【実施例】
【0099】
以下、製造例、実施例及び比較例により本発明を具体的に説明するが、本発明は下記製造例及び実施例に制限されるものではない。組成の「%」は特に説明がない場合は質量%である。なお、有機基変性有機ケイ素樹脂を製造例とし、化粧料の例を実施例、比較例とした。
【0100】
[製造例1]有機基変性有機ケイ素樹脂の製造方法
平均組成式(E1)で表される粉末状のヒドロシリル基含有有機ケイ素樹脂(重量平均分子量5,500,水素ガス発生量:65.1mL/g)の50%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液1,000g、式(E2)で表されるオルガノポリシロキサン205g、2−プロパノール1,000g、塩化白金酸0.5%の2−プロパノール溶液1.3gを反応器に仕込み、80℃で6時間加熱することで反応を行った。その後、式(E3)で表されるポリオキシアルキレンを577g添加して、80℃で6時間加熱することで反応を継続した後、さらに減圧下で加熱することで溶剤を留去した。その後、エタノールを250g添加した後、5%水酸化ナトリウム水溶液5gを添加することで、未反応のヒドロシリル基を加水分解し、さらに濃塩酸0.63gを添加し中和を行った。中和後、0.01N塩酸水溶液を150g添加して未反応ポリオキシアルキレンのアリルエーテル基を加水分解し、5%重槽水2.6gで中和した。反応物を減圧下で加熱して溶剤を留去し、濾過を行うことで、平均組成式(E4)で表される有機基変性有機ケイ素樹脂のデカメチルシクロペンタシロキサン溶液を得た。得られた有機基変性有機ケイ素樹脂のデカメチルシクロペンタシロキサン溶液を減圧下で120〜130℃に加熱し、デカメチルシクロペンタシロキサンを除去することで無色透明な液体である有機基変性有機ケイ素樹脂を得た。また生成物のHLB値は9.0であった。
平均組成式(E1):(Me
3SiO
1/2)
22.7(HMe
2SiO
1/2)
16.1(SiO
2)
43.9
式(E2):CH
2=CH−(SiO(CH
3)
2)
8−Si(CH
3)
3
式(E3):CH
2=CH−CH
2−O−(C
2H
4O)
10−CH
3
平均組成式(E4):(Me
3SiO
1/2)
22.7(R
2Me
2SiO
1/2)
3.2(R
3Me
2SiO
1/2)
12.8(SiO
4/2)
43.5
R
2=−CH
2−CH
2−CH
2−O−(C
2H
4O)
10−CH
3
R
3=−CH
2−CH
2−(SiO(CH
3)
2)
8−Si(CH
3)
3
(Meはメチル基を示す。以下同様)
【0101】
[製造例2]有機基変性有機ケイ素樹脂(重合体(I))の製造方法
平均組成式(E5)で表される粉末状のヒドロシリル基含有有機ケイ素樹脂(重量平均分子量7,980,水素ガス発生量:52.4mL/g)の50%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液1,300g、式(E6)で表されるオルガノポリシロキサン716g、2−プロパノール1,300g、塩化白金酸0.5%の2−プロパノール溶液1.7gを反応器に仕込み、100℃で6時間加熱することで反応を行った。その後、式(E7)で表されるポリオキシアルキレンを62g添加して、100℃で6時間加熱することで反応を継続した後、さらに減圧下で加熱することで溶剤を留去した。その後、エタノールを325g添加した後、5%水酸化ナトリウム水溶液6.5gを添加することで、未反応のヒドロシリル基を加水分解し、さらに濃塩酸0.8gを添加し中和を行った。中和後、0.01N塩酸水溶液を195g添加して未反応ポリオキシアルキレンのアリルエーテル基を加水分解し、5%重槽水3.3gで中和した。反応物を減圧下で加熱して溶剤を留去し、濾過を行うことで、平均組成式(E8)で表される有機基変性有機ケイ素樹脂のデカメチルシクロペンタシロキサン溶液を得た。得られた有機基変性有機ケイ素樹脂のデカメチルシクロペンタシロキサン溶液を減圧下で120〜130℃に加熱し、デカメチルシクロペンタシロキサンを除去することで無色透明な液体である有機基変性有機ケイ素樹脂を得た。また生成物のHLB値は1.0であった。
平均組成式(E5):(Me
3SiO
1/2)
32.9(HMe
2SiO
1/2)
17.5(Me
2SiO)
2.4(SiO
2)
66.1
式(E6):CH
2=CH−(SiO(CH
3)
2)
6−Si(CH
3)
3
式(E7):CH
2=CH−CH
2−O−(C
2H
4O)
9−H
平均組成式(E8):(Me
3SiO
1/2)
32.9(R
2Me
2SiO
1/2)
1.8(R
3Me
2SiO
1/2)
15.7(Me
2SiO
2/2)
2.4(SiO
4/2)
66.1
R
2=−CH
2−CH
2−CH
2−O−(C
2H
4O)
9−H
R
3=−CH
2−CH
2−(SiO(CH
3)
2)
6−Si(CH
3)
3
【0102】
[製造例3]有機基変性有機ケイ素樹脂の製造方法
平均組成式(E9)で表される粉末状のヒドロシリル基含有有機ケイ素樹脂(重量平均分子量16,200,水素ガス発生量:76.5mL/g)の50%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液800g、式(E10)で表されるオルガノポリシロキサン184g、エタノール800g、塩化白金酸0.5%の2−プロパノール溶液1.2gを反応器に仕込み、80℃で6時間加熱することで反応を行った。その後、式(E11)で表されるポリオキシアルキレン587g添加して、100℃で6時間加熱することで反応を継続した後、さらに減圧下で加熱することで溶剤を留去した。その後、エタノールを200g添加した後、5%水酸化ナトリウム水溶液4.0gを添加することで、未反応のヒドロシリル基を加水分解し、さらに濃塩酸0.5gを添加し中和を行った。中和後、0.01N塩酸水溶液を120g添加して未反応ポリオキシアルキレンのアリルエーテル基を加水分解し、5%重槽水2.0gで中和した。反応物を減圧下で加熱して溶剤を留去し、濾過を行うことで、平均組成式(E12)で表される有機基変性有機ケイ素樹脂のデカメチルシクロペンタシロキサン溶液を得た。得られた有機基変性有機ケイ素樹脂のデカメチルシクロペンタシロキサン溶液を減圧下で120〜130℃に加熱し、デカメチルシクロペンタシロキサンを除去することで無色透明な液体である有機基変性有機ケイ素樹脂を得た。また生成物のHLB値は10.0であった。
平均組成式(E9):(Me
3SiO
1/2)
51.9(HMe
2SiO
1/2)
55.3(SiO
2)
138.2
式(E10):CH
2=CH−Si(OSi(CH
3)
3)
3
式(E11):CH
2=CH−CH
2−O−(C
2H
4O)
15−CH
3
平均組成式(E12):(Me
3SiO
1/2)
51.9(R
2Me
2SiO
1/2)
33.2(R
3Me
2SiO
1/2)
22.1(SiO
4/2)
138.2
R
2=−CH
2−CH
2−CH
2−O−(C
2H
4O)
15−CH
3
R
3=−CH
2−CH
2−Si(OSi(CH
3)
3)
3
【0103】
[製造例4]有機基変性有機ケイ素樹脂(重合体(II))の製造方法
平均組成式(E13)で表される粉末状のヒドロシリル基含有有機ケイ素樹脂(重量平均分子量5,350,水素ガス発生量:57.0mL/g)の50%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液900g、式(E14)で表されるオルガノポリシロキサン575g、2−プロパノール900g、塩化白金酸0.5%の2−プロパノール溶液1.1gを反応器に仕込み、95℃で6時間加熱することで反応を行った。その後、式(E15)で表されるポリオキシアルキレンを50.1g添加して、100℃で6時間加熱することで反応を継続した後、さらに減圧下で加熱することで溶剤を留去した。その後、エタノールを225g添加した後、5%水酸化ナトリウム水溶液4.5gを添加することで、未反応のヒドロシリル基を加水分解し、さらに濃塩酸0.6gを添加し中和を行った。中和後、0.01N塩酸水溶液を135g添加して未反応ポリオキシアルキレンのアリルエーテル基を加水分解し、5%重槽水2.3gで中和した。さらに反応液をオートクレープに移した後、ラネーニッケル50gを添加して、1MPaの水素圧で水素を流しながら100℃で3時間反応を行った。その後、反応物を減圧下で加熱して溶剤を留去し、濾過を行うことで、平均組成式(E16)で表される有機基変性有機ケイ素樹脂のデカメチルシクロペンタシロキサン溶液を得た。得られた有機基変性有機ケイ素樹脂のデカメチルシクロペンタシロキサン溶液を減圧下で120〜130℃に加熱し、デカメチルシクロペンタシロキサンを除去することで無色透明な液体である有機基変性有機ケイ素樹脂を得た。また生成物のHLB値は1.0であった。
