(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記信用度指標値に基づいて前記プレーヤに視聴を要求する広告の種類、数、および時間の少なくとも何れか1つを設定し、当該設定に従った所与の広告を前記プレーヤ端末に表示させる制御を行う広告表示制御手段、
を備え、
前記付与条件設定手段は、前記広告表示制御手段の設定に従った広告の表示制御が行われたことを前記代償の条件として前記付与条件を設定する、
請求項1〜7の何れか一項に記載のコンピュータシステム。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
1日1回ログイン特典を付与する仕様によれば、プレーヤが毎日ログインするモチベーションとなり得る一方で、ログイン特典は、所定時間待ってログインすることでしか入手できず、不満感も抱き得る。また、翌日やその翌日等の将来にログインしない場合には入手できないという不満感も抱き得る。だからといって、特許文献1のように一定期間分のログイン特典の事前一括付与を行うこととすると、その一定期間についてはログインしたとしてもログイン特典を入手ができない。そのため、例えば比較的プレイ経験の浅いプレーヤが一括付与によって多くのゲームオブジェクトをログイン特典として入手した場合に、多くのゲームオブジェクトを入手したことでゲームプレイに対するある程度の満足感を抱いてしまい、その後のログイン意欲が減退してしまって却ってゲーム離れを招くという本末転倒の作用効果が表れるおそれがあった。
本発明は、上記課題に鑑みて考案されたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための第1の発明は、付与期間が到来する毎に当該付与期間内にプレーヤ端末を操作してログインしたゲームのプレーヤに対し、ログイン特典を付与する期間内付与手段(例えば、
図5の期間内付与部231)と、前記プレーヤの信用度を示す所与の信用度指標値に基づいて付与条件を設定する付与条件設定手段(例えば、
図5の付与条件設定部233)と、前記付与条件に従って前記ログイン特典の期間前付与判定を行う判定手段(例えば、
図5の期間前付与判定部237)と、前記期間前付与判定により肯定判定された場合に、到来前の付与期間に係るログイン特典を前記プレーヤに付与する期間前付与を行う期間前付与手段(例えば、
図5の期間前付与部241)と、を備え、前記期間内付与手段は、前記期間前付与が行われた付与期間が到来し、且つ、当該付与期間内に前記プレーヤのログインがあった場合に、前記期間前付与が行われなければ付与する予定であったログイン特典の前記プレーヤへの付与を中止する、コンピュータシステム(例えば、
図1のサーバシステム1100)である。
【0006】
第1の発明によれば、付与期間が到来する毎に、当該付与期間内にログインしたプレーヤに対してログイン特典が付与される。その上で、プレーヤの信用度指標値に基づく付与条件を満たすプレーヤである場合には期間前付与を行って、到来前の付与期間に係るログイン特典を当該プレーヤに付与する。これによれば、プレーヤは、ログインすることで現在の付与期間に係るログイン特典を獲得できるだけでなく、自身の信用度指標値に応じて到来前の付与期間に係るログイン特典を獲得することも可能となる。したがって、例えば、ゲームプレイを一定程度以上行っているプレーヤや、高頻度にゲームプレイを行っているプレーヤであることを判定する条件を信用度指標値に基づく付与条件として設定することで、当該プレーヤに対して、付与期間が到来しなければログイン特典を獲得できないことの不満感を解消しつつ、到来前のログイン特典の期間前付与を行ったとしてもログイン意欲の減退を防ぐことができる仕組みを実現することができる。
【0007】
また、第2の発明として、前記信用度指標値に基づいて前記プレーヤの対価を設定し、当該対価を前記プレーヤから徴収する制御を行う対価徴収制御手段(例えば、
図5の徴収制御部239)、を備え、前記付与条件設定手段は、前記対価徴収制御手段により前記プレーヤから対価の徴収がなされたことを前記付与条件を満たす1つの条件として前記付与条件を設定する、第1の発明のコンピュータシステムを構成してもよい。
【0008】
第2の発明によれば、プレーヤの信頼度指標値に応じた対価の徴収がなされたことを条件に、当該プレーヤにログイン特典の期間前付与を行うことができる。
【0009】
また、第3の発明として、前記信用度指標値に基づいて前記プレーヤに視聴を要求する広告の種類、数、および時間の少なくとも何れか1つを設定し、当該設定に従った所与の広告を前記プレーヤ端末に表示させる制御を行う広告表示制御手段、を備え、前記付与条件設定手段は、前記広告表示制御手段の設定に従った広告の表示制御が行われたことを前記付与条件を満たす1つの条件として前記付与条件を設定する、第1又は第2の発明のコンピュータシステムを構成してもよい。
【0010】
第3の発明によれば、プレーヤ端末においてプレーヤの信用度指標値に応じた種類や数、時間の設定に従って広告を表示制御したことを条件に、当該プレーヤにログイン特典を付与することができる。
【0011】
また、第4の発明として、前記判定条件設定手段は、前記期間前付与手段による期間前付与の対象の付与期間に応じて、前記付与条件を可変に設定する、第1〜第3の何れかの発明のコンピュータシステムを構成してもよい。
【0012】
第4の発明によれば、対象の付与期間に応じた付与条件を設定し、当該付与条件に従って、その付与期間に係るログイン特典の期間前付与を行うことができる。
【0013】
また、第5の発明として、前記プレーヤによる期間前付与の対象とする付与期間の要求操作を受け付ける期間前付与対象要求受付手段(例えば、
図5の期間前付与対象要求受付部235)、を備えた第4の発明のコンピュータシステムを構成してもよい。
【0014】
第5の発明によれば、プレーヤが選択した付与期間について、そのログイン特典の期間前付与を行うといったことが可能となる。
【0015】
また、第6の発明として、前記プレーヤのプレイ時間、ログイン頻度、および課金額の少なくとも何れか1つに基づいて前記信用度指標値を設定する指標値設定手段(例えば、
図5の信用度算出部247)、を備えた第1〜第5の何れかの発明のコンピュータシステムを構成してもよい。
【0016】
第6の発明によれば、プレーヤのプレイ時間やログイン頻度、課金額に応じて信用度指標値を設定することができる。
【0017】
また、第7の発明として、前記期間前付与が行われた付与期間が到来し、且つ当該付与期間内に前記プレーヤのログインがあった場合に、前記期間前付与が行われなければ付与する予定であったログイン特典とは異なるログイン特典を追加ログイン特典として、前記プレーヤに付与する追加付与手段(例えば、
図5の追加付与部243)、を備えた第1〜第6の何れかの発明のコンピュータシステムを構成してもよい。
【0018】
第7の発明によれば、期間前付与が行われた付与期間内にそのプレーヤのログインがあった場合に、期間前付与によって付与されたログイン特典とは異なるログイン特典を、当該プレーヤに付与することができる。
【0019】
また、第8の発明は、付与期間が到来する毎に当該付与期間内にプレーヤ端末を操作してログインしたゲームのプレーヤに対し、ログイン特典を付与する期間内付与手段(例えば、
図5の期間内付与部231)と、所与の付与条件に従って前記ログイン特典の期間前付与判定を行う判定手段(例えば、
