【課題を解決するための手段】
【0011】
本件開示の第1態様に係る装置は、ステータ体と、ある軸周りで可回動であり、ドライブレーザによる照射を受けレーザ生成プラズマ(LPP)チャンバ内にプラズマを発生させるプラズマ形成ターゲット素材で覆われた表面を有し、第1端から第2端へと延びる円筒対称要素と、その円筒対称要素の第1端をステータ体に連結し且つ軸受け気体流を成立させる気体軸受けアセンブリであり、その軸受け気体流が通流している第1空間内に遮断気体(barrier gas)を導入することでLPPチャンバ内への軸受け気体の漏れを減らすシステムを有する気体軸受けアセンブリと、円筒対称要素の第2端をステータ体に連結する第2軸受けアセンブリであり、当該第2軸受けに通流している第2空間内に遮断気体を導入することでその第2軸受けからLPPチャンバ内への汚染物質の漏れを減らすシステムをも有する第2軸受けと、を備える。
【0012】
ある実施形態ではその第2軸受けアセンブリが磁気軸受けとされ、その磁気軸受けにて生じた微粒子等の汚染物が汚染物質に含まれる。また別の実施形態では第2軸受けアセンブリがグリース封入軸受けとされ、そのグリース封入軸受けにて生じたグリースオフガス及び微粒子等の汚染物が汚染物質に含まれる。また別の実施形態では第2軸受けアセンブリが気体軸受けアセンブリとされ、軸受け気体が汚染物質となる。
【0013】
本態様のある格別な実施形態では、その円筒対称要素がスピンドル上に実装されると共に、LPPチャンバ内への軸受け気体の漏れを減らすシステムが、ステータ体又はスピンドルにあり第1空間と通流しており且つ第1空間の第1部分から軸受け気体を排出するよう構成されている第1環状溝と、ステータ体又はスピンドルにあり第1空間と通流しており且つ第1空間の第2部分内へと第2圧力にて遮断気体を輸送するよう構成されている第2環状溝と、ステータ体又はスピンドルにあり第1空間と通流しており上記軸に対し平行な軸方向において第1環状溝・第2環状溝間に位置する第3環状溝であり、第1空間の第3部分外に軸受け気体及び遮断気体を輸送することで第1圧力及び第2圧力より低い第3圧力をその第3部分内に発生させるよう構成されている第3環状溝と、を有する。
【0014】
本態様のある格別な実施形態では、その円筒対称要素がスピンドル上に実装されると共に、LPPチャンバ内への汚染物質の漏れを減らすシステムが、ステータ体又はスピンドルにあり第1空間と通流しており且つ第1空間の第1部分から汚染物質を排出するよう構成されている第1環状溝と、ステータ体又はスピンドルにあり第1空間と通流しており且つ第1空間の第2部分内へと第2圧力にて遮断気体を輸送するよう構成されている第2環状溝と、ステータ体又はスピンドルにあり第1空間と通流しており上記軸に対し平行な軸方向において第1環状溝・第2環状溝間に位置する第3環状溝であり、第1空間の第3部分外に汚染物質及び遮断気体を輸送することで第1圧力及び第2圧力より低い第3圧力をその第3部分内に発生させるよう構成されている第3環状溝と、を有する。
【0015】
本態様に係る装置は、更に、その円筒対称要素の第1端に駆動ユニットを備え、その駆動ユニットが、上記軸に沿い円筒対称要素を並進させるリニアモータアセンブリと、その軸周りで円筒対称要素を回動させるロータリモータと、を有するものとすることができる。
【0016】
本態様におけるプラズマ形成ターゲット素材は、これに限られるものではないがキセノンアイスとすることができる。また、一例としては、軸受け気体を窒素、酸素、浄化空気、キセノン、アルゴン又はそれら気体の組合せとすることができる。加えて、やはり一例としては、遮断気体をキセノン、アルゴン又はそれらの組合せとすることができる。
【0017】
