特許第6902942号(P6902942)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許69029429−(アリールアミノ)アリール−9H−カルバゾールの製造方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6902942
(24)【登録日】2021年6月24日
(45)【発行日】2021年7月14日
(54)【発明の名称】9−(アリールアミノ)アリール−9H−カルバゾールの製造方法
(51)【国際特許分類】
   C07D 209/86 20060101AFI20210701BHJP
   C07D 401/12 20060101ALI20210701BHJP
   C07D 401/04 20060101ALI20210701BHJP
   C07B 61/00 20060101ALN20210701BHJP
【FI】
   C07D209/86
   C07D401/12
   C07D401/04
   !C07B61/00 300
【請求項の数】8
【全頁数】28
(21)【出願番号】特願2017-129013(P2017-129013)
(22)【出願日】2017年6月30日
(65)【公開番号】特開2018-90563(P2018-90563A)
(43)【公開日】2018年6月14日
【審査請求日】2020年5月19日
(31)【優先権主張番号】特願2016-228896(P2016-228896)
(32)【優先日】2016年11月25日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000173762
【氏名又は名称】公益財団法人相模中央化学研究所
(73)【特許権者】
【識別番号】000003300
【氏名又は名称】東ソー株式会社
(72)【発明者】
【氏名】山川 哲
(72)【発明者】
【氏名】大塚 雄紀
(72)【発明者】
【氏名】宮崎 高則
【審査官】 二星 陽帥
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−088083(JP,A)
【文献】 韓国公開特許第10−2015−0121626(KR,A)
【文献】 特開2001−098023(JP,A)
【文献】 中国特許出願公開第105198792(CN,A)
【文献】 韓国公開特許第10−2014−0013351(KR,A)
【文献】 SURRY, D. S. et al.,Dialkylbiaryl phosphines in Pd-catalyzed amination: a user’s guide,Chem. Sci.,2011年,Vol. 2,pp. 27-50
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D 209/86
C07D 401/04
C07D 401/12
C07B 61/00
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
パラジウム化合物、ホスフィン化合物および金属アルコキシドの存在下、一般式(1)
【化1】
(式中、Arは、各々独立に、フェニレン基、ナフチレン基またはピリジレン基を示し、これらのArは、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のフルオロアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜4のフルオロアルキルオキシ基、フッ素原子、シアノ基、ジ(炭素数1〜4のアルキル)アミノ基、ジ(炭素数6〜8のアリール)アミノ基およびフェニル基からなる群より選択される一種以上の置換基で置換されていてもよい。Arがフェニル基で置換されている場合、このフェニル基は、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のフルオロアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜4のフルオロアルキルオキシ基、フッ素原子、シアノ基、ジ(炭素数1〜4のアルキル)アミノ基、ジ(炭素数6〜8のアリール)アミノ基またはピリジル基からなる群より選択される一種以上の置換基で置換されていてもよい。
Xは、各々独立に、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を示す。
qは、1または2を示す。qが2のとき、二つのXは相異なっていてもよい。
pは、1または2を示す。pが2のとき、二つのArは相異なっていてもよい。
は、炭素数1〜6のアルキル基、フェニル基、ナフチル基、ビフェニリル基またはピリジル基を示す。Rがフェニル基、ナフチル基、ビフェニリル基またはピリジル基の場合、これらの基は、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のフルオロアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜4のフルオロアルキルオキシ基、フッ素原子、シアノ基、ジ(炭素数1〜4のアルキル)アミノ基、ジ(炭素数6〜8のアリール)アミノ基およびピリジル基からなる群より選択される一種以上の置換基で置換されていてもよい。
mは、1または2を示し、nは、0または1を示し、m+nは2である。
mが2の場合、Ar、p、Xおよびqは、それぞれ、相異なっていてもよい。)
で表されるハロアリールアミンと、一般式(2)
【化2】
(式中、RおよびRは、各々独立に、フッ素原子、水酸基、シアノ基、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、フッ素原子、フェニル基、エチニル基、ビニル基、水酸基、シアノ基、炭素数1〜5のアシル基、ジメチルアミノ基、ジフェニルアミノ基、ニトロ基またはピリジル基を示す。RおよびRが炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、フェニル基、エチニル基、ビニル基、炭素数1〜5のアシル基、ジメチルアミノ基、ジフェニルアミノ基またはピリジル基の場合、これらの基はフッ素原子、水酸基またはシアノ基からなる群より選択される一種以上の置換基で置換されていてもよい。
rおよびsは、各々独立に、0から2の整数を示す。
rが2のとき、二つのRは相異なっていてもよい。
sが2のとき、二つのRは相異なっていてもよい。)
で表されるカルバゾール誘導体を反応させることを特徴とする、一般式(3)
【化3】
(式中、R、R、R、Ar、n、m、p、q、rおよびsは、前記と同じ内容を示す。)
で表される9−(アリールアミノ)アリール−9H−カルバゾールの製造方法。
【請求項2】
pが1であることを特徴とする、請求項1に記載の9−(アリールアミノ)アリール−9H−カルバゾールの製造方法。
【請求項3】
ホスフィン化合物が、一般式(4)
【化4】
(式中、Rは、各々独立に、tert−ブチル基、1−アダマンチル基またはシクロヘキシル基を示す。
およびRは、それぞれ水素原子を表すか、または互いに結合してベンゼン環を形成する。
、およびRは、各々独立に、水素原子、メチル基、エチル基、イソプロピル基、メトキシ基、またはイソプロピルオキシ基を表すか、または、RとRは、互いに結合してベンゼン環もしくはナフタレン環を形成してもよい。
、およびRは、各々独立に、水素原子、メチル基、エチル基、イソプロピル基、メトキシ基、またはイソプロピルオキシ基を表すか、または、RとRは、互いに結合してベンゼン環もしくはナフタレン環を形成してもよい。
とRおよびRとRが、同時に、互いに結合してベンゼン環またはナフタレン環を形成した場合、R、R、およびRが結合するベンゼン環と合わせてフェナレン環またはピレン環が形成されてもよい。
10およびR11は、各々独立に、水素原子、メチル基、エチル基、イソプロピル基、メトキシ基、またはイソプロピルオキシ基を表す。)
で表されるホスフィン化合物である請求項1または2に記載の製造方法。
【請求項4】
ホスフィン化合物(4)のRが、tert−ブチル基または1−アダマンチル基である請求項3に記載の製造方法。
【請求項5】
ホスフィン化合物(4)が、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−1,1’−ビフェニル、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−2’−ジメチルアミノ−1,1’−ビフェニル、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−2’−メチル−1,1’−ビフェニル、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル、2−[ジ(1−アダマンチル)ホスフィノ]−1,1’−ビフェニル、2−[ジ(1−アダマンチル)ホスフィノ]−2’−ジメチルアミノ−1,1’−ビフェニルである請求項に記載の製造方法。
【請求項6】
パラジウム化合物の使用量が、ハロアリールアミン(1)に対して0.0001当量〜0.5当量である請求項1から5のいずれかに記載の製造方法。
【請求項7】
ホスフィン化合物の使用量が、パラジウム化合物に対して0.01当量〜10当量である請求項1から6のいずれかに記載の製造方法。
【請求項8】
反応温度が、0℃から200℃である請求項1から7のいずれかに記載の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、9−(アリールアミノ)アリール−9H−カルバゾールの製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
