特許第6986937号(P6986937)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6986937
(24)【登録日】2021年12月2日
(45)【発行日】2021年12月22日
(54)【発明の名称】プラズマ処理装置
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/3065 20060101AFI20211213BHJP
   H01L 21/683 20060101ALI20211213BHJP
   H05H 1/46 20060101ALN20211213BHJP
【FI】
   H01L21/302 101G
   H01L21/302 101B
   H01L21/68 R
   !H05H1/46 M
【請求項の数】8
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2017-223970(P2017-223970)
(22)【出願日】2017年11月21日
(65)【公開番号】特開2018-110216(P2018-110216A)
(43)【公開日】2018年7月12日
【審査請求日】2020年8月5日
(31)【優先権主張番号】特願2017-552(P2017-552)
(32)【優先日】2017年1月5日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000219967
【氏名又は名称】東京エレクトロン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】特許業務法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】上田 雄大
【審査官】 加藤 芳健
(56)【参考文献】
【文献】 特開2016−027601(JP,A)
【文献】 特開2010−157559(JP,A)
【文献】 特開2016−009715(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/3065
H01L 21/683
H05H 1/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プラズマ処理の対象となる被処理体が載置される載置面及び外周面を有し、前記載置面にヒータが設けられ、前記載置面に対する裏面側に給電端子が設けられ、前記外周面に、前記ヒータと前記給電端子とを接続する配線が絶縁物に内包されて設けられた第1の載置台と、
前記第1の載置台の外周面に沿って設けられ、フォーカスリングが載置される第2の載置台と、
を有し、
前記第1の載置台と前記第2の載置台との間に、前記ヒータと前記給電端子とを接続する前記配線及び当該配線を内包する前記絶縁物が設けられている
ことを特徴とするプラズマ処理装置。
【請求項2】
前記第2の載置台は、前記フォーカスリングが載置される載置面にヒータが設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理装置。
【請求項3】
前記第1の載置台は、内部に、冷媒流路が形成されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のプラズマ処理装置。
【請求項4】
前記第1の載置台は、前記載置面を分割した領域毎に前記ヒータが個別に設けられると共に、裏面側に給電端子が複数設けられ、
前記絶縁物は、前記第1の載置台の外周面を囲むようにリング状に形成され、複数の前記ヒータと複数の前記給電端子をそれぞれ接続する複数の前記配線が外周面に分散して内包されている
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載のプラズマ処理装置。
【請求項5】
前記絶縁物は、前記第1の載置台よりも熱伝導率が低いセラミックで形成されている
ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載のプラズマ処理装置。
【請求項6】
前記絶縁物は、前記外周面との間に所定間隔の隙間を設けて形成されている
ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1つに記載のプラズマ処理装置。
【請求項7】
前記絶縁物は、前記配線として機能する導電部が設けられたシート状のセラミック材料を積層し、焼結して形成されている
ことを特徴とする請求項1〜6の何れか1つに記載のプラズマ処理装置。
【請求項8】
前記絶縁物は、導電性金属の溶射により形成された絶縁層内に、導電性金属の溶射により前記配線として機能する導電層が形成されている
ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1つに記載のプラズマ処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の種々の側面及び実施形態は、プラズマ処理装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、半導体ウエハなどの被処理体に対してプラズマを用いて、エッチングなどのプラズマ処理を行うプラズマ処理装置が知られている。このようなプラズマ処理装置では、被処理体の加工の面内均一性を実現するためには、被処理体の温度制御を行うことが重要である。そこで、プラズマ処理装置には、より高度な温度制御を行うために、被処理体を載置する載置台の内部に温調用のヒータが埋め込まれているものがある。ヒータには、電力を供給する必要がある。そこで、プラズマ処理装置では、載置台の外周領域に給電端子を設け、給電端子からヒータに電力を供給している(例えば、下記特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2016−1688号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
プラズマ処理装置では、被処理体の載置領域の周囲にフォーカスリングが配置される。しかしながら、特許文献1に示すように、載置台の外周領域に給電端子を設けた場合、被処理体が載置される載置領域の外側に給電端子が配置されるため、載置台の径方向のサイズが大きくなってしまう。プラズマ処理装置では、載置台の径方向のサイズが大きくなると、フォーカスリングと、給電端子を設けた載置台の外周領域との重複部分が大きくなり、フォーカスリングの径方向の温度に不均一が発生しやすくなる。プラズマ処理装置では、フォーカスリングの径方向の温度に不均一が発生すると、被処理体に対するプラズマ処理の面内均一性が低下する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
開示するプラズマ処理装置は、1つの実施態様において、第1の載置台と、第2の載置台とを有する。第1の載置台は、プラズマ処理の対象となる被処理体が載置される載置面及び外周面を有する。第1の載置台は、載置面にヒータが設けられ、載置面に対する裏面側に給電端子が設けられている。第1の載置台は、外周面に、ヒータと給電端子とを接続する配線が絶縁物に内包されて設けられている。第2の載置台は、第1の載置台の外周面に沿って設けられ、フォーカスリングが載置される。
【発明の効果】
【0006】
開示するプラズマ処理装置の1つの態様によれば、フォーカスリングの径方向の温度に不均一が発生することを抑制できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、実施形態に係るプラズマ処理装置の概略的な構成を示す概略断面図である。
図2図2は、第1実施形態に係る第1の載置台及び第2の載置台の要部構成を示す概略断面図である。
図3図3は、ヒータを配置した領域の一例を示す図である。
図4図4は、グリーンシートの一例を示す図である。
図5図5は、絶縁部を製造する手法の一例を示す図である。
図6図6は、第2実施形態に係る第1の載置台及び第2の載置台の要部構成を示す概略断面図である。
図7図7は、第2実施形態に係る静電チャックおよび絶縁部の制作方法を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本願の開示するプラズマ処理装置の実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を付すこととする。また、本実施形態により開示する発明が限定されるものではない。各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0009】
(第1実施形態)
[プラズマ処理装置の構成]
最初に、実施形態に係るプラズマ処理装置10の概略的な構成を説明する。図1は、実施形態に係るプラズマ処理装置の概略的な構成を示す概略断面図である。プラズマ処理装置10は、気密に構成され、電気的に接地電位とされた処理容器1を有している。この処理容器1は、円筒状とされ、例えば表面に陽極酸化被膜が形成されたアルミニウム等から構成されている。処理容器1は、プラズマが生成される処理空間を画成する。処理容器1内には、被処理体(work-piece)である半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という。)Wを水平に支持する第1の載置台2が収容されている。
【0010】
第1の載置台2は、上下方向に底面を向けた略円柱状を呈しており、上側の底面がウエハWの載置される載置面6dとされている。第1の載置台2の載置面6dは、ウエハWと同程度のサイズとされている。第1の載置台2は、基台3と、静電チャック6とを含んでいる。
【0011】
基台3は、導電性の金属、例えばアルミニウム等で構成されている。基台3は、下部電極として機能する。基台3は、絶縁体の支持台4に支持されており、支持台4が処理容器1の底部に設置されている。
【0012】
