【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記背景技術記載の課題を解決するため、特許文献1では、ポンプ設備廻りでモータへの防水対策を図った技術が開示されている。しかし、モータへの防水対策を行い、さらに水没したモータ廻りの水でモータを冷却できるような構造になっていても、一旦モータ周辺域へ流入した水は通常循環や排水できる建屋構造は検討されておらず、流動せずにその場に淀んでしまう。そのため、発生した熱のモータ周辺域に流入した水への蓄積や気泡の残留・蓄積によってモータが十分に冷却できなくなる恐れがあった。
【0006】
一方、特許文献2は、耐水モータのモータケーシング内部を冷却液が循環し、その流路の一部であるモータ下部にポンプの揚水で前記冷却液を冷却する熱交換器を設置したポンプ技術が開示されている。しかし、本開示技術では耐水モータはポンプに水密状態で取り付けられていると共に、熱交換器の下面である揚水との接水面はポンプの主流路の上方の主流路から離れた位置にあり、熱交換器付近の揚水は淀みやすいため、特許文献1と同様に冷却効率が悪いといった問題があった。また、取扱い流体が河川水や汚水などの場合には、水より比重の軽い浮遊物や弱い流れ部にとどまりやすい布ごみなどを含むことがあり、それら異物が熱交換器に付着すると、これも冷却効率が低下する要因の一つとなっていた。
【0007】
熱交換の効率向上のため、熱交換器の下面の伝熱面積を増やすよう熱交換器形状をコルゲート状にする技術があるが、前記と同様にコルゲートの溝に空気や異物等が溜まったり詰まったりしやすく、一旦詰まってしまうと吐出し口側へ排出されにくく、さらに冷却効率が悪化する恐れがあった。
【0008】
ポンプ運転手順では、立軸ポンプ起動前には吸込管やエルボ管内には流体でなく空気で満たされている。ポンプを起動すると、吸込管内にあった空気の多くは吐出し口近くに設置している空気抜き弁(
図14参照)から外部へ抜けるが、一部はエルボ管上部、すなわち熱交換器下面に溜まってしまう。さらに、インペラによって汲み上げた水には微細な気泡が含まれることがあり、微細な気泡の多くは揚水とともに吐出し口から吐き出されるが、これの一部が熱交換器付近に流入し、熱交換器下面に蓄積され、冷却効率が悪化する恐れがあった。
【0009】
また、このタイプの立軸ポンプでは、効率改善のためにエルボ管上部の主流路と副流路の間に吐出しカバーを設けることが多いが、ポンプ運転時に副流路の水流が低下してしまい、空気の排出が困難になってしまうため、吐出しカバーを取り付けることが出来ず、効率が低下してしまう問題があった。
【0010】
熱交換器付近の熱伝導の観点では、もし熱交換器下面に空気溜り(空気層)が介在すると、空気がない場合には水―熱交換器だけの熱伝達に対して、水―空気―熱交換器の2段
階の熱伝達となり、熱抵抗要素が増える。水、空気および一般的な熱交換器に用いる銅の常温常圧における各熱伝導率は、それぞれ0.61[W/(m・K)]、0.026[W/(m・K)]、370[W/(m・K)]程度と大きく異なる。また、水と熱交換器間の熱伝達率に対し、空気と熱交換器間の熱伝達率はかなり小さいため、空気が介在する場合には熱交換器伝熱面での熱通過率が大きく低下し、熱交換効率も大幅に低下してしまう。
【0011】
熱交換器付近が水密構造である場合、水(揚水)は熱交換器付近に淀んでしまい、ポンプ吸込口から吐出し口に向かう主流速に比べ、熱交換器直下の流速は遅くなる。そのため熱交換器下面での熱伝達率は小さく、上記のように異物、布のごみや空気等が溜まった場合には熱交換器の熱通過率をさらに低下させる要因となってしまい、さらに熱交換の効率を低下させてしまう。
【0012】
