【文献】
チキンとマカロニのグラタン,クックパッド,2015年 8月24日,URL,https://cookpad.com/recipe/3198502
【文献】
七訂 食品成分表 2016 本表編,2016年 4月 1日,pp. 247-251
【文献】
家政学雑誌,1980年,Vol. 31, No. 5,pp. 387-390
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
固形食品を冷凍固化してなる冷凍固形食品部と、流動性食品を冷凍固化してなる冷凍流動性食品部と、具材を冷凍固化してなる冷凍具材とを有し、該冷凍固形食品部の上に該冷凍流動性食品部が重ねて配され、該冷凍流動性食品部の表面において該冷凍具材が露出している調理済み冷凍食品であって、
前記冷凍具材は、最大差し渡し長さ20〜450mm且つ最小差し渡し長さ20〜250mmの大型冷凍具材を含み、
前記冷凍固形食品部100質量部に対して、前記冷凍流動性食品部を70〜170質量部有し、
前記冷凍流動性食品部100質量部に対して、前記大型冷凍具材を10〜100質量部有し、
前記冷凍固形食品部の上面の面積の70%以上に前記冷凍流動性食品部が配されている調理済み冷凍食品。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の調理済み冷凍食品は、冷凍固形食品部、冷凍流動性食品部及び冷凍具材を有し、該冷凍固形食品部の上に該冷凍流動性食品部が重ねて配され、該冷凍流動性食品部の表面において該冷凍具材が露出している。本発明の調理済み冷凍食品は、電子レンジなどの加熱調理器を用いて常法に従って解凍するだけの簡単な作業で、喫食可能状態即ち調理済み食品となる。
【0011】
本発明に係る冷凍固形食品部は、固形食品を冷凍固化してなるもの、即ち固形食品の冷凍固化物である。前記固形食品は、そのままの状態で喫食可能な食品であり、喫食可能状態において非流動性の固形部分を含む食品であればよく、また、1種類の食材から構成されていてもよく、複数種の食材から構成されていてもよい。前記固形食品として典型的なものは、食事の中心となる食品即ち主食材であり、具体的には、米飯、麺及びベーカリー食品が挙げられる。前記固形食品は、米飯、麺及びベーカリー食品の1種のみから構成されていてもよく、これらの2種以上を含んで構成されていてもよい。
【0012】
前記固形食品としての米飯の種類は特に限定されず、例えば、白飯、赤飯、炒飯が挙げられる。前記固形食品としての米飯は、通常少なくとも、生米に炊飯又は蒸煮などの加水加熱処理を施したものである。
【0013】
前記固形食品としての麺の種類は特に限定されず、例えば、スパゲッティ、マカロニ等のパスタ;うどん、ひやむぎ、そうめん、平めん、日本蕎麦、中華麺;餃子、焼売、春巻き、ワンタンの皮等の麺皮類が挙げられる。前記固形食品としての麺は、通常、茹で調理などの加熱調理によってα化されたα化麺である。
【0014】
前記固形食品としてのベーカリー食品は、小麦粉などの穀粉を主体とし、これに必要に応じてイーストや膨張剤、水、食塩、砂糖などの副材料を加えて得られた発酵又は非発酵生地を、焼成、蒸し、フライ等の加熱処理に供して得られる食品である。前記固形食品としてのベーカリー食品の種類は特に限定されず、例えば、食パン、ロールパン、白パン、黒パン、フランスパン、コッペパン、クロワッサン、蒸しパン等のパン類;スポンジケーキ、バターケーキ、ロールケーキ、ホットケーキ、ブッセ、バームクーヘン、パウンドケーキ、チーズケーキ、スナックケーキ、マフィン、バー、クッキー、パンケーキ等のケーキ類;ピザの台;ワッフル、シュー、ビスケット、どら焼き、焼き饅頭等の和洋焼き菓子;ドーナツ等の揚げ菓子が挙げられる。
