(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ウエストバンドの後端縁は、前記ファスニングテープから前記幅方向に延びるテープ配置領域よりも後側に位置するウエスト開口領域において、前記ウエスト開口領域の前後方向の中心よりも後側に配置されている、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】
図1は、実施の形態に係る使い捨ておむつを肌対向面側から見た模式平面図である。
【
図2】
図2は、
図1に示す2A−2A線に沿った模式断面図である。
【
図3】
図3は、
図1に示す3A−3A線に沿った模式断面図である。
【
図4】
図4は、伸長状態における
図1に示す4A−4A線に沿った模式断面図である。
【
図5】
図5は、自然状態における
図1に示す4A−4A線に沿った模式断面図である。
【
図6】
図6は、
図5を基準とした断面における着用状態を模式的に示した図である。
【0008】
(1)実施形態の概要
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
一態様に係る使い捨ておむつは、互いに直交する前後方向及び幅方向と、前胴回り域、後胴回り域、及び前記前胴回り域及び前記後胴回り域との間に配置された股下域と、吸収コアと、前記吸収コアよりも肌対向面側に位置する肌面側シートと、前記後胴回り域において前記肌面側シートの肌対向面側に配置されたウエストバンドと、前記後胴回り域において配置されたファスニングテープと、を有する使い捨ておむつであって、前記ウエストバンドにおいて最も前記肌面側シート側に位置する対向部には、前記肌面側シートに接合された接合領域と、前記接合領域から前側に延出し、前記肌面側シートに接合されていない非接合領域と、が設けられており、前記ウエストバンドの前記非接合領域と前記肌面側シートとによって挟まれた空間によって、前側に向かって開口するポケットを形成しており、前記ウエストバンドの後端縁は、前記ファスニングテープの係止部から前記幅方向に延びる係止配置領域よりも後側に位置するウエスト領域において、前記ウエスト領域の前後方向の中心よりも後側に配置されている。
【0009】
本態様によれば、ウエストバンドの後端縁は、ウエスト領域の前後方向の中心よりも後側に配置されているため、ウエスト領域の剛性を確保し易い。ウエスト領域がめくれる等の不具合を抑制し、後漏れを抑制することができる。また、ウエストバンドの対向部の非接合領域と肌面側シートとによって挟まれた空間によって、前側に向かって開口するポケットを形成している。非接合領域よりもウエスト開口側には、接合領域が設けられている。よって、製造誤差などによって、ウエストバンドの一部(例えば、後端縁)が誤って切断されても、非接合領域が接合領域よりも前側に設けられているため、ポケットとしての機能を維持し易い。よって、ウエストバンドによるポケットを適切に形成でき、後漏れの発生を抑制することができる。
【0010】
好ましい一態様によれば、前記ウエストバンドの後端縁は、前記ファスニングテープから前記幅方向に延びるテープ配置領域よりも後側に位置するウエスト開口領域において、前記ウエスト開口領域の前後方向の中心よりも後側に配置されてよい。
【0011】
本態様によれば、ウエスト開口領域の前後方向における半分以上の長さに亘って剛性を高め、ウエスト開口領域の剛性を確保し易くなる。ウエスト開口領域がめくれる等の不具合を抑制し、後漏れを抑制することができる。
【0012】
好ましい一態様によれば、ウエストバンドは、前記非接合領域の前端縁において幅方向に延びる折り目を基点に前記肌面側シートから離れる側に折り畳まれた折り返し部を有してよい。
【0013】
本態様によれば、折り返し部は、肌面側シートから離れる側に折り畳まれており、身体に接する領域となる。身体に接する折り返し部が設けられていることにより、ポケットによる収容空間をより確保し易くなる。
【0014】
好ましい一態様によれば、前記非接合領域は、前記接合領域の前端縁から前記折り目まで設けられており、前記折り返し部の前記前後方向の長さは、前記非接合領域の前後方向の長さよりも長くてよい。
【0015】
本態様によれば、身体に接する折り返し部の前後方向の長さが、ポケットの収容空間を構成する非接合領域の長さよりも長い。ウエストバンドが身体に接する面積を広く確保し、ウエストバンドの形状の安定性を向上できる。
【0016】
好ましい一態様によれば、折り返し部の後端縁は、前記係止配置領域よりも後側に位置してよい。
【0017】
本態様によれば、係止配置領域は、着用された状態で身体に密着し易い。当該身体に密着する係止配置領域よりもウエスト開口側に折り返し部が配置される。使用者は、ポケットがよりウエスト開口側に配置されることを把握でき、後漏れに対する安心感を得ることができる。
【0018】
好ましい一態様によれば、折り返し部の後端縁は、前記接合領域の後端縁よりも前側に位置してよい。
【0019】
本態様によれば、折り返し部の後端縁が接合領域の後端縁よりも前側に位置するため、製造時に折り返し部がずれた場合であっても、意図せずに折り返し部が切断されることを抑制できる。
【0020】
好ましい一態様によれば、折り返し部の収縮力は、前記非接合領域の収縮力よりも高くてよい。
【0021】
本態様によれば、折り返し部の伸縮応力が比較的高いため、ウエストバンドの身体に対する密着性を確保できる。また、非接合領域が設けられた領域の応力が比較的低いため、非接合領域の応力が高いことによってポケットが身体から浮き上がりすぎる不具合を抑制し、身体とポケットの隙間が発生することを抑制できる。
【0022】
好ましい一態様によれば、前記非接合領域の後端縁は、前記係止配置領域の前後方向の中心よりも後側に位置してよい。
【0023】
本態様によれば、非接合領域の後端縁は、対向部の非接合領域と肌面側シートとによって挟まれたポケットの後端縁を構成する。非接合領域の前後方向の長さを確保し、非接合領域によるポケットの収容空間を広く設けることができる。
【0024】
好ましい一態様によれば、接合領域の前端縁は、前記係止配置領域の後端縁よりも前側に位置してよい。
【0025】
本態様によれば、接合領域の前後方向の長さを確保し、ウエストバンドが配置されている領域の剛性を高め、当該ウエスト領域の剛性を高めることができる。よって、ウエスト領域がめくれる等の不具合を抑制し、後漏れをより抑制できる。
【0026】
好ましい一態様によれば、接合領域の後端縁は、前記使い捨ておむつの後端縁に到達してよい。
【0027】
本態様によれば、使い捨ておむつの後端縁の剛性を高めることができ、ウエスト領域の剛性をより確保し易い。ウエスト開口領域がめくれる等の不具合を抑制し、後漏れを抑制することができる。
【0028】
(2)使い捨ておむつの全体概略構成
以下、図面を参照して、実施形態に係る使い捨ておむつについて説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法等は、以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。