9−(アリールアミノ)アリール−9H−カルバゾールは、有機EL素子用正孔輸送材の原料として有用な化合物である(例えば、特許文献1および2)。9−(アリールアミノ)アリール−9H−カルバゾールの製造方法として、9−[4−(フェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾールを例に取ると、特許文献3には、触媒量のヨウ化第一銅の存在下に9H−カルバゾールと1,4−ジブロモベンゼンを反応させて、9−(4−ブロモフェニル)カルバゾールを得、次いでパラジウム触媒の存在下にアニリンと反応させて、9−[4−(フェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾールを二工程で製造する方法(全収率26%)が開示されている。また、特許文献4には、触媒量のヨウ化第一銅と1,2−ジアミノシクロヘキサンの存在下に9H−カルバゾールと4−ヨードアニリンを反応させて、9−(4−アミノフェニル)カルバゾールを得、次いでパラジウム触媒の存在下にブロモベンゼンと反応させて、9−[4−(フェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾールを二工程で製造する方法(全収率80%)が開示されている。一方、該化合物を、9H−カルバゾールと(ハロアリール)アリールアミンを原料とする一工程で製造された例はこれまでに報告がない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】国際公開第2014/181878パンフレット
【特許文献2】国際公開第2013/062043パンフレット
【特許文献3】特開2008−088083号公報
【特許文献4】特開2009−177152号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献2および3の製造方法は、工程数や収率の点で課題を残している。本発明は、9H−カルバゾール誘導体と(ハロアリール)アリールアミンから、高収率に9−(アリールアミノ)アリール−9H−カルバゾールを製造することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、上記課題を鑑み、鋭意検討を重ねた結果、パラジウム化合物、ホスフィン化合物および塩基の存在下に、9H−カルバゾール誘導体とハロアリールアミンを反応させることにより、効率良く[(9H−カルバゾール−9−イル)アリール]アミンを製造することを見出した。すなわち本発明は、
(i)パラジウム化合物、ホスフィン化合物および金属アルコキシドの存在下、一般式(1)
【0006】
【化1】
【0007】
(式中、Arは、各々独立に、フェニレン基、ナフチレン基またはピリジレン基を示し、これらのArは、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のフルオロアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜4のフルオロアルキルオキシ基、フッ素原子、シアノ基、ジ(炭素数1〜4のアルキル)アミノ基、ジ(炭素数6〜8のアリール)アミノ基およびフェニル基からなる群より選択される一種以上の置換基で置換されていてもよい。Arがフェニル基で置換されている場合、このフェニル基は、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のフルオロアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜4のフルオロアルキルオキシ基、フッ素原子、シアノ基、ジ(炭素数1〜4のアルキル)アミノ基、ジ(炭素数6〜8のアリール)アミノ基またはピリジル基からなる群より選択される一種以上の置換基で置換されていてもよい。
Xは、各々独立に、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を示す。
qは、1または2を示す。qが2のとき、二つのXは相異なっていてもよい。
pは、1または2を示す。pが2のとき、二つのArは相異なっていてもよい。
は、炭素数1〜6のアルキル基、フェニル基、ナフチル基、ビフェニリル基またはピリジル基を示す。Rがフェニル基、ナフチル基、ビフェニリル基またはピリジル基の場合、これらの基は、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のフルオロアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜4のフルオロアルキルオキシ基、フッ素原子、シアノ基、ジ(炭素数1〜4のアルキル)アミノ基、ジ(炭素数6〜8のアリール)アミノ基およびピリジル基からなる群より選択される一種以上の置換基で置換されていてもよい。
mは、1または2を示し、nは、0または1を示し、m+nは2である。
mが2の場合、Ar、p、Xおよびqは、それぞれ相異なっていてもよい。)
で表されるハロアリールアミンと、一般式(2)
【0008】
【化2】
【0009】
(式中、RおよびRは、各々独立に、フッ素原子、水酸基、シアノ基、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、フッ素原子、フェニル基、エチニル基、ビニル基、水酸基、シアノ基、炭素数1〜5のアシル基、ジメチルアミノ基、ジフェニルアミノ基、ニトロ基またはピリジル基を示す。RおよびRが炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、フェニル基、エチニル基、ビニル基、炭素数1〜5のアシル基、ジメチルアミノ基、ジフェニルアミノ基またはピリジル基の場合、これらの基はフッ素原子、水酸基またはシアノ基からなる群より選択される一種以上の置換基で置換されていてもよい。
rおよびsは、各々独立に、0から2の整数を示す。
rが2のとき、二つのRは相異なっていてもよい。
sが2のとき、二つのRは相異なっていてもよい。)
で表されるカルバゾール誘導体を反応させることを特徴とする、一般式(3)
【0010】
【化3】
【0011】
(式中、R、R、R、Ar、n、m、p、q、rおよびsは、前記と同じ内容を示す。)
で表される9−(アリールアミノ)アリール−9H−カルバゾールの製造方法;
(ii)pが1である(i)に記載の製造方法
(iii)ホスフィン化合物が、一般式(4)
【0012】
【化4】
【0013】
(式中、Rは、各々独立に、tert−ブチル基、1−アダマンチル基またはシクロヘキシル基を示す。
およびRは、それぞれ水素原子を表すか、または互いに結合してベンゼン環を形成する。
、およびRは、各々独立に、水素原子、メチル基、エチル基、イソプロピル基、メトキシ基、またはイソプロピルオキシ基を表すか、または、RとRは、互いに結合してベンゼン環もしくはナフタレン環を形成してもよい。
、およびRは、各々独立に、水素原子、メチル基、エチル基、イソプロピル基、メトキシ基、またはイソプロピルオキシ基を表すか、または、RとRは、互いに結合してベンゼン環もしくはナフタレン環を形成してもよい。
とRおよびRとRが、同時に、互いに結合してベンゼン環またはナフタレン環を形成した場合、R、R、およびRが結合するベンゼン環と合わせてフェナレン環またはピレン環が形成されてもよい。
10およびR11は、各々独立に、水素原子、メチル基、エチル基、イソプロピル基、メトキシ基、またはイソプロピルオキシ基を示す。)
で表されるホスフィン化合物である(i)または(ii)に記載の製造方法;
(iv)ホスフィン化合物(4)のRが、tert−ブチル基または1−アダマンチル基である(i)から(iii)のいずれかに記載の製造方法;
(v)ホスフィン化合物(4)が、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−1,1’−ビフェニル、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−2’−ジメチルアミノ−1,1’−ビフェニル、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−2’−メチル−1,1’−ビフェニル、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル、2−[ジ(1−アダマンチル)ホスフィノ]−1,1’−ビフェニル、2−[ジ(1−アダマンチル)ホスフィノ]−2’−ジメチルアミノ−1,1’−ビフェニルである(i)から(iv)のいずれかに記載の製造方法;
(vi)パラジウム化合物の使用量が、ハロアリールアミン(1)に対して0.0001当量〜0.5当量である(i)から(v)のいずれかに記載の製造方法;
(vii)ホスフィン化合物の使用量が、パラジウム化合物に対して0.01当量〜10当量である(i)から(vi)のいずれかに記載の製造方法;
(viii)反応温度が、0℃から200℃である(i)から(vii)のいずれかに記載の製造方法;
に関するものである。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、有機EL素子用正孔輸送材の原料として有用な化合物である[(9H−カルバゾール−9−イル)アリール]アミンを一工程で効率良く製造することができる。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に本発明を詳細に説明する。なお、本明細書中で、Meはメチル基、Etはエチル基、iPrはイソプロピル基、tBuはtert−ブチル基、Adは1−アダマンチル基、Cyはシクロヘキシル基を示す。
【0016】
はじめに、ハロアリールアミン(1)のAr、XおよびR、カルバゾール誘導体(2)のRおよびRについて説明する。
【0017】
Arで示されるフェニレン基として具体的には、1,4−フェニレン基、1,3−フェニレン基、1,2−フェニレン基等を例示することができる。
【0018】
Arで示されるナフチレン基として具体的には、1,3−ナフチレン基、1,4−ナフチレン基、1,5−ナフチレン基、1,6−ナフチレン基、1,7−ナフチレン基、2,6−ナフチレン基、2,7−ナフチレン基等を例示することができる。
