特許第6961753号(P6961753)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6961753延線用治具、電線・ケーブル及び電線・ケーブルの延線方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6961753
(24)【登録日】2021年10月15日
(45)【発行日】2021年11月5日
(54)【発明の名称】延線用治具、電線・ケーブル及び電線・ケーブルの延線方法
(51)【国際特許分類】
   H02G 1/06 20060101AFI20211025BHJP
【FI】
   H02G1/06
【請求項の数】10
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2020-85901(P2020-85901)
(22)【出願日】2020年5月15日
【審査請求日】2021年2月26日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000005290
【氏名又は名称】古河電気工業株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】591086843
【氏名又は名称】古河電工産業電線株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100090033
【弁理士】
【氏名又は名称】荒船 博司
(74)【代理人】
【識別番号】100093045
【弁理士】
【氏名又は名称】荒船 良男
(72)【発明者】
【氏名】桜井 裕士
(72)【発明者】
【氏名】寺山 喜一郎
【審査官】 木村 励
(56)【参考文献】
【文献】 特開2001−136620(JP,A)
【文献】 実開昭56−129136(JP,U)
【文献】 特開昭56−103914(JP,A)
【文献】 特開2016−167335(JP,A)
【文献】 特開2018−6267(JP,A)
【文献】 特開平10−285776(JP,A)
【文献】 実開昭60−135013(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02G 1/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
接続部を介して第2の電線・ケーブルと接続されている第1の電線・ケーブルを前記第2の電線・ケーブル側に引っ張って延線する際に用いられる延線用治具において、
前記第1の電線・ケーブルに取り付けられる中間引き型ケーブルグリップと、
前記中間引き型ケーブルグリップに取り付けられ、前記第2の電線・ケーブル側に延びるように配置された牽引具と、
少なくとも前記第2の電線・ケーブルの先端又は先端の近傍の部分に固定され、前記牽引具を、当該牽引具との間に隙間ができる状態で保持する保持具と、
を備えることを特徴とする延線用治具。
【請求項2】
前記牽引具は、延線用ロープであることを特徴とする請求項1に記載の延線用治具。
【請求項3】
前記保持具は、前記牽引具が挿通される筒状部材を有しており、
前記筒状部材が、少なくとも前記牽引具の1か所で前記第2の電線・ケーブルの先端又は先端の近傍の部分に固定具で固定されており、かつ、前記第2の電線・ケーブルに沿うように配設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の延線用治具。
【請求項4】
前記固定具は、可撓性を有していることを特徴とする請求項3に記載の延線用治具。
【請求項5】
前記固定具は、先端側が半球状、半長球状又は略錐体状に閉塞されており、
前記第2の電線・ケーブルの先端が前記固定具内に収容されることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の延線用治具。
【請求項6】
前記固定具に、前記牽引具を前記第2の電線・ケーブルの中心に向かう方向に引き寄せる引き寄せ具が設けられていることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の延線用治具。
【請求項7】
前記固定具は、リング状に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の延線用治具。
【請求項8】
前記筒状部材は、可撓性を有していることを特徴とする請求項3に記載の延線用治具。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載された延線用治具が取り付けられた電線・ケーブル。
【請求項10】
第1の電線・ケーブルと第2の電線・ケーブルとが接続部を介して接続されて形成された電線・ケーブルの延線方法において、
