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  • 特開-静電チャック用部材及び静電チャック 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022028543
(43)【公開日】2022-02-16
(54)【発明の名称】静電チャック用部材及び静電チャック
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/683 20060101AFI20220208BHJP
   H02N 13/00 20060101ALI20220208BHJP
   C04B 35/117 20060101ALI20220208BHJP
【FI】
H01L21/68 R
H02N13/00 D
C04B35/117
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020132023
(22)【出願日】2020-08-03
(71)【出願人】
【識別番号】000190688
【氏名又は名称】新光電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】特許業務法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】堀内 道夫
(72)【発明者】
【氏名】津野 将弥
【テーマコード(参考)】
5F131
【Fターム(参考)】
5F131AA02
5F131BA19
5F131CA04
5F131EA03
5F131EB11
5F131EB78
5F131EB79
5F131KA10
5F131KB45
(57)【要約】
【課題】半導体製造プロセスにおける紫外線の発生状況をモニタリングすること。
【解決手段】静電チャック用部材は、静電力を用いて対象物を吸着する静電チャックを構成する静電チャック用部材であって、材料の一部にランタノイド元素を含み、400nm未満の波長領域の電磁波が照射された場合に、当該波長領域とは異なる波長領域の光を発する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
静電力を用いて対象物を吸着する静電チャックを構成する静電チャック用部材であって、
材料の一部にランタノイド元素を含み、400nm未満の波長領域の電磁波が照射された場合に、当該波長領域とは異なる波長領域の光を発することを特徴とする静電チャック用部材。
【請求項2】
前記ランタノイド元素を含み、酸化アルミニウムを主成分とするセラミックからなる請求項1記載の静電チャック用部材。
【請求項3】
前記セラミックは、90パーセント以上がコランダム相からなることを特徴とする請求項2記載の静電チャック用部材。
【請求項4】
前記セラミックは、CeAl1118相を含むことを特徴とする請求項3記載の静電チャック用部材。
【請求項5】
前記ランタノイド元素を含み、酸化アルミニウム及び酸化マグネシウムを主成分とするセラミックからなる請求項1記載の静電チャック用部材。
【請求項6】
前記セラミックは、90パーセント以上がスピネル相からなることを特徴とする請求項5記載の静電チャック用部材。
【請求項7】
前記ランタノイド元素の含有率が0.5~10モルパーセントであることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の静電チャック用部材。
【請求項8】
前記ランタノイド元素がセリウムであることを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の静電チャック用部材。
【請求項9】
ベースプレートと、
前記ベースプレートに固定され、内蔵する電極への通電により発生する静電力によって対象物を吸着するセラミック板と、
前記セラミック板の外周に嵌合するエッジリングとを有し、
前記エッジリングは、
材料の一部にランタノイド元素を含み、400nm未満の波長領域の電磁波が照射された場合に、当該波長領域とは異なる波長領域の光を発する
ことを特徴とする静電チャック。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、静電チャック用部材及び静電チャックに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、例えば半導体部品を製造する場合などに、ウェハを吸着して保持する静電チャック(ESC:Electrostatic Chuck)が用いられることがある。静電チャックは、電極を内蔵するセラミック板がベースプレートに固定された構造を有する。そして、静電チャックは、セラミック板に内蔵された電極に電圧が印加されることにより、静電力を利用してセラミック板にウェハを吸着する。セラミック板上にウェハを吸着して保持することにより、ウェハに対する例えば微細加工やエッチングなどのプロセスが効率的に行われる。
【0003】
例えば、ウェハのプラズマエッチング工程では、エッチング装置のチャンバ内に設置された静電チャックによってウェハが吸着固定される。そして、チャンバ内で発生するプラズマにより、静電チャック上に固定されたウェハがエッチングされる。精密なプラズマエッチングが行われる場合には、チャンバ内で発生するプラズマの状態がモニタリングされ、エッチング条件の制御用にフィードバックされることがある。