図5の期間前付与判定部237)と、前記期間前付与判定により肯定判定された場合に、到来前の付与期間に係るログイン特典を前記プレーヤに付与する期間前付与を行う期間前付与手段(例えば、
図5の期間前付与部241)と、を備え、前記期間内付与手段は、前記期間前付与が行われた付与期間が到来し、且つ、当該付与期間内に前記プレーヤのログインがあった場合に、前記期間前付与が行われなければ付与する予定であったログイン特典の前記プレーヤへの付与を中止し、前記期間前付与が行われた付与期間が到来し、且つ、当該付与期間内に前記プレーヤのログインがあった場合に、前記期間前付与が行われなければ付与する予定であったログイン特典とは異なるログイン特典を追加ログイン特典として、前記プレーヤに付与する追加付与手段(例えば、
図5の追加付与部243)、を備えたコンピュータシステム(例えば、
図1のサーバシステム1100)である。
【0020】
第8の発明によれば、付与期間が到来する毎に当該付与期間内にログインしたプレーヤに対してログイン特典が付与される。その上、所与の付与条件を満たした場合に期間前付与を行って、到来前の付与期間に係るログイン特典をプレーヤに付与することができる。そして、期間前付与が行われた付与期間内にそのプレーヤのログインがあれば、期間前付与によって付与されたログイン特典とは異なるログイン特典を、当該プレーヤに付与することができる。これによれば、プレーヤは、期間前付与によって到来前の付与期間に係るログイン特典を獲得した場合であっても、その付与期間内にログインすれば、それとは異なるログイン特典を獲得できる。したがって、付与期間が到来しなければログイン特典を獲得できないことの不満感を解消しつつ、プレーヤのログイン意欲の減退を防ぐことができる。
【0021】
また、第9の発明として、前記追加付与手段は、前記プレーヤの信用度を示す信用度指標値に応じて、前記追加ログイン特典を決定する、第7又は第8の発明のコンピュータシステムを構成してもよい。
【0022】
第9の発明によれば、プレーヤの信用度指標値に応じて追加ログイン特典を決定することができる。
【0023】
また、第10の発明として、前記追加付与手段は、前記期間前付与によって付与されたログイン特典の種類に応じて、前記追加ログイン特典を決定する、第7〜第9の何れかの発明のコンピュータシステムを構成してもよい。
【0024】
第10の発明によれば、同じ付与期間に係るログイン特典として期間前付与によって付与されたものの種類に応じて、追加ログイン特典を決定することができる。例えば、同種類のものを追加ログイン特典としたり、関連性を有するものを追加ログイン特典として付与することができる。
【0025】
また、第11の発明として、前記ログイン特典はゲームオブジェクトであり、前記追加付与手段は、前記期間前付与によって付与されたログイン特典に係るゲームオブジェクトに付加する能力パラメータ、又は、当該ゲームオブジェクトの能力パラメータに対する加算値を、前記追加ログイン特典として決定する、請求項7〜10の何れか一項に記載のコンピュータシステムを構成してもよい。
【0026】
第11の発明によれば、期間前付与によって付与されたゲームオブジェクトに能力パラメータを追加したり、或いは、当該ゲームオブジェクトの能力パラメータを増加させることで、追加ログイン特典を付与することができる。
【0027】
また、第12の発明は、第1〜第11の何れかの発明のコンピュータシステムであるサーバシステム(例えば、
図1のサーバシステム1100)と、前記サーバシステムと通信可能な前記プレーヤ端末(例えば、
図1のプレーヤ端末1500)と、を具備したゲームシステム(例えば、
図1のゲームシステム1000)である。
【0028】
第12の発明によれば、第1〜第11の何れかの発明と同様の効果を奏するゲームシステムを実現できる。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下説明する実施形態によって本発明が限定されるものではなく、本発明を適用可能な形態が以下の実施形態に限定されるものでもない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付す。
【0031】
[全体構成]
図1は、本実施形態におけるゲームシステム1000の全体構成例を示す図である。
図1に示すように、ゲームシステム1000は、コンピュータシステムであるサーバシステム1100と、本実施形態のゲームのプレーヤ2であるユーザが所持するプレーヤ端末1500とを含み、これらがネットワークNを介して相互にデータ通信可能に接続されて構成される。
【0032】
ネットワークNは、データ通信が可能な通信路を意味する。すなわち、ネットワークNとは、直接接続のための専用線(専用ケーブル)やイーサネット(登録商標)等によるLAN(Local Area Network)の他、電話通信網やケーブル網、インターネット等の通信網を含む意味であり、また、通信方法については有線/無線を問わない。
【0033】
サーバシステム1100は、本体装置1101と、キーボード1106と、タッチパネル1108と、ストレージ1140とを備え、本体装置1101は制御基板1150を内蔵している。
【0034】
制御基板1150には、CPU(Central Processing Unit)1151やGPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等の各種マイクロプロセッサ、VRAMやRAM、ROM等の各種ICメモリ1152、通信装置1153等の電子部品が搭載される。なお、制御基板1150の一部又は全部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(field-programmable gate array)、SoC(System on a Chip)により実現するとしてもよい。
【0035】
このサーバシステム1100は、CPU1151等が所定のプログラムおよびデータに基づいて演算処理することにより、ユーザ登録等に係るユーザ管理機能と、プレーヤ端末1500でゲームをプレイするのに必要なデータを提供してプレーヤ端末1500でのゲームの実行制御を管理するゲーム管理機能と、を実現する。つまり、本実施形態におけるゲームは、一種のクライアント・サーバ型のオンラインゲームとして実現される。プレーヤ2は、自身のプレーヤ端末1500でサーバシステム1100にアクセスし、発給されたアカウントによりログインして、本実施形態のゲームを楽しむ。
【0036】
また、サーバシステム1100は、電子決済業者等が運営する外部の電子決済サーバと連携し、ゲーム内通貨(仮想通貨)であるゲームコインの購入手続き(課金処理)を行う。課金処理に際し、電子決済サーバは、サーバシステム1100からの問合せに応答してゲームコインの購入額をプレーヤ2のクレジットカードやプリペイドカード等で清算する処理を行う。そして、サーバシステム1100は、電子決済サーバにより清算された購入額相当のゲームコインをプレーヤ2に付与する。
【0037】
なお、サーバシステム1100は、
図1に示す単体の構成に限らず、各機能を分担する複数のブレードサーバを搭載して相互に内部バスを介してデータ通信可能に接続した構成であってもよい。或いは、離れた場所に設置された独立した複数のサーバを、ネットワークNを介してデータ通信させることで、全体としてサーバシステム1100として機能させる構成であってもよい。
