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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022145652
(43)【公開日】2022-10-04
(54)【発明の名称】送信装置、受信装置および制御装置
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/235 20110101AFI20220926BHJP
   H04N 21/2362 20110101ALI20220926BHJP
【FI】
H04N21/235
H04N21/2362
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022043214
(22)【出願日】2022-03-17
(31)【優先権主張番号】P 2021045030
(32)【優先日】2021-03-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】000004352
【氏名又は名称】日本放送協会
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【弁護士】
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100161148
【弁理士】
【氏名又は名称】福尾 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100163511
【弁理士】
【氏名又は名称】辻 啓太
(72)【発明者】
【氏名】朝倉 慎悟
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 明彦
(72)【発明者】
【氏名】神原 浩平
【テーマコード(参考)】
5C164
【Fターム(参考)】
5C164FA04
5C164SB07P
5C164SB15P
5C164SC03S
5C164TA04S
5C164TA14S
5C164UA23S
5C164UB10S
5C164UB11S
(57)【要約】
【課題】放送サービスに応じて、CB伝送により伝送されるデータ信号を適切に処理する。
【解決手段】再多重化装置10は、各階層のデータ信号をプライマリchおよびセカンダリchそれぞれに対応する系統に振り分けて出力し、または、各階層のデータ信号をプライマリchに対応する系統に出力し、補助情報をセカンダリchに対応する系統に出力するXMIパケット送出スケジューラ部120と、セカンダリchで伝送されるデータの種別を示す種別情報を、各階層のデータ信号またはLLchで伝送されるデータ信号の少なくとも一方に重畳するCB用TLV-SI生成部122と、を備える。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の物理チャネルと第2の物理チャネルとを組み合わせてデータ信号を伝送するチャネルボンディング伝送が可能な送信装置であって、
第1のデータ信号を前記第1の物理チャネルおよび前記第2の物理チャネルそれぞれに対応する系統に振り分けて出力し、または、前記第1のデータ信号を前記第1の物理チャネルに対応する系統に出力し、前記第1のデータ信号の補助情報を前記第2の物理チャネルに対応する系統に出力するスケジューラ部と、
前記第2の物理チャネルで伝送されるデータの種別を示す種別情報を生成し、該生成した種別情報を、前記第1のデータ信号、および、前記第1のデータ信号よりも低遅延で、前記第1の物理チャネルおよび前記第2の物理チャネルで伝送される第2のデータ信号の少なくとも一方に重畳する生成部と、を備える送信装置。
【請求項2】
請求項1に記載の送信装置において、
前記種別情報は、前記第2の物理チャネルで伝送されるデータが前記補助情報であるか否かを示す情報である、送信装置。
【請求項3】
第1の物理チャネルと第2の物理チャネルとを組み合わせたチャネルボンディング伝送により送信されたデータ信号を受信する受信装置であって、
第1のデータ信号が前記第1の物理チャネルおよび前記第2の物理チャネルそれぞれに振り分けて送信され、または、前記第1のデータ信号が前記第1の物理チャネルで送信され、前記第1のデータ信号の補助情報が前記第2の物理チャネルで送信され、
前記第2の物理チャネルで伝送されるデータの種別を示す種別情報が、前記第1のデータ信号、および、前記第1のデータ信号よりも低遅延で、前記第1の物理チャネルおよび前記第2の物理チャネルで伝送される第2のデータ信号の少なくとも一方に重畳され、
前記第1の物理チャネルを介して送信された信号を受信する第1のチューナーと、
前記第2の物理チャネルを介して送信された信号を受信する第2のチューナーと、
前記第1のチューナーにより受信された前記第1のデータ信号および前記第2のデータ信号の少なくとも一方に重畳された前記種別情報に応じて、前記第1のチューナーおよび前記第2のチューナーの受信信号を復調する復調処理部と、を備える受信装置。
【請求項4】
請求項3に記載の受信装置において、
前記復調処理部は、
前記種別情報が、前記第2の物理チャネルで伝送されるデータが前記第1のデータ信号であることを示す場合、前記第1のチューナーにより受信された第1のデータ信号と、前記第2のチューナーにより受信された第1のデータ信号とを合成して復調し、
前記種別情報が、記第2の物理チャネルで伝送されるデータが前記補助情報であることを示す場合、前記第2のチューナーにより受信された前記補助情報を用いて、前記第1のチューナーにより受信された第1のデータ信号を復調する、受信装置。
【請求項5】
第1の物理チャネルと第2の物理チャネルとを組み合わせたチャネルボンディング伝送により送信されたデータ信号を受信する受信装置であって、
第1のデータ信号が前記第1の物理チャネルおよび前記第2の物理チャネルそれぞれに振り分けて送信され、または、前記第1のデータ信号が前記第1の物理チャネルで送信され、前記第1のデータ信号の補助情報が前記第2の物理チャネルで送信され、
前記第2の物理チャネルで伝送されるデータの種別を示す種別情報が、前記第1のデータ信号、および、前記第1のデータ信号よりも低遅延で、前記第1の物理チャネルおよび前記第2の物理チャネルで伝送される第2のデータ信号の少なくとも一方に重畳され、
前記第1の物理チャネルを介して送信された信号を受信するチューナーと、
前記チューナーにより受信された前記第1のデータ信号および前記第2のデータ信号の少なくとも一方に重畳された前記種別情報に応じて、前記チューナーの受信信号を復調する復調処理部と、を備える受信装置。
【請求項6】
請求項5に記載の受信装置において、
前記復調処理部は、
前記種別情報が、前記第2の物理チャネルで伝送されるデータが前記第1のデータ信号であることを示す場合、前記チューナーにより受信された第1のデータ信号を復調せず、
前記種別情報が、前記第2の物理チャネルで伝送されるデータが前記補助情報であることを示す場合、前記チューナーにより受信された第1のデータ信号を復調する、受信装置。
【請求項7】
第1の物理チャネルと第2の物理チャネルとを組み合わせたチャネルボンディング伝送によるデータ信号の送信を制御する制御装置であって、
第1のデータ信号を、前記第1の物理チャネルで伝送されるデータ信号を多重する第1の再多重化装置と、前記第2の物理チャネルで伝送されるデータ信号を多重する第2の再多重化装置とに振り分けて出力し、または、前記第1のデータ信号を、前記第1の再多重化装置に出力し、前記第1のデータ信号の補助情報を、前記第2の再多重化装置に出力する分割部と、
前記第2の物理チャネルで伝送されるデータの種別を示す種別情報を生成し、該生成した種別情報を、前記第1の再多重化装置および前記第2の再多重化装置に出力し、前記第1の物理チャネルおよび前記第2の物理チャネルで伝送されるデータ信号に多重させる制御部と、を備える制御装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、送信装置、受信装置および制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
次世代の地上デジタルテレビジョン放送における伝送方式として、地上放送高度化方式(以下、「高度化方式」という。)の開発が進められている。高度化方式のオプション機能として、チャネルボンディング(以下、「CB」という。)伝送がある。CB伝送とは、N個(N≧2を満たす整数)の物理チャネル(ch)を組み合わせた伝送により、伝送容量を拡大する機能である。例えば、N=2とした場合のCB伝送には、データストリームを誤り訂正符号化の前段のトランスポート層で2系統に分割するPlainモードと、誤り訂正符号化の後段の物理層で2系統に分割するMIMO(Multiple-Input and Multiple-Output) likeモードという2つのモードがある。2つの物理chのC/N(Carrier to Noise ratio)が異なる場合、MIMO likeモードは、Plainモードと比較して、ダイバーシチ効果が得られるため、伝送特性が改善する。以下では、N=2のCB伝送を構成する2つの物理chを、プライマリchおよびセカンダリchと称する。
【0003】
CB伝送のユースケースとしては、例えば、120Hz-UHD(Ultra-high Definition)コンテンツなどの大容量のコンテンツを伝送する大容量伝送ch、3事業者以上で2チャネルを共有して、現行のISDB-T(Integrated Services Digital Broadcasting-Terrestrial)と同等のサービスを展開する移行ch、高度化方式への移行後に空きチャネルとなる物理チャネルを複数の放送事業者が追加伝送帯域として共有する移行ch(以下、「アフター移行ch」と称する。)などが挙げられる。先行事例としては、米国の次世代地上放送方式であるATSC(Advanced Television Systems Committee)3.0において、オプション機能としてCB伝送が規定されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2020-022118号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
