【課題を解決するための手段】
【0010】
本出願は蒸留装置に関するものである。例示的な前記蒸留装置は並列に連結された二つの蒸留塔および蒸気再圧縮機を含むことができる。前記蒸留装置を利用すると、再沸器および/または凝縮機に供給されるエネルギー消費を最小化しながらも、高純度の生成物を分離精製することができる。以下、図面を参照して前記装置を説明するが、前記図面は例示的なものであり、前記装置の範囲は図面によって制限されるものではない。
【0011】
本明細書で「および/または」は、前後に羅列した構成要素のうち少なくとも一つ以上を含む意味で使用される。
【0012】
本明細書で「第1」、「第2」、「一側」および「他側」等の用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別するために使用されるものであって、各構成要素は前記用語によって制限されるものではない。以下、本出願を説明するにおいて、関連した公知の汎用的な機能または構成に対する詳細な説明は省略する。
【0013】
本明細書で用語「ライン」とは、装置を連結する配管と実質的に同じ意味であり得、「流れ」とは、ラインまたは配管を介しての流体の移動を意味し得、本明細書でライン、配管および流れは同じ図面符号を共有することができる。
【0014】
図1は、本出願の蒸留装置を例示的に示す図面である。
【0015】
例えば、本出願に係る蒸留装置は、第1蒸留塔102;第2蒸留塔202;蒸気再圧縮機242;および熱交換器232を含むことができる。前記第1蒸留塔102は塔頂凝縮機112を具備し、塔頂流出口および塔底流出口が形成され、上部流入口および上部流出口が形成されており、下部流入口が形成されていることができる。前記第2蒸留塔202は塔頂凝縮機212を具備し、塔頂流出口および塔底流出口が形成され、上部流入口および上部流出口が形成されており、下部流入口が形成されていることができる。また、蒸留装置は、前記第1蒸留塔102の下部流入口に原料を供給できる第1供給ライン1012;前記第1蒸留塔の塔底流出口から排出された流れが前記熱交換器を経て第2蒸留塔の下部流入口に導入されるように形成された第1連結ライン1052;前記第2蒸留塔の塔頂流出口から排出された流れが蒸気再圧縮機を経た後に前記熱交換器を第2蒸留塔の塔頂凝縮機に導入されるように形成された第2連結ライン2012、2022、2032を含むことができる。前記第1連結ライン1052を流れる流れと第2連結ライン2012、2022、2032を流れる流れが前記熱交換器232で熱交換されるように形成されていることができる。
【0016】
前記蒸気再圧縮機242に流入する第2蒸留塔202の塔頂蒸気を圧縮して前記熱交換器232で第1連結ライン1052を介して前記熱交換器232に流入する第1蒸留塔102の塔底流れと熱交換することで、前記第2蒸留塔202の塔頂凝縮機212で第2蒸留塔202の塔頂蒸気を凝縮するために消費されるエネルギーを節減できる。
【0017】
本出願の蒸留装置に使用できる蒸留塔102、202の具体的な種類は特に制限されない。例えば、一般的な構造の蒸留塔を使用することができ、精製効率などを考慮して蒸留塔の段数および内径などは適切に調節され得る。前記「熱交換器」は蒸留装置の外部に別途に設置され、互いに温度が異なる二つの流体の流れの間に熱伝達が円滑に行われるように熱交換を遂行する装置であり得、その種類は特に制限されない。また、前記「凝縮機」は蒸留装置とは別途に設置された装置であって、前記蒸留装置から流出した物質を外部から流入した冷却水と接触させるなどの方式で冷却させるための装置を意味し得る。
【0018】
本明細書で「上部」は前記蒸留装置内で相対的に上側の部分を意味し、より具体的には、前記蒸留装置を縦方向、例えば、蒸留装置の長さまたは高さ方向に垂直に2等分した時、分けられた2つの領域のうち上側の部分を意味し得る。また、前記で「下部」は前記蒸留装置内で相対的に下側の部分を意味し、より具体的には、前記蒸留装置を縦方向、例えば、蒸留装置の長さまたは高さ方向に垂直に2等分した時、分けられた2つの領域のうち下側の部分を意味し得る。また、前記蒸留装置の「塔頂」とは、前記蒸留装置の最も頂き部分を意味し、前述した蒸留装置の上部に位置し得る。前記蒸留装置の「塔底」は前記蒸留装置の塔の最も底の部分を意味し、前述した蒸留装置の下部に位置し得る。一つの例示において、前記蒸留装置の上部と下部の間には中間部領域が存在し得、前記蒸留装置の上部、中間部、下部領域は互いに相対的な概念として本明細書で使用され得る。例えば、前記蒸留装置を縦方向に2等分した時は、前記蒸留装置は上部および下部領域に分けられ得、この場合、蒸留は前記上部領域および下部領域で行われ得る。また、前記蒸留装置を縦方向に3等分した場合には、前記蒸留装置は、上部、中間部および下部領域に分けられ得、この場合、蒸留は上部、中間部および下部領域のすべてにおいて行われ得る。
【0019】
前記蒸気再圧縮機242は外部の動力を利用して蒸気を圧縮できる装置であり得、蒸気を圧縮して温度を上昇させる装置であり得、前記蒸気再圧縮機242で温度を上昇させた圧縮蒸気の潜熱および/または顕熱を蒸発や蒸留、乾燥などの工程の熱源として利用するための装置であり得る。本出願の蒸留装置は、前記蒸気再圧縮機242を利用して第2蒸留塔202の塔頂蒸気を圧縮し、圧縮された第2蒸留塔202の塔頂蒸気を第1蒸留塔102の塔底から流出して第2蒸留塔202に流入する流れと熱交換することで、第2蒸留塔202の塔頂凝縮機212で第2蒸留塔202の塔頂蒸気を凝縮するために消費されるエネルギーを節減できる。
【0020】
本出願に係る蒸留装置は多様な形態および作動原理を有する蒸気再圧縮機を適用することができる。前記蒸気再圧縮機は特に制限されるものではないか、例えば機械式蒸気再圧縮機(MVR、Mechanical Vapor Recompressor)であり得、往復圧縮機(reciprocating compressor)、ねじ式圧縮機(screw compressor)、回転式圧縮機(rotary compressor)、遠心式圧縮機(centrifugal compressor)等を使用することができるが、これに制限されるものではない。
【0021】
本出願の一例において、第1蒸留塔の下部流入口は塔頂を基準として算出された理論段数の最下段に位置することができる。前記第1蒸留塔の下部流入口は塔頂を基準として算出された理論段数の80%以上、85%以上、90%以上であり得、例えば95%以上であり得、例えば、100%以下であり得る。本明細書で、「理論段数」は蒸留塔で気相および液相のような2つの相が互いに平衡をなす仮想の領域または段数を意味し得る。前記下部流入口が塔頂を基準として算出された理論段数の80%に位置するとは、例えば、理論段数が100段である蒸留塔において塔頂を1段と仮定する時、80段に位置することを意味し得る。また、前記下部流入口が塔頂を基準として算出された理論段数の100%に位置するとは、例えば、下部流入口が蒸留塔の塔底に位置することを意味し得る。
【0022】
本出願に係る蒸留装置の第1蒸留塔は下部流入口を前記範囲に位置させることによって、精留区域(rectifying section)が脱去区域(stripping section)よりも長い形態を有することができ、第1蒸留塔の上部から流出する低沸点物質の純度を向上させることができる。また、一つの例示において、第1蒸留塔の下部流入口の位置が前記範囲を満足することによって、実質的に第1蒸留塔は精溜塔(rectifying column)として機能することができる。
