(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記検査領域は、前記搬送路を挟んで前記検査部と反対側に、前記検査ユニットを、垂直方向に複数段設け、その複数段の前記検査ユニットを水平方向の前記一方向に複数配列した他の検査部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の検査システム。
前記各搬送路に沿って2つの搬送機構が移動可能に設けられ、前記搬送機構の一方が、前記2つの検査部の一方に属する前記検査ユニットに対して被検査体の受け渡しを行い、前記搬送機構の他方が、前記2つの検査部の他方に属する検査ユニットに対して被検査体の受け渡しを行うことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の検査システム。
前記検査ユニットは、検査時に、前記ステージ上の被検査体が前記プローブカードのプローブに接触した状態で、前記ステージが吸着されるように構成され、前記アライナーは、一の前記検査ユニットにおいて、前記ステージを上昇させて前記被検査体を前記プローブに接触させ、前記ステージを吸着させた後、一の前記検査ユニットから検査が終了した他の前記検査ユニットに移動し、その検査ユニットの前記ステージの取り外し動作を実施することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の検査システム。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0019】
<第1の実施形態>
まず、第1の実施形態について説明する。
図1は本発明の第1の実施形態に係る検査システムの概略構成を示す平面図、
図2は
図1の検査システムのII−II′線による断面図であり、
図3は
図1の検査システムのIII-III′線による断面図である。
【0020】
本実施形態の検査システム10は、被検査体であるウエハに形成された複数のデバイスの電気的特性の検査するものである。
【0021】
検査システム10は、筐体11を有し、筐体11内には、ウエハWに形成されたデバイスの電気特性の検査を行う検査領域12と、検査領域12に対するウエハWの搬入出を行うローダ領域13とを有する。
【0022】
検査領域12は、図中X方向に沿って複数(図では5つ以上)の検査ユニット30が配置された検査ユニット列がZ方向(上下方向)に3段に配置された第1の検査部12aと、第1の検査部12aと対向して設けられた第2の検査部12bとを有する。第2の検査部12bは、第1の検査部12aと同様、X方向に沿って複数の検査ユニット30が配置された検査ユニット列がZ方向に3段に配置されている。
【0023】
第1の検査部12aおよび第2の検査部12bの間には、これらの各段にそれぞれ対応する、X方向に沿って延びる3つの搬送路14が形成されており、これら搬送路14には、それぞれX方向に移動可能な搬送機構15が設けられている。搬送機構15はベース15aとその上に設けられた搬送アーム15bとを有しており、搬送アーム15bは前後動、上下動および回転が可能となっている。また、各搬送路14には、同様にX方向に移動可能にアライメント用のカメラを含むカメラユニット16が設けられている。
【0024】
また、第1の検査部12aおよび第2の検査部12bの各段にそれぞれ対応するように、各段の第1の検査部12aおよび第2の検査部12bの検査ユニット30においてウエハWの位置合わせを行うための3つのアライナー17が設けられている。
【0025】
ローダ領域13は、検査領域12の長手方向の一方の端部に接続されており、複数のウエハWを収容する容器であるFOUP18を載置し、ロードポートを有する載置台19と、ウエハWを搬送するローダ21が設けられた搬送室20とを有する。載置台19の内部には制御部70等が収容されている。載置台19には、検査ユニット30の配列方向であるX方向と直交するY方向に沿って複数(図では4つ)のFOUP18が載置されるようになっている。搬送室20は、高さ方向(Z方向)および幅方向(Y方向)の長さが検査領域12と同じ長さを有しており、ローダ21は、搬送室20内をY方向およびZ方向に移動可能となっている。ローダ21は、ベース21aとその上に設けられた搬送アーム21bを有しており、搬送アーム21bは前後動、上下動および回転が可能となっている。