前記第1の電線・ケーブルに中間引き型ケーブルグリップを取り付け、
少なくとも前記第2の電線・ケーブルの先端又は先端の近傍の部分に固定された保持具で、牽引具を、当該牽引具との間に隙間ができる状態で保持し、
前記牽引具を前記中間引き型ケーブルグリップに取り付けて延線用治具を形成し、
前記牽引具を牽引して前記第1の電線・ケーブルを前記第2の電線・ケーブル側に引っ張ることで前記電線・ケーブルを延線する
ことを特徴とする電線・ケーブルの延線方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、延線用治具、電線・ケーブル及び電線・ケーブルの延線方法に関する。
【背景技術】
【0002】
電線・ケーブルを管路やラック等に延線する際には、ケーブルグリップが広く使用されている。ケーブルグリップは、細いワイヤロープを筒状に編み込んだもので、これを電線・ケーブルに被せて長手方向に引っ張ると、ケーブルグリップが電線・ケーブルを締め付けるように収縮して強力に把持する状態になる。
そのため、ケーブルグリップを電線・ケーブルに被せて長手方向に引っ張ることで電線・ケーブルを牽引して延線することができる。
【0003】
ケーブルグリップは、例えば特許文献1〜3に記載されているように、電線・ケーブルの先端部分に取り付けるものもあるが、電線・ケーブルの先端に取り付けることができない場合や、電線・ケーブルが長い場合などには、図15に示すような先端が開放された中間引き型ケーブルグリップが使用される場合もある。
中間引き型ケーブルグリップ20は、ワイヤネット21と複数の引手部22とを備えて構成されており、引手部22を引っ張るとワイヤネット21が収縮して電線・ケーブル10を締め付けるため、電線・ケーブル10を牽引して延線することができる。
【0004】
一方、電線・ケーブル10は、図16に示すように、第1の電線・ケーブル11(例えばアルミ導体の主線ケーブル等)と第2の電線・ケーブル12(例えば銅導体の補線ケーブル等)とが接続部13を介して接続されて形成されている場合がある(特許文献4等参照)。
そして、例えば電線・ケーブル10を図中左側に引っ張って延線する場合、第2の電線・ケーブル12を図中左側に引っ張ると、接続部13に負荷が掛かり接続部13での接続が破壊されてしまい導通不良になる可能性がある。そのため、このような場合には、第1の電線・ケーブル11を第2の電線・ケーブル側12に引っ張ることで電線・ケーブル10を延線することになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実開昭60−135013号公報
【特許文献2】特開平10−285776号公報
【特許文献3】特開2018−74645号公報
【特許文献4】特開2016−167335号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、例えば図17に示すように、第1の電線・ケーブル11に上記の中間引き型ケーブルグリップ20を取り付け、中間引き型ケーブルグリップ20に延線用ロープ30を取り付けて引っ張って電線・ケーブル10をラック100上に延線する場合、第2の電線・ケーブル12の先端Aが自由に動くため、先端Aがラック100やラック100上の他の設置物等(不図示)に引っ掛かり、スムーズに延線できないといった問題があった。
特に第2の電線・ケーブル12に巻きぐせが残っていると、第2の電線・ケーブル12の先端Aが、図18(A)に示すようにラック100等に引っ掛かったり、図18(B)に示すようにラック100の裏面側に潜り込んだりするため、延線をスムーズに行えなくなる。
【0007】
また、図示を省略するが、例えば図17に示した状態から電線・ケーブル10全体を下に引き出す場合、延線方向が図中左向きから下向きに変わるが、そのような場合には、ラック100から引き出す箇所にケーブルローラーを取り付けてそれに延線用ロープ30を掛けて下方に引っ張って延線する。ラック100が曲がっていて、それに沿って延線する場合も同様である。
しかし、こうした場合、第2の電線・ケーブル12の先端Aはそのまま図中左向きに進んでしまうため、電線・ケーブル10全体をラック100に沿って引っ張ることができない。
【0008】
そして、これを避けるために、例えば、第2の電線・ケーブル12に延線用ロープ30を巻き付けて下方に引っ張ると、第2の電線・ケーブル12の先端Aは延線用ロープ30の動きに追従してラック100に沿って移動するようになる。
しかし、第2の電線・ケーブル12に張力が加わり、接続部13に負荷が掛かってしまうことになる。
【0009】