【0029】
使い捨ておむつは、テープ型の使い捨ておむつである。
図1は、第1実施形態に係る使い捨ておむつ10の肌対向面側から見た模式平面図である。
図2は、
図1に示す使い捨ておむつの2A−2A断面に沿った模式断面図である。
図3は、
図1に示す使い捨ておむつの3A−3A断面に沿った模式断面図である。
図1から
図3は、伸長状態の使い捨ておむつを示している。なお、本発明における伸長状態とは、使い捨ておむつ10を皺が形成されない状態まで伸長させた状態である。また、本発明における自然状態とは、パッケージに収容されている使い捨ておむつ10にあっては、パッケージから使い捨ておむつ10を取り出し、20℃±2℃、相対湿度60%±5%RHの雰囲気下において24時間放置した状態である。
図4は、伸長状態における
図1に示す4A−4A線に沿った模式断面図である。
図5は、自然状態における
図1に示す4A−4A線に沿った模式断面図である
。図2から
図5に示す模式断面図では、説明の便宜上、各部材を厚さ方向Tにおいて離間して示しているが、実際の製品においては厚さ方向Tに接している。
図5に示す断面を基準とした着用状態を示す図である。
図6に示すBLは、着用者の身体のラインを示している。
【0030】
使い捨ておむつ10は、互いに直交する前後方向L及び幅方向Wを有する。前後方向Lは、身体前側と身体後側とに延びる方向によって規定される。言い換えると、前後方向Lは、展開された使い捨ておむつ10において前後に延びる方向である。また、使い捨ておむつ10は、前後方向Lと幅方向Wの両方の直交する厚さ方向Tを有する。厚さ方向Tは、着用者側に向かう肌対向面側T1と、肌対向面側と反対側の非肌対向面側T2と、に延びる。
【0031】
使い捨ておむつ10は、前胴回り域S1と、後胴回り域S2と、股下域S3と、を有する。前胴回り域S1は、着用者の前胴回り(腹部)に対向する領域である。後胴回り域S2は、着用者の後胴回り(背部)に対向する領域であり、装着時に身体(臀部)が載せられる領域を含む。股下域S3は、着用者の股下に位置し、前胴回り域S1と後胴回り域S2との間に配置された領域である。股下域S3は、着用者の脚回りに配置される脚回り開口部65が設けられた領域である。脚回り開口部65は、使い捨ておむつの外側縁から幅方向の内側に凹む部分である。
【0032】
使い捨ておむつ10は、吸収材料を含む吸収コア31を含む。吸収コア31は、粉砕パルプもしくは高吸収性ポリマー(SAP)、又はこれらの混合物等の吸収材料を含む。吸収コア31は、図示しないコアラップによって覆われてよい。吸収コア31とコアラップによって吸収体が構成されてよい。コアラップは、テッシュ又はSMS不織布によって構成され、吸収コア31の肌対向面側T1と吸収コア31の非肌対向面側T2に配置されてよい。
【0033】
図2及び
図3に示すように、使い捨ておむつ10は、吸収コア31よりも肌対向面側T1に位置する肌面側シート20を有する。肌面側シート20は、吸収コア31を覆い、かつ使い捨ておむつ10の全体に亘って配置されている。本実施形態の肌面側シート20は、表面シート21と一対のサイドシート22を含む。なお、コアラップを有する使い捨ておむつにあっては、肌面側シート20は、コアラップよりも肌対向面側T1に位置するシートである。表面シート21は、吸収コア31の幅方向Wの中心を跨いで配置されてよい。サイドシート22は、表面シート21の両外側部を覆うように配置されてよい。表面シート21及びサイドシート22は、例えば不織布や開孔プラスチックフィルムのような透液性シートによって構成されていてよい。
【0034】
サイドシート22の内側部は、折り返されて重なってよい。重なったサイドシート22間には、前後方向Lに伸縮する防漏弾性部材61が設けられてよい。防漏弾性部材61は、前後方向Lに伸縮する糸ゴムによって構成されてよい。サイドシート22は、防漏弾性部材61の収縮によって肌対向面側T1に起立する。サイドシート22及び防漏弾性部材61は、肌対向面側T1に起立する収縮部63を構成する。防漏ギャザー60は、収縮部63と、収縮部63よりも幅方向の外側において収縮部の起立支点となる防漏基端縁64と、を有する。防漏基端縁64は、収縮部63よりも幅方向の外側においてサイドシートと表面シートが接合された領域の内側縁である。収縮部63は、サイドシート22が表面シート21に接合されてなく、防漏弾性部材61によって収縮可能な部分であり、非伸長状態の防漏弾性部材61が配置された部分を含まない。収縮部63の前後方向の範囲を
図1に示す。
【0035】
ここで、本発明における外側部とは、幅方向Wにおける外側の縁を含む幅方向Wに一定の範囲を占める部分であり、外側縁とは、幅方向Wにおける外側の縁である。また、内側部とは、幅方向Wにおける内側の縁を含む幅方向Wに一定の範囲を占める部分であり、内側縁とは、幅方向Wにおける内側の縁である。
【0036】
使い捨ておむつ10は、吸収コア31よりも肌対向面側T1に位置する非肌面側シート25を有する。非肌面側シート25は、吸収コア31を覆い、かつ使い捨ておむつの全体に亘って配置されている。本実施形態の非肌面側シート25は、裏面シート23と外装シート24を含む。なお、コアラップを有する使い捨ておむつにあっては、非肌面側シート25は、コアラップよりも非肌対向面側T2に位置するシートである。裏面シート23は、液不透過性のシートであり、ポリエチレンシート、ポリプロピレン等を主体としたラミネート不織布、通気性の樹脂フィルム、スパンボンド、又はスパンレース等の不織布に通気性の樹脂フィルムが接合されたシートなどを用いることができる。外装シート24は、裏面シート23の非肌対向面側T2に設けられてよい。外装シート24は、液透過性の不織布によって構成されてよい。裏面シート23の幅方向Wの長さは、外装シート24の幅方向Wの長さよりも短く、裏面シート23の前後方向Lの長さは、外装シート24の前後方向Lの長さよりも短くてよい。
【0037】
後胴回り域S2には、ファスニングテープ90が設けられている。ファスニングテープ90は、ベース部92と係止部93を有する。ベース部92の少なくとも一部は、肌面側シート20と非肌面側シート25の間に接合され、かつ肌面側シート20と非肌面側シート25から幅方向Wの外側に延出する。係止部93は、ベース部92上に設けられ、ターゲット部95(
図1参照)に着脱可能に止着される。ファスニングテープ90は、後胴回り域S2において幅方向Wに沿って延び、ターゲット部95に止着されることにより、使い捨ておむつ10を着用者の身体に保持する。ターゲット部95は、前胴回り域S1に配置されており、ファスニングテープ90がそれぞれ止着するように構成されている。
【0038】
