(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022182175
(43)【公開日】2022-12-08
(54)【発明の名称】光ファイバのスクリーニング装置及び光ファイバのスクリーニング方法
(51)【国際特許分類】
G01M 11/00 20060101AFI20221201BHJP
G01N 3/00 20060101ALI20221201BHJP
【FI】
G01M11/00 S
G01N3/00 H
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021089567
(22)【出願日】2021-05-27
(71)【出願人】
【識別番号】000005290
【氏名又は名称】古河電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100094112
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 讓
(74)【代理人】
【識別番号】100106183
【弁理士】
【氏名又は名称】吉澤 弘司
(74)【代理人】
【識別番号】100114915
【弁理士】
【氏名又は名称】三村 治彦
(74)【代理人】
【識別番号】100125139
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 洋
(72)【発明者】
【氏名】山田 祐樹
【テーマコード(参考)】
2G061
【Fターム(参考)】
2G061AA01
2G061AB10
2G061BA01
2G061BA04
2G061CA20
2G061CB05
2G061DA01
2G061DA12
2G061EA01
2G061EB03
(57)【要約】
【課題】光ファイバに対するスクリーニングの精度を向上させる。
【解決手段】本発明に係る光ファイバのスクリーニング装置は、光ファイバを繰り出す繰出部と、前記繰出部から繰り出された前記光ファイバに張力を印加する張力印加部と、前記張力印加部により前記張力が印加された前記光ファイバを巻き取る巻取部と、を備え、前記張力印加部は、第1のプーリ、第2のプーリ、第1のキャプスタン及び第2のキャプスタンを含み、前記第1のプーリの径は前記第2のプーリの径よりも小さく、又は、前記第1のキャプスタンの径は前記第2のキャプスタンの径よりも小さい、ことを特徴とする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光ファイバを繰り出す繰出部と、
前記繰出部から繰り出された前記光ファイバに張力を印加する張力印加部と、
前記張力印加部により前記張力が印加された前記光ファイバを巻き取る巻取部と、
を備え、
前記張力印加部は、第1のプーリ、第2のプーリ、第1のキャプスタン及び第2のキャプスタンを含み、
前記第1のプーリの径は前記第2のプーリの径よりも小さく、又は、前記第1のキャプスタンの径は前記第2のキャプスタンの径よりも小さい、
ことを特徴とする光ファイバのスクリーニング装置。
【請求項2】
前記第1のプーリの径が前記第2のプーリの径よりも小さい場合、
前記光ファイバの搬送方向において、前記第1のプーリは、前記第2のプーリ、前記第1のキャプスタン及び前記第2のキャプスタンよりも上流側に配置される、
ことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバのスクリーニング装置。
【請求項3】
前記第1のプーリの回転軸は、前記繰出部の回転軸に対して傾いている、
ことを特徴とする請求項2に記載の光ファイバのスクリーニング装置。
【請求項4】
前記第1のプーリは、100mm未満である、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の光ファイバのスクリーニング装置。
【請求項5】
前記第1のプーリの径は、15mm以上、かつ、30mm未満である、
ことを特徴とする請求項4に記載の光ファイバのスクリーニング装置。
【請求項6】
前記第1のキャプスタンの径が前記第2のキャプスタンの径よりも小さい場合、
前記第1のキャプスタンの径は、100mm未満である、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光ファイバのスクリーニング装置。
【請求項7】
前記第1のキャプスタンの径は、15mm以上、かつ、30mm未満である、
ことを特徴とする請求項6に記載の光ファイバのスクリーニング装置。
【請求項8】
前記第1のプーリは、複数設けられる、
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の光ファイバのスクリーニング装置。
【請求項9】
繰出部によって光ファイバを繰り出す工程と、
前記繰出部から繰り出された前記光ファイバに対して張力印加部によって張力を印加する工程と、
前記張力印加部により前記張力が印加された前記光ファイバを巻取部によって巻き取る工程と、
を備え、
前記張力印加部は、第1のプーリ、第2のプーリ、第1のキャプスタン、第2のキャプスタンを含み、
