特許第6937991号(P6937991)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6937991
(24)【登録日】2021年9月3日
(45)【発行日】2021年9月22日
(54)【発明の名称】給送装置、及び、画像形成装置
(51)【国際特許分類】
   B65H 7/02 20060101AFI20210909BHJP
   B65H 11/00 20060101ALI20210909BHJP
【FI】
   B65H7/02
   B65H11/00 F
【請求項の数】8
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2017-91532(P2017-91532)
(22)【出願日】2017年5月2日
(65)【公開番号】特開2018-188256(P2018-188256A)
(43)【公開日】2018年11月29日
【審査請求日】2020年2月6日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
(74)【代理人】
【識別番号】100117215
【弁理士】
【氏名又は名称】北島 有二
(72)【発明者】
【氏名】杉田 純一
(72)【発明者】
【氏名】山本 和也
【審査官】 五閑 統一郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開平08−091594(JP,A)
【文献】 特開平02−117540(JP,A)
【文献】 特開平05−004760(JP,A)
【文献】 特開2014−005145(JP,A)
【文献】 特開2011−241039(JP,A)
【文献】 特開平02−110028(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65H 7/00
B65H 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートを載置可能に形成された載置部と、
前記載置部に載置されたシートの幅方向の位置を規制する一対のサイドフェンスと、
前記一対のサイドフェンスによって挟まれる幅方向の中央位置から幅方向の一端側に離れた位置に設置されて、光学センサにおける光透過位置と光遮蔽位置との間を移動可能に形成された移動部材と、
前記一対のサイドフェンスのうち前記移動部材に近い側のサイドフェンスに設置された可動部材と、
を備え、
前記一対のサイドフェンスは、前記載置部に載置されたシートの幅方向のサイズが所定値以上である場合にも前記所定値に達しない場合にも、前記載置部に載置されたシートの幅方向のサイズに合わせて幅方向に移動可能に構成され、
前記載置部に載置されたシートの幅方向のサイズが前記所定値以上である場合には、前記一対のサイドフェンスによって幅方向の位置が規制された当該シートによって押動された前記可動部材が前記移動部材に当接せずに、当該シートが前記移動部材に直接的に当接して前記移動部材を前記光透過位置又は前記光遮蔽位置から前記光遮蔽位置又は前記光透過位置に移動させ、
前記載置部に載置されたシートの幅方向のサイズが前記所定値に達しない場合には、当該シートが前記移動部材に直接的に当接せずに、前記一対のサイドフェンスによって幅方向の位置が規制された当該シートによって押動された前記可動部材が前記移動部材に当接して、前記移動部材を前記光透過位置又は前記光遮蔽位置から前記光遮蔽位置又は前記光透過位置に移動させるように前記可動部材が可動することを特徴とする給送装置。
【請求項2】
前記載置部に載置されたシートに対して給送方向の先端側であって幅方向の中央部に設置されて、当該シートの給送方向に沿うように回転して当該シートを搬送する給送ローラを備え、
前記移動部材と前記光学センサとは、前記給送ローラに対して幅方向に隣接する位置に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の給送装置。
【請求項3】
前記所定値は、前記中央位置から前記移動部材までの幅方向の距離の概ね2倍であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の給送装置。
【請求項4】
前記可動部材は、前記一対のサイドフェンスによって幅方向の位置が規制された当該シートによって押動された状態であるとき、当該シートの給送方向の搬送を妨げない位置にあり、
前記移動部材は、前記可動部材、又は、前記載置部に載置されたシート、に当接して前記光遮蔽位置又は前記光透過位置に移動した状態であるとき、当該シートの給送方向の搬送を妨げない位置にあることを特徴とする請求項3に記載の給送装置。
【請求項5】
前記可動部材は、当該可動部材に外力が作用していないときに、前記一対のサイドフェンスによって幅方向の位置が規制された当該シートによって押動可能な位置にあり、
前記移動部材は、当該移動部材に外力が作用していないときに、前記光透過位置又は前記光遮蔽位置にあることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の給送装置。
【請求項6】
前記可動部材は、略垂直方向に延在する軸部を中心にして回動する部材であって、