【0038】
プレーヤ端末1500は、マンマシンインターフェースの機能を担うコンピュータシステムであって、携帯電話基地局や無線通信基地局等を介してネットワークNに接続し、サーバシステム1100とデータ通信を行うことができる。このプレーヤ端末1500は、例えば、スマートフォン、携帯電話機、携帯型ゲーム装置、据置型家庭用ゲーム装置、据置型家庭用ゲーム装置のコントローラ、業務用ゲーム装置、パソコン、タブレット型コンピュータ、ウェアラブルコンピュータ等の形態を取り得る。
【0039】
図2は、プレーヤ端末1500の一例であるスマートフォンの装置構成例を示す図である。
図2に示すように、プレーヤ端末1500は、方向入力キー1502と、ホームキー1504と、画像表示デバイス兼接触位置入力デバイスとして機能するタッチパネル1506と、内蔵バッテリー1509と、スピーカ1510と、マイク1512と、制御基板1550と、コンピュータ読み出し可能な記憶媒体であるメモリカード1540に対してデータを読み書きできるメモリカード読取装置1542とを備える。その他、図示しない電源ボタン、音量調節ボタン等が設けられている。
【0040】
制御基板1550には、CPU1551やGPU、DSP等の各種マイクロプロセッサ、VRAMやRAM,ROM等の各種ICメモリ1552、ネットワークNに接続する携帯電話基地局や無線LAN基地局等と無線通信するための無線通信モジュール1553、インターフェース回路1557等が搭載されている。また、制御基板1550には、方向入力キー1502やホームキー1504からの信号を受信する回路、タッチパネル1506のドライバ回路、スピーカ1510へ音声信号を出力する出力アンプ回路、マイク1512で集音された音声の信号を生成する音声信号生成回路、メモリカード読取装置1542への信号入出力回路といった、いわゆるI/F回路(インターフェース回路)1557等が搭載されている。これら制御基板1550に搭載されている各要素は、それぞれがバス回路等を介して電気的に接続され、データの読み書きや信号の送受信が可能に接続されている。なお、制御基板1550の一部または全部をASICやFPGA、SoCにて構成してもよい。
【0041】
この制御基板1550においてICメモリ1552には、ゲームクライアントプログラムや、このゲームクライアントプログラムを実行するのに必要な各種設定データ等が格納される。ゲームクライアントプログラム等は、適宜のタイミングでサーバシステム1100からダウンロードされる。なお、別途入手したメモリカード1540等の記憶媒体から読み出す構成としてもよい。そして、CPU1551等がゲームクライアントプログラムを実行して演算処理を実行し、タッチパネル1506や方向入力キー1502、ホームキー1504に対する操作入力に応じてプレーヤ端末1500の各部を制御することで、プレーヤ2のゲームプレイを可能にする。
【0042】
[原理]
図3は、本実施形態におけるログイン特典の付与原理を説明する図である。本実施形態のゲームでは、所定の付与期間が到来する毎に、当該付与期間内にプレーヤ端末1500を操作してログインしたゲームのプレーヤに対し、ログイン特典(ログインボーナス)として、ゲームで利用可能なゲームオブジェクトを付与する。
【0043】
ログイン特典として付与され得るゲームオブジェクトには、例えば、プレーヤキャラクタとして選択可能なキャラクタの他、プレーヤキャラクタが装備し、又は使用することができる武器や防具、弾、薬等の各種アイテム、プレーヤキャラクタの乗り物、スキン、召喚獣、魔法やスキル等のプレーヤキャラクタに付加できる追加能力、新しいゲームステージやマップの開放、抽選権等が含まれる。
【0044】
付与期間は、例えば1日(0時〜24時までの24時間)とされ、予め日毎にログイン特典が定められる。したがって、プレーヤは、1日1回ログインすることで、当日のログイン特典を獲得できる。勿論、付与期間は1日に限らず、適宜設定してよい。例えば、1日を「朝」「昼」「晩」の3つの時間帯で区切った各期間を付与期間とし、1日に3回ログイン特典を付与する構成としてもよいし、1週間を1つの付与期間としてもよい。また、各期間は時間的に連続していてもよいし、間欠的な期間としてもよい。
【0045】
そして、本実施形態のゲームでは、到来前の付与期間に係るログイン特典をプレーヤに付与する、ログイン特典の期間前付与を行う。
【0046】
より詳細には、本実施形態では、
図3(a)に示すように、例えば、月曜日から日曜日までの7日間(1週間)が1つの設定単位とされ、当該設定単位毎(1週間毎)に日毎(各曜日)のログイン特典O10〜O16が予め定められる。そして、この設定単位で期間前付与を行う。例えば、
図3(a)に示す週の10/15(月)にログインしたプレーヤに期間前付与を行う場合、最大で翌日の10/16(火)から10/21(日)までの6個のログイン特典O11,O12,O13,O14,O15,O16が、10/15(月)の時点で当該プレーヤに付与され得る。10/19(金)にログインしたプレーヤに期間前付与を行う場合であれば、最大で翌10/20(土)と10/21(日)の2個のログイン特典O15,O16が、10/19(金)の時点で当該プレーヤに付与され得る。
【0047】
なお、ログイン特典とするゲームオブジェクトは、
図3(a)に例示するキャラクタやアイテム、抽選チケット(抽選権)等、上記した各種ゲームオブジェクトの中から適宜選択できる。また、所定数のゲームコイン(ゲーム通貨)をログイン特典として付与することもできる。本実施形態では、設定単位の最終日(日曜日)のログイン特典が、他の日と比べて希少度の高いゲームオブジェクトとして定められている。例えば、レア度の高いキャラクタやアイテムであったり、特定の期間(例えば夏休みやクリスマス等)の限定のキャラクタやアイテム等とすることができる。
【0048】
また、本実施形態のゲームでは、期間前付与が行われた付与期間が到来し、且つ当該付与期間内にプレーヤのログインがあった場合に、期間前付与が行われなければ付与される予定であったログイン特典(期間前付与によって当該プレーヤに既に付与された当初のログイン特典)とは異なるログイン特典を、追加ログイン特典として当該プレーヤに付与する。
【0049】
そのために、サーバシステム1100は、日毎の付与期間が到来する毎に、ログインしたプレーヤにその日のログイン特典を付与するとともに(期間内付与処理)、当該ログインしたプレーヤについて付与条件を設定する(付与条件設定処理)。そして、設定した付与条件に従ってログイン特典の期間前付与判定を行い、期間前付与判定が肯定判定された場合に期間前付与を行って、到来前の付与期間に係るログイン特典を当該プレーヤに付与する(期間前付与処理)。また、期間前付与を行った場合であって、そのログイン特典の付与期間内に当該プレーヤがログインした場合には、当初のログイン特典とは異なる追加ログイン特典を当該プレーヤに付与する(追加付与処理)。
【0050】
(1)期間内付与処理について
期間内付与処理では、プレーヤがログインした場合であって、それがその日の最初のログインであった場合に、当日のログイン特典について期間前付与を行ったか否かを判定する。そして、期間前付与を行っていない場合は、当該ログイン特典を当該プレーヤ(以下「対象プレーヤ」ともいう。)に付与する。一方、期間前付与を行った場合には、当該ログイン特典の対象プレーヤへの付与を中止する。
【0051】
例えば、対象プレーヤが