本発明は、上記状況に鑑みてなされたもので、ポンプケーシングの第1フランジとモータ部の第2フランジとの間から揚水の一部を外部に流出させることにより、熱交換器下面近傍で積極的に水流を生じさせると共に、溜まっている空気や異物等を排除して熱通過率を向上させることにより熱交換器の効率を高めてモータを十分冷却することができる構造を備えた立軸ポンプを提供することを目的とする。なお、本明細書において、揚水及び水とは、水に限られず、ポンプが汲み上げる対象である液体を意味する。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の一態様によれば、下方に開口した吸込口からポンプ上部の側方を向いた吐出し口に水を導く立軸ポンプであって、吸込管部と、前記吸込管部上部と接続されるベンド管部と、前記ベンド管部上部に位置するモータ部と、チャンバ部と、で構成され、
前記吸込管部は、吸込管と、前記吸込管内にほぼ鉛直方向に延びる主軸と、主軸に固定されたインペラと、前記主軸を支持する軸受部と、を有し、
前記ベンド管部は、前記吸込管に接続している接続管部と、前記接続管部の側方に向いた吐出し管と、吐出しフランジと、前記吸込口の上方に位置する第1フランジと、を有し、
前記モータ部は、モータハウジングと、前記モータハウジングの下部に設けられた第2フランジと、前記モータハウジング下部に設けられた熱交換器と、前記熱交換器を通って前記主軸に連結される出力軸と、を有し、
前記第1フランジ及び/又は前記第2フランジは、水を外部に排出するための排水手段を有し、前記第1フランジ及び/又は前記第2フランジの外周部の少なくとも一部が排水に接しており、
前記チャンバ部は、前記ベンド管部の第1フランジと、前記モータ部の第2フランジと、チャンバカバーと、前記チャンバ部内に開口を有する排水管と、を有することを特徴とするポンプが提供される。
このチャンバカバーは複数部材で構成されてもよく、例えば周方向に2分割した構成でも良い。
【0014】
前記吸込管部には、吸込管下部に開口した吸込口を有するベル部を有していてもよく、ガイドベーンを有していてもよい。
【0015】
前記ベンド管部には、吐出しカバーを有していてもよい。
【0016】
前記モータ部モータは、内部に羽根車を持ち、その羽根車によって冷却液をモータ内部で循環するインタークーリングシステムを有する耐水モータを使用してもよい。
【0017】
外部に水や空気が流出可能な排水手段を設けることで、ポンプで揚水される新たな水を熱交換器と継続的に接触させて熱交換させることが出来、ポンプを効率よく冷却できる。また、チャンバを設けることで熱交換器以外のモータハウジングの外部の一部も排水と接触、熱交換できるので、冷却効率が向上する。
【0018】
前記排水手段は、前記第1フランジ及び/又は前記第2フランジの少なくとも一方の結合面に開口する溝等である。また、前記排水手段は断面形状が矩形、半円形又は三角形状の溝であるか、前記第1フランジ及び/又は前記第2フランジ面に形成する多角柱、円柱、半球体など任意の凹凸部形状で形成する隙間でもよい。
【0019】
さらに、排水手段である溝や平行状、放射状、波状の凹部溝又は凸部形状を形成してもよく、それらで形成する溝や凹凸形状の向き、方向性は任意に設定できる。
【0020】
例えば、前記排水手段近傍にあるモータハウジング下部に設けられた熱交換器の揚水接触部はフィン形状、波状、任意の複数の突起状などの形状を取ってもよい。また、熱交換器の揚水接触部の凹部及び/又は凸部は、回転軸付近をポンプ側に、排水手段がある外周側はモータ側にした、頂点を回転軸近傍にした多角錐、円錐又は球面状にすることもできる。また、滑らかな面でなくても階段状で形成した前記略形状にすることもできる。モータの熱交換器をこのような形状にすることによって、前記頂点近傍である、回転軸近傍に集まりやすい空気や軽いゴミを排出しやすくできる。
