【実施例】
【0082】
つぎに、本発明を実施例および参考例を挙げて説明するが、本発明は、これらに限定されるものではない。
【0083】
特に記載のない場合、シリカゲルカラムクロマトグラフィーは、フラッシュカラムクロマトグラフィ−であり、その担体は、富士シリシア化学株式会社、B.W.シリカゲル、BW−300である。
中圧逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィーは、バイオタージ・ジャパン株式会社、IsoleraSVもしくはIsoleraLSVを用い、その担体は、バイオタージ・ジャパン株式会社、SNAP Ultra C18 Cartridgeを用いた。
溶離液における混合比は、容量比である。
NMRスペクトルは、プロトンNMRを示し、内部基準は、以下の通りであり、δ値をppmで示した。
重クロロホルム(CDCl
3):テトラメチルシラン(0.00 ppm)
重メタノール(CD
3OD):メタノール(CH
3OH)(3.30 ppm)
重ジメチルスルホキシド(CD
3SOCD
3): テトラメチルシラン(0.00 ppm)
重水(D
2O):水(4.65 ppm)
【0084】
各参考例および実施例において各略号は、以下の意味を有する。
Alloc:アリルオキシカルボニル、BH:ジフェニルメチル、Boc:tert−ブトキシカルボニル、Cbz:ベンジルオキシカルボニル、DBU:1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン、DMAC:N,N−ジメチルアセトアミド、DMAP:4−(ジメチルアミノ)ピリジン、DMF:N,N−ジメチルホルムアミド、ESI:エレクトロスプレ−イオン化法、Et:エチル、HOBt:1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物、HATU:O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート、IPE:ジイソプロピルエーテル、Me:メチル、Moz:4−メトキシベンジルオキシカルボニル、Ms:メタンスルホニル、MTBE:tert−ブチルメチルエーテル、NMM:N−メチルモルホリン、NMP:1−メチル−2−ピロリドン、PMB:4−メトキシベンジル、PNZ:p−ニトロベンジルオキシカルボニル、SEM:2−(トリメチルシリル)エトキシメチル、TBDPS:tert−ブチルジフェニルシリル、TBS:tert−ブチルジメチルシリル、tBu:tert−ブチル、THF:テトラヒドロフラン、THP:テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル、Tr:トリフェニルメチル、Ts:p−トルエンスルホニル、WSC:1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、s:シングレット、brs:ブロードシングレット(幅広いシングレット)、d:ダブレット、dd:ダブルダブレット、dt:ダブルトリプレット、m:マルチプレット、t:トリプレット
【0085】
NMRスペクトルにおいて、例えば[1.45]1.46(3H,s)の記載は、幾何異性体混合物の各異性体由来のピークが1.45および1.46にシングレットとして観測され、総プロトン数が3であることを示す。
【0086】
参考例1
【化9】
【0087】
参考例1(1)
tert−ブチル (2−ブロモエチル)カルバメート(92.0g, 411mmol)にDMF(460mL)およびp−トルエンチオスルホン酸カリウム(112g, 493mmol)を加え、撹拌した。反応混合物を70℃に加温し、同一温度で40分間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、水(1.50L)を加え、固形物を析出させた。反応混合物にIPE(150mL)を加え、70分間撹拌した後、固形物をろ取した。固形物を水およびIPEで順次洗浄した後、乾燥し、目的物(90.5g)を白色固体として得た。
【0088】
参考例1(2)
反応容器に4mol/L塩酸/ジオキサン溶液(241mL)、参考例1(1)で得られた化合物(80.0g, 241mmol)およびメタノール(8.00mL)を順次加え、室温で撹拌した。固形物が析出した後、反応混合物をIPE(500mL)で希釈し、固形物をろ取した。固形物を乾燥し、目的物(51.2g)を白色固体として得た。
【0089】
参考例1(3)
反応容器に参考例1(2)で得られた化合物(6.83g, 25.5mmol)、DMAC(106mL)、NMM(8.96mL, 81.2mmol)、2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−オキソ酢酸(10.6g, 23.2mmol)、WSC(5.34g, 27.8mmol)およびHOBt(711mg, 4.64mmol)を室温で順次加え、終夜撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(200mL)および水(300mL)を加えた後、6mol/L塩酸を加え、pH=2.2に調整した。有機層を分取し、水層を酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機層を合わせ、1%塩化ナトリウム水溶液(300mL)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(200mL)および10%塩化ナトリウム水溶液(200mL)で順次洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=45:55]で精製し、目的物(10.5g)を黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:2.44(3H,s), 3.21(2H,t,J=6.6Hz), 3.64-3.73(2H,m), 3.80(3H,s), 3.84(3H,s), 4.96(2H,s), 5.12(2H,s), 6.83(2H,d,J=8.8Hz), 6.91-6.97(3H,m), 7.20-7.39(6H,m), 7.59(2H,d,J=8.4Hz), 7.85(2H,d,J=8.4Hz)
【0090】
参考例1(4)
反応容器に参考例1(3)で得られた化合物(10.5g, 15.7mmol)、THF(105mL)およびBoc
2O(6.84g, 31.3mmol)を加え、撹拌した。反応混合物にDMAP(1.91g, 15.7mmol)を加え、20分間撹拌した。次いで、反応混合物に酢酸エチル(300mL)および1mol/L塩酸(100mL)を加え、有機層を分取した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(100mL)で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=40:60]で精製し、S−(2−(N−(tert−ブトキシカルボニル)−2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−オキソアセタミド)エチル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート(9.94g)を黄色油状物として得た。
【0091】
参考例2
【化10】
【0092】
参考例2(1)
1−ベンズヒドリルアゼチジン−3−イル メタンスルホネート(75.0g, 236mmol)にDMF(375mL)およびp−トルエンチオスルホン酸カリウム(74.1g, 327mmol)を加え、撹拌した。反応混合物を72℃に加温し、同一温度で4時間40分撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、水(700mL)および酢酸エチル(700mL)を加え、有機層を分取した。有機層を2.5%塩化ナトリウム水溶液(700mL)および5.0%塩化ナトリウム水溶液(500mL)で順次洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣に酢酸エチル:ヘキサン=1:9(300mL)を加え、固形物をろ取した。固形物を乾燥し、目的物(72.9g)を淡黄色固体として得た。
【0093】
参考例2(2)
参考例2(1)で得られた化合物(60.0g, 146mmol)にジクロロメタン(600mL)を加え、次いで、1−クロロエチルクロロホルメ−ト(25.1g, 176mmol)を10分かけて滴下した。反応混合物を加熱還流下にて5時間撹拌した後、室温まで冷却した。反応溶媒を減圧下留去し、得られた油状物にメタノール(600mL)を加え、2時間10分加熱還流した。反応混合物を冷却し、アセトニトリル(200mL)を加え、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣にIPE(100mL)を加え、下層を分取し、アセトニトリル(100mL)を加え、冷凍庫に終夜静置した。析出した固体をろ取し、アセトニトリルで洗浄した後、乾燥し、目的物(28.4g)を淡褐色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, DMSO-d
6)δ値:2.45(3H,s), 3.85-3.96(2H,m), 4.25-4.37(3H,m), 7.52(2H,d,J=8.2Hz), 7.84(2H,d,J=8.2Hz), 9.22(1H,s)
【0094】
参考例2(3)
反応容器に参考例2(2)で得られた化合物(2.10g, 7.51mmol)、DMAC(20mL)、NMM(2.10mL, 18.8mmol)、2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−オキソ酢酸(3.43g, 7.51mmol)、WSC(1.73g, 9.01mmol)およびHOBt(1.01g, 7.51mmol)を室温で順次加え、室温で4時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル、1mol/L塩酸および水を加え、有機層を分取した。有機層を1mol/L塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=60:40]で精製し、S−(1−(2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−オキソアセチル)アゼチジン−3−イル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート(2.29g)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:2.47(3H,s), 3.81(3H,s), 3.83(3H,s), 3.95-4.04(1H,m), 4.21-4.32(2H,m), 4.44-4.54(1H,m), 4.68-4.79(1H,m), 4.95(2H,s), 5.11(2H,s), 6.83(2H,d,J=8.4Hz), 6.89-7.00(3H,m), 7.30-7.42(6H,m), 7.51(1H,d,J=8.8Hz), 7.80(2H,d,J=8.0Hz)
【0095】
参考例3
【化11】
【0096】
参考例3(1)
反応容器に(S)−2−アミノ−3−メトキシプロパン−1−オール塩酸塩(3.80g, 26.8mmol)、DMAC(38mL)、NMM(7.40mL, 67.1mmol)、2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−オキソ酢酸(11.0g, 24.2mmol)、WSC(6.17g, 32.2mmol)およびHOBt(3.26g, 24.2mmol)を室温で順次加え、室温で4時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(130mL)および水(130mL)を加え、有機層を分取した。有機層を水で2回洗浄した後、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=80:20]で精製し、目的物(6.73g)を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz, DMSO-d
6)δ値:3.27(3H,s), 3.40-3.50(4H,m), 3.74(3H,s), 3.78(3H,s), 4.82(1H,t,J=5.6Hz), 4.90(2H,s), 5.23(2H,s), 6.80-6.90(2H,m), 6.95-7.04(2H,m), 7.24-7.31(2H,m), 7.32(1H,d,J=8.8Hz), 7.40 -7.50(2H,m), 7.54(1H,d,J=8.8Hz), 8.68(1H,d,J=8.4Hz)
【0097】
参考例3(2)
参考例3(1)で得られた化合物(6.73g, 12.4mmol)にTHF(135mL)を加え、反応混合物を撹拌した。反応混合物に氷冷下、トリフェニルホスフィン(4.22g, 16.1mmol)および四臭化炭素(5.33g, 16.1mmol)を順次加えた後、室温で1時間30分撹拌した。反応混合物にトリフェニルホスフィン(4.22g, 16.1mmol)および四臭化炭素(5.33g, 16.1mmol)を順次加え、室温で2時間撹拌した。反応混合物をろ過し、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=40:60]で精製し、目的物(7.10g)を淡黄色油状物として得た。
【0098】
参考例3(3)
参考例3(2)で得られた化合物(7.10g, 11.7mmol)にDMF(71mL)およびp−トルエンチオスルホン酸カリウム(3.18g, 14.0mmol)を加え、撹拌した。反応混合物を60℃に加温し、同一温度で3時間撹拌した。次いで、反応混合物にp−トルエンチオスルホン酸カリウム(1.32g, 5.85mmol)を加え、70℃にて1時間撹拌した。次いで、反応混合物にp−トルエンチオスルホン酸カリウム(794mg, 3.51mmol)を加え、70℃にて1時間20分撹拌した。さらに反応混合物にp−トルエンチオスルホン酸カリウム(529mg, 2.34mmol)を加え、70℃にて20分間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、水(210mL)および酢酸エチル(210mL)を加え、有機層を分取した。有機層を水で2回洗浄し、次いで、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=40:60]で精製し、目的物(5.04g)を黄色油状物として得た。
【0099】
参考例3(4)
反応容器に参考例3(3)で得られた化合物(5.04g, 7.06mmol)、THF(50mL)およびBoc
2O(4.62g, 21.2mmol)を加え、撹拌した。反応混合物に室温でDMAP(862mg, 7.06mmol)を加え、同一温度で1時間撹拌した。次いで、反応溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=35:65]で精製し、(R)−S−(2−(N−(tert−ブトキシカルボニル)−2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−オキソアセタミド)−3−メトキシプロピル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート(1.23g)を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:1.31(9H,s), 2.44(3H,s), 3.45(3H,s), 3.36-3.50(2H,m), 3.60-3.78(2H,m), 3.80(3H,s), 3.84(3H,s), 4.89-5.02(1H,m), 4.94(2H,s), 5.13(2H,s), 6.78-6.85(2H,m), 6.86-6.97(2H,m), 7.02(1H,d,J=8.8Hz), 7.29-7.39(7H,m), 7.81-7.87(2H,m)
【0100】
参考例4
【化12】
【0101】
参考例4(1)
反応容器に(Z)−2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−((トリチルオキシ)イミノ)酢酸(18.9g, 26.4mmol)、DMAC(188mL)、NMM(9.34g, 92.4mmol)、S−(2−アミノエチル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート塩酸塩(7.78g, 29.0mmol)、WSC(6.07g, 31.7mmol)およびHOBt(808mg, 5.28mmol)を室温で順次加え、室温で2時間45分撹拌した。反応混合物に水(200mL)および酢酸エチル(150mL)を加えた後、6mol/L塩酸を加え、pH=3.0に調整した。有機層を分取し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(100mL)、2.5%塩化ナトリウム水溶液(100mL)および5.0%塩化ナトリウム水溶液(100mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=50:50]で精製し、目的物(18.9g)を淡黄色油状物として得た。
【0102】
参考例4(2)
反応容器に参考例4(1)で得られた化合物(16.0g, 17.3mmol)、THF(80mL)およびBoc
2O(7.55g, 34.6mmol)を加え、撹拌した。反応混合物にDMAP(2.11g, 17.3mmol)を加え、室温で撹拌した。次いで、反応混合物を38℃で1時間20分撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルおよび水の混合物中へ加えた。反応混合物のpHを2から3に調整し、有機層を分取した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=40:60]で精製し、(Z)−S−(2−(N−(tert−ブトキシカルボニル)−2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−((トリチルオキシ)イミノ)アセタミド)エチル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート(11.9g)を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz, DMSO-d
6)δ値:1.25(9H,s), 2.40(3H,s), 2.95-2.98(2H,m), 3.70(3H,s), 3.75-3.77(2H,m), 3.78(3H,s), 4.92(2H,s), 5.20(2H,s), 6.83(2H,d,J=6.8Hz), 6.99(2H,d,J=6.8Hz), 7.00-7.15(6H,m), 7.24-7.27(11H,m), 7.28-7.48(6H,m), 7.77(2H,d,J=8.4Hz)
【0103】
参考例5
【化13】
【0104】
反応容器に(Z)−2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−((トリチルオキシ)イミノ)酢酸(2.55g, 3.57mmol)、DMAC(10mL)、NMM(904mg, 8.93mmol)、参考例2(2)で得られた化合物(1.00g, 3.57mmol)、WSC(822mg, 4.29mmol)およびHOBt(483mg, 3.57mmol)を室温で順次加え、同一温度で4時間撹拌した。反応混合物に水、酢酸エチルおよび1mol/L塩酸を順次加え、有機層を分取した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した後、5%塩化ナトリウム水溶液で2回洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=60:40]で精製し、(Z)−S−(1−(2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−((トリチルオキシ)イミノ)アセチル)アゼチジン−3−イル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート(2.48g)を白色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:2.45(3H,s), 3.38-3.48(1H,m), 3.66-3.72(1H,m), 3.74(3H,s), 3.83(3H,s), 3.86-3.96(2H,m), 4.17-4.26(1H,m), 4.97(2H,s), 5.09(2H,s), 6.78(2H,d,J=8.4Hz), 6.92(2H,d,J=8.4Hz), 6.95-7.07(2H,m), 7.14-7.42(21H,m), 7.73(2H,d,J=8.4Hz)
【0105】
参考例6
【化14】
【0106】
参考例6(1)
tert−ブチル (S)−(3−ヒドロキシ−2−メトキシプロピル)カルバメート(13.4g, 65.3mmol)にTHF(270mL)を加え、反応混合物を撹拌した。反応混合物に氷冷下、トリフェニルホスフィン(22.3g, 84.9mmol)および四臭化炭素(28.1g, 84.9mmol)を順次加えた後、室温で1時間50分撹拌した。反応混合物をろ過し、残渣をTHFで洗浄した。溶媒を減圧下留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=20:80]で精製し、目的物(16.0g)を淡黄色油状物として得た。
【0107】
参考例6(2)
参考例6(1)で得られた化合物(16.0g, 59.7mmol)にDMF(160mL)およびp−トルエンチオスルホン酸カリウム(22.4g, 99.0mmol)を加え、撹拌した。反応混合物を加温し、50℃から70℃の間で4時間50分撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、水(300mL)および酢酸エチル(300mL)を加えた。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=6.2に調整した後、水(200mL)を加えた。有機層を分取し、2%塩化ナトリウム水溶液(200mL)および5%塩化ナトリウム水溶液(200mL)で順次洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=40:60]で精製し、目的物(17.1g)を無色油状物として得た。
【0108】
参考例6(3)
参考例6(2)で得られた化合物(8.50g, 23.0mmol)に1,4−ジオキサン(17mL)、メタノール(0.85mL)および4mol/L塩酸/ジオキサン溶液(23mL)を順次加え、室温で1時間50分撹拌した。反応混合物にIPE(300mL)を加え、油状物を分取した。油状物にアセトニトリル(25mL)を加え、溶媒を減圧下留去し、目的物を無色泡状固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CD
3OD)δ値:1.85(2H,s), 2.75(1H,dd,J=13.8,9.2Hz), 2.96-3.01(1H,m), 3.06-3.09(2H. m), 3.11-3.14(2H,m), 3.21(3H,s), 3.47(1H,s), 3.55-3.63(1H,m), 7.29(2H,d,J=8.0Hz), 7.67(2H,d,J=8.4Hz)
【0109】
参考例6(4)
反応容器に参考例6(3)で得られた化合物(7.18g, 23.0mmol)、DMAC(88mL)、NMM(7.76g, 76.7mmol)、2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−オキソ酢酸(8.76g, 19.2mmol)、WSC(4.41g, 23.0mmol)およびHOBt(587mg, 3.83mmol)を室温で順次加え、室温で終夜撹拌した。反応混合物に水(400mL)および酢酸エチル(400mL)を加えた後、6mol/L塩酸を加え、pH=2.2に調整した。有機層を分取し、2.5%塩化ナトリウム水溶液(400mL)および5.0%塩化ナトリウム水溶液(200mL)で順次洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=45:55]で精製し、目的物(10.2g)を黄色油状物として得た。
【0110】
参考例6(5)
反応容器に参考例6(4)で得られた化合物(10.0g, 14.0mmol)、THF(50mL)およびBoc
2O(6.11g, 28.0mmol)を加え、撹拌した。反応混合物にDMAP(1.71g, 14.0mmol)を加え、25分間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(30mL)および水(20mL)を加えた後、6mol/L塩酸を加え、pH=1.8に調整した。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液(5mL)で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=30:70]で精製し、(S)−S−(3−(N−(tert−ブトキシカルボニル)−2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−オキソアセタミド)−2−メトキシプロピル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート(7.9g)を黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz, DMSO-d
6)δ値:1.26(9H,s), 3.12-3.28(1H,m), 3.58-3.63(1H,m), 3.65-3.73(2H,m), 3.73(3H,s), 3.78(3H,s), 3.81-3.92(1H,m), 4.93(2H,s), 5.27(2H,s), 6.83(2H,d,J=8.4Hz), 7.00(2H,d,J=8.8Hz), 7,26(2H,d,J=8.8Hz), 7.41(1H,d,J=8.8Hz), 7.48(4H,d,J=8.0Hz), 7.79(1H,d,J=9.2Hz), 7.83(2H,d,J=8.4Hz)
【0111】
参考例7
【化15】
【0112】
参考例7(1)
反応容器に2−(3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−オキソ酢酸(13.0g, 30.8mmol)、DMAC(130mL)、NMM(10.9g, 108mmol)、S−(2−アミノエチル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート塩酸塩(9.07g, 33.9mmol)、WSC(7.08g, 36.9mmol)およびHOBt(943mg, 6.15mmol)を室温で順次加え、室温で終夜撹拌した。反応混合物に水(300mL)および酢酸エチル(300mL)を加えた後、6mol/L塩酸を加え、pH=1.8に調整した。有機層を分取し、2.5%塩化ナトリウム水溶液(300mL)および5.0%塩化ナトリウム水溶液(200mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣に酢酸エチル(10mL)を加え、固体を析出させ、MTBE(100mL)で希釈した。固形物をろ取し、MTBEで洗浄した。固形物を乾燥し、目的物(12.7g)を黄色固体として得た。
【0113】
参考例7(2)
反応容器に参考例7(1)で得られた化合物(12.0g, 18.4mmol)にTHF(60mL)およびBoc
2O(8.04g, 36.8mmol)を加え、撹拌した。反応混合物にDMAP(2.25g, 18.4mmol)を加え、室温で撹拌した。次いで、反応混合物を40℃で30分間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチル(200mL)および水(200mL)を反応混合物へ加えた。反応混合物をpH=1.8に調整し、有機層を分取した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(100mL)で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=40:60]で精製し、S−(2−(2−(3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−N−(tert−ブトキシカルボニル)−2−オキソアセタミド)エチル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート(10.7g)を黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz, DMSO-d
