とローカルアドレスとを紐付ける。ローカルアドレスには、例えば、MACアドレスを用いることができる。
【0052】
図5に示すように、ローカルネットワーク上には、パケットを中継するエッジルータ23−1(ネットワーク装置)、コアルータ23−2、エッジルータ23−3が配置されている。エッジルータ23−1、コアルータ23−2はそれぞれ、テーブル23−1a、23−2aを有する。テーブル23−1a、23−2aは、テーブル21−1aなどと同等の機能を有する。エッジルータ23−3も、テーブル23−1aと同等の機能を持つテーブル(図示せず)を有する。
【0053】
ユーザ端末11がコンテンツ情報12を取得する場合、まず、ユーザ端末11は、検索対象のコンテンツ名(Content n)を付与したパケット33−1を、ローカルネットワークに送信するときにエッジルータ23−1に送信する。エッジルータ23−1は、パケット33−1のコンテンツ名(Content n)をローカルアドレス検索部30Aに送信する。ローカルアドレス検索部30Aは、テーブル30Aaを参照して、取得したコンテンツ名(Content n)に対応するローカルアドレス(MAC n)を検索し、検索結果としてのローカルアドレス(MAC n)をエッジルータ23−1に返信(応答)する。このとき、ローカルアドレス検索部30Aは、エッジルータ23−1にローカルアドレス(MAC n)をパケット33−1に付与させ、パケット33−2とする。
【0054】
エッジルータ23−1は、ローカルアドレス検索部30Aからローカルアドレス(MAC n)を取得すると、テーブル23−1aを参照して、MAC nに対応するポート(ポート1)を検索し、ローカルアドレス検索部30Aから取得したMAC nをパケット33−1に付与したパケット33−2を、ポート1に出力し、コアルータ23−2に送信する。以降、第1の実施例で説明したときと同様に、ローカルネットワーク上でMAC nによるルーティングが行われることにより、パケット33−2は、コアルータ23−2、エッジルータ23−3を中継し、最終的な目的地であるコンテンツ情報12に到達する。その結果、ユーザ端末11がコンテンツ情報12にアクセスして、コンテンツ情報12を取得することができる。
【0055】
上記の説明のように、第3の実施例では、
図6に示すように、ローカルアドレス(MAC)検索(ステップC1)によるMACの取得→MACによるルーティング(ステップC2)といった、第1の実施例(
図2参照)よりも少ない手順で、ユーザ端末11によるコンテンツ情報12の取得を実現することができる。その結果、ユーザ端末11がコンテンツ情報12を取得するまでのネットワークの接続時間をさらに短縮し、コンテンツ検索のサービスの品質をさらに向上させることができる。
【0056】
≪第4の実施例≫
次に、第4の実施例について説明する。第4の実施例は、第3の実施例に対して、コンテンツ情報12がローカルネットワーク上でなく、グローバルネットワーク上に存在する場合の実施例に相当する。
第4の実施例を説明する際、第1〜第3の実施例と重複する部分は説明を省略し、相違する点について主に説明する。
【0057】
図7に示すように、第4の実施例の情報検索装置100−4は、グローバル識別子付与検索部(NCS)40Aと、アドレス検索部(GNS)40Bと、ローカルアドレス検索部(LGNS)40Cと、ローカルアドレス検索部40Dとを備える。グローバル識別子付与検索部40Aは、グローバル識別子付与検索部10A(
図1),20A(
図3)と同じである。アドレス検索部40Bは、アドレス検索部20B(
図3)と同じである。ローカルアドレス検索部40Cは、ローカルアドレス検索部30A(
図5)と同じである。ローカルアドレス検索部40Dは、ローカルアドレス検索部20D(
図3)と同じである。
【0058】
図7に示すように、ローカルネットワーク上には、パケットを中継するエッジルータ24−1(ネットワーク装置)が配置されている。また、グローバルネットワーク上には、コアルータ24−2、エッジルータ24−3が配置されている。エッジルータ24−1は、テーブル24−1aを有する。テーブル24−1aは、ローカルアドレスまたはNA等のアドレスと、パケットを出力するポートとの対応付けを保持する。コアルータ24−2、エッジルータ24−3も、テーブル24−1aと同等の機能を持つテーブル(図示せず)を有する。
【0059】
ユーザ端末11が、グローバルネットワーク上のコンテンツ情報12を取得する場合、第3の実施例と同様にして、ユーザ端末11は、検索対象のコンテンツ名(Content n)を付与したパケット34−1を、ローカルネットワークに送信するときにエッジルータ24−1に送信する。