【0026】
上記検査領域12の各搬送機構15は、搬送路14の搬送室20側の端部がホームポジション23となっており、ホームポジション23の一方の側部には、ウエハWのプリアライメントを行うプリアライメント部24が設けられ、他方の側部にはウエハWを仮置きするバッファ部25が設けられている。バッファ部25は複数のウエハ載置部を有している。
【0027】
搬送室20内のローダ21は、いずれかのFOUP18からウエハWを取り出して、検査領域12の各段のバッファ部25のいずれかのウエハ載置部、または各段のプリアライメント部24にウエハWを搬送可能となっている。各段の搬送機構15は、プリアライメント部24でプリアライメントされたウエハW、または、プリアライメント後バッファ部25に仮置きされたウエハWを受け取り、搬送路14を走行し、いずれかの検査ユニット30にウエハWを搬送する。また、各段のいずれかの検査ユニット30における検査後のウエハWは、搬送機構15からバッファ部25のいずれかのウエハ載置部に載置され、ローダ21により受け取られてFOUP18に戻される。
【0028】
図3に示すように、検査ユニット30は、ウエハWに形成されたデバイスに検査信号を送るテスタ31と、ウエハWに形成された複数のデバイスの電極に接触する複数のプローブ32aを有するプローブカード32と、テスタ31の下に設けられ、プローブカード32を支持する支持プレート33と、テスタ31とプローブカード32とを接続するコンタクトブロック34と、支持プレート33から垂下し、プローブカード32を囲繞するように設けられたベローズ35と、ウエハWを真空吸着により吸着支持し、ウエハWを温調するチャックトップ(ステージ)36とを有する。コンタクトブロック34の上下面には、プローブカード32とテスタ31を電気的に接続する多数のポゴピン34aが設けられている。ベローズ35は、チャックトップ36上のウエハWをプローブカード32の複数のプローブ32aをウエハWに接触した状態で、プローブカード32とウエハWを含む密閉空間を形成するためのものであり、その密閉空間を真空引きすることにより、チャックトップ36が吸着される。
【0029】
アライナー17は、その段のベース板40の上に第1の検査部12aから第2の検査部12bに亘って延び、ベース板40上にX方向に沿って設けられた4本のガイドレール41上をX方向に移動するXブロック42と、Xブロック42上にY方向に沿って設けられたガイドレール43上をY方向に移動するYブロック44と、Yブロック44に対してZ方向に移動するZブロック45とを有し、Zブロック45上には、チャックトップ36が所定の位置関係を保った状態で係合される。Xブロック42は、最もローダ領域13に近い検査ユニット30から最も遠い検査ユニット30まで移動可能となっており、Yブロック44は第1の検査部12aの検査ユニット30から第2の検査部12bの検査ユニット30まで、搬送路14を跨いで移動可能となっている。なお、Yブロック44の周壁には、プローブカード32の下面を撮影するための下カメラ46が設けられている。
【0030】
アライナー17は、検査ユニット30におけるウエハWの位置合わせ、チャックトップ36のプローブカード32への装着、およびプローブカード32からのチャックトップ36の取り外しを行う際に用いられる。
【0031】
搬送路14の上部には、X方向に沿って2本のガイドレール50が設けられており、ガイドレール50に沿ってカメラユニット16が移動可能となっている。カメラユニット16は、アライメント用のカメラ51と、放射温度計52とを有している。アライメント用のカメラ51は、
図4に示すように、アライナー17に装着されたチャックトップ36にウエハWが載せられた状態を撮影する。このとき、アライナー17によりチャックトップ36の位置調整を行う。また、放射温度計52は、
図5に示すように、ウエハWの代わりに黒体ウエハBWを搬送し、アライメント動作を行うことで、各アライメント箇所の黒体ウエハBWの温度を測定することができる。すなわち、アライナー17によりチャックトップ36の位置調整を行うことにより、黒体ウエハBWの複数位置で温度測定を行うことができる。
