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特開2022-123769粉体搬送装置及びこれを用いた粉体供給装置
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  • 特開-粉体搬送装置及びこれを用いた粉体供給装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022123769
(43)【公開日】2022-08-24
(54)【発明の名称】粉体搬送装置及びこれを用いた粉体供給装置
(51)【国際特許分類】
   B65G 65/46 20060101AFI20220817BHJP
   G03G 15/08 20060101ALI20220817BHJP
【FI】
B65G65/46 E
G03G15/08 340
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021021291
(22)【出願日】2021-02-12
(71)【出願人】
【識別番号】000183303
【氏名又は名称】住友金属鉱山株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】槙 孝一郎
【テーマコード(参考)】
2H077
3F075
【Fターム(参考)】
2H077AA12
2H077AA14
3F075AA08
3F075BA01
3F075BB01
3F075CA02
3F075CA06
3F075CA09
3F075CC03
3F075CC05
(57)【要約】
【課題】本発明は、粉体の大量流入を防止することができ、不均一な粉体の流れを抑制する粉体搬送装置及びこれを用いた粉体供給装置を提供することを目的とする。
【解決手段】貯蔵槽の下方に設けられ、貯蔵槽に貯蔵された粉体を、前記貯蔵槽の下方に設けられた切り出しスクリューで切り出して搬送する粉体搬送装置であって、
前記切り出しスクリューの下方に設けられ、切り出された粉体を一定量搬送する計量スクリューと、
前記計量スクリューの羽根の一部に設けられ、前記切り出しスクリューからの流動化した前記粉体の流入を防ぐ流入防止板と、を有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
貯蔵槽の下方に設けられ、貯蔵槽に貯蔵された粉体を、前記貯蔵槽の下方に設けられた切り出しスクリューで切り出して搬送する粉体搬送装置であって、
前記切り出しスクリューの下方に設けられ、切り出された粉体を一定量搬送する計量スクリューと、
前記計量スクリューの羽根の一部に設けられ、前記切り出しスクリューからの流動化した前記粉体の流入を防ぐ流入防止板と、を有する粉体搬送装置。
【請求項2】
前記流入防止板は、前記切り出しスクリューを収容する切り出し搬送路の排出口の下方に設けられた請求項1に記載の粉体搬送装置。
【請求項3】
前記流入防止板は、前記計量スクリューによる前記粉体の進行方向及び/又は後退方向に突出するように前記羽根に設けられている請求項1又は2に記載の粉体搬送装置。
【請求項4】
前記流入防止板は、前記計量スクリューの周方向に沿って一部に設けられている請求項3に記載の粉体搬送装置。
【請求項5】
前記流入防止板は、前記計量スクリューの前記羽根から突出する根元部分が径方向において最も外側にあり、先端が前記根元部分よりも前記計量スクリューの中心に接近するような傾斜を有する請求項3又は4に記載の粉体搬送装置。
【請求項6】
前記貯蔵槽と、
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の粉体搬送装置と、を有する粉体供給装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、粉体搬送装置及びこれを用いた粉体供給装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、銅製錬等の非鉄製錬における自熔炉への粉体状の原料の供給時には、粉体状の原料を貯蔵する貯蔵槽から、粉体状の原料を定量的に切り出して、自熔炉へと定量的に提供するため、粉体搬送装置が用いられている(例えば、特許文献1、2参照)。
【0003】
かかる粉体搬送装置では、貯蔵槽の下方にスクリューコンベアやロータリーバルブ等の定量切り出し装置を設け、粉体状の原料を自熔炉に定量供給している。そして、定量切り出しした粉体原料を定量搬送し、粉体原料を自熔炉の精鉱バーナーで燃焼させることにより、有用な銅等の金属を取得する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2015-9908号公報
【特許文献2】特開2014-162642号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ホッパーの高さが2m以上のものについては、内部の荷重が大きくなり、ホッパー下方では粉体が圧密状態になっている。嵩比重が真比重の50%(すなわち空隙存在率50%)では粉体であっても固く締められた状態にあり、空隙を有する固体に近い状態である。