アフター移行chでは、通常の放送サービスを展開している物理ch(プライマリch)に加えて、後から追加の伝送帯域である追加ch(セカンダリchの一部)が割り当てられる。そのため、通常の放送サービスを継続しつつ、追加chを用いて、例えば、映像を高画質化するための補助情報を伝送し、受信機での放送サービスを高品質化するといった運用が考えられる。例えば、プライマリchでは、60Hz-UHDの映像を伝送し、追加chで補助情報を伝送し、受信機では120Hz-UHDの映像を視聴可能にするといった運用が考えられる。追加chで伝送される補助情報は、プライマリchで伝送されるデータ信号の復調に必須ではないため、受信機では、補助情報を用いなくても、映像音声を復調することが可能である。このような運用は、CB伝送がオプション機能であることから、1つしかチューナーを有さない(CB伝送に未対応の)受信機が販売されることを想定したものである。
【0006】
一方、上述した大容量伝送chおよび移行chでは、放送サービス開始時から2つの物理chを用いるため、映像音声の復調には2つの物理ch(プライマリchおよびセカンダリch)で伝送されるデータ信号が必須である。
【0007】
CB伝送が行われているか否かは、CB伝送が行われているか否かを示すCBフラグを、TMCC情報に重畳することで、受信機に通知することができる。受信機では、CBフラグを参照することで、CB伝送が行われているか否かを判別することができる。しかしながら、CBフラグを参照するだけでは、受信機は、セカンダリchで伝送されるデータが、プライマリchで伝送されるデータ信号の復調に必須であるのか、通常の放送サービスに対して影響を与えない補助情報であるのかを判別することができない。そのため、放送サービスを継続して受信することができなくなってしまう。したがって、放送サービスに応じて、CB伝送により伝送されるデータ信号を適切に処理することを可能とする技術が求められている。
【0008】
上述したように、ATSC3.0では、オプション機能としてCB伝送が規定されている。しかしながら、ATSC3.0では、上述したアフター移行chのようなユースケースは想定されていないため、放送サービスに応じて、CB伝送により伝送されるデータ信号を適切に処理するための構成について十分に検討されていない。
【0009】
本発明の目的は、上述した課題を解決し、放送サービスに応じて、CB伝送により伝送されるデータ信号を適切に処理することが可能な、送信装置、受信装置および制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、本発明に係る送信装置は、第1の物理チャネルと第2の物理チャネルとを組み合わせてデータ信号を伝送するチャネルボンディング伝送が可能な送信装置であって、第1のデータ信号を前記第1の物理チャネルおよび前記第2の物理チャネルそれぞれに対応する系統に振り分けて出力し、または、前記第1のデータ信号を前記第1の物理チャネルに対応する系統に出力し、前記第1のデータ信号の補助情報を前記第2の物理チャネルに対応する系統に出力するスケジューラ部と、前記第2の物理チャネルで伝送されるデータの種別を示す種別情報を生成し、該生成した種別情報を、前記第1のデータ信号、および、前記第1のデータ信号よりも低遅延で、前記第1の物理チャネルおよび前記第2の物理チャネルで伝送される第2のデータ信号の少なくとも一方に重畳する生成部と、を備える。
【0011】
また、本発明に係る送信装置において、前記種別情報は、前記第2の物理チャネルで伝送されるデータが前記補助情報であるか否かを示す情報であることが好ましい。
【0012】
また、本発明に係る受信装置は、第1の物理チャネルと第2の物理チャネルとを組み合わせたチャネルボンディング伝送により送信されたデータ信号を受信する受信装置であって、第1のデータ信号が前記第1の物理チャネルおよび前記第2の物理チャネルそれぞれに振り分けて送信され、または、前記第1のデータ信号が前記第1の物理チャネルで送信され、前記第1のデータ信号の補助情報が前記第2の物理チャネルで送信され、前記第2の物理チャネルで伝送されるデータの種別を示す種別情報が、前記第1のデータ信号、および、前記第1のデータ信号よりも低遅延で、前記第1の物理チャネルおよび前記第2の物理チャネルで伝送される第2のデータ信号の少なくとも一方に重畳され、前記第1の物理チャネルを介して送信された信号を受信する第1のチューナーと、前記第2の物理チャネルを介して送信された信号を受信する第2のチューナーと、前記第1のチューナーにより受信された前記第1のデータ信号および前記第2のデータ信号の少なくとも一方に重畳された前記種別情報に応じて、前記第1のチューナーおよび前記第2のチューナーの受信信号を復調する復調処理部と、を備える。
【0013】
また、本発明に係る受信装置において、前記復調処理部は、前記種別情報が、前記第2の物理チャネルで伝送されるデータが前記第1のデータ信号であることを示す場合、前記第1のチューナーにより受信された第1のデータ信号と、前記第2のチューナーにより受信された第1のデータ信号とを合成して復調し、前記種別情報が、記第2の物理チャネルで伝送されるデータが前記補助情報であることを示す場合、前記第2のチューナーにより受信された前記補助情報を用いて、前記第1のチューナーにより受信された第1のデータ信号を復調することが好ましい。
【0014】
また、本発明に係る受信装置は、第1の物理チャネルと第2の物理チャネルとを組み合わせたチャネルボンディング伝送により送信されたデータ信号を受信する受信装置であって、第1のデータ信号が前記第1の物理チャネルおよび前記第2の物理チャネルそれぞれに振り分けて送信され、または、前記第1のデータ信号が前記第1の物理チャネルで送信され、前記第1のデータ信号の補助情報が前記第2の物理チャネルで送信され、前記第2の物理チャネルで伝送されるデータの種別を示す種別情報が、前記第1のデータ信号、および、前記第1のデータ信号よりも低遅延で、前記第1の物理チャネルおよび前記第2の物理チャネルで伝送される第2のデータ信号の少なくとも一方に重畳され、前記第1の物理チャネルを介して送信された信号を受信するチューナーと、前記チューナーにより受信された前記第1のデータ信号および前記第2のデータ信号の少なくとも一方に重畳された前記種別情報に応じて、前記チューナーの受信信号を復調する復調処理部と、を備える。
【0015】
また、本発明に係る受信装置において、前記復調処理部は、前記種別情報が、前記第2の物理チャネルで伝送されるデータが前記第1のデータ信号であることを示す場合、前記チューナーにより受信された第1のデータ信号を復調せず、前記種別情報が、前記第2の物理チャネルで伝送されるデータが前記補助情報であることを示す場合、前記チューナーにより受信された第1のデータ信号を復調する。
【0016】
また、本発明に係る制御装置は、第1の物理チャネルと第2の物理チャネルとを組み合わせたチャネルボンディング伝送によるデータ信号の送信を制御する制御装置であって、第1のデータ信号を、前記第1の物理チャネルで伝送されるデータ信号を多重する第1の再多重化装置と、前記第2の物理チャネルで伝送されるデータ信号を多重する第2の再多重化装置とに振り分けて出力し、または、前記第1のデータ信号を、前記第1の再多重化装置に出力し、前記第1のデータ信号の補助情報を、前記第2の再多重化装置に出力する分割部と、前記第2の物理チャネルで伝送されるデータの種別を示す種別情報を生成し、該生成した種別情報を、前記第1の再多重化装置および前記第2の再多重化装置に出力し、前記第1の物理チャネルおよび前記第2の物理チャネルで伝送されるデータ信号に多重させる制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0017】
本発明に係る送信装置および受信装置によれば、放送サービスに応じて、CB伝送により伝送されるデータ信号を適切に処理することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1A】N=2とした場合のPlainモードのCB伝送が行われる送受信システムの構成例を示す図である。
図1B】N=2とした場合のMIMO likeモードのCB伝送が行われる送受信システムの構成例を示す図である。
図2】従来の再多重化装置の構成例を示す図である。
図3】本発明の第1の実施形態に係る再多重化装置の構成例を示す図である。
図4図3に示すXMIパケット送出スケジューラ部の構成例を示す図である。
図5図4に示すA階層XMIパケット分配部の構成例を示す図である。
図6図4に示すL0シンボル分配部の構成例を示す図である。
図7】本発明の第1の実施形態に係る復調装置の構成の一例を示す図である。
図8】本発明の第1の実施形態に係る復調装置の構成の他の一例を示す図である。
図9】本発明の第2の実施形態に係る送受信システムの構成例を示す図である。
図10図9に示す分割部の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0020】
(第1の実施形態)
まず、図1A,1Bを参照して、チャネルボンディング伝送(CB伝送)が行われる送受信システム1,1Aの構成について説明する。図1Aは、N=2とした場合の、PlainモードのCB伝送が行われる送受信システム1の構成例を示す図である。図1Bは、N=2とした場合の、MIMO likeモードのCB伝送が行われる送受信システム1Aの構成例を示す図である。現行のISDB-Tでは、同一チャネルの中で、伝送耐性および伝送容量が異なる複数の階層のデータ信号を同時に伝送する階層伝送が行われている。また、高度化方式では、各階層のデータ信号と同じ物理チャネルで、緊急地震速報などを、各階層のデータ信号と比べて低遅延(Low Latency)で伝送することが検討されている。このような低遅延のデータ信号が伝送される伝送路をLLchと称する。以下では、3階層(A階層、B階層およびC階層)の階層伝送およびLLchでの伝送が行われるものとして説明する。
【0021】
まず、図1Aを参照して、PlainモードのCB伝送が行われる送受信システム1の構成について説明する。
【0022】
