(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記提供部は、前記到着予測日時算出部によって算出された到着予測日時と、前記目的地に対して事前に提供している到着予測日時との差が所定の閾値を超える場合には前記貨物自動車が遅延もしくは早着する旨を示す情報を提供する、請求項1に記載の運搬システム。
前記提供部は、同一の目的地に対して複数の貨物自動車が、同一の日に同じガス種もしくは異なるガス種を運搬する場合において、前記ガス種と前記到着予測日時とを組み合わせて提供する、請求項1または2に記載の運搬システム。
前記提供部は、前記目的地に対して事前に到着予測日時を提供していない場合、算出された前記到着予測日時を、前記貨物自動車の前記目的地への到着予測日時として提供する、請求項1から4のいずれか一項に記載の運搬システム。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、運搬システム100の構成を表すシステム構成図である。
運搬システム100は、運行管理システム10、サーバ20及び顧客向けサーバ30を備える。運行管理システム10と、サーバ20との間及びサーバ20と、顧客向けサーバ30との間は、ネットワークを介して通信可能に接続され、データ連携が行われる。ネットワークは、どのように構成されたネットワークであってもよい。例えば、ネットワークは、インターネットである。データ連携とは、異なる装置やシステム間でデータを共有することを意味する。
【0015】
運行管理システム10は、貨物自動車40の運行を管理するシステムである。具体的には、運行管理システム10は、貨物自動車40を所有する配送会社によって登録された運行計画と、貨物自動車40から得られる貨物自動車40の位置情報とに基づいて、貨物自動車40の現在地から目的地までの到着予測日時を算出し、算出した到着予測日時の情報と、運行計画とをサーバ20との間でデータ連携する。運行計画とは、配送会社によって予め作成される貨物自動車40の運行に関する計画である。運行計画には、例えば会社・事業者名、貨物自動車40の種別、貨物自動車40が運搬しているガス種に関する情報、出発地、目的地、運行計画予測日時等の情報が含まれる。
【0016】
ここで、貨物自動車40の種別とは、運搬可能なガス種、送液ポンプの有無、最大積載量、貨物自動車40が搭載している装備についての情報を含む。ガス種とは、窒素、酸素等のガスの名称、ガスの純度、ガスに含まれる不純物と含有量などを含む。また、ガス種の情報とは、運搬される低温液化ガスに関する情報である。例えば、低温液化ガスの種類に関したものであれば、窒素、酸素、アルゴン、二酸化炭素、水素等である。また、ガスの種類が同じであっても、例えば、ガスの純度や、含まれる不純物の種類と量など、お客様から予め指定されているガス種の情報が含まれる場合もある。運行計画予測日時は、貨物自動車40がお客様の場所(目的地)に到着する日時として、事前に配送会社によって決められた日時を表す。
【0017】
また、運行管理システム10は、貨物自動車40の位置情報、貨物自動車40が運搬している積荷の積載量情報等の情報もサーバ20との間でデータ連携する。運行管理システム10は、例えばパーソナルコンピュータ等の情報処理装置を用いて構成される。運行管理システム10は、貨物自動車40から得られる情報と、運行計画に含まれる会社・事業者名、貨物自動車40の種別及びガス種の少なくとも2種類以上が一致する運行計画のうち、所定の時間後(例えば、30分後)に目的地(お客様の場所)に到着予定の運行計画をデータ連携の対象とする。なお、運行管理システム10は、いわゆるカーナビゲーションシステムで、その一部が代用されてもよい。
【0018】
サーバ20は、運行管理システム10との間でデータ連携により共有される情報を顧客向けサーバ30との間でデータ連携する。また、サーバ20は、お客様からガス種の注文を受け付け、受け付けた注文に応じて、配送会社に配送を依頼する。サーバ20は、例えばパーソナルコンピュータ等の情報処理装置を用いて構成される。
顧客向けサーバ30は、サーバ20との間でデータ連携により共有される情報に基づいて、貨物自動車40の到着予測日時に関する情報をお客様に提供する。例えば、顧客向けサーバ30は、貨物自動車40の到着予測日時に関する情報を、メール又はお客様専用のマイページにて提供する。顧客向けサーバ30は、例えばパーソナルコンピュータ等の情報処理装置を用いて構成される。
【0019】
貨物自動車40は、酸素や窒素等の低温液化ガスを、液体状態で格納する容器を運搬するための車両である。貨物自動車40は、例えば、タンクローリーである。貨物自動車40は、車載端末、GPS(Global Positioning System)及びLI(Load Indicator)を備える。車載端末は、運転手に対して目的地までの経路やサーバ20から得られる情報を提供する。GPSは、貨物自動車40の位置情報を取得する。車載端末は、貨物自動車40のGPSによって取得された位置情報と、会社・事業者名、貨物自動車40の種別及び貨物自動車40が運搬しているガス種に関する情報とを運行管理システム10に送信する。LIは、車載式重量計であり、貨物自動車40が運搬している積荷の重量を計測し、計測結果を積載量である重量情報として運行管理システム10に送信する。
【0020】
図2は、本実施形態における運行管理システム10の機能構成を表す概略ブロック図である。運行管理システム10は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、プログラムを実行する。プログラムの実行によって、運行管理システム10は、取得部11、記憶部12、到着予測日時算出部13、データ連携部14を備える装置として機能する。なお、運行管理システム10の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
