特許第6873912号(P6873912)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6873912薄いフォームファクタで低コスト設計を可能にするファスナレスヒンジ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6873912
(24)【登録日】2021年4月23日
(45)【発行日】2021年5月19日
(54)【発明の名称】薄いフォームファクタで低コスト設計を可能にするファスナレスヒンジ
(51)【国際特許分類】
   G06F 1/16 20060101AFI20210510BHJP
   E05D 7/12 20060101ALI20210510BHJP
   H05K 5/02 20060101ALI20210510BHJP
   F16C 11/04 20060101ALI20210510BHJP
   F16C 11/10 20060101ALI20210510BHJP
【FI】
   G06F1/16 312F
   E05D7/12 B
   E05D7/12 C
   H05K5/02 V
   G06F1/16 312J
   F16C11/04 F
   F16C11/10 Z
【請求項の数】25
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2017-553229(P2017-553229)
(86)(22)【出願日】2016年6月27日
(65)【公表番号】特表2018-527633(P2018-527633A)
(43)【公表日】2018年9月20日
(86)【国際出願番号】US2016039676
(87)【国際公開番号】WO2017003956
(87)【国際公開日】20170105
【審査請求日】2019年6月21日
(31)【優先権主張番号】14/752,938
(32)【優先日】2015年6月27日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】591003943
【氏名又は名称】インテル・コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】スプレンジャー、マーク
(72)【発明者】
【氏名】アリク、ケナン
(72)【発明者】
【氏名】ダム、ドリュー
【審査官】 佐賀野 秀一
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭57−199676(JP,U)
【文献】 特開2005−209156(JP,A)
【文献】 特開2004−046829(JP,A)
【文献】 特開2005−292490(JP,A)
【文献】 特開2008−186427(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3145524(JP,U)
【文献】 特開2003−005660(JP,A)
【文献】 特開2014−152837(JP,A)
【文献】 特開2010−164076(JP,A)
【文献】 特開2005−276937(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2005/0188499(US,A1)
【文献】 米国特許第05193308(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 1/16− 1/18
H05K 5/00− 5/06
E05D 1/00− 9/00
F16C 11/00− 11/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
起部分およびベース部を有するヒンジブラケットであって、前記隆起部分と前記ベース部との間に中空部分を提供し、および前記ベース部のうち前記隆起部分に対向する面上に角度をもって配置される少なくとも1つのスプリングタブを含む、前記ヒンジブラケットと、
前記ヒンジブラケットの前記中空部分を介して前記ヒンジブラケットにスライド可能に結合されたヒンジウィングと、
を備えるヒンジアセンブリ。
【請求項2】
前記ヒンジブラケットと前記ヒンジウィングとの間に配置される摩擦減衰コンポーネントをさらに備える、請求項1に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項3】
前記摩擦減衰コンポーネントは、粘弾性材料を含む、請求項2に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項4】
