(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022102222
(43)【公開日】2022-07-07
(54)【発明の名称】毛髪化粧料
(51)【国際特許分類】
A61K 8/34 20060101AFI20220630BHJP
A61Q 5/00 20060101ALI20220630BHJP
【FI】
A61K8/34
A61Q5/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020216832
(22)【出願日】2020-12-25
(71)【出願人】
【識別番号】000000387
【氏名又は名称】株式会社ADEKA
(74)【代理人】
【識別番号】100110423
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道治
(74)【代理人】
【識別番号】100111648
【弁理士】
【氏名又は名称】梶並 順
(74)【代理人】
【識別番号】100122437
【弁理士】
【氏名又は名称】大宅 一宏
(74)【代理人】
【識別番号】100209495
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 さおり
(72)【発明者】
【氏名】中島 和哉
(72)【発明者】
【氏名】安谷 聡人
(72)【発明者】
【氏名】前橋 麻利華
【テーマコード(参考)】
4C083
【Fターム(参考)】
4C083AA122
4C083AB032
4C083AB242
4C083AB312
4C083AB432
4C083AC012
4C083AC022
4C083AC082
4C083AC102
4C083AC112
4C083AC122
4C083AC132
4C083AC152
4C083AC171
4C083AC172
4C083AC182
4C083AC212
4C083AC232
4C083AC262
4C083AC302
4C083AC352
4C083AC372
4C083AC392
4C083AC402
4C083AC422
4C083AC432
4C083AC442
4C083AC492
4C083AC532
4C083AC542
4C083AC582
4C083AC642
4C083AC662
4C083AC692
4C083AC712
4C083AC732
4C083AC782
4C083AC792
4C083AC842
4C083AC852
4C083AC902
4C083AC932
4C083AD042
4C083AD092
4C083AD132
4C083AD152
4C083AD162
4C083AD242
4C083AD282
4C083AD352
4C083AD392
4C083AD492
4C083AD512
4C083AD532
4C083AD572
4C083AD622
4C083AD662
4C083CC31
4C083CC32
4C083CC33
4C083CC36
4C083CC38
4C083CC39
4C083DD08
4C083DD12
4C083DD30
4C083DD41
4C083EE01
4C083EE10
(57)【要約】
【課題】本発明の目的は、抗菌防腐性を有し、毛髪及び皮膚に対して低刺激である毛髪化粧料を提供することである。
【解決手段】本発明は、下記の一般式(1)で表される化合物を含有する毛髪化粧料である。
【化1】
(式中、Rは炭素数6~10の炭化水素基を表す。)
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記の一般式(1)で表される化合物を含有する毛髪化粧料。
【化1】
(式中、Rは炭素数6~10の炭化水素基を表す。)
【請求項2】
毛髪化粧料の種類が、シャンプー、リンス、コンディショナー、トリートメント、染毛剤、カラーシャンプー、カラートリートメント、カラーリンス、ヘアマニキュア、パーマ剤、ヘアパック、ヘアスプレー、ヘアセットスプレー、ヘアミスト、ヘアフォーム、ヘアスタイリング、ヘアジェル、ヘアオイル、ヘアワックス、ヘアミルク、頭皮ケア、リーブオンヘアトリートメント、又はリーブオンヘアオイルである、請求項1に記載の毛髪化粧料。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、抗菌防腐性を有し、毛髪及び皮膚に対して低刺激である毛髪化粧料に関する。
【背景技術】
【0002】
化粧料には様々な成分が使用されている。しかし、従来使用されている化合物の中には、例えば、パラベン類等の抗菌剤のように、人体に対して安全性が高くない化合物も存在している。そこで、抗菌防腐剤としては、人体に対して安全性の高い化合物としてグリセリルエーテル類が注目され、抗菌防腐剤の用途で広く化粧料に使用されてきた(例えば、特許文献1を参照)。しかしながら、グリセリルエーテル類は、炭化水素基の違いによってその性能が大きく変化するため、特に、毛髪化粧料に使用するのに最適な炭化水素基を持つグリセリルエーテル類が求められていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、本発明が解決しようとする課題は、抗菌防腐性を有し、毛髪及び皮膚に対して低刺激である毛髪化粧料を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
そこで本発明者等は鋭意検討して本発明に至った。即ち、本発明は、下記の一般式(1)で表される化合物を含有する毛髪化粧料である。
【0006】
【0007】
(式中、Rは炭素数6~10の炭化水素基を表す。)
【発明の効果】
【0008】
本発明の効果は、抗菌防腐性を有し、毛髪及び皮膚に対して低刺激である毛髪化粧料を提供したことにある。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の毛髪化粧料は、下記の一般式(1)で表される化合物を含有する毛髪化粧料である。
【0010】
【0011】
(式中、Rは炭素数6~10の炭化水素基を表す。)
【0012】
一般式(1)のRは、炭素数6~10の炭化水素基であり、こうした炭化水素基としては、例えば、直鎖ヘキシル基、分岐ヘキシル基、直鎖ヘプチル基、分岐ヘプチル基、直鎖オクチル基、分岐オクチル基、直鎖ノニル基、分岐ノニル基、直鎖デシル基、分岐デシル基等のアルキル基、直鎖ヘキセニル基、分岐ヘキセニル基、直鎖ヘプテニル基、分岐ヘプテニル基、直鎖オクテニル基、分岐オクテニル基、直鎖ノネニル基、分岐ノネニル基、直鎖デセニル基、分岐デセニル基等のアルケニル基、フェニル基、トルイル基、キシリル基、クメニル基、メシチル基、ベンジル基、フェネチル基、スチリル基、シンナミル基、ベンズヒドリル基、トリチル基、エチルフェニル基、プロピルフェニル基、ブチルフェニル基等のアリール基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、メチルシクロペンチル基、メチルシクロヘキシル基、メチルシクロヘプチル基、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基、シクロヘプテニル基、メチルシクロペンテニル基、メチルシクロヘキセニル基、メチルシクロヘプテニル基等のシクロアルキル基が挙げられる。これらの炭化水素基の中でも抗菌防腐剤としての効果が高いことから、直鎖ヘキシル基、直鎖オクチル基、直鎖デシル基、エチルヘキシル基、及びシクロヘキシル基が好ましい。
【0013】
本発明の毛髪化粧料における一般式(1)で表される化合物の配合量は特に規定されず、任意の量を配合させればよいが、添加量があまりに少ないと抗菌防腐効果が発揮されない場合があり、添加量があまりに多いと、添加量に見合った効果が得られない場合があるため、一般式(1)で表される化合物の配合量は、毛髪化粧料全体に対して0.01質量%~40質量%が好ましく、0.02質量%~30質量%がより好ましく、0.05質量%~20質量%が更に好ましく、0.1質量%~10質量%が最も好ましい。
【0014】