【0021】
取得部11は、各種情報を取得する。具体的には、取得部11は、運行計画と、貨物自動車に関する情報(以下「貨物自動車情報」という。)とを取得する。貨物自動車に関する情報は、例えば、位置情報、積載量情報、会社・事業者名、貨物自動車40の種別及び貨物自動車40が運搬しているガス種に関する情報等である。
【0022】
取得部11は、貨物自動車情報を貨物自動車40から取得する。なお、取得部11は、他の方法で貨物自動車情報を取得してもよい。例えば、取得部11は、配送会社の社員が運行管理システム10を直接操作して入力した貨物自動車情報を取得してもよいし、配送会社の社員が他の通信装置(例えば、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置)を運行管理システム10に接続して他の通信装置から入力された貨物自動車情報を取得してもよいし、クラウド上のサーバに保存された貨物自動車情報を取得してもよい。また、取得部11は、配送会社が所持している端末装置から入力によって運行計画を取得する。
【0023】
記憶部12は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。記憶部12は、各種情報を記憶する。具体的には、記憶部12は、取得部11によって取得された運行計画121及び貨物自動車情報122と、地図情報123とを記憶する。地図情報123は、予め運行管理システム10に記憶されていてもよい。
【0024】
到着予測日時算出部13は、記憶部12に記憶されている情報に基づいて到着予測日時を算出する。具体的には、まず到着予測日時算出部13は、運行計画121と、貨物自動車情報122に含まれる位置情報と、地図情報123とに基づいて、貨物自動車40の現在地から目的地までのルートを決定する。なお、到着予測日時算出部13は、現在地から目的地まで幹線道路で向かうことができるルートを決定する。次に、到着予測日時算出部13は、決定したルートの距離と、予め設定された貨物自動車40の速度とに基づいて目的地までの時間を算出する。そして、到着予測日時算出部13は、算出した時間を、現在の時刻に加算することによって到着予測日時を算出する。
【0025】
データ連携部14は、到着予測日時算出部13によって算出された到着予測日時の情報と、記憶部12に記憶されている情報(例えば、運行計画121及び貨物自動車情報122)とをサーバ20との間で共有する。
【0026】
図3は、本実施形態におけるサーバ20の機能構成を表す概略ブロック図である。サーバ20は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、プログラムを実行する。プログラムの実行によって、サーバ20は、取得部21、記憶部22、データ連携部23を備える装置として機能する。なお、サーバ20の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
【0027】
取得部21は、各種情報を取得する。具体的には、取得部21は、運行管理システム10によって共有された情報と、お客様からの注文情報とを取得する。
記憶部22は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。記憶部22は、取得部21によって取得された情報を記憶する。例えば、記憶部22は、運行管理システム10によって共有された情報(到着予測日時の情報と、運行計画121及び貨物自動車情報122)と、お客様からの注文情報とを記憶する。
【0028】
データ連携部23は、記憶部22に記憶されている情報を顧客向けサーバ30との間で共有する。具体的には、データ連携部23は、運行管理システム10によって共有された情報を顧客向けサーバ30との間で共有する。
【0029】
図4は、本実施形態における顧客向けサーバ30の機能構成を表す概略ブロック図である。顧客向けサーバ30は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、プログラムを実行する。プログラムの実行によって、顧客向けサーバ30は、取得部31、データ登録部32、データ記憶部33、メール生成部34、メール送信部35、画面提供部36を備える装置として機能する。なお、顧客向けサーバ30の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
【0030】
取得部31は、サーバ20によって共有された情報を取得する。
データ登録部32は、取得部31によって取得された情報に基づいて、データを登録することによってデータテーブルを生成する。
【0031】
図5は、データ記憶部33が記憶するデータテーブルの一例を示す図である。
データテーブルは、お客様に関する情報を表すレコードを複数有する。レコードは、会社・事業所、ガス名、運行計画予測日時、到着予測日時、送信到着予測日時、送信状態及び送信回数の各値を有する。会社・事業所の値は、貨物自動車40の目的地となるお客様の会社・事業所を表す。ガス名の値は、貨物自動車40が運搬しているガス種の名称を表す。ガス名は、例えばLO(Liquid Oxygen:液体酸素)、LN(Liquid Nitrogen:液体窒素)等である。到着予測日時の値は、運行管理システム10において算出された貨物自動車40がお客様の場所に到着する予測日時を表す。
【0032】
