(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
複数のステップを含む対象レシピを表示するレシピ編集エリアと、少なくとも前記対象レシピと関連するファイル情報を表示するサブエリアと、レシピ編集に使用される各ファイルを前記サブエリアおよび前記レシピ編集エリアのうち少なくとも一つのエリア上で編集するためのアイコンを表示するコマンド選択エリアと、をそれぞれ含むレシピ編集画面を表示させる工程と、前記サブエリアで前記ファイル情報の選択指示を受付けると、前記対象レシピと該対象レシピと関連するファイルを読み込ませると共に前記サブエリアを複数のサブ画面に分割して、読込まれた前記対象レシピと関連するファイルを開いて表示させる工程と、前記レシピ編集エリア、前記サブエリア、前記コマンド選択エリアのいずれか一つのエリア上で受付けた指示に応じて前記レシピ編集エリアに表示された前記対象レシピを編集させる工程と、を有するレシピ作成方法。
前記対象レシピを編集させる工程は、(1)前記サブ画面に表示された前記対象レシピと関連するファイルを参照しつつ、前記コマンド選択エリアに表示されたアイコンを用いて前記対象レシピのステップを編集させる工程と、(2)前記対象レシピのステップに設定された共有パラメータの選択指示を受付けると、前記レシピ編集画面上に前記共有パラメータを選択する画面をダイアログ表示させる処理と、前記共有パラメータを編集させる処理と、前記レシピ編集エリアに表示される前記対象レシピに設定された共有パラメータと前記編集された共有パラメータを置換させる処理と、を含む工程と、(3)他のレシピを前記サブ画面に表示させる前記コマンド選択エリアに配置されたアイコンの選択指示を受付けると、前記他のレシピを参照しつつ前記レシピ編集エリアに表示される前記対象レシピの所定ステップを編集させる処理と、前記他のレシピの所定ステップを選択し、前記対象レシピの所定ステップにコピーさせる処理と、を含む工程と、のうち少なくとも一つ以上の工程を実行するように構成されている請求項1記載のレシピ作成方法。
複数のレシピで共通するステップパターンを示す前記コマンド選択エリアに配置されたファイル名アイコンを選択する指示を受付け、前記ステップパターンをコピーするためのアイコンを選択する指示を受付け、前記レシピ編集エリアに表示される前記対象レシピの前記ステップパターンを選択する指示を受付け、前記複数のレシピで共通するステップパターンを前記対象レシピ上の前記ステップパターンに上書きさせる工程を更に含む請求項1記載のレシピ作成方法。
前記再作成が促される工程は、前記レシピ編集画面に不整合が発生しているステップを優先的に表示させる工程と、前記不整合が発生しているステップを選択し、ステップのパラメータを編集する工程と、を有する請求項8記載のレシピ作成方法。
複数のステップを含む対象レシピを表示するレシピ編集エリアと、前記対象レシピ情報または前記対象レシピと関連するファイル情報を表示するサブエリアと、レシピ編集に使用される各ファイルを前記サブエリアまたは前記レシピ編集エリア上で編集するためのアイコンを表示するコマンド選択エリアと、をそれぞれ含むレシピ編集画面を表示させる工程と、前記サブエリアで前記ファイル情報が選択されると、前記対象レシピと該対象レシピと関連するファイルが読み込まれると共に前記サブエリアを複数のサブ画面に分割して、読込まれた前記対象レシピと関連するファイルを開いて表示する工程と、前記レシピ編集エリア、前記サブエリア、前記コマンド選択エリアのいずれか一つのエリア上で受付けた指示に応じて前記レシピ編集エリアに表示された前記対象レシピを編集する工程と、を有するレシピ作成工程と、前記レシピ作成工程において作成されたレシピを実行して、基板を処理するレシピ実行工程と、を有する半導体装置の製造方法。
複数のステップを含む対象レシピを表示するレシピ編集エリアと、前記対象レシピ情報または前記対象レシピと関連するファイル情報を表示するサブエリアと、レシピ編集に使用される各ファイルを前記サブエリアまたは前記レシピ編集エリア上で編集するためのアイコンを表示するコマンド選択エリアと、をそれぞれ含むレシピ編集画面を操作画面に表示する操作部と、前記サブエリアで前記ファイル情報の選択指示を受付けると、前記対象レシピと該対象レシピと関連するファイルが読み込まれると共に前記サブエリアを複数のサブ画面に分割して、読込まれた前記対象レシピと関連するファイルを開いて前記操作部に表示させると共に、前記レシピ編集エリア、前記サブエリア、前記コマンド選択エリアのいずれか一つのエリア上で受付けた指示に応じて前記レシピ編集エリアに表示された前記対象レシピを編集させる制御部と、を備えた処理装置。
前記制御部は、(1)前記サブ画面に表示された前記対象レシピと関連するファイルを参照しつつ、前記コマンド選択エリアに表示されたアイコンを用いて前記対象レシピのステップを編集させる工程と、(2)前記対象レシピのステップに設定された共有パラメータの選択指示を受付けると、前記レシピ編集画面上に前記共有パラメータを選択する画面をダイアログ表示させる処理と、前記共有パラメータを編集させる処理と、前記レシピ編集エリアに表示される前記対象レシピに設定された共有パラメータと前記編集された共有パラメータを置換させる処理と、を含む工程と、(3)前記コマンド選択エリアに配置された他のレシピを前記サブ画面に表示させるアイコンの選択指示を受付けると、前記他のレシピを参照しつつ前記レシピ編集エリアに表示される前記対象レシピの所定ステップを編集させる処理と、前記他のレシピの所定ステップを選択し、前記対象レシピの所定ステップにコピーさせる処理と、を含む工程と、のうち少なくとも一つ以上の工程を実行するように構成されている請求項12に記載の処理装置。
前記制御部は、前記コマンド選択エリアで表示される所定のアイコンの選択指示を受付けると、レシピ選択画面を前記レシピ編集画面に表示させ、選択されたレシピを前記サブ画面に表示させるよう構成されている請求項12記載の処理装置。
