(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記検索手段は、前記被検索情報に基づいて、前記検索要求した前記第1のユーザ端末でのゲームプレイに係るゲームプレイ情報に適合する前記動画付随情報を検索することで、前記ゲームプレイ動画を検索する、
請求項1に記載のサーバシステム。
第2のユーザ端末から、アップロードを希望する前記ゲームプレイ動画であるアップ希望動画と、当該アップ希望動画に関連付けられた前記動画付随情報であるアップ希望動画付随情報とが指定されたアップロード依頼要求を受け付けるアップロード依頼受付手段と、
前記アップ希望動画と前記アップ希望動画付随情報とを前記動画提供サーバシステムにアップロードするアップロード手段と、
を更に備えた請求項1〜5の何れか一項に記載のサーバシステム。
前記第4の特典付与処理手段は、前記試行実施判定手段により肯定判定された前記第1のユーザ端末でのゲームプレイの試行プレイ時間又は試行プレイ回数に応じて、付与する特典を変更する、
請求項15に記載のサーバシステム。
アップロードされるゲームプレイ動画に関連付ける情報として、当該ゲームプレイ動画に係るゲームプレイにおいて発動された技名および/又はコンボ数について自動的に入力された動画付随情報が関連付けられた前記ゲームプレイ動画を格納し、通信回線を介して当該ゲームプレイ動画を閲覧可能に提供する動画データベースと通信可能なサーバシステムであって、
ゲームサーバ機能を有し、
前記動画データベースを巡回し、前記動画データベースに格納された前記ゲームプレイ動画を検索するための前記動画付随情報に基づく被検索情報を管理する被検索情報管理手段と、
第1のユーザ端末から検索要求を受け付ける受付手段と、
前記検索要求に応じた前記被検索情報を検索することでゲームプレイ動画を検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された前記ゲームプレイ動画を閲覧するための前記動画データベースへのアクセス情報を、前記第1のユーザ端末に回答する回答手段と、
前記回答手段による前記第1のユーザ端末への回答の後に、前記ゲームサーバ機能で管理された前記第1のユーザ端末でのゲームプレイが、当該回答に係る前記ゲームプレイ動画の内容と同一又は類似のゲームプレイとして再現されたことを示す所与の再現条件を満たしたかを、当該ゲームプレイ動画の前記動画付随情報を参照して判定する再現判定手段と、
第2のユーザ端末から、アップロードを希望する前記ゲームプレイ動画であるアップ希望動画と、当該アップ希望動画に関連付けられた前記動画付随情報であるアップ希望動画付随情報とが指定されたアップロード依頼要求を受け付けるアップロード依頼受付手段と、
前記アップ希望動画と前記アップ希望動画付随情報とを前記動画データベースにアップロードするアップロード手段と、
前記再現判定手段により肯定判定され、且つ、当該判定に係る前記ゲームプレイ動画が前記アップロード手段によりアップロードされた動画である場合に、当該ゲームプレイ動画に係る前記第2のユーザ端末のユーザに、所与の特典を付与する特典付与処理を実行する特典付与処理手段と、
を備えたサーバシステム。
アップロードされるゲームプレイ動画に関連付ける情報として、当該ゲームプレイ動画に係るゲームプレイにおいて発動された技名および/又はコンボ数について自動的に入力された動画付随情報が関連付けられた前記ゲームプレイ動画を格納し、通信回線を介して当該ゲームプレイ動画を閲覧可能に提供する動画データベースと通信可能なサーバシステムであって、
ゲームサーバ機能を有し、
前記動画データベースを巡回し、前記動画データベースに格納された前記ゲームプレイ動画を検索するための前記動画付随情報に基づく被検索情報を管理する被検索情報管理手段と、
第1のユーザ端末から検索要求を受け付ける受付手段と、
前記検索要求に応じた前記被検索情報を検索することでゲームプレイ動画を検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された前記ゲームプレイ動画を閲覧するための前記動画データベースへのアクセス情報を、前記第1のユーザ端末に回答する回答手段と、
前記回答手段による前記第1のユーザ端末への回答の後に、前記ゲームサーバ機能で管理された前記第1のユーザ端末でのゲームプレイが、当該回答に係る前記ゲームプレイ動画のプレイ結果と同一又はより優れたゲームプレイであることを示す所与の有用条件を満たしたかを、当該ゲームプレイ動画の前記動画付随情報を参照して判定する有用性判定手段と、
第2のユーザ端末から、アップロードを希望する前記ゲームプレイ動画であるアップ希望動画と、当該アップ希望動画に関連付けられた前記動画付随情報であるアップ希望動画付随情報とが指定されたアップロード依頼要求を受け付けるアップロード依頼受付手段と、
前記アップ希望動画と前記アップ希望動画付随情報とを前記動画データベースにアップロードするアップロード手段と、
前記有用性判定手段により肯定判定され、且つ、当該判定に係る前記ゲームプレイ動画が前記アップロード手段によりアップロードされた動画である場合に、当該ゲームプレイ動画に係る前記第2のユーザ端末のユーザに、所与の特典を付与する特典付与処理を実行する特典付与処理手段と、
を備えたサーバシステム。
アップロードされるゲームプレイ動画に関連付ける情報として、当該ゲームプレイ動画に係るゲームプレイにおいて発動された技名および/又はコンボ数について自動的に入力された動画付随情報が関連付けられた前記ゲームプレイ動画を格納し、通信回線を介して当該ゲームプレイ動画を閲覧可能に提供する動画データベースと通信可能なサーバシステムであって、
ゲームサーバ機能を有し、
前記動画データベースを巡回し、前記動画データベースに格納された前記ゲームプレイ動画を検索するための前記動画付随情報に基づく被検索情報を管理する被検索情報管理手段と、
第1のユーザ端末から検索要求を受け付ける受付手段と、
前記検索要求に応じた前記被検索情報を検索することでゲームプレイ動画を検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された前記ゲームプレイ動画を閲覧するための前記動画データベースへのアクセス情報を、前記第1のユーザ端末に回答する回答手段と、
前記回答手段による前記第1のユーザ端末への回答の後に、前記ゲームサーバ機能で管理された前記第1のユーザ端末でのゲームプレイが、当該回答に係る前記ゲームプレイ動画の内容に沿ったゲームプレイをしたことを示す所与の試行条件を満たしたかを、当該ゲームプレイ動画の前記動画付随情報を参照して判定する試行実施判定手段と、
第2のユーザ端末から、アップロードを希望する前記ゲームプレイ動画であるアップ希望動画と、当該アップ希望動画に関連付けられた前記動画付随情報であるアップ希望動画付随情報とが指定されたアップロード依頼要求を受け付けるアップロード依頼受付手段と、
前記アップ希望動画と前記アップ希望動画付随情報とを前記動画データベースにアップロードするアップロード手段と、
前記試行実施判定手段により肯定判定され、且つ、当該判定に係る前記ゲームプレイ動画が前記アップロード手段によりアップロードされた動画である場合に、当該ゲームプレイ動画に係る前記第2のユーザ端末のユーザに、所与の特典を付与する特典付与処理を実行する特典付与処理手段と、
を備えたサーバシステム。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ゲームプレイ動画を共有する行為は、同じゲームタイトルを楽しむプレーヤコミュニティに良好な影響を与える。例えば、ゲームプレイ動画のプレイをお手本にした技量の向上効果は勿論のこと、自身が投稿したゲームプレイ動画へ付与されたコメントによる賞賛の声はゲームプレイへのモチベーションを高めるであろう。また、コメントを通じたプレーヤ間のコミュニケーション活性化もプレーヤを楽しませる。
【0007】
本発明は、ゲームプレイ動画の共有に関する新しい技術を提供することを目的に考案されたものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決するための第1の発明は、アップロードされるゲームプレイ動画に関連付ける情報として、少なくとも、1)アップロード者自身が入力した情報、及び、2)自動的に入力された情報の何れかの情報(以下包括して「動画付随情報」という)が関連付けられた前記ゲームプレイ動画を格納し、通信回線を介して当該動画を閲覧可能に提供する動画データベースと通信可能なサーバシステムであって、
前記動画データベースを巡回し、前記動画付随情報に基づいて、前記動画データベースに格納された前記ゲームプレイ動画を検索するための被検索情報を管理する被検索情報管理手段(例えば、
図1の制御基板1150、
図8のサーバ処理部200s、被検索情報管理部210、
図9の巡回結果データ640、
図16の巡回処理)と、
第1のユーザ端末から検索要求を受け付ける受付手段(例えば、
図1の制御基板1150、
図8のサーバ処理部200s、検索要求受付制御部212、通信部394s、
図17のステップS44)と、
前記検索要求に応じた前記被検索情報を検索することでゲームプレイ動画を検索する検索手段(例えば、
図1の制御基板1150、
図8のサーバ処理部200s、検索実行部214、
図17のステップS30〜S34)と、
前記検索手段により検索された前記ゲームプレイ動画を閲覧するための前記動画データベースへのアクセス情報を、前記第1のユーザ端末に回答する回答手段(例えば、
図1の制御基板1150、
図8のサーバ処理部200s、回答制御部216、通信部394s、
図17のステップS38)と、を備えたサーバシステムである。
【0009】
第2の発明は、前記検索手段が、前記被検索情報に基づいて、前記検索要求した前記第1のユーザ端末でのゲームプレイに係るゲームプレイ情報に適合する前記動画付随情報を検索することで、前記ゲームプレイ動画を検索する、第1の発明のサーバシステムである。
【0010】
第3の発明は、前記被検索情報管理手段が、前記動画付随情報に基づいて前記被検索情報を管理する、第1又は第2の発明のサーバシステムである。
【0011】
第4の発明は、前記動画データベースが、少なくとも前記ゲームプレイ動画それぞれの閲覧数を含む閲覧情報を管理しており、前記被検索情報管理手段は、前記閲覧情報に基づいて前記被検索情報を管理する、第1〜第3の何れかの発明のサーバシステムである。
【0012】
第1〜第4の何れかの発明によれば、サーバシステムは動画データベースを巡回して、ゲームプレイ動画へのアクセス情報を自動的に収集できる。そして、プレーヤからゲームプレイ動画の検索要求を受けると、収集していたアクセス情報を提供することができる。つまり、ゲームプレイ動画の共有に関する新たな技術を提供することが可能となり、利便性の向上を図ることができる。
【0013】
第5の発明は、前記回答手段が、少なくとも、前記閲覧数が所与の上位条件を満たした前記ゲームプレイ動画に係る前記アクセス情報を回答する、第3の発明のサーバシステムである。
【0014】
第5の発明によれば、閲覧数が上位、すなわち人気のゲームプレイ動画のアクセス情報を優先的に回答できるようになり、利便性が更に向上する。
【0015】
第6の発明は、前記検索手段が、前記検索要求に応じた前記被検索情報を、前記閲覧情報に基づいて検索することで前記ゲームプレイ動画を検索する、第3又は第4の発明のサーバシステムである。
【0016】
第6の発明によれば、被検索情報を閲覧情報に基づいて検索することができる。
【0017】
第7の発明は、第2のユーザ端末から、アップロードを希望する前記ゲームプレイ動画であるアップ希望動画と、当該アップ希望動画に関連付けられた前記動画付随情報であるアップ希望動画付随情報とが指定されたアップロード依頼要求を受け付けるアップロード依頼受付手段(例えば、
図1の制御基板1150、
図8のサーバ処理部200s、アップロード依頼受付制御部224、通信部394s、
図19のステップS140)と、
前記アップ希望動画と前記アップ希望動画付随情報とを前記動画データベースにアップロードするアップロード手段(例えば、
図1の制御基板1150、
図8のサーバ処理部200s、アップロード制御部228、通信部394s、
図19のステップS142)と、
を更に備えた第1〜第6の何れかの発明のサーバシステムである。
【0018】
第7の発明によれば、第2のユーザ端末から受け付けたアップ希望動画とアップ希望動画付随情報とを、動画データベースにアップロードすることができる。
【0019】
第8の発明は、前記アップ希望動画付随情報には、当該アップロードを希望するアップロード者を識別するための情報が含まれる、第7の発明のサーバシステムである。
