特許6985851IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

移動体に搭載された複数のアンテナの中で信号を送信する送信アンテナを切り替える伝送方式における送信装置、受信装置およびアンテナ制御装置

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

OFDM伝送方式では、図17に示すように、時間方向(シンボル方向)に連続してパイロットキャリアシンボル(右斜め上がりのハッチングが付されたパイロットキャリアシンボル)が配置されたContinual Pilot(CP)方式と、図18に示すように、時間方向と周波数方向(キャリア方向)とに拡散してパイロットキャリアシンボルが配置されたScattered Pilot(SP)方式とがある。 CP方式では、OFDMシンボル毎に等化処理が完結するため、シンボル間で急峻な位相変動が発生しても、追従して等化処理を行うことができる。一方、SP方式では、図18に示すように、あるOFDMシンボル(矢印を付したシンボル)の等化処理を行う場合、そのOFDMシンボルの前後3シンボル分のOFDMシンボルのパイロットキャリアシンボルを使用してシンボル方向に補間が行われる。その後、キャリア方向に補間することで、チャネル推定し、等化処理が行われる。すなわち、SP方式では、複数シンボルにわたるパイロットキャリアシンボルを用いて等化処理が行わる。そのため、SP方式では、複数OFDMシンボル相当の時間内では、ほぼ一定と見なせる伝搬状況での伝送が前提となる。したがって、図19に示すように、アンテナの切り替えによる急峻な位相変動が発生した際に、その変動を捕らえきれず、実際の位相(太実線)と位相推定結果(太点線)とに誤差(推定誤差)が生じてしまい、伝送エラーが発生する。 また、送信側から複数のアンテナを用いて信号を送信するとともに、受信側も複数のアンテナを用いて信号を受信するMIMO(Multi−input Multi−output)伝送では、送信側の複数のアンテナからの送信信号を受信側で分離するために、CP方式でも2シンボルにわたって直交化したパイロットが用いられている。 図20に示すように、MIMO伝送にCP方式が適用された場合(CP・MIMO方式)、2種類のパイロット信号のパイロットキャリアシンボル(右斜め上がりのハッチングが付されたパイロットキャリアシンボルおよび右斜め下がりのハッチングが付されたパイロットキャリアシンボル)が、時間方向に交互に連続して配置される。例えば、2系統(系統1、系統2)の場合、右斜め上がりのハッチングが付されたパイロットキャリアシンボルの値は、系統1では“+1”となり、系統2では“+1”となる。また、右斜め下がりのハッチングが付されたパイロットキャリアシンボルは、系統1では“+1”となり、系統2では“−1”となる。 CP・MIMO方式においては、等化処理は、図20に示すように、連続する2シンボルを用いて行われる。そのため、連続する2シンボル間で、アンテナの切り替えによる急峻な位相変動が発生すると、大きな位相の推定誤差が生じてしまう。したがって、CP方式でも、任意のガードインターバルで送信アンテナを切り替えると、正常な受信ができないことがある。 のような問題点に鑑みてなされた本発明の目的は、送信アンテナの切り替えに伴う伝送エラーの発生の抑制を図ることができる送信装置、受信装置およびアンテナ制御装置を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

課題を解決するため、本発明に係る送信装置は、複数のアンテナを備える移動体に搭載可能であり、ガードインターバルを付加したOFDMシンボルを用いて生成したOFDM信号を前記複数のアンテナのいずれかを用いて送信する送信装置であって、前記OFDM信号を送信する送信アンテナを切り替える場合、前記ガードインターバルの先頭のタイミングで切り替えるとともに、前記送信アンテナを切り替えるアンテナ切替タイミ・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明に係る送信装置、受信装置およびアンテナ制御装置によれば、送信アンテナの切り替えに伴う伝送エラーの発生の抑制を図ることができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の第1の無線伝送システムの構成例を示す図である。

【図2】図1に示すFPU送信機の構成例を示す図である。

【図3】図1に示すFPU送信機の他の構成例を示す図である。

【図4】図1に示すFPU受信機の構成例を示す図である。

【図5】図1に示すFPU受信機の他の構成例を示す図である。

【図6】従来のアンテナ制御装置について説明するための図である。

【図7】図4に示すFPU受信機によるSP方式での等化処理の一例について説明するための図である。

【図8】図4に示すFPU受信機によるSP方式での等化処理の他の一例について説明するための図である。

【図9】図5に示すFPU受信機によるCP・MIMO方式での等化処理の一例について説明するための図である。

【図10】図5に示すFPU受信機によるCP・MIMO方式での等化処理の他の一例について説明するための図である。

【図11】図5に示すFPU受信機によるSP・MIMO方式での等化処理の一例について説明するための図である。

【図12】図5に示すFPU受信機によるSP・MIMO方式での等化処理の他の一例について説明するための図である。

【図13】図1に示すFPU送信機によるFPU受信機へのアンテナ切替タイミングの通知について説明するための図である。

【図14】本発明の第2のFPU受信機の動作について説明するための図である。

【図15】移動体に搭載した複数のアンテナによる送信アンテナの切り替えについて説明するための図である。

【図16】送信アンテナの切り替えタイミングについて説明するための図である。

【図17】CP方式でのパイロットキャリアシンボルの配置例を示す図である。

【図18】SP方式でのパイロットキャリアシンボルの配置例を示す図である。

【図19】送信アンテナの切り替えに伴う位相変動について説明するための図である。

【図20】CP・MIMO方式でのパイロットキャリアシンボルの配置例を示す図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 無線伝送システム   10 FPU送信機(送信装置)   20 切替器   21A,21B アンテナ   30 アンテナ制御装置   31 受信機   32 位置・姿勢センサ   40 FPU受信基地局   41 アンテナ   50 FPU受信機(受信装置)   60 受信追尾装置   61 無線伝送装置   101 FECブロック構成部   102 BCH符号化部   103 エネルギー拡散部   104 LDPC符号化部   105 ビットインターリーブ部   106 周波数インターリーブ部   107 時間インターリーブ部   108 シンボルマッピング部   109 パイロット/TMCC/AC生成部(生成部)   110 フレーム構成部   111 IFFT/GI付加部(付加部)   112 直交変調部   113 高周波部   114 周波数・系統間インターリーブ部   501 高周波部   502 直交復調部   503 GI除去/FFT部   504 パイロット/TMCC/AC抽出部(抽出部)   505 等化処理部   506 時間デインターリーブ部   507 周波数デインターリーブ部   508 シンボルデマッピング/LLR算出部   509 ビットデインターリーブ部   510 LDPC復号部   511 エネルギー逆拡散部   512 BCH復号部   513 TSパケット抽出部   514 周波数・系統間デインターリーブ部

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