複数のステップを含む対象レシピを表示するレシピ編集エリアと、前記対象レシピ情報または前記対象レシピと関連するファイル情報を表示するサブエリアと、レシピ編集に使用される各ファイルを前記サブエリアまたは前記レシピ編集エリア上で編集するためのアイコンを表示するコマンド選択エリアと、をそれぞれ含むレシピ編集画面を表示させる手順と、前記サブエリアで前記ファイル情報の選択指示を受付けると、前記対象レシピと該対象レシピと関連するファイルを読み込ませると共に前記サブエリアを複数のサブ画面に分割して、読込まれた前記対象レシピと関連するファイルを開いて表示させる手順と、前記レシピ編集エリア、前記サブエリア、前記コマンド選択エリアのいずれか一つのエリア上で受付けた指示に応じて前記レシピ編集エリアに表示された前記対象レシピを編集させる手順と、をコントローラに実行させるプログラム。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態における基板処理装置を説明する。本実施形態において、基板処理装置は、一例として、半導体装置の製造方法における処理工程を実施する半導体製造装置として構成されている。なお、以下の説明では、基板処理装置として基板に酸化、拡散処理やCVD処理などを行うバッチ式縦型半導体製造装置(以下、単に処理装置という)を適用した場合について述べる。
【0011】
図1や
図2に示すように、本実施形態の処理装置100は、シリコン等からなるウエハ(基板)200を収納するウエハキャリアとしてポッド110を使用し、筐体111を備えている。筐体111の正面壁111aには、ポッド搬入搬出口112が、筐体111の内外を連通するように開設されており、ポッド搬入搬出口112は、フロントシャッタ113によって開閉される。ポッド搬入搬出口112の正面前方側には、ロードポート114が設置されており、ロードポート114は、ポッド110を載置する。ポッド110は、ロードポート114上に工程内搬送装置(図示せず)によって搬入され、かつまた、ロードポート114上から搬出される。
【0012】
筐体111内の前後方向の略中央部における上部には、回転棚105が設置されており、回転棚105は、支柱116を中心に回転し、棚板117に複数個のポッド110を保管する。
図2に示すように、筐体111内におけるロードポート114と回転棚105との間には、ポッド搬送装置118が設置されている。ポッド搬送装置118は、ポッド110を保持したまま昇降可能なポッドエレベータ118aと、水平搬送機構としてのポッド搬送機構118bとで構成されており、ロードポート114、回転棚105、ポッドオープナ121との間で、ポッド110を搬送する。
【0013】
図2に示すように、筐体111内の前後方向の略中央部における下部には、サブ筐体119が後端にわたって構築されている。サブ筐体119の正面壁119aには、ウエハ200をサブ筐体119内に対して搬入搬出するためのウエハ搬入搬出口120が1対、垂直方向に上下2段に並べられて開設されており、上下段のウエハ搬入搬出口120、には1対のポッドオープナ121がそれぞれ設置されている。ポッドオープナ121は、ポッド110を載置する載置台122と、ポッド110のキャップ(蓋体)を着脱するキャップ着脱機構123とを備えている。ポッドオープナ121は、載置台122に載置されたポッド110のキャップをキャップ着脱機構123によって着脱することにより、ポッド110のウエハ出し入れ口を開閉する。載置台122は、基板を移載する際に基板収容器が載置される移載棚である。
【0014】
図2に示すように、サブ筐体119は、ポッド搬送装置118や回転棚105の設置空間の雰囲気と隔絶された移載室124を構成している。移載室124の前側領域には、ウエハ移載機構125が設置されている。ウエハ移載機構125は、ウエハ200をツイーザ125cに載置して水平方向に回転ないし直動可能なウエハ移載装置125a、およびウエハ移載装置125aを昇降させるためのウエハ移載装置エレベータ125bとで構成されている。これら、ウエハ移載装置エレベータ125bおよびウエハ移載装置125aの連続動作により、基板保持具としてのボート217に対して、ウエハ200を装填および脱装する。
【0015】
図1に示すように、移載室124内には、清浄化した雰囲気もしくは不活性ガスであるクリーンエア133を供給するよう、供給フアンおよび防塵フィルタで構成されたクリーンユニット134が設置されている。
図2に示すように、ボート217の上方には、処理炉202が設けられている。処理炉202は、内部に処理室を備え、該処理室の周囲には、処理室内を加熱するヒータ(不図示)を備える。処理炉202の下端部は、炉口ゲートバルブ147により開閉される。
【0016】
図1に示すように、ボート217を昇降させるためのボートエレベータ115が設置されている。ボートエレベータ115に連結されたアーム128には、シールキャップ219が水平に据え付けられており、シールキャップ219は、ボート217を垂直に支持し、処理炉202の下端部を閉塞可能なように構成されている。ボート217は、複数本の保持部材を備え、複数枚(例えば、50枚〜175枚程度)のウエハ200を、その中心を揃えて垂直方向に整列させた状態で、それぞれ水平に保持するように構成されている。
【0017】
次に、
図3を参照して、基板処理装置の制御部と記憶部の構成について説明する。
図3に示すように、コントローラとしての制御部10は、主制御部11と、温度制御部12と、ガス流量制御部13と、圧力制御部14と、搬送制御部15とを備えている。主制御部11には、温度制御部12、ガス流量制御部13、圧力制御部14、搬送制御部15、オペレータ(操作者)からの指示を受け付ける操作部31、操作画面や各種データ等の情報を表示する表示部32、基板処理装置100の基板処理シーケンスである処理レシピを記憶する記憶部20等、基板処理装置100を構成する構成部が電気的に接続されている。なお、操作部31と表示部32は、例えばタッチパネル等の場合は、一体的に構成することができる。
【0018】
主制御部11は、ハードウエア構成としては、CPU(CentralProcessing Unit)と主制御部11の動作プログラム等を格納するメモリを備えており、CPUは、例えば操作部31からの操作者に指示に基づき、この動作プログラムに従って、記憶部20に記憶しているファイルを上記メモリへダウンロードして実行するように動作する。このとき、主制御部11は、温度制御部12、ガス流量制御部13、圧力制御部14、搬送制御部15等の各副制御部に対して、処理室内の温度や圧力、ガス流量等を測定させ、この測定データに基づいて、上記各副制御部に対して制御信号を出力し、上記各副制御部がファイルに従い動作するように制御する。
【0019】