【0060】
第3の実施例と同様にして、エッジルータ24−1は、パケット34−1に付与されたContent nをローカルアドレス検索部40Cに送信する。しかし、ローカルアドレス検索部40Cがテーブル40Caを参照しても、テーブル40Caは、Content nに対応するテーブルエントリを有していない。コンテンツ情報12がローカルネットワーク上にないためである。よって、ローカルアドレス検索部40Cは、エッジルータ24−1にnullを返信する。
【0061】
エッジルータ24−1は、パケット34−1のコンテンツ名(Content n)をグローバル識別子付与検索部40Aに送信する。グローバル識別子付与検索部40Aは、テーブル40Aaを参照して、コンテンツ名(Content n)に関連付けられたGUID「GUID n」をエッジルータ24−1に送信する。このとき、グローバル識別子付与検索部40Aは、エッジルータ24−1にグローバル識別子(GUID n)をパケット34−1に付与させる。
【0062】
エッジルータ24−1は、パケット34−1に付与されたGUID nをアドレス検索部40Bに送信する。アドレス検索部40Bは、テーブル40Baを参照して、GUID nに紐付けられたネットワークアドレス(NA n)を検索し、検索結果としてのネットワークアドレス(NA n)をエッジルータ24−1に返信(応答)する。このとき、アドレス検索部40Bは、エッジルータ24−1にネットワークアドレス(NA n)をパケット34−1に付与させ、パケット34−2とする。
【0063】
エッジルータ24−1は、テーブル24−1aを参照して、NA nに対応するポート(ポート0)を検索し、アドレス検索部40Bから取得したNA nをパケット34−1に付与したパケット34−2を、グローバルネットワーク上のコアルータ24−2に送信する。以降、従来技術としてすでに説明したとおり、NA nを基にルーティングを行う。これにより、パケット34−2は、コアルータ24−2、エッジルータ24−3を中継する。エッジルータ24−3は、ローカルアドレス検索部40Dを参照して、NA nと、最終目的地であるコンテンツ情報のMACアドレス(MAC n)との変換を行い、コンテンツ情報12にパケットを転送する。その結果、ユーザ端末11がコンテンツ情報12にアクセスして、コンテンツ情報12を取得することができる。
【0064】
上記の説明のように、第4の実施例では、コンテンツ情報12がローカルネットワーク上になく、ローカルアドレス検索部40Cによる検索ができない場合は、
図8に示すように、ローカルアドレス(MAC)検索(ステップD1)によるMACの取得失敗→グローバル識別子(GUID)検索(ステップD2)によるGUIDの取得→ネットワークアドレス(NA)検索(ステップD3)によるNAの取得→NAによるルーティング(ステップD4)→MACアドレス変換(ステップD5)→MACアドレスによる転送(ステップD6)といった手順をとる。これにより、ユーザ端末11は、目的地であるコンテンツ情報12に確実にアクセスすることができる。
【0065】
≪第5の実施例≫
第5の実施例は、コンテンツ情報をNCSで登録する際、グローバル識別子に、コンテンツ名とMACアドレスとの組からなる構造を持たせることを特徴とする。
図9に示すように、グローバル識別子付与検索部50Aは、コンテンツ情報12を登録する際、コンテンツ情報12のコンテンツ名「Content ID」と、コンテンツ情報12のローカルアドレスとしてのMACアドレスとを合わせてグローバル識別子(GUID)を構成し、コンテンツ情報12にGUIDを付与する。このようなグローバル識別子付与検索部50Aは、ローカルアドレス検索部(LGNS)の機能も兼ねているといえる。
第5の実施例を説明する際、第1〜第4の実施例と重複する部分は説明を省略し、相違する点について主に説明する。
【0066】
図10に示すように、第5の実施例の情報検索装置100−5は、グローバル識別子付与検索部50Aを備える。グローバル識別子付与検索部50Aは、コンテンツ名とMACアドレス(ローカルアドレス)とを組み合わせたGUIDを構成し、記憶する。グローバル識別子付与検索部50Aは、テーブル50Aa(グローバル識別子付与検索情報)を有する。テーブル50Aaは、GUIDを保持する。
【0067】
図10に示すように、ローカルネットワーク上には、パケットを中継するエッジルータ25−1(ネットワーク装置)、コアルータ25−2、エッジルータ25−3が配置されている。エッジルータ25−1、コアルータ25−2はそれぞれ、テーブル25−1a、25−2aを有する。テーブル25−1a、25−2aは、テーブル21−1a(