前記少なくとも1つのスプリングタブは、前記ヒンジブラケットの前記隆起部分の外部の前記ヒンジブラケット上に配置される、請求項1から3のいずれか一項に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項5】
前記ヒンジウィングと前記ヒンジブラケットは、位置合わせコンポーネントを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項6】
前記ヒンジウィング及び前記ヒンジブラケットは、機械的止め部コンポーネントを含む、請求項1から5のいずれか一項に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項7】
前記ヒンジウィングは、複数の挿入タブを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項8】
前記ヒンジウィングは、ヒンジピンに結合される、請求項1から7のいずれか一項に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項9】
前記ヒンジブラケットは、前記少なくとも1つのスプリングタブを受ける少なくとも1つの凹部を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項10】
前記ヒンジブラケット又は前記ヒンジウィングは、板金鋼を含む、請求項1から9のいずれか一項に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項11】
起部分およびベース部を有するヒンジブラケットであって、前記隆起部分と前記ベース部との間に中空部分を提供し、および前記ベース部のうち前記隆起部分に対向する面上に角度をもって配置される少なくとも1つのスプリングタブを含む、前記ヒンジブラケットと、
前記中空部分を介して前記ヒンジブラケットにスライド可能に結合されるヒンジウィングと、
を備え、前記ヒンジウィングは、少なくとも1つのスプリングタブを有する、ヒンジアセンブリ。
【請求項12】
前記ヒンジブラケットは、前記少なくとも1つのスプリングタブを受ける少なくとも1つの凹部を含む、請求項11に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項13】
前記ヒンジウィングは、それに配置された2つのスプリングタブを有する、請求項11又は12に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項14】
前記少なくとも1つのスプリングタブは、0.75 lbsと1.0 lbsとの間の範囲のばね力を有する、請求項11から13のいずれか一項に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項15】
前記ヒンジウィングに結合されたヒンジピンをさらに備え、前記ヒンジピンはトルクエンジンに結合される、請求項11から14のいずれか一項に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項16】
内部に電子回路をサポートする筐体と、
前記筐体に結合されたヒンジアセンブリであり、
起部分およびベース部を有するヒンジブラケットであって、前記隆起部分と前記ベース部との間に中空部分を提供し、および前記ベース部のうち前記隆起部分に対向する面上に角度をもって配置される少なくとも1つのスプリングタブを含む、前記ヒンジブラケットと、
前記中空部分を介して前記ヒンジブラケットにスライド可能に結合されるヒンジウィングと、
を含む、前記ヒンジアセンブリと、
を備えるノートブックデバイス。
【請求項17】
前記ノートブックデバイスは、2in1デバイスである、請求項16に記載のノートブックデバイス。
【請求項18】
前記ヒンジブラケットは、前記筐体内にある、請求項16又は17に記載のノートブックデバイス。
【請求項19】
前記ヒンジブラケットの一部は、半透明である、請求項16から18のいずれか一項に記載のノートブックデバイス。
【請求項20】
前記ヒンジアセンブリの高さは、1.8mmと2.8mmとの間である、請求項16から19のいずれか一項に記載のノートブックデバイス。
【請求項21】
前記少なくとも1つのスプリングタブは、0.75 lbsと1.0 lbsとの間の範囲のばね力を有する、請求項16から20のいずれか一項に記載のノートブックデバイス。
【請求項22】
前記ヒンジウィングに結合されたヒンジピンをさらに備え、前記ヒンジピンはトルクエンジンに結合される、請求項16から21のいずれか一項に記載のノートブックデバイス。