制御部10や操作部31や表示部32や記憶部20は、基板処理装置に専用のものでなくてもよく、例えばパソコン(パーソナルコンピュータ)等の一般的なコンピュータシステムを用いて実現することができる。例えば、汎用コンピュータに、上述した処理を実行するためのプログラムを格納した記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM、USBメモリ等)から当該プログラムをインストールすることにより、上述の処理を実行する制御部や操作部や表示部や記憶部を構成することができる。
【0020】
また、上述の処理を実行するプログラムを供給するための手段は、任意に選択できる。上述のように所定の記録媒体を介して供給するほか、例えば、通信回線、通信ネットワーク、通信システムなどを介して供給することができる。この場合、例えば、通信ネットワークの掲示板に当該プログラムを掲示し、ネットワークを介して供給してもよい。そして、このようにして提供されたプログラムを起動し、基板処理装置のOS(Operating System)の制御下、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上述の処理を実行することができる。
【0021】
記憶部20は、EEPROM、フラッシュメモリ、ハードディスクなどから構成され、CPUの動作プログラムを記憶する記憶媒体や、レシピを記憶する記憶媒体をも含む。記憶部20に記憶された動作プログラムは、例えば基板処理装置の立ち上がり時において、主制御部11のメモリに転送され動作する。
【0022】
図3に示すように、記憶部20は、レシピ記憶部21と、VP(バリアブルパラメータ)と、CP(コンデションパラメータ)と、を含むプロセスパラメータファイル記憶部22と、プロセス条件記憶部23と、プログラム記憶部24と、を少なくとも備える。
【0023】
レシピ記憶部21は、基板処理を行うためのプロセスレシピ、該プロセスレシピに関連するファイル(コンビネーションファイルともいう)が格納されている。また、1つのレシピは、通常、複数の処理ステップから構成され、各処理ステップには、基板を処理するためのプロセスパラメータが複数含まれる。ボート217に複数の製品基板を搭載して処理炉202内へ搬入し、処理炉202内で処理し、その後、処理炉202から搬出し、ボート217から製品基板を取り出す一連の基板処理工程は、このプロセスレシピが実行されることにより実施される。
【0024】
プロセスパラメータファイル記憶部22は、また、サブレシピやアラーム条件テーブル、温度補正テーブルなどの外部で定義した実行条件がプロセスレシピにコンビネーションされたコンビネーションファイルを格納することができるようになっている。
【0025】
プロセス条件記憶部23は、ボート217に搭載する製品基板の枚数や、ボート217や処理炉202の炉壁やダミー基板に堆積された累積膜厚等のプロセス条件を、プロセス条件管理情報としてプロセス条件記憶部23に記憶する。このプロセス条件管理情報は、例えば、操作部31から操作者が入力し設定することができる。
【0026】
プログラム記憶部24は、その他、後述するレシピ編集プログラムやこれに関連する種々のプログラム(共有パラメータ編集シーケンス、スニペット登録シーケンス、スニペット編集シーケンス、レシピ保存シーケンス、レシピ開始シーケンス)等のプログラムファイル、または、レシピ編集エリア、サブエリア、コマンド選択エリア等を画面に表示するための各種画面ファイルが格納されている。
【0027】
本実施形態では、例えば基板処理装置の立ち上がり時において、
図4に示すレシピ編集プログラムが起動される。装置起動時には、メインメニュー画面が表示され、このメニュー画面で、例えば、レシピを作成するためにレシピ編集ボタンが選択されると、レシピファイル一覧画面を開くように構成されており、この一覧画面上でレシピを作成する対象のレシピファイルが開かれる(選択される)と、対象のレシピファイルの内容を少なくともレシピ編集画面に表示するよう構成されている。
【0028】
また、コントローラ10は、編集対象レシピが選択されると、コンピュータとしての機能により、レシピ編集プログラムが実行開始されることにより、
図5に示すレシピ編集画面が表示されるように構成されており、
図5に示すレシピ編集画面は、編集対象の対象レシピを表示するレシピ編集エリア、対象レシピの編集コマンドを選択するコマンドエリア、対象レシピと関連するファイル情報を表示するサブエリアを含むように構成されている。
【0029】
ここで、コントローラ10は、記憶部20から単に対象レシピに関する情報だけでなく、該編集対象レシピに関連するファイルとしてのコンビネーションファイルに関する情報を取得するように構成されている。更に、その他のレシピファイルを取得するように構成されている。
【0030】
また、レシピ編集エリアに表示されるレシピファイルは、従来までのステップ単位で温度や流量などの設定値を編集するステップ個別編集画面に加えて、対象レシピのステップを一覧形式で表示するステップ一覧編集画面を表示するように構成されている。
【0031】
また、レシピファイル一覧画面上で編集する対象の対象レシピが選択されると、コンピュータとしての機能により、複数のステップを含む対象レシピを表示するレシピ編集エリアと、対象レシピと関連するファイル情報を表示するサブエリアと、レシピ編集に使用される各ファイルをサブエリアとレシピ編集エリアのうちどちらか一方のエリア上で編集するためのアイコンを表示するコマンド選択エリアと、をそれぞれ含むレシピ編集画面を表示させる手順と、サブエリアでファイル情報の選択指示を受付けると、対象レシピと該対象レシピと関連するファイルを読み込ませると共にサブエリアを複数のサブ画面に分割して、読込まれた対象レシピと関連するファイルを開いて表示させる手順と、レシピ編集エリア、サブエリア、コマンド選択エリアのいずれか一つのエリア上で受付けた指示に応じてレシピ編集エリアに表示された対象レシピを編集させる手順と、をコントローラ10が実行するように構成される。
【0032】