【0032】
また、ガイドレール50には、搬送機構15も支持されており、搬送機構15はガイドレール50に沿って搬送路14をX方向に移動可能となっている。2つのガイドレール50の上部には、それぞれΓ状および逆Γ状に形成されたスライダー53aおよび53bがそれぞれ移動可能に係合しており、搬送機構15のベース15aは支持部材54aおよび54bを介してスライダー53aおよび53bの垂直部に昇降可能に支持されている。これにより搬送機構15はX方向とZ方向に移動可能となっている。搬送機構15は通常はX方向の移動のみであるが、ウエハWの搬送時に搬送機構15とアライナー17上のチャックトップ36が干渉するおそれがある場合にZ方向上方に退避される。
【0033】
搬送機構15とチャックトップ36との間でウエハWの受け渡しを行う場合は、
図6に示すように、アライナー17に内蔵された機構によりチャックトップ36から昇降ピン47を突出した状態で、搬送機構15の搬送アーム15bに載せられたウエハWを昇降ピン47上に受け渡す、または、昇降ピン47上のウエハWを搬送アーム15bが受け取る。
【0034】
また、搬送機構15の搬送アーム15bとチャックトップ36との間のウエハWの受け渡しは、
図7に示すように、アライナー17を搬送路14まで移動させて行ってもよいし、
図8に示すように、アライナー17をテスター31の下方位置に位置させたまま、搬送アーム15aをアライナー17上のチャックトップ36に向けて移動させてもよい。
【0035】
なお、本実施形態では、搬送路14の上部に2本のガイドレール50を設け、カメラユニット16および搬送機構15がガイドレール50に支持された状態でX方向に沿って走行するようにしたが、これらの一方、または両方を、アライナー17のXブロック42をX方向に沿って走行させるガイドレール41に支持させてX方向に走行するようにしてもよい。
【0036】
制御部70は、基本的にはコンピュータからなり、検査システム10を構成する各構成部、例えば、各検査ユニット30のテスタ31、真空吸着機構、アライナー17、搬送機構15、ローダ21等を制御する、CPUを有する主制御部と、入力装置(キーボード、マウス等)、出力装置(プリンタ等)、表示装置(ディスプレイ等)、記憶装置(記憶媒体)を有している。制御部70の主制御部は、例えば、記憶装置に内蔵された記憶媒体、または記憶装置にセットされた記憶媒体に記憶された処理レシピに基づいて、検査システム10に所定の動作を実行させる。
【0037】
次に、以上のように構成された検査システム10の動作について、
図9、
図10を参照して説明する。
まず、FOUP18から検査前のウエハWをローダ21により取り出し、プリアライメント部24またはバッファ部25に搬送し、プリアライメント部24でプリアライメントを行ったウエハWについて、プリアライメント部24またはバッファ部25から搬送機構15により、ウエハWを搬送すべき検査ユニット30に搬送し、アライナー17上のチャックトップ36の上に載置する(
図9(a))。このとき、アライナー17を移動させながら、カメラユニット16のアライメント用のカメラ51でウエハWを撮影する。なお、チャックトップ36にウエハWを載置する前の適宜のタイミングで、放射温度計52によりチャックトップ36表面の複数点の温度を測定しておく。
【0038】
チャックトップ36上にウエハWを載置した後、アライナー17を移動させて下カメラ46によりプローブカード32の下面を撮影した後、アライナー17によりチャックトップ36の水平方向の位置合わせを行う(
図9(b))。
【0039】
この状態でアライナー17のZブロック45を上昇させ、チャックトップ36上のウエハWをプイローブカード32のプローブ32aに接触させ、この状態でベローズ35の下部とチャックトップ36の上面をシールリング(図示せず)により密着させてベローズ35により囲まれた空間を真空引きすることによりチャックトップ36が支持プレート33に吸着された状態となる(
図9(c))。
【0040】
この状態で、ウエハWの電気特性の検査が行われ、アライナー17のZブロック45は下降される(
図9(d))。そして、アライナー17は、次にウエハWの受け渡しを行う検査ユニット30に移動される。
【0041】