【0020】
第8の発明によれば、アップ希望動画を動画データベースにアップロードする際に、アップ希望動画付随情報にアップロード者を識別するための情報を含めることができる。
【0021】
第9の発明は、前記アップロード依頼受付手段で受け付けられた前記アップ希望動画と前記アップ希望動画付随情報とが所与の適合条件を満たすかを判定する適合判定手段(例えば、
図1の制御基板1150、
図8のサーバ処理部200s、適合判定部226、
図21のステップS114)を更に備え、
前記アップロード手段は、前記適合判定手段により肯定判定された前記アップ希望動画と前記アップ希望動画付随情報とを前記動画データベースにアップロードする第8の発明のサーバシステムである。
【0022】
第9の発明によれば、アップロードされるゲームプレイ動画(アップ希望動画)とその動画付随情報(アップ希望動画付随情報)との整合をとることができる。
【0023】
第10の発明は、ゲームサーバ機能(例えば、
図1の制御基板1150、
図8のサーバ処理部200s、ゲーム管理部218、
図17のステップS26)、を有し、
前記ゲームサーバ機能で管理された第2のユーザ端末でのゲームプレイに基づいて、アップロード対象となる前記ゲームプレイ動画であるアップ希望動画を生成するアップ希望動画生成手段(例えば、
図1の制御基板1150、
図8のサーバ処理部200s、アップ希望動画生成部220、
図12のアップ希望動画編集データ740、
図18のステップS76)と、
前記アップ希望動画に関連付けられる前記動画付随情報であるアップ希望動画付随情報を生成するアップ希望動画付随情報生成手段(例えば、
図1の制御基板1150、
図8のサーバ処理部200s、アップ希望動画付随情報生成部222、
図12の動画付随情報編集データ747、
図18のステップS76)と、
前記アップ希望動画を前記アップ希望動画付随情報と関連付けて前記動画データベースにアップロードするアップロード手段と、を更に備えた第1〜第6の何れかの発明の記載のサーバシステムである。
【0024】
第10の発明によれば、ユーザ端末でのゲームプレイに基づいてアップ希望動画と、その動画付随情報を生成し、それらをアップロードできる。つまり、より利便性が向上する。
【0025】
第11の発明は、前記動画データベースに管理された前記ゲームプレイ動画に関する管理情報が、所与の特典付与条件を満たした場合に、当該ゲームプレイ動画をアップロードしたアップロード者に所与の特典を付与する第1の特典付与処理を実行する第1の特典付与処理手段(例えば、
図1の制御基板1150、
図8のサーバ処理部200s、特典付与部238、
図9のユーザ管理データ600、第1特典定義データ671、
図22のステップS236〜S238)、を更に備えた第7〜第10の何れかの発明のサーバシステムである。
【0026】
第12の発明は、前記管理情報に、少なくとも当該ゲームプレイ動画の閲覧数が含まれており、前記第1の特典付与処理手段は、前記閲覧数を用いて前記特典付与条件を満たしたか否かを判定し、満たしたゲームプレイ動画のアップロード者に所与の特典を付与する第11の発明のサーバシステムである。
【0027】
第11又は第12の発明によれば、アップロードされたゲームプレイ動画のプレーヤであるユーザ(アップロード者、すなわち当該動画に映し出されているゲームプレイを実行したユーザ)へ、特典を付与できる。よって、ユーザに対してより積極的にゲームプレイ動画をアップロードするように促し、ゲームプレイ動画の共有を盛り上げることができる。
【0028】
第13の発明は、ゲームサーバ機能を有し、前記回答手段による前記第1のユーザ端末への回答の後に、前記ゲームサーバ機能で管理された前記第1のユーザ端末でのゲームプレイが、当該回答に係る前記ゲームプレイ動画の内容と同一又は類似のゲームプレイとして再現されたことを示す所与の再現条件を満たしたかを、当該ゲームプレイ動画の前記動画付随情報を参照して判定する再現判定手段(例えば、
図1の制御基板1150、
図8のサーバ処理部200s、再現判定部230、
図19のステップS150)と、
前記再現判定手段により肯定判定された場合に、その旨を前記第1のユーザ端末に通知する再現判定結果通知制御手段(例えば、
図1の制御基板1150、
図8のサーバ処理部200s、再現判定結果通知制御部232、
図19のステップS152〜S154)と、
を更に備えた第1〜第12の何れかの発明のサーバシステムである。
【0029】
第13の発明によれば、第1のユーザ端末のユーザにより閲覧されたゲームプレイ動画の内容が当該ユーザのゲームプレイにより再現されたと判定された場合に、第1のユーザ端末のユーザにその旨が通知される。つまり、ゲームプレイ動画の内容を再現できたことを認定することができるようになる。ゲームプレイのモチベーションを高め、ゲームプレイ動画の共有を盛り上げることができる。
【0030】
第14の発明は、ゲームサーバ機能を有し、前記回答手段による前記第1のユーザ端末への回答の後に、前記ゲームサーバ機能で管理された前記第1のユーザ端末でのゲームプレイが、当該回答に係る前記ゲームプレイ動画の内容と同一又は類似のゲームプレイとして再現されたことを示す所与の再現条件を満たしたかを、当該ゲームプレイ動画の前記動画付随情報を参照して判定する再現判定手段と、
前記再現判定手段により肯定判定され、且つ、当該判定に係る前記ゲームプレイ動画が前記アップロード手段によりアップロードされた動画である場合に、当該ゲームプレイ動画に係る前記第2のユーザ端末のユーザに、所与の特典を付与する第2の特典付与処理を実行する第2の特典付与処理手段(例えば、
図1の制御基板1150、
図8のサーバ処理部200s、特典付与部238、
図9のユーザ管理データ600、第2特典定義データ672、
図19のステップS156〜S160)と、
を更に備えた第7〜第11の何れかの発明のサーバシステムである。
【0031】
第14の発明によれば、ゲームプレイ動画を閲覧したユーザのゲームプレイにおいて当該ゲームプレイ動画の内容を再現したと判定された場合、当該ゲームプレイ動画のアップロード者であるユーザに特典を付与できる。よって、ユーザにより積極的にゲームプレイ動画をアップロードするように促し、ゲームプレイ動画を共有する気運を盛り上げることができる。
【0032】
第15の発明は、ゲームサーバ機能を有し、前記回答手段による前記第1のユーザ端末への回答の後に、前記ゲームサーバ機能で管理された前記第1のユーザ端末でのゲームプレイが、当該回答に係る前記ゲームプレイ動画のプレイ結果と同一又はより優れたゲームプレイであることを示す所与の有用条件を満たしたかを、当該ゲームプレイ動画の前記動画付随情報を参照して判定する有用性判定手段(例えば、
図1の制御基板1150、
図8のサーバ処理部200s、有用性判定部234、
図20のステップS170)と、
前記有用性判定手段により肯定判定され、且つ、当該判定に係る前記ゲームプレイ動画が前記アップロード手段によりアップロードされた動画である場合に、当該ゲームプレイ動画に係る前記第2のユーザ端末のユーザに、所与の特典を付与する第3の特典付与処理を実行する第3の特典付与処理手段(例えば、
図1の制御基板1150、
図8のサーバ処理部200s、特典付与部238、
図9のユーザ管理データ600、第3特典定義データ673、
図20のステップS172〜S178)と、
を更に備えた第7〜第11および第14のうちの何れかの発明のサーバシステムである。
【0033】
第15の発明によれば、閲覧されたゲームプレイ動画が、他ユーザのゲームプレイの役に立った場合に、当該ゲームプレイ動画のプレーヤであるユーザに特典を付与できる。よって、ユーザがより積極的にゲームプレイ動画のアップロードするように促し、ゲームプレイ動画の共有の気運を盛り上げることができる。
【0034】
第16の発明は、ゲームサーバ機能を有し、前記回答手段による前記第1のユーザ端末への回答の後に、前記ゲームサーバ機能で管理された前記第1のユーザ端末でのゲームプレイが、当該回答に係る前記ゲームプレイ動画の内容に沿ったゲームプレイをしたことを示す所与の試行条件を満たしたかを、当該ゲームプレイ動画の前記動画付随情報を参照して判定する試行実施判定手段(例えば、
図1の制御基板1150、
図8のサーバ処理部200s、試行実施判定部236、
図20のステップS190)と、
前記試行実施判定手段により肯定判定され、且つ、当該判定に係る前記ゲームプレイ動画が前記アップロード手段によりアップロードされた動画である場合に、当該ゲームプレイ動画に係る前記第2のユーザ端末のユーザに、所与の特典を付与する第4の特典付与処理を実行する第4の特典付与処理手段(例えば、
図1の制御基板1150、
図8のサーバ処理部200s、特典付与部238、
図9のユーザ管理データ600、第4特典定義データ674、
図20のステップS190〜S194)と、
を更に備えた第7〜第11,第14および第15のうちの何れかの発明のサーバシステムである。
【0035】
第17の発明は、前記第4の特典付与処理手段が、前記試行実施判定手段により肯定判定された前記第1のユーザ端末でのゲームプレイの試行プレイ時間又は試行プレイ回数に応じて、付与する特典を変更する、第16の発明のサーバシステムである。
【0036】
第16又は第17の発明によれば、閲覧されたゲームプレイ動画の内容のゲームプレイを、第1のユーザ端末のユーザが再現しようと挑戦したことを判定し、肯定の場合には当該ゲームプレイ動画のアップロード者であるユーザに特典を付与することができる。よって、より一層ユーザに積極的なゲームプレイ動画のアップロードを促し、ゲームプレイ動画の共有の気運を一層盛り上げることができる。
【0037】
なお、動画付随情報の内容は適宜設定可能であるが、第18の発明として、前記動画付随情報には、ゲームタイトル、ゲームカテゴリ、ゲームステージ、および、プレイ結果情報のうちの少なくとも1つが含まれる、第1〜第17の何れかの発明のサーバシステムを構成すると、様々なタイプのゲームに適用可能になり汎用性の観点からより好適である。
【0038】
なお、動画データベースはサーバシステムの一部として実現される構成も可能である。すなわち、第19の発明として、前記動画データベースを備えた第1〜第18の何れかの発明のサーバシステムを構成することも可能である。
【0039】
また、動画付随情報は適宜暗号化する構成も可能である。すなわち、第20の発明として、前記動画付随情報が、暗号化されて前記動画データベースに格納されており、前記暗号化された動画付随情報を復号する復号手段を更に備えた第1〜第19の何れかの発明のサーバシステムを構成することができる。
【発明を実施するための形態】
【0041】
本発明を適用した実施形態として、オンラインゲームのゲームプレイ動画をプレーヤ間で共有する例を挙げて説明する。
【0042】
図1は、本実施形態におけるゲームシステムの構成の一例を示す図である。本実施形態のゲームシステムは、通信回線9に接続することで相互にデータ通信が可能な、サーバシステム1100と、動画データベース1200と、ユーザ端末1500とを含む。
【0043】
通信回線9は、データ通信が可能な通信路を意味する。すなわち、通信回線9とは、直接接続のための専用線(専用ケーブル)やイーサネット(登録商標)等によるLAN(Local Area Network)の他、電話通信網やケーブル網、インターネット等の通信網を含む意味であり、また、通信方法については有線/無線を問わない。
【0044】
サーバシステム1100は、制御基板1150を搭載する。制御基板1150には、CPU(Central Processing Unit)1151やGPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)などの各種マイクロプロセッサ、VRAMやRAM,ROM等の各種ICメモリ1152、通信装置1153が搭載されている。なお、制御基板1150の一部または全部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)や、FPGA(field-programmable gate array)、SoC(System on a Chip)により実現するとしてもよい。
【0045】
そして、サーバシステム1100は、制御基板1150で所定のプログラム及びデータに基づいて演算処理することにより、1)ユーザ登録等に係るユーザ管理機能と、2)ユーザであるプレーヤがユーザ端末1500でゲームプレイするのに必要なデータを提供するゲーム管理機能と、を実現する。つまり、本実施形態におけるビデオゲームは、一種のクライアント・サーバ型のオンラインゲームとして実現される。
【0046】
また同様に、本実施形態のサーバシステム1100は、