6)δ値:1.19(9H,s), 2.42(3H,s), 3.25-3.33(1H,m), 3.74(3H,s), 3.75(3H,s), 3.98-4.06(2H,m), 5.10(2H,s), 5.18(2H,s), 6.91(2H,d,J=8.4Hz), 6.94(2H,d,J=8.4Hz), 7.21(2H,d,J=8.8Hz), 7.29-7.46(2H,m), 7.33(2H,d,J=8.4Hz), 7.50(2H,d,J=8.0Hz), 7.65(2H,d,J=8.4Hz), 7.86(2H,d,J=8.4Hz)
【0114】
参考例8
【化16】
【0115】
参考例8(1)
2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−オキソ酢酸(2.50g, 5.47mmol)にエタノール(50mL)および1−Boc−1−メチルヒドラジン(880mg, 6.02mmol)を加え、室温で終夜撹拌した。溶媒を減圧下留去し、残渣に酢酸エチルおよび1mol/L塩酸を加え、有機層を分取した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥した。溶媒を減圧下留去し、目的物(3.38g)を淡黄色固体として得た。
【0116】
参考例8(2)
反応容器に参考例8(1)で得られた化合物(3.38g, 5.43mmol)、DMAC(13mL)、NMM(1.25g, 12.3mmol)、S−(2−アミノエチル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート塩酸塩(1.32g, 4.93mmol)、WSC(1.13g, 5.91mmol)およびHOBt(666mg, 4.93mmol)を室温で順次加え、同一温度で3時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチルおよび1mol/L塩酸を順次加え、有機層を分取した。有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および5%塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=60:40]で精製し、目的物(3.42g)を白色固体として得た。
【0117】
参考例8(3)
反応容器に参考例8(2)で得られた化合物(3.42g, 4.28mmol)にTHF(34mL)およびBoc
2O(1.03g, 4.71mmol)を加え、撹拌した。反応混合物に室温でDMAP(550mg, 4.50mmol)を加え、同一温度で2時間撹拌した。次いで、反応混合物にBoc
2O(1.03g, 4.71mmol)およびDMAP(550mg, 4.50mmol)を加え、同一温度で4時間撹拌した。反応混合物に水、酢酸エチルおよび1mol/L塩酸を順次加え、有機層を分取した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=40:60]で精製し、tert−ブチル (Z)−2−(1−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−オキソ−2−((2−(トシルチオ)エチル)アミノ)エチリデン)−1−メチルヒドラジン−1−カルボキシラート(1.72g)を白色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:1.46(9H,s), 1.47(9H,s), 2.43(3H,s), 2.81(3H,s), 3.24(2H,t,J=7.2Hz), 3.80(3H,s), 3.84(3H,s), 3.92(2H,t,J=7.2Hz), 5.02(2H,s), 5.07(2H,s), 6.78-6.84(2H,m), 6.89(1H,d,J=8.4Hz), 6.91-6.96(2H,m), 7.00(1H,d,J=8.4Hz), 7.32(4H,d,J=8.8Hz), 7.36(2H,d,J=8.4Hz), 7.84(2H,d,J=8.4Hz)
【0118】
参考例9
【化17】
【0119】
参考例9(1)
2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−オキソ酢酸(2.50g, 5.47mmol)にエタノール(50mL)および4−アミノモルホリン(838mg, 8.21mmol)を加え、室温で終夜撹拌した。反応混合物に酢酸エチルを加え、固形物をろ取した。固形物を酢酸エチルで洗浄した後、乾燥し、目的物(2.00g)を白色固体として得た。
【0120】
参考例9(2)
反応容器に参考例9(1)で得られた化合物(2.00g, 3.70mmol)、DMAC(9mL)、NMM(850mg, 8.40mmol)、S−(2−アミノエチル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート塩酸塩(900mg, 3.36mmol)、WSC(733mg, 4.03mmol)およびHOBt(454mg, 3.36mmol)を室温で順次加え、同一温度で5時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチルおよび1mol/L塩酸を順次加え、有機層を分取した。有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および5%塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=60:40]で精製し、目的物(2.45g)を白色固体として得た。
【0121】
参考例9(3)
反応容器に参考例9(2)で得られた化合物(2.45g, 3.25mmol)にTHF(25mL)およびBoc
2O(0.78g, 3.57mmol)を加え、撹拌した。反応混合物に室温でDMAP(417mg, 3.41mmol)を加え、同一温度で2時間30分間撹拌した。次いで、反応混合物にBoc
2O(0.78g, 3.57mmol)およびDMAP(417mg, 3.41mmol)を加え、同一温度で30分間撹拌した。反応混合物を加温し、50℃から60℃の間で45分間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、2時間30分撹拌した。反応混合物にBoc
2O(0.78g, 3.57mmol)を加え、50℃から60℃の間で2時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルおよび1mol/L塩酸を順次加え、有機層を分取した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=50:50]で精製し、(Z)−S−(2−(N−(tert−ブトキシカルボニル)−2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−(モルホリノイミノ)アセタミド)エチル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート(685mg)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:1.52(9H,s), 2.43(3H,s), 3.04-3.12(4H,m), 3.22(2H,t,J=7.2Hz), 3.55-3.63(4H,m), 3.79(3H,s), 3.84(3H,s), 3.90(2H,t,J=7.2Hz), 5.01(2H,s), 5.06(2H,s), 6.79-6.85(2H,m), 6.89(1H,d,J=8.4Hz), 6.90-6.96(2H,m), 7.04(1H,d,J=8.4Hz), 7.30-7.39(6H,m), 7.83(2H,d,J=8.4Hz)
【0122】
参考例10
【化18】
【0123】
S−(2−アミノエチル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート塩酸塩(26.8g, 100mmol)にアセトニトリル(270mL)、トリエチルアミン(21.3g, 210mmol)および4−メトキシベンジル(4−ニトロフェニル)カーボネート(31.9g, 105mmol)を加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物に水および酢酸エチルを加え、有機層を分取した。有機層を水および飽和塩化ナトリウムで順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=40:60]で精製し、S−(2−((((4−メトキシベンジル)オキシ)カルボニル)アミノ)エチル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート(34.6g)を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:2.45(3H,s), 3.12(2H,t,J=6.4Hz), 3.38-3.54(2H,m), 3.81(3H,s), 5.01(2H,s), 5.09(1H,s), 6.86-6.91(2H,m), 7.27-7.31(2H,m), 7.34(2H,d,J=8.0Hz), 7.81(2H,d,J=8.0Hz)
【0124】
参考例11
【化19】
【0125】
2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)安息香酸(40.0g, 93.3mmol)にTHF(400mL)を加え、氷冷下、撹拌した。同一温度で反応混合物にDMF(361μL, 4.66mmol)を加えた後、二塩化オキサリル(14.2g, 112mmol)を滴下して加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌した後、二塩化オキサリル(14.2g, 112mmol)を滴下して加えた。反応混合物を室温で終夜撹拌した後、反応混合物にIPE(400mL)を加えた。固形物をろ取し、IPEで洗浄した。固形物を乾燥し、2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)ベンゾイル クロリド(30g)を白色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, DMSO-d
6)δ値:3.74(3H,s), 3.78(3H,s), 4.88(2H,s), 5.18(2H,s), 6.82-6.89(2H,m), 6.95-7.02(2H,m), 7.23(1H,d,J=9.2Hz), 7.26-7.33(2H,m), 7.41-7.49(2H,m), 7.62(1H,d,J=8.4Hz)
【0126】
参考例12
【化20】
【0127】
tert−ブチル (R)−(1−ブロモ−3−メトキシプロパン−2−イル)カルバメート(43.5g, 162mmol)にDMF(400mL)およびp−トルエンチオスルホン酸カリウム(44.1g, 195mmol)を加え、撹拌した。反応混合物を加温し、60℃から70℃の間で2時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、MTBE(200mL)、酢酸エチル(300mL)および水(500mL)を加えた。有機層を分取し、水(500mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(200mL)で順次洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=35:65]で精製し、(R)−S−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ−3−メトキシプロピル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート(21.1g)を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:1.44(9H,s), 2.45(3H,s), 3.13-3.21(2H,m), 3.30(3H,s), 3.33-3.39(1H,m), 3.51(1H,dd,J=9.8,3.4Hz), 3.92-4.03(1H,m), 4.91-5.04(1H,m), 7.32-7.38(2H,m), 7.82-7.88(2H,m)
【0128】
参考例13
【化21】
【0129】
参考例13(1)
(S)−モルホリン−3−イルメタノール(10.2g, 87.1mmol)にDMF(100mL)を加え、撹拌した。氷冷下、反応混合物にトリエチルアミン(10.6g, 104mmol)および塩化トリフェニルメチル(24.3g, 87.1mmol)を加え、室温で4時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、有機層を分取した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=40:60]で精製し、目的物(24.1g)を淡黄色油状物として得た。
【0130】
参考例13(2)
参考例13(1)で得られた化合物(24.1g, 67.0mmol)にジクロロメタン(240mL)を加え、撹拌した。氷冷下、反応混合物にトリエチルアミン(13.6g, 134mmol)および塩化メタンスルホニル(9.22g, 80.5mmol)を順次加え、同一温度で30分間撹拌した。反応混合物を室温で30分間撹拌した後、水(250mL)を加え、有機層を分取した。有機層を水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥した。溶媒を減圧下留去し、目的物を含む黄色油状物を得た。
【0131】
参考例13(3)
参考例13(2)で得られた黄色油状物にDMF(290mL)および臭化リチウム(8.72g, 100mmol)を順次加え、60℃から70℃の間で40分間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水を加え、有機層を分取した。有機層を水で2回洗浄した後、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥した後、溶媒を減圧下留去し、目的物を含む黄色油状物を得た。
【0132】
参考例13(4)
参考例13(3)で得られた黄色油状物にDMF(280mL)およびp−トルエンチオスルホン酸カリウム(22.8g, 101mmol)を加え、撹拌した。反応混合物を70℃に加温し、同一温度で3時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、水を加え、固形物を析出させた。次いで、固形物をろ取し、IPEで洗浄した。固形物を乾燥し、目的物(22.2g)を白色固体として得た。
【0133】
参考例13(5)
参考例13(4)で得られた化合物(22.2g, 41.9mmol)に酢酸エチル(220mL)および1,4−ジオキサン(110mL)、を加え、撹拌した。反応混合物を氷冷し、4mol/L 塩酸/ジオキサン溶液(21.0mL)を加え、室温で1時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、目的物(12.0g)を白色固体として得た。
【0134】
参考例13(6)
参考例13(5)で得られた化合物(12.0g, 41.8mmol)にジクロロメタン(120mL)を加え、撹拌した。氷冷下、反応混合物にトリエチルアミン(21.1g, 209mmol)およびBoc
2O(18.2g, 83.5mmol)を加え、室温で2時間撹拌した。反応混合物に水を加え、有機層を分取した。有機層を水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=40:60]で精製し、tert−ブチル (R)−3−((トシルチオ)メチル)モルホリン−4−カルボキシラート(12.3g)を黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:1.49(9H,s), 2.46(3H,s), 2.80-3.13(1H,m), 3.20(1H,dd,J=13.2,8.0Hz), 3.31(1H,dd,J=13.2,8.0Hz), 3.37-3.48(1H,m), 3.54(1H,dd,J=12.0,2.8Hz), 3.63-3.93(3H,m), 4.20-4.30(1H,m), 7.35(2H,d,J=8.8Hz), 7.85(2H,d,J=7.6Hz)
【0135】
参考例14
【化22】
【0136】
(E)−1,4−ジクロロブタ−2−エン(25.1g, 201mmol)にDMF(100mL)およびp−トルエンチオスルホン酸カリウム(7.00g, 30.9mmol)を加え、室温で3時間45分撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、水、酢酸エチルおよびヘキサンを加えた。有機層を分取し、水で3回洗浄した後、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=10:90]で精製し、(E)−S−(4−クロロブタ−2−エン−1−イル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート(7.30g)を黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:2.46(3H,s), 3.66-3.71(2H,m), 3.90-3.95(2H,m), 5.62-5.81(2H,m), 7.32-7.38(2H,m), 7.78-7.83(2H,m)
【0137】
参考例15
【化23】
【0138】
参考例15(1)
(2−ブロモエトキシ)(tert−ブチル)ジフェニルシラン(7.50g, 20.6mmol)にアセトニトリル(75mL)およびメチルヒドラジン(3.27mL, 61.9mmol)を加え、加熱還流下、1時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥した後、溶媒を減圧下留去した。得られた黄色油状物に2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)安息香酸(8.85g, 20.6mmol)、DMAC(75mL)、HOBt(3.16g, 20.6mmol)およびWSC(4.75g, 24.8mmol)を順次加え、室温で2時間撹拌した。反応混合物に水および酢酸エチルを加え、固形物をろ過した。有機層を分取し、1mol/L塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥した後、溶媒を減圧下留去した。残渣に酢酸エチルおよびIPEを加え、室温で1時間撹拌した。固形物をろ取し、目的物(8.55g)を白色固体として得た。
【0139】
参考例15(2)
参考例15(1)で得られた化合物(7.22g, 9.77mmol)にTHF(50mL)、Boc
2O(3.30mL, 14.6mmol)およびDMAP(1.31g, 10.7mmol)を加え、室温で3時間撹拌した。反応混合物にBoc
2O(2.42mL, 10.7mmol)およびDMAP(1.31g, 10.7mmol)を加え、室温で5時間10分撹拌した。溶媒を減圧下留去し、残渣に酢酸エチルおよび1mol/L塩酸を加え、有機層を分取した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー [溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=50:50]で精製し、目的物(8.62g)を淡黄色油状物として得た。
【0140】
参考例15(3)
参考例15(2)で得られた化合物(8.62g, 9.77mmol)にTHF(50mL)を加え、氷冷下、撹拌した。同一温度で反応混合物に酢酸(4.5mL, 78.2mmol)および1mol/Lテトラ−n−ブチルアンモニウムフルオライド/THF溶液(39.0mL, 39.0mmol)を順次加え、室温で5時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、残渣に酢酸エチルおよび炭酸水素ナトリウム水溶液(炭酸水素ナトリウム6.56g/水100mL)を加え、有機層を分取した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=50:50]で精製し、目的物(5.76g)を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:1.22(9H,s), 2.97(3H,s), 3.17-3.30(2H,m), 3.51-3.57(2H,m), 3.80(3H,s), 3.83(3H,s), 3.85-3.93(1H,m), 4.93(2H,s), 5.09(2H,s), 6.84(2H,d,J=8.8Hz), 6.88-6.97(3H,m), 7.08(1H,d,J=8.4Hz), 7.35(4H,d,J=8.4Hz)
【0141】
参考例15(4)
参考例15(3)で得られた化合物(5.60g, 9.32mmol)にTHF(100mL)を加え、撹拌した。氷冷下、反応混合物にトリフェニルホスフィン(2.93g, 11.2mmol)および四臭化炭素(3.71g, 11.2mmol)を順次加え、室温で65分間撹拌した。反応混合物を氷冷し、トリフェニルホスフィン(2.93g, 11.2mmol)および四臭化炭素(3.71g, 11.2mmol)を順次加え、室温で45分間撹拌した。反応混合物をろ過し、残渣をTHFで洗浄し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=25:75]で精製し、目的物(6.18g)を無色油状物として得た。
【0142】
参考例15(5)
参考例15(4)で得られた化合物(6.18g, 9.31mmol)にDMF(60.0mL)およびp−トルエンチオスルホン酸カリウム(2.53g, 11.2mmol)を加え、撹拌した。反応混合物を加温し、70℃から80℃の間で2時間30分撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、水、酢酸エチルおよびヘキサンを加えた。有機層を水で二回洗浄した後、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=40:60]で精製し、tert−ブチル 1−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)ベンゾイル)−2−メチル−2−(2−(トシルチオ)エチル)ヒドラジン−1−カルボキシラート(6.87g)を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:1.25(9H,s), 2.43(3H,s), 2.85(3H,s), 3.09(2H,t,J=6.8Hz), 3.26-3.49(2H,m), 3.80(3H,s), 3.83(3H,s), 4.92(2H,s), 5.08(2H,s), 6.81-6.87(2H,m), 6.88-6.95(3H,m), 7.03(1H,d,J=8.8Hz), 7.29-7.38(6H,m), 7.77-7.84(2H,m)
【0143】
参考例16
【化24】
【0144】
参考例16(1)
反応容器に2−(2−クロロ−4,5−ジヒドロキシフェニル)酢酸(35.2g, 173.7mmol)、DMF(134mL)、炭酸カリウム(120.0g)およびp−メトキシベンジルクロリド(89.8g, 573.4mmol)を順次加え、室温で4時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(600mL)および飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(300mL)を加え、有機層を分取した。有機層を水(300mL)で2回洗浄し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣に酢酸エチル(50mL)およびIPE(25mL)を加えた。固形物をろ取し、乾燥し、目的物(57.0g)を白色粉末として得た。
【0145】
参考例16(2)
反応容器に参考例16(1)で得られた化合物(55.0g, 97.7mmol)およびピリジン(550mL)を加え、室温で撹拌した。反応混合物に二酸化セレン(27.1g, 244.2mmol)を加え、加熱した。反応混合物を85℃で48時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、セライトろ過した。ろ液に酢酸エチル(550mL)および水(550mL)を加え、6mol/L塩酸を加え、pH=2.2に調整した。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル]で精製し、酢酸エチル(700mL)、ヘキサン(350mL)および水(700mL)を加えた。得られた混合物に、8mol/L水酸化ナトリウム水溶液および飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=8.2に調整した。反応混合物を室温で1時間撹拌した後、固形物をろ取し、乾燥し、目的物(42.0g)を白色粉末として得た。
【0146】
参考例16(3)
反応容器に参考例16(2)で得られた化合物(24.0g, 50.1mmol)、DMAC(240mL)、トリエチルアミン(31.4mL, 225.5mmol)、参考例1(2)で得られた化合物(20.1g, 75.2mmol)およびHATU(24.8g, 65.2mmol)を室温で順次加え、同一温度で1時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチルおよび水を順次加え、有機層を分取した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル]で精製し、目的物(11.3g)を無色油状物として得た。
【0147】
参考例16(4)
参考例16(3)で得られた化合物(11.3g, 16.8mmol)を用い、参考例1(4)と同様にして、S−(2−(N−(tert−ブトキシカルボニル)−2−(2−クロロ−4、5−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−オキソアセタミド)エチル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート(11.2g)を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値: 1.33(9H,s), 2.45(3H,s), 3.21(2H,t,J=7.2Hz), 3.81(3H,s), 3.82(3H,s), 4.04(2H,t,J=7.2Hz), 5.10(2H,s), 5.12(2H,s), 6.85-6.94(5H,m), 7.30-7.38(6H,m), 7.67(1H,s), 7.88(2H,d,J=8.4Hz)
【0148】
参考例17
【化25】
【0149】
参考例17(1)
反応容器にジ−tert−ブチル(ジスルファジニルビス(エタン−2,1−ジイル))ジカルバメート(2.8g, 7.9mmol)およびDMF(30mL)を加え、窒素雰囲気下、氷冷で撹拌した。同一温度で、反応混合物に水素化ナトリウム(60%鉱油懸濁, 794mg, 19.9mmol)を加え、室温で30分間撹拌した。同一温度で反応混合物にヨウ化メチル(11.3g, 79.4mmol)を加え、2時間30分撹拌した。反応混合物に酢酸エチルおよび水を加え、有機層を分取した。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=20:80]で精製し、目的物(1.37g)を淡黄色油状物として得た。
【0150】
参考例17(2)
参考例17(1)で得られた化合物(1.34g, 3.52mmol)に室温でジクロロメタン(13.4mL)、p−トルエンチオスルホン酸カリウム(2.01g, 11.3mmol)およびヨウ素(1.88g, 7.39mmol)を加え、終夜撹拌した。反応混合物に1mol/Lチオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、有機層を分取した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=20:80]で精製し、目的物(1.77g)を黄色油状物として得た。
【0151】
参考例17(3)
参考例17(2)で得られた化合物(1.77g, 5.12mmol)を用い、参考例1(2)と同様にして、目的物(1.25g)を白色固体として得た。
【0152】
参考例17(4)