本発明の毛髪化粧料の種類としては、公知の毛髪化粧料であればいずれの毛髪化粧料でもよく、例えば、シャンプー、リンス、コンディショナー、トリートメント、染毛剤、カラーシャンプー、カラートリートメント、カラーリンス、ヘアマニキュア、パーマ剤、ヘアパック、ヘアスプレー、ヘアセットスプレー、ヘアミスト、ヘアフォーム、ヘアスタイリング、ヘアジェル、ヘアオイル、ヘアワックス、ヘアミルク、頭皮ケア、リーブオンヘアトリートメント、又はリーブオンヘアオイル等が挙げられる。また、本発明の毛髪化粧料の剤型は特に限定されず、例えば、水溶液系、溶剤系、ゲル系、エアゾール系、水-油系エマルション(W/Oエマルション、O/Wエマルション、W/O/Wエマルション、O/W/Oエマルション)等が挙げられる。
【0015】
本発明の毛髪化粧料は、本発明の目的を損なわない範囲で、使用目的に応じて保存時、使用時、使用後にて各種特性(溶解性、分散性、安定性、使用感、塗布性、浸透性、保湿性、安全性、意匠性、光学特性、芳香性、美白性等)を向上改質させるために、他の成分、例えば、界面活性剤、キレート剤、低分子ポリオール、植物由来エキス、亜鉛化合物、増粘剤、油剤、粉体(顔料、色素、樹脂)、その他の抗菌剤、香料、保湿剤、生理活性成分、溶媒、酸化防止剤、パール化剤、中和剤、pH調整剤、酵素等の成分を適宜配合することができる。
【0016】
界面活性剤としては、アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤及び両性界面活性剤が挙げられ、アニオン界面活性剤としては、例えば、高級脂肪酸塩、高級アルコール硫酸エステル塩、硫化オレフィン塩、高級アルキルスルホン酸塩、α-オレフィンスルホン酸塩、硫酸化脂肪酸塩、スルホン化脂肪酸塩、リン酸エステル塩、脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、グリセライド硫酸エステル塩、脂肪酸エステルのスルホン酸塩、α-スルホ脂肪酸メチルエステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸塩、アシル化ペプチド、脂肪酸アルカノールアミド又はそのアルキレンオキサイド付加物の硫酸エステル塩、スルホコハク酸エステル、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキルベンゾイミダゾールスルホン酸塩、ポリオキシアルキレンスルホコハク酸塩、N-アシル-N-メチルタウリンの塩、N-アシルグルタミン酸又はその塩、アシルオキシエタンスルホン酸塩、アルコキシエタンスルホン酸塩、N-アシル-β-アラニン又はその塩、N-アシル-N-カルボキシエチルタウリン又はその塩、N-アシル-N-カルボキシメチルグリシン又はその塩、アシル乳酸塩、N-アシルサルコシン塩、及びアルキル又はアルケニルアミノカルボキシメチル硫酸塩等の1種又は2種以上の混合物を挙げることができる。
【0017】
ノニオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル(エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドの付加形態は、ランダム状、ブロック状の何れでもよい。)、ポリエチレングリコールプロピレンオキサイド付加物、ポリプロピレングリコールエチレンオキサイド付加物、グリセリン脂肪酸エステル又はそのエチレンオキサイド付加物、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アルキルポリグルコシド、脂肪酸モノエタノールアミド又はそのエチレンオキサイド付加物、脂肪酸-N-メチルモノエタノールアミド又はそのエチレンオキサイド付加物、脂肪酸ジエタノールアミド又はそのエチレンオキサイド付加物、ショ糖脂肪酸エステル、アルキル(ポリ)グリセリンエーテル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、脂肪酸メチルエステルエトキシレート、N-長鎖アルキルジメチルアミンオキサイド等が挙げられる。
【0018】
カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキル(アルケニル)トリメチルアンモニウム塩、ジアルキル(アルケニル)ジメチルアンモニウム塩、アルキル(アルケニル)四級アンモニウム塩、エーテル基或いはエステル基或いはアミド基を含有するモノ或いはジアルキル(アルケニル)四級アンモニウム塩、アルキル(アルケニル)ピリジニウム塩、アルキル(アルケニル)ジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキル(アルケニル)イソキノリニウム塩、ジアルキル(アルケニル)モルホニウム塩、ポリオキシエチレンアルキル(アルケニル)アミン、アルキル(アルケニル)アミン塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、アミルアルコール脂肪酸誘導体、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等が挙げられる。
【0019】
両性界面活性剤としては、例えば、カルボキシベタイン、スルホベタイン、ホスホベタイン、アミドアミノ酸、イミダゾリニウムベタイン系界面活性剤等が挙げられる。
【0020】
界面活性剤は上記の1種又は2種以上を配合してもよい。その配合量は特に限定されず、毛髪化粧料の種類によって異なるが、概ね毛髪化粧料全量に対して0.01質量%~80質量%が好ましく、0.05質量%~60質量%がより好ましい。
【0021】
キレート剤としては、例えば、アミノポリカルボン酸系キレート剤、芳香族又は脂肪族カルボン酸系キレート剤、アミノ酸系キレート剤、エーテルポリカルボン酸系キレート剤、ホスホン酸系キレート剤、リン酸キレート剤、ヒドロキシカルボン酸系キレート剤、高分子電解質(オリゴマー電解質を含む)系キレート剤、ジメチルグリオキシム、アスコルビン酸、チオグリコール酸、フィチン酸、グリオキシル酸、グリオキサール酸等が挙げられる。これらのキレート剤は、それぞれフリーの酸型であっても、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等の塩の形であってもよい。さらに、それらは、加水分解可能なそれらのエステル誘導体の形であってもよい。
【0022】
アミノポリカルボン酸系キレート剤としては、例えば、エチレンジアミンテトラ酢酸、エチレンジアミンジ酢酸、シクロヘキサンジアミンテトラ酢酸、ニトリロトリ酢酸、イミノジ酢酸、N-(2-ヒドロキシエチル)イミノジ酢酸、ジエチレントリアミンペンタ酢酸、N-(2-ヒドロキシエチル)エチレンジアミントリ酢酸、グリコールエーテルジアミンテトラ酢酸、グルタミン酸ジ酢酸、アスパラギン酸ジ酢酸及びこれらの塩類が挙げられる。
【0023】
芳香族又は脂肪族カルボン酸系キレート剤としては、例えば、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、セバシン酸、アゼライン酸、イタコン酸、アコニット酸、ピルビン酸、サリチル酸、アセチルサリチル酸、ヒドロキシ安息香酸、アミノ安息香酸(アントラニル酸を含む)、フタル酸、フマル酸、トリメリット酸、没食子酸、ヘキサヒドロフタル酸及びこれらの塩類、メチルエステル類及びエチルエステル類が挙げられる。
【0024】
アミノ酸系キレート剤としては、例えば、グリシン、セリン、アラニン、リジン、シスチン、システイン、エチオニン、チロシン、メチオニン及びこれらの塩類及び誘導体が挙げられる。
ホスホン酸系キレート剤としては、例えば、イミノジメチルホスホン酸、アルキルジホスホン酸、1-ヒドロキシエタン-1,1-ジホスホン酸及びこれらの塩類が挙げられる。
【0025】
リン酸系キレート剤としては、例えば、オルトリン酸、ピロリン酸、トリリン酸及びポリリン酸が挙げられる。
ヒドロキシカルボン酸系キレート剤としては、例えば、リンゴ酸、クエン酸、グリコール酸、グルコン酸、ヘプトン酸、酒石酸、乳酸及びこれらの塩類が挙げられる。
高分子電解質(オリゴマー電解質を含む)系キレート剤としては、例えば、アクリル酸重合体、無水マレイン酸重合体、α-ヒドロキシアクリル酸重合体、イタコン酸重合体、これらの重合体の構成モノマー2種以上からなる共重合体及びエポキシコハク酸重合体が挙げられる。
【0026】