また、熱交換器の揚水接触部の凹部及び/又は凸部で形成される面、又は階段状で形成された部分が回転軸(主軸)方向に対して傾斜している場合、モータ側に傾斜している周方向角度に排出手段を形成することによっても同様の効果が期待できる。
【0021】
前記第1フランジの外径は、前記第2フランジの外径より大きく、前記チャンバカバーは、前記モータハウジングの側面から外径方向に延びる第1面と、前記第1面と前記第1フランジの上面から延びる第2面を有していてもよい。
【0022】
前記第1フランジの外径は、前記第2フランジの外径より大きく、前記チャンバカバーは、前記モータハウジングの上方に位置する天井面と、前記天井面と前記第1フランジの上面から延びる第2面を有していてもよい。
【0023】
前記第1フランジの外径は、前記第2フランジの外径より大きく、前記チャンバカバーは、前記第2フランジ側面から外径方向に延びる第1面と、前記第1面と前記第1フランジの上面から延びる第2面を有していてもよい。
【0024】
前記第2フランジの外径は、前記第1フランジの外径より大きく、前記チャンバカバーは、前記第1フランジの側面から外径方向に延びる第1面と、前記第1面と前記第2フランジの下面から延びる第2面を有していてもよい。
【0025】
前記第2フランジの外径は、前記第1フランジの外径より大きく、前記チャンバカバーは、前記第1フランジ下面から外径方向に延びる第1面と、前記第1面と前記第2フランジの下面から延びる第2面を有していてもよい。
【0026】
モータ部の熱交換器で熱交換された後に前記排水手段を介して前記チャンバ内に排出された水が、前記モータ部の少なくとも一部をさらに冷却することが望ましい。
【0027】
前記チャンバ内に開口を有し、外部に向かって開放された排水管を備える。さらに、前記排水管のチャンバ側開口部はチャンバ外周側や上面側の開口部、又は下面側から伸延された開口部がチャンバ内上方に位置すると共に、排水管の開口部を前記熱交換器上面や排水手段の上部より高い位置に設置することが望ましい。すなわち、前記チャンバ部内と外部を接続する排水管は、前記排水管のチャンバ側開口部が、前記熱交換器上面あるいは排水手段の上部より高い位置に設置されるのが望ましい。高く配置することによって、運転時にチャンバ内水位は熱交換部最上位より上になり、熱交換部が水没し熱交換効率がよい。また、排水に含まれる空気や軽い小さなゴミをチャンバから排出できる。
【0028】
また、排水管のもう一方の開口部は、通常運転の際に吸込水槽内の液面より十分に上方に位置して設置していることが望ましい。排水抵抗を減らし、通水量を多くできる。
【0029】
また、排水管の途中に曲り部を設ける場合は、当該部で異物が引っ掛からないように極力大きな曲率や空間内径を有することが好ましく、具体的には、前記チャンバ部内と外部を接続する排水管は、前記排水管の曲り部が前記排水手段の最も狭い隙間長さより大きな曲率あるいは空間の最小内接球径より大きな空間を有するのが好ましい。
【0030】
また、前記チャンバ部には、前記チャンバ部の内部及び/又は前記排水管の開口部を視認可能な位置に点検窓が設けられるのが望ましい。さらに点検窓は開口できる点検扉に代えてもよく、チャンバ内部でゴミ等の除去作業が出来ることが望ましく、これらを設置することによって、メンテナンスが容易になる。
【0031】
さらに、前記チャンバ部又は前記排水管には、空気が通過可能な開口が設けられるのが望ましく、この開口は、前記チャンバ部より高い位置に設けられるのがさらに望ましい。また、開口にはバルブを有することが望ましい。チャンバから空気を抜くことが出来、冷却効率が向上する。特に排水管がチャンバより高い位置を通る配管の場合、高い位置で空気を抜く前記バルブを設けることで容易に空気を抜くことが出来る。
【0032】
また、前記バルブは水没した際にも動作できる耐水性機能を有し、遠隔操作可能な防水機能付きバルブを採用することが望ましい。
