【文献】
ArrayPad - Wolfram Language Documentation[online],2014年10月14日,URL,https://web.archive.org/web/20141014143623/https://reference.wolfram.com/language/ref/ArrayPad.html
【文献】
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【文献】
Dror Baron et al.,Bayesian Compressive Sensing Via Belief Propagation,IEEE Transactions on Signal Processing,2009年 7月21日,Vol. 58, No. 1,pp. 269-280
【文献】
Mehmet Akcakaya et al.,A Coding Theory Approach to Noisy Compressive Sensing Using Low Density Frames,IEEE Transactions on Signal Processing,2011年 8月 1日,Vol. 59, No. 11,pp. 5369-5379
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記デジタルストリームの両端を対称的にパディングする前に、前記1または複数の構成パラメータを用いて、パディングされるべき要素数を計算する段階をさらに備える、請求項1または2に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0023】
従来、圧縮センシング(CS)の処理は、ランダムガウスセンシングマトリックスを適用して、入力生体電気信号(例えば、心電図(ECG)信号)をエンコーディングしていた。しかしながら、ランダムガウスマトリックスは、高密度であり、高い計算能力を備えた比較的大型のオンボードメモリを必要とし、リソース制約のある無線センシングノードに組み込むことは難しい。従って、異なる分配およびコンパクトな構造を持つ代替的なセンシングマトリックスタイプが提案されている。
【0024】
例えば、ECG信号のCSに対し、Toeplitzセンシングマトリックス、円形センシングマトリックス、三角形センシングマトリックスが、有効性および節電性のために研究されている。しかしながら、これらのマトリックスをリソース制約のあるノードに埋め込むことは、サブマトリックスのランダム要素が、センサノード上で生成される必要があるので、課題がある。これらのマトリックスの事前計算および格納は、非実用的で、あまり有益ではない。というのは、そのエンコーディングロジックおよびマトリックス構造をサンプリングされた信号のばらつきに適合させ、異なるタイプの生体信号(例えば、ECG信号、光電式指尖容積脈波(PPG)信号、EEG(脳波計)信号)に合わせてスケーリングする必要があるためである。
【0025】
バイナリ置換ブロック対角(BPBD)センシングマトリックスを用いると、エンコーディングアルゴリズムのハードウェア実装は簡素化される。同時に、BPBDマトリックスは、正確な再構成と共に、高効率のセンシングをもたらす。BPBDマトリックスを用いたこれまでの研究に基づく1つの制約としては、可能な圧縮率(CR)に対し制約があると共に、圧縮曲線が、非常に不連続であるということである。例えば、先行技術のBPBDマトリックスを用いた圧縮率は、512サンプルの入力信号に対し、2、4、8、16...等のみを取り得る。そのため、先行技術のBPBDマトリックスを用いた圧縮率は、不連続的圧縮曲線を形成する。圧縮率は、以下のように、入力ビットと出力ビットとの割合で表わすことができる。
【数1】
【0026】
しかしながら、信号がいくつかのセンサから連続的にサンプリングされるボディセンサネットワーク(BSN)においては、限定的な一連の実行可能な圧縮設計ポイントによる制約を受けず、最適な性能のために、連続的圧縮率曲線上の任意のポイントにおいて処理するといった柔軟性へのニーズがある。
【0027】
圧縮の1メカニズムは、離散ウェーブレット変換(DWT)アルゴリズムである。DWTは、低信号損失での高圧縮を提供する。しかしながら、DWTアルゴリズムは計算上の要求が多く、メモリ集中的で、大量のエネルギーを消費する。さらに、DWTベースのメカニズムをリソース制約のある無線センサノード(例えば、システムオンチップ(SoC))に埋め込むためには、低電力のための固定小数点の実装、有限メモリへの埋め込みコード、計算の正確さのための適切なデータタイプの使用、電力およびランタイムのためのアルゴリズムの最適化等といった他の制約を克服する必要がある。これらの課題によって、DWT圧縮メカニズムは、このような用途に対し、より魅力の低いものとなっている。
【0028】
システム実装の観点からは、的確な圧縮パラメータを動的に選択すること(すなわち、検討している特定の信号およびアプリケーションに対する目標の圧縮率を動的に選択すること)が、課題である。例えば、ウェルネスおよびゲーム等の非クリティカルアプリケーションは、より高い再構成損失を許容でき、そのため、より高い圧縮率が可能となる。これに対して、医療アプリケーションは、許容可能な圧縮率がより低く、低再構成損失が要求される。再構成損失とは、入力信号(すなわち、圧縮されていない信号)と出力再構成信号との間の差分を指すメトリックである。再構成損失は、入力信号と出力信号とのパーセンテージ差として表わすことができる。
【0029】
ウェアラブルシステムでは、センサノードは、複数の生体信号チャネルを同時にサンプリングし、それぞれが圧縮を必要とする。設計者は、各チャネルの圧縮パラメータをリアルタイムに自動的に設定する必要がある。従って、圧縮アルゴリズムは、移動モニタリングの信号のばらつきに適合し、BSNにおける異なるタイプの生体信号を処理し、ゲートウェイデバイス上の異なるアプリケーションに対する信号品質要件を満たすことが所望される。
【0030】
連続的な認証に加え、自由な生活条件におけるリアルタイムの診断は、大量のストリーミングデータを生成し、それは直ちにセンサノードのバッテリ寿命を低減させ、無線帯域幅を飽和させ、大量データの格納を要求する。例えば、リアルタイムの圧縮を介し、センサノードからのデータトラフィックを低減することによって、バッテリ寿命の延長が達成できる。ランダムガウスベースの圧縮センシングアルゴリズム等の圧縮技術は、電力およびメモリ制約付きエッジのシステムオンチップには埋め込みできない可能性があるので、BSN内のアプリケーションには好適ではない可能性がある。また、DWTアルゴリズムは、電力を消費し過ぎ、バッテリ寿命期間が課題となる。
【0031】
いくつかの実施形態は、センサノード上で連続的にセンシングされた入力信号(例えば、ECG信号/PPG信号等の生体信号)の高圧縮をリアルタイムに提供し、信号の忠実度を維持すると同時に、非常に低い電力消費量で、データトラフィックを低減する省電力技術について説明する。いくつかの実施形態において、CSの効率的な実施形態が適用され、埋め込みセンサノード上で入力信号を連続的に省電力で圧縮する。いくつかの実施形態により、この連続的に圧縮された入力信号はその後、無線送信され、ゲートウェイデバイス上で再構成される。様々な実施形態は、入力信号は生体信号(すなわち、生物に関連する信号)として説明されている。しかしながら、実施形態はそのように限定はされず、任意のタイプの信号のセンシングに適用可能である。
【0032】
いくつかの実施形態において、入力生体信号の対称的パディングと共に、連続的センシングBPBDマトリックスを使用して、生体信号の高圧縮率を達成するエンコーディングスキームが説明されている。いくつかの実施形態において、エンコーディングスキームは容易に埋め込み可能であり、非常に省電力であり、ウェアラブルアプリケーションに大変好適である。さらに、いくつかの実施形態により、BPBDエンコーディングマトリックスを用いて、信号がスパースである任意の基底の生体信号を復元できる。
【0033】
いくつかの実施形態は、圧縮アルゴリズムのための制御パラメータ(例えば、圧縮率)を最初に設定し、この制御情報をセンサノードに送信するゲートウェイロジック(またはコンピューティングデバイス)を含むシステムアーキテクチャについて説明する。いくつかの実施形態において、センサノードは、BPBDエンコーダを用いて生体信号をはるかにより小さいサイズにエンコーディングし、センサノードでの高圧縮を達成する。いくつかの実施形態において、この圧縮またはエンコーディングされた信号はその後、別のコンピューティングデバイス(例えば、ゲートウェイデバイス)に送信され、当該別のコンピューティングデバイスにおいて、その後、元の信号が、線形最適化技術を用いて高忠実度で復元される。いくつかの実施形態において、移動モニタリングのために、制御パラメータ(例えば、圧縮率)は、サンプリングされた信号の非定常状態に応じて、周期的に更新されてよい。様々な実施形態から、他の技術的効果は明らかであろう。
【0034】
以下の説明には、本開示の実施形態に係るより詳しい説明をもたらすべく、多数の詳細が記載されている。しかしながら、本開示の実施形態は、これらの具体的な詳細を省いても、実施可能であることは当業者に自明なところである。他の例においては、本開示の実施形態を曖昧にすることを回避すべく、周知の構造およびデバイスは詳しく示す代わりに、ブロック図の形態で示す。
【0035】
実施形態の対応する図面中、信号は、線で表わされていることに留意されたい。より多くの構成信号パスを示すべく、いくつかの線はより太く、および/または、主要な情報のフロー方向を示すべく、1または複数の端部において、矢印を有することがある。このような表示は、限定を意図するものではない。回路または論理ユニットの理解をしやすくするために、線は、1または複数の例示的実施形態と関連して用いられている。設計ニーズまたは好みによって表された任意の信号は、実際には、いずれの方向にも移動可能で、任意の好適なタイプの信号スキームで実装可能な1または複数の信号を含んでよい。
【0036】
明細書中および特許請求の範囲において、「接続された(connected)」と言う用語は、中間デバイスがない状態で、接続された物と物との間の電気的、機械的、または磁気的接続等の直接的な接続を意味する。「連結された(coupled)」という用語は、接続された物と物との間の直接的な電気的、機械的若しくは磁気的接続、または1または複数のパッシブ若しくはアクティブな中間デバイスを通した間接的な接続等の直接または間接の接続を意味する。「回路」または「モジュール」という用語は、所望の機能を提供すべく、互いに連携するように配置された1または複数のパッシブおよび/またはアクティブのコンポーネントを指してよい。「信号」という用語は、少なくとも1つの電流信号、電圧信号、磁気信号またはデータ/クロック信号を指してよい。「a」、「an」および「the」の意味は、複数の参照を含む。「in(において)」の意味は、「in(において)」および「on(で)」を含む。
【0037】
「実質的(substantially)」、「近傍(close)」、「およそ(approximately)」、「近い(near)」、および「約(about)」という用語は、一般に、対象の値の+/−10%以内(別途指定されない限り)にあることを指す。別途の記載がない限り、共通のオブジェクトを記載するための序数形容詞「第1の」、「第2の」および「第3の」等を用いることは、同様のオブジェクトの異なる例が参照されていることを示すに過ぎず、そのように記載されたオブジェクトが、時間的、空間的順位付け、または任意の他の態様において特定の順番に置かれる必要があることを示唆していない。