これらのキレート剤の中でも、エチレンジアミンテトラ酢酸、エチレンジアミンジ酢酸、ニトリロトリ酢酸、イミノジ酢酸、N-(2-ヒドロキシエチル)イミノジ酢酸、グルタミン酸ジ酢酸、アスパラギン酸ジ酢酸、コハク酸、サリチル酸、シュウ酸、乳酸、フマル酸、クエン酸、酒石酸、1-ヒドロキシエタン-1,1-ジホスホン酸及びこれらの塩が好ましく、エチレンジアミンテトラ酢酸、ニトリロトリ酢酸、イミノジ酢酸、N-(2-ヒドロキシエチル)イミノジ酢酸、グルタミン酸ジ酢酸、アスパラギン酸ジ酢酸、コハク酸、乳酸、酒石酸及びこれらの塩が更に好ましく、エチレンジアミンテトラ酢酸、グルタミン酸ジ酢酸、アスパラギン酸ジ酢酸及びこれらの塩が最も好ましい。キレート剤は上記の1種又は2種以上を配合してもよい。その配合量は特に限定されず、毛髪化粧料の種類によって異なるが、概ね毛髪化粧料全量に対して0.01質量%~30質量%が好ましく、0.05質量%~20質量%がより好ましい。
【0027】
低分子ポリオールとは分子量50~1000、好ましくは分子量50~500のポリオールであり、飽和ジオール又はその縮合物、不飽和ジオール、脂環状ジオール、3価アルコール、4価アルコール、5価アルコール、6価アルコール、グリセリンモノエーテル類(一般式(1)で表される化合物を除く)、N-置換ジエタノールアミン類、N-置換ジイソプロパノールアミン類、N-ジ置換-3-アミノ-1,2-プロパンジオール類等が挙げられる。飽和ジオール又はその縮合物としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、1,3-プロパンジオール、1,2-ブタンジオール、1,3-ブタンジオール、1,4-ブタンジオール、2,3-ブタンジオール、2-メチル-1,2-プロパンジオール、2-メチル-1,3-プロパンジオール、1,2-ペンタンジオール、1,3-ペンタンジオール、1,4-ペンタンジオール、1,5-ペンタンジオール、2,3-ペンタンジオール、2,4-ペンタンジオール、2-メチル-1,2-ブタンジオール、2-メチル-2,3-ブタンジオール、2-メチル-1,4-ブタンジオール、3-メチル-1,2-ブタンジオール、3-メチル-1,3ブタンジオール、2-エチル-1,3-プロパンジオール、2,2-ジメチル-1,3-プロパンジオール、1,2-ヘキサンジオール、1,5-ヘキサンジオール、1,6-ヘキサンジオール、2,5-ヘキサンジオール、3,3-ヘキサンジオール、2-メチル-1,3-ペンタンジオール、2-メチル-1,5-ペンタンジオール、2-メチル-2,4-ペンタンジオール、3-メチル-1,5-ペンタンジオール、3-メチル-2,3-ペンタンジオール、3-メチル-2,4-ペンタンジオール、4-メチル-1,2-ペンタンジオール、2-エチル-2-メチル-1,3-プロパンジオール、2,2-ジメチル-1,3-ブタンジオール、2,3-ジメチル-1,2-ブタンジオール、1,2-ヘプタンジオール、1,7-ヘプタンジオール、3,4-ヘプタンジオール、2-プロピル-2-メチル-1,3-プロパンジオール、2-イソプロピル-2-メチル-1,3-プロパンジオール、1,2-オクタンジオール、1,8-オクタンジオール、3,6-オクタンジオール、2-エチル-1,3-ヘキサンジオール、2-sec-ブチル-2-ブチル-1,3-プロパンジオール、2,2-ジメチル-1,3-ヘキサンジオール、2,5-ジメチル-2,5-ヘキサンジオール、2,2,4-トリメチル-1,3-ペンタンジオール、1,2-ノナンジオール、1,3-ノナンジオール、1,9-ノナンジオール、3,6-オクタンジオール、2-エチル-2-(2-メチル)プロピル-1,3-プロパンジオール、2,2,4-トリメチル-1,6-ヘキサンジオール、2,4,4-トリメチル-1,6-ヘキサンジオール、2-ブチル-2-エチル-1,3-プロパンジオール、2,4-ジエチル-1,5-ペンタンジオール、2-メチル-1,8-オクタンジオール、1,2-デカンジオール、1,10-デカンジオール、5,6-デカンジオール、3,6-ジメチル-3,6-オクタンジオール、3,7-ジメチル-1,6-オクタンジオール、3,7-ジメチル-1,7-オクタンジオール、1,2-ウンデカンジオール、1,4-ウンデカンジオール、1,11-ウンデカンジオール、6-エチル-3-メチル-1,6-オクタンジオール、1,2-ドデカンジオール、1,10-ドデカンジオール、1,12-ドデカンジオール、2,4-ジエチル-1,5-オクタンジオール、2,8,8-トリメチル-2,7-ノナンジオール、1,2-テトラデカンジオール、1,14-テトラデカンジオール、7,8-テトラデカンジオール、1,2-ペンタデカンジオール、1,2-ヘキサデカンジオール、1,16-ヘキサデカンジオール、1,17-ヘプタデカンジオール、1,2-オクタデカンジオール、1,12-オクタデカンジオール、1,2-エイコサンジオール、1,2-ドコサンジオール、1,2-テトラコサンジオール等が挙げられる。
【0028】
不飽和ジオールとしては、例えば、2-ブテン-1,4-ジオール、3-ブテン-1,2-ジオール、2-メチレン-1,3-プロパンジオール、2-ブチン-1,4-ジオール、5-ヘキセン-1,2-ジオール、3-メチル-2-ペンテン-1,5-ジオール、3-メチレンペンタン-1,5-ジオール、1,5-ヘキサジエン-3,4-ジオール、7-オクテン-1,2-ジオール、2,5-ジメチル-3-ヘキセン-2,5-ジオール、9-デセン-1、2-ジオール、2,6-ジメチル-7-オクテン-2,6-ジオール、3,7-ジメチル-7-オクテン-1,6-ジオール、13-テトラデセン-1、2-ジオール、12-ヒドロキシ-9-オクタデセノール、2-ペンチン-1,4-ジオール、3-ヘキシン-2,5-ジオール、4-メチル-2-ペンチン-1,4-ジオール、3-ヘプチン-2,5-ジオール、4-メチル-2-ペンチン-1,4-ジオール、3,4-ジメチル-1-ペンチン-3,4-ジオール、2,5-ジメチル-3-ヘキシン-2,5-ジオール、5-デシン-4,7-ジオール、2,6-ジメチル-7-オクチン-2,6-ジオール、3,6-ジメチル-4-オクチン-3,6-ジオール、2,3,6,7-テトラメチル-4-オクチン-3,6-ジオール、2,4,7,9-テトラメチル-5-デシン-4,7-ジオール、2,5,8,11-テトラメチル-6-ドデシン-5,8-ジオール、1,1,4,4-テトライソプロピル-4-オクチン-3,6-ジオール、5,10-ジエチル-7-テトラデシン-6,9-ジオール等が挙げられる。
【0029】
脂環状ジオールとしては、例えば、1,2-シクロペンタンジオール、1,3-シクロペンタンジオール、1,2-シクロヘキサンジオール、1,3-シクロヘキサンジオール、1,4-シクロヘキサンジオール、1,2-シクロヘプタンジオール、2,3-ノルボルナンジオール、2,5-ノルボルナンジオール、2,7-ノルボルナンジオール、1,2-シクロオクタンジオール、1,4-シクロオクタンジオール、1,2-シクロデカンジオール、5-シクロオクテン-1,2-ジオール、1,5-デカリンジオール、リモネングリコール、1,2-テルペンジオール、4,4’-ビシクロヘキサンジオール、1,2-シクロドデカンジオール等が挙げられる。
【0030】
3価アルコールとしては、例えば、グリセリン、1,2,3-ブタントリオール、1,2,4-ブタントリオール、2-メチル-1,2,3-プロパントリオール、1,2,3-ペンタントリオール、1,2,4-ペンタントリオール、1,3,5-ペンタントリオール、2,3,4-ペンタントリオール、2-メチル-2,3,4-ブタントリオール、トリメチロールエタン、2,3,4-ヘキサントリオール、2-エチル-1,2,3-ブタントリオール、トリメチロールプロパン、4-プロピル-3,4,5-ヘプタントリオール、2,4-ジメチル-2,3,4-ペンタントリオール、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン等が挙げられる。
【0031】
4価アルコールとしては、例えば、エリスリトール、ペンタエリスリトール、1,2,3,4-ペンタテトロール、2,3,4,5-ヘキサテトロール、1,2,4,5-ペンタンテトロール、1,3,4,5-ヘキサンテトロール、ジグリセリン、ソルビタン、N,N,N’,N’-テトラキス(2-ヒドロキシプロピル)エチレンジアミン、N,N,N’,N’-テトラキス(ヒドロキシエチル)エチレンジアミン等が挙げられる。
5価アルコールとしては、例えば、アドニトール、アラビトール、キシリトール、トリグリセリン等が挙げられる。
