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特開2022-171420送信装置、受信装置、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022171420
(43)【公開日】2022-11-11
(54)【発明の名称】送信装置、受信装置、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04L 27/26 20060101AFI20221104BHJP
   H04L 1/00 20060101ALI20221104BHJP
【FI】
H04L27/26 300
H04L1/00 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021078042
(22)【出願日】2021-04-30
(71)【出願人】
【識別番号】000004352
【氏名又は名称】日本放送協会
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【弁護士】
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100161148
【弁理士】
【氏名又は名称】福尾 誠
(72)【発明者】
【氏名】蔀 拓也
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 明彦
(72)【発明者】
【氏名】古屋 琴子
(72)【発明者】
【氏名】中戸川 剛
【テーマコード(参考)】
5K014
【Fターム(参考)】
5K014BA05
5K014FA16
(57)【要約】
【課題】5G NRに準拠したシステムにおいて、雑音耐性を向上させる。
【解決手段】5G NRに準拠して符号化したOFDM信号を送信する送信装置1は、キャリアシンボルの順序をトランスポートブロックごとに周波数方向に並び替える処理を行い、TB内インターリーブ信号を生成するTB内インターリーブ部15と、TB内インターリーブ信号の順序を時間方向に並べ替える処理を行い、時間インターリーブ信号を生成する時間インターリーブ部16と、時間インターリーブ信号に制御信号を挿入してOFDMフレームを構成するOFDMフレーム構成部17と、OFDMフレームに対してOFDM変調処理を行ってOFDM信号を生成するOFDM送信処理部18と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
5G NRに準拠して符号化したOFDM信号を送信する送信装置であって、
キャリアシンボルの順序をトランスポートブロックごとに周波数方向に並び替える処理を行い、TB内インターリーブ信号を生成するTB内インターリーブ部と、
前記TB内インターリーブ信号の順序を時間方向に並べ替える処理を行い、時間インターリーブ信号を生成する時間インターリーブ部と、
前記時間インターリーブ信号に制御信号を挿入してOFDMフレームを構成するOFDMフレーム構成部と、
前記OFDMフレームに対してOFDM変調処理を行ってOFDM信号を生成するOFDM送信処理部と、
を備える送信装置。
【請求項2】
前記TB内インターリーブ部は、トランスポートブロック内の各符号ブロックから1つずつのキャリアシンボルを読み出して順番に周波数方向に並べる、請求項1に記載の送信装置。
【請求項3】
前記TB内インターリーブ部は、1トランスポートブロックあたりの符号ブロック数がc個である場合、c個のキャリアシンボルを読み出すごとに、読み出す符号ブロックの順番を変更する、請求項2に記載の送信装置。
【請求項4】
前記時間インターリーブ部は、時間インターリーブの処理単位となるトランスポートブロック数がm個である場合、m個のキャリアシンボルを読み出すごとに、読み出すトランスポートブロックの順番を変更する、請求項1から3のいずれか一項に記載の送信装置。
【請求項5】
5G NRに準拠して符号化されたOFDM信号を受信する受信装置であって、
前記OFDM信号を復調して複素ベースバンド信号を生成するOFDM受信処理部と、 前記複素ベースバンド信号の等化処理を行い、等化信号を生成する等化処理部と、
前記等化信号の順序を時間方向に並べ替える処理を行い、時間デインターリーブ信号を生成する時間デインターリーブ部と、
前記時間デインターリーブ信号の順序をトランスポートブロックごとに周波数方向に並び替える処理を行い、TB内デインターリーブ信号を生成するTB内デインターリーブ部と、
前記TB内デインターリーブ信号の各ビットの対数尤度比を算出するLLR算出部と、
前記対数尤度比を用いて誤り訂正復号を行い、受信信号を生成する誤り訂正復号部と、
を備える受信装置。
【請求項6】
前記TB内デインターリーブ部は、トランスポートブロック内の各符号ブロックから1つずつのキャリアシンボルを読み出して順番に周波数方向に並べる、請求項5に記載の受信装置。
【請求項7】