反応容器に参考例17(3)で得られた化合物(1.25g, 4.44mmol)、DMF(12.5mL)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.93mL, 11.1mmol)、2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)安息香酸(1.90g, 4.44mmol)およびHATU(2.19g, 5.77mmol)を室温で順次加え、終夜撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(25mL)および水(25mL)を加えた後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=8.2に調整した。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=60:40]で精製し、S−(2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)−N−メチルベンズアミド)エチル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート(2.56g)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値: 2.41(1H,s), 2.46(3H,s), 2.84(3H,s), 3.07(1H,s), 3.30(2H,t,J=6.8Hz), 3.80(3H,s), 3.83(3H,s), 4.90-5.12(4H,m), 6.78-6.86(3H,m), 6.88-6.98(6H,m), 7.27-7.40(2H,m), 7.60-7.68(1H,m), 7.82-7.90(2H,m)
【0153】
参考例18
【化26】
【0154】
参考例18(1)
2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−オキソ酢酸(2.50g, 5.47mmol)およびtert−ブチルカルバゼート(723mg, 5.47mmol)を用い、参考例8(1)と同様にして、目的物(3.25g)を淡黄色固体として得た。
【0155】
参考例18(2)
参考例18(1)で得られた化合物(3.25g, 5.46mmol)を用い、参考例8(2)と同様にして目的物(1.24g)を白色固体として得た。
【0156】
参考例18(3)
参考例18(2)で得られた化合物(1.24g, 1.58mmol)を用い、参考例8(3)と同様にしてジ−tert−ブチル (Z)−2−(2((tert−ブトキシカルボニル)(2−(トシルチオ)エチル)アミノ)−1−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−オキソエチリデン)ヒドラジン−1,1−ジカルボキシラート(983mg)を白色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:1.33(9H,s), 1.48(18H,s), 2.43(3H,s), 3.11-3.23(2H,m), 3.80(3H,s), 3.84(3H,s), 4.00-4.09(2H,m), 4.89(2H,s), 5.11(2H,s), 6.78-7.01(5H,m), 7.28-7.39(6H,m), 7.89(2H,d,J=8.4Hz), 8.09(1H,d,J=8.8Hz)
【0157】
参考例19
【化27】
【0158】
参考例19(1)
((3R)−モルホリン−3−イル)メタノール(3.73g, 31.9mmol)および2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)安息香酸(14.1g, 32.8mmol)を用い、参考例17(3)と同様にして、目的物(13.6g)を白色固体として得た。
【0159】
参考例19(2)
反応容器に参考例19(1)で得られた化合物(13.6g, 25.7mmol)およびジクロロメタン(643mL)を加え、氷冷下撹拌した。同一温度で反応混合物に四臭化炭素(14.5g, 43.7mmol)およびトリフェニルホスフィン(11.5g, 43.7mmol)を加え、10分間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=60:40]で精製し、目的物(6.89g)を淡褐色油状物として得た。
【0160】
参考例19(3)
参考例19(2)で得られた化合物を用い、参考例13(4)と同様にして、(S)−S−((4−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)ベンゾイル)モルホリン−3−イル)メチル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート(7.24g)を白色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:2.45[2.46](3H,s), 2.86-3.02(1H,m), 3.05-3.58(4H,m), 3.59-3.75(2H,m), 3.76-3.93(7H,m), 4.74-4.88(1H,m), 4.92-5.14(4H,m), 6.77-6.85(2H,m), 6.87-7.10(4H,m), 7.27-7.44(5H,m), 7.59-7.66(1H,m), 7.87[7.93](2H,d,J=8.4Hz)
【0161】
実施例1
【化28】
【0162】
実施例1(1)
S−(2−(N−(tert−ブトキシカルボニル)−2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−オキソアセタミド)エチル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート(9.98g, 13.0mmol)にベンズヒドリル(3S,5R,6R)−7−オキソ−6−(2−フェニルアセタミド)−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−カルボキシラート 4−オキシド(6.35g, 13.0mmol)およびジクロロメタン(50mL)を加え、撹拌した。反応混合物を−20℃に冷却し、同一温度でDBU(1.88g, 12.3mmol)のジクロロメタン(10mL)溶液を反応混合物へ15分かけて滴下した。反応混合物を同一温度で30分間撹拌した。次いで、反応混合物をジクロロメタン(47mL)、水(70mL)および1mol/L塩酸(6.5mL)の混合物中へ添加した。反応混合物の有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液(50mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=50:50]で精製し、目的物(14.9g)を白色泡状物質として得た。
【0163】
実施例1(2)
実施例1(1)で得られた化合物(10.8g, 9.79mmol)に酢酸エチル(10mL)およびNMP(48mL)を加え、撹拌した。反応混合物を−20℃に冷却し、同一温度で三臭化リン(21.2g, 78.3mmol)の酢酸エチル(6mL)溶液を反応混合物へ10分かけて滴下した。反応混合物を−10℃まで昇温し、同一温度で2時間撹拌した。次いで、反応混合物を−20℃まで冷却した。冷却した反応混合物を酢酸エチル(100mL)および炭酸水素カリウム水溶液(炭酸水素カリウム29.3g/水270mL)の混合物中へ20℃以下で20分かけて添加した。反応混合物の有機層を分取し、2%塩化ナトリウム水溶液(200mL)で3回洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=50:50]で精製し、目的物(6.09g)を黄色泡状物質として得た。
1H−NMR(400MHz, DMSO-d
6)δ値:1.23(9H,s), 2.81-3.01(2H,m), 3.41-3.52(2H,m), 3.64-3.88(1H,m), 3.71(3H,s), 3.78(3H,s), 4.44(1H,d,J=12.8Hz), 4.92(2H,s), 5.26(2H,s), 5.46(1H,d,J=3.8Hz), 5.55(1H,dd,J=7.4,3.8Hz), 6.82(2H,d,J=8.8Hz), 6.75-6.83(1H,m), 6.94-7.04(1H,m), 7.00(2H,d,J=8.4Hz), 7.27-7.53(33H,m), 7.80(1H,d,J=8.8Hz), 9.04(1H,d,J=7.2Hz)
【0164】
実施例1(3)
実施例1(2)で得られた化合物(1.00g, 0.92mmol)にジクロロメタン(10mL)を加え、−30℃に冷却した。同一温度で反応混合物にN,N−ジメチルアニリン(0.41mL, 3.22mmol)および五塩化リン(287mg, 1.38mmol)を順次加え、−30℃以下で60分間撹拌した。次いで、反応混合物を氷冷下、メタノール(5mL)中へ加え、10分間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(50mL)および炭酸水素ナトリウム水溶液(炭酸水素ナトリウム1.0g/水30mL)を加え、有機層を分取した。有機層を水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、固形物をろ過した。ろ液に(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)酢酸(333mg, 1.01mmol)、HATU(385mg, 1.01mmol)、2,6−ルチジン(236μL, 2.02mmol)およびDMF(10mL)を加えた。反応混合物を減圧下室温で溶液になるまで撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(30mL)および水(30mL)を加え、有機層を分取した。有機層に水(30mL)および飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=7.1に調整した。有機層を分取し、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=60:40]で精製し、ベンズヒドリル(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((2−(N−(tert−ブトキシカルボニル)−2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−オキソアセタミド)エチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボキシラート(460mg)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:1.29(9H,s), 1.34(9H,s), 1.52(3H,s), 1.53(3H,s), 2.83-2.99(2H,m), 3.35(1H,d,J=12.0Hz), 3.78(3H,s), 3.84-3.88(2H,m), 3.84(3H,s), 4.58(1H,d,J=12.0Hz), 4.95(2H,s), 5.14(2H,s), 5.57(1H,d,J=4.4Hz), 5.88(1H,dd,J=9.2,3.6Hz), 5.95(1H,s), 6.80-6.83(3H,m), 6.87(1H,s), 6.94(2H,d,J=8.8Hz), 7.04(1H,d,J=9.2Hz), 7.25-7.41(15H,m), 7.58(1H,d,J=8.8Hz), 7.88(1H,d,J=8.8Hz)
【0165】
実施例1(4)
実施例1(3)で得られた化合物(400mg, 0.31mmol)にジクロロメタン(6mL)を加え、−20℃に冷却した。同一温度で反応混合物にアニソール(1.36mL)、ニトロメタン(2mL)および塩化アルミニウム(208mg, 1.56mmol)を順次加えた。同一温度で反応混合物を2時間10分撹拌した。反応混合物をアセトニトリル(10mL)、水(10mL)およびクエン酸三ナトリウム二水和物(827mg, 2.81mmol)の混合物中へ添加し、アセトニトリル(15mL)および水(15mL)で順次洗浄した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=6.0に調整し、水層を分取した。有機層を水(20mL)で2回抽出し、水層を合わせ、減圧下濃縮した。残渣を中圧逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;水:アセトニトリル=100:0→75:25]で精製し、目的物を含む水溶液を凍結乾燥し、(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2―アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2―カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((2−(2−(2−クロロ−3,4−ジヒドロキシフェニル)−2−オキソアセタミド)エチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボン酸(75mg)を白色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, DMSO-d
6)δ値:1.39(3H,s), 1.42(3H,s), 2.75-2.90(2H,m), 3.00(1H,d,J=12.2Hz), 3.27-3.43(2H,m), 4.30(1H,d,J=12.2Hz), 5.43(1H,d,J=4.2Hz), 5.63(1H,dd,J=9.6,4.2Hz), 6.05-6.18(1H,brs), 6.36(1H,d,J=8.8Hz), 6.77(1H,s), 7.01(1H,s), 7.15(1H,d,J=8.8Hz), 7.26(2H,s), 7.64(1H,s), 8.63-8.75(1H,m), 10.06(1H,s);
MS(ESI): 717.00[M+H]
+, 715.10[M−H]
−【0166】
実施例2
【化29】
【0167】
実施例2(1)
ベンズヒドリル(3S,5R,6R)−7−オキソ−6−(2−フェニルアセタミド)−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−カルボキシラート 4−オキシド(1.50g, 3.07mmol)にS−(1−(2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−オキソアセチル)アゼチジン−3−イル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート(2.30g, 3.38mmol)およびジクロロメタン(15mL)を加え、撹拌した。反応混合物を氷冷し、DBU(0.47g, 3.07mmol)のジクロロメタン(7mL)溶液を滴下した。反応混合物を同一温度で45分間撹拌した。次いで、反応混合物をクロロホルム(22mL)、水(22mL)および1mol/L塩酸(2.2mL)の混合物中へ添加した。反応混合物の有機層を分取し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=30:70]で精製し、目的物(2.90g)を白色固体として得た。
【0168】
実施例2(2)
実施例2(1)で得られた化合物(2.91g, 2.87mmol)に酢酸エチル(2.9mL)およびNMP(14.3mL)を加え、撹拌した。反応混合物を−20℃に冷却し、三臭化リン(6.21g, 22.9mmol)の酢酸エチル(1.1mL)溶液を反応混合物へ滴下した。反応混合物を同一温度で3時間撹拌した。次いで、反応混合物を炭酸水素カリウム水溶液(炭酸水素カリウム8.6g/水38mL)の混合物中へ添加した。反応混合物に酢酸エチル(80mL)を加えた後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=6.0に調整した。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=60:40]で精製し、目的物(1.2g)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:3.16(1H,dd,J=13.0,1.0Hz), 3.52(1H,dd,J=6.2,3.8Hz), 3.74-3.86(1H,m), 3.80(3H,s), 3.83(3H,s), 3.94-3.98(1H,m), 4.09-4.15(1H,m), 4.23-4.44(2H,m), 4.54-4.61(1H,m), 4.97(2H,d,J=2.8Hz), 5.12(2H,d,J=3.6Hz), 5.40(1H,dd,J=4.0,2.8Hz), 5.67(1H,dd,J=9.2,4.0Hz), 6.26(1H,d,J=8.8Hz), 6.78(1H,d,J=7.2Hz), 6.84(2H,d,J=8.4Hz), 6.93(2H,d,J=8.4Hz), 6.97(1H,dd,J=8.8,4.0Hz), 7.20-7.41(19H,m), 7.53(1H,d,J=8.8Hz)
【0169】
実施例2(3)
実施例2(2)で得られた化合物(1.20g, 1.20mmol)にジクロロメタン(12mL)およびN,N−ジメチルアニリン(510mg, 4.21mmol)を加え、撹拌した。反応混合物を−40℃に冷却し、五塩化リン(375mg, 1.80mmol)を加え、同一温度で30分間撹拌した。次いで、反応混合物をメタノール(6mL)中へ加え、10分間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(70mL)および炭酸水素ナトリウム水溶液(炭酸水素ナトリウム1.31g/水40mL)を加え、有機層を分取した。有機層を水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥した。固形物をろ過し、ろ液を酢酸エチルで希釈して全量を110mLとした。得られた溶液(55mL)に(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)酢酸(217mg, 0.66mmol)、HATU(251mg, 0.66mmol)、2,6−ルチジン(154μL, 1.32mmol)およびDMF(5.3mL)を加えた。反応混合物を減圧下室温で溶液となるまで撹拌した。反応混合物に水(30mL)および酢酸エチル(30mL)を加え、有機層を分取した。有機層に水(30mL)を加えた後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=7.3に調整した。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=90:10]で精製し、ベンズヒドリル (3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((1−(2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−オキソアセチル)アゼチジン−3−イル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボキシラート(339mg)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:1.30-1.38(9H,m), 1.50-1.57(6H,m), 3.27(1H,d,J=12.6Hz), 3.62-3.70(1H,m), 3.80(3H,s), 3.83(3H,s), 3.86-4.00(2H,m), 4.16-4.48(2H,m), 4.57(1H,d,J=12.6Hz), 4.93-5.00(2H,m), 5.10-5.16(2H,m), 5.49(1H,t,J=4.2Hz), 5.82(1H,s), 5.88(1H,dd,J=8.7,4.1Hz), 6.86-7.00(9H,m), 7.23-7.41(12H,m), 7.52(1H,d,J=8.7Hz), 7.75(1H,t,J=9.2Hz)
【0170】
実施例2(4)
実施例2(3)で得られた化合物(339mg, 0.28mmol)にジクロロメタン(5.1mL)を加え、−20℃に冷却した。同一温度で反応混合物にアニソール(1.24mL)および塩化アルミニウム(303mg, 2.28mmol)を順次加えた。同一温度で反応混合物を1時間20分撹拌した。反応混合物をアセトニトリル(10mL)、水(10mL)およびクエン酸三ナトリウム二水和物(1.00g, 3.41mmol)の混合物中へ添加し、アセトニトリル(2mL)および水(2mL)で順次洗浄した。次いで、反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=5.2に調整し、水層を分取した。水層を中圧逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;水:アセトニトリル=100:0→75:25]で精製し、目的物を含む水溶液を濃縮した後、凍結乾燥し、(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2−カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((1−(2−(2−クロロ−3,4−ジヒドロキシフェニル)−2−オキソアセチル)アゼチジン−3−イル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボン酸:(75mg)を黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, D
2O)δ値: 1.39-1.54(6H,m), 3.21-3.32(1H,m), 4.03-4.30(4H,m), 4.36-4.49(1H,m), 4.57-4.67(2H,m), 5.52-5.64(1H,m), 5.74(1H,s), 6.50-6.68(1H,m), 6.97-7.05(1H,m), 7.20-7.32(1H,m), 7.41(1H,s);
MS(ESI):729.00[M+H]
+, 726.90[M−H]
−【0171】
実施例3
【化30】
【0172】
実施例3(1)
ベンズヒドリル(3S,5R,6R)−7−オキソ−6−(2−フェニルアセタミド)−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−カルボキシラート 4−オキシド(650mg, 1.33mmol)にジクロロメタン(15mL)および(R)−S−(2−(N−(tert−ブトキシカルボニル)−2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−オキソアセタミド)−3−メトキシプロピル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート(1.19g, 1.46mmol)を順次加え、撹拌した。反応混合物を氷冷した後、同一温度でDBU(0.20g, 1.33mmol)のジクロロメタン(7mL)溶液を滴下した。反応混合物を同一温度で45分間撹拌した。次いで、反応混合物をクロロホルム(22mL)、水(22mL)および1mol/L塩酸(2.2mL)の混合物中へ添加した。有機層を分取し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=50:50]で精製し、目的物(1.2g)を白色固体として得た。
【0173】
実施例3(2)
実施例3(1)で得られた化合物(1.2g, 1.0mmol)に酢酸エチル(6mL)およびNMP(12mL)を加え、撹拌した。反応混合物を−20℃に冷却し、同一温度で三臭化リン(2.3g, 8.4mmol)を反応混合物へ滴下して加えた。反応混合物を−15℃から−10℃の間で3時間50分撹拌した。次いで、反応混合物を炭酸水素カリウム水溶液(炭酸水素カリウム3.1g/水20mL)の混合物中へ添加した。反応混合物を酢酸エチル(10mL)で2回抽出し、有機層を5%塩化ナトリウム水溶液(50mL)で2回洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=50:50]で精製し、目的物(740mg)を白色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:1.27(9H,s), 2.97(1H,dd,J=13.2,5.6Hz), 3.23(1H,d,J=12.9Hz), 3.26-3.36(1H,m), 3.34(3H,s), 3.45-3.52(1H,m), 3.50(2H,d,J=2.6Hz), 3.55-3.63(1H,m), 3.72-3.82(1H,m), 3.77(3H,s), 3.84(3H,s), 4.55(1H,d,J=12.9Hz), 4.94(3H,s), 5.13(3H,s), 5.47(1H,d,J=4.0Hz), 5.68(1H,dd,J=9.2,4.0Hz), 6.29(1H,d,J=9.2Hz), 6.76-6.82(3H,m), 6.93(2H,d,J=8.7Hz), 7.02(1H,d,J=8.9Hz), 7.18-7.42(14H,m), 7.86(1H,d,J=8.9Hz)
【0174】
実施例3(3)
実施例3(2)で得られた化合物(740mg, 0.65mmol)にジクロロメタン(7.4mL)およびN,N−ジメチルアニリン(278mg, 2.29mmol)を加え、撹拌した。反応混合物を−50℃に冷却し、同一温度で五塩化リン(220mg, 1.05mmol)を加え、−50℃から−45℃の間で1時間10分撹拌した。次いで、反応混合物をメタノール(3.7mL)中へ加え、8分間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(30mL)および炭酸水素ナトリウム水溶液(炭酸水素ナトリウム714mg/水21mL)を加え、有機層を分取した。有機層を水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥し、固形物をろ過した。得られた溶液の半量に(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)酢酸(128mg, 0.39mmol)、HATU(148mg, 0.39mmol)、2,6−ルチジン(45μL, 0.39mmol)およびDMF(3.3mL)を加えた。反応混合物を減圧下室温で溶液となるまで70分間撹拌した。反応混合物に水および酢酸エチルを加え、有機層を分取した。有機層に水を加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=7.0に調整した。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=50:50]で精製し、ベンズヒドリル (3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−(((R)−2−(N−(tert−ブトキシカルボニル)−2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−オキソアセタミド)−3−メトキシプロピル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボキシラート(220mg)を白色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:1.21-1.30(6H,m), 1.47(9H,s), 1.67(9H,s), 3.20-3.36(2H,m), 3.34(3H,s), 3.46-3.52(1H,m), 3.55-3.62(1H,m), 3.75-3.81(4H,m), 3.84(3H,s), 4.55(1H,d,J=12.9Hz), 4.90-4.97(2H,m), 5.07-5.17(2H,m), 5.47(1H,d,J=4.1Hz), 5.68(1H,dd,J=9.3,4.1Hz), 6.29(1H,d,J = 9.3Hz), 6.75-7.08(8H,m), 7.16-7.44(14H,m)
【0175】
実施例3(4)
実施例3(3)で得られた化合物(220mg, 0.17mmol)にジクロロメタン(2.2mL)を加え、−20℃に冷却した。同一温度で反応混合物にアニソール(0.72mL)、ニトロメタン(1.1mL)および塩化アルミニウム(266mg, 1.99mmol)を順次加えた。反応混合物を−20℃から−15℃の間で45分間撹拌した。反応混合物をアセトニトリル(15mL)、水(15mL)およびクエン酸三ナトリウム二水和物(733mg, 2.49mmol)の混合物中へ添加し、アセトニトリル(10mL)および水(10mL)で順次洗浄した。次いで、反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=5.5に調整し、水層を分取した。有機層を水(5mL)で2回抽出し、水層を合わせ、濃縮した。得られた溶液を中圧逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;水:アセトニトリル=100:0→70:30]で精製し、目的物を含む水溶液を凍結乾燥し、(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2−カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−(((R)−2−(2−(2−クロロ−3,4−ジヒドロキシフェニル)−2−オキソアセタミド)−3−メトキシプロピル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−カルボン酸(38mg)を黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, D