静電チャック6は、上面が平坦な円盤状とされ、当該上面がウエハWの載置される載置面6dとされている。静電チャック6は、平面視において第1の載置台2の中央に設けられている。静電チャック6は、電極6a及び絶縁体6bを有している。電極6aは、絶縁体6bの内部に設けられており、電極6aには直流電源12が接続されている。静電チャック6は、電極6aに直流電源12から直流電圧が印加されることにより、クーロン力によってウエハWを吸着するように構成されている。また、静電チャック6は、絶縁体6bの内部にヒータ6cが設けられている。ヒータ6cは、後述する給電機構を介して電力が供給され、ウエハWの温度を制御する。
【0013】
第1の載置台2は、外周面に沿って周囲に第2の載置台7が設けられている。第2の載置台7は、内径が第1の載置台2の外径よりも所定サイズ大きい円筒状に形成され、第1の載置台2と軸を同じとして配置されている。第2の載置台7は、上側の面が環状のフォーカスリング5の載置される載置面9dとされている。フォーカスリング5は、例えば単結晶シリコンで形成されており、第2の載置台7に載置される。
【0014】
第2の載置台7は、基台8と、フォーカスリングヒータ9を含んでいる。基台8は、例えば表面に陽極酸化被膜が形成されたアルミニウム等で構成されている。基台8は、支持台4に支持されている。フォーカスリングヒータ9は、基台8に支持されている。フォーカスリングヒータ9は、上面が平坦な環状の形状とされ、当該上面がフォーカスリング5の載置される載置面9dとされている。フォーカスリングヒータ9は、ヒータ9a及び絶縁体9bを有している。ヒータ9aは、絶縁体9bの内部に設けられ、絶縁体9bに内包されている。ヒータ9aは、後述する給電機構を介して電力が供給され、フォーカスリング5の温度を制御する。このように、ウエハWの温度とフォーカスリング5の温度は、異なるヒータによって独立に制御される。
【0015】
基台3には、給電棒50が接続されている。給電棒50には、第1の整合器11aを介して第1のRF電源10aが接続され、また、第2の整合器11bを介して第2のRF電源10bが接続されている。第1のRF電源10aは、プラズマ発生用の電源であり、この第1のRF電源10aからは所定の周波数の高周波電力が第1の載置台2の基台3に供給されるように構成されている。また、第2のRF電源10bは、イオン引き込み用(バイアス用)の電源であり、この第2のRF電源10bからは第1のRF電源10aより低い所定周波数の高周波電力が第1の載置台2の基台3に供給されるように構成されている。
【0016】
基台3の内部には、冷媒流路2dが形成されている。冷媒流路2dは、一方の端部に冷媒入口配管2bが接続され、他方の端部に冷媒出口配管2cが接続されている。また、基台8の内部には、冷媒流路7dが形成されている。冷媒流路7dは、一方の端部に冷媒入口配管7bが接続され、他方の端部に冷媒出口配管7cが接続されている。冷媒流路2dは、ウエハWの下方に位置してウエハWの熱を吸熱するように機能する。冷媒流路7dは、フォーカスリング5の下方に位置してフォーカスリング5の熱を吸熱するように機能する。プラズマ処理装置10は、冷媒流路2d及び冷媒流路7dの中に冷媒、例えば冷却水等をそれぞれ循環させることによって、第1の載置台2及び第2の載置台7の温度を個別に制御可能な構成とされている。なお、プラズマ処理装置10は、ウエハWやフォーカスリング5の裏面側に冷熱伝達用ガスを供給して温度を個別に制御可能な構成としてもよい。例えば、第1の載置台2等を貫通するように、ウエハWの裏面にヘリウムガス等の冷熱伝達用ガス(バックサイドガス)を供給するためのガス供給管が設けられてもよい。ガス供給管は、ガス供給源に接続されている。これらの構成によって、第1の載置台2の上面に静電チャック6によって吸着保持されたウエハWを、所定の温度に制御する。
【0017】
一方、第1の載置台2の上方には、第1の載置台2に平行に対面するように、上部電極としての機能を有するシャワーヘッド16が設けられている。シャワーヘッド16と第1の載置台2は、一対の電極(上部電極と下部電極)として機能する。
【0018】
シャワーヘッド16は、処理容器1の天壁部分に設けられている。シャワーヘッド16は、本体部16aと電極板をなす上部天板16bとを備えており、絶縁性部材95を介して処理容器1の上部に支持される。本体部16aは、導電性材料、例えば表面に陽極酸化被膜が形成されたアルミニウム等からなり、その下部に上部天板16bを着脱自在に支持できるように構成されている。
【0019】
本体部16aの内部には、ガス拡散室16cが設けられ、このガス拡散室16cの下部に位置するように、本体部16aの底部には、多数のガス通流孔16dが形成されている。また、上部天板16bには、当該上部天板16bを厚さ方向に貫通するようにガス導入孔16eが、上記したガス通流孔16dと重なるように設けられている。このような構成により、ガス拡散室16cに供給された処理ガスは、ガス通流孔16d及びガス導入孔16eを介して処理容器1内にシャワー状に分散されて供給される。
【0020】