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、接続部を有する電線・ケーブルを延線する際に、接続部に負荷を掛けることなく、スムーズに延線することが可能な延線用治具、電線・ケーブル及び電線・ケーブルの延線方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記の問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
接続部を介して第2の電線・ケーブルと接続されている第1の電線・ケーブルを前記第2の電線・ケーブル側に引っ張って延線する際に用いられる延線用治具において、
前記第1の電線・ケーブルに取り付けられる中間引き型ケーブルグリップと、
前記中間引き型ケーブルグリップに取り付けられ、前記第2の電線・ケーブル側に延びるように配置された牽引具と、
少なくとも前記第2の電線・ケーブルの先端又は先端の近傍の部分に固定され、前記牽引具を、当該牽引具との間に隙間ができる状態で保持する保持具と、
を備えることを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の延線用治具において、前記牽引具は、延線用ロープであることを特徴とする。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の延線用治具において、
前記保持具は、前記牽引具が挿通される筒状部材を有しており、
前記筒状部材が、少なくとも前記牽引具の1か所で前記第2の電線・ケーブルの先端又は先端の近傍の部分に固定具で固定されており、かつ、前記第2の電線・ケーブルに沿うように配設されていることを特徴とする。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の延線用治具において、前記固定具は、可撓性を有していることを特徴とする。
【0014】
請求項5に記載の発明は、請求項3又は請求項4に記載の延線用治具において、
前記固定具は、先端側が半球状、半長球状又は略錐体状に閉塞されており、
前記第2の電線・ケーブルの先端が前記固定具内に収容されることを特徴とする。
【0015】
請求項6の記載の発明は、請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の延線用治具において、前記固定具に、前記牽引具を前記第2の電線・ケーブルの中心に向かう方向に引き寄せる引き寄せ具が設けられていることを特徴とする。
【0016】
請求項7に記載の発明は、請求項3に記載の延線用治具において、前記固定具は、リング状に形成されていることを特徴とする。
【0017】
請求項8に記載の発明は、請求項3に記載の延線用治具において、前記筒状部材は、可撓性を有していることを特徴とする。
【0018】
請求項9に記載の発明は、電線・ケーブルにおいて、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載された延線用治具が取り付けられていることを特徴とする。
【0019】
請求項10に記載の発明は、
第1の電線・ケーブルと第2の電線・ケーブルとが接続部を介して接続されて形成された電線・ケーブルの延線方法において、
前記第1の電線・ケーブルに中間引き型ケーブルグリップを取り付け、
少なくとも前記第2の電線・ケーブルの先端又は先端の近傍の部分に固定された保持具で、牽引具を、当該牽引具との間に隙間ができる状態で保持し、
前記牽引具を前記中間引き型ケーブルグリップに取り付けて延線用治具を形成し、
前記牽引具を牽引して前記第1の電線・ケーブルを前記第2の電線・ケーブル側に引っ張ることで前記電線・ケーブルを延線する
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、接続部を有する電線・ケーブルを延線する際に、接続部に負荷を掛けることなく、スムーズに延線することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本実施形態に係る延線用治具の構成例1を表す斜視図である。
図2】構成例1の延線用治具が取り付けられた電線・ケーブルを表す斜視図である。
図3】筒状部材と第2の電線・ケーブルに固定具を巻き付けて筒状部材を第2の電線・ケーブルに固定した状態を表す図である。
図4】(A)、(B)筒状部材と第2の電線・ケーブルに固定具を巻き付けたり貼り付けて筒状部材を第2の電線・ケーブルに固定する形態の一例を表す図である。
図5】(A)、(B)固定具で筒状部材を第2の電線・ケーブルに固定する別の形態の一例を表す図である。
図6】構成例2の延線用治具が取り付けられた電線・ケーブルを表す斜視図である。
図7】固定具の長手方向の(A)前端部や(B)後端部にテープを巻き付けて固定具を第2の電線・ケーブルに固定した状態を表す図である。
図8】構成例3の延線用治具を表す斜視図である。
