【実施例】
【0186】
以下、本明細書を具体的に説明するために実施例を挙げて詳細に説明する。しかし、本明細書に係る実施例は種々の異なる形態に変形可能であり、本出願の範囲が以下に詳述する実施例に限定されると解釈されない。本出願の実施例は、当業界における平均的な知識を有する者に本明細書をより完全に説明するために提供されるものである。
【0187】
<製造例>
【0188】
[A1の製造]
【0189】
【化38】
【0190】
1)T2の合成
【0191】
1Lの反応容器に硫酸10当量とfuming硫酸10当量とを混合した後、0℃で徐々に撹拌した。30分間温度を安定化した後、1当量の化合物T1を徐々に滴加した後、硝酸5当量をゆっくり入れた。硝酸滴加完了後、常温で反応を3時間進行させる。反応が完了した後、氷水を入れて酸を希釈した後、反応物をフィルタした。フィルタされた反応物をテトラヒドロフラン(THF)に溶かしてNaHCO
3溶液を用いて中和した後、抽出を進行させ、抽出された有機層は無水マグネシウムスルフェートを用いて水分を除去した後、減圧蒸留により溶媒を濃縮した。濃縮された生成物をTHFとエタノールを用いて再結晶を進行させて、化合物T2を確保した。(収率72%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
4Br
2N
2O
4S(M+):331.7925;found:331.7924
【0192】
2)T4の合成
【0193】
1Lの反応容器に、製造された化合物T2 1当量と2.5当量の化合物T3をTHF溶媒に溶解して、窒素下で撹拌した。ポタシウムカーボネート6当量を水に溶かして、撹拌中のT2とT3溶液に添加した。添加完了後、温度を80℃に加熱して、窒素下で撹拌した。加熱後、30分間温度を安定化させた後、触媒Pd(PPh
3)
4を0.05当量添加して反応を進行させた。3時間後に反応が終結すると、温度を常温に下げて反応物の精製を進行させた。完了した反応物に水とテトラヒドロフラン(THF)を追加的に導入して抽出を進行させ、抽出された有機層は無水マグネシウムスルフェートを用いて水分を除去した後、減圧蒸留により溶媒を濃縮した。濃縮された生成物をテトラヒドロフラン(THF)とエタノールを用いて再結晶を進行させて、化合物T4を確保した。
【0194】
3)A1の合成
【0195】
1Lの反応容器に、製造された化合物T4 1当量をクロロホルム/メタノール溶媒(4/1)を用いて溶解した後、スズ20当量を添加して一緒に撹拌した。その後、80当量の塩酸を徐々に添加して、反応を進行させた。反応完了後、セライトを用いてフィルタを進行させた後、NaOH水溶液を用いて中和後、反応物の精製を進行させた。水とテトラヒドロフラン(THF)を導入して抽出を進行させ、抽出された有機層は無水マグネシウムスルフェートを用いて水分を除去した後、減圧蒸留により溶媒を濃縮した。濃縮された生成物をテトラヒドロフラン(THF)とエタノールを用いて再結晶を進行させて、化合物A1を確保した。
【0196】
前記T4の合成過程中、T3を異にすれば、A1のほかにもA2〜A10を製造することができる。
【0197】
[製造例1]
【化39】
【0198】
前記確保した化合物A1(3g、1当量)を化合物B1 0.81g(1.05当量)およびパラトルエンスルホン酸触媒量と共に、クロロホルム溶媒に溶解する。窒素下、常温で反応を進行させ、反応3時間後に反応を終結して精製を進行させた。完了した反応物に水とクロロホルムを追加的に投入して抽出を進行させ、抽出された有機層は無水マグネシウムスルフェートを用いて水分を除去した後、減圧蒸留により溶媒を濃縮した。濃縮された生成物をクロロホルムとエタノールを用いて再結晶を進行させて、化合物P1を確保した。(3.17g、収率86%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
68H
42N
2S(M+):918.3069;found:918.3068
【0199】
[製造例2]
【化40】
【0200】
化合物A1の代わりに化合物A2(3g、1当量)を用いたことを除き、化合物B1(0.82g、1.05当量)とパラトルエンスルホン酸と共に、製造例1と同様の方法で合成を進行させて、化合物P2を確保した。(2.88g、収率78%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
68H
38N
2S(M+):914.2756;found:914.2757
【0201】
[製造例3]
【化41】
【0202】
化合物A1の代わりに化合物A3(3g、1当量)を用いたことを除き、化合物B1(1.29g、1.05当量)とパラトルエンスルホン酸と共に、製造例1と同様の方法で合成を進行させて、化合物P3を確保した。(3.20g、収率77%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
42H
22N
2O
2S(M+):618.1402;found:618.1400
【0203】
[製造例4]
【化42】
【0204】
化合物A1の代わりに化合物A2(3g、1当量)、化合物B1の代わりに化合物B2(2.21g、1.05当量)を用いたことを除き、製造例1と同様の方法で合成を進行させて、化合物P4を確保した。(2.99g、収率72%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
76H
54N
2O
2S(M+):1026.4088;found:1026.4087
【0205】
[製造例5]
【化43】
【0206】
化合物A1(3g、1当量)と、化合物B1の代わりに化合物B3(1.38g、1.05当量)を用いたことを除き、製造例1と同様の方法で合成を進行させて、化合物P5を確保した。(3.58g、収率84%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
76H
58N
2O
2S(M+):1062.4219;found:1062.4219
【0207】
[製造例6]
【化44】
【0208】
化合物A1(3g、1当量)と、化合物B1の代わりに化合物B4(1.43g、1.05当量)を用いたことを除き、製造例1と同様の方法で合成を進行させて、化合物P6を確保した。(2.34g、収率54%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
76H
40Br
2N
2S(M+):1076.1258;found:1076.1258
【0209】
[製造例7]
【化45】
【0210】
化合物A1の代わりに化合物A2(5g、1当量)と、化合物B1の代わりに化合物B4(2.39g、1.05当量)を用いたことを除き、製造例1と同様の方法で合成を進行させて、化合物P7を確保した。(5.13g、収率71%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