図1Aに示すように、送受信システム1は、再多重化装置2と、2つの変調装置3(変調装置3p,3s)と、2つの送信機4(送信機4p,4s)と、2つの受信機5(受信機5p,5s)と、復調装置6とを備える。変調装置3p、送信機4pおよび受信機5pはプライマリchに対応して設けられ、変調装置3s、送信機4sおよび受信機5sはセカンダリchに対応して設けられる。
【0023】
再多重化装置2は、階層伝送の各階層のデータ信号(映像・音声データ)と、LLchのデータ信号とを再多重化する。再多重化装置2は、CB伝送を行う場合、各階層のデータ信号とLLchのデータ信号とを再多重化した多重フレーム(XMIパケット)を、プライマリchおよびセカンダリchそれぞれに対応する2つの系統に出力する。すなわち、再多重化装置2は、各階層のデータ信号とLLchのデータ信号とを再多重化した多重フレームを、プライマリchに対応する変調装置3pと、セカンダリchに対応する変調装置3sとに出力する。
【0024】
変調装置3pは、再多重化装置2の出力に対して、誤り訂正符号化、キャリア変調などの所定の処理を行ってOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)フレームを構成する。変調装置3pは、構成したOFDMフレームに対して、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)処理およびガードインターバル(GI:Guard Interval)の付加を行い、送信機4pに出力する。送信機4pは、変調装置3pから出力されたOFDMフレームを、プライマリchを介して送信する。
【0025】
変調装置3sは、再多重化装置2の出力に対して、誤り訂正符号化、変調などの所定の処理を行ってOFDMフレームを構成する。変調装置3sは、構成したOFDMフレームに対して、IFFTおよびGIの付加を行い、送信機4sに出力する。送信機4sは、変調装置3sから出力されたOFDMフレームを、セカンダリchを介して伝送する。送信機4pと送信機4sとは同期しており、同タイミングで放送波を発射する。
【0026】
受信機5pは、送信機4pからプライマリchを介して送信されてきた放送波を受信し、受信信号を復調装置6に出力する。受信機5sは、送信機4sからセカンダリchを介して送信されてきた放送波を受信し、受信信号を復調装置6に出力する。
【0027】
復調装置6は、CB伝送が行われている場合、受信機5pの受信信号および受信機5sの受信信号を復調し、プライマリchおよびセカンダリchを介して送信されてきた、各階層のデータ信号およびLLchのデータ信号を取得して出力する。
【0028】
次に、図1Bを参照して、MIMO likeモードのCB伝送が行われる送受信システム1Aの構成について説明する。図1Bにおいて、図1Aと同様の構成には同じ符号を付し、説明を省略する。
【0029】
図1Bに示すように、送受信システム1Aは、再多重化装置2Aと、変調装置3Aと、2つの送信機4(送信機4p,4s)と、2つの受信機5(受信機5p,5s)と、復調装置6Aとを備える。図1Bに示す送受信システム1Aは、図1Aに示す送受信システム1と比較して、再多重化装置2、変調装置3および復調装置6をそれぞれ、再多重化装置2A、変調装置3Aおよび復調装置6Aに変更した点が異なる。
【0030】
再多重化装置2Aは、階層伝送の各階層のデータ信号およびLLchのデータ信号を1系統に多重した多重フレーム(XMIパケット)を変調装置3Aに出力する。
【0031】
変調装置3Aは、再多重化装置2Aから出力された多重フレームをプライマリchおよびセカンダリchそれぞれに対応する2系統に分割し、階層伝送の各階層のデータ信号、LLchのデータ信号およびTMCC信号などを所定のキャリアに配置したOFDMフレームを構成し、送信機4p,4sに出力する。
【0032】
復調装置6Aは、CB伝送が行われている場合、受信機5pの受信信号および受信機5sの受信信号を復調し、プライマリchおよびセカンダリchそれぞれを介して送信されてきた、各階層のデータ信号およびLLchのデータ信号を出力する。
【0033】
図1Aに示すPlainモードのCB伝送が行われる送受信システム1では、プライマリchとセカンダリchとで異なるデータ信号を送信することができるため、プライマリchで伝送されるデータ信号の復調にセカンダリchで伝送されるデータ信号は必須ではない。一方、図1Bに示すMIMO likeモードのCB伝送が行われる送受信システム1Aでは、プライマリchで伝送されるデータ信号の復調にセカンダリchで伝送されるデータ信号が必須である。上述したように、アフター移行chでは、例えば、プライマリchで通常の放送サービス(本線)が伝送され、セカンダリchで補助情報が伝送される。したがって、アフター移行chでは、プライマリchで伝送されるデータ信号の復調にセカンダリchで伝送されるデータ信号は必須ではない。本発明に係る送信装置および受信装置は、アフター移行chによるCB伝送に対応可能なものである。したがって、本発明に係る送信装置および受信装置は、図1Aに示すような、N=2のPlainモードのCB伝送(プライマリch(第1の物理チャネル)およびセカンダリch(第2の物理チャネル)からなるCB伝送)が行われる送受信システム1に適用可能である。
【0034】
次に、本発明に係る送信装置としての再多重化装置10の構成および本発明に係る受信装置としての復調装置20の構成について説明する。変調装置3、送信機4および受信機5の構成は、本発明とは直接関係しないため、説明を省略する。
【0035】
まず、本実施形態に係る再多重化装置10の構成について説明する前に、比較のために、CB伝送に対応していない、従来の再多重化装置10aの構成について図2を参照して説明する。
【0036】
階層伝送(A階層、B階層およびC階層)およびLLchでの伝送が行われる場合、各階層およびLLchそれぞれに対応して多重化装置が設けられる。各階層に対応する多重化装置は、対応する階層で伝送される映像・音声データを多重し、例えば、MMT(MPEG Media Transport)形式のパケット(MMTパケット)にパケット化する。各階層の多重化装置は、生成したMMTパケットを格納したIPパケット(以下、「MMT/IPパケット」という。)を生成し、再多重化装置10aに出力する。また、LLchに対応する多重化装置は、LLchで伝送されるデータを多重してMMTパケットを生成し、そのMMTパケットを格納したMMT/IPパケットを再多重化装置10aに出力する。
【0037】
再多重化装置10aは、各階層およびLLchそれぞれに対応する多重化装置から出力されたMMT/IPパケットを1つの系統に再多重化する。図2に示すように、再多重化装置10aは、パケットフィルタ101と、IPヘッダ圧縮部102と、TLV(Type Length Value)パケット化部103と、FIFO(First In First Out)バッファ104と、FEC(Forward Error Correction)ブロック構成部105と、階層別フレーム構成部106と、XMI(eXtensible Modulation Interface)パケット化部107と、パケットフィルタ108と、IPヘッダ圧縮部109,110と、TLVパケット化部111,112と、FIFOバッファ113,114と、L0シンボル構成部115と、L1シンボル構成部116と、GPS基準信号発生器117と、同期制御XMIパケット構成部118aと、スタッフXMIパケット構成部119と、XMIパケット送出スケジューラ部120aと、を備える。パケットフィルタ101、IPヘッダ圧縮部102、TLVパケット化部103、FIFOバッファ104、FECブロック構成部105、階層別フレーム構成部106およびXMIパケット化部107は、A階層、B階層およびC階層それぞれに対応して設けられるが、図2においては、図の簡略化のため、A階層に対応する構成のみ示している。以下では、A階層に対応する構成を説明するが、B階層およびC階層についても同様である。
【0038】
パケットフィルタ101は、A階層に対応する多重化装置(不図示)からA階層のデータ(MMT/IPパケット)が入力される。パケットフィルタ101は、入力されたMMT/IPパケットのIPヘッダの送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、プロトコル種別、UDP(User Datagram Protocol)ヘッダの送信元ポート番号および宛先ポート番号などに基づき、伝送するパケットを選択(パケットフィルタリング)し、選択したMMT/IPパケットをIPヘッダ圧縮部102に出力する。
【0039】
IPヘッダ圧縮部102は、必要に応じて、パケットフィルタ101から出力されたMMT/IPパケットのIPヘッダの圧縮を行い、TLVパケット化部103に出力する。
【0040】
TLVパケット化部103は、TLV形式のSI(Signaling Information)(TLV-SI)が入力される。SIは、例えば地上伝送路の物理的条件を示す地上分配システム記述子を規定する。TLVパケット化部103は、入力されたTLV-SIおよびIPヘッダ圧縮部102から出力されたMMT/IPパケットをTLVパケットにカプセル化して、TLVパケットを生成する。TLVパケットは、予約領域と、パケット種別領域と、データ長領域と、データ領域とを含む。パケット種別領域は、TLVパケットの種別を示し、データ長領域は、データ領域に格納されるデータのサイズを示す。TLVパケット化部103は、TLV-SIおよびMMT/IPパケットをデータ領域に格納する。TLVに関する詳細は、例えば、”Video coding, audio coding, and multiplexing specifications for digital broadcasting”, ARIB-STD B32に記載されているため、説明を省略する。
【0041】
TLVパケット化部103は、生成したTLVパケットをFIFOバッファ104に出力する。
【0042】
FIFOバッファ104は、TLVパケット化部103から出力されたTLVパケットを格納し、格納したTLVパケットを格納順にFECブロック構成部105に出力する。
【0043】