6価アルコールとしては、例えば、ジペンタエリスリトール、ソルビトール、マンニトール、イジトール、イノシトール、ダルシトール、タロース、アロース等が挙げられる。
【0032】
グリセリンモノエーテル類としては、例えば、1-メチルグリセリルエーテル、2-メチルグリセリルエーテル、1-エチルグリセリルエーテル、2-エチルグリセリルエーテル、1-プロピルグリセリルエーテル、2-プロピルグリセリルエーテル、1-イソプロピルグリセリルエーテル、2-イソプロピルグリセリルエーテル、1-ブチルグリセリルエーテル、2-ブチルグリセリルエーテル、1-イソブチルグリセリルエーテル、2-イソブチルグリセリルエーテル、1-ペンチルグリセリルエーテル、2-ペンチルグリセリルエーテル、1-ウンデシルグリセリルエーテル、2-ウンデシルグリセリルエーテル、1-ドデシルグリセリルエーテル、2-ドデシルグリセリルエーテル、1-トリデシルグリセリルエーテル、2-トリデシルグリセリルエーテル、1-テトラデシルグリセリルエーテル、2-テトラデシルグリセリルエーテル、1-ヘキサデシルグリセリルエーテル、2-ヘキサデシルグリセリルエーテル、1-オクタデシルグリセリルエーテル、2-オクタデシルグリセリルエーテル、1-分枝オクタデシルグリセリルエーテル、2-分枝オクタデシルグリセリルエーテル、1-エイコシルグリセリルエーテル、2-エイコシルグリセリルエーテル、1-アリルグリセリルエーテル、2-アリルグリセリルエーテル、1-ウンデセニルグリセリルエーテル、2-ウンデセニルグリセリルエーテル、1-オレイルグリセリルエーテル、2-オレイルグリセリルエーテル、1-フェニルグリセリルエーテル、2-フェニルグリセリルエーテル等が挙げられる。
【0033】
N-置換ジエタノールアミン類としては、例えば、N-メチルジエタノールアミン、N-エチルジエタノールアミン、N-プロピルジエタノールアミン、N-イソプロピルジエタノールアミン、N-ブチルジエタノールアミン、N-シクロヘキシルジエタノールアミン、N-(2-エチルヘキシル)ジエタノールアミン等が挙げられる。
【0034】
N-置換ジイソプロパノールアミン類としては、例えば、N-メチルジイソプロパノールアミン、N-エチルジイソプロパノールアミン、N-プロピルジイソプロパノールアミン、N-イソプロピルジイソプロパノールアミン、N-ブチルジイソプロパノールアミン、N-シクロヘキシルジイソプロパノールアミン、N-(2-エチルヘキシル)ジイソプロパノールアミン等。
【0035】
N,N-ジ置換-3-アミノ-1,2-プロパンジオール類としては、例えば、3-ジメチルアミノ-1,2-プロパンジオール、3-ジエチルアミノ-1,2-プロパンジオール、3-ジプロピルアミノ-1,2-プロパンジオール、3-ジイソプロピルアミノ-1,2-プロパンジオール、3-ジブチルアミノ-1,2-プロパンジオール等が挙げられる。
【0036】
これらの低分子ポリオールの中でも、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、1,2-ブタンジオール、1,3-ブタンジオール、2,3-ブタンジオール、1,2-ペンタンジオール、3-メチル-1,3ブタンジオール、1,2-ヘキサンジオール、1,2-ヘプタンジオール、1,2-オクタンジオール、2-エチル-1,3-ヘキサンジオール、1,2-ノナンジオール、2-ブチル-2-エチル-1,3-プロパンジオール、1,2-デカンジオール、1,10-デカンジオール、グリセリン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、エリスリトール、ジグリセリン、ソルビタン、N,N,N’,N’-テトラキス(2-ヒドロキシプロピル)エチレンジアミン、N,N,N’,N’-テトラキス(ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、ソルビトール、1-メチルグリセリルエーテル、1-エチルグリセリルエーテル、1-プロピルグリセリルエーテル、1-ブチルグリセリルエーテル、1-オクチルグリセリルエーテル、1-(2-エチルヘキシル)グリセリルエーテル、1-デシルグリセリルエーテル、1-アリルグリセリルエーテルが好ましく、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、1,3-ブタンジオール、3-メチル-1,3ブタンジオール、1,2-オクタンジオール、グリセリン、トリエタノールアミン、ジグリセリン、ソルビタン、N,N,N’,N’-テトラキス(2-ヒドロキシプロピル)エチレンジアミン、ソルビトール、1-アリルグリセリルエーテルがより好ましく、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3-ブタンジオール、3-メチル-1,3ブタンジオール、グリセリン、ソルビトール、1-アリルグリセリルエーテルが更に好ましい。低分子ポリオールは上記の1種又は2種以上を配合してもよい。その配合量は特に限定されず、毛髪化粧料の種類によって異なるが、概ね毛髪化粧料全量に対して0.01質量%~90質量%が好ましく、0.05質量%~70質量%がより好ましい。
【0037】
植物由来エキスとは、植物又は藻類又は菌類の全部、又は花、葉、茎、果実、樹皮、根、種、樹脂等の特定の部位を、そのまま、又は圧搾、乾燥粉砕若しくは発酵等を加えてから、常温又は加温下で溶媒により抽出することにより得られるもので、水、エタノール、プロピレングリコール又は油脂に溶解するものをいう。あるいは、該抽出液を希釈し、濃縮し、又は乾燥したものでもよい。さらに、水蒸気蒸留法、抽出法、クロマトグラフィー法等を用いて精油としたものでもよい。
【0038】
抽出溶媒としては、通常天然物成分の抽出に用いられるもの、例えば水、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール類、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、グリセリン等の多価アルコール、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ポリエチレングリコール等のエーテル類、ジクロロエタン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素類、石油エーテル、n-ヘキサン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素類、トルエン等の芳香族炭化水素類、ピリジン類、塩化ナトリウム溶液等が挙げられ、特に水、エタノール、プロピレングリコール、ブチレングリコールが好ましい。
【0039】
植物由来エキスとして使用できる植物としては、例えば、アーチチョーク、アーモンド、アイ、アイセンハルドチアポリスタキア、アイブライト、アオノリュウゼツラン、アオモジ、アカシアコンシナ、アカシアセネガル、アカシアセネガルガム、アカシアデクレンス、アカツメクサ、アカハルニレ、アカヤジオウ、アギ、アグリモニアエウパトリア、アケビ、アサガオカラクサ、アザミ、アシ、アシタバ、アジュガツルケスタニカ、アズキ、アスナロ、アスパラガス、アスパラサスリネアリス、アセロラ、アセンヤク、アセンヤクノキ、アトラスシーダー、アニス、アノゲイススレイオカルプス、アベナストリゴサ、アボカド、アマ、アマチャ、アマチャヅル、アマドコロ、アマモ、アミリスバルサミフェラ、アメリカサイカチ、アメリカサンショウ、アメリカショウマ、アメリカニンジン、アモムムアロマチクム、アラカシ、アルカナ、アルクチウムマジュス、アルクチウムミヌス、アルニカ、アルニカカミソニス、アルピニアオフィシナルム、アルファルファ(ムラサキウマゴヤシ)、アロエベラ、アンザンジュ、アンズ、アンゼリカ、アンチリスブルネラリア、アンペロプシスグロセデンタタ、アンマロク、イカリソウ、イザヨイバラ、イタドリ、イタリアイトスギ、イチゴ、イチジク、イチヤクソウ、イチョウ、イトラン、イナゴマメ、イブキトラノオ、イモセミル、イラクサ、イランイラン、イリス、イリスパリダ、イワベンケイ、イワミツバ、インゲンマメ、ウイキョウ、ウィタニアソムニフェラ、ウコン、ウスバサイシン、ウツボグサ、ウド、ウミクロウメモドキ、ウメ、ウヤク、ウラルカンゾウ、ウリ、ウルバラクツカ、ウルムスダビディアナ、ウンカリアトメントサ、ウンシュウミカン、エイジツ、エイランタイ、エーデルワイス、エゾウコギ、エゾヘビイチゴ、エゾミソハギ、エチナシ、エチナセアパリダ、エニシダ、エビネ、エブリコ、エルム、エレミ、エンジュ、エンドウ、エンピツビャクシン、エンメイソウ、オウシュウヨモギ、オウレン、オオアザミ、オオウメガサソウ、オオエゾデンダ、オオカラスノエンドウ、オーキスマクラタ、オーキスマスクラ、オーキッド、オーク(ヨーロッパナラ)、オオグルマ、オオバナオケラ、オオバナカカオノキ、オオバナサルスベリ、オオベニミカン、オオミテングヤシ、オオミノトケイソウ、オオムギ、オールスパイス、オカゼリ、オクラ、オシロイバナ、オタネニンジン、オトギリソウ、オニゲシ、オニサルビア、オニハマダイコン、オノニス、オプンティアストレプタカンサ、オプンティアツナ、オランダカラシ、オランダシャクヤク、オリーブ、オリガヌムヘラクレオチクム、オルトシホンスタミネウス、オルメニスムルチカウリス、オレンジ、オロバンケラプム、ガーデニアタヒテンシス、カーネーション、カーヤセネガレンシス、カカオ、カキョク、カシア、カシューナット、カスカラサグラダ、カッシアイタリカ、カッパフィカスアルバレジ、カトレヤ、カナダヒドラスチス、カナリヤノキ、カニナバラ、カノコソウ、カバアナタケ、カブ、ガマ(蒲)、カミツレ(カモミール)、カミメボウキ、カユプテ、カラクサケマン、カラスムギ、カラスムギワラ、カラトウキ、ガラナ、ガリカバラ、カリフラワー、カリン、カルーナ(ギョリュウモドキ)、ガルシニアカンボジア、カロット、カワラヨモギ(インチンコウ)、カンゾウ、カンテンイタビ、キイチゴ、キウイ、キカラスウリ、キクニガナ、キゲリアアフリカーナ、キダチアロエ、キダチハッカ、キナノキ、キノア、キハダ(オウバク)、キバナスズシロ、キバナノハウチワマメ、キビ、ギムネマ、キモクレン、キャッサバ、キャベツ、キャラウェー、キュウリ(キューカンバー)、キョウオウ、ギョリュウ、ギョリュウバイ、キラヤ、キリ、ギンバイカ(スイカズラ)、グアー、グァバ、クインスシード、クゥエルカスアルバ、ククイノキ、クコ、クサノオウ、クズ、クスノキ、クダモノトケイソウ、クチナシ、クマコケモモ、クマザサ、クマツヅラ、クマノギク、クミン、クラメリアトリアンドラ、クララ、グランベリー、クリスマムマリチマム、グリンデリアロブスタ、クリントニアボレアリス、クルマバソウ、クルミ、グレープフルーツ、クレマティス、クロガラシ、クログルミ、クロバナヒキオコシ、グローブ、クロフサスグリ、クロミグワ、クワ、ケイケットウ、ケイ(シナモン)、ゲウムウルバヌム、ゲウムリバレ、ケープアロエ、ケシ、ゲッカビジン、ゲッケイジュ、ゲットウ、ケミヤマコウゾリナ、ゲンチアナ、ゲンチアナプロストラータ、ゲンノショウコ、ケンポナシ、コウキ、コウキシタン、コウケイテン、コウスイガヤ、コウボウ、コウホネ、コーヒーノキ、コガネバナ、コクシニアインディカ、コクタン、コクレアリアオフィシナリス、コケモモ、ココヤシ、ゴショイチゴ、コショウ、コシロノセンダングサ、コチニールサボテン、コチョウセッコク、コチョウラン、コナラ、コハコベ、ゴボウ、ゴマ、コムギ、コメ、コラノキ、コリアンダー、コレウス、コレウスバルバツス、ゴレンシ、コロハ、コンズランゴ、コンフリー(ヒレハリソウ)、コンブレタムミクランサム、サイザルアサ、サイシン、サイペラスエスクレンタス、サイプレス、サイヨウソウ、サウスレアインボルクラタ、サキシマボタンヅル、サクラ、サクラバカンボク、ザクロ、サトウカエデ、サトウキビ、サトウマツ、サザンカ、サッサフラスノキ、サフラン、サボンソウ、サラソウジュ、サリックスニグラ、サルスベリ、サングイナリアカナデンシス、サンザシ、サンシキスミレ、サンシチニンジン、サンシュユ、サンショウ、サンペンズ、シアテアメデュラリス、シアノチスアラクノイデア、シアバターノキ、シオザキソウ、シシンブリウムイリオ、シストローズ(ラブダナム)、シスツスモンスペリエンシス、シスツスラダニフェルス、シソ、シチヘンゲ、シナノキ、シバムギ、ジプテリクスオドラタ、シベリアモミ、シマルバ、シミシフガダフリカ、シモツケソウ、ジャガイモ、シャクヤク、ジャスミン、ジャノヒゲ、ジャノメエリカ、シュクシャ、ジュズダマ、シュッコンカスミソウ、ジュニペルスメキシカナ、ジュンサイ、ショウガ、ショウズク(カルダモン)、ショウブ、ショウヨウダイオウ、シラカバ、シラン、ロガラシ、シロバナインドソケイ、シロバナルーピン、シロバナワタ、シンコナカリサヤ、シンセパルムデュルシフィクム、シンビジウム、シンプロコスラセモサ、スイートアカシア、スイカ、スイカズラ、スカビオサアルベンシス、スギナ、スクテラリアガレリクラータ、ステビア、ストローブマツ、スパイニーバンブー、スピルリナプラテンシス、スピルリナマキシマ、スベリヒユ、スペルトコムギ、スミノミザクラ、スミラックスアリストロチアエホリア、セイヨウアカネ、セイヨウアカマツ、セイヨウイソノキ、セイヨウイラクサ、セイヨウオオバコ、セイヨウオトギリソウ、セイヨウカノコソウ、セイヨウカボチャ、セイヨウカリン、セイヨウカワラニンジン、セイヨウキズタ、セイヨウグルミ、セイヨウゴマノハグサ、セイヨウサクラソウ、セイヨウサンザシ、セイヨウシナノキ、セイヨウシロヤナギ、セイヨウタンポポ、セイヨウツゲ、セイヨウトチノキ、セイヨウトネリコ、セイヨウナシ、セイヨウナツユキソウ、セイヨウナナカマド、セイロンニッケイ、セイヨウニワトコ、セイヨウニンジンボク、セイヨウネズ、セイヨウノコギリソウ、セイヨウハシバミ、セイヨウハッカ、セイヨウヒイラギ、セイヨウミザクラ、セイヨウミヤコグサ、セイヨウメギ、セイヨウヤドリギ、セイヨウヤブイチゴ、セイロンニッケイ、セージ、セクロピアオブツシホリア、セコイアオスギ、セシルオーク、セダムプルプレウム、ゼニアオイ、セネガ、ゼラニウム、セルシジウムフロリダム、セレウスグランディフロラス、セロリ、センキュウ、センチフォリアバラ、センチペダクンニンガミー、センニンコク、センプクカ、センブリ、ソウジュツ、ソウハクヒ、ソウパルメット、ソケイ、ソバ、ソラヌムリコカルプム、ダイウイキョウ、ダイコン、ダイサンチク、ダイズ、タイソウ、ダイダイ、タイツリオウギ、タイム、タイワンヒノキ、タカサブロウ、タチジャコウソウ、タチバナ、タブノキ、タベブイアアベラネダエ、タマサキツヅラフジ、ダマスクバラ、タマネギ、ダミアナ、タラゴン、タンジン、タンボリッサトリコフィラ、チガヤ、チャ(茶)、チャボトケイソウ、チューベロース、チョウジ、チョウセンゴミシ、チョウマメ、チリアトメントサ、ツクシメナモミツバキ、ツボクサ、ツルグミ、ツルドクダミ、ツルレイシ、ティーツリー、ディオスコレアコンポジタ、ディオスコレアビロサ、ディオスコレアメキシカナ、テウチグルミ、テコマクリアリス、テツザイノキ、デューク、デュボイシアレイカルドチ、テルミナリア、テンチャ、ドイツアヤメ、ドイツトウヒ、トウガシ、トウガラシ、トウキ、トウキンセンカ、トウニン、トウネズミモチ、トウヒ、トウモロコシ、トウモロコシシルク、トウロウソウ、トクサ、ドクダミ、ドクニンジン、トシシ(マメダオシ)、トショウ、トマト、トリゴネラフォエヌム、トルメンチラ、トロロアオイモドキ、ナガバギシギシ、ナギイカダ、ナス、ナズナ、ナタマメ、ナツシロギク、ナツボダイジュ、ナツメ、ナツメヤシ、ナンキョウソウ、ナンバンアイ、ナンバンクサフジ、ニオイスミレ、ニオイテンジクアオイ、ニオイヒバ、ニガヨモギ、ニクズク、ニゲラサチバ、ニュウコウジュ、ニラネギ、ニンジン、ニンニク、ニンファエアアルバ、ネナシカズラ、ノイバラ、ノウゼンハレン、ノジスミレ、ノバラ、ノボロギク、パイナップル、ハイビスカス、ハイマツ、バオバブ、バクホウシアシトリオドラ、バクモンドウ、バコパモンニエラ、ハゴロモグサ、ハス、パセリ、パチョリ、ハッカクレイシ、バッカリスゲニステロイデス、パッシフローラアラタ、ハトムギ、バナナ、ハナハッカ、ハニーサックル、バニラ、バニラタヒテンシス、ハネセンナ、パパイア、パフィオペディルムマウディアエ、ハベルレアロドペンシス、ハマナス、ハマメリス、ハヤトウリ、バラ、パリエタリア、ハリエンジュ、ハルパゴフィタム、パルマローザ、バロスマベツリナ、バンウコン、パンジー、バンバラマメ、ビート、ヒイラギメギ、ヒオウギ、ヒキオコシ、ビスナガベラ、ビターアーモンド、ビターオレンジ、ヒドラスチスカナデンシス、ヒナギク、ヒナゲシ、ビナンカズラ、ピヌスヘーダ、ヒノキ、ヒバマタ、ヒヒラギギク、ヒポファエラムノイデス、ヒマワリ、ヒメコウジ、ヒメコラ、ヒメツルニチニチソウ、ヒメナエアクルバリル、ヒメフウロ、ビャクダン、ヒヨコマメ、ヒラマメ、ヒレハリソウ、ビロウドアオイ、ピロカルプスペンナチホリウス、ビワ、ビンロウ、ファフィアパニクラタ、フウセンカズラ、プエラリアミリフィカ、フェルラガルバニフルア、フキタンポポ、ブクリョウ、フサザキスイセン、フサスグリ、フサフジウツギ、フサヌススピカツス、プチグレン、プチコペタルムオラコイデス、ブッソウゲ、ブッチャーブルーム、プテロカルプスマルスピウム、ブドウ、フトモモ、ブナ、フユザンショウ、フユボダイジュ、フユムシナツクサタケ、フラガリアチロエンシス、ブラジルナッツノキ、フランスカイガンショウ、フランスラベンダー、プランタゴアフラ、プランタゴオバタ、プランタゴプシリウム、プリムラシキメンシス、プルーン、プルヌスアフリカナ、プルヌスセロチナ、プルメリア、プレクトランツスバルバタス、ブレチアヒアシンチナ、プロポリス、ベイ、ヘイフラワー、ヘーゼルナッツ、ペカン、ベチベル、ヘチマ、ペニーロイヤルミント、ベニノキ、ベニバナ、ベニバナセンブリ、ペポカボチャ、ヘラオオバコ、ペラルゴニウムカピタツム、ヘリクリスムアレナリウム、ヘリクリスムアングスチホリウム、ヘリクリスムイタリクム、ベルガモット、ペルトホルムダシラチス、ペルーバルサム、ベルガモット、ベルベリスアクイホリウム、ベロニカオフィシナリス、ヘンナ、ヘンルーダ、ホウキギ、ボウシュウボク、ボウシュンカ、ホウセンカ、ホウライシダ、ホウレンソウ、ホークウィード、ホオノキ、ホクベイフウロソウ、ボコアプロウアセンシス、ボスウェリアセラタ、ホソバセンナ、ホソババレンギク、ボダイジュ、ボタン、ホップ、ポテリウムオフィシナレ、ホホバ、ポリゴナツムムルチフロルム、ボルド、
ポンカン、マカデミア、マグノリアオフィシナリス、マグノリアビオンジ、マグワ、マゴジャクシ、マサキ、マダケ、マツ、マツリカ、マテチャ、マドンナリリー、マヨラナ、マリアアザミ、マルピギアグラブラ、マルメロ、マロニエ、マンゴー、マンゴスチン、マンシュウアカジカ、マンシュウアカマツ、マンジュギク、マンダリンオレンジ、マンドレイク、ミシマサイコ、ミズハッカ、ミズレモン、ミチヤナギ、ミツガシワ、ミトラカーパススケーバー、ミモザテヌイフローラ、ミルシアリアデュビア、ミルラ(モツヤクジュ)、ミロタムヌスフラベリフォリア、ミロバラン、ムクロジ、ムラサキ、ムラサキシキブ、ムラサキセンブリ、ムラサキバレンギク、ムラヤコエンジー、メボウキ、メマツヨイグサ、メリアアザジラクタ、メリッサ(コウスイハッカ)、メリロート、メロスリア、メロン、メンタアルベンシス、モウコヨモギ、モウレラフルビアチリス、モクレン、モスカータバラ、モスビーン、モツヤクジュ、モモ、モモタマナ、ヤクモソウ、ヤグルマギク、ヤシャブシ、ヤチヤナギ、ヤナギハッカ、ヤナギラン、ヤマグワ、ヤマザクラ、ヤマノイモ、ヤマヨモギ、ユウガオ、ユーカリ、ユーパトリウムアヤパナ、ユーパトリウムレバウジアヌムベルトニ、ユキノシタ、ユズ、ユソウボク、ユチャ、ユッカグラウカ、ユッカシジゲラ、ユリ、ヨウシュツルキンバイ、ヨウシュホオズキ、ヨウシュヤマゴボウ、ヨーロッパアキノキリンソウ、ヨーロッパキイチゴ、ヨーロッパグリ、ヨーロッパクロヤマナラシ、ヨーロッパシラカバ、ヨーロッパブナ、ヨーロッパマンネングサ、ヨーロッパモミ、ヨモギ、ヨモギギク、ライチー(レイシ)、ライマメ、ライム、ライムギ、ライラック、ラジアータマツ、ラタニア、ラッカセイ、ラナンキュラスフィカリア、ラバンデュラハイブリダ、ラフマ、ラベンダー、ラリックスエウロパエア、ラレアディバリカタ、ラレアメキシカナ、ランブータン、リソウ、リソサムニウムカルカラム、リトセアグルチノサ、リュウガン、リリオスマオバタキ、リンゴ、ルイボス、ルピヌススブカルノスス、ルブスビロスス、ルムプヤン、ルリジサ、ルリヒエンソウ、レスペデザ、レセダルテオラ、レタス、レダマ、レダムパルストレ、レバノンスギ、レビスチクムオフィシナーレ、レモン、レモングラス、レンゲソウ、ローズウッド、ローズマリー、ローブッシュブルーベリー、ローマカミツレ、ローレル(月桂樹)、ログウッド、ロブスタコーヒーノキ、ワイルドタイム、ワサビ、ワサビダイコン、ワサビノキ、ワタスギギク、ワタフジウツギ、ワルテリアインディカ、ワレモコウ等の植物が挙げられる。
【0040】
また、アスコフィルムノドスム、アナメ、オオウキモ、オキナワモズク、ギガルチナステラータ、クジェルマニエラギラタ、サルガッスムフィリペンデュラ、サルガッスムフシフォルム、サルガッスムムティカム、スファセラリアスコパリア、デュルビレアアンタルチカ、パディナパボニカ、ヒマンタリアエロンガタ、フカスセラツス、ペルベチアカナリクラタ、マクロシスティスピリフェラ、ミツイシコンブ、ラミナリアオクロロイカ、ラミナリアクロウストニ、ラミナリアディギタータ、ラミナリアヒペルボレア、ワカメ、アスパラゴプシスアルマタ、イギス、カギイバラノリ、カタメンキリンサイ、ゲリジウムカーチラギネウム、サイミ、シマテングサ、ダルス、チノリモ、トチャカ、ポルフィリジウムクルエンタム、マルバチシマクロノリ、リソサムニウムコラリオイデス、アナアオサ、クロレラエメルソニ、クロレラピレノイドーサ、デュナリエラサリナ、デュナリエラバーダウィル、ヒラアオノリ、スピルリナプラテンシス、スピルリナマキシマ、ハスレアオストレアリア、デレセリアサングイネア、ピケアロブスタ、プリュウロクリシスカルテレ、ヘマトコッカスプルビアリス、ラン藻、コンドルスクリスプス、サンゴモ、シーウィップ、赤藻等の藻類も、植物由来エキスとして使用できる。
【0041】
さらに、エベルニアフルフラセア、ツノマタゴケ、ウスニアバルバタ、オシャグジタケ、カバアナタケ、シイタケ、ニンギョウタケ、ヒメマツタケ、フユムシナツクサタケ、カバアナタケ、チョレイマイタケ、冬虫夏草等の地衣類や菌糸類も、植物由来エキスとして使用できる。
【0042】
これらの中でも、アケビ茎エキス、アスナロエキス、アマモエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエベラエキス、イザヨイバラエキス、イモセミルエキス、イリス根エキス、ウイキョウエキス、エイジツエキス、オウゴンエキス(コガネバナの根のエキス)、オウレンエキス、オタネニンジンエキス、オトギリソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジ油、ガマ穂エキス、カミツレエキス、カラスムギエキス、カロットエキス、キイチゴエキス、キウイエキス、キダチアロエエキス、キハダ樹皮エキス(オウバクエキス)、クインスシードエキス、クチナシエキス、クララエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、クロレラエキス、ケープアロエエキス、ゲンノショウコエキス、コウホネエキス、サボンソウエキス、サンザシエキス、ジオウエキス、シソエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セージエキス、セージ油、ゼニアオイエキス、センブリエキス、ダイズエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、チャエキス、チューベロースエキス、トウニンエキス、ドクダミエキス、ノバラエキス、バクガ根エキス、ハッカ油、ハトムギエキス、ハマメリスエキス、ヒオウギエキス、ヒバマタエキス、ビワ葉エキス、フキタンポポエキス、ブッチャーブルームエキス、ブナエキス、ペパーミントエキス、マヨナラエキス、マロニエエキス、ミシマサイコ根エキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、メリロートエキス、モモ葉エキス、ヤシャブシ実エキス、ユーカリエキス、ユーカリ油、ユキノシタエキス、ユズエキス、ユリエキス、ヨクイニンエキス(ハトムギの実のエキス)、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、ラベンダー油、レイシエキス、レモンエキス、ローズマリーエキス、ローズマリー油、ワイルドタイムエキス、ワレモコウエキス、加水分解コメエキス、加水分解酵母エキス、褐藻エキス、紅藻エキス、黒砂糖エキス、米エキス加水分解物、緑藻エキス、緑茶エキスが好ましく、アスナロエキス、アルテアエキス、イザヨイバラエキス、イリス根エキス、オウゴンエキス、オタネニンジンエキス、オレンジ油、カミツレエキス、カロットエキス、キダチアロエエキス、キハダ樹皮エキス、クララエキス、クロレラエキス、シャクヤクエキス、シラカバエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セージ油、チャエキス、チューベロース、ドクダミエキス、ノバラエキス、ハマメリスエキス、ビワ葉エキス、ブナエキス、マロニエエキス、メリッサエキス、メリロートエキス、ユーカリエキス、ユーカリ油、ユキノシタエキス、ユズエキス、ユリエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、ラベンダー油、ローズマリーエキス、褐藻エキス、紅藻エキス、米エキス加水分解物、緑藻エキス、緑茶エキスがより好ましく、アスナロエキス、イザヨイバラエキス、オウゴンエキス、オタネニンジンエキス、カミツレエキス、キハダ樹皮エキス、クララエキス、クロレラエキス、シラカバエキス、セイヨウノコギリソウエキス、チューベロース、ハマメリスエキス、ビワ葉エキス、ブナエキス、メリッサエキス、ユーカリエキス、ユーカリ油、ユキノシタエキス、ユリエキス、ヨモギエキス、褐藻エキス、緑茶エキスが更に好ましく、アスナロエキス、オタネニンジンエキス、カミツレエキス、キハダ樹皮エキス、クロレラエキス、シラカバエキス、チューベロース、ハマメリスエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、褐藻エキスが最も好ましい。