前記第1のプーリの径は前記第2のプーリの径よりも小さく、又は、前記第1のキャプスタンの径は前記第2のキャプスタンの径よりも小さい、
ことを特徴とする光ファイバのスクリーニング方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光ファイバのスクリーニング装置及び光ファイバのスクリーニング方法に関する。
【背景技術】
【0002】
光ファイバは、異物の混入、泡、傷等に起因して強度が劣化した部分があると、その劣化部分で断線してしまうことがある。そこで、線引き後の光ファイバに対しては、所定の張力を加えてその耐張力性能を試験するスクリーニング試験が行われている。スクリーニング試験は、光ファイバの製造ラインに直結されたスクリーニング装置により、製造ラインで線引きされた光ファイバに対してそのまま連続的に行われたり、線引き後にボビンに巻き取られた光ファイバに対して行われたりしている。このようなスクリーニング試験を光ファイバが経ることにより、光ファイバの断線寿命が保証されている。例えば、特許文献1には、プーリを斜めに設置することで光ファイバの多側面に対し歪みを与えるスクリーニング装置が開示されている。
【0003】
また、光ファイバにおいて強度劣化が発生する要因は異物の混入、泡、傷等だけではない。通常、光ファイバのガラス部分には、紫外線硬化性を有する樹脂で被覆層が形成されている。この被覆層を形成する被覆樹脂内に異物が混入した状態で硬化されると、光ファイバをボビンなどに巻き取る際に異物により光ファイバのガラス部分に傷が入り強度劣化する場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のスクリーニング装置のように、光ファイバに引張強度を付加する方式では光ファイバは長手方向にのみ引張応力を受ける。しかし、光ファイバの被覆樹脂内に異物が存在する場合には、引張応力を受けても樹脂内のガラス部分には傷が付きにくいため、異物が存在する箇所で光ファイバを確実に破断させることは困難であった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、光ファイバに対するスクリーニングの精度を向上できる光ファイバのスクリーニング装置及び光ファイバのスクリーニング方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一観点によれば、光ファイバを繰り出す繰出部と、前記繰出部から繰り出された前記光ファイバに張力を印加する張力印加部と、前記張力印加部により前記張力が印加された前記光ファイバを巻き取る巻取部と、を備え、前記張力印加部は、第1のプーリ、第2のプーリ、第1のキャプスタン及び第2のキャプスタンを含み、前記第1のプーリの径は前記第2のプーリの径よりも小さく、又は、前記第1のキャプスタンの径は前記第2のキャプスタンの径よりも小さい、ことを特徴とする光ファイバのスクリーニング装置が提供される。
【0008】
本発明の他の観点によれば、繰出部によって光ファイバを繰り出す工程と、前記繰出部から繰り出された前記光ファイバに対して張力印加部によって張力を印加する工程と、前記張力印加部により前記張力が印加された前記光ファイバを巻取部によって巻き取る工程と、を備え、前記張力印加部は、第1のプーリ、第2のプーリ、第1のキャプスタン、第2のキャプスタンを含み、前記第1のプーリの径は前記第2のプーリの径よりも小さく、又は、前記第1のキャプスタンの径は前記第2のキャプスタンの径よりも小さい、ことを特徴とする光ファイバのスクリーニング方法が提供される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、光ファイバに対するスクリーニングの精度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の第1実施形態による光ファイバのスクリーニング装置を示す概略図である。
【
図2】本発明の第1実施形態による光ファイバのスクリーニング装置を示すブロック図である。
【
図3】本発明の第2実施形態による光ファイバのスクリーニング装置を示す概略図である。
【
図4】本発明の第2実施形態による光ファイバのスクリーニング装置を示す上面図である。
【
図5】本発明の第3実施形態による光ファイバのスクリーニング装置を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による光ファイバのスクリーニング装置及び光ファイバのスクリーニング方法について
図1及び
図2を用いて説明する。
【0012】
まず、本実施形態による光ファイバ10のスクリーニング装置1の構成について
図1及び
図2を用いて説明する。
図1は、本実施形態による光ファイバ10のスクリーニング装置1を示す概略図である。
図2は、本実施形態による光ファイバ10のスクリーニング装置1を示すブロック図である。
【0013】
本実施形態による光ファイバ10のスクリーニング装置1は、光ファイバ10の耐張力性能を試験するスクリーニング試験を行う装置である。