図3(a)の週の10/17(水)にログインした場合に、当日のログイン特典であるゲームオブジェクトO12が対象プレーヤに期間前付与されていなければこれを付与し、期間前付与がされていれば、ゲームオブジェクトO12の付与を中止する。後者の場合は、後段の追加付与処理によって、同日の追加ログイン特典O22(
図3(d)を参照)が対象プレーヤに付与されることとなる。
【0052】
(2)付与条件設定処理について
付与条件設定処理では、プレーヤがログインした際に、対象プレーヤの信用度を示す信用度指標値に基づいて、付与条件を設定する。対象プレーヤの信用度とは、ゲームへの愛着度や熱中度ともいえる度合であり、今後もゲームプレイを続ける可能性がどの程度あるかを示す度合ともいえる。
【0053】
ここで、信用度指標値は、プレイ時間、ログイン頻度、および課金額の少なくとも何れか1つに基づいて設定される。例えば、サーバシステム1100は、次式(1)に従って、プレーヤ毎に信用度指標値を随時算出・更新して管理する(
図6の信用度データ540を参照)。
信用度指標値=基準値×Ka×Kb×Kc ・・・(1)
【0054】
式(1)において、係数Kaは、対象プレーヤがゲームをプレイしたプレイ時間に基づいて設定される。例えば、プレイ時間が「0」の場合を「1」として、当該時間が長くなるほど値が「1」より大きくなるように調整される。係数Kbは、対象プレーヤのログイン頻度に基づいて設定される。例えば、単位期間当たりのログイン回数の平均値をログイン頻度として用い、当該ログイン頻度が「0」の場合を「1」として、当該頻度(回数)が多くなるほど値が「1」より大きくなるように調整される。単位期間は、例えば1日でもよいし、1週間や1ヶ月間等としてもよい。係数Kcは、対象プレーヤの課金額に基づいて設定される。例えば、直近1ヶ月間や直近1年間等といった過去の所定期間における課金額の総額が「0」の場合を「1」として、当該総額が高額になるほど値が「1」より大きくなるように調整される。課金額は、過去所定期間の課金額に限らず、過去の総課金額としてもよい。
【0055】
なお、プレイ時間やログイン頻度、課金額の他にも、例えば、プレーヤのレベル(プレーヤレベル)、ゲームの進行度、ログイン回数等を適宜組合せて用いて信用度指標値を算出する構成も可能である。
【0056】
そして、信用度指標値をその値が大きい順にA,B,C,Dの4つの信用度ランクに分けて、付与条件設定処理に用いる。信用度指標値と各ランクとの関係は、予め定めておけばよい。なお、ランクは4段階に限らず、2段階や3段階としてもよいし、5段階以上としてもよい。
【0057】
具体的な付与条件設定処理の手順としては、サーバシステム1100は、先ず、対象プレーヤの信用度ランクに基づいて、期間前付与の対象とすることが可能な付与期間(対象付与期間)を特定する。
【0058】
本実施形態では、
図3(b)に示すように、設定単位の初日(月曜日)に期間前付与を行う場合を想定して、1日後から6日後までの日毎に、そのログイン特典の期間前付与に際して要求するプレーヤの信用度ランクが予め定められる。
図3(b)の例では、期間付与にはCランク以上の信用度ランクが求められる。そして、対象プレーヤの信用度ランクがCランクの場合、対象付与期間は、設定単位の範囲内で、期間前付与を行う日から起算して翌日までとして特定される。一方、Bランクの場合であれば、対象付与期間は、設定単位の範囲内で3日後までとして特定され、Aランクの場合には、設定単位の範囲内で6日後までとして特定される。これによれば、信用度指標値が大きく信用度ランクが高いほど、多くのログイン特典を(付与期間がより先のログイン特典まで)獲得することができる。例えば、
図3(a)の10/17(水)に期間前付与を行う場合であれば、対象プレーヤがCランクの場合にはその翌日である10/18(木)が対象付与期間となり、Bランクの場合には10/18(木)から10/20(土)までが対象付与期間となり、Aランクの場合には10/18(木)から設定単位の末日である10/21(日)までが対象付与期間となる。
【0059】
次に、サーバシステム1100は、対象プレーヤの信用度ランクに基づいて、特定した対象付与期間毎に、そのログイン特典の期間前付与で徴収する対価を決定する。本実施形態では、対価はゲーム通貨であるゲームコインとする。
【0060】
本実施形態では、
図3(c)に示すように、設定単位毎に、日毎(火曜日以降の各曜日)の基準対価が予め定められるとともに、
図3(c)において欄外に示すように、基準対価に乗じる信用度ランク毎の調整値が予め定められる。
【0061】
ここで、基準対価は、全ての日で同額でもよいし、異なる額としてもよい。
図3(c)の例では、ログイン特典として希少度の高いゲームオブジェクトが定められる日曜日の基準対価が、他の日よりも高額とされている。また、設定単位で比べた場合に、基準対価は毎週同じでもよいし、例えばイベント期間中は低く設定する等、その週によって変更してもよい。
【0062】
そして、対象付与期間毎の対価は、対象プレーヤの信用度ランクに基づいて、その調整値を対応する基準対価に乗じて決定する。
図3(c)の例では、Cランクの場合は基準対価がそのまま対価として決定されるのに対し、AランクやBランクの場合には、調整値によって基準対価が減額されて、対価が決定される。
【0063】
そして、対象付与期間毎に対価を決定したならば、サーバシステム1100は、「対象プレーヤから対象付与期間の一部又は全部についてその対価の徴収がなされたこと」を付与条件として設定する。例えば、10/18(木)に期間前付与を行う場合で、対象プレーヤがBランクの場合には、10/19(金)の100コイン×0.8と、10/20(土)の100コイン×0.8と、10/21(日)の2000コイン×0.8との合計である1960コインを支払うことで、Bランクの場合の対象付与期間の全部について対価が徴収されたこととなり、10/19(金)から10/21(日)までのログイン特典を獲得することができる。10/19(金)の100コイン×0.8と、10/20(土)の100コイン×0.8との合計である160コインを支払う場合には、Bランクの場合の対象付与期間の一部について対価が徴収されたこととなり、この2日分のログイン特典を獲得することができる。
【0064】
(3)期間前付与処理について
期間前付与処理では、ログイン特典の期間前付与を行う。具体的には、サーバシステム1100は、先ず、期間前付与の対象とする付与期間の要求操作として、対象プレーヤによる対象付与期間の選択操作を受け付ける。本実施形態では、対象プレーヤのプレーヤ端末1500に後述する期間前付与画面(
図4を参照)を表示制御して対象付与期間を対象プレーヤに提示し、その一部又は全部を選択する選択操作を受け付ける。
【0065】
そして、選択操作を受け付けたならば、サーバシステム1100は、選択された対象付与期間(以下「選択対象付与期間」ともいう。)に従って対価の徴収処理を行う。具体的には、徴収処理では、先ず、前段の付与条件設定処理で決定された対象付与期間毎の対価に従って、徴収する対価を設定する。対象プレーヤが複数の対象付与期間を選択した場合には、それらの対価を合算して設定する。
【0066】
その後、設定した対価に相当する額(対価額)のゲームコインを対象プレーヤから徴収する。ここでの処理により、対象プレーヤの所有するゲームコインの残高から、対価額分が減額されて消費される。ゲームコインは、図示しないメニュー画面からゲームコインの購入メニューを選ぶと購入できる。なお、ゲームコインの消費によって対価を徴収する構成に限らず、実通貨の消費によって徴収する構成でも構わない。