植物由来エキスは上記の1種又は2種以上を配合してもよい。その配合量は特に限定されず、毛髪化粧料の種類によって異なるが、概ね毛髪化粧料全量に対して0.0001質量%~5質量%が好ましく、0.001質量%~1質量%がより好ましい。
【0043】
亜鉛化合物としては、例えば、酢酸亜鉛、ラウリン酸亜鉛、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸亜鉛、リシノレイン酸亜鉛、ウンデシレン酸亜鉛、アスパラギン酸亜鉛、アセチルメチオニン亜鉛、グルコン酸亜鉛、クエン酸亜鉛、ポリピロリドンカルボン酸亜鉛、ピコリン酸亜鉛等の有機酸亜鉛塩、p-フェノールスルホン酸亜鉛等のスルホン酸亜鉛塩、アスコルビルリン酸亜鉛、セチルリン酸亜鉛ナトリウム、DNA亜鉛等のリン酸エステル亜鉛塩、ジンクピリチオン等の亜鉛錯体、(銀/亜鉛/アンモニウム)ゼオライト、ケイ酸(アンモニウム/銀/亜鉛/アルミニウム)等の亜鉛担持ゼオライト、酸化アルミニウム/亜鉛、酸化アルミニウム/亜鉛/セリウム、酸化アルミニウム/亜鉛/鉄等の水酸化アルミニウム等の焼成物、硫酸亜鉛、硫化亜鉛、塩化亜鉛、臭化亜鉛、硝酸亜鉛、塩化亜鉛アンモニウム、硫酸亜鉛アルミニウム、硫酸亜鉛カリウム、ヨウ化亜鉛、塩基性炭酸亜鉛等の無機亜鉛塩、(水酸化/炭酸)(Mg/Al/亜鉛)、酸化亜鉛等が挙げられる。これらの中でも、水に溶解して亜鉛イオンになりやすい化合物が好ましく、20℃における水100gへの溶解度が5g以上であることが好ましく、溶解度が10g以上であることが更に好ましい。このような亜鉛化合物としては、硫酸亜鉛、塩化亜鉛、グルコン酸亜鉛、臭化亜鉛、硝酸亜鉛、塩化亜鉛アンモニウム、硫酸亜鉛アルミニウム、硫酸亜鉛カリウム、ヨウ化亜鉛等が挙げられる。亜鉛化合物は上記の1種又は2種以上を配合してもよい。その配合量は特に限定されず、毛髪化粧料の種類によって異なるが、概ね毛髪化粧料全量に対して0.001質量%~10質量%が好ましく、0.01質量%~3質量%がより好ましい。
【0044】
増粘剤としては、例えば、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体等のジアリル第4級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリル酸・アクリルアミド共重合体等のジアリル第4級アンモニウム塩/アクリルアミド/アクリル酸共重合物、ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム等の第4級アンモニウム塩重合物、ビニルピロリドン・N,N-ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩等の第4級化ポリビニルピロリドン誘導体、カチオン性澱粉、ポリグリコールポリアミン縮合物、アジピン酸・ジメチルアミノヒドロキシプロピルエチレントリアミン共重合物、塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース等の第4級窒素含有セルロースエーテル誘導体、塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]グァーガム等の第4級窒素含有グァーガム誘導体、カチオン化デキストラン、セルロース又はその誘導体、ケラチン及びコラーゲン又はそれらの誘導体、アルギン酸カルシウム、プルラン、寒天、ゼラチン、タマリンド種子多糖類、キサンタンガム、カラギーナン、ハイメトキシルペクチン、ローメトキシルペクチン、グアーガム、アラビアゴム、結晶セルロース、アラビノガラクタン、カラヤガム、トラガカントガム、アルギン酸、アルブミン、カゼイン、カードラン、β-グルカン、ジェランガム、デキストラン等が挙げられる。増粘剤は上記の1種又は2種以上を配合してもよい。その配合量は特に限定されず、毛髪化粧料の種類によって異なるが、概ね毛髪化粧料全量に対して0.01質量%~20質量%が好ましく、0.05質量%~10質量%がより好ましい。
【0045】
油剤としては、通常毛髪化粧料に用いられる揮発性及び不揮発性の油剤及び溶剤及び樹脂が挙げられ、常温で液体、ペースト、固体の、各種高級脂肪酸、高級アルコール、炭化水素油、エステル油、油脂、ロウ、シリコーン油、フッ素系油等を用いることができる。油剤としては、例えば、セチルアルコール、イソステアリルアルコール、ラウリルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オクチルドデカノール等の高級アルコール、イソステアリン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸、グリセリン、ソルビトール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等の多価アルコールや糖類、ミリスチン酸ミリスチル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸イソプロピル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、モノステアリン酸グリセリン、フタル酸ジエチル、モノステアリン酸エチレングリコール、オキシステアリン酸オクチル等のエステル類、流動パラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素油、ミンク油、カカオ脂、ヤシ油、パーム核油、ツバキ油、ゴマ油、ヒマシ油、オリーブ油等の油脂、ラノリン、還元ラノリン、カルナバロウ等のロウ、ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジンポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、フルオロアルキル・ポリオキシアルキレン共変性オルガノポリシロキサン、アルキル変性オルガノポリシロキサン、末端変性オルガノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサン、アモジメチコーン、アミノ変性オルガノポリシロキサン、シリコーンゲル、アクリルシリコーン、トリメチルシロキシケイ酸、シリコーンRTVゴム等のシリコーン油、パーフルオロポリエーテル、フッ化ピッチ、フルオロカーボン、フルオロアルコール等のフッ素系油等が挙げられる。油剤は上記の1種又は2種以上を配合してもよい。その配合量は特に限定されず、毛髪化粧料の種類によって異なるが、概ね毛髪化粧料全量に対して0.1質量%~90質量%が好ましく、0.5質量%~70質量%がより好ましい。
【0046】