図1に示すように、スクリーニング装置1は、繰り出しボビン20と、張力印加部30と、巻き取りボビン40とを有している。また、張力印加部30には、スクリーニング装置1の上流側から下流側に向かって、プーリ301、繰り出しダンサー302、第1のキャプスタン303、プーリ304、プーリ305、スクリーニングダンサー307、第2のキャプスタン309及びプーリ310がこの順序で設けられている。
【0014】
繰り出しボビン20には、スクリーニング試験を行うべき光ファイバ10が巻かれている。繰り出しボビン20は、サーボモータ52(
図2参照)により、光ファイバ10を繰り出す方向に回転駆動される。これにより、繰り出しボビン20は、光ファイバ10を張力印加部30に向けて繰り出す繰出部として機能する。
【0015】
繰り出しボビン20と第1のキャプスタン303との間には、スクリーニング装置1の上流側から下流側に向かって、プーリ301と、プーリ302aとがこの順で設けられている。プーリ302aは、繰り出しダンサー302のプーリである。プーリ301及びプーリ302aの径は、後述する他のプーリの径よりも小さい。本実施形態では、プーリ301及びプーリ302aの径は、20mmとする。本明細書では、通常サイズの径よりも小さい径を有するプーリを「小径プーリ」又は「第1のプーリ」とも称する。これに対し、通常サイズの径を有するプーリを「通常プーリ」又は「第2のプーリ」とも称する。
【0016】
また、プーリ301及びプーリ302aは、光ファイバ10の搬送時に、光ファイバ10から受ける力によって従動して回転する。また、繰り出しボビン20、プーリ301、プーリ302a及び第1のキャプスタンローラ303aは、それぞれ水平な回転軸を有している。また、繰り出しボビン20、プーリ301、プーリ302a、及び第1のキャプスタンローラ303aのそれぞれの回転軸は、互いに平行になっている。
【0017】
プーリ301は、繰り出しボビン20よりも上方に配置されている。プーリ302aは、プーリ301よりも下方に配置されている。また、第1のキャプスタン303は、プーリ301及びプーリ302aよりも上方に配置されている。さらに、第1のキャプスタン303は、第2のキャプスタン309とほぼ同じ高さに配置されている。
【0018】
このように、繰り出しボビン20、プーリ301、プーリ302a及び第1のキャプスタン303は、スクリーニング装置1の上流側から下流側に向かって、上下方向にジグザグに配置されている。繰り出しボビン20から繰り出される光ファイバ10は、プーリ301、プーリ302a及び第1のキャプスタン303に順次ジグザグに巻き掛けられて掛け渡される。
【0019】
繰り出しダンサー302は、プーリ302aと、プーリ302aが先端部に回転可能に取り付けられた棒状の支持体302bとを有している。支持体302bの基部は、プーリ302aの回転軸と平行な回動軸を基部に有し、支持体302bは回動軸を中心に回動可能である。プーリ302aは、支持体302bが回動することにより上下動する。こうして、光ファイバ10の繰り出し側において、繰り出しダンサー302のプーリ302aが上下動することにより、光ファイバ10に加わる張力が調整される。なお、繰り出しボビン20とプーリ301との間には、繰り出しボビン20の側でのファイバ叩きの発生を防止するための叩き防止板(図示せず)が設けられると好適である。
【0020】
第1のキャプスタン303は、繰り出しボビン20から繰り出された光ファイバ10を、サーボモータ54(
図2参照)により、スクリーニング装置1の上流側から下流側に光ファイバ10を送るように回転駆動される。
【0021】
第1のキャプスタン303は、第1のキャプスタンローラ303aと、回転自在な第1の無端ベルト303bとを有する。第1のキャプスタンローラ303aには、第1の無端ベルト303bが押し当てられている。第1の無端ベルト303bは、第1のキャプスタンローラ303aの回転に伴って、第1のキャプスタンローラ303aの回転方向とは逆方向に回転する。光ファイバ10は、第1のキャプスタンローラ303aと第1の無端ベルト303bとの間に挟持されつつ、第1のキャプスタンローラ303aの回転により送り出される。
【0022】
第1のキャプスタン303の下流側には、プーリ304と、プーリ305と、プーリ307aとが配置されている。プーリ307aは、スクリーニングダンサー307のプーリである。プーリ304、プーリ305及びプーリ307aは、スクリーニング装置1の上流側から下流側に向かってこの順で設けられている。プーリ304、プーリ305及びプーリ307aは、それぞれ水平な回転軸を有している。また、プーリ304、プーリ305、及びプーリ307aの回転軸は、互いに平行になっており、また、第1のキャプスタンローラ303aの回転軸と平行になっている。
【0023】
第1のキャプスタン303には、第1のキャプスタンローラ303aの回転数(回転速度)を計測する回転数計62(
図2参照)が設けられている。回転数計62は、スクリーニング試験を行っている間の第1のキャプスタンローラ303aの回転数を計測し、計測された回転数に応じた計測信号を出力する。
【0024】
また、プーリ304、プーリ305及びプーリ307aの径は、通常のサイズとする。本実施形態では、プーリ304、プーリ305及びプーリ307aの径は、100mmとする。
【0025】