【0023】
本出願の一例において、第2蒸留塔の下部流入口は塔頂を基準として算出された理論段数の60%〜90%に位置することができる。前記第2蒸留塔の下部流入口の位置は塔頂を基準として算出された理論段数の60%以上、65%以上、70%以上、75%以上であり得、例えば80%以上であり得、90%以下、89%以下、88%以下、87%以下であり得、例えば85%以下であり得る。本出願に係る蒸留装置の第2蒸留塔は、また、下部流入口を前記範囲に位置させることによって、精留区域(rectifying section)が脱去区域(stripping section)よりも長い形態を有することができ、第2蒸留塔の上部から流出する低沸点物質の純度を向上させることができる。また、一つの例示において、第2蒸留塔の下部流入口の位置が前記範囲を満足することによって、実質的に第2蒸留塔は精溜塔(rectifying column)として機能することができる。
【0024】
一つの例示において、本出願に係る蒸留装置はナフサ分解工程で生産される基礎油分を分離するための装置であり得る。ナフサ分解工程は石油精製工程で生産されるナフサをNCC(Naphtha Cracking Center)で熱分解してC2、C3、C4油分およびBTXなどを生産するが、本出願に係る蒸留装置はこれらの分離精製に使用することができる。
【0025】
本出願の一例において、蒸留装置の第1蒸留塔の上部流出口と第2蒸留塔の上部流出口から流出する生成物は、炭素数
2〜12、炭素数
2〜10、炭素数2〜8、炭素数2〜6または炭素数2〜4のアルケンであり得、例えばエチレン(ethylene)であり得る。本出願に係る蒸留装置を利用してエチレンを蒸留することによって、二つの蒸留塔を利用して高純度のエチレンを精製することができ、第2蒸留塔の塔頂凝縮機に使用される冷凍システムの負荷を減らすことができる。
【0026】
一つの例示において、本出願の蒸留装置の第2蒸留塔202の塔頂流出口と蒸気再圧縮機242を連結する第2連結ライン2012を通過する塔頂蒸気の流れ2013の温度T
2と第1蒸留塔102の塔底流出口から排出されて第1連結ライン1052を介して熱交換器232を経た後に第2蒸留塔202に流入する第1蒸留塔102の塔底流出の流れ1053の温度T
1の差の絶対値|T2−T1|は、40℃以下であり得る。前記温度の差の絶対値|T
2−T
1|は、36℃以下、32℃以下、28℃以下、24℃以下、20℃以下または16℃以下であり得るがこれに制限されるものではなく、下限は特に制限されないが例えば1℃以上、3℃以上、5℃以上または7℃以上であり得る。第2蒸留塔の塔頂流出口と蒸気再圧縮機を連結する第2連結ラインを通過する塔頂蒸気の流れの温度T
2と第1蒸留塔の塔底流出口から排出されて第1連結ラインを通じて熱交換器を経た後に第2蒸留塔に流入する第1蒸留塔の塔底流出の流れの温度T
1の差の絶対値|T
2−T
1|が前記範囲を満足することによって、蒸気再圧縮機を利用して少ない量のエネルギー供給でも優秀な熱交換効率を示すことができ、第2蒸留塔に流入する第1蒸留塔の塔底流れを加熱するために供給されるエネルギーおよび/または第2蒸留塔の塔頂凝縮機に供給されるエネルギーを節減できる。
【0027】
本出願に係る一例において、第1蒸留塔102の塔底流出口から排出される第1蒸留塔102の塔底流れ1054の温度T
3と第1蒸留塔102の塔底流出口から排出されて第1連結ライン1052を介して熱交換器232を経た後に第2蒸留塔202に流入する第1蒸留塔102の塔底流出の流れ1053の温度T
4の差の絶対値|T
3−T