3)動画データベース1200を定期巡回して、サーバシステム1100が提供するオンラインゲームに関するゲームプレイ動画に関する情報を自動収集する機能と、
4)ゲームプレイ動画を動画データベース1200へ投稿する動画投稿機能と、
5)動画データベース1200に投稿されているゲームプレイ動画へのアクセス情報をプレーヤに提供する機能と、
6)動画データベース1200に投稿されたゲームプレイ動画へのアクセス結果に基づいて、当該ゲームプレイ動画を投稿したプレーヤへ特典を付与する機能と、
7)ユーザ端末1500で閲覧されたゲームプレイ動画と、ゲームプレイ結果との関係に基づいて、当該閲覧されたゲームプレイ動画を投稿したプレーヤへ特典を付与する機能と、を実現する。
【0047】
なお、サーバシステム1100は単体として記しているが、各機能を分担する複数のブレードサーバを搭載して相互に内部バスを介してデータ通信可能に接続した構成であっても良い。或いは、離れた場所に設置された独立した複数のサーバを、通信回線9を介してデータ通信させることで、全体としてサーバシステム1100として機能させる構成であっても良い。
【0048】
動画データベース1200は、「動画サイト」や「動画共有サービス」を提供するサーバシステムである。公知の動画データベースを利用するとしても良いし、サーバシステム1100の一機能として実現された専用データベースとして実現してもよい。
【0049】
ユーザ端末1500(1500a,1500b,…)は、プレーヤがゲームプレイのために使用するコンピュータであって、通信回線9を介してサーバシステム1100にアクセスしてオンラインゲームを実行できるコンピュータである。勿論、単独で動画データベース1200へアクセスして投稿されている動画を閲覧することができる。
【0050】
ユーザ端末1500の形態は、特に限定されない。例えば、スマートフォンや、携帯型ゲーム装置、据置型家庭用ゲーム装置、据置型家庭用ゲーム装置のゲームコントローラ、業務用ゲーム装置、パソコン、タブレット型コンピュータ、ウェアラブルコンピュータ、などに分類される装置でもよい。
【0051】
[各機能の概要]
図2は、本実施形態のサーバシステム1100が動画データベース1200を定期巡回して、サーバシステム1100が提供するオンラインゲームに関するゲームプレイ動画の情報を自動収集する機能について説明するための図である。
【0052】
動画データベース1200は、投稿された(アップロードされた)動画毎に固有のアクセス情報401(例えば、URLやIPアドレス、ルート情報など)を付与して投稿動画データセット400を生成・管理する。
【0053】
投稿動画データセット400の構成は、動画データベース1200によって適宜設定されるが、例えば1つの投稿動画データセット400には、アクセス情報401と、投稿された動画データ又は当該動画データを所定のデータ形式に変換・圧縮処理した動画データ402と、動画付随情報403と、当該動画へのアクセス結果を示す閲覧数404と、評価結果蓄積データ405と、を含む。
【0054】
動画付随情報403は、動画データ402をインデックスする情報群、メタデータである。少なくとも、投稿主(アップロード者自身)が入力した情報や、自動的に入力された情報の何れかの情報が含まれる。前者の例としては、動画タイトル、投稿主アカウント、タグ、投稿主自身が入力した動画の内容の説明や感想などの投稿主コメント、が含まれ得る。後者としては、動画分類や、他者が当該動画を視聴して付与した閲覧者コメントなどが含まれ得る。
【0055】
なお、図示の例では、動画付随情報403と動画データ402とを別に表しているが、データベースの構成やデータ管理方法によっては、動画付随情報403が動画データ402に含まれる構成としてもよい。
【0056】
評価結果蓄積データ405は、当該動画を公開してからの閲覧者による評価結果が格納されている。例えば、閲覧者が動画閲覧中に所定の賞賛の意思表示を示す操作入力をした累積回数や、動画閲覧後に入力した評価ポイントの分布や積算値、などを含めることができる。
【0057】
さて、サーバシステム1100には、巡回キーワードリスト630が記憶されている。
巡回キーワードリスト630は、動画データベース1200からサーバシステム1100が提供するオンラインゲームに関するゲームプレイ動画を検索するのに適するようにゲーム内容に応じて適宜設定される。例えば、RPG(ロールプレイングゲーム)であれば、ゲームタイトルや、ゲームに登場するキャラクタやアイテムの名前、ダンジョンの名称、キーポイントとなる罠や仕掛けが設定されているステージ名やゲーム内の地名、ハイライトとなるシーンを説明する用語、などを設定するとよい。
【0058】
サーバシステム1100は、定期的に動画データベース1200へアクセスする。
例えば、対象とする動画データベース1200がインターネット接続をベースとする動画サイトであれば、サーバシステム1100が自動ウェブブラウズ技術を用いて動画サイトにアクセスする。動画サイトにアクセスするとページ記述データ(例えば、HTMLデータなど)が得られるので、サーバシステム1100はページ記述データに含まれるテキストデータを対象にして巡回キーワードリスト630を用いて検索処理し、目的とするゲームプレイ動画を閲覧するためのウェブページを見つける。
【0059】
そして、サーバシステム1100は、検索により得られたウェブページに自動アクセスする。当該ページの読み込みにより得られるページ記述データ等のデータには、アクセス情報401は勿論のこと、当該ページの動画に対応する動画付随情報403や閲覧数404、評価結果蓄積データ405が含まれているので、サーバシステム1100は、それらの情報と使用された巡回キーワードとを対応づけた巡回結果データ640を作成・蓄積する。
【0060】
具体的には、1つのゲームプレイ動画毎に1つの巡回結果データ640が作成される。1つの巡回結果データ640は、巡回日時643と、使用巡回キーワード644と、アクセス情報645と、動画付随情報646と、閲覧数647と、評価結果蓄積データ650と、を格納する。勿論、これら以外のデータも適宜格納することができる。
【0061】
そして、蓄積された単数又は複数の巡回結果データ640は、ユーザ端末1500からのゲームプレイ動画の問合せに対する回答のために用意される。つまり、サーバシステム1100は、動画データベース1200に投稿されているゲームプレイ動画の情報をプレーヤに代わって収集しプレーヤに提供することができる。プレーヤにしてみれば、一々、動画データベース1200毎にウェブブラウズして目的とするゲームプレイ動画を検索する手間を省く必要が無く利便性が高い。
【0062】
図3は、本実施形態のサーバシステム1100がゲームプレイ動画を動画データベース1200へ投稿する第1の動画投稿機能について説明する図である。
【0063】
プレーヤであるユーザ2は、自身のユーザ端末1500を使用して、予め取得したユーザIDでサーバシステム1100へアクセスしてオンラインゲームをプレイすることができる。そして、ゲームプレイ中は、サーバシステム1100がリプレイデータを記憶する。
【0064】
リプレイデータは、プレイ内容をプレイ後に再現するために必要な各種データである。例えばプレーヤであるユーザ2によるプレーヤキャラクタの操作入力の履歴や、コンピュータによるNPC(ノンプレーヤキャラクタ)の自動操作入力の履歴に関するデータがこれに含まれる。
【0065】
サーバシステム1100はリプレイデータを参照し、プレイ状況が所定の「動画生成条件」を満たすシーンのゲームプレイ動画562を自動生成し、当該ゲームプレイ動画に添付する動画付随情報570を自動生成する。そして、ゲームプレイ動画562と動画付随情報570とを、動画データベース1200へ投稿、すなわちアップロードする。
【0066】
「動画生成条件」の内容は、いわゆるハイライトシーンに相当するプレイ状況を定義するものであり、ゲーム内容等を考慮して適宜設定可能である。「動画生成条件」は「ハイライトの定義」と読み替えることができる。ハイライトシーンとなる動画生成条件は、ゲーム内容に応じて適宜設定され得る。例えば、ゲームステージをクリアしたシーンであったり、特殊な技を発動したシーン、発動させたり再現が極めて困難ないわゆるスーパープレイなどがこれに相当する。
【0067】
そして、動画生成条件の詳細は、巡回キーワードリスト630(
図2参照)に含まれるゲームに登場するキャラクタやアイテムの名前、ダンジョンの名称、キーポイントとなる罠や仕掛けが設定されているステージ名やゲーム内の地名、ハイライトとなるシーンを説明する用語、をパラメータとして単数又は複数組み合わせて記述されている。
【0068】
動画付随情報570の内容は、ゲームプレイ動画の出自や内容に関する情報、すなわち、投稿されたゲームプレイ動画は、誰が、何時、どのようなプレイ条件で、どのような内容を表しているものなのかを示す情報である。
例えば、1)ゲームジャンル、2)ゲームタイトル、3)プレイ日時、4)プレーヤのユーザID、5)プレイ状況に関する情報(例えば、プレイしているステージID、敵キャラクタの種類や出現数など)、6)動画カテゴリ(ゲームプレイ動画の内容に応じたジャンル)、7)ゲームプレイ動画の内容を簡単に説明する状況解説(例えば、発動された技名やコンボ数、使用したアイテムなど)、8)リプレイタイミング、などを含む。勿論、これら以外にも、演出表示や効果音、副音声、プレーヤの心情を表すコメントなども適宜含めることができる。
【0069】
ゲームプレイ動画562等を動画データベース1200へ投稿(アップロード)すると、動画データベース1200が当該ゲームプレイ動画へのアクセス情報を設定して返信するので、サーバシステム1100は動画付随情報570と受信したアクセス情報590とを対応づけてアップロード履歴データ550を生成・記憶する。
【0070】
アクセス情報590は、URLやIPアドレス、ルート情報など、対象とするゲームプレイ動画を直接呼び出しできる情報であればよく、動画データベース1200の構成により適宜設定することができる。
【0071】
図4は、本実施形態のサーバシステム1100がゲームプレイ動画を動画データベース1200へ投稿する第2の動画投稿機能について説明するための図である。
プレーヤであるユーザ2がユーザ端末1500でサーバシステム1100にアクセスしてオンラインゲームをプレイできるのは前述の第1の動画投稿機能についての説明と同じであるが、ユーザ端末1500がゲームプレイ動画と動画付随情報とをプレーヤであるユーザ2の操作入力に応じて作成する機能を有する。
【0072】
プレーヤであるユーザ2がユーザ端末1500で投稿するゲームプレイ動画(アップ希望動画)と当該動画に係る動画付随情報(アップ希望動画付随情報)との編集を完了し所定の投稿依頼操作を入力すると、ユーザ端末1500で作成したゲームプレイ動画と当該動画に係る動画付随情報と投稿依頼要求とをサーバシステム1100へ送信する。
【0073】
サーバシステム1100は、当該ユーザ端末1500から投稿依頼要求を受信すると、受信したゲームプレイ動画の内容と動画付随情報の内容との適合性を判定(適合判定)し、適合していればそれらを動画データベース1200へ投稿する。そして、動画データベース1200からアクセス情報を取得して、アップロード履歴データ550を生成・保存する。
【0074】
図5は、動画データベース1200に投稿されたゲームプレイ動画へのアクセス情報をプレーヤに提供する機能について説明するための図である。
プレーヤは、ユーザ端末1500を用いて、サーバシステム1100に動画データベース1200に投稿されたゲームプレイ動画へのアクセス情報を問合せて、希望するゲームプレイ動画を簡単に閲覧することができる。
【0075】
すなわち、ユーザ端末1500は、ゲームプレイ中に所定の検索要求操作入力を検出すると、画面例W6に示すように、検索キーワードとなる動画カテゴリの選択メニュー30を表示することができる。
【0076】
動画カテゴリは、ゲームプレイ動画562の内容区分であって、プレイしているゲーム内容に応じて予めカテゴリの種類が用意されている。例えば、「技成功」「ボスキャラ攻略」「仕掛け罠突破」「レアアイテム発見」など適宜設定可能である。
【0077】
そして、動画カテゴリの選択メニュー30から何れかが選択操作されると、ユーザ端末1500は、サーバシステム1100へ向けて、選択された動画カテゴリを検索キーワードとするゲームプレイ動画へのアクセス情報の検索要求をする。
【0078】
サーバシステム1100は、ユーザ端末1500からの検索要求に応じて、巡回結果データ640(
図2参照)及びアップロード履歴データ550(
図3、
