【実施例1】
【0012】
<駐車料金精算システム1>
以下、
図1を参照して実施例1の駐車料金精算システム1の構成を説明する。同図に示すように本実施例の駐車料金精算システム1は、ETCカード101を挿入したETC車載器10と、入場ETC路側器11と、駐車場サーバ12と、代行会社サーバ13と、クレジットカード会社サーバ14と、入場カメラ15と、コード発行端末16と、携帯端末17と、店舗端末18と、出場ETC路側器19と、これらの機器間の通信を担うネットワーク81,82,83,84,85,86を含んで構成される。
【0013】
なお、本実施例の駐車料金精算システム1において対象とされる駐車場は、複数あってもよい。また駐車場内に入場口、出場口が複数設けられていてもよい。また対象とされる店舗は複数あってもよい。
【0014】
ETC車載器10は、利用者9に関連する車両に搭載されているものとする。ETCカード101は利用者9と関連する(図の破線参照)。関連のシンプルな例として、ETCカード101は利用者9の所有物である。入場ETC路側器11は、利用者9が利用する駐車場の入場口に設けられているものとする。駐車場サーバ12は、利用者9が利用する駐車場を管理するサーバ装置であるものとする。代行会社サーバ13はETCカード101のETCカード情報とクレジットカード情報の関連付けを担う代行会社が管理するサーバ装置であるものとする。クレジットカード会社サーバ14は、ETCカード101によるクレジットカード決済を担うクレジットカード会社が管理するサーバ装置であるものとする。なお、セキュリティの観点から、ETCカード情報、クレジットカード情報は、暗号化された情報としてもよいし、ハッシュ化された情報としてもよい。また、ETCカード情報、クレジットカード情報の代替情報、代替コードをETCカード情報、クレジットカード情報の代わりに用いてもよい。入場カメラ15は、利用者9が利用する駐車場の入場口に、入場ETC路側器11に近接して(図の破線参照)設けられているものとする。コード発行端末16は、ユーザが操作可能な画面を備え、駐車場や店舗の近傍に設けられる。コード発行端末16は、例えば情報KIOSK端末などで実現できる。携帯端末17は、利用者9と関連する(図の破線参照)。関連のシンプルな例として、携帯端末17は利用者9の所有物である。本実施例において、利用者9は携帯端末17を常時携帯しているものとする。店舗端末18は、利用者9が利用する店舗に関連するものとする。関連のシンプルな例として、店舗端末18は、該当する店舗の設備である。出場ETC路側器19は、利用者9が利用する駐車場の出場口に設けられているものとする。
【0015】
ネットワーク81は、ETC専用の無線通信方式のネットワークであって、ETC車載器10−ETC路側器11,19間の通信を担うネットワークであるものとする。ネットワーク82は、ETC路側器11,19−駐車場サーバ12間の通信を担う無線または有線のネットワークである。ネットワーク83は、駐車場サーバ12と代行会社サーバ13とクレジットカード会社サーバ14などをつなぐ大規模なネットワークである。ネットワーク84は、入場カメラ15−コード発行端末16間の通信を担う無線または有線のネットワークである。ネットワーク85は、コード発行端末16−携帯端末17間の通信を担う無線または有線のネットワークである。ネットワーク86は、店舗端末18−駐車場サーバ12間の通信を担う無線または有線のネットワークである。
【0016】
<駐車場サーバ12>
以下、
図2を参照して本実施例の駐車場サーバ12の構成について説明する。同図に示すように本実施例の駐車場サーバ12は、データ送受信部121、紐づけ部123、請求情報生成部124、データベース125を含む構成である。
【0017】
<駐車場サーバ12の動作の概要>
以下、
図3、
図4、
図5を参照して駐車場サーバ12の動作の概要を説明する。なお、
図3、
図4、
図5は続く駐車料金精算システム1の各動作の説明において再度参照する。
【0018】
図3に示すように、データ送受信部121は、入場ETC路側器11からETC情報を受信し(S12a)、データベース125に記憶する。
【0019】
図4に示すように、データ送受信部121は、店舗端末18からコード情報(後述)と、コード情報に対応する割引情報(後述)を受信する(S12d)。この場合、紐づけ部123は、入場ETC路側器11から受信したETC情報と割引情報を紐づけてエントリとしてデータベース125に記憶する(S12e)。この他に、データベース125には、駐車場を識別する情報、店舗を識別する情報が記憶されてもよい。
【0020】