平均平均組成式(E13):(Me
3SiO
1/2)
21.9(HMe
2SiO
1/2)
13.6(SiO
2)
44.4
式(E14):CH
2=CH−(SiO(CH
3)
2)
6−Si(CH
3)
3
式(E15):CH
2=CH−CH
2−O−(C
2H
4O)
9−H
平均組成式(E16):(Me
3SiO
1/2)
21.9(R
2Me
2SiO
1/2)
1.4(R
3Me
2SiO
1/2)
12.2(SiO
4/2)
44.4
R
2=−CH
2−CH
2−CH
2−O−(C
2H
4O)
9−CH
3
R
3=−CH
2−CH
2−(SiO(CH
3)
2)
6−Si(CH
3)
3
【0104】
[製造例5]有機基変性有機ケイ素樹脂/デカメチルシクロペンタシロキサン60%溶液の製造方法
平均組成式(E17)で表される固形状のヒドロシリル基含有有機ケイ素樹脂(重量平均分子量1,600,水素ガス発生量:43.0mL/g)の50%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液1,100g、式(E18)で表されるオルガノポリシロキサン235g、2−プロパノール1,100g、塩化白金酸0.5%の2−プロパノール溶液1.2gを反応器に仕込み、85℃で6時間加熱することで反応を行った。その後、式(E19)で表されるポリオキシアルキレンを403g添加して、85℃で6時間加熱することで反応を継続した後、さらに減圧下で加熱することで溶剤を留去した。その後、エタノールを275g添加した後、5%水酸化ナトリウム水溶液5.5gを添加することで、未反応のヒドロシリル基を加水分解し、さらに濃塩酸0.7gを添加し中和を行った。中和後、0.01N塩酸水溶液を165g添加して未反応ポリオキシアルキレンのアリルエーテル基を加水分解し、5%重槽水2.8gで中和した。反応物を減圧下で加熱して溶剤を留去し、濾過を行い、有機基変性有機ケイ素樹脂の重量比率が60%になるようにデカメチルシクロペンタシロキサンで希釈することで、平均組成式(E20)で表される有機基変性有機ケイ素樹脂の60%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液を得た。
得られた有機基変性有機ケイ素樹脂のデカメチルシクロペンタシロキサン溶液を減圧下で120〜130℃に加熱し、デカメチルシクロペンタシロキサンを除去して得られた生成物は固形状の粉末であった。また生成物のHLB値は6.8であった。
平均組成式(E17):(Me
3SiO
1/2)
7.7(HMe
2SiO
1/2)
3.0(SiO
2)
12.9
式(E18):CH
2=CH−(SiO(CH
3)
2)
6−Si(CH
3)
3
式(E19):CH
2=CH−CH
2−O−(C
3H
6O)
10−CH
3
平均組成式(E20):(Me
3SiO
1/2)
7.7(R
2Me
2SiO
1/2)
1.8(R
3Me
2SiO
1/2)
1.2(SiO
4/2)
12.9
R
2=−CH
2−CH
2−CH
2−O−(C
3H
6O)
10−CH
3
R
3=−CH
2−CH
2−(SiO(CH
3)
2)
6−Si(CH
3)
3
【0105】
[製造例6]有機基変性有機ケイ素樹脂の製造方法
平均組成式(E21)で表される粉末状のヒドロシリル基含有有機ケイ素樹脂(重量平均分子量6,400,水素ガス発生量:18.9mL/g)の50%オクタメチルシクロテトラシロキサン溶液800g、式(E22)で表されるオルガノポリシロキサン72g、2−プロパノール800g、塩化白金酸0.5%の2−プロパノール溶液0.6gを反応器に仕込み、105℃で6時間加熱することで反応を行った。その後、式(E23)で表されるポリオキシアルキレンを149g添加して、105℃で6時間加熱することで反応を継続した後、さらに減圧下で加熱することで溶剤を留去した。その後、エタノールを200g添加した後、5%水酸化ナトリウム水溶液4.0gを添加することで、未反応のヒドロシリル基を加水分解し、さらに濃塩酸0.5gを添加し中和を行った。中和後、0.01N塩酸水溶液を120g添加して未反応ポリオキシアルキレンのアリルエーテル基を加水分解し、5%重槽水2.0gで中和した。反応物を減圧下で加熱して溶剤を留去し、濾過を行うことで、平均組成式(E24)で表される有機基変性有機ケイ素樹脂のオクタメチルシクロテトラシロキサン溶液を得た。得られた有機基変性有機ケイ素樹脂のオクタメチルシクロテトラシロキサン溶液を減圧下で120〜130℃に加熱し、オクタメチルシクロテトラシロキサンを除去することで無色透明な液体である有機基変性有機ケイ素樹脂を得た。また生成物のHLB値は4.8であった。
平均組成式(E21):(Me
3SiO
1/2)
29.2(HMe
2SiO
1/2)
5.4(MeSiO
3/2)
16.2(SiO
2)
43.2
式(E22):CH
2=CH−(SiO(CH
3)
2)
10−Si(CH
3)
3
式(E23):CH
2=CH−CH
2−O−(C
2H
4O)
12−H
平均組成式(E24):(Me
3SiO
1/2)
29.2(R
2Me
2SiO
1/2)
4.0(R
3Me
2SiO
1/2)
1.3(MeSiO
3/2)
16.2(SiO
4/2)
43.2
R
2=−CH
2−CH
2−CH
2−O−(C
2H
4O)
12−CH
3
R
3=−CH
2−CH
2−(SiO(CH
3)
2)
10−Si(CH
3)
3
【0106】
[製造例7]有機基変性有機ケイ素樹脂の製造方法
平均組成式(E25)で表される粉末状のヒドロシリル基含有有機ケイ素樹脂(重量平均分子量10,800,水素ガス発生量:39.8mL/g)の50%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液500g、式(E26)で表されるオルガノポリシロキサン59.8g、エタノール1,000g、塩化白金酸0.5%の2−プロパノール溶液1.1gを反応器に仕込み、80℃で6時間加熱することで反応を行った。その後、式(E27)で表されるポリオキシアルキレンを559g添加して、80℃で6時間加熱することで反応を継続した後、さらに減圧下で加熱することで溶剤を留去した。その後、エタノールを250g添加した後、5%水酸化ナトリウム水溶液5.0gを添加することで、未反応のヒドロシリル基を加水分解し、さらに濃塩酸0.6gを添加し中和を行った。中和後、0.01N塩酸水溶液を150g添加して未反応ポリオキシアルキレンのアリルエーテル基を加水分解し、5%重槽水2.6gで中和した。さらに反応液をオートクレープに移した後、ラネーニッケル50gを添加して、1MPaの水素圧で水素を流しながら100℃で3時間反応を行った。その後、反応物を減圧下で加熱して溶剤を留去し、濾過を行うことで、平均組成式(E28)で表される有機基変性有機ケイ素樹脂のデカメチルシクロペンタシロキサン溶液を得た。得られた有機基変性有機ケイ素樹脂のデカメチルシクロペンタシロキサン溶液を減圧下で120〜130℃に加熱し、デカメチルシクロペンタシロキサンを除去することで無色透明な液体である有機基変性有機ケイ素樹脂を得た。また生成物のHLB値は10.0であった。
平均組成式(E25):(Me
3SiO
1/2)
35.1(HMe
2SiO
1/2)
19.2(Me
2SiO)
29.2(SiO
2)
75.2
式(E26):CH
2=CH−(SiO(CH
3)
2)
3−Si(CH
3)
3
式(E27):CH
2=CH−CH
2−O−(C
2H
4O)
10(C
3H
6O)
5−H
平均組成式(E28):(Me
3SiO
1/2)
35.1(R
2Me
2SiO
1/2)
15.4(R
3Me
2SiO
1/2)
3.8(Me