【0038】
本開示の目的として、「Aおよび/またはB」および「AまたはB」という文言は、(A)、(B)、または(AおよびB)を意味する。本開示の目的として、「A、Bおよび/またはC」という文言は、(A)、(B)、(C)、(AおよびB)、(AおよびC)、(BおよびC)または(A、BおよびC)を意味する。
【0039】
実施形態の目的として、様々な回路、モジュールおよびロジックブロック内のトランジスタは、金属酸化膜半導体(MOS)トランジスタであり、これらはドレイン、ソース、ゲートおよびバルク端末を含む。また、トランジスタは、トライゲートトランジスタおよびFinFETトランジスタ、全周ゲート円筒状トランジスタ(Gate All Around Cylindrical Transistor)、トンネルFET(TFET)、角線、または長方形リボントランジスタ、またはカーボンナノチューブ等のトランジスタ機能を実装する他のデバイスまたはスピントロニクスデバイスを含む。MOSFET対称ソースおよびドレイン端子は、すなわち同一の端末であり、本明細書において交換可能に用いられる。他方、TFETデバイスは、非対称のソースおよびドレイン端子を有する。他のトランジスタ、例えば、バイポーラ接合トランジスタ、すなわち、BJT PNP/NPN、BiCMOS、CMOS、eFET等が、本開示の範囲から逸脱することなく用いられてよいことは、当業者の理解するところである。
【0040】
図1Aは、本開示のいくつかの実施形態による、信号の連続的CSのための装置を有する1または複数のセンサノードを含むウェアラブルデバイスのアンサンブル100を示す。この例において、アンサンブル100は、人およびその人の乗り物(ここでは、自転車)に存在する。しかしながら、実施形態は、このように限定はされない。ウェアラブルデバイスの他のシナリオおよびそれらの使用法が、様々な実施形態とうまく機能してよい。
【0041】
例えば、センサノードは、いくつかの他の製品(例えば、家の壁、車両、衣服、人の身体等)に埋め込まれてよく、コントローラ、ゲートウェイデバイス、またはコンピューティングデバイスを用いて制御されてよい。また、いくつかの実施形態に係るセンサノードは、ウェアラブルデバイスの一部であってもよい。「ウェアラブルデバイス」(または、ウェアラブルコンピューティングデバイス)という用語は、概して、人に連結されるデバイスを指す。例えば、人に直接装着される、または人の衣服に装着されるデバイス(センサ、カメラ、スピーカ、マイクロフォン(mic)、スマートフォン、スマートウォッチ等のような)は、ウェアラブルデバイスの範囲に属する。
【0042】
いくつかの例において、ウェアラブルコンピューティングデバイスは、AC/DC電源コンセント等の主電源によって電力供給されてよい。いくつかの例において、ウェアラブルコンピューティングデバイスは、バッテリによって電力供給されてよい。いくつかの例において、ウェアラブルコンピューティングデバイスは、近距離通信(NFC)に基づく特別な外部ソースによって電力供給されてよい。当該特別な外部ソースは、ウェアラブルコンピューティングデバイスにある回路によって採取されてよい電磁場を提供してよい。ウェアラブルコンピューティングデバイスに電力供給するための別の方法に、例えば、WLAN送信といった無線通信に関連する電磁場がある。WLAN送信は、ウェアラブルコンピューティングデバイスに電力供給するための範囲がNFC送信よりも、はるかに広い範囲を有する遠距離無線通信を用いる。WLAN送信は、一般に、多くのタイプの端末コンピューティングデバイスとの無線通信のために用いられる。
【0043】
例えば、WLAN送信は、米国電気電子学会(IEEE)によって公表されたもの等、搬送波感知多重アクセス/衝突検出(CSMA/CD)に基づく、1または複数のWLAN規格に従い、用いられてよい。これらのWLAN規格は、Wi‐Fi(商標)等のCSMA/CD無線技術に基づいてよく、これらのWLAN規格は、2012年3月に発表された、情報技術のためのIEEE802.11‐2012仕様「システム間のテレコミュニケーションおよび情報交換‐ローカルエリアネットワークおよびメトロポリタンエリアネットワーク‐特有の要件 パート11:WLANメディアアクセスコントローラ(MAC)および物理層(PHY)仕様」に関連するイーサネット(登録商標)無線規格(後継版および変形版を含む)および/または当該仕様(「IEEE802.11」)より後の版を含んでよい。
【0044】
図1の例で続けると、ウェアラブルデバイスのアンサンブル100は、ヘルメットにあるデバイス101(例えば、カメラ、マイクロフォン等)、人の腕にあるデバイス102(例えば、血圧センサ、血糖センサ、温度センサ、パルスセンサ等)、デバイス103(例えば、端末コントローラまたは制御されるべきデバイスとして機能してよいスマートウォッチ)、デバイス104(例えば、スマートフォンおよび/または人の衣服のポケット内のタブレット)、デバイス105(例えば、タイヤの圧力を感知または測定するための圧力センサ、タイヤから漏れる窒素ガスを感知するための気体センサ)、デバイス106(例えば、漕ぐ速度を測定するための加速時計)、デバイス107(例えば、他のタイヤのための別の圧力センサ)を含む。いくつかの実施形態において、ウェアラブルデバイスのアンサンブル100は、無線エネルギー採取メカニズムまたは他のタイプの無線送信メカニズムにより通信する能力を有する。
【0045】
いくつかの実施形態において、デバイス102は、センサノード上で連続的にセンシングされた生体信号(例えば、ECG信号/PPG信号)の高圧縮をリアルタイムに提供し、信号の忠実度を維持すると同時に非常に低い電力消費量で、データトラフィックを低減する省電力技術をもたらすセンサノードを有する。いくつかの実施形態において、CSの効率的な方法が、デバイス102のセンサノードによって適用され、埋め込みセンサノード上で生体信号を連続的に圧縮し、圧縮された生体信号を省電力で無線送信する。いくつかの実施形態において、ゲートウェイデバイス(例えば、コントローラ、端末デバイス、クラウドのサーバ等)は、元のセンシングされた生体信号を、受信された圧縮生体信号データから再構成する。いくつかの実施形態において、入力信号の対称的パディングと共に、BPBDマトリックスを使用して、生体信号(例えば、ECG信号およびPPG信号)の高圧縮率を達成するエンコーディングスキームについて説明する。
【0046】
いくつかの実施形態において、デバイス102のセンサノードは、入力生体信号(例えば、ECG信号またはPPG信号)を処理するための受信機、処理された入力信号をデジタルストリームに変換するためのアナログ‐デジタルコンバータ(ADC)、およびデジタルストリームの両端をデジタルストリームの部分で対称的にパディングして、パディングされたデジタルストリームを形成するように処理可能なロジックを含む。いくつかの実施形態において、デバイス102のセンサノードは、デジタルストリームの部分を選択し、デジタルストリームの選択された部分を他のデバイス(例えば、ゲートウェイデバイス)に送信し、他のデバイスから、デジタルストリームの送信された選択部分に応答する1または複数の構成パラメータを受信する。いくつかの実施形態において、デバイス102のセンサノードは、未加工生体信号の部分を選択し、未加工生体信号の選択された部分を他のデバイス(例えば、ゲートウェイデバイス)に送信し、他のデバイスから、未加工生体信号の送信された選択部分に応答する1または複数の構成パラメータを受信する。
【0047】
いくつかの実施形態において、デジタルストリームの両端を対称的にパディングする前に、デバイス102のセンサノードは、1または複数の構成パラメータを用いて、パディングされるべき要素数を計算する。いくつかの実施形態において、要素数が、パディングに用いられるデジタルストリームの部分を決定する。いくつかの実施形態において、1または複数の構成パラメータのうちの少なくとも1つは、他のデバイス(例えば、ゲートウェイデバイス)によって、デバイス102のセンサノードに動的に(例えば、任意の時点で)提供される。いくつかの実施形態において、1または複数の構成パラメータのうちの少なくとも1つは、他のデバイス(例えば、ゲートウェイデバイス)によって、デバイス102のセンサノードに周期的に(例えば、一定間隔で)提供される。いくつかの実施形態において、1または複数の構成パラメータのうちの少なくとも1つは、圧縮率である。
【0048】
いくつかの実施形態において、デバイス102のセンサノードは、1または複数の構成パラメータを用いて、エンコーディングマトリックスを構築し、その後、当該エンコーディングマトリックスを用いて、パディングされたデジタルストリームをエンコーディングし、圧縮されたパディングデータを生成する。いくつかの実施形態において、エンコーディングマトリックスは、BPBDマトリックスである。いくつかの実施形態において、デバイス102のセンサノードは、圧縮されたパディングデータを他のデバイスに処理(例えば、入力信号のデコーディングおよび再構成)のために送信する。
【0049】
いくつかの実施形態において、デバイス102のセンサノードは、当該センサノードのセンサを含む少なくとも2つのセンサのタイプを識別する。例えば、デバイス102のセンサノードは、センシングノードが、ECG信号を受信するためのものであるか、または特定のタイプのPPG信号を受信するためのものであるかを判断する。いくつかの実施形態において、デバイス102のセンサノードは、少なくとも2つのセンサのタイプに関する情報を集約し、その後、集約された情報をゲートウェイデバイスに送信する。いくつかの実施形態において、デバイス102のセンサノードは、少なくとも2つのセンサの各々のための構成パラメータをゲートウェイデバイスから受信する。そのため、少なくとも2つのセンサのエンコーディングメカニズムは、独立して構成および最適化される。
【0050】
いくつかの実施形態において、最適化された1または複数の構成パラメータを受信すべく、デジタルストリームの選択された部分をゲートウェイデバイスに送信する代わりに、デバイス102のセンサノードは、センサのタイプ(例えば、ECGセンサ、PPGセンサ等)または入力信号のタイプ(例えば、ECG信号、PPG信号等)を示す信号をゲートウェイデバイスに送信する。いくつかの実施形態において、デバイス102のセンサノードは、ゲートウェイデバイスから、送信された信号に応答する1または複数の構成パラメータを受信し、ここで、1または複数の構成パラメータは、センサのタイプまたは入力信号のタイプに依存する。
【0051】
いくつかの実施形態において、センサは、アンテナと、処理(例えば、エンコーディングされた信号から元のセンシングされた信号の再構成)のために、アンテナを介して、コンピューティングデバイス(またはゲートウェイデバイス)にエンコーディングされたパディングデジタルストリームを送信するための送信機とを有する。いくつかの実施形態において、コンピューティングデバイスは、センシングされた信号および/またはセンサノードのタイプに従い、特定の圧縮率を用いるようにセンサノードに対し、動的または周期的に命令する。
【0052】
図1Bは、本開示のいくつかの実施形態による、信号の連続的CSのための装置を有する複数のセンサノードを用いるBSNを備えたシステム120を示す。任意の他の図面の構成要素と同一参照符号(または名前)を有する
図1Bのこれらの構成要素は、説明された方法に類似する任意の方法で動作または機能してよいが、そのように限定はされないことを特記する。