本件開示の他態様に係る装置は、ステータ体と、ある軸周りで可回動であり、ドライブレーザによる照射を受けレーザ生成プラズマ(LPP)チャンバ内にプラズマを発生させるプラズマ形成ターゲット素材で覆われた表面を有し、第1端から第2端へと延びる円筒対称要素と、同要素の第1端をステータ体に連結する磁気液体ロータリシールと、円筒対称要素の第2端をステータ体に連結する軸受けアセンブリであり、当該第2軸受けに通流している空間内に遮断気体を導入することでその軸受けからLPPチャンバ内への汚染物質の漏れを減らすシステムを有する軸受けと、を備える。
【0018】
本態様のある実施形態ではその第2軸受けアセンブリが磁気軸受けとされ、その磁気軸受けにて発生した汚染物例えば微粒子が汚染物質に含まれる。また別の実施形態ではその第2軸受けアセンブリがグリース封入軸受けとされ、そのグリース封入軸受けにて発生した汚染物例えばグリースオフガス及び微粒子が汚染物質に含まれる。また別の実施形態ではその第2軸受けアセンブリが気体軸受けアセンブリとされ、軸受け気体が汚染物質となる。
【0019】
本態様のある格別な実施形態では、その円筒対称要素がスピンドル上に実装されると共に、LPPチャンバ内への汚染物質の漏れを減らすシステムが、ステータ体及びスピンドルのうち一方にあり上記空間と通流しており且つその空間の第1部分から汚染物質を排出するよう構成されている第1環状溝と、ステータ体及びスピンドルのうち一方にあり上記空間と通流しており且つその空間の第2部分内へと第2圧力にて遮断気体を輸送するよう構成されている第2環状溝と、ステータ体及びスピンドルのうち一方にあり上記空間と通流しており上記軸に対し平行な軸方向において第1環状溝・第2環状溝間に位置する第3環状溝であり、上記空間の第3部分外に汚染物質及び遮断気体を輸送することで第1圧力及び第2圧力より低い第3圧力をその第3部分内に発生させるよう構成されている第3環状溝と、を有する。
【0020】
本態様に係る装置は、更に、その円筒対称要素の第1端に駆動ユニットを備え、その駆動ユニットが、上記軸に沿い円筒対称要素を並進させるリニアモータアセンブリと、その軸周りで円筒対称要素を回動させるロータリモータと、を有するものとすることができる。ある実施形態に係る装置は、ステータ体に対する円筒対称要素の軸沿い並進を受容するベロウズを備える。
【0021】
また、本態様におけるプラズマ形成ターゲット素材は、これに限られるものではないがキセノンアイスとすることができる。また、一例としては、その第2軸受けアセンブリが気体軸受けアセンブリである実施形態での軸受け気体を、窒素、酸素、浄化空気、キセノン、アルゴン又はそれら気体の組合せとすることができる。加えて、同じく一例としては、遮断気体をキセノン、アルゴン又はそれらの組合せとすることができる。
【0022】
本件開示の他態様に係る装置は、ある軸周りで可回動であり、ドライブレーザによる照射を受けプラズマを生成するプラズマ形成ターゲット素材の帯で覆われた表面を有する円筒対称要素と、その円筒対称要素上にプラズマ形成ターゲット素材を補充するサブシステムと、その円筒対称要素上のプラズマ形成ターゲット素材を削ぎ均一厚みのプラズマ形成ターゲット素材を築くよう配置された鋸歯状ワイパと、を備える。
【0023】
本態様のある格別な実施形態ではそのドライブレーザがパルスドライブレーザとされ、最大直径Dを有するクレータがパルス照射を経て円筒対称要素上のプラズマ形成ターゲット素材中に生じ、鋸歯状ワイパが少なくとも2本の歯を有し、上記軸に平行な方向に沿い個々の歯がL>3*Dなる長さLを有する。
【0024】
本態様のある実施形態に係る装置は、また、上記表面に重なるハウジングであり、ドライブレーザによる照射にプラズマ形成ターゲット素材をさらすための開口が形成されているハウジングと、ハウジング・プラズマ形成ターゲット素材間シールを成立させるワイパと、を備える。
【0025】