プーリ304は、第1のキャプスタン303よりも下方に配置されている。プーリ305は、プーリ304及びプーリ307aよりも上方に配置されている。プーリ305は、互いにほぼ同じ高さに配置された第1のキャプスタン303及び第2のキャプスタン309とほぼ同じ高さに配置されている。こうして、プーリ304、プーリ305、及びプーリ307aは、スクリーニング装置1の上流側から下流側に向かって、上下方向にジグザグに配置されている。第1のキャプスタン303から送り込まれた光ファイバ10は、プーリ304、プーリ305及びプーリ307aに順次ジグザグに巻き掛けられて掛け渡される。
【0026】
スクリーニングダンサー307は、プーリ307aと、プーリ307aが先端部に回転可能に取り付けられた棒状の支持体307bとを有している。支持体307bの基部は、プーリ307aの回転軸と平行な回動軸を有し、支持体307bは回動軸を中心に回動可能になっている。プーリ307aは、支持体307bが回動することにより上下動する。こうして、スクリーニングダンサー307は、上下動するプーリ307aの重量により、光ファイバ10に一定の張力を印加する。
【0027】
プーリ305には、プーリ305に巻き掛けられた光ファイバ10の張力を計測する張力計306が設けられている。張力計306としては、例えばロードセルが用いられている。張力計306は、スクリーニング試験を行っている間の光ファイバ10の張力を計測し、計測された張力に応じた計測信号を出力する。スクリーニングダンサー307によるプーリ307aの上下動は、張力計306により計測される張力が一定になるように制御される。
【0028】
スクリーニング装置1における光ファイバ10の搬送経路上には、光ファイバ10の断線の発生を検出する断線センサ308が設けられている。断線センサ308は、例えば光学式のものであり、光ファイバ10の両側に配置される光源部308aと受光部308bとを有している。断線センサ308は、光源部308aから発せられた光を受光する受光部308bでの受光量の変化に基づき、光ファイバ10の断線の発生を検出する。断線センサ308は、光ファイバ10の断線の発生を検出すると、検出信号を出力する。
【0029】
本実施形態では、第1のキャプスタン303とプーリ304との間であって、第1のキャプスタン303の近傍に、断線センサ308が設けられている。また、スクリーニングダンサー307のプーリ307aと第2のキャプスタン309との間であって、第2のキャプスタン309の近傍にも、断線センサ308が設けられている。
【0030】
なお、断線センサ308は、光学式の断線センサに限定されるものではない。断線センサ308としては、光学式の断線センサのほか、接触式の断線センサ等の種々の方式の断線センサを用いることができる。
【0031】
また、
図1には、2つの断線センサ308が光ファイバ10の搬送経路上に設けられている場合を示しているが、断線センサ308の数や配置はこれに限定されるものではない。断線センサ308は、少なくとも1つ以上設けられていればよい。また、装置内において断線センサ308を設ける場所も適宜変更することができる。
【0032】
スクリーニングダンサー307の下流側には、第2のキャプスタン309が設けられている。第2のキャプスタン309は、スクリーニングダンサー307よりも上方に配置されている。スクリーニングダンサー307から送り込まれた光ファイバ10は、第2のキャプスタンローラ309aに巻き掛けられて掛け渡される。
【0033】
第2のキャプスタン309は、第2のキャプスタンローラ309aと、回転自在な第2の無端ベルト309bとを有している。第2のキャプスタンローラ309aは、サーボモータ58(
図2参照)により、スクリーニング装置1の上流側から下流側に光ファイバ10を送るように回転駆動される。第2のキャプスタンローラ309aは、水平な回転軸を有している。また、第2のキャプスタンローラ309aの回転軸は、第1のキャプスタンローラ303aの回転軸と平行になっている。
【0034】
第2のキャプスタンローラ309aには、第2の無端ベルト309bが押し当てられている。第2の無端ベルト309bは、第2のキャプスタンローラ309aの回転に伴って、第2のキャプスタンローラ309aの回転方向とは逆方向に回転する。光ファイバ10は、第2のキャプスタンローラ309aと第2の無端ベルト309bとの間に挟持されつつ、第2のキャプスタンローラ309aの回転により送り出される。
【0035】
第2のキャプスタン309と巻き取りボビン40との間には、プーリ310が設けられている。プーリ310は、水平な回転軸を有している。この回転軸は、第2のキャプスタンローラ309aの回転軸と平行になっている。また、本実施形態では、プーリ310の径は、プーリ304、プーリ305及びプーリ307aの径と同じく、通常サイズである100mmとする。
【0036】
プーリ310に巻き掛けられた光ファイバ10は、巻き取りボビン40により巻き取られるように一端が巻き取りボビン40に固定される。なお、プーリ310と巻き取りボビン40との間には、巻き取りボビン40の側でのファイバ叩きの発生を防止するための叩き防止板(図示せず)が設けられてもよい。