【0015】
本発明に係る冷凍流動性食品部は、流動性食品を冷凍固化してなるもの、即ち流動性食品の冷凍固化物である。前記流動性食品は、そのままの状態で喫食可能な食品であり、喫食可能状態において流動性を有する部分を含む食品であればよく、一部に固形物を含んでいてもよい。また、1種類の食材から構成されていてもよく、複数種の食材から構成されていてもよい。前記流動性食品として典型的なものは、主食材たる前記固形食品と共に食される副食材であり、具体的には例えば、ソース、ルー、あん、たれ、つゆ、クリーム、ディップなどと呼ばれるものである。例えば、前記固形食品が米飯の場合に併用される前記流動性食品として、カレーソース(この場合、調理済み食品はカレーライス)、シチュー(この場合、調理済み食品はシチューライス)が挙げられる。また、調理済み食品がスパゲティ又はパスタの場合において、前記固形食品が麺の場合に併用される前記流動性食品として、ミートソース、ナポリタンソース、アラビアータソース等のトマト系ソース、カルボナーラソース等のホワイト系ソース、ブラウン系ソースが挙げられる。
【0016】
本発明の調理済み冷凍食品の解凍後の品質(外観、食感)のさらなる向上の観点から、前記流動性食品としては、品温即ち該流動性食品の温度50〜80℃における粘度が0.2〜500Pa・s、特に0.4〜30Pa・sの範囲にあるものが特に好ましい。ここでいう粘度は、B型粘度測定器(例えば、東機産業社製「TVB−20L」)を用いて常法に従って測定される粘度である。尚、粘度の測定対象たる前記流動性食品の品温を50〜80℃としたのは、前記流動性食品の一般的な喫食温度帯を想定したものである。
【0017】
本発明に係る冷凍具材は、具材を冷凍固化してなるもの、即ち具材の冷凍固化物である。前記具材は、そのままの状態で喫食可能な食品であり、喫食可能状態において塊状の固形物を含む食品であればよく、また、1種類の食材から構成されていてもよく、複数種の食材から構成されていてもよい。前記具材として典型的なものは、野菜類、畜肉類、魚介類である。前記具材の形状、大きさは特に限定されず、比較的大きな塊状でも細片でもよいが、見栄えの点からは、塊状の形状が好ましい。前記具材は例えば、塊状の肉や野菜、あるいは、挽き肉、微塵切り野菜であり得る。
【0018】
図1には、本発明の調理済み冷凍食品の一実施形態が示されている。
図1に示す調理済み冷凍食品1は、冷凍麺類より具体的には冷凍スパゲティであり、電子レンジなどの加熱調理器を用いて常法に従って解凍するだけの簡単な作業で、喫食可能状態即ち調理済み食品たるスパゲティとなる。調理済み冷凍食品1は、前記固形食品たる茹で麺の麺塊を冷凍固化してなる冷凍麺塊である冷凍固形食品部2と、前記流動性食品たるソースを冷凍固化してなる冷凍ソースである冷凍流動性食品部3と、前記具材を冷凍固化してなる冷凍具材4とを有し、冷凍固形食品部2の上に冷凍流動性食品部3が重ねて配され、冷凍流動性食品部3の表面において冷凍具材4が露出している。調理済み冷凍食品1を構成する各部(冷凍固形食品部2、冷凍流動性食品部3、冷凍具材4)は相互に結合し一体化している。
【0019】
冷凍固形食品部2は平面視(上面視)において略円形状をなし、その略円形状の上面が、冷凍流動性食品部3の配置部とされる。この冷凍固形食品部2の上面は、冷凍流動性食品部3及びこれを解凍して得られる流動性食品の配置を安定させ、解凍前後で配置がなるべく変化しないようにする観点から、水平面即ち水平方向に対する傾斜角度が0度であることが好ましい。ここでいう「水平面」には、重力の作用する鉛直方向に対して垂直な面と、該面とのなす角度が30度以内の面との双方が含まれる。前記傾斜角度は、冷凍固形食品部2の上面に、凹凸の無い平坦な板を、該上面全体を覆うように載置したときの、該板の水平方向に対する傾斜角度として測定される。