前記TB内デインターリーブ部は、1トランスポートブロックあたりの符号ブロック数がc個である場合、c個のキャリアシンボルを読み出すごとに、読み出す符号ブロックの順番を変更する、請求項6に記載の受信装置。
【請求項8】
前記時間デインターリーブ部は、時間デインターリーブの処理単位となるトランスポートブロック数がm個である場合、m個のキャリアシンボルを読み出すごとに、読み出すトランスポートブロックの順番を変更する、請求項5から7のいずれか一項に記載の受信装置。
【請求項9】
コンピュータを、請求項1から4のいずれか一項に記載の送信装置として機能させるためのプログラム。
【請求項10】
コンピュータを、請求項5から8のいずれか一項に記載の受信装置として機能させるためのプログラム。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、送信装置、受信装置、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
通信規格の策定を行う3GPP(Third Generation Partnership Project)において、5G(5th Generation:第5世代移動通信システム)の新たな無線通信方式であるNR(New Radio)を用いたMBS(Multicast Broadcast Service)の検討が進められている(例えば、非特許文献1参照)。NR MBSは、ダウンリンクのみを使った放送同様のサービス、及びアップリンク/ダウンリンクを混在させた双方向サービス等への利用が期待されている。
【0003】
NRでは、マルチパス環境や移動受信環境において良好な伝送特性を実現するため、ダウンリンク信号の信号形式としてOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)を採用し、誤り訂正符号にLDPC(Low Density Parity Check)符号を採用している。
【0004】
地上デジタル放送方式ISDB-Tでは、時間インターリーブ処理を行うことで、送信データを時間的に分散している(例えば、非特許文献2参照)。これにより、インパルス雑音などへの耐性を高めることができる。LTE(Long Term Evolution)をベースとした5Gブロードキャストにおいても、時間インターリーブの導入について議論が行われたが、最終的に規格には採用はされなかった(例えば、非特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】”Revised Work Item on NR Multicast and Broadcast Services”, RP-201038
【非特許文献2】「地上デジタルテレビジョン放送の伝送方式」、ARIB STD-B31、一般社団法人電波産業会
【非特許文献3】”On the performance evaluation of HARQ-based time-interleaving for LTE-based 5G terrestrial broadcast”, R1-1913343
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
NR MBSにおいて、ダウンリンクのみを使った放送同様のサービスでは、通信のような再送要求をすることができない。そのため、インパルス雑音などへの耐性を高めることが必要となるが、上述したように5G NRでは時間インターリーブについて規定されていないため、雑音耐性を向上させることが困難であった。
【0007】
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、5G NRに準拠し、雑音耐性を向上させることが可能な送信装置、受信装置、及びそれらのプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一実施形態に係る送信装置は、5G NRに準拠して符号化したOFDM信号を送信する送信装置であって、キャリアシンボルの順序をトランスポートブロック(TB)ごとに周波数方向に並び替える処理を行い、TB内インターリーブ信号を生成するTB内インターリーブ部と、前記TB内インターリーブ信号の順序を時間方向に並べ替える処理を行い、時間インターリーブ信号を生成する時間インターリーブ部と、前記時間インターリーブ信号に制御信号を挿入してOFDMフレームを構成するOFDMフレーム構成部と、前記OFDMフレームに対してOFDM変調処理を行ってOFDM信号を生成するOFDM送信処理部と、を備える。
【0009】
さらに、一実施形態において、前記TB内インターリーブ部は、トランスポートブロック内の各符号ブロックから1つずつのキャリアシンボルを読み出して順番に周波数方向に並べるようにしてもよい。
【0010】
さらに、一実施形態において、前記TB内インターリーブ部は、1トランスポートブロックあたりの符号ブロック数がc個である場合、c個のキャリアシンボルを読み出すごとに、読み出す符号ブロックの順番を変更するようにしてもよい。
【0011】