【0037】
巻き取りボビン40は、張力印加部30により張力が印加されてスクリーニング試験を経た光ファイバ10を巻き取るものである。巻き取りボビン40は、サーボモータ60(
図2参照)により、光ファイバ10を巻き取る方向に回転駆動される。これにより、巻き取りボビン40は、張力印加部30において張力が印加された、すなわち、スクリーニング試験が完了した光ファイバ10を巻き取る巻取部として機能する。
【0038】
図2に示すように、本実施形態によるスクリーニング装置1は、繰り出しボビン20を回転駆動するサーボモータ52と、第1のキャプスタン303(第1のキャプスタンローラ303a)を回転駆動するサーボモータ54とを有している。また、本実施形態によるスクリーニング装置1は、第2のキャプスタン309(第2のキャプスタンローラ309a)を回転駆動するサーボモータ58と、巻き取りボビン40を回転駆動するサーボモータ60とを有している。
【0039】
また、本実施形態によるスクリーニング装置1は、スクリーニング装置1の全体の動作を制御する制御部70を有している。制御部70は、CPU(Central Processing Unit)702と、ROM(Read Only Memory)704と、RAM(Random Access Memory)706と、記憶部708と、操作部710とを有している。また、本実施形態によるスクリーニング装置1は、入力部712と、出力部714とを有している。CPU702、ROM704、RAM706、記憶部708、操作部710、入力部712、及び出力部714は、共通バス716に接続されている。
【0040】
制御部70は、さらに、サーボモータ52を駆動するためのドライバ722と、サーボモータ54を駆動するためのドライバ724と、サーボモータ58を駆動するためのドライバ728と、サーボモータ60を駆動するためのドライバ730とを有している。ドライバ722、724、728、730は、それぞれ出力部714に接続されている。出力部714は、CPU702から出力された制御信号に対してD/A変換等の信号処理を行い、その制御信号を処理可能にドライバ722、724、728、730に出力するものである。
【0041】
入力部712には、張力計306が接続されている。また、入力部712には、断線センサ308が接続されている。また、入力部712には、回転数計62が接続されている。入力部712は、張力計306、断線センサ308、及び回転数計62から制御部70に入力される信号に対してA/D変換等の信号処理を行い、その信号の制御部70での処理を可能にするものである。
【0042】
CPU702は、制御プログラムを実行し、スクリーニング装置1の全体の動作を制御する。ROM704には、CPU702が実行する制御プログラムが記憶されている。RAM706は、CPU702が制御プログラムを実行する際のワーキングエリアとして使用される。記憶部708は、CPU702が制御プログラムを実行する際に参照する各種データが記憶されている。また、オペレータは、操作部710を介して、スクリーニング試験に関する各種設定を行ったり、スクリーニング試験の実行の指示を入力したりすることができる。
【0043】
CPU702は、スクリーニング試験を行うに際して、繰り出しボビン20、第1のキャプスタン303、第2のキャプスタン309、及び巻き取りボビン40を回転駆動する制御を行う。
【0044】
具体的には、CPU702は、出力部714を介して、ドライバ722に対して、サーボモータ52の回転駆動を指示する制御信号である回転指示信号を出力する。ドライバ722は、CPU702から入力される回転指示信号に基づき、サーボモータ52に対して、サーボモータ52を回転駆動する駆動信号を出力する。ドライバ722からサーボモータ52に駆動信号が入力されることにより、サーボモータ52が回転する。サーボモータ52が回転することにより、繰り出しボビン20が回転して、光ファイバ10が巻かれた繰り出しボビン20から光ファイバ10が繰り出される。
【0045】
また、CPU702は、出力部714を介して、ドライバ724に対して、サーボモータ54の回転駆動を指示する制御信号である回転指示信号を出力する。ドライバ724は、CPU702から入力される回転指示信号に基づき、サーボモータ54に対して、サーボモータ54を回転駆動する駆動信号を出力する。ドライバ724からサーボモータ54に駆動信号が入力されることにより、サーボモータ54が回転する。サーボモータ54が回転することにより、第1のキャプスタン303が回転して、光ファイバ10が下流側に送り込まれる。
【0046】
また、CPU702は、出力部714を介して、ドライバ728に対して、サーボモータ58の回転駆動を指示する制御信号である回転指示信号を出力する。ドライバ728は、CPU702から入力される回転指示信号に基づき、サーボモータ58に対して、サーボモータ58を回転駆動する駆動信号を出力する。ドライバ728からサーボモータ58に駆動信号が入力されることにより、サーボモータ58が回転する。サーボモータ58が回転することにより、第2のキャプスタン309が回転して、光ファイバ10が下流側に送り出される。
【0047】