図9】(A)、(B)構成例3の延線用治具が取り付けられた電線・ケーブルのうち第2の電線・ケーブルの先端部分を表す斜視図である。
図10】(A)、(B)構成例3の延線用治具における保持具の例を表す斜視図である。
図11】構成例3において延線用ロープの筒状部材に隣接する位置に止め具を取り付けた構成を表す斜視図である。
図12】構成例4の延線用治具が取り付けられた電線・ケーブルのうち第2の電線・ケーブルの先端部分を表す斜視図である。
図13】構成例5の延線用治具が取り付けられた電線・ケーブルを表す斜視図である。
図14】電線・ケーブルが3本の電線・ケーブルを撚り合わせたものである場合の、本実施形態に係る延線用治具の保持具の部分での断面図である。
図15】中間引き型ケーブルグリップの構成を表す斜視図である。
図16】第1の電線・ケーブルと第2の電線・ケーブルとが接続部を介して接続されて形成された電線・ケーブルの構成を表す図である。
図17】第1の電線・ケーブルに中間引き型ケーブルグリップを取り付け、中間引き型ケーブルグリップに延線用ロープを取り付けた状態を表す斜視図である。
図18】第2の電線・ケーブルの先端が(A)ラック等に引っ掛かった状態、(B)ラックの裏面側に潜り込んだ状態を表す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、図面を参照して、本発明に係る延線用治具、電線・ケーブル及び電線・ケーブルの延線方法について実施の形態を例示して説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態や図示例に限定するものではない。
また、以下の各図では、電線・ケーブル10が1本の電線・ケーブルで構成されている場合を示すが、電線・ケーブル10は、例えば3本の電線・ケーブルを撚り合わせるなどして束ねたものであってもよい。
【0023】
本実施形態に係る延線用治具1は、接続部13を介して第2の電線・ケーブル12と接続されている第1の電線・ケーブル11を第2の電線・ケーブル12側に引っ張って延線する際に用いられる延線用治具であり、中間引き型ケーブルグリップ2と、牽引具3と、保持具4とを備えて構成されている。
本実施形態では、牽引具3は、延線用ロープで構成されており、以下、延線用ロープ3として説明するが、他の形態であってもよい。
以下、構成例をいくつか示して具体的に説明する。
【0024】
[構成例1]
図1は、本実施形態に係る延線用治具の構成例1を表す斜視図であり、図2は、構成例1の延線用治具が取り付けられた電線・ケーブルを表す斜視図である。図2では、構成例1の延線用治具が取り付けられた電線・ケーブル10がラック100上に配置された状態が示されている。
【0025】
延線用治具1の中間引き型ケーブルグリップ2は、図15に示した中間引き型ケーブルグリップ20と同様に構成されており、電線・ケーブル10の第1の電線・ケーブル11に取り付けられる。
そして、中間引き型ケーブルグリップ2の引手部には、アイ金具5を介して延線用ロープ3(牽引具3)が取り付けられており、延線用ロープ3は、第2の電線・ケーブル12側に延びるように配置されている。
また、延線用ロープ3には、少なくとも第2の電線・ケーブル12の先端A又は先端Aの近傍の部分に固定され、延線用ロープ3を、当該延線用ロープ3との間に隙間ができる状態で保持する保持具4が挿通されている。
【0026】
構成例1では、保持具4は、延線用ロープ3が挿通される筒状部材41を有している。
筒状部材41は、延線用ロープ3の1か所で固定具42により第2の電線・ケーブル12の先端Aやその近傍の部分に固定されており、かつ、第2の電線・ケーブル12に沿うように(すなわち筒状部材41の軸方向が第2の電線・ケーブル12の長手方向に略平行になるように)配設されている。
【0027】
保持具4の筒状部材41は、例えば円筒状に形成されており、その内径は、延線用ロープ3の外径よりやや大きい径とされている。そのため、筒状部材41に延線用ロープ3を挿通させると、筒状部材41と延線用ロープ3との間に隙間ができるようになっている。
保持具4は、筒状部材41に挿通された延線用ロープ3をこのような状態で保持するようになっている。
なお、第2の電線・ケーブル12の先端Aには、先端Aを保護するためのキャップ14が取り付けられている。
【0028】
保持具4の筒状部材41は、プラスチックや金属等で形成することが可能であり、特に材質に制限はない。また、保持具4の固定具42は、筒状部材41を第2の電線・ケーブル12に固定できるものであればよく、形態に制限はない。すなわち、専用の固定具を設けてもよく、また、図3図4(A)、(B)に示すように筒状部材41と第2の電線・ケーブル12にテープや紐、ベルト、結束バンド、面ファスナ等の固定具42を巻き付けたり貼り付けたりして筒状部材41を第2の電線・ケーブル12に固定するようにしてもよい。