図4に示すように、コンピュータとしての機能により、レシピを編集する手順において、レシピ編集エリアに表示された対象レシピを編集する手順では、(Step1)サブエリアに表示される対象レシピと関連するファイルが選択されると、対象レシピと関連するファイルが読み込まれると共にサブエリアを複数のサブ画面に分割して、読込まれた対象ファイルレシピと関連するファイル情報を表示し、サブ画面に表示されたファイル情報を参照しつつ、レシピ編集エリアに表示されるステップを編集し、所定ステップの内容を修正する手順と、(Step2)コマンド選択エリアに配置された共有パラメータ選択画面を表示させるボタンが選択されると、レシピ編集画面上に共有パラメータを選択する画面をダイアログ表示させ、共有パラメータが編集されると、レシピ編集エリアに表示されるレシピの共用パラメータと編集された共有パラメータを置換する手順と、(Step3)他のレシピをサブ画面に表示させるコマンド選択エリアに配置されたボタンが選択されると、他のレシピを参照しつつレシピ編集エリアに表示される対象レシピの所定ステップを編集する処理と、他のレシピの所定ステップを選択し、選択された対象レシピの所定ステップにコピーする処理と、を含む手順と、を含む手順のうち少なくとも一つ以上の手順を更にコントローラ10が実行するように構成されている。
【0033】
コントローラ10は、コンピュータとしての機能により、レシピを編集する手順において、複数のレシピで共通するステップパターンを示すコマンド選択エリアに配置されたファイル名アイコンが選択されると、サブ画面に選択されたステップパターンを表示させて、レシピ編集エリアに表示されるレシピにステップパターンをコピーする手順と、を含む手順のうち少なくとも一つ以上の手順を実行するように構成されている。
【0034】
また、コントローラ10は、コンピュータとしての機能により、レシピを編集する手順において、上述の(Step1)乃至(Step3)を含む手順のうち少なくとも一つ以上の手順を繰返し実行するように構成されている。また、コントローラ10は、コンピュータとしての機能により、レシピを編集する手順において、上述の(Step1)乃至(Step3)を含む手順を組合せて実行されるように構成されている。
【0035】
また、
図9に示すように、コントローラ10は、コンピュータとしての機能により、レシピの整合性チェックを行うレシピ保存手順を実行するように構成され、
レシピ保存手順において、更に、整合性チェックの結果に応じてレシピが保存される手順と、レシピ編集画面を表示させて再作成が促される手順と、のうちどちらか一方を実行するように構成されている。
更に、
図12に示すようにコントローラ10は、コンピュータとしての機能により、作成されたプロセスレシピを実行する手順を基板処理装置100に実行させる。
【0036】
次に、本実施形態について、特に、
図4を中心に図面を用いて説明する。
【0037】
(S300)レシピ編集プログラムが実行開始されると、
図5に示すプロセスレシピ編集画面が表示されるように構成されている。コントローラ10は、レシピを編集するプロセスレシピ編集画面を表示する際に、レシピ情報を読込むと共にレシピファイルに関連するコンビネーション情報を取得するように構成されている。このプロセスレシピ編集画面は、レシピファイルのステップを編集するレシピ編集エリア302と、レシピに関連付けられたコンビネーションファイルを表示するサブエリア301と、レシピ編集コマンドを選択したり実際の編集行為を行ったりするコマンド選択エリア303とを含む画面構成である。
【0038】
(S310)コントローラ10は、プロセスレシピ編集画面を表示しつつ所定の編集指示を受付ける。所定時間が経過しても指示が無い場合は、例えば、スクリーンセーバ画面を表示するように構成されている。 (S320)所定の指示を受付けると、画面切替指示かどうかを確認する。一つ前の指示で保存指示が有った場合であっても画面切り替え指示時に保存確認画面を表示して保存を促すように構成されている。画面切替え指示でない場合、プロセスレシピ編集指示であるため次の4つのステップ(S410〜S710)のうちいずれかに該当するか判定する。
【0039】
(S410)コントローラ10は、レシピ編集エリア302に表示されたステップが選択されたと判定する。
(S420) これは、編集対象のレシピに対して直接所定のステップを選択入力して処理条件を変更するパラメータ編集であり、例えば、コマンド選択エリアに設けられた数値を入力するセルを用いてパラメータを入力する。また、入力形態には特に限定しないので、レシピ編集エリア302に表示されたステップが選択された場合、コントローラ10は、選択したステップに所定のパラメータを入力するための入力画面がダイアログ画面で表示されるように構成してもよく、また、選択されたステップに直接所定のパラメータを入力可能なように構成してもよい。主にパラメータを微修正する場合に行われる。具体的には、後述するレシピ整合性チェックの後、レシピ再作成の際に、レシピ編集画面に異常(不整合)が発生しているステップを優先的に表示させるように構成されている。この場合、レシピ編集画面に表示された異常(不整合)が発生しているステップを選択し(S420)、該ステップのパラメータを編集(修正)する。
【0040】
(S510)コンビネーション情報を表示するサブエリアに表示されている各ファイルが選択されたと判定する。
(S520)選択されたファイルの内容をコンビネーション情報が表示されていた画面に表示するように構成されている。以後、このコンビネーション情報が表示されている画面をサブ画面ということがある。また、このサブ画面は分割される場合がある。以下、
図6を用いて詳述する。
【0041】
図6は、プロセスレシピ編集画面のサブ画面にコンビネーションファイルが表示されている一画面例である。
図6にあるようにコンビネーション情報が表示されていた画面に表示されているファイル名を選択指示を受付けると、具体的には、名前(例えば、AAA)セル301cが選択されると、コントローラ10は選択された対象ファイルを記憶部20から取得しファイルを読込む。そして、この画面(サブ画面)を分割して、例えば、選択されたコンビネーションファイルはサブ画面301b(サブ画面2)に表示するように構成される。また、サブ画面301a(サブ画面1)に表示されるガスフローパターン図はプロセスレシピに規定された温度条件、ガス流量条件(ガスバルブの開閉等)、圧力条件等のパラメータを表示している。これらサブ画面に表示されたコンビネーションファイルの内容やガスフローパターン図は、表示された状態では「参照のみ」となっている。
【0042】
レシピ編集中にアラーム条件テーブル301bの変更を行う必要ができた場合には、該アラーム条件テーブル301bを編集モードに切り替えてからレシピ編集を行う様に可能である。例えば、アラーム条件テーブル301b画面を選択すると、モード切替え画面がダイアログ画面としてプロセスレシピ編集画面に表示され、編集モードと参照モードを選択可能なようにしてもよい。つまり、この編集モードと参照モードの切り替え方は何でもよい。