さらに、一実施形態において、前記時間インターリーブ部は、時間インターリーブの処理単位となるトランスポートブロック数がm個である場合、m個のキャリアシンボルを読み出すごとに、読み出すトランスポートブロックの順番を変更するようにしてもよい。
【0012】
また、一実施形態に係る受信装置は、5G NRに準拠して符号化されたOFDM信号を受信する受信装置であって、前記OFDM信号を復調して複素ベースバンド信号を生成するOFDM受信処理部と、前記複素ベースバンド信号の等化処理を行い、等化信号を生成する等化処理部と、前記等化信号の順序を時間方向に並べ替える処理を行い、時間デインターリーブ信号を生成する時間デインターリーブ部と、前記時間デインターリーブ信号の順序をトランスポートブロックごとに周波数方向に並び替える処理を行い、TB内デインターリーブ信号を生成するTB内デインターリーブ部と、前記TB内デインターリーブ信号の各ビットの対数尤度比を算出するLLR算出部と、前記対数尤度比を用いて誤り訂正復号を行い、受信信号を生成する誤り訂正復号部と、を備える。
【0013】
さらに、一実施形態において、前記TB内デインターリーブ部は、トランスポートブロック内の各符号ブロックから1つずつのキャリアシンボルを読み出して順番に周波数方向に並べるようにしてもよい。
【0014】
さらに、一実施形態において、前記TB内デインターリーブ部は、1トランスポートブロックあたりの符号ブロック数がc個である場合、c個のキャリアシンボルを読み出すごとに、読み出す符号ブロックの順番を変更するようにしてもよい。
【0015】
さらに、一実施形態において、前記時間デインターリーブ部は、時間デインターリーブの処理単位となるトランスポートブロック数がm個である場合、m個のキャリアシンボルを読み出すごとに、読み出すトランスポートブロックの順番を変更するようにしてもよい。
【0016】
また、一実施形態係るプログラムは、コンピュータを、上記送信装置又は受信装置として機能させる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、5G NRに準拠したシステムにおいて、雑音耐性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】一実施形態に係る送信装置の構成例を示すブロック図である。
図2】一実施形態に係る送信装置における時間インターリーブ処理の一例を示す図である。
図3】TB内インターリーブ処理を行わないで時間インターリーブ処理を行った場合の問題点を示す図である。
図4】一実施形態に係る送信装置において、第1のインターリーブ処理による第1の並べ替え例を示す図である。
図5】一実施形態に係る送信装置において、第1のインターリーブ処理による第2の並べ替え例を示す図である。
図6】一実施形態に係る送信装置において、第2のインターリーブ処理による並べ替え例を示す図である。
図7】一実施形態に係る送信装置において、第3のインターリーブ処理による並べ替え例を示す図である。
図8】一実施形態に係る送信装置において、第4のインターリーブ処理による並べ替え例を示す図である。
図9】一実施形態に係る受信装置の構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0020】
<送信装置>
図1に、一実施形態に係る送信装置の構成例を示す。図1に示す送信装置1は、誤り訂正符号化部11と、ビットインターリーブ部12と、スクランブル部13と、マッピング部14と、TB内インターリーブ部15と、時間インターリーブ部16と、OFDMフレーム構成部17と、OFDM送信処理部18と、を備える。
【0021】
送信装置1は、5G NRに準拠して符号化したOFDM信号を受信装置に送信する装置である。送信装置1は、1以上の半導体チップにより構成されてもよい。
【0022】
誤り訂正符号化部11は、受信側で伝送誤りを訂正可能とするために、送信装置1の外部から入力した送信信号(ビット列)を誤り訂正符号化(LDPC符号化)し、符号化信号を生成する。そして、誤り訂正符号化部11は、生成した符号化信号をビットインターリーブ部12に出力する。
【0023】
ビットインターリーブ部12は、誤り訂正符号の性能を高めるために、誤り訂正符号化部11から入力した符号化信号をビット単位でインターリーブ処理してビット列を生成する。そして、ビットインターリーブ部12は、生成したビット列をスクランブル部13に出力する。
【0024】
スクランブル部13は、ビットインターリーブ部12から入力した入力ビット列が0又は1が連続するビット列である場合に、出力ビット列が0,1のランダム系列となるようにビット列を反転する。そして、スクランブル部13は、反転したビット列をマッピング部14に出力する。スクランブル部13の詳細については、例えば下記の参考文献に記載されている。なお、スクランブル部13においては、符号ブロック間でのビットの入れ替え(インターリーブ)は行われない。
[参考文献]”Physical channels and modulation”, 3GPP TS 38.211
【0025】