図1)などと同等の機能を有する。エッジルータ25−3も、テーブル25−1aと同等の機能を持つテーブル(図示せず)を有する。
【0068】
ユーザ端末11がコンテンツ情報12を取得する場合、まず、ユーザ端末31は、検索対象のコンテンツ名(Content n)を付与したパケット35−1を、ローカルネットワークに送信するときにエッジルータ25−1に送信する。エッジルータ25−1は、パケット35−1のコンテンツ名(Content n)をグローバル識別子付与検索部50Aに送信する。グローバル識別子付与検索部50Aは、テーブル50Aaを参照して、取得したコンテンツ名(Content n)を含むGUID「GUID n」を検索し、検索結果としてのGUID nをエッジルータ25−1に返信(応答)する。このとき、グローバル識別子付与検索部50Aは、エッジルータ25−1にグローバル識別子(GUID n)が含むMACアドレス(MAC n)を、コンテンツ名が付与されたパケット35−1に付与させる。
【0069】
エッジルータ25−1は、グローバル識別子付与検索部50AからGUID nを取得すると、取得したGUID nを構成するMACアドレス(MAC n)を抽出し、抽出したMAC nを、パケット35−1中のContent nに付与してGUIDとしたパケット35−2を、ポート1に出力し、コアルータ25−2に送信する。以降、第1,第3の実施例で説明したときと同様に、ローカルネットワーク上でMAC nによるルーティングが行われることにより、パケット35−2は、コアルータ25−2、エッジルータ25−3を中継し、最終的な目的地であるコンテンツ情報12に到達する。その結果、ユーザ端末11がコンテンツ情報12にアクセスして、コンテンツ情報12を取得することができる。
【0070】
上記の説明のように、第5の実施例では、
図11に示すように、グローバル識別子(ローカルアドレス)検索(ステップE1)によるGUID内MACの取得→MACによるルーティング(ステップE2)といった、第1の実施例(
図2参照)よりも少ない手順で、ユーザ端末11によるコンテンツ情報12の取得を実現することができる。その結果、ユーザ端末11がコンテンツ情報12を取得するまでのネットワークの接続時間をさらに短縮し、コンテンツ検索のサービスの品質をさらに向上させることができる。
【0071】
≪第6の実施例≫
次に、第6の実施例について説明する。第6の実施例は、第5の実施例に対して、コンテンツ情報12がローカルネットワーク上でなく、グローバルネットワーク上に存在する場合の実施例に相当する。
第6の実施例を説明する際、第1〜第5の実施例と重複する部分は説明を省略し、相違する点について主に説明する。
【0072】
図12に示すように、第6の実施例の情報検索装置100−6は、グローバル識別子付与検索部(NCS)60Aと、アドレス検索部(GNS)60Bと、ローカルアドレス検索部60Cとを備える。グローバル識別子付与検索部60Aは、グローバル識別子付与検索部50A(
図10)と同じである。アドレス検索部(GNS)60Bは、アドレス検索部20B(
図3),40B(
図7)と同じである。ローカルアドレス検索部60Cは、ローカルアドレス検索部20D(
図3),40D(
図7)と同じである。
【0073】
図12に示すように、ローカルネットワーク上には、パケットを中継するエッジルータ26−1(ネットワーク装置)が配置されている。また、グローバルネットワーク上には、コアルータ26−2、エッジルータ26−3が配置されている。エッジルータ26−1は、テーブル26−1aを有する。テーブル26−1aは、ローカルアドレスまたはNA等のアドレスと、パケットを出力するポートとの対応付けを保持する。コアルータ26−2、エッジルータ26−3も、テーブル26−1aと同等の機能を持つテーブル(図示せず)を有する。
なお、情報検索装置100−6と、エッジルータ26−1と、コアルータ26−2と、エッジルータ26−3とで情報検索システムを構成する。
【0074】
ユーザ端末11が、グローバルネットワーク上のコンテンツ情報12を取得する場合、第5の実施例と同様にして、ユーザ端末11は、検索対象のコンテンツ名(Content n)を付与したパケット36−1を、ローカルネットワークに送信するときにエッジルータ26−1に送信する。
【0075】
第5の実施例と同様にして、エッジルータ26−1は、パケット36−1のコンテンツ名(Content n)をグローバル識別子付与検索部60Aに送信する。グローバル識別子付与検索部60Aは、テーブル60Aaを参照して、取得したコンテンツ名(Content n)を含むGUID「GUID n」を検索し、検索結果としてのGUID nをエッジルータ26−1に返信(応答)する。