【0006】
5m近いホッパーでは、鉱石粉砕粉などの精鉱は下方では数キロg/平方cmの荷重で十分に固体状態に圧密され、同程度のせん断応力のエネルギーで崩れるほどに固くなる。このようなホッパーでは、下方にて「棚張り」の現象が起こり、ホッパーの実質的な形状を変化させ、前方や後方に穴の開いた漏斗形状に至る場合がある。棚張りとは、貯蔵槽の壁面の特定の部分に粉体が固着してしまい、貯蔵槽の内面形状を実質的に変化させてしまう現象をいう。つまり、例えば、漏斗状のホッパーの下端面に粉体が固着すれば、下端の開口形状は円形ではなくなり、固着した部分が塞がれた形状となってしまう。
【0007】
このような状態が起こるホッパーでは、均一なスクリューによる切出しが難しく、その流量に大幅な変動が現れる問題があった。即ち、固着した粉体が一気に下方に崩れ落ちると、粉体が液体のように流動的に下方に流れてしまう現象も発生し易くなる。
【0008】
そこで、本発明は、粉体の大量流入を防止することができ、不均一な粉体の流れを抑制する粉体搬送装置及びこれを用いた粉体供給装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る粉体搬送装置は、貯蔵槽の下方に設けられ、貯蔵槽に貯蔵された粉体を、前記貯蔵槽の下方に設けられた切り出しスクリューで切り出して搬送する粉体搬送装置であって、
前記切り出しスクリューの下方に設けられ、切り出された粉体を一定量搬送する計量スクリューと、
前記計量スクリューの羽根の一部に設けられ、前記切り出しスクリューからの流動化した前記粉体の流入を防ぐ流入防止板と、を有する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、粉体の計量スクリューへの大量流入を防止することができ、不均一な粉体の流れを抑制して安定燃焼を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の第1の実施形態に係る粉体搬送装置及びこれを含む粉体供給装置の一例を示した図である。
図2】棚張りの発生状態の一例を示した図である。
図3】流入防止板の形状の一例を示した図である。
図4】流入防止板を正面から示した正面図である。
図5】本発明の第2の実施形態に係る粉体搬送装置の一例を示した図である。
図6】本発明の第3の実施形態に係る粉体搬送装置の一例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態の説明を行う。
【0013】
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る粉体搬送装置及びこれを含む粉体供給装置の一例を示した図である。第1の実施形態に係る粉体供給装置は、ホッパー10と、切り出し搬送路20と、排出路30と、定量搬送路40と、排出路50とを有する。ここで、ホッパー10を除く切り出し搬送路20と、排出路30と、定量搬送路40と、排出路50とが粉体搬送装置を構成する。
【0014】
また、関連構成要素として、ホッパー10内に粉体100が貯留されている。粉体100は、例えば、精鉱であってもよく、具体的には例えば、銅の精錬に用いられる銅精鉱であってもよい。
【0015】
ホッパー10は、粉体100を貯留する貯蔵槽である。ホッパー10は、粉体100を投入する上端開口11と、粉体100を下方に排出する下端開口12とを有する。上端開口11から粉体100を供給することができ、下端開口12から貯留した粉体100を排出供給することができれば、ホッパー10の形状は問わないが、上端開口11よりも下端開口12が狭くなった形状、例えば、漏斗のようなテーパー形状を有してもよい。図示されていないが、ホッパー10の下方に定量切り出し装置が設けられ、粉体100の定量切り出しを行うため、下端開口12が大き過ぎると定量切り出しが困難となる。よって、図1に示されるように、例えば、ホッパー10は、漏斗状の形状に構成されてもよい。
【0016】
切り出し路20は、ホッパー10の下端開口12から排出される粉体100を定量切り出しして搬送するための搬送路である。切り出し路20は、シリンダ21と、切り出しスクリュー22とを有する。
【0017】
切り出しスクリュー22は、モータ23と、軸24と、羽根25とを有する。モータ23は、切り出しスクリュー22を回転させるための駆動手段である。軸24は、切り出しスクリュー22が回転する際の中心軸となる部分である。羽根25は、スクリュー(螺旋)形状を有し、軸24の外周面に設けられている。
【0018】
切り出しスクリュー22は、下端開口12から排出された粉体を、スクリュー形状を有する羽根25で切り出す。具体的には、モータ23が軸24を回転させ、螺旋状の羽根25で供給された粉体を切り出す。羽根25は、スクリューコンベアとして機能し、切り出した粉体を前方、図1においては左側から右側に搬送する。このように、切り出しスクリュー22は、ホッパー10から供給された粉体を切り出し、前方(図1では右側)に搬送する。なお、シリンダ21は、切り出しスクリュー22を収容するとともに、粉体100の搬送路を形成する。即ち、シリンダ21内の粉体100を切り出しスクリュー22が切り出すとともに前方へと搬送する。