【0067】
そして、サーバシステム1100は、以上の徴収処理で対価額のゲームコインを徴収したならば、付与条件を満たしたと判定して期間前付与判定を肯定判定する。そして、その場合は、選択対象付与期間のログイン特典を対象プレーヤに付与する。
【0068】
(4)追加付与処理について
追加付与処理では、期間前付与を行った付与期間に対象プレーヤがログインした場合に、追加ログイン特典を対象プレーヤに付与する。具体的には、サーバシステム1100は、期間内付与処理においてログイン特典の付与を中止した場合に、当日の追加ログイン特典を対象プレーヤに付与する。
【0069】
本実施形態では、
図3(d)に示すように、設定単位毎に、日毎(火曜日から日曜日の各曜日)の追加ログイン特典O21〜O26が予め定められる。そして、追加ログイン特典は、同日のログイン特典(
図3(a)を参照)として定められたゲームオブジェクトに関連するゲームオブジェクトとして定められたものを含む。例えば、ログイン特典であるキャラクタO14に対して、同日の追加ログイン特典を当該キャラクタO14の専用のスキンO24とする設定や、ログイン特典であるキャラクタO16に対して、同日の追加ログイン特典を当該キャラクタO16の能力値を向上させる専用の装備O26とする設定等がこれに該当する。その他にも、同日のログイン特典とされたアイテムと組み合わせて使用することで効果を高めたり、或いは補ったりすることができるアイテムを追加ログイン特典として設定する等としてもよい。例えば属性が同じ等、同日のログイン特典と対応する種類のゲームオブジェクトを追加ログイン特典として設定することもできる。
【0070】
或いは、ログイン特典を、キャラクタや装備等のアイテムとする。そして、ログイン特典としたキャラクタ等に付加する能力パラメータや、当該キャラクタ等の能力パラメータに対する加算値を、追加ログイン特典とするとしてもよい。例えば、ログイン特典であるキャラクタについて、その攻撃力に対する加算値(例えば「+50」等)を同日の追加ログイン特典とする設定や、ログイン特典である装備のアイテムについて、当該アイテムに付加するスキル(例えば「マジックポイント回復能力」等)を同日のログイン特典とする設定等である。これによれば、同日のログイン特典を期間前付与によって獲得した上で、その日にログインすることで、期間前付与されたログイン特典のキャラクタやアイテムの各種能力値を向上させたり、新たなスキルを追加することができる。
【0071】
なお、追加ログイン特典は、同日のログイン特典と関連付けて設定する等、日毎に固定的に定めておく構成に限定されない。例えば、追加ログイン特典とするゲームオブジェクト群を予め定めておき、その中から1つを選出する構成としてもよい。その場合の選出はランダムに行うのでもよいし、過去に対象プレーヤが期間前付与によってログイン特典を獲得した回数を用いて選出するといったことも可能である。例えば、レア度の異なるゲームオブジェクトが混在したゲームオブジェクト群を定めておき、前述の回数が多いプレーヤについては、レア度の高いゲームオブジェクトのうちの1つを選出する等としてもよい。或いは、属性等の種類が異なるゲームオブジェクトを含めたゲームオブジェクト群を定めておき、期間前付与されたログイン特典のゲームオブジェクトに対応する種類のゲームオブジェクトを選出する構成としてもよい。例えば、期間前付与されたログイン特典が水属性のキャラクタの場合に、追加ログイン特典として水属性のアイテムを選出するといった具合である。
【0072】
(5)プレーヤ端末の表示画面について
上記したログイン特典の期間前付与のため(より詳細には、期間前付与処理での対象付与期間の選択操作を受け付けるため)、本実施形態では、プレーヤがログインするたびに、当該プレーヤの信用度ランクがCランク以上であれば、そのプレーヤ端末1500に期間前付与画面を表示する。
【0073】
図4は、期間前付与画面の一例を示す図である。
図4に示すように、期間前付与画面は、ログイン特典表示部A3と、決定ボタンB31と、取消ボタンB33とを備える。ログイン特典表示部A3には、ログインした週の7日間の各付与期間に係るログイン特典がアイコン化され、並べて配置される。そして、各ログイン特典のうち、翌日以降の対象付与期間として特定された日のログイン特典が選択操作可能な状態とされ、その選択によって、対象付与期間の一部又は全部の選択操作を受け付ける。また、各ログイン特典のアイコンには、決定された対価が付記される。
図4では、信用度ランクがBランクの場合の期間前付与画面を例示しており、その日(10/16(火))の翌日から3日後までの各対象付与期間(10/17(水)、10/18(木)、10/19(金)の3日間)の選択操作が可能となっている。
【0074】
したがって、プレーヤは、3日間全ての対象付与期間を選択することでそのログイン特典O12,O13,O14を先取り的に獲得することもできるし、3日後の対象付与期間のみを選択し、ログイン特典O14のみを先取り的に獲得することもできる。そして、前者の場合は、翌日以降も毎日ログインすることで、その日の追加ログイン特典O22,O23,O24が付与される。後者の場合であれば、3日後の11/19(金)にログインした場合は、追加ログイン特典O24が付与される。
【0075】
また、本実施形態では、追加ログイン特典は、同日の追加ログイン特典と関連したものを含むため、それら両方の獲得を狙ってその日のログイン特典を期間前付与によって獲得するといったことも可能である。例えば10/17(水)のキャラクタO12を期間前付与によって獲得した上で、その日にまたログインすれば、関連するアイテム(装備)O22を獲得することができる。
【0076】
また、期間前付与画面では、対象付与期間のログイン特典や追加ログイン特典が確認できるので、所望するログイン特典を選ぶことで対象付与期間を選択したり、所望する追加ログイン特典と同日のログイン特典を選んで対象付与期間を選択することによって、それらを期間前付与によって獲得し、或いは追加ログイン特典として獲得することができる。
【0077】
以上のように、本実施形態では、付与条件設定処理により、プレーヤの信用度ランクに応じて対象付与期間とする付与期間を特定し、信用度ランクに応じて対象付与期間毎に対価を決定することができる。そして、対象付与期間として特定された付与期間であることと、対象付与期間の全部または一部について対価の徴収がなされたことの2つを、付与条件を満たす条件として付与条件を設定することができる。そして、期間前付与処理においてプレーヤによる対象付与期間の選択操作を受け付けて、選択された対象付与期間(選択対象付与期間)についての対価を当該プレーヤから徴収した場合に、期間前付与を行って、選択対象付与期間に係るログイン特典をプレーヤに付与することができる。また、追加付与処理により、期間前付与を行った付与期間においてそのプレーヤがログインした場合に、追加ログイン特典を付与することができる。したがって、付与期間が到来しなければログイン特典を獲得できないことの不満感を解消しつつ、期間前付与を行ったとしてもプレーヤのログイン意欲の減退を防ぐことができる。
【0078】
[機能構成]
1.サーバシステム
図5は、サーバシステム1100の機能構成例を示すブロック図である。