使い捨ておむつ10は、後胴回り域S2において肌面側シート20の肌対向面側T1に配置されたウエストバンド80を有する。ウエストバンド80は、着用時に肌面側シート20から浮き上がり、前側に向かって開口するポケットを形成する。当該ポケットによってウエスト開口66側に移動する排泄物を収容する。ウエストバンド80の構成については、後述にて詳細に説明する。ウエスト開口66は、使い捨ておむつの後端縁10Rと前端縁10Fによって構成され、ファスニングテープ90がターゲット部95に止着した状態で腰回りを囲む部分である。
【0039】
使い捨ておむつ10は、ファスニングテープ90から幅方向に延びるテープ配置領域R11、テープ配置領域R11よりも後側に位置するウエスト開口領域R12、ファスニングテープの係止部93から幅方向に延びる係止配置領域R13、及び係止配置領域R13よりも後側に位置するウエスト領域R14を有する。各領域R11〜R14の前後方向Lの範囲を
図1に示す。テープ配置領域R11は、前後方向Lにおいて、ファスニングテープの前端縁90Fと後端縁90Rの間の領域である。よって、テープ配置領域R11の前端縁は、ファスニングテープ90の前端縁90Fに一致し、テープ配置領域R11の後端縁は、ファスニングテープ90の後端縁90Rに一致する。ウエスト開口領域R12は、前後方向Lにおいて、ファスニングテープ90の後端縁90Rと使い捨ておむつ10の後端縁10Rの間の領域である。よって、ウエスト開口領域R12の前端縁は、ファスニングテープの後端縁90Rに一致し、ウエスト開口領域R12の後端縁は、使い捨ておむつ10の後端縁10Rに一致する。係止配置領域R13は、前後方向Lにおいて、係止部93の前端縁93Fと後端縁93Rの間の領域である。よって、係止配置領域R13の前端縁は、係止部93の前端縁93Fに一致し、係止配置領域R13の後端縁は、係止部93の後端縁93Rに一致する。ウエスト領域R14は、前後方向Lにおいて、係止部93の後端縁93Rと使い捨ておむつ10の後端縁10Rの間の領域である。よって、ウエスト領域R14の前端縁は、係止部93の後端縁93Rに一致し、ウエスト領域R14の後端縁は、使い捨ておむつ10の後端縁10Rに一致する。
【0040】
サイドシート22と裏面シート23の間、又はサイドシート22と外装シート24の間には、前後方向Lに延びる脚回り弾性部材42が設けられてよい。脚回り弾性部材42は、前後方向Lに伸縮する帯状の伸縮シートによって構成されてよい。脚回り弾性部材42の収縮によって、着用時に使い捨ておむつ10が脚回りにフィットする。脚回り弾性部材42は、吸収コア31よりも幅方向Wの外側において、少なくとも股下域S3において脚回り開口部65に沿って配置されている。脚回り弾性部材42は、外装シート24とサイドシート22の間、及び裏面シート23とサイドシート22の間に配置されている。
【0041】
サイドシート22と裏面シート23の間、及びサイドシート22と外装シート24の間には、幅方向Wに延びる腰回り弾性部材45が設けられてよい。腰回り弾性部材45は、幅方向Wに伸縮する略矩形の伸縮シートによって構成されてよい。腰回り弾性部材45は、肌面側シート20と非肌面側シート25の間に接合されている。より詳細には、
図4に示すように、腰回り弾性部材45は、幅方向Wに伸長した状態で、吸収コア31と非肌面側シート25の間、又は肌面側シート20と非肌面側シート25の間に接合されている。腰回り弾性部材45の収縮によって、着用時に使い捨ておむつ10が腰回りにフィットする。腰回り弾性部材45は、少なくとも後胴回り域S2に配置されている。腰回り弾性部材45は、係止配置領域R13とウエスト領域R14に跨って配置されている。腰回り弾性部材45の後端縁45Rは、使い捨ておむつ10の後端縁10Rよりも前側かつテープ配置領域R11よりも後側に位置する。腰回り弾性部材45の前端縁45Fは、テープ配置領域R11よりも前側かつ吸収コア31の後端縁31Rよりも前側に位置する。腰回り弾性部材45は、肌面側シート20及び非肌面側シート25のいずれかと重なって配置されており、本発明の補強シートを構成する。補強シートは、肌面側シート20及び非肌面側シート25と別体のシートであり、肌面側シート20及び非肌面側シート25が配置された領域を補強する。
【0042】
(3)ウエストバンドの構成
次いで、ウエストバンド80の構成について詳細に説明する。
図5に示すように、ウエストバンド80は、複数のシートが積層されたシート層81と、シート層81に接合されたバンド弾性部材82と、を有する。本実施形態のウエストバンド80のシート層81は、第1不織布層811と、第2不織布層812と、第1不織布層811と第2不織布層812の間に配置されたフィルム層813と、を含む。第1不織布層811と第2不織布層812は、同一の不織布によって構成され、ウエストバンド80の折り返し部86の頂点において折り返されている。第1不織布層811は、ウエストバンド80において最も肌面側シート20側に位置している。
【0043】
バンド弾性部材82は、糸状又は帯状の弾性部材によって構成され、幅方向Wに伸長した状態で、シート層81に固定されている。本実施形態のバンド弾性部材82は、第1不織布層811とフィルム層813との間に固定されている。バンド弾性部材82は、前後方向Lに間隔を空けて複数配置されている。バンド弾性部材82は、後述する非接合部85と折り返し部86において、それぞれ複数配置されている。
【0044】
ウエストバンド80は、後胴回り域S2においてウエスト開口66の近傍に配置されてよい。ウエストバンド80の外側縁80Eは、吸収コア31の外側縁31Eよりも幅方向の外側に位置してよく、ファスニングテープ90の内側縁よりも幅方向の内側に位置してもよい。ウエストバンド80の前端縁80Fは、ファスニングテープ90の前端縁90Fよりも後側に位置してよい。使い捨ておむつ10は、前後方向Lにおけるファスニングテープ90の前端縁90Fとウエストバンド80の前端縁80Fとの間、かつ、幅方向Wにおけるファスニングテープの内側縁と吸収コア31の外側縁の間である離間領域R15を有する。離間領域R15は、吸収コア31に対する幅方向の両側にそれぞれ位置してよい。一方の離間領域R15と他方の離間領域R15は、幅方向Wに間隔を空けて配置されてよい。
図1において、離間領域R15に斜線を付して示す。
【0045】
ウエストバンド80は、肌面側シート20に対して起立可能に構成された起立部と、起立部の起立支点となる基端縁と、を有する。基端縁は、吸収コア31よりも幅方向の外側に位置する第1基端縁と、起立部よりもウエスト開口66側に位置する第2基端縁と、を有する。
【0046】
ウエストバンド80は、幅方向Wに伸縮可能に構成されている。ウエストバンド80は、バンド弾性部材82によって幅方向に伸縮するように構成されていてもよいし、シート層が伸縮性を有することによって幅方向に伸縮するように構成されていてもよい。ウエストバンド80は、少なくとも起立部が収縮可能に構成されていればよく、起立部、第1基端縁及び第2基端縁の全体が収縮可能に構成されていてもよい。
【0047】