【0043】
また、アラーム条件テーブル301bを編集後、保存するときは、当該コンビネーションファイルが他のレシピにもコンビネーションされている可能性があるため、当該ファイルがどのレシピにコンビネーションされているかを必要に応じてレシピ編集エリア302に表示する様にしてもよい。また、必要に応じてレシピ編集エリア302に表示されたステップをメインレシピを選択して確認することができる。
【0044】
尚、
図6には、コンビネーションファイルとしてサブレシピ、アラーム条件テーブル、ウエハ搬送パラメータのみ記載されているが、これだけではなく他のコンビネーションファイルは省略しているだけに過ぎない。また、サブレシピが一つしかないがサブレシピを複数有することもできる。そしてこれらのファイルは、セル301cにコンビネーションファイル名が表示されている。このセル301cがアイコンとなっており、このセル301cを選択することにより、サブ画面301bに表示するコンビネーションファイルが選択される。また、本実施形態によれば、サブ画面301aはガスフローパターン図であるが、サブ画面301において、例えば、2つのセル301cが選択されると、それぞれサブ画面301a,301bに表示されるように構成してもよい。
【0045】
(S610)コントローラ10は、例えば、レシピ編集エリア302に表示されたステップに設定されている共有パラメータが選択されたときに、共有パラメータの選択指示がされたと判定する。
(S620)コントローラ10は、選択された共有パラメータが、バリアブルパラメータVPかコンディションパラメータCPかを判断し、次に、どのパラメータに関する共有パラメータかを判定する。そして、記憶部20に格納されている、判定されたパラメータに関する共有パラメータ編集画面をプロセスレシピ編集画面上に表示するように構成されている。
(S630)コントローラ10は、共有パラメータ編集画面上でパラメータ変更を選択されたこの共有パラメータが設定されたいステップに反映させるように構成されている。また、この選択された共有パラメータで設定されていた全てのステップでこのパラメータ変更が反映される。主に、プロセスレシピ内の成膜プロセス等のステップに用いられる。なお、このパラメータ変更は他のレシピにも反映させるようにしてもよい。
【0046】
次に、コピー操作で使用するクリップボートを備えたコマンド選択エリア303に関して
図7より簡単に説明する。
【0047】
コマンド選択エリア303は、レシピの編集をするための種々のアイコンが設けられており、例えば、所定のステップを記録する「コピー」アイコン303b、またコピーした内容を貼り付けする「ペースト」アイコン303cが設定されている。また、所定のデータを「上書き」や「挿入」するアイコンが設けられている。更に、他のレシピとのファイル比較を行う「比較」アイコン303fも、コマンド選択エリアに設けられている。そして、後述するクリップボードとしてのパターン表示部303aがコマンド選択エリア303の上側に設けられ、これらパターンは、編集対象のレシピを作成するのに利用される。
【0048】
(S710)コントローラ10は、
図7に示す比較アイコン303fが選択されると、レシピファイルを選択するレシピ選択画面をダイアログ表示するように構成されている。
(S720)コントローラ10は、このレシピ選択画面でレシピファイルが選択されると、この選択されたレシピファイルをサブ画面301cに表示するように構成されている。つまり、この選択されたレシピファイルは、サブ画面に表示されていたファイルから切替え表示されるように構成されている。尚、この選択されたレシピファイルをマスターレシピという場合がある。
(S730)この他のレシピファイルの内容をサブ画面301cに表示される場合も表示された状態では「参照のみ」となっている。尚、このファイルは参照用であるので、上述のアラーム条件テーブルのようにデータの書き換えを行うことができないが、ステップを選択することはできるようになっている。
【0049】
(S730)また、コントローラ10は、他のレシピを参照させるだけでなく、
図8に示す所定のステップをコピーする操作を可能にするプログラムを実行することができる。
【0050】
先ず、他のレシピファイルの内容を表示するサブ画面301cで、他のレシピのステップを選択指示され、
図7のクリップボード303aに示すコピーアイコン303bを押下されると、コントローラ10は、レシピ編集エリア302上でコピー先のステップを選択するように構成されている。尚、コピー先の選択も作業者がレシピ編集エリア上で選択するようにしてもよい。尚、コピーアイコン303bが押下されると、コントローラ10は、クリップボード303aに選択したレシピのステップ情報を保持するように構成されている。
【0051】
図7のコマンド選択エリア303に示すペーストアイコン303cを押下されると、コントローラ10は、コマンド選択エリア303の一番上(パターン表示部303aの一番上)に内容(
図7ではパターン1)を表示するように構成されている。そして、コントローラ10は、引き続き上書きアイコン303dまたは挿入アイコン303eが押下されると、選択されたステップ内容をレシピ編集エリア302に表示された編集対象のレシピに貼付するように構成されている。
【0052】
図8に示すコピー操作を行った際のコピーの内容(バッファ内容)は、編集が行われているコントローラ10のメモリ上に保持され、必ずクリップボード303aの一番上(先頭行)に表示されるように構成されている。このバッファ内容は、コピー元のレシピ名およびコピーしたステップナンバを表示するように構成されている。
【0053】
このバッファの内容は、ログインユーザの単位ごとに存在するものである。レシピ編集エリア302におけるレシピの編集を終了した時点で、コントローラ10は、このバッファの内容を削除するように構成されている。このバッファの内容は後述のスニペット機能を使用すれば名前を付与することができる。その場合は
図7に示すクリップボード303aの2行目以下に追加されていく。
【0054】
これにより、いままでは同じレシピファイル内のステップのコピーだけではなく、違うファイルのステップを部分的にコピーしてくることができるようになり、編集ミスがなくなり、作業効率が向上できる。
【0055】