2O)δ値:1.41(3H,s), 1.43(3H,s), 2.84-2.97(1H,m), 3.01-3.10(1H,m), 3.24(1H,d,J=12.3Hz), 3.36(3H,s), 3.52-3.64(2H,m), 3.69(1H,dd,J=11.2,1.7Hz), 4.35(1H,d,J=12.3Hz), 5.56(1H,d,J=3.7Hz), 5.68(1H,d,J=3.7Hz), 6.54(1H,d,J=8.4Hz), 7.21(1H,d,J=8.4Hz), 7.34(1H,s);
MS(ESI):760.95[M+H]
+, 758.85[M−H]
−【0176】
実施例4
【化31】
【0177】
実施例4(1)
ベンズヒドリル(3S,5R,6R)−7−オキソ−6−(2−フェニルアセタミド)−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−カルボキシラート 4−オキシド(5.10g, 10.4mmol)に(Z)−S−(2−(N−(tert−ブトキシカルボニル)−2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−((トリチルオキシ)イミノ)アセタミド)エチル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート(11.9g, 11.6mmol)およびジクロロメタン(51mL)を加え、撹拌した。反応混合物を−20℃に冷却し、同一温度でDBU(1.51g, 9.92mmol)のジクロロメタン(10mL)溶液を反応混合物に滴下して加えた。反応混合物を同一温度で1時間撹拌した後、反応混合物を氷冷下、ジクロロメタン(60mL)、水(60mL)および1mol/L塩酸(6mL)の混合物中へ添加した。反応混合物の有機層を分取し、水(60mL)、5%炭酸水素ナトリウム水溶液(60mL)および10%塩化ナトリウム水溶液(60mL)で順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=40:60]で精製し、目的物(12.2g)を無色油状物として得た。
【0178】
実施例4(2)
実施例4(1)で得られた化合物(12.2g, 8.93mmol)に酢酸エチル(9mL)およびNMP(45mL)を加え、撹拌した。反応混合物を−20℃に冷却した後、同一温度で反応混合物に三臭化リン(19.4g, 71.5mmol)を滴下して加えた。反応混合物を−15℃から−5℃の間で3時間撹拌した。次いで、氷冷下、反応混合物を酢酸エチル(130mL)および炭酸水素カリウム水溶液(炭酸水素カリウム26.8g/水119mL)の混合物中へ添加した。有機層を分取し、5%塩化ナトリウム水溶液で2回洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=50:50]で精製し、目的物(8.53g)を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:1.26(9H,s), 2.65(2H,t,J=7.6Hz), 3.09(1H,d,J=13.6Hz), 3.48(2H,d,J=3.2Hz), 3.55-3.66(2H,m), 3.76(3H,s), 3.83(3H,s), 4.48(1H,d,J=13.2Hz), 4.97(2H,s), 5.09(2H,s), 5.32(1H,d,J=4.0Hz), 5.63(1H,dd,J=9.2,3.6Hz), 6.34(1H,d,J=9.2Hz), 6.76(1H,s), 6.77-6.83(3H,m), 6.89-6.96(4H,m), 7.15-7.39(32H,m), 7.48(1H,d,J=7.6Hz)
【0179】
実施例4(3)
実施例4(2)で得られた化合物(1.60g, 1.19mmol)にジクロロメタン(16mL)およびN,N−ジメチルアニリン(505mg, 4.17mmol)を加え、撹拌した。反応混合物を−50℃に冷却し、同一温度で五塩化リン(372mg, 1.79mmol)を加え、−50℃から−45℃の間で1時間撹拌した。次いで、反応混合物をメタノール(8mL)中へ加え、15分間撹拌した。反応混合物に酢酸エチルおよび炭酸水素ナトリウム水溶液(炭酸水素ナトリウム1.3g/水39mL)を加え、有機層を分取した。有機層を水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥し、固形物をろ過した。ろ液を4分割し、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)酢酸(100mg, 0.40mmol)、HATU(100mg, 0.40mmol)、2,6−ルチジン(40μL, 0.40mmol)およびDMF(4mL)を加えた。反応混合物を減圧下室温で溶液となるまで1時間45分撹拌した。反応混合物に水および酢酸エチルを加え、有機層を分取した。有機層に水および飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=7.5に調整した。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=90:10]で精製し、ベンズヒドリル (3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((2−((Z)−N−(tert−ブトキシカルボニル)−2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−((トリチルオキシ)イミノ)アセタミド)エチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボキシラート(240mg)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:1.25(3H,s), 1.33(3H,s), 1.46(9H,s), 1.67(9H,s), 2.57-2.78(2H,m), 3.21(1H,d,J=12.2Hz), 3.57(2H,t,J=7.3Hz), 3.76(3H,s), 3.83(3H,s), 4.48(1H,d,J=12.2Hz), 4.97(2H,s), 5.09(2H,s), 5.43(1H,d,J=4.0Hz), 5.83(1H,dd,J=8.8,4.0Hz), 6.47(1H,s), 6.76-6.87(2H,m), 6.90-6.99(2H,m), 7.18-7.50(33H,m)
【0180】
実施例4(4)
実施例4(3)で得られた化合物(240mg, 0.16mmol)にジクロロメタン(3.6mL)を加え、−20℃に冷却した。同一温度で反応混合物にアニソール(0.68mL)、ニトロメタン(1.2mL)および塩化アルミニウム(167mg, 1.25mmol)を順次加えた。反応混合物を−20℃から−15℃の間で1時間25分撹拌した。反応混合物をアセトニトリル(15mL)、水(15mL)およびクエン酸三ナトリウム二水和物(551mg, 1.87mmol)の混合物中へ添加し、アセトニトリル(10mL)および水(10mL)で順次洗浄した。次いで、反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=5.5に調整し、水層を分取した。有機層を水(5mL)で2回抽出し、水層を合わせ、濃縮した。得られた溶液を中圧逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;水:アセトニトリル=100:0→75:25]で精製し、目的物を含む水溶液を凍結乾燥し、(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2−カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((2−((Z)−2−(2−クロロ−3,4−ジヒドロキシフェニル)−2−(ヒドロキシイミノ)アセタミド)エチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−カルボン酸(17mg)を黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, DMSO-d
6)δ値:1.38(3H,s), 1.42(3H,s), 2.72-2.89(2H,m), 2.98(1H,d,J=12.4Hz), 3.52-3.61(2H,m), 4.27(1H,d,J=12.4Hz), 5.32-5.48(2H,brs), 5.61(1H,dd,J=9.6,4.0Hz), 6.47(1H,d,J=8.2Hz), 6.73(1H,d,J=8.2Hz), 6.75(1H,s), 7.01(1H,s), 7.24(2H,s), 7.64(1H,s), 8.08(1H,t,J=6.0Hz), 11.83(1H,s);
MS(ESI): 732.00[M+H]
+, 730.10[M−H]
−【0181】
実施例5
【化32】
【0182】
実施例5(1)
ベンズヒドリル(3S,5R,6R)−7−オキソ−6−(2−フェニルアセタミド)−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−カルボキシラート 4−オキシド(1.15g, 2.35mmol)に(Z)−S−(1−(2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−((トリチルオキシ)イミノ)アセチル)アゼチジン−3−イル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート(2.43g, 2.59mmol)およびジクロロメタン(15mL)を加え、氷冷下、撹拌した。同一温度で反応混合物にDBU(358mg, 2.35mmol)のジクロロメタン(7mL)溶液を滴下して加えた。反応混合物を同一温度で45分間撹拌した。次いで、反応混合物をクロロホルム(22mL)、水(22mL)および1mol/L塩酸(2.2mL)の混合物中へ添加した。反応混合物の有機層を分取し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=30:70]で精製し、目的物(3.00g)を淡黄色固体として得た。
【0183】
実施例5(2)
実施例5(1)で得られた化合物(3.00g, 2.36mmol)に酢酸エチル(2.4mL)およびNMP(12mL)を加え、撹拌した。反応混合物を−20℃に冷却し、三臭化リン(5.11g, 18.9mmol)の酢酸エチル(1.6mL)溶液を反応混合物へ滴下して加えた。反応混合物を−20℃から−10℃の間で3時間撹拌した後、炭酸水素カリウム水溶液(炭酸水素カリウム7.08g/水31mL)の混合物中へ添加した。反応混合物に酢酸エチル(20mL)を加えた後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=6.3に調整した。反応混合物の有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=55:45]で精製し、目的物(1.75g)を白色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:2.96(1H,dd,J=19.8,12.6Hz), 3.32-3.65(5H,m), 3.73(3H,s), 3.77-3.81(1H,m), 3.84(3H,s), 4.07-4.19(1H,m), 4.51(1H,dd,J=12.8,10.8Hz), 4.98(2H,s), 5.10(2H,s), 5.36(1H,dd,J=20.8,4.0Hz), 5.69(1H, ddd,J=9.8,9.8,3.8Hz), 6.35(1H,dd,J=9.0,5.4Hz), 6.76-6.79(3H,m), 6.92-7.07(5H,m), 7.17-7.38(33H,m)
【0184】
実施例5(3)
実施例5(2)で得られた化合物(1.75g, 1.39mmol)にジクロロメタン(17.5mL)およびN,N−ジメチルアニリン(591mg, 4.88mmol)を加え、撹拌した。反応混合物を−40℃に冷却し、同一温度で五塩化リン(435mg, 2.09mmol)を加え、−40℃から−35℃の間で30分間撹拌した。次いで、反応混合物をメタノール(8.8mL)中へ加え、1時間10分撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(90mL)および炭酸水素ナトリウム水溶液(炭酸水素ナトリウム1.52g/水50mL)を加え、有機層を分取した。有機層を水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥し、固形物をろ過した。ろ液を酢酸エチルで希釈し、全量を120mLとした。得られた溶液(60mL)に(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)酢酸(252mg, 0.77mmol)、HATU(291mg, 0.77mmol)、2,6−ルチジン(178μL, 1.53mmol)およびDMF(7.9mL)を加えた。反応混合物を減圧下室温で溶液となるまで撹拌した。反応混合物に水(40mL)および酢酸エチル(40mL)を加え、有機層を分取した。有機層に水(40mL)を加えた後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=6.8に調整した。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=70:30]で精製し、ベンズヒドリル (3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((1−((Z)−2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−((トリチルオキシ)イミノ)アセチル)アゼチジン−3−イル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボキシラート(535mg)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:1.34(9H,d,J=2.0Hz), 1.52(3H,d,J=4.0Hz), 1.55(3H,d,J=3.2Hz), 3.11(1H,dd,J=16.6,12.6Hz), 3.31-3.45(2H,m), 3.52-3.65(1H,m), 3.74(3H,d,J=2.4Hz), 3.79-3.88(1H,m), 3.84(3H,s), 4.01-4.19(1H,m), 4.50(1H,dd,J=12.6,11.4Hz), 4.98(2H,s), 5.10(2H,s), 5.37-5.50(1H,m), 5.89-5.94(2H,m), 6.03(1H,s), 6.76-6.79(3H,m), 6.87-7.06(6H,m), 7.16-7.38(28H,m), 7.53-7.78(1H,m)
【0185】
実施例5(4)
実施例5(3)で得られた化合物(535mg, 0.37mmol)にジクロロメタン(8mL)を加え、−20℃に冷却した。同一温度で反応混合物にアニソール(1.6mL)および塩化アルミニウム(591mg, 4.43mmol)を順次加えた。同一温度で反応混合物を1時間40分撹拌した。反応混合物をアセトニトリル(15mL)、水(15mL)およびクエン酸三ナトリウム二水和物(1.95g, 6.65mmol)の混合物中へ添加し、アセトニトリル(2mL)および水(2mL)で順次洗浄した。次いで、反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=5.1に調整し、水層を分取した。水層を中圧逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;水:アセトニトリル=100:0→75:25]で精製し、目的物を含む水溶液を濃縮した後、凍結乾燥し、化合物(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2−カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((1−((Z)−2−(2−クロロ−3,4−ジヒドロキシフェニル)−2−(ヒドロキシイミノ)アセチル)アゼチジン−3−イル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−カルボン酸(78mg)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, D
2O)δ値:1.48(3H,d,J=5.6Hz), 1.51(3H,s), 3.28(1H,d,J=12.8Hz), 3.99-4.14(2H,m), 4.25-4.29(1H,m), 4.41(1H,dd,J=12.0,12.0Hz), 4.53-4.60(2H,m), 5.57(1H,dd,J=15.8,3.8Hz), 5.76(1H, ddd,J=10.7,3.7,0.7Hz), 6.88(1H,dd,J=8.0,7.2Hz), 6.96(1H,d,J=8.4Hz), 7.02(1H,s);
MS(ESI): 744.00[M+H]
+, 742.00[M−H]
−【0186】
実施例6
【化33】
【0187】
実施例6(1)
ベンズヒドリル(3S,5R,6R)−7−オキソ−6−(2−フェニルアセタミド)−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−カルボキシラート 4−オキシド(4.50g, 9.21mmol)に(S)−S−(3−(N−(tert−ブトキシカルボニル)−2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−オキソアセタミド)−2−メトキシプロピル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート(7.88g, 9.67mmol)およびジクロロメタン(45mL)を加え、撹拌した。反応混合物を−20℃に冷却し、同一温度でDBU(1.33g, 8.75mmol)のジクロロメタン(10mL)溶液を反応混合物へ滴下して加えた。反応混合物を同一温度で30分間撹拌した。次いで、氷冷下、反応混合物を水(30mL)および1mol/L塩酸(4.1mL)の混合物中へ添加した。反応混合物の有機層を分取し、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=55:45]で精製し、目的物(9.90g)を黄色固体として得た。
【0188】
実施例6(2)
実施例6(1)で得られた化合物(9.90g, 8.63mmol)に酢酸エチル(9mL)およびNMP(43mL)を加え、撹拌した。反応混合物を−20℃に冷却し、同一温度で三臭化リン(18.7g, 69.1mmol)の酢酸エチル(6mL)溶液を反応混合物へ滴下して加えた。反応混合物を−20℃から−10℃の間で6時間30分撹拌した。氷冷下、反応混合物を炭酸水素カリウム水溶液(炭酸水素カリウム25.9g/水115mL)の混合物中へ添加した。反応混合物に酢酸エチル(200mL)を加え、有機層を分取した。有機層に水(150mL)、酢酸エチル(100mL)および塩化ナトリウム水溶液(10mL)を加え、有機層を分取した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=55:45]で精製し、目的物(6.84g)を白色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:1.30(9H,s), 2.77(1H,dd,J=13.2,6.4Hz), 2.83(1H,dd,J=13.2,4.8Hz), 3.25(1H,d,J=12.8Hz), 3.32(3H,s), 3.48(2H,d,J=2.4Hz), 3.60-3.66(1H,m), 3.73-3.78(1H,m), 3.78(3H,s), 3.84(3H,s), 3.93(1H,dd,J=13.8,6.6Hz), 4.56(1H,d,J=13.2Hz), 4.95(2H,s), 5.14(2H,s), 5.46(1H,d,J=4.0Hz), 5.65(1H,dd,J=9.2,4.0Hz), 6.38(1H,d,J=9.2Hz), 6.81(2H,d,J=8.8Hz), 6.81(1H,s), 6.94(2H,d,J=8.4Hz), 7.05(1H,d,J=8.8Hz), 7.19-7.22(3H,m), 7.25-7.42(16H,m), 7.88(1H,d,J=8.8Hz)
【0189】
実施例6(3)
実施例6(2)で得られた化合物(1.50g, 1.33mmol)にジクロロメタン(15mL)を加え、撹拌した。反応混合物を−30℃以下に冷却し、N,N−ジメチルアニリン(563mg, 4.64mmol)および五塩化リン(414mg, 1.99mmol)を順次加え、同一温度で30分間撹拌した。次いで、反応混合物をメタノール(7.5mL)中へ加え、氷冷下、10分間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(60mL)および炭酸水素ナトリウム水溶液(炭酸水素ナトリウム1.45g/水 40mL)を加え、有機層を分取した。有機層を水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥し、固形物をろ過した。ろ液に(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)酢酸(481mg, 1.46mmol)、HATU(555mg, 1.46mmol)、2,6−ルチジン(340μL, 2.92mmol)およびDMF(15mL)を加えた。反応混合物を減圧下室温で溶液となるまで撹拌した。反応混合物に水(50mL)および酢酸エチル(50mL)を加え、有機層を分取した。有機層に水(50mL)を加えた後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=6.5に調整した。有機層を分取し、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=60:40]で精製し、ベンズヒドリル (3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−(((S)−3−(N−(tert−ブトキシカルボニル)−2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−オキソアセタミド)−2−メトキシプロピル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボキシラート(770mg)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:1.30(9H,s), 1.34(9H,s), 1.51(3H,s), 1.52(3H,s), 2.78-2.87(2H,m), 3.28(1H,d,J=12.8Hz), 3.29(3H,s), 3.61-3.67(1H,m), 3.73(1H,dd,J=14.0,4.8Hz), 3.79(3H,s), 3.84(3H,s), 3.93(1H,dd,J=13.8,7.0Hz), 4.57(1H,d,J=12.8Hz), 4.95(2H,s), 5.14(2H,s), 5.56(1H,d,J=4.0Hz), 5.87(1H,dd,J=9.0,3.8Hz), 6.26(1H,s), 6.81(2H,d,J=8.4Hz), 6.84(1H,s), 6.93(2H,d,J=8.8Hz), 7.04(1H,d,J=8.8Hz), 7.27-7.43(17H,m), 7.87(1H,d,J=9.2Hz)
【0190】
実施例6(4)
実施例6(3)で得られた化合物(770mg, 0.58mmol)にジクロロメタン(12mL)溶液を加え、−20℃に冷却した。同一温度で反応混合物にアニソール(2.5mL)および塩化アルミニウム(620mg, 4.65mmol)を順次加えた。同一温度で反応混合物を1時間撹拌した。反応混合物を氷冷下、アセトニトリル(15mL)、水(15mL)およびクエン酸三ナトリウム二水和物(2.05g, 6.98mmol)の混合物中へ添加し、50%アセトニトリル水溶液(2mL)で洗浄した。次いで、反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=5.2に調整し、水層を分取した。水層を減圧下濃縮し、残渣を中圧逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;水:アセトニトリル=100:0→90:10]で精製した。目的物を含む水溶液を凍結乾燥し、(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2−カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−(((S)−3−(2−(2−クロロ−3,4−ジヒドロキシフェニル)−2−オキソアセタミド)−2−メトキシプロピル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−カルボン酸(223mg)を黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, D
2O)δ値:1.47(3H,s), 1.49(3H,s), 3.00(1H,dd,J=13.4,6.2Hz), 3.06(1H,dd,J=13.6,5.6Hz), 3.31(1H,d,J=12.4Hz), 3.47(3H,s), 3.54(1H,dd,J=14.2,6.2Hz), 3.67(1H,dd,J=14.2,4.6Hz), 3.81-3.87(1H,m), 4.44(1H,d,J=12.4Hz), 5.60(1H,d,J=4.0Hz), 5.73(1H,d,J=3.2Hz), 6.59(1H,d,J=8.4Hz), 7.02(1H,s), 7.22(1H,d,J=8.4Hz);
MS(ESI):761.05[M+H]
+, 758.80[M−H]
−【0191】
実施例7
【化34】
【0192】
実施例7(1)
ベンズヒドリル(3S,5R,6R)−7−オキソ−6−(2−フェニルアセタミド)−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−カルボキシラート 4−オキシド(6.40g, 13.1mmol)にS−(2−(2−(3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−N−(tert−ブトキシカルボニル)−2−オキソアセタミド)エチル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート(10.3g, 13.8mmol)およびジクロロメタン(64mL)を加え、撹拌した。反応混合物を−20℃に冷却し、同一温度でDBU(1.89g, 12.4mmol)のジクロロメタン(8mL)溶液を反応混合物へ滴下して加えた。反応混合物を同一温度で1時間撹拌した。次いで、氷冷下、反応混合物をジクロロメタン(60mL)、水(60mL)および1mol/L塩酸(5.9mL)の混合物中へ添加した。反応混合物の有機層を分取し、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=70:30]で精製し、目的物(14.6g)を淡黄色固体として得た。
【0193】
実施例7(2)