マッピング部14は、スクランブル部13から入力したビット列をIQ平面(複素平面)にマッピング(シンボルマッピング)してキャリアシンボルを生成する。マッピング部14は、生成したキャリアシンボルをTB内インターリーブ部15に出力する。
【0026】
TB内インターリーブ部15は、マッピング部14により生成されたキャリアシンボルの順序をトランスポートブロックごとに周波数方向に並び替える処理(TB内インターリーブ処理)を行い、TB内インターリーブ信号を生成する。そして、TB内インターリーブ部15は、生成したTB内インターリーブ信号を時間インターリーブ部16に出力する。ここで、トランスポートブロック(TB)とは、デジタルデータの処理単位であり、1つのOFDMシンボルで伝送されるデータ量、または1つのスロットで伝送されるデータ量のことをいう。以降、TBが1つのOFDMシンボルで伝送されるデータ量を有する場合について本発明を説明するが、TBが1つのスロットで伝送されるデータ量であってもよい。また、該データ量を有するキャリアシンボル群もトランスポートブロック(TB)と称する。
【0027】
時間インターリーブ部16は、TB内インターリーブ部15から入力したTB内インターリーブ信号の順序を時間方向に並べ替える処理(時間インターリーブ処理)を行い、時間インターリーブ信号を生成する。そして、時間インターリーブ部16は、生成した時間インターリーブ信号をOFDMフレーム構成部17に出力する。
【0028】
OFDMフレーム構成部17は、時間インターリーブ部16から入力した時間インターリーブ信号に、パイロット信号、及び制御信号を挿入してOFDMフレームを構成する。そして、OFDMフレーム構成部17は、生成したOFDMフレームをOFDM送信処理部18に出力する。
【0029】
OFDM送信処理部18は、OFDMフレーム構成部17から入力したOFDMフレームに対してOFDM変調処理を行ってOFDM信号を生成し、生成したOFDM信号を受信装置に送信する。より詳細には、OFDM送信処理部18は、OFDMフレーム構成部17から入力したOFDMフレームのOFDMシンボルに対して、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform:逆高速フーリエ変換)処理を行って時間領域の有効シンボル信号を生成する。そして、OFDM送信処理部18は、有効シンボル信号の先頭に、サイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)と呼ばれるガード区間を挿入した後、直交変調処理及びD/A変換処理を行ってOFDM信号を生成する。
【0030】
ここで、TB内インターリーブ部15の意義を説明するために、TB内インターリーブ部15による処理を行わないで、時間インターリーブ部16により時間インターリーブ処理を行った場合の問題点について説明する。
【0031】
図2に、時間インターリーブ部16による時間インターリーブ処理の一例を示す。図2は、時間インターリーブの処理単位となるTB数(以下、「時間インターリーブサイズ」ともいう。)を4とした場合の例である。この例では、時間インターリーブ部16は、シンボルマッピング後のTBから、TB0,TB1,TB2,TB3の順に時間方向に1つずつキャリアシンボルを読み出した後、時間インターリーブ処理後のTB領域に1つずつキャリアシンボルを配置して周波数方向に並び替える。時間インターリーブ後のTBには、もともとTB0~TB4に含まれていたキャリアシンボルが含まれるため、送信データを時間的に分散できることが分かる。
【0032】
図3に、TB内インターリーブ処理を行わないで時間インターリーブ処理を行った場合の問題点を示す。NRのダウンリンク規格では、Base Graph 1のLDPC符号を適用し、TBが8424ビットを超える場合、誤り訂正符号化部11はTBを複数の符号ブロック(CB)に分割してからLDPC符号化を行う。図3では、TBが3つのCBに分割された場合の例を示す。また、シンボルマッピング後のTB0のキャリアシンボルにのみ背景模様を付している。ここで、CB0のキャリアシンボルは、そのほとんどが、時間インターリーブ後のTB0、すなわちOFDMシンボル0に割り当てられて伝送されることが分かる。ここで、OFDMシンボル0を伝送している時間に、インパルス雑音などが加わった場合は、CB0のほとんどのキャリアシンボルの受信品質が劣化し、受信側でCB0の誤り訂正復号を行ったとしても、送信データの復元が困難となる。ここでの問題点は、各CBに含まれるキャリアシンボルが、時間的に分散して伝送されないことである。
【0033】
そこで本発明では、TB内インターリーブ部15を導入し、時間インターリーブを行う前に、TB内でキャリアシンボルの並び替えを行う。TB内インターリーブ処理について、以下に複数の具体的を挙げて説明する。
【0034】
(第1のインターリーブ処理)