前記移動部材は、略水平方向に延在する軸部を中心に回動するフィラーであることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の給送装置。
【請求項7】
前記可動部材は、前記サイドフェンスに対して着脱可能に設置されたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の給送装置。
【請求項8】
請求項1〜請求項7のいずれかに記載の給送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、シートを給送する給送装置と、それを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機や印刷機等の画像形成装置と、に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、複写機やプリンタや印刷機等の画像形成装置に設置される給送装置において、載置部にシートがセットされた状態やセットされていない状態を検知する検知手段を設置したものが広く知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
詳しくは、給送装置には、載置部(給紙台)に載置されたシートを給送方向に搬送する給送ローラや、載置部に載置されたシートの幅方向の位置を規制するサイドフェンス、載置部にシートがセットされた状態(又は、セットされていない状態)を検知する検知手段、などが設置されている。
検知手段は、光学センサ(透過型フォトセンサ)と、光学センサの光透過位置と光遮蔽位置との間を回動可能に構成された移動部材(検知レバー)、などで構成されている。そして、載置部にシートがセットされると、載置部に載置されたシートによって移動部材が押動されて、移動部材が光学センサの光透過位置から光遮蔽位置に回動することで、そのようにシートがセットされた状態が検知される。また、載置部にセットされたシートがなくなると、シートによる移動部材の押動が解除されて、移動部材が光学センサの光遮蔽位置から光透過位置に戻って、そのようにシートがなくなった状態が検知される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の給送装置は、給送ローラとのレイアウトの関係により光学センサや移動部材を幅方向中央部からずれた位置に配置しなければならないなどの理由により、幅方向のサイズが小さなシート(小サイズ紙)が載置部に設置されるときに、その状態を検知できない可能性があった。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、幅方向のサイズが小さなシートが載置部に設置された状態を検知することができる、給送装置、及び、画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明における給送装置は、シートを載置可能に形成された載置部と、前記載置部に載置されたシートの幅方向の位置を規制する一対のサイドフェンスと、前記一対のサイドフェンスによって挟まれる幅方向の中央位置から幅方向の一端側に離れた位置に設置されて、光学センサにおける光透過位置と光遮蔽位置との間を移動可能に形成された移動部材と、前記一対のサイドフェンスのうち前記移動部材に近い側のサイドフェンスに設置された可動部材と、を備え、前記一対のサイドフェンスは、前記載置部に載置されたシートの幅方向のサイズが所定値以上である場合にも前記所定値に達しない場合にも、前記載置部に載置されたシートの幅方向のサイズに合わせて幅方向に移動可能に構成され、前記載置部に載置されたシートの幅方向のサイズが前記所定値以上である場合には、前記一対のサイドフェンスによって幅方向の位置が規制された当該シートによって押動された前記可動部材が前記移動部材に当接せずに、当該シートが前記移動部材に直接的に当接して前記移動部材を前記光透過位置又は前記光遮蔽位置から前記光遮蔽位置又は前記光透過位置に移動させ、前記載置部に載置されたシートの幅方向のサイズが前記所定値に達しない場合には、当該シートが前記移動部材に直接的に当接せずに、前記一対のサイドフェンスによって幅方向の位置が規制された当該シートによって押動された前記可動部材が前記移動部材に当接して、前記移動部材を前記光透過位置又は前記光遮蔽位置から前記光遮蔽位置又は前記光透過位置に移動させるように前記可動部材が可動するものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、幅方向のサイズが小さなシートが載置部に設置された状態を検知することができる、給送装置、及び、画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。
図2】給送装置を示す概略構成図である。
図3】給送装置の駆動系を示す概略構成図である。
図4】給送装置におけるピックアップローラの接離機構の動作を示す概略図である。
図5】給送装置においてニップ部に複数枚のシートが挟持されたときの動作を示す概略図である。
図6】(A1)小サイズのシートがセットされていないときの給送装置の一部を示す概略上面図と、(A2)小サイズのシートがセットされていないときの可動部材とフィラーとを示す概略側面図と、(B1)小サイズのシートがセットされたときの給送装置の一部を示す概略上面図と、(B2)小サイズのシートがセットされたときの可動部材とフィラーとを示す概略側面図と、である。