【0020】
冷凍固形食品部2の形状は図示の平面視円形状に限定されず、任意に選択し得る。例えば平面視(上面視)において、四角形、楕円形、ひし形、台形等の形状を例示できる。また、冷凍固形食品部2の大きさも特に限定されないが、通常の電子レンジで解凍が行える大きさが好ましい。冷凍固形食品部2の好ましい形態の具体例として、冷凍流動性食品部3の配置部となる冷凍固形食品部2の上面が、直径100〜250mmの円形状が挙げられる。別の具体例として、冷凍固形食品部2の上面が、平面視において短辺が100〜200mm、長辺が120〜300mmの長方形形状であるか、又は該長方形形状の全ての辺に内接する楕円形形状若しくはひし形形状が挙げられる。また、冷凍固形食品部2の高さ(冷凍固形食品部2の上面と下面との間の距離)は、解凍ムラの防止、外観向上などの観点から、5〜50mm程度が好ましい。
【0021】
本発明の調理済み冷凍食品は、前記冷凍具材として、比較的大きめのサイズの冷凍具材、具体的には、最大差し渡し長さ10〜600mm且つ最小差し渡し長さ2〜400mmの大型冷凍具材を含む。調理済み冷凍食品にこのような大型冷凍具材が含まれていることで、該調理済み冷凍食品を解凍して得られる調理済み食品は、大型具材の歯ごたえなどが良好で、食感的に優れたものとなり、また、視覚的に目立ちやすい大型具材が流動性食品の表面上にバランスよく配されることを前提として、見栄えがよいものとなり得る。食感及び外観のさらなる向上の観点、及び解凍ムラの防止の観点から、本発明に係る大型冷凍具材の最大差し渡し長さは、好ましくは15〜500mm、さらに好ましくは20〜450mmであり、また、最小差し渡し長さは、好ましくは5〜300mm、さらに好ましくは20〜250mmである。最大差し渡し長さは、冷凍具材(大型冷凍具材)の平面視における差し渡し長さの最大値であり、最小差し渡し長さは、該平面視における差し渡し長さの最小値である。即ち、最大又は最小差し渡し長さは、冷凍具材を任意の方向に投影した場合の投影図における差し渡し長さの最大値又は最小値とも言える。
【0022】
図1に示す調理済み冷凍食品1においては、冷凍具材4が複数含まれているところ、これら複数の冷凍具材4の全部が前記大型冷凍具材であってもよく、一部のみが前記大型冷凍具材であってもよい。調理済み冷凍食品1に含まれる冷凍具材4の総数に占める、前記大型冷凍具材の総数の割合は、好ましくは80%以上であり、100%でもよい。また、調理済み冷凍食品1に含まれる複数の冷凍具材4は、互いに食材の種類が同じでもよく、異なっていてもよい。
【0023】
前述した通り、調理済み冷凍食品に前記大型冷凍具材が含まれていることで、該調理済み冷凍食品を解凍して得られる調理済み食品の食感及び外観の向上が期待できるが、単に前記大型冷凍具材が含まれているだけでは、却って食感や外観の低下を招くおそれがある。その理由は、前記大型冷凍具材の如き、比較的大きめのサイズの冷凍具材は、その大きさ故に、これを含む調理済み冷凍食品の冷凍保存中に脱落・破損しやすく、それに起因して、該冷凍食品の解凍前後で冷凍具材の配置が大きく異なり、見栄えが解凍前よりも悪くなる、冷凍具材に解凍ムラが生じる、などの不都合が起こりやすいためである。
【0024】
これに対し、本発明の調理済み冷凍食品においては、前記大型冷凍具材の採用に加えてさらに、該冷凍食品を構成する各部どうしの質量比を特定範囲に設定することで、前記大型冷凍具材の採用に起因する不都合の発生を効果的に防止し、解凍後において大きめの固形具材を含む流動性食品が固形食品の上に見栄えよく配され、且つ解凍ムラが無く食感が良好な調理済み冷凍食品が得られるようにした。
具体的には、本発明の調理済み冷凍食品は、前記冷凍固形食品部100質量部に対して、前記冷凍流動性食品部を70〜170質量部、好ましくは80〜160質量部、さらに好ましくは85〜150質量部有する。
また、本発明の調理済み冷凍食品は、前記冷凍流動性食品部100質量部に対して、前記大型冷凍具材を10〜100質量部、好ましくは15〜90質量部、さらに好ましくは20〜80質量部有する。
前記の調理済み冷凍食品を構成する各部どうしの質量比の特定範囲の臨界意義は、後述する実施例と比較例との対比からも明らかである。
【0025】
また、外観の向上、解凍ムラの防止等の観点から、前記冷凍固形食品部の上面の面積(冷凍固形食品部の上面の投影面積)の70%以上に前記冷凍流動性食品部が配されていることが好ましい。また、前記大型冷凍具材の数、前記冷凍固形食品部の重量などは特に限定されず、調理済み冷凍食品の種類等に応じて適宜調整すればよい。
【0026】
本発明の調理済み冷凍食品は、典型的には、固形食品、流動性食品及び大型具材を含む具材を有する非冷凍の調理済み食品を得る工程と、該調理済み食品を冷凍する工程とを経て製造される。例えば
図1に示す調理済み冷凍食品1(冷凍スパゲッティ)は、固形食品(茹で麺の麺塊)の上面に流動性食品(ソース)をかけ、さらに該流動性食品の上に、大型具材(冷凍されて前記大型冷凍具材となる具材)を載せることで調理済み食品(スパゲッティ)を得、しかる後、該調理済み食品全体を冷凍することで製造される。この調理済み冷凍食品1の製造方法において、流動性食品には大型具材は含まれていないが、大型具材よりも小型の具材が含まれていてもよい。
【0027】
また、調理済み冷凍食品1の別の製造方法として、固形食品を冷凍固化して冷凍固形食品部2を得る第1の工程と、流動性食品の上に大型具材を載せた後、該流動性食品を冷凍固化して前記大型冷凍具材を含む冷凍流動性食品部3を得る第2の工程と、該第1の工程で得られた冷凍固形食品部2の上に、該第2の工程で得られた冷凍流動性食品部3を配置する第3の工程とを有する製造方法が挙げられる。斯かる製造方法によって製造された調理済み冷凍食品1においては、冷凍固形食品部2と冷凍流動性食品部3とは結合していない。
【実施例】
【0028】
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【0029】
〔実施例1〜16及び比較例1〜4〕
図1に示す調理済み冷凍食品1と同様の冷凍スパゲッティを製造した。具体的には、先ず、市販の乾燥スパゲティを茹で調理し、その茹でスパゲッティをトレイ1個当たり200g盛り付けて、茹で麺の麺塊(固形食品)を得た。次いで、この麺塊の上に市販のミートソース(流動性食品、品温60℃における粘度が200Pa・s)を所定量、該麺塊の上面からこぼれないように盛り付けた後、さらに該ミートソースの上に、一辺が20mmの賽の目状のカット野菜(大型具材)を所定量盛り付けて、調理済みスパゲティ(調理済み食品)を得た。前記カット野菜は、ナスのへたを取って茹で調理したものを、賽の目状にカットしたものである。こうして得られた調理済みスパゲティを−35℃で凍結することで、冷凍麺塊(冷凍固形食品部)、冷凍ソース(冷凍流動性食品部)及び冷凍カット野菜(大型冷凍具材)を有する冷凍スパゲッティを製造した。
製造した冷凍スパゲティは、冷凍固形食品部の上面が平面視において直径150mmの円形状をなし、高さが35mmであった。また、この冷凍スパゲティにおいては、冷凍固形食品部の上面の面積の70%以上に冷凍流動性食品部が配されており、該冷凍流動性食品部の表面において、最大差し渡し長さ及び最小差し渡し長さがいずれも約20mmである大型冷凍具材が多数露出していた。