68H
36Br
2N
2S(M+):1072.0945;found:1072.0944
【0211】
[製造例8]
【化46】
【0212】
化合物A1の代わりに化合物A4(5g、1当量)と、化合物B1の代わりに化合物B4(2.38g、1.05当量)を用いたことを除き、製造例1と同様の方法で合成を進行させて、化合物P8を確保した。(4.47g、収率67%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
68H
40Br
2N
2S(M+):1076.1258;found:1076.1257
【0213】
[製造例9]
【化47】
【0214】
化合物A1の代わりに化合物A5(5g、1当量)と、化合物B1の代わりに化合物B4(2.39g、1.05当量)を用いたことを除き、製造例1と同様の方法で合成を進行させて、化合物P9を確保した。(4.91g、収率68%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
68H
36Br
2N
2S(M+):1072.0945;found:1072.0944
【0215】
[製造例10]
【化48】
【0216】
化合物A1の代わりに化合物A6(5g、1当量)と、化合物B1の代わりに化合物B4(3.44g、1.05当量)を用いたことを除き、製造例1と同様の方法で合成を進行させて、化合物P10を確保した。(4.74g、収率57%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
48H
32Br
2N
2S(M+):828.0632;found:828.0633
【0217】
[製造例11]
【化49】
【0218】
化合物A1の代わりに化合物A7(3g、1当量)と、化合物B1の代わりに化合物B4(1.24g、1.05当量)を用いたことを除き、製造例1と同様の方法で合成を進行させて、化合物P11を確保した。(3.11g、収率75%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
72H
48Br
2N
2O
4S(M+):1196.1681;found:1196.1682
【0219】
[製造例12]
【化50】
【0220】
化合物A1の代わりに化合物A8(3g、1当量)と、化合物B1の代わりに化合物B4(1.02g、1.05当量)を用いたことを除き、製造例1と同様の方法で合成を進行させて、化合物P12を確保した。(2.59g、収率66%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
86H
68Br
2N
2O
4S(M+):1396.2307;found:1396.2306
【0221】
[製造例13]
【化51】
【0222】
化合物A1の代わりに化合物A9(3g、1当量)と、化合物B1の代わりに化合物B4(1.76g、1.05当量)を用いたことを除き、製造例1と同様の方法で合成を進行させて、化合物P13を確保した。(3.18g、収率75%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
54H
30Br
2N
2S(M+):926.0537;found:926.0537
【0223】
[製造例14]
【化52】
【0224】
化合物A1の代わりに化合物A3(3g、1当量)と、化合物B1の代わりに化合物B4(2.28g、1.05当量)を用いたことを除き、製造例1と同様の方法で合成を進行させて、化合物P14を確保した。(2.35g、収率62%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
42H
20Br
2N
2O
2S(M+):775.9592;found:775.9593
【0225】
[製造例15]
【化53】
【0226】
化合物A1の代わりに化合物A10(3g、1当量)と、化合物B1の代わりに化合物B4(2.14g、1.05当量)を用いたことを除き、製造例1と同様の方法で合成を進行させて、化合物P15を確保した。(2.84g、収率63%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
42H
20Br
2N
2S
3(M+):807.9135;found:807.9135
【0227】
[製造例16]
【化54】
【0228】
化合物A1(5g、1当量)と、化合物B1の代わりに化合物B5(2.38g、1.05当量)を用いたことを除き、製造例1と同様の方法で合成を進行させて、化合物P16を確保した。(4.47g、収率62%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
68H
40Br
2N
2S(M+):1076.1258;found:1076.1257
【0229】
[製造例17]
【化55】
【0230】
化合物A1の代わりに化合物A2(5g、1当量)と、化合物B1の代わりに化合物B5(2.39g、1.05当量)を用いたことを除き、製造例1と同様の方法で合成を進行させて、化合物P17を確保した。(5.13g、収率71%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
68H
36Br
2N
2S(M+):1072.0945;found:1072.0944
【0231】
[製造例18]
【化56】
【0232】
化合物A1の代わりに化合物A4(5g、1当量)と、化合物B1の代わりに化合物B5(2.38g、1.05当量)を用いたことを除き、製造例1と同様の方法で合成を進行させて、化合物P18を確保した。(3.87g、収率58%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
68H
40Br
2N
2S(M+):1076.0945;found:1076.0944
【0233】
[製造例19]
【化57】
【0234】
化合物A1の代わりに化合物A5(5g、1当量)と、化合物B1の代わりに化合物B5(2.39g、1.05当量)を用いたことを除き、製造例1と同様の方法で合成を進行させて、化合物P19を確保した。(5.56g、収率77%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
68H
36Br
2N
2S(M+):1072.0945;found:1072.0945
【0235】
[製造例20]
【化58】
【0236】