ウエストバンド80は、ウエストバンド80において最も肌面側シート20側に位置する対向部83を有する。対向部83は、肌面側シート20に当接可能な部分であり、最も肌面側シート20側に位置するシート層81を含んだ部分であって、折り目を基点に折り返されていない部分によって構成されている。本実施形態の対向部83は、折り目FLに対して折り返されていない部分であり、折り目FLよりも肌対向面側かつ後側に位置する部分によって構成されている。
図4において、対向部83に斜線を付して示す。対向部83には、肌面側シート20に接合された接合部84と、接合部84から前側に延出し、肌面側シート20に接合されていない非接合部85と、が設けられている。
図4において、接合部84の前後方向の長さXと非接合部85の前後方向Lの長さYを示す。
【0048】
図5及び
図6に示すように、ウエストバンド80の非接合部85と肌面側シート20とによって挟まれた空間ASによって、前側に向かって開口するポケットを形成している。よって、非接合部85は、本発明の起立部を構成する。起立部の前端縁は、非接合部85の前端縁85Fであり、起立部の後端縁は、非接合部85の後端縁85Rである。非接合部85の前端縁85Fは、伸長状態において、吸収コア31の後端縁31Rよりも前側に位置してよい。接合部84は、非接合部85から後側に延びている。接合部84の前端縁84Fは、本発明の第2基端縁を構成する。接合部84は、第2基端縁から前後方向に延びている。接合部84の後端縁84Rは、ウエストバンド80の後端縁80Rまで延びてよく、使い捨ておむつ10の後端縁10Rに一致してもよい。接合部84の前端縁84Fは、ポケットの後端縁を構成する。接合部84の前端縁84Fは、伸長状態において、吸収コア31の後端縁31Rよりも後側に位置してよいし、吸収コア31の後端縁31Rと一致していてもよい。なお、本実施形態の使い捨ておむつ10は、接合部84の後端縁84R、対向部83の後端縁83R、ウエストバンドの後端縁80R及び使い捨ておむつ10の後端縁10Rは、前後方向Lにおける位置が一致している。
【0049】
なお、接合部84の後端縁84Rがウエストバンド80の後端縁80Rよりも前側に位置する構成にあっては、接合部84よりも後側に非接合部が設けられてよい。接合部84よりも後側に位置する非接合部は、前側に向かって開口してなくポケットを形成しない。そのため、後述する製造工程の誤差によって誤って切断されても、ポケットの形成に影響しない。また、接合部84よりも後側に位置する非接合部は、非接合部の後端縁において幅方向に延びる折り目を基点に、肌面側シート20から離れる側に折り畳まれていてもよい。
【0050】
ウエストバンド80は、起立部を構成する非接合部85よりも幅方向の外側において、肌面側シート20に接合されたサイド接合部87を有する。サイド接合部87の外側縁87Eは、ウエストバンド80の外側縁80Eの近傍に配置されてよく、ウエストバンド80の外側縁80Eに到達してよい。サイド接合部87の内側縁87Iは、吸収コア31の外側縁31Eよりも幅方向Wの外側に位置してよく、吸収コア31と幅方向Wにおいて離間している。サイド接合部87の内側縁87Iは、本発明の第1基端縁を構成する。
図1において、起立部を構成する非接合部85、サイド接合部87、及び接合部84に、異なる斜線を付して示す。
【0051】
非接合部85は、接合部84から前側に延びている。ウエストバンド80は、非接合部85の前端縁85Fにおいて幅方向Wに延びる折り目FLを基点に折り畳まれた折り返し部86を有してよい。非接合部85は、接合部84の前端縁84Fから折り目FLまで設けられている。非接合部85の前端縁85Fは、対向部83の前端縁83F及びウエストバンド80の前端縁80Fを構成し、折り目FLに一致する。非接合部85の前後方向Lの長さは、接合部84の前端縁84Fと折り目FLとの距離である。
図6に示すように、折り返し部86は、肌面側シート20から離れる側に折り畳まれており、身体に接する領域となる。身体に接する折り返し部86が設けられていることにより、ポケットによる収容空間をより確保し易くなる。なお、変形例に係るウエストバンド80は、折り返し部86を有していなくてもよい。
【0052】
折り返し部86は、非接合部85の前端縁85Fから後側に延びる。伸長状態において、折り返し部86の後端縁86Rは、対向部83の後端縁83Rと一致していてもよいし、対向部83の後端縁83Rよりも前側であってもよいし、対向部83の後端縁83Rよりも後側であってもよい。本実施形態では、折り返し部86の後端縁86Rと対向部83の後端縁83Rは、前後方向Lにおいて一致している。なお、折り返し部86の後端縁86Rが対向部83の後端縁83Rよりも前側に位置する構成にあっては、対向部83の後端縁83Rがウエストバンド80の後端縁80Rを構成する。折り返し部86の後端縁86Rが対向部83の後端縁83Rよりも後側に位置する構成にあっては、折り返し部86の後端縁86Rがウエストバンド80の後端縁80Rを構成する。
【0053】
図2及び
図3に示すように、折り返し部86の外側部は、ウエストバンドの折り返されていない部分(対向部83)に対して第2接合部88を介して接合されている。第2接合部88は、折り返し部86の幅方向の両側部に一対で設けられている。一対の第2接合部88の間の領域では、折り返し部86は、対向部83に対して着用者側に起立している。
【0054】
変形例に係るウエストバンドは、折り返し部86の後端縁86Rにおいて幅方向Wに延びる折り目を基点に、肌面側シート20から離れる側に折り畳まれていてもよい。折り返し部86が更に折り畳まれることにより、ウエストバンド80がより着用者側に起立し、ウエストバンド80が身体に対してより接しやすくなる。
【0055】
ウエストバンド80の前端縁80Fは、伸長状態において、テープ配置領域R11に位置してよいし、係止配置領域R13に位置してもよい。すなわち、ウエストバンド80の前端縁80Fは、ウエスト領域R14の前端縁よりも前側に位置してよいし、ウエスト開口領域R12の前端縁よりも前側に位置してよい。
【0056】
ウエストバンド80の後端縁80Rは、伸長状態において、ウエスト領域R14の前後方向の中心R14CLよりも後側に配置されている。ウエスト領域R14は、係止配置領域R13よりも後側に位置する。係止配置領域R13は、着用時に係止部93がターゲット部95に止着された状態で、使い捨ておむつ10を身体に対して保持する領域である。係止配置領域R13よりも後側に位置するウエスト領域R14には、ファスニングテープ90等によって着用者の胴回りに保持する力が掛かりにくく、ウエスト領域R14は、後胴回り域S2において比較的変形し易い領域である。ウエスト領域R14にウエストバンド80が配置されることにより、ウエスト領域R14の剛性を高めることができる。ウエストバンド80は、ウエスト領域R14の前後方向Lの長さの半分以上に配置されている。よって、ウエスト領域R14の前後方向Lにおける半分以上の長さに亘って剛性を高め、ウエスト領域R14の剛性を確保し易くなる。ウエスト領域R14がめくれる等の不具合を抑制し、後漏れを抑制することができる。