【0029】
また、例えば、図5(A)に示すように、円筒状の固定具42を断面半円状の2つの部分42aに分割して、これらの部分42aをバネ付き蝶番42bで開閉可能に接続するとともに、各部分42aを閉じる方向に付勢するように構成することが可能である。
このように構成すれば、図5(A)に示すように固定具42の各部分42aを開いて固定具42内に第2の電線・ケーブル12を入れると、図5(B)に示すように各部分42aがバネ付き蝶番42bにより閉じる方向に付勢されて第2の電線・ケーブル12を把持する状態になる。そのため、固定具42が第2の電線・ケーブル12に固定され、固定具42を介して筒状部材41を第2の電線・ケーブル12に固定することができる。
【0030】
以上のように構成すると、作業者が延線用ロープ3を引っ張って第2の電線・ケーブル12側に電線・ケーブル10を延線する際、作業者が延線用ロープ3を引っ張る力が第2の電線・ケーブル12には加わらず、第1の電線・ケーブル11のみに加わる。
そのため、この構成例1によれば、第2の電線・ケーブル12を引っ張らないため接続部13に負荷を掛けることなく、電線・ケーブル10を延線することが可能となる。
【0031】
また、第2の電線・ケーブル12に固定された保持具4により延線用ロープ3が保持されているため、第2の電線・ケーブル12の先端Aが延線用ロープ3の動きに追従して移動する状態になる。
さらに、第2の電線・ケーブル12に巻きぐせが残っていても、第2の電線・ケーブル12の先端Aが保持具4に保持されているため、第2の電線・ケーブル12の先端Aを強制的に延線用ロープ3の動きに追従して移動させることができる。
【0032】
その際、上記のように保持具4の筒状部材41と延線用ロープ3との間に隙間があるため、このように保持具4により第2の電線・ケーブル12の先端Aを延線用ロープ3の動きに追従して移動させる状態になっても、第2の電線・ケーブル12には少なくともその長手方向には力が加わらない。そのため、接続部13には負荷が掛らない。
そのため、この構成例1によれば、例えば電線・ケーブル10をラック100上で延線する際、延線用ロープ3をラック100から多少離れた状態で牽引することで、延線用ロープ3に追従して移動する第2の電線・ケーブル12の先端Aがラック100やラック100上の他の設置物等に引っ掛かったりラック100の裏面側に潜り込んだりすることなく、電線・ケーブル10をスムーズに、かつ、接続部13に負荷を掛けることなく延線することが可能となる。
【0033】
また、前述したように例えば略水平方向に延在するラック100から電線・ケーブル10全体を下方に引き出す場合でも、延線用ロープ3の移動方向がコーナーローラにより下向きに変わる位置で、第2の電線・ケーブル12の先端Aも延線用ロープ3の動きに追従して移動方向を下向きに変える。ラック100が上下や左右に曲がっている場合も同様である。
その際、上記と同様に、第2の電線・ケーブル12には少なくともその長手方向には力が加わらないため、接続部13には負荷が掛らない。
そのため、この構成例1によれば、このように電線・ケーブル10全体をラック100から引き出したりラック100が湾曲しているような場合でも、電線・ケーブル10をスムーズに、かつ、接続部13に負荷を掛けることなく延線することが可能となる。
【0034】
[構成例2]
また、上記の延線用治具1において、例えば図6に示すように、保持具4の固定具42を長手方向に長く延びるように形成することも可能である。なお、図6では、延線用治具1が取り付けられた電線・ケーブル10がラック100上に配置された状態が示されている。
保持具4の固定具42を長手方向に長く延びるように形成する場合、図6に示すように、保持具4の固定具42を第2の電線・ケーブル12に固定し、長手方向に長く延びるように形成された固定具42の複数か所に、筒状部材41が取り付けられた複数のリング状の固定具42Aを固定するように構成する。
【0035】
この場合、図7(A)に示すように、固定具42の長手方向の前端部(第2の電線・ケーブル12の先端Aの側の端部)や、図7(B)に示すように、固定具42の長手方向の後端部(接続部13に近い側の端部)にテープ43を巻き付けるなどして固定具42を第2の電線・ケーブル12に固定してもよい。
その際、図7(B)に示した固定具42の長手方向の後端部に巻き付けられたテープ43等が接続部13に掛かってもよい。
【0036】
そして、長手方向に長く延びるように形成された固定具42の複数か所に固定された固定具42Aに取り付けられた筒状部材41に延線用ロープ3を挿通することで、筒状部材41で延線用ロープ3を保持する状態になる。
