(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022063129
(43)【公開日】2022-04-21
(54)【発明の名称】プロセッサ装置及びその作動方法
(51)【国際特許分類】
A61B 1/045 20060101AFI20220414BHJP
G02B 23/24 20060101ALI20220414BHJP
【FI】
A61B1/045 622
G02B23/24 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020171507
(22)【出願日】2020-10-09
(71)【出願人】
【識別番号】306037311
【氏名又は名称】富士フイルム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001988
【氏名又は名称】特許業務法人小林国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】檜谷 康太郎
【テーマコード(参考)】
2H040
4C161
【Fターム(参考)】
2H040GA10
2H040GA11
4C161AA00
4C161BB01
4C161BB08
4C161CC06
4C161DD03
4C161HH55
4C161NN05
4C161WW10
(57)【要約】
【課題】医療画像に加えて、検査中に発見された病変部の位置情報や、内視鏡の体内における位置情報等の医療画像以外の情報を表示する場合に、ディスプレイの大きさにかかわらず、画面を見易くすることができるプロセッサ装置及びその作動方法を提供する。
【解決手段】医療用装置に具備され、ディスプレイに接続されるプロセッサ装置が、ディスプレイのインチサイズ、解像度及びアスペクト比のうち、少なくとも1つ以上を含む出力性能情報を取得し、出力性能情報に基づいてサブ画面の数と、種類とを決定した上で、検査画像を表示するメイン画面と、検査画像以外の情報を表示するサブ画面とを備える検査画像表示画面を生成する。
【選択図】
図24
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイに接続され、プロセッサを含むプロセッサ装置であって、
前記プロセッサは、
検査画像を取得し、
前記検査画像を表示するメイン画面と、前記メイン画面と異なる画面を表示し、前記メイン画面と異なる位置に表示されるサブ画面とを備える検査画像表示画面を生成し、
前記検査画像表示画面を表示する前記ディスプレイのインチサイズ、解像度及びアスペクト比のうち、少なくとも1つ以上を含む出力性能情報を取得し、
前記出力性能情報に基づいて前記サブ画面の数と、種類とを決定するプロセッサ装置。
【請求項2】
前記サブ画面の種類は、前記検査画像に係る静止画像、注目領域の位置情報、挿入形状画像、処置具出現位置情報及び付帯文字情報のうち、少なくとも1以上を含む請求項1に記載のプロセッサ装置。
【請求項3】
前記付帯文字情報は、患者情報、手術者情報及びスイッチ割当情報のうち、少なくとも1以上を含む請求項2に記載のプロセッサ装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、前記出力性能情報として前記インチサイズのみを取得する場合であって、
第1インチサイズが第2インチサイズよりも大きく、前記ディスプレイが第2インチサイズである場合、前記ディスプレイが前記第1インチサイズである場合よりも前記サブ画面の数を減らす請求項1ないし3のいずれか1項に記載のプロセッサ装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、前記出力性能情報として前記解像度のみを取得する場合であって、
第1解像度が第2解像度よりも高く、前記ディスプレイが第2解像度である場合、前記ディスプレイが前記第1解像度である場合よりも前記サブ画面の数を減らす請求項1ないし4のいずれか1項に記載のプロセッサ装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、前記出力性能情報として前記インチサイズ及び前記解像度を取得する場合であって、
第1インチサイズが第2インチサイズよりも大きく、第1解像度が第2解像度よりも高い場合に、
前記出力性能情報に前記第1インチサイズ及び前記第2解像度を含む場合、前記第2インチサイズ及び前記第1解像度を含む場合、又は前記第2インチサイズ及び前記第2解像度を含む場合のいずれかの場合、前記出力性能情報に前記第1解像度及び前記第1インチサイズを含む場合よりも、前記サブ画面の数を減らす請求項1ないし3のいずれか1項に記載のプロセッサ装置。
【請求項7】
前記プロセッサは、前記サブ画面に前記検査画像に係る静止画像を表示する場合に、
第1インチサイズが第2インチサイズよりも大きく、第1解像度が第2解像度よりも高い場合であって、前記出力性能情報に前記第1インチサイズ及び前記第2解像度を含む場合、前記第2インチサイズ及び前記第1解像度を含む場合、又は前記第2インチサイズ及び前記第2解像度を含む場合のいずれかの場合に、前記出力性能情報に前記第1解像度及び前記第1インチサイズを含む場合よりも、前記サブ画面に表示する前記静止画像の数を減らす請求項1ないし3のいずれか1項に記載のプロセッサ装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、前記検査画像に基づいて標準出力条件を算出し、