本件開示の他態様に係る装置は、ある軸周りで可回動であり、プラズマ形成ターゲット素材の帯で覆われた表面を有する円筒対称要素と、その円筒対称要素上にプラズマ形成ターゲット素材を補充するサブシステムと、その円筒対称要素上のプラズマ形成ターゲット素材を削ぎ均一厚みのプラズマ形成ターゲット素材を築くよう配置されたワイパと、上記表面に重なっており、ドライブレーザによる照射にプラズマ形成ターゲット素材をさらしプラズマを生成させるための開口が形成されているハウジングと、ワイパをハウジングに装着するため及びそのハウジングを円筒対称要素に対し動かすことなくそのワイパを交換可能にするための実装システムと、を備える。
【0026】
本件開示の他態様に係る装置は、ある軸周りで可回動であり、プラズマ形成ターゲット素材の帯で覆われた表面を有する円筒対称要素と、その円筒対称要素上にプラズマ形成ターゲット素材を補充するサブシステムと、ワイパエッジにてその円筒対称要素上のプラズマ形成ターゲット素材を削ぎ均一厚みのプラズマ形成ターゲット素材を築くよう配置されたワイパと、上記表面に重なっており、ドライブレーザによる照射にプラズマ形成ターゲット素材をさらしプラズマを生成させるための開口が形成されているハウジングと、ワイパエッジ・上記軸間の径方向距離を調整する調整システムでありハウジングの露出面上にアクセスポイントを有する調整システムと、を備える。
【0027】
本件開示の他態様に係る装置は、ある軸周りで可回動であり、プラズマ形成ターゲット素材の帯で覆われた表面を有する円筒対称要素と、その円筒対称要素上にプラズマ形成ターゲット素材を補充するサブシステムと、ワイパエッジにてその円筒対称要素上のプラズマ形成ターゲット素材を削ぎ均一厚みのプラズマ形成ターゲット素材を築くよう配置されたワイパと、上記表面に重なっており、ドライブレーザによる照射にプラズマ形成ターゲット素材をさらしプラズマを生成させるための開口が形成されているハウジングと、ワイパエッジ・上記軸間の径方向距離を調整する調整システムであり制御信号に応じワイパを動かすアクチュエータを有する調整システムと、を備える。
【0028】
本件開示の他態様に係る装置は、ある軸周りで可回動であり、プラズマ形成ターゲット素材の帯で覆われた表面を有する円筒対称要素と、その円筒対称要素上にプラズマ形成ターゲット素材を補充するサブシステムと、ワイパエッジにてその円筒対称要素上のプラズマ形成ターゲット素材を削ぎ均一厚みのプラズマ形成ターゲット素材を築くよう配置されたワイパと、ワイパエッジ・上記軸間の径方向距離を示す信号を出力する計測システムと、を備える。
【0029】
本態様のある実施形態ではその計測システムが発光器及び光センサを備える。
【0030】
本件開示の他態様に係る装置は、ある軸周りで可回動であり、プラズマ形成ターゲット素材の帯で覆われた表面を有する円筒対称要素と、その円筒対称要素上にプラズマ形成ターゲット素材を補充するサブシステムと、ワイパマウントと、そのワイパマウントを整列させるマスタワイパと、ワイパエッジにてその円筒対称要素上のプラズマ形成ターゲット素材を削ぎ均一厚みのプラズマ形成ターゲット素材を築くよう整列済ワイパマウント内に配置可能な稼働ワイパと、を備える。
【0031】
本件開示の他態様に係る装置は、ある軸周りで可回動であり、ドライブレーザによる照射を受けプラズマを生成するプラズマ形成ターゲット素材の帯で覆われた表面を有する円筒対称要素と、その円筒対称要素上にプラズマ形成ターゲット素材を補充するサブシステムと、第1個所にてその円筒対称要素上のプラズマ形成ターゲット素材を拭い均一厚みのプラズマ形成ターゲット素材を築く第1加熱ワイパと、円筒対称要素を挟み第1個所とは径方向逆側にある第2個所にてその円筒対称要素上のプラズマ形成ターゲット素材を拭い均一厚みのプラズマ形成ターゲット素材を築く第2加熱ワイパと、を備える。
【0032】
本態様のある実施形態では、第1及び第2加熱ワイパが柔順(compliant)素材製の接触面を有し、或いは柔順形態で実装されたワイパを有する。
【0033】