【0019】
Arで示されるピリジレン基として具体的には、2,5−ピリジレン基を例示することができる。
【0020】
Arは、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基等の炭素数1〜4のアルキル基;トリフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、1,1−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、2,2,2−トリフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル基、1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル基、4,4,4−トリフルオロブチル基等の炭素数1〜4のフルオロアルキル基;メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロピルオキシ基、ブトキシ基、イソブチルオキシ基、sec−ブチルオキシ基、tert−ブチルオキシ基等の炭素数1〜4のアルコキシ基;トリフルオロメチルオキシ基、ジフルオロメチルオキシ基、1,1−ジフルオロエチルオキシ基、2,2,2−トリフルオロエチルオキシ基、3,3,3−トリフルオロプロピルオキシ基、2,2,2−トリフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチルオキシ基、1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチルオキシ基,4,4,4−トリフルオロブチルオキシ基等の炭素数1〜4のフルオロアルキルオキシ基;フッ素原子;シアノ基;ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジプロピルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基、ジブチルアミノ基、ジイソブチルアミノ基、ジ(sec−ブチル)アミノ基、ジ(tert−ブチル)アミノ基等のジ(炭素数1〜4のアルキル)アミノ基;ジフェニルアミノ基、(1−ナフチル)フェニルアミノ基、(2−ナフチル)フェニルアミノ基、ジ(1−ナフチル)アミノ基、ジ(2−ナフチル)アミノ基等のジ(炭素数6〜8のアリール)アミノ基;および、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基等の炭素数1〜4のアルキル基;トリフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、1,1−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、2,2,2−トリフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル基、1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル基、4,4,4−トリフルオロブチル基等の炭素数1〜4のフルオロアルキル基;メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロピルオキシ基、ブトキシ基、イソブチルオキシ基、sec−ブチルオキシ基、tert−ブチルオキシ基等の炭素数1〜4のアルコキシ基;トリフルオロメチルオキシ基、ジフルオロメチルオキシ基、1,1−ジフルオロエチルオキシ基、2,2,2−トリフルオロエチルオキシ基、3,3,3−トリフルオロプロピルオキシ基、2,2,2−トリフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチルオキシ基、1,1,1,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチルオキシ基,4,4,4−トリフルオロブチルオキシ基等の炭素数1〜4のフルオロアルキルオキシ基、フッ素原子、シアノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジプロピルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基、ジブチルアミノ基、ジイソブチルアミノ基、ジ(sec−ブチル)アミノ基、ジ(tert−ブチル)アミノ基等のジ(炭素数1〜4のアルキル)アミノ基、ジフェニルアミノ基、(1−ナフチル)フェニルアミノ基、(2−ナフチル)フェニルアミノ基、ジ(1−ナフチル)アミノ基、ジ(2−ナフチル)アミノ基等のジ(炭素数6〜8のアリール)アミノ基、またはピリジル基で置換されていてもよいフェニル基;からなる群より選択される一種以上の置換基で置換されていてもよい。
【0021】
Arについては、目的化合物の収率および選択率がよい点で、フェニレン基、ナフチレン基、又はピリジレン基(これらの基は、メチル基、エチル基、メトキシ基、エトキシ基、ジフェニルアミノ基、メトキシフェニル基、又はピリジルフェニル基で置換されていてもよい)であることが好ましく、フェニレン基、ナフチレン基、又はピリジレン基(これらの基は、メチル基、メトキシ基、又はジフェニルアミノ基で置換されていてもよい)であることがより好ましく、無置換のフェニレン基、ナフチレン基、又はピリジレン基であることがより好ましい。
【0022】
で示される炭素数1〜6のアルキル基は、直鎖状、分岐状、環状のいずれでもよく、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基、シクロペンチル基、ヘキシル基、イソヘキシル基、シクロヘキシル基等を例示することができる。
【0023】
で示されるナフチル基としては、具体的には、1−ナフチル基または2−ナフチル基を例示することができる。
【0024】
で示されるビフェニリル基としては、具体的には、1,1’−ビフェニル−4−イル基、1,1’−ビフェニル−3−イル基、1,1’−ビフェニル−2−イル基等を例示することができる。
【0025】
で示されるピリジル基としては、具体的には、2−ピリジル基、3−ピリジル基または4−ピリジル基を例示することができる。
【0026】
で示されるフェニル基、ナフチル基、ビフェニリル基およびピリジル基は、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基等の炭素数1〜4のアルキル基;トリフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、1,1−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、2,2,2−トリフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル基、1,1,1,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル基、4,4,4−トリフルオロブチル基等の炭素数1〜4のフルオロアルキル基;メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロピルオキシ基、ブトキシ基、イソブチルオキシ基、sec−ブチルオキシ基、tert−ブチルオキシ基等の炭素数1〜4のアルコキシ基;トリフルオロメチルオキシ基、ジフルオロメチルオキシ基、1,1−ジフルオロエチルオキシ基、2,2,2−トリフルオロエチルオキシ基、3,3,3−トリフルオロプロピルオキシ基、2,2,2−トリフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチルオキシ基、1,1,1,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチルオキシ基,4,4,4−トリフルオロブチルオキシ基等の炭素数1〜4のフルオロアルキルオキシ基;フッ素原子;シアノ基;ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジプロピルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基、ジブチルアミノ基、ジイソブチルアミノ基、ジ(sec−ブチル)アミノ基、ジ(tert−ブチル)アミノ基等のジ(炭素数1〜4のアルキル)アミノ基;ジフェニルアミノ基、(1−ナフチル)フェニルアミノ基、(2−ナフチル)フェニルアミノ基、ジ(1−ナフチル)アミノ基、ジ(2−ナフチル)アミノ基等のジ(炭素数6〜8のアリール)アミノ基;および、ピリジル基;からなる群より選択される一種以上の置換基で置換されていてもよい。
【0027】
については、目的化合物の収率および選択率がよい点で、フェニル基、ナフチル基、ビフェニリル基、又はピリジル基(これらの基は、メチル基、エチル基、メトキシ基、エトキシ基、ジフェニルアミノ基、又はピリジル基で置換されていてもよい)であることが好ましく、フェニル基、ナフチル基、ビフェニリル基、又はピリジル基(これらの基は、メチル基、メトキシ基、又はジフェニルアミノ基で置換されていてもよい)であることがより好ましく、無置換のフェニル基、ナフチル基、ビフェニリル基、又はピリジル基であることがより好ましい。
【0028】
およびRで示されるフッ素原子、水酸基またはシアノ基で置換されていてもよい炭素数1〜4のアルキル基としては、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、トリフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、1,1−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、2,2,2−トリフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル基、1,1,1,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル基、4,4,4−トリフルオロブチル基、1−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシプロピル基、4−ヒドロキシブチル基、シアノメチル基等を例示することができる。