【請求項23】
前記ヒンジウィングの寸法は、約10mm×15mmである、請求項16から22のいずれか一項に記載のノートブックデバイス。
【請求項24】
前記ヒンジウィングを前記ヒンジブラケットから取り外すのに必要な抜去力は、前記ヒンジウィングを前記ヒンジブラケットに挿入するのに必要な挿入力より大きい、請求項16から23のいずれか一項に記載のノートブックデバイス。
【請求項25】
前記挿入力は1.0 lbsと1.5 lbsとの間であり、前記抜去力は1.5 lbsと2.0 lbsとの間である、請求項24に記載のノートブックデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[優先権]
この特許は、2015年6月27日に出願された米国特許出願第14/752,938号に対する優先権を主張する。
【0002】
本明細書で説明される実施形態は、概して、コンバーチブル2in1コンピューティングシステムに関し、より詳細には、薄いフォームファクタで低コスト設計を可能にするファスナレスヒンジに関する。
【背景技術】
【0003】
2inlコンピューティングシステムのようなクラムシェル及びコンバーチブルシステムは、蓋とベースアセンブリを取り付けるヒンジシステムを必要とする。業界が、より薄く且つより軽いコンピューティングシステムに移行するにつれて、ヒンジを取り付けるための従来技術、特に蓋の高さが、システムの制限要因になってきている。
【0004】
従来のコンピューティングシステムにおけるヒンジシステムは、筐体に嵌入されて、ピン及びねじを用いて固定される型抜きされた金属であるトルクエンジン、ヒンジピン、及びヒンジウィングを含む。とりわけ、従来のコンピューティングシステムは、コンピューティングシステムの全体高さ及びコストに追加されるねじボス、ブラケット、及びねじを含む。
【0005】
このように、ヒンジシステムのコア機能をさらに維持しつつコストをセーブし且つ高さを下げるために幾つかのアセンブリパーツを取り除く必要がある。本開示は、この必要に取り組む。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】当技術分野で周知のコンピューティングデバイスに対する従来のヒンジシステムである。
【0007】
図2】当技術分野で周知のコンピューティングデバイスに対する従来のヒンジシステムの側面図である。
【0008】
図3】本開示の実施形態に係るコンピューティングデバイスに対する例示的なヒンジシステムである。
【0009】
図4】本開示の実施形態に係るコンピューティングデバイスに対する例示的なヒンジシステムの側面図である。
【0010】
図5A】分解されたヒンジシステムの概略である。
図5B】組み立てられたヒンジシステムの概略である。
【0011】
図6】本開示の実施形態に係る例示的なヒンジシステムの上面図である。
【0012】
図7】本開示の実施形態に係る例示的なヒンジシステムの斜視図である。
【0013】
図8】本開示の実施形態に係るノートブックコンピューティングデバイスに結合され例示的なヒンジシステムの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
いくつかの実施形態の詳細な説明が、添付図面とともに以下に提供される。詳細な説明は、そのような実施形態に関連して提供されるが、任意の特定の例に限定されない。範囲は、特許請求の範囲によってのみ限定され、多数の代替、変形、及び等価物が包含される。多数の具体的な詳細が、徹底的な理解を提供するために以下の説明において説明される。これらの詳細は、例示目的のために提供され、説明された技術は、これらの具体的な詳細のいくつか又はすべてを伴わずに特許請求の範囲に従って実施されてよい。明確さの目的で、いくつかの実施形態に関連する技術的分野において周知である技術的材料は、説明を不必要に曖昧にするのを防ぐために詳細には説明されていない。
【0015】
図1は、当技術分野で周知のコンピューティングデバイス100に対する従来のヒンジシステムである。特に、この図は、コンピューティングデバイス100の筐体101の内部を示す。いくつかの実施形態では、筐体は、コンピューティングデバイス100のバックカバーをデバイス100のフレーム102(例えば、金属フレーム)に取り付けるための従来のネジ/ボルトファスナ103を含む。さらに、様々な従来のファスナ103のいずれかは、プラスチックフレームコンポーネント104をコンピューティングデバイス100の筐体101に取り付けてよい。
【0016】