送信到着予測日時の値は、貨物自動車40がお客様の場所に到着する予測日時としてお客様に対して提供した日時を表す。送信状態の値は、お客様に対するメールの送信状態を表す。送信状態は、例えば0、1及び2のいずれかで表される。送信状態の“0”は、お客様に対してメールを1度も送信していないことを表す。送信状態の“1”は、お客様に対して通常メールを送信したことを表す。送信状態の“2”は、お客様に対して遅延メールを送信したことを表す。送信回数の値は、お客様に対してメールの送信を行った合計の回数を表す。なお、お客様に対してメールの送信が行われていない場合には、送信到着予測日時の値は登録されない。
【0033】
図5において、データテーブルの最上段に登録されているレコードは、会社・事業所の値が“○○事業所”、ガス名の値が“ガスA”、運行計画予測日時の値が“20XX/YY/ZZ 10:00”、到着予測日時の値が“20XX/YY/ZZ 10:00”、送信到着予測日時の値が“20XX/YY/ZZ 10:00”、送信状態の値が“1(通常)”、送信回数の値が“1”である。すなわち、“○○事業所”には“ガスA”が運搬され、運行計画予測日時が“20XX/YY/ZZ 10:00”であり、到着予測日時が“20XX/YY/ZZ 10:00”であり、送信到着予測日時が“20XX/YY/ZZ 10:00”であり、お客様に対して通常メールを送信しており、お客様に対して合計1回のメールを送信したことが表されている。
【0034】
また、
図5において、データテーブルの2段目に登録されているレコードは、会社・事業所の値が“△△事業所”、ガス名の値が“ガスB”、運行計画予測日時の値が“20XX/YY/ZZ 10:00”、到着予測日時の値が“20XX/YY/ZZ 10:40”、送信到着予測日時の値が“20XX/YY/ZZ 10:20”、送信状態の値が“2(遅延)”、送信回数の値が“2”である。すなわち、“△△事業所”には“ガスB”が運搬され、運行計画予測日時が“20XX/YY/ZZ 10:00”であり、到着予測日時が“20XX/YY/ZZ 10:40”であり、送信到着予測日時が“20XX/YY/ZZ 10:20”であり、お客様に対して遅延メールを送信しており、お客様に対して合計2回のメールを送信したことが表されている。
【0035】
また、
図5において、データテーブルの3段目に登録されているレコードは、会社・事業所の値が“□□事業所”、ガス名の値が“ガスC”、運行計画予測日時の値が“20XX/YY/ZZ 10:00”、到着予測日時の値が“20XX/YY/ZZ 10:00”、送信到着予測日時の値が“−”、送信状態の値が“0(未)”、送信回数の値が“0”である。すなわち、“□□事業所”には“ガスC”が運搬され、運行計画予測日時が“20XX/YY/ZZ 10:00”であり、到着予測日時が“20XX/YY/ZZ 10:00”であり、“□□事業所”にはメールを一度も送信していないことが表されている。
【0036】
図4に戻って、顧客向けサーバ30の説明を続ける。
データ記憶部33は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。データ記憶部33は、データ登録部32によって生成されたデータテーブルを記憶する。
メール生成部34は、データテーブルに基づいて、お客様に送信するメールを生成する。具体的には、メール生成部34は、データテーブルの送信到着予定日時の項目を参照し、送信到着予定日時の項目に値が登録されておらず、かつ、送信回数が0の場合には通常メールを生成する。通常メールとは、お客様に対して貨物自動車40の到着が近いことを通知するためのメールである。一方、メール生成部34は、データテーブルの到着予測日時の項目と、送信到着予測日時の項目を参照し、到着予測日時と、送信到着予測日時との差が、所定の閾値を超えている場合であって、貨物自動車40の遅延が生じている場合には遅延メールを生成する。より具体的には、メール生成部34は、到着予測日時が送信到着予測日時に比べて所定の閾値を超えて日時が過ぎている場合に、貨物自動車40の遅延が生じていると判断し、遅延メールを生成する。遅延メールとは、お客様に対して貨物自動車40の到着が遅れていることを通知するためのメールである。ここで、所定の閾値は、例えば15分である。なお、メール生成部34は、到着予測日時と、送信到着予測日時との差が、所定の閾値以下であって、かつ、送信回数が1以上の場合にはメールを生成しない。
【0037】
メール送信部35は、メール生成部34によって生成されたメールをお客様に送信する。メール送信部35は、提供部の一具体例である。
画面提供部36は、お客様からの要求に応じて、お客様に対して提供する画面データを生成し、生成した画面データをお客様に提供する。画面提供部36は、提供部の一具体例である。
こうして、お客様に対してメールが送信された場合、もしくは、お客様に対して画面提供部36による画面データが提供された場合、貨物自動車40の車載端末に同内容の情報が表示される。例えば、メール送信部35及び画面提供部36のいずれかは、お客様に対してメールを送信した場合、もしくは、お客様に対して画面提供部36による画面データを提供した場合、サーバ20を介して貨物自動車40に対してガス種と到着予測日時とを提供する。これにより、貨物自動車40の車載端末には、ガス種と到着予測日時とが表示される。このような表示により、貨物自動車40の運転者は、貨物自動車40の運行状況がお客様に提供されていることを確認することができ、安心して運搬に注力することができる。
【0038】
次に、
図6〜
図9を用いて、運搬システム100の処理の流れについて説明する。
図6は、通常時における運搬システム100の処理の流れを説明するための図である。
図7は、通常メールの一例を示す図である。
