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特開2022-1460612-フルオロメチルアクリル酸エステル誘導体の製造方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022146061
(43)【公開日】2022-10-05
(54)【発明の名称】2-フルオロメチルアクリル酸エステル誘導体の製造方法
(51)【国際特許分類】
   C07C 67/307 20060101AFI20220928BHJP
   C07C 69/65 20060101ALI20220928BHJP
   C07C 205/56 20060101ALI20220928BHJP
   C07C 201/10 20060101ALI20220928BHJP
   C07C 255/57 20060101ALI20220928BHJP
   C07C 253/30 20060101ALI20220928BHJP
【FI】
C07C67/307
C07C69/65
C07C205/56
C07C201/10
C07C255/57
C07C253/30
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021046850
(22)【出願日】2021-03-22
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和3年3月5日発行の「日本薬学会第141年会(広島)/Web要旨集」、題目(28V04-pm14S TFEDMAを用いたデオキシフッ素化によるMBHフロリドの合成)に記載
(71)【出願人】
【識別番号】304021277
【氏名又は名称】国立大学法人 名古屋工業大学
(71)【出願人】
【識別番号】301005614
【氏名又は名称】東ソー・ファインケム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100182073
【弁理士】
【氏名又は名称】萩 規男
(72)【発明者】
【氏名】柴田 哲男
(72)【発明者】
【氏名】香川 巧
【テーマコード(参考)】
4H006
【Fターム(参考)】
4H006AA02
4H006AC30
4H006BJ50
4H006BM10
4H006BM71
4H006KA31
(57)【要約】      (修正有)
【課題】2-ヒドロキシメチルアクリル酸エステル誘導体の水酸基をフッ素原子に置換する、安価、安全かつ工業的な製方法を提供する。
【解決手段】下記一般式(1)で表される化合物を、有機溶媒中、1,1,2,2-テトラフルオロ-N,N-ジメチルエチルアミンと反応させる、下記一般式(3)で表される化合物の製造方法である。式中、Rはシクロヘキシル基、ナフチル-1-イル基など、Rはメチル基などを示す。


【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記一般式(1)
【化7】
[式(1)中、Rはシクロヘキシル基、ナフチル-1-イル基、ナフチル-2-イル基、2-フェニルエチル基、又は下記一般式(2)]
【化8】
(式(2)中、Rは、メチル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、トリフルオロメチル基、又はメトキシカルボニル基を示す)を示し、Rはメチル基、エチル基、n-プロピル基、iso-プロピル基、n-ブチル基、iso-ブチル基、sec-ブチル基、又はtert-ブチル基を示す]
で表される2-ヒドロキシメチルアクリル酸エステル誘導体を、有機溶媒中、1,1,2,2-テトラフルオロ-N,N-ジメチルエチルアミンと反応させることを特徴とする、下記一般式(3)
【化9】
[式(3)中、Rはシクロヘキシル基、ナフチル-1-イル基、ナフチル-2-イル基、2-フェニルエチル基、又は下記一般式(2)]
【化10】
(式(2)中、Rは、メチル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、トリフルオロメチル基、又はメトキシカルボニル基を示す)を示し、Rはメチル基、エチル基、n-プロピル基、iso-プロピル基、n-ブチル基、iso-ブチル基、sec-ブチル基、又はtert-ブチル基を示す]
で表される2-フルオロメチルアクリル酸エステル誘導体の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は2-フルオロメチルアクリル酸エステル誘導体の製造方法に関する。
本発明の製造方法で得られる2-フルオロメチルアクリル酸エステル誘導体は、パラジウム等の金属触媒及び不斉配位子存在下、動的不斉制御により、一方の光学を有するフッ素原子を様々な基質に置換でき、得られる光学活性化合物は、医農薬の製造中間体又は電子材料の製造中間体として有用な化合物である。
【背景技術】
【0002】
従来より、本発明の2-フルオロメチルアクリル酸エステル誘導体の製造方法としては、本発明の2-ヒドロキシメチルアクリル酸エステル誘導体を、三フッ化N,N-ジエチルアミノ硫黄(以下、DASTと略す)によりフッ素化する方法等が知られている(例えば、非特許文献1)。
非特許文献1に記載の方法は、高価で安定性に問題のあるDASTを使用する必要があり、工業的規模での実施が不可能な場合があるという課題がある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】ノリオ シバタ(Nirio Shibata)ら,Angew.Chim.Int.Ed.2014,53,517-520。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、本発明の2-ヒドロキシメチルアクリル酸エステル誘導体の水酸基をフッ素原子に置換する方法について、安価、安全かつ工業的な製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、2-ヒドロキシメチルアクリル酸誘導体から2-フルオロメチルアクリル酸誘導体を製造する方法について、鋭意検討した結果、安価かつ安全な1,1,2,2-テトラフルオロ-N,N-ジメチルエチルアミン(以下、TFEDMAと略す)を用いることにより、2-フルオロメチルアクリル酸エステル誘導体が製造可能であることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0006】
すなわち本発明は、下記一般式(1)
【化1】
[式(1)中、Rはシクロヘキシル基、ナフチル-1-イル基、ナフチル-2-イル基、2-フェニルエチル基、又は下記一般式(2)]
【化2】
(式(2)中、Rは、メチル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、トリフルオロメチル基、又はメトキシカルボニル基を示す)を示し、Rはメチル基、エチル基、n-プロピル基、iso-プロピル基、n-ブチル基、iso-ブチル基、sec-ブチル基、又はtert-ブチル基を示す]
で表される2-ヒドロキシメチルアクリル酸エステル誘導体を、有機溶媒中、1,1,2,2-テトラフルオロ-N,N-ジメチルエチルアミンと反応させることを特徴とする、下記一般式(3)
【化3】
[式(3)中、Rはシクロヘキシル基、ナフチル-1-イル基、ナフチル-2-イル基、2-フェニルエチル基、又は下記一般式(2)]
【化4】
(式(2)中、Rは、メチル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、トリフルオロメチル基、又はメトキシカルボニル基を示す)を示し、Rはメチル基、エチル基、n-プロピル基、iso-プロピル基、n-ブチル基、iso-ブチル基、sec-ブチル基、又はtert-ブチル基を示す]
で表される2-フルオロメチルアクリル酸エステル誘導体の製造方法を提供するものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、様々な医薬品の合成原料として有用な2-フルオロメチルアクリル酸誘導体の経済的かつ工業的な製造が可能となった。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に適用可能な一般式(1)で表される2-ヒドロキシメチルアクリル酸エステル誘導体で、Rがメチル基のものとしては、具体的には例えば、メチル 2-[ヒドロキシ(フェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(2-メチルフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(3-メチルフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(4-メチルフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(2-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(3-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(4-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(2-クロロフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(3-クロロフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(4-クロロフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(2-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(3-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(4-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(2-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(3-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(4-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(2-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(3-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(4-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(2-シアノフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(3-シアノフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(4-シアノフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-{ヒドロキシ[2-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、メチル 2-{ヒドロキシ[3-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、メチル 2-{ヒドロキシ[4-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(2-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(3-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(4-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(ナフチル-1-イル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(ナフチル-2-イル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(シクロヘキシル)メチル]アクリレート、メチル 3-ヒドロキシ-2-メチレン-5-フェニルペンタノエート等が挙げられる。
【0009】