図2は、当技術分野で周知のコンピューティングデバイス200に対する従来のヒンジシステムの側面図である。この図において、コンピューティングデバイス200の"Z"高さ202が示される。例えば、コンピューティングデバイス200の"Z"高さは約3.6mmである。もう1つの実施形態では、コンピューティングデバイスの"Z"高さは、デバイスがその通常の位置にある場合にデバイスが底面から延在する垂直高さであってよい。特に、コンピューティングデバイス200の"Z"高さは、従来のファスナ201の存在によって影響を受け得る。
【0017】
"Z"高さは、コンピューティングデバイス200の長さに沿って変化し得ることは、当業者により理解されるべきである。しかしながら、本開示は、後述されるような少なくとも1つのエリアに沿ってコンピューティングデバイスの"Z"高さを下げるための技術を提供する。
【0018】
図3は、本開示の実施形態によるコンピューティングデバイス300に対する例示的なヒンジシステムである。コンピューティングデバイス300は、2inlデバイス、コンピュータノートブックデバイス、コンピュータサブノートブックデバイス、ラップトップコンピュータ等であってよい。本開示の実施形態において、本開示に一致するヒンジシステムは、ヒンジウィング302及びヒンジブラケット303を含む。コンピューティングデバイス300の筐体の金属サポートブラケット304及びプラスチックコンポーネント305は、ヒンジシステムの近傍にある。いくつかの実施形態では、ヒンジウィング302がより容易に露出され得るように、ヒンジブラケット303及び金属サポートブラケット304は半透明の部分を有してよい。
【0019】
有利なことに、コンピューティングデバイス300において採用されるヒンジシステムは、デバイス300の"Z"高さを下げ、それによりコストを下げる。ヒンジウィング302は、従来のヒンジシステムにおけるヒンジウィングと比較して狭いと考えられ得る。
【0020】
図4は、本開示の実施形態に係るコンピューティングデバイスに対する例示的なヒンジシステム400の側面図である。ヒンジシステム400は、ヒンジブラケット402に取り付けされるヒンジウィング401を含む。とりわけ、コンピューティングデバイスの"Z"高さは、ヒンジシステム400を採用することにより実質的に下げられてよく、それにより、当技術分野で周知の従来のファスナを使用する必要性がない。示される実施形態では、コンピューティングデバイスの"Z"高さは、1.8mm及び2.8mmの間であってよい。
【0021】
図5A−5Bは、組み立て及び分解されたヒンジシステム500の概略である。特に、図5Aおよび5Bは、ヒンジシステム500の断面を示す。図5Aにおいて、ヒンジブラケット505の隆起部分504及びヒンジブラケットのベース部502a、502bが、分解されたヒンジウィング501とともに示される。
【0022】
いくつかの実装では、スプリングタブ503a、503bがベース部502a、502bの上面上に角度をもって配置される。示される実施形態では、ヒンジウィング501の挿入を考慮して、ヒンジウィング501がヒンジブラケット505に挿入される際に力も提供するように、スプリングタブ503a、503bが角度をもって配置される。
【0023】
いくつかの実施形態では、スプリングタブ503a、503bは、20度から45度の角度で配置されてよく、1.5 lbsから2.0 lbs(ただし、1 lbs=0.45kg)の範囲内でヒンジウィング501に力を加えてよい。従って、ヒンジウィング501をヒンジブラケット505に組み込むのに必要な挿入力は、スプリングタブ503a、503bにより提供される力の作用であってよい。
【0024】
挿入力は、抜去力、すなわちヒンジウィング501をヒンジブラケット505から取り外すのに必要な力に等しい又は異なってよいことは当業者により理解されるべきである。いくつかの実施形態では、ヒンジウィング501をヒンジブラケット505から取り外すのに必要な抜去力は、ヒンジウィング501をヒンジ505に挿入するのに必要な挿入力より大きい。
【0025】
図5A−5Bに、2つのスプリングタブ503a,503bが示される。しかしながら、本開示は、それに限定されない。更に、スプリングタブ503a、503bは、ヒンジブラケット505のベース部502a、502bから同一角度で配置されるが、本開示はそれに限定されない。いくつかの実施形態では、スプリングタブ503a、503bは、異なるばね力512a、512bを有してよく、ヒンジブラケット505のベース部502a、502bから異なる角度で配置されてよい。
【0026】