【0053】
BSNは、ウェアラブルコンピューティングデバイスの無線ネットワークである。BSNデバイスは、インプラントとして身体内に埋め込まれてよく、または身体の固定位置に表面搭載されてよい。また、BSNは、人間が様々な場所に運搬できるデバイスを含んでもよい。例えば、衣服のポケットに入れて、手で、または様々なバッグに入れて運搬可能なデバイスが、BSNの一部であってよい。この例示的な実施形態においては、BSNは、EEG(脳波計)および/または目の動きセンサ121、血圧(BP)センサ122、パルス、血液、呼気ガスおよび首の動きセンサ123、温度、熱流束、および/またはECGセンサ124、身体活動姿勢センサ125、パルス、血液および/または酸素センサ126、血糖センサ127、EMG(節電図)歪、ひざの運動センサ128、歩行センサ129、重量圧力センサ130を含む。
【0054】
EEGセンサ121を使用して、脳のニューロン内のイオン電流から生じる電圧フリッカが測定されてよい。BPセンサ122は、血流を制限し、その後、再編成された血流によって生じる圧力を測定するためのハードウェアを含んでよい。BPセンサ122は、オシロメトリック検出メカニズム(例えば、圧電型圧力センサを用いる)を使用して、収縮期圧および拡張期圧を推測してよい。ECGセンサ124は、人の身体の様々な部分(例えば、四肢、胸等)に配置された複数の電極(例えば、10から12個の電極)を使用して、心臓の脱分極を検出してよい。EMGセンサ128は、筋細胞が電気的または神経学的に活性化されたとき、筋細胞によって生成される電位を検出してよい。歩行センサ129は、例えば、人の四肢の動きのパターンを正確に測定するように動作可能である。BSN内のこれらのセンサは、センサの網羅的列挙を意味するものではない。BSNを形成するために、図示されたものより少ない数または多い数のセンサが、使用されてよい。
【0055】
大量のデータが、BSN内の各センサノード(例えば、センサ121〜130)によって生成される。以下の表1は、BSN内の異なるセンサのサンプルのデータレートを示す。
【表1】
【0056】
いくつかの実施形態において、システム120は、BSNおよびゲートウェイデバイス131(例えば、タブレットコンピュータ、スマートフォン、ラップトップ、クラウドのコンピュータ等)を含む。いくつかの実施形態において、BSNにおける生体信号のリアルタイムの省電力データ圧縮のために、CS技術が使用される。いくつかの実施形態において、CSのためのエンコーディングロジックが、センサノード(例えば、センサ121〜130上)に存在する。いくつかの実施形態において、エンコーディングロジックは、ゲートウェイデバイス131への送信前に、受信された生体信号を圧縮する。いくつかの実施形態において、ゲートウェイデバイス131は、線形最適化アルゴリズムを用いて、元の生体信号を復元する。
【0057】
図2は、本開示のいくつかの実施形態による、信号の連続的CSのための装置を有するセンサノードを備えたシステム200を示す。任意の他の図面の要素と同一参照符号(または名前)を有する
図2のこれらの要素は、説明された方法に類似する任意の方法で動作または機能してよいが、そのように限定はされないことを特記する。
【0058】
いくつかの実施形態において、システム200は、センサノード201およびコンピューティングデバイス210(ゲートウェイデバイス131と同一)を有する。いくつかの実施形態において、センサノード201は、第1のアンテナ202(例えば、受信アンテナ)、受信機/
センサ203、ADC204、パディングロジック205、エンコーダ206、送信機207、第2のアンテナ208(送信アンテナ)および有線インタフェース209を有する。いくつかの実施形態において、第1のアンテナ202および第2のアンテナ208の機能はそれぞれ、単一のアンテナに組み合わされてよい。
【0059】
いくつかの実施形態において、アンテナ202/208は、他のデバイスと通信すべく、センサノード201の一部として設けられている。いくつかの実施形態において、アンテナ202/208は、1または複数の指向性アンテナまたは全方向性アンテナを含んでよく、これらとしては、モノポールアンテナ、ダイポールアンテナ、ループアンテナ、パッチアンテナ、マイクロストリップアンテナ、コプレーナ波アンテナ、または無線周波数(RF)信号の送信に好適な他のタイプのアンテナが含まれる。いくつかの複数入力複数出力(MIMO)の実施形態においては、アンテナ202/208は、空間ダイバーシティを活用すべく、分離される。
【0060】
いくつかの実施形態において、受信機/
センサ203は、対象の生体信号をセンシングするための好適なセンシングメカニズムを含む。例えば、受信機/
センサ203は、人の身体の部分/器官から反射される光を検出し、その検出された光を電流に変換するためのフォトダイオードを含む。いくつかの実施形態において、受信機/
センサ203は、検出された電流を電圧信号に変換するための増幅器(トランスインピーダンスアンプ等)を含む。いくつかの実施形態において、受信機/
センサ203は、コンピューティングデバイス210から、1または複数の構成パラメータ(例えば、圧縮率)を受信する。いくつかの実施形態において、受信機/
センサ203の出力は、アナログ信号(未加工データとも呼ばれる)である。アナログ信号とは、時間および振幅の両方において連続的である任意の連続的な信号であり、そのため、当該信号の時間と共に変化する特徴(可変)が、いくつかの他の時間と共に変化する量の一典型である。
【0061】
いくつかの実施形態において、ADC204によって、アナログ信号は、デジタルストリームに変換される。デジタル信号またはストリームは、例えば、任意のビットストリームといった、一連の別個の値を表わした物理信号(すなわち、定量化された離散時間信号)である。いくつかの実施形態において、ADC204の出力はまた、デジタル化された1または複数の構成パラメータを含み、当該パラメータはその後、エンコーダ206に提供される。任意の好適なADCを用いて、ADC204が実装されてよい。例えば、ADC204は、直接変換ADC(フラッシュADC用)、逐次比較型ADC、ランプ比較ADC、ウィルキンソンADC、積分ADC、デルタ‐エンコーディングADCまたはカウンタランプ型、パイプライン型ADC(サブレンジング量子化器とも呼ばれる)、シグマ‐デルタADC(デルタ‐シグマADCとしても知られる)、タイムインタリーブ型ADC、中間FM段を持つADC、またはタイムストレッチ型ADC、のうちの1つである。
【0062】
いくつかの実施形態において、デジタルストリームは、パディングロジック205によって受信され、パディングロジック205は、デジタルストリームを操作して、エンコーダ206に対し、パディングされたデジタルストリームを提供する。いくつかの実施形態において、パディングロジック205は、デジタルストリームの両端をデジタルストリームの部分で対称的にパディングして、パディングされたデジタルストリームを形成するように処理可能である。デジタルストリームの部分は、例えば、予め定められた数の、またはプログラム可能な数のデジタルストリームの先頭ビットまたは末尾ビットであってよい。いくつかの実施形態において、デジタルストリームの両端を対称的にパディングする前に、センサノード201は、1または複数の構成パラメータを用いて、パディングされるべき要素数を計算する。いくつかの実施形態において、要素数が、デジタルストリームの部分を決定する。
【0063】
図3は、本開示のいくつかの実施形態による、パディングされたデジタルストリーム300を示す。いくつかの実施形態において、デジタルストリーム301(例えば、0および1のビットを有するセンサデータストリーム)は、デジタルストリーム301の両端を部分302および部分303(例えば、デジタルストリーム301からの3〜5ビット)によってパディングされる。
図2の参照に戻ると、いくつかの実施形態において、センサノード201は、デジタルストリームの部分を選択し、デジタルストリームの選択された部分をコンピューティングデバイス210に送信し、コンピューティングデバイス210から、デジタルストリームの送信された選択部分に応答する1または複数の構成パラメータを受信する。
【0064】
いくつかの実施形態において、エンコーダ206は、パディングされたデジタルストリームを受信し、パディングされたデジタルストリームを圧縮またはエンコーディングする。いくつかの実施形態において、エンコーダ206は、1または複数の構成パラメータを用いて、エンコーディングマトリックスを構築し、その後、当該エンコーディングマトリックスを用いて、パディングされたデジタルストリームをエンコーディングし、圧縮されたパディングデータを生成する。いくつかの実施形態において、エンコーディングマトリックスは、複数の厳格な制約条件を同時に満たす。
【0065】
例えば、エンコーディングマトリックスは、次の基準、すなわち、圧縮形態で埋め込み可能であること、低い再構成エラー率で高度な圧縮性能をもたらすこと、生体信号がスパースであることがわかっている場合、ECGおよびPPG等の重要な生体信号に対し良好に機能すること、および省電力性の高いバッテリ寿命をもたらすこと、を満たす。いくつかの実施形態において、エンコーディングマトリックスは、BPBDマトリックスである。
【0066】
図4は、本開示のいくつかの実施形態による、信号の連続的CSのために、エンコーダ206によって用いられるサンプルのBPBDマトリックス400を示す。BPBDマトリックス400は、ゼロに設定された非対角要素と共に、対角線上にブロックとして配置された1のサブマトリックスで構成されている。BPBDマトリックス400内の要素数またはサブマトリックスのサイズは、N/Mであり、ここで、'N'は列数であり、'M'は行数である。いくつかの実施形態において、'N'は、ウィンドウ内のサンプル数である。このように、サブマトリックスのサイズは、本質的に圧縮率である。
【0067】
いくつかの実施形態において、BPBDマトリックス400は、コンピューティングデバイス210から受信された、目標の圧縮率制御設定を用いて、構築される。通常、従来のBPBD方法を用いる実行可能な圧縮ポイントは、ウィンドウ内のサンプル数が、サブマトリックスサイズまたは圧縮率で割り切れるものである。これは、固定のサンプリングウィンドウサイズ(すなわち、ADC204からのデジタルストリームのビット数によるサイズ)に対し、圧縮率の不連続なセットのみが、実行可能であることを示唆する。
【0068】
いくつかの実施形態において、BPBDマトリックス400を用いた、任意の所望の整数の圧縮率(不連続性のない)を可能にする改良された方法が使用される。いくつかの実施形態において、サンプルは、パディングロジック205によって、信号ウィンドウの最後の要素からデジタルストリームの入力に対しパディング(すなわち、対称的パディング)され、マトリックスの内積を可能にする、各圧縮率に対してBPBDマトリックス400のサイズにマッチする。他の実施形態においては、本明細書に記載の制約条件を満たす他のタイプのエンコーディングマトリックスが、使用されてよい。
【0069】