(S740)ここで、レシピ編集時にコピーを実行してクリップボード303aに表示されている複数のステップをスニペットと呼ぶ。コントローラ10は、後述するスニペット登録シーケンスを実行することにより、この複数のステップに名前を付けて保存することでスニペット化することができる。このスニペットは、
図7に示すコマンド選択エリア303のパターン表示部303aに表示されるように構成されている。
【0056】
(スニペット登録シーケンス)
先ず、他のレシピファイルの内容を表示するサブ画面301cで所定のステップの選択を受付け、
図7のコマンド選択エリア303に示すコピーアイコン303b及びペーストアイコン303cがそれぞれ押下されると、コントローラ10は、
図7のクリップボード303aの一番上にコピーされた内容(複数のステップパターン)を表示させるように構成されている。
【0057】
プロセスレシピ編集画面上のクリップボード303aを選択して格納ボタンが押下されると、コントローラ10は、保存画面を表示させて、名前を付けて保存するように構成することができる。そして、この保存されると、コントローラ10は、保存された名前をクリップボード303aの上から2番目に表示させることにより、スニペット一覧の表示を更新するように構成される。
【0058】
(S750) コントローラ10は、後述するスニペット登録シーケンスを実行することにより、クリップボード303aに登録されたスニペット(複数のステップパターン)を編集対象のレシピにコピーすることができる。また、スニペットは、すべてのメインレシピまたはサブレシピから利用可能であり、そのスニペットを編集しているレシピ上で任意のステップパターンに貼付けすることができる。
【0059】
(スニペットコピーシーケンス)先ず、レシピ編集エリア302上でコピー先のステップの選択を受付け、
図7のコマンド選択エリア303に示すペーストアイコン303cがそれぞれ押下されると、コントローラ10は、
図7に示すパターン表示部313aに登録されているスニペットを一覧表示させる。
【0060】
そして、コントローラ10は、使用対象のスニペットが選択されると共に、
図7のコマンド選択エリア303に示す引き続き上書きアイコン303dまたは挿入アイコン303eが押下されると、選択されたスニペット(複数のステップパターン)をレシピ編集エリア302で選択された複数のステップに貼付するように構成されている。
【0061】
このようなスニペットを利用することにより、各レシピで共通的に設定されるような用途の一連のステップ群(ステップパターン)。例えば、成膜ステップ終了後に炉内を減圧状態から大気に戻すなど決まったバルブや流量設定などの動作を実行する手続きの流れを、スニペットの組み合わせだけで編集することができるようになり、最小限のステップ編集内容で済むようになる。
【0062】
また、スニペットは、
図7のコマンド選択エリア303のクリップボード303aに登録できる数が決められている。本実施形態では5個であるが、これに限定されない。また、登録されたスニペットは直接編集することや既存の設定に別の設定を上書き保存することはできないように構成されている。また、登録したスニペットは必要に応じて削除することができる。
【0063】
以上説明したように、次の4つのステップ(S410〜S710)から始まるレシピ編集を行われると、コントローラ10は、次の指示を受付ける(S310)。そして、コントローラ10は、プロセスレシピ編集画面で次の指示を受けつけると、上述のように4つの編集ステップ(S410〜S710)のいずれかを一つの編集ステップを実行するように構成される。
【0064】
コントローラ10は、プロセスレシピの作成が終了するまで、4つの編集ステップ(S410〜S710)を少なくとも一つは実行するように構成されている。
【0065】
更に、コントローラ10は、4つの編集ステップ(S410〜S710)を組合せつつ、また、少なくとも一つの編集ステップは繰返し実行したりするように構成されている。
【0066】
次に、プロセスレシピ編集画面上でプロセスレシピを作成後、レシピ内容を保存するため、コマンド選択エリア303に置ける保存アイコン303gが押下される。コントローラ10は、保存アイコン303gが押下されると、
図9に示すレシピ保存シーケンスを実行するように構成されている。
【0067】
(レシピ妥当性チェック機能)
コントローラ10は、妥当性チェック(整合性チェックともいう)機能が設定されているか確認し、設定されていれば、バルブの開閉状態に不整合がなかいか(バルブインターロックチェック)や、ステップの組み合わせに不整合がないか(ステップの無限ループチェック)などの妥当性チェックを行うように構成されている。
【0068】
コントローラ10は、妥当性チェック結果、異常(不整合)がなければ、保存実行可能となる。具体的には、記憶部20にプロセスレシピが保存されるように構成される。一方、異常(不整合)が見つかった場合、プロセスレシピ編集画面上のレシピ編集エリア302に異常(不整合)があるステップを表示するように構成されている。
【0069】
この後、
図4に示すフローを再実行するように構成されている。この場合、異常(不整合)が発生したステップが選択(S410)され、パラメータ再編集(S420)が行われる。
【0070】
なお、本実施形態によれば、コントローラ10は、プロセスレシピを作成し保存実行後、プロセスレシピ編集画面から他の画面に切替え表示させる際も、保存確認画面を表示させるように構成されている。これにより、プロセスレシピを作成後、保存アイコン303gの押下(保存処理)を忘れていても、プロセスレシピ編集画面から他の画面へ移行する時に、保存確認をすることができ、編集ミス等の人為的なミスを低減することができる。
【0071】
次に、プロセスレシピの編集ステップの実施例について図を参照して説明する。
【0072】
(実施例1)プロセスレシピには、サブレシピテーブルやアラーム条件テーブル、温度補正テーブルなどの外部で定義した実行条件をコンビネーションすることができるようになっている。また、VPなどのバリアブルパラメータにようにレシピ固有のパラメータも存在する。
【0073】
図10Aに示すように、レシピ固有のパラメータであるバリアブルパラメータVPをレシピ編集中に、プロセスレシピ編集画面に表示しつつ、VPを編集すると共にVP設定されているステップを修正することができる。
【0074】