本体部16aには、ガス拡散室16cへ処理ガスを導入するためのガス導入口16gが形成されている。このガス導入口16gには、ガス供給配管15aの一端が接続されている。このガス供給配管15aの他端には、処理ガスを供給する処理ガス供給源15が接続される。ガス供給配管15aには、上流側から順にマスフローコントローラ(MFC)15b、及び開閉弁V2が設けられている。そして、処理ガス供給源15からプラズマエッチングのための処理ガスが、ガス供給配管15aを介してガス拡散室16cに供給され、このガス拡散室16cから、ガス通流孔16d及びガス導入孔16eを介して処理容器1内にシャワー状に分散されて供給される。
【0021】
上記した上部電極としてのシャワーヘッド16には、ローパスフィルタ(LPF)71を介して可変直流電源72が電気的に接続されている。この可変直流電源72は、オン・オフスイッチ73により給電のオン・オフが可能に構成されている。可変直流電源72の電流・電圧ならびにオン・オフスイッチ73のオン・オフは、後述する制御部90によって制御される。なお、後述のように、第1のRF電源10a、第2のRF電源10bから高周波が第1の載置台2に印加されて処理空間にプラズマが発生する際には、必要に応じて制御部90によりオン・オフスイッチ73がオンとされ、上部電極としてのシャワーヘッド16に所定の直流電圧が印加される。
【0022】
また、処理容器1の側壁からシャワーヘッド16の高さ位置よりも上方に延びるように円筒状の接地導体1aが設けられている。この円筒状の接地導体1aは、その上部に天壁を有している。
【0023】
処理容器1の底部には、排気口81が形成されており、この排気口81には、排気管82を介して第1排気装置83が接続されている。第1排気装置83は、真空ポンプを有しており、この真空ポンプを作動させることにより処理容器1内を所定の真空度まで減圧することができるように構成されている。一方、処理容器1内の側壁には、ウエハWの搬入出口84が設けられており、この搬入出口84には、当該搬入出口84を開閉するゲートバルブ85が設けられている。
【0024】
処理容器1の側部内側には、内壁面に沿ってデポシールド86が設けられている。デポシールド86は、処理容器1にエッチング副生成物(デポ)が付着することを防止する。このデポシールド86のウエハWと略同じ高さ位置には、グランドに対する電位が制御可能に接続された導電性部材(GNDブロック)89が設けられており、これにより異常放電が防止される。また、デポシールド86の下端部には、第1の載置台2に沿って延在するデポシールド87が設けられている。デポシールド86,87は、着脱自在に構成されている。
【0025】
上記構成のプラズマ処理装置10は、制御部90によって、その動作が統括的に制御される。この制御部90には、CPUを備えプラズマ処理装置10の各部を制御するプロセスコントローラ91と、ユーザインターフェース92と、記憶部93とが設けられている。
【0026】
ユーザインターフェース92は、工程管理者がプラズマ処理装置10を管理するためにコマンドの入力操作を行うキーボードや、プラズマ処理装置10の稼働状況を可視化して表示するディスプレイ等から構成されている。
【0027】
記憶部93には、プラズマ処理装置10で実行される各種処理をプロセスコントローラ91の制御にて実現するための制御プログラム(ソフトウェア)や処理条件データ等が記憶されたレシピが格納されている。そして、必要に応じて、ユーザインターフェース92からの指示等にて任意のレシピを記憶部93から呼び出してプロセスコントローラ91に実行させることで、プロセスコントローラ91の制御下で、プラズマ処理装置10での所望の処理が行われる。また、制御プログラムや処理条件データ等のレシピは、コンピュータで読取り可能なコンピュータ記憶媒体(例えば、ハードディスク、CD、フレキシブルディスク、半導体メモリ等)などに格納された状態のものを利用したり、又は、他の装置から、例えば専用回線を介して随時伝送させてオンラインで使用したりすることも可能である。
【0028】
[第1の載置台及び第2の載置台の構成]
次に、図2を参照して、第1実施形態に係る第1の載置台2及び第2の載置台7の要部構成について説明する。図2は、第1実施形態に係る第1の載置台及び第2の載置台の要部構成を示す概略断面図である。
【0029】
第1の載置台2は、基台3と、静電チャック6とを含んでいる。静電チャック6は、絶縁層30を介して基台3に接着されている。静電チャック6は、円板状を呈し、基台3と同軸となるように設けられている。静電チャック6は、絶縁体6bの内部に電極6aが設けられている。静電チャック6の上面は、ウエハWの載置される載置面6dとされている。静電チャック6の下端には、静電チャック6の径方向外側へ突出したフランジ部6eが形成されている。すなわち、静電チャック6は、側面の位置に応じて外径が異なる。
【0030】