図4参照)を検索対象として、プレーヤにより選択された動画カテゴリに該当する動画データベース1200のゲームプレイ動画へのアクセス情報を返信・回答する。
なお、検索に当たっては、選択された動画カテゴリのほか、ユーザ端末1500で実行中のゲームのプレイデータ(ゲームプレイ情報;例えば、プレイ中のゲームステージID、敵キャラクタの種類、ダンジョンの名前、ゲーム空間中の位置、装備しているアイテムの種類、プレイ開始からの経過時間など)を参照し、その時のゲーム進行状況に適合する動画付随情報を検索する(詳細後述)。
【0079】
画面例W8に示すように、ユーザ端末1500は取得したアクセス情報の回答をアクセス情報一覧32として表示する。
プレーヤであるユーザ2がアクセス情報一覧32から任意に何れかを選択すると、ユーザ端末1500は選択されたアクセス情報に従って動画データベース1200へアクセスして、画面例W10に示すように、動画プレーヤ画面34にてアクセス情報一覧32で選択したゲームプレイ動画を表示することができる。これに伴い、動画データベース1200は、閲覧されたゲームプレイ動画のアクセスカウンタいわゆる閲覧数を「1」アップする。
【0080】
図6は、動画データベース1200に投稿されたゲームプレイ動画へのアクセス結果に基づいて、当該ゲームプレイ動画のプレーヤであるユーザ2へ特典を付与する機能について説明するための図である。
【0081】
サーバシステム1100は、動画データベース1200を巡回して、ユーザ端末1500でプレイされるオンラインゲームに係るゲームプレイ動画の評価監視を行うことができる。本実施形態では、過去に投稿したゲームプレイ動画の履歴(アップロード履歴データ550)に基づいて、過去に投稿したゲームプレイ動画562へのアクセス結果いわゆる閲覧数をチェックする。そして、サーバシステム1100はチェックした閲覧数が所定の特典付与条件を満たしているならば当該ゲームプレイ動画562のプレーヤであるユーザ2へ特典を付与する。よって、ユーザがより積極的にゲームプレイ動画をアップロードするように促し、ゲームプレイ動画を共有する気運を盛り上げることができる。
【0082】
なお、特典の内容は適宜設定可能である。例えば、ユーザ端末1500でプレイされるオンラインゲームで利用可能なアイテム、ゲーム内通貨、イベント参加権、抽選権、などを適宜設定可能である。勿論、サーバシステム1100が他のゲームタイトルもオンラインゲームとして提供できるならば、当該他のゲームタイトルで利用可能なアイテム等でも構わない。
【0083】
また、特典付与の基準は閲覧数に限らず、動画データベース1200がコメント対応型の場合、閲覧時に追加された閲覧者からのコメントを文言解析して、好意的なコメントをカウントした結果を基準にして特典を付与するとしてもよい。
【0084】
図7は、ユーザ端末1500で閲覧されたゲームプレイ動画と、当該ユーザ端末1500でのゲームプレイ結果との関係に基づいて、当該閲覧されたゲームプレイ動画のプレーヤ(ゲームプレイ動画のアップロード者)へ特典を付与する機能について説明するための図である。
【0085】
サーバシステム1100は、第1のプレーヤであるユーザ2(2a)のゲームプレイ動画562を閲覧した第2のプレーヤであるユーザ2(2b)が、閲覧後に当該ゲームプレイ動画562の内容と同じ又は略同じ内容を再現できたかを判定する再現判定を実行する(詳細後述)。また、再現を試行したかを判定する試行実施判定を実行する(詳細後述)。そして、サーバシステム1100は、再現判定や試行実施判定が肯定の場合、閲覧された元のゲームプレイ動画562の第1のプレーヤであるユーザ2(2a)に対して特典を付与する。よって、ユーザがより積極的にゲームプレイ動画をアップロードするように促し、ゲームプレイ動画の共有の気運を更に盛り上げることができる。
【0086】
[機能構成の説明]
図8は、本実施形態におけるサーバシステム1100の機能構成例を示す機能ブロック図である。本実施形態におけるサーバシステム1100は、操作入力部100sと、サーバ処理部200sと、画像表示部392sと、通信部394sと、サーバ記憶部500sとを備える。
【0087】
操作入力部100sは、サーバシステム1100の管理のための各種操作を入力するための手段である。キーボードなどが該当する。
【0088】
サーバ処理部200sは、例えばCPUやGPU等のマイクロプロセッサや、ICメモリなどの電子部品によって実現され、操作入力部100sやサーバ記憶部500sを含む各機能部との間でデータの入出力制御を行う。そして、所定のプログラムやデータ、操作入力部100sからの操作入力信号、ユーザ端末1500などのユーザ端末から受信したデータに基づいて各種の演算処理を実行して、サーバシステム1100の動作を統合的に制御する。
図1の例では制御基板1150がこれに該当する。
【0089】
そして、本実施形態のサーバ処理部200sは、ユーザ管理部202と、被検索情報管理部210と、検索要求受付制御部212と、検索実行部214と、回答制御部216と、ゲーム管理部218と、アップ希望動画生成部220と、アップ希望動画付随情報生成部222と、アップロード依頼受付制御部224と、適合判定部226と、アップロード制御部228と、再現判定部230と、再現判定結果通知制御部232と、有用性判定部234と、試行実施判定部236と、特典付与部238と、画像生成部292sと、通信制御部294sとを含む。
【0090】
ユーザ管理部202は、ユーザ登録手続きに係る処理と、登録済みユーザに関連付けされる各種データの登録管理処理とを行う。例えば、所定の登録手続きを経たユーザへ固有のユーザIDを発給する処理を行う。他にも、適宜、電子決済用媒体の紐付け処理や、電子決済用の口座の設定、現金あるいはクレジットカードを用いた口座への入金処理、プレイ対価の支払い等の決済処理、決済履歴の記憶管理、などを行うことができるとしてもよい。プレーヤキャラクタを、別途入手した実体としてのゲームカード(所謂トレーディングカード)のカードIDを登録してゲーム内で利用可能にする構成では、ゲームカードの登録手続き処理を更に行うとしてもよい。
【0091】
被検索情報管理部210は、動画データベース1200を巡回し、そこに格納された(投稿された;アップロードされた)動画の動画付随情報及び閲覧数を取得して、ゲームプレイ動画562の検索に供する情報(被検索情報)を管理する(
図2参照)。本実施形態では、被検索情報は、後述する巡回結果データ640(
図15参照)と、アップロード履歴データ550とを含む(
図9参照)。
【0092】
検索要求受付制御部212は、ユーザ端末1500からゲームプレイ動画562についての検索要求を受け付ける制御を行う。本実施形態では、ゲームプレイ中のユーザ端末1500にて所定の検索要求操作入力が検出されると、検索条件の入力画面、すなわち
図5の動画カテゴリの選択メニュー30をユーザ端末1500に表示させて選択結果を取得する。
【0093】
検索実行部214は、検索要求に合致する巡回結果データ640(
図2参照)及びアップロード履歴データ550(
図3,
図4参照)を検索することで、プレーヤが見たいと考えている条件に適合するゲームプレイ動画562を検索する。また、検索に際しては、ユーザ端末1500で実行中のゲームに関するプレイデータ(ゲームプレイ情報)を参照する。
【0094】
本実施形態では、検索に際しては、動画カテゴリの選択メニュー30(
図5参照)にて選択された動画カテゴリに合致する巡回結果データ640及びアップロード履歴データ550を1次抽出し、それぞれのアクセス情報を2次抽出する。そして、2次抽出されたアクセス情報に対応する動画付随情報とプレイデータとの類似度に基づいて、2次抽出されたアクセス情報別に回答の優先順位付けを行い、当該優先順位の上位所定数を3次抽出して、検索結果とする。
【0095】
回答制御部216は、検索実行部214により検索されたゲームプレイ動画562を閲覧するための動画データベース1200へのアクセス情報を、検索要求したユーザ端末1500へ回答するための制御を行う。本実施形態では、アクセス情報一覧32(
図5参照)にて選択操作可能に表示する。
【0096】
ゲーム管理部218は、ゲームプレイに係る各種処理を行う。
本実施形態は、クライアント・サーバ型のオンラインゲームなので、ゲーム管理部218は、ユーザ端末1500から実行リクエストを受信して本実施形態のゲームを起動させて、当該ユーザ端末1500と通信を行いながらゲームプレイに必要なデータを提供する制御を行う。つまり、ゲームの準備及びゲームの進行制御を行う。そして、それらに伴いゲームプレイの制御に必要な各種データをプレイデータ700としてサーバ記憶部500sに記憶させる。もし、PvP形式でゲームを実行する場合には、ゲーム管理部218に対戦者のマッチング機能を含めるとしてもよい。
【0097】
アップ希望動画生成部220は、ユーザ端末1500でのゲームプレイに基づいて、アップロード対象となるゲームプレイ動画であるアップ希望動画を生成・準備するための処理を実行する。
【0098】
アップ希望動画付随情報生成部222は、アップ希望動画に関連付けられる付随情報であるアップ希望動画付随情報を生成・準備するための処理を実行する。
【0099】
アップロード依頼受付制御部224は、ユーザ端末1500から、アップロードを希望するゲームプレイ動画(アップ希望動画)と、当該アップ希望動画に関連付けられた動画付随情報(アップ希望付随情報)とが指定された投稿依頼(アップロード依頼要求)を受け付ける制御を行う(
図4参照)。
【0100】
適合判定部226は、アップ希望動画とアップ希望付随情報とが所与の適合条件を満たすかを判定する(
図4参照)。
【0101】
アップロード制御部228は、自動生成したゲームプレイ動画及びその動画付随情報、並びに、適合判定部226により肯定判定されたアップ希望動画及びそのアップ希望付随情報を動画データベース1200にアップロードする(投稿する)制御を行う。また、それに伴い、アップロード履歴データ550の生成と保存に係る制御を行う。
【0102】
再現判定部230は、回答制御部216によるユーザ端末1500への検索結果の回答の後に、ユーザ端末1500でのゲームプレイが、当該回答に係るゲームプレイ動画の内容と同一又は類似のゲームプレイとして再現されたことを示す所与の再現条件を満たしたかを、当該ゲームプレイ動画の動画付随情報を参照して判定する。
【0103】
再現判定結果通知制御部232は、再現判定部230により肯定判定された場合に、その旨をユーザ端末1500に通知する制御を行う。
【0104】
有用性判定部234は、回答制御部216によるユーザ端末1500への検索結果の回答の後に、ユーザ端末1500でのゲームプレイが当該回答に係るゲームプレイ動画のプレイ結果と同一又はより優れたゲームプレイであることを示す所与の有用条件を満たしたかを、当該ゲームプレイ動画の動画付随情報を参照して判定する。
【0105】
試行実施判定部236は、回答制御部216によるユーザ端末1500への検索結果の回答の後に、ユーザ端末1500でのゲームプレイが、当該回答に係るゲームプレイ動画の内容に沿ったゲームプレイをしたことを示す所与の試行条件を満たしたかを、当該ゲームプレイ動画の動画付随情報を参照して判定する。
【0106】
特典付与部238は、動画データベース1200へ投稿されたゲームプレイ動画のプレーヤに対して、当該ゲームプレイ動画の評価状況に応じた特典を付与する制御を行う。本実施形態では、第1〜第5特典の付与に関する制御を行う。
【0107】
具体的には、
1)アップロード制御部228の制御によりアップロードされたゲームプレイ動画の閲覧数が、所与の特典付与条件を満たした場合に、当該アップロードに係るユーザ(アップロード者;当該ゲームプレイ動画のプレーヤであるユーザ)に所与の特典を付与する第1特典付与処理を実行する。
2)また、再現判定部230により肯定判定され、且つ、当該判定に係るゲームプレイ動画がアップロード制御部228の制御によりアップロードされた動画である場合に、当該ゲームプレイ動画に係るユーザ(アップロード者;当該ゲームプレイ動画のプレーヤであるユーザ)に、所与の特典を付与する第2の特典付与処理を実行する。
3)また、有用性判定部234により肯定判定され、且つ、当該判定に係るゲームプレイ動画がアップロード制御部228の制御によりアップロードされた動画である場合に、当該ゲームプレイ動画に係るユーザ(アップロード者;当該ゲームプレイ動画のプレーヤであるユーザ)に、所与の特典を付与する第3の特典付与処理を実行する。
4)また、試行実施判定部236により肯定判定され、且つ、当該判定に係るゲームプレイ動画がアップロード制御部228の制御によりアップロードされた動画である場合に、当該ゲームプレイ動画に係るユーザ(アップロード者;当該ゲームプレイ動画のプレーヤであるユーザ)に、所与の特典を付与する第4の特典付与処理を実行する。