【0076】
エッジルータ26−1は、グローバル識別子付与検索部60AからGUID nを取得すると、取得したGUID nをアドレス検索部60Bに送信する。アドレス検索部60Bは、テーブル60Baを参照して、GUID nに紐付けられたネットワークアドレス(NA n)を検索し、検索結果としてのネットワークアドレス(NA n)をエッジルータ26−1に返信(応答)する。このとき、アドレス検索部60Bは、エッジルータ26−1にネットワークアドレス(NA n)をパケット36−1にさらに付与させ、パケット36−2とする。
【0077】
エッジルータ26−1は、テーブル26−1aを参照して、NA nに対応するポート(ポート2)を検索し、GUID n、および、アドレス検索部60Bから取得したNA nをパケット36−1に付与したパケット36−2を、グローバルネットワーク上のコアルータ26−2に送信する。ここで、エッジルータ26−1は、パケット36−1に元々付与されていたコンテンツ名(Content n)を、GUID nとNA nの組に置き換えている。
【0078】
以降、従来技術としてすでに説明したとおり、NA nを基にルーティングを行う。これにより、パケット36−2は、コアルータ26−2、エッジルータ26−3を中継する。エッジルータ26−3は、ローカルアドレス検索部60Cを参照して、NA nと、最終目的地であるコンテンツ情報のMACアドレス(MAC n)との変換を行い、コンテンツ情報12にパケットを転送する。その結果、ユーザ端末11がコンテンツ情報12にアクセスして、コンテンツ情報12を取得することができる。
【0079】
なお、エッジルータ26−1(ネットワーク装置)は、グローバル識別子付与検索部60Aから取得するGUIDから得られるMACアドレスが、テーブル26−1aに存在しない場合、グローバルネットワークに接続するデフォルトポート(ポート0)に転送し、デフォルトポートからのパケット36−2の出力を通じて、グローバルネットワーク内でアドレス検索部60Bを検索し、ネットワークアドレス(NA)の検索を行ってもよい。これにより、ネットワークの接続時間を短縮するという本発明の作用効果を妨げないようにすることができる。
【0080】
上記の説明のように、第6の実施例では、コンテンツ情報12がローカルネットワーク上になく、ローカルアドレス検索部60Cによる検索ができない場合は、
図13に示すように、グローバル識別子(ローカルアドレス)検索(ステップF1)によるGUIDの取得→ネットワークアドレス(NA)検索(ステップF2)によるNAの取得→NAによるルーティング(ステップF3)→MACアドレス変換(ステップF4)→MACアドレスによる転送(ステップF5)といった手順をとる。これにより、ユーザ端末11は、目的地であるコンテンツ情報12に確実にアクセスすることができる。
【0081】
≪その他≫
(a):例えば、第1の実施例にて、グローバル識別子付与検索部10Aとローカルアドレス検索部10Bとの間で、コンテンツ名(Content)ごとの、GUIDおよびMACアドレスをやり取りし、ユーザ端末11から取得した、検索対象のコンテンツ名(Content)に対して、GUIDだけでなくMACアドレスも応答し、ユーザ端末11から転送されるパケットに、GUIDおよびMACアドレスを付与してもよい。他の実施例についても同様である。
【0082】
(b)コンテンツ情報12がローカルネットワーク上にない場合の第2の実施例において、コンテンツ情報12がローカルネットワーク上にないことをネットワーク側で予め認識する手段を有する場合、エッジルータ22−1がローカルアドレス検索部20Cにコンテンツ名を送信し、ローカルアドレス検索部20Cがnullを応答する手順を省略することができる。つまり、
図4中のステップB2を省略することができる。よって、グローバルネットワーク上のコンテンツ情報12を取得するネットワークの接続時間を短縮することができる。第2の実施例における上記の説明は、第4の実施例にもあてはまる。
【0083】
本実施形態で説明した種々の技術を適宜組み合わせた技術を実現することもできる。
本実施形態で説明したソフトウェアをハードウェアとして実現することもでき、ハードウェアをソフトウェアとして実現することもできる。
その他、ハードウェア、ソフトウェア、フローチャートなどについて、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。