静電チャック6は、絶縁体6bの内部にヒータ6cが設けられている。なお、ヒータ6cは、絶縁体6bの内部に存在しなくてもよい。例えば、ヒータ6cは、静電チャック6の裏面に貼り付けられてもよく、載置面6dと冷媒流路2dとの間に介在すればよい。また、ヒータ6cは、載置面6dの領域全面に1つ設けてもよく、載置面6dを分割した領域毎に個別に設けてもよい。すなわち、ヒータ6cは、載置面6dを分割した領域毎に個別に複数設けてもよい。例えば、ヒータ6cは、第1の載置台2の載置面6dを中心からの距離に応じて複数の領域に分け、各領域で第1の載置台2の中心を囲むよう環状に延在させてもよい。もしくは、中心領域を加熱するヒータと、中心領域の外側を囲むように環状に延在するヒータとを含んでもよい。また、載置面6dの中心を囲むよう環状に延在させた領域を、中心からの方向に応じて複数の領域に分け、各領域にヒータ6cを設けてもよい。
【0031】
図3は、ヒータを配置した領域の一例を示す図である。図3は、第1の載置台2及び第2の載置台7を上方向から見た上面図である。図3には、円板状に第1の載置台2の載置面6dが示されている。載置面6dは、中心からの距離及び方向に応じて複数の領域HT1に分けられており、各領域HT1に個別にヒータ6cが設けられている。これにより、プラズマ処理装置10は、ウエハWの温度を、領域HT1毎に、制御できる。
【0032】
図2に戻る。第1の載置台2は、ヒータ6cに電力を供給する給電機構が設けられている。この給電機構について説明する。第1の載置台2は、載置面6dに対する裏面側に給電端子31が設けられている。すなわち、給電端子31は、基台3の静電チャック6に対して反対側に配置されている。給電端子31は、載置面6dに設けられたヒータ6cに対応して設けられている。また、載置面6dにヒータ6cが複数設けられている場合、給電端子31も、ヒータ6cに対応して複数設けられている。そして、第1の載置台2は、第2の載置台7と対向する第1の載置台2の外周面にヒータ6cと給電端子31とを接続する配線32を内包した絶縁部33が設けられている。例えば、静電チャック6のフランジ部6eから外周面に沿って、配線32を内包した絶縁部33が設けられている。絶縁部33は、絶縁物により形成されている。例えば、絶縁部33は、アルミナ(Al2O3)セラミックなどのセラミック材料により形成されている。例えば、絶縁部33は、セラミックなどを含んだグリーンシートを積層した後、焼結して形成してもよい。
【0033】
図4は、グリーンシートの一例を示す図である。グリーンシート40は、セラミック材料によりシート状に形成されており、配線32を設ける位置に対応させて導電性材料による導電部41が設けられている。グリーンシート40は、配線32を設ける位置に対応させて導電部41が設けられている。絶縁部33は、導電部41の位置が一致させてグリーンシート40を積層した後、焼結して形成する。図5は、絶縁部を製造する手法の一例を示す図である。図5の例では、導電部41の位置が一致させて3つのグリーンシート40を積層させている。導電部41は、位置を一致させて焼結することにより、配線32として機能する。
【0034】
図2に戻る。絶縁部33は、第1の載置台2よりも熱伝導率が低いことが好ましい。例えば、絶縁部33は、基台3よりも熱伝導率が低いことが好ましい。例えば、プラズマ処理装置10は、第1の載置台2の基台3をアルミニウムで形成し、絶縁部33をアルミナセラミックの焼結体で形成する。このように絶縁部33を第1の載置台2よりも熱伝導率が低くすることにより、絶縁部33が断熱材として機能し、プラズマ処理の際の熱が第1の載置台2に伝わることを抑制できる。
【0035】
絶縁部33は、第1の載置台2の周方向の全ての外周面に設けられている。これにより、プラズマから第1の載置台2の外周面を保護できる。また、絶縁部33は、複数のヒータ6cと複数の給電端子31をそれぞれ接続する複数の配線32を外周面に分散して内包する。これにより、第1の載置台2の載置面6dにヒータ6cを多数配置した場合でも、ヒータ6cと給電端子31とを接続する配線32を配置できる。また、絶縁部33は、第1の載置台2の外周面との間に所定間隔の隙間36を設けて形成されている。これにより、第1の載置台2と絶縁部33との熱膨張率の違いによる影響を抑えることができる。なお、絶縁部33は、第1の載置台2の周方向の一部の外周面に設けてもよい。
【0036】
給電端子31は、配線35を介して不図示のヒータ電源に接続されている。ヒータ6cには、制御部90の制御に応じて、ヒータ電源から電力が供給される。載置面6dは、ヒータ6cによって加熱制御される。
【0037】
第2の載置台7は、基台8と、フォーカスリングヒータ9を含んでいる。フォーカスリングヒータ9は、絶縁層49を介して基台8に接着されている。フォーカスリングヒータ9の上面は、フォーカスリング5の載置される載置面9dとされている。なお、フォーカスリングヒータ9の上面には、熱伝導性の高いシート部材などを設けてもよい。
【0038】
第2の載置台7の高さは、ウエハWへの熱の伝達やRF電力と、フォーカスリング5への熱の伝達やRF電力とが一致するように適宜調整される。すなわち、図2では、第1の載置台2の載置面6dと第2の載置台7の載置面9dの高さが一致しない場合を例示しているが、両者が一致してもよい。
【0039】