また、CPU702は、出力部714を介して、ドライバ730に対して、サーボモータ60の回転駆動を指示する制御信号である回転指示信号を出力する。ドライバ730は、CPU702から入力される回転指示信号に基づき、サーボモータ60に対して、サーボモータ60を回転駆動する駆動信号を出力する。ドライバ730からサーボモータ60に駆動信号が入力されることにより、サーボモータ60が回転する。サーボモータ60が回転することにより、巻き取りボビン40が回転して、張力印加部30により張力が印加された光ファイバ10が巻き取りボビン40に巻き取られる。
【0048】
こうして、スクリーニング試験では、繰り出しボビン20、第1のキャプスタン303、第2のキャプスタン309及び巻き取りボビン40が回転する。これにより、繰り出しボビン20から繰り出された光ファイバ10は、第1のキャプスタン303、プーリ304、プーリ305、プーリ307a及び第2のキャプスタン309を順次経由する経路を一定の線速で移送される。この間、光ファイバ10に対して、スクリーニングダンサー307により、一定の張力が印加される。
【0049】
CPU702は、入力部712を介して張力計306から入力される計測信号に基づき、張力計306により計測される張力が一定になるようにスクリーニングダンサー307の動作を制御する。
【0050】
張力印加部30において一定の張力が印加される光ファイバ10に低強度部があると、光ファイバ10は、張力印加部30により印加される張力により低強度部で破断して断線する。光ファイバ10の低強度部は、光ファイバ10の異物、傷、欠陥等に起因するものである。
【0051】
光ファイバ10の断線の発生は、断線センサ308により検出される。断線センサ308は、光ファイバ10の断線の発生を検出すると、検出信号を出力する。断線センサ308から出力された検出信号は、入力部712を介してCPU702に入力される。
【0052】
CPU702は、断線センサ308から検出信号が入力されると、繰り出しボビン20、第1のキャプスタン303、第2のキャプスタン309及び巻き取りボビン40の各回転を停止するようにこれらの制御を行う。こうして、CPU702は、光ファイバ10の断線の発生が検出されると、光ファイバ10の移送を停止する制御を行う。
【0053】
具体的には、CPU702は、出力部714を介して、ドライバ722に対して、サーボモータ52の回転駆動の停止を指示する制御信号である停止指示信号を出力する。ドライバ722は、CPU702から入力される停止指示信号に基づき、サーボモータ52に対して、サーボモータ52の回転駆動を停止する停止信号を出力する。ドライバ722からサーボモータ52に停止信号が入力されることにより、サーボモータ52の回転駆動の停止が指示される。
【0054】
このように、本実施形態によれば、張力印加部30の中に、通常プーリよりも径が小さいプーリ301及びプーリ302aが含まれている。このため、他の4つの通常プーリ(プーリ304、プーリ305、プーリ307a、プーリ310)に対して光ファイバ10が巻き掛けられた場合よりも、プーリ301及びプーリ302aに対して光ファイバ10が巻き掛けられた場合の方が曲げ角度が大きくなる。これにより、光ファイバ10内において強度劣化が生じている部分で、光ファイバ10を確実に破断させることが可能になる。その結果、後続の工程での光ファイバ10の破断発生を低減することができる。
【0055】
通常、光ファイバ10の外周部には、樹脂からなる被覆層が形成されている。この被覆層の中に異物が混入していた場合には、異物が存在する箇所で強度劣化が生じる。しかし、同等の径を有する複数のプーリを用いて張力を印加する従来型の装置では、被覆層内に異物が存在する光ファイバ10に対して折り曲げながら張力を印加しても、内部のガラス部分に傷が付かず、破断できない場合があった。
【0056】
これに対し、本実施形態に係るスクリーニング装置1によれば、通常よりも小径のプーリを用いるため、折り曲げ角度を大きくできる。これにより、被覆層内に異物が存在する光ファイバ10に対しても、当該異物の位置で、光ファイバ10を確実に破断させることが可能になる。すなわち、光ファイバ10に対するスクリーニングの精度を向上させることが可能となる。
【0057】
また、本実施形態では、光ファイバ10の搬送方向において、小径プーリ(第1のプーリ)であるプーリ301は、通常プーリ(第2のプーリ)であるプーリ304や、他の回転部材(第1のキャプスタン303及び第2のキャプスタン309)よりも上流側に配置される。これにより、光ファイバ10の搬送方向の上流側において、下流側と異なる、より大きな曲げ角度で張力を印加できる。
【0058】
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態による光ファイバ10のスクリーニング装置1及び光ファイバ10のスクリーニング方法について
図3及び
図4を用いて説明する。
図3は、本実施形態による光ファイバ10のスクリーニング装置1を示す概略図である。
図4は、本実施形態による光ファイバ10のスクリーニング装置1を示す上面図である。なお、上述した第1実施形態による光ファイバ10のスクリーニング装置1及び光ファイバ10のスクリーニング方法と同様の構成要素については同一の符号を付し説明を省略し又は簡略にする。