図7】(A1)大サイズのシートがセットされていないときの給送装置の一部を示す概略上面図と、(A2)大サイズのシートがセットされていないときのフィラーを示す概略側面図と、(B1)大サイズのシートがセットされたときの給送装置の一部を示す概略上面図と、(B2)大サイズのシートがセットされたときのフィラーを示す概略側面図と、である。
図8】可動部材がフィラーに当接する状態を示す概略上面図である。
図9】変形例としての、給送装置の一部を示す概略上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
まず、図1にて、画像形成装置1における全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としての複写機、2は原稿Dの画像情報を光学的に読み込む原稿読込部、3は原稿読込部2で読み込んだ画像情報に基いた露光光Lを感光体ドラム5上に照射する露光部、4は感光体ドラム5上にトナー像(画像)を形成する作像部、7は感光体ドラム5上に形成されたトナー像をシートP(シート)に転写する転写部(画像形成部)、を示す。
また、10はセットされた原稿Dを原稿読込部2に搬送する原稿搬送部(自動原稿搬送装置)、12〜15はシートPが収納された給紙カセット(給送装置)、16はユーザーが手差しでセットしたシートPを給送する給送装置(手差し給送装置)、を示す。
また、17は転写部7に向けてシートPを搬送するレジストローラ(タイミングローラ)、20はシートP上に担持されたトナー像(未定着画像)を定着する定着装置、21は定着装置20に設置された定着ローラ、22は定着装置20に設置された加圧ローラ、31は装置本体1から排紙されたシートPが積載される排紙トレイ、を示す。
また、42〜45は各給紙カセット12〜15において昇降可能に構成された載置部(載置板)、52は各給送装置12〜16に設置された給送手段としての給送機構、80は画像形成装置1を稼働するための表示がされたり操作をおこなったりするために装置本体1の外装部に設置された操作パネル(操作表示パネル)、を示す。
【0011】
図1を参照して、画像形成装置本体1における、通常の画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿Dは、原稿搬送部10の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送(給送)されて、原稿読込部2上を通過する。このとき、原稿読込部2では、上方を通過する原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
そして、原稿読込部2で読み取られた光学的な画像情報は、電気信号に変換された後に、露光部3(書込部)に送信される。そして、露光部3からは、その電気信号の画像情報に基づいたレーザ光等の露光光Lが、作像部4の感光体ドラム5上に向けて発せられる。
【0012】
一方、作像部4において、感光体ドラム5は図中の時計方向に回転しており、所定の作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程)を経て、感光体ドラム5上に画像情報に対応した画像(トナー像)が形成される。
その後、感光体ドラム5上に形成された画像は、画像形成部としての転写部7で、レジストローラ17により搬送されたシートP上に転写される。
【0013】
一方、転写部7(画像形成部)に搬送されるシートPは、次のように動作する。
まず、画像形成装置本体1の複数の給紙カセット12〜15のうち、1つの給紙カセットが自動又は手動で選択される(例えば、最上段の給紙カセット12が選択されたものとする。)。そして、給紙カセット12に収納されたシートPの最上方の1枚が、給送機構52によって給送されて、搬送経路Kに向けて搬送される。その後、シートPは、複数の搬送ローラが配設された搬送経路Kを通過して、レジストローラ17の位置に達する。
なお、装置本体1の側方に設置された給送装置16(手差し給送装置)が選択された場合には、ユーザーによって給送装置16の載置部51(図2を参照できる。)に載置されたシートP(複数枚のシートPが積載された場合には、最上方のシートP)が、給送機構52(給送手段)によって搬送経路に向けて給送されて、レジストローラ17の位置に達することになる。
【0014】
レジストローラ17の位置に達したシートPは、感光体ドラム5上に形成された画像と位置合わせをするためにタイミングを合わせて、転写部7(画像形成部)に向けて搬送される。
そして、転写工程後のシートPは、転写部7の位置を通過した後に、搬送経路を経て定着装置20に達する。定着装置20に達したシートPは、定着ローラ21と加圧ローラ22との間に送入されて、定着ローラ21から受ける熱と双方の部材21、22から受ける圧力とによってトナー像が定着される(定着工程である)。トナー像が定着された定着工程後のシートPは、定着ローラ21と加圧ローラ22との間(定着ニップである。)から送出された後に、画像形成装置本体1から排出されて、出力画像として排紙トレイ31上に積載されることになる。
こうして、一連の画像形成プロセスが完了する。
【0015】
次に、図2図5等を用いて、本実施の形態における給送装置16(手差し給送装置)について詳述する。
