特開2022-17637IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

真偽判別を必要とするセキュリティ印刷物である銀行券、有価証券や個人識別要素を含む製品としてのパスポート、身分証明書、カード、通行券、各種証明書類の偽造及び改ざんにおける最終的真偽判別方法に関するものである。

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】
本発明は、セキュリティ性の高い印刷物の真正を識別するために、インキに含まれる特殊な元素や元素に情報を付与するために複数のインキを要する必要がある。
【解決手段】
本発明は、浸透性を有する基材上の一部に、所定の波長の光を照射することで硬化するインキを用いて、所定の波長の光の照射タイミングを異ならせて形成された情報を表す情報付与部と、情報付与部の周囲に配置された隠蔽部を備えた印刷物の識別方法であって、情報付与部及び/又は隠蔽部に焦点を合わせて所定の波長の光と同一又は異なる波長の光を走査し、反射光を取得して平面の画像情報に変換し、平面の画像情報を複数重ね合わせて1枚の合成画像情報を形成して、情報付与部と隠蔽部の表面形状の差異により情報付与部を読み取ることを特徴とする印刷物の識別方法である。
【選択図】図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、特許文献1及び特許文献2の印刷物の判別法は、インキに特殊な元素を加える必要があるため、最初にこの特殊な元素を含むインキで情報を付与するために印刷を行い、その後に隠蔽用の印刷を行わなければならないため、特別な用途に限られていた。その理由は、特殊な元素を含むインキで情報を付与した印刷物を次工程の印刷により隠蔽するまでの間で、付与した秘密情報の位置と内容が洩れる危険性があるためである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、浸透性を有する多孔質材料の基材上の少なくとも一部に、所定の波長の光を照射することで硬化する光重合特性を備えたインキを用いて、所定の波長の光の照射タイミングを異ならせて形成された情報を表す情報付与部と、情報付与部の周囲に配置された隠蔽部から成る印刷模様部を備えた印刷物の識別方法であって、情報付与部及び/又は隠蔽部に焦点を合わせて所定の波長の光と同一又は異なる波長の光を走査し、情報付与・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

インキの浸透状態の違いにより、印刷部分の表面形状が異なる原理を利用して、印刷部分に情報の埋め込みとその読み取りが行え、情報の付与にはレーザ光又は電子線を用いるため、微小領域まで情報付与が可能であり、肉眼では識別できないが、特殊な装置でのみ読み取り可能となるため、鑑定的な識別として有効である。

このことより、偽造、変造の疑いがあるセキュリティ印刷物や証明書類の事前チェックとしての非破壊真偽判別法として使用できる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本発明の印刷物の概要を示す図である。
【図2】 本発明の印刷物の一例図である。
【図3】 共焦点レ-ザ走査型顕微鏡の概略図を示す図である。
【図4】 本発明の印刷物の実施例を示す一例図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 基材 2 印刷模様部 3 情報付与部 4 隠蔽部 5 レ-ザ光源 6 レンズ 7 励起用ピンホ-ル 8 ダイクロ-イック・ビ-ムスプリッタ- 9 走査装置 10 顕微鏡対物レンズ 11 焦点面 12 検出器 13 検出用ピンホ-ル 14 ラミネート A1 印刷物 S1 共焦点レ-ザ走査型顕微鏡

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