その検査ユニット30では、ウエハWの電気特性の測定が終了しており、アライナー17は支持プレート33に吸着されたチャックトップ36を支持可能な位置に位置決めされる(
図10(a))。この状態で、アライナー17のZブロック45を上昇させて、Zブロック45にチャックトップ36を支持させる(
図10(b))。
【0042】
この状態で、チャックトップ36の真空吸着を解除し、Zブロック45とともにチャックトップ36を下降させる(
図10(c))。そして、アライナー17を搬送路14まで移動させる(
図10(d))。そして、チャックトップ36上のウエハWを、搬送機構15の搬送アーム15bにより受け取り、搬送機構15をホームポジション23まで移動させて、バッファ部25に載置する。そのウエハWは、ローダ領域13のローダ21によりFOUP18に戻される。
【0043】
以上のような動作を連続的に行い、FOUP18に収容された全てのウエハWについて電気的特性の検査を行う。
【0044】
本実施形態の検査システム10によれば、ローダ領域13を、従来のように検査領域と対向して設けるのではなく、検査領域12における検査ユニット配列方向の一方の端部に設けたので、横方向の検査ユニット30の数を増やしても空きスペースを少なくすることができる。
【0045】
すなわち、従来は、
図11に示すように、ローダ領域13を検査領域12と対向して設けていたため、検査ユニット30の横方向の数を増加させると、ローダ領域13では必要なFOUP18の数に対応する領域に加え、FOUP18を置く必要がない空きスペース80が生じてしまう。このため、検査ユニット30の数を増加させても検査ユニット30の1個当たりのフットプリントがほとんど減少しない。これに対して、本実施形態では、
ローダ領域13を検査領域12における検査ユニット配列方向の一方の端部に設けたので、このような空きスペースが生じない。このため、横方向の検査ユニット30の数を増やすことにより、従来よりも、一つの検査ユニット30あたりのフットプリントを小さくすることができる。
【0046】
また、ローダ21の搬送方向、すなわちFOUP18の配列方向と搬送機構15の搬送方向を直交させることにより、さらにフットプリントを小さくすることができる。
【0047】
また、従来の検査システムは、多段の全ての検査ユニット30に対してローダ21でウエハWの搬送を行っていたため、カメラユニット16の走行スペースを確保した上でそのスペースの外側にローダ21用の搬送スペースを設けなくてはならないのに対し、本実施形態では、各段に搬送機構15を設け、搬送機構15をカメラユニット16の配置スペースである搬送路14を走行するようにしたので、従来よりも搬送スペースを小さくすることができる。これにより、一つの検査ユニット30あたりのフットプリントを一層小さくすることができる。また、このように搬送スペースを小さくすることができることから、検査ユニット30の背面にメンテナンススペースを設けることもできる。
【0048】
さらに、このように搬送路14の両側に検査ユニット30を設けたので、検査システム自体は従来より大きくなるものの、一台の検査ユニット30あたりのフットプリントを格段に小さくすることができる。
【0049】
さらにまた、カメラユニット16にカメラ51の他に放射温度計を設けたので、黒体ウエハBWを搬送してアライメントするという極めて簡単な動作により、チャックトップ36上のウエハの温度を測定することができる。また、この際のアライメントポイントは自由に変更できるため、ウエハの温度分布も測定可能である。
【0050】
従来は、チャックトップ36上のウエハの温度測定は、チャックトップ36の表面に熱電対を取り付けた錘をチャックトップ上面に設置することにより行っていたが、操作が煩雑で検査作業に時間がかかるため、温度測定作業の短縮化・自動化が求められていた。また、低温で検査を行う場合、このように外部から熱電対を設置して温度測定を行おうとすると、チャックトップの周囲の露点を低温環境にする必要があり、熱電対を設置してから露点を安定させるための待ち時間が必要であり、温度測定作業に一層時間がかかっていた。
【0051】