本発明に適用可能な一般式(1)で表される2-ヒドロキシメチルアクリル酸エステル誘導体で、Rがエチル基のものとしては、具体的には例えば、エチル 2-[ヒドロキシ(フェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[ヒドロキシ(2-メチルフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[ヒドロキシ(3-メチルフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[ヒドロキシ(4-メチルフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[ヒドロキシ(2-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[ヒドロキシ(3-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[ヒドロキシ(4-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[ヒドロキシ(2-クロロフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[ヒドロキシ(3-クロロフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[ヒドロキシ(4-クロロフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[ヒドロキシ(2-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[ヒドロキシ(3-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(4-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[ヒドロキシ(2-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[ヒドロキシ(3-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[ヒドロキシ(4-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[ヒドロキシ(2-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[ヒドロキシ(3-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[ヒドロキシ(4-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[ヒドロキシ(2-シアノフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[ヒドロキシ(3-シアノフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[ヒドロキシ(4-シアノフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-{ヒドロキシ[2-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、エチル 2-{ヒドロキシ[3-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、エチル 2-{ヒドロキシ[4-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、エチル 2-[ヒドロキシ(2-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[ヒドロキシ(3-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[ヒドロキシ(4-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[ヒドロキシ(ナフチル-1-イル)メチル]アクリレート、エチル 2-[ヒドロキシ(ナフチル-2-イル)メチル]アクリレート、エチル 2-[ヒドロキシ(シクロヘキシル)メチル]アクリレート、エチル 3-ヒドロキシ-2-メチレン-5-フェニルペンタノエート等が挙げられる。
【0010】
本発明に適用可能な一般式(1)で表される2-ヒドロキシメチルアクリル酸エステル誘導体で、Rがn-プロピル基のものとしては、具体的には例えば、n-プロピル 2-[ヒドロキシ(フェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[ヒドロキシ(2-メチルフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[ヒドロキシ(3-メチルフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[ヒドロキシ(4-メチルフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[ヒドロキシ(2-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[ヒドロキシ(3-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[ヒドロキシ(4-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[ヒドロキシ(2-クロロフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[ヒドロキシ(3-クロロフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[ヒドロキシ(4-クロロフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[ヒドロキシ(2-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[ヒドロキシ(3-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(4-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[ヒドロキシ(2-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[ヒドロキシ(3-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[ヒドロキシ(4-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[ヒドロキシ(2-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[ヒドロキシ(3-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[ヒドロキシ(4-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[ヒドロキシ(2-シアノフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[ヒドロキシ(3-シアノフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[ヒドロキシ(4-シアノフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-{ヒドロキシ[2-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、n-プロピル 2-{ヒドロキシ[3-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、n-プロピル 2-{ヒドロキシ[4-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、n-プロピル 2-[ヒドロキシ(2-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[ヒドロキシ(3-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[ヒドロキシ(4-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[ヒドロキシ(ナフチル-1-イル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[ヒドロキシ(ナフチル-2-イル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[ヒドロキシ(シクロヘキシル)メチル]アクリレート、n-プロピル 3-ヒドロキシ-2-メチレン-5-フェニルペンタノエート等が挙げられる。
【0011】
本発明に適用可能な一般式(1)で表される2-ヒドロキシメチルアクリル酸エステル誘導体で、Rがiso-プロピル基のものとしては、具体的には例えば、iso-プロピル 2-[ヒドロキシ(フェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[ヒドロキシ(2-メチルフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[ヒドロキシ(3-メチルフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[ヒドロキシ(4-メチルフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[ヒドロキシ(2-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[ヒドロキシ(3-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[ヒドロキシ(4-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[ヒドロキシ(2-クロロフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[ヒドロキシ(3-クロロフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[ヒドロキシ(4-クロロフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[ヒドロキシ(2-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[ヒドロキシ(3-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(4-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[ヒドロキシ(2-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[ヒドロキシ(3-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[ヒドロキシ(4-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[ヒドロキシ(2-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[ヒドロキシ(3-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[ヒドロキシ(4-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[ヒドロキシ(2-シアノフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[ヒドロキシ(3-シアノフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[ヒドロキシ(4-シアノフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-{ヒドロキシ[2-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、iso-プロピル 2-{ヒドロキシ[3-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、iso-プロピル 2-{ヒドロキシ[4-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、iso-プロピル 2-[ヒドロキシ(2-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[ヒドロキシ(3-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[ヒドロキシ(4-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[ヒドロキシ(ナフチル-1-イル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[ヒドロキシ(ナフチル-2-イル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[ヒドロキシ(シクロヘキシル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 3-ヒドロキシ-2-メチレン-5-フェニルペンタノエート等が挙げられる。
【0012】