【0030】
〔試験例〕
各実施例及び比較例の調理済み冷凍スパゲティを、ポリエチレン製の袋に入れて−35℃の冷凍庫内で3日間保存した後に該冷凍庫から取り出し、該袋ごと50cmの高さから落下させた。この調理済み冷凍スパゲティの落下操作を2回繰り返した後、該冷凍スパゲッティを、袋に入ったままの状態で電子レンジにより出力500Wで5分間解凍した。解凍後、袋からスパゲッティを取り出して外観観察を行うと共に喫食し、スパゲッティ(調理済み食品)の外観(具材の配置、食品全体の見栄え)及び食感(解凍性)を下記評価基準により評価した。評価は、各実施例及び比較例につき10個のサンプルを用意して行い、その10個のサンプルの評価点の平均値を、当該実施例又は比較例の評価結果とした。結果を下記表1及び表2に示す。
【0031】
<具材の配置の評価基準>
5点:全ての具材(カット野菜)が、固形食品(麺塊)の上に位置する流動性食品(ミートソース)の上に露出した状態で配されており、解凍前の冷凍具材の配置から実質的に変化がない。
4点:固形食品の上に位置する流動性食品と重なっていない具材の割合が、全ての具材の全質量に対して20質量%以下である。
3点:固形食品の上に位置する流動性食品と重なっていない具材の割合が、全ての具材の全質量に対して20質量%超50質量%以下である。
2点:固形食品の上に位置する流動性食品と重なっていない具材の割合が、全ての具材の全質量に対して50質量%超80質量%以下である。
1点:固形食品の上に位置する流動性食品と重なっていない具材の割合が、全ての具材の全質量に対して80質量%超である。
【0032】
<食品全体の見栄えの評価基準>
5点:固形食品(麺塊)の上に位置する流動性食品(ミートソース)の表面に具材(カット野菜)がバランスよく配されており、調理済み食品(スパゲティ)全体の見栄えがよく、非常に良好。
4点:固形食品の上に位置する流動性食品の表面における具材の配置のバランスがやや劣るが、調理済み食品全体の見栄えは概ね良好。
3点:一部の具材が、固形食品の上に位置する流動性食品と重なっておらず、調理済み食品全体の見栄えがやや不良。
2点:一部の具材が、固形食品の上に位置する流動性食品と重なっておらず、調理済み食品全体の見栄えが不良。
1点:全ての具材が、固形食品の上に位置する流動性食品と重なっておらず、調理済み食品全体の見栄えが非常に不良。
【0033】
<食感(解凍性)の評価基準>
5点:調理済み食品(スパゲッティ)全体がバランスよく解凍されており、具材(カット野菜)の食感も十分あり、非常に良好。
4点:調理済み食品に部分的に解凍ムラが存在するが、具材の食感があり、概ね良好。
3点:調理済み食品に部分的に解凍ムラが存在し、具材の食感に劣り、やや不良。
2点:調理済み食品に解凍ムラが存在し、具材の食感に乏しく、不良。
1点:調理済み食品に解凍ムラが多く存在し、具材の食感に欠け、非常に不良。
【0034】
【表1】
【0035】
表1において実施例と比較例との対比から、解凍後において大きめの具材を含む流動性食品が固形食品の上に見栄えよく配され、且つ解凍ムラが無く食感が良好な調理済み冷凍食品を得るためには、冷凍固形食品部100質量部に対して、冷凍流動性食品部を70〜170質量部含有させることが有効であることがわかる。
【0036】
【表2】
【0037】
表2において実施例と比較例との対比から、解凍後において大きめの具材を含む流動性食品が固形食品の上に見栄えよく配され、且つ解凍ムラが無く食感が良好な調理済み冷凍食品を得るためには、冷凍流動性食品部100質量部に対して、大型冷凍具材を10〜100質量部含有させることが有効であることがわかる。