図2の参照に戻ると、いくつかの実施形態において、送信機207は、圧縮されたパディングデータをコンピューティングデバイス210に処理(例えば、入力信号のデコーディングおよび再構成)のために送信する。送信機207は、任意の既知の送信スキームを用いてよい。例えば、送信機207は、IEEEによって発表されたもののようなCSMA/CDに基づく1または複数のWLAN規格によるWLAN送信を用いて、圧縮されたデータをコンピューティングデバイス210に送信する。これらのWLAN規格は、Wi‐Fi(商標)等のCSMA/CD無線技術に基づいてよく、これらのWLAN規格は、IEEE802.11に関連するイーサネット(登録商標)無線規格(後継版および変形版を含む)を含んでよい。いくつかの実施形態において、送信機207は、ロングタームエボリューション(LTE)に準拠する送信メカニズムを用いてよい。
【0070】
送信機207の実装に対し、任意の好適な低電力の送信機(例えば、低電力の増幅器ドライバを有する送信機)が用いられてよい。いくつかの実施形態において、送信機207は、圧縮されたパディングデータをアナログ無線周波数(RF)信号に変換し、当該信号がその後、アンテナ208によってコンピューティングデバイス210に送信される。他の実施形態においては、無線送信の他の形態が、送信機207によって用いられてよい。
【0071】
いくつかの実施形態において、送信機207は、圧縮されたデジタルデータを送信のためのアナログ信号に変換するためのDAC(不図示)を含む。いくつかの実施形態において、DACは、パルス幅変調器(PWM)である。いくつかの実施形態において、DACは、シグマ‐デルタDAC等のオーバサンプリングDACまたは補間DACである。他の実施形態においては、他のタイプのDACが用いられてよい。例えば、送信機207のDACは、スイッチ式抵抗型DAC、スイッチ式電流源型DAC、スイッチ式容量型DAC、R‐2Rバイナリ重み付けDAC、逐次比較型または循環型DAC、温度計コード型DAC等のうちの1つである。いくつかの実施形態により、DACの出力は、増幅され、その後、有線チャネル209を介して、アンテナ208からコンピューティングデバイス210へと送信されるアナログ信号である。
【0072】
いくつかの実施形態において、コンピューティングデバイス210は、大量のデータを処理するように動作可能な任意のゲートウェイデバイス(例えば、スマートフォン、タブレット、ラップトップ、クラウドのコンピューティングリソース等)である。いくつかの実施形態において、コンピューティングデバイス210は、圧縮されたデータをセンサノード201から受信するための受信機を含む。いくつかの実施形態において、コンピューティングデバイス210は、受信機/
センサ203によって、経時的にセンシングされた信号を復元すべく、エンコーディングされた圧縮データをデコーディングするためのデコーダを含む。
【0073】
図5は、本開示のいくつかの実施形態による、信号の連続的CSのための方法のフローチャート500を示す。任意の他の図面の要素と同一参照符号(または名前)を有する
図5のこれらの要素は、説明された方法に類似する任意の方法で動作または機能してよいが、そのように限定はされないことを特記する。
【0074】
図5に関するフローチャート内のブロックは、特定の順序で示されているが、アクションの順序は変更可能である。故に、示された実施形態は、異なる順序で実行されてよく、いくつかのアクション/ブロックは、並行に実行されてよい。特定の実施形態により、
図5に示されるブロックおよび/または処理の一部は、オプションである。示されるブロックの番号は、わかりやすさのためのものであり、様々なブロックが行われるべき処理の順序を示す意図はない。また、種々のフローの処理は、様々な組み合わせで使用されてよい。
【0075】
ブロック501において、受信機/
センサ203は、アンテナ202または有線手段(例えば、胸または人に取り付けられたケーブル)を介して、生体信号を取得する。いくつかの実施形態において、生体信号は、電流信号、光信号、磁気信号等であってよく、生体信号は、アナログ信号(例えば、アナログ電圧信号)に変換される。ブロック502において、ADC204は、アナログ信号をデジタルストリームに変換する。
【0076】
ブロック503において、デジタルストリームの部分またはサンプルが、その部分またはサンプルを別の処理デバイスに(すなわち、アンテナ208または有線手段209を介して、コンピューティングデバイス210に)送信するために、送信機207に提供される。いくつかの実施形態において、センサタイプ(例えば、センサノード201がECGセンサであるか、BPセンサであるか等)が、センサノード201から、コンピューティングデバイス210に送信される。ブロック504において、コンピューティングデバイス210は、取得された信号のサンプルまたはセンサのタイプを受信する。ブロック505において、コンピューティングデバイス210は、受信されたサンプルおよび/またはセンサのタイプに従い、1または複数の構成パラメータ(例えば、圧縮率)を決定する。ブロック506において、コンピューティングデバイスは、当該1または複数の構成パラメータ(例えば、圧縮率)をセンサノード201に送信する。いくつかの実施形態において、アナログ信号がコンピューティングデバイス210に送信されるために、送信機207に提供される。このような一実施形態においては、コンピューティングデバイス210は、当該アナログ信号を使用して、センサノード201のための1または複数の構成パラメータを決定する。
【0077】
いくつかの実施形態において、コンピューティングデバイス210は、圧縮アルゴリズム(エンコーダ206によって実装される)の圧縮率を動的に設定し、復元された信号から抽出される特徴の精度に対し、再構成損失率を相殺する。いくつかの実施形態において、コンピューティングデバイス210は、この目標の圧縮率設定をセンサノード201に周期的に送信する。
【0078】
ブロック507において、センサノード201は、1または複数の構成パラメータを受信する。例えば、センサノード201は、アンテナ202を介して、1または複数の構成パラメータを受信する。ブロック508において、パディングロジック205は、デジタルストリームの両端をデジタルストリームの部分を用いてパディングする。いくつかの実施形態において、パディングロジック205は、デジタルストリームの両端を、予め定められたビットパターンを用いて対称的にパディングする。ブロック509において、エンコーダ206は、この目標の圧縮率を適用し、CSエンコーディングマトリックスを用いて、生体信号を表わすデジタルストリームを、はるかにより低いサイズに圧縮する。いくつかの実施形態において、CSエンコーディングマトリックスが使用され、センサノード201での省電力の圧縮が達成される。いくつかの実施形態において、ブロック509において、エンコーダ206は、1または複数の構成パラメータを用いて、エンコーディングマトリックスを構築し、その後、当該エンコーディングマトリックスを用いて、パディングされたデジタルストリームをエンコーディングし、圧縮されたパディングデータを生成する。いくつかの実施形態において、エンコーディングマトリックスは、BPBDマトリックスである。
【0079】
ブロック510において、センサノード201の送信機207は、圧縮されたパディングデータを、コンピューティングデバイス210(例えば、入力信号のデコーディングおよび再構成のために)に送信する。ブロック511において、コンピューティングデバイス210は、圧縮されたデータを受信する。ブロック512において、コンピューティングデバイス210は、受信された圧縮データをデコーディングする。ブロック513において、コンピューティングデバイス210は、その後、線形最適化技術(例えば、L1ノルムベースオプティマイザ)を用いて、元の生体信号を高忠実度で復元する。
【0080】
いくつかの実施形態において、生体信号(例えば、ECG信号およびPPG信号)のためのエンコーディングマトリックスは、センサノード201に埋め込み可能である。そのため、センサノード201のメモリおよびコンピュータ能力の要件が低減されても、コンピューティングデバイス210での高速且つ正確なECG信号およびPPG信号の再構成がもたらされる。
【0081】
図6は、本開示のいくつかの実施形態による、信号の連続的CSのための1または複数の構成パラメータの動的および/または周期的更新の方法のフローチャート600を示す。任意の他の図面の構成要素と同一参照符号(または名前)を有する
図6のこれらの構成要素は、説明された方法に類似する任意の方法で動作または機能してよいが、そのように限定はされないことを特記する。
【0082】
図6に関するフローチャート内のブロックは、特定の順序で示されているが、アクションの順序は変更可能である。故に、示された実施形態は、異なる順序で実行されてよく、いくつかのアクション/ブロックは、並行に実行されてよい。特定の実施形態により、
図6に示されるブロックおよび/または処理の一部は、オプションである。示されるブロックの番号は、わかりやすさのためのものであり、様々なブロックが行われるべき処理の順序を示す意図はない。また、種々のフローの処理は、様々な組み合わせで使用されてよい。
【0083】
いくつかの実施形態において、サンプリングされた信号が、モホロジ、ノイズ、信号品質等における大きなばらつきを示す可能性がある連続的な移動モニタリングにおいては、圧縮率は、コンピューティングデバイス210によって、周期的に更新され、エンコーダ206への入力として、センサノード201に対し送信される。これにより、いくつかの実施形態による、リアルタイムの圧縮ロジックの調整が可能になり、アプリケーションにより決まる品質制約条件を満たす。フローチャート600は、本開示のいくつかの実施形態による、信号の連続的CSのための1または複数の構成パラメータの動的および/または周期的更新のためのこのような一方法を説明する。
【0084】
ブロック601において、未加工センサデータ(例えば、パディングされていないデジタルストリームの部分等)が、センサノード201の送信機207によって、コンピューティングデバイス210に送信される。ブロック602において、コンピューティングデバイス210は、許容可能な再構成損失率、要求される精度等の制約条件を用いて、圧縮パラメータを計算する。いくつかの実施形態において、BSNから受信される信号を正確にカバーするために、より高い粒度の圧縮率が所望される。いくつかの実施形態において、コンピューティングデバイス210は、センサノードの電力消費要件および再構成損失等の競合するパラメータのバランスを採ることによって、圧縮率を決定する。
【0085】
例えば、選択された圧縮率(例えば、2)が低すぎる場合、センサノード201は、より多くの送信機/無線の電力を散逸することになる。同様に、コンピューティングデバイス210によって選択された圧縮率(例えば、32)が高すぎる場合、再構成損失は、許容不可であってよい。いくつかの実施形態において、コンピューティングデバイス210は、BSN内の各センサノードに対し、競合する基準の適正なバランスを見出す。ブロック603において、コンピューティングデバイス210は、圧縮パラメータをセンサノード201に送り返す。この処理が周期的または動的に実行され、再構成損失率を低減し、および/またはセンサノード201での消費電力のバランスを採ってよい。
【0086】
図7は、本開示のいくつかの実施形態による、センサデータを集約するためのシステム700を示す。任意の他の図面の構成要素と同一参照符号(または名前)を有する
図7のこれらの構成要素は、説明された方法に類似する任意の方法で動作または機能してよいが、そのように限定はされないことを特記する。
【0087】