化合物A1の代わりに化合物A6(5g、1当量)と、化合物B1の代わりに化合物B5(3.44g、1.05当量)を用いたことを除き、製造例1と同様の方法で合成を進行させて、化合物P20を確保した。(5.98g、収率72%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
48H
32Br
2N
2S(M+):828.0632;found:828.0633
【0237】
[製造例21]
【化59】
【0238】
化合物A1の代わりに化合物A7(3g、1当量)と、化合物B1の代わりに化合物B5(1.24g、1.05当量)を用いたことを除き、製造例1と同様の方法で合成を進行させて、化合物P21を確保した。(2.03g、収率49%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
72H
48Br
2N
2O
4S(M+):1196.1681;found:1196.1682
【0239】
[製造例22]
【化60】
【0240】
化合物A1の代わりに化合物A8(3g、1当量)と、化合物B1の代わりに化合物B5(1.02g、1.05当量)を用いたことを除き、製造例1と同様の方法で合成を進行させて、化合物P22を確保した。(2.28g、収率58%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
86H
56Br
2N
2O
4S(M+):1396.2307;found:1396.2306
【0241】
[製造例23]
【化61】
【0242】
化合物A1の代わりに化合物A9(3g、1当量)と、化合物B1の代わりに化合物B5(1.76g、1.05当量)を用いたことを除き、製造例1と同様の方法で合成を進行させて、化合物P23を確保した。(2.67g、収率63%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
54H
30Br
2N
2S(M+):1396.2307;found:1396.2307
【0243】
[製造例24]
【化62】
【0244】
化合物A1の代わりに化合物A3(3g、1当量)と、化合物B1の代わりに化合物B5(2.28g、1.05当量)を用いたことを除き、製造例1と同様の方法で合成を進行させて、化合物P24を確保した。(3.77g、収率82%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
42H
20Br
2N
2O
2S(M+):775.9592;found:775.9593
【0245】
[製造例25]
【化63】
【0246】
化合物A1の代わりに化合物A10(3g、1当量)と、化合物B1の代わりに化合物B5(2.14g、1.05当量)を用いたことを除き、製造例1と同様の方法で合成を進行させて、化合物P25を確保した。(2.97g、収率66%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
42H
20Br
2N
2S
3(M+):807.9135;found:807.9134
【0247】
[製造例26]
【化64】
【0248】
製造例7で得られたP7化合物(5g、1当量)を、シアン化銅(4.17g、10当量)と共にジメチルアセテート溶媒50mLに溶解した後、温度を160℃に昇温して、窒素下で反応を進行させた。3日間反応を進行させた後、温度を常温に下げて水を添加して反応を終了した。この時、生成された固体化合物を減圧濾過により確保し、この時、アンモニウム水溶液を用いて固体化合物を洗いながら確保した。減圧濾過により確保した固体化合物にジクロロベンゼン溶媒を入れて再結晶を進行させて、化合物P26を確保した。(1.44g、収率32%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
70H
36N
4S(M+):964.2661;found:964.2662
【0249】
[製造例27]
【化65】
【0250】
化合物P7の代わりに化合物P8(5g、1当量)を用いたことを除き、製造例26と同様の方法で合成を進行させて、化合物P27を確保した。(1.75g、収率39%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
70H
40N
6S(M+):968.2974;found:968.2973
【0251】
[製造例28]
【化66】
【0252】
化合物P7の代わりに化合物P13(5g、1当量)を用いたことを除き、製造例26と同様の方法で合成を進行させて、化合物P28を確保した。(1.09g、収率41%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
56H
30N
6S(M+):818.2253;found:818.2254
【0253】
[製造例29]
【化67】
【0254】
化合物P7の代わりに化合物P14(5g、1当量)を用いたことを除き、製造例26と同様の方法で合成を進行させて、化合物P29を確保した。(1.46g、収率34%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
44H
20N
4O
2S(M+):668.1307;found:668.1308
【0255】
[製造例30]
【化68】
【0256】
化合物P7の代わりに化合物P16(2g、1当量)を用いたことを除き、製造例26と同様の方法で合成を進行させて、化合物P30を確保した。(1.17g、収率32%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
70H
36N
4S(M+):968.2974;found:968.2975
【0257】
[製造例31]
【化69】
【0258】
化合物P7の代わりに化合物P17(2g、1当量)を用いたことを除き、製造例26と同様の方法で合成を進行させて、化合物P31を確保した。(0.92g、収率28%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
68H
36N
4S(M+):964.2661;found:964.2662
【0259】
[製造例32]
【化70】
【0260】
化合物P7の代わりに化合物P21(2g、1当量)を用いたことを除き、製造例26と同様の方法で合成を進行させて、化合物P32を確保した。(1.15g、収率27%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
90H
56N
4O
4S(M+):1088.3396;found:1088.3396
【0261】
[製造例33]
【化71】
【0262】
化合物P7の代わりに化合物P22(2g、1当量)を用いたことを除き、製造例26と同様の方法で合成を進行させて、化合物P33を確保した。(1.02g、収率27%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