第1のインターリーブ処理では、TB内インターリーブ部15は、TB内の各CBから1つずつのキャリアシンボルを読み出して順番に周波数方向に並べ、同じCBのキャリアシンボルが連続しないように並べる。例えば、TB内にc個のCB(CB0,CB1,・・・,CBc-1)が存在する場合、CB0の先頭のキャリアシンボル、CB1の先頭のキャリアシンボル、・・・、CBc-1の先頭のキャリアシンボルを周波数方向に並べ、次に、CB0の2番目のキャリアシンボル、CB1の2番目のキャリアシンボル、・・・、CBc-1の2番目のキャリアシンボルをTB内インターリーブ処理後のTB領域に1つずつ配置して周波数方向に並べ、これを繰り返す。この場合、TB内インターリーブ処理後では、c個ごと(すなわち、(c-1)個おき)に同一のCB内のキャリアシンボルが配置される。
【0035】
第1のインターリーブ処理では、時間インターリーブ部16は、時間インターリーブ処理に用いられるTB群ごとに、各TBから1つずつのキャリアシンボルを読み出して順番に周波数方向に並べ、同じTBのキャリアシンボルが連続しないように並べる。例えば、時間インターリーブ処理に用いられるTB群内にm個のTB(TB0,TB1,・・・,TBm-1)が存在する場合、すなわち、時間インターリーブサイズがmである場合、TB0の先頭のキャリアシンボル、TB1の先頭のキャリアシンボル、・・・、TBm-1の先頭のキャリアシンボルを周波数方向に並べ、次に、TB0の2番目のキャリアシンボル、TB1の2番目のキャリアシンボル、・・・、TBm-1の2番目のキャリアシンボルを周波数方向に並べ、これを繰り返す。この場合、時間インターリーブ処理後では、m個ごと(すなわち、(m-1)個おき)に同一のTB(時間インターリーブ処理に用いられるTB)内のキャリアシンボルが配置される。
【0036】
図4に、時間インターリーブ処理後に、各CBが時間方向及び周波数方向に偏りなくインターリーブされている例を示す。図4は模式図であり、1TBあたりのCB数c=3とし、時間インターリーブサイズm=4とし、1TBあたりのシンボル数n=27としている。また、シンボルマッピング後のTB0のキャリアシンボルにのみ背景模様を付している。ここでは、TB内インターリーブ部15の例として、各CBに含まれるキャリアシンボルをCB0,CB1,CB2の順に読み出す場合を示している。その後、時間インターリーブ部16において、TB内インターリーブ処理後のTB0,TB1,TB2,TB3の順にキャリアシンボルを読み出す。CB0のキャリアシンボルに着目すると、時間インターリーブ処理後のTB0,TB1,TB2,TB3に分散して伝送されるようになることが分かる。
【0037】
図5に、時間インターリーブ処理後に、各CBが周波数方向に偏ってインターリーブされている例を示す。図5は模式図であり、1TBあたりのCB数c=3とし、時間インターリーブサイズm=4とし、1TBあたりのシンボル数n=24としている。また、シンボルマッピング後のTB0のキャリアシンボルにのみ背景模様を付している。図5の時間インターリーブ処理後のTBにおいてCB0に着目すると、時間方向にはインターリーブされている。ただし、時間インターリーブ処理後において、CB0のキャリアシンボルは矢印で示す2つの周波数でのみ伝送されるため、周波数方向のインターリーブ効果を向上させる余地がある。
【0038】
(第2のインターリーブ処理)
第2のインターリーブ処理では、TB内インターリーブ部15は、1TBあたりのCB数がc個である場合、c個のキャリアシンボルを読み出すごとに、読み出すCBの順番を変更する。そして、TB内インターリーブ部15は、第1のインターリーブ処理と同様に、読み出したキャリアシンボルを順番に周波数方向に並べ、同じCBのキャリアシンボルが連続しないように並べる。例えば、1TB内にc個のCB(CB0,CB1,・・・,CBc-1)が存在する場合、CB0から順に、CB0の先頭のキャリアシンボル、CB1の先頭のキャリアシンボル、・・・、CBc-1の先頭のキャリアシンボルを周波数方向に並べ、次はCB1から順に、CB1の2番目のキャリアシンボル、CB2の2番目のキャリアシンボル、・・・、CBc-1の2番目のキャリアシンボル、CB0の2番目のキャリアシンボルを周波数方向に並べ、このような処理を繰り返す。
【0039】
第2のインターリーブ処理では、時間インターリーブ部16は、第1のインターリーブ処理と同様に、時間インターリーブサイズのTB群ごとに、各TBから1つずつのキャリアシンボルを読み出して順番に周波数方向に並べ、同じTBのキャリアシンボルが連続しないように並べる。
【0040】
図6に、第2のインターリーブ処理による並べ替え例を示す。図6では、図5と同様に、1TBあたりのCB数c=3とし、時間インターリーブサイズm=4とし、1TBあたりのシンボル数n=24としている。また、シンボルマッピング後のTB0のキャリアシンボルにのみ背景模様を付している。TB内インターリーブ部15は、CB0,CB1,CB2,CB1,CB2,CB0,CB2,CB0,CB1の順に1つずつのキャリアシンボルを読み出す。なお、読み出す順番はこれに限られるものではなく、読み出す順番が常に一定とならないように変化させればよい。
【0041】