【0029】
およびRで示される炭素数1〜4のアルコキシ基としては、具体的には、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロピルオキシ基、ブトキシ基、イソブチルオキシ基、sec−ブチルオキシ基、tert−ブチルオキシ基を例示することができる。
【0030】
およびRで示されるフッ素原子で置換されていてもよいフェニル基としては具体的には、フェニル基、4−フルオロフェニル基、3−フルオロフェニル基、3,4−ジフルオロフェニル基、3,5−ジフルオロフェニル基等を例示することができる。
【0031】
およびRで示される炭素数1〜5のアシル基としては、具体的には、ホルミル基、アセチル基、エチルカルボニル基、プロピルカルボニル基、ブチルカルボニル基等を例示することができる。
【0032】
およびRについては、目的化合物の収率および選択率がよい点で、各々独立に、メチル基、エチル基、メトキシ基、エトキシ基、フェニル基、ジフェニルアミノ基、又はピリジル基であることが好ましく、各々独立に、メチル基、メトキシ基、フェニル基、又はジフェニルアミノ基であることがより好ましく、各々独立に、メチル基、又はフェニル基であることがより好ましい。
【0033】
次に、本発明の製造方法について述べる。
【0034】
本発明で用いることのできるパラジウム化合物としては、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム等の0価パラジウム化合物や塩化パラジウム、臭化パラジウム、酢酸パラジウム、π−アリルパラジウムクロリドダイマー、ビス(アセチルアセトナト)パラジウム、ジクロロビス(アセトニトリル)パラジウム、ジクロロビス(ベンゾニトリル)パラジウム等の二価パラジウム化合物を例示することができる。
【0035】
パラジウム化合物の使用量は、いわゆる触媒量であればよく、具体的には、ハロアリールアミン(1)に対して0.0001当量〜0.5当量が好ましく、0.001当量〜0.25当量がさらに好ましい。
【0036】
本発明で用いることのできるホスフィン化合物は、限定されるものではないが、次の(A)〜(AS)を例示することができる。
【0037】
【化5】
【0038】
【化6】
【0039】
(前述の通り、式中、Meはメチル基、Etはエチル基、iPrはイソプロピル基、tBuはtert−ブチル基、Adは1−アダマンチル基、Cyはシクロヘキシル基を示す。)
9−(アリールアミノ)アリール−9H−カルバゾールの収率および選択率がよい点で、上記の(A)〜(AD)が好ましく、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−1,1’−ビフェニル(上記の(A))、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−2’−ジメチルアミノ−1,1’−ビフェニル(上記の(C))、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−2’−メチル−1,1’−ビフェニル(上記の(E))、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル(上記の(H))、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(上記の(I))、2−[ジ(1−アダマンチル)ホスフィノ]−1,1’−ビフェニル(上記の(P))、2−[ジ(1−アダマンチル)ホスフィノ]−2’−ジメチルアミノ−1,1’−ビフェニル(上記の(R))がさらに好ましい。
【0040】
ホスフィン化合物の使用量は、パラジウム化合物に対して0.01当量〜10当量が好ましく、0.1当量〜5当量がさらに好ましい。
【0041】
本発明で用いることのできる金属アルコキシドとしては、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウムイソプロピルオキシド、ナトリウムtert−ブトキシド、カリウムメトキシド、カリウムイソプロピルオキシド、カリウムtert−ブトキシド等を例示することができる。収率がよい点および入手容易な点で、ナトリウムtert−ブトキシドが好ましい。
【0042】
金属アルコキシドの使用量は、ハロアリールアミン(2)に対して0.1当量〜10当量が好ましく、0.5当量〜5当量がさらに好ましい。
【0043】
カルバゾール誘導体(3)での使用量は、ハロアリールアミン(2)に対して0.1等量〜10当量が好ましく、0.5等量〜5当量がさらに好ましい。
【0044】
本発明の製造方法は有機溶媒中で実施することができ、反応に害を及ぼす恐れのない有機溶媒であればよい。用いることのできる溶媒としては、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン、メチル−tert−ブチルエーテル、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル系溶媒、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素系溶媒、o−キシレン、m−キシレン、p−キシレン、トルエン、ベンゼン等の芳香族炭化水素系溶媒を例示することができ、上記の溶媒のうち2種類以上を混合しても差し支えない。収率が良い点で、o−キシレン、トルエンまたは1,4−ジオキサンが好ましい。
【0045】
本発明の製造方法は、0℃から200℃の温度から適宜選ばれた温度で実施することができる。収率が良い点で、20℃から180℃が好ましい。
【0046】
反応の雰囲気は、アルゴン、窒素ガス等の不活性ガスが収率が良い点で好ましいが、空気中でも反応は進行する。
【0047】
本発明の製造方法は、添加剤として相関移動触媒を使用しても良い。相間移動触媒としては特に限定されるものではないが、具体的には、24−クラウン−8、18−クラウン−6、15−クラウン−5、12−クラウン−4等のクラウンエーテル類、テトラブチルアンモニウムクロリド、テトラブチルアンモニウムブロミド、ベンジルトリエチルアンモニウムクロリド、トリエチルドデシルアンモニウムクロリド、トリエチルドデシルアンモニウムブロミド、トリメチルヘキサデシルアンモニウムクロリド、トリメチルヘキサデシルアンモニウムブロミド等の4級アンモニウム塩を挙げることができる。
【0048】
反応後の溶液から目的物を単離する方法に特に限定はないが、溶媒抽出、カラムクロマトグラフィー、分取薄層クロマトグラフィー、分取液体クロマトグラフィー、再結晶または昇華等の汎用的な方法を用いることができる。
【実施例】
【0049】
次に本発明を実施例によって詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例に記載の液体クロマトグラフィー(HPLC)分析は、以下の方法で行った。
カラム:Agilent Technologies社製ZORBAX Eclipsa XDB−C18(4.6×250mm)
溶離液:メタノール/テトラヒドロフラン=9/1(体積比)
検出器:254nm
HPLCによるハロアリールアミン(1)の転化率および目的物のHPLC収率は、以下の方法で算出した。
【0050】
ハロアリールアミン(1)の転化率:ハロアリールアミン(1)のピークの減少率
目的物のHPLC収率:9−(p−トリル)−9H−カルバゾールまたは3,6−ジブロモ−9−フェニル−9H−カルバゾールを内部標準物質として用い、内部標準法により算出した[目的物のモル数]/[ハロアリールアミン(1)の仕込みモル数]。
【0051】
実施例−1
【0052】
【化7】
【0053】
反応容器に(4−ブロモフェニル)フェニルアミン 0.248g(1.00mmol)、9H−カルバゾール 0.176g(1.05mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム 4.6mg(5.0μmol)、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル 14.9mg(35.0μmol)、ナトリウムtert−ブトキシド 0.144g(1.50mmol)およびo−キシレン 3mLを加えた後、反応系内をアルゴンガスで置換した。その後、140℃に加熱し、15時間撹拌した。室温まで冷却後、水 25mLを加えて反応を停止させた。さらに酢酸エチル 20mLと内部標準物質として9−(p−トリル)−9H−カルバゾールを加え、酢酸エチル層が均一になるまで撹拌した。酢酸エチル層 0.2mLを採取し、テトラヒドロフラン 4mLで希釈後、HPLC分析により、(4−ブロモフェニル)フェニルアミンの転化率が99%以上であり、9−[4−(フェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾールが(4−ブロモフェニル)フェニルアミンに対して98%生成していることを確認した。
【0054】
9−[4−(フェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾール
H−NMR(CDCl、400MHz)δ(ppm):5.88(1H,brs),6.98−7.04(1H,m),7.17−7.22(2H,m),7.23−7.30(4H,m),7.31−7.44(8H,m),8.12−8.17(2H,m).
実施例−2