本発明に適用可能な一般式(1)で表される2-ヒドロキシメチルアクリル酸エステル誘導体で、Rがn-ブチル基のものとしては、具体的には例えば、n-ブチル 2-[ヒドロキシ(フェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[ヒドロキシ(2-メチルフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[ヒドロキシ(3-メチルフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[ヒドロキシ(4-メチルフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[ヒドロキシ(2-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[ヒドロキシ(3-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[ヒドロキシ(4-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[ヒドロキシ(2-クロロフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[ヒドロキシ(3-クロロフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[ヒドロキシ(4-クロロフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[ヒドロキシ(2-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[ヒドロキシ(3-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(4-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[ヒドロキシ(2-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[ヒドロキシ(3-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[ヒドロキシ(4-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[ヒドロキシ(2-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[ヒドロキシ(3-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[ヒドロキシ(4-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[ヒドロキシ(2-シアノフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[ヒドロキシ(3-シアノフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[ヒドロキシ(4-シアノフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-{ヒドロキシ[2-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、n-ブチル 2-{ヒドロキシ[3-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、n-ブチル 2-{ヒドロキシ[4-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、n-ブチル 2-[ヒドロキシ(2-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[ヒドロキシ(3-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[ヒドロキシ(4-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[ヒドロキシ(ナフチル-1-イル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[ヒドロキシ(ナフチル-2-イル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[ヒドロキシ(シクロヘキシル)メチル]アクリレート、n-ブチル 3-ヒドロキシ-2-メチレン-5-フェニルペンタノエート等が挙げられる。
【0013】
本発明に適用可能な一般式(1)で表される2-ヒドロキシメチルアクリル酸エステル誘導体で、Rがiso-ブチル基のものとしては、具体的には例えば、iso-ブチル 2-[ヒドロキシ(フェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[ヒドロキシ(2-メチルフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[ヒドロキシ(3-メチルフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[ヒドロキシ(4-メチルフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[ヒドロキシ(2-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[ヒドロキシ(3-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[ヒドロキシ(4-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[ヒドロキシ(2-クロロフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[ヒドロキシ(3-クロロフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[ヒドロキシ(4-クロロフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[ヒドロキシ(2-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[ヒドロキシ(3-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(4-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[ヒドロキシ(2-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[ヒドロキシ(3-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[ヒドロキシ(4-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[ヒドロキシ(2-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[ヒドロキシ(3-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[ヒドロキシ(4-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[ヒドロキシ(2-シアノフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[ヒドロキシ(3-シアノフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[ヒドロキシ(4-シアノフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-{ヒドロキシ[2-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、iso-ブチル 2-{ヒドロキシ[3-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、iso-ブチル 2-{ヒドロキシ[4-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、iso-ブチル 2-[ヒドロキシ(2-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[ヒドロキシ(3-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[ヒドロキシ(4-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[ヒドロキシ(ナフチル-1-イル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[ヒドロキシ(ナフチル-2-イル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[ヒドロキシ(シクロヘキシル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 3-ヒドロキシ-2-メチレン-5-フェニルペンタノエート等が挙げられる。
【0014】
本発明に適用可能な一般式(1)で表される2-ヒドロキシメチルアクリル酸エステル誘導体で、Rがsec-ブチル基のものとしては、具体的には例えば、sec-ブチル 2-[ヒドロキシ(フェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[ヒドロキシ(2-メチルフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[ヒドロキシ(3-メチルフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[ヒドロキシ(4-メチルフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[ヒドロキシ(2-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[ヒドロキシ(3-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[ヒドロキシ(4-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[ヒドロキシ(2-クロロフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[ヒドロキシ(3-クロロフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[ヒドロキシ(4-クロロフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[ヒドロキシ(2-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[ヒドロキシ(3-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(4-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[ヒドロキシ(2-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[ヒドロキシ(3-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[ヒドロキシ(4-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[ヒドロキシ(2-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[ヒドロキシ(3-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[ヒドロキシ(4-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[ヒドロキシ(2-シアノフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[ヒドロキシ(3-シアノフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[ヒドロキシ(4-シアノフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-{ヒドロキシ[2-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、sec-ブチル 2-{ヒドロキシ[3-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、sec-ブチル 2-{ヒドロキシ[4-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、sec-ブチル 2-[ヒドロキシ(2-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[ヒドロキシ(3-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[ヒドロキシ(4-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[ヒドロキシ(ナフチル-1-イル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[ヒドロキシ(ナフチル-2-イル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[ヒドロキシ(シクロヘキシル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 3-ヒドロキシ-2-メチレン-5-フェニルペンタノエート等が挙げられる。