90H
56N
4O
4S(M+):1288.4022;found:1288.4022
【0263】
[製造例34]
【化72】
【0264】
化合物P7の代わりに化合物P25(2g、1当量)を用いたことを除き、製造例26と同様の方法で合成を進行させて、化合物P34を確保した。(0.78g、収率33%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
44H
20N
4S
3(M+):700.0850;found:700.0851
【0265】
[製造例35]
【化73】
【0266】
製造例6で得られたP6化合物(3g、1当量)を、化合物B6(0.85g、2.5当量)と混合して、THF溶媒40mLに希釈した後、ポタシウムカーボネート5当量を水10mLに溶かして前記溶液に投入する。窒素下、溶液を80℃に加熱して温度を安定化させた後、触媒Pd(PPh
3)
4 5モル%を添加して反応を進行させた。反応が終結した後、温度を下げて、追加的に水とTHF溶媒を入れて抽出を進行させた。抽出された有機溶媒は無水マグネシウムスルフェートを通して水分を除去した後、減圧蒸留により溶媒を濃縮した。濃縮された溶液をTHFとエタノール溶媒を用いて再結晶を進行させ、再結晶により確保した固体は減圧濾過により確保して、化合物P35を確保した。(2.33g、収率78%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
48H
50N
2S(M+):1070.3695;found:1070.3695
【0267】
[製造例36]
【化74】
【0268】
化合物B6の代わりに化合物B7(1.32g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P36を確保した。(2.42g、収率72%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
82H
48F
6N
2S(M+):1206.3442;found:1206.3441
【0269】
[製造例37]
【化75】
【0270】
化合物B6の代わりに化合物B8(1.06g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P37を確保した。(2.27g、収率69%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
82H
54N
2O
2S(M+):1130.3906;found:1130.3905
【0271】
[製造例38]
【化76】
【0272】
化合物B6の代わりに化合物B9(1.25g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P38を確保した。(2.71g、収率82%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
84H
54N
2O
4S(M+):1186.3804;found:1186.3805
【0273】
[製造例39]
【化77】
【0274】
化合物B6の代わりに化合物B10(1.09g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P39を確保した。(2.71g、収率82%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
80H
48Cl
2N
2S(M+):1138.2915;found:1138.2914
【0275】
[製造例40]
【化78】
【0276】
化合物B6の代わりに化合物B11(1.67g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P40を確保した。(2.80g、収率77%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
98H
70N
2S(M+):1307.5293;found:1307.5294
【0277】
[製造例41]
【化79】
【0278】
化合物B6の代わりに化合物B12(2.52g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P41を確保した。(2.90g、収率67%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
118H
74N
2S(M+):1551.5606;found:1551.5605
【0279】
[製造例42]
【化80】
【0280】
化合物B6の代わりに化合物B13(2.51g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P42を確保した。(3.10g、収率72%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
118H
70N
2S(M+):1547.5293;found:1547.5294
【0281】
[製造例43]
【化81】
【0282】
化合物B6の代わりに化合物B14(1.67g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P43を確保した。(2.98g、収率82%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
96H
64N
2S(M+):1305.4885;found:1305.4885
[製造例44]
【化82】
【0283】
化合物P6の代わりに化合物P7(4g、1当量)を用い、化合物B6(1.67g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P44を確保した。(3.10g、収率78%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
80H
46N
2S(M+):1066.3382;found:1066.3382
【0284】
[製造例45]
【化83】
【0285】
化合物P6の代わりに化合物P7(5g、1当量)を用い、化合物B6の代わりに化合物B15(1.14g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P45を確保した。(3.54g、収率68%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
82H
44N
4S(M+):1116.3287;found:1116.3287
【0286】
[製造例46]
【化84】
【0287】