図5に示すように、データ送受信部121は、出場ETC路側器19からETC情報を受信する(S12f)。この場合、請求情報生成部124は、出場ETC路側器19から受信したETC情報に基づいてデータベース125を検索し、検索されたエントリの割引情報に基づいて駐車料金の請求情報を生成する(S12g)。データ送受信部121は、所定のサーバ(代行会社サーバ13)に請求情報を送信する(S12h)。なお、請求情報は、駐車場を識別する情報、割引情報に対応する店舗を識別する情報を含んでもよい。
【0021】
<駐車料金精算システム1のETC情報関連動作>
以下、
図3を参照して本実施例の駐車料金精算システム1のETC情報関連動作について説明する。利用者9の車両が駐車場の入場口(入口)に接近するとETCによる通信がスタートする。利用者9の車両のETC車載器10は、ETC情報を発信する(S10a)。ステップS10aで発信されるETC情報は、前述したETCカード情報であってもよいし、車載器番号であってもよいし、WCN(ワイヤレスコールナンバー)であってもよいし、ETCカード情報と車載器番号とWCNのうち二つ以上を含んでいてもよい。
【0022】
入場ETC路側器11は、当該ETC情報を受信する(S11a)。入場ETC路側器11は、受信したETC情報を駐車場サーバ12に送信する(S11b)。ステップS11bにおいて、入場ETC路側器11は、ETC情報に加え、ETC情報を受信した時刻の情報を送信してもよい。駐車場サーバ12のデータ送受信部121は、当該ETC情報を受信し(S12a)、データベース125に記憶する。駐車場サーバ12のデータ送受信部121は、オーソリ情報取得のために、受信したETC情報を代行会社サーバ13に送信する(S12b)。代行会社サーバ13は当該ETC情報を受信する(S13a)。代行会社サーバ13は受信したETC情報と関連付いたクレジットカード情報をクレジットカード会社サーバ14に送信する(S13b)。クレジットカード会社サーバ14は、当該クレジットカード情報を受信する(S14a)。クレジットカード会社サーバ14は、受信したクレジットカード情報と関連付いたオーソリ情報を代行会社サーバ13に送信する(S14b)。代行会社サーバ13は当該オーソリ情報を受信する(S13c)。代行会社サーバ13は受信したオーソリ情報を駐車場サーバ12に送信する(S13d)。駐車場サーバ12のデータ送受信部121は、当該オーソリ情報を受信し(S12c)、ETC情報と紐づけてデータベース125に記憶する。以上がETC情報関連動作である。上述のETC情報関連動作により、入場時にクレジットカードのオーソリ情報を取得することができるため、出場時に決済をスムーズに行うことができる。なおオーソリ情報の取得は出場時に行うことも可能である。この場合、ステップS12b〜S12cの処理(
図3の破線で示す領域内の処理)を後述する
図5のステップS12fとステップS12gの間に挿入すればよい。
【0023】
<駐車料金精算システム1のエントリ生成動作>
以下、
図4を参照して本実施例の駐車料金精算システム1のエントリ生成動作について説明する。利用者9の車両が駐車場の入場口に接近すると入場カメラ15は、利用者9の車両の画像を撮影する(S15a)。入場カメラ15は、利用者9の車両の画像をコード発行端末16に送信する(S15b)。ステップS15bにおいて、入場カメラ15は、画像に加え、画像の撮影時刻を送信することとしてもよい。コード発行端末16は、入場カメラ15から画像を受信する(S16a)。ステップS16aにおいて、コード発行端末16は、駐車場サーバ12から(または入場ETC路側器11から直接)ETC情報を取得する。このときコード発行端末16は、ETC情報に加え、入場ETC路側器11が当該ETC情報を受信した時刻の情報を受信してもよい。
【0024】
図6に示すように、入場ETC路側器11と入場カメラ15は、いずれも駐車場の入場口に近接して設けられており、ステップS10a、S11a、S15aはほとんど同時に実行される。すなわち、入場カメラ15が車両8を撮影した時刻と、入場ETC路側器11がETC情報を受信した時刻とは、一定の関係(ほとんど同時刻)となる。コード発行端末16は、この関係を利用して、車両8の画像と、ETC情報の対応づけを行う。
【0025】
図7に示すように、利用者9がコード発行端末16を操作した場合、コード発行端末16は、
図8に示すように、画像の選択画面を表示する。利用者9は、選択画面から自分と関連する車両(典型的には、自分の車両)を選択する。コード発行端末16は、利用者9によって、画像のうちの何れかが選択された場合に、選択された画像に対応するETC情報のコード情報を生成し(S16b)、利用者9の携帯端末17に送信する(S16c)。なお、コード情報は、駐車場を識別する情報を含んでもよい。利用者9の携帯端末17は、コード情報を受信して(S17a)、所定の記憶領域に記憶する。
【0026】