2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル 14.9mg(35.0μmol)に換えて、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−2’−ジメチルアミノ−1,1’−ビフェニル 12.0mg(35.0μmol)を用いた以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(4−ブロモフェニル)フェニルアミンの転化率が99%以上であり、9−[4−(フェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾールが(4−ブロモフェニル)フェニルアミンに対して98%生成していることを確認した。
【0055】
実施例−3
2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル 14.9mg(35.0μmol)に換えて、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−1,1’−ビフェニル 10.4mg(35.0μmol)を用いた以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(4−ブロモフェニル)フェニルアミンの転化率が99%以上であり、9−[4−(フェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾールが(4−ブロモフェニル)フェニルアミンに対して93%生成していることを確認した。
【0056】
実施例−4
2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル 14.9mg(35.0μmol)に換えて、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−2’−メチル−1,1’−ビフェニル 10.9mg(35.0μmol)を用いた以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(4−ブロモフェニル)フェニルアミンの転化率が99%以上であり、9−[4−(フェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾールが(4−ブロモフェニル)フェニルアミンに対して95%生成していることを確認した。
【0057】
実施例−5
2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル 14.9mg(35.0μmol)に換えて、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル 13.9mg(35.0μmol)を用いた以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(4−ブロモフェニル)フェニルアミンの転化率が99%以上であり、9−[4−(フェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾールが(4−ブロモフェニル)フェニルアミンに対して96%生成していることを確認した。
【0058】
実施例−6
2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル 14.9mg(35.0μmol)に換えて、2−[ジ(1−アダマンチル)ホスフィノ]−1,1’−ビフェニル 15.9mg(35.0μmol)を用いた以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(4−ブロモフェニル)フェニルアミンの転化率が99%以上であり、9−[4−(フェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾールが(4−ブロモフェニル)フェニルアミンに対して96%生成していることを確認した。
【0059】
実施例−7
2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル 14.9mg(35.0μmol)に換えて、2−[ジ(1−アダマンチル)ホスフィノ]−2’−ジメチルアミノ−1,1’−ビフェニル 17.4mg(35.0μmol)を用いた以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(4−ブロモフェニル)フェニルアミンの転化率が99%以上であり、9−[4−(フェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾールが(4−ブロモフェニル)フェニルアミンに対して96%生成していることを確認した。
【0060】
実施例−8
2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル 14.9mg(35.0μmol)に換えて2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−2’−ジメチルアミノ−1,1’−ビフェニル 13.8mg(35.0μmol)を用いた以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(4−ブロモフェニル)フェニルアミンの転化率が99%以上であり、9−[4−(フェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾールが(4−ブロモフェニル)フェニルアミンに対して82%生成していることを確認した。
【0061】
実施例−9
2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル 14.9mg(35.0μmol)に換えて2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル 16.7mg(35.0μmol)を用いた以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(4−ブロモフェニル)フェニルアミンの転化率が99%以上であり、9−[4−(フェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾールが(4−ブロモフェニル)フェニルアミンに対して81%生成していることを確認した。
【0062】
実施例−10
2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル 14.9mg(35.0μmol)に換えて2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−2’,6’−ジメトキシ−1,1’−ビフェニル 14.4mg(35.0μmol)を用いた以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(4−ブロモフェニル)フェニルアミンの転化率が99%以上であり、9−[4−(フェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾールが(4−ブロモフェニル)フェニルアミンに対して83%生成していることを確認した。
【0063】
実施例−11
2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル 14.9mg(35.0μmol)に換えて2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−2’,6’−ジイソプロポキシ−1,1’−ビフェニル 16.3mg(35.0μmol)を用いた以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(4−ブロモフェニル)フェニルアミンの転化率が99%以上であり、9−[4−(フェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾールが(4−ブロモフェニル)フェニルアミンに対して81%生成していることを確認した。
【0064】
実施例−12
トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム 4.58mg(5.00μmol)、を2.29mg(2.50μmol)とし、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル 14.9mg(35.0μmol)を6.37mg(15.0μmol)とした以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(4−ブロモフェニル)フェニルアミンの転化率が99%以上であり、9−[4−(フェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾールが(4−ブロモフェニル)フェニルアミンに対して98%生成していることを確認した。
【0065】
実施例−13
トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム 4.58mg(5.00μmol)、をπ−アリルパラジウムクロリドダイマー 1.83mg(5.00μmol)とした以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(4−ブロモフェニル)フェニルアミンの転化率が99%以上であり、9−[4−(フェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾールが(4−ブロモフェニル)フェニルアミンに対して97%生成していることを確認した。
【0066】
実施例−14
o−キシレンをトルエンとし、140℃加熱を110℃加熱とした以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(4−ブロモフェニル)フェニルアミンの転化率が99%以上であり、9−[4−(フェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾールが(4−ブロモフェニル)フェニルアミンに対して98%生成していることを確認した。