【0004】
プラズマの状態のモニタリング方法としては、チャンバに形成されたチャンバ窓を介して、チャンバ内のプラズマ発生状況を光学的センサによって取得するものがある。すなわち、チャンバ内で発生する可視光を含む例えば200~1000nmの波長範囲の電磁波が光学的センサによって測定され、プラズマ状態がモニタリングされたり、エッチングのエンドポイントが検出されたりする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008-239386号公報
【特許文献2】特開2007-191383号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、静電チャックが利用される産業分野において、可視光波長未満の領域の電磁波の影響の調査が進められており、例えば上述したプラズマエッチング工程で発生する紫外領域の電磁波暴露による問題点が確認されている。具体的には、プラズマエッチング工程において、静電チャックに吸着されるウェハは、プラズマに起因するチャージングダメージ、イオン照射ダメージ及び紫外線照射ダメージの3種類のダメージを受けると考えられている。このうち、紫外線照射によるダメージは、特にウェハに多く含まれる誘電体部分の変性を引き起こし、品質劣化の原因になることが確認されている。
【0007】
紫外線は、一般に10~400nmの波長範囲の電磁波のことであるが、その特性の観点から長波長領域UVA(400-315nm)、中波長領域UVB(315-280nm)及び短波長領域UVC(280nm以下)に大別されることがある。通常、波長が短いほどエネルギーが高く、化学的な作用が強い。プラズマエッチング工程においてウェハに大きな影響を及ぼすのは、短波長領域UVCの中でも特に真空紫外と呼ばれる200nm以下の短波長領域である。
【0008】
しかしながら、プラズマエッチング工程において真空紫外領域の電磁波をモニタリングすることが困難であるという問題がある。具体的には、例えばエッチング装置のチャンバに形成されたチャンバ窓を介してチャンバ内をモニタリングする方法では、真空紫外領域の電磁波がチャンバ窓を透過しないため、チャンバ外のセンサがチャンバ内の真空紫外の発生を検知することがない。すなわち、チャンバ窓は、例えば石英ガラスやパイレックス(登録商標)ガラスを用いて形成されるが、石英ガラスの透過波長は例えば200nm以上であり、パイレックスガラスの透過波長は例えば350nm以上である。したがって、チャンバ内で発生する真空紫外は、チャンバ窓の外側から観測することは困難である。
【0009】
また、真空紫外領域の電磁波は、酸素分子及び窒素分子によって吸収されるため、そもそも大気中で測定することが困難である。これらの理由から、プラズマエッチング工程において、ウェハにとって有害な真空紫外の発生状況をモニタリングするのは困難である。
【0010】
開示の技術は、かかる点に鑑みてなされたものであって、半導体製造プロセスにおける紫外線の発生状況をモニタリングすることができる静電チャック用部材及び静電チャックを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本願が開示する静電チャック用部材は、1つの態様において、静電力を用いて対象物を吸着する静電チャックを構成する静電チャック用部材であって、材料の一部にランタノイド元素を含み、400nm未満の波長領域の電磁波が照射された場合に、当該波長領域とは異なる波長領域の光を発する。
【発明の効果】
【0012】
本願が開示する静電チャック用部材及び静電チャックの1つの態様によれば、半導体製造プロセスにおける紫外線の発生状況をモニタリングすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、一実施の形態に係る静電チャックの構成を示す斜視図である。
図2図2は、一実施の形態に係る静電チャックの断面を示す模式図である。
図3図3は、X線回折パターンの具体例を示す図である。
図4図4は、エッチング監視システムの具体例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本願が開示する静電チャック用部材及び静電チャックの一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
【0015】
図1は、一実施の形態に係る静電チャック100の構成を示す斜視図である。図1に示す静電チャック100は、ベースプレート110、セラミック板120及びエッジリング130を有する。
【0016】
ベースプレート110は、例えばアルミニウムなどの金属製の円形部材であり、静電チャック100の基材となる。ベースプレート110の内部には、例えば冷却水などの冷媒を通過させる冷媒通路が形成されており、セラミック板120及びセラミック板120に吸着されるウェハなどの温度を調節する。
【0017】
セラミック板120は、絶縁性のセラミックからなる円形部材である。セラミック板120の径はベースプレート110の径よりも小さく、セラミック板120は、ベースプレート110の中央に固定される。すなわち、セラミック板120の一面がベースプレート110に接着される接着面となり、接着面がベースプレート110に接着されることによりセラミック板120が固定される。セラミック板120の接着面とは反対側の面は、例えばウェハのような吸着される対象物を吸着する吸着面である。