【0057】
また、ウエストバンド80のポケットは、対向部83の非接合部85と肌面側シート20とによって挟まれた収容空間ASによって形成されている。非接合部85よりもウエスト開口66側には、接合部84が設けられている。非接合部85が接合部84よりも前側に設けられているため、製造誤差などによりウエストバンド80の一部(例えば、ウエストバンド80の後端縁)が誤って切断されても、ポケットが切断され難い。よって、ポケットとしての機能を維持し易く、ウエストバンド80によるポケットを適切に形成でき、後漏れの発生を抑制することができる。
【0058】
ウエストバンド80の後端縁80Rは、伸長状態において、ウエスト開口領域R12の前後方向Lの中心R12CLよりも後側に配置されてよい。ウエスト開口領域R12は、テープ配置領域R11よりも後側に位置する。テープ配置領域R11は、着用時にファスニングテープ90がターゲット部95に止着された状態で、使い捨ておむつを身体に対して保持する領域である。テープ配置領域R11よりも後側に位置するウエスト開口領域R12には、着用者の胴回りに保持する力がより掛かり難く、ウエスト開口領域R12は、後胴回り域S2においてより変形し易い領域である。加えて、このように構成された使い捨ておむつを寝た状態の着用者に装着する際は、後胴回り域S2を着用者の身体と寝具等の間に差し込むことがある。このとき、ウエスト開口領域R12は、差し込む際の先端に位置しており、めくれたり、たくれたりし易い領域である。ウエスト開口領域R12にウエストバンド80が配置されることにより、ウエスト開口領域R12の剛性を高めることができる。ウエストバンド80は、ウエスト開口領域R12の前後方向Lの長さの半分以上に配置されている。よって、ウエスト開口領域R12の前後方向Lにおける半分以上の長さに亘って剛性を高め、ウエスト開口領域R12の剛性を確保し易くなる。ウエスト開口領域R12がめくれる等の不具合を抑制し、後漏れを抑制することができる。
【0059】
好適には、接合部84の後端縁84Rは、伸長状態において、ウエスト領域R14の前後方向の中心R14CLよりも後側に配置されてよい。接合部84は、肌面側シート20に接合された領域であり、ウエスト領域R14の剛性をより高めることができる。よって、ウエスト領域R14の剛性を高めて後漏れを抑制する効果をより得易くなる。より好適には、接合部84の後端縁84Rは、伸長状態において、ウエスト開口領域R12の前後方向の中心R12CLよりも後側に配置されてよい。ウエスト開口領域R12の剛性を高めて後漏れを抑制する効果をより得易くなる。更に好適には、接合部84の後端縁84Rは、伸長状態において、使い捨ておむつ10の後端縁10Rに到達してよい。使い捨ておむつ10の後端縁10Rの剛性を高めることができ、ウエスト開口領域R12の剛性をより確保し易い。ウエスト開口領域R12がめくれる等の不具合を抑制し、後漏れをより抑制することができる。
【0060】
非接合部85の後端縁85Rは、伸長状態において、係止配置領域R13の前後方向Lの中心よりも後側に位置してよい。非接合部85の後端縁85Rは、対向部83の非接合部85と肌面側シート20とによって挟まれたポケットの後端縁を構成する。非接合部85の前後方向Lの長さを確保し、非接合部85によるポケットの収容空間を広く設けることができる。
【0061】
接合部84の前端縁84Fは、伸長状態において、係止配置領域R13の後端縁よりも前側に位置してよい。接合部84の前後方向Lの長さを確保し、ウエストバンド80が配置されている領域の剛性をより高めることができる。よって、ウエスト領域R14等がめくれる不具合をより抑制し、後漏れをより抑制することができる。
【0062】
また、補強シートとしての腰回り弾性部材45は、ウエスト領域R14に配置されてよい。より好適には、腰回り弾性部材45は、ウエスト領域R14の前後方向Lの長さの半分以上に配置されてよい。よって、ウエスト領域R14の前後方向Lにおける半分以上の長さに亘って剛性を高め、ウエスト領域R14の剛性を確保し易くなる。ウエスト領域R14がめくれる等の不具合を抑制し、後漏れを抑制することができる。また、補強シートとしての腰回り弾性部材45は、ウエスト開口領域R12に配置されてよい。ウエスト開口領域R12がめくれる等の不具合を抑制し、後漏れを抑制することができる。
【0063】
腰回り弾性部材45は、左右のファスニングテープ90を跨がって配置されてよい。ファスニングテープ90と腰回り弾性部材45によって、剛性が高い領域が幅方向に連続して設けられる。よって、後胴回り域におけるウエスト開口近傍のたくれを抑制でき、後胴回り域の漏れをより抑制できる。
【0064】
使い捨ておむつの離間領域R15には、補強シートとしての腰回り弾性部材45が設けられてよい。ウエストバンド80とファスニングテープ90の幅方向Wの間の領域が腰回り弾性部材45によって補強され、ファスニングテープ90とウエストバンド80が連動し易くなる。よって、ファスニングテープ90が幅方向Wの外側に引っ張られた際に、ウエストバンド80が連動して幅方向Wに引っ張られ、ウエストバンド80が肌面側シート20から浮き上がり易くなる。ウエストバンド80によるポケットを形成し易くなる。
【0065】
また、ウエストバンド80の前端縁80Fがファスニングテープ90の前端縁90Fよりウエスト開口66側に位置しており、着用状態では、ウエストバンド80によって臀部を覆い易く、臀部からの排泄物を収容し易い。このとき、ウエストバンド80の前端縁80Fとファスニングテープ90の前端縁90Fの前後方向Lの間の領域は、腰回り弾性部材45によって補強され、変形し難く、皺が生じ難くなる。よって、ウエストバンド80の前端縁80Fとファスニングテープ90の前端縁90Fの前後方向Lの間が変形することに起因してウエストバンド80が股下側に引き下がることを抑制できる。よって、ウエストバンド80によって臀部を覆い続けることができ、後漏れを抑制できる。
【0066】
なお、腰回り弾性部材45は、離間領域R15の少なくとも一部に配置されていればよい。好適には、離間領域R15に配置された腰回り弾性部材45の幅方向Wの長さは、離間領域R15の幅方向Wの長さの1/2以上であってよい。すなわち、各離間領域R15において、離間領域R15の幅方向Wの長さの1/2以上に亘って腰回り弾性部材45が配置されてよい。また、離間領域R15に配置された腰回り弾性部材45の前後方向Lの長さは、離間領域R15の前後方向Lの長さの1/2以上であってよい。すなわち、各離間領域R15において、離間領域R15の前後方向Lの長さの1/2以上に亘って腰回り弾性部材45が配置されてよい。腰回り弾性部材45によって離間領域R15の剛性をより高め、ウエストバンド80が股下側に引き下がることをより抑制でき、かつファスニングテープ90との連動によってウエストバンド80がより立ち上がり易くなる。本実施形態では、腰回り弾性部材45が離間領域R15の全域に配置されており、離間領域R15の全域の変形を抑制できる。
【0067】
補強シートとしての腰回り弾性部材45は、少なくとも一部が幅方向Wに伸縮する伸縮性を有してよい。腰回り弾性部材45が幅方向Wに伸縮することにより、装着時におけるファスニングテープ90とウエストバンド80の連動性を高めることができる。また、着用者が前屈姿勢の状態で腰回り弾性部材45が伸びることで後胴回り域S2が身体に追従し、後胴回り域S2が身体にフィットし続けることができる。加えて、着用者において離間領域R15が当てられる部分は、着用者の臀部の膨らみよりも上側であり、身体が凹んでいる部分である。また、離間領域R15は、吸収コア31が配置されてなく、身体との隙間が生じ易い。この隙間が生じやすい離間領域R15の少なくとも一部が腰回り弾性部材45によって収縮することにより、後胴回り域S2が身体にフィットし、身体とおむつの隙間が生じることを抑制できる。補強シートは、全域に亘って伸縮性を有していてもよい。なお、変形例において補強シートは、伸縮性を有していなくてもよい。
【0068】
腰回り弾性部材45は、ウエストバンド80と厚さ方向Tにおいて重なってよい。腰回り弾性部材45とウエストバンド80がより連動し易くなり、装着時にファスニングテープ90が引っ張られた際に、腰回り弾性部材45を介してウエストバンド80が連動して引っ張られ、ウエストバンド80によるポケットをより形成し易くなる。
【0069】
なお、腰回り弾性部材45は、ウエストバンド80の少なくとも一部と重なっていればよく、好適には、ウエストバンド80の全域と重なってよい。ウエストバンド80の幅方向Wの全域に亘って幅方向Wに引っ張られる力を伝達できる。また、ウエストバンド80は、厚さ方向Tにおいて、肌面側シート20及び腰回り弾性部材45に対して着用者側に起立する。ウエストバンド80の起立時のベース側の剛性が高くなり、ウエストバンド80がより着用者側に立ち上がり易くなる。
【0070】
また、腰回り弾性部材45は、ファスニングテープ90と厚さ方向Tにおいて重なっていてよい。装着時にファスニングテープ90を引っ張った際に、幅方向Wの外側に引っ張る力が腰回り弾性部材45にかかり易くなる。腰回り弾性部材45を介してウエストバンド80を連動して引っ張ることができ、ウエストバンド80によるポケットをより形成し易くなる。なお、腰回り弾性部材45は、ファスニングテープ90のベース部92の少なくとも一部と重なっていればよい。
【0071】
腰回り弾性部材45は、ファスニングテープ90の前端縁90Fよりも前側に延出してよい。ファスニングテープ90よりも股下側の領域は、着用者の動き等によって力がかかり、変形し易い。ファスニングテープ90よりも股下域側の領域においても、腰回り弾性部材45によって剛性を高め、変形を抑制できる。
【0072】
ウエストバンド80と腰回り弾性部材45が重なる領域の面積は、ファスニングテープ90と腰回り弾性部材45が重なる領域の面積よりも大きくてよい。ファスニングテープ90は、厚さ方向Tにおいて腰回り弾性部材45と同じ層に配置されており、ファスニングテープ90と腰回り弾性部材45は、比較的連動し易い。一方、ウエストバンド80は、肌面側シート20の肌対向面側に配置されており、厚さ方向Tにおいて腰回り弾性部材45とずれて配置されている。ウエストバンド80と腰回り弾性部材45が重なる領域の面積を大きくすることにより、腰回り弾性部材45とウエストバンド80の連動性も高めることができる。
【0073】
ファスニングテープ90の後端縁90Rとウエストバンド80の前端縁80Fとの距離は、ファスニングテープ90の前端縁90Fとウエストバンド80の前端縁80Fとの距離よりも短くてもよい。すなわち、ウエストバンド80の前端縁80Fは、ファスニングテープ90の前後方向Lの中心(テープ配置領域の中心)よりも後側に位置する。ウエストバンド80をウエスト開口66側の近くに配置することで、臀部をより覆い易くなり、排泄物の漏れを抑制できる。また、離間領域R15を腰回り弾性部材45によって補強することができるため、ウエストバンド80をウエスト開口66側の近くに配置しても、ウエストバンド80が股下側に引き下がることを抑制し、ウエストバンド80によるポケットを臀部の上側に配置し続けることができる。
【0074】
腰回り弾性部材45は、厚さ方向Tにおいて脚回り弾性部材42に重ならない領域に配置されてよい。脚回り弾性部材42の収縮に起因して腰回り弾性部材45がたくれることを抑制でき、腰回り弾性部材45によって離間領域R15の変形を抑制する効果をより得やすい。
【0075】
腰回り弾性部材45は、脚回り弾性部材42の後端縁42Rから前後方向Lに沿って後側に延びる領域に配置されてよい。脚回り弾性部材42の後端縁から前後方向Lに沿って後側に延びる領域は、伸長状態で配置された脚回り弾性部材42の後端縁42R(非伸長状態で配置された脚回り弾性部材を含まない)から前後方向Lに沿って後側に延びる領域である。
図1に伸長状態で配置された脚回り弾性部材42の後端縁42Rを示す。脚回り弾性部材42の後端縁から後側に延びる領域は、脚回り弾性部材42の収縮によって股下域側に引き下がり易い。脚回り弾性部材42の後端縁42Rから前後方向Lに沿って後方に延びる領域は、腰回り弾性部材45によって補強され、股下域側へ引き下がり難くなる。ウエストバンド80が股下側に引き下がることを抑制できる。よって、ウエストバンド80によって臀部を覆い続けることができ、後漏れを抑制できる。
【0076】
腰回り弾性部材45は、ウエストバンド80の基端縁と厚さ方向Tにおいて重なってよい。本実施形態では、腰回り弾性部材45は、第1基端縁としてのサイド接合部87の内側縁87Iと、第2基端縁としての接合部84の前端縁84Fと、に重なっている。なお、腰回り弾性部材45は、ウエストバンド80の基端縁の少なくとも一部と重なっていればよく、好適には、ウエストバンド80の基端縁の全域と重なってよい。装着時にファスニングテープ90を引っ張った際に、腰回り弾性部材45を介してウエストバンド80の基端縁を連動して引っ張ることができる。ウエストバンド80の基端縁が引っ張られることによってウエストバンド80の起立部より立ち上がり易くなり、ウエストバンド80によるポケットをより形成し易くなる。
【0077】
腰回り弾性部材45は、一方の離間領域R15と他方の離間領域R15を跨がって配置されてよい。1枚の腰回り弾性部材45によって一方の離間領域R15と他方の離間領域R15の両方を補強できる。また、左右のファスニングテープ90間の領域に、幅方向Wに連続する腰回り弾性部材45が配置され、左右のファスニングテープ90の連動性を高めることができる。よって、後胴回り域S2がより身体にフィットし、身体とおむつの隙間が生じることを抑制できる。
【0078】
ウエストバンド80は、防漏ギャザー60の収縮部63と厚さ方向Tにおいて重ならない領域に配置されてよい。収縮部63の収縮に起因して腰回り弾性部材45がたくれることを抑制でき、腰回り弾性部材45によって離間領域R15の変形を抑制する効果をより得やすい。
【0079】