2SiO)
29.2(SiO
4/2)
75.2
R
2=−CH
2−CH
2−CH
2−O−(C
2H
4O)
10(C
3H
6O)
5−CH
3
R
3=−CH
2−CH
2−(SiO(CH
3)
2)
3−Si(CH
3)
3
【0107】
[製造例8]有機基変性有機ケイ素樹脂/イソドデカン60%溶液の製造方法
平均組成式(E29)で表される粉末状のヒドロシリル基含有有機ケイ素樹脂(重量平均分子量8,600,水素ガス発生量:10.5mL/g)の50%イソドデカン溶液1600g、式(E30)で表されるオルガノポリシロキサン72.4g、2−プロパノール1,600g、塩化白金酸0.5%の2−プロパノール溶液1.0gを反応器に仕込み、90℃で6時間加熱することで反応を行った。その後、式(E31)で表されるポリオキシアルキレンを111g添加して、90℃で6時間加熱することで反応を継続した後、さらに減圧下で加熱することで溶剤を留去した。その後、エタノールを400g添加した後、5%水酸化ナトリウム水溶液8.0gを添加することで、未反応のヒドロシリル基を加水分解し、さらに濃塩酸1.0gを添加し中和を行った。中和後、0.01N塩酸水溶液を240g添加して未反応ポリオキシアルキレンのアリルエーテル基を加水分解し、5%重槽水4.1gで中和した。さらに反応液をオートクレープに移した後、ラネーニッケル50gを添加して、1MPaの水素圧で水素を流しながら100℃で3時間反応を行った。その後、反応物を減圧下で加熱して溶剤を留去し、濾過を行い、有機基変性有機ケイ素樹脂の重量比率が60%になるようにイソドデカンで希釈することで、平均組成式(E32)で表される有機基変性有機ケイ素樹脂の60%イソドデカン溶液を得た。
得られた有機基変性有機ケイ素樹脂のイソドデカン溶液を減圧下で120〜130℃に加熱し、イソドデカンを除去して得られた生成物は固形状の粉末であった。また生成物のHLB値は2.3あった。
平均組成式(E29):(Me
3SiO
1/2)
52.2(HMe
2SiO
1/2)
4.0(SiO
2)
68.3
式(E30):CH
2=CH−(SiO(CH
3)
2)
5−Si(CH
3)
3
式(E31):CH
2=CH−CH
2−O−(C
2H
4O)
10−CH
3
平均組成式(E32):(Me
3SiO
1/2)
52.2(R
2Me
2SiO
1/2)
2.4(R
3Me
2SiO
1/2)
1.6(SiO
4/2)
68.3
R
2=−CH
2−CH
2−CH
2−O−(C
2H
4O)
10−CH
3
R
3=−CH
2−CH
2−(SiO(CH
3)
2)
5−Si(CH
3)
3
【0108】
[製造例9]有機基変性有機ケイ素樹脂の製造方法
平均組成式(E33)で表される粉末状のヒドロシリル基含有有機ケイ素樹脂(重量平均分子量5,800,水素ガス発生量:25.0mL/g)の50%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液1,300g、式(E34)で表されるオルガノポリシロキサン48.8g、エタノール1,300g、塩化白金酸0.5%の2−プロパノール溶液1.2gを反応器に仕込み、90℃で6時間加熱することで反応を行った。その後、式(E35)で表されるポリオキシアルキレンを799g添加して、90℃で6時間加熱することで反応を継続した後、さらに減圧下で加熱することで溶剤を留去した。その後、エタノールを325g添加した後、5%水酸化ナトリウム水溶液6.5gを添加することで、未反応のヒドロシリル基を加水分解し、さらに濃塩酸0.8gを添加し中和を行った。中和後、0.01N塩酸水溶液を195g添加して未反応ポリオキシアルキレンのアリルエーテル基を加水分解し、5%重槽水3.3gで中和した。反応物を減圧下で加熱して溶剤を留去し、濾過を行うことで、平均組成式(E36)で表される有機基変性有機ケイ素樹脂のデカメチルシクロペンタシロキサン溶液を得た。得られた有機基変性有機ケイ素樹脂のデカメチルシクロペンタシロキサン溶液を減圧下で120〜130℃に加熱し、デカメチルシクロペンタシロキサンを除去することで無色透明な液体である有機基変性有機ケイ素樹脂を得た。また生成物のHLB値は10.7であった。
平均組成式(E33):(Me
3SiO
1/2)
31.1(HMe
2SiO
1/2)
6.5(SiO
2)
47.5
式(E34):CH
2=CH−(SiO(CH
3)
2)
3−Si(CH
3)
3
式(E35):CH
2=CH−CH
2−O−(C
2H
4O)
30−CH
3
平均組成式(E36):(Me
3SiO
1/2)
31.1(R
2Me
2SiO
1/2)
5.2(R
3Me
2SiO
1/2)
1.3(SiO
4/2)
47.5
R
2=−CH
2−CH
2−CH
2−O−(C
2H
4O)
30−CH
3
R
3=−CH
2−CH
2−(SiO(CH
3)
2)
3−Si(CH
3)
3
【0109】
[製造例10]有機基変性有機ケイ素樹脂の製造方法
平均組成式(E37)で表される粉末状のヒドロシリル基含有有機ケイ素樹脂(重量平均分子量7,600,水素ガス発生量:39.7mL/g)の50%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液1,000g、式(E38)で表されるポリオキシアルキレン518g、2−プロパノール1,000g、塩化白金酸0.5%の2−プロパノール溶液1.0gを反応器に仕込み、80℃で6時間加熱することで反応を行った。その後、減圧下で加熱することで溶剤を留去した。その後、エタノールを250g添加した後、5%水酸化ナトリウム水溶液5.0gを添加することで、未反応のヒドロシリル基を加水分解し、さらに濃塩酸0.6gを添加し中和を行った。中和後、0.01N塩酸水溶液を150g添加して未反応ポリオキシアルキレンのアリルエーテル基を加水分解し、5%重槽水2.6gで中和した。反応物を減圧下で加熱して溶剤を留去し、濾過を行うことで、平均組成式(E39)で表される有機基変性有機ケイ素樹脂の60%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液を得た。得られた有機基変性有機ケイ素樹脂のデカメチルシクロペンタシロキサン溶液を減圧下で120〜130℃に加熱し、デカメチルシクロペンタシロキサンを除去することで無色透明な液体である有機基変性有機ケイ素樹脂を得た。また生成物のHLB値は10.2であった。
平均組成式(E37):(Me
3SiO
1/2)
38.8(HMe
2SiO
1/2)
13.5(SiO
2)
59.3
式(E38):CH
2=CH−CH
2−O−(C
2H
4O)
12−CH
3
平均組成式(E39):(Me
3SiO
1/2)
38.8(R
2Me
2SiO
1/2)
13.5(SiO
4/2)
59.3
R
2=−CH
2−CH
2−CH
2−O−(C
2H
4O)
12−CH
3
【0110】
上記で得られた有機基変性有機ケイ素樹脂について、D5(デカメチルシクロペンタシロキサン)溶解性、乳化性能について評価し、形状を記載した。結果を下記表に示す。
【0111】
【表1】
(※1)D5溶解性;成分50%、D
550%で溶解可能かどうか。
(※2)乳化性能;成分:2%とD5:20%の油相に水:78%で乳化が可能かどうか。
(※3)成分100%の25℃における形状
(注1)トリメチルシロキシケイ酸溶液;KF−7312J(信越化学工業(株)製)
【0112】
[製造例11]重合体(I)のデカメチルシクロペンタシロキサン(D5)溶解品(60%)の調製
重合体(I)とD5を窒素置換させたセパラブルフラスコへ入れ、80℃でガラス攪拌装置によって均一に溶解させ、60%溶液を調製した。
【0113】
[製造例12]重合体(I)のジメチコン(6cs)溶解品(60%)の調製
重合体(I)とジメチコン(6cs)を窒素置換させたセパラブルフラスコへ入れ、80℃でガラス攪拌装置によって均一に溶解させ、60%溶液を調製した。
【0114】
[製造例13]重合体(II)のD5溶解品(80%)の調製
重合体(II)とD5を窒素置換させたセパラブルフラスコへ入れ、80℃でガラス攪拌装置によって均一に溶解させ、80%溶液を調製した。
【0115】
[製造例14]重合体(II)のイソドデカン溶解品(80%)の調製