本態様のある格別な実施形態に係る装置は、更に、第1加熱ワイパの温度を示す第1信号を出力する第1熱電対と、第2加熱ワイパの温度を示す第2信号を出力する第2熱電対と、を備える。
【0034】
本件開示の他態様に係る装置は、ある軸周りで可回動であり、キセノンターゲット素材の帯で覆われた表面を有する円筒対称要素と、そのキセノンターゲット素材を70ケルビン未満の温度まで可制御的に冷やすことでその円筒対称要素上の均一なキセノンターゲット素材層を保つクリオスタットシステムと、を備える。
【0035】
ある実施形態ではそのクリオスタットシステムが液体ヘリウムクリオスタットシステムとされる。
【0036】
ある格別な実施形態によれば、本装置に、更に、その円筒対称要素内に位置し円筒対称要素の温度を示す出力をもたらすセンサ例えば熱電対と、そのセンサの出力に応じ円筒対称要素の温度を制御するシステムと、を設けることができる。
【0037】
本態様のある実施形態によれば、本装置に、排出された冷却剤をリサイクルに備え冷やす冷却装置をも設けることができる。
【0038】
本件開示の他態様に係る装置は、ある軸周りで可回動で中空であり、プラズマ形成ターゲット素材の帯で覆われた表面を有する円筒対称要素と、その円筒対称要素内に位置し円筒対称要素の温度を示す出力をもたらすセンサと、そのセンサの出力に応じ円筒対称要素の温度を制御するシステムと、を備える。
【0039】
本態様のある実施形態に係る装置は、そのキセノンターゲット素材を70ケルビン未満の温度まで可制御的に冷やすことでその円筒対称要素上の均一なキセノンターゲット素材層を保つ液体ヘリウムクリオスタットシステムを備える。
【0040】
本態様のある実施形態ではそのセンサが熱電対とされる。
【0041】
本態様のある格別な実施形態に係る装置は、排出された冷却剤をリサイクルに備え冷やす冷却装置を備える。
【0042】
本件開示の他態様に係る装置は、ある軸周りで可回動で中空であり、プラズマ形成ターゲット素材の帯で覆われた表面を有する円筒対称要素と、閉ループ流路内を循環する冷却流体を有し、プラズマ形成ターゲット素材を冷やすべくその流路がその円筒対称要素内へと延設されている冷却システムと、を備える。
【0043】
本態様のある格別な実施形態に係る装置は、その円筒対称要素内に位置し円筒対称要素の温度を示す出力をもたらすセンサ例えば熱電対と、そのセンサの出力に応じその円筒対称要素の温度を制御するシステムと、を備える。
【0044】
本態様のある実施形態ではその冷却システムが閉ループ流路上に冷却装置を備える。
【0045】
本態様のある実施形態ではその冷却流体がヘリウムを含む。
【0046】
本件開示の他態様に係る装置は、ある軸周りで可回動であり、プラズマ形成ターゲット素材の帯で覆われた表面を有する円筒対称要素と、上記表面に重なっており、ドライブレーザによる照射にプラズマ形成ターゲット素材をさらしプラズマを生成させるための開口が形成されており、その内部流路内に冷却流体を流すことで自ハウジングが冷やされるように内部流路が形成されているハウジングと、を備える。
【0047】
本態様における冷却流体は、空気、水、清浄乾燥空気(CDA)、窒素、アルゴン、円筒対称要素内を通った冷却剤例えばヘリウム又は窒素、或いは冷凍器により(例.0℃未満の温度まで)冷やされ又は機械的運動及びレーザ照射に由来する余分な熱を除くのに(例.周囲より低いがXeの凝結点より高い温度例えば10〜30℃まで冷やすのに)十分な容量を有する液体冷却剤とすることができる。
【0048】
本件開示の他態様に係る装置は、ある軸周りで可回動であり、プラズマ形成ターゲット素材の層で覆われており、その軸に沿い並進可能であり、ターゲット素材からなり帯高hを有しドライブレーザによる照射を受ける稼働帯(operational band)がその並進により画定される円筒対称要素と、その円筒対称要素に対し固定されている個所から、プラズマ形成ターゲット素材のスプレイであり上記軸に対し平行に測ったスプレイ高HがH<hであるスプレイを出射することで、ドライブレーザからの照射によりプラズマ形成ターゲット素材中に生じたクレータを補填する注入システムと、を備える。