各階層に対応する多重化装置は、多重化したデータを、MMT/IPパケットとしてではなく、TLVパケット(TLV/IPパケット)として出力してもよい。この場合、多重化装置から出力されたTLVパケットは、FIFOバッファ104に格納される。多重化装置からTLVパケットが入力される場合、再多重化装置10aは、パケットフィルタ101、IPヘッダ圧縮部102およびTLVパケット化部103を備えなくてもよい。
【0044】
FECブロック構成部105は、FIFOバッファ104から出力されたTLVパケットから、一定の周期でFECブロックを構成する。FECブロックは、誤り訂正符号化処理の単位となるブロック(処理ブロック)である。
【0045】
FECブロックは、FECブロックヘッダ領域と、主信号領域と、BCHパリティ領域と、スタッフビット領域と、LDPCパリティ領域とを含む。主信号領域には、FIFOバッファ104から出力されたTLVパケットが格納される。FECブロックヘッダ領域は、FECブロックの主信号領域に格納される最初のTLVパケットの先頭バイトの位置を、FECブロックヘッダを除いたFECブロックの先頭からのバイト数で示す情報が格納されるフィールド(先頭TLV指示フィールド)である。BCHパリティ領域、スタッフビット領域およびLDPC領域には、ビット“1”が格納される。
【0046】
FECブロック構成部105は、FIFOバッファ104から出力されたTVLパケットを出力順に連結して主信号領域に格納し、FECブロックごとに、先頭TLV指示フィールドの値を設定する。FECブロック構成部105は、構成したFECブロックを階層別フレーム構成部106に出力する。
【0047】
階層別フレーム構成部106は、FECブロック構成部105から出力されたFECブロックから階層別フレームを構成する。
【0048】
階層別フレームは、フレームヘッダ領域と、FECブロック領域とを含む。FECブロック領域には、連結された複数のFECブロックおよびFECブロックの断片が格納される。階層別フレームのサイズは、変調方式、FFT(Fast Fourier Transform)サイズ、GI比、パイロット信号比率およびセグメント数(1つの物理チャネル(物理ch)の周波数帯域を分割したセグメントの数)などに応じて定まる。
【0049】
フレームヘッダ領域には、所定のビット数のFECブロックポインタが含まれ、残りの領域には、ビット“1”が格納される。FECブロックポインタは、FECブロック領域の開始位置から、階層別フレームに格納するFECブロックの先頭を含む最初のFECブロックの先頭ビットの位置をビット単位またはバイト単位で示す。
【0050】
階層別フレーム構成部106は、FECブロック構成部105から出力されたFECブロックを出力順に連結し、FECブロック領域に格納する。階層別フレーム構成部106は、FECブロック領域に格納したFECブロックの位置からFECブロックポインタを算出し、フレームヘッダに格納する。階層別フレーム構成部106は、構成した階層別フレームをXMIパケット化部107に出力する。
【0051】
XMIパケット化部107は、階層別フレーム構成部106から出力された階層別フレームからXMIパケット(A階層XMIパケット)を構成する。具体的には、XMIパケット化部107は、階層別フレームを所定のサイズ(例えば、10448ビット)に分割し、データユニットを構成する。XMIパケットは、ヘッダと、データユニット領域とを含む。XMIパケット化部107は、データユニット領域にデータユニットを格納する。なお、最後のデータユニットが所定のサイズ未満となる場合がある。この場合、XMIパケット化部107は、所定のサイズに満たないデータユニットに所定のビット(スタッフビット)を付加して所定のサイズにして、データユニット領域に格納する。
【0052】
XMIパケット化部107は、生成したXMIパケットをXMIパケット送出スケジューラ部120aに出力する。なお、XMIは、階層別のOFDMフレームを変調装置3に出力するためインタフェースとして設計されたプロトコルである。
【0053】
パケットフィルタ108は、LLchに対応する多重化装置(不図示)からLLchのデータ(MMT/IPパケット)が入力される。パケットフィルタ108は、入力されたMMT/IPパケットの送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、プロトコル種別、UDPヘッダの送信元ポート番号および宛先ポート番号などに基づき、伝送するパケットを選択(パケットフィルタリング)し、選択したMMT/IPパケットをIPヘッダ圧縮部109またはIPヘッダ圧縮部110に出力する。
【0054】
IPヘッダ圧縮部109は、必要に応じて、パケットフィルタ108から出力されたMMT/IPパケットのIPヘッダの圧縮を行い、TLVパケット化部111に出力する。IPヘッダ圧縮部110は、必要に応じて、パケットフィルタ108から出力されたMMT/IPパケットのIPヘッダの圧縮を行い、TLVパケット化部112に出力する。
【0055】
TLVパケット化部111は、IPヘッダ圧縮部109から出力されたMMT/IPパケットをTLVパケットにカプセル化してTLVパケットを生成し、FIFOバッファ113に出力する。TLVパケット化部112は、IPヘッダ圧縮部110から出力されたMMT/IPパケットをTLVパケットにカプセル化してTLVパケットを生成し、FIFOバッファ114に出力する。
【0056】
FIFOバッファ113は、TLVパケット化部111から出力されたTLVパケットを格納し、格納したTLVパケットを格納順にL0シンボル構成部115に出力する。FIFOバッファ114は、TLVパケット化部112から出力されたTLVパケットを格納し、格納したTLVパケットを格納順にL1シンボル構成部116に出力する。
【0057】
LLchに対応する多重化装置は、多重化したデータを、MMT/IPパケットとしてではなく、TLVパケット(TLV/IPパケット)として出力してもよい。この場合、多重化装置から出力されたTLVパケットは、FIFOバッファ113,114に格納される。多重化装置からTLVパケットが入力される場合、再多重化装置10aは、パケットフィルタ108の代わりに、パケットフィルタ121を備えてよい。
【0058】
パケットフィルタ121は、LLchに対応する多重化装置(不図示)から入力されたTLVパケット(TLV/IPパケット)の送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、プロトコル種別、UDPヘッダの送信元ポート番号および宛先ポート番号などに基づき、伝送するパケットを選択(パケットフィルタリング)し、選択したTLVパケットをFIFOバッファ113またはFIFOバッファ114に出力する。したがって、LLchに対応する多重化装置からTLVパケットが入力される場合、再多重化装置10aは、パケットフィルタ108、IPヘッダ圧縮部109,110およびTLVパケット化部111,112を備えなくてもよい。
【0059】
L0シンボル構成部115は、FIFOバッファ113から出力されたTLVパケットからシンボル(L0シンボル)を構成し、XMIパケット送出スケジューラ部120aに出力する。L1シンボル構成部116は、FIFOバッファ114から出力されたTLVパケットからシンボル(L1シンボル)を構成し、XMIパケット送出スケジューラ部120aに出力する。
【0060】
L0シンボルは、例えば、1つの物理chの周波数帯域を分割した複数のセグメントのうち、部分受信用のセグメントで伝送され、L1シンボルは、残りのセグメントで伝送される。従って、パケットフィルタ108(またはパケットフィルタ121)によるパケットフィルタリングも、このような割り振りに応じて行われる。
【0061】
GPS基準信号発生器117は、GPS受信信号より生成された一定周期の基準信号を出力する。
【0062】
同期制御XMIパケット構成部118aは、OFDMフレームを構成するための伝送パラメータ、OFDMフレームを送信するタイミング、各階層のデータ信号の伝送に関する制御情報であるTMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)情報などを含む同期制御情報を生成する。TMCC情報には、例えば、各階層のデータ信号のキャリア変調方式、符号化率などが含まれる。同期制御XMIパケット構成部118aは、生成した同期制御情報をデータユニット領域に格納したXMIパケット(以下、「同期制御XMIパケット」という。)を生成し、XMIパケット送出スケジューラ部120aに出力する。
【0063】
スタッフXMIパケット構成部119は、データユニットと同じサイズのスタッフビットのみがデータユニット領域に格納されたXMIパケット(以下、「スタッフXMIパケット」という。)を構成し、XMIパケット送出スケジューラ部120aに出力する。スタッフXMIパケットは、変調方式あるいは符号化率が異なる場合にも、再多重化装置10aが毎秒出力するXMIパケットの数を一定とするために用いられる。
【0064】
XMIパケット送出スケジューラ部120aは、A階層、B階層およびC階層それぞれに対応するXMIパケット化部107から出力された各階層のXMIパケット(A階層XMIパケット、B階層XMIパケットおよびC階層XMIパケット)、L0シンボル構成部115から出力されたL0シンボル、L1シンボル構成部116から出力されたL1シンボル、同期制御XMIパケット構成部118aから出力された同期制御XMIパケット、および、スタッフXMIパケット構成部119から出力されたスタッフXMIパケットを1系統に多重して、変調装置3p,3sに出力する。
【0065】
現行のISDB-Tでは、同じ放送内容を複数の送信所から同じ周波数で送信するSFN(Single Frequency Network)が採用されている。そのため、XMIパケット送出スケジューラ部120aは、複数の系統(図2では、2系統)に分けてXMIパケットを出力する。ただし、各系統のデータは同一である。
【0066】