プロセスレシピを編集している際、その実行条件に合うようにテーブルの設定値を修正する必要がある場合に従来の方式であれば現在のレシピ編集状態を保存して一旦閉じた後、修正したいテーブルやバリアブルパラメータの編集画面を開く必要があり、編集を終えてレシピ編集に戻るまでに時間がかかり、非常に効率が悪かったが、本実施形態によれば、レシピ編集を中断することなく、画面を開きながら別のテーブルも編集することが可能であるため、レシピを閉じたり開いたりすることがなく、作業効率を大幅に向上することができる。
【0075】
(実施例2)目標(ターゲット)とする膜厚などに従って、温度条件や流量設定値などのパラメータは、ホストからバリアブルパラメータで変更して運用することができるが、例えば、圧力コマンドや搬送コマンドなどのコマンドをバリアブルパラメータで変更することはできない。
【0076】
図10Bに示すように、他のプロセスレシピの内容をプロセスレシピ編集中に、プロセスレシピ編集画面に表示しつつ、参照することができる。更に、
図10C、
図10Dに示すように、他のプロセスレシピの所定のステップに関して、編集中のプロセスレシピにコピーすることができる。
【0077】
プロセスレシピ毎に異なる条件を編集する必要があるが、従来はレシピを編集後ベースレシピとファイル比較を行い、その差異に従って編集が問題ないかを確認して、問題があればまたレシピ編集画面を開いてレシピを編集する必要があり、元のプロセスレシピを参照しながら編集できないので作成ミスが発生しやく、比較画面との画面切り替え等により作業効率が悪かったが、本実施形態では、元のプロセスレシピを参照しながら編集することで編集ミスや作業効率の悪さを排除することができる。また、複数のレシピステップパターンを使用してマスターから複数ステップを選択してコピーすることができるので、作業効率が向上する。
【0078】
(実施例3)
図11に複数のステップで形成されるプロセスレシピの一例を示す。横軸が時間、縦軸は圧力である。また、横軸(時間軸)に沿って複数のステップが形成され、プロセスレシピを構築することが分かる。
【0079】
縦型熱処理装置の場合には、炉内にウエハ200をロードしてから炉内を真空状態に減圧することで、空気中に存在する不純物を取り除いてからプロセスを行う。この時、真空引きのシーケンスは異なるレシピであってもほぼ同じステップ順序であることが多く、その設定値パラメータも変更せずに使用している。また、真空状態から大気へ戻す(スローパージ)ステップや、ウエハ200が搭載されたボート217を炉内に投入(ロード)するステップや炉内温度をプロセス温度に昇温するステップ、ボートを炉内から払出し(アンロード)するステップなど、プロセスレシピで必ず使用するステップが存在する。
【0080】
従来の手法では、新規でレシピを作成するのではなくベースとなる他のレシピを選択し、そのレシピをコピーしたうえで編集を行うことが普通であった。この場合、ベースとなるレシピには設定値がもともと入力されている状態であるため、レシピ編集に慣れていない作業者が操作した場合、本来編集しなければならないステップを編集し忘れてしまうミスが発生してしまうことが考えられる。更に、新規でレシピを作成した際には、一ステップ単位のコピーでは作業に時間がかかるため効率が悪いという問題があったが、本実施形態では、レシピ間複数ステップコピー(
図10C)やステップスニペット(
図10D)を使用することで、新規作成したレシピにおいて連続した複数ステップを組み合わせながらレシピを編集することができる。これにより、簡単にレシピを作成することが可能となる。
【0081】
本実施形態においては、例えば、スローパージステップ、ロードステップ、アンロードステップ、昇温ステップ等を示すステップパターンをスニペットとしてコマンド選択エリア303のパターン表示部303aに登録することにより、これらのステップに関して、
図10Cまたは
図10Dに示すコピー操作を行うだけでよくなり、編集操作を行う必要が無くなり編集の手間が省ける。また、他のステップに関しても同様にスニペットとして登録することによりコピー操作を繰り返すだけでよい。但し、成膜ステップ(図では本プロセス)では、S420で直接ステップを選択して編集したり、実施例1で示すように固有パラメータを編集したり、S420〜S710の4ステップを組合せ、又は少なくとも一つのステップを繰返すことにより、プロセスレシピが作成されるように構成される。
【0082】
このように、本実施形態においては、成膜ステップ(図では本プロセス)以外のプロセスレシピで必ず使用するステップであれば、プロセス種別に関係なく同じ場合が多く、この場合には、本発明のステップコピーを用いると編集の手間が省け、プロセスレシピ作成に係る時間を短縮できる。
【0083】
特に、スロー排気ステップと、メイン排気ステップと、リークチェックステップを含む真空引きステップのように、1つのステップにおいて、更に複数のステップ(補助ステップ)を有する場合であっても、コピーでよく編集する手間が省けるので、レシピ作成の効率が向上するだけでなく、設定ミス等の人為的ミスを低減することができる。また、昇温ステップの前のパージステップと本プロセスステップの後のパージステップについてコピーする等、適用することができる。
【0084】
プロセスレシピ保存後のレシピ実行にて基板処理を開始するまでのフローを
図12に示す。このフローは、他の自動運転ジョブが基板処理装置100に存在しないこと、ジョブの開始方法が自動となっていることを前提としている。
【0085】
先ず、対象のプロセスレシピが認証されているかチェックされる。認証されていない場合は自動運転ジョブが生成されずに本フローが終了する。また、認証済であれば自動運転ジョブが生成される。このとき、自動運転ジョブ生成に失敗すると、本フローが終了する。自動運転ジョブ生成に成功すると、自動運転ジョブが実行開始されると共にプロセスレシピの実行が開始されるように構成されている。
【0086】
顧客によっては、作成したレシピを更に認証機能によって認証したものしか実行できないという運用をおこなっている。この場合、未認証レシピは自動運転ジョブでの実行を不可能とし、認証済みのレシピのみが自動運転ジョブで実行できる。ここで、自動運転ジョブとは、ウエハを処理するために顧客ホストや装置画面上などからの指示によりウエハをカセットからボート217に移載し、レシピを実行するための装置運転のための命令のことである。
【0087】
次に、本実施形態にかかる基板処理装置100を用いて、作成されたプロセスレシピを実行し、半導体デバイス製造の一工程としてウエハ200に対する処理を行う場合の動作手順について説明する。