図8は、遅延時における運搬システム100の処理の流れを説明するための図である。
図9は、遅延メールの一例を示す図である。ここで、通常時とは、到着予定日時が所定の閾値を超えない場合、すなわち貨物自動車40のお客様への到着に遅延が生じていない場合である。ここで、遅延時とは、到着予定日時が所定の閾値を超えている場合、すなわち貨物自動車40のお客様への到着に遅延が生じている場合である。
【0039】
なお、
図6及び
図8の説明では、運行計画予測日時が“11:00”であり、所定の閾値が15分であり、運行計画予測日時の30分前から5分毎にメール送信の有無の判定が行われるものとする。また、
図6及び
図8の説明では、説明の簡単化のため必要な部分のみ説明する。
【0040】
図6に示すように、配送会社より“11:00”にお客様の場所に到着することを示す運行計画が、前日に運行管理システム10に登録されたとする。運行管理システム10は、運行計画で示される運行計画予測日時“11:00”と、到着予測日時“11:00”とをサーバ20にデータ連携する。なお、前日には貨物自動車40は実際に走行していないため、運行管理システム10は運行計画予測日時と同じ日時の情報を到着予測日時とする。また、サーバ20は、運行管理システム10によりデータ連携された情報を顧客向けサーバ30にデータ連携する。
【0041】
顧客向けサーバ30のデータ登録部32は、サーバ20によりデータ連携された情報に基づいて、データテーブルのレコードを生成する。具体的には、データ登録部32は、サーバ20によりデータ連携された情報(例えば、運行計画予測日時“11:00”と、到着予測日時“11:00”)を対応する項目に登録することによって、データテーブルのレコードを生成する。なお、前日にはメールの送信は行われていないため、顧客向けサーバ30のデータ登録部32は初期状態としてデータテーブルの送信状態及び送信回数を“0”とする。
【0042】
運行管理システム10の到着予測日時算出部13は、運行計画予測日時“11:00”の30分前になると、貨物自動車40の位置情報と、地図情報とに基づいて到着予測日時を算出する。ここでは、到着予測日時が“11:01”であるとする。そして、データ連携部14は、運行計画で示される運行計画予測日時“11:00”と、到着予測日時“11:01”とをサーバ20にデータ連携する。サーバ20は、運行管理システム10によりデータ連携された情報を顧客向けサーバ30にデータ連携する。
【0043】
顧客向けサーバ30のデータ登録部32は、データテーブルのレコードを参照し、サーバ20によりデータ連携された情報(例えば、運行計画予測日時“11:00”と、到着予測日時“11:01”)を対応する項目に登録することによって、データテーブルのレコードを更新する。例えば、
図6に示す例では、データ登録部32は、サーバ20によりデータ連携された情報(例えば、運行計画予測日時“11:00”と、到着予測日時“11:01”)で、対応するデータテーブルの運行計画予測日時及び到着予測日時の値を更新する。
【0044】
その後、メール生成部34は、データテーブルのレコードの到着予測日時と、送信到着予測日時と、送信回数とを参照し、メール生成の有無を判定する。“10:30”(到着予測30分前)に示す例では、データテーブルのレコードの送信到着予測日時が“−”であり、送信回数が“0”である。そのため、メール生成部34は、通常メールを生成すると判定する。メール生成部34は、
図7に示すような通常メールを生成して、メール送信部35に出力する。
図7に示すように、通常メール50には、お客様に対する情報として、貨物自動車40がもうすぐ到着する旨を示す情報と、ガス名と、到着予測日時の情報が含まれる。メール送信部35は、通常メールをお客様に送信する。その後、メール送信部35は、通常メールを送信した旨をデータ登録部32に通知する。
【0045】
図6に戻って説明を続ける。
データ登録部32は、メール送信部35による通知に基づいてデータテーブルのレコードを更新する。具体的には、データ登録部32は、データテーブルの送信到着予測日時の項目に通常メールに記載の到着予測日時を登録することによって更新し、送信状態を“1(通常)”に更新し、送信回数を“1”に更新する。
【0046】
運行管理システム10の到着予測日時算出部13は、さらに5分が経過すると、すなわち運行計画予測日時“11:00”の25分前になると、貨物自動車40の位置情報と、地図情報とに基づいて到着予測日時を算出する。ここでは、到着予測日時が“11:16”であるとする。そして、データ連携部14は、運行計画で示される運行計画予測日時“11:00”と、到着予測日時“11:16”とをサーバ20にデータ連携する。サーバ20は、運行管理システム10によりデータ連携された情報を顧客向けサーバ30にデータ連携する。
【0047】
顧客向けサーバ30のデータ登録部32は、サーバ20によりデータ連携された情報に基づいて、データテーブルのレコードを生成する。具体的には、データ登録部32は、サーバ20によりデータ連携された情報(例えば、運行計画予測日時“11:00”と、到着予測日時“11:16”)を対応する項目に登録することによって、データテーブルのレコードを生成する。なお、データ登録部32は、会社・事業所、ガス名及び運行計画予測日時が一致するレコードが既にデータテーブルにある場合には、既に登録されているレコードに上書きすることによってデータを更新する。例えば、
図6に示す例では、データ登録部32は、サーバ20によりデータ連携された情報(例えば、運行計画予測日時“11:00”と、到着予測日時“11:16”)で、対応するデータテーブルの運行計画予測日時及び到着予測日時の値を更新する。
【0048】