次に、本発明に係る送信装置としての再多重化装置10の構成について、図3を参照して説明する。本実施形態に係る再多重化装置10は、放送コンテンツの映像・音声のデータ信号(本線信号)のプライマリchとセカンダリchとによるCB伝送(通常のCB伝送)を行い、または、本線信号の高品質化などのための補助情報をセカンダリchで伝送するアフター移行chによるCB伝送を行うものである。すなわち、通常のCB伝送が行われる場合には、再多重化装置10は、映像・音声のデータ信号が入力される。また、アフター移行chによるCB伝送が行われる場合には、映像・音声のデータ信号と、そのデータ信号の補助情報とが入力される。図3において、図2と同様の構成には同じ符号を付し、説明を省略する。図3においては、N=2のCB伝送が行われる場合を例として説明する。
【0067】
図3に示す再多重化装置10は、パケットフィルタ101と、IPヘッダ圧縮部102と、TLVパケット化部103と、FIFOバッファ104と、FECブロック構成部105と、階層別フレーム構成部106と、XMIパケット化部107と、パケットフィルタ108と、IPヘッダ圧縮部109,110と、TLVパケット化部111,112と、FIFOバッファ113,114と、L0シンボル構成部115と、L1シンボル構成部116と、GPS基準信号発生器117と、同期制御XMIパケット構成部118と、スタッフXMIパケット構成部119と、XMIパケット送出スケジューラ部120と、CB用TLV-SI生成部122と、を備える。図3に示す再多重化装置10は、図2に示す再多重化装置10aと比較して、CB用TLV-SI生成部122を追加した点と、同期制御XMIパケット構成部118aおよびXMIパケット送出スケジューラ部120aをそれぞれ、同期制御XMIパケット構成部118およびXMIパケット送出スケジューラ部120に変更した点とが異なる。CB用TLV-SI生成部122は、生成部の一例である。
【0068】
同期制御XMIパケット構成部118は、同期制御XMIパケット構成部118aと同様に、各階層のデータ信号の伝送に関するTMCC情報などを含む同期制御情報を生成し、生成した同期制御情報をデータユニット領域に格納した同期制御XMIパケットを生成する。また、同期制御XMIパケット構成部118は、各階層のデータ信号などを伝送する物理chにおいてCB伝送を行うか否かを示すCBフラグ(フラグ情報)をTMCC情報に重畳する。同期制御XMIパケット構成部118は、CBフラグを重畳したTMCC情報を含む同期制御情報をデータユニット領域に格納した同期制御XMIパケットを、XMIパケット送出スケジューラ部120に出力する。
【0069】
CB用TLV-SI生成部122は、CB伝送を受信するために必要な制御情報である、チャネルボンディング用制御情報(以下、「CB用制御情報」という。)を生成する。具体的には、CB用TLV-SI生成部122は、CB用制御情報を含むTLV形式のパケット(以下、「CB用TLV-SIパケット」と称する)を生成する。CB用制御情報は、エリア内で使用される、CB伝送を構成する物理chの周波数情報を含む。例えば、N=2であれば、ペアとなるプライマリchおよびセカンダリchの周波数情報を含む。エリアごとに異なる周波数を用いるMFN(Multi-Frequency Network)が採用される場合には、CB用制御情報は少なくとも、全てのエリアでのCB伝送を構成する物理chの周波数情報を含む。例えば、N=2であれば、プライマリchおよびセカンダリchの周波数情報を含む。
【0070】
また、CB用制御情報は、CB伝送のモード(Plainモードであるか、MIMO likeモードであるか)を示すCBモードを含む。さらに、CB用制御情報は、セカンダリchで伝送されるデータの種別を示す種別情報を含む。種別情報は、セカンダリchで伝送されるデータが、プライマリchで伝送されるデータ信号の復調に必須の種別のデータであるか否か、すなわち、セカンダリch伝送されるのがデータ信号であるのか、補助情報であるのかを判別することができる情報であればよい。したがって、種別情報は、例えば、セカンダリch伝送されるのが補助情報であるか否かを示す1ビットのフラグ情報(以下、「補助情報フラグ」と称する。)であってよい。以下では、CB用TLV-SI生成部122は、補助情報フラグを生成して、CB制御情報に含めるものとして説明する。
【0071】
この場合、CB用TLV-SI生成部122は、アフター移行chによるCB伝送が行われる場合、セカンダリchでは補助情報が伝送されるため、補助情報フラグをオンにする。一方、CB用TLV-SI生成部122は、通常のCB伝送が行われる場合、セカンダリchでは映像・音声のデータ信号(本線信号)が伝送されるため、補助情報フラグをオフにする。
【0072】
CB用TLV-SI生成部122は、生成したCB用TLV-SIパケットを、一定の間隔で(例えば、1秒間隔で)、TLVパケット化部112およびXMIパケット送出スケジューラ部120に出力する。
【0073】
TLVパケット化部112は、IPヘッダ圧縮部110から出力されたMMT/IPパケットをデータ領域に格納したTLVパケット、および、CB用TLV-SI生成部122から出力されたCB用TLV-SIパケットをFIFOバッファ114に出力する。FIFOバッファ114に格納されたTLVパケットおよびCB用TLV-SIパケットはL1シンボル構成部116に出力され、L1シンボルが構成される。L1シンボルが伝送されるL1chは、PAPR(Peak to Average Power Ratio)低減などの用途でも使用されることがある。CB用TLV-SI生成部122は、L1chの用途に影響のない伝送レートでCB用TLV-SIパケットが伝送されるように、CB用TLV-SIパケットを出力する。
【0074】
XMIパケット送出スケジューラ部120は、詳細は後述するが、各階層のXMIパケットにCB用TLV-SIパケットを多重する。XMIパケット送出スケジューラ部120は、CB用TLV-SIパケットを多重した各階層のXMIパケット、L0シンボル、L1シンボル、同期制御XMIパケット、および、スタッフXMIパケットを1系統に多重し、プライマリchおよびセカンダリchそれぞれに対応する2つの系統に分離して変調装置3p,3sに出力する。
【0075】
このように本実施形態においては、CB用TLV-SI生成部122は、セカンダリchで伝送されるデータの種別を示す種別情報(補助情報フラグ)を含むCB用TLV-SIパケットを、TLVパケット化部112およびXMIパケット送出スケジューラ部120に出力する。こうすることで、CB用TLV-SI生成部122は、補助情報フラグを、映像・音声データである各階層のデータ信号(第1のデータ信号)、および、各階層のデータ信号よりも低遅延で伝送されるLLchのデータ信号(第2のデータ信号)に多重することができる。
【0076】
図4は、XMIパケット送出スケジューラ部120の構成例を示す図である。
【0077】
図4に示すように、XMIパケット送出スケジューラ部120は、A階層XMIパケット分配部1201と、B階層XMIパケット分配部1202と、C階層XMIパケット分配部1203と、L0シンボル分配部1204と、L1シンボル分配部1205と、CB用TLV-SIパケット分配部1206と、プライマリchXMI送出スケジューラ部1207と、セカンダリchXMI送出スケジューラ部1208とを備える。
【0078】
A階層XMIパケット分配部1201は、A階層XMIパケットと、階層伝送に関する制御情報(例えば、階層数、セグメント数など)とが入力される。A階層XMIパケットには、A階層で伝送される本線信号を含むXMIパケットと、A階層で伝送される本線信号の補助情報を含むXMIパケットとが含まれる。A階層XMIパケット分配部1201は、図5に示すように、制御情報に基づきスイッチの接続先をプライマリchXMIスケジューラ部1207とセカンダリchXMI送出スケジューラ部1208とで切り替え、入力されたA階層XMIパケットを、プライマリchXMIスケジューラ部1207とセカンダリchXMI送出スケジューラ部1208とに分配して出力する。
【0079】
具体的には、A階層XMIパケット分配部1201は、アフター移行chによるCB伝送が行われる場合には、A階層で伝送される本線信号を含むA階層XMIパケットをプライマリchXMI送出スケジューラ部1207に出力し、A階層で伝送される本線信号の補助情報を含むA階層XMIパケットをセカンダリchXMI送出スケジューラ部1208に出力する。本線信号と補助情報とは、TLVヘッダあるいはUDPポート番号などを用いて区別することができる。また、A階層XMIパケット分配部1201は、通常のCB伝送が行われる場合には、A階層で伝送される本線信号を含むA階層XMIパケットを、プライマリchXMI送出スケジューラ部1207とセカンダリchXMI送出スケジューラ部1208とに振り分けて送出する。
【0080】
図4を再び参照すると、B階層XMIパケット分配部1202は、A階層XMIパケット分配部1201と同様にして、B階層XMIパケットを、プライマリchXMIスケジューラ部1207とセカンダリchXMI送出スケジューラ部1208とに分配する。また、C階層XMIパケット分配部1203は、A階層XMIパケット分配部1201と同様にして、C階層XMIパケットを、プライマリchXMIスケジューラ部1207とセカンダリchXMI送出スケジューラ部1208とに分配する。
【0081】
B階層XMIパケット分配部1202およびC階層XMIパケット分配部1203の構成は、A階層XMIパケット分配部1201の構成と同じであるため、説明を省略する。
【0082】
A階層XMIパケット分配部1201、B階層XMIパケット分配部1202およびC階層XMIパケット分配部1203は、例えば、誤り訂正符号化の処理ブロック単位であるFECブロック単位(FECブロックを構成する複数個のXMIパケット単位)で、各階層のXMIパケットを、プライマリchXMI送出スケジューラ部1207とセカンダリchXMI送出スケジューラ部1208とに分配する。こうすることで、FECブロックの先頭と、OFDMフレームの先頭とを同期させることができる。
【0083】
L0シンボル分配部1204は、L0シンボルが入力される。L0シンボル分配部1204は、図6に示すように、プライマリchXMI送出スケジューラ部1207およびセカンダリchXMI送出スケジューラ部1208と接続され、入力されたL0シンボルをプライマリchXMI送出スケジューラ部1207およびセカンダリchXMI送出スケジューラ部1208それぞれに出力する。