【0015】
本発明に適用可能な一般式(1)で表される2-ヒドロキシメチルアクリル酸エステル誘導体で、Rがtert-ブチル基のものとしては、具体的には例えば、tert-ブチル 2-[ヒドロキシ(フェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[ヒドロキシ(2-メチルフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[ヒドロキシ(3-メチルフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[ヒドロキシ(4-メチルフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[ヒドロキシ(2-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[ヒドロキシ(3-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[ヒドロキシ(4-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[ヒドロキシ(2-クロロフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[ヒドロキシ(3-クロロフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[ヒドロキシ(4-クロロフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[ヒドロキシ(2-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[ヒドロキシ(3-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[ヒドロキシ(4-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[ヒドロキシ(2-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[ヒドロキシ(3-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[ヒドロキシ(4-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[ヒドロキシ(2-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[ヒドロキシ(3-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[ヒドロキシ(4-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[ヒドロキシ(2-シアノフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[ヒドロキシ(3-シアノフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[ヒドロキシ(4-シアノフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-{ヒドロキシ[2-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、tert-ブチル 2-{ヒドロキシ[3-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、tert-ブチル 2-{ヒドロキシ[4-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、tert-ブチル 2-[ヒドロキシ(2-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[ヒドロキシ(3-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[ヒドロキシ(4-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[ヒドロキシ(ナフチル-1-イル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[ヒドロキシ(ナフチル-2-イル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[ヒドロキシ(シクロヘキシル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 3-ヒドロキシ-2-メチレン-5-フェニルペンタノエート等が挙げられる。
【0016】
本発明で製造できる一般式(3)で表される2-フルオロメチルアクリル酸エステル誘導体で、Rがメチル基のものとしては、具体的には例えば、メチル 2-[フルオロ(フェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(2-メチルフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(3-メチルフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(4-メチルフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(2-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(3-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(4-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(2-クロロフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(3-クロロフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(4-クロロフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(2-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(3-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(4-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(2-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(3-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(4-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(2-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(3-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(4-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(2-シアノフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(3-シアノフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(4-シアノフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-{フルオロ[2-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、メチル 2-{フルオロ[3-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、メチル 2-{フルオロ[4-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、メチル 2-[フルオロ(2-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(3-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(4-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(ナフチル-1-イル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(ナフチル-2-イル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(シクロヘキシル)メチル]アクリレート、メチル 3-フルオロ-2-メチレン-5-フェニルペンタノエート等が挙げられる。
【0017】
本発明に適用可能な一般式(3)で表される2-フルオロメチルアクリル酸エステル誘導体で、Rがエチル基のものとしては、具体的には例えば、エチル 2-[フルオロ(フェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[フルオロ(2-メチルフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[フルオロ(3-メチルフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[フルオロ(4-メチルフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[フルオロ(2-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[フルオロ(3-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[フルオロ(4-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[フルオロ(2-クロロフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[フルオロ(3-クロロフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[フルオロ(4-クロロフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[フルオロ(2-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[フルオロ(3-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(4-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[フルオロ(2-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[フルオロ(3-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[フルオロ(4-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[フルオロ(2-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[フルオロ(3-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[フルオロ(4-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[フルオロ(2-シアノフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[フルオロ(3-シアノフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[フルオロ(4-シアノフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-{フルオロ[2-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、エチル 2-{フルオロ[3-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、エチル 2-{フルオロ[4-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、エチル 2-[フルオロ(2-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[フルオロ(3-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[フルオロ(4-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、エチル 2-[フルオロ(ナフチル-1-イル)メチル]アクリレート、エチル 2-[フルオロ(ナフチル-2-イル)メチル]アクリレート、エチル 2-[フルオロ(シクロヘキシル)メチル]アクリレート、エチル 3-フルオロ-2-メチレン-5-フェニルペンタノエート等が挙げられる。