ウエストバンド80の幅方向Wの引張荷重は、腰回り弾性部材45の幅方向Wの引張荷重よりも低くてよい。装着時に幅方向Wの外側に引っ張られた際に、ウエストバンド80が先に伸長し、次いで、腰回り弾性部材45が伸長する。ウエストバンド80が伸長し易く、より身体側に起立しやすい。よって、ウエストバンド80が身体によりフィットし、後漏れをより抑制できる。
【0080】
脚回り弾性部材42の前後方向Lの引張荷重は、腰回り弾性部材45の幅方向Wの引張荷重よりも低くてよい。テープ型のおむつを装着する際は、後胴回り域S2に着用者の背中を載せた状態で、着用者の両足の間に股下域を当てつつ前胴回り域を引っ張って、前胴回り域によって腹部を覆う。装着時におむつを引っ張った際に、脚回り弾性部材42が先に伸長し、次いで、腰回り弾性部材45が伸長する。脚回り弾性部材42が伸長し易く、着用者の脚回りに対してよりフィットし易い。脚回り弾性部材42を身体にフィットさせ、横漏れを抑制できる。
【0081】
脚回り弾性部材42の前後方向Lの引張荷重は、ウエストバンド80の幅方向Wの引張荷重よりも低くてよい。装着時に脚回り弾性部材42が伸長し易く、着用者の脚回りに対してよりフィットし、横漏れを抑制できる。また、ウエストバンド80は、比較的引張荷重が高く、伸長し難い。よって、ウエストバンド80は、脚回り弾性部材よりも伸長の程度が低くなり、その前後方向Lの位置がずれ難い。よって、脚回り弾性部材42の伸長時にウエストバンド80が股下側にずれることを抑制し、ウエストバンド80の前後方向の位置を維持しつつ、脚回り弾性部材42を脚回りにフィットできる。よって、横漏れ及び後漏れの両方を抑制できる。
【0082】
ウエストバンド80の幅方向Wの引張荷重、腰回り弾性部材45の幅方向Wの引張荷重及び脚回り弾性部材42の前後方向Lの引張荷重は、以下のように測定できる。使い捨ておむつコールドスプレーを用いて分解し、ウエストバンド80と、腰回り弾性部材45と、脚回り弾性部材42と、を取り出し、試料を作成する。引張試験機(例えば、オリエンテック社製の「RTA−100」等)のチャック間に固定する。サンプルの初期状態の長
さは、自然状態とする。そして、チャック間に固定したサンプルを、初期状態の長さに対して1.5倍の長さとなるまで伸長させ、そのときの荷重を、1.5倍伸長時の引張荷重とする。
【0083】
使い捨ておむつ10は、伸長状態における第1基端縁と吸収コア31の幅方向Wの距離をSとし、伸長状態における起立部の前後方向の長さをYとすると、S≧Yを満たしてよい。
図2に示すように、Sは、伸長状態におけるサイド接合部87の内側縁87Iと吸収コア31の外側縁31Eとの幅方向Wの距離である。
図4に示すように、Yは、伸長状態における非接合部85の前後方向の長さである。ウエストバンド80の起立部となる非接合部85は、接合部84の前端縁84F及びサイド接合部87の内側縁87Iに対して起立可能に構成されており、排泄物を収容する収容空間を形成する。このとき、サイド接合部87と吸収コア31の幅方向Wの距離Sが非接合部85の前後方向Lの長さY以上であるため、吸収コア31の外側縁31Eに対して立ち上がる収容空間ASの高さが接合部84に対して立ち上がる収容空間ASの高さ以上になるようにポケットを形成することが可能となる。よって、収容空間の外側縁が吸収コア31の剛性によって立ち上がり難くならず、収容空間の全体が立ち上がり易くなり、収容空間を確保し易くなる。ウエストバンド80によるポケットの収容
空間を確保し、後漏れの発生を抑制することができる。
【0084】
使い捨ておむつ10は、伸長状態における吸収コア31の後端縁と第2基端縁との前後方向の距離をUとすると、S≦Y+Uを満たしてよい。
図4に示すように、Uは、伸長状態における吸収コア31の後端縁31Rと接合部84の前端縁84Fとの前後方向Lの距離である。接合部84の前端縁84Fが吸収コア31の後端縁31Rよりも後側に位置するため、接合部84の前端縁84Fが吸収コア31の後端縁31Rに対して更に着用者側に立ち上がることがある。このとき、収容空間の立ち上がりの高さは、Y+Uとなる。Sによる収容空間の高さが、Y+Uによる収容空間の立ち上がりの高さ以下であることにより、Y+Uによる収容空間の立ち上がりの高さを抑えることができる。吸収コア31と接合部84の間の領域は、ウエストバンド80の起立支点と吸収コア31の間に位置し、前後方向の両側と比較して剛性が低く、変形し易い。S≦Y+Uを満たすことにより、Y+Uによる収容空間の立ち上がりの高さが高すぎることに起因して吸収コア31と接合部84の間の領域が変形することを抑制し、ポケットの収容空間を確保し易い。
【0085】
使い捨ておむつ10は、非接合部85の前端縁85Fが吸収コア31の後端縁31Rよりも前側に位置し、伸長状態における吸収コア31の後端縁31Rと起立部の前端縁の前後方向の距離をVとすると、V≧Uを満たしてよい。
図4に示すように、Vは、伸長状態における吸収コア31の後端縁31Rと非接合部85の前端縁85Fとの前後方向Lの距離である。ウエストバンドと吸収コアが重なる形態にあっては、伸長状態における吸収コア31の後端縁31Rと非接合部85の前端縁85Fとの前後方向Lの距離Vは、起立部において吸収コア31が重なる領域の前後方向の長さとなる。起立部において吸収コア31が重なる領域の前後方向の長さ(V)は、起立部において吸収コア31が重ならない領域の前後方向の長さ(U)以上である。起立部において吸収コアが重なる領域では、吸収コアが重ならない領域と比較して、剛性が高い吸収コアが非肌対向面側に位置しており、着用者側により起立しやすい。V≧Uを満たすことにより、起立部がより立ち上がり易くなる。
【0086】
また、変形例において、使い捨ておむつ10は、非接合部85の前端縁85Fが吸収コア31の後端縁31Rよりも前側に位置し、U>Vを満たしてよい。起立部において吸収コア31が重ならない領域の前後方向Lの長さ(U)は、起立部において吸収コア31が重なる領域の前後方向Lの長さ(V)よりも長い。すなわち、吸収コア31の後端縁31Rよりも後側に配置される起立部の前後方向Lの長さは、吸収コアの後端縁よりも前側に配置される起立部の前後方向の長さよりも長い。よって、吸収コア31の後端縁31Rよりも後側にウエストバンドのポケットを大きく形成できる。使用者は、ウエストバンド80のポケットが吸収コアよりも後側に大きく配置されることを把握でき、後漏れに対する安心感を得ることができる。
【0087】
伸長状態における吸収コア31の後端縁31Rと第2基端縁との間の領域(
図4に示すUの領域)には、補強シートが設けられてよい。本実施形態では、補強シートとしての腰回り弾性部材45が配置されている。吸収コア31の後端縁31Rと接合部84の前端縁84F(第2基端縁)との間の領域の剛性を補強シートによって高め、起立部において吸収コアが重なる領域(
図4に示すVの領域)との剛性差を少なくできる。よって、起立部全体が立ち上がり易くなる。
【0088】