図2図5を参照して、給送装置16には、シートPを載置可能に形成された載置部51(載置面)、載置部51に載置されたシートPを給送するための給送手段としての給送機構52、載置部51に載置されたシートPの幅方向の位置を規制するサイドフェンス59、載置部51にシートPセットされた状態を検知するセット検知部81、82、等が設置されている。
また、給送手段としての給送機構52は、給送ローラ53(フィードローラ)、ピックアップローラ54、リバースローラ55(バックアップローラ)、トルクリミッタ56、DCモータ77(駆動源)、駆動伝達部60〜68、接離機構58、72、73、等で構成されている。
【0016】
給送ローラ53(フィードローラ)は、載置部51に載置されたシートPに対して給送方向(図2の白矢印方向である。)の先端側であって、幅方向(図2の紙面垂直方向であって、図6の左右方向である。)の中央部に、設置されている。給送ローラ53は、シートPの上面に接触してシートPの給送方向に沿うように回転(図2の時計方向の回転である。)してシートPを搬送するものである。
図3を参照して、給送ローラ53は、その軸部に、2段ギア65、66が設置されている。そして、DCモータ77(駆動モータ)からモータプーリ60、タイミングベルト61、プーリ・2段ギア62〜64のプーリ63及び下段ギア62を介して2段ギアの下段ギア65に駆動が伝達されて、給送ローラ53が図3の時計方向に回転駆動されることになる。
【0017】
ピックアップローラ54は、載置部51に載置されたシートPの表面(上面)に当接した状態で、走行方向に沿うように図2の時計方向に回転して、そのシートPを給送ローラ53の位置に向けて搬送するものである。
図3を参照して、ピックアップローラ54は、その軸部に、ギア68が設置されている。そして、DCモータ77からモータプーリ60、タイミングベルト61、プーリ・2段ギア62〜64、2段ギア65、66、アイドラギア67を介してギア68に駆動が伝達されて、ピックアップローラ54が図3の時計方向に回転駆動されることになる。
【0018】
また、ピックアップローラ54は、載置部51に載置されたシートP(最上方のシートP1)に対して接離可能に構成されている。すなわち、ピックアップローラ54は、載置部51に載置されたシートPに対して、当接しない退避位置(図4(B)に示す位置である。)と、当接する当接位置(図2図4(A)に示す位置である。)と、の間を移動可能に形成されている。
詳しくは、図4等を参照して、ピックアップローラ54は、アーム58に回転可能に保持されている。アーム58は、給送ローラ53の回転軸に回動可能に保持されている。アーム58の突出部58aには、ピックアップローラ54が退避位置に移動するように付勢するスプリング73や、ピックアップローラ54をスプリング73の付勢力に抗するように当接位置に移動させるソレノイド72、が接続されている。そして、制御部70に制御されて、ソレノイド72がオン状態になったときに図4(A)に示すようにピックアップローラ54が当接位置に移動して、ソレノイド72がオフ状態になったときに図4(B)に示すようにピックアップローラ54が退避位置に移動することになる。
なお、先に図3を用いて説明したアイドラギア67は、アーム58に設置されていて、ピックアップローラ54のギア68との噛合状態と給送ローラ53のギア66との噛合状態とを維持しながらアーム58とともに回動することになる。
【0019】
リバースローラ55は、給送ローラ53との間にニップ部を形成するように設置されている。そして、リバースローラ55は、そのニップ部に1枚のシートPが挟持されたときと、ニップ部にシートPが挟持されていないときと、には給送方向に沿うように回転する(図2の破線矢印方向であって、反時計方向に回転する)。これに対して、リバースローラ55は、ニップ部に複数枚のシートPが挟持されたときには、その複数枚のシートPのうち最上方のシートP1が給送ローラ53の回転に沿って給送方向に給送されて、下方のシートP2が給送方向に対して逆方向に搬送されるように、その逆方向に沿うように回転する(図2の実線矢印方向であって、時計方向に回転する)。
【0020】
詳しくは、図3を参照して、リバースローラ55は、その軸部に、ギア69とトルクリミッタ56とが設置されている。そして、DCモータ77からモータプーリ60、タイミングベルト61、プーリ・2段ギア62〜64のプーリ63及び上段ギア64を介してギア69に駆動が伝達されて、さらにトルクリミッタ56を介してその駆動がリバースローラ55に伝達されたり遮断されたりすることになる。
トルクリミッタ56は、リバースローラ55に所定値を超える回転負荷がかかると、リバースローラ55がトルクリミッタ56に対して相対的に空転するように構成されている。
【0021】
具体的に、トルクリミッタ56は、ニップ部(給送ローラ53とリバースローラ55との当接部である。)に1枚のシートPが挟持されたときと、ニップ部にシートPが挟持されていないときと、には、リバースローラ55にかかる回転負荷が比較的大きくなるため、DCモータ77からリバースローラ55への駆動伝達を遮断する。このとき、リバースローラ55は、トルクリミッタ56に対して空転した状態になり、給送ローラ53の回転に沿うように図2の反時計方向に従動回転(連れ回り)することになる。