図6の時間インターリーブ処理後のTBにおいてCB0に着目すると、図5と比較して周波数方向のインターリーブ効果が向上していることが分かる。ただし、時間インターリーブ処理後において、CB0のキャリアシンボルは矢印で示す6つの周波数でのみ伝送されるため、周波数方向のインターリーブ効果をさらに向上させる余地がある。
【0042】
(第3のインターリーブ処理)
第3のインターリーブ処理では、TB内インターリーブ部15は、第1のインターリーブ処理と同様に、各CBから1つずつのキャリアシンボルを読み出して順番に周波数方向に並べ、同じCBのキャリアシンボルが連続しないように並べる。
【0043】
第3のインターリーブ処理では、時間インターリーブ部16は、時間インターリーブの処理単位となるTB数がm個である場合(時間インターリーブサイズ=m)、m個のキャリアシンボルを読み出すごとに、読み出すTBの順番を変更する。そして、時間インターリーブ部16は、第1のインターリーブ処理と同様に、読み出したキャリアシンボルを順番に周波数方向に並べ、同じTBのキャリアシンボルが連続しないように並べる。例えば、時間インターリーブサイズがmである場合、TB0から順に、TB0の先頭のキャリアシンボル、TB1の先頭のキャリアシンボル、・・・、TBm-1の先頭のキャリアシンボルを周波数方向に並べ、次はTB1から順に、TB1の2番目のキャリアシンボル、TB2の2番目のキャリアシンボル、・・・、TBm-1の2番目のキャリアシンボル、TB0の2番目のキャリアシンボルを周波数方向に並べ、このような処理を繰り返す。
【0044】
図7に、第3のインターリーブ処理による並べ替え例を示す。図7では、図5と同様に、1TBあたりのCB数c=3とし、時間インターリーブサイズm=4とし、1TBあたりのシンボル数n=24としている。また、シンボルマッピング後のTB0のキャリアシンボルにのみ背景模様を付している。時間インターリーブ部16は、TB0,TB1,TB2,TB3,TB1,TB2,TB3,TB0,TB2,TB3,TB0,TB1,TB3,TB0,TB1,TB2の順に1つずつのキャリアシンボルを読み出す。なお、読み出す順番はこれに限られるものではなく、読み出す順番が常に一定とならないように変化させればよい。
【0045】
図7の時間インターリーブ処理後のTBにおいてCB0に着目すると、図5と比較して周波数方向のインターリーブ効果が向上していることが分かる。ただし、時間インターリーブ処理後において、CB0のキャリアシンボルは矢印で示す4つの周波数でのみ伝送されるため、周波数方向のインターリーブ効果をさらに向上させる余地がある。
【0046】
(第4のインターリーブ処理)
第4のインターリーブ処理では、TB内インターリーブ部15は、第2のインターリーブ処理と同様に、1TBあたりのCB数がc個である場合、c個のキャリアシンボルを読み出すごとに、読み出すCBの順番を変更し、読み出したキャリアシンボルを順番に周波数方向に並べ、同じCBのキャリアシンボルが連続しないように並べる。
【0047】
また、第4のインターリーブ処理では、時間インターリーブ部16は、第3のインターリーブ処理と同様に、時間インターリーブの処理単位となるTBの数がm個である場合、m個のキャリアシンボルを読み出すごとに、読み出すTBの順番を変更し、読み出したキャリアシンボルを順番に周波数方向に並べ、同じTBのキャリアシンボルが連続しないように並べる。
【0048】
図8に、第4のインターリーブ処理による並べ替え例を示す。図8では、図5と同様に、1TBあたりのCB数c=3とし、時間インターリーブサイズm=4とし、1TBあたりのシンボル数n=24としている。また、シンボルマッピング後のTB0のキャリアシンボルにのみ背景模様を付している。TB内インターリーブ部15は、CB0,CB1,CB2,CB1,CB2,CB0,CB2,CB0,CB1の順に1つずつのキャリアシンボルを読み出す。時間インターリーブ部16は、TB0,TB1,TB2,TB3,TB1,TB2,TB3,TB0,TB2,TB3,TB0,TB1,TB3,TB0,TB1,TB2の順に1つずつのキャリアシンボルを読み出す。
【0049】
図8の時間インターリーブ処理後のTBにおいてCB0に着目すると、図5と比較して周波数方向のインターリーブ効果が向上していることが分かる。また、時間インターリーブ処理後において、CB0のキャリアシンボルは矢印で示す8つの周波数で伝送されるため、第2のインターリーブ処理及び第3のインターリーブ処理よりも、さらに周波数方向のインターリーブ効果が向上していることが分かる。
【0050】
なお、1TBあたりのCB数cは、5G NRでは、帯域幅に複数のオプションがあり、帯域幅が広いほどTBサイズが大きくなり、cの値も大きくなる。5MHz幅の場合、c=1~10程度が想定される。
【0051】
時間インターリーブサイズmは、5G NRの規格には含まれていないが、移動受信環境ではmの値を大きくするほど伝送特性が改善できる。mの値は、移動速度、キャリア間隔、所要CN比、受信装置のメモリなどの様々な要求条件により決定される。時速100km、キャリア間隔15kHzの場合、m=1~500程度が想定される。なお、m=1の場合、時間インターリーブ処理は行われない。