【0033】
前記排水管には流量計が設けられてもよい。流量計によって排水管内の流量を測定することにより、溝、排水管の詰まり及びポンプの運転状況を監視することができる。さらに、ポンプ据付床上の浸水による流量計の機能喪失を防ぐために、流量計は、様々な種類の流量計を用いることが出来るが、遠隔観察できる信号出力があるものが望ましく、浸水時でも使用可能な防水型を選択することが好ましい。また、流量計の代わりに温度センサを用いることが出来る。この場合、揚水温度と排水管内水温を比較、監視することによって運転状況を確認することが出来る。流量計同様にコネクタ等防水型の温度センサを選択することが好ましい。
【0034】
また、モータ部のモータには、内部に羽根車を持ち、その羽根車によって冷却液をモータ内部で循環するインタークーリングシステムを有する耐水モータを使用することができ、その冷却液流路に温度センサを設置してもよい。温度センサ出力の上限又は下限値を設定することで、警告を発するシステムを利用して冷却異常を検知可能になり、異常に重大な故障になる前にポンプシステムを制御又は停止可能になる。また、複数のポンプシステムを利用している場合には、他のポンプの出力を調整して協調運転することで全体のポンプシステムとしてパフォーマンスを低下することなく運転可能になる。
【0035】
前記排水管から分岐した流路と、前記排水管における前記流路との分岐箇所より下流側に設けられた第1バルブと、前記流路に設けられた第2バルブと、前記流路に設けられたフラッシング用ポンプと、を有してもよい。これ以降これらをフラッシングシステムと呼ぶ。ポンプ機場のポンプ設置フロアは無人である場合が多く、ポンプ操作室や遠隔から操作または制御によりバルブの開閉ができるように電動式が好ましく、またポンプ据付床上の浸水により電動バルブが機能喪失することを防止するために、浸水が想定される水位以下にバルブやフラッシング用ポンプを設置する場合は、防水型を選択することが好ましい。
また、第1バルブはポンプ運転時に常時異物等を含む揚水が通過するため、バルブ開時の弁開度断面が大きい仕切弁、ボール弁、ロート弁などが好ましい。
【0036】
異物等によって排水管が詰まった場合には、第1バルブを閉め、第2バルブを開き、フラッシング用ポンプによって流路を通じて水を排水管側に送り出し、排水管からチャンバ、排水手段、副流路に水を逆流させる。この水流によって異物等をチャンバに戻し、さらに排水手段、副流路管部を通って主流路に戻すことが出来る。また、チャンバ下面や排水手段下面は排水手段の副流路との開口部に向かって下がった面を有することが望ましく、フラッシング時にチャンバ内に水がたまらずにポンプ側に排水しやすい構造となる。また、本構造はポンプ始動前の水たまり(死に水)を防ぐことが出来、悪臭防止にも効果がある。
【0037】
さらに、立軸ポンプが運転中の場合でもフラッシングシステムを利用ができるように、フラッシング用ポンプは、副流路管部までの管路損失を考慮の上、副流路管部の揚水圧力より十分高い圧力を吐出しできるポンプを選定することが好ましい。排水管の内径は、排水手段を通過してきた異物等が排水管内で詰まらないように排水手段を通過し得る粒径よりも大であることが好ましい。多くのポンプ機場の場合、吸込水槽へ水が流入してくる前に除塵設備があり、除塵機で大きな異物は除去される。よってポンプで汲み上げる水に含まれる異物等の粒径は除塵機のスクリーン目幅を一つの基準に想定できる。
【0038】
前記吸込管側から上方に向かって延びて側方の吐出しフランジに向かって主流路を形成しているベンド部は、前記吸込管開口の上方端開口に第1フランジを有していて、吸込管側から前記第1フランジ方向に貫通する主軸又は出力軸があり、その主軸又は出力軸に第2のインペラを取付けてもよい。前記第2のインペラは、第1フランジ下方から第1フラ