【0018】
本発明に適用可能な一般式(3)で表される2-フルオロメチルアクリル酸エステル誘導体で、Rがn-プロピル基のものとしては、具体的には例えば、n-プロピル 2-[フルオロ(フェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[フルオロ(2-メチルフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[フルオロ(3-メチルフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[フルオロ(4-メチルフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[フルオロ(2-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[フルオロ(3-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[フルオロ(4-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[フルオロ(2-クロロフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[フルオロ(3-クロロフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[フルオロ(4-クロロフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[フルオロ(2-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[フルオロ(3-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(4-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[フルオロ(2-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[フルオロ(3-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[フルオロ(4-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[フルオロ(2-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[フルオロ(3-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[フルオロ(4-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[フルオロ(2-シアノフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[フルオロ(3-シアノフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[フルオロ(4-シアノフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-{フルオロ[2-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、n-プロピル 2-{フルオロ[3-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、n-プロピル 2-{フルオロ[4-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、n-プロピル 2-[フルオロ(2-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[フルオロ(3-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[フルオロ(4-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[フルオロ(ナフチル-1-イル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[フルオロ(ナフチル-2-イル)メチル]アクリレート、n-プロピル 2-[フルオロ(シクロヘキシル)メチル]アクリレート、n-プロピル 3-フルオロ-2-メチレン-5-フェニルペンタノエート等が挙げられる。
【0019】
本発明に適用可能な一般式(3)で表される2-フルオロメチルアクリル酸エステル誘導体で、Rがiso-プロピル基のものとしては、具体的には例えば、iso-プロピル 2-[フルオロ(フェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[フルオロ(2-メチルフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[フルオロ(3-メチルフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[フルオロ(4-メチルフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[フルオロ(2-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[フルオロ(3-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[フルオロ(4-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[フルオロ(2-クロロフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[フルオロ(3-クロロフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[フルオロ(4-クロロフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[フルオロ(2-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[フルオロ(3-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(4-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[フルオロ(2-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[フルオロ(3-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[フルオロ(4-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[フルオロ(2-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[フルオロ(3-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[フルオロ(4-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[フルオロ(2-シアノフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[フルオロ(3-シアノフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[フルオロ(4-シアノフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-{フルオロ[2-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、iso-プロピル 2-{フルオロ[3-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、iso-プロピル 2-{フルオロ[4-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、iso-プロピル 2-[フルオロ(2-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[フルオロ(3-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[フルオロ(4-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[フルオロ(ナフチル-1-イル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[フルオロ(ナフチル-2-イル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 2-[フルオロ(シクロヘキシル)メチル]アクリレート、iso-プロピル 3-フルオロ-2-メチレン-5-フェニルペンタノエート等が挙げられる。
【0020】
本発明に適用可能な一般式(3)で表される2-フルオロメチルアクリル酸エステル誘導体で、Rがn-ブチル基のものとしては、具体的には例えば、n-ブチル 2-[フルオロ(フェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[フルオロ(2-メチルフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[フルオロ(3-メチルフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[フルオロ(4-メチルフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[フルオロ(2-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[フルオロ(3-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[フルオロ(4-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[フルオロ(2-クロロフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[フルオロ(3-クロロフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[フルオロ(4-クロロフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[フルオロ(2-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[フルオロ(3-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(4-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[フルオロ(2-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[フルオロ(3-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[フルオロ(4-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[フルオロ(2-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[フルオロ(3-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[フルオロ(4-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[フルオロ(2-シアノフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[フルオロ(3-シアノフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[フルオロ(4-シアノフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-{フルオロ[2-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、n-ブチル 2-{フルオロ[3-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、n-ブチル 2-{フルオロ[4-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、n-ブチル 2-[フルオロ(2-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[フルオロ(3-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[フルオロ(4-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[フルオロ(ナフチル-1-イル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[フルオロ(ナフチル-2-イル)メチル]アクリレート、n-ブチル 2-[フルオロ(シクロヘキシル)メチル]アクリレート、n-ブチル 3-フルオロ-2-メチレン-5-フェニルペンタノエート等が挙げられる。