重合体(II)とイソドデカンを窒素置換させたセパラブルフラスコへ入れ、80℃でガラス攪拌装置によって均一に溶解させ、80%溶液を調製した。
【0116】
なお、得られた重合体は、D5やジメチコン(6cs)やイソドデカン以外にも、ジメチコン(2cs)、メチルトリメチコン等の化粧品に用いられる揮発性溶剤やトリエチルヘキサノインやイソノナン酸イソトリデシル等の不揮発性溶剤にも溶解させることができる。また、これらの溶液の粘度は、重合体の組成や分子量によって変化させることができる。
【0117】
(1)特性評価
下記実施例1及び比較例1の化粧料について、化粧料の使用感(べたつきのなさ)、さっぱり感(みずみずしさ)及び経時安定性(50℃・1ヶ月保存後の状態)について、表2に示される評価基準により評価した。結果を10名の平均値に基づき、下記判断基準に従って判定した。結果を表3,4に併記する。
【0118】
【表2】
【0119】
判定基準
◎:平均点が4.5点以上
○:平均点が3.5点以上4.5点未満
△:平均点が2.5点以上3.5点未満
×:平均点が1.5点以上2.5点未満
××:平均点が1.5点未満
【0120】
[実施例1、比較例1]
表3に示す処方を作製し、その評価を併記した。
【0121】
【表3】
(注1)ポリエーテル変性シリコーン;KF−6017(信越化学工業(株)製)
なお、配合量は、記載の配合製品の配合量(以下同様)。
【0122】
<化粧料の調製>
A:成分(1)を均一に混合した。
B:成分(2)を均一に混合した。
C:BをAに添加して乳化し、W/O乳液を得た。
【0123】
上記表3の結果より、本発明のW/O乳液は使用感(べたつきのなさ)、さっぱり感(みずみずしさ)、経時安定性(50℃・1ヶ月保存時の状態)が良好であることが分かった。
【0124】
[実施例2、比較例2]
表4に示す処方を作製し、その評価を併記した。
【0125】
【表4】
(注1)部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物;KSG−15〈架橋物:4〜10%、D5:90〜96%〉(信越化学工業(株)製)
(注2)シリコーン分岐型ポリエーテル変性シリコーン;KF−6028(信越化学工業(株)製)
【0126】
<化粧料の調製>
A:成分(1)を均一に混合した。
B:成分(2)を均一に混合した。
C:BをAに添加して乳化し、W/Oクリームを得た。
【0127】
上記表4の結果より、本発明のW/Oクリームは使用感(べたつきのなさ)、さっぱり感(みずみずしさ)及び経時安定性(50℃・1か月保存時の状態)が良好であり、ウォーターブレイクタイプの化粧料を容易に調整することが可能であることが分かった。
【0128】
[実施例3]
W/Oサンスクリーンクリーム
<化粧料の調製>
A:成分7〜9をロールミルにて分散した。
B:成分1〜6を均一に混合した。
C:成分10〜15を均一に混合した。
D:CをBに添加して乳化し、Aを添加して、W/Oサンスクリーンクリームを得た。
成分
(%)
1.部分架橋型ポリエーテル変性シリコーン組成物(注1) 3
2.部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物(注2) 10
3.シリコーン分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注3) 2.8
4.ジステアルジモニウムヘクトライト 0.8
5.デカメチルシクロペンタシロキサン 16
6.ジメチルポリシロキサン(6cs) 7
7.重合体(II)のD5溶解品(80%) 2.5
8.デカメチルシクロペンタシロキサン 9.5
9.金属石鹸処理微粒子酸化チタン 8
10.ジプロピレングリコール 5
11.クエン酸ナトリウム 0.2
12.塩化ナトリウム 0.5
13.エチルヘキシルグリセリン 0.05
14.グリチルリチン酸2カリウム 0.05
15.精製水 残量
100
(注1)部分架橋型ポリエーテル変性シリコーン組成物;KSG−210<架橋物:20〜30%、ジメチルポリシロキサン(6cs):70〜80%>(信越化学工業(株)製)
(注2)部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物;KSG−15<架橋物:4〜10%、D5:90〜96%>(信越化学工業(株)製)
(注3)シリコーン分岐型ポリエーテル変性シリコーン;KF−6028(信越化学工業(株)製)
得られたW/Oサンスクリーンクリームは、軋み感がなくのび広がりが軽く、粉っぽさがなくてさっぱりとした使用感を与えると共に、本発明の有機基変性有機ケイ素樹脂を粉体の分散剤として使用する場合、スラリーの粘度を下げ低粘度な乳化物を作製できることがわかった。
【0129】
[実施例4]
W/Oサンスクリーンミルク
<化粧料の調製>
A:成分1〜10を均一に混合した。
B:成分13〜17を均一に混合した。
C:BをAに添加して乳化し、11,12を加え均一に混合し、W/Oサンスクリーンミルクを得た。
成分
(%)
1.重合体(I)のD5溶解品(60%) 1
2.フェニル変性部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物(注1)
3
3.アルキル・シリコーン分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注2)
2
4.デカメチルシクロペンタシロキサン 20
5.ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン(注3) 8
6.トリエチルヘキサノイン 2
7.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 7.5
8.オクトクリレン 2.5
9.2−[4−(ジエチルアミノ)−2−ヒドロキシベンゾイル]安息香酸ヘキシルエステル 1
10.ハイブリッドシリコーン複合粉体(注4) 0.5
11.微粒子酸化チタン分散体(注5) 5
12.微粒子酸化亜鉛分散体(注6) 10
13.1,3−ブチレングリコール 3
14.エタノール 6
15.クエン酸ナトリウム 0.2
16.塩化ナトリウム 0.5
17.精製水 残量
100
(注1)フェニル変性部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物;KSG−18A<架橋物:10〜20%、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン:80〜90%>(信越化学工業(株)製)
(注2)アルキル・シリコーン分岐型ポリエーテル変性シリコーン;KF−6038(信越化学工業(株)製))
(注3)ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン;KF−56A(信越化学工業(株)製)
(注4)ハイブリッドシリコーン複合粉体;KSP−100(信越化学工業(株)製)
(注5)微粒子酸化チタン分散体;SPD−T5(信越化学工業(株)製)
(注6)微粒子酸化亜鉛分散体;SPD−Z5(信越化学工業(株)製)
得られたW/Oサンスクリーンミルクは、軋み感がなくのび広がりが軽く、粉っぽさがなくてさっぱりとした使用感を与えると共に、耐水性や化粧持ちも良好であった。
【0130】
[実施例5]
W/Oサンスクリーンミルク
<化粧料の調製>
A:成分1〜7を均一に混合した。
B:成分10〜13を均一に混合した。
C:BをAに添加して乳化し、8,9を添加して均一に混合し、W/Oサンスクリーンミルクを得た。
成分
(%)
1.重合体(II)のD5溶解品(80%) 1
2.部分架橋型ポリエーテル変性シリコーン組成物(注1) 2
3.分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物(注2) 2
4.シリコーン分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注3) 1
5.ジメチルポリシロキサン(6cs) 5
6.デカメチルシクロペンタシロキサン 3
7.イソノナン酸イソトリデシル 4
8.微粒子酸化チタン分散体(注4) 25
9.微粒子酸化亜鉛分散体(注5) 35
10.ジプロピレングリコール 2
11.クエン酸ナトリウム 0.2
12.塩化ナトリウム 1