実施例7(1)で得られた化合物(14.0g, 13.1mmol)に酢酸エチル(13mL)およびNMP(66mL)を加え、撹拌した。反応混合物を−20℃に冷却し、同一温度で三臭化リン(28.4g, 105mmol)の酢酸エチル(9mL)溶液を反応混合物へ滴下して加えた。反応混合物を−25℃から−10℃の間で3時間撹拌した。次いで、氷冷下、反応混合物を炭酸水素カリウム水溶液(炭酸水素カリウム39.3g/水175mL)の混合物中へ添加した。反応混合物に酢酸エチル(200mL)を加え、有機層を分取した。有機層に水、酢酸エチル(100mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(10mL)を加え、有機層を洗浄した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=65:35]で精製し、目的物(8.11g)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:1.19(9H,s), 2.83-2.97(2H,m), 3.23(1H,d,J=12.8Hz), 3.49(2H,d,J=2.4Hz), 3.80(3H,s), 3.81(3H,s), 3.91(1H,dd,J=7.1,3.5Hz), 3.92(1H,dd,J=7.1,3.5Hz), 4.57(1H,d,J=12.8Hz), 5.11(2H,s), 5.15(2H,s), 5.44(1H,d,J=4.0Hz), 5.65(1H,dd,J=9.2,4.0Hz), 6.34(1H,d,J=9.2Hz), 6.80(1H,s), 6.86-6.94(7H,m), 7.19-7.22(3H,m), 7.25-7.39(15H,m), 7.52(1H,d,J=2.0Hz)
【0194】
実施例7(3)
実施例7(2)で得られた化合物(1.00g, 0.95mmol)にジクロロメタン(10mL)を加え、撹拌した。反応混合物を−30℃以下に冷却し、N,N−ジメチルアニリン(403mg, 3.33mmol)および五塩化リン(297mg, 1.43mmol)を順次加え、同一温度で1時間撹拌した。次いで、反応混合物をメタノール(5mL)中へ加え、氷冷下、10分間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(50mL)および炭酸水素ナトリウム水溶液(炭酸水素ナトリウム1.04g/水30mL)を加え、有機層を分取した。有機層を水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥し、固形物をろ過した。ろ液に(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)酢酸(344mg, 1.05mmol)、HATU(397mg, 1.05mmol)、2,6−ルチジン(243μL, 2.09mmol)およびDMF(10mL)を加えた。反応混合物を減圧下室温で溶液となるまで撹拌した。反応混合物に水(30mL)および酢酸エチル(30mL)を加え、有機層を分取した。有機層に水(30mL)を加えた後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=6.9に調整した。有機層を分取し、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=60:40]で精製し、ベンズヒドリル (3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((2−(2−(3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−N−(tert−ブトキシカルボニル)−2−オキソアセタミド)エチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボキシラート(519mg)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:1.19(9H,s), 1.34(9H,s), 1.51(3H,s), 1.52(3H,s), 2.83-3.02(2H,m), 3.34(1H,d,J=12.8Hz), 3.80(3H,s), 3.81(3H,s), 3.90(2H,t,J=7.0Hz), 4.58(1H,d,J=12.8Hz), 5.11(2H,s), 5.15(2H,s), 5.55(1H,d,J=4.0Hz), 5.85(1H,dd,J=8.8,4.0Hz), 6.25(1H,s), 6.83-6.95(8H,m), 7.25-7.36(14H,m), 7.49(1H,d,J=9.2Hz), 7.53(1H,d,J=2.0Hz)
【0195】
実施例7(4)
実施例7(3)で得られた化合物(519mg, 0.42mmol)にジクロロメタン(7.8mL)を加え、−20℃に冷却した。同一温度で反応混合物にアニソール(1.8mL)および塩化アルミニウム(445mg, 3.33mmol)を順次加えた。同一温度で反応混合物を1時間撹拌した。反応混合物を氷冷下、アセトニトリル(32mL)、水(24mL)およびクエン酸三ナトリウム二水和物(1.47g, 5.00mmol)の混合物中へ添加し、50%アセトニトリル水溶液(2mL)で洗浄した。次いで、反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=5.1に調整し、水層を分取した。水層を減圧下濃縮し、残渣を中圧逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;水:アセトニトリル=100:0→90:10]で精製した。目的物を含む水溶液を凍結乾燥し、(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2−カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((2−(2−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−2−オキソアセタミド)エチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−カルボン酸(110mg)を黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, D
2O)δ値:1.43(3H,s), 1.46(3H,s), 3.07(2H,t,J=6.4Hz), 3.30(1H,d,J=12.4Hz), 3.59-3.73(1H,m), 4.39(1H,d,J=12.4Hz), 5.55(1H,d,J=4.0Hz), 5.70(1H,d,J=3.6Hz), 6.93(1H,s), 7.01(1H,d,J=8.4Hz), 7.58(1H,d,J=2.0Hz), 7.64(1H,dd,J=8.6,2.2Hz);
MS(ESI): 683.05[M+H]
+, 680.85[M−H]
−【0196】
実施例8
【化35】
【0197】
実施例8(1)
ベンズヒドリル(3S,5R,6R)−7−オキソ−6−(2−フェニルアセタミド)−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−カルボキシラート 4−オキシド(846mg, 1.73mmol)にtert−ブチル (Z)−2−(1−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−オキソ−2−((2−(トシルチオ)エチル)アミノ)エチリデン)−1−メチルヒドラジン−1−カルボキシラート(1.71g, 1.90mmol)およびジクロロメタン(17mL)を加え、氷冷下、撹拌した。同一温度で反応混合物にDBU(264mg, 1.73mmol)のジクロロメタン(2mL)溶液を滴下して加えた。反応混合物を同一温度で1時間撹拌した。次いで、反応混合物をジクロロメタン(10mL)、水(15mL)および1mol/L塩酸(0.86mL)の混合物中へ添加した。反応混合物の有機層を分取し、無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=65:35]で精製し、目的物(1.99g)を淡黄色固体として得た。
【0198】
実施例8(2)
実施例8(1)で得られた化合物(1.99g, 1.62mmol)に酢酸エチル(1.6mL)およびNMP(8mL)を加え、撹拌した。反応混合物を−20℃に冷却し、同一温度で三臭化リン(3.50g, 12.9mmol)の酢酸エチル(1.1mL)溶液を反応混合物へ滴下して加えた。反応混合物を−20℃から−10℃の間で3時間撹拌した後、炭酸水素カリウム水溶液(炭酸水素カリウム4.86g/水22.mL)の混合物中へ添加した。反応混合物に酢酸エチル(20mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液を加え、有機層を分取した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=55:45]で精製し、目的物(1.63g)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:1.42(9H,s), 1.47(9H,s), 2.81(3H,s), 2.86-2.95(2H,m), 3.19(1H,d,J=13.1Hz), 3.48(1H,d,J=2.5Hz), 3.75-3.90(2H,m), 3.79(3H,s), 3.83(3H,s), 4.51(1H,d,J=13.1Hz), 5.01(2H,s), 5.06(2H,s), 5.40(1H,d,J=3.9Hz), 5.64(1H,dd,J=9.2,3.9Hz), 6.36(1H,d,J=9.2Hz), 6.74-7.04(8H,m), 7.14-7.42(18H,m)
【0199】
実施例8(3)
実施例8(2)で得られた化合物(1.10g, 0.91mmol)にジクロロメタン(11mL)およびN,N−ジメチルアニリン(384mg, 3.17mmol)を加え、撹拌した。反応混合物を−50℃に冷却し、同一温度で五塩化リン(282mg, 1.36mmol)を加え、−50℃から−45℃の間で65分間撹拌した。次いで、反応混合物をメタノール(5.5mL)中へ加え、8分間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(30mL)および炭酸水素ナトリウム水溶液(炭酸水素ナトリウム989mg/水33mL)を加え、有機層を分取した。有機層を水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥し、固形物をろ過した。ろ液の半量に(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)酢酸(178mg, 0.54mmol)、HATU(205mg, 0.54mmol)、2,6−ルチジン(63μL, 0.54mmol)およびDMF(4.9mL)を加えた。反応混合物を減圧下室温で溶液となるまで70分間撹拌した。反応混合物に水および酢酸エチルを加え、有機層を分取した。有機層に水を加えた後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=7.0に調整した。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=50:50]で精製し、ベンズヒドリル (3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((2−((Z)−N−(tert−ブトキシカルボニル)−2−(2−(tert−ブトキシカルボニル)−2−メチルヒドラゾノ)−2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)アセタミド)エチル)チオ) 7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボキシラート(170mg)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:1.44(9H,s), 1.45-1.50(15H,m), 2.82(3H,s), 2.80-3.04(2H,m), 3.27-3.35(1H,m), 3.74-3.94(2H,m), 3.78(3H,s), 3.82(3H,s), 4.56(1H,d,J=12.8Hz), 5.02(2H,s), 5.06(2H,s), 5.29(1H,s), 5.54(1H,d,J=3.9Hz), 5.86(1H,dd,J=9.1,3.9Hz), 6.78-7.10(8H,m), 7.15-7.55(14H,m)
【0200】
実施例8(4)
実施例8(3)で得られた化合物(170mg, 0.12mmol)にジクロロメタン(2.6mL)を加え、−20℃に冷却した。同一温度で反応混合物にアニソール(0.53mL)、ニトロメタン(0.85mL)および塩化アルミニウム(129mg, 0.97mmol)を順次加えた。同一温度で反応混合物を1時間撹拌した。反応混合物をアセトニトリル(15mL)、水(15mL)およびクエン酸三ナトリウム二水和物(426mg, 1.45mmol)の混合物中へ添加し、アセトニトリル(10mL)および水(10mL)で順次洗浄した。次いで、反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=5.5に調整し、水層を分取した。有機層を水(5mL)で2回抽出し、水層を合わせ、減圧下濃縮した。濃縮した水溶液を中圧逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;水:アセトニトリル=100:0→70:30]で精製し、目的物を含む水溶液を凍結乾燥し、(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2−カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((2−((Z)−2−(2−クロロ−3,4−ジヒドロキシフェニル)−2−(2−メチルヒドラゾノ)アセタミド)エチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボン酸(32mg)を白色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, DMSO-d
6)δ値:1.36(3H,s), 1.45(3H,s), 2.83(2H,t,J=7.1Hz), 2.93(3H,d,J=2.8Hz), 3.02(1H,d,J=12.2Hz), 3.35-3.65(2H,m), 4.28(1H,d,J=12.2Hz), 5.29(1H,d,J=3.8Hz), 5.63(1H,dd,J=8.8,3.8Hz), 6.29(1H,d,J=8.0Hz), 6.42(1H,s), 6.65-6.73(1H,m), 6.72(1H,s), 7.61(1H,t,J=6.0Hz), 11.3(1H,s);
MS(ESI): 745.00[M+H]
+, 742.95[M−H]
−【0201】
実施例9
【化36】
【0202】
実施例9(1)
ベンズヒドリル(3S,5R,6R)−7−オキソ−6−(2−フェニルアセタミド)−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−カルボキシラート 4−オキシド(354mg, 0.72mmol)に(Z)−S−(2−(N−(tert−ブトキシカルボニル)−2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−(モルホリノイミノ)アセタミド)エチル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート(680mg, 0.80mmol)およびジクロロメタン(6.80mL)を加え、撹拌した。反応混合物を氷冷し、同一温度でDBU(110mg, 0.72mmol)のジクロロメタン(2mL)溶液を反応混合物へ滴下して加えた。反応混合物を同一温度で1時間30分撹拌した。次いで、氷冷下、反応混合物をジクロロメタン(5mL)、水(5mL)および1mol/L塩酸(0.36mL)の混合物中へ添加した。反応混合物の有機層を分取し、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=60:40]で精製し、目的物(633mg)を淡黄色固体として得た。
【0203】
実施例9(2)
実施例9(1)で得られた化合物(633mg, 0.53mmol)に酢酸エチル(0.53mL)およびNMP(2.7mL)を加え、撹拌した。反応混合物を−20℃に冷却し、同一温度で三臭化リン(1.16g, 4.27mmol)の酢酸エチル(0.36mL)溶液を反応混合物へ滴下して加えた。反応混合物を−20℃から−10℃の間で3時間30分撹拌した。次いで、氷冷下、反応混合物を炭酸水素カリウム水溶液(炭酸水素カリウム1.60g/水7mL)の混合物中へ添加した。反応混合物に酢酸エチル(10mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液を加え、有機層を分取した。有機層を塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=55:45]で精製し、目的物(367mg)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:1.49(9H,s), 2.81-2.95(2H,m), 3.06(4H,t,J=4.6Hz), 3.20(1H,d,J=12.9Hz), 3.48(2H,d,J=2.4Hz), 3.58(4H,t,J=4.6Hz), 3.70-3.82(2H,m), 3.79(3H,s), 3.83(3H,s), 4.51(1H,d,J=12.9Hz), 5.00(2H,s), 5.05(2H,s), 5.41(1H,d,J=3.9Hz), 5.65(1H,dd,J=9.2,3.8Hz), 6.36(1H,d,J=9.2Hz), 6.75-6.97(8H,m), 7.03(1H,d,J=7.0Hz), 7.16-7.48(17H,m)
【0204】
実施例9(3)
実施例9(2)で得られた化合物(367mg, 0.31mmol)にジクロロメタン(3.7mL)を加え、撹拌した。反応混合物を−30℃以下に冷却し、N,N−ジメチルアニリン(133mg, 1.10mmol)および五塩化リン(98.0mg, 0.47mmol)を順次加え、−40℃から−35℃の間で1時間撹拌した。次いで、反応混合物をメタノール(1.8mL)中へ加え、氷冷下、10分間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(20mL)および炭酸水素ナトリウム水溶液(炭酸水素ナトリウム0.34g/水20mL)を加え、有機層を分取した。有機層を水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥し、固形物をろ過した。ろ液に酢酸エチルを加え、全量を50mLとした。得られた酢酸エチル溶液(25mL)に(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)酢酸(56.9mg, 0.17mmol)、HATU(65.7mg, 0.17mmol)、2,6−ルチジン(40μL, 0.35mmol)およびDMF(1.7mL)を加えた。反応混合物を減圧下室温で溶液となるまで撹拌した。反応混合物に水(10mL)および酢酸エチル(10mL)を加え、有機層を分取した。有機層に水(10mL)を加えた後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=6.9に調整した。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=60:40]で精製し、ベンズヒドリル (3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((2−((Z)−N−(tert−ブトキシカルボニル)−2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−(モルホリノイミノ)アセタミド)エチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボキシラート(64mg)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:1.33(9H,s), 1.49(9H,s), 1.51(3H,s), 1.52(3H,s), 2.78-2.90(1H,m), 2.92-3.04(1H,m), 3.07(4H,t,J=4.5Hz), 3.30(1H,d,J=12.7Hz), 3.59(4H,t,J=4.5Hz), 3.71-3.81(2H,m), 3.79(3H,s), 3.83(3H,s), 4.51(1H,d,J=12.7Hz), 5.00(2H,s), 5.03(2H,s), 5.52(1H,d,J=3.9Hz), 5.69(1H,s), 5.85(1H,dd,J=9.0,3.9Hz), 6.76-6.96(8H,m), 7.07(1H,d,J=8.5Hz), 7.22-7.40(12H,m), 7.53(1H,d,J=8.9Hz)
【0205】
実施例9(4)
実施例9(3)で得られた化合物(62.0mg, 45.5μmol)にジクロロメタン(930μL)を加え、−20℃に冷却した。同一温度で反応混合物にアニソール(198μL)および塩化アルミニウム(48.5mg, 0.36mmol)を順次加えた。同一温度で反応混合物を1時間20分撹拌した。反応混合物を氷冷下、アセトニトリル(3mL)、水(3mL)およびクエン酸三ナトリウム二水和物(160mg, 0.55mmol)の混合物中へ添加し、アセトニトリル(2mL)および水(2mL)で順次洗浄した。次いで、反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=5.4に調整し、水層を分取した。水層を中圧逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;水:アセトニトリル=100:0→75:25]で精製した。高極性分画を凍結乾燥し、(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2−カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((2−((Z)−2−(2−クロロ−3,4−ジヒドロキシフェニル)−2−(モルホリノイミノ)アセタミド)エチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボン酸(7.3mg)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, D
2O)δ値:1.47(3H,s), 1.49(3H,s), 2.93-3.30(7H,m), 3.57-3.67(2H,m), 3.85-3.98(4H,m), 4.38(1H,d,J=11.6Hz), 5.35-5.41(1H,m), 5.68-5.76(1H,m), 6.88-7.05(3H,m);
MS(ESI): 801.05[M+H]
+, 799.20[M−H]
−【0206】
実施例10
【化37】
【0207】
実施例9(4)の中圧逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィーで得られた低極性分画を凍結乾燥し、(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2−カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((2−((E)−2−(2−クロロ−3,4−ジヒドロキシフェニル)−2−(モルホリノイミノ)アセタミド)エチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボン酸(5.4mg)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, D
2O)δ値:1.48(3H,s), 1.50(3H,s), 2.98(2H,t,J=6.2Hz), 3.15(4H,t,J=4.7Hz), 3.27(1H,d,J=12.6Hz), 3.44-3.65(2H,m), 3.90(4H,t,J=4.7Hz), 4.39(1H,d,J=12.6Hz), 5.53(1H,d,J=4.0Hz), 5.74(1H,d,J=4.0Hz), 6.73(1H,d,J=8.4Hz), 6.90(1H,d,J=8.4Hz), 7.02(1H,s);
MS(ESI): 801.05[M+H]
+, 799.05[M−H]
−【0208】
実施例11
【化38】
【0209】
実施例2で得られた化合物(30mg, 41.1μmol)に水(900μL)、セミカルバジド塩酸塩(4.6mg, 41.1μmol)および5%炭酸水素ナトリウム水溶液(670μL)を加え、室温で撹拌した。反応混合物を中圧逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;水:アセトニトリル=100:0→90:10]で精製し、目的物を含む水溶液を凍結乾燥し、(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2−カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((1−((Z)−2−(2−カルバモイルヒドラゾノ)−2−(2−クロロ−3,4−ジヒドロキシフェニル)アセチル)アゼチジン−3−イル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−カルボン酸(7mg)を黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, D
2O)δ値:1.41-1.52(6H,m), 3.17-3.28(1H,m), 3.93-4.44(4H,m), 4.54-4.66(1H,m), 5.54-5.61(1H,m), 5.71-5.77(1H,m), 6.95-7.09(3H,m);
MS(ESI):786.00[M+H]
+, 783.95[M−H]
−【0210】
実施例12
【化39】
【0211】
実施例1で得られた化合物(100mg, 135μmol)に水(3mL)およびセミカルバジド塩酸塩(15mg, 135μmol)を加え、撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=4.3に調整し、室温で終夜撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=5.1に調整し、中圧逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;水:アセトニトリル=100:0→90:10]で精製した。高極性分画を凍結乾燥し、(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2−カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((2−((Z)−2−(2−カルバモイルヒドラゾノ)−2−(2−クロロ−3,4−ジヒドロキシフェニル)アセタミド)エチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−カルボン酸(12mg)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, D
2O)δ値:1.47(3H,s), 1.49(3H,s), 2.94(2H,t,J=6.0Hz), 3.23(1H,d,J=12.4Hz), 3.51-3.57(2H,m), 4.34(1H,d,J=12.4Hz), 5.36(1H,d,J=4.0Hz), 5.74(1H,d,J=3.2Hz), 6.99(1H,d,J=8.4Hz), 7.01(1H,s), 7.05(1H,d,J=8.4Hz);
MS(ESI):774.05[M+H]
+, 771.85[M−H]
−【0212】
実施例13
【化40】
【0213】
実施例12の中圧逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィーで得られた低極性分画を凍結乾燥し、(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2−カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((2−((E)−2−(2−カルバモイルヒドラゾノ)−2−(2−クロロ−3,4−ジヒドロキシフェニル)アセタミド)エチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−カルボン酸(6mg)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, D
2O)δ値:1.47(3H,s), 1.49(3H,s), 2.94(2H,t,J=6.0Hz), 3.23(1H,d,J=11.6Hz), 3.53(1H,dd,J=6.3,2.1Hz), 3.55(1H,dd,J=6.3,2.1Hz), 4.34(1H,d,J=12.4Hz), 5.36(1H,d,J=3.6Hz), 5.74(1H,d,J=3.6Hz), 6.99(1H,d,J=8.4Hz), 7.01(1H,s), 7.05(1H,d,J=8.4Hz);
MS(ESI): 774.10[M+H]
+, 772.00[M−H]
−【0214】
実施例14
【化41】
【0215】