ンジに向かう水流を発生し、この水流によって、第1、第2フランジに形成した排水手段から水、空気、小さな異物を効率的に外部に排出することができるので冷却効率が向上する。
【0039】
また、第2のインペラには第1フランジ方向に水流を発生させるだけでなく、第2のインペラの一部に異物破砕機能を有する刃形成部分を持たせ、インペラとその対向する固定側との間で異物を裁断できる構造としてもよい。第2のインペラの代わりに回転刃を取り
付けてもよく、水流発生機能は特に設けなくても破砕機能だけを有していてもよい。その場合ポンプが発生する水圧とチャンバ内圧力や排水管開口先圧力や副流路管部から排水管開放先までの管路抵抗によって決まる圧力差によって生じる水流で、破砕された異物は排出されることとなる。
【0040】
また、熱交換器直下の開口径を副流路管内径より小さく絞れば、熱交換器中央付近である回転軸センターに集まりやすい空気や軽いゴミを速い流速の水流によって排水手段に導き、チャンバ、排水管を通して外部に排出できる。
【0041】
また、言うまでもなく、駆動装置や吐出しバルブなどポンプ設備についても浸水時にも活用できる防水、遠隔運転制御又は観察可能な仕様にすることが望ましい。駆動電源や制御信号を外部から供給することによって遠隔運転操作可能な排水システムとして活用できる。
【0042】
本発明の別の態様によれば、下方に開口した吸込口からポンプ上部の側方を向いた吐出し口に水を導く立軸ポンプであって、吸込管部と、前記吸込管部上部と接続されるベンド管部と、前記ベンド管部上部に位置するモータ部と、チャンバ部と、で構成され、前記吸込管部は、吸込管と、前記吸込管内にほぼ鉛直方向に延びる主軸と、主軸に固定されたインペラと、前記主軸を支持する軸受部と、を有し、前記ベンド管部は、前記吸込管に接続している接続管部と、前記接続管部の側方に向いた吐出し管と、吐出しフランジと、前記吸込口の上方に位置する第1フランジと、を有し、前記モータ部は、モータハウジングと、前記モータハウジングの下部に設けられた第2フランジと、前記モータハウジング下部に設けられた熱交換器と、前記熱交換器を通って前記主軸に連結される出力軸と、を有し、前記チャンバ部は、前記ベンド管部の第1フランジと、前記モータ部の第2フランジと、前記第1フランジと前記第2フランジとの間に設けられたスペーサと、チャンバカバーと、前記チャンバ部内に開口を有する排水管と、を有し、吸込水槽から汲み上げた水を、前記第1フランジ側から前記第1フランジと前記第2フランジとの間に導き、前記排水管を通って外部に排出することを特徴とするポンプが提供される。
【0043】
前記チャンバカバーは、前記出力軸と直交する方向に分割された複数の部材から構成されてもよい。
【0044】
前記チャンバカバーは、前記第1フランジを周方向から覆う下チャンバカバーと、前記第2フランジを周方向から覆う上チャンバカバーと、から構成されてもよい。
【0045】
前記チャンバカバーは、前記第1フランジ及び前記第2フランジの外周面と当接する円筒部と、前記円筒部の上部から内側に延びる天井部と、前記円筒部の下部から内側に延びる底部と、を有し、前記第1フランジの外周部下面は、外周ほど高くなるよう傾斜しており、前記第2フランジの外周部上面は、外周ほど低くなるよう傾斜しており、前記底部の上面は、内側ほど低くなるよう傾斜しており、前記天井部の下面は、内側ほど低くなるよう傾斜していてもよい。
【0046】
前記第1フランジと前記チャンバカバーとの間、および/または、前記第2フランジと前記チャンバカバーとの間にシール部材が設けられてもよい。
【0047】
前記熱交換器の揚水接触部の凹部及び/又は凸部は、頂点を前記主軸近傍にし、前記主軸付近をポンプ側に、排水手段がある外周側はモータ側に位置した多角錐、円錐又は球面状、階段状形状にしてもよい。