【0088】
(ポッド搬送工程)
図1、
図2に示すように、ポッド110がロードポート114に供給されると、ポッド搬入搬出口112がフロントシャッタ113によって開放され、ポッド搬入搬出口112から搬入される。 搬入されたポッド110は、回転棚105の指定された棚板117へ、ポッド搬送装置118によって、自動的に搬送されて受け渡される。
【0089】
(ウエハ供給工程) ポッド110は回転棚105で一時的に保管された後、棚板117から一方のポッドオープナ121に搬送されて載置台122に移載されるか、もしくは、ロードポート114から直接、ポッドオープナ121に搬送されて、載置台122に移載される。この際、ポッドオープナ121のウエハ搬入搬出口120は、キャップ着脱機構123によって閉じられており、移載室124にはクリーンエア133が流通され、充満されている。
【0090】
(ウエハ移載工程)
図2に示すように、載置台122に載置されたポッド110は、そのキャップが、キャップ着脱機構123によって取り外され、ポッド110のウエハ出し入れ口が開放される。また、ウエハ200は、ポッド110からウエハ移載装置125aによってピックアップされ、ボート217へ移載されて装填される。ボート217にウエハ200を受け渡したウエハ移載装置125aは、ポッド110に戻り、次のウエハ110をボート217に装填する。
【0091】
一方(上段または下段)のポッドオープナ121におけるウエハ移載装置125aによるウエハ200のボート217への装填作業中に、他方(下段または上段)のポッドオープナ121には、回転棚105ないしロードポート114から別のポッド110がポッド搬送装置118によって搬送され、ポッドオープナ121によるポッド110の開放作業が同時進行される。このようにして、予め指定された枚数のウエハ200がボート217に装填される(ウエハチャージ工程)。
【0092】
(搬入工程) 予め指定された枚数のウエハ200がボート217に装填されると、処理炉202の下端部が炉口ゲートバルブ147によって開放される。続いて、シールキャップ219がボートエレベータ115によって上昇されて、シールキャップ219に支持されたボート217が、処理炉202内の処理室へ搬入されて行く(ウエハ搬入工程)。
【0093】
ローディング後は、ボートローディング後は、処理室に搬入されたボート217が保持する未処理状態のウエハ200に対して、所定の処理を行う。具体的には、例えば熱CVD反応による成膜処理を行う場合、排気装置を用いて排気を行い、処理室が所望の圧力(真空度)となるようにする。そして、ヒータユニットを用いて処理室に対する加熱を行うとともに、回転機構を動作させてボート217を回転させ、これに伴いウエハ200も回転させる。ウエハ200の回転は、ボート217の搬出まで継続する。さらには、ガス導入管により処理室へ原料ガスやパージガス等を供給する。これにより、ボート217に保持された未処理状態のウエハ200の表面には、熱による分解反応や化学反応等を利用した薄膜形成が行われる。
【0094】
処理後は、ボートエレベータ115によりボート217が引き出される(ウエハ搬出工程)。その後は、概上述の逆の手順で、ウエハ200およびポッド110は筐体111の外部へ払出される。
【0095】
以上、本実施形態によれば以下の効果のうち少なくとも一つの効果を奏する。
【0096】
(1)本実施形態によれば、レシピにはサブレシピやアラーム条件などのレシピ実行に必要な外部の情報ファイルをコンビネーションする機能があり、これまでは、レシピ編集時にコンビネーションファイルの内容を参照することしかできなかったが、レシピのステップ編集と共に、コンビネーションファイルの編集をすることができるようになった。
【0097】
(2)本実施形態によれば、レシピ編集中に他のレシピを同一画面上に表示することができ、他のレシピの内容を参照しながらレシピを作成することができ、異なるレシピ間のステップコピーをコピー元とコピー先を確認しながら行うことができ、作業効率の向上が図れ、また、編集ミスを低減できる。
【0098】
(3)本実施形態によれば、複数のステップをレシピ間でコピーすることができるので、編集操作を大幅に少なくすることができる。よって、人による編集操作を大幅に省略することができるので、編集ミスを低減することができる。
【0099】
(4)本実施形態によれば、作成されたレシピを保存する際にチェック機能を設けると共に、チェックした結果発見された異常個所を直ぐに再編集することができるので、プロセスレシピ作成に編集ミスがあってもそのまま(設定ミスのある)レシピを実行して、ロットアウトすることを抑制することができる。
【0100】
(5)本実施形態によれば、複数のステップで構成されるプロセスレシピにおいて、この一つのステップで更に複数の補助ステップを有する場合があっても、この補助ステップを全てレシピ間でコピーすることができ、レシピ編集画面上での操作を省くことができる。これにより、設定ミスなどの人為的なミスを低減できる。
【0101】
(6)本実施形態によれば、複数のステップで構成されるプロセスレシピにおいて、真空状態から大気へ戻す(スローパージ)ステップや、ウエハが搭載されたボートを炉内に投入(ロード)するステップ、炉内温度をプロセス温度に昇温するステップ、ボートを炉内から払出し(アンロード)するステップに対応して、複数のステップパターンをレシピ間で繰返しコピーすることにより、プロセスレシピを従来よりも作成する時間を短縮できる。
【0102】
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変更が可能であることはいうまでもない。
【0103】
本発明は、半導体製造装置だけでなく、LCD製造装置のようなガラス基板を処理する装置や、他の基板処理装置にも適用できる。基板処理の内容は、CVD、PVD、ALD、エピタキシャル成長膜、酸化膜、窒化膜、金属含有膜等を形成する成膜処理だけでなく、アニール処理、酸化処理、拡散処理、エッチング処理、露光処理、リソグラフィ、塗布処理、モールド処理、現像処理、ダイシング処理、ワイヤボンディング処理、検査処理等であってもよい。
【0104】
また、縦型以外の他の型式であってもよく、例えば枚葉式や多枚葉式の処理装置であってもよい。特に、複数の基板が載置される基板載置部(サセプタ)を備える多枚葉式の処理装置に適用するのが好ましい。