実施例7で得られた化合物(50mg, 71.0μmol)に水(1.5mL)およびセミカルバジド塩酸塩(7.9mg, 71.0μmol)を加え、撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=4.1に調整し、室温で3日間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=5.2に調整し、中圧逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;水:アセトニトリル=100:0→90:10]で精製した。目的物を含む水溶液を濃縮し、凍結乾燥し、(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2−カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((2−(2−(2−カルバモイルヒドラゾノ)−2−(3,4−ジヒドロキシフェニル)アセタミド)エチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−カルボン酸(35mg, 淡黄色固体)をセミカルバゾン部分の幾何異性体混合物として得た。
1H−NMR(400MHz, D
2O)δ値:[1.45]1.46(3H,s), [1.48]1.49(3H,s), 2.99-3.09(2H,m), 3.25-3.31(1H,m), 3.45-3.72(2H,m), [4.35]4.42(1H,d,J=12.6Hz), [5.42]5.51(1H,d,J=4.0Hz), [5.69]5.72(1H,d,J=3.0Hz), [6.76]7.18(1H,dd,J=8.4,2.2Hz), [6.84]7.30(1H,d,J=2.2Hz), [6.97]7.00(1H,s), [6.98]7.02(1H,d,J=8.4Hz);
MS(ESI): 761.05[M+Na]
+, 758.80[M+Na−H]
−【0216】
実施例15
【化42】
【0217】
実施例6で得られた化合物(50mg, 63.8μmol)に水(1.5mL)およびセミカルバジド塩酸塩(7.1mg, 63.8μmol)を加え、撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=4.2に調整し、室温で2日間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=5.3に調整し、中圧逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;水:アセトニトリル=100:0→92:8]で精製した。高極性分画を濃縮後、凍結乾燥し、(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2−カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−(((S)−3−((Z)−2−(2−カルバモイルヒドラゾノ)−2−(2−クロロ−3,4−ジヒドロキシフェニル)アセタミド)−2−メトキシプロピル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−カルボン酸(1mg)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, D
2O)δ値:1.46(3H,s), 1.49(3H,s), 2.90-2.99(1H,m), 3.08(1H,dd,J=13.8,5.0Hz), 3.27(1H,d,J=11.6Hz), 3.46(3H,s), 3.53-3.60(2H,m), 3.79-3.87(1H,m), 4.40(1H,d,J=12.4Hz), 5.48-5.53(1H,m), 5.72(1H,d,J=3.6Hz), 6.74(1H,d,J=8.4Hz), 6.98-7.02(1H,m), 7.01(1H,s);
MS(ESI):818.05[M+H]
+, 815.95[M−H]
−【0218】
実施例16
【化43】
【0219】
実施例15の中圧逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィーで得られた低極性分画を凍結乾燥し、(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2−カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−(((S)−3−((E)−2−(2−カルバモイルヒドラゾノ)−2−(2−クロロ−3,4−ジヒドロキシフェニル)アセタミド)−2−メトキシプロピル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−カルボン酸(12mg)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, D
2O)δ値:1.47(3H,s), 1.50(3H,s), 2.91(1H,dd,J=13.2,5.6Hz), 2.99(1H,dd,J=13.2,5.6Hz), 3.21(1H,dd,J=12.4,1.2Hz), 3.38-3.43(1H,m), 3.40(3H,s), 3.61(1H,dd,J=14.0,5.6Hz), 3.74-3.80(1H,m), 4.37(1H,d,J=12.4Hz), 5.45(1H,d,J=4.0Hz), 5.74(1H,dd,J=4.0,0.8Hz), 6.97(1H,d,J=8.4Hz), 7.01(1H,s), 7.04(1H,d,J=8.4Hz);
MS(ESI):818.05[M+H]
+, 816.00[M−H]
−【0220】
実施例17
【化44】
【0221】
実施例3で得られた化合物(10mg, 13.1μmol)に水(1mL)およびセミカルバジド塩酸塩(4.4mg, 39.4μmol)を加え、撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=4.1に調整し、室温で20時間撹拌した。反応混合物を中圧逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;水:アセトニトリル=100:0→70:30]で精製した。目的物を含む水溶液を濃縮し、凍結乾燥し、(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2−カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−(((R)−2−(2−(2−カルバモイルヒドラゾノ)−2−(2−クロロ−3,4−ジヒドロキシフェニル)アセタミド)−3−メトキシプロピル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−カルボン酸(2mg, 黄色固体)をセミカルバゾン部分の幾何異性体混合物として得た。
1H−NMR(400MHz, D
2O)δ値:1.36-1.47(6H,m), [2.74-2.84]2.97-3.07(1H,m), [2.87-2.97]3.16-3.25(1H,m), [2.93]3.13(1H,d,J=12.4Hz), [3.29]3.33(3H,s), [3.41-3.53]3.53-3.64(2H,m), 4.20-4.35(1H,m), 4.35-4.45(1H,m), [5.40]5.48(1H,d,J=3.8Hz), [5.51]5.66(1H,d,J=3.8Hz), 6.60-7.10(3H,m);
MS(ESI): 818.05[M+H]
+, 815.95[M−H]
−【0222】
実施例18
【化45】
【0223】
実施例18(1)
ベンズヒドリル(3S,5R,6R)−7−オキソ−6−(2−フェニルアセタミド)−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−カルボキシラート 4−オキシド(37.2g, 76.1mmol)にS−(2−((((4−メトキシベンジル)オキシ)カルボニル)アミノ)エチル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート(34.5g, 87.2mmol)およびジクロロメタン(370mL)を加え、撹拌した。反応混合物を氷冷し、反応混合物にDBU(11.6g, 76.1mmol)のジクロロメタン(80mL)溶液を滴下して加えた。反応混合物を同一温度で30分間撹拌した。次いで、氷冷下、反応混合物をジクロロメタン(380mL)、水(380mL)および1mol/L塩酸(38mL)の混合物中へ添加した。反応混合物の有機層を分取し、水(380mL)、5%炭酸水素ナトリウム水溶液(760mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=70:30]で精製し、目的物(56.4g)を白色固体として得た。
【0224】
実施例18(2)
実施例18(1)で得られた化合物(60.9g, 83.7mmol)にDMF(837mL)を加え、撹拌した。反応混合物を−10℃に冷却し、反応混合物に三臭化リン(181g, 669mmol)のジクロロメタン(200mL)溶液を滴下して加えた。反応混合物を−10℃で2時間30分撹拌した。氷冷下、反応混合物を7%炭酸水素ナトリウム水溶液(4L)へ滴下して加えた。反応混合物に酢酸エチル(2L)およびヘキサン(50mL)を加え、有機層を分取した。水層を酢酸エチル(1.5L)で抽出し、有機層を合わせ、水および飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=50:50]で精製し、目的物(35.4g)を黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:2.68(2H,t,J=6.2Hz), 3.10-3.25(3H,m), 3.51(2H,d,J=3.6Hz), 3.80(3H,s), 4.56(1H,d,J=12.8Hz), 4.70-4.80(1H,m), 5.01(2H,s), 5.38(1H,d,J=3.7Hz), 5.65(1H,dd,J=8.8,3.7Hz), 6.30(1H,d,J=8.8Hz), 6.78(1H,s), 6.85-6.91(2H,m), 7.18-7.41(17H,m)
【0225】
実施例18(3)
実施例18(2)で得られた化合物(1.60g, 2.25mmol)にジクロロメタン(16mL)を加え、撹拌した。反応混合物を−40℃に冷却し、N,N−ジメチルアニリン(953mg, 7.87mmol)および五塩化リン(462mg, 3.37mmol)を順次加え、同一温度で15分間撹拌した。次いで、反応混合物をメタノール(8mL)中へ加え、室温で8分間撹拌した後、−40℃にて5分間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(64mL)および炭酸水素ナトリウム水溶液(炭酸水素ナトリウム2.64g/水64mL)の混合物へ加え、有機層を分取した。有機層を水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥し、固形物をろ過した。得られた酢酸エチル溶液に(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)酢酸(889mg, 2.70mmol)、HATU(1.05g, 2.70mmol)、2,6−ルチジン(524μL, 4.50mmol)およびDMF(13.4mL)を加えた。反応混合物を減圧下室温で30分間撹拌した後、常圧下室温で30分間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(40mL)、MTBE(20mL)および水(50mL)を加え、有機層を分取した。有機層を水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=70:30]で精製し、ベンズヒドリル(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1-(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((2−((((4−メトキシベンジル)オキシ)カルボニル)アミノ)エチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボキシラート(970mg)を白色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:1.35(9H,s), 1.52(3H,s), 1.53(3H,s), 2.61-2.80(2H,m), 3.06-3.34(2H,m), 3.28(1H,d,J=12.4Hz), 3.80(3H,s), 4.56(1H,d,J=11.6Hz), 4.67-4.78(1H,m), 4.95-5.06(2H,m), 5.47(1H,d,J=3.6Hz), 5.85(1H,dd,J=8.4,3.6Hz), 6.47(2H,s), 6.80(1H,s), 6.84(1H,s), 6.86-6.92(2H,m), 7.23-7.44(12H,m)
【0226】
実施例18(4)
実施例18(3)で得られた化合物(970mg, 1.07mmol)にジクロロメタン(14.6mL)を加え、−20℃に冷却した。同一温度で反応混合物にアニソール(4.67mL)、ニトロメタン(4.85mL)および塩化アルミニウム(1.71g, 12.9mmol)を順次加えた。反応混合物を−20℃から−15℃の間で1時間30分撹拌した。反応混合物を氷冷下、アセトニトリル(50mL)、水(30mL)およびクエン酸三ナトリウム二水和物(7.57g, 25.7mmol)の混合物中へ添加し、アセトニトリル(5mL)および水(5mL)で順次洗浄した。次いで、反応混合物に6mol/L塩酸を加え、pH=2.6に調整し、水層を分取した。水層を中圧逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;水:アセトニトリル=100:0→75:25]で精製した。目的物を含む水溶液を減圧下濃縮し、凍結乾燥し、(3R,5R,6R)−3−((2−アミノエチル)チオ)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2−カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボン酸(280mg)を黄色固体として得た。
【0227】
実施例18(5)
実施例18(4)で得られた化合物(100mg, 0.19mmol)にTHF(2mL)および水(4mL)を加え、氷冷下、撹拌した。同一温度で反応混合物に炭酸水素ナトリウム(32.4mg, 386μmol)、2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)ベンゾイル クロリド(103mg, 232μmol)およびTHF(2mL)を順次加えた。同一温度で反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=7.0を維持しながら反応混合物を3時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(10mL)、水(10mL)および1mol/L塩酸を加え、pH=2.0に調整した。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去し、(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2−カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)ベンズアミド)エチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボンを含む残渣を得た。
【0228】
実施例18(6)
実施例18(5)で得られた残渣にジクロロメタン(2.70mL)を加え、−20℃に冷却した。同一温度で反応混合物にアニソール(0.84mL)、ニトロメタン(0.89mL)および塩化アルミニウム(206mg, 1.54mmol)を順次加えた。反応混合物を同一温度で30分間撹拌した。氷冷下、反応混合物をアセトニトリル(10mL)、水(10mL)およびクエン酸三ナトリウム二水和物(907mg, 3.09mmol)の混合物中へ添加し、アセトニトリル(2mL)および水(2mL)で順次洗浄した。有機層を分取し、水層に2mol/L塩酸を加え、pH=2.0に調整した。水層を中圧逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;水:アセトニトリル=100:0→75:25]で精製した。目的物を含む水溶液を減圧下濃縮し、凍結乾燥し、(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2−カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((2−(2−クロロ−3,4−ジヒドロキシベンズアミド)エチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボン酸(30mg)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, DMSO-d
6)δ値:1.42(3H,s), 1.43(3H,s), 2.86-4.22(5H,m), 4.32(1H,d,J=12.4Hz), 5.44-5.58(1H,m), 5.62-5.76(1H,m), 6.66-6.84(4H,m), 7.28(2H,s), 8.34(1H,s), 9.23(1H,s), 9.31(1H,d,J=8.0Hz), 10.01(1H,s);
MS(ESI): 688.90[M+H]
+, 686.95[M−H]
−【0229】
実施例19
【化46】
【0230】
実施例19(1)
ベンズヒドリル(3S,5R,6R)−7−オキソ−6−(2−フェニルアセタミド)−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−カルボキシラート 4−オキシド(17.5g, 35.8mmol)に(R)−S−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−3−メトキシプロピル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート(16.1g, 42.9mmol)およびジクロロメタン(175mL)を加え、撹拌した。氷冷下、反応混合物にDBU(5.45g, 35.8mmol)のジクロロメタン(36mL)溶液を滴下して加えた。同一温度で反応混合物を30分間撹拌した。反応混合物を氷冷下、ジクロロメタン(180mL)、水(180mL)および1mol/L塩酸(18mL)の混合物中へ添加した。反応混合物の有機層を分取し、水(180mL)、5%炭酸水素ナトリウム水溶液(360mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=40:60]で精製し、目的物(24.9g)を白色固体として得た。
【0231】
実施例19(2)
NMP(430mL)に三臭化リン(132g, 486mmol)を加え、−10℃に冷却した。次いで、同一温度で反応混合物に実施例19(1)で得られた化合物(43.0g, 60.7mmol)のNMP(215mL)溶液を滴下して加えた。反応混合物を−10℃にて撹拌した後、氷冷下、反応混合物を酢酸エチル(1.08L)および炭酸水素カリウム水溶液(炭酸水素カリウム182g/水1.18L)の混合物中へ滴下して加えた。有機層を分取し、塩化ナトリウム水溶液(1L, 飽和塩化ナトリウム水溶液:水=50:50)で二回洗浄した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=50:50]で精製し、目的物(14.3g)を黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:1.44(9H,s), 2.65-2.85(2H,m), 3.17-3.41(5H,m), 3.30(3H,s), 3.78-3.99(1H,m), 4.55(1H,d,J=12.8Hz), 4.71-4.85(1H,m), 5.43(1H,d,J=4.0Hz), 5.66(1H,dd,J=9.2,3.6Hz), 6.32(1H,d,J=9.2Hz), 6.80(1H,s), 7.16-7.45(15H,m)
【0232】
実施例19(3)
実施例19(2)で得られた化合物(600mg, 867μmol)にジクロロメタン(6mL)を加え、撹拌した。反応混合物を−40℃に冷却し、N,N−ジメチルアニリン(368mg, 3.04mmol)および五塩化リン(271mg, 1.30mmol)を順次加え、同一温度で30分間撹拌した。次いで、反応混合物をメタノール(3mL)中へ加え、室温で8分間撹拌した後、−40℃にて5分間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(24mL)および炭酸水素ナトリウム水溶液(炭酸水素ナトリウム1.02g/水24mL)を加え、有機層を分取した。有機層を水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥し、固形物をろ過した。得られた酢酸エチル溶液に(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)酢酸(343mg, 1.04mmol)、HATU(404mg, 1.04mmol)、2,6−ルチジン(202μL, 1.73mmol)およびDMF(5mL)を加えた。反応混合物を減圧下室温で30分間撹拌した後、常圧下室温で1時間30分撹拌した。反応混合物に水(40mL)および酢酸エチル(40mL)を加え、有機層を分取した。有機層を水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=80:20]で精製し、ベンズヒドリル(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1-(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−(((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−3−メトキシプロピル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボキシラート(489mg)を白色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:1.34(9H,s), 1.44(9H,s), 1.50-1.54(6H,m), 2.71(1H,dd,J=12.4,7.2Hz), 2.83(1H,dd,J=12.4,6.4Hz), 3.22-3.38(4H,m), 3.29(3H,s), 3.82-3.94(1H,m), 4.55(1H,d,J=12.4Hz), 4.70-4.80(1H,m), 5.54(1H,d,J=4.4Hz), 5.87(1H,dd,J=8.8,4.4Hz), 6.40(2H,s), 6.82(1H,s), 6.84(1H,s), 7.24-7.44(10H,m)
【0233】
実施例19(4)
実施例19(3)で得られた化合物(480mg, 0.54mmol)にジクロロメタン(7.2mL)を加え、−20℃に冷却した。同一温度で反応混合物にアニソール(7.1mL)、ニトロメタン(4.8mL)および塩化アルミニウム(868mg, 6.51mmol)を順次加えた。反応混合物を同一温度で1時間撹拌した。氷冷下、反応混合物をアセトニトリル(19mL)、水(19mL)およびクエン酸三ナトリウム(3.37g, 13.0mmol)の混合物中へ添加し、アセトニトリル(9mL)および水(6mL)で順次洗浄した。次いで、反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=6.0に調整し、水層を分取した。水層を減圧下濃縮し、2mol/L塩酸を加え、pH=2.9に調整した。得られた水溶液を中圧逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;水:アセトニトリル=100:0→75:25]で精製した。目的物を含む水溶液を減圧下濃縮し、凍結乾燥し、(3R,5R,6R)−3−(((R)−2−アミノ−3−メトキシプロピル)チオ)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2−カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボン酸(160mg)を白色固体として得た。
【0234】
実施例19(5)
実施例19(4)で得られた化合物(40mg, 71μmol)にTHF(1.2mL)および水(1.2mL)を加え、氷冷下、撹拌した。同一温度で反応混合物に炭酸水素ナトリウム(13mg, 150μmol)および2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)ベンゾイル クロリド(38mg, 85μmol)を順次加えた。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=7.0を維持しながら同一温度で3時間30分撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(20mL)および水(20mL)を加えた後、1mol/L塩酸を加え、pH=1.9に調整した。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去し、(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2−カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−(((R)−2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)ベンズアミド)−3−メトキシプロピル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボン酸を含む残渣を得た。
【0235】
実施例19(6)
実施例19(5)で得られた残渣にジクロロメタン(4.1mL)を加え、−20℃に冷却した。同一温度で反応混合物にアニソール(460μL)、ニトロメタン(2.1mL)および塩化アルミニウム(57mg, 430μmol)を順次加え、同一温度で30分間撹拌した。氷冷下、反応混合物をアセトニトリル(6.9mL)、水(6.9mL)およびクエン酸三ナトリウム(440mg, 1.70mmol)の混合物中へ添加し、アセトニトリル(9mL)および水(6mL)で順次洗浄した。水層を分取し、減圧下濃縮した。得られた水溶液に2mol/L塩酸を加え、pH=4.8に調整した。水溶液を中圧逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;水:アセトニトリル=100:0→60:40]で精製した。目的物を含む水溶液を減圧下濃縮し、凍結乾燥し、(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2−カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−(((R)−2−(2−クロロ−3,4−ジヒドロキシベンズアミド)−3−メトキシプロピル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボン酸(16.6mg)を白色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:1.42-1.54(6H,m), 3.00(1H,dd,J=13.2,8.0Hz), 3.15(1H,dd,J=13.2,4.2Hz), 3.30(1H,d,J=12.4Hz), 3.43(3H,s), 3.58-3.70(2H,m), 4.37(1H,d,J=12.8Hz), 4.46-4.58(1H,m), 5.56(1H,dd,J=4.0,1.2Hz), 5.74(1H,d,J=4.0Hz), 6.88-6.94(1H,m), 6.98-7.04(2H,m);
MS(ESI): 732.90[M+H]
+, 730.85[M−H]
−【0236】
実施例20
【化47】
【0237】
実施例20(1)
ベンズヒドリル(3S,5R,6R)−7−オキソ−6−(2−フェニルアセタミド)−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−カルボキシラート 4−オキシド(14.1g, 28.9mmol)にtert−ブチル (R)−3−((トシルチオ)メチル)モルホリン−4−カルボキシラート(12.3g, 31.7mmol)およびジクロロメタン(141mL)を加え、撹拌した。反応混合物を氷冷し、DBU(4.31g, 28.3mmol)のジクロロメタン(8mL)溶液を滴下して加えた。反応混合物を同一温度で30分間撹拌した。氷冷下、反応混合物をクロロホルム(150mL)、水(150mL)および1mol/L塩酸(15mL)の混合物中へ添加した。反応混合物の有機層を分取し、炭酸水素ナトリウム水溶液、水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=50:50]で精製し、目的物(18.9g)を無色油状物として得た。