図5に示すように、本実施形態のサーバシステム1100は、操作入力部100sと、サーバ処理部200sと、画像表示部390sと、音出力部392sと、通信部394sと、サーバ記憶部500sとを備える。
【0079】
操作入力部100sは、システム管理や保守等のための各種操作を入力するためのものであり、例えばキーボードやマウス、タッチパネル等で実現できる。
図1では、キーボード1106やタッチパネル1108がこれに該当する。
【0080】
サーバ処理部200sは、例えばCPUやGPU、ASIC、FPGA等の演算回路であるプロセッサや、ICメモリ等の電子部品によって実現でき、操作入力部100sやサーバ記憶部500sを含む装置各部との間でデータの入出力制御を行う。そして、所定のプログラムやデータ、操作入力部100sからの操作入力信号、プレーヤ端末1500から受信したデータ等に基づいて各種の演算処理を行い、サーバシステム1100の動作を統括制御する。
図1では、制御基板1150やそのCPU1151がこれに該当する。
【0081】
このサーバ処理部200sは、ユーザ管理部210と、課金処理部220と、ゲーム管理部230と、計時部280sと、画像生成部290sと、音生成部292sと、通信制御部294sとを備える。
【0082】
ユーザ管理部210は、ユーザ登録に係る処理およびアカウントに紐付けられる各登録ユーザ(プレーヤ)のデータの管理を行う。例えば、登録ユーザへの固有のアカウントの付与処理、アカウント別に個人情報を登録管理する登録情報管理処理、ログインおよびログアウトの履歴等を管理する利用履歴管理処理等を実行することができる。勿論、これら以外のユーザアカウントに紐付けられる他のデータの管理処理も適宜含めることができる。
【0083】
課金処理部220は、プレーヤによるゲームコインの購入操作に応じて課金処理を行い、購入額相当のゲームコインを当該プレーヤに付与する。
【0084】
ゲーム管理部230は、ゲームの実行管理に係る各種処理を行う。本実施形態のゲームはクライアント・サーバ型のオンラインゲームなので、ゲーム管理部230は、プレーヤ端末1500と通信を行いながらゲームプレイに必要なデータを提供する制御を行う。このゲーム管理部230は、期間内付与部231と、付与条件設定部233と、期間前付与対象要求受付部235と、期間前付与判定部237と、徴収制御部239と、期間前付与部241と、追加付与部243と、ゲーム進行制御部245と、信用度算出部247とを含む。
【0085】
期間内付与部231は、付与期間が到来する毎に、当該付与期間にログインしたプレーヤ(対象プレーヤ)に対して、当該付与期間に係るログイン特典を付与する。また、期間内付与部231は、当該ログイン特典が対象プレーヤに期間前付与されている場合は、その付与を中止する。
【0086】
付与条件設定部233は、対象プレーヤの信用度ランクを用いて対象付与期間を特定し、特定した対象付与期間毎に対価を決定して、付与条件を設定する。
【0087】
期間前付与対象要求受付部235は、期間前付与の対象とする付与期間の要求操作として、特定された対象付与期間の全部又は一部を選択する対象プレーヤの選択操作を受け付ける。
【0088】
期間前付与判定部237は、設定された付与条件に従って、ログイン特典の期間前付与判定を行う。本実施形態では、期間前付与対象要求受付部235が受け付けた選択操作に係る対象付与期間(選択対象付与期間)について決定された対価の徴収がなされた場合に、付与条件を満たしたとして期間前付与判定を肯定判定する。
【0089】
徴収制御部239は、選択対象付与期間について決定された対価に従って徴収する対価を設定し、設定した対価額分のゲームコインを対象プレーヤから徴収する制御を行う。
【0090】
期間前付与部241は、期間前付与判定が肯定判定された場合に期間前付与を行い、選択対象付与期間に係るログイン特典を対象プレーヤに付与する。
【0091】
追加付与部243は、期間内付与部231がログイン特典の付与を中止した場合に、対象プレーヤに対して、当該付与期間に係る追加ログイン特典を付与する。
【0092】
ゲーム進行制御部245は、プレーヤ端末1500との通信を随時行って当該プレーヤ端末1500におけるゲームプレイの進行を制御し、プレイ結果の反映に関する処理を行う。
【0093】
信用度算出部247は、プレーヤ毎に、そのプレイ履歴データ520のプレイ時間525と、ログイン履歴データ530のログイン頻度535と、決済媒体帳簿データ513に格納される過去所定期間の課金額とを用いて式(1)に従い随時信用度指標値541を算出し、信用度ランク543を更新して管理する。
【0094】
計時部280sは、システムクロックを利用して現在日時や制限時間等の計時を行う。
【0095】
画像生成部290sは、サーバシステム1100のシステム管理等に関する画像を生成し、画像表示部390sへ出力する。
【0096】
音生成部292sは、音声データの生成やデコードをするICやソフトウェアの実行により実現され、サーバシステム1100のシステム管理や動画配信に係る操作音、BGM等の音声データを生成し、或いはデコードする。システム管理に関する音声信号は、音出力部392sへ出力される。
【0097】
通信制御部294sは、通信部394sを介して外部装置(例えばプレーヤ端末1500)とのデータ通信のための通信接続およびデータ処理を行い、外部装置とのデータのやりとりを実現する。
【0098】
画像表示部390sは、画像生成部290sから入力される画像信号に基づいてシステム管理等のための各種画面を表示する。例えば、フラットパネルディスプレイ、プロジェクター、ヘッドマウントディスプレイといった画像表示装置によって実現できる。
図1では、タッチパネル1108がこれに該当する。
【0099】
音出力部392sは、音生成部292sから入力される音声信号を放音する。
図1では、本体装置1101やタッチパネル1108が備えるスピーカ(不図示)がこれに該当する。
【0100】
通信部394sは、ネットワークNと接続して通信を実現する。例えば、無線通信機、モデム、TA(ターミナルアダプタ)、有線用の通信ケーブルのジャックや制御回路等によって実現できる。
図1では、通信装置1153がこれに該当する。
【0101】
サーバ記憶部500sには、サーバシステム1100を動作させ、サーバシステム1100が備える種々の機能を実現するためのプログラムや、このプログラムの実行中に使用されるデータ等が予め格納され、或いは処理の都度一時的に格納される。例えば、RAMやROM等のICメモリ、ハードディスク等の磁気ディスク、CD−ROMやDVD等の光学ディスク等によって実現できる。
図1では、ICメモリ1152やストレージ1140がこれに該当する。
【0102】
また、サーバ記憶部500sには、サーバプログラム501と、配信用ゲームクライアントプログラム503と、ユーザ管理データ510と、ゲーム初期設定データ560と、プレイデータ590とが格納される。また、その他にも、タイマーやカウンタ、各種フラグ等、必要なデータが適宜格納される。
【0103】
サーバプログラム501は、サーバ処理部200sをユーザ管理部210、課金処理部220、およびゲーム管理部230として機能させるためのプログラムである。なお、画像生成部290sや音生成部292s、通信制御部294sとして機能させるプログラムも適宜これに含めることができる。
【0104】
配信用ゲームクライアントプログラム503は、プレーヤ端末1500にダウンロードされるゲームクライアントプログラム502(