これに対して、トルクリミッタ56は、ニップ部に複数枚のシートPが挟持されたときには、シートP同士のすべりによって、リバースローラ55にかかる回転負荷が比較的小さくなるため、DCモータ77からリバースローラ55に駆動を伝達する。これにより、リバースローラ55が図2の時計方向に回転駆動されて、ニップ部に挟まれた複数枚のシートPのうち、最上方のシートP1を除く下方のシートが逆方向(図5(B)の黒矢印方向である。)に搬送されて載置部51に戻されることになる。
このような構成により、給送ローラ53とリバースローラ55とのニップ部からシートPが重送されることなく、1枚のシートPが給送方向(搬送方向)に送出されることになる。
【0022】
なお、本実施の形態において、給送ローラ53とピックアップローラ54とリバースローラ55とは、それぞれ、軸部上にゴム材料(又は、樹脂材料)で形成されたローラ部(コロ部)が、幅方向(軸方向)の中央部に形成されたものである(図6をも参照できる。)。また、給送ローラ53とピックアップローラ54とリバースローラ55とは、それぞれ、軸部に対してローラ部が着脱可能(交換可能)に形成されていて、ローラ部のメンテナンスを容易にできるようになっている。
また、図3を用いて説明したように、DCモータ77は、給送ローラ53とピックアップローラ54とリバースローラ55とを回転駆動する駆動源(モータ)として機能することになる。
【0023】
ここで、本実施の形態における給送装置16(手差し給送装置)は、載置部51上に載置されるシートPの枚数に関わらず、シートPを載置するための載置部51(載置面)が上下方向に昇降することなく固定されている。そして、そのように固定された載置部51に載置されたシートPの上面に当接する位置までピックアップローラ54が降下してから、シートPの給送動作がおこなわれることになる。
また、載置部51と、給送ローラ53とリバースローラ55とのニップ部と、の間には、入口ガイド板が設置されている。
また、本実施の形態における給送装置16には、載置部51上に載置されたシートPの幅方向(図2の紙面垂直方向である。)の位置を規制するサイドフェンス59が設けられている。図6図7をも参照して、サイドフェンス59は、シートPを挟むように幅方向両端部にそれぞれ設置されていて、手動移動機構によってシートPの幅方向のサイズに合わせて幅方向に移動可能に構成されている。
なお、本実施の形態における給送装置16には、載置部51上に載置されたシートPの給送方向(図3の左右方向である。)の位置を規制するエンドフェンスは設けられていない。
【0024】
このように構成された給送装置16において、載置部51にシートPがセットされていない状態では、その状態がセット検知部81、82(光学センサ81)によって検知されて、制御部70によるソレノイド72の制御によってピックアップローラ54が退避位置(図4(B)に示す位置である。)に退避した状態になっている。
そして、載置部51にシートPがセットされると、その状態がセット検知部81、82(光学センサ81)によって検知されて、制御部70によるソレノイド72の制御によってピックアップローラ54が退避位置から当接位置(図4(A)に示す位置である。)に向けて移動される。
そして、図2に示すように、載置部51に載置された最上方のシートPの上面にピックアップローラ54が当接した状態でピックアップローラ54の時計方向の回転駆動が開始されて、同じタイミングで給送ローラ53とリバースローラ55との回転が開始される。これにより、ピックアップローラ54によって載置部51に載置されたシート束のうち最上方のシートPが、給送ローラ53とリバースローラ55とのニップ部に向けて搬送されて、さらにそのニップ部から1枚のシートPが画像形成部に向けて分離され搬送されることになる。
また、載置部51に載置されたすべてのシートPが給送されて載置部51にシートPがセットされていない状態になると、その状態がセット検知部81、82(光学センサ81)によって検知されて、制御部70によるソレノイド72の制御によってピックアップローラ54が再び退避位置に移動することになる(図4(B)の状態である。)。
なお、載置部51にシートPがセットされた状態やセットされていない状態を検知するセット検知部については、後で詳しく説明する。
【0025】
図5は、給送装置16においてニップ部に複数枚のシートPが挟持されたときの動作を示すものである。
まず、図5(A)に示すように、載置部51にシートPがセットされると、制御部70によるソレノイド72の制御によってピックアップローラ54が退避位置から当接位置(図5(A)に示す位置である。)に向けて移動される。そして、図5(A)に示すように、載置部51に載置された最上方のシートP1の上面にピックアップローラ54が当接した状態でピックアップローラ54の時計方向の回転駆動が開始されて、ピックアップローラ54によって載置部51に載置されたシートP1、P2が給送ローラ53とリバースローラ55とのニップ部に向けて搬送される。このとき、2枚のシートP1、P2が重送されてしまったものとする。また、ニップ部にシートP1、P2が挟まれていない状態では、トルクリミッタ56が空転した状態になって、リバースローラ55は反時計方向に回転している。
【0026】
そして、図5(B)に示すように、重走された2枚のシートP1、P2がニップ部まで搬送されると、ピックアップローラ54は再び退避位置に移動することになる。このとき、ニップ部に2枚のシートP1、P2が挟まれることで、トルクリミッタ56が連結した状態になって、リバースローラ55は時計方向に回転開始する。
