技術分野
薄膜パターンの焼成方法及びマイクロ波焼成装置
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
しかし、特許文献1に記載された電子デバイスの製造方法では、熱変換材料を熱反応させる目的でマイクロ波照射により導体パターンを発熱させ、間接的な加熱を行うものであり、その効率的に発熱する電極パターンが提案されている。しかし、導電性パターンそのものを焼結する方法ではない。また、特許文献1記載の技術では、マルチモードのマイクロ波を照射しており、スパークに対する考慮が施されておらず、トランジスタのような微小領域のパターンにしか適応できないという制約がある。
また、特許文献2に記載されたマイクロ波加熱装置によるマイクロ波のパルス照射では、加熱の到達温度に制約がある。そのため、到達温度を高めるためにマイクロ波のパルス幅を大きくすると、スパークの問題が生じる。また電界による加熱であるため、スパークを根本的に抑えることは不可能である。
さらに特許文献3に記載された技術では、パターンを電界内の電気力線の方向から30度以内に傾けた略平行の場を利用することによりスパークを抑える方法が提案されている。しかし、パターンを焼結温度まで加熱する方法として電気力線の影響によるスパークの発生を十分に抑えることができない。
すなわち、特許文献1〜3記載の技術では、パターンは必ず電界中の電気力線強度の強い場を通過するため、導電パターンの効率的、安定的、かつ均一な加熱を所望の高いレベルで実現することは難しい。
本発明は、薄膜パターンを、スパークを発生させずに、効率良く、均一に、高い再現性で加熱、焼成する薄膜パターンの焼成方法及びマイクロ波焼成装置を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明者らは、課題に鑑み鋭意検討を重ねた結果、磁場と電場とを発生する円筒型の空胴共振器を用い、薄膜パターンを電場が存在せず磁場が存在する磁場領域に通すこと、その際、薄膜パターンの形状と磁場の振動方向とを特定の関係とすることにより、スパークを発生させずに効率的に、均一に、かつ安定的に薄膜パターンを加熱、焼成できることを見出した。
本発明はこれらの知見に基づきさらに検討を重ね、完成される・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明のマイクロ波焼成装置は、スパークを発生させずに、薄膜パターンを、効率良く、均一に再現性高く加熱焼成することができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 本発明の薄膜パターンの焼成装置の好ましい全体構成の一例を模式的に示したブロック図である。
【図2】 図1に示した第2群装置のマイクロ波焼成装置の好ましい一実施形態の構成を模式的に示した図面であり、空胴共振器を概略断面図で示した図面である。
【図3】 (A)〜(F)は、薄膜パターン及び長方形パターンの一例を示した平面図である。
【図4】 (G)〜(H)は、薄膜パターン及び長方形パターンの一例を示した平面図である。
【図5】 磁場領域の磁場の振動方向に対する薄膜パターンの長軸の方向と、薄膜パターンのパターンサイズを変えて焼成した結果を、それぞれの薄膜パターンの体積抵抗率と到達温度との関係にて示したグラフである。
【図6】 磁場領域の磁場の振動方向に対する薄膜パターンの長軸の方向を90度にして、薄膜パターンの到達温度と薄膜パターンの長軸方向の長さとの関係を示したグラフである。
1 薄膜パターンの焼成装置
2 前段の装置(第1群装置)
3 マイクロ波焼成装置(第2群装置)
4 後段の装置(第3群装置)
6 シート
7 薄膜パターン
10 マイクロ波焼成装置
11 空胴共振器
12 入口
13 出口
14 マイクロ波供給口
15 窓
21 マイクロ波発生器
22 マイクロ波増幅器
23 アイソレータ
24 整合器
25 アンテナ
26 ケーブル
31 搬送機構
31A 供給側搬送部
31B 送り出し側搬送部
41 熱画像計測装置
42、45、46、47 ケーブル
43 制御器
44 電磁波センサ
C 空胴中心軸(中心軸)
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