化合物P6の代わりに化合物P7(5g、1当量)を用い、化合物B6の代わりに化合物B9(2.10g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P46を確保した。(4.47g、収率81%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
84H
50N
2O
4S(M+):1182.3492;found:1182.3493
【0288】
[製造例47]
【化85】
【0289】
化合物P6の代わりに化合物P7(5g、1当量)を用い、化合物B6の代わりに化合物B29(4.20g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P47を確保した。(5.32g、収率74%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
118H
66N
2S(M+):1543.4980;found:1543.4980
【0290】
[製造例48]
【化86】
【0291】
化合物P6の代わりに化合物P7(5g、1当量)を用い、化合物B6の代わりに化合物B30(3.35g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P48を確保した。(4.30g、収率66%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
104H
60N
4S(M+):1397.4572;found:1397.4572
[製造例49]
【化87】
【0292】
化合物P6の代わりに化合物P8(5g、1当量)を用い、化合物B6の代わりに化合物B15(1.27g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P49を確保した。(3.07g、収率75%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
82H
54N
2S(M+):1098.4008;found:1098.4007
【0293】
[製造例50]
【化88】
【0294】
化合物P6の代わりに化合物P8(5g、1当量)を用い、化合物B6の代わりに化合物B16(1.69g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P50を確保した。(2.49g、収率75%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
96H
66N
2O
2S(M+):1311.4879;found:1311.4878
【0295】
[製造例51]
【化89】
【0296】
化合物P6の代わりに化合物P8(5g、1当量)を用い、化合物B6の代わりに化合物B13(2.52g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P51を確保した。(3.07g、収率71%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
118H
70N
2S(M+):1547.5293;found:1547.5293
【0297】
[製造例52]
【化90】
【0298】
化合物P6の代わりに化合物P10(3g、1当量)を用い、化合物B6の代わりに化合物B16(3.95g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P52を確保した。(3.26g、収率62%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
118H
70N
2S(M+):1451.5293;found:1451.5294
【0299】
[製造例53]
【化91】
【0300】
化合物P6の代わりに化合物P11(3g、1当量)を用い、化合物B6の代わりに化合物B17(1.08g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P53を確保した。(1.85g、収率57%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
92H
62N
2O
4S(M+):1290.4430;found:1290.4431
【0301】
[製造例54]
【化92】
【0302】
化合物P6の代わりに化合物P12(3g、1当量)を用い、化合物B6の代わりに化合物B18(2.82g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P54を確保した。(2.93g、収率62%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
68H
38F
6N
4S(M+):2197.7499;found:2197.7499
【0303】
[製造例55]
【化93】
【0304】
化合物P6の代わりに化合物P13(3g、1当量)を用い、化合物B6の代わりに化合物B7(1.54g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P55を確保した。(1.98g、収率58%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
68H
38F
6N
4S(M+):1056.2721;found:1056.2721
【0305】
[製造例56]
【化94】
【0306】
化合物P6の代わりに化合物P14(3g、1当量)を用い、化合物B6の代わりに化合物B7(1.83g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P56を確保した。(2.21g、収率63%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
58H
26F
6N
2O
2S(M+):906.1776;found:906.1777
【0307】
[製造例57]
【化95】
【0308】
化合物P6の代わりに化合物P15(3g、1当量)を用い、化合物B6の代わりに化合物B7(1.76g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P57を確保した。(1.92g、収率55%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
56H
28F
6N
2S
3(M+):938.1319;found:938.1319
【0309】
[製造例58]
【化96】
【0310】