そして、リバースローラ55が時計方向に回転することで、図5(C)に示すように、下方のシートP2がリバースローラ55の回転に沿うように黒矢印方向に搬送される(載置部51に向けて戻される。)。また、上方のシートP1(最上方のシートP1)は、給送ローラ53の回転に沿うように白矢印方向に搬送される(画像形成装置本体1の搬送経路に向けて搬送される)。
そして、リバースローラ55によって載置部51に向けて戻された下方のシートP2がニップ部を抜けると、トルクリミッタ56が再びが空転した状態になって、リバースローラ55が再び反時計方向に回転する。
そして、連続通紙時には、図5(A)〜(C)の動作が繰り返されることになる。
【0027】
以下、図6図8等を用いて、本実施の形態における給送装置16(画像形成装置1)おいて、特徴的な構成・動作について説明する。
先に説明したように、給送装置16には、1枚又は複数枚のシートPを載置可能に形成された載置部51や、載置部51に載置されたシートPの幅方向の位置を規制する移動式のサイドフェンス59や、載置部51にシートPがセットされた状態やセットされていない状態を検知するセット検知部、などが設置されている。
ここで、図6図7を参照して、セット検知部は、光学センサ81、移動部材としてのフィラー82、可動部材85、等で構成されている。そして、所定のサイズに達しないシートPが載置部51にセットされるときには、光学センサ81とフィラー82(移動部材)と可動部材85とがセット検知部として機能することになる。これに対して、所定のサイズを超えるシートPが載置部51にセットされるときには、可動部材85を除き、光学センサ81とフィラー82(移動部材)とがセット検知部として機能することになる。
【0028】
詳しくは、光学センサ81は、透過型フォトセンサであって、発光素子と受光素子とが隙間をあけて対向するように配置されている。
移動部材としてのフィラー82は、略水平方向に延在する軸部82aを中心に回動するフィラーであって、光学センサ81における光透過位置と光遮蔽位置との間を移動可能(回動可能)に形成されている。具体的に、フィラー82は、図6(A2)に示すように、光学センサ81の発光素子から受光素子への光の受け渡しを遮断しない光透過位置と、図6(B2)に示すように、光学センサ81の発光素子から受光素子への光の受け渡しを遮断する光遮蔽位置と、の間を軸部82aを中心に回動できるように構成されている。
このフィラー82(移動部材)と光学センサ81とは、給送ローラ53に対して幅方向に隣接する位置(図6(A1)、(B1)の左方の位置である。)に配置されている。すなわち、フィラー82と光学センサ81とは、給送ローラ53との干渉を避けるため、一点鎖線で示す中央位置ではなくて、中央位置(給送ローラ53)から充分に離れた位置に配置されている。
【0029】
可動部材85は、サイドフェンス59(一対のサイドフェンスのうち、フィラー82に近い側のサイドフェンスである。)の上面に、軸部85a(略垂直方向に延在する軸部である。)を中心に回動可能に設置されている。
そして、図6に示すように、可動部材85は、シートP(載置部51に載置されてサイドフェンス59によって幅方向の位置が規制されたシートである。)に押動されてフィラー82(移動部材)に当接して、フィラーを図6(A1)、(A2)に示す光透過位置から図6(B1)、(B2)に示す光遮蔽位置に移動させるように可動(回動)する。
【0030】
詳しくは、図6に示すように、載置部51に載置されたシートPの幅方向のサイズが所定値に達しない場合(例えば、葉書サイズ以下の小サイズのシートPがセットされる場合である。)には、そのシートPがフィラー82(移動部材)に直接的に当接せずに、そのシートP(サイドフェンス59によって幅方向の位置が規制されたシートである。)によって押動された可動部材85がフィラー82に当接して、フィラー82を図6(A2)に示す光透過位置から図6(B2)に示す光遮蔽位置に移動(回動)させるように可動部材85が可動(回動)する。これにより、光学センサ81の出力が変化して、載置部51に小サイズのシートPがセットされた状態が制御部70で認識されることになる。そして、その検知情報に基いて、先に図4図5を用いて説明した給送動作がおこなわれることになる。
また、載置部51にセットされていた小サイズのシートPがすべて給送されてなくなった場合には、シートPによる可動部材85の押動(及び、可動部材85によるフィラー82の押動)が解除されて、付勢部材による付勢(又は、自重)により、可動部材85やフィラー82は再び図6(A1)、(A2)の状態に戻ることになる。これにより、光学センサ81の出力が変化して、載置部51にシートPがなくなった状態が制御部70で認識されることになる。そして、その検知情報に基いて、給送機構52の必要な制御をおこなったり、操作パネル80(操作表示パネル)にシートPがない旨の表示(ペーパーエンド表示)をしたりすることになる。
【0031】