いくつかの実施形態において、システム700は、複数のセンサノード(例えば、センサノード1から'N'、ここで'N'は、1より大きい整数である)、センサ集約機701およびコンピューティングデバイス210を備える。いくつかの実施形態において、センサ集約機701は、複数のセンサノードから圧縮データを収集し、そのデータをコンピューティングデバイス210に処理のために送信する中間ノードまたはデバイスとして動作する。また、いくつかの実施形態において、センサ集約機701は、コンピューティングデバイス210からの1または複数の構成パラメータを複数のセンサノードに(周期的または動的に)提供する。いくつかの実施形態において、センサ集約機701は、複数のセンサノードのコンピューティングデバイス210からの距離よりも、複数のセンサノードにより近い。そのため、センサノードは、長距離の通信を行う必要がないので、センサノードの複雑さおよび電力消費量は、さらに低減されてよい。
【0088】
図8〜12は、様々なプロットを示しており、これらのいくつかは、様々な実施形態の従来の圧縮技術と比較した、技術的効果を示している。ECGおよびPPGのためのBPBD‐CSモデリングおよび埋め込み電力測定の結果が示されている。任意の他の図面の構成要素と同一参照符号(または名前)を有する
図8〜12のこれらの構成要素は、説明された方法に類似する任意の方法で動作または機能してよいが、そのように限定はされないことを特記する。
【0089】
様々な実施形態は、既知の圧縮技術より高い圧縮、精度および低消費電力をもたらす。いくつかの実施形態は、信号再構成で用いられる2つの異なる制約条件、パーセンテージ二乗平均平方根差分(PRD)および心拍数精度の下で評価される。ここで、PRDは、デジタルストリーム(すなわち、ウィンドウ)によってサポートされる信号全体を再構成する精度を測定する。PRDは、以下のように表わすことができる。
【数2】
式中、"x1"は元の信号であり、"x2"は再構成された信号であり、'N'は、両方の信号(すなわち、"x1"信号および"x2"信号)の長さ(すなわち、次元)である。
【0090】
ここで、心拍数精度とは、復元された信号から計算された拍数と、元の圧縮されていない信号から計算された拍数とを比較した差分を指す(すなわち、デジタルストリームから関連する信号特徴のみを再構成する精度の測定)。当該2つの異なる制約条件(すなわち、PRDおよび心拍)下で信号再構成を評価するこのアプローチによって、設計者は、どの制約条件を用いるかを決定し、それにより、圧縮パラメータの設定を行うことができるようになる。いくつかの実施形態は、PRD制約条件を満たすべく得られる圧縮率をはるかに超える圧縮率を推進すべく、特徴精度の制約を適用する。
【0091】
概して、「特徴精度」という用語は、圧縮されていない元の未加工信号から抽出される特徴量を参照標準として用いることを指す。例えば、未加工ECGの拍数が72bpmであり、再構成された信号から抽出された拍数が、例えば75bpmである場合、特徴誤差は3bpmであり、特徴精度はおよそ96%である。
【0092】
表2は、いくつかの実施形態に係るBPBDマトリックスが、フーリエ基底に対し、CSの優れたインコヒーレンシを有することを示している。
【表2】
【0093】
「インコヒーレンシ」という用語は、概して、'Φ'(センシングマトリックス)および離散フーリエ変換(DFT)マトリックスの逆であるΨ(スパース基底)間の最大相関を指し、以下のように表される。
【数3】
式中、"Φ
i"は'Φ'の行であり、"Ψ
j"は'Ψ'の列であり、'Φ'はBPBDマトリックスのサイズMxNであり、'Ψ'はスパース基底のサイズN×Nであり、'N'は、いくつかの実施形態により、サンプルが、対称的パディングによって、人為的に元の入力ウィンドウに追加された後に得られたパディングされたウィンドウサイズである。
【0094】
いくつかの実施形態において、デジタルストリームに追加されるサンプルの特定数は、元のウィンドウサイズと、元のウィンドウサイズより大きいCRの最も近い倍数との差によって与えられる。例えば、表2のように、512サンプルの元のウィンドウサイズに対し、CRが5の場合、パディングされる要素数は3であり、BPBDマトリックスサイズは103×515であり、スパース基底'Ψ'のサイズは、515×515である。
【0095】
図8Aは、クリーン入力PPG信号を表わすプロット800を示す。ここで、x軸はサンプル数であり、y軸はミリボルト(mV)でのPPG信号(例えば、受信機/
センサ203のアナログ出力)の振幅である。この例においては、入力クリーンPPG信号は、512サンプルを有する。
【0096】
図8Bは、本開示のいくつかの実施形態による、
図8AのクリアなPPG信号のセンサノード201によるエンコーディングの効果を表わすプロット820を示す。ここで、x軸はサンプル数であり、y軸は、エンコーディングされたPPG信号(例えば、CR10でBPBDエンコーディングマトリックスを用いた、エンコーダ206の出力)の振幅の大きさである。この例においては、CR10でBPBDエンコーディングマトリックスを用いて、パディングされたデジタルストリーム(クリーンPPG信号から得られた)をエンコーディングすると、次元が52サンプル(512サンプルから)にまで低減される。いくつかの実施形態において、そのエンコーディングサブマトリックスのサイズは、コンピューティングデバイス210において、アプリケーションによって要求される目標の信号復元品質および特徴精度等の制約条件により設定される初期サンプルを用いて動的に判断される。
【0097】
図8Cは、本開示のいくつかの実施形態による、コンピューティングデバイス210によるPPG信号の再構成を表わすプロット830を示す。ここで、x軸はサンプル数であり、y軸はPPG信号のmV単位の振幅である。
【0098】
図9Aは、不連続的圧縮曲線をもたらす典型的なBPBDベースのエンコーディングマトリックスを用いた、データ圧縮を表わすプロット900を示す。
図9Bは、いくつかの実施形態による、連続的圧縮曲線をもたらすBPBDベースのエンコーディングマトリックスを用いた、データ圧縮を表わすプロット920を示す。
【0099】
図10A〜10Bは、いくつかの実施形態による、2つの異なる圧縮率における、PRDを用いた信号のノイズの多い再構成を表わすプロット1000および1020を示す。
【0100】
様々な実施形態は、基線遊走を持つノイズの多いECG信号(
図10Aに図示されるような)およびモーションアーチファクト(
図10Bに図示されるような)を持つノイズの多いPPG信号に対しても、十分機能する。そのため、様々な実施形態に係るBPBDエンコーディングスキームを使用すると、クリーンなECG信号若しくはPPG信号またはノイズの多いECG信号若しくはPPG信号のいずれをもコンピューティングデバイス210に対し省電力で送信し且つ信号を当該デバイス210(比較的十分な計算能力およびエネルギーが存在する)で再構成できる。そのため、センサノード201とコンピューティングデバイス210との間の計算能力における非対称性を利用することによって、連続的モニタリングが可能になる。
【0101】
いくつかの実施形態において、達成可能な圧縮の度合いは、アプリケーションによって設定される特有の制約条件に依存する。表3は、PRDと拍数精度の制約条件が、達成可能な最大CRに対し及ぼす影響を例示で示す。
【表3】
【0102】
図11A〜11Bは、本開示のいくつかの実施形態による、ECG信号およびPPG信号の拍数精度に対するCRの影響を表わすプロット1100および1120を示す。ここで、x軸は圧縮率であり、y軸は拍数である。PRDがおよそ10%の場合、CR=14が、PPGに対し達成可能である。拍数のみが関心となり、信号全体の品質は副次的な関心事項であるといった場合においては、同一のPPG信号に対し、係数23でデータ送信トラフィックをカットし、CR=23が達成されてよい。いくつかの実施形態では、再構成された信号品質が低い(PRDがおよそ20%)場合であっても、正確な拍数が抽出されてよい。
【0103】
図12A〜12Bは、様々な実施形態に係る装置および/または方法によって生成されるBPBDエンコーディングマトリックスを用いたECG信号およびPPG信号の再構成の先行技術に対する向上を表わすプロットを示す。
【0104】
ここで、x軸はCRであり、y軸は再構成損失の割合である。プロット1200および1220は、様々な実施形態に係るパディングされたBPBD‐CSスキームが、ランダムガウスベースのCSおよびDWT等の先行技術より優れていることを示している。ランダムガウスCSは、容易に埋め込みできないが、連続的圧縮曲線を提供できる。これは、我々も、データパディングを通したBPBD‐CSを用いて達成している。プロット1200および1220は、様々な実施形態に係るBPBD‐CSスキームが、ECG信号およびPPG信号の圧縮率の範囲にわたり、ランダムガウスアルゴリズムより優れていること(すなわち、同一圧縮率に対し、様々な実施形態は、はるかに低い再構成損失%を達成している)を示している。
【0105】
また、様々な実施形態に係るBPBD‐CSスキームは、最先端のDWT圧縮アルゴリズムに対し、CS実装を用いることで、同一の再構成品質に対し、より省電力である。いくつかの実施形態において、埋め込みBPBDスキームは、DWTスキームよりも、約100倍高速であり、エネルギー消費量は、同一の再構成損失において、DWTスキームのエネルギー消費量の1%未満である。
【0106】
表4および表5は、ECG信号およびPPG信号についての様々な実施形態に係るBPBD‐CSのDWTスキームと比較した非常に小さい電力消費量を示す。
【表4】
【表5】
【0107】
図13は、本開示のいくつかの実施形態による、信号の連続的圧縮センシングを実行するための命令を有する機械可読記録媒体1302を備えたセンサノード1300(例えば、201の部分)を示す。任意の他の図面の構成要素と同一参照符号(または名前)を有する
図13のこれらの構成要素は、説明された方法に類似する任意の方法で動作または機能してよいが、そのように限定はされないことを特記する。
【0108】
いくつかの実施形態において、センサノード1300/201は、低電力プロセッサ1301(例えば、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASCI)、汎用中央処理装置(CPU))、機械可読記録媒体1302(有形の機械可読媒体とも呼ばれる)、アンテナ1305(例えば、アンテナ202/208)およびネットワークバス1306を備える。いくつかの実施形態において、センサノード1300/201の様々なロジックブロックが、ネットワークバス1306を介して共に連結される。任意の好適なプロトコルを用いて、ネットワークバス1306を実装してよい。いくつかの実施形態において、機械可読記録媒体1302は、様々な実施形態およびフローチャートを参照して説明したパディングされたデジタルストリームをエンコーディングするためのエンコーディング命令1302a(プログラムソフトウェアコード/命令とも呼ばれる)を含む。
【0109】
フローチャート500に関連する本開示の主題に係る実施形態を実装するために実行されるプログラムソフトウェアコード/命令1302aは、オペレーティングシステム若しくは特定のアプリケーション、コンポーネント、プログラム、オブジェクト、モジュール、ルーチン、または「プログラムソフトウェアコード/命令」、「オペレーティングシステムプログラムソフトウェアコード/命令」、「アプリケーションプログラムソフトウェアコード/命令」、または単にプロセッサ内に埋め込まれた「ソフトウェア」若しくはファームウェアと呼ばれる他の命令シーケンス若しくは命令シーケンスの編成の一部として実装されてよい。いくつかの実施形態において、フローチャート500に関連するプログラムソフトウェアコード/命令は、センサノード1300(