13.精製水 残量
100
(注1)部分架橋型ポリエーテル変性シリコーン組成物;KSG−210<架橋物:2〜30%、ジメチルポリシロキサン(6cs):70〜80%>(信越化学工業(株)製)
(注2)部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物;KSG−15<架橋物:4〜10%、デカメチルシクロペンタシロキサン:90〜96%>(信越化学工業(株)製)
(注3)シリコーン分岐型ポリエーテル変性シリコーン;KF−6028(信越化学工業(株)製))
(注4)微粒子酸化チタン分散体;SPD−T5(信越化学工業(株)製)
(注5)微粒子酸化亜鉛分散体;SPD−Z5(信越化学工業(株)製)
得られたW/Oサンスクリーンミルクは、軋み感がなくのび広がりが軽く、粉っぽさがなくてさっぱりとした使用感を与えると共に、耐水性や化粧持ちも良好であった。
【0131】
[実施例6]
W/Oクリームファンデーション
<化粧料の調製>
A:成分9〜14をロールミルにて分散した。
B:成分1〜8を均一に混合した。
C:成分15〜19を均一に混合した。
D:CをBに添加して乳化し、Aを添加して、W/Oクリームファンデーションを得た。
成分
(%)
1.アルキル変性・部分架橋型ポリエーテル変性シリコーン組成物(注1)
3.5
2.アルキル変性・部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物(注2)
5
3.アルキル分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注3) 3
4.有機変性粘土鉱物 1.3
5.デカメチルシクロペンタシロキサン 20
6.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 7.5
7.重合体(I)のD5溶解品(60%) 1
8.ハイブリッドシリコーン複合粉体(注4) 2
9.トリエチルヘキサノイン 7
10.アクリル−シリコーン系グラフト共重合体(注5) 0.2
11.シリコーン処理酸化チタン(注6) 8.5
12.シリコーン処理黄酸化鉄(注6) 適量
13.シリコーン処理赤酸化鉄(注6) 適量
14.シリコーン処理黒酸化鉄(注6) 適量
15.1,3−ブチレングリコール 5
16.パラオキシ安息香酸メチル 0.15
17.クエン酸ナトリウム 0.2
18.塩化ナトリウム 0.5
19.精製水 残量
100
(注1)アルキル変性・部分架橋型ポリエーテル変性シリコーン組成物(KSG−330<架橋物:15〜25%、トリエチルヘキサノイン:75〜85%>:信越化学工業(株)製)
(注2)アルキル変性・部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物;KSG−43<架橋物:25〜35%、トリエチルヘキサノイン:65〜75%>(信越化学工業(株)製)
(注3)アルキル分岐型ポリエーテル変性シリコーン;KF−6048(信越化学工業(株)製))
(注4)ハイブリッドシリコーン複合粉体;KSP−100(信越化学工業(株)製)
(注5)アクリル−シリコーン系グラフト共重合体;KP−578(信越化学工業(株)製)
(注6)シリコーン処理粉体;KF−9909(信越化学工業(株)製)を用い、粉体を其々に疎水化表面処理されたシリコーン処理粉体
得られたW/Oクリームファンデーションは、軋み感がなく、軽く延び、化粧持ちに優れ、2次付着もなかった。
【0132】
[実施例7]
W/Oリキッドファンデーション
<化粧料の調製>
A:成分8〜13をロールミルにて分散した。
B:成分1〜7を均一に混合した。
C:成分14〜19を均一に混合した。
D:CをBに添加して乳化し、Aを添加して、W/Oリキッドファンデーションを得た。
成分
(%)
1.部分架橋型ポリエーテル変性シリコーン組成物(注1) 3.5
2.アルキル分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注2) 3
3.フェニル変性・部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物(注3)
5
4.有機変性粘土鉱物 1.5
5.ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン(注4) 6
6.デカメチルシクロペンタシロキサン 18
7.イソノナン酸イソトリデシル 7.5
8.重合体(I)のジメチコン(6cs)溶解品(60%) 1
9.金属石鹸処理微粒子酸化チタン(平均一次粒子径:20nm)5
10.シリコーン処理酸化チタン(注5) 6.5
11.シリコーン処理黄酸化鉄(注5) 適量
12.シリコーン処理赤酸化鉄(注5) 適量
13.シリコーン処理黒酸化鉄(注5) 適量
14.グリセリン 2
15.ジプロピレングリコール 3
16.フェノキシエタノール 0.2
17.クエン酸ナトリウム 0.2
18.塩化ナトリウム 0.5
19.精製水 残量
100
(注1)部分架橋型ポリエーテル変性シリコーン組成物;KSG−210<架橋物:20〜30%、ジメチルポリシロキサン(6cs):70〜80%>(信越化学工業(株)製)
(注2)アルキル分岐型ポリエーテル変性シリコーン;KF−6048(信越化学工業(株)製)
(注3)フェニル変性・部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物;KSG−18A<架橋物:10〜20%、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン:80〜90%>(信越化学工業(株)製)
(注4)ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン;KF−56A(信越化学工業(株)製)
(注5)シリコーン処理粉体;KF−9909(信越化学工業(株)製)を用い、粉体が其々に疎水化表面処理されたシリコーン処理粉体
得られたW/Oリキッドファンデーションンは、軋み感がなく、軽く延び、化粧持ちに優れ、2次付着もなかった。
【0133】
[実施例8]
W/Oスティックファンデーション
<化粧料の調製>
A:成分10〜14をロールミルにて分散した。
B:成分1〜9を95℃まで加熱し、均一に混合した。
C:A、成分15〜17を均一に混合し、85℃まで加熱した。
D:CをBに添加して乳化し、スティック容器に充填後、徐冷し、W/Oスティックファンデーションを得た。
成分
(%)
1.部分架橋型ポリグリセリン変性シリコーン組成物(注1) 4
2.重合体(I)のジメチコン(6cs)溶解品(60%) 1
3.アルキル・シリコーン分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注2)
1.5
4.ステアリン酸イヌリン(注3) 2
5.セレシン 6
6.ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール 8
7.トリエチルヘキサノイン 8
8.ジメチルポリシロキサン(6cs) 7
9.ポリメチルシルセスキオキサン(注4) 1.5
10.シリコーン処理酸化チタン(注5) 6.5
11.シリコーン処理黄酸化鉄(注5) 適量
12.シリコーン処理赤酸化鉄(注5) 適量
13.シリコーン処理黒酸化鉄(注5) 適量
14.モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)
0.3
15.ジプロピレングリコール 5
16.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
17.精製水 残量
100
(注1)部分架橋型ポリグリセリン変性シリコーン組成物;KSG−710<架橋物:20〜30%、ジメチルポリシロキサン(6cs):70〜80%>(信越化学工業(株)製)
(注2)アルキル・シリコーン分岐型ポリエーテル変性シリコーン;KF−6038(信越化学工業(株)製)
(注3)ステアリン酸イヌリン;レオパールISK2(千葉製粉社製)
(注4)ポリメチルシルセスキオキサン;KMP−590(信越化学工業(株)製)
(注5)シリコーン処理粉体;KF−9909(信越化学工業(株)製)を用い、粉体を其々に疎水化表面処理されたシリコーン処理粉体