フォーカスリング5は、円環状の部材であって、第2の載置台7と同軸となるように設けられている。フォーカスリング5の内側側面には、径方向内側へ突出した凸部5aが形成されている。すなわち、フォーカスリング5は、内側側面の位置に応じて内径が異なる。例えば、凸部5aが形成されていない箇所の内径は、ウエハWの外径及び静電チャック6のフランジ部6eの外径よりも大きい。一方、凸部5aが形成された箇所の内径は、静電チャック6のフランジ部6eの外径よりも小さく、かつ、静電チャック6のフランジ部6eが形成されていない箇所の外径よりも大きい。
【0040】
フォーカスリング5は、凸部5aが静電チャック6のフランジ部6eの上面と離間し、かつ、静電チャック6の側面からも離間した状態となるように第2の載置台7に配置される。すなわち、フォーカスリング5の凸部5aの下面と静電チャック6のフランジ部6eの上面との間には、隙間が形成されている。また、フォーカスリング5の凸部5aの側面と静電チャック6のフランジ部6eが形成されていない側面との間には、隙間が形成されている。そして、フォーカスリング5の凸部5aは、絶縁部33と第2の載置台7の基台8との間の隙間34の上方に位置する。すなわち、載置面6dと直交する方向からみて、凸部5aは、隙間34と重なる位置に存在し該隙間34を覆っている。これにより、プラズマが、絶縁部33と第2の載置台7の基台8との間の隙間34へ進入することを抑制できる。
【0041】
フォーカスリングヒータ9は、絶縁体9bの内部にヒータ9aが設けられている。ヒータ9aは、基台8と同軸な環状を呈している。ヒータ9aは、載置面9dの領域全面に1つ設けてもよく、載置面9dを分割した領域毎に個別に設けてもよい。すなわち、ヒータ9aは、載置面9dを分割した領域毎に個別に複数設けてもよい。例えば、ヒータ9aは、第2の載置台7の載置面9dを第2の載置台7の中心からの方向に応じて複数の領域に分け、各領域にヒータ9aを設けてもよい。例えば、図3には、円板状に第1の載置台2の載置面6dの周囲に、第2の載置台7の載置面9dが示されている。載置面9dは、中心からの方向に応じて複数の領域HT2に分けられており、各領域HT2に個別にヒータ9aが設けられている。これにより、プラズマ処理装置10は、フォーカスリング5の温度を、領域HT2毎に、制御できる。
【0042】
図2に戻る。基台8には、ヒータ9aに電力を供給する給電機構が設けられている。この給電機構について説明する。基台8には、当該基台8を裏面から上面まで貫く貫通孔HLが形成されている。
【0043】
フォーカスリングヒータ9及び絶縁層49には、給電用のコンタクト51が設けられている。コンタクト51は、一端面がヒータ9aに接続される。コンタクト51の他端面は、貫通孔HLに面しており、給電端子52に接続されている。給電端子52は、配線53を介して不図示のヒータ電源に接続されている。ヒータ9aには、制御部90の制御に応じて、ヒータ電源から電力が供給される。載置面9dは、ヒータ9aによって加熱制御される。なお、フォーカスリングヒータ9のヒータ9aへの給電機構は、静電チャック6のヒータ6cへの給電機構と同様に、第2の載置台7の側面側に設けてもよい。例えば、フォーカスリングヒータ9のヒータ9aへの給電機構は、載置面9dに対する裏面側に給電端子を設け、ヒータ9aと給電端子とを接続する配線を絶縁物に内包させて設けてよい。
【0044】
[作用及び効果]
次に、本実施形態に係るプラズマ処理装置10の作用及び効果について説明する。エッチングなどのプラズマ処理では、ウエハWの面内の加工精度の均一性を実現するため、ウエハWの温度のみならず、ウエハWの外周領域に設置されているフォーカスリング5の温度を調整することが要求されている。一例として、プラズマ処理装置10は、ウエハWの設定温度に比べてフォーカスリング5の設定温度をより高温度帯域に、例えば、100度以上の温度差を設けることが望まれている。
【0045】
そこで、プラズマ処理装置10は、ウエハWが載置される第1の載置台2と、フォーカスリング5が載置される第2の載置台7を分離して設け、熱の移動が抑制されるように工夫している。これにより、プラズマ処理装置10は、ウエハWの温度のみならず、フォーカスリング5の温度を個別に調整できる。例えば、プラズマ処理装置10は、ウエハWの設定温度に比べてフォーカスリング5の設定温度をより高温度帯域に設定することもできる。これにより、プラズマ処理装置10は、ウエハWの面内の加工精度の均一性を実現できる。
【0046】
また、プラズマ処理装置10は、第1の載置台2の載置面6dに対する裏面側に給電端子31を設けている。そして、プラズマ処理装置10は、第1の載置台2の外周面に、ヒータ6cと給電端子31とを接続する配線32を内包した絶縁部33を設けている。
【0047】
ここで、例えば、プラズマ処理装置10は、第1の載置台2とフォーカスリング5の重複する部分を小さくため、第1の載置台2のヒータ6cの下部に貫通孔を形成してヒータ6cに電力を供給する構成とすることが考えられる。しかし、プラズマ処理装置10は、第1の載置台2に貫通孔を形成してヒータ6cに電力を供給する構成とした場合、載置面6dの貫通孔が形成された部分が熱の均一性が低下する特異点となり、ウエハWに対するプラズマ処理の面内の均一性が低下する。