図2に図示されるような)によって実行される。
【0110】
図13の参照に戻り、いくつかの実施形態において、フローチャート500に関連するプログラムソフトウェアコード/命令1302aは、コンピュータで実行可能な記録媒体1302に格納され、プロセッサ1301によって実行される。ここで、コンピュータで実行可能な記録媒体1302は、プログラムソフトウェアコード/命令およびデータを格納するために使用可能な有形の機械可読媒体であり、当該プログラムソフトウェアコード/命令およびデータは、コンピューティングデバイスによる実行時、1または複数のプロセッサ(例えば、プロセッサ1301)に、本開示の主題を対象として1または複数の添付の請求項に記載されてよい方法を実行させる。
【0111】
有形の機械可読媒体1302は、様々な有形の場所に、実行可能なソフトウェアプログラムコード/命令1302aおよびデータのストレージを含んでよく、そのようなものとしては、例えば、ROM,揮発性RAM、不揮発性メモリおよび/またはキャッシュおよび/または本願で言及される他の有形のメモリが挙げられる。本プログラムソフトウェアコード/命令1302aおよび/またはデータの一部が、これらのストレージおよびメモリデバイスの任意のものに格納されてよい。さらに、プログラムソフトウェアコード/命令は、他のストレージから取得されてよく、例えば、集中サーバまたはインターネットを含むピアツーピアネットワーク等を通して行われることが含まれる。ソフトウェアプログラムコード/命令およびデータの異なる部分が、異なる時点および異なる通信セッションまたは同一の通信セッションにおいて取得されてよい。
【0112】
ソフトウェアプログラムコード/命令1302a(フローチャート500および他の実施形態に関連する)およびデータは、それぞれのソフトウェアプログラムまたはアプリケーションのコンピューティングデバイスによる実行の前に、その全体が取得されてよい。代替的に、ソフトウェアプログラムコード/命令1302aおよびデータの部分が、例えば、実行のために必要なときに、ジャストインタイムで動的に取得されてよい。代替的に、ソフトウェアプログラムコード/命令1302aおよびデータを取得するこれらの方法に係るいくつかの組み合わせが、例示として、例えば、異なるアプリケーション、コンポーネント、プログラム、オブジェクト、モジュール、ルーチンまたは他の命令のシーケンス若しくは命令のシーケンスの編成のために、行われてよい。故に、データおよび命令は、特定の時点において、有形の機械可読媒体上に全体として存在することは要求されていない。
【0113】
有形のコンピュータ可読媒体1302の例としては、限定はされないが、とりわけ、揮発性および不揮発性メモリデバイス、リードオンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリデバイス、フロッピー(登録商標)および他の取り外し可能なディスク、磁気記録媒体、光記録媒体(例えば、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)等)の記録可能なタイプの媒体および記録不可能なタイプの媒体が含まれる。ソフトウェアプログラムコード/命令は、デジタルの有形の通信リンクに一時的に格納され、同時に、搬送波、赤外線信号、デジタル信号等の電気、光、音響またはその他の形態の伝搬信号をこのような有形の通信リンクを通して実装してよい。
【0114】
概して、有形の機械可読媒体1302は、機械(すなわち、コンピューティングデバイス)によってアクセス可能な形態で情報を提供(すなわち、デジタル形式で、例えば、データパケットを格納および/または送信する)する任意の有形メカニズムを含み、当該メカニズムは、インターネット等の通信ネットワークから、アプリケーションおよび補助アプリケーションをダウンロードおよび実行可能な否かに関わらず、例えば、通信デバイス、コンピューティングデバイス、ネットワークデバイス、パーソナルデジタルアシスタント、製造ツール、モバイル通信デバイスの中に含まれてよく、このようなものとしては、例えば、iPhone(登録商標)、Galaxy(登録商標)、Blackberry(登録商標)Droid(登録商標)等またはコンピューティングデバイスを含むその他のデバイスが挙げられる。一実施形態において、プロセッサベースのシステムは、PDA、携帯電話、ノートブックコンピュータ、タブレット、ゲームコンソール、セットトップボックス、埋め込みシステム、TV、パーソナルデスクトップコンピュータ等の形態である、またはそれらの中に含まれている。代替的に、従来の通信アプリケーションおよび補助アプリケーションが、本開示の主題のいくつかの実施形態において使用されてよい。
【0115】
図14は、いくつかの実施形態による、連続的に圧縮された信号を再構成するための装置および/または機械実行可能命令を備えたスマートデバイスまたはコンピュータシステムまたはSoC(システムオンチップ)2100を示す。任意の他の図面の構成要素と同一参照符号(または名前)を有する
図14のこれらの構成要素は、説明された方法に類似する任意の方法で動作または機能してよいが、そのように限定はされないことを特記する。
【0116】
図14は、平面インタフェースコネクタが使用されてよいモバイルデバイスの一実施形態に係るブロック図を示す。いくつかの実施形態において、コンピューティングデバイス2100は、コンピューティングタブレット、携帯電話、スマートフォン、無線が有効な電子書籍リーダ、または他の無線モバイルデバイス等のモバイルコンピューティングデバイスを表わす。コンピューティングデバイス2100における特定のコンポーネントが全体的に図示されており、このようなデバイスのすべてのコンポーネントが、図示されているわけではないことを理解されたい。
【0117】
いくつかの実施形態において、コンピューティングデバイス2100は、いくつかの説明された実施形態による連続的に圧縮された信号を再構成するための装置および/または機械実行可能命令を備えた第1のプロセッサ2110を含む。コンピューティングデバイス2100の他のブロックも、いくつかの実施形態による連続的に圧縮された信号を再構成するための装置および/または機械実行可能命令を含んでよい。本開示に係る様々な実施形態は、また、システムの実施形態が、無線デバイス、例えば、携帯電話またはパーソナルデジタルアシスタントに組み込み可能であるように、無線インタフェース等のネットワークインタフェース2170を備えてよい。
【0118】
一実施形態において、プロセッサ2110(および/またはプロセッサ2190)は、マイクロプロセッサ、アプリケーションプロセッサ、マイクロコントローラ、プログラマブルロジックデバイス、または他の処理手段等の1または複数の物理デバイスを含んでよい。プロセッサ2110によって実行される処理動作は、オペレーティングプラットフォームまたはオペレーティングシステムの実行を含み、オペレーティングプラットフォームまたはオペレーティングシステム上で、アプリケーションおよび/またはデバイスの機能が実行される。当該処理動作には、人間のユーザとのまたは他のデバイスとのI/O(入力/出力)に関する処理、電力管理に関する処理、および/またはコンピューティングデバイス2100の別のデバイスへの接続に関する処理が含まれる。当該処理動作には、また、オーディオI/Oおよび/またはディスプレイI/Oに関する処理が含まれてよい。
【0119】
一実施形態において、コンピューティングデバイス2100は、オーディオサブシステム2120を含み、オーディオサブシステム2120は、オーディオ機能をコンピューティングデバイスに提供することに関連するハードウェア(例えば、オーディオハードウェアおよびオーディオ回路)コンポーネントおよびソフトウェア(例えば、ドライバ、コーデック)コンポーネントを表わす。オーディオ機能は、マイク入力に加え、スピーカおよび/またはヘッドフォン出力を含んでよい。このような機能のためのデバイスが、コンピューティングデバイス2100に統合されてよく、またはコンピューティングデバイス2100に接続されてよい。一実施形態において、ユーザは、プロセッサ2110によって受信および処理されるオーディオコマンドを提供することによって、コンピューティングデバイス2100と対話する。
【0120】
ディスプレイサブシステム2130は、ユーザが、コンピューティングデバイス2100と対話するための視覚ディスプレイおよび/または触覚ディスプレイを提供するハードウェアコンポーネント(例えば、ディスプレイデバイス)およびソフトウェア(例えば、ドライバ)コンポーネントを表わす。ディスプレイサブシステム2130は、ディスプレイインタフェース2132を含み、ディスプレイインタフェース2132は、ディスプレイをユーザに提供するために用いられる特定のスクリーンまたはハードウェアデバイスを含む。一実施形態において、ディスプレイインタフェース2132は、ディスプレイに関する少なくとも一部の処理を実行するためのロジックをプロセッサ2110とは別個に含む。一実施形態において、ディスプレイサブシステム2130は、ユーザに出力と入力の両方を提供するタッチスクリーン(またはタッチパッド)デバイスを含む。
【0121】
I/Oコントローラ2140は、ユーザとの対話に関連するハードウェアデバイスおよびソフトウェアコンポーネントを表わす。I/Oコントローラ2140は、オーディオサブシステム2120および/またはディスプレイサブシステム2130の一部であるハードウェアを管理するように動作可能である。また、I/Oコントローラ2140は、コンピューティングデバイス2100に接続される追加のデバイスのための接続ポイントを示し、それを通して、ユーザはシステムと対話してよい。例えば、コンピューティングデバイス2100に取り付可能なデバイスとしては、マイクロフォンデバイス、スピーカまたはステレオシステム、ビデオシステムまたは他のディスプレイデバイス、キーボードまたはキーパッドデバイス、またはカードリーダ若しくは他のデバイス等の特定のアプリケーションと用いるための他のI/Oデバイスが含まれてよい。
【0122】
上記の通り、I/Oコントローラ2140は、オーディオサブシステム2120および/またはディスプレイサブシステム2130と対話してよい。例えば、マイクロフォンまたは他のオーディオデバイスを通した入力は、コンピューティングデバイス2100の1または複数のアプリケーションまたは機能のための入力またはコマンドを提供してよい。また、ディスプレイ出力の代わりに、またはディスプレイ出力に加えて、オーディオ出力が提供されてよい。別の例においては、ディスプレイサブシステム2130がタッチスクリーンを含む場合、ディスプレイデバイスは、入力デバイスとしても機能し、入力デバイスは、少なくとも部分的にI/Oコントローラ2140によって管理されてよい。また、コンピューティングデバイス2100に、I/Oコントローラ2140によって管理されるI/O機能を提供するための追加のボタンまたはスイッチが存在してよい。
【0123】
一実施形態において、I/Oコントローラ2140は、加速度計、カメラ、光センサまたは他の環境センサ等のデバイス、またはコンピューティングデバイス2100に含まれてよい他のハードウェアを管理する。入力は、システムの動作(ノイズのフィルタリング、輝度検出のためのディスプレイの調整、カメラへのフラッシュの適用、または他の機能等)に影響を与えるための環境入力のシステムへの提供に加え、直接的なユーザインタラクションの一部であってよい。
【0124】