【0067】
実施例−15
o−キシレンを1,4−ジオキサンとし、140℃加熱を100℃加熱とした以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(4−ブロモフェニル)フェニルアミンの転化率が99%以上であり、9−[4−(フェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾールが(4−ブロモフェニル)フェニルアミンに対して98%生成していることを確認した。
【0068】
実施例−16
9H−カルバゾールの量を0.167g(1.00mmol)とした以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(4−ブロモフェニル)フェニルアミンの転化率が99%以上であり、9−[4−(フェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾールが(4−ブロモフェニル)フェニルアミンに対して96%生成していることを確認した。
【0069】
実施例−17
15時間撹拌を3時間撹拌とした以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(4−ブロモフェニル)フェニルアミンの転化率が99%以上であり、9−[4−(フェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾールが(4−ブロモフェニル)フェニルアミンに対して97%生成していることを確認した。
【0070】
実施例−18
【0071】
【化8】
【0072】
(4−ブロモフェニル)フェニルアミン 0.248g(1.00mmol)に換えて、(4−クロロフェニル)フェニルアミン 0.204g(1.00mmol)を用いた以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(4−クロロフェニル)フェニルアミンの転化率が99%以上であり、9−[4−(フェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾールが(4−クロロフェニル)フェニルアミンに対して98%生成していることを確認した。
【0073】
実施例−19
【0074】
【化9】
【0075】
反応容器に(ビフェニル−4−イル)(4−ブロモフェニル)アミン 0.342g(1.00mmol)、9H−カルバゾール 0.176g(1.05mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム 4.6mg(5.0μmol)、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル 14.9mg(35.0μmol)、ナトリウムtert−ブトキシド 0.144g(1.50mmol)およびo−キシレン3mLを加えた後、反応系内をアルゴンガスで置換した。その後、140℃に加熱し、15時間撹拌した。室温まで冷却後、水 25mLを加えて反応を停止させた。さらに酢酸エチル 20mLと内部標準物質として3,6−ジブロモ−9−フェニル−9H−カルバゾールを加え、酢酸エチル層が均一になるまで撹拌した。酢酸エチル層 0.2mLを採取し、テトラヒドロフラン 4mLで希釈後、HPLC分析により、(ビフェニル−4−イル)(4−ブロモフェニル)アミンの転化率が99%以上であり、9−[4−(ビフェニル−4−イル)アミノフェニル]−9H−カルバゾールが(ビフェニル−4−イル)(4−ブロモフェニル)アミンに対して97%生成していることを確認した。
【0076】
9−[4−(ビフェニル−4−イル)アミノフェニル]−9H−カルバゾール
H−NMR(CDCl、400MHz)δ(ppm): 5.95(1H,brs),7.23−7.35(7H,m),7.37−7.47(8H,m),7.55−7.62(4H,m),8.12−8.17(2H,m)
実施例−20
9H−カルバゾール 0.176g(1.05mmol)を0.167g(1.00mmol)とした以外は、実施例−19と同じ操作を行った。HPLC分析により、(ビフェニル−4−イル)(4−ブロモフェニル)アミンの転化率は99%以上であり、9−[4−(ビフェニル−4−イル)アミノフェニル]−9H−カルバゾールが(ビフェニル−4−イル)(4−ブロモフェニル)アミンに対して95%生成していることを確認した。
【0077】
実施例−21
2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル 14.9mg(35.0μmol)に換えて、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−2’,6’−ジメトキシ−1,1’−ビフェニル 12.5mg(35.0μmol)を用いた以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(4−ブロモフェニル)フェニルアミンの転化率が99%以上であり、9−[4−(フェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾールが(4−ブロモフェニル)フェニルアミンに対して98%生成していることを確認した。
【0078】
実施例−22
2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル 14.9mg(35.0μmol)に換えて、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ビス(ジメチルアミノ)−1,1’−ビフェニル 15.3mg(35.0μmol)を用いた以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(4−ブロモフェニル)フェニルアミンの転化率が99%以上であり、9−[4−(フェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾールが(4−ブロモフェニル)フェニルアミンに対して89%生成していることを確認した。
【0079】
実施例−23
2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル 14.9mg(35.0μmol)に換えて、1−[2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)フェニル]ピレン 16.6mg(35.0μmol)を用いた以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(4−ブロモフェニル)フェニルアミンの転化率が99%以上であり、9−[4−(フェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾールが(4−ブロモフェニル)フェニルアミンに対して87%生成していることを確認した。
【0080】
実施例−24
140℃加熱を60℃加熱とした以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(4−ブロモフェニル)フェニルアミンの転化率が99%以上であり、9−[4−(フェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾールが(4−ブロモフェニル)フェニルアミンに対して98%生成していることを確認した。
【0081】
実施例−25
【0082】
【化10】
【0083】
(4−ブロモフェニル)フェニルアミン 0.248g(1.00mmol)に換えて、(4−ブロモフェニル)(4−フルオロフェニル)アミン 0.266g(1.00mmol)を用いた以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(4−ブロモフェニル)(4−フルオロフェニル)アミンの転化率は99%以上であり、9−[4−(4−フルオロフェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾールが(4−ブロモフェニル)(4−フルオロフェニル)アミンに対して96%生成していることを確認した。
【0084】
9−[4−(4−フルオロフェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾール
H−NMR((CDSO、400MHz)δ(ppm):7.10−7.18(2H,m),7.18−7.28(6H,m),7.32(2H,d,J=8.2Hz),7.38−7.44(4H,m),8.22(2H,d,J=7.7Hz),8.43(1H,brs).
実施例−26
【0085】
【化11】
【0086】
(4−ブロモフェニル)フェニルアミン 0.248g(1.00mmol)に換えて、(4−ブロモフェニル)(4−メチルフェニル)アミン 0.262g(1.00mmol)を用いた以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(4−ブロモフェニル)(4−メチルフェニル)アミンの転化率は99%以上であり、9−[4−(4−メチルフェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾールが(4−ブロモフェニル)(4−メチルフェニル)アミンに対して97%生成していることを確認した。
【0087】
9−[4−(4−メチルフェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾール
H−NMR((CDSO、400MHz)δ(ppm):2.25(3H,s),7.11(4H,s),7.21−7.28(4H,m),7.32(2H,d,J=8.2Hz),7.35−7.44(4H,m),8.21(2H,d,J=7.7Hz),8.34(1H,brs).