得られたW/Oスティックファンデーションは、軋み感がなく、軽く延び、化粧持ちに優れ、2次付着もなかった。
【0134】
[実施例9]
リップスティック
<化粧料の調製>
A:成分9〜16をロールミルにて分散した。
B:成分1〜8を95℃まで加熱し、均一に混合した。
C:A、B、成分17〜18を均一に混合し、85℃まで加熱した。
D:Cをスティック容器に充填しリップスティックを得た。
成分
(%)
1.ポリエチレン 7
2.マイクロクリスタリンワックス 3
3.シリコーンワックス(注1) 10.5
4.トリエチルヘキサノイン 14
5.ジエチルヘキサンン酸ネオペンチルグリコール 14
6.ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 8
7.水添ポリイソブテン 残量
8.ジフェニルジメチコン(注2) 7.5
9.セリサイト 0.7
10.赤色201号 適量
11.赤色202号 適量
12.黄色4号 適量
13.シリコーン処理酸化チタン(注3) 2.7
14.シリコーン処理黒酸化鉄(注3) 適量
15.シリコーン処理赤酸化鉄(注3) 適量
16.トリイソステアリン酸ポリグリセリル 24
17.マイカ 6
18.重合体(I)のD5溶解品(60%) 1
100
(注1)シリコーンワックス;KP−561P(信越化学工業(株)製))
(注2)ジフェニルジメチコン;KF−54HV(信越化学工業(株)製)
(注3)シリコーン処理粉体;KF−574(信越化学工業(株)製)を用い、粉体を其々に疎水化表面処理されたシリコーン処理粉体
得られたリップスティックは、軋み感や油っぽさがなく、にじみ、二次付着等もなく、化粧持ちも良いことが確認された。
【0135】
[実施例10]
アイクリーム
<化粧料の調製>
A:成分1〜7を均一に混合した。
B:成分8〜12を均一に混合した。
C:BをAに添加して乳化し、アイクリームを得た。
成分
(%)
1.シリコーン・アルキル変性・部分架橋型ポリエーテル変性シリコーン組成物(注1) 4
2.シリコーン・アルキル変性・部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物(注2)
6
3.シリコーン・アルキル分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注3)
0.5
4.スクワラン 15
5.ホホバ油 3
6.重合体(I)のD5溶解品(60%) 2
7.アルキル変性ハイブリッドシリコーン複合粉体(注4) 1.5
8.1,3−ブチレングリコール 7
9.フェノキシエタノール 0.25
10.クエン酸ナトリウム 0.2
11.塩化ナトリウム 0.5
12.精製水 残量
100
(注1)シリコーン・アルキル変性・部分架橋型ポリエーテル変性シリコーン組成物;KSG−350Z<架橋物:20〜30%、シクロペンタシロキサン:70〜80%>:(信越化学工業(株)製)
(注2)シリコーン・アルキル変性・部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物;KSG−045Z<架橋物:15〜25%、シクロペンタシロキサン:75〜85%>(信越化学工業(株)製)
(注3)シリコーン・アルキル分岐型ポリエーテル変性シリコーン;KF−6038(信越化学工業(株)製)
(注4)アルキル変性ハイブリッドシリコーン複合粉体;KSP−441(信越化学工業(株)製)
得られたアイクリームは、軋み感や油っぽさがなくサラッとしており、のび広がりが軽く、ハリ感を持続できることが確認された。
【0136】
[実施例11]
リンクルコンシーラー
<化粧料の調製>
A:成分1〜6を均一に混合した。
B:成分7をAに添加して混合し、リンクルコンシーラーを得た。
成分
(%)
1.部分架橋型ポリエーテル変性シリコーン組成物(注1) 3
2.部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物(注2) 55
3.部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物(注3) 15
4.デカメチルシクロペンタシロキサン 残量
5.高重合ジメチルポリシロキサン/D5混合溶液(注4) 5
6.重合体(II)のD5溶解品(80%) 2
7.ハイブリッドシリコーン複合粉体(注5) 12
100
(注1)部分架橋型ポリエーテル変性シリコーン組成物;KSG−210<架橋物:20〜30%、ジメチルポリシロキサン(6cs):70〜80%>(信越化学工業(株)製)
(注2)部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物;KSG−15<架橋物:4〜10%、デカメチルシクロペンタシロキサン:90〜96%>(信越化学工業(株)製)
(注3)部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物;KSG−16<架橋物:20〜30%、ジメチルポリシロキサン(6CS):70〜80%>(信越化学工業(株)製)
(注4)高重合ジメチルポリシロキサン/D5混合溶液;KF−9028(信越化学工業(株)製)
(注5)ハイブリッドシリコーン複合粉体;KSP−101(信越化学工業(株)製)
得られたリンクルコンシーラーは、軋み感や油っぽさがなくサラッとしており、のび広がりが軽く、シーリング効果を持続できることが確認された。
【0137】
[実施例12]
W/Oサンスクリーンクリーム
<化粧料の調製>
A:成分1〜8を均一に混合した。
B:成分9〜15を均一に混合した。
C:BをAに添加して乳化し、サンスクリーンを得た。
成分
(%)
1.アルキル変性・部分架橋型ポリグリセリン変性シリコーン組成物(注1)
3
2.アルキル変性・部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物(注2)
3
3.シリコーン・アルキル分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(注3)
1.5
4.ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン(注4) 12
5.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 6
6.サリチル酸オクチル 1
7.ハイブリッドシリコーン複合粉体(注5) 3
8.重合体(I)のD5溶解品(60%) 2
9.キサンタンガム 0.3
10.ジプロピレングリコール 5
11.グリセリン 3
12.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
13.クエン酸ナトリウム 0.2
14.塩化ナトリウム 0.5
15.精製水 残量
100
(注1)アルキル変性・部分架橋型ポリグリセリン変性シリコーン組成物;KSG−840<架橋物:25〜35%、スクワラン:65〜75%>(信越化学工業(株)製)
(注2)アルキル変性・部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物;KSG−43<架橋物:25〜35%、トリエチルヘキサノイン:65〜75%>(信越化学工業(株)製)
(注3)シリコーン・アルキル分岐型ポリグリセリン変性シリコーン;KF−6105(信越化学工業(株)製)
(注4)ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン;KF−56A(信越化学工業(株)製)
(注5)ハイブリッドシリコーン複合粉体;KSP−105(信越化学工業(株)製)
得られたW/Oサンスクリーンクリームは、軋み感がなくのび広がりが軽く、油っぽさがなくてさっぱりとした使用感を与えると共に、耐水性や化粧持ちも良好であった。
【0138】
[実施例13]
O/Wサンスクリーンクリーム
<化粧料の調製>
A:成分1〜5を80℃まで加熱し、均一に混合した。
B:成分6〜13を80℃まで加熱し、均一に混合した。
C:BをAに添加して乳化後徐冷し、成分14を添加して均一に混合しサンスクリーンを得た。
成分
(%)
1.キサンタンガム 0.2
2.1,3−ブチレングリコール 8