これに対して、図7に示すように、載置部51に載置されたシートPの幅方向のサイズが所定値以上である場合(例えば、葉書サイズを超える大サイズのシートPがセットされる場合である。)には、サイドフェンス59によって幅方向の位置が規制されたシートPによって押動(回動)された可動部材85がフィラー82に当接せずに、そのシートPがフィラー82に直接的に当接してフィラー82を図7(A2)に示す光透過位置から図7(B2)に示すに移動させることになる。これにより、光学センサ81の出力が変化して、載置部51に大サイズのシートPがセットされた状態が制御部70で認識されることになる。そして、その検知情報に基いて、先に図4図5を用いて説明した給送動作がおこなわれることになる。
また、載置部51にセットされていた大サイズのシートPがすべて給送されてなくなった場合には、シートPによるフィラー82(及び、可動部材85)の押動が解除されて、付勢部材による付勢(又は、自重)により、フィラー82(及び、可動部材85)は再び図7(A1)、(A2)の状態に戻ることになる。これにより、光学センサ81の出力が変化して、載置部51にシートPがなくなった状態が制御部70で認識されることになる。そして、その検知情報に基いて、給送機構52の必要な制御をおこなったり、操作パネル80(操作表示パネル)にシートPがない旨の表示(ペーパーエンド表示)をしたりすることになる。
【0032】
このように、所定のサイズに達しない小サイズのシートPが載置部51にセットされるときには、光学センサ81とフィラー82とをセット検知部として機能させるのではなくて、可動部材85と光学センサ81とフィラー82とをセット検知部として機能させるのは、小サイズのシートPが、フィラー82に直接的に当接することができないためである。
先に説明したように、フィラー82(及び、光学センサ81)は、レイアウト上の理由により、幅方向中央位置(図6(A1)において、一点鎖線で示した位置である。)から充分に離れた幅方向の位置に配置されている。そのため、図7(B1)に示すように、大サイズのシートPが載置部51にセットされたときには、そのシートPによってフィラー82が直接的に押動されることになるが、図6(B1)に示すように、小サイズのシートPが載置部51にセットされたときには、そのシートPによってフィラー82を直接的に押動することができないことになる。
これに対して、本実施の形態では、小サイズのシートPが載置部51にセットされたときには、そのシートPによって、サイドフェンス59の先端部に設置した可動部材85を介して、フィラー82を間接的に押動するように構成しているため、幅方向のサイズが小さなシートPが載置部に設置された状態(又は、設置されていない状態)を確実に検知することができる。
【0033】
なお、上述した理由から、光学センサ81とフィラー82とをセット検知部として機能させるか、可動部材85と光学センサ81とフィラー82とをセット検知部として機能させるか、は、概ね、シートPの幅方向サイズが中央位置からフィラーまでの距離の2倍以上であるか否かによって分かれることになる。しかし、本実施の形態における構成によれば、そのようなシートPの幅方向サイズをわざわざ検知することなく、載置部51に載置されたシートPに対してサイドフェンス59で挟むように位置決め(幅方向の位置を規制)する通常の操作をおこなうことにより、上述した2種類のセット検知部の形態のうちの最適な一方が自然に選択されることになる。そして、シートPの幅方向サイズに関わらず、そのシートPの有無を検知することができることになる。
【0034】
ここで、可動部材85は、サイドフェンス59によって幅方向の位置が規制されたシートPによって押動された状態であるとき、そのシートPの給送方向の搬送を妨げない位置にあるように構成されている。すなわち、図6(B1)の状態のシートPや、図7(B2)の状態のシートPが、可動部材85に引っ掛かってジャム(紙詰まり)しないように、可動部材85の形状や位置が定められている。
また、フィラー82(移動部材)は、可動部材85、又は、載置部51に載置されたシートP、に当接して図6(B2)又は図7(B2)に示す光遮蔽位置に移動した状態であるとき、そのシートPの給送方向の搬送を妨げない位置にあるように構成されている。すなわち、図6(B1)の状態のシートPや、図7(B1)の状態のシートPが、フィラー82に引っ掛かってジャム(紙詰まり)しないように、フィラー82の形状や位置が定められている。
【0035】
また、可動部材85は、可動部材85に外力が作用していないときに、サイドフェンス59によって幅方向の位置が規制されたシートPによって押動可能な位置にあるように構成されている。すなわち、可動部材85は、載置部51にシートPがセットされていないときには、スプリングなどの付勢部材による付勢(可動部材85を図6(A1)の時計方向に回動させるような付勢である。)と、ストッパ部への当接と、により、図6(A1)又は図7(A1)の位置にいることになる。
また、フィラー82(移動部材)は、フィラー82に外力が作用していないときに、図6(A2)又は図7(A2)に示す光透過位置にあるように構成されている。すなわち、フィラー82は、載置部51にシートPがセットされていないときには、スプリングなどの付勢部材による付勢又は自重(フィラー82を図6(A2)の時計方向に回動させるような付勢又は自重である。)と、ストッパ部への当接と、により、図6(A2)又は図7(A2)の位置にいることになる。
これにより、載置部51にシートPが載置された状態と載置されていない状態とを確実に検知することができる。
【0036】