以上のように構成すれば、筒状部材41が第2の電線・ケーブル12に沿うように配設されるようになり、第2の電線・ケーブル12の先端Aがより確実に延線用ロープ3の動きに追従して移動する状態になる。そのため、接続部13を有する電線・ケーブル10を延線する際に、接続部13に負荷を掛けることなく、スムーズに延線することが可能となる。
【0037】
また、この場合、図6図7(A)、(B)に示すように、長手方向に長く延びるように形成された固定具42に蛇腹を設けるなどして、固定具42が可撓性を有するように構成することが望ましい。
保持具4の固定具42が可撓性を有していないと、例えば上記のようにラック100が湾曲しており、延線用ロープ3も曲がっている所で、保持具4の固定具42が延線用ロープ3に追従して曲がることができなくなるなど、電線・ケーブル10の延線作業に支障が生じ得るが、保持具4の固定具42が可撓性を有していれば、このような問題を生じることなく、電線・ケーブル10をスムーズに延線することが可能となる。
【0038】
[構成例3]
また、上記のように長手方向に長く延びるように形成された固定具42を用いる代わりに、例えば図8に示すように、長手方向に長く延びるように形成された筒状部材41の所定の箇所を固定具42で固定し、筒状部材41に延線用ロープ3を挿通して構成することも可能である。
そして、この場合も、筒状部材41に蛇腹を設けるように構成すれば、筒状部材41が可撓性を有するようになり、長手方向に長く延びるように形成された筒状部材41が延線用ロープ3に追従して曲がることが可能となり、電線・ケーブル10をスムーズに延線することが可能となる。
【0039】
[構成例4]
なお、上記の構成例1〜3では、第2の電線・ケーブル12の先端Aは、保持具4の固定具42より先で外部に露出されており、先端Aにキャップ14が取り付けられている場合について説明した。
しかし、このように構成する代わりに、例えば図9(A)に示すように、固定具42の先端側を半球状に閉塞するように構成して、第2の電線・ケーブル12の先端Aを固定具42内に収容するように構成することも可能である。
【0040】
また、図示を省略するが、例えば固定具42の先端側を半長球状に閉塞するように構成したり、例えば図9(B)に示すように、保持具4の固定具42の先端側を略錐体状等に閉塞するように構成することも可能である。
なお、半長球状とは、長球体(楕円体)をその長軸方向に2等分した場合の片方の形状をいう。
【0041】
このように構成すれば、第2の電線・ケーブル12の先端Aが固定具42内に収容されて保護されるため、先端Aにキャップ14等を取り付けなくてもよくなる。
また、保持具4の固定具42の先端が半球状等に形成されているため、例えば電線・ケーブル10をラック100上で延線する際に、第2の電線・ケーブル12の先端Aやそれを収容する保持具4の固定具42の先端がラック100やラック100上の他の設置物等に引っ掛かることなく、電線・ケーブル10をスムーズに、かつ、接続部13に負荷を掛けることなく延線することが可能となる。
【0042】
なお、この場合、例えば、固定具42を樹脂製とし、固定具42の内径を第2の電線・ケーブル12の外径よりも僅かに小さく形成するように構成すれば、第2の電線・ケーブル12の先端を固定具42内に収容する際に、固定具42を第2の電線・ケーブル12の先端Aに嵌め込む状態になる。
そのため、固定具42が第2の電線・ケーブル12から抜けにくくなる。
【0043】
また、図10(A)、(B)に示すように、固定具42の端部にテープ43を巻き付けるなどして固定具42を第2の電線・ケーブル12の先端に固定することも可能である。
その際、固定具42に、筒状部材41が取り付けられたリング状の固定具42Aを固定したり(図10(A)参照)、筒状部材41を固定具42にテープ巻きする(図10(B)参照)などして、筒状部材41を固定具42に取り付けるように構成することが可能である。
【0044】
また、上記のように構成しても固定具42が第2の電線・ケーブル12から抜けるおそれがある場合には、例えば図11に示すように、延線用ロープ3の筒状部材41に隣接する位置(筒状部材41の手前側)に、筒状部材41の内径より大きな止め具50を取り付けることが可能である。
このように止め具50を取り付ければ、止め具50に阻まれて筒状部材41が移動できなくなるため、固定具42が第2の電線・ケーブル12から抜けることを防止することができる。なお、止め具50は専用の器具である必要はなく、例えば作業現場にある把手等を用いることができる。また、延線用ロープ3に止め具50を取り付ける場合は、図11に示したテープ43等の巻き付けは必ずしも行わなくてもよい。
【0045】
なお、図10(A)、(B)や図11では、先端側を半球状に閉塞した固定具42の場合を示したが、先端側を略錐体状や半長球状等に閉塞した固定具42でも同様であることは言うまでもない。
【0046】
[構成例5]