また、非接合部85の前端縁85Fが吸収コア31の後端縁31Rよりも後側に位置する形態にあっては、U(伸長状態における吸収コア31の後端縁31Rと接合部84の前端縁84Fとの前後方向Lの距離)は、Y(伸長状態における起立部の前後方向の長さ)+V(伸長状態における吸収コア31の後端縁31Rと起立部の前端縁の前後方向の距離)となる。当該形態にあっては、ウエストバンドのポケット全体が吸収コアよりも後側に配置され、使用者は、後漏れに対する安心感をより得ることができる。
【0089】
非接合部85の前端縁85Fが吸収コア31の後端縁31Rよりも後側に位置する形態においても、伸長状態における吸収コア31の後端縁31Rと第2基端縁との間の領域には、補強シートが設けられてよい。ウエストバンドよりも非肌面側の剛性を高め、ウエストバンドの立ち上がりを安定させることができる。
【0090】
腰回り弾性部材45は、吸収コア31の後端縁31Rと接合部84の前端縁84F(第2基端縁)との間の領域の少なくとも一部に配置されていればよく、好適には、吸収コア31の後端縁31Rと接合部84の前端縁84F(第2基端縁)との間の前後方向の全域に配置されてよい。また、腰回り弾性部材45は、幅方向Qにおけるウエストバンド80の全域に配置されてよい。幅方向における前記ウエストバンドの全域に亘って補強シートによって剛性を高め、ウエストバンドの幅方向の全域に亘って起立部が立ち上がり易くなる。
【0091】
使い捨ておむつ10は、接合部84の前後方向の長さをXとすると、U≦Xを満たしてよい。使い捨ておむつを寝た状態の着用者に装着する際は、後胴回り域S2を着用者の身体と寝具等の間に差し込むことがある。このとき、接合部84の前後方向の長さが長いことにより、接合部84の剛性が高くなり、起立部の起立支点となる接合部84の前端縁84Fのたくれを抑制できる。また、仮に接合部84の前端縁84Fがたくれた場合であっても、接合部84の前後方向の長さが長いため、起立部の起立支点を確保し易い。よって、起立部の起点支点を維持し易く、ウエストバンド80によるポケットの収容空間をより確保し易い。また、補強シートとしての腰回り弾性部材45は、前後方向において起立部の起立支点となる接合部84の前端縁84Fを跨がって配置されてよい。起立部の起立支点となる接合部84の前端縁84Fのたくれを抑制できる。
【0092】
折り返し部86の前後方向Lの長さは、伸長状態において、非接合部85の前後方向Lの長さよりも長くてよい。身体に接する折り返し部86の前後方向の長さが、ポケットの収容空間を構成する非接合部85の長さよりも長い。ウエストバンド80が身体に接する面積を広く確保し、ウエストバンド80の形状の安定性が向上し、ウエストバンド80と身体との隙間が生じることを抑制できる。また、折り返し部86の前後方向の長さを長くすることにより、折り返し部86の収縮力を高くしても、単位長さ当たりの収縮力を抑えることができる。よって、折り返し部86の着圧を抑え、装着感の悪化を抑制しつつウエストバンド80の密着性を確保できる。
【0093】
折り返し部86の後端縁86Rは、伸長状態において、係止配置領域R13よりも後側に位置してよい。係止配置領域R13は、着用された状態で身体に密着し易い。当該身体に密着する係止配置領域R13よりもウエスト開口66側に折り返し部86が配置される。使用者は、ポケットがウエスト開口66の近くに配置されることを把握でき、後漏れに対する安心感を得ることができる。
【0094】
ウエストバンド80のサイド接合部87の内側縁87Iは、防漏ギャザー60の防漏基端縁64よりも幅方向Wの外側に位置してよい。サイド接合部87の内側縁87Iは、起立部の収縮によって幅方向Wの内側に向かう力を受けやすい。サイド接合部87の内側縁87Iが防漏ギャザー60の防漏基端縁64よりも幅方向Wの外側に位置するため、ウエストバンド80の収縮によって防漏基端縁64が幅方向Wの内側に移動することを抑制できる。一対の防漏ギャザーによって挟む空間を広く設けることができ、横もれを抑制できる。
【0095】
折り返し部86の収縮力は、非接合部85の収縮力よりも高くてよい。折り返し部86の伸縮応力が比較的高いため、ウエストバンド80の身体に対する密着性を確保できる。また、非接合部85が設けられた領域の応力が比較的低いため、非接合部85の応力が高いことによってポケットが身体から浮き上がりすぎる不具合を抑制し、身体とポケットの隙間が発生することを抑制できる。
【0096】
接合部84の収縮力は、起立部を構成する非接合部85の収縮力よりも低くてよい。接合部84の収縮力が低いため、接合部84が非接合部85よりも身体に密着し難い。接合部が身体に密着することによって、接合部84と重ならない起立部が相対的に身体から離れる不具合を抑制できる。よって、起立部の身体に対する密着性を確保し易い。また、
図6に示すように、折り返し部86も非接合部85と共に着用者側に立ち上がる。このとき、接合部84と重ならない領域の折り返し部86は、接合部84と共に身体に密着せず、折り返し部86の起立性を維持でき、ポケットの収容空間を確保できる。また、接合部84と重なる領域の折り返し部86においては、接合部84と共に身体に密着し易く、身体に対する密着性を確保し易い。
【0097】
折り返し部86の収縮力、接合部84の収縮力及び非接合部85の収縮力の測定には、(株)島津製作所製のオートグラフ型引張試験機(例えば、AG−1KN1)を用いることができる。まず、ウエストバンド80の収縮作用による皺がなくなる程度にまで使い捨ておむつを伸長させた状態で、折り返し部86の幅方向Wの寸法、接合部の84の幅方向Wの寸法及び非接合部85の幅方向Wの寸法を予め測定(初期寸法)した後に、ウエストバンド80を切断し、折り返し部86、接合部84及び非接合部85を切り出して、試料とした。
【0098】
次に、各試料の一方端を固定チャック、他方端を可動チャックに挟み、300mm/minの速度で初期寸法の約90%の大きさまで伸長させた後に反転させて、初期寸法の約75%の大きさまで収縮させたときの引張荷重(N)を求めて、単位幅(mm)当たりの応力値(N/mm)に換算して収縮力とした。
【0099】
また、変形例において、折り返し部86の後端縁86Rは、伸長状態において、接合部84の後端縁84Rよりも前側に位置してよい。折り返し部86の後端縁86Rが接合部84の後端縁84Rよりも前側に位置することにより、製造時に折り返し部86がずれた場合であっても、意図せずに折り返し部86が切断されることを抑制できる。意図せずに折り返し部86が切断されることによって、ウエストバンド80の切断片が発生することを抑制できる。
【0100】
他の変形例において、ウエストバンド80は、ファスニングテープ90と厚さ方向Tにおいて重なっていてもよい。装着時にファスニングテープ90を引っ張った際に、ウエストバンド80を連動して引っ張ることができる。よって、ウエストバンド80がより立ち上がり易くなり、ウエストバンド80によるポケットをより形成し易くなる。
【0101】
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。