【0052】
1TBあたりのシンボル数nは、5G NRでは、キャリア間隔に複数のオプションがあり、キャリア間隔が狭い(すなわち、キャリア本数が多い)ほど、nの値も大きくなる。5MHz幅、キャリア間隔15kHzの場合には、n=300程度が想定される。5MHz幅、キャリア間隔370Hzの場合には、n=11000程度が想定される。
【0053】
<受信装置>
次に、一実施形態に係る受信装置について説明する。図9に、一実施形態に係る受信装置の構成例を示す。図9に示す受信装置2は、OFDM受信処理部21と、等化処理部22と、時間デインターリーブ部23と、TB内デインターリーブ部24と、LLR(Log-likelihood ratio)算出部25と、デスクランブル部26と、ビットデインターリーブ部27と、誤り訂正復号部28と、を備える。
【0054】
受信装置2は、5G NRに準拠して符号化されたOFDM信号を、送信装置1から受信する装置である。受信装置2は、1以上の半導体チップにより構成されてもよい。
【0055】
OFDM受信処理部21は、送信装置1から送信されたOFDM信号を受信し、復調して複素ベースバンド信号を生成する。そして、OFDM受信処理部21は、生成した複素ベースバンド信号を等化処理部22に出力する。より詳細には、OFDM受信処理部21は、受信したOFDM信号に対して直交復調処理及びA/D変換処理を行ってデジタル信号を生成する。そして、OFDM受信処理部21は、サイクリックプレフィックスを除去して有効シンボル信号を抽出する。次にOFDM受信処理部21は、有効シンボル信号に対してFFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)処理を行って複素ベースバンド信号を生成する。
【0056】
等化処理部22は、キャリアごとの伝搬路応答を推定し、伝搬路応答を用いて、OFDM受信処理部21から入力した複素ベースバンド信号の等化処理を行い、伝搬路歪を補正して等化信号(送信シンボルの推定値)を生成する。そして、等化処理部22は、等化信号を時間デインターリーブ部23に出力する。
【0057】
時間デインターリーブ部23は、等化処理部22から入力した等化信号を時間方向に並べ替える処理(時間デインターリーブ処理)を行い、時間デインターリーブ信号を生成する。そして、時間デインターリーブ部23は、時間デインターリーブ信号をTB内デインターリーブ部24に出力する。
【0058】
時間デインターリーブ処理は、送信装置1の時間インターリーブ部16により時間方向に並べ替えられたデータを、元の順序に戻す処理である。したがって、時間デインターリーブ部23は、時間デインターリーブの処理単位となるトランスポートブロック数がm個である場合、m個のキャリアシンボルを読み出すごとに、読み出すトランスポートブロックの順番を変更してもよい。
【0059】
TB内デインターリーブ部24は、時間デインターリーブ部23から入力した時間デインターリーブ信号の順序をトランスポートブロックごとに周波数方向に並び替える処理(TB内デインターリーブ処理)を行い、TB内デインターリーブ信号を生成する。そして、TB内デインターリーブ部24は、TB内デインターリーブ信号をLLR算出部25に出力する。
【0060】
TB内デインターリーブ処理とは、送信装置1のTB内インターリーブ部15によりTB内で並べ替えられたデータを、元の順序に戻す処理である。したがって、TB内デインターリーブ部24は、TB内の各CBから1つずつのキャリアシンボルを読み出して順番に周波数方向に並べてもよい。さらに、TB内デインターリーブ部24は、1TBあたりの符号ブロック数がc個である場合、c個のキャリアシンボルを読み出すごとに、読み出す符号ブロックの順番を変更してもよい。
【0061】
LLR算出部25は、受信したOFDM信号の雑音分散を用いて、TB内デインターリーブ部24から入力したTB内デインターリーブ信号の各ビットの対数尤度比(LLR)を算出する。そして、LLR算出部25は、算出したLLRをデスクランブル部26に出力する。
【0062】
デスクランブル部26は、LLR算出部25から入力したLLRに対し、デスクランブル処理を行い、デスクランブル信号を生成する。デスクランブル処理とは、送信装置1のスクランブル部13により反転されたデータを、元に戻す処理である。
そして、デスクランブル部26は、デスクランブル信号をビットデインターリーブ部27に出力する。
【0063】
ビットデインターリーブ部27は、デスクランブル部26から入力したデスクランブル信号に対し、ビット方向にデインターリーブ処理を行ってビットデインターリーブ信号を生成する。ビット方向のデインターリーブ処理は、送信装置1のビットインターリーブ部12により並べ替えられたデータを、元の順序に戻す処理である。
【0064】