5)また、アップロード制御部228の制御によりアップロードされた動画である場合に、当該ゲームプレイ動画への評価結果の蓄積が所与の特典付与条件を満たした場合に、該ゲームプレイ動画に係るユーザ(アップロード者;当該ゲームプレイ動画のプレーヤであるユーザ)に、所与の特典を付与する第5の特典付与処理を実行する。
【0108】
画像生成部292sは、例えば、GPU、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)などのプロセッサ、ビデオ信号IC、ビデオコーデックなどのプログラム、フレームバッファ等の描画フレーム用ICメモリ等によって実現される。そして、画像生成部292sは、ゲーム管理部218による処理結果に基づいてユーザ端末1500にてゲーム画面の画像を表示させるためのデータを生成する。また、その他システム管理に必要な画像を生成して画像信号を画像表示部392sに出力する。
【0109】
画像表示部392sは、画像生成部292sから入力される画像信号に基づいてシステム管理のための各種画像を表示する。例えば、フラットパネルディスプレイ、ブラウン管(CRT)、プロジェクター、ヘッドマウントディスプレイといった画像表示装置によって実現できる。
【0110】
通信制御部294sは、データ通信に係るデータ処理を実行し、通信部394sを介して外部装置とのデータのやりとりを実現する。
【0111】
通信部394sは、通信回線9と接続して通信を実現する。例えば、無線通信機、モデム、TA(ターミナルアダプタ)、有線用の通信ケーブルのジャックや制御回路等によって実現される。
図1の例では通信装置1153が該当する。
【0112】
サーバ記憶部500sは、サーバ処理部200sにサーバシステム1100を統合的に制御させるための諸機能を実現するためのシステムプログラムや、ゲームを管理するために必要なプログラム、各種データ等を記憶する。また、サーバ処理部200sの作業領域として用いられ、サーバ処理部200sが各種プログラムに従って実行した演算結果などを一時的に記憶する。こうした機能は、例えばRAMやROMなどのICメモリ、ハードディスク等の磁気ディスク、CD−ROMやDVDなどの光学ディスク、オンラインストレージなどによって実現される。
図1の例ではICメモリ1152やハードディスクなどの記憶媒体がこれに該当する。
【0113】
図9は、本実施形態におけるサーバ記憶部500sが記憶するプログラムやデータの例を示す図である。
サーバ記憶部500sは、システムプログラム501と、サーバプログラム502と、配信用クライアントプログラム507と、ステージ別ゲーム初期設定データ510と、ハイライト定義データ530と、巡回キーワードリスト630と、第1特典定義データ671と、第2特典定義データ672と、第3特典定義データ673と、第4特典定義データ674と、第5特典定義データ675と、を予め記憶する。
【0114】
また、サーバ記憶部500sは、逐次生成更新されるデータとして、ユーザ管理データ600と、プレイデータ700と、アップロード履歴データ550と、巡回結果データ640と、を記憶する。更には、その他、計時用のタイマやカウンタ、各種フラグなどの情報を適宜記憶できる。
【0115】
システムプログラム501は、サーバ処理部200sが読み出して実行することでコンピュータとしての基本的な入出力機能を実現するための基本プログラムである。
【0116】
サーバプログラム502は、サーバ処理部200sにユーザ管理部202〜特典付与部238としての機能を付加するためのプログラムである。
【0117】
配信用クライアントプログラム507は、ゲームを実行するためにユーザ端末1500で実行されるプログラムである。配信用クライアントプログラム507は、例えば、専用のプログラムとして実現してもよい。あるいは、本実施形態のゲームをウェブゲームとして実現するならば、ウェブブラウザをベースとしてHTMLとともにJava(登録商標)やCSS(Cascading Style Sheets)等を利用して能動的に画面表示を制御するウェブ技術や、Adobe(登録商標) Flashなどのプラグインを用いて実現するとしてもよい。勿論、その他の方法でもかまわない。
【0118】
ステージ別ゲーム初期設定データ510は、ゲームステージ別に用意され、それぞれのステージにおけるゲームを実行するために必要な各種初期設定データを格納する。その一部は、ユーザ端末1500への配信に用いるとしてもよい。
【0119】
ユーザ管理データ600は、サーバシステム1100が提供するオンラインゲームのプレーヤとして登録されたユーザ毎に用意される。1つのユーザ管理データ600は、例えば
図10に示すように、ユーザID601と、最新のプレイまでのゲームの進行状況を記述するデータを格納するセーブデータ602と、回答履歴データ610と、動画閲覧履歴データ620と、を含む。勿論、これら以外のデータも適宜格納することができる。
【0120】
回答履歴データ610は、当該ユーザのユーザ端末1500からのゲームプレイ動画の検索要求への回答の履歴毎に作成される。1つの回答履歴データ610には、回答先ユーザID611(ユーザID601に同じ)と、回答日時612と、検索結果として回答したアクセス情報を優先順位の順に格納する回答アクセス情報リスト613と、を含む。勿論、これら以外のデータも適宜格納することができる。例えば、回答アクセス情報リスト613に含まれる各アクセス情報と対応づけて、当該アクセス情報に対応する巡回結果データ640やアップロード履歴データ550を参照するための識別情報を格納してもよい。
【0121】
動画閲覧履歴データ620は、ゲームプレイ動画の閲覧別に作成される。例えば、一つの動画閲覧履歴データ620は、閲覧日時621と、閲覧動画アクセス情報622とを格納する。勿論、これら以外のデータも適宜格納することができる。
【0122】
図9に戻って、プレイデータ700は、プレイ中のゲーム別に用意されてその進行状況を記述する各種データを格納する。
1つのプレイデータ700は、例えば
図11に示すように、プレーヤを識別するためのユーザID701と、ログイン日時702と、ゲームタイトル704と、プレイに使用されるゲームステージを示すゲームステージID706と、プレーヤキャラクタとして使用されるキャラクタ種類を示すプレーヤキャラクタ種類708と、を格納する。
また、プレーヤの操作入力の情報を時系列に格納する操作入力履歴データ710と、コンピュータが自動制御するNPC別にその制御情報を時系列に格納するNPC制御履歴データ712と、ゲーム空間制御データ714と、プレーヤキャラクタ制御データ716と、NPC制御データ718とを格納する。
【0123】
リプレイデータを、ゲームプレイの進行状況をプレイ後に再構築するためのデータという意味とするならば、ゲームステージID706、プレーヤキャラクタ種類708、操作入力履歴データ710、NPC制御履歴データ712、がリプレイデータに相当する。
【0124】
また、1つのプレイデータ700は、検索関連データ720と、動画閲覧制御データ730と、アップ希望動画編集データ740と、ゲーム画面内への各種通知の表示制御をするためのデータを格納する通知制御データ760と、プレイ成績データ770と、を格納する。勿論、これら以外のデータも適宜格納することができる。
【0125】
検索関連データ720は、ゲームプレイ動画の検索を行う毎に生成され、最新の検索要求に関する情報を格納する。例えば、動画カテゴリの選択メニュー30(
図5参照)の選択結果を格納する選択動画カテゴリ721と、当該検索要求への回答に相当する回答アクセス情報リスト722と、を含む。
【0126】
動画閲覧制御データ730は、ゲームプレイ中にゲームプレイ動画を再生・閲覧するために必要なデータを格納する。本実施形態では、動画プレーヤ画面34(
図5参照)の表示制御に必要なデータが格納される。
【0127】
アップ希望動画編集データ740は、プレーヤ自らが投稿用のゲームプレイ動画を編集する際に行った編集過程の各種情報を格納する。
例えば、
図12に示すように、アップ希望動画をサーバシステム1100による自動編集で行うかプレーヤ自身が手動編集するかのプレーヤによる選択結果を格納する手動/自動編集方法選択フラグ741と、アップ希望動画の候補となる動画毎に作成されるアップ候補動画データ743と、プレーヤによる手動編集の編集過程に係るデータを格納する動画編集データ745と、プレーヤ自らが投稿用のゲームプレイ動画を編集する際のアップ希望動画付随情報の編集過程の各種情報を格納するアップ希望動画付随情報編集データ747とを含む。勿論、これら以外のデータも適宜含めることができる。
【0128】
アップ候補動画データ743は、後述するハイライト定義データ530(
図13参照)に適合するシーン別にリプレイデータ(
図11のゲームステージID706〜NPC制御履歴データ712など)から再構成して生成されたゲームプレイ動画データである。アップロードするゲームプレイ動画(プレイ希望動画)の素材であり候補である。
【0129】
1つのアップ候補動画データ743は、ユーザID743aと、固有のアップ候補動画ID743bと、アップ候補動画の本体となる映像と音声を含むゲームプレイ動画743cと、当該アップ候補動画がどのハイライト定義データ530に適合しているかを示す適合ハイライトID743dと、を格納する。勿論、これら以外のデータも適宜格納することができる。
【0130】
ゲームプレイ動画をサーバシステム1100にて自動編集すると、アップ候補動画データ743が自動生成されプレーヤに提示される。そして、プレーヤが選択し投稿を承認すると、選択されたアップ候補動画データ743の動画データが、プレイ希望動画とみなされ、動画データベース1200へ投稿・アップロードされる。
【0131】
図9に戻って、ハイライト定義データ530は、ゲームプレイ動画を投稿するのに適当と判断されるゲームプレイのハイライトシーンを定義するデータであり、ハイライトと認められるプレイ状況毎に用意される。そして、ハイライト定義データ530は、ゲームプレイ動画の内容を再現できたかを判定する再現判定の判定基準データを兼ねる。また、ゲームプレイ動画の内容を試行したかを判定する試行実施判定の判定基準データを兼ねる。
【0132】
「ハイライトシーン」は、ゲーム内容によって適宜設定可能である。例えば、「ステージクリア」「5連コンボ」「必殺技Aを発動」「1000mオーバー狙撃成功」「トラップ回避の新ルート開拓」「隠し扉を出現させる」などである。
【0133】
1つのハイライト定義データ530は、
図13に示すように、どのゲームについてのハイライトであるかを示す適用ゲームタイトル531と、固有のハイライトID532と、定義パラメータ値リスト533と、適合動画カテゴリリスト535と、状況解説リスト537と、再現難易度ポイント539とを含む。勿論、これら以外のデータも適宜含めることができる。
【0134】
定義パラメータ値リスト533は、ゲーム進行制御を記述するためのパラメータ値を用いた当該ハイライトシーンの定義データである。
例えば、1)プレイ開始からの経過時間の範囲を限定するプレイ時間範囲条件533aと、2)プレイしているゲームステージやシナリオ、プレイモードなどのプレイ状況を限定するプレイ状況条件533bと、3)当該ゲームステージにおけるプレーヤキャラクタの位置する領域を限定するゲーム空間位置情報533cと、4)プレーヤによる操作入力パターンを限定する操作入力履歴条件533dと、5)発動判定された技の種類を限定する発動技種類条件533eと、6)NPCの状態やNPCの種類、出現しているNPCの数などを限定するNPC制御条件533fと、7)プレイ成績を限定するプレイ成績条件533gと、が含まれる。そして、これらを単数又は複数組み合わせて1つのハイライトシーンを定義する。
【0135】
適合動画カテゴリリスト535は、当該ハイライトシーンが適合する動画カテゴリのリストである。動画カテゴリは、ハイライトシーンの種類と同じように定義するとよい。すなわち、「ステージクリア」「5連コンボ」「必殺技Aを発動」「1000mオーバー狙撃成功」「トラップ回避の新ルート開拓」「隠し扉を出現させる」などである。
【0136】
状況解説リスト537は、当該ハイライトシーンに適当な状況解説文や状況解説音声、当該ハイライトシーンに適合する状況を表す選択肢のリストである。
【0137】
再現難易度ポイント539は、当該ハイライトシーンを再現する難易度を表す数値である。ゲーム製作者側が適当に設定する。
【0138】
図9に戻って、アップロード履歴データ550は、ゲームプレイ動画のアップロード毎に作成される。