また、図12に示すように、例えば保持具4の固定具42の先端等に引き寄せ具44を取り付ける等して設け、引き寄せ具44で、延線用ロープ3を第2の電線・ケーブル12の中心に向かう方向に引き寄せて固定するように構成することも可能である。
このように構成すれば、引き寄せ具44で延線用ロープ3を第2の電線・ケーブル12の中心に向かう方向に引き寄せて、延線用ロープ3を、第2の電線・ケーブル12を収容する保持具4の固定具42の先端に近づけることができる。
【0047】
そのため、保持具4の固定具42の先端が延線用ロープ3と一体的に移動するようになるため、例えば電線・ケーブル10をラック100上で延線する際、第2の電線・ケーブル12の先端Aやそれを収容する保持具4の固定具42の先端がラック100やラック100上の他の設置物等に引っ掛からずに電線・ケーブル10をスムーズに延線することが可能となる。
なお、この場合、「第2の電線・ケーブル12の中心」とは、第2の電線・ケーブル12が1本の電線・ケーブルである場合には、その円形断面の中心をいう。また、複数本の電線・ケーブルを撚り合わせたものである場合にはそれらの外接円の中心をいう。
【0048】
[構成例6]
一方、図6図7(A)、(B)では、長手方向に長く延びるように形成された固定具42の複数か所に筒状部材41が取り付けられた複数のリング状の固定具42Aを固定するように構成した場合について説明したが、例えば、図13(A)に示すように、リング状に形成した固定具42Aを、第2の電線・ケーブル12に直接固定するように構成することも可能である。
【0049】
このように、固定具42をリング状に形成すれば(リング状の固定具42A)、各リング状の固定具42Aにより第2の電線・ケーブル12と延線用ロープ3とが互いに沿う状態になり、第2の電線・ケーブル12の先端Aが確実に延線用ロープ3の動きに追従して移動する状態になる。
また、例えば上記のようにラック100が湾曲していても、延線用ロープ3が曲がる所で第2の電線・ケーブル12が延線用ロープ3に追従して確実に曲がる。そのため、電線・ケーブル10を引っ張ってスムーズに延線することが可能となる。また、長手方向に長く延びるように形成された固定具42が不要になるため、延線用治具1の保持具4の構成が非常に単純になる。
【0050】
[電線・ケーブルの延線方法]
次に、本実施形態に係る電線・ケーブル10の延線方法について説明する。
なお、以下では、上記の構成例1(図2等参照)の場合を例示して本実施形態に係る電線・ケーブル10の延線方法について説明するが、上記の構成例2〜6等の場合でも同様に説明される。
本実施形態に係る電線・ケーブル10の延線方法は、上記のように、第1の電線・ケーブル11と第2の電線・ケーブル12とが接続部13を介して接続されて形成された電線・ケーブル10の延線方法である。
【0051】
そして、図2に示したように、(A)第1の電線・ケーブル11に中間引き型ケーブルグリップ2を取り付け、(B)少なくとも第2の電線・ケーブル12の先端Aやその近傍の部分に固定された保持具4で延線用ロープ3(牽引具)を保持する。すなわち、保持具4の筒状部材41に延線用ロープ3(牽引具)を挿通する。
そして、(C)延線用ロープ3(牽引具)を、第1の電線・ケーブル11に取り付けた中間引き型ケーブルグリップにアイ金具5を介して取り付ける。このようにして本実施形態に係る延線用治具1を形成する。
なお、上記の(A)〜(C)の順番は適宜変更可能である。
【0052】
そして、延線用ロープ3(牽引具)を牽引して第1の電線・ケーブル11を手前の第2の電線・ケーブル12側に引っ張るようにして電線・ケーブル10を延線する。
このようにして電線・ケーブル10を延線すれば、上記の本実施形態に係る延線用治具1の効果が効果的に発揮され、接続部13を有する電線・ケーブル10を延線する際に、接続部13に負荷を掛けることなく、スムーズに延線することが可能となる。
【0053】
[効果]
以上のように、本実施形態に係る延線用治具、電線・ケーブル及び電線・ケーブルの延線方法によれば、第1の電線・ケーブル11と第2の電線・ケーブル12とが接続部13を介して接続されて形成された電線・ケーブル10を、第1の電線・ケーブル11を第2の電線・ケーブル12側に引っ張って延線する際に、第2の電線・ケーブル12を引っ張ることがないため、接続部13に負荷を掛けることがない。
また、第2の電線・ケーブル12やその先端Aが牽引具(延線用ロープ3)に追従して移動するようになるため、例えば電線・ケーブル10をラック100上で延線する際に、第2の電線・ケーブル12の先端Aがラック100やラック100上の他の設置物等に引っ掛かったりラック100の裏面側に潜り込んだりすることがなく、電線・ケーブル10をスムーズに延線することが可能となる。
【0054】