一実施形態において、コンピューティングデバイス2100は、バッテリ消費電力、バッテリの充電および省電力動作に関する機能を管理する電力管理2150を含む。メモリサブシステム2160は、コンピューティングデバイス2100に情報を格納するためのメモリデバイスを含む。メモリは、不揮発性(メモリデバイスへの電力が割り込まれても、状態が変わらない)メモリデバイスおよび/または揮発性メモリデバイス(メモリデバイスへの電力が割り込まれると、状態が不確定となる)を含んでよい。メモリサブシステム2160は、アプリケーションデータ、ユーザデータ、音楽、写真、文書、または他のデータに加え、コンピューティングデバイス2100のアプリケーションおよび機能の実行に関連するシステムデータを格納(長期であれ、または一時的にであれ)してよい。
【0125】
実施形態に係る構成要素は、コンピュータで実行可能な命令(例えば、本明細書に記載の任意の他のプロセスを実装するための命令)を格納するための機械可読媒体(例えば、メモリ2160)としても提供される。機械可読媒体(例えば、メモリ2160)としては、限定ではないが、フラッシュメモリ、光ディスク、CD‐ROM、DVD ROM、RAM、EPROM、EEPROM、磁気カード若しくは光カード、相変化メモリ(PCM)、または電子的な命令若しくはコンピュータで実行可能な命令を格納するために好適な他のタイプの機械可読媒体が含まれてよい。例えば、本開示の実施形態は、コンピュータプログラム(例えば、BIOS)としてダウンロードされてよく、当該プログラムはリモートコンピュータ(例えば、サーバ)から、要求元コンピュータ(例えば、クライアント)に、通信リンク(例えば、モデムまたはネットワーク接続)を介して、データ信号として転送されてよい。
【0126】
接続2170は、コンピューティングデバイス2100が、外部デバイスと通信できるようにするためのハードウェアデバイス(例えば、無線および/または有線コネクタおよび通信ハードウェア)およびソフトウェアコンポーネント(例えば、ドライバ、プロトコルスタック)を含む。コンピューティングデバイス2100は、他のコンピューティングデバイス、無線アクセスポイントまたは基地局に加え、ヘッドセット、プリンタ等の周辺機器、または他のデバイス等の複数の別個のデバイスであってよい。
【0127】
接続2170は、複数の異なるタイプの接続を含んでよい。一般化のため、コンピューティングデバイス2100は、セルラ接続2172および無線接続2174を備えるように図示されている。概して、セルラ接続2172とは、GSM(登録商標)(グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション)またはその変形版若しくは派生版、CDMA(符号分割多元接続)またはその変形版若しくは派生版、TDM(時分割多重)または変形版若しくは派生版、または他のセルラサービス規格を介して提供されるもののような無線キャリアによって提供されるセルラネットワーク接続を指す。無線接続(または、無線インタフェース)2174とは、セルラではない無線接続を指し、無線接続2174としては、パーソナルエリアネットワーク(Bluetooth(登録商標)、近距離等)、ローカルエリアネットワーク(Wi‐Fi等)および/またはワイドエリアネットワーク(WiMAX(登録商標)等)または他の無線通信が含まれてよい。
【0128】
いくつかの実施形態において、周辺接続2180は、周辺接続を形成するハードウェアインタフェースおよびコネクタに加え、ソフトウェアコンポーネント(例えば、ドライバ、プロトコルスタック)を含む。コンピューティングデバイス2100は、他のコンピューティングデバイスへの周辺デバイス(「への」2182)であってよく、また他のコンピューティングデバイス2100に接続された周辺デバイス(「からの」2184)を有してもよいことを理解されたいい。コンピューティングデバイス2100は、一般に、コンピューティングデバイス2100にあるコンテンツの管理(例えば、ダウンロードおよび/またはアップロード、変更、同期)等の目的で、他のコンピューティングデバイスに接続するための"ドッキング"コネクタを有する。また、ドッキングコネクタは、コンピューティングデバイス2100が特定の周辺機器に接続することを可能にし、特定の周辺機器は、コンピューティングデバイス2100が、例えば、視聴覚システムまたは他のシステムへのコンテンツ出力を制御できるようにする。
【0129】
独自のドッキングコネクタまたは他の独自の接続ハードウェアに加え、コンピューティングデバイス2100は、一般的なまたは規格ベースのコネクタを介して、周辺接続2180を形成してよい。一般的なタイプとしては、ユニバーサルシリアルバス(USB)コネクタ(複数の異なるハードウェアインタフェースのうちの任意のものを含んでよい)、Miniディスプレイポート(MDP)を含むディスプレイポート、高精細度マルチメディアインタフェース(HDMI(登録商標))、ファイヤワイヤ、または他のタイプが含まれてよい。
【0130】
明細書中の「1つの実施形態(an embodiment)」、「一実施形態(one embodiment)」、「いくつかの実施形態(some embodiments)」または「他の実施形態(other embodiments)」への言及は、当該実施形態に関し記載された特定の特徴、構造、または特性が、必ずしもすべての実施形態ではないが、少なくともいくつかの実施形態に含まれることを意味する。「1つの実施形態(an embodiment)」、「一実施形態(one embodiment)」または「いくつかの実施形態(some embodiments)」という様々な箇所での記載は、必ずしもすべてが同一の実施形態に言及していない。明細書に、コンポーネント、特徴、構造または特性が、「含まれてよい」、「含まれる可能性がある」、または「含まれ得る」と記載されている場合、それらの特定のコンポーネント、特徴、構造または特性が含まれるべきであることは要求されてはいない。明細書または特許請求の範囲が、「1つ(a)」または「一つ(an)」の要素に言及する場合、それは、当該要素のうちの1つのみが存在することを意味してない。明細書または特許請求の範囲が、「1つの追加の(an additional)」要素に言及する場合、それは、2個以上の当該追加の要素が存在することを除外しない。
【0131】
さらに、1または複数の実施形態において、特定の特徴、構造、機能または特性が任意の好適な態様で組み合わされてよい。例えば、第1の実施形態と第2の実施形態の2つの実施形態に関連する特定の特徴、構造、機能または特性が相互排他的でない場合はいつでも、第1の実施形態は第2の実施形態と組み合わされてよい。
【0132】
開示内容は、その特定の実施形態に関連して記載されている一方、上記の説明に照らし、このような実施形態に係る多くの代替例、修正例および変形例が、当業者にとって自明であろう。本開示の実施形態は、このような代替例、修正例および変形例のすべてが、添付の特許請求の範囲に係る広範な範囲に属するように包含する意図である。
【0133】
また、図示および説明を簡易にするため、および本開示を不明瞭にしないため、集積回路(IC)および他のコンポーネントへの周知の電力接続/アース接続は、提示の図面中に図示されていてもされていなくてもよい。さらに、構成は、ブロック図の形態で示されることがあるが、これは、本開示を不明瞭にすることを回避するためであり、またこのようなブロック図の構成に係る実装に関する詳細は、本開示が実装されるべきプラットフォームに大きく依存するという事実に鑑みてのことである(すなわち、このような詳細は、十分に当業者の視野の範囲内である)。本開示の例示的な実施形態を説明すべく、具体的な詳細(例えば、回路)が記載されている一方、本開示は、これらの具体的な詳細を省いても、または当該詳細の変形をもってしても、実施可能であることは、当業者に自明であろう。よって、詳細な説明は、限定的ではなく、例示的なものとしてみなされるべきである。
【0134】
以下の例は、さらなる実施形態に関する。一例において、格納された命令を備える機械可読記録媒体が提供され、命令は実行時に、1または複数のプロセッサに、入力信号をセンサから受信し、入力信号をデジタルストリームに変換し、デジタルストリームの両端をデジタルストリームの部分で対称的にパディングして、パディングされたデジタルストリームを形成する、処理を実行させる。いくつかの実施形態において、上記機械可読記録媒体は、実行時に、上記1または複数のプロセッサに、上記デジタルストリームの部分を選択し、上記デジタルストリームの選択された上記部分を他のデバイスに送信し、上記他のデバイスから、上記デジタルストリームの送信された上記選択部分に応答する1または複数の構成パラメータを受信する、さらなる処理を実行させるための格納されたさらなる命令を備える。
【0135】
いくつかの実施形態において、上記機械可読記録媒体は、実行時に、上記1または複数のプロセッサに、上記デジタルストリームの両端を対称的にパディングする前に、上記1または複数の構成パラメータを用いて、パディングされるべき要素数を計算する、さらなる処理を実行させるための格納されたさらなる命令を備える。いくつかの実施形態において、上記要素数が、上記デジタルストリームの上記部分を決定する。いくつかの実施形態において、上記1または複数の構成パラメータのうちの少なくとも1つが、上記他のデバイスから動的に受信される。
【0136】
いくつかの実施形態において、上記1または複数の構成パラメータうちの少なくとも1つが、上記他のデバイスから周期的に受信される。いくつかの実施形態において、上記1または複数の構成パラメータうちの少なくとも1つは、圧縮率である。いくつかの実施形態において、上記機械可読記録媒体は、実行時に、上記1または複数のプロセッサに、上記1または複数の構成パラメータを用いて、エンコーディングマトリックスを構築し、上記エンコーディングマトリックスを用いて、上記パディングされたデジタルストリームをエンコーディングして、圧縮されたパディングデータを生成する、さらなる処理を実行させるための格納されたさらなる命令を備える。いくつかの実施形態において、上記エンコーディングマトリックスは、バイナリ置換ブロック対角(BPBD)マトリックスである。
【0137】
いくつかの実施形態において、上記機械可読記録媒体は、実行時に、上記1または複数のプロセッサに、上記圧縮されたパディングデータを上記他のデバイスに処理のために送信する、さらなる処理を実行させるための格納されたさらなる命令を備える。いくつかの実施形態において、上記機械可読記録媒体は、実行時に、上記1または複数のプロセッサに、上記センサを含む少なくとも2つのセンサのタイプを識別し、上記少なくとも2つのセンサの上記タイプに関する情報を集約し、集約された上記情報を他のデバイスに送信し、上記他のデバイスから、上記少なくとも2つのセンサの各々のための構成パラメータを受信、さらなる処理を実行させるための格納されたさらなる命令を備える。
【0138】
いくつかの実施形態において、上記機械可読記録媒体は、実行時に、上記1または複数のプロセッサに、上記センサのタイプまたは上記入力信号のタイプを示す信号を他のデバイスに送信し、上記他のデバイスから、送信された上記信号に応答する1または複数の構成パラメータを受信するさらなる処理を実行させるための格納されたさらなる命令を備え、上記1または複数の構成パラメータは、上記センサの上記タイプまたは上記入力信号の上記タイプに依存する。いくつかの実施形態において、上記1または複数の構成パラメータのうちの少なくとも1つは、上記パディングされたデジタルストリームのマトリックスをエンコーディングするための圧縮率である。
【0139】