3.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
4.アクリル酸ナトリウム・アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウム共重合体組成物(注1) 2
5.精製水 残量
6.重合体(I)のD5溶解品(60%) 0.3
7.ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン(注2) 3
8.部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物(注3) 1.5
9.セタノール 2
10.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 5
11.2,4−ビス−[{4−(2−エチルヘキシルオキシ)−2−ヒドロキシ}−フェニル]−6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン
1
12.ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 1
13.ポリエーテル変性シリコーン(注4) 0.5
14.エタノール 10
100
(注1)アクリル酸ナトリウム・アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウム共重合体組成物;SIMULGEL EG<架橋物35〜40%>(SEPPIC社製)
(注2)ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン;KF−56A(信越化学工業(株)製)
(注3)部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物;KSG−016F<架橋物:20〜30%、ジメチルポリシロキサン(6cs):70〜80%>(信越化学工業(株)製)
(注4)ポリエーテル変性シリコーン;KF−6011(信越化学工業(株)製)
得られたO/Wサンスクリーンクリームは、軋み感がなくのび広がりが軽く、油っぽさがなくてさっぱりとした使用感を与えると共に、耐水性や化粧持ちも良好であった。
【0139】
[実施例14]
ムースチーク
<化粧料の調製>
A:成分1〜6を80℃まで加熱し、均一に混合した。
B:成分7〜12をヘンシェルにて均一に混合した。
C:BをAに添加して徐冷し、ムースチークを得た。
成分
(%)
1.部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物(注1) 28
2.デカメチルシクロペンタシロキサン 残量
3.ジイソステアリン酸ネオペンチルグリコール 4
4.ステアリン酸イヌリン(注2) 10
5.不定形無水珪酸(注3) 0.5
6.重合体(I)のD5溶解品(60%) 5
7.シリコーン処理酸化チタン(注4) 0.2
8.赤色202号 適量
9.シリコーン処理黄酸化鉄(注4) 適量
10.シリコーン処理黒酸化鉄(注4) 適量
11.シリコーン処理マイカ(注4) 5.4
12.シリコーン処理セリサイト(注4) 14
100
(注1)部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物;KSG−16<架橋物:20〜30%、ジメチルポリシロキサン(6cs):70〜80%>(信越化学工業(株)製)
(注2)ステアリン酸イヌリン;レオパールKL2(千葉製粉社製)
(注3)不定形無水珪酸;AEROSIL200(日本アエロジル社製)
(注4)シリコーン処理粉体;KF−9901(信越化学工業(株)製)を用い、粉体を其々に疎水化表面処理されたシリコーン処理粉体
得られたムースチークは、軋み感や油っぽさがなく、のび広がりが軽く、密着性に優れ、化粧持ちも良かった。
【0140】
[実施例15]
ジェルアイカラー
<化粧料の調製>
A:成分1〜5を80℃まで加熱し、均一に混合した。
B:Aに成分6〜9を添加して90℃まで加熱し、均一に混合した。
C:容器に流し込んで、ジェルアイカラーを得た。
成分
(%)
1.部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物(注1) 9
2.スクワラン 15
3.パルミチン酸デキストリン(注2) 9
4.イソノナン酸イソトリデシル 残量
5.重合体(I)のD5溶解品(60%) 2
6.不定形無水珪酸(注3) 0.1
7.ハイブリッドシリコーン複合粉体(注4) 5
8.硫酸バリウム 10
9.シリコーン処理マイカ(注5) 30
100
(注1)部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物;KSG−16<架橋物:20〜30%、ジメチルポリシロキサン(6cs):70〜80%>(信越化学工業(株)製)
(注2)パルミチン酸デキストリン;レオパールKL2(千葉製粉社製)
(注3)不定形無水珪酸;AEROSIL972(日本アエロジル社製)
(注4)ハイブリッドシリコーン複合粉体;KSP−102(信越化学工業(株)製)
(注5)シリコーン処理粉体;KP−574(信越化学工業(株)製)を用い、粉体を其々に疎水化表面処理されたシリコーン処理粉体
得られたジェルアイカラーは、のび広がりが軽くて油っぽさや粉っぽさがなく、化粧持ちも良かった。
【0141】
[実施例16]
パウダーファンデーション
<化粧料の調製>
A:成分1〜4を均一に混合した。
B:成分5〜13を均一に混合した。
C:AをBに添加し、ヘンシェルミキサーにて均一に混合した。得られた粉末を、メッシュを通した後、金型を用いて金皿に打型してパウダーファンデーションを得た。
成分
(%)
1.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 4
2.ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン(注1) 4.5
3.トリエチルヘキサノイン 1.5
4.重合体(I)のD5溶解品(60%) 1
5.硫酸バリウム 10
6.フェニル変性ハイブリッドシリコーン複合粉体(注2) 5
7.ポリメチルシルセスキオキサン(注3) 4
8.シリコーン処理マイカ(注4) 30
9.シリコーン処理タルク(注4) 残量
10.シリコーン処理酸化チタン(注4) 6
11.シリコーン処理黄酸化鉄(注4) 適量
12.シリコーン処理赤酸化鉄(注4) 適量
13.シリコーン処理黒酸化鉄(注4) 適量
100
(注1)ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン;KF−56A(信越化学工業(株)製)
(注2)フェニル変性ハイブリッドシリコーン複合粉体;KSP−300(信越化学工業(株)製)
(注3)ポリメチルシルセスキオキサン;KMP−590(信越化学工業(株)製)
(注4)シリコーン処理粉体;KP−574(信越化学工業(株)製)を用い、粉体を其々に疎水化表面処理されたシリコーン処理粉体
得られたパウダーファンデーションは、軽く延び、化粧持ちが良く、2次付着もなかった。
【0142】
[実施例17]
アウトバスヘアトリートメント
<化粧料の調製>
A:成分1〜4を均一に混合した。
B:成分6〜11を均一に混合した。
C:BをAに添加して乳化し、成分5を添加してアウトバストリートメントを得た。
成分
(%)
1.重合体(I)のジメチコン(6cs)溶解品(60%) 3
2.部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物(注1) 1
3.分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注2) 0.2
4.ジメチルポリシロキサン(6cs) 8.5
5.香料 適量
6.ジプロピレングリコール 8
7.エタノール 5
8.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
9.クエン酸ナトリウム 0.2
10.塩化ナトリウム 0.5
11.精製水 残量
100
(注1)部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物;KSG−19<架橋物:10〜20%、ジメチルポリシロキサン(6cs)80〜90%>(信越化学工業(株)製)