【0019】
切り出されてから前方に進み、シリンダ21の右端まで到達した粉体100は、排出口30に排出される。排出口30から排出された切り出された粉体100は、定量搬送路40に供給される。
【0020】
定量搬送路40は、切り出し流路60の排出口62から受けた切り出された粉体100を定量搬送し、精鉱バーナーに供給するための搬送手段である。定量搬送路40は、シリンダ41と、計量スクリュー42とを有する。
【0021】
計量スクリュー42は、モータ43と、軸44と、羽根45と、流入防止版46とを有する。モータ43は、計量スクリュー42を回転させるための駆動手段である。軸44は、計量スクリュー42が回転する際の中心軸となる部分である。羽根45は、スクリュー(螺旋)形状を有し、軸44の外周面に設けられている。流入防止板46は、排出口30からの急激な粉体100の流入を防止するための遮蔽板である。常に切り出しスクリュー41から一定量で粉体100が切り出されて供給されている理想的な状態が維持されれば、このような流入防止板46は必ずしも必要ないが、実際の粉体搬送においては、そのような理想的な状態を維持することは極めて困難である。
【0022】
図2は、棚張りの発生状態の一例を示した図である。図2に示されるように、粉体100がホッパー10の側面下部に固着して固体状態となってしまうと、ホッパー10の下端開口12の開口形状が変化してしまう。更に、このような棚張りの状態から、固着した粉体100が一気に崩壊して落下すると、粉体搬送量の急激な変化が発生する場合がある。このとき、粉体100はサラサラの砂のような状態となり、切り出しスクリュー22での切り出し量や、計量スクリュー42での一定量の搬送というのが制御不能な状態となる。このような現象が発生すると、粉体搬送装置からの精鉱バーナーへの粉体100の供給量が大きく変動し、精鉱バーナーでの安定した燃焼というのが困難となる。
【0023】
このように、棚張りが発生すると、粉体100が流動化する可能性が高く、液状化した粉体100は、流出するに従い流量を通常量の2倍にまで達する場合があった。しかし、途中でいったん切り出しスクリュー22及び計量スクリュー42の回転を止めるなどすることにより、粉体100の流動化は沈静化することが知られている。
【0024】
そこで、本発明においては、このスクリュー停止による流動化の鎮静効果を、スクリュー22、42の回転を止めずに得る構成を有する。
【0025】
図1の説明に戻る。具体的には、羽根45の一部に、流入防止板46を設け、排出口30から流動化した粉体100が供給されても、流入防止板46で流動化した粉体100を受け止める構成とする。図1に示されるように、排出口30の真下の羽根45には、シリンダ41又は軸44と略平行な流入防止板46が設けられている。流入防止板46は、排出口30から供給される粉体を一時受け止め、計量スクリュー42への直接的な供給を制限する。これにより、計量スクリュー42の回転を一時的に停止した状態を作ることができ、流動化を鎮静化することができる。
【0026】
つまり、計量スクリュー42を停止させたのに類似した状態を作り出すことをスクリュー回転に同期して行うことにより、通常の流量速度では抑制効果は現れず、回転で搬送される量よりも多く流れる場合に抵抗となる機能を発揮する。これにより増長する液状化を抑制し、通常状態の粉体搬送に戻すことができる。
【0027】
図3は、流入防止板46の形状の一例を示した図である。図3に示されるように、計量スクリュー42の羽根45の先端付近に、粉体100の進行方向に沿って突出するように流入防止板46aが設けられ、粉体100の進行方向の反対側(後退方向)に沿って突出するように流入防止板46bが設けられている。このように、屋根のような形状を有する流入防止板46a、46bを設けることにより、排出口30から排出される粉体100の流量が突然大きくなっても、流入防止板46a、46bで一旦受け止めることができ、隣接する羽根25同士の間に適量の粉体100を供給することができる。これにより、計量スクリュー42は自身の搬送能力の範囲内で粉体100を搬送することができ、液状化した場合にも通常状態を維持しつつ対応することができる。
【0028】
図3に示されるように、流入防止板46a、46bは、羽根45に取り付けられた根元の位置が最も羽根45の外側の位置であり、先端に延びるにつれて軸44に接近する傾斜を有して設けられている。このように、流入防止板46a、46bは、テーパー形状を有して構成されてもよい。これにより、一旦流入防止板46a、46bの上面で受け止めた粉体100を、1番目と2番目の隣接する羽根25同士の間に徐々に供給することができ、粉体100の急激な流入を防止しつつ粉体100の搬送を効率良く行うことができる。
【0029】
図3に示されているように、流入防止板46は、排出口30の近傍に1箇所だけ設ければ十分である。液状化した粉体100の流入位置は排出口30の下方であるから、この部分だけガードしておけば十分である。