そこで、本実施形態では、カメラユニット16に放射温度計52を設けて、黒体ウエハBWを搬送してアライメントするという極めて簡単な動作により、上述のような煩雑で時間のかかる作業を行うことなく、オンラインでチャックトップ上のウエハの温度および温度分布を測定できるようにした。
【0052】
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態について説明する。
図12は、第2の実施形態に係る検査システムを示す平面図である。本実施形態の検査システム10′は、第1の実施形態の検査システム10とは異なり、X方向に沿って複数(図では5つ以上)の検査ユニット30が配置された検査ユニット列がZ方向(上下方向)に3段に配置された検査部12aと、これらの各段の側方にX方向に沿って延びる3つの搬送路14のみを含む検査領域12′を有しており、検査領域12′には第2の検査部12bが存在しない。他の構成は、第1の実施形態の検査システム10と同様である。
【0053】
本実施形態の検査システム10′によれば、第1の実施形態の検査システム10よりも検査ユニット30の数は減少するが、従来のように、ローダ領域13を検査領域12と対向して設けるのではなく、検査領域12における検査ユニット配列方向の一方の端部に設けたので、第1の実施形態と同様、横方向の検査ユニット30の数を増やしても空きスペースを少なくすることができる。このため、横方向の検査ユニット30の数を増やすことにより、従来よりも、一つの検査ユニット30あたりのフットプリントを小さくすることができる。
【0054】
また、本実施形態においても第1の実施形態と同様、各段に搬送機構15を設け、搬送機構15をカメラユニット16の配置スペースである搬送路14を走行するようにしたので、従来よりも搬送スペースを小さくすることができる。これにより、一つの検査ユニット30あたりのフットプリントを一層小さくすることができる。また、このように搬送スペースを小さくすることができることから、検査ユニット30の背面にメンテナンススペースを設けることもできる。
【0055】
さらに、第1の実施形態よりも検査ユニット30の数は半分になるものの、検査システム自体がコンパクトであり、また、搬送機構15の負担を第1の実施形態よりも減らすことができる。
【0056】
<第3の実施形態>
次に、第3の実施形態について説明する。
図13は、第3の実施形態に係る検査システムを示す平面図である。本実施形態の検査システム10″は、第1の実施形態の検査システム10とは異なり、第1の検査部12aと第2の検査部12bの間の搬送路14′の各段にX方向に沿って移動する搬送機構15が2つ設けられた検査領域12″を有している。一方の搬送機構15は第1の検査部12a専用であり、他方の搬送機構15は第2の検査部12b専用である。
【0057】
また、2つの搬送機構15のホームポジション23において、これらの側方には、プリアライメント部とバッファ部とを兼ね備えたウエハ載置部26を有している。他の構成は、第1の実施形態と同様である。
【0058】
本実施形態の検査システム10″によれば、2つの搬送機構15が走行するために、第2の各段の搬送路14′の幅は、第1の実施形態の搬送路14よりも幅広くなり、その分フットプリントが大きくなり、検査システムが大型化するが、2つの搬送機構15を設け、一方を第1の検査部12aの検査ユニット30専用とし、他方を第2の検査部12bの検査ユニット30専用とするので、搬送機構15の負担が第1の実施形態よりも軽くなり、処理のスループットを高めることができる。
【0059】
<他の適用>
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、本発明の思想の範囲内において種々変形可能である。
例えば、上記実施の形態では、アライナーと搬送機構とを別個に設けた例を示したが、アライナーにチャックトップを装着した状態で搬送ステージを構成し、搬送ステージがアライナーの機能と搬送機構の機能を兼備するようにしてもよい。
【0060】
また、アライナーを各検査ユニットに設け、搬送機構によりウエハを各検査ユニットのアライナーとの間で搬送するようにしてもよい。
【0061】
さらに、上記実施の形態では、検査ユニットの高さ方向の段数を3段とした例を示したが、これに限定されるものではなく、検査システムの配置スペースに応じて適宜の段数とすればよい。