なお、ステップS16c、S17aには、いくつかのバリエーションが考えられる。例えば、
図9に示すように、コード発行端末16は、生成したコード情報を画面に表示してもよい。この場合、利用者9は、表示されたコード情報を携帯端末17のカメラで撮影することなどにより、記憶することができる。また、コード発行端末16が印刷機能を備えている場合、生成したコード情報を紙片に印刷して利用者9に受け取らせてもよい。
【0027】
以下、
図10を参照して、店舗における利用者9の行動について説明する。同図に示すように、店舗端末18は、コード読取器181、キャッシュレジスタ182、コンピュータ183を含んで構成されてもよいし、他の構成であってもよい。上述したように、利用者9の携帯端末17は、ETC情報を記録したコード情報を予め保持している。利用者9は、店舗における行動(例えば店舗の利用、店舗内での購入、店舗内での飲食、etc)に伴い、コード情報を携帯端末17の画面に表示させ、コード読取器181に読み取らせる。なお、コード情報が紙片に印刷されている場合、利用者9は当該紙片をコード読取器181に読み取らせる。これがコード情報の送信動作にあたる(S17b)。店舗端末18は、コード情報を受信する(S18a)。
【0028】
この場合、店舗の担当者7は、利用者9の行動(例えば店舗の利用、店舗内での購入、店舗内での飲食、etc)により発生する割引情報を、店舗端末18に入力する。これにより、ETC情報(コード情報)と割引情報とが関連付けられる。この関連付けに際し、必要であれば携帯端末17、店舗端末18に所定のアプリケーションを予めインストールしておいてもよい。
【0029】
店舗端末18は、割引情報とコード情報を駐車場サーバ12に送信する(S18b)。コード情報に、駐車場を識別する情報が含まれていた場合、店舗端末18は、当該情報に対応する駐車場サーバ12に割引情報とコード情報を送信してもよい。また、店舗端末18は、割引情報に店舗を識別する情報を加えてもよい。駐車場サーバ12のデータ送受信部121は、割引情報とコード情報を店舗端末18から受信し(S12d)、データベース125に記憶する。
【0030】
駐車場サーバ12の紐づけ部123は、データベース125を検索して、入場ETC路側器11から受信したETC情報と、店舗端末18から受信したコード情報およびこれに関連付けられた割引情報を照合し、ETC情報と割引情報を紐づけてエントリとしてデータベース125に記憶する(S12e)。以上がエントリ生成動作である。
【0031】
<駐車料金精算システム1の請求情報関連動作>
以下、
図5を参照して本実施例の駐車料金精算システム1の請求情報関連動作について説明する。利用者9の車両8が駐車場の出場口(出口)に接近するとETCによる通信がスタートする。利用者9の車両8のETC車載器10は、ETC情報を発信する(S10b)。出場ETC路側器19は、当該ETC情報を受信する(S19a)。出場ETC路側器19は、受信したETC情報を駐車場サーバ12に送信する(S19b)。駐車場サーバ12のデータ送受信部121は、当該ETC情報を受信する(S12f)。駐車場サーバ12の請求情報生成部124は、出場ETC路側器19から受信したETC情報に基づいてデータベース125を検索し、検索されたエントリの割引情報に基づいて駐車料金の請求情報を生成する(S12g)。駐車場サーバ12のデータ送受信部121は、生成した請求情報を代行会社サーバ13に送信する(S12h)。代行会社サーバ13は、当該請求情報を受信する(S13e)。代行会社サーバ13は、受信した請求情報をクレジットカード会社サーバ14に送信する(13f)。クレジットカード会社サーバ14は、当該請求情報を受信する(S14c)。クレジットカード会社サーバ14は、受信した請求情報に基づいて支払処理を実行する(S14d)。以上が請求情報関連動作である。
【0032】
本実施例の駐車場サーバ12、駐車料金精算システム1によれば、利用者9が自身と関連する車両8の写真を選択することによってコード情報が発行され、店舗端末18は、コード情報と割引情報を関連付けて駐車場サーバ12に送信するため、駐車場サーバ12は、割引情報を反映した駐車料金の請求情報を生成することができる。
【実施例2】
【0033】
以下、
図11を参照して実施例1の入場カメラ15を車番読取装置25に置き換え、実施例1のコード発行端末16を省略した実施例2の駐車料金精算システム2について説明する。
【0034】
同図に示すように本実施例の駐車料金精算システム2は、ETCカード101を挿入したETC車載器10と、入場ETC路側器11と、駐車場サーバ22と、代行会社サーバ13と、クレジットカード会社サーバ14と、車番読取装置25と、携帯端末27と、店舗端末18と、出場ETC路側器19と、これらの機器間の通信を担うネットワーク81,82,83,86,87,88を含んで構成される。