化合物P6の代わりに化合物P16(4g、1当量)を用い、化合物B6(1.13g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P58を確保した。(2.67g、収率67%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
118H
70N
2S(M+):1070.3695;found:1070.3696
【0311】
[製造例59]
【化97】
【0312】
化合物P6の代わりに化合物P16(4g、1当量)を用い、化合物B6の代わりに化合物B15(1.36g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P59を確保した。(2.96g、収率71%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
82H
48N
4S(M+):1120.3600;found:1120.3601
【0313】
[製造例60]
【化98】
【0314】
化合物P6の代わりに化合物P16(4g、1当量)を用い、化合物B6の代わりに化合物B9(1.67g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P60を確保した。(3.53g、収率80%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
118H
70N
2S(M+):1186.3840;found:1186.3840
【0315】
[製造例61]
【化99】
【0316】
化合物P6の代わりに化合物P16(4g、1当量)を用い、化合物B6の代わりに化合物B12(3.36g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P61を確保した。(4.27g、収率74%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
118H
74N
2S(M+):1551.5606;found:1551.5105
【0317】
[製造例62]
【化100】
【0318】
化合物P6の代わりに化合物P16(4g、1当量)を用い、化合物B6の代わりに化合物B19(1.97g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P62を確保した。(3.07g、収率66%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
92H
54N
2O
2S(M+):1250.3906;found:1250.3906
【0319】
[製造例63]
【化101】
【0320】
化合物P6の代わりに化合物P17(5g、1当量)を用い、化合物B6の代わりに化合物B15(1.71g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P63を確保した。(3.91g、収率75%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
82H
44N
4S(M+):1116.3287;found:1116.3288
【0321】
[製造例64]
【化102】
【0322】
化合物P6の代わりに化合物P17(5g、1当量)を用い、化合物B6の代わりに化合物B13(4.20g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P64を確保した。(3.07g、収率66%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
118H
66N
2S(M+):1543.4980;found:1543.4981
【0323】
[製造例65]
【化103】
【0324】
化合物P6の代わりに化合物P17(5g、1当量)を用い、化合物B6の代わりに化合物B9(2.10g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P65を確保した。(4.25g、収率77%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
84H
50N
2O
4S(M+):1182.3492;found:1182.3491
【0325】
[製造例66]
【化104】
【0326】
化合物P6の代わりに化合物P17(5g、1当量)を用い、化合物B6の代わりに化合物B21(2.07g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P66を確保した。(4.51g、収率82%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
88H
62N
2S(M+):1178.4634;found:1178.4635
【0327】
[製造例67]
【化105】
【0328】
化合物P6の代わりに化合物P18(5g、1当量)を用い、化合物B6の代わりに化合物B31(1.62g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P67を確保した。(3.44g、収率67%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
80H
48F
2N
2S(M+):1106.3506;found:1106.3506
【0329】
[製造例68]
【化106】
【0330】
化合物P6の代わりに化合物P23(5g、1当量)を用い、化合物B6の代わりに化合物B22(3.48g、2.5当量)を用いたことを除き、製造例35と同様の方法で合成を進行させて、化合物P68を確保した。(3.73g、収率58%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
70H
36F
12N
4S(M+):1192.2469;found:1192.2469
【0331】
[製造例69]
【化107】
【0332】
化合物A1の代わりに化合物A6(3g、1当量)と、化合物B1の代わりに化合物B23(1.81g、1.05当量)を用いたことを除き、製造例1と同様の方法で合成を進行させて、化合物P69を確保した。(4.10g、収率87%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
56H
50N
2S(M+):782.3965;found:782.3965
【0333】
[製造例70]
【化108】
【0334】
化合物A1(3g、1当量)と、化合物B1の代わりに化合物B24(1.38g、1.05当量)を用いたことを除き、製造例1と同様の方法で合成を進行させて、化合物P70を確保した。(2.88g、収率91%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