【0021】
本発明に適用可能な一般式(3)で表される2-フルオロメチルアクリル酸エステル誘導体で、Rがiso-ブチル基のものとしては、具体的には例えば、iso-ブチル 2-[フルオロ(フェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[フルオロ(2-メチルフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[フルオロ(3-メチルフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[フルオロ(4-メチルフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[フルオロ(2-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[フルオロ(3-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[フルオロ(4-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[フルオロ(2-クロロフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[フルオロ(3-クロロフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[フルオロ(4-クロロフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[フルオロ(2-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[フルオロ(3-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(4-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[フルオロ(2-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[フルオロ(3-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[フルオロ(4-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[フルオロ(2-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[フルオロ(3-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[フルオロ(4-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[フルオロ(2-シアノフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[フルオロ(3-シアノフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[フルオロ(4-シアノフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-{フルオロ[2-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、iso-ブチル 2-{フルオロ[3-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、iso-ブチル 2-{フルオロ[4-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、iso-ブチル 2-[フルオロ(2-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[フルオロ(3-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[フルオロ(4-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[フルオロ(ナフチル-1-イル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[フルオロ(ナフチル-2-イル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 2-[フルオロ(シクロヘキシル)メチル]アクリレート、iso-ブチル 3-フルオロ-2-メチレン-5-フェニルペンタノエート等が挙げられる。
【0022】
本発明に適用可能な一般式(3)で表される2-フルオロメチルアクリル酸エステル誘導体で、Rがsec-ブチル基のものとしては、具体的には例えば、sec-ブチル 2-[フルオロ(フェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[フルオロ(2-メチルフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[フルオロ(3-メチルフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[フルオロ(4-メチルフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[フルオロ(2-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[フルオロ(3-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[フルオロ(4-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[フルオロ(2-クロロフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[フルオロ(3-クロロフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[フルオロ(4-クロロフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[フルオロ(2-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[フルオロ(3-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(4-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[フルオロ(2-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[フルオロ(3-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[フルオロ(4-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[フルオロ(2-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[フルオロ(3-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[フルオロ(4-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[フルオロ(2-シアノフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[フルオロ(3-シアノフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[フルオロ(4-シアノフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-{フルオロ[2-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、sec-ブチル 2-{フルオロ[3-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、sec-ブチル 2-{フルオロ[4-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、sec-ブチル 2-[フルオロ(2-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[フルオロ(3-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[フルオロ(4-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[フルオロ(ナフチル-1-イル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[フルオロ(ナフチル-2-イル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 2-[フルオロ(シクロヘキシル)メチル]アクリレート、sec-ブチル 3-フルオロ-2-メチレン-5-フェニルペンタノエート等が挙げられる。
【0023】
本発明に適用可能な一般式(3)で表される2-フルオロメチルアクリル酸エステル誘導体で、Rがtert-ブチル基のものとしては、具体的には例えば、tert-ブチル 2-[フルオロ(フェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[フルオロ(2-メチルフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[フルオロ(3-メチルフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[フルオロ(4-メチルフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[フルオロ(2-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[フルオロ(3-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[フルオロ(4-フルオロフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[フルオロ(2-クロロフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[フルオロ(3-クロロフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[フルオロ(4-クロロフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[フルオロ(2-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[フルオロ(3-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、メチル 2-[フルオロ(4-ブロモフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[フルオロ(2-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[フルオロ(3-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[フルオロ(4-ヨードフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[フルオロ(2-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[フルオロ(3-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[フルオロ(4-ニトロフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[フルオロ(2-シアノフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[フルオロ(3-シアノフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[フルオロ(4-シアノフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-{フルオロ[2-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、tert-ブチル 2-{フルオロ[3-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、tert-ブチル 2-{フルオロ[4-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート、tert-ブチル 2-[フルオロ(2-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[フルオロ(3-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[フルオロ(4-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[フルオロ(ナフチル-1-イル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[フルオロ(ナフチル-2-イル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 2-[フルオロ(シクロヘキシル)メチル]アクリレート、tert-ブチル 3-フルオロ-2-メチレン-5-フェニルペンタノエート等が挙げられる。