4|は、5℃以下であり得る。前記温度の差の絶対値は例えば4℃以下、3℃以下または2℃以下であり得、0℃以上であり得るが、これに制限されるものではない。前記第1蒸留塔の塔底流れが、熱交換器を経る前と、熱交換器を経た後の温度の差が前記範囲を満足する場合、潜熱を利用して熱交換することでエネルギー効率を高めることができ、第2蒸留塔の塔頂凝縮機に供給されるエネルギーを節減できる。
【0028】
前記温度T
1およびT
4は、第1蒸留塔102の塔底流出口から排出されて第1連結ライン1052を介して熱交換器232を経た後、第2蒸留塔202に流入する同一地点の第1蒸留塔102の塔底流出の流れ1053に対する温度を示したものである。
【0029】
また、本出願は蒸留方法に関するものであって、前記蒸留方法は前述した蒸留装置によって実行され得る。例示的な蒸留方法は、第1蒸留塔に原料を流入して蒸留する段階;および前記第1蒸留塔の塔底流れを第2蒸留塔に流入させて蒸留する段階を含み、前記第2蒸留塔の塔頂流れを蒸気再圧縮機に流入させて圧縮し、前記第1蒸留塔の塔底流れを前記圧縮された第2蒸留塔の塔頂流れと熱交換させて第2蒸留塔に流入させることができる。本出願の蒸留方法において、前記蒸留装置に関する詳しい説明は前述した蒸留装置の説明と同じであるため省略する。
【0030】
本出願の蒸留方法に係る一例において、第2蒸留塔202の塔頂流出口と蒸気再圧縮機242を連結する第2連結ライン2012を通過する塔頂蒸気の流れ2013の温度T
2と第1蒸留塔102の塔底流出口から排出されて第1連結ライン1052を介して熱交換器232を経た後に第2蒸留塔202に流入する第1蒸留塔102の塔底流出の流れ1053の温度T
1の差の絶対値|T
2−T
1|は40℃以下であり得る。前記温度の差の絶対値|T
2−T
1|は36℃以下、32℃以下、28℃以下、24℃以下、20℃以下または16℃以下であり得るがこれに制限されるものではなく、下限は特に制限されないが例えば1℃以上、3℃以上、5℃以上または7℃以上であり得る。第2蒸留塔の塔頂流れの温度T
2と熱交換器から流出して第2蒸留塔に流入する第1蒸留塔の塔底流れの温度T
1の差の絶対値|T
2−T
1|が前記範囲を満足することによって、蒸気再圧縮機を利用して少ない量のエネルギー供給でも優秀な熱交換効率を示すことができ、第2蒸留塔に流入する第1蒸留塔の塔底流れを加熱するために供給されるエネルギーおよび/または第2蒸留塔の塔頂凝縮機に供給されるエネルギーを節減できる。
【0031】
本出願に係る一例において、第2蒸留塔の塔頂流れの温度T
2と熱交換器から流出して第2蒸留塔に流入する第1蒸留塔の塔底流れの温度T
1は、第2蒸留塔の塔頂流れの温度T
2と熱交換器から流出して第2蒸留塔に流入する第1蒸留塔の塔底流れの温度T
1の差の絶対値|T
2−T
1|が前記範囲を満足するのであれば、特に制限されない。第2蒸留塔の塔頂流れの温度T
2と熱交換器から流出して第2蒸留塔に流入する第1蒸留塔の塔底流れの温度T
1は、分離しようとする対象物質および分離条件などにより変わり得、例えば、第1蒸留塔の上部流出口と第2蒸留塔の上部流出口から流出する生成物がエチレンの場合であれば、第1蒸留塔の塔底流出口に流出する塔底流れの温度は−15℃〜−30℃であり得、第2蒸留塔の塔頂流れの温度は−20℃〜−35℃であり得るが、これに制限されるものではない。
【0032】
本出願の蒸留方法に係る一例において、第1蒸留塔102の塔底流出口から排出される第1蒸留塔102の塔底流れ1054の温度T
3と第1蒸留塔102の塔底流出口から排出されて第1連結ライン1052を介して熱交換器232を経た後に第2蒸留塔202に流入する第1蒸留塔102の塔底流出の流れ1053の温度T