【0059】
本実施形態による光ファイバ10のスクリーニング装置1の基本的構成は、第1実施形態による光ファイバ10のスクリーニング装置1の構成とほぼ同様である。本実施形態による光ファイバ10のスクリーニング装置1は、繰り出しボビン20と第1のキャプスタン303との間に設けられた小径プーリの回転軸が、繰り出しボビン20の回転軸に対して傾いている点で、第1実施形態による光ファイバのスクリーニング装置1とは異なっている。
【0060】
図3に示されるように、繰り出しボビン20と第1のキャプスタン303との間には、小径プーリであるプーリ311、プーリ312、プーリ313及びプーリ314aが含まれている。プーリ314aは、繰り出しダンサー314のプーリである。また、繰り出しダンサー314は、プーリ314aが先端部に回転可能に取り付けられた棒状の支持体314bとを有している。支持体314bの基部は、プーリ314aの回転軸と平行な回動軸を有し、支持体314bは回動軸を中心に回動可能である。プーリ314aは、支持体302bが回動することにより上下動する。なお、本実施形態では、小径プーリの径は30mmとし、他の通常プーリの径は100mmとする。
【0061】
また、プーリ311、プーリ312、プーリ313及びプーリ314aは、繰り出しボビン20の側面に対して、傾斜方向を交互に変更して配置されている。これにより、繰り出しボビン20と第1のキャプスタン303との間において、光ファイバ10の搬送経路は、上面視でジグザグとなる。プーリ311の回転軸は、プーリ313の回転軸と平行である。プーリ312の回転軸は、プーリ314aの回転軸と平行である。
【0062】
また、
図4に示されるように、繰り出しボビン20の回転軸Aに対して、プーリ311の回転軸Bは、所定の傾斜角度θ1で傾斜する。同様に、繰り出しボビン20の回転軸Aに対して、プーリ312の回転軸Cは、所定の傾斜角度θ2で傾斜する。なお、本実施形態では、θ1及びθ2は45°とするが、これに限られない。すなわち、傾斜角度は任意に変更できる。
【0063】
繰り出しボビン20から送り出された光ファイバ10は、プーリ311、プーリ312、プーリ313及びプーリ314aの順序で巻き掛けられ、その後、第1のキャプスタン303に送り出される。
【0064】
このように、本実施形態によれば、繰り出しボビン20と第1のキャプスタン303との間に、繰り出しボビン20の回転軸に対して、小径プーリの回転軸が傾斜するように、4つの小径プーリが設けられている。これにより、光ファイバ10はプーリごとに異なる面でプーリに当接する。すなわち、異物が光ファイバ10の径方向のどのような位置に存在する場合でも、折り曲げの影響を受ける面が増えるため、強度劣化が生じている光ファイバ10の破断が容易になる。
【0065】
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態による光ファイバ10のスクリーニング装置1及び光ファイバ10のスクリーニング方法について
図5を用いて説明する。
図5は、本実施形態による光ファイバ10のスクリーニング装置1を示す概略図である。なお、上述した第1実施形態による光ファイバ10のスクリーニング装置1及び光ファイバ10のスクリーニング方法と同様の構成要素については同一の符号を付し説明を省略し又は簡略にする。
【0066】
上述した第1実施形態及び第2実施形態では、張力印加部30に設けられた複数のプーリのうちの一部のプーリの径を他の通常プーリの径よりも小さくする場合について説明した。これに対し、本実施形態は、複数のプーリの径は同じ大きさとし、第1のキャプスタンローラ303a(第1のキャプスタン303)の径を、下流側に配置された第2のキャプスタンローラ309a(第2のキャプスタン309)の径よりも小さくする点において第1実施形態及び第2実施形態とは異なる。
【0067】
本実施形態において、第1のキャプスタンローラ303aの径は、15mmとした。また、第2のキャプスタンローラ309aの径は、100mmとした。また、第1のキャプスタンローラ303aの径は、複数のプーリ315、304、305、307a及び310の径よりも小さい。なお、第2のキャプスタンローラ309aの径は、複数の通常プーリよりも大きくてもよいし、小さくてもよい。光ファイバ10が巻き掛けられる回転部材の径の種類は、さらに多くてもよい。
【0068】
第1のキャプスタン303は、第1のキャプスタンローラ303aと、回転自在な第1の無端ベルト303bとを有する。第1のキャプスタンローラ303aには、第1の無端ベルト303bが押し当てられている。第1の無端ベルト303bは、第1のキャプスタンローラ303aの回転に伴って、第1のキャプスタンローラ303aの回転方向とは逆方向に回転する。光ファイバ10は、第1のキャプスタンローラ303aと第1の無端ベルト303bとの間に挟持されつつ、第1のキャプスタンローラ303aの回転により送り出される。
【0069】