【0024】
本発明に適用可能な1,1,2,2-テトラフルオロ-N,N-ジメチルエチルアミンの使用量は、反応に具する一般式(1)で表される2-ヒドロキシメチルアクリル酸エステル誘導体1モルに対して、1.0モル量~3.0モル量の範囲とすると良い。
【0025】
本発明に適用可能な有機溶剤としては、反応に不活性なものであれば、特に限定されない。
例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、エチルベンゼン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチル-tert-ブチルエーテル、メチルシクロペンチルエーテル、アニソール等のエーテル類、ジクロロメタン、1,2-ジクロロエタン、クロロホルム等のハロゲン化脂肪族炭化水素類等が挙げられる。
これらの内、原料の一般式(1)で表される2-ヒドロキシメチルアクリル酸エステル誘導体及び生成物の一般式(2)で表される2-フルオロメチルアクリル酸エステル誘導体の溶解性の面で、ハロゲン化脂肪族炭化水素類が好ましく、反応に具する一般式(1)で表される2-ヒドロキシメチルアクリル酸エステル誘導体の重量に対して、10重量倍量~200重量倍量使用すると良い。
【0026】
本発明の反応温度及び時間としては、-40℃~40℃で、10分~6時間反応を行うことにより反応が完結する。
【0027】
本発明の反応後の後処理としては、周知の方法で実施可能で、例えば、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和の後、ジクロロメタン等の有機溶剤で抽出、硫酸ナトリウム等の乾燥剤で乾燥、ろ過、濃縮することにより目的物を粗製物として得、さらにシリカゲルカラムクロマトグラフィー等により精製し、精製された目的物を得ても良い。
【実施例0028】
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
【0029】
分析には下記機器を使用した。
H-NMR(300 MHz), 19F-NMR(282 MHz):バリアン製マーキュリー300(Varian Mercury 300)。
EI-MS:JEOL製JMS-Q1050GC Master-Quad GC/MS。
【0030】
原料となるメチル 2-[ヒドロキシ(置換)メチル]アクリレートは、下記文献記載の下記式(A)で表わすルートで調製した。
【化5】
文献:Yves Fort, et. al., Tetrahedron(1992), 48(31), 6371-84
【0031】
実施例1 メチル 2-[フルオロ(フェニル)メチル]アクリレート(3a)の調製
【化6】
【0032】
撹拌子を備えたテフロン(登録商標)製反応器に、メチル 2-[ヒドロキシ(フェニル)メチル]アクリレート(1a)(38.4mg,0.2mmol)及びジクロロメタン(2.0mL)を仕込み、0℃に冷却の後、次いでこれに、TFEDMA(36.5μL,0.3mmol,1.5equiv.)添加し、室温下で20分反応させた。反応終了後、0℃に冷却の後、飽和の炭酸水素ナトリウム水溶液を添加、分液、水層をジクロロメタンで抽出し、得られた有機層を合わせて硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、濃縮し、粗製物を得た。
得られた粗製物は、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/ジエチルエーテル=20/1 vol/vol)で精製し、目的物のメチル 2-[ヒドロキシ(フェニル)メチル]アクリレート(3a)(21.8mg,0.118mmol,収率=59%)を無色透明液体として得た。
【0033】
目的物の分析結果を以下に示す。
H-NMR(300MHz,CDCl)δ:7.44-7.32(m,5H),6.47-6.45(m,1H),6.29(d,J=45.9Hz,1H),6.03(brs,1H),3.72(s,3H)ppm。
19F-NMR(282MHz,CDCl)δ:-171.27(d,J=46.6Hz,1F)ppm。
MS(EI)m/z:[M]193。
【0034】
実施例2~19 各種アクリル酸エステル誘導体の調製
実施例1と同じ反応装置を用い、原料メチル 2-[ヒドロキシ(フェニル)メチル]アクリレート(1a)(38.4mg,0.2mmol)に替えて、表1中に示した2-[ヒドロキシ(置換)メチル]アクリレート誘導体を用いた以外実施例1と同じ反応を行った。反応終了後、各種得られた粗製物について、欄外記載の精製を行い、目的物の2-[フルオロ(置換)メチル]アクリレート誘導体(3)を得た。結果を表1中に示した。
【0035】
【表1】
【0036】
1)メチル 2-[フルオロ(4-メチルフェニル)メチル]アクリレート(3b)
得られた粗製物は、ヘキサン/酢酸エチル=20/1(vol/vol)で精製した。
無色透明液体。
H-NMR(300MHz,CDCl)δ:7.28(d,J=9.1Hz,2H),7.18(d,J=7.6Hz,2H),6.45-6.44(m,1H),6.25(d,J=46.2Hz,1H),6.03(d,J=1.0Hz,1H),3.71(s,3H),2.36(s,3H)ppm。
19F-NMR(282MHz,CDCl)δ:-169.75(d,J=44.8Hz,1F)ppm。
MS(EI)m/z:[M]208。
2)メチル 2-[フルオロ(3-メチルフェニル)メチル]アクリレート(3c)
得られた粗製物は、ヘキサン/酢酸エチル=45/1(vol/vol)で精製した。
無色透明液体。
H-NMR(300MHz,CDCl)δ:7.28-7.17(m,4H),6.45(s,1H),6.25(d,J=45.9Hz,1H),6.02(s,1H),3.72(s,3H),2.36(s,3H)ppm。
19F-NMR(282MHz,CDCl)δ:-170.66(d,J=46.6Hz,1F)ppm。
MS(EI)m/z:[M]208。
3)メチル 2-[フルオロ(2-メチルフェニル)メチル]アクリレート(3d)
得られた粗製物は、ヘキサン/酢酸エチル=35/1(vol/vol)で精製した。
無色透明液体。
H-NMR(300MHz,CDCl)δ:7.33(d,J=7.9Hz,1H),7.29-7.18(m,3H),6.55(d,J=45.9Hz,2H),6.49(s,1H),5.88(d,J=0.9Hz,1H),3.75(s,3H),2.40(s,3H)ppm。
19F-NMR(282MHz,CDCl)δ:-173.22(d,J=44.8Hz,1F)ppm。
MS(EI)m/z:[M]208。
4)メチル 2-[フルオロ(4-クロロフェニル)メチル]アクリレート(3e)
得られた粗製物は、ヘキサン/酢酸エチル=20/1(vol/vol)で精製した。
無色透明液体。
H-NMR(300MHz,CDCl)δ:7.37-7.31(m,4H),6.46(d-like,J=2.1Hz,1H),6.24(d,J=45.9Hz,1H),6.04(s,1H),3.72(s,3H)ppm。
19F-NMR(282MHz,CDCl)δ:-171.96(d,J=44.8Hz,1F)ppm。
MS(EI)m/z:[M]228。
5)メチル 2-[フルオロ(4-ブロモフェニル)メチル]アクリレート(3f)
得られた粗製物は、ヘキサン/酢酸エチル=20/1(vol/vol)で精製した。
無色透明液体。
H-NMR(300MHz,CDCl)δ:7.51(d,J=7.9Hz,2H),7.27(dd,J=7.6,1.8Hz,2H),6.46(d,J=2.9Hz,1H),6.23(d,J=45.9Hz,1H),6.04(s,1H),3.72(s,3H)ppm。
19F-NMR(282MHz,CDCl)δ:-172.39(d,J=44.8Hz,1F)ppm。
MS(EI)m/z:[M]272。
6)メチル 2-[フルオロ(3-ブロモフェニル)メチル]アクリレート(3g)
得られた粗製物は、ヘキサン/酢酸エチル=35/1(vol/vol)で精製した。
無色透明液体。
H-NMR(300MHz,CDCl)δ:7.53(s,1H),7.48(d,J=7.9Hz,1H),7.34-7.32(m,1H),7.27-7.22(m,1H),6.48(d,J=2.9Hz,1H),6.23(d,J=45.9Hz,1H),6.05(s,1H),3.73(s,4H)ppm。
19F-NMR(282MHz,CDCl)δ:-172.73(d,J=46.6Hz,1F)ppm。
MS(EI)m/z:[M]272。
7)メチル 2-[フルオロ(2-ブロモフェニル)メチル]アクリレート(3h)
得られた粗製物は、ヘキサン/酢酸エチル=30/1(vol/vol)で精製した。
無色透明液体。
H-NMR(300MHz,CDCl)δ:7.59(d-like,J=7.9Hz,1H),7.46(dd,J=7.8,1.6Hz,1H),7.37(t,J=7.5Hz,1H),7.23(t,J=7.8Hz,1H),6.67(d,J=45.0Hz,1H),6.52(s,1H),5.78(s,1H),3.78(s,3H)ppm。
19F-NMR(282MHz,CDCl)δ:-173.57(d,J=44.8Hz,1F)ppm。
MS(EI)m/z:[M-Br]193。
8)メチル 2-[フルオロ(4-ニトロフェニル)メチル]アクリレート(3i)
得られた粗製物は、ヘキサン/酢酸エチル=20/1(vol/vol)で精製した。
無色透明液体。
H-NMR(300MHz,CDCl)δ:8.23(d,J=8.2Hz,2H),7.58(d,J=8.2Hz,2H),6.51(d,J=2.6Hz,1H),6.36(d,J=45.6Hz,1H),6.09(s,1H),3.74(s,3H)ppm。
19F-NMR(282MHz,CDCl)δ:-176.11(d,J=44.8Hz,1F)ppm。
MS(EI)m/z:[M]238。
9)メチル 2-[フルオロ(4-シアノフェニル)メチル]アクリレート(3j)
得られた粗製物は、ヘキサン/酢酸エチル=18/1(vol/vol)で精製した。
無色透明液体。
H-NMR(300MHz,CDCl)δ:7.68(d,J=7.9Hz,2H),7.52(d,J=8.2Hz,2H),6.50(d,J=2.6Hz,1H),6.31(d,J=45.6Hz,1H),6.07(s,1H),3.73(s,3H)ppm。
19F-NMR(282MHz,CDCl)δ:-175.98(d,J=44.8Hz,1F)ppm。
MS(EI)m/z:[M]218。
10)メチル 2-{フルオロ[(4-トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アクリレート(3k)
得られた粗製物は、ヘキサン/酢酸エチル=30/1(vol/vol)で精製した。
無色透明液体。
H-NMR(300MHz,CDCl)δ:7.64(d-like,J=7.9Hz,2H),7.52(d-like,J=7.9Hz,2H),6.49(s,1H),6.33(d,J=45.9Hz,1H),6.06(s,1H),3.74(s,3H)ppm。
19F-NMR(282MHz,CDCl)δ:-63.23(s,3F),-174.79(d,J=44.8Hz,1F)ppm。
11)メチル 4-[1-フルオロ-(4-メトキシカルボニルフェニル)メチル]アクリレート(3l)
得られた粗製物は、ヘキサン/酢酸エチル=15/1(vol/vol)で精製した。
無色透明液体。
H-NMR(300MHz,CDCl)δ:8.04(d,J=7.9Hz,2H),7.46(d,J=7.9Hz,2H),6.47(d,J=2.4Hz,1H),6.32(d,J=45.9Hz,1H),6.03(s,1H),3.91(s,3H),3.72(s,3H)ppm。
19F-NMR(282MHz,CDCl)δ:-174.43(d,J=46.6Hz,1F)ppm。
MS(EI)m/z:[M]252.