その後、メール生成部34は、データテーブルのレコードの到着予測日時と、送信到着予測日時と、送信回数とを参照し、メール生成の有無を判定する。“10:35”に示す例では、データテーブルのレコードの到着予測日時が“11:16”であり、送信到着予測日時が“11:01”であり、送信回数が“1”である。この場合、到着予測日時と、送信到着予測日時との差が15分以内であり、かつ、送信回数が1回以上であるため、メール生成部34はメールを生成する必要が無いと判定する。
【0049】
運行管理システム10の到着予測日時算出部13は、さらに5分が経過すると、すなわち、運行計画予測日時“11:00”の20分前になると、貨物自動車40の位置情報と、地図情報とに基づいて到着予測日時を算出する。ここでは、到着予測日時が“11:17”であるとする。そして、データ連携部14は、運行計画で示される運行計画予測日時“11:00”と、到着予測日時“11:17”とをサーバ20にデータ連携する。サーバ20は、運行管理システム10によりデータ連携された情報を顧客向けサーバ30にデータ連携する。
【0050】
顧客向けサーバ30のデータ登録部32は、サーバ20によりデータ連携された情報に基づいて、データテーブルのレコードを生成する。具体的には、データ登録部32は、サーバ20によりデータ連携された情報(例えば、運行計画予測日時“11:00”と、到着予測日時“11:17”)を対応する項目に登録することによって、データテーブルのレコードを生成する。なお、データ登録部32は、会社・事業所、ガス名及び運行計画予測日時が一致するレコードが既にデータテーブルにある場合には、既に登録されているレコードに上書きすることによってデータを更新する。例えば、
図7に示す例では、データ登録部32は、サーバ20によりデータ連携された情報(例えば、運行計画予測日時“11:00”と、到着予測日時“11:17”)で、対応するデータテーブルの運行計画予測日時及び到着予測日時の値を更新する。
【0051】
その後、メール生成部34は、データテーブルのレコードの到着予測日時と、送信到着予測日時と、送信回数とを参照し、メール生成の有無を判定する。“10:40”に示す例では、データテーブルのレコードの到着予測日時が“11:17”であり、送信到着予測日時が“11:01”であり、送信回数が“1”である。この場合、到着予測日時“11:17”と、送信到着予測日時“11:01”との差が15分を超えている。そのため、メール生成部34は、遅延メールを生成すると判定する。メール生成部34は、
図9に示すような遅延メールを生成して、メール送信部35に出力する。
図9に示すように、遅延メール60には、お客様に対する情報として、貨物自動車40が遅れている旨を示す情報と、ガス名と、新しい到着予測日時の情報が含まれる。メール送信部35は、遅延メールをお客様に送信する。その後、メール送信部35は、遅延メールを送信した旨をデータ登録部32に通知する。
【0052】
データ登録部32は、メール送信部35による通知に基づいてデータテーブルのレコードを更新する。具体的には、データ登録部32は、データテーブルの送信到着予測日時の項目に遅延メールに記載の新しい到着予測日時を登録することによって更新し、送信状態を“2(遅延)”に更新し、送信回数を“2”に更新する。
【0053】
運行管理システム10の到着予測日時算出部13は、さらに5分が経過すると、すなわち運行計画予測日時“11:00”の25分前になると、貨物自動車40の位置情報と、地図情報とに基づいて到着予測日時を算出する。ここでは、到着予測日時が“11:16”であるとする。そして、データ連携部14は、運行計画で示される運行計画予測日時“11:00”と、到着予測日時“11:16”とをサーバ20にデータ連携する。サーバ20は、運行管理システム10によりデータ連携された情報を顧客向けサーバ30にデータ連携する。
【0054】
顧客向けサーバ30のデータ登録部32は、サーバ20によりデータ連携された情報に基づいて、データテーブルのレコードを生成する。具体的には、データ登録部32は、サーバ20によりデータ連携された情報(例えば、運行計画予測日時“11:00”と、到着予測日時“11:16”)を対応する項目に登録することによって、データテーブルのレコードを生成する。なお、データ登録部32は、会社・事業所、ガス名及び運行計画予測日時が一致するレコードが既にデータテーブルにある場合には、既に登録されているレコードに上書きすることによってデータを更新する。例えば、
図6に示す例では、データ登録部32は、サーバ20によりデータ連携された情報(例えば、運行計画予測日時“11:00”と、到着予測日時“11:16”)で、対応するデータテーブルの運行計画予測日時及び到着予測日時の値を更新する。
【0055】
その後、メール生成部34は、データテーブルのレコードの到着予測日時と、送信到着予測日時と、送信回数とを参照し、メール生成の有無を判定する。“10:35”に示す例では、データテーブルのレコードの到着予測日時が“11:16”であり、送信到着予測日時が“11:01”であり、送信回数が“1”である。この場合、到着予測日時“11:16”と、送信到着予測日時“11:01”との差が15分以内であり、かつ、送信回数が1回以上であるため、メール生成部34はメールを生成する必要が無いと判定する。
【0056】
次に、
図8を用いて説明する。運行管理システム10の到着予測日時算出部13は、さらに5分が経過すると、すなわち、運行計画予測日時“11:00”の15分前になると、貨物自動車40の位置情報と、地図情報とに基づいて到着予測日時を算出する。ここでは、到着予測日時が“11:32”であるとする。そして、データ連携部14は、運行計画で示される運行計画予測日時“11:00”と、到着予測日時“11:32”とをサーバ20にデータ連携する。サーバ20は、運行管理システム10によりデータ連携された情報を顧客向けサーバ30にデータ連携する。