【0018】
セラミック板120の内部には、導電性の電極が配置されており、電極に通電されることにより静電力が発生し、対象物がセラミック板120の吸着面に吸着される。なお、セラミック板120の接着面は、ヒーター電極と絶縁樹脂からなるヒーター層を介してベースプレート110に接着されても良い。ヒーター層は、ヒーター電極に通電されることにより発熱し、セラミック板120及びセラミック板120に吸着されるウェハなどの温度を調節する。
【0019】
エッジリング130は、セラミック板120の周囲を囲むリング状の部材である。すなわち、エッジリング130の内径は、セラミック板120の直径に略等しく、エッジリング130の外径は、ベースプレート110の直径に略等しい。そして、エッジリング130は、ベースプレート110上に突起するセラミック板120の外周に嵌合されることにより、ベースプレート110とセラミック板120の接着部分及びセラミック板120の外周面を保護する。
【0020】
エッジリング130は、主に絶縁性のセラミックからなり、例えばセリウムなどのランタノイド元素を含有する。具体的には、エッジリング130は、例えば酸化アルミニウムを主成分とするセラミック、又は酸化アルミニウム及び酸化マグネシウムを主成分とするセラミックからなり、例えば0.5~10モルパーセントのセリウムを含有する。
【0021】
エッジリング130が含有するランタノイド元素は、10~400nmの波長領域の電磁波照射に対して、この波長領域とは異なる波長領域の電磁波であるフォトルミネセンス光を発する。すなわち、エッジリング130は、波長が10~400nmの紫外線が照射されると、例えば波長が400nm以上の可視光を発し、全体的に発光する。エッジリング130の発光量は、紫外線の照射量に応じる。したがって、エッジリング130は、例えば紫外線の照射量が多くなるほど、より明るく発光する。
【0022】
図2は、図1のI-I線断面を示す模式図である。図2に示すように、静電チャック100は、ベースプレート110に接着されたセラミック板120の外周にエッジリング130が嵌合して構成される。
【0023】
ベースプレート110は、内部に冷却水などの冷媒の通路となる冷媒通路111を有する、例えば厚さ20~50mm程度の金属製の部材である。冷媒通路111を冷媒が通過することにより、セラミック板120及びセラミック板120に吸着されるウェハが冷却される。ベースプレート110中央のセラミック板120と接着される部分には、周囲からの段差を有する凸部が形成され、凸部の外周及びセラミック板120の外周にエッジリング130が嵌合する。
【0024】
セラミック板120は、セラミック層121と、電極122とを有し、接着層140によってベースプレート110中央の凸部に接着される。セラミック層121は、例えば酸化アルミニウムを焼成したコランダム、又は酸化アルミニウム及び酸化マグネシウムを焼成したスピネルを主成分とするセラミックからなる。具体的には、セラミック層121は、例えば90パーセント以上がコランダム相又はスピネル相のセラミックからなる。電極122に電圧が印加されると、セラミック層121は、静電力によって例えばウェハなどの対象物を吸着する。すなわち、図2においては、セラミック板120の上面が吸着面となり、電極122への電圧印加時には、対象物が吸着面に吸着される。
【0025】
セラミック板120の下面は、ベースプレート110に接着される接着面であり、接着層140によってベースプレート110の凸部に接着される。接着層140を形成する接着剤としては、例えばシリコーン系接着剤を用いることができる。
【0026】
エッジリング130は、ベースプレート110の凸部及びセラミック板120の外周に嵌合し、接着層140を含むセラミック板120の外周を保護する。エッジリング130は、例えばセリウムなどのランタノイド元素を含有する、酸化アルミニウムの焼結体又は酸化アルミニウム及び酸化マグネシウムの焼結体からなる。エッジリング130が含有するランタノイド元素は、セリウムには限定されず、ランタンからルテチウムまでの15元素のいずれかの元素であって良い。
【0027】
例えば酸化アルミニウム及びセリウムを材料としてエッジリング130を形成する場合、純度99.99重量パーセントで平均粒径が1μm未満の酸化アルミニウム粉末に、純度99.9重量パーセントの酸化セリウム(CeO2)粉末を1モルパーセント加え、アルコール系液媒中で湿式混合する。そして、得られたスラリー状の材料をリング状に成形し、例えば水素を含む窒素ガス雰囲気において、成形体を1500度以上の温度で還元焼成して焼結体を得る。
【0028】
これにより、セリウムを含有し、酸化アルミニウムを主成分とするセラミック製のエッジリング130が形成される。図3は、このように形成されたエッジリング130を粉末化したサンプルのX線回折パターンの具体例を示す図である。
【0029】
図3に示すように、サンプルから得られる測定データは、大部分がコランダム相からなり、添加された酸化セリウムに起因するCeAl1118相も含む。すなわち、エッジリング130は、コランダム相及びCeAl1118相からなるセラミックを材料として形成されていることがわかる。なお、測定データからはタングステンカーバイドも検出されているが、これは、サンプルを得るために用いられる粉砕媒体材料に起因する異物(コンタミネーション)である。