同様に、第2のキャプスタン309は、第2のキャプスタンローラ309aと、回転自在な第2の無端ベルト309bとを有する。光ファイバ10は、第2のキャプスタンローラ309aと第1の無端ベルト303bとの間に挟持されつつ、第2のキャプスタンローラ309aの回転により送り出される。
【0070】
しかし、第1のキャプスタンローラ303aの径は、第2のキャプスタンローラ309aの径よりも小さい。このため、第1のキャプスタン303と第2のキャプスタン309とでは、光ファイバ10を挟み込む際の折り曲げ角度及び接触面積が大きく異なる。
【0071】
このように、本実施形態によれば、第1のキャプスタンローラ303aの径は、第2のキャプスタンローラ309aの径よりも小さいため、異なる角度で光ファイバ10を折り曲げながら、張力を印加させることが可能となる。これにより、強度劣化が生じている光ファイバ10の破断がさらに容易になる。
【0072】
[他の実施形態]
上述した実施形態によるスクリーニング装置1の制御部70は、プログラマブルロジックコントローラその他のコンピュータ装置のCPU等のプロセッサにより実行されるコンピュータプログラムである制御プログラムに基づき実現することができる。このような制御プログラムは、上述した実施形態において説明した各動作及び各処理を実現するステップをコンピュータ装置のプロセッサに実行させるプログラムとして作成することができる。制御プログラムの一部又は全部は、これを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体により提供することができる。このような記録媒体としては、DVD-ROM(Digital Versatile Disc-Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、USB(Universal Serial Bus)メモリその他のフラッシュメモリ等を例示することができる。また、制御プログラムの一部又は全部は、ネットワークを介して提供することもできる。
【0073】
[変形実施形態]
本発明は、上述した実施形態に限らず、種々の変形が可能である。
【0074】
例えば、上述した実施形態では、スクリーニング装置1について
図1に示す所定の数のプーリ及びダンサーを有する装置構成を例に説明したが、プーリ及びダンサーの数は
図1に示す場合に限定されるものではない。プーリ及びダンサーの数は、適宜変更することができる。
【0075】
また、上述した実施形態では、小径プーリ、小径のキャプスタンローラ及び通常プーリの径の値の一例を示したが、これに限られない。張力印加部30において、(A)小径プーリの径は通常プーリの径よりも小さいこと、又は、(B)一方のキャプスタンの径は他方のキャプスタンの径よりも小さいこと、を満たしていればよい。各回転部材の径は、任意に変更可能である。小径プーリ(第1のプーリ)の径が通常プーリ(第2のプーリ)の径よりも小さい場合、小径プーリの径が100mm未満としてもよい。さらに、一のキャプスタンの径が他のキャプスタンの径よりも小さい場合、小径のキャプスタンの径は100mm未満としてもよい。
【0076】
例えば、上述した実施形態では、小径プーリの径は通常プーリの30%以下であったが、プーリ間の大きさの比率を変更してもよい。例えば、小径プーリの径は通常プーリの径の半分以下であると好適である。同様に、一のキャプスタンの径は他のキャプスタンの径の半分以下に設定してもよい。
【0077】
また、小径プーリ(第1のプーリ)の径が通常プーリ(第2のプーリ)の径よりも小さい場合、小径プーリの径は15mm以上、かつ、30mm未満に設定してもよい。同様に、一のキャプスタンの径が他のキャプスタンの径よりも小さい場合、小径のキャプスタンの径は、15mm以上、かつ、30mm未満に設定してもよい。
【0078】
また、上述した実施形態では、繰り出しボビン20、第1のキャプスタン303、第2のキャプスタン309、及び巻き取りボビン40を回転駆動するモータとしてサーボモータ52、54、58、60を用いる場合を例に説明した。しかしながら、繰り出しボビン20、第1のキャプスタン303、第2のキャプスタン309、及び巻き取りボビン40を回転駆動するモータは、サーボモータに限定されるものではなく、種々のモータを用いることができる。
【0079】
また、上述した実施形態では、光ファイバ10についてスクリーニング試験を行う場合を例に説明したが、本発明は、光ファイバのほか、ワイヤ、ケーブル、電線等の線状体の耐張力性能を試験するスクリーニング試験に広く適用することができる。
【符号の説明】
【0080】
1…スクリーニング装置
10…光ファイバ
20…繰り出しボビン
30…張力印加部
40…巻き取りボビン
301…プーリ
302…繰り出しダンサー
302a…プーリ
302b…支持体
303…第1のキャプスタン
303a…第1のキャプスタンローラ
303b…第1の無端ベルト
304…プーリ
305…プーリ
306…張力計
307…スクリーニングダンサー
307a…プーリ
307b…支持体
308…断線センサ
308a…光源部
308b…受光部
309…第2のキャプスタン
309a…第2のキャプスタンローラ
309b…第2の無端ベルト
310、311、312、313、315…プーリ
314…繰り出しダンサー
314a…プーリ
314b…支持体