【0035】
車番読取装置25は、実施例1の入場カメラ15と同様に、利用者9が利用する駐車場の入場口に、入場ETC路側器11に近接して(図の破線参照)設けられているものとする。
【0036】
ネットワーク81,82,83,86は、実施例1と同様である。ネットワーク87は、車番読取装置25−駐車場サーバ22間の通信を担う無線または有線のネットワークである。ネットワーク88は、携帯端末27−駐車場サーバ22間の通信を担う無線または有線のネットワークである。
【0037】
<駐車場サーバ22>
以下、
図12を参照して本実施例の駐車場サーバ22の構成について説明する。同図に示すように本実施例の駐車場サーバ22は、データ送受信部121、コード生成部222、紐づけ部123、請求情報生成部124、データベース125を含み、コード生成部222以外の構成は、実施例1と同じである。
【0038】
<駐車料金精算システム2のETC情報関連動作>
図3に示した実施例1の駐車料金精算システム1の動作と同様である。
【0039】
<駐車料金精算システム2のエントリ生成動作>
以下、
図13を参照して本実施例の駐車料金精算システム2のエントリ生成動作について説明する。利用者9の車両8が駐車場の入場口に接近すると車番読取装置25は、利用者9の車両8の車両番号を認識する(S25a)。車番読取装置25は、利用者9の車両8の車両番号を駐車場サーバ22に送信する(S25b)。ステップS25bにおいて、車番読取装置25は、車両番号に加え、車両番号の認識時刻(または認識対象の画像データ取得時刻)を送信することとしてもよい。駐車場サーバ22は、車番読取装置25から車両番号を受信する(S22i)。
【0040】
本実施例では、コード発行端末16を省略したため、例えば駐車場サーバ22、利用者9の携帯端末27に、コード発行端末16の機能を担わせる。例えば利用者9は、携帯端末27の専用アプリケーションなどを用いて駐車場サーバ22にアクセスし、携帯端末27の画面に
図14に示すような、車両番号の選択画面を表示させる。利用者9は、選択画面から自分と関連する車両(典型的には、自分の車両)の車両番号を選択する。駐車場サーバ22のコード生成部222は、利用者9によって、車両番号のうちの何れかが選択された場合に、選択された車両番号に対応するETC情報のコード情報を生成し(S22j)、利用者9の携帯端末27に送信する(S12k)。利用者9の携帯端末27は、コード情報を受信して(S17a)、所定の記憶領域に記憶する。 店舗において、利用者9の携帯端末27は、店舗端末18にコード情報を送信する(S17b)。店舗端末18は、コード情報を受信する(S18a)。店舗端末18は、割引情報とコード情報を駐車場サーバ22に送信する(S18b)。駐車場サーバ22のデータ送受信部121は、割引情報とコード情報を店舗端末18から受信し、データベース125に記憶する(S12d)。
【0041】
駐車場サーバ22の紐づけ部123は、データベース125を検索して、入場ETC路側器11から受信したETC情報と、店舗端末18から受信したコード情報およびこれに関連付けられた割引情報を照合し、ETC情報と割引情報を紐づけてエントリとしてデータベース125に記憶する(S12e)。以上がエントリ生成動作である。
【0042】
<駐車料金精算システム2の請求情報関連動作>
図5に示した実施例1の駐車料金精算システム1の動作と同様である。
【0043】
本実施例の駐車場サーバ22、駐車料金精算システム2によれば、実施例1と異なる構成としても、実施例1と同様の効果を奏する。特に本実施例では、実施例1におけるコード発行端末16を省略したため、システムの導入コストを削減することができる。
【0044】
[変形例]
上述の実施例における装置の組み合わせ例とは別の組み合わせ例も考えられる。例えば、車番読取装置とコード発行端末を組み合わせてもよい。この場合、コード発行端末の画面に
図14に示す車両番号の選択画面を表示させればよい。また、実施例1の構成から、コード発行端末を省略してもよい。この場合、車両の画像は、駐車場サーバが管理するものとし、利用者9は、携帯端末の専用アプリケーションなどを用いて駐車場サーバにアクセスし、携帯端末の画面に
図8に示すような画像の選択画面を表示させればよい。
【0045】
<補記>
本発明の装置は、例えば単一のハードウェアエンティティとして、キーボードなどが接続可能な入力部、液晶ディスプレイなどが接続可能な出力部、ハードウェアエンティティの外部に通信可能な通信装置(例えば通信ケーブル)が接続可能な通信部、CPU(Central Processing Unit、キャッシュメモリやレジスタなどを備えていてもよい)、メモリであるRAMやROM、ハードディスクである外部記憶装置並びにこれらの入力部、出力部、通信部、CPU、RAM、ROM、外部記憶装置の間のデータのやり取りが可能なように接続するバスを有している。また必要に応じて、ハードウェアエンティティに、CD−ROMなどの記録媒体を読み書きできる装置(ドライブ)などを設けることとしてもよい。このようなハードウェア資源を備えた物理的実体としては、汎用コンピュータなどがある。