【0238】
実施例20(2)
実施例20(1)で得られた化合物(11.3g, 15.7mmol)にジクロロメタン(31.4mL)およびNMP(157mL)を加え、撹拌した。反応混合物を−20℃に冷却し、三臭化リン(34.0g, 126mmol)のジクロロメタン(21mL)溶液を滴下して加えた。反応混合物を−20℃から−10℃の間で4時間撹拌した後、氷冷下、反応混合物を炭酸水素ナトリウム水溶液(炭酸水素ナトリウム52.7g/水120mL)へ滴下して加えた。反応混合物に酢酸エチル(500mL)を加え、有機層を分取し、炭酸水素ナトリウム水溶液、クエン酸水溶液および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=45:55]で精製し、目的物(4.43g)を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:1.46(9H,s), 2.74(1H,dd,J=12.0,7.6Hz), 2.90-3.07(2H,m), 3.10-3.29(1H,m), 3.33-3.54(4H,m), 3.62-3.86(3H,m), 3.90-4.05(1H,m), 4.55(1H,d,J=12.8Hz), 5,39(1H,d,J=4.0Hz), 5.66(1H,dd,J=9.2,4.0Hz), 6.36(1H,d,J=9.2Hz), 6.80(1H,s), 7.18-7.42(15H,m)
【0239】
実施例20(3)
実施例20(2)で得られた化合物(500mg, 0.71mmol)にジクロロメタン(5mL)を加え、撹拌した。反応混合物を−40℃に冷却し、N,N−ジメチルアニリン(301mg, 2.49mmol)および五塩化リン(222mg, 1.07mmol)を順次加え、同一温度で30分間撹拌した。次いで、反応混合物を室温でメタノール(2.5mL)中へ加え、−40℃に冷却した。反応混合物を酢酸エチル(15mL)および炭酸水素ナトリウム水溶液(炭酸水素ナトリウム835mg/水 15mL)の混合物中へ加え、有機層を分取した。有機層を水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥し、固形物をろ過した。ろ液に(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)酢酸(281mg, 0.85mmol)、HATU(331mg, 0.85mmol)、2,6−ルチジン(165μL, 1.42mmol)およびDMF(4.2mL)を加えた。反応混合物を減圧下室温で20分間撹拌した後、常圧下室温で40分間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水を加えた。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=7.4に調整した後、有機層を分取した。有機層を水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=80:20]で精製し、tert−ブチル (R)−3−((((3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1-(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((ベンズヒドリルオキシ)カルボニル)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−イル)チオ)メチル)モルホリン−4−カルボキシラート(249mg)を淡黄色固体として得た。
【0240】
実施例20(4)
実施例20(3)で得られた化合物(249mg, 0.28mmol)にジクロロメタン(7.5mL)を加え、−20℃に冷却した。同一温度で反応混合物にアニソール(3.6mL)、ニトロメタン(3.7mL)および塩化アルミニウム(444mg, 3.33mmol)を順次加えた。反応混合物を同一温度で30分間撹拌した。反応混合物を−10℃で1時間撹拌した後、氷冷下、アセトニトリル(12.5mL)、水(12.5mL)およびクエン酸三ナトリウム二水和物(1.72g, 6.66mmol)の混合物中へ添加し、ジクロロメタン(4mL)および水(4mL)で順次洗浄した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=6.0に調整した後、水層を分取した。水層を減圧下濃縮し、得られた水溶液に1mol/L塩酸を加え、pH=2.8に調整した。水溶液を中圧逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;水:アセトニトリル=100:0→50:50]で精製した。目的物を含む水溶液を減圧下濃縮し、凍結乾燥し、(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2-カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((((R)−モルホリン−3−イル)メチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボン酸(83mg)を白色固体として得た。
【0241】
実施例20(5)
実施例20(4)で得られた化合物(77mg, 0.13mmol)にTHF(2.3mL)および水(2.3mL)を加え、氷冷下、撹拌した。同一温度で反応混合物に炭酸水素ナトリウム(24mg, 0.28mmol)、2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)ベンゾイル クロリド(72mg, 0.16mmol)およびTHF(2.3mL)を順次加えた。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=7.0を維持しながら同一温度で2時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(20mL)および水(20mL)を加えた後、1mol/L塩酸を加え、pH=2.0に調整した。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去し、(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2−カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((((R)−4−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)ベンゾイル)モルホリン−3−イル)メチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボン酸を含む残渣を得た。
【0242】
実施例20(6)
実施例20(5)で得られた残渣にジクロロメタン(7.7mL)を加え、−20℃に冷却し、撹拌した。反応混合物にアニソール(849μL)、ニトロメタン(3.8mL)および塩化アルミニウム(104mg, 0.78mmol)を順次加え、同一温度で1時間撹拌した。氷冷下、反応混合物をアセトニトリル(12.8mL)、水(12.8mL)およびクエン酸三ナトリウム(807mg, 3.12mmol)の混合物中へ添加し、アセトニトリル(9mL)および水(6mL)で順次洗浄した。水層を分取し、減圧下濃縮した。得られた水溶液に2mol/L塩酸を加え、pH=2.8に調整した。水溶液を中圧逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;水:アセトニトリル=100:0→50:50]で精製した。目的物を含む水溶液を減圧下濃縮し、凍結乾燥し、(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2−カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((((R)−4−(2−クロロ−3,4−ジヒドロキシベンゾイル)モルホリン−3−イル)メチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボン酸(24.3mg)を白色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, DMSO-d
6)δ値:1.43(3H,s), 1.44(3H,s), 2.88-3.63(7H,m), 3.64-3.80(1H,m), 3.83-3.88(1H,m), 4.20-4.40(1H,m), 4.54-4.74(1H,m), 5.50-5.76(2H,m), 6.50-6.84(4H,m), 7.22-7.36(3H,m), 9.25-9.43(2H,m), 9.90-10.10(1H,m);
MS(ESI): 744.95[M+H]
+, 742.80[M−H]
−【0243】
実施例21
【化48】
【0244】
実施例21(1)
ベンズヒドリル(3S,5R,6R)−7−オキソ−6−(2−フェニルアセタミド)−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−カルボキシラート 4−オキシド(3.00g, 6.14mmol)に(E)−S−(4−クロロブタ−2−エン−1−イル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート(1.95g, 7.06mmol)およびジクロロメタン(23mL)を加え、氷冷下、撹拌した。同一温度で反応混合物にDBU(935mg, 6.14mmol)のジクロロメタン(7mL)溶液を滴下して加えた。反応混合物を同一温度で1時間撹拌した。氷冷下、反応混合物をクロロホルム(30mL)、水(30mL)および1mol/L塩酸(3mL)の混合物中へ添加した。有機層を分取し、0.1mol/L塩酸、炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=40:60]で精製し、目的物(3.27g)を白色固体として得た。
【0245】
実施例21(2)
実施例21(1)で得られた化合物(3.27g, 5.37mmol)にジクロロメタン(5mL)およびNMP(27mL)を加え、撹拌した。反応混合物を−20℃に冷却し、−10℃に冷却した三臭化リン(11.6g, 42.9mmol)のジクロロメタン(4mL)溶液を滴下して加えた。反応混合物を−15℃から−5℃の間で3時間30分撹拌した。氷冷下、反応混合物を炭酸水素ナトリウム水溶液(炭酸水素ナトリウム18.0g/水350mL)の混合物中へ滴下して加えた。反応混合物に酢酸エチル(300mL)を加え、有機層を分取した。水層を酢酸エチル(200mL)で抽出し、有機層を合わせ、0.5%クエン酸水溶液で3回洗浄した後、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=30:70]で精製し、目的物(1.63g)を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:3.12-3.25(3H,m), 3.51(2H,d,J=2.8Hz), 3.82-3.93(2H,m), 4.59(1H,d,J=12.8Hz), 5.40(1H,d,J=4.1Hz), 5.53-5.60(2H,m), 5.65(1H,dd,J=9.1,4.1Hz), 6.36(1H,d,J=9.1Hz), 6.80(1H,s), 7.18-7.45(15H,m)
【0246】
実施例21(3)
実施例21(2)で得られた化合物(400mg, 0.67mmol)にジクロロメタン(4mL)を加え、撹拌した。反応混合物を−40℃に冷却し、N,N−ジメチルアニリン(286mg, 2.36mmol)および五塩化リン(211mg, 1.01mmol)を順次加え、同一温度で20分間撹拌した。次いで、反応混合物をメタノール(2mL)中へ加え、室温で5分間撹拌した後、−40℃にて5分間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(16mL)および炭酸水素ナトリウム水溶液(炭酸水素ナトリウム793mg/水 16mL)の混合物中へ加え、有機層を分取した。有機層を水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥し、固形物をろ過した。ろ液に(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)酢酸(222mg, 0.67mmol)、HATU(262mg, 0.67mmol)、2,6−ルチジン(157μL, 1.35mmol)およびDMF(3.2mL)を加えた。反応混合物を減圧下室温で1時間30分撹拌した後、常圧下室温で1時間30分撹拌した。反応混合物に水(40mL)および酢酸エチル(40mL)を加え、有機層を分取した。有機層を5%クエン酸水溶液、水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=80:20]で精製し、ベンズヒドリル(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−(((E)−4−クロロブタ−2−エン−1−イル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボキシラート(530mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:1.36(9H,s), 1.52(3H,s), 1.54(3H,s), 3.14-3.36(3H,m), 3.84-3.90(2H,m), 4.58(1H,d,J=12.8Hz), 5.48-5.66(3H,m), 5.86(1H,dd,J=8.4,4.0Hz), 6.50(2H,s), 6.83(1H,s), 6.84(1H,s), 7.24-7.41(10H,m)
【0247】
実施例21(4)
実施例21(3)で得られた化合物(410mg, 0.52mmol)にTHF(4.1mL)を加え、遮光下室温で撹拌した。反応混合物にヨウ化ナトリウム(782mg, 5.21mmol)を加え、遮光下室温で3時間30分撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(20mL)および水(20mL)を加えた後、10%チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えた。有機層を分取し、水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥した後、固形物をろ過した。ろ液に2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)−N−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)ベンズアミド(274mg, 0.52mmol)およびDMF(4.1mL)を加え、減圧下酢酸エチルを留去した。反応混合物を室温で20時間撹拌した後、酢酸エチル(20mL)および水(20mL)を加え、有機層を分取した。有機層を水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥した。溶媒を減圧下留去し、1−((E)−4−(((3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((ベンズヒドリルオキシ)カルボニル)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−イル)チオ)ブタ−2−エン−1−イル)−1−(2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)ベンズアミド)エチル)ピロリジン−1−イウム ヨージドを含む黄色固体を得た。
【0248】
実施例21(5)
実施例21(4)で得られた黄色固体にジクロロメタン(14.6mL)を加え、−20℃に冷却した。同一温度で反応混合物にアニソール(6.81mL)および塩化アルミニウム(834mg, 6.25mmol)を順次加えた。反応混合物を同一温度で1時間30分撹拌した。氷冷下、反応混合物をアセトニトリル(29mL)、水(29mL)およびクエン酸三ナトリウム(3.23g, 12.5mmol)の混合物中へ添加し、アセトニトリル(9mL)および水(6mL)で順次洗浄した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=5.8に調整し、水層を分取した。水層を減圧下濃縮し、2mol/L塩酸を加え、pH=3.9に調整した。水溶液を中圧逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;水:アセトニトリル=100:0→60:40]で精製した。目的物を含む水溶液を濃縮し、凍結乾燥し、(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2−カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−(((E)−4−(1−(2−(2−クロロ−3,4−ジヒドロキシベンズアミド)エチル)ピロリジン−1−イウム−1−イル)ブタ−2−エン−1−イル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボン酸(102mg)を白色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, D
2O)δ値:1.48(3H,s), 1.49(3H,s), 2.14-2.30(4H,m), 3.23(1H,d,J=12.4Hz), 3.44-3.72(8H,m), 3.80-3.90(2H,m), 3.99(2H,d,J=7.6Hz), 4.39(1H,d,J=12.4Hz), 5.46(1H,d,J=4.0Hz), 5.63(1H,d,J=3.6Hz), 5.85-5.96(1H,m), 6.20-6.32(1H,m), 6.84-6.93(1H,m), 6.95-7.02(1H,m);
MS(ESI): 812.15[M+H]
+, 809.95[M−H]
−【0249】
実施例22
【化49】
【0250】
実施例22(1)
ベンズヒドリル(3S,5R,6R)−7−オキソ−6−(2−フェニルアセタミド)−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−カルボキシラート 4−オキシド(4.00g, 8.19mmol)にtert−ブチル 1−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)ベンゾイル)−2−メチル−2−(2−(トシルチオ)エチル)ヒドラジン−1−カルボキシラート(6.87g, 8.91mmol)およびジクロロメタン(40mL)を加え、撹拌した。反応混合物を−20℃に冷却し、DBU(1.18g, 7.78mmol)のジクロロメタン(8mL)溶液を滴下して加えた。反応混合物を同一温度で30分間撹拌した。氷冷下、反応混合物をジクロロメタン(50mL)、水(50mL)および1mol/L塩酸(5mL)の混合物中へ添加した。反応混合物の有機層を分取し、水(50mL)、5%炭酸水素ナトリウム水溶液(50mL)および10%塩化ナトリウム水溶液(50mL)で順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=50:50]で精製し、目的物(7.77g)を無色油状物として得た。
【0251】
実施例22(2)
実施例22(1)で得られた化合物(7.77g, 7.04mmol)に酢酸エチル(7mL)およびNMP(35mL)を加え、撹拌した。反応混合物を−20℃に冷却し、三臭化リン(15.2g, 56.3mmol)の酢酸エチル(4.7mL)溶液を滴下して加えた。反応混合物を−15℃から−5℃の間で3時間撹拌した。氷冷下、反応混合物を酢酸エチル(100mL)および炭酸水素カリウム水溶液(炭酸水素カリウム21.1g/水94mL)の混合物中へ添加した。有機層を分取し、5%塩化ナトリウム水溶液で2回洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=50:50]で精製し、目的物(4.81g)を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値:1.24(9H,s), 2.64-2.75(2H,m), 2.80(3H,s), 3.19(1H,d,J=12.8Hz), 3.13-3.36(2H,m), 3.49(2H,d,J=2.8Hz), 3.80(3H,s), 3.82(3H,s), 4.54(1H,d,J=12.8Hz), 4.93(2H,s), 5.07(2H,s), 5.39(1H,d,J=4.0Hz), 5.62(1H,d,J=8.4Hz), 6.32(1H,d,J=9.2Hz), 6.78(1H,s), 6.80-6.86(2H,m), 6.87-6.94(3H,m), 7.01(1H,d,J=8.4Hz), 7.17-7.23(3H,m), 7.24-7.41(15H,m)
【0252】
実施例22(3)
実施例22(2)で得られた化合物(300mg, 0.28mmol)にジクロロメタン(3mL)およびN,N−ジメチルアニリン(122μL, 0.97mmol)を順次加え、撹拌した。反応混合物を−50℃に冷却し、五塩化リン(86mg, 0.41mmol)を加え、−50℃から−45℃の間で1時間30分撹拌した。反応混合物をメタノール(1.5mL)中へ加え、氷冷下、15分間撹拌した。反応混合物に酢酸エチルおよび炭酸水素ナトリウム水溶液(炭酸水素ナトリウム301mg/水 9mL)を加え、有機層を分取した。有機層を水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥し、固形物をろ過した。ろ液に(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)酢酸(104mg, 0.30mmol)、HATU(115mg, 0.30mmol)、2,6−ルチジン(71μL, 0.61mmol)およびDMF(3mL)を加えた。反応混合物を減圧下室温で溶液となるまで50分間撹拌した。反応混合物に水および酢酸エチルを加え、有機層を分取した。有機層に水および飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=7.5に調整した。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=60:40]で精製し、ベンズヒドリル(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((2−(2−(tert−ブトキシカルボニル)−2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)ベンゾイル)−1−メチルヒドラジニル)エチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボキシラート(122mg)を無色アモルファスとして得た。
1H−NMR(400MHz, DMSO-d
6)δ値:1.17-1.21(6H,m), 1.32-1.37(18H,m), 2.62-2.74(4H,m), 2.69(3H,s), 3.37-3.45(2H,m), 3.74(3H,s), 3.77(3H,s), 4.30(1H,d,J=12.4Hz), 4.88(2H,s), 5.16(2H,s), 5.48(1H,s), 5.70-5.77(1H,m), 6.70(1H,s), 6.82(1H,s), 6.86(1H,d,J=8.8Hz), 6.97(1H,d,J=8.8Hz), 7.05-7.45(17H,m)
【0253】
実施例22(4)
実施例22(3)で得られた化合物(120mg, 0.09mmol)にジクロロメタン(1.8mL)を加え、−20℃に冷却した。同一温度で反応混合物にアニソール(408μL)、ニトロメタン(600μL)および塩化アルミニウム(62mg, 0.47mmol)を順次加え、−25℃から−20℃の間で2時間撹拌した。氷冷下、反応混合物をアセトニトリル(5mL)、水(5mL)およびクエン酸三ナトリウム二水和物(248mg, 0.84mmol)の混合物中へ添加し、50%アセトニトリル水溶液(15mL)で洗浄した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=6.0に調整し、水層を分取した。有機層を水(4mL)で抽出した。水層を合わせ、1mol/L塩酸を加え、pH=4.6に調整し、水層を減圧下濃縮した。残渣を中圧逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;水:アセトニトリル=100:0→75:25]で精製した。目的物を含む水溶液を凍結乾燥し、(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2−カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((2−(2−(2−クロロ−3,4−ジヒドロキシベンゾイル)−1−メチルヒドラジニル)エチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボン酸(75mg)を黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, D
2O)δ値:1.44(3H,s)1.46(3H,s), 2.68(3H,s), 2.92-3.12(4H,m), 3.30(1H,d,J=12.3Hz), 4.37(1H,d,J=12.3Hz), 5.52(1H,d,J=4.0Hz), 5.71(1H,d,J=4.0Hz), 6.89(1H,d,J=8.2Hz), 6.97(1H,s), 7.00(1H,d,J=8.2Hz), 7.46(2H,s), 8.64(1H,s);
MS(ESI):717.95[M+H]
+, 715.95[M−H]
−【0254】
実施例23
【化50】
【0255】
実施例23(1)
S−(2−(N−(tert−ブトキシカルボニル)−2−(2−クロロ−4,5−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−オキソアセタミド)エチル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート(12.3g, 16.0mmol)およびベンズヒドリル(3S,5R,6R)−7−オキソ−6−(2−フェニルアセタミド)−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−カルボキシラート 4−オキシド(7.8g, 16.0mmol)を用い、実施例1(1)と同様にして、目的物(14.5g)を白色固体として得た。
【0256】
実施例23(2)
実施例23(1)で得られた化合物(14.5g, 13.2mmol)を用い、実施例1(2)と同様にして、目的物(10.0g)を白色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値: 1.29(9H,s), 2.60-2.70(1H,m), 2.80-3.01(3H,m), 3.24(1H,d,J=12.0Hz), 3.48-3.52(2H,m), 3.80(3H,s), 3.82(3H,s), 4.56(1H,d,J=13.2Hz), 5.10(2H,s), 5.13(2H,s), 5.45(1H,d,J=4.0Hz), 5.67(1H,dd,J=9.2,4.0Hz), 6.80(1H,s), 6.85-6.95(7H,m), 7.17-7.43(17H,m), 7.65-7.70(2H,m)
【0257】
実施例23(3)
実施例23(2)で得られた化合物(10.0g, 9.2mmol)を用い、実施例1(3)と同様にして、ベンズヒドリル(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((2−(N−(tert−ブトキシカルボニル)−2−(2−クロロ−4,5−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−オキソアセタミド)エチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボキシラート(5.0g)を黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値: 1.28(9H,s), 1.34(6H,s), 1.39(9H,s), 2.64-3.06(4H,m), 3.34(1H,d,J=12.4Hz), 3.80(3H,s), 3.81(3H,s), 4.83(1H,d,J=12.8Hz), 5.10(2H,s), 5.12(2H,s), 5.56(1H,dd,J=7.0,4.2Hz), 5.88(1H,dd,J=8.2,4.2Hz), 6.79-6.99(7H,m), 7.22-7.43(15H,m), 7.58-7.70(3H,m)