【0030】
このように、エッジリング130がランタノイド元素であるセリウムを材料として形成されるため、エッジリング130は、紫外線に対するフォトルミネセンス性を有し、紫外線が照射されると、例えば青白色に発光する。すなわち、真空紫外を含む10~400nmの波長の紫外線が照射されると、エッジリング130は、紫外線とは異なり400nm以上の波長を有する可視光を発する。このため、例えば静電チャック100によって吸着されたウェハのプラズマエッチング工程において、エッジリング130の発光の有無によってウェハに対する紫外線照射の有無をモニタリングすることが可能となる。
【0031】
図4は、ウェハのプラズマエッチング工程におけるエッチング監視システムの具体例を示す図である。
【0032】
プラズマエッチング工程においては、静電チャック100によって吸着固定されたウェハ201が、チャンバ210内に配置される。このとき、ウェハ201は、静電チャック100のセラミック板120に吸着されており、セラミック板120の周囲のエッジリング130はウェハ201に覆われることなく露出している。
【0033】
チャンバ210内では、所定条件の下でプラズマが発生し、ウェハ201の表面のエッチングが実行される。プラズマとしては、一般に、フッ化物(Cxy(例えばCF4)、CHxy(例えばCHF3、CH22、CH3F)、NF3など)を導入して発生するハロゲン化物ガスが多く使われる。また、HBr/O2プラズマ及びH2/N2プラズマなどが、エッチング対象の物質に応じて用いられることがある。
【0034】
チャンバ210の側面には、チャンバ窓211が形成されており、チャンバ210の内部が視認可能となっている。チャンバ窓211は、例えば石英ガラスやパイレックスガラスを用いて形成されており、例えば400nm以上の波長の可視光はチャンバ窓211を透過する。
【0035】
チャンバ窓211の近傍には集光器221が設置され、集光器221は、チャンバ窓211を介してチャンバ210内の光を集光し、光ファイバを介してモニタリング装置220へ送出する。集光器221は、チャンバ窓211を透過する光を集光するため、例えば400nm以上の波長の可視光を集光する。
【0036】
モニタリング装置220は、集光器221が集光した光を光学センサによって検知し、検知された光の波長及び光量などを測定する。そして、モニタリング装置220における測定結果に従って、チャンバ210内のプラズマ発生条件などが変更される。
【0037】
ここで、チャンバ210内の静電チャック100はエッジリング130を備えるため、チャンバ210内でプラズマの発生に伴ってウェハ201に紫外線が照射されると、エッジリング130がフォトルミネセンス光を発する。すなわち、ウェハ201に照射される紫外線がエッジリング130にも照射され、紫外線とは異なる波長の可視光がエッジリング130から発生する。このため、集光器221がチャンバ窓211を介してチャンバ210内から集光することにより、エッジリング130の発光を監視してチャンバ210内での紫外線の発生状況をモニタリングすることができる。エッジリング130は、例えば波長が200nm以下の真空紫外領域の電磁波が照射された場合にも発光するため、チャンバ窓211を透過しない波長の紫外線がチャンバ210内で発生する場合にも、その発生状況をモニタリングすることができる。
【0038】
以上のように、本実施の形態によれば、ランタノイド元素であるセリウムを材料に含むエッジリングを形成し、ウェハを吸着するセラミック板の外周にエッジリングを嵌合して静電チャックを形成する。このため、静電チャックが吸着するウェハに紫外線が照射される場合には、エッジリングが紫外線とは異なる波長のフォトルミネセンス光を発し、紫外線の発生が検知可能となる。したがって、プラズマエッチング工程のように紫外線が発生し得る半導体製造プロセスにおいて、静電チャックに吸着されたウェハが設置されるチャンバ内の紫外線の発生状況をチャンバ窓からモニタリングすることができる。
【0039】
なお、上記一実施の形態においては、静電チャック100を構成するエッジリング130がランタノイド元素を材料として形成されるものとしたが、静電チャック100を構成する他の部材がランタノイド元素を材料として形成されても良い。具体的には、例えばベースプレート110又はセラミック板120や、図示を省略した他の静電チャック100を構成する部材が、例えばセリウムなどのランタノイド元素を材料として形成されても良い。ただし、ランタノイド元素を材料として形成される静電チャック用部材は、静電チャックがウェハを吸着した状態で、完全にウェハによって覆われない部材であることが好ましい。
【0040】
また、上記一実施の形態に係る静電チャック100は、液晶パネルの製造工程における構成膜の紫外線硬化プロセスや、EUV(Extreme UltraViolet)リソグラフィ工程を含む半導体製造プロセスなどにも使用することが可能である。これらのプロセスにおいて静電チャック100が使用される場合にも、静電チャック100に吸着される対象物に紫外線が照射されるとエッジリング130が発光し、紫外線の発生状況をモニタリングすることが可能となる。
【符号の説明】
【0041】
110 ベースプレート
111 冷媒通路
120 セラミック板
121 セラミック層
122 電極
130 エッジリング
140 接着層
図1
図2
図3
図4