(注2)分岐型ポリエーテル変性シリコーン;KF−6017(信越化学工業(株)製))
得られたアウトバスヘアトリートメントは、のび広がりが軽く、毛髪に光沢と滑らかさを与えることが確認された。
【0143】
[実施例18]
ヘアトリートメント
<化粧料の調製>
A:成分1〜6を70℃まで加熱し、均一に混合した。
B:成分7〜9を70℃まで加熱し、均一に混合した。
C:BをAに添加して乳化し、徐冷後成分10,11を添加してトリートメントを得た。
成分
(%)
1.重合体(I)のジメチコン(6cs)溶解品(60%) 0.4
2.セタノール 2
3.オクタン酸セチル 2.5
4.ベヘントリモニウムクロリド 1
5.パラオキシ安息香酸ブチル 0.1
6.ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン(注1) 1.5
7.プロピレングリコール 5
8.ヒドロキシエチルセルロース 0.1
9.精製水 残量
10.アミノ変性シリコーンエマルジョン(注2) 4
11.香料 適量
100
(注1)ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン;(信越化学工業(株)製)
(注2)アミノ変性シリコーンエマルジョン;X−52−2328(信越化学工業(株)製)
得られたヘアトリートメントは、のび広がりが軽く、毛髪に光沢と滑らかさを与えることが確認された。また、重合体(I)のジメチコン(6cs)溶解品(60%)を上記成分(10)と同様に予め油中水系のエマルジョンとして準備することにより、容易かつ安定に配合することも可能となる。
【0144】
[実施例19]
ヘアオイル
<化粧料の調製>
A:成分1〜7を均一に混合し、ヘアオイルを得た。
成分
(%)
1.重合体(I)のジメチコン(6CS)溶解品(60%) 2
2.ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン(注1) 12
3.コハク酸ジエチルヘキシル 8
4.高重合ジメチルポリシロキサン混合溶液(注2) 2
5.トコフェロール 0.1
6.香料 0.1
7.水添ポリイソブテン 残量
100
(注1)ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン;KF−56A(信越化学工業(株)製)
(注2)高重合ジメチルポリシロキサン混合溶液;KF−9030(信越化学工業(株)製)
得られたヘアオイルは、のび広がりが軽く、毛髪に光沢と滑らかさを与えることが確認された。
【0145】
[実施例20]
ヘアワックス
<化粧料の調製>
A:成分10〜16を80℃まで加熱し、均一に混合した。
B:成分1〜9を90℃まで加熱し、均一に混合した。
C:BをAに添加して乳化し、その後室温まで冷却した。
D:成分17,18をC添加して均一に混合し、ヘアワックスを得た。
成分
(%)
1.重合体(II)のイソドデカン溶解品(80%) 1
2.メチルトリメチコン(注1) 10
3.キャンデリラロウ 13
4.マイクロクリスタリンワックス 8
5.イソステアリン酸POEグリセリル 2
6.モノステアリン酸グリセリン 3
7.ポリエーテル変性シリコーン(注2) 2
8.ステアリン酸 2
9.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.1
10.プロピレングリコール 6
11.1,3−ブチレングリコール 6
12.カルボキシビニルポリマー 0.3
13.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
14.フェノキシエタノール 0.3
15.エデト酸3ナトリウム 適量
16.精製水 残量
17.水酸化カリウム(10%溶液) 適量
18.香料 適量
100
(注1)メチルトリメチコン;TMF−1.5(信越化学工業(株)製)
(注2)ポリエーテル変性シリコーン;KF−6011(信越化学工業(株)製)
得られたヘアワックスは、軋み感が少なく、保持力、整髪の持ちが良いことが確認された。
【0146】
[実施例21]
油性マスカラ
<化粧料の調製>
A:成分1〜6を95℃まで加熱し、均一に混合した。
B:Aに成分7〜14を加え、90℃まで加熱し、均一に混合した。
C:Bを徐冷し、油性マスカラを得た。
成分
(%)
1.重合体(II)のイソドデカン溶解品(80%) 8
2.トリメチルシロキシケイ酸のイソドデカン溶解品(注1) 12
3.パルミチン酸デキストリン(注2) 2
4.パラフィンワックス 6
5.マイクロクリスタリンワックス 7
6.イソドデカン 30
7.有機変性粘土鉱物 5.5
8.シリコーン処理黒酸化鉄(注3) 5
9.シリコーン処理タルク(注3) 5
10.ハイブリッドシリコーン複合粉体(注4) 5
11.ポリエーテル変性シリコーン(注5) 1.2
12.炭酸プロピレン 1.6
13.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
14.イソドデカン 残量
100
(注1)トリメチルシロキシケイ酸のイソドデカン溶解品;X−21−5595(信越化学工業(株)製)
(注2)パルミチン酸デキストリン;レオパールTL2(千葉製粉社製)
(注3)シリコーン処理粉体;KF−9909(信越化学工業(株)製)を用い、粉体を其々に疎水化表面処理されたシリコーン処理粉体
(注4)ハイブリッドシリコーン複合粉体;KSP−105(信越化学工業(株)製)
(注5)ポリエーテル変性シリコーン;KF−6017(信越化学工業(株)製)
得られた油性マスカラは、仕上がり、化粧持ち、保持力が良いことが確認された。また、トリメチルシロキシケイ酸のような固くてもろい皮膜を併用することにより、各皮膜性能や仕上がり等の使用感を調整することが可能である。
【0147】
[実施例22]
W/Oマスカラ
<化粧料の調製>
A:成分1〜8を95℃まで加熱し、均一に混合した。
B:Aに成分9〜14を85℃まで加熱し、均一に混合した。
C:成分15〜17を85℃まで加熱し、均一に混合した。
D:BにCを添加して乳化後徐冷し、W/O油性マスカラを得た。
成分
(%)
1.重合体(II)のイソドデカン溶解品(80%) 6
2.アクリル−シリコーン系グラフト共重合体のイソドデカン溶解品(注1)
10
3.(パルミチン酸/エチルヘキサン酸)デキストリン(注2) 3
4.シリコーンワックス(注3) 2
5.セレシン 2.5
6.マイクロクリスタリンワックス 4.5
7.ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン(注4) 3
8.イソドデカン 残量
9.有機変性粘土鉱物 4
10.シリコーン処理黒酸化鉄(注5) 5
11.シリコーン処理タルク(注5) 4.5
12.不定形無水珪酸(注6) 2.7
13.シリコーン分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注7) 1
14.炭酸プロピレン 1.3
15.フェノキシエタノール 0.2
16.1,3−ブチレングリコール 1
17.精製水 12.8
合計 100
(注1)アクリル−シリコーン系グラフト共重合体のイソドデカン溶解品;KP−550(信越化学工業(株)製)
(注2)(パルミチン酸/エチルヘキサン酸)デキストリン;レオパールTT2(千葉製粉社製)
(注3)シリコーンワックス;KP−562P(信越化学工業(株)製)
(注4)ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン;KF−56A(信越化学工業(株)製)
(注5)シリコーン処理粉体;KF−9901(信越化学工業(株)製)を用い、粉体を其々に疎水化表面処理されたシリコーン処理粉体
(注6)不定形無水珪酸;AEROSIL972(日本アエロジル社製)
(注7)シリコーン分岐型ポリエーテル変性シリコーン;KF−6028(信越化学工業(株)製)
得られたW/Oマスカラは、仕上がり、化粧持ち、保持力が良いことが確認された。また、トリメチルシロキシケイ酸のような固くてもろい皮膜や、シリコーン変性アクリルポリマーのような柔軟性のある皮膜等を併用することにより、各皮膜性能や仕上がり等の使用感を調整することが可能である。