図8を参照)の原本である。
【0105】
ユーザ管理データ510は、ユーザ登録を済ませたプレーヤ毎に用意され、当該プレーヤのゲームプレイに関する管理用の各種データを格納する。具体的には、1つのユーザ管理データ510は、
図6に示すように、該当するプレーヤのプレーヤIDを含むアカウント511と、決済媒体帳簿データ513と、所有オブジェクトリスト515と、プレイ履歴データ520と、ログイン履歴データ530と、信用度データ540と、ログイン特典付与状況550とを含む。また、その他にも、ゲームの進行状況に係るセーブデータ等を含む。
【0106】
決済媒体帳簿データ513は、該当するプレーヤに紐付けられる電子決済媒体(本実施形態ではゲーム内通貨であるゲームコイン)の収支の情報、例えば、ゲームコインの購入日時や購入数(課金額)の履歴、ゲームコインの消費日時や消費数の履歴、総課金額、信用度指標値の算出に用いる過去所定期間の課金額等を格納する。
【0107】
所有オブジェクトリスト515は、該当するプレーヤがゲームの過程で入手し、現時点で保有しているキャラクタや武器、アイテム等のゲームオブジェクトのリストを格納する。本実施形態では、ログイン特典や追加ログイン特典の付与に当たり、そのゲームオブジェクトのオブジェクトIDがこの所有オブジェクトリスト515に追加される。
【0108】
プレイ履歴データ520は、該当するプレーヤのプレーヤレベル521や、プレイ日時のリスト523、プレイ時間(それまでのプレイ時間の累計値)525等を格納する。ログイン履歴データ530は、ログイン日時のリスト531や、ログイン回数533、ログイン頻度535等を格納する。
【0109】
信用度データ540は、該当するプレーヤの信用度指標値541と信用度ランク543とを格納する。
【0110】
ログイン特典付与状況550は、設定単位毎に用意される。そして、1つのログイン特典付与状況550は、その設定単位の日毎(付与期間毎)に、期間内付与フラグと、期間前付与フラグとを格納する。
【0111】
期間内付与フラグには、初期値として「OFF」が設定される。そして、対応する付与期間に係るログイン特典を当該付与期間内に該当するプレーヤに付与した場合に、「ON」に書き換えられる。期間前付与フラグも同様に、初期値として「OFF」が設定される。そして、対応する付与期間に係るログイン特典を当該付与期間の到来前に当該プレーヤに付与した場合に、「ON」に書き換えられる。
【0112】
図5に戻り、ゲーム初期設定データ560は、ゲームを実行するために必要な初期設定データを格納する。このゲーム初期設定データ560は、
図7に示すように、オブジェクト定義データ561と、ログイン特典データ563と、追加ログイン特典データ565とを含む。
【0113】
オブジェクト定義データ561は、ゲームの過程でプレーヤが入手し得る各種ゲームオブジェクト毎に用意され、当該ゲームオブジェクトのデータをそのオブジェクトIDと対応付けて格納する。例えば、それがキャラクタであれば、攻撃力や防御力といった各種能力値やスキル等の能力パラメータ、モデルデータ、動作制御に用いるモーションデータ等を格納する。このオブジェクト定義データ561には、ログイン特典や追加ログイン特典として定められるゲームオブジェクトのデータが含まれる。
【0114】
ログイン特典データ563は、付与期間毎にログイン特典として付与されるゲームオブジェクトのオブジェクトIDを格納する。本実施形態では、ログイン特典データ563は、設定単位毎に用意される。そして、1つのログイン特典データ563は、その設定単位の日毎(付与期間毎)に、その日のログイン特典とされるゲームオブジェクトのオブジェクトIDと、基準対価とを格納する。
【0115】
追加ログイン特典データ565は、付与期間毎に追加ログイン特典として付与されるゲームオブジェクトのオブジェクトIDを格納する。本実施形態では、追加ログイン特典データ565は、ログイン特典データ563と同様に設定単位毎に用意される。そして、1つの追加ログイン特典データ565は、その設定単位の日毎(付与期間毎)に、その日の追加ログイン特典とされるゲームオブジェクトのオブジェクトIDを格納する。
【0116】
図5に戻り、プレイデータ590は、サーバシステム1100にログインしてゲームをプレイしているプレーヤ毎に用意され、ゲームのプレイ状況(進行状況)を記述する。
【0117】
2.プレーヤ端末
図8は、プレーヤ端末1500の機能構成例を示すブロック図である。
図8に示すように、プレーヤ端末1500は、操作入力部100と、端末処理部200と、画像表示部390と、音出力部392と、通信部394と、端末記憶部500とを備える。
【0118】
操作入力部100は、プレーヤが各種操作を入力するためのものであり、例えば、ボタンスイッチ、ジョイスティック、タッチパッド、トラックボール、加速度センサ、角速度センサ、CCDモジュール等によって実現できる。
図2では、方向入力キー1502やホームキー1504、タッチパネル1506がこれに該当する。
【0119】
端末処理部200は、例えばCPUやGPU、ASIC、FPGA等の演算回路であるプロセッサや、ICメモリ等の電子部品によって実現でき、操作入力部100や端末記憶部500を含む装置各部との間でデータの入出力制御を行う。そして、所定のプログラムやデータ、操作入力部100からの操作入力信号、サーバシステム1100から受信したデータ等に基づいて各種の演算処理を行い、プレーヤ端末1500の動作を統括制御する。
図2では、制御基板1550やそのCPU1551がこれに該当する。そして、本実施形態における端末処理部200は、プレーヤ端末演算部270と、計時部280と、画像生成部290と、音生成部292と、通信制御部294とを備える。
【0120】
プレーヤ端末演算部270は、プレーヤ端末1500をプレーヤのゲームプレイのための端末として機能させるための各種演算処理を実行する。例えば、プレーヤ端末演算部270は、操作信号送信制御部271と、ゲーム画面表示制御部273とを含む。
【0121】
操作信号送信制御部271は、操作入力部100に対する操作入力に応じて、各種データやリクエスト情報をサーバシステム1100へ送信するための処理を行う。
【0122】
ゲーム画面表示制御部273は、サーバシステム1100から受信した各種データに基づいて、ゲーム画面を表示するための制御を行う。例えば、本実施形態のオンラインゲームをウェブゲームとして実現するならば、ウェブブラウザをベースとしてHTMLとともにJava(登録商標)やCSS(Cascading Style Sheets)を利用して能動的に画面表示を制御するウェブ技術、Adobe(登録商標)Flash等のプラグインを用いて実現できる。勿論、その他の方法でもかまわない。また、本実施形態の構成では、ゲーム画面のベースとなるゲーム空間画像(例えば、3DCG等)はサーバシステム1100にて生成されるが、ゲーム空間画像をプレーヤ端末1500で生成する構成も可能である。その場合、ゲーム画面表示制御部273は、3DCGを生成するための仮想3次元空間に配置されたオブジェクトの制御を行うこととなる。
【0123】
画像生成部290は、ゲーム画面表示制御部273と連係して、サーバシステム1100から受信した各種データに基づいて1フレーム時間(例えば1/60秒)で1枚のゲーム画面を表示するための画像信号を生成し、生成した画像信号を画像表示部390に出力する。例えば、GPU、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)等のプロセッサ、ビデオ信号IC、ビデオコーデック等のプログラム、フレームバッファ等の描画フレーム用ICメモリ等によって実現できる。