別の例において、入力信号を処理する受信機と、処理された上記入力信号をデジタルストリームに変換するアナログ‐デジタルコンバータと、上記デジタルストリームの両端を上記デジタルストリームの部分で対称的にパディングして、パディングされたデジタルストリームを形成するように処理可能なロジックと、1または複数の構成パラメータを適用することによって、エンコーディングマトリックスを構築するように処理可能なロジックと、上記エンコーディングマトリックスを適用することによって、上記パディングされたデジタルストリームをエンコードするエンコーダと、を備える、センサが提供される。
【0140】
いくつかの実施形態において、上記1または複数の構成パラメータのうちの少なくとも1つは、圧縮率である。いくつかの実施形態において、上記エンコーディングマトリックスは、バイナリ置換ブロック対角(BPBD)マトリックスである。いくつかの実施形態において、上記センサは、アンテナと、上記アンテナを介して、エンコーディングされた上記パディングデジタルストリームを他のデバイスに処理のために送信する送信機と、を備える。
【0141】
いくつかの実施形態において、上記センサは、上記デジタルストリームの選択された部分を他のデバイスに送信するアンテナを備える。いくつかの実施形態において、上記アンテナは、上記他のデバイスから、上記デジタルストリームの選択された上記部分の送信に応答する上記1または複数の構成パラメータを受信する。いくつかの実施形態において、上記受信機は、上記入力信号を受信し、対応する電流を生成するフォトダイオードと、上記対応する電流を処理された上記入力信号に変換する回路と、を含む。
【0142】
別の例において、センサから入力信号を受信する段階と、上記入力信号をデジタルストリームに変換する段階と、上記デジタルストリームの両端を上記デジタルストリームの部分で対称的にパディングして、パディングされたデジタルストリームを形成する段階と、を備える、方法が提供される。いくつかの実施形態において、上記方法は、上記デジタルストリームの部分を選択する段階と、上記デジタルストリームの選択された上記部分を他のデバイスに送信する段階と、上記他のデバイスから、上記デジタルストリームの送信された上記選択部分に応答する1または複数の構成パラメータを受信する段階と、をさらに備える。
【0143】
いくつかの実施形態において、上記方法は、上記デジタルストリームの両端を対称的にパディングする前に、上記1または複数の構成パラメータを用いて、パディングされるべき要素数を計算する段階を備え、上記要素数が、上記デジタルストリームの上記部分を決定する。いくつかの実施形態において、上記1または複数の構成パラメータの少なくとも1つは、圧縮率である。いくつかの実施形態において、上記方法は、上記1または複数の構成パラメータを用いて、エンコーディングマトリックスを構築する段階と、上記エンコーディングマトリックスを用いて、上記パディングされたデジタルストリームをエンコーディングして、圧縮されたパディングデータを生成する段階と、を備える。いくつかの実施形態において、上記マトリックスは、バイナリ置換ブロック対角(BPBD)マトリックスである。
【0144】
別の例において、入力信号を受信するための手段と、上記入力信号をデジタルストリームに変換するための手段と、上記デジタルストリームの両端を上記デジタルストリームの部分で対称的にパディングして、パディングされたデジタルストリームを形成するための手段と、を備える、装置が提供される。いくつかの実施形態において、上記装置は、上記デジタルストリームの部分を選択するための手段と、上記デジタルストリームの選択された上記部分を他のデバイスに送信するための手段と、上記他のデバイスから、上記デジタルストリームの送信された上記選択部分に応答する1または複数の構成パラメータを受信するための手段と、をさらに備える。
【0145】
いくつかの実施形態において、上記装置は、上記デジタルストリームの両端を対称的にパディングする前に、上記1または複数の構成パラメータを用いて、パディングされるべき要素数を計算するための手段を備え、上記要素数が、上記デジタルストリームの上記部分を決定する。いくつかの実施形態において、上記1または複数の構成パラメータの少なくとも1つは、圧縮率である。いくつかの実施形態において、上記装置は、上記1または複数の構成パラメータを用いて、エンコーディングマトリックスを構築するための手段と、上記エンコーディングマトリックスを用いて、上記パディングされたデジタルストリームをエンコーディングして、圧縮されたパディングデータを生成するための手段と、を備える。いくつかの実施形態において、上記マトリックスは、バイナリ置換ブロック対角(BPBD)マトリックスである。
【0146】
当該例における特定内容が、1または複数の実施形態のいずれにおいても使用されてよい。本明細書に記載の装置に係るすべてのオプションの特徴は、方法またはプロセスに関し実装されてよい。
【0147】
要約書は、読み手が、技術的な開示の本質および要点を把握できるようにするために記載されている。要約書は、特許請求の範囲に係る範囲または意味を限定するために用いられることはないという理解の下、提出されている。以下の特許請求の範囲は、詳細な説明に組み込まれ、各請求項は、別個の実施形態として独立している。
(項目1)
センサから入力信号を受信する段階と、
上記入力信号をデジタルストリームに変換する段階と、
上記デジタルストリームの両端を上記デジタルストリームの部分で対称的にパディングして、パディングされたデジタルストリームを形成する段階と、
を備える、方法。
(項目2)
上記デジタルストリームの部分を選択する段階と、
上記デジタルストリームの選択された上記部分を他のデバイスに送信する段階と、
上記他のデバイスから、上記デジタルストリームの上記送信された選択部分に応答する1または複数の構成パラメータを受信する段階と、
をさらに備える、項目1に記載の方法。
(項目3)
上記デジタルストリームの両端を対称的にパディングする前に、上記1または複数の構成パラメータを用いて、パディングされるべき要素数を計算する段階をさらに備える、項目2に記載の方法。
(項目4)
上記要素数が、上記デジタルストリームの上記部分を決定する、項目3に記載の方法。
(項目5)
上記1または複数の構成パラメータのうちの少なくとも1つが、上記他のデバイスから動的に受信される、項目2に記載の方法。
(項目6)
上記1または複数の構成パラメータのうちの少なくとも1つが、上記他のデバイスから周期的に受信される、項目2に記載の方法。
(項目7)
上記1または複数の構成パラメータのうちの少なくとも1つは、圧縮率である、項目2に記載の方法。
(項目8)
上記1または複数の構成パラメータを用いて、エンコーディングマトリックスを構築する段階と、
上記エンコーディングマトリックスを用いて、上記パディングされたデジタルストリームをエンコーディングして、圧縮されたパディングデータを生成する段階と、
をさらに備える、項目3に記載の方法。
(項目9)
上記エンコーディングマトリックスは、バイナリ置換ブロック対角(BPBD)マトリックスである、項目8に記載の方法。
(項目10)
圧縮された上記パディングデータを上記他のデバイスに処理のために送信する段階をさらに備える、項目9に記載の方法。
(項目11)
上記センサを含む少なくとも2つのセンサのタイプを識別する段階と、
上記少なくとも2つのセンサの上記タイプに関する情報を集約する段階と、
集約された上記情報を他のデバイスに送信する段階と、
上記他のデバイスから、上記少なくとも2つのセンサの各々のための構成パラメータを受信する段階と、
をさらに備える、項目1に記載の方法。
(項目12)
上記センサのタイプまたは上記入力信号のタイプを示す信号を他のデバイスに送信する段階と、
上記他のデバイスから、送信された上記信号に応答する1または複数の構成パラメータを受信する段階と、をさらに備え、
上記1または複数の構成パラメータは、上記センサの上記タイプまたは上記入力信号の上記タイプに依存する、項目1に記載の方法。
(項目13)
上記1または複数の構成パラメータのうちの少なくとも1つは、上記パディングされたデジタルストリームのマトリックスをエンコーディングするための圧縮率である、項目12に記載の方法。
(項目14)
入力信号を処理する受信機と、
処理された上記入力信号をデジタルストリームに変換するアナログ‐デジタルコンバータと、
上記デジタルストリームの両端を上記デジタルストリームの部分で対称的にパディングして、パディングされたデジタルストリームを形成するロジックと、
1または複数の構成パラメータを適用することによって、エンコーディングマトリックスを構築するロジックと、
上記エンコーディングマトリックスを適用することによって、上記パディングされたデジタルストリームをエンコーディングするエンコーダと、を備える、センサ。
(項目15)
上記1または複数の構成パラメータのうちの少なくとも1つは、圧縮率である、項目14に記載のセンサ。
(項目16)
上記エンコーディングマトリックスは、バイナリ置換ブロック対角(BPBD)マトリックスである、項目14に記載のセンサ。
(項目17)
アンテナと、
上記アンテナを介して、上記エンコーディングされたパディングデジタルストリームを他のデバイスに処理のために送信する送信機と、を備える、項目14に記載のセンサ。
(項目18)
上記デジタルストリームの選択された部分を他のデバイスに送信するアンテナを備える、項目14に記載のセンサ。
(項目19)
上記アンテナは、上記他のデバイスから、上記デジタルストリームの選択された上記部分の送信に応答する上記1または複数の構成パラメータを受信する、項目18に記載のセンサ。
(項目20)
上記受信機は、
上記入力信号を受信し、対応する電流を生成するフォトダイオードと、
上記対応する電流を処理された上記入力信号に変換する回路と、
を含む、項目14に記載のセンサ。
(項目21)
格納された命令を備える機械可読記録媒体であって、上記命令は実行時に、1または複数のプロセッサに、項目1から13のいずれか一項に記載の方法に係る処理を実行させる、機械可読記録媒体。
(項目22)
入力信号を受信するための手段と、
上記入力信号をデジタルストリームに変換するための手段と、
上記デジタルストリームの両端を上記デジタルストリームの部分で対称的にパディングして、パディングされたデジタルストリームを形成するための手段と、
を備える、装置。
(項目23)
上記デジタルストリームの部分を選択するための手段と
上記デジタルストリームの選択された上記部分を他のデバイスに送信するための手段と、
上記他のデバイスから、上記デジタルストリームの上記送信された選択部分に応答する1または複数の構成パラメータを受信するための手段と、
をさらに備える、項目22に記載の装置。
(項目24)
上記デジタルストリームの両端を対称的にパディングする前に、上記1または複数の構成パラメータを用いて、パディングされるべき要素数を計算するための手段を備え、
上記要素数が、上記デジタルストリームの上記部分を決定する、項目23に記載の装置。
(項目25)
上記1または複数の構成パラメータのうちの少なくとも1つは、圧縮率である、項目24に記載の装置。
(項目26)
上記1または複数の構成パラメータを用いて、エンコーディングマトリックスを構築するための手段と、
上記エンコーディングマトリックスを用いて上記パディングされたデジタルストリームをエンコーディングして、圧縮されたパディングデータを生成するための手段と、を備え、
上記エンコーディングマトリックスは、バイナリ置換ブロック対角(BPBD)マトリックスである、項目24に記載の装置。