実施例−27
【0088】
【化12】
【0089】
(4−ブロモフェニル)フェニルアミン 0.248g(1.00mmol)に換えて、(4−ブロモフェニル)(4−メトキシフェニル)アミン 0.278g(1.00mmol)を用いた以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(4−ブロモフェニル)(4−メトキシフェニル)アミンの転化率は99%以上であり、9−[4−(4−メトキシフェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾールが(4−ブロモフェニル)(4−メトキシフェニル)アミンに対して97%生成していることを確認した。
【0090】
9−[4−(4−メトキシフェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾール
H−NMR((CDSO、400MHz)δ(ppm):3.73(3H,s),6.92(2H,d,J=9.0Hz),7.13(2H,d,J=8.8Hz),7.16(2H,d,J=9.0Hz),7.21−7.27(2H,m),7.30(2H,d,J=8.2Hz),7.34(2H,d,J=8.8Hz),7.38−7.43(2H,m),8.18(1H,brs),8.21(2H,d,J=7.5Hz)
実施例−28
【0091】
【化13】
【0092】
(4−ブロモフェニル)フェニルアミン 0.248g(1.00mmol)に換えて、(4−ブロモフェニル)(1−ナフチル)アミン 0.298g(1.00mmol)を用いた以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(4−ブロモフェニル)(1−ナフチル)アミンの転化率は99%以上であり、9−[4−[4−(1−ナフチル)アミノ]フェニル]−9H−カルバゾールが(4−ブロモフェニル)(1−ナフチル)アミンに対して95%生成していることを確認した。
【0093】
9−[4−[4−(1−ナフチル)アミノ]フェニル]−9H−カルバゾール
H−NMR((CDSO、400MHz)δ(ppm):7.22−7.30(4H,m),7.35(2H,d,J=8.1Hz),7.37−7.57(8H,m),7.61(1H,d,J=7.8Hz),7.89−7.95(1H,m),8.21(2H,d,J=7.7Hz),8.23−8.29(1H,m),8.55(1H,brs)
実施例−29
【0094】
【化14】
【0095】
(4−ブロモフェニル)フェニルアミン 0.248g(1.00mmol)に換えて、(4−ブロモ−2−メチルフェニル)フェニルアミン 0.262g(1.00mmol)を用いた以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(4−ブロモ−2−メチルフェニル)フェニルアミンの転化率は99%以上であり、9−[4−(4−フェニルアミノ)−3−メチルフェニル]−9H−カルバゾールが(4−ブロモ−2−メチルフェニル)フェニルアミンに対して98%生成していることを確認した。
【0096】
9−[4−(4−フェニルアミノ)−3−メチルフェニル]−9H−カルバゾール
H−NMR((CDSO、400MHz)δ(ppm):2.32(3H,s),6.81−6.87(1H,m),7.07(2H,dd,J=1.0,8.6Hz),7.22−7.32(5H,m),7.34−7.45(6H,m),7.57(1H,brs),8.22(2H,d,J=7.7Hz)
実施例−30
【0097】
【化15】
【0098】
(4−ブロモフェニル)フェニルアミン 0.248g(1.00mmol)に換えて、(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)(3−メチルフェニル)アミン 0.280g(1.00mmol)を用いた以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)(3−メチルフェニル)アミンの転化率は99%以上であり、9−[3−フルオロ−4−(3−メチルフェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾールが(4−ブロモ−2−メチルフェニル)(3−メチルフェニル)アミンに対して96%生成していることを確認した。
【0099】
9−[3−フルオロ−4−(3−メチルフェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾール
H−NMR((CDSO、400MHz)δ(ppm):2.28(3H,s),6.74(1H,d,J=7.4Hz),6.92−7.00(2H,m),7.17(1H,t,J=7.7Hz),7.25−7.33(3H,m),7.37−7.54(6H,m),8.12(1H,brs),8.23(2H,d,J=7.7Hz)
実施例−31
【0100】
【化16】
【0101】
(4−ブロモフェニル)フェニルアミン 0.248g(1.00mmol)に換えて、(3−ブロモフェニル)フェニルアミン 0.248g(1.0mmol)を用い、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウムおよび2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニルを、それぞれ、9.16mg(10.0μmol)、29.8mg(70.0μmol)用いた以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(3−ブロモフェニル)フェニルアミンの転化率は99%以上であり、9−[3−(フェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾールが(3−ブロモフェニル)フェニルアミンに対して97%生成していることを確認した。
【0102】
9−[3−(フェニルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾール
H−NMR((CDSO、400MHz)δ(ppm):6.87(1H,t,J=7.3Hz),7.01(1H,dd,J=0.9,7.7Hz),7.13−7.7.22(4H,m),7.23−7.31(4H,m),7.40−7.53(5H,m),8.22(2H,d,J=7.7Hz),8.48(1H,brs)
実施例−32
【0103】
【化17】
【0104】
(4−ブロモフェニル)フェニルアミン 0.248g(1.00mmol)に換えて(4−ブロモフェニル)(3−ピリジル)アミン 0.249g(1.0mmol)を用いた以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(4−ブロモフェニル)(3−ピリジル)アミンの転化率は99%以上であり、9−[4−(3−ピリジルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾールが(4−ブロモフェニル)(3−ピリジル)アミンに対して86%生成していることを確認した。
【0105】
9−[4−(3−ピリジルアミノ)フェニル]−9H−カルバゾール
H−NMR((CDSO、400MHz)δ(ppm):7.23−7.37(7H,m),7.39−7.49(4H,m),7.59−7.64(1H,m),8.10(1H,dd,J=1.3,4.6Hz),8.22(2H,d,J=7.6Hz),8.46(1H,d,J=2.6Hz),8.68(1H,brs)
実施例−33
【0106】
【化18】
【0107】
(4−ブロモフェニル)フェニルアミン 0.248g(1.00mmol)に換えて(2−ブロモピリジン−5−イル)(3−メチルフェニル)アミン 0.263g(1.0mmol)を用い、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル 14.9mg(35.0μmol)に換えて2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−1,1’−ビフェニル 10.4mg(35.0μmol)を用いた以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(2−ブロモピリジン−5−イル)(3−メチルフェニル)アミンの転化率は99%以上であり、9−[5−[(3−メチルフェニル)アミノ]ピリジン−2−イル]−9H−カルバゾールが(2−ブロモピリジン−5−イル)(3−メチルフェニル)アミンに対して95%生成していることを確認した。