【0057】
顧客向けサーバ30のデータ登録部32は、サーバ20によりデータ連携された情報に基づいて、データテーブルのレコードを生成する。具体的には、データ登録部32は、サーバ20によりデータ連携された情報(例えば、運行計画予測日時“11:00”と、到着予測日時“11:32”)を対応する項目に登録することによって、データテーブルのレコードを生成する。なお、データ登録部32は、会社・事業所、ガス名及び運行計画予測日時が一致するレコードが既にデータテーブルにある場合には、既に登録されているレコードに上書きすることによってデータを更新する。例えば、
図8に示す例では、データ登録部32は、サーバ20によりデータ連携された情報(例えば、運行計画予測日時“11:00”と、到着予測日時“11:32”)で、対応するデータテーブルの運行計画予測日時及び到着予測日時の値を更新する。
【0058】
その後、メール生成部34は、データテーブルのレコードの到着予測日時と、送信到着予測日時と、送信回数とを参照し、メール生成の有無を判定する。“10:45”に示す例では、データテーブルのレコードの到着予測日時が“11:32”であり、送信到着予測日時が“11:17”であり、送信回数が“2”である。この場合、到着予測日時と、送信到着予測日時との差が15分以内であり、かつ、送信回数が1回以上であるため、メール生成部34はメールを生成する必要が無いと判定する。
【0059】
もしも、到着予測日時と、送信到着予測日時との差が15分以上である場合、メール生成部34は、遅延メールを生成すると判定する。メール生成部34は、遅延メールを生成して、メール送信部35に出力する。メール送信部35は、遅延メールをお客様に送信する。その後、メール送信部35は、遅延メールを送信した旨をデータ登録部32に通知する。この場合、データ登録部32は、データテーブルの送信到着予測日時の項目に遅延メールに記載の新しい到着予測日時を登録することによって更新し、送信状態を“2(遅延)”に更新し、送信回数を“3”に更新する。
【0060】
図10は、顧客向けサーバ30の処理の流れを示すフローチャートである。なお、
図10の処理は、サーバ20によってデータ連携がなされて到着予測日時が更新される度に実行される。
メール生成部34は、データ記憶部33に記憶されているデータテーブルに基づいて、メールを送信する必要があるか否かを判定する(ステップS101)。メール生成部34は、データテーブルのレコードの到着予測日時と、送信到着予測日時と、送信回数とを参照し、送信到着予測日時が未登録、かつ、送信回数が“0”の場合、到着予測日時と、送信到着予測日時との時刻差が所定の閾値を超える場合にメールを送信する必要があると判定する。一方、メール生成部34は、それ以外の場合にメールを送信する必要がないと判定する。
【0061】
メールを送信する必要がない場合(ステップS101−NO)、顧客向けサーバ30は処理を終了する。
一方、メールを送信する必要がある場合(ステップS101−YES)、メール生成部34は通常メール又は遅延メールのいずれのメールを送信するのかを判定する(ステップS102)。具体的には、メール生成部34は、送信到着予測日時が未登録、かつ、送信回数が“0”の場合には、通常メールを送信すると判定する。一方、メール生成部34は、到着予測日時と、送信到着予測日時との時刻差が所定の閾値を超えて遅延する場合には、遅延メールを送信すると判定する。
【0062】
通常メールを送信すると判定した場合(ステップS102−通常メール)、メール生成部34は通常メールを生成する(ステップS103)。メール生成部34は、生成した通常メールを、メール送信部35に出力する。メール送信部35は、生成された通常メールをお客様に送信する。
【0063】
一方、遅延メールを送信すると判定した場合(ステップS102−遅延メール)、メール生成部34は遅延メールを生成する(ステップS105)。メール生成部34は、生成した遅延メールを、メール送信部35に出力する。メール送信部35は、生成された遅延メールをお客様に送信する(ステップS106)。
【0064】
以上のように構成された運搬システム100によれば、効率的な運搬が可能になる。具体的には、運搬システム100では、運行計画に示されている到着予測日時から所定の時間前になると、お客様に対して通常メールを送信する。その後、運搬システム100は、所定の間隔で、貨物自動車40の位置情報に基づいて得られる目的地への到着予測日時と、通常メールにてお客様に対して提供している到着予測日時との差に基づいてメールの送信の有無を判定する。もし、貨物自動車40の位置情報に基づいて得られる目的地への到着予測日時と、通常メールにてお客様に対して提供している到着予測日時との差が所定の閾値を超える場合には貨物自動車40が遅延している旨を示す遅延メールをお客様に送信する。したがって、お客様は貨物自動車40がどのくらいの時刻に到着するのかを把握することができる。これにより、お客様からの問い合わせを減少させることができる。その結果、貨物自動車40の運転手に対する確認も必要が無くなる。そのため、効率的な運搬が可能になる。
【0065】
<変形例>
運行管理システム10は、所定の期間(例えば、運行計画121の当日や前日)分の運行計画121を保持し、所定の期間以外(例えば、前々日以前)の運行計画121を削除するように構成されてもよい。