【0124】
音生成部292は、例えば、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)や、音声合成IC等のプロセッサ、音声ファイルを再生するためのオーディオコーデック等によって実現され、ゲームの効果音やBGM、各種操作音の音声信号を生成して音出力部392に出力する。
【0125】
通信制御部294は、通信部394を介して外部装置(例えばサーバシステム1100)とのデータ通信のための通信接続およびデータ処理を行い、外部装置とのデータのやりとりを実現する。
【0126】
画像表示部390は、画像生成部290から入力される画像信号に基づいて、ゲーム画面等の各種画面を表示する。例えば、フラットパネルディスプレイ、プロジェクター、ヘッドマウントディスプレイといった画像表示装置によって実現できる。
図2では、タッチパネル1506がこれに該当する。
【0127】
音出力部392は、音生成部292から入力される音声信号に基づいてゲームに関する効果音やBGM等を放音する。
図2では、スピーカ1510がこれに該当する。
【0128】
通信部394は、ネットワークNと接続して通信を実現する。例えば、無線通信機、モデム、TA、有線用の通信ケーブルのジャックや制御回路等によって実現できる。
図2では、無線通信モジュール1553がこれに該当する。
【0129】
端末記憶部500には、プレーヤ端末1500を動作させ、プレーヤ端末1500が備える機能を実現するためのプログラムや、このプログラムの実行中に使用されるデータ等が予め格納され、或いは処理の都度一時的に格納される。例えば、RAMやROM等のICメモリ、ハードディスク等の磁気ディスク、CD−ROMやDVD等の光学ディスク等によって実現できる。
図2では、ICメモリ1552や、メモリカード1540がこれに該当する。
【0130】
また、端末記憶部500には、ゲームクライアントプログラム502が格納される。ゲームクライアントプログラム502は、端末処理部200をプレーヤ端末演算部270として機能させるためのプログラムである。このゲームクライアントプログラム502は、オンラインゲームを実現する技術手法に応じた専用のクライアントプログラムであってもよいし、ウェブブラウザプログラムおよびインタラクティブな画像表示を実現するプラグイン等により構成するとしてもよい。本実施形態では、サーバシステム1100から提供される配信用ゲームクライアントプログラム503(
図5を参照)のコピーとする。
【0131】
[処理の流れ]
図9は、サーバシステム1100における処理の流れを説明するためのフローチャートである。ここで説明する処理は、サーバ処理部200sがサーバプログラム501を読み出して実行することによって実現される。
【0132】
先ず、サーバシステム1100は、プレーヤ端末1500のログイン手続きを待機する。そして、プレーヤ端末1500を操作してプレーヤがゲームにログインした場合は(ステップS1:YES)、当該プレーヤ(対象プレーヤ)のログインが現在日時の属する付与期間において最初のログインであった場合に(ステップS3:YES)、ステップS5に移行して期間内付与処理を実行する。付与期間内で2回目以降のログインであれば(ステップS3:NO)、ステップS13に移行して付与条件設定処理を実行する。
【0133】
ステップS5では、期間内付与部231が、現在の付与期間に係るログイン特典について期間前付与を行ったか否かを判定する。期間前付与を行ったか否かは、対象プレーヤのログイン特典付与状況550を参照して判定する。そして、行っていなければ(ステップS5:NO)、当該ログイン特典を対象プレーヤに付与する(ステップS7)。一方、期間前付与を行った場合には(ステップS5:YES)、当該ログイン特典の付与を中止する(ステップS9)。そして、追加付与部243が、現在の付与期間に係る追加ログイン特典を対象プレーヤに付与する(ステップS11)。ステップS7で対象プレーヤにログイン特典を付与し、又はステップS11で追加ログイン特典を付与したならば、ステップS13に移行して付与条件設定処理を実行する。
【0134】
ステップS13では、付与条件設定部233が、対象プレーヤの信用度ランク543を判定する。そして、信用度ランク543がCランク以上の場合に(ステップS13:YES)、
図3(b)を参照して説明した要領で対象付与期間を特定し(ステップS15)、
図3(c)を参照して説明した要領で特定した対象付与期間毎にその対価を決定して(ステップS17)、対象プレーヤに対する期間前付与の付与条件を設定する(ステップS19)。
【0135】
その後、ステップS21〜ステップS29の各手順に従って期間前付与処理を実行する。すなわち先ず、期間前付与対象要求受付部235が、対象プレーヤのプレーヤ端末1500に期間前付与画面を表示させる制御を行い、対象付与期間の選択操作を受け付ける。そして、当該選択操作を受け付けたならば(ステップS21:YES)、徴収制御部239が徴収処理を実行し、先ず、選択された対象付与期間(選択対象付与期間)について決定された対価に基づいて、徴収する対価を設定する(ステップS23)。そして、設定した対価額分のゲームコインを対象プレーヤから徴収する(ステップS25)。
【0136】
その後、期間前付与判定部237が、ステップS25での徴収をもって付与条件を満たしたと判定し、期間前付与判定を肯定判定する(ステップS27:YES)。そして、その場合は、期間前付与部241が期間前付与を行い、選択対象付与期間に係るログイン特典を対象プレーヤに付与する(ステップS29)。
【0137】
以上説明したように、本実施形態によれば、付与期間が到来しなければログイン特典を獲得できないことの不満感を解消しつつ、ログイン意欲の減退を防ぐ仕組みを実現することができる。
【0138】
なお、上記実施形態では、付与条件を満たす条件の1つとして「対価の徴収」を例示したが、付与条件を満たす条件には、その他にも、例えば、「広告の視聴」を含めることができる。例えば、「対価の徴収」にかえて「広告の視聴」を要求する付与条件を設定する構成としてもよいし、「対価の徴収」と「広告の視聴」の両方を要求する付与条件を設定する構成でもよい。
【0139】
その場合は、ゲーム管理部230は、広告表示制御手段として、信用度指標値に基づいて対象プレーヤに視聴を要求する広告の種類、数、および時間の少なくとも何れか1つを設定する広告設定を行う。そして、広告設定に従って所与の広告を対象プレーヤのプレーヤ端末1500に表示させる制御を行う。そのために、例えば、信用度ランクと、表示させる広告の種類や数、時間との対応関係を予め定めておき、当該設定に基づいて、対象プレーヤの信用度ランクに応じた広告設定を行う。具体的には、広告設定は、信用度ランクが低いほど表示させる広告の数を多くして個々の表示時間も長くするとか、信用度ランクが低いほど表示させる広告の種類を増やして個々の表示時間も長くする等の設定とすることができる。
【0140】
そして、本変形例では、付与条件設定部233は、ゲーム管理部230によって対象プレーヤのプレーヤ端末1500に対する広告の表示制御が行われたことをもって付与条件を満足したと判定し、期間前付与判定を肯定判定する。