4の差の絶対値|T
3−T
4|は5℃以下であり得る。前記温度の差の絶対値は例えば4℃以下、3℃以下または2℃以下であり得、0℃以上であり得るが、これに制限されるものではない。前記第1蒸留塔の塔底流れが、熱交換器を経る前と、熱交換器を経た後の温度の差が前記範囲を満足する場合、前記第1蒸留塔の塔底流出口から排出される第1蒸留塔の塔底流れは熱交換器を経る過程で気化され得る。本明細書で「気化」されるとは、物質が液相から気相に変化することを意味し得、例えば液体が気体になることを意味し得る。第1蒸留塔の塔底流れの潜熱を利用して熱交換することでエネルギー効率を高めることができ、第2蒸留塔の塔頂凝縮機に供給されるエネルギーを節減できる。
【0033】
本出願の蒸留方法は、第1蒸留塔の塔底流出口から流出する塔底流れの温度と圧縮された第2蒸留塔の塔頂流れと熱交換された後に第2蒸留塔に流入する第1蒸留塔の塔底流れの温度および/または第2蒸留塔の塔頂流出口から流出する第2蒸留塔の塔頂流れの温度を前記範囲に制御することによって、第1蒸留塔および第2蒸留塔の上部流出口から流出する生成物を高純度に精製することができ、蒸気再圧縮機を通じての熱交換効率を向上させることによって凝縮のために冷凍システムを要求する多様な工程のエネルギー消費量を節減することができ、特に、アルカン/アルケン分離工程のエネルギー消費量を大きく節減できる。
【0034】
一つの例示において、本出願に係る蒸留方法は、第1蒸留塔の上部と第2蒸留塔の上部で低沸点物質を流出し、第2蒸留塔の塔底で高沸点物質を流出することができる。本明細書で「高沸点物質」とは、混合物内で他の物質に比べて相対的に沸点が高い物質を意味し、「低沸点物質」とは、混合物内で他の物質に比べて相対的に沸点が低い物質を意味し得る。前記高沸点物質は常温(25℃)および常圧(1気圧)で沸点が−120℃以上または−110℃以上である物質を意味し得、上限は特に制限されない。前記低沸点物質は常温(25℃)および常圧(1気圧)で沸点が200℃以下であり得、下限は特に制限されない。前記沸点は物質の沸点を意味し得、物質の種類によって同じであるか異なり得、温度および/または圧力により変わり得る。前記高沸点物質と低沸点物質は、相対的な沸点の高低差によって分けることができる。本明細書で高沸点物質は混合物を分離するための温度と圧力で低沸点物質に比べて沸点が高い物質であり、低沸点物質は混合物を分離するための温度と圧力で高沸点物質に比べて沸点が低い物質を意味し得る。
【0035】
一つの例示において、本出願に係る蒸留方法は、低沸点物質の純度が99重量%以上となるように制御することができ、また高沸点物質の純度が99重量%以上となるように制御することができる。本出願の蒸留方法は、前述した蒸留装置を利用することによって第1蒸留塔および/または第2蒸留塔の上部から流出する低沸点物質を前記純度を満足するように制御することができ、第2蒸留塔の塔底から流出する高沸点物質を前記純度を満足するように制御することができる、
【0036】
本出願の一例において、前記低沸点物質はアルケンであり、高沸点物質はアルカンであり得、例えば、炭素数
2〜12、炭素数
2〜10、炭素数2〜8、炭素数2〜6または炭素数2〜4のアルケン、および/または、
炭素数1〜12、炭素数1〜10、炭素数2〜8、炭素数2〜6または炭素数2〜4のアルカンであり得る。前記アルケンおよび/またはアルカンは例えばナフサ(Naphtha)分解工程の生成物であり得、高沸点物質でエタン(ethane)を流出し、低沸点物質でエチレン(ethylene)を流出したり、または高沸点物質でプロパン(propane)と低沸点物質でプロピレン(propylene)を流出することができるが、これに制限されるものではない。