前記ディスプレイの前記インチサイズが前記標準出力条件よりも小さい場合、前記サブ画面の数を減らす請求項1ないし5のいずれか1項に記載のプロセッサ装置。
【請求項9】
前記プロセッサは、前記サブ画面の数に上限を設ける請求項1ないし8のいずれか1項に記載のプロセッサ装置。
【請求項10】
前記プロセッサは、前記ディスプレイに表示する前記サブ画面の種類をサブ画面表示優先度に従って決定する請求項1ないし9のいずれか1項に記載のプロセッサ装置。
【請求項11】
前記サブ画面表示優先度は、設定可能である請求項10に記載のプロセッサ装置。
【請求項12】
前記検査画像表示画面において、前記サブ画面の配置が変更可能である請求項1ないし5のいずれか1項に記載のプロセッサ装置。
【請求項13】
前記プロセッサは、前記出力性能情報に基づいて前記検査画像表示画面におけるフォントサイズを決定する請求項1ないし5のいずれか1項に記載のプロセッサ装置。
【請求項14】
前記プロセッサは、前記付帯文字情報を前記メイン画面の検査画像以外の部分に表示するか、前記サブ画面に表示するかを選択可能である請求項2又は3に記載のプロセッサ装置。
【請求項15】
ディスプレイに接続され、プロセッサを含むプロセッサ装置の作動方法において、
前記プロセッサは、
検査画像を取得し、
前記検査画像を表示するメイン画面と、前記メイン画面と異なる画面を表示し、前記メイン画面と異なる位置に表示されるサブ画面とを備える検査画像表示画面を生成し、
前記検査画像表示画面を表示する前記ディスプレイのインチサイズ、解像度及びアスペクト比のうち、少なくとも1つ以上を含む出力性能情報を取得し、
前記出力性能情報に基づいて前記サブ画面の数と、種類とを決定するプロセッサ装置の作動方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、出力装置の出力性能に応じた画面を表示させるプロセッサ装置及びその作動方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、モニターやディスプレイの技術革新に伴って出力装置の高精細化が進んでいる。さらに、このような出力装置の技術進歩を受け、内視鏡等の医療機器から入力される画像の高精細化が進みつつある医療分野においては、入力される高精細な画像に合わせて、出力装置側においても表示方法を選択できる技術が開発されつつある。
【0003】
特許文献1では、出力装置の解像度とアスペクト比に応じた表示方法の複数のテンプレートから、プロセッサ装置に入力された医療画像の解像度に応じた表示方法のテンプレートを選択し、医療画像を表示する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年では、出力装置の高精細化に加えて、大画面化が進んでいる。このため、出力装置により多くの情報を表示するケースが増えている。しかし、医療分野においては、出力装置の適切なインチサイズや表示される情報は、使用される環境によって様々である。
【0006】
例えば、広い内視鏡室で使用されるディスプレイや、複数の医師等が手術の観察をするために手術室の外で使用されるディスプレイは、壁掛け等が可能な、比較的大きいインチサイズのものが選択され、多くの情報が表示される。この場合、例えば、内視鏡が取得する医療画像に加えて、検査中に発見された病変部の位置情報や、内視鏡の体内における位置情報等の医療画像以外の情報が、医療画像に加えて表示される。
【0007】
一方、医療機器を乗せて運搬するためのカートに設置するディスプレイや、小規模病院内で使用されるディスプレイは、カートの耐荷重や内視鏡室の狭さにより、比較的小さいインチサイズのものが選択される。小サイズのディスプレイでは、4K等の高精細な医療画像に加えて、その他の多くの情報を表示すると、各情報を表示する画面が小さくなりすぎ、かえって見辛くなってしまう。さらに、大サイズのディスプレイにおいても、過剰に多くの情報を表示することは、画面をかえって煩雑にしてしまい、見辛くなってしまう。
【0008】
本発明は、医療画像に加えて、検査中に発見された病変部の位置情報や、内視鏡の体内における位置情報等の医療画像以外の情報を表示する場合に、ディスプレイの大きさにかかわらず、画面を見易くすることができるプロセッサ装置及びその作動方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のプロセッサ装置は、ディスプレイに接続され、プロセッサを含むプロセッサ装置であって、プロセッサは、検査画像を取得し、検査画像を表示するメイン画面と、メイン画面と異なる画面を表示し、メイン画面と異なる位置に表示されるサブ画面とを備える検査画像表示画面を生成し、検査画像表示画面を表示するディスプレイのインチサイズ、解像度及びアスペクト比のうち、少なくとも1つ以上を含む出力性能情報を取得し、出力性能情報に基づいてサブ画面の数と、種類とを決定するプロセッサ装置である。
【0010】