【0084】
図4を再び参照すると、L1シンボル分配部1205は、L0シンボル分配部1204と同様にして、L1シンボルを、プライマリchXMI送出スケジューラ部1207およびセカンダリchXMI送出スケジューラ部1208それぞれに出力する。CB用TLV-SIパケット分配部1206は、L0シンボル分配部1204と同様にして、CB用TLV-SIパケットを、プライマリchXMI送出スケジューラ部1207およびセカンダリchXMI送出スケジューラ部1208それぞれに出力する。L1シンボル分配部1205およびCB用TLV-SIパケット分配部1206の構成はL0シンボル分配部1204の構成と同じであるため、説明を省略する。
【0085】
プライマリchXMI送出スケジューラ部1207は、同期制御XMIパケット、スタッフXMIパケット、各階層のXMIパケット、L0シンボル、L1シンボルおよびCB用TLV-SIパケットが入力される。プライマリchXMI送出スケジューラ部1207は、入力された同期制御XMIパケット、スタッフXMIパケット、各階層のXMIパケット、L0シンボル、L1シンボルおよびCB用TLV-SIパケットを1系統に多重して、変調装置3pに出力する。
【0086】
具体的には、プライマリchXMI送出スケジューラ部1207は、OFDMフレームの先頭で、同期制御XMIパケットを1個出力する。続いて、プライマリchXMI送出スケジューラ部1207は、各階層のXMIパケットおよびCB用TLV-SIパケットを出力する。上述したように、CB用TLV-SIパケットは一定の間隔で出力される。したがって、プライマリchXMI送出スケジューラ部1207は、各階層のXMIパケットの間に、一定の間隔でCB用TLV-SIパケットを出力する。このように、CB用TLV-SIパケットは、各階層のXMIパケットと1系統に多重されて、変調装置3pに出力される。プライマリchXMI送出スケジューラ部1207は、各階層のXMIパケットを全て出力すると、OFDMフレームを構成するXMIパケットの数が一定となるように、スタッフXMIパケットを出力する。各階層のXMIパケットのデータユニット領域には、L0シンボルおよびL1シンボルを格納するための領域(L0シンボル格納領域、L1シンボル格納領域)が割り当てられている。プライマリchXMI送出スケジューラ部1207は、L0シンボルが入力されると、各階層のXMIパケットのL0シンボル格納領域に、L0シンボルを速やかに(低遅延で)割り当て、L1シンボルが入力されると、各階層のXMIパケットのL1シンボル格納領域に、L1シンボルを速やかに(低遅延で)割り当てる。こうすることで、プライマリchXMI送出スケジューラ部1207は、LLchのデータを低遅延で変調装置3に出力することができる。
【0087】
セカンダリchXMI送出スケジューラ部1208は、プライマリchXMI送出スケジューラ部1207と同様にして、入力された同期制御XMIパケット、スタッフXMIパケット、各階層のXMIパケット、L0シンボル、L1シンボルおよびCB用TLV-SIパケットを1系統に多重して、変調装置3sに出力する。
【0088】
プライマリchXMI送出スケジューラ部1207およびセカンダリchXMIスケジューラ部1208から出力されたXMIパケットは、有線回線または無線回線(STL(Studio to Transmitter Link),TTL(Transmitter to Transmitter Link))を経由して、変調装置3に入力される。
【0089】
このように、XMIパケット送出スケジューラ部120は、通常のCB伝送が行われる場合、本線信号(第1のデータ信号)をプライマリch(第1の物理ch)およびセカンダリch(第2の物理ch)それぞれに対応する系統に振り分けて出力する。また、XMIパケット送出スケジューラ部120は、アフター移行chのCB伝送が行われる場合、本線信号をプライマリchに対応する系統に送出し、本線信号の補助情報をセカンダリchに対応する系統に送出する。
【0090】
本実施形態においては、CB用制御情報(補助情報フラグ)が、各階層のデータ信号(XMIパケット)およびLLchのデータ信号(L1シンボル)に重畳される例を用いて説明したが、本発明はこれに限られるものではない。PlainモードのCB伝送が行われる場合、CB用制御情報は、各階層のデータ信号およびLLchのデータ信号のいずれか一方だけに重畳されてもよい。したがって、CB用制御情報を、各階層のデータ信号だけに重畳するか、LLchのデータ信号だけに重畳するか、または、両方に重畳するかに応じて、再多重化装置10の構成は、適宜変更されてよい。
【0091】
次に、本発明に係る受信装置としての復調装置20の構成について説明する。本実施形態に係る復調装置20は、本発明に係る送信装置としての再多重化装置10から変調装置3p,3sおよび送信機4p,4sを介してCB伝送された放送波を、受信機5を介して受信し、受信信号から各階層のデータ信号などを取得するものである。図7は、本実施形態に係る復調装置20の構成例を示す図である。図7においては、復調装置20がCB伝送に対応可能である場合の構成例を示している。
【0092】
図7に示すように、本実施形態に係る復調装置20は、2つのチューナー201,202と、GI除去・FFT部203,204と、OFDMフレーム同期部205,206と、TMCC復調部207,208と、パイロット抽出部209,210と、チャネル推定部211,212と、波形等化部213,214と、デインタリーブ・LLR(Log Likelihood Ratio)算出・誤り訂正復号部215,216と、LLch復調・誤り訂正復号部217,218と、CB伝送判別部219と、補助情報フラグ判別部220と、P/S同期部221と、CB合成出力部222と、復調部223と、を備える。CB合成出力部222および復調部223は、復調処理部224を構成する。
【0093】
第1のチューナーとしてのチューナー201は、プライマリchを介して伝送される放送波を、受信機5pを介して受信する。チューナー201は、受信信号から指定された物理chの信号を選択して取得する。チューナー201は、取得した信号に対するA/D変換を行い、A/D変換後の信号をGI除去・FFT部203に出力する。
【0094】
GI除去・FFT部203は、チューナー201の出力信号に対して、GI除去およびFFTを行い、得られたOFDMフレームをOFDMフレーム同期部205に出力する。
【0095】
OFDMフレーム同期部205は、GI除去・FFT部203から出力されたOFDMフレームを、TMCC復調部207、パイロット抽出部209およびLLch復調・誤り訂正復号部217に出力する。
【0096】
TMCC復調部207は、OFDMフレーム同期部205から出力されたOFDMフレームから、TMCCキャリアに配置されたTMCC信号を復調し、TMCC信号に含まれるTMCC情報を取得する。このように、TMCC復調部207は、チューナー201の受信信号からTMCC情報を抽出する。TMCC復調部207は、抽出したTMCC情報をCB伝送判別部219に出力する。また、TMCC復調部207は、抽出したTMCC情報に基づき、パイロット信号が配置されたパイロットキャリアの位置をパイロット抽出部209に指示する。
【0097】
パイロット抽出部209は、OFDMフレーム同期部205から出力されたOFDMフレームから、TMCC復調部207から指示されたパイロットキャリアに配置されたパイロット信号を抽出する。パイロット抽出部209は、抽出したパイロット信号をチャネル推定部211に出力する。また、パイロット抽出部209は、OFDMフレーム同期部205から入力されたOFDMフレームを波形等化部213に出力する。
【0098】
チャネル推定部211は、パイロット抽出部209から出力されたパイロット信号を用いてチャネル推定を行い、推定値を波形等化部213に出力する。
【0099】
波形等化部213は、チャネル推定部211から出力された推定値に基づき、チャネル推定部211から出力されたOFDMフレームに対して、伝送路で発生した信号のひずみを補正(等化)し、等化後の信号をデインタリーブ・LLR算出・誤り訂正復号部215に出力する。
【0100】
デインタリーブ・LLR算出・誤り訂正復号部215は、波形等化部213の出力信号に対して、変調装置3で行われたインタリーブとは逆のデインタリーブを行い、ビットごとにLLR(Log likelihood ratio)を算出する。デインタリーブ・LLR算出・誤り訂正復号部215は、算出したLLRを用いて、デインタリーブ後の信号の誤り訂正復号を行い、各階層のデータ信号を取得する。図3を参照して説明したように、CB伝送が行われる場合、各階層のXMIパケットに、CB用TLV-SIパケットが多重されることがある。デインタリーブ・LLR算出・誤り訂正復号部215は、各階層のXMIパケット(本線信号)および各階層のXMIパケットに多重されたCB用TLV-SIパケット(CB用制御情報)を取得する。デインタリーブ・LLR算出・誤り訂正復号部215は、取得した各階層のデータ信号(本線信号)をCB合成出力部222に出力し、取得したCB用制御情報を補助情報フラグ判別部220に出力する。
【0101】
LLch復調・誤り訂正復号部217は、OFDMフレーム同期部205から出力されたOFDMフレームから、LLchのデータが配置されたキャリアを抽出し、LLchのデータを復調する。LLch復調・誤り訂正復号部217は、復調後の信号に対して誤り訂正復号を行い、LLchのデータ信号を取得する。図3を参照して説明したように、CB伝送が行われる場合、LLchのデータにCB用TLV-SIパケットが多重されることがある。LLch復調・誤り訂正復号部217は、LLchのデータ信号およびLLchのデータ信号に多重されたCB用制御情報を取得する。LLch復調・誤り訂正復号部217は、取得したLLchのデータ信号をCB合成出力部222に出力し、取得したCB用制御情報を補助情報フラグ判別部220に出力する。
【0102】