1つのアップロード履歴データ550は、例えば
図14に示すように、アップロード先動画データベースID551と、アップロード日時553と、投稿主ユーザID555と、アップ希望動画データ560と、アップ希望動画付随情報570と、アクセス情報590と、閲覧数592と、再現回数594と、有用判定回数596と、試行実施判定回数598と、を含む。勿論、これら以外のデータも適宜含めることができる。
【0139】
投稿主ユーザID555は、当該アップロードしたゲームプレイ動画のプレーヤ(ユーザ)のユーザIDとされる(プレイデータ700のユーザID701;
図11参照)。
【0140】
アップ希望動画データ560は、例えば、固有のアップ希望動画ID561と、アップロードされたゲームプレイ動画562と、適合するハイライト定義データ530のハイライトID532である適合ハイライトID563とを含む。
【0141】
アップ希望動画付随情報570は、当該付随情報の付随先を示すアップ希望動画ID571と、プレイ日時572と、ゲームジャンル573と、ゲームタイトル574と、投稿主ユーザID575と、プレイ状況576と、動画カテゴリ577と、状況解説578と、適合ハイライトID579と、投稿主コメント580と、を格納する。勿論、これら以外のデータも適宜格納することができる。
【0142】
アクセス情報590は、アップロード時に動画データベース1200で付与され返信されたアクセス情報である。
閲覧数592は、当該アップロードされたゲームプレイ動画の閲覧数である。
【0143】
再現回数594は、当該アップロードされたゲームプレイ動画の内容が、他プレーヤに再現されたと判定された累積回数を格納する。初期値は「0」である。
【0144】
有用判定回数596は、当該アップロードされたゲームプレイ動画が、他プレーヤにとって有用であったと判定された回数である。初期値は「0」である。
【0145】
試行実施判定回数598は、当該アップロードされたゲームプレイ動画の内容が、他プレーヤにより試行された判定された回数である。初期値は「0」である。
【0146】
図9に戻って、巡回キーワードリスト630は、動画データベース1200に既に投稿されている動画の中から、サーバシステム1100が提供するオンラインゲームのゲームプレイ動画を検索・抽出するための検索キーワードの情報である。例えば、ゲームジャンル、ゲームタイトル、ゲームステージやシナリオの名称、プレーヤキャラクタが発動する技名や魔法名、アイテム名や武器名、召喚獣の名前、ボスキャラクタ名、ゲーム空間内の地名、などゲーム内容に応じて適宜設定する。
【0147】
巡回結果データ640は、動画データベース1200への巡回の結果得られた、動画データベース1200に既に投稿されていたサーバシステム1100が提供するオンラインゲームのゲームプレイ動画毎の情報を格納する。
【0148】
1つの巡回結果データ640は、例えば
図15に示すように、固有の巡回結果ID641と、巡回先を示す動画データベースID642と、巡回日時643と、当該巡回結果を得るために使用された巡回キーワードを格納する使用巡回キーワード644と、見つけたゲームプレイ動画にアクセスするためのアクセス情報645と、動画付随情報646と、閲覧数647と、評価結果蓄積データ650と、を格納する。勿論、これら以外のデータも適宜格納することができる。
【0149】
図9に戻って、第1特典定義データ671は、サーバシステム1100が過去に投稿したゲームプレイ動画の閲覧数に応じて当該ゲームプレイ動画のプレーヤに付与する第1特典を定義するデータであって、第1特典の内容別に用意される。1つの第1特典定義データ671は、例えば、閲覧数の範囲である適用閲覧数範囲と第1特典内の容とを対応付けて格納する。
【0150】
第2特典定義データ672は、サーバシステム1100が過去に投稿したゲームプレイ動画の内容が、当該ゲームプレイ動画のプレーヤとは別のプレーヤにより再現された場合に、当該ゲームプレイ動画のプレーヤに付与される第2特典を定義するデータであって、第2特典の内容別に用意される。1つの第2特典定義データ672は、例えば、再現回数の範囲である再現回数範囲と第2特典の内容とを対応付けて格納する。
【0151】
第3特典定義データ673は、サーバシステム1100が過去に投稿したゲームプレイ動画の内容が、当該ゲームプレイ動画のプレーヤとは別のプレーヤにとって有用と判定された場合に、当該ゲームプレイ動画のプレーヤ付与される第3特典を定義するデータであって、第3特典の内容別に用意される。1つの第3特典定義データ673は、例えば、有用判定回数の範囲である適用有用判定回数範囲と第3特典の内容とを対応付けて格納する。
【0152】
第4特典定義データ674は、サーバシステム1100が過去に投稿したゲームプレイ動画の内容が、当該ゲームプレイ動画のプレーヤとは別のプレーヤによって試行された場合に当該ゲームプレイ動画のプレーヤに付与される第4特典を定義するデータであって、第4特典の内容別に用意される。1つの第4特典定義データ674は、例えば、試行回数の範囲である適用試行実施判定回数範囲と、試行に要したプレイ時間(試行プレイ時間)の範囲である適用試行プレイ時間範囲と、第4特典の内容とを対応付けて格納する。
【0153】
第5特典定義データ675は、サーバシステム1100が過去に投稿したゲームプレイ動画への閲覧者による評価結果の蓄積に応じて、当該ゲームプレイ動画のプレーヤに付与される第5特典を定義するデータであって、第5特典の内容別に用意される。1つの第5特典定義データ675は、例えば、評価結果条件(例えば、閲覧者による賞賛意思表示操作の回数、賞賛意思表示の種類と回数の組合せ、閲覧者による追加コメント数の範囲、所定の用語を使ったコメントの数の範囲、など)と、第5特典の内容とを対応付けて格納する。
【0154】
[動作の説明]
次に、サーバシステム1100の動作について説明する。
図16は、サーバシステム1100が周期的に或いは断続的に実行する巡回処理の流れを説明するためのフローチャートである。ここで説明する処理の流れは、サーバシステム1100が、サーバプログラム502を実行することにより実装される。
【0155】
巡回処理は、動画データベース1200に投稿されているサーバシステム1100が提供するオンラインゲームのゲームプレイ動画のアクセス情報を収集し、定期的に閲覧者による評価結果を監視する処理である。
【0156】
同処理において、サーバシステム1100は予め選択されている動画データベース1200毎にループAを実行する(ステップS2〜S10)。ループAでは、処理対象とする動画データベース1200へアクセスして(ステップS4)、巡回キーワードリスト630(
図9参照)に含まれる巡回キーワードを含む動画付随情報403を有するゲームプレイ動画を検索し(ステップS6)、検索されたゲームプレイ動画毎に巡回結果データ640を生成或いは更新する(ステップS8)。
【0157】
具体的には、動画データベース1200へのアクセスは、動画サイトであれば公知のウェブブラウズ技術を用いて当該動画サイトのトップページにアクセスする。そして、当該ページを読み込んで得られるページ記述データやフィード情報を対象として巡回キーワードのゲームプレイ動画のウェブページにジャンプする。
【0158】
もし、当該ジャンプ先のページに対応するアクセス情報645の巡回結果データ640が無ければ、新たな巡回結果データ640を生成する。アクセス情報645には当該ジャンプ先のページのURL等のアクセス情報を設定し、ページ記述データに基づいて動画付随情報646と閲覧数647と評価結果蓄積データ650とを設定する。有用判定回数658は「0」に初期化する。
もし、当該ジャンプ先のページに対応するアクセス情報645の巡回結果データ640が既にあれば、閲覧数647と評価結果蓄積データ650とを読み込んだページ記述データに基づいて更新する。
【0159】
そして、トップページから目的とするゲームプレイ動画のページへのジャンプをしたならば、該動画サイトが用意しているAPIを利用して、巡回キーワード毎にサイト内検索を実行して、巡回結果データ640を生成或いは更新する。
【0160】
予め選択されている動画データベース1200全てについてループAを実行したならば、巡回処理を終了する。
【0161】
図17〜
図20は、サーバシステム1100が実行するゲーム管理処理の流れを説明するためのフローチャートである。ここで説明する処理の流れは、サーバシステム1100が、サーバプログラム502を実行することにより実装される。なお、前提として、プレーヤは既にユーザ登録を済ませているものとする。すなわち、ユーザ管理データ600は既に作成されている(
図10)。また、そのユーザ端末1500は配信用クライアントプログラム507を実行し、サーバシステム1100との間でデータ通信を確立しているものとする。
【0162】
ゲーム管理処理は、サーバシステム1100がユーザ端末1500にてオンラインゲームを実行させるための処理である。
図17に示すように、同処理において、サーバシステム1100は先ず、ログイン処理を実行し(ステップS22)、プレイ準備処理を実行する(ステップS24)。プレイ準備としては、例えばプレイデータ700の記憶領域を確保して、プレーヤの選択操作入力に応じたゲームステージの設定やプレーヤキャラクタとするキャラクタの設定に関する処理を行う。ゲームタイトルも選択できる場合には、当該選択の受付とゲームタイトルの設定処理も行う。
【0163】
次に、サーバシステム1100はゲーム進行制御を開始する(ステップS26)。
ゲーム進行に応じて、プレイデータ700では、操作入力履歴データ710とNPC制御履歴データ712と、ゲーム空間制御データ714と、プレーヤキャラクタ制御データ716と、NPC制御データ718とが生成・逐次更新される。つまり、リプレイデータが貯まってゆく。
【0164】
ゲーム進行が開始されて以降にユーザ端末1500にて所定の動画閲覧開始操作入力が検出されると(ステップS40のYES)、サーバシステム1100はゲーム進行制御を一時停止し(ステップS42)、検索条件を設定するために、動画カテゴリの選択受付処理を実行する(ステップS44)。
【0165】
本実施形態では、ユーザ端末1500で表示されているゲーム画面内に動画カテゴリの選択メニュー30を表示させ(
図5参照)、当該選択メニューでの選択結果を受け付ける。更には、巡回キーワードリスト630に含まれる巡回キーワードを選択させる画面を表示させて選択結果を受け付けるとしてもよい。
【0166】
次に、サーバシステム1100は、検索条件の選択入力結果に基づいてアクセス情報の検索処理を実行する(ステップS30〜S38)。
【0167】
すなわち、サーバシステム1100は、検索条件に合致する動画付随情報を有する巡回結果データ640(
図15参照)及びアップロード履歴データ550(
図14参照)を1次抽出し(ステップS30)、1次抽出結果のうち閲覧数が上位条件(例えば、上位30件)を満たす巡回結果データ640及びアップロード履歴データ550を2次抽出する(ステップS32)。
【0168】
次いで、サーバシステム1100は、2次抽出された巡回結果データ640及びアップロード履歴データ550それぞれの動画付随情報に基づいて、現在のゲームプレイ状況との類似度(適合度)に応じて各2次抽出結果に優先順位を設定し(ステップS34)、優先順位の上位から所定数の巡回結果データ640及びアップロード履歴データ550のアクセス情報を抽出して、検索結果として回答し、ユーザ端末1500にてアクセス情報一覧32として表示させる(ステップS36;
図5参照)。この際、動画付随情報(例えば、閲覧者コメント)の付与日時が新しい順にソートして表示する。
そして、サーバシステム1100は、今回の検索結果の回答に基づいて、ユーザ管理データ600に新たな回答履歴データ610を生成する(ステップS38)。
【0169】
なお、ステップS34における優先順位の設定方法は適宜設定可能である。本実施形態では、プレイデータ700の各種パラメータ値をハイライト定義データ530の定義パラメータ値リスト533(
図13参照)と照合して、類似度(適合度)を算出する。ハイライト定義データ530の全条件が合致すれば類似度「100」とし、合致する条件が少なくなるにつれて類似度を下げ、全条件が合致しなければ「0」とする。各条件についても、定義されているパラメータ値との差異が大きいほど類似度を下げる。
【0170】
図18に移って、ユーザ端末1500にてアクセス情報一覧32から何れかが選択操作されると、サーバシステム1100は閲覧するゲームプレイ動画の選択操作入力を検出したとみなす(ステップS50のYES)。そして、ユーザ端末1500にて動画プレーヤ画面34(