図5Bは、ヒンジシステム500内の幾つかの力を図示する。示されるように、挿入力511は、スプリングタブにより提供される力(すなわち、ばね力512a、512b)及びヒンジウィング501及びヒンジブラケット505の表面の間の接触により提供される摩擦力(すなわち、摩擦力513)の作用であってよい。例えば、ヒンジウィング501及びヒンジブラケット505の両方の表面は、硬質鋼又は板金鋼であってよい。いくつかの実施形態では、両方の表面が板金鋼を備える場合、静摩擦係数は約0.78であってよい。
【0027】
いくつかの実装では、潤滑剤が、ヒンジウィング又はヒンジブラケットのいずれの表面に加えられて、引抜又は挿入を促進してよい。上記の表面への湿潤又は乾燥潤滑剤の適用は、いくつかの実施形態では、約0.3の静摩擦係数を生じ得る。
【0028】
図6は、本開示の実施形態による例示的なヒンジシステム600の上面図である。ヒンジシステム600は、ヒンジウィング601、ヒンジブラケット602、及び摩擦減衰コンポーネント603を含む。ヒンジウィング601は、限定されないが、機械的止め部605、位置合わせ溝607、及び挿入タブ604のような様々な機能を有してよい。
【0029】
いくつかの実施形態では、挿入タブ604は、ツールによって操作されるように設計され得る浅い角度を有する。いくつかの実施形態では、挿入タブ604は、45度未満の角度にて配置される。このように、ツールは、挿入タブ604を圧縮してヒンジウィング601を引き抜くために使用されてよい。挿入タブ604は、ロック機構として機能してよい。
【0030】
ヒンジブラケット602は、上述のそれらを含む複数の機能を含む。さらに、ヒンジブラケット602は、機械的止め部611及び位置合わせコンポーネント609を含む。いくつかの実装では、ヒンジブラケット602は、コンピューティングデバイスの筐体の内部にある。
【0031】
ヒンジウィング601は、ヒンジブラケット602の機械的止め部608と相互作用する機械的止め部606を含む。いくつかの実装では、機械的止め部606は、ヒンジブラケット602にロックする位置合わせのための深さ及び角度配置を有する。組み立て時に、ヒンジウィング601は方向606に挿入される。組み立て時に、ヒンジウィング601の位置合わせコンポーネント607は、ヒンジブラケット602の位置合わせフィーチャ609と接触する。
【0032】
更に、いくつかの実施形態では、ヒンジシステム600は、摩擦減衰コンポーネント603を含む。摩擦減衰コンポーネント603は、粘弾性材料を含んでよい。摩擦減衰コンポーネント603は、限定されないが、ケイ素、ゴム、及び発泡のような様々な材料のいずれかを含んでもよい。いくつかの実施形態では、摩擦減衰コンポーネント603は、アセタール樹脂材料を含む。
【0033】
図7は、本開示の実施形態による例示的なヒンジシステム700の斜視図である。示されるように、ヒンジウィング701は、ヒンジブラケット702に挿入される。特に、ヒンジウィング701は、複数のスプリングタブ714を含む。例えば、ヒンジウィング701は、ヒンジブラケット702の内面713上に配置される凹部712に嵌合される4つのスプリングタブ714を有する。
【0034】
図8は、本開示の実施形態によるノートブックコンピューティングデバイス800に結合される例示的なヒンジシステムの斜視図である。特に、ヒンジウィング803は、ノートブックコンピューティングデバイス800のトルクエンジン801コンポーネントに結合されるヒンジピン804に結合されて示される。
【0035】
組み立て時に、ヒンジウィング803は、方向805にヒンジブラケット802内に挿入される。特に、ヒンジブラケット802は、角度位置合わせ及び機械的止め部フィーチャ816を含んでよい。同様に、ヒンジウィング801は、ヒンジブラケット802の位置合わせ及び機械的止め部フィーチャ816と協働する機械的止め部817を含んでよい。
【0036】
要約書に記載されているものを含め、本開示の示された実装の上記の説明は、包括的であること又は開示された厳密な形態に本開示を限定することを意図するものではない。当業者が理解するように、本開示の特定の実装及び例は、本明細書中の例示目的のために記載されるが、本開示の範囲内で様々な同等の変更が可能である。
【0037】
これらの変形は、上記の詳細な説明を考慮して、本開示に加えてよい。以下の特許請求の範囲で使用される用語は、本開示を本明細書及び特許請求の範囲に開示される特定の実装に限定するものと解釈されるべきでない。むしろ、本開示の範囲は、以下の特許請求の範囲によって完全に決定されるべきであり、特許請求の範囲の解釈の確立された原則に従って解釈されるべきである。
本願によれば、以下の各項目もまた開示される。
[項目1]