76H
58N
2O
2S(M+):1062.4219;found:1062.4219
【0335】
[製造例71]
【化109】
【0336】
製造例38により確保した化合物P38(5g、1当量)をTHFに溶解した後、KOH10当量を水に溶かして添加した。その後、温度を80℃に昇温して反応を進行させた。3日間反応を進行後、反応温度を常温に下げた後、塩酸を添加して固体を形成した。生成された固体は水とエタノールで洗いながら減圧濾過により確保した。形成された固体はクロロホルムに入れて撹拌して残っている単量体を除去した後、さらに減圧濾過を進行させて、化合物P71を確保した。(2.88g、収率59%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
82H
50N
2O
4S(M+):1158.3491;found:1158.3491
【0337】
[製造例72]
【化110】
【0338】
化合物P38の代わりに化合物P46(5g、1当量)を用いたことを除き、製造例71と同様の方法で合成を進行させて、化合物P72を確保した。(2.34g、収率48%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
85H
50N
2O
4S(M+):1154.3178;found:115.3177
【0339】
[製造例73]
【化111】
【0340】
化合物P38の代わりに化合物P60(5g、1当量)を用いたことを除き、製造例71と同様の方法で合成を進行させて、化合物P73を確保した。(3.47g、収率71%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
82H
50N
2O
4S(M+):1158.3491;found:1158.3490
【0341】
[製造例74]
【化112】
【0342】
化合物P38の代わりに化合物P65(5g、1当量)を用いたことを除き、製造例71と同様の方法で合成を進行させて、化合物P74を確保した。(2.68g、収率55%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
85H
50N
2O
4S(M+):1154.3178;found:115.3179
【0343】
[製造例75]
【化113】
【0344】
製造例15により確保した化合物P15(5g、1当量)を、化合物B25(2.75g、3当量)と共にアセトンに溶解後、ポタシウムカーボネート3当量を添加して、60℃に温度を昇温して、窒素下で撹拌する。3日間反応を進行させた後、温度を常温に下げた後、THFと水を添加して抽出を進行させた。抽出された有機溶媒は無水マグネシウムスルフェート処理により水分除去後、溶液を濃縮した。濃縮された溶液をTHFとエタノールを通して再結晶を進行させて、化合物P75を確保した。(3.50g、収率60%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
54H
24F
6N
2O
2S
3(M+):942.0904;found:942.0904
【0345】
[製造例76]
【化114】
【0346】
化合物P15の代わりに化合物P24(5g、1当量)を用い、化合物B25の代わりに化合物B26(2.30g、3当量)を用いたことを除き、製造例75と同様の方法で合成を進行させて、化合物P76を確保した。(2.86g、収率52%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
56H
28N
4O
4S(M+):1154.3178;found:115.3179
【0347】
[比較製造例1]
【化115】
【0348】
化合物A1の代わりに化合物A5(2g、1当量)と、化合物B1の代わりに化合物B27(0.16g、1.05当量)を用いたことを除き、製造例1と同様の方法で合成を進行させて、比較化合物Z1を確保した。(1.54g、収率75%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
56H
32N
2S(M+):764.2286;found:764.2286
【0349】
[比較製造例2]
【化116】
【0350】
化合物A1の代わりに化合物A5(2g、1当量)と、化合物B1の代わりに化合物B28(1.70g、1.05当量)を用いたことを除き、製造例1と同様の方法で合成を進行させて、比較化合物Z2を確保した。(2.00g、収率81%)HR LC/MS/MS m/z calcd for C
68H
40N
2S(M+):916.2912;found:916.2912
【0351】
<実施例>
【0352】
[実施例1]
【0353】
製造例1で製造した化合物P1(トルエン溶液における最大吸収波長490nm、最大発光波長631nm)1.5重量部を、アクリル系バインダー(樹脂マトリックス)33.9重量部、多官能性モノマー(ペンタエリスリトールトリアクリレート、日本化薬)59.3重量部、接着助剤、および界面活性剤(KBM503、shinetsu)2.3重量部、光開始剤(Tinuvin(登録商標)477、BASF)3.0重量部を固形分含有量が21重量%となるように、溶媒PGMEA(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート:Propylene glycol monomethyl ether acetate)に溶かして溶液を製造した。前記アクリル系バインダーは、ベンジルメタアクリレート、メタアクリル酸、n−フェニルマレイン酸、およびスチレンの共重合体である。混合された溶液を十分に撹拌した後、ガラス基板上に薄膜をコーティング後、乾燥して色変換フィルムを製造した。製造された色変換フィルムの輝度スペクトルを分光放射輝度計(TOPCON社のSR series)で測定した。具体的には、製造された色変換フィルムをLED青色バックライト(最大発光波長450nm)と導光板とを含むバックライトユニットの導光板の一面に積層し、色変換フィルム上にプリズムシートと多層反射型偏光子フィルムとを積層した後、フィルムベースで青色LED光の明るさが600nitとなるように初期値を設定した。
【0354】
[実施例2]
【0355】
実施例1において、化合物P1の代わりに化合物P2(トルエン溶液における最大吸収波長494nm、最大発光波長633nm)を用いたことを除けば、前述した実施例1と同様に実施した。
【0356】
[実施例3]
【0357】
実施例1において、化合物P1の代わりに化合物P26(トルエン溶液における最大吸収波長484nm、最大発光波長62nm)を用いたことを除けば、前述した実施例1と同様に実施した。