【0030】
なお、図3においては、羽根25の外縁部に、粉体100の進行方向に沿って延びる流入防止板46aと、粉体100の後退方向に沿って延びる流入防止板46bとが設けられているが、いずれか1枚のみ設けられていてもよい。液状化した粉体100の急激な流入を防止することができれば、その態様は問わない。
【0031】
図4は、流入防止板46aを正面から示した正面図である。図4に示されるように、計量スクリュー42の羽根45の周縁部に、羽根45の外形に沿って周方向に延在して、半周分のみ流入防止板46aが設けられている。このように、計量スクリュー42の羽根45の円形の正面外形のうち、半周分だけ流入防止板46aを設けてもよい。他の流入防止板46が設けられていない領域は、羽根25が通常通り機能するので、計量スクリュー22の搬送機能を妨げることが無い。
【0032】
また、流入防止板46aは、周方向に沿った半円形の形状を有して設けられている。このように、流入防止板46を半円状に形成してもよい。液状化した粉体100が大量に流入防止板46aの上面に落下した場合であっても、半円に沿って粉体100が落下するので、効率よく1枚目と2枚目の螺旋の間に粉体100を抑制供給することができる。
【0033】
そして、定量搬出路40の左端に設けられた排出口50からは、液状化が発生しても一定量の粉体100を供給することができ、精鉱バーナーでの燃焼を安定化させることができる。
【0034】
このように、第1の実施形態に係る粉体搬送装置及び粉体供給装置は、液状化が発生したとしても、定量搬送を行い、精鉱バーナーでの燃料を安定化させることができる。
【0035】
[第2の実施形態]
図5は、本発明の第2の実施形態に係る粉体搬送装置の一例を示した図である。第2の実施形態に係る粉体搬送装置は、計量スクリュー42aの流入防止板47の形状のみが第1の実施形態に係る粉体搬送装置と異なっている。
【0036】
第2の実施形態に係る粉体搬送装置では、流入防止板47の幅が、第1の実施形態における流入防止板46aよりも短く構成されている。これにより、液状化した粉体100の流入を防止する領域は狭くなるが、ホッパー10内の粉体の嵩密度が良好に保たれており、液状化の発生が少ないと予想される場合には、流入防止板47のように、幅を円周の1/4前後に設定してもよい。
【0037】
逆に、液状化した粉体100の流入を防ぐ範囲を広くしたい場合には、流入防止板47の幅を半周分よりも長く設定してもよい。このように、流入防止板47の幅は、用途に応じて適切な幅に設定することができる。
【0038】
同様に、流入防止板47の突出方向の長さも、羽根45の2個目のストロークとの間に先端が配置されるように設定する限り、用途に応じて種々の長さに設定することができる。
【0039】
このように、第2の実施形態に係る粉体搬送装置によれば、流入防止板47の突出方向に垂直な方向の幅を短くし、必要最小限の流入防止効果を得る構成としてもよい。これにより、計量スクリュー42aの構成を簡素化することができる。
【0040】
なお、第2の実施形態に係る粉体搬送装置の計量スクリュー42aの流入防止板47は、計量スクリュー42aにより搬送される粉体100の進行方向のみならず、後退方向に設けてもよいし、いずれか一方のみ設けるようにしてもよい。
【0041】
他の構成要素については、第1の実施形態に係る粉体搬送装置と同様であるので、その説明を省略する。
【0042】
[第3の実施形態]
図6は、本発明の第3の実施形態に係る粉体搬送装置の一例を示した図である。第3の実施形態に係る粉体搬送装置は、計量スクリュー42bの流入防止板48が、幅方向において、円弧状の断面形状ではなく、直線的な断面形状を有する点で、第1及び第2の実施形態に係る粉体供給装置と異なっている。
【0043】
このように、流入防止板48を、平板状に構成してもよい。このように、流入防止板48の形状及び大きさは、用途に応じて種々の構成とすることができる。
【0044】
また、第3の実施形態に係る粉体搬送装置の計量スクリュー42bの流入防止板48は、計量スクリュー42bにより搬送される粉体100の進行方向のみならず、後退方向に設けてもよいし、いずれか一方のみ設けるようにしてもよい点は、第1及び第2の実施形態に係る粉体搬送装置と同様である。
【0045】
また、他の構成要素については、第1の実施形態に係る粉体供給装置と同様であるので、その説明を省略する。
【0046】
更に、第1乃至第3の実施形態に係る粉体供給装置にホッパー10及びホッパー10に収容された他の構成要素を追加することにより、粉体供給装置として精鉱バーナーに切り出した粉体100を定量供給することができる。
【0047】
以上、本発明の好ましい実施形態について詳説したが、本発明は、上述した実施形態に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
【符号の説明】
【0048】
10 ホッパー
20 切り出し搬送路
21、31 シリンダ
22 切り出しスクリュー
30、50 排出口
42 計量スクリュー
46~47 流入防止板
図1
図2
図3
図4
図5
図6