一般的に、ガス種に応じて運搬できる貨物自動車40が限定される、又は、貨物自動車40の車種が指定される場合がある。そこで、サーバ20は、お客様から注文が入った場合に、お客様からの注文されたガス種、お客様からの注文された貨物自動車40の車種及び資格のいずれかを条件として、運行計画を作成するように配送会社に依頼してもよい。そして、サーバ20は、条件を満たす運行計画を作成した配送会社に依頼する。これにより、依頼がなされた配送会社は、運行計画を運行管理システム10に登録し、運行管理システム10によりデータ連携がなされる。
【0066】
運行管理システム10の到着予測日時算出部13は、貨物自動車40の位置から目的地までのルートを、同じ目的地への過去のルートを学習することによって到着予測日時を算出するように構成されてもよい。
運行管理システム10とサーバ20とは1つのシステムとして構成されてもよい。また、サーバ20と顧客向けサーバ30とは1つの装置として構成されてもよい。
【0067】
本実施形態では、顧客向けサーバ30のメール生成部34は、貨物自動車40の目的地への到着が遅れる場合、すなわち貨物自動車40に遅延が生じている場合に遅延メールを生成する構成を示したが、貨物自動車40の早着が見込まれる場合には早着メールを生成するように構成されてもよい。早着メールとは、お客様に対して貨物自動車40の到着が到着予測日時より早まることを通知するためのメールである。このように構成される場合、メール生成部34は、データテーブルの到着予測日時の項目と、送信到着予測日時の項目を参照し、到着予測日時と、送信到着予測日時との差が、所定の閾値を超えている場合であって、貨物自動車40が目的地に早着する場合には早着メールを生成する。より具体的には、メール生成部34は、到着予測日時が送信到着予測日時に比べて所定の閾値を超えて早い場合に、貨物自動車40が目的地に早着すると判断し、早着メールを生成する。例えば、所定の閾値が15分であり、到着予測日時が12時であり、送信到着予測日時が12時30分であるとすると、到着予測日時が送信到着予測日時に比べて所定の閾値を超えて早いため、メール生成部34は早着メールを生成する。メール送信部35は、生成された早着メールをお客様に送信する。
このように構成されることによって、目的地へ早着する可能性がある場合にもお客様に事前に情報を通知することができる。
【0068】
顧客向けサーバ30は、お客様に対して遅延メールを送信した場合、遅延メールを送信したことをサーバ20に通知してもよい。このように構成される場合、顧客向けサーバ30は、遅延メールを送信したことを示す情報と、遅延メールの送信先であるお客様に関する情報(例えば、会社・事業者名、ガス種、目的地等)とをサーバ20に通知する。サーバ20は、顧客向けサーバ30からの通知に応じて、遅延メールの送信先であるお客様宛の運搬を行っている貨物自動車40の車載端末に対して遅延メールを送信した旨を通知する。
【0069】
顧客向けサーバ30は、お客様に対して通常メールを送信した場合、通常メールを送信したことをサーバ20に通知してもよい。このように構成される場合、顧客向けサーバ30は、通常メールを送信したことを示す情報と、通常メールの送信先であるお客様に関する情報(例えば、会社・事業者名、ガス種、目的地等)とをサーバ20に通知する。サーバ20は、顧客向けサーバ30からの通知に応じて、通常メールの送信先であるお客様宛の運搬を行っている貨物自動車40の車載端末に対して通常メールを送信した旨を通知する。
【0070】
顧客向けサーバ30は、お客様に対して早着メールを送信した場合、早着メールを送信したことをサーバ20に通知してもよい。このように構成される場合、顧客向けサーバ30は、早着メールを送信したことを示す情報と、早着メールの送信先であるお客様に関する情報(例えば、会社・事業者名、ガス種、目的地等)とをサーバ20に通知する。サーバ20は、顧客向けサーバ30からの通知に応じて、早着メールの送信先であるお客様宛の運搬を行っている貨物自動車40の車載端末に対して早着メールを送信した旨を通知する。
【0071】
本実施形態では、メール生成部34が、送信到着予測日時が未登録、かつ、送信回数が“0”の場合にメールを送信する必要があると判定する構成を示した。しかし、メール生成部34は、送信到着予測日時が未登録の場合、又は、送信回数が“0”の場合のいずれかが満たされた場合にメールを送信する必要があると判定してもよい。
【0072】
サーバ20は、貨物自動車40の遅延の有無を判定するように構成されてもよい。このように構成される場合、サーバ20は、遅延判定部を備える。遅延判定部は、運行計画に示されている到着予測日時が、運行管理システム10によって算出された到着予測日時に比べて所定の閾値を超えて日時が過ぎている場合に遅延が発生していると判定する。一方、遅延判定部は、運行計画に示されている到着予測日時と、運行管理システム10によって算出された到着予測日時との差が閾値以下である場合に遅延が発生していないと判定する。遅延が発生していると判定された場合、サーバ20は遅延が発生している旨を示す通知を貨物自動車40の車載端末に送信する。なお、この場合、サーバ20は、どのくらい遅れて目的地に到着するのかを示す時刻情報を通知に含めて貨物自動車40の車載端末に送信する。
【0073】
サーバ20は、貨物自動車40の早着の有無を判定するように構成されてもよい。このように構成される場合、サーバ20は、早着判定部を備える。早着判定部は、運行計画に示されている到着予測日時が、運行管理システム10によって算出された到着予測日時に比べて所定の閾値を超えて早い場合に早着すると判定する。一方、早着判定部は、運行計画に示されている到着予測日時と、運行管理システム10によって算出された到着予測日時との差が閾値以下である場合に早着しないと判定する。早着すると判定された場合、サーバ20は早着する旨を示す通知を貨物自動車40の車載端末に送信する。なお、この場合、サーバ20は、どのくらい早く目的地に到着するのかを示す時刻情報を通知に含めて貨物自動車40の車載端末に送信する。