【0048】
一方、プラズマ処理装置10は、第1の載置台2の外周面に、ヒータ6cと給電端子31とを接続する配線32を設けている。これにより、プラズマ処理装置10は、第1の載置台2に貫通孔を形成することなくヒータ6cに電力を供給できるため、ウエハWに対するプラズマ処理の面内の均一性の低下を抑制できる。また、プラズマ処理装置10は、載置面6dに対する裏面側に給電端子31を設け、第1の載置台2の外周面に、ヒータ6cと給電端子31とを接続する配線32を内包した絶縁部33を設けている。これにより、プラズマ処理装置10は、フォーカスリング5と、絶縁部33との重複部分を小さくできるため、フォーカスリング5の径方向の温度に不均一が発生することを抑制でき、ウエハWに対するプラズマ処理の面内均一性の低下を抑制できる。
【0049】
また、プラズマ処理装置10は、第2の載置台7のフォーカスリング5が載置される載置面9dにヒータ9aを設けている。これにより、プラズマ処理装置10は、ウエハWの温度のみならず、フォーカスリング5の温度を個別に調整できるため、ウエハWの面内の加工精度の均一性を向上させることができる。例えば、プラズマ処理装置10では、ウエハWの設定温度に比べてフォーカスリング5の設定温度をより高温度帯域に、100度以上の温度差を設けるができる。これにより、プラズマ処理装置10は、ウエハWの面内の加工精度の高い均一性を実現できる。
【0050】
また、プラズマ処理装置10は、第1の載置台2の内部に、冷媒流路2dが形成されている。プラズマ処理装置10は、冷媒流路2dに冷媒を流すことにより、ウエハWの温度を制御できるため、プラズマ処理によるウエハWに対する加工精度を向上させることができる。
【0051】
このように、本実施形態に係るプラズマ処理装置10は、ウエハWの面内温度の均一性と、ウエハWとフォーカスリング5の温度差の制御性を両立できる。
【0052】
また、プラズマ処理装置10は、第1の載置台2の載置面6dを分割した領域毎にヒータ6cを個別に設けている。また、プラズマ処理装置10は、第1の載置台2の載置面6dの裏面側に給電端子31を複数設けている。プラズマ処理装置10は、第1の載置台2の外周面を囲むようにリング状に絶縁部33を形成している。絶縁部33には、複数のヒータ6cと複数の給電端子31をそれぞれ接続する複数の配線32が外周面に分散して内包されている。これにより、プラズマ処理装置10は、第1の載置台2の載置面6dにヒータ6cを多数配置した場合でも、ヒータ6cと給電端子31とを接続する配線32を配置できる。
【0053】
また、プラズマ処理装置10は、絶縁部33を第1の載置台2よりも熱伝導率が低いセラミックで形成している。これにより、プラズマ処理装置10は、絶縁部33が断熱材として機能し、プラズマ処理の際の熱が第1の載置台2に伝わることを抑制できる。
【0054】
また、プラズマ処理装置10の絶縁部33は、配線32として機能する導電部41が設けられたシート状のセラミック材料(グリーンシート40)を積層し、焼結して形成されている。グリーンシート40は、絶縁性が高い。このため、プラズマ処理装置10は、ヒータ6cの発熱量を増すために配線32に流れる電力を大きした場合でも絶縁部33の絶縁性を維持できる。
【0055】
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態に係るプラズマ処理装置10は、図1に示す第1実施形態に係るプラズマ処理装置10の構成と同様であるため、説明を省略する。
【0056】
次に、図6を参照して、第2実施形態に係る第1の載置台2及び第2の載置台7の要部構成について説明する。図6は、第2実施形態に係る第1の載置台及び第2の載置台の要部構成を示す概略断面図である。第2実施形態に係る第1の載置台2及び第2の載置台7は、図2に示した第1実施形態に係る第1の載置台2及び第2の載置台7と一部が同様の構成であるため、同一の部分については同一の符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
【0057】
第1の載置台2は、基台3と、静電チャック6とを含んでいる。第2実施形態に係る静電チャック6は、基台3に対して、絶縁性セラミックなどの絶縁物と、導電性金属などの導電物とを交互に溶射した溶射膜により形成されており、電極6a、絶縁体6bおよびヒータ6cを有している。絶縁体6bは、絶縁物の溶射膜により形成されている。電極6aおよびヒータ6cは、導電物の溶射膜により形成されている。ヒータ6cは、載置面6dの領域全面に1つ設けてもよく、載置面6dを分割した領域HT1毎に個別に設けてもよい。
【0058】
第1の載置台2は、載置面6dに対する裏面側に給電端子31が設けられている。給電端子31は、載置面6dに設けられたヒータ6cに対応して設けられている。そして、第1の載置台2は、第2の載置台7と対向する第1の載置台2の外周面にヒータ6cと給電端子31とを接続する配線32を内包した絶縁部33が設けられている。例えば、静電チャック6のフランジ部6eから外周面に沿って、配線32を内包した絶縁部33が設けられている。