中空部分と少なくとも1つのスプリングタブとを提供することにより隆起部分を有するヒンジブラケットと、
上記ヒンジブラケットの上記中空部分を介して上記ヒンジブラケットにスライド可能に結合されたヒンジウィングと、
を備えるヒンジアセンブリ。
[項目2]
上記ヒンジブラケットと上記ヒンジウィングとの間に配置される摩擦減衰コンポーネントをさらに備える、項目1に記載のヒンジアセンブリ。
[項目3]
上記摩擦減衰コンポーネントは、粘弾性材料を含む、項目2に記載のヒンジアセンブリ。
[項目4]
上記少なくとも1つのスプリングタブは、上記ヒンジブラケットの上記隆起部分の外部の上記ヒンジブラケット上に配置される、項目1から3のいずれか一項に記載のヒンジアセンブリ。
[項目5]
上記ヒンジウィングと上記ヒンジブラケットは、位置合わせコンポーネントを含む、項目1から4のいずれか一項に記載のヒンジアセンブリ。
[項目6]
上記ヒンジウィング及び上記ヒンジブラケットは、機械的止め部コンポーネントを含む、項目1から5のいずれか一項に記載のヒンジアセンブリ。
[項目7]
上記ヒンジウィングは、複数の挿入タブを含む、項目1から6のいずれか一項に記載のヒンジアセンブリ。
[項目8]
上記ヒンジウィングは、ヒンジピンに結合される、項目1から7のいずれか一項に記載のヒンジアセンブリ。
[項目9]
上記ヒンジブラケットは、上記少なくとも1つのスプリングタブを受ける少なくとも1つの凹部を含む、項目1から8のいずれか一項に記載のヒンジアセンブリ。
[項目10]
上記ヒンジブラケット又は上記ヒンジウィングは、板金鋼を含む、項目1から9のいずれか一項に記載のヒンジアセンブリ。
[項目11]
中空部分と少なくとも1つのスプリングタブとを提供することにより隆起部分を有するヒンジブラケットと、
上記中空部分を介して上記ヒンジブラケットにスライド可能に結合されるヒンジウィングと、
を備え、上記ヒンジウィングは、少なくとも1つのスプリングタブを有する、ヒンジアセンブリ。
[項目12]
上記ヒンジブラケットは、上記少なくとも1つのスプリングタブを受ける少なくとも1つの凹部を含む、項目11に記載のヒンジアセンブリ。
[項目13]
上記ヒンジウィングは、それに配置された2つのスプリングタブを有する、項目11又は12に記載のヒンジアセンブリ。
[項目14]
上記少なくとも1つのスプリングタブは、0.75 lbsと1.0 lbsとの間の範囲のばね力を有する、項目11から13のいずれか一項に記載のヒンジアセンブリ。
[項目15]
上記ヒンジウィングに結合されたヒンジピンをさらに備え、上記ヒンジピンはトルクエンジンに結合される、項目11から14のいずれか一項に記載のヒンジアセンブリ。
[項目16]
内部に電子回路をサポートする筐体と、
上記筐体に結合されたヒンジアセンブリであり、
中空部分と少なくとも1つのスプリングタブとを提供することにより隆起部分を有するヒンジブラケットと、
上記中空部分を介して上記ヒンジブラケットにスライド可能に結合されるヒンジウィングと、
を含む、上記ヒンジアセンブリと、
を備えるノートブックデバイス。
[項目17]
上記ノートブックデバイスは、2in1デバイスである、項目16に記載のノートブックデバイス。
[項目18]
上記ヒンジブラケットは、上記筐体内にある、項目16又は17に記載のノートブックデバイス。
[項目19]
上記ヒンジブラケットの一部は、半透明である、項目16から18のいずれか一項に記載のノートブックデバイス。
[項目20]
上記ヒンジアセンブリの高さは、1.8mmと2.8mmとの間である、項目16から19のいずれか一項に記載のノートブックデバイス。
[項目21]
上記少なくとも1つのスプリングタブは、0.75 lbsと1.0 lbsとの間の範囲のばね力を有する、項目16から20のいずれか一項に記載のノートブックデバイス。
[項目22]
上記ヒンジウィングに結合されたヒンジピンをさらに備え、上記ヒンジピンはトルクエンジンに結合される、項目16から21のいずれか一項に記載のノートブックデバイス。
[項目23]
上記ヒンジウィングの寸法は、約10mm×15mmである、項目16から22のいずれか一項に記載のノートブックデバイス。
[項目24]
上記ヒンジウィングを上記ヒンジブラケットから取り外すのに必要な抜去力は、上記ヒンジウィングを上記ヒンジブラケットに挿入するのに必要な挿入力より大きい、項目16から23のいずれか一項に記載のノートブックデバイス。
[項目25]
上記挿入力は1.0 lbsと1.5 lbsとの間であり、上記抜去力は1.5 lbsと2.0 lbsとの間である、項目24に記載のノートブックデバイス。
図1
図2
図3
図4
図5A
図5B
図6
図7
図8