【0046】
ハードウェアエンティティの外部記憶装置には、上述の機能を実現するために必要となるプログラムおよびこのプログラムの処理において必要となるデータなどが記憶されている(外部記憶装置に限らず、例えばプログラムを読み出し専用記憶装置であるROMに記憶させておくこととしてもよい)。また、これらのプログラムの処理によって得られるデータなどは、RAMや外部記憶装置などに適宜に記憶される。
【0047】
ハードウェアエンティティでは、外部記憶装置(あるいはROMなど)に記憶された各プログラムとこの各プログラムの処理に必要なデータが必要に応じてメモリに読み込まれて、適宜にCPUで解釈実行・処理される。その結果、CPUが所定の機能(上記、…部、…手段などと表した各構成要件)を実現する。
【0048】
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。また、上記実施形態において説明した処理は、記載の順に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されるとしてもよい。
【0049】
既述のように、上記実施形態において説明したハードウェアエンティティ(本発明の装置)における処理機能をコンピュータによって実現する場合、ハードウェアエンティティが有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記ハードウェアエンティティにおける処理機能がコンピュータ上で実現される。
【0050】
この処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等どのようなものでもよい。具体的には、例えば、磁気記録装置として、ハードディスク装置、フレキシブルディスク、磁気テープ等を、光ディスクとして、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)等を、光磁気記録媒体として、MO(Magneto-Optical disc)等を、半導体メモリとしてEEP−ROM(Electronically Erasable and Programmable-Read Only Memory)等を用いることができる。
【0051】
また、このプログラムの流通は、例えば、そのプログラムを記録したDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体を販売、譲渡、貸与等することによって行う。さらに、このプログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、このプログラムを流通させる構成としてもよい。
【0052】
このようなプログラムを実行するコンピュータは、例えば、まず、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、一旦、自己の記憶装置に格納する。そして、処理の実行時、このコンピュータは、自己の記録媒体に格納されたプログラムを読み取り、読み取ったプログラムに従った処理を実行する。また、このプログラムの別の実行形態として、コンピュータが可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することとしてもよく、さらに、このコンピュータにサーバコンピュータからプログラムが転送されるたびに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することとしてもよい。また、サーバコンピュータから、このコンピュータへのプログラムの転送は行わず、その実行指示と結果取得のみによって処理機能を実現する、いわゆるASP(Application Service Provider)型のサービスによって、上述の処理を実行する構成としてもよい。なお、本形態におけるプログラムには、電子計算機による処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるもの(コンピュータに対する直接の指令ではないがコンピュータの処理を規定する性質を有するデータ等)を含むものとする。
【0053】
また、この形態では、コンピュータ上で所定のプログラムを実行させることにより、ハードウェアエンティティを構成することとしたが、これらの処理内容の少なくとも一部をハードウェア的に実現することとしてもよい。