【0108】
9−[5−[(3−メチルフェニル)アミノ]ピリジン−2−イル]−9H−カルバゾール
H−NMR((CDSO、400MHz)δ(ppm):2.29(3H,s),6.76(1H,d,J=7.4Hz),6.98−7.04(2H,m),7.20(1H,t,J=7.7Hz),7.26−7.32(2H,m),7.40−7.47(2H,m),7.57(1H,d,J=8.6Hz),7.66(2H,d,J=8.2Hz),7.76(1H,dd,J=3.0,8.7Hz),8.22(2H,d,J=7.5Hz),8.44(1H,d,J=2.8Hz),8.56(1H,brs)
実施例−34
【0109】
【化19】
【0110】
(4−ブロモフェニル)フェニルアミン 0.248g(1.00mmol)に換えて(4−ブロモフェニル)イソプロピルアミン 0.214g(1.00mmol)を用いた以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(4−ブロモフェニル)イソプロピルアミンの転化率は99%以上であり、9−(4−イソプロピルアミノフェニル)−9H−カルバゾールが(4−ブロモフェニル)イソプロピルアミンに対して97%生成していることを確認した。
【0111】
9−(4−イソプロピルアミノフェニル)−9H−カルバゾール
H−NMR((CDSO、400MHz)δ(ppm):1.19(6H,d,J=6.2Hz)3.54−3.67(1H,m),5.80(1H,d,J=7.8Hz),6.77(2H,d,J=8.8Hz),7.19−7.28(6H,m),7.35−7.41(2H,m),8.17−8.22(2H,m)
実施例−35
【0112】
【化20】
【0113】
(4−ブロモフェニル)フェニルアミン 0.248g(1.00mmol)に換えて(4’−ブロモビフェニル−4−イル)フェニルアミン 0.324g(1.00mmol)を用いた以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(4’−ブロモビフェニル−4−イル)フェニルアミンの転化率は99%以上であり、9−[(4’−フェニルアミノ)ビフェニル−4−イル]−9H−カルバゾールが(4−ブロモフェニル)イソプロピルアミンに対して96%生成していることを確認した。
【0114】
9−[(4’−フェニルアミノ)ビフェニル−4−イル]−9H−カルバゾール
H−NMR((CDSO、400MHz)δ(ppm):6.84−6.90(1H,m),7.15(2H,d,J=7.6Hz),7.20(2H,d,J=8.7Hz),7.24−7.33(4H,m),7.41−7.48(4H,m),7.65(2H,d,J=8.6Hz),7.68(2H,d,J=8.7Hz),7.90(2H,d,J=8.6Hz),8.25(2H,d,J=7.7Hz),8.38(1H,brs).
実施例−36
【0115】
【化21】
【0116】
反応容器にジ(4−ブロモフェニル)アミン 0.327g(1.00mmol)、カルバゾール 0.352g(2.10mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム 9.16mg(10.0μmol)、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル 29.8mg(70.0μmol)、ナトリウムtert−ブトキシド 0.288g(3.00mmol)およびo−キシレン 6mLを加えた後、反応系内をアルゴンガスでパージした。その後、140℃に加熱し、15時間攪拌した。室温まで冷却後、水 25mLを加えてクエンチした。さらに酢酸エチル 20mLを加えて均一となるまで撹拌した後、酢酸エチル層 0.2mLを採取してテトラヒドロフラン 4mLで希釈後、HPLCで分析した。その結果、ジ(4−ブロモフェニル)アミンの転化率は99%以上であり、ビス[4−(9H−カルバゾール−9−イル)フェニル]アミンがジ(4−ブロモフェニル)アミンに対して96%生成していることを確認した。
【0117】
ビス[4−(9H−カルバゾール−9−イル)フェニル]アミン
H−NMR((CDSO、400MHz)δ(ppm):7.23−7.29(4H,m),7.37(4H,d,J=8.0Hz),7.39−7.51(12H,m),8.22(4H,d,J=7.7Hz),8.83(1H,brs)
実施例−37
【0118】
【化22】
【0119】
ジ(4−ブロモフェニル)アミン 0.327g(1.00mmol)に換えて(3,5−ブロモフェニル)フェニルアミン 0.327g(1.00mmol)を用いた以外は、実施例−35と同じ操作を行った。HPLC分析により、(3,5−ジブロモフェニル)フェニルアミンの転化率は99%以上であり、[3,5−ビス(9H−カルバゾール−9−イル)フェニル]フェニルアミンが(3,5−ブロモフェニル)フェニルアミンに対して90%生成していることを確認した。
【0120】
H−NMR((CDSO、400MHz)δ(ppm):6.89−6.95(1H,m),7.18(1H,t,J=1.8Hz),7.24−7.34(10H,m),7.45−7.51(4H,m),7.64(4H,d,J=8.2Hz),8.24(4H,d,J=7.6Hz),8.84(1H,brs)
実施例−38
【0121】
【化23】
【0122】
ジ(4−ブロモフェニル)アミン 0.327g(1.00mmol)に換えて(3,5−ジクロロフェニル)フェニルアミン 0.238g(1.00mmol)を用いた以外は、実施例−35と同じ操作を行った。HPLC分析により、(3,5−ジクロロフェニル)フェニルアミンの転化率は99%以上であり、[3,5−ビス(9H−カルバゾール−9−イル)フェニル]フェニルアミンが(3,5−ジクロロフェニル)フェニルアミンに対して88%生成していることを確認した。
【0123】
実施例−39
【0124】
【化24】
【0125】
9H−カルバゾール 0.176g(1.05mmol)に換えて3−メチル−9H−カルバゾール 0.189g(1.05mmol)を用いた以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(4−ブロモフェニル)フェニルアミンの転化率は99%以上であり、3−メチル−9−(4−フェニルアミノ)フェニル−9H−カルバゾールが(4−ブロモフェニル)フェニルアミンに対して98%生成していることを確認した。
【0126】
3−メチル−9−(4−フェニルアミノ)フェニル−9H−カルバゾール
H−NMR((CDSO、400MHz)δ(ppm):2.48(3H,s),6.86−6.92(1H,m),7.16−7.25(5H,m),7.26−7.34(5H,m),7.36−7.42(3H,m),8.01(1H,d,J=0.8Hz),8.16(1H,d,J=7.6Hz),8.46(1H,brs)
実施例−40
【0127】
【化25】
【0128】
9H−カルバゾール 0.176g(1.05mmol)に換えて2−フルオロ−9H−カルバゾール 0.193g(1.05mmol)を用いた以外は、実施例−1と同じ操作を行った。HPLC分析により、(4−ブロモフェニル)フェニルアミンの転化率は99%以上であり、2−フルオロ−9−(4−フェニルアミノ)フェニル−9H−カルバゾールが(4−ブロモフェニル)フェニルアミンに対して98%生成していることを確認した。
【0129】
2−フルオロ−9−(4−フェニルアミノ)フェニル−9H−カルバゾール
H−NMR((CDSO、400MHz)δ(ppm):6.87−6.93(1H,m),7.02−7.13(2H,m),7.18−7.23(2H,m),7.24−7.34(6H,m),7.37−7.45(3H,m),8.18−8.27(2H,m),8.50(1H,brs)