図5参照)で選択されたアクセス情報に基づいて動画データベース1200に格納されているゲームプレイ動画の再生表示を開始するとともに、ユーザ管理データ600に新たに動画閲覧履歴データ620を生成する(ステップS52;
図10参照)。次いで、評価入力欄の表示と評価結果の入力を受け付ける処理を実行する(ステップS54)。
【0171】
本実施形態では評価入力欄として、評価カテゴリ選択欄35と、評価ポイント入力欄36と、コメント入力欄37とが含まれる。
【0172】
評価カテゴリ選択欄35は、閲覧者が良かったと思われるポイントを選択入力するために使用される。評価カテゴリは適宜設定可能であるが、例えば、「プレイのテクニック」「投稿主コメントの面白さ」「意外性」などを設定すると好適である。
【0173】
評価ポイント入力欄36は、閲覧者が評価点(例えば、100点から0点)を入力する欄を呼び出すのに使用する。
【0174】
勿論、動画データベース1200の仕様によっては、評価入力欄の種類は様々である。例えば、これらのうちどれかが省略されている場合もあるし、これらの何れも表示されない場合もあり得る。評価ポイント入力欄36に代えて、賞賛意志表示操作アイコン(いわゆ「いいね」ボタンアイコン)が表示されるだけかもしれない。
【0175】
評価入力の受付処理としては、サーバシステム1100は、操作入力欄への操作入力結果を動画データベース1200へ送信する。これを受信した動画データベース1200は評価結果蓄積データ405(
図2参照)を更新する。もし、動画データベース1200をサーバシステム1100の一部として実現する構成であれば、サーバシステム1100が評価結果蓄積データ405(
図2参照)を更新する。
【0176】
次に、サーバシステム1100は、ユーザ端末1500にて所定の動画閲覧終了操作入力を検出すると(ステップS60のYES)、動画プレーヤ画面34を閉じてゲームプレイ画面の閲覧を終了させ(ステップS62)、一時停止させていたゲーム進行制御を再開する(ステップS64)。
【0177】
所定のプレイ終了条件が満たされるまで(ステップS70のNO)、サーバシステム1100はステップS40〜S64を繰り返す。
もし、プレイ終了条件が満たされたならば(ステップS70のYES)、サーバシステム1100はプレイデータ700に基づいてセーブデータ602(
図10参照)を保存する(ステップS72)。そして、プレイデータ700とハイライト定義データ530(
図13参照)とを照らし合わせて、もし今回のゲームプレイにハイライトシーンが含まれると判断される場合には(ステップS74のYES)、アップ希望動画準備処理を実行する(ステップS76)。
【0178】
図21は、アップ希望動画準備処理の流れを説明するためのフローチャートである。
同処理において、サーバシステム1100は、操作入力履歴データ710(
図11参照)に基づいて、ハイライトシーンに該当するゲームプレイ動画(アップ候補動画)を生成する(ステップS100)。例えば、ハイライトシーンの前後所定時間分のゲームプレイ動画をリプレイ動画として生成し、アップ希望動画編集データ740にアップ候補動画データ743を生成する(
図12参照)。
【0179】
次に、サーバシステム1100は、ユーザ端末1500にアップ希望動画をプレーヤが手動で編集するか、サーバシステム1100へ自動編集させるかの選択画面を表示させて、選択結果を受け付ける(ステップS102)。
【0180】
編集方法として「自動」が選択された場合には(ステップS104の自動)、サーバシステム1100は、ステップS100で生成したアップ候補動画のうち、該当したハイライト定義データ530の再現難易度ポイント539(
図13参照)を参照し、当該ポイントが所定の投稿基準値を満たすアップ候補動画を所定数だけ選択してアップ希望動画とする(ステップS106)。
【0181】
具体的には、アップロード履歴データ550の記憶領域を確保して、選択したアップ候補動画のデータからアップ希望動画データ560を設定する(
図14参照)。より具体的には、アップ希望動画ID561には選択されたアップ候補動画データ743(
図12参照)のアップ候補動画ID743bをコピーし、ゲームプレイ動画562には選択されたアップ候補動画データ743のゲームプレイ動画743cをコピーする。また、適合ハイライトID563には、選択されたアップ候補動画データ743の適合ハイライトID743dをコピーする。
【0182】
次に、サーバシステム1100は、設定されたアップ希望動画別にアップ希望動画付随情報570を生成する(ステップS108;
図14参照)
具体的には、アップ希望動画ID517にはアップ希望動画データ560のアップ希望動画ID561をコピーする。プレイ日時572には現在日時を格納する。ゲームジャンル573及びゲームタイトル574は、プレイ中のオンラインゲームに係る所定のジャンル及びゲームタイトルを設定し、投稿主ユーザID575にはプレイデータ700のユーザID701(
図11参照)を設定する。
【0183】
プレイ状況576には、プレイデータ700に含まれるプレイ状況を示すパラメータ値に基づいて設定される。例えば、ゲームステージID706に基づくゲームステージの番号や呼称、プレーヤキャラクタ制御データ716に基づくプレーヤキャラクタの居るダンジョンの名称やゲーム世界での場所名等を設定することができる。勿論、設定内容はゲーム内容に応じて適宜設定可能である。
【0184】
動画カテゴリ577には、適合ハイライトID563に合致するハイライト定義データ530の適合動画カテゴリリスト535をコピーする。
状況解説578には、適合ハイライトID563に合致するハイライト定義データ530の状況解説リスト537に含まれる状況解説の何れかをランダム選択して設定する。
適合ハイライトID579には適合ハイライトID563がコピーされる。
投稿主コメント580は、空(未設定)とする。
【0185】
そして、アップ希望動画付随情報570を生成したらアップ希望動画準備処理を終了する。
【0186】
ステップS104にて、編集方法として「手動」が選択された場合(ステップS104の手動)、サーバシステム1100は、ユーザ端末1500にてアップ希望動画の素材となる動画の手動編集画面を表示させて、プレーヤによる編集操作に応じて動画編集制御及び動画付随情報編集制御を実行する(ステップS110)。
【0187】
具体的には、操作入力履歴データ710やNPC制御履歴データ712などのリプレイデータに基づいてリゲームプレイ動画を生成して動画編集する。また、アップ希望動画付随情報570のうち、ゲームジャンル、ゲームタイトル、プレイ状況、動画カテゴリ、状況解説、投稿主コメントそれぞれの選択欄や入力欄を表示させて、プレーヤに各項目の選択や入力編集をさせる。これらの動画や動画付随情報の編集データは、プレイデータ700にアップ希望動画編集データ740として格納される(
図9,
図12参照)。なお、手動編集とはいえ、動画付随情報編集データ747のアップ希望動画IDと、プレイ日時と、投稿主ユーザIDと、は自動設定する。
【0188】
動画及び動画付随情報の手動編集が完了すると、サーバシステム1100は次に、編集された動画内容に編集された動画付随情報が合っているかの適合判定処理を行う(ステップS112)。
【0189】
具体的には、プレイ状況については、編集された動画がゲームプレイのどの時間帯に該当するかを判定する。そして、当該時間帯に相当するリプレイデータをプレイデータ700から読み出して、適合判定する。
動画カテゴリと状況解説については、同じように編集された動画がゲームプレイのどの時間帯に該当するかを判定する。そして、当該時間帯に相当するリプレイデータをプレイデータ700から読み出して、その時のプレイ状況が適合するハイライト定義データ530を検索する。もし、適合するハイライト定義データ530が存在すれば、当該定義データの適合動画カテゴリリスト535や状況解説リスト537と編集された動画付随情報とを照合して判定する。もし、適合するハイライト定義データ530が存在しなければ、ハイライトに相当するとは認められないが、プレーヤの投稿への自由意志を尊重して適合と判断する。
【0190】
そして、もし編集された動画付随情報が不適合であれば(ステップS114のNO)、サーバシステム1100はその旨をプレーヤに通知する(ステップS116)。
もし適合であれば(ステップS114のYES)、サーバシステム1100は、手動編集された動画をアップ希望動画として設定し(ステップS118)、編集された動画付随情報をアップ希望付随情報として設定する(ステップS120)。
【0191】
すなわち、アップロード履歴データ550(
図14参照)の記憶領域を確保して、アップ希望動画データ560のアップ希望動画ID561は自動設定し、手動編集された動画をゲームプレイ動画562にコピーする。適合ハイライトID563はステップS112で判定されたハイライト定義データ530のハイライトIDに設定する。アップ希望動画付随情報570には、手動編集された動画付随情報をコピーする。
【0192】
そして、アップ希望動画データ560とアップ希望動画付随情報570を設定したらアップ希望動画準備処理を終了する。
【0193】
図19に移って、アップ希望動画準備処理を終了したならば、サーバシステム1100は、ユーザ端末1500にてゲームプレイ動画を投稿することへの認証確認をプレーヤに要求する。そして、認証操作入力がなされたならばアップロード依頼要求を検出したとみなし(ステップS140のYES)、サーバシステム1100はアップ希望動画を動画データベースにアップロードする(ステップS142)。
【0194】
すなわち、アップロード履歴データ550(
図14参照)のアップロード先動画データベースID551に投稿先の動画データベース1200の識別情報を設定し、アップロード日時553に現在日時を設定し、投稿主ユーザID555にプレイデータ700のユーザID701を設定する。そして、投稿先の動画データベース1200にアクセスして、アップ希望動画データ560のゲームプレイ動画562と、アップ希望動画付随情報570とを自動投稿処理する。なお、これとともにアップロード履歴データ550からアップ希望動画データ560を削除して記憶領域を開放すると好適である。
【0195】
そして、動画データベース1200へ動画を投稿するとアクセス情報が付与されるので、サーバシステム1100はこれをアップロード履歴データ550のアクセス情報590として設定する(ステップS144)。
【0196】
次に、サーバシステム1100は、今回のゲームプレイについて再現判定処理を実行する(ステップS150)。
【0197】
具体的には、プレーヤのユーザ管理データ600の動画閲覧履歴データ620を参照して(
図10参照)、閲覧動画アクセス情報622を用いて動画データベース1200へアクセスして、当該閲覧したゲームプレイ動画の動画付随情報403(
図2参照)を取得する。
【0198】
もし、サーバシステム1100が過去にアップロードしたゲームプレイ動画であれば取得される動画付随情報403には適合ハイライトID579(
図14参照)が含まれているので、当該IDに適合するハイライト定義データ530と、プレイデータ700のリプレイデータ(
図11参照)とを比較して、同じハイライトシーンが今回のプレイ中に検出できたならば、再現できたと判定する。
【0199】
もし、サーバシステム1100以外のコンピュータからアップロードされたゲームプレイ動画であれば、取得される動画付随情報403をハイライト定義データ530の定義や適合動画カテゴリリスト535、状況解説リスト537と照合して、適合するハイライトシーンがあるかを判定する。
そして、当該判定が否定であれば再現なしと判定する。当該判定が肯定であれば、当該適合するハイライト定義データ530と、プレイデータ700のリプレイデータとを比較して、同じハイライトシーンが今回のプレイ中に検出できたならば、再現できたと判定する。
【0200】
再現判定の結果が肯定であれば(ステップS152のYES)、サーバシステム1100は再現できた旨をユーザ端末1500にて通知させる(ステップS154)。
【0201】
次いで、再現判定されたゲームプレイ動画が、過去にアップロード依頼要求に応じて投稿したゲームプレイ動画であるならば、すなわちアップロード履歴データ550のゲームプレイ動画であるならば(ステップS156のYES)、サーバシステム1100は、当該内容が再現されたゲームプレイ動画のアップロード履歴データ550の再現回数594を「1」加算する(ステップS158)。
【0202】
そして、第2特典定義データ672を参照して、当該内容が再現されたゲームプレイ動画のプレーヤへ、再現回数594に応じた第2特典を付与するように、例えば当該プレーヤのユーザ管理データ600のセーブデータ602を変更する(ステップS160)。