また、図8において破線で囲んだ部分に示すように、フィラー82(移動部材)は、可動部材85の被当接面に当接する当接面が、可動部材85の被当接面に対向するように給送方向に対して傾斜して形成されている。
このように構成することにより、軸部85aを中心にして回動する可動部材85に押動されて、フィラー82が軸部82aを中心に回動する動作が、双方の部材が引っ掛かるようなことなく、スムーズにおこなわれることになる。
【0037】
<変形例>
図9は、変形例としての給送装置16の一部を示す概略上面図であって、本実施の形態における図6(A1)に相当する図である。
変形例において、可動部材85は、サイドフェンス59に対して着脱可能に設置されている。詳しくは、図9に示すように、給送装置16には、サイドフェンス59に対して幅方向中央部の側(シートPに対向する側である。)に沿うように、補助サイドフェンス90が着脱可能に設置されている。そして、この補助サイドフェンス90には、可動部材85が軸部85aを中心に回動可能に設置されている。このように可動部材85が設置された補助サイドフェンス90は、小サイズのシートPを通紙するユーザーに対して提供されるオプション部品である。
このように、可動部材85を着脱可能に構成することで、小サイズのシートPを通紙しないユーザーに対しては、部品点数が少なくて低コストの給送装置16を提供することが可能になる。
【0038】
以上説明したように、本実施の形態における給送装置16は、光学センサ81における光透過位置と光遮蔽位置との間を移動可能に形成されたフィラー82(移動部材)が設置されている。そして、載置部51に載置されてサイドフェンス59によって幅方向の位置が規制されたシートPに押動されてフィラー82に当接して、フィラー82を光透過位置(又は、光遮蔽位置)から光遮蔽位置(又は、光透過位置)に移動させるように可動する可動部材85が、サイドフェンス59に設置されている。
これにより、幅方向のサイズが小さなシートPが載置部51に設置された状態を検知することができる。
【0039】
なお、本実施の形態では、モノクロの画像形成装置1に設置される給送装置16に対して本発明を適用したが、カラーの画像形成装置に設置される給送装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、電子写真方式の画像形成装置1に設置される給送装置16に対して本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されることなく、その他の方式の画像形成装置(例えば、インクジェット方式の画像形成装置や、孔版印刷機などである。)に設置される給送装置に対しても本発明を適用することができる。
そして、それらのような場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
【0040】
また、本実施の形態では、画像形成装置1の外部に露呈するように設置される手差し用の給送装置16に対して本発明を適用したが、画像形成装置1の内部に設置された給送装置12〜15に対しても本発明を適用することができるし、給送装置としての原稿搬送部10(自動原稿搬送装置)に対しても本発明を適用することができる。
そして、そのような場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
【0041】
また、本実施の形態では、載置部51にシートPがセットされていない状態であるときにはフィラー82(移動部材)が光学センサ81の光透過位置(図6(A2)の位置である。)に移動して、載置部51にシートPがセットされている状態であるときにはフィラー82(移動部材)が光学センサ81の光遮蔽位置(図6(B2)の位置である。)に移動するように構成した。これに対して、載置部51にシートPがセットされていない状態であるときにはフィラー82(移動部材)が光学センサ81の光遮蔽位置に移動して、載置部51にシートPがセットされている状態であるときにはフィラー82(移動部材)が光学センサ81の光透過位置に移動するように構成することもできる。
そして、そのような場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
【0042】
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
【0043】
なお、本願明細書等において、「シート」とは、通常の紙(シート)の他に、コート紙、ラベル紙、OHPシート、フィルム等のシート状部材のすべてを含み、さらには給送装置としての自動原稿搬送装置において給送される原稿をも含むものと定義する。
【符号の説明】
【0044】
1 画像形成装置(画像形成装置本体)、
16 給送装置(手差し給送装置)、
51 載置部、
52 給送機構(給送手段)、
53 給送ローラ(フィードローラ)、
54 ピックアップローラ、
55 リバースローラ、
59 サイドフェンス、
81 光学センサ、
82 フィラー(移動部材)、
85 可動部材、
90 補助サイドフェンス、
P シート。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0045】
【特許文献1】特開2012−153478号公報
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9