サブ画面の種類は、検査画像に係る静止画像、注目領域の位置情報、挿入形状画像、処置具出現位置情報及び付帯文字情報のうち、少なくとも1以上を含むことが好ましい。付帯文字情報は、患者情報、手術者情報及びスイッチ割当情報のうち、少なくとも1以上を含むことが好ましい。
【0011】
プロセッサは、出力性能情報としてインチサイズのみを取得する場合であって、第1インチサイズが第2インチサイズよりも大きく、ディスプレイが第2インチサイズである場合、ディスプレイが第1インチサイズである場合よりもサブ画面の数を減らすことが好ましい。プロセッサは、出力性能情報として解像度のみを取得する場合であって、第1解像度が第2解像度よりも高く、ディスプレイが第2解像度である場合、ディスプレイが第1解像度である場合よりもサブ画面の数を減らすことが好ましい。プロセッサは、出力性能情報としてインチサイズ及び解像度を取得する場合であって、第1インチサイズが第2インチサイズよりも大きく、第1解像度が第2解像度よりも高い場合に、出力性能情報に第1インチサイズ及び第2解像度を含む場合、第2インチサイズ及び第1解像度を含む場合、又は第2インチサイズ及び第2解像度を含む場合のいずれかの場合、出力性能情報に第1解像度及び第1インチサイズを含む場合よりも、サブ画面の数を減らすことが好ましい。
【0012】
プロセッサは、サブ画面に検査画像に係る静止画像を表示する場合に、第1インチサイズが第2インチサイズよりも大きく、第1解像度が第2解像度よりも高い場合であって、出力性能情報に第1インチサイズ及び第2解像度を含む場合、第2インチサイズ及び第1解像度を含む場合、又は第2インチサイズ及び第2解像度を含む場合のいずれかの場合に、出力性能情報に第1解像度及び第1インチサイズを含む場合よりも、サブ画面に表示する静止画像の数を減らすことが好ましい。
【0013】
プロセッサは、検査画像に基づいて標準出力条件を算出し、ディスプレイのインチサイズが標準出力条件よりも小さい場合、サブ画面の数を減らすことが好ましい。プロセッサは、サブ画面の数に上限を設けることが好ましい。プロセッサは、サブ画面の種類をサブ画面表示優先度に従って決定することが好ましい。サブ画面表示優先度は、設定可能であることが好ましい。検査画像表示画面において、サブ画面の配置が変更可能であることが好ましい。プロセッサは、出力性能情報に基づいて検査画像表示画面におけるフォントサイズを決定することが好ましい。プロセッサは、付帯文字情報をメイン画面の検査画像以外の部分に表示するか、サブ画面に表示するかを選択可能であることが好ましい。
【0014】
本発明のプロセッサ装置の作動方法は、ディスプレイに接続され、プロセッサを含むプロセッサ装置の作動方法において、プロセッサは、検査画像を取得し、検査画像を表示するメイン画面と、メイン画面と異なる画面を表示し、メイン画面と異なる位置に表示されるサブ画面とを備える検査画像表示画面を生成し、検査画像表示画面を表示するディスプレイのインチサイズ、解像度及びアスペクト比のうち、少なくとも1つ以上を含む出力性能情報を取得し、出力性能情報に基づいてサブ画面の数と、種類とを決定する。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、医療画像に加えて、検査中に発見された病変部の位置情報や、内視鏡の体内における位置情報等の医療画像以外の情報を表示する場合に、ディスプレイの大きさにかかわらず、画面を見易くすることができるプロセッサ装置及びその作動方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】内視鏡、光源装置、プロセッサ装置、第1ディスプレイ及びUIを具備する内視鏡システムについて示すブロック図である。
【
図2】プロセッサ、第1ディスプレイの詳細な機能関係を示すブロック図である。
【
図3】内視鏡、光源装置、プロセッサ装置、第2ディスプレイ及びUIを具備する内視鏡システムについて示すブロック図である。
【
図4】表示設定部内のサブ画面の数設定部、サブ画面の種類設定部及びレイアウト設定部の機能を示すブロック図である。
【
図5】出力性能情報がインチサイズのみである場合のサブ画面の数設定テーブルを示す表である。
【
図6】出力性能情報が解像度のみである場合のサブ画面の数設定テーブルを示す表である。
【
図7】出力性能情報がインチサイズ及び解像度である場合のサブ画面の数設定テーブルを示す表である。
【
図8】標準出力条件算出部を備える場合の出力性能情報取得部について示すブロック図である。
【
図9】標準出力条件を算出する場合にサブ画面の数を決定する具体例を示す表である。
【
図10】静止画像表示数設定テーブルを示す表である。
【
図11】サブ画面表示優先度設定画面に表示されるサブ画面表示優先度設定テーブルを示す画像図である。
【
図12】第1レイアウト設定画面を示す画像図である。
【
図13】画面が左右に2分割されているレイアウトのテンプレートを示す画像図である。
【
図14】画面が上下に2分割されているレイアウトのテンプレートを示す画像図である。
【
図15】画面が左右に2分割され、さらに、右側の画面が上下に2分割されているレイアウトのテンプレートを示す画像図である。
【
図16】画面が縦方向に3分割されているレイアウトのテンプレートを示す画像図である。
【
図17】サブ画面の数設