このように、本実施形態に係る延線用治具、電線・ケーブル及び電線・ケーブルの延線方法によれば、接続部13を有する電線・ケーブル10を延線する際に、接続部13に負荷を掛けることなく、スムーズに延線することが可能となる。
そのため、例えば電線・ケーブル10全体をラック100から引き出す場合でも、牽引具(延線用ロープ3)がラック100の湾曲部分に取り付けられたケーブルローラーに従って向きを変える際に第2の電線・ケーブル12やその先端Aがそれに追従してスムーズに向きを変える。また、ラック100が曲がっていて、それに沿って延線する場合も、牽引具(延線用ロープ3)に追従して第2の電線・ケーブル12やその先端Aがスムーズに向きを変える。そのため、そのような場合でも、接続部13に負荷を掛けることなく、電線・ケーブル10をスムーズに延線することが可能となる。
【0055】
なお、本発明が上記の実施形態等に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜変更可能であることは言うまでもない。
例えば、上記の実施形態では、電線・ケーブル10の接続部13で分岐がない場合について説明したが、電線・ケーブル10の接続部13で分岐がある場合(すなわち接続部13から分岐線が出ている場合)についても本発明を適用することができる。
【0056】
すなわち、図示を省略するが、このような場合、分岐線を第2の電線・ケーブル12に巻き付けておき、それらと筒状部材41に、例えば図3等に示したようにテープ等の固定具42を巻き付けたり貼り付けたりして筒状部材41を第2の電線・ケーブル12に固定して、牽引具(延線用ロープ3)を筒状部材41に挿通するように構成することが可能である。また、第2の電線・ケーブル12に固定した保持具4で牽引具(延線用ロープ3)を保持した状態で、それらの外側に分岐線を巻き付けるように構成することも可能である。
このように構成すれば、電線・ケーブル10を延線する際に分岐線が第2の電線・ケーブル12とともに移動するようになるため、例えば電線・ケーブル10をラック100上で延線する際に、分岐線がラック100やラック100上の他の設置物等に引っ掛かったりラック100の裏面側に潜り込んだりすることがなく、電線・ケーブル10をスムーズに延線することが可能となる。
【0057】
また、前述したように、電線・ケーブル10は、複数の電線・ケーブルを撚り合わせるなどして束ねたものであってもよい。例えば、電線・ケーブル10としてトリプレックスと呼ばれる3本の電線・ケーブルを束ねたものに対して本実施形態に係る延線用治具1を適用する場合、図14に示すように、固定具42は、3本の電線・ケーブルを束ねた第2の電線・ケーブル12に対して、その外側から包囲するように固定される。ここで、例えば、3本の電線・ケーブルを束ねた第2の電線・ケーブル12は、その外接円の径を固定具42の内径と同じかわずかに大きくなるようにすることで、固定具42によって外側から包囲するように固定される。このようにすることで、3本の電線・ケーブルを束ねた第2の電線・ケーブル12は、固定具42から抜き去り可能な状態で固定することができる。
このように構成することで、電線・ケーブル10が1本の電線・ケーブルで構成されている場合について説明した上記の実施形態における有益な作用効果を、電線・ケーブル10が複数の電線・ケーブルを束ねて構成されている場合においても全く同様に発揮させることが可能となる。
【符号の説明】
【0058】
1 延線用治具
2 中間引き型ケーブルグリップ
3 延線用ロープ(牽引具)
4 保持具
10 電線・ケーブル
11 第1の電線・ケーブル
12 第2の電線・ケーブル
13 接続部
41 筒状部材
42 固定具
42A リング状の固定具(固定具)
44 引き寄せ具
A 第2の電線・ケーブルの先端
【要約】
【課題】接続部を有する電線・ケーブルを延線する際に、接続部に負荷を掛けることなく、スムーズに延線することが可能な延線用治具、電線・ケーブル及び電線・ケーブルの延線方法を提供する。
【解決手段】接続部13を介して第2の電線・ケーブル12と接続されている第1の電線・ケーブル11を第2の電線・ケーブル12側に引っ張って延線する際に用いられる延線用治具1は、第1の電線・ケーブル11に取り付けられる中間引き型ケーブルグリップ2と、中間引き型ケーブルグリップ2に取り付けられ、第2の電線・ケーブル12側に延びるように配置された牽引具3と、少なくとも第2の電線・ケーブル12の先端A又は先端Aの近傍の部分に固定され、牽引具3を、当該牽引具3との間に隙間ができる状態で保持する保持具4と、を備える。
【選択図】図2
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
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図18