【0203】
図20に移って、次にサーバシステム1100は、プレーヤが今回のゲームプレイ中に閲覧したゲームプレイ動画について有用性判定処理を行う(ステップS170)。
【0204】
具体的には、プレーヤのユーザ管理データ600の動画閲覧履歴データ620を参照して、今回のゲームプレイ中に閲覧したゲームプレイ動画を選抜し、選抜されたゲームプレイ動画について有用性判定処理を実行して、肯定判定された場合には有用性ありとの判定(肯定判定)とする。つまり、今回のゲームプレイのプレイ結果が、今回のゲームプレイ中のアクセス情報検索要求に対する回答に係るゲームプレイ動画のプレイ結果と同一或いはそれ以上の結果である場合に、閲覧した動画は有用であったと判定する。
【0205】
そして、今回のゲームプレイ中に閲覧したゲームプレイ動画に再度アクセスして、動画付随情報403を取得する。サーバシステム1100が過去に投稿した動画であれば、取得した動画付随情報403には適用ハイライトIDが含まれているので、当該IDに適合するハイライト定義データ530の再現難易度ポイント539を読み出す。
【0206】
その一方で、今回のゲームプレイのリプレイデータとハイライト定義データ530とを照合し、今回のゲームプレイに含まれたハイライトシーン別の再現難易度ポイント539をリストアップする。そして、両者を比較し、今回のゲームプレイ中に閲覧したゲームプレイ動画に係る再現難易度ポイント539よりも、今回のゲームプレイに含まれたハイライトシーン別の再現難易度ポイント539が高ければ、有用条件を満たしており、閲覧したゲームプレイ動画は有用であったと判定する。
【0207】
また、取得した動画付随情報403にプレイ結果として最終的なゲームポイントなどのプレイ成績データ770が含まれている場合には、今回のゲームプレイのプレイ成績データ770と比較して、後者が優れていれば有用条件を満たしており、閲覧したゲームプレイ動画は有用であったと判定するとしてもよい。
【0208】
そして、有用判定の結果が肯定され(ステップS172のYES)、且つ、当該有用判定が肯定されたゲームプレイ動画が過去にサーバシステム1100が投稿した動画である場合には(ステップS174のYES)、サーバシステム1100は当該ゲームプレイ動画の有用判定回数596(
図14参照)を「1」加算する(ステップS176)。そして、第3特典定義データ673を参照して、当該ゲームプレイ動画のプレーヤへ有用判定回数596に応じた第3特典を付与する(ステップS178)。
【0209】
次に、サーバシステム1100は、今回のゲームプレイにおいて今回のゲームプレイ中に閲覧したゲームプレイ動画の内容が試行されたかを判定する試行実施判定処理を実行する(ステップS190)。
【0210】
具体的には、今回のゲームプレイ中に閲覧したゲームプレイ動画の動画付随情報403を動画データベース1200から取得して、当該ゲームプレイ動画に含まれるハイライトシーンを判別する。そして、判別されたハイライトシーンのハイライト定義データ530の定義パラメータ値リスト533と、プレイデータ700のリプレイデータとを比較する。
定義パラメータ値リスト533にリプレイデータが適合しないが、類似する場合には試行したと判定する。より具体的には、発動技種類条件533eに設定されている技の発動コマンド入力のうち50%以上100%未満の操作入力操作が操作入力履歴データ710に検出されることで試行実施条件が満たされたと判定し、試行されたと判定する。
【0211】
そして、今回のゲームプレイ中に閲覧したゲームプレイ動画にその内容が試行された動画がある場合には(ステップS190のYES)、サーバシステム1100は試行回数と、当該試行に要した総時間すなわち試行プレイ時間をカウントし(ステップS192)、第4特典定義データ674(
図9参照)を参照して、当該ゲームプレイ動画のプレーヤへ、試行回数や試行プレイ時間に応じた第4特典を付与し(ステップS194)、一連の処理を終了する。
【0212】
図22は、サーバシステム1100が定期的に実行する第1及び第5特典付与処理の流れを説明するためのフローチャートである。
同処理において、サーバシステム1100は先ず、予め登録されている動画データベース1200毎にループCを実行する(ステップS230〜S250)。
【0213】
ループCでは、処理対象とする動画データベース1200へアクセスし(ステップS232)、サーバシステム1100自身が過去にアップロードしたゲームプレイ動画毎、すなわちアップロード履歴データ550の動画別にループDを実行する(ステップS234〜S248)。
【0214】
ループDでは、サーバシステム1100は、処理対象とするゲームプレイ動画のアップロード履歴データ550(
図14参照)からアクセス情報590を読み出し、当該アクセス情報を用いて動画データベース1200に格納されている処理対象としているゲームプレイ動画にアクセスする。動画データベース1200からは閲覧数404(
図2参照)が得られるので、サーバシステム1100はこれを当該ゲームプレイ動画のアップロード履歴データ550の閲覧数592に格納する。(ステップS236)。
【0215】
そして、サーバシステム1100は、第1特典定義データ671(
図9参照)を参照して、処理対象とするゲームプレイ動画のプレーヤ(処理対象とするゲームプレイ動画のアップロード履歴データ550の投稿主ユーザID555が示すユーザ)に対して、閲覧数592に応じた第1特典を付与する(ステップS238)。
【0216】
次に、サーバシステム1100は、処理対象のゲームプレイ動画の評価結果蓄積データ405(
図2参照)を動画データベース1200から取得する(ステップS240)。
そして、第5特典定義データ675(
図9参照)を参照して、処理対象とするゲームプレイ動画のプレーヤに対して、取得した評価結果蓄積データ405に応じた第5特典を付与し(ステップS242)、ループDを終了する(ステップS248)。
【0217】
そして、サーバシステム1100が過去にアップロードしたゲームプレイ動画全てにすいてループDを実行したならばループDを終了し(ステップS250)、予め登録されている全ての動画データベース1200についてループCを実行したならば、第1及び第5特典付与処理を終了する。
【0218】
以上、本実施形態によれば、ゲームプレイ動画の共有に関する新しい技術を提供し、利便性を向上やゲームプレイ動画の共有に基づいてゲームの興趣性の向上させることができる。
【0219】
〔第2実施形態〕
次に、本発明を適用した第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に、アップロードする動画に広告を付加する機能を追加したものである。以降では、第1実施形態との差異について主に述べることとし、第1実施形態と同様の構成要素には同じ符号を付与して重複する説明は省略するものとする。
【0220】
図23は、本実施形態におけるサーバシステム1100の機能構成例を示す図である。
本実施形態のサーバ処理部200sは、広告報酬付与部240を有し、アップ希望動画生成部220が広告追加制御部221を含む。また、本実施形態におけるサーバ記憶部500sは、
図24に示すように、高視聴予測評価条件520と、広告データ522と、広告報酬定義データ524とを含む。
【0221】
広告追加制御部221は、アップ希望動画が一定の視聴が期待できるような動画であると予測評価するのに満たされるべき条件である「高視聴予測評価条件」を満たすかを判定する。「高視聴予測評価条件」は、予め指定された特定の投稿者であることや、特定のスーパープレイが含まれること、投稿日時がゲームサービス開始から所定の積極告知奨励期間に該当すること、などをもとに設定することができる。高視聴予測評価条件520は、高視聴予測評価条件毎に用意される。
【0222】
そして、広告追加制御部221は、高視聴予測評価条件を満たす場合に、動画内に予め用意された広告データ522によって定義された広告を動画に追加合成することができる。広告挿入位置は、特定のスーパープレイが含まれている場合は、当該スーパープレイのシーン及び/又はその前後とする。それ以外は、動画開始から所定時間経過後を挿入位置とする。広告の形態は、バナー広告状の画像であっても良いし、スクロールタイプのテキストであってもよい。
また、広告追加制御部221は、広告を追加したゲームプレイ動画の動画付随情報に広告追加を意味する所定の広告追加指標情報を追加する。
【0223】
広告報酬付与部240は、広告が追加されたゲームプレイ動画のプレーヤ(ユーザ)に、広告の報酬を付与する制御を行う。具体的には、巡回結果データ640(
図15参照)を参照し、広告が追加されたゲームプレイ動画(動画付随情報646に広告追加を意味する所定の情報が含まれている動画)の閲覧数647や評価結果蓄積データ650に基づいて特典を付与する。例えば、閲覧数647が多いほどよりよい特典を付与するものとする。広告報酬定義データ524は、報酬とされる特典内容別に、当該特典が選択されるべき条件と対応づけて用意される。
【0224】
図25は、本実施形態におけるアップ希望動画準備処理の流れを説明するためのフローチャートである。基本的には第1実施形態の同処理と同じ流れを有するが、処理の最後に、高視聴予測評価条件520を満たすアップ希望動画については広告を追加し、そのアップ希望動画付随情報に所定の広告追加指標情報を追加する制御を行う(ステップS122)。
【0225】
図26は、本実施形態における第1及び第5特典付与処理の流れを説明するためのフローチャートである。基本的には第1実施形態の同処理と同じ流れを有するが、ステップS242に次いで、サーバシステム1100はループDの処理対象のゲームプレイ動画の動画付随情報を参照して、ステップS122で広告が追加された動画であるかを判定する。そして、もし肯定ならば(ステップS244のYES)、当該ゲームプレイ動画のプレーヤへ広告報酬とする特典を付与する(ステップS246)。
【0226】
〔変形例〕
以上、本発明を適用した実施形態について説明したが、本発明を適用可能な形態は上記形態に限定されるものではなく、適宜構成要素の追加・省略・変更を施すことができる。
【0227】
例えば、上記実施形態では、本発明を適用したゲームをオンラインゲームとして実現する例を示したが、ユーザ端末1500単独にて実行可能なスタンドアローン型のゲームとして実現することもできる。
【0228】
具体的には、例えば、
図8のゲーム管理部218の構成をユーザ端末1500にて実現する。すなわち、
図17のステップS24〜S44並びに
図18のステップS50〜S72をユーザ端末1500にて実行する。そして、ゲームプレイ終了後にリプレイデータをサーバシステム1100へ送信して、当該リプレイデータに基づいてサーバシステム1100が
図18〜
図20のステップS74以降を実行する構成とすればよい。
【0229】
別の構成としては、ユーザ端末1500にて
図17のステップS24〜S44並びに
図18のステップS50〜S76を実行する。そして、ゲームプレイ終了後にユーザ端末1500にて
図21のステップS110を実行し、プレーヤ自身がユーザ端末1500にて投稿するゲームプレイ動画を手動編集して、編集完了後にユーザ端末1500から動画データベース1200へ投稿する。そして、ユーザ端末1500が投稿時に当該動画データベース1200から取得したアクセス情報と、投稿した動画付随情報とをサーバシステム1100へ送信する。サーバシステム1100は、これらを元にアップロード履歴データ550(被検索情報)を生成・記憶して(この場合、アップ希望動画データ560は省略)、
図18〜
図20のステップS150以降を実行する構成としてもよい。
【0230】
更に別の構成としては、ユーザ端末1500にて
図17のステップS24〜S44並びに
図18のステップS50〜S76を実行する。そして、ユーザ端末1500にてゲームプレイ終了後に
図21のステップS110を実行して、プレーヤ自身がユーザ端末1500にて投稿するゲームプレイ動画と動画付随情報とを手動編集する。編集完了後、ユーザ端末1500は編集したゲームプレイ動画(アップ希望動画)と編集した動画付随情報(アップ希望動画付随情報)とともにサーバシステム1100へアップロード依頼要求を送信する。そして、サーバシステム1100が、
図19のステップS140以降を実行する構成としてもよい。
【0231】
また、上記実施形態において、アップ希望動画付随情報生成部222(
図8参照)に、動画付随情報に暗号化を施す機能を追加することができる。この場合、被検索情報管理部210と、検索実行部214に暗号化された動画付随情報を復号する機能を追加する構成とする。