チューナー202、GI除去・FFT部204、OFDMフレーム同期部206、TMCC復調部208、パイロット抽出部210、チャネル推定部212、波形等化部214、デインタリーブ・LLR算出・誤り訂正復号部216およびLLch復調・誤り訂正復号部218の動作はそれぞれ、処理対象が受信機5sを介した受信信号である点を除けば、チューナー201、GI除去・FFT部203、OFDMフレーム同期部205、TMCC復調部207、パイロット抽出部209、チャネル推定部211、波形等化部213、デインタリーブ・LLR算出・誤り訂正復号部215およびLLch復調・誤り訂正復号部518の動作と同様であるため、説明を省略する。ただし、デインタリーブ・LLR算出・誤り訂正復号部216は、通常のCB伝送により、セカンダリchを介して各階層のデータ信号(本線信号)が送信される場合には、その各階層のデータ信号を取得し、CB合成出力部222に出力する。また、デインタリーブ・LLR算出・誤り訂正復号部216は、アフター移行chのCB伝送により、セカンダリchを介して補助情報は送信される場合には、その補助情報を取得し、CB合成出力部222に出力する。TMCC復調部208は、抽出したTMCC情報をパイロット抽出部210にのみ出力し、CB伝送判別部219に出力しない。また、デインタリーブ・LLR算出・誤り訂正復号部216およびLLch復調・誤り訂正復号部218は、CB用制御情報を補助情報フラグ判別部220に出力しない。
【0103】
CB伝送判別部219は、TMCC復調部207から出力されたTMCC情報に重畳されたCBフラグを参照し、チューナー501を介して受信した物理chにおいてCB伝送が行われているか否かを判別し、判別の結果を補助情報フラグ判別部220に出力する。CB伝送判別部219は、例えば、全ての物理chの周波数帯域に亘ってスキャンし、受信可能なチャネルを検出する初期スキャンの際に、TMCC情報に重畳されたCBフラグを参照し、各物理chにおいてCB伝送が行われているか否かを判別する。このように、CB伝送が行われているか否かを示すCBフラグをTMCC情報に重畳することで、CB伝送判別部219は、各階層のデータ信号あるいはLLchのデータ信号を復調しなくても、CB伝送が行われているか否かを判別することができる。
【0104】
補助情報フラグ判別部220は、CB伝送が行われているとCB伝送判別部219が判別すると、初期スキャンの終了後、チューナー201が受信する物理chとCB伝送を構成する物理chの周波数情報などを取得する。具体的には、補助情報フラグ判別部220は、デインタリーブ・LLR算出・誤り訂正復号部215およびLLch復調・誤り訂正復号部217の少なくとも一方から出力されたCB用制御情報を参照し、CB伝送を構成するペアとなる2つの物理chの周波数情報などを取得する。
【0105】
補助情報フラグ判別部220は、チューナー201で放送波を受信する物理chでCB伝送が行われる場合、第2のチューナーであるチューナー202を起動し、チューナー202の受信周波数を、チューナー201で受信する物理chとペアとなる物理chの周波数に合わせる。こうすることで、プライマリchおよびセカンダリchそれぞれで伝送される放送波を受信することができる。
【0106】
補助情報フラグ判別部220は、チューナー201で放送波を受信する物理chでCB伝送が行われる場合、P/S同期部221に、OFDMフレーム同期部205とOFDMフレーム同期部206とを同期させる。上述したように、プライマリchとセカンダリchとは同タイミングで放送波が発射される。OFDMフレーム同期部205とOFDMフレーム同期部206とを同期させることで、プライマリchおよびセカンダリchの復調タイミングを合わせることができる。
【0107】
また、補助情報フラグ判別部220は、CB用制御情報に含まれる補助情報フラグを参照し、チューナー202で受信したデータ(セカンダリchで受信したデータ)の種別を判別する。例えば、補助情報フラグ判別部220は、補助情報フラグがオンである場合には、セカンダリchで受信したデータが、プライマリchで受信したデータ信号の復調に必須ではない補助情報であると判別する。また、補助情報フラグ判別部220は、補助情報フラグがオフである場合には、セカンダリchで受信したデーが、プライマリchで受信したデータ信号の復調に必須である、映像・音声のデータ信号(本線信号)であると判別する。補助情報フラグ判別部220は、判別結果を復調部223に出力する。
【0108】
通常のCB伝送が行われる場合、デインタリーブ・LLR算出・誤り訂正復号部215およびデインタリーブ・LLR算出・誤り訂正復号部216それぞれから本線信号が出力される。CB合成出力部222は、デインタリーブ・LLR算出・誤り訂正復号部215から出力された本線信号と、デインタリーブ・LLR算出・誤り訂正復号部216から出力された本線信号とを合成して、復調部223に出力する。具体的には、CB合成出力部222は、デインタリーブ・LLR算出・誤り訂正復号部215から出力された本線信号と、デインタリーブ・LLR算出・誤り訂正復号部216から出力された本線信号とを元の1本のデータストリームに再構成して、復調部223に出力する。
【0109】
また、アフター移行chにより、セカンダリchで補助情報が伝送される場合、デインタリーブ・LLR算出・誤り訂正復号部215からは本線信号が出力され、デインタリーブ・LLR算出・誤り訂正復号部216からは補助情報が出力される。CB合成出力部222は、デインタリーブ・LLR算出・誤り訂正復号部215から出力された本線信号と、デインタリーブ・LLR算出・誤り訂正復号部216から出力された補助情報とを復調部223に出力する。CB合成出力部222は、本線信号と補助情報とを分けて復調部223に出力してもよいし、本線信号と補助情報とを1本のデータストリームに多重して復調部223に出力してもよい。また、CB合成出力部222は、LLch復調・誤り訂正復号部217から出力されたLLchのデータ信号と、LLch復調・誤り訂正復号部218から出力されたLLchのデータ信号とを合成して、復調部223に出力する。
【0110】
復調部223は、補助情報フラグ判別部220により、セカンダリchで受信したデータが、プライマリchで受信したデータ信号の復調に必須な本線のデータ信号であると判定された場合、CB合成出力部222により合成されたデータ信号を復調する。また、復調部223は、補助情報フラグ判別部220により、セカンダリchで受信したデータがプライマリchで受信したデータ信号の復調に必須でない補助情報であると判定された場合、セカンダリchで受信した補助情報を用いて、プライマリchで受信したデータ信号を復調する。アフター移行chによるCB伝送が行われる場合、映像・音声の符号化には、例えば、スケーラブル符号化が用いられる。スケーラブル符号化とは、映像を荒い情報から細かい情報へと階層的に符号化する手法である。復調部223は、例えば、補助情報を用いてプライマリchで伝送されたデータ信号を復調することで、より高精細な映像を取得することができる。
【0111】
上述したように、CB合成出力部222および復調部223は、復調処理部224を構成する。復調処理部224は、チューナー201により受信された映像・音声のデータ信号およびLLchのデータ信号の少なくとも一方に重畳された種別情報に応じて、チューナー201の受信信号とチューナー202受信信号とを復調する。具体的には、復調処理部224は、種別情報(補助情報フラグ)、セカンダリchで伝送されるデータが本線信号(第1のデータ信号)であることを示す場合(通常のCB伝送の場合)、チューナー201により受信されたデータ信号(本線信号)と、チューナー202により受信されたデータ信号(本線信号)とを合成して復調する。また、復調処理部224は、補助情報フラグが、セカンダリchで伝送されるデータが補助情報であることを示す場合(アフター移行chのCB伝送の場合)、チューナー202により受信された補助情報を用いて、チューナー201により受信されたデータ信号(本線信号)を復調する。したがって、図7に示す復調装置20によれば、種別情報(補助情報フラグ)を参照することで、放送サービスに応じて(通常のCB伝送による放送サービスであるか、アフター移行chのCB伝送により放送サービスであるかに応じて)、CB伝送により伝送されるデータ信号を適切に処理することが可能となる。
【0112】
図7においては、復調装置20が、2つのチューナー201,202を備え、CB伝送に対応可能である場合を例として説明した。ただし、上述したように、CB伝送はオプション機能である。以下では、復調装置20が、1つのチューナー201しか備えない場合の構成例を、図8を参照して説明する。図8において、図7と同様の構成には同じ符号を付して、説明を省略する。
【0113】
図8に示す復調装置20は、チューナー201と、GI除去・FFT部203と、OFDMフレーム同期部205と、TMCC復調部207と、パイロット抽出部209と、チャネル推定部211と、波形等化部213と、デインタリーブ・LLR算出・誤り訂正復号部215と、LLch復調・誤り訂正復号部217と、補助情報フラグ判別部220と、復調部223Aと、出力部225とを備える。図8に示す復調装置20は、図7に示す復調装置20と比較して、チューナー202、GI除去・FFT部204、OFDMフレーム同期部206、TMCC復調部208、パイロット抽出部210、チャネル推定部212、波形等化部214、デインタリーブ・LLR算出・誤り訂正復号部216、LLch復調・誤り訂正復号部218およびCB合成出力部222を削除した点と、出力部225を追加した点と、復調部223を復調部223Aに変更した点とが異なる。
【0114】
出力部225は、デインタリーブ・LLR算出・誤り訂正復号部216から各階層のデータ信号(本線信号)が入力され、LLch復調・誤り訂正復号部217からLLchのデータ信号が入力される。出力部225は、入力された各階層のデータ信号およびLLchのデータ信号を復調部223Aに出力する。
【0115】
復調処理部としての復調部223Aは、出力部225から各階層のデータ信号およびLLchのデータ信号が入力され、補助情報フラグ判別部220から、補助情報フラグに基づく、セカンダリchで受信したデータの種別の判別結果が入力される。復調部223Aは、補助情報フラグ判別部220による判別結果に応じて、チューナー202の受信信号(各階層のデータ信号)を復調する。すなわち、復調部223Aは、チューナー201により受信された各階層のデータ信号およびLLchのデータ信号の少なくとも一方に重畳された補助情報フラグに応じて、チューナー201の受信信号を復調する。