【0059】
ここで、第2実施形態に係る静電チャック6および絶縁部33の制作方法を説明する。図7は、第2実施形態に係る静電チャックおよび絶縁部の制作方法を説明する図である。図7の(A)−(E)には、静電チャック6および絶縁部33を制作する流れが示されている。
【0060】
まず、図7の(A)に示すように、基台3の上面および側面に対して、絶縁性セラミックの溶射を行い、基台3の上面および側面に、絶縁性セラミックの溶射膜による絶縁層L1を形成する。絶縁性セラミックとしては、例えば、アルミナやイットリアが挙げられる。
【0061】
次に、図7の(B)に示すように、絶縁層L1に対して、導電性金属を溶射して絶縁層L1上に、導電性金属の溶射膜による導電層L2を全面に形成し、ブラスト加工や研磨などによって導電層L2の不要な部分を除去することにより、導電層L2にヒータ6cや配線32を形成する。導電性金属としては、例えば、タングステンが挙げられる。なお、基台3の絶縁層L1に対してヒータ6cや配線32に対応したパターンを配置し、導電性金属を溶射して導電層L2を形成することにより、ヒータ6cおよび配線32を形成してもよい。
【0062】
次に、図7の(C)に示すように、導電層L2に対して、絶縁性セラミックの溶射を行い、基台3の上面および側面に、絶縁性セラミックの溶射膜による絶縁層L3を形成する。
【0063】
次に、図7の(D)に示すように、絶縁層L3に対して、導電性金属を溶射して絶縁層L3上に、導電性金属の溶射膜による導電層L4を全面に形成し、ブラスト加工や研磨などによって導電層L4の不要な部分を除去することにより、導電層L4に電極6aを形成する。なお、絶縁層L3に対して電極6aに対応したパターンを配置し、導電性金属を溶射して導電層L4を形成することにより、電極6aを形成してもよい。
【0064】
次に、図7の(E)に示すように、導電層L4に対して、絶縁性セラミックの溶射を行い、基台3の上面および側面に、絶縁性セラミックの溶射膜による絶縁層L5を形成する。
【0065】
なお、静電チャック6の電極6aより下層、および、基台3には、ピンホールを設けてもよい。そして、電極6aは、ピンホールに配置された給電端子を介して直流電源12から電力が供給されてもよい。また、導電層L4には、配線32と同様に、給電用の配線を形成してもよい。そして、電極6aは、導電層L4に形成された給電用の配線を介して直流電源12から電力が供給されてもよい。
【0066】
溶射により形成された絶縁層L1、L3、L5、導電層L2、L4は、ポーラスであるため、温度変化によって基台3が膨張、収縮しても割れ等が発生することなく、膨張、収縮に対して耐えることができる。
【0067】
また、溶射は、コストが安い。このため、静電チャック6および絶縁部33を溶射を用いて制作することにより、静電チャック6および絶縁部33を低コストで作成できる。
【0068】
なお、第2実施形態では、静電チャック6および絶縁部33を溶射で一度に制作する場合を説明したが、これに限定されるものではない。静電チャック6と絶縁部33は、別々に制作されてもよい。また、静電チャック6は、一部、または、全部を絶縁性のセラミック板の焼結により形成してもよい。例えば、静電チャック6および絶縁部33は、絶縁層L1、L3、および導電層L2、L4を溶射で形成し、絶縁層L5を絶縁性のセラミック板の焼結により形成してもよい。また、静電チャック6を絶縁性のセラミック板などの焼結により形成し、絶縁部33を溶射で形成してもよい。
【0069】
[作用及び効果]
このように、プラズマ処理装置10の絶縁部33は、導電性金属の溶射により形成された絶縁層内(絶縁層L1、L3の間)に、導電性金属の溶射により配線32として機能する導電層L2が形成されている。このため、プラズマ処理装置10は、基台3が膨張、収縮しても、割れ等が発生することなく耐えられる。また、プラズマ処理装置10は、静電チャック6および絶縁部33を低コストで制作できる。
【0070】
以上、種々の実施形態について説明してきたが、上述した実施形態に限定されることなく種々の変形態様を構成可能である。例えば、上述したプラズマ処理装置10は、容量結合型のプラズマ処理装置10であったが、第1の載置台2は任意のプラズマ処理装置10に採用され得る。例えば、プラズマ処理装置10は、誘導結合型のプラズマ処理装置10、マイクロ波といった表面波によってガスを励起させるプラズマ処理装置10のように、任意のタイプのプラズマ処理装置10であってもよい。
【符号の説明】
【0071】
1 処理容器
2 第1の載置台
2d 冷媒流路
3 基台
5 フォーカスリング
6 静電チャック
6c ヒータ
6d 載置面
7 第2の載置台
8 基台
9 フォーカスリングヒータ
9a ヒータ
10 プラズマ処理装置
31 給電端子
32 配線
33 絶縁部
W ウエハ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7