粉体としては、例えば、無機粉末(例えば、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、窒化ホウ素等)、有機粉末(例えば、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロース粉末等)、無機白色顔料(例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等)、無機赤色系顔料(例えば、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等)、無機褐色系顔料(例えば、γ-酸化鉄等)、無機黄色系顔料(例えば、黄酸化鉄、黄土等)、無機黒色系顔料(例えば、黒酸化鉄、低次酸化チタン等)、無機紫色系顔料(例えば、マンガンバイオレット、コバルトバイオレット等)、無機緑色系顔料(例えば、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等)、無機青色系顔料(例えば、群青、紺青等)、パール顔料(例えば、酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等)、金属粉末顔料(例えば、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等)、ジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料(例えば、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、及び青色404号などの有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号及び青色1号等)、天然色素(例えば、クロロフィル、β-カロチン等)等が挙げられる。これらの粉体の形状(球状、棒状、針状、板状、不定形状、燐片状、紡錘状等)に特に制限はない。
【0047】
これらの粉体は、従来公知の表面処理、例えばフッ素化合物処理、シリコーン処理、シリコーン樹脂処理、ペンダント処理、シランカップリング剤処理、チタンカップリング剤処理、油剤処理、N-アシル化リジン処理、ポリアクリル酸処理、金属石鹸処理、アミノ酸処理、無機化合物処理、プラズマ処理、メカノケミカル処理等によって事前に表面処理されていても構わない。粉体は上記の1種又は2種以上を配合してもよい。その配合量は特に限定されず、毛髪化粧料の種類によって異なるが、概ね毛髪化粧料全量に対して0.1質量%~90質量%が好ましく、0.5質量%~70質量%がより好ましい。
【0048】
その他の抗菌剤としては、例えば、メチルパラベン、エチルパラベン等のパラベン系抗菌剤、チアベンダゾール、2-ベンツイミダゾリルカルバミン酸メチルプリベントール等のイミダゾール系抗菌剤、トリクロロカルバニリド、クロフルカルバン等のカーバニリド系抗菌剤、ベンゾチアゾール等のチアゾール系抗菌剤、デブコナゾール、カビノン等のトリアジン系抗菌剤、クロルヘキシジン塩酸塩、ポリヘキサメチレンビグアナイド等のビグアナイド系抗菌剤等が挙げられる。その他の抗菌剤は上記の1種又は2種以上を配合してもよいが、これらの抗菌剤を併用する場合には、人体に対する刺激性等を考慮して慎重に使用すべきである。その配合量は概ね毛髪化粧料全量に対して0.01質量%~10質量%が好ましく、0.03質量%~3質量%がより好ましい。
【0049】
保湿剤としては、例えば、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ソルビトール、デオキシリボ核酸、ムコ多糖類、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水分解卵殻膜等の生体高分子、アミノ酸、乳酸ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホエイ等が挙げられる。保湿剤は上記の1種又は2種以上を配合してもよい。その配合量は特に限定されず、毛髪化粧料の種類によって異なるが、概ね毛髪化粧料全量に対して0.1質量%~50質量%が好ましく、0.5質量%~30質量%がより好ましい。
【0050】
溶媒としては、例えば、精製水、エタノール、軽質流動イソパラフィン、低級アルコール、エーテル類、LPG、フルオロカーボン、N-メチルピロリドン、フルオロアルコール、次世代フロン等が挙げられる。溶媒は上記の1種又は2種以上を配合してもよい。その配合量は特に限定されず、毛髪化粧料の種類によって異なるが、概ね毛髪化粧料全量に対して0.01質量%~99質量%が好ましく、0.05質量%~80質量%がより好ましい。
【0051】
酸化防止剤としては、例えば、カロチノイド、アスコルビン酸及びその塩、ステアリン酸アスコルビル、トコフェノール、酢酸トコフェノール、トコフェロール、p-t-ブチルフェノール、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン、フィチン酸、フェルラ酸、チオタウリン、ヒポタウリン、亜硫酸塩、エリソルビン酸及びその塩、クロロゲン酸、エピカテキン、エピガロカテキン、エピガロカテキンガレート、アピゲニン、カンフェロール、ミリセチン、ケルセチン等が挙げられる。その配合量は特に限定されず、毛髪化粧料の種類によって異なるが、概ね毛髪化粧料全量に対して0.01質量%~20質量%が好ましく、0.05質量%~10質量%がより好ましい。
【0052】
本発明の毛髪化粧料の具体的な配合例として、シャンプーとしては、例えば、以下の処方例1~21が挙げられる。なお、表中の各成分の配合量は、各成分の質量部を表す。
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
本発明の毛髪化粧料の具体的な配合例として、コンディショナーとしては、例えば、以下の処方例22~42が挙げられる。なお、表中の各成分の配合量は、各成分の質量部を表す。
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
本発明の毛髪化粧料の具体的な配合例として、リーブオンヘアトリートメントとしては、例えば、以下の処方例43~63が挙げられる。なお、表中の各成分の配合量は、各成分の質量部を表す。
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
本発明の毛髪化粧料の具体的な配合例として、ヘアワックスとしては、例えば、以下の処方例64~84が挙げられる。なお、表中の各成分の配合量は、各成分の質量部を表す。
【0065】
【0066】
【0067】
【0068】
本発明の毛髪化粧料の具体的な配合例として、ヘアセットスプレーとしては、例えば、以下の処方例85~105が挙げられる。なお、表中の各成分の配合量は、各成分の質量部を表す。
【0069】
【0070】
【0071】
【0072】
本発明の毛髪化粧料の具体的な配合例として、カラートリートメントとしては、例えば、以下の処方例106~126が挙げられる。なお、表中の各成分の配合量は、各成分の質量部を表す。
【0073】
【0074】
【0075】
【0076】
本発明の毛髪化粧料の具体的な配合例として、頭皮ケアとしては、例えば、以下の処方例127~147が挙げられる。なお、表中の各成分の配合量は、各成分の質量部を表す。
【0077】
【0078】
【0079】
【0080】
本発明の毛髪化粧料の具体的な配合例として、ヘアミストとしては、例えば、以下の処方例148~168が挙げられる。なお、表中の各成分の配合量は、各成分の質量部を表す。
【0081】
【0082】
【0083】
【0084】
本発明の毛髪化粧料の具体的な配合例として、ヘアミルクとしては、例えば、以下の処方例169~189が挙げられる。なお、表中の各成分の配合量は、各成分の質量部を表す。
【0085】
【0086】
【0087】
【0088】
本発明の毛髪化粧料の具体的な配合例として、ヘアジェルとしては、例えば、以下の処方例190~210が挙げられる。なお、表中の各成分の配合量は、各成分の質量部を表す。
【0089】
【0090】
【0091】
【0092】
本発明の毛髪化粧料の具体的な配合例として、酸性カラートリートメントとしては、例えば、以下の処方例211~224が挙げられる。なお、表中の各成分の配合量は、各成分の質量部を表す。
【0093】
【0094】
【0095】
本発明の毛髪化粧料の具体的な配合例として、酸性ヘアマニキュアとしては、例えば、以下の処方例225~238が挙げられる。なお、表中の各成分の配合量は、各成分の質量部を表す。
【0096】
【0097】
【0098】
本発明の毛髪化粧料の具体的な配合例として、塩基性カラートリートメントとしては、例えば、以下の処方例239~252が挙げられる。なお、表中の各成分の配合量は、各成分の質量部を表す。
【0099】
【0100】