【0074】
<その他の変形例>
貨物自動車40の容器の運搬においては、同一のお客様に対し、同一の日に2以上の貨物自動車40が液化ガスを運搬する場合も想定される。そのような場合の動作について説明する。
サーバ20は、所定の期間(例えば、10分、15分等)内に1つの目的地に複数の貨物自動車40が到着する場合には、複数の貨物自動車40それぞれの車載端末に対して到着を遅らせるように通知してもよい。なお、サーバ20は、複数の貨物自動車40それぞれの到着時間を指定してもよい。
このように構成されることによって、目的地となるお客様の場所が、1つの貨物自動車40しか通れない場所であっても対応することが可能になる。そのため、利便性を向上させることができる。
【0075】
また、サーバ20は、同一の貨物自動車40で容器が同日に2以上運搬される場合、同一の貨物自動車40の回順をカウントし、回順をもとにメール(通常メール、遅延メール、早着メール)の送信や画面データの提供が行われないように制御する。
また、サーバ20は、運行計画を参照し、所定の期間(例えば、10分、15分等)内に1つの目的地に異なる貨物自動車40が到着する場合、運行計画より事前に同一日・目的地であるものを抽出し、それぞれのガス種、車両番号、到着予測日時等の情報から次のいずれかを行う。
(1):顧客向けサーバ30のメール生成部34又は画面提供部36が、同一日、目的地事にガス種、到着予測日時、台数の一覧を生成し、目的地と貨物自動車40に対して同時に情報を提供する。なお、同一ガス種で到着予測日時が同じ場合は、台数を加算する。
(2):顧客向けサーバ30のメール生成部34又は画面提供部36は、(1)と同様の方法で一覧化した際に、先に目的地に到着する貨物自動車40と、その次に目的地に到着する貨物自動車40の到着予測日時が、予めお客様と取り交わした時間の範囲内であれば、先に到着する貨物自動車40のみの到着予測日時、ガス種を目的地と貨物自動車40に対して同時に提供する。
【0076】
サーバ20は、顧客向けサーバ30と同様に、
図10に示す処理を行うように構成されてもよい。このように構成される場合、サーバ20は、データ登録部、データ記憶部、メール生成部及びメール送信部を備える。データ登録部、データ記憶部、メール生成部及びメール送信部の具体的な処理については、顧客向けサーバ30が備える同名の機能部と同様である。顧客向けサーバ30が備える同名の機能部と異なる構成としては、データ登録部が、取得部11によって取得された情報に基づいて、データを登録することによってデータテーブルを生成することである。このように構成される場合、顧客向けサーバ30は、メール生成部34及びメール送信部35を備えなくてもよい。
以上の構成によって、サーバ20においてメールの送信の有無を判定し、判定結果に応じてメールを送信することができる。
【0077】
なお、上記の例では、サーバ20もしくは顧客向けサーバ30で通常メール、遅延メール及び早着メールを生成する場合で説明したが、貨物自動車40の車載端末が通常メール、遅延メール及び早着メールのいずれか又は全てを生成するように構成されてもよい。以下、複数の例示を示す。
【0078】
第1の例示として、車載端末が、サーバ20からの通知に応じて遅延メール又は早着メールを生成し、生成した遅延メール又は早着メールをお客様宛に送信する場合について説明する。このように構成される場合、車載端末はメール生成部及びメール送信部を備える。
車載端末のメール生成部は、遅延が発生している旨又は早着する旨を示す通知をサーバ20から受信した場合、受信した通知に応じたメールを生成する。例えば、遅延が発生している旨を示す通知が受信された場合、車載端末のメール生成部は貨物自動車40の遅延が生じていると判断し、遅延メールを生成する。また、例えば、早着する旨を示す通知が受信された場合、車載端末のメール生成部は貨物自動車40が目的地に早着すると判断し、早着メールを生成する。
メール送信部は、メール生成部によって生成された遅延メール又は早着メールをお客様に送信する。なお、送信先であるお客様に関する情報(例えば、アドレス、事業所等)は、車載端末に記憶されていてもよいし、サーバ20からの通知に含まれていてもよい。このように構成される場合、顧客向けサーバ30のメール生成部34は、通常メールのみを送信するように構成されてもよい。
【0079】
第2の例示として、車載端末が、顧客向けサーバ30と同様に、
図10に示す処理を行うように構成されてもよい。このように構成される場合、車載端末は、取得部、データ登録部、データ記憶部、メール生成部及びメール送信部を備える。取得部、データ登録部、データ記憶部、メール生成部及びメール送信部の具体的な処理については、顧客向けサーバ30が備える同名の機能部と同様である。このように構成される場合、サーバ20のデータ連携部23は、顧客向けサーバ30との間及び車載端末との間で情報を共有する。これにより、車載端末は、運行管理システム10によってサーバ20に共有された情報を取得する。なお、サーバ20のデータ連携部23は、車載端末に対しては、車載端末を備える貨物自動車40に関する情報のみを共有してもよい。このように構成される場合、顧客向けサーバ30は、メール生成部34及びメール送信部35を備えなくてもよい。
以上の構成によって、車載端末においてメールの送信の有無を判定し、判定結果に応じてメールを送信することができる。
【0080】
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。