【0358】
[実施例4]
【0359】
実施例1において、化合物P1の代わりに化合物P27(トルエン溶液における最大吸収波長494nm、最大発光波長628nm)を用いたことを除けば、前述した実施例1と同様に実施した。
【0360】
[実施例5]
【0361】
実施例1において、化合物P1の代わりに化合物P28(トルエン溶液における最大吸収波長510nm、最大発光波長630nm)を用いたことを除けば、前述した実施例1と同様に実施した。
【0362】
[実施例6]
【0363】
実施例1において、化合物P1の代わりに化合物P29(トルエン溶液における最大吸収波長517nm、最大発光波長638nm)を用いたことを除けば、前述した実施例1と同様に実施した。
【0364】
[実施例7]
【0365】
実施例1において、化合物P1の代わりに化合物P30(トルエン溶液における最大吸収波長484nm、最大発光波長624nm)を用いたことを除けば、前述した実施例1と同様に実施した。
【0366】
[実施例8]
【0367】
実施例1において、化合物P1の代わりに化合物P31(トルエン溶液における最大吸収波長485nm、最大発光波長625nm)を用いたことを除けば、前述した実施例1と同様に実施した。
【0368】
[実施例9]
【0369】
実施例1において、化合物P1の代わりに化合物P35(トルエン溶液における最大吸収波長500nm、最大発光波長623nm)を用いたことを除けば、前述した実施例1と同様に実施した。
【0370】
[実施例10]
【0371】
実施例1において、化合物P1の代わりに化合物P36(トルエン溶液における最大吸収波長489nm、最大発光波長618nm)を用いたことを除けば、前述した実施例1と同様に実施した。
【0372】
[実施例11]
【0373】
実施例1において、化合物P1の代わりに化合物P41(トルエン溶液における最大吸収波長500nm、最大発光波長618nm)を用いたことを除けば、前述した実施例1と同様に実施した。
【0374】
[実施例12]
【0375】
実施例1において、化合物P1の代わりに化合物P42(トルエン溶液における最大吸収波長503nm、最大発光波長619nm)を用いたことを除けば、前述した実施例1と同様に実施した。
【0376】
[実施例13]
【0377】
実施例1において、化合物P1の代わりに化合物P44(トルエン溶液における最大吸収波長506nm、最大発光波長623nm)を用いたことを除けば、前述した実施例1と同様に実施した。
【0378】
[実施例14]
【0379】
実施例1において、化合物P1の代わりに化合物P45(トルエン溶液における最大吸収波長502nm、最大発光波長615nm)を用いたことを除けば、前述した実施例1と同様に実施した。
【0380】
[実施例15]
【0381】
実施例1において、化合物P1の代わりに化合物P46(トルエン溶液における最大吸収波長507nm、最大発光波長620nm)を用いたことを除けば、前述した実施例1と同様に実施した。
【0382】
[実施例16]
【0383】
実施例1において、化合物P1の代わりに化合物P47(トルエン溶液における最大吸収波長506nm、最大発光波長621nm)を用いたことを除けば、前述した実施例1と同様に実施した。
【0384】
[実施例17]
【0385】
実施例1において、化合物P1の代わりに化合物P52(トルエン溶液における最大吸収波長484nm、最大発光波長612nm)を用いたことを除けば、前述した実施例1と同様に実施した。
【0386】
[実施例18]
【0387】
実施例1において、化合物P1の代わりに化合物P58(トルエン溶液における最大吸収波長500nm、最大発光波長623nm)を用いたことを除けば、前述した実施例1と同様に実施した。
【0388】
[実施例19]
【0389】
実施例1において、化合物P1の代わりに化合物P59(トルエン溶液における最大吸収波長496nm、最大発光波長618nm)を用いたことを除けば、前述した実施例1と同様に実施した。
【0390】
[実施例20]
【0391】
実施例1において、化合物P1の代わりに化合物P66(トルエン溶液における最大吸収波長506nm、最大発光波長628nm)を用いたことを除けば、前述した実施例1と同様に実施した。
【0392】
[実施例21]
【0393】
実施例1において、化合物P1の代わりに化合物P68(トルエン溶液における最大吸収波長506nm、最大発光波長628nm)を用いたことを除けば、前述した実施例1と同様に実施した。
【0394】
[実施例22]
【0395】
実施例1において、化合物P1の代わりに化合物P69(トルエン溶液における最大吸収波長502nm、最大発光波長617nm)を用いたことを除けば、前述した実施例1と同様に実施した。
【0396】
[実施例23]
【0397】
実施例1において、化合物P1の代わりに化合物P75(トルエン溶液における最大吸収波長515nm、最大発光波長633nm)を用いたことを除けば、前述した実施例1と同様に実施した。
【0398】
[比較例1]
【0399】
実施例1において、化合物P1の代わりに化合物Z1(トルエン溶液における最大吸収波長509nm、最大発光波長625nm)を用いたことを除けば、前述した実施例1と同様に実施した。
【0400】
[比較例2]
【0401】
実施例1において、化合物P1の代わりに化合物Z2(トルエン溶液における最大吸収波長532nm、最大発光波長633nm)を用いたことを除けば、前述した実施例1と同様に実施した。
【0402】
【化117】
【0403】
【化118】
【0404】
【化119】
【0405】
前記実施例1〜23および比較例1および2に用いられた化合物を色変換フィルムに適用時の薄膜の発光波長および薄膜の量子効率(PLQY(%))は、下記表1の通りである。
【0406】
薄膜の発光波長はSCINCO社のFS−2装置を用い、量子効率はHAMAMATSU社のQuantaurus−QY装置を用いて測定した。
【0407】
【表1】
【0408】
前記表1において、λ
PL,maxは、薄膜状態で現れる物質の最大発光波長を意味し、PLQY(%)は、薄膜状態で現れる物質の量子効率を意味する。
【0409】
前記表1から確認したように、実施例1〜23で製造された色変換フィルムの場合、比較例1および2により製造された色変換フィルムより優れた薄膜の量子効率を有することを確認することができた。実施例2の場合、比較例1の量子効率に比べて2.83倍の量子効率を有する。特に、本願の化学式1のX1およびX2がC(A2)(A3)であり、A2およびA3が互いに結合してフルオレン環を形成する場合(実施例2、3、8、13〜16および20)、薄膜状態の量子効率に優れている。
【0410】
したがって、前記化学式1で表される化合物を含む色変換フィルムは、量子効率に優れていることが分かる。