12)メチル 2-[フルオロ(ナフチル-2-イル)メチル]アクリレート(3m)
得られた粗製物は、ヘキサン/酢酸エチル=30/1(vol/vol)で精製した。
無色透明液体。
H-NMR(300MHz,CDCl)δ:7.88-7.85(m,4H),7.53-7.48(m,3H),6.47(d,J=45.9Hz,2H),6.51(d,J=2.4Hz,1H),6.10(s,1H),3.72(s,3H)ppm。
19F-NMR(282MHz,CDCl)δ:-171.15(d,J=44.8Hz,1F)ppm。
MS(EI)m/z:[M]244。
13)メチル 2-[フルオロ(シクロヘキシル)メチル]アクリレート(3n)
得られた粗製物は、ヘキサン/ジクロロメタン=3/1(vol/vol)で精製した。
無色透明液体。
H-NMR(300MHz,CDCl)δ:6.38(s,1H),5.86(s,1H),5.12(dd,J=46.8,3.8Hz,1H),3.77(s,3H),1.75-1.63(m,6H),1.25-0.97(m,5H)ppm。
19F-NMR(282MHz,CDCl)δ:-192.28(dd,J=46.6,24.1Hz,1F)ppm。
MS(EI) m/z:[M-C11118。
14)メチル 3-フルオロ-2-メチレン-5-フェニルペンタノエート(3o)
得られた粗製物は、ヘキサン/酢酸エチル=45/1(vol/vol)で精製した。
H-NMR(300MHz,CDCl)δ:7.36-7.31(m,2H),7.26-7.24(m,3H),6.40(s,1H),6.01(s,1H),5.37(dd,J=47.2,7.8Hz),3.80(s,3H),2.95-2.73(m,2H),2.33-1.93(m,2H)ppm。
19F-NMR(282MHz,CDCl)δ:-186.47--186.82(m,1F)ppm。
MS(EI) m/z:[M-HF]202,[M-HF-CO2H]143。
15)エチル 2-[フルオロ(フェニル)メチル]アクリレート(3p)
得られた粗製物は、ヘキサン/酢酸エチル=30/1(vol/vol)で精製した。
無色透明液体。
H-NMR(300MHz,CDCl)δ:7.44-7.33(m,5H),6.46(d,J=2.6Hz,1H),6.29(d,J=45.9Hz,1H),6.02(s,1H),4.22-4.11(m,2H),1.23(t,J=7.1Hz,3H)ppm。
19F-NMR(282MHz,CDCl)δ:-171.22(d,J=46.6Hz,1F)ppm。
MS(EI)m/z:[M]208。
16)エチル 2-[フルオロ(4-ブロモフェニル)メチル]アクリレート(3q)
得られた粗製物は、ヘキサン/酢酸エチル=30/1(vol/vol)で精製した。
無色透明液体。
H-NMR(300MHz,CDCl)δ:7.50(d,J=8.2Hz,2H),7.27(d,J=6.5Hz,2H),6.45(d-like,J=1.5Hz,1H),6.23(d,J=45.9Hz,1H),6.03(s,1H),4.22-4.11(m,2H),1.24(t,J=7.1Hz,3H ppm。
19F-NMR(282MHz,CDCl)δ:-172.31(d,J=44.8Hz,1F)ppm。
MS(EI)m/z:[M]286。
17)tert-ブチル 2-[フルオロ(フェニル)メチル]アクリレート(3r)
得られた粗製物は、ヘキサン/酢酸エチル=45/1(vol/vol)で精製した。
無色透明液体。
H-NMR(300MHz,CDCl)δ:7.37(brd,5H),6.39-6.37(m,1H),6.22(dd,J=46.3,1.0Hz,1H),5.97-5.94(m,1H),1.37(s,9H)ppm。
19F-NMR(282MHz,CDCl)δ:-170.30(d,J=44.8Hz,1F)ppm。
MS(EI)m/z:[M-tBu+H]180。
18)tert-ブチル 2-[フルオロ(4-ブロモフェニル)メチル]アクリレート(3s)
得られた粗製物は、ヘキサン/酢酸エチル=55/1(vol/vol)で精製した。
無色透明液体。
H-NMR(300MHz,CDCl)δ:7.50(d,J=7.9Hz,2H),7.25(d,J=5.0Hz,2H),6.37(s,1H),6.17(d,J=46.2Hz,1H),5.95(s,1H),1.39(s,9H)ppm。
19F-NMR(282MHz,CDCl)δ:-171.35(d,J=46.6Hz,1F)ppm。
MS(EI)m/z:[M-tBu+H]258。
【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明の方法で得られる2-フルオロメチルアクリル酸エステル誘導体は、医農薬や電子材料の分野の製造中間体として有用である。