【0258】
実施例23(4)
実施例23(3)で得られた化合物(1.5g, 1.2mmol)を用い、実施例1(4)と同様にして、(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2―アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2−カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((2−(2−(2−クロロ−4,5−ジヒドロキシフェニル)−2−オキソアセタミド)エチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボン酸(115mg)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, D
2O)δ値: 1.38(3H,s), 1.41(3H,s), 2.99(2H,t,J=6.2Hz), 3.22(1H,dd,J=12.4,1.2Hz), 3.46-3.56(1H,m), 3.56-3.68(1H,m), 4.34(1H,d,J=12.8Hz), 5.50(1H,d,J=4.0Hz), 5.67(1H,d,J=3.2Hz), 6.92(1H,s), 6.97(1H,s), 7.26(1H,s);
MS(ESI):716.95[M+H]
+, 714.95[M-H]
-【0259】
実施例24
【化51】
【0260】
実施例23で得られた化合物(40mg, 55.8μmol)を用い、実施例12と同様にして、(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2−カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((2−((Z)−2−(2−カルバモイルヒドラジニリデン)−2−(2−クロロ−4,5−ジヒドロキシフェニル)アセタミド)エチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−カルボン酸(9mg)を白色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, D
2O)δ値: 1.40(3H,s), 1.44(3H,s), 2.84-3.13(2H,m,), 3.19(1H,d,J=12.4Hz), 3.33-3.52(1H,m), 3.52-3.65(1H,m), 4.22-4.35(1H,m), 5.42-5.53(1H,m), 5.63-5.70(1H,m), 6.71(1H,s), 6.91(1H,s), 7.02(1H,s);
MS(ESI):773.95[M+H]
+, 771.95[M-H]
-【0261】
実施例25
【化52】
【0262】
実施例25(1)
S−(2− (2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)−N−メチルベンズアミド)エチル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート(2.54g, 3.87mmol)およびベンズヒドリル(3S,5R,6R)−7−オキソ−6−(2−フェニルアセタミド)−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−カルボキシラート 4−オキシド(1.80g, 3.68mmol)を用い、実施例1(1)と同様にして、目的物(3.39g)を白色固体として得た。
【0263】
実施例25(2)
実施例25(1)で得られた化合物(3.39g, 3.43mmol)を用い、実施例1(2)と同様にして、目的物(1.70g)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値: 2.66(3H,s), 2.78-2.91(2H,m), 3.26(1H,d,J=12.8Hz), 3.41-3.56(2H,m), 3.79(3H,s), 3.82(3H,s), 4.59(1H,d,J=12.8Hz), 4.85-5.12(4H,m), 5.43(1H,d,J=4.0Hz), 5.66(1H,dd,J=8.8,4.0Hz), 6.20-6.38(2H,m), 6.65-7.00(7H,m), 7.11-7.47(19H,m)
【0264】
実施例25(3)
実施例25(2)で得られた化合物(623mg, 641μmol)を用い、実施例1(3)と同様にして、ベンズヒドリル(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)−N−メチルベンズアミド)エチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボキシラート(370mg)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値: 1.35(9H,s), 1.52(3H,s), 1.53(3H,s), 2.65(3H,s), 2.79-3.21(4H,m), 3.36(1H,d,J=12.8Hz), 3.87-3.96(6H,m), 4.58(1H,d,J=12.8Hz), 4.90-5.10(4H,m), 5.35-5.56(1H,m), 5.78-5.90(1H,m), 6.07(2H,s), 6.79-6.96(10H,m), 7.24-7.40(13H,m)
【0265】
実施例25(4)
実施例25(3)で得られた化合物(370mg, 317μmol)を用い、実施例1(4)と同様にして、(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2―アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2−カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((2−(2−クロロ−3,4−ジヒドロキシ−N−メチルベンズアミド)エチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボン酸(58mg)を白色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, D
2O)δ値: 1.47(3H,s), 1.50(3H,s), 2.81-3.18(6H,m), 3.29-3.89(2H,m), 4.25-4.47(1H,m), 5.25-5.78(2H,m), 6.79-7.05(3H,m);
MS(ESI):703.05[M+H]
+, 701.00[M-H]
-【0266】
実施例26
【化53】
【0267】
実施例26(1)
ベンズヒドリル(3S,5R,6R)−7−オキソ−6−(2−フェニルアセタミド)−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−カルボキシラート 4−オキシド(450mg, 921μmol)とジ−tert−ブチル (Z)−2−(2((tert−ブトキシカルボニル)(2−(トシルチオ)エチル)アミノ)−1−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−オキソエチリデン)ヒドラジン−1,1−ジカルボキシラート(983mg, 998μmol)を用い、実施例8(1)と同様にして、目的物(1.12g)を無色油状物として得た。
【0268】
実施例26(2)
実施例26(1)で得られた化合物(1.12g, 852μmol)を用い、実施例8(2)と同様にして、目的物(864mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値: 1.30(9H,s), 1.48(18H,s), 2.81-2.97(2H,m), 3.26(1H,d,J=13.2Hz), 3.44-3.50(2H,m), 3.78(3H,s), 3.84(3H,s), 4.56(1H,d,J=13.2Hz), 4.91(2H,s), 5.11(2H,s), 5.48(1H,d,J=4.0Hz), 5.65(1H,dd,J=9.2,4.0Hz), 6.39(1H,d,J=9.2Hz), 6.77-6.84(3H,m), 6.89-7.00(4H,m), 7.15-7.43(20H,m), 8.09(1H,d,J=9.2Hz)
【0269】
実施例26(3)
実施例26(2)で得られた化合物(780mg, 600μmol)を用い、実施例8(3)と同様にして、ジ−tert−ブチル (Z)−2−(2−((2−(((3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((ベンズヒドリルオキシ)カルボニル)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−イル)チオ)エチル)(tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−1−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)−2−オキソエチリデン)ヒドラジン−1,1−ジカルボキシラート(317mg)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値: 1.30(9H,s), 1.35(9H,s), 1.49(18H,s), 1.51(3H,s), 1.52(3H,s), 2.83-2.97(2H,m), 3.35(1H,d,J=12.8Hz), 3.75-3.86(8H,m), 4.58(1H,d,J=12.8Hz), 4.91(2H,s), 5.11(2H,s), 5.58(1H,d,J=4.0Hz), 5.85(1H,dd,J=9.2,4.0Hz), 6.24(2H,s), 6.77-7.02(8H,m), 7.21-7.53(14H,m), 8.07(1H,d,J=9.2Hz)
【0270】
実施例26(4)
実施例26(3)で得られた化合物(317mg, 0.21mmol)を用い、実施例8(4)と同様にして、(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2−カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((2−((Z)−2−(2−クロロ−3,4−ジヒドロキシフェニル)−2−ヒドラジニリデンアセタミド)エチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボン酸(70mg)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, D
2O)δ値: 1.48(3H,s), 1.50(3H,s), 2.88-3.05(2H,m), 3.18-3.31(1H,m), 3.43-3.66(2H,m), 4.30-4.40(1H,m), 5.31-5.57(1H,m), 5.72-5.78(1H,m), 6.67-7.03(3H,m);
MS(ESI):731.05[M+H]
+, 729.10[M-H]
-【0271】
実施例27
【化54】
【0272】
実施例27(1)
(S)−S−((4−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)ベンゾイル)モルホリン−3−イル)メチル) 4−メチルベンゼンスルホノチオエート(7.24g, 10.4mmol)およびベンズヒドリル(3S,5R,6R)−7−オキソ−6−(2−フェニルアセタミド)−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−カルボキシラート 4−オキシド(4.83g, 9.88mmol)を用い、実施例1(1)と同様にして、目的物(9.85g)を白色固体として得た。
【0273】
実施例27(2)
実施例27(1)で得られた化合物(9.85g, 9.56mmol)を用い、実施例1(2)と同様にして、目的物(5.15g)を黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値: 2.64-2.76(1H,m), 2.84-3.36(4H,m), 3.38-3.74(5H,m), 3.74-3.94(7H,m), 4.34-4.70(2H,m), 4.92-5.12(4H,m), 5.26-5.49(1H,m), 5.60-5.70(1H,m), 6.26-6.43(1H,m), 6.70-7.00(8H,m), 7.16-7.46(18H,m)
【0274】
実施例27(3)
実施例27(2)で得られた化合物(800mg, 788μmol)を用い、実施例1(3)と同様にして、ベンズヒドリル(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((((S)−4−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)ベンゾイル)モルホリン−3−イル)メチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボキシラート(404mg)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値: 1.35(9H,s), 1.51-1.54(6H,m), 2.66-2.74(1H,m), 2.83-3.34(4H,m), 3.37-3.70(4H,m), 3.77-3.85(6H,m), 4.40[4.49](1H,d,J=13.0Hz), 4.56-4.71(1H,m), 4.92-5.15(4H,m), 5.31-5.58(1H,m), 5.80[5.85](1H,dd,J=8.6,3.8Hz), 6.18-6.33(2H,m), 6.71-7.04(10H,m), 7.22-7.41(12H,m), 7.56[7.61](1H,d,J=8.6Hz)
【0275】
実施例27(4)
実施例27(3)で得られた化合物(404mg, 334μmol)を用い、実施例1(4)と同様にして、(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2−カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((((S)−4−(2−クロロ−3,4−ジヒドロキシベンゾイル)モルホリン−3−イル)メチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボン酸(102mg)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, D
2O)δ値: 1.45-1.52(6H,m), 3.00-4.40(11H,m), 5.43-5.58(1H,m), 5.69-5.77 (1H,m), 6.82-7.06(3H,m);
MS(ESI):745.05[M+H]
+, 743.10[M-H]
-【0276】
実施例28
【化55】
【0277】
実施例28(1)
S−(2−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)エチル)4−メチルベンゼンスルホノチオエート(10.6g, 22.5mmol)にベンズヒドリル(3S,5R,6R)−7−オキソ−6−(2−フェニルアセタミド)−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−カルボキシラート 4−オキシド(9.18g, 18.8mmol)およびジクロロメタン(70mL)を加え、氷冷下撹拌した。同一温度で反応混合物にDBU(2.86g, 18.8mmol)のジクロロメタン(20mL)溶液を滴下した。反応混合物を同一温度で40分間撹拌した。次いで、反応混合物をクロロホルム(100mL)、水(100mL)および1mol/L塩酸(10mL)の混合物中へ添加した。反応混合物の有機層を分取し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=30:70]で精製し、目的物(14.4g)を白色泡状物質として得た。
【0278】
実施例28(2)
実施例28(1)で得られた化合物(2.41g, 3.0mmol)に酢酸エチル(3mL)およびNMP(15mL)を加え、撹拌した。反応混合物を−20℃に冷却し、同一温度で三臭化リン(6.50g, 24.0mmol)の酢酸エチル(2mL)溶液を反応混合物へ滴下した。反応混合物を−20℃から−5℃の間で3時間撹拌した。次いで反応混合物を氷冷した炭酸水素カリウム水溶液(炭酸水素カリウム9.01g/水40mL)へ添加した。反応混合物に酢酸エチル(50mL)を加え、有機層を分取した。有機層を水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=50:50]で精製し、目的物(1.63g)を白色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値: 1.04(9H,s), 2.68-2.80(2H,m), 3.13(1H,dd,J=12.8,0.8Hz), 3.50(2H,d,J=3.6Hz), 3.70(2H,t,J=6.4Hz), 4.50(1H,d,J=13.2Hz), 5.31(1H,d,J=4.0Hz), 5.63(1H,dd,J=9.2,4.0Hz), 6.37(1H,d,J=9.2Hz), 6.75(1H,s), 7.16-7.46(20H,m), 7.59-7.66(5H,m)
【0279】
実施例28(3)
実施例28(2)で得られた化合物(6.40g, 8.13mmol)にジクロロメタン(64mL)を加え、−30℃に冷却した。同一温度で反応混合物にN,N−ジメチルアニリン(3.45g, 28.5mmol)および五塩化リン(2.54g, 12.2mmol)を順次加え、−30℃以下で40分間撹拌した。次いで、反応混合物を氷冷したメタノール(32mL)中へ加え、15分間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(300mL)および炭酸水素ナトリウム水溶液(炭酸水素ナトリウム8.88g/水150mL)を加え、有機層を分取した。有機層を水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥し、固形物をろ過した。ろ液に(Z)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)−2−(2−tert−ブトキシカルボニル)アミノ)チアゾール−4−イル)酢酸(3.84g, 8.94mmol)、HATU(3.40g, 8.94mmol)、2,6−ルチジン(1.92g, 17.9mmol)およびDMF(64mL)を加えた。反応混合物を減圧下室温で溶液になるまで撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(300mL)および水(200mL)を加え、有機層を分取した。有機層に水(200mL)および飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、pH=7.1に調整した。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥した後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=30:70]で精製し、ベンズヒドリル(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)−2−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)チアゾール−4−イル)アセタミド)−3−((2−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)エチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボキシラート(2.79g)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値: 1.03(6H,s), 1.04(6H,s), 1.34(9H,s), 1.52(9H,s), 2.54-2.85(2H,m), 3.28(1H,ddd,J=12.7,6.4,1.0Hz), 3.55(1H,t,J=6.0Hz), 3.68(1H,t,J=6.2Hz), 4.51(1H,t,J=13.2Hz), 5.36-5.46(1H,m), 5.87(1H,dt,J=9.0,4.0Hz), 6.78(1H,d,J=10.8Hz), 7.18-7.45(18H,m), 7.56-7.65(6H,m), 7.84(1H,d,J=8.8Hz), 8.16(1H,s)
【0280】
実施例28(4)
実施例28(3)で得られた化合物(2.56g, 2.37mmol)にTHF(14.2mL)を加え、氷冷下6時間撹拌した。同一温度で反応混合物に酢酸(1.42g, 23.7mmol)および1mol/LテトラブチルアンモニウムフルオリドTHF溶液(14.2mL, 14.2mmol)を加えた。同一温度で反応混合物を6時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(60mL)および水(60mL)を加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてpH=6.5に調整した。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;酢酸エチル:ヘキサン=50:50]で精製し、ベンズヒドリル(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)−2−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)チアゾール−4−イル)アセタミド)−3−((2−ヒドロキシエチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボキシラート(1.44g)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl
3)δ値: 1.35(9H,s,), 1.53(9H,s), 1.54(3H,s), 1.55(3H,s), 2.55-2.90(2H,m), 3.29-3.38(1H,m), 3.49-3.63(2H,m), 4.56(1H,dd,J=12.8,6.8Hz), 5.51(1H,dd,J=6.0,4.0Hz), 5.87(1H,dd,J=8.6,3.0Hz), 6.82(1H,s), 7.24-7.42(12H,m), 7.87-7.92(1H,m), 8.33(1H,s)
【0281】
実施例28(5)
実施例28(4)で得られた化合物(300mg, 356μmol)に酢酸エチル(3.6mL)を加え、氷冷下撹拌した。同一温度で反応混合物に炭酸水素ナトリウム(150mg, 1.78mmol)およびデス−マーチンペルヨージナン(302mg, 713μmol)を順次加えた。同一温度で反応混合物を2時間30分撹拌した。反応混合物に酢酸エチル、水および1mol/Lチオ硫酸ナトリウム水溶液を順次加え、有機層を分取した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣にジクロロメタン(3.6mL)および2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)ベンゾヒドラジド(158mg, 356μmol)を加え、氷冷下1時間撹拌した。同一温度で反応混合物にp−トルエンスルホン酸一水和物(95mg, 499μmol)およびボラン・2−ピコリン錯体(56mg, 445μmol)を順次加え、1時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチルおよび水を加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてpH=5.5に調整した。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥後、溶媒を減圧下留去し、ベンズヒドリル(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(((1−(tert−ブトキシ)−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)−2−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)チアゾール−4−イル)アセタミド)−3−((2−(2−(2−クロロ−3,4−ビス((4−メトキシベンジル)オキシ)ベンゾイル)ヒドラジエニル)エチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボキシラートを淡黄色油状物として得た。
【0282】
実施例28(6)
実施例28(5)で得られた淡黄色油状物にジクロロメタン(7mL)を加え、−20℃に冷却した。同一温度で反応混合物にアニソール(1.6mL)および塩化アルミニウム(480mg, 3.6mmol)を順次加えた。同一温度で反応混合物を30分間撹拌した。同一温度で反応混合物に塩化アルミニウム(240mg, 1.8mmol)を加えた。同一温度で反応混合物を1時間撹拌した。反応混合物をアセトニトリル(20mL)、水(20mL)およびクエン酸三ナトリウム二水和物(2.4g, 8.1mmol)の混合物中へ添加し、アセトニトリル(1mL)および水(1mL)で順次洗浄した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えpH=5.2に調整した後、水層を分取した。水層を減圧下濃縮し、残渣を中圧逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;水:アセトニトリル=100:0→80:20]で2回精製した。目的物を含む溶離液を凍結乾燥し、(3R,5R,6R)−6−((Z)−2−(2―アミノチアゾール−4−イル)−2−(((2―カルボキシプロパン−2−イル)オキシ)イミノ)アセタミド)−3−((2−(2−(2−クロロ−3,4−ジヒドロキシベンゾイル)ヒドラジエニル)エチル)チオ)−7−オキソ−4−チア−1−アザビシクロ[3.2.0]へプタン−3−カルボン酸(14mg)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz, D
2O)δ値:1.44(3H,s), 1.46(3H,s), 3.01(2H,t, J=7.2Hz), 3.22(2H,dt,J=6.9,2.6Hz), 3.31(1H,dd,J=12.4,1.2Hz), 4.41(1H,d,J=12.4Hz), 5.56(1H,d,J=3.6Hz), 5.72(1H,d,J=4.0Hz), 6.89(1H,d,J=8.0Hz), 6.98(1H,s), 7.00(1H,d,J=8.4Hz);
MS(ESI):704.05[M+H]
+, 702.05[M-H]
-【0283】
試験例1 抗菌活性評価試験(MIC)
最小発育阻止濃度(MIC)測定は、CLSI(クリニカル アンド ラボラトリー スタンダーズ インスティチュート)標準法に準じ、下記に示す微量液体希釈法を用いた。
細菌として、緑膿菌ATCC27853株、緑膿菌AmpC脱抑制変異S−3028株、緑膿菌IMP−1産生S−2838株を用いた。
上記の細菌においてAmpC脱抑制変異S−3028株は、染色体上のクラスCラクタマーゼAmpCの過剰発現によりセファロスポリン含む抗菌薬に耐性を示し、IMP-1産生株はクラスBラクタマーゼIMP-1の発現によりカルバペネムを含む抗菌薬に耐性を示す。
緑膿菌AmpC産生S−3028株または緑膿菌IMP−1産生S−2838株をミューラーヒントン寒天培地で一晩培養した被検菌体を作製した。得られた被検菌体を掻き取り、マクファーランド0.5相当に懸濁し、これを10倍に希釈して接種菌液とした。接種菌液0.0005mLを、試験化合物を含むカチオン調整ミューラーヒントン培地に接種し、35℃で16-20時間培養した。菌の発育が肉眼的に認められない最小の薬剤濃度をMICとした。
緑膿菌ATCC27853株のMICの測定は、終濃度としてアポトランスフェリン20μMを添加したカチオン調整ミューラーヒントン培地を用い、上記と同様に実施した。
結果を表1および表2に示す。
【0284】
【表1】
【0285】
【表2】