誤り訂正復号部28は、ビットデインターリーブ部27から入力したビットデインターリーブ信号を用いて誤り訂正復号(LDPC復号)を行い、送信装置1から送信された信号を復号して受信信号を生成する。また、誤り訂正復号部28は、CRC(Cyclic Redundancy Check)により誤り検出率を算出してもよい。そして、誤り訂正復号部28は、生成した受信信号(ビット列)を外部に出力する。
【0065】
以上説明したように、送信装置1は、キャリアシンボルの順序をトランスポートブロックごとに周波数方向に並び替える処理を行い、TB内インターリーブ信号を生成するTB内インターリーブ部15と、TB内インターリーブ信号の順序を時間方向に並べ替える処理を行い、時間インターリーブ信号を生成する時間インターリーブ部16と、を新たに備える。受信装置2は、等化信号の順序を時間方向に並べ替える処理を行い、時間デインターリーブ信号を生成する時間デインターリーブ部23と、時間デインターリーブ信号の順序をトランスポートブロックごとに周波数方向に並び替える処理を行い、TB内デインターリーブ信号を生成するTB内デインターリーブ部24と、を新たに備える。したがって、本発明によれば、5G NRに準拠したシステムにおいて、雑音耐性を向上させることが可能となる。
【0066】
<プログラム>
上記の送信装置1又は受信装置2として機能させるために、プログラム命令を実行可能なコンピュータを用いることも可能である。コンピュータは、送信装置1又は受信装置2の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを該コンピュータの記憶部に格納しておき、該コンピュータのプロセッサによってこのプログラムを読み出して実行する。これらの処理内容の一部はハードウェアで実現されてもよい。ここで、コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、ワークステーション、PC(Personal Computer)、電子ノートパッドなどであってもよい。プログラム命令は、必要なタスクを実行するためのプログラムコード、コードセグメントなどであってもよい。プロセッサは、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)などであってもよい。
【0067】
コンピュータは、プロセッサと、記憶部と、入力部と、出力部と、通信インターフェースとを備える。プロセッサは、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、SoC(System on a Chip)などであり、同種又は異種の複数のプロセッサにより構成されてもよい。プロセッサは、記憶部からプログラムを読み出して実行することで、上記各構成の制御及び各種の演算処理を行う。なお、これらの処理内容の少なくとも一部をハードウェアで実現することとしてもよい。入力部は、ユーザの入力操作を受け付けてユーザの操作に基づく情報を取得する入力インターフェースであり、ポインティングデバイス、キーボード、マウスなどである。出力部は、情報を出力する出力インターフェースであり、ディスプレイ、スピーカなどである。通信インターフェースは、外部の装置と通信するためのインターフェースである。
【0068】
また、プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されていてもよい。このような記録媒体を用いれば、プログラムをコンピュータにインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録された記録媒体は、非一過性(non-transitory)の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD-ROM、DVD-ROM、USB(Universal Serial Bus)メモリなどであってもよい。また、このプログラムは、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
【0069】
上述の実施形態は代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形又は変更が可能である。例えば、実施形態の構成図に記載の複数の構成ブロックを1つに組み合わせたり、あるいは1つの構成ブロックを分割したりすることが可能である。
【符号の説明】
【0070】
1 送信装置
2 受信装置
11 誤り訂正符号化部
12 ビットインターリーブ部
13 スクランブル部
14 マッピング部
15 TB内インターリーブ部
16 時間インターリーブ部
17 OFDMフレーム構成部
18 OFDM送信処理部
21 OFDM受信処理部
22 等化処理部
23 時間デインターリーブ部
24 TB内デインターリーブ部
25 LLR算出部
26 デスクランブル部
27 ビットデインターリーブ部
28 誤り訂正復号部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
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図8
図9