【0049】
本態様のある実施形態に係る装置は、更に、プラズマ形成ターゲット素材の層に重なったハウジングを備え、ドライブレーザによる照射にプラズマ形成ターゲット素材をさらすための開口がそのハウジングに形成されており、注入システムがそのハウジング上に実装されたインジェクタを有する。
【0050】
本態様のある実施形態ではその注入システムが複数個のスプレイポートを有し、ある格別な実施形態ではそれらスプレイポートが上記軸に対し平行な方向に沿い整列される。
【0051】
本件開示の他態様に係る装置は、ある軸周りで可回動で、プラズマ形成ターゲット素材の層で覆われており、その軸に沿い並進可能な円筒対称要素と、上記軸に対し平行な方向に沿い並進可能な少なくとも1個のインジェクタを有し、プラズマ形成ターゲット素材のスプレイを出射することで、ドライブレーザからの照射によりプラズマ形成ターゲット素材中に生じたクレータを補填する注入システムと、を備える。
【0052】
本態様のある実施形態ではそれらインジェクタ及び円筒対称要素の軸沿い並進が同期する。
【0053】
本態様のある実施形態ではその注入システムが複数個のスプレイポートを有し、ある格別な実施形態ではそれらスプレイポートが上記軸に対し平行な方向に沿い整列される。
【0054】
本件開示の他態様に係る装置は、ある軸周りで可回動で、プラズマ形成ターゲット素材の層で覆われており、その軸に沿い並進可能な円筒対称要素と、上記軸に対し平行な方向に沿い整列している複数個のスプレイポート並びにアパーチャが形成されているプレートを有し、そのアパーチャがその軸に対し平行な方向に沿い並進可能であり、その並進により少なくとも1個のスプレイポートの覆いを選択的に外しプラズマ形成ターゲット素材のスプレイを出射させることで、ドライブレーザからの照射によりその外面上のプラズマ形成ターゲット素材中に生じたクレータを補填する注入システムと、を備える。
【0055】
本態様のある実施形態ではそのアパーチャの動きが円筒対称要素の軸沿い並進と同期する。
【0056】
幾つかの実施形態によれば、本願記載の光源を検査システム、例えばブランクマスク又はパターニング済マスク検査システムに組み込むことができる。ある実施形態によれば、例えば、中間個所に輻射を送給する光源と、その輻射で以てサンプルを照明するよう構成された光学システムと、そのサンプルにより反射、散乱又は輻射された照明をイメージング路に沿い受光するよう構成された検出器とを、検査システムに設けることができる。その検出器と通信する情報処理システムをその検査システムに設け、検出された照明に係る信号に基づきそのサンプルにおける少なくとも1個の欠陥の所在を特定し又はその欠陥を計測するよう構成することもできる。
【0057】
幾つかの実施形態によれば、本願記載の光源をリソグラフィシステムに組み込むことができる。例えば、レジスト被覆済ウェハをパターン化輻射ビームにさらすためその光源をリソグラフィシステムにて用いることが可能である。ある実施形態によれば、例えば、中間個所に輻射を送給する光源と、その輻射を受光しパターン化輻射ビームを発生させる光学システムと、そのパターン化ビームをレジスト被覆済ウェハに送給する光学システムとを、リソグラフィシステムに設けることができる。
【0058】
ご理解頂けるように、上掲の概略記述及び後掲の詳細記述は共に専ら例示的且つ説明的なものであり、本件開示を必ずしも限定するものではない。添付図面は、本明細書に組み込まれその一部を形成するものであり、本件開示の主題を描出している。明細書及び図面は相俟って本件開示の諸原理を説明する役を負っている。
【0059】
本件技術分野に習熟した者(いわゆる当業者)であれば、以下の如き添付図面を参照することによって、本件開示に多々備わる長所をより良好に理解できよう。