【0116】
具体的には、復調部223Aは、補助情報フラグがセカンダリchで伝送されるデータが本線信号であることを示す場合、チューナー201により受信されたデータ信号(本線信号)だけでは復調することができないので、受信したデータ信号を復調しない。一方、復調部223は、補助情報フラグがセカンダリchで伝送されるデータが補助情報であることを示す場合、プライマリchで伝送されるデータ信号だけでの復調が可能であるため、チューナー201が受信した各階層のデータ信号を復調する。ここで、復調装置20は、セカンダリchで伝送される補助情報を受信することはできないので、プライマリchで伝送された各階層のデータ信号だけで復調する。
【0117】
このように本実施形態に係る送信装置としての再多重化装置10は、スケジューラ部としてのXMIパケット送出スケジューラ部120と、生成部としてのCB用TLV-SI生成部122とを備える。XMIパケット送出スケジューラ部120は、各階層のデータ信号(第1のデータ信号)をプライマリch(第1の物理ch)およびセカンダリch(第2の物理ch)それぞれに対応する系統に振り分けて出力し、または、各階層のデータ信号をプライマリchに対応する系統に出力し、各階層のデータ信号の補助情報をセカンダリchに対応する系統に出力する。CB用TLV-SI生成部122は、第2の物理チャネルで伝送されるデータの種別を示す種別情報を生成し、生成した種別情報を、各階層のデータ信号、および、各階層のデータ信号よりも低遅延で、プライマリおよびセカンダリchで伝送されるLLchのデータ信号の少なくとも一方に重畳する。
【0118】
また、本実施形態に係る受信装置としての復調装置20は、プライマリchを介して伝送された信号を受信するチューナー201(第1のチューナー)と、セカンダリchを介して伝送された信号を受信するチューナー202(第2のチューナー)と、復調処理部224とを備える。復調処理部224は、各階層のデータ信号およびLLchのデータ信号の少なくとも一方に重畳された種別情報に応じて、チューナー201およびチューナー202の受信信号を復調する。
【0119】
また、本実施形態に係る受信装置としての復調装置20は、プライマリchを介して送信された信号を受信するチューナー201と、チューナー201により受信された各階層のデータ信号およびLLchのデータ信号の少なくとも一方に重畳された種別情報に応じて、チューナー201の受信信号を復調する復調部処理としての復調部223Aと、を備える。
【0120】
セカンダリchで伝送されるデータの種別を示す種別情報を各階層のデータ信号あるいはLLchのデータ信号に重畳して伝送することで、復調装置20は、プライマリchで伝送されたデータの復調に、セカンダリchで伝送されるデータが必須であるか否かを判別しすることができる。したがって、通常のCB伝送であるか、アフター移行chによるCB伝送であるかといった放送サービスに応じて、CB伝送により伝送されるデータ信号を適切に処理することができる。
【0121】
(第2の実施形態)
第1の実施形態においては、再多重化装置10が、各階層のデータ信号および補助情報の振り分け、セカンダリchで伝送されるデータの種別を示す種別情報(補助情報フラグ)の生成、および、種別情報のデータ信号(本線信号あるいはLLchのデータ信号)への多重を行う例を用いて説明したが、本発明はこれに限られるものではない。
【0122】
図9は、本発明の第2の実施形態に係る送受信システム1’の構成例を示す図である。図9において、図1A,1Bと同様の構成には同じ符号を付し、説明を省略する。
【0123】
図9に示すように、本実施形態に係る送受信システム1’は、第1の再多重化装置としての再多重化装置2sと、第2の再多重化装置としての再多重化装置2pと、変調装置3p,3sと、送信機4p,4sと、受信機5p,5sと、復調装置6p,6sと、合成部7と、制御装置30を備える。再多重化装置2p、変調装置3p、送信機4p、受信機5pおよび復調装置6pは、プライマリchに対応して設けられる。再多重化装置2s、変調装置3s、送信機4s、受信機5sおよび復調装置6sは、セカンダリchに対応して設けられる。
【0124】
再多重化装置2p,2sは、CB伝送に対応していない従来の再多重化装置10aと同様の構成である。ただし、再多重化装置2p,2sは、各階層のXMIパケット、L0シンボル、L1シンボル、同期制御XMIパケットおよびスタッフXMIパケットを1系統に多重して、対応する変調装置3p,3sに出力する。すなわち、図2に示す再多重化装置10aと異なり、再多重化装置2p,2sの出力先は1つである。
【0125】
制御装置30は、プライマリchとセカンダリchとを組み合わせたCB伝送によるデータ信号の送信を制御する。図9に示すように、制御装置30は、分割部31と、制御部32とを備える。
【0126】
分割部31は、プライマリchとセカンダリchとで伝送される伝送パケットの振り分けを行う。図10は、分割部31の構成例を示す図である。
【0127】
図10に示すように、分割部31は、通常のCB伝送が行われる場合には、各階層で伝送される映像・音声のデータ信号(第1のデータ信号)を、再多重化装置2pと再多重化装置2pとに振り分けて出力する。また、分割部31は、アフター移行chによるCB伝送が行われる場合には、映像・音声のデータ信号を、再多重化装置2pに出力し、映像・音声のデータ信号の補助情報を、再多重化装置2sに出力する。分割部31は、後述する制御部32から、各チャネルでのビットレートの上限設定値を示す制御情報が入力され、その上限設定値を超えないように、各チャネルにデータ信号を振り分ける。
【0128】
なお、図10においては、データ信号を物理的に分割する例を示しているが、これに限られるものではない。分割部31は、例えば、分割後の各チャネルに紐づけられたUDPポート番号を付け替えるなどして、論理的に分割してもよい。
【0129】
制御部32は、制御情報を分割部31に出力する。また、制御部32は、セカンダリchで伝送されるデータの種別を示す種別情報(補助情報フラグ)を生成する。そして、制御部32は、生成した種別情報を、再多重化装置2pおよび再多重化装置2sに出力する。再多重化装置2pおよび再多重化装置2sに出力された種別情報は、図3を参照して説明した再多重化装置10と同様に、各階層のデータ信号およびLLchのデータ信号の少なくとも一方に多重され、伝送される。したがって、本実施形態においては、種別情報は、プライマリchおよびセカンダリchの両方のチャネルで伝送される。このように、制御部32は、種別情報を再多重化装置2pおよび再多重化装置2sに出力し、プライマリchおよびセカンダリchで伝送されるデータ信号(各階層のデータ信号およびLLchのデータ信号の少なくとも一方)に多重させる。
【0130】
合成部7は、復調装置6pにより復調されたデータ信号と、復調装置6sにより復調されたデータ信号とを合成して出力する。合成部7の動作は、例えば、図7に示すCB合成出力部222の動作と同様である。
【0131】
本実施形態のように、各階層のデータ信号および補助情報の振り分け、種別情報の生成および種別情報のデータ信号(本線信号あるいはLLchのデータ信号)への多重を行う制御装置30を設けることで、再多重化装置2s,2pとしては、CB伝送に対応していない既存の設備を用いることができる。
【0132】
なお、実施形態では特に触れていないが、コンピュータを、再多重化装置10、復調装置20または制御装置30として機能させるプログラムが提供されてもよい。また、プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD-ROM、DVD-ROMなどの記録媒体であってもよい。
【0133】
あるいは、再多重化装置10、復調装置20または制御装置30が行う各処理を実行するためのプログラムを記憶するメモリ、および、メモリに記憶されたプログラムを実行するプロセッサによって構成され、再多重化装置10、復調装置20または制御装置30に搭載されるチップが提供されてもよい。
【0134】
上述の実施形態は代表的な例として説明したが、本発明の趣旨および範囲内で、多くの変更および置換が可能であることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形および変更が可能である。例えば、実施形態の構成図に記載の複数の構成ブロックを1つに組み合わせたり、あるいは1つの構成ブロックを分割したりすることが可能である。
【符号の説明】
【0135】
1,1A 送受信システム
2,2p,2s,2A 再多重化装置
3,3p,3s,3A 変調装置
4,4p,4s 送信機
5,5p,5s 受信機
6,6p,6s,6A 復調装置
7 合成部
10 再多重化装置(送信装置)
101,108,121 パケットフィルタ
102,109,110 IPヘッダ圧縮部
103,111,112 TLVパケット化部
104,113,114 FIFOバッファ
105 FECブロック構成部
106 階層別フレーム構成部
107 XMIパケット化部
115 L0シンボル構成部
116 L1シンボル構成部
117 GPS基準信号発生器
118,118a 同期制御XMIパケット構成部
119 スタッフXMIパケット構成部
120,120a XMIパケット送出スケジューラ部(スケジューラ部)
122 CB用TLV-SI生成部(生成部)
20 復調装置(受信装置)
201,202 チューナー
203,204 GI除去・FFT部
205,206 OFDMフレーム同期部
207,208 TMCC復調部
209,210 パイロット抽出部
211,212 チャネル推定部
213,214 波形等化部
215,216 デインタリーブ・LLR算出・誤り訂正復号部
217,218 LLch復調・誤り訂正復号部
219 CB伝送判別部
220 補助情報フラグ判別部
221 P/S同期部
222 CB合成出力部
223,223A 復調部
224 復調処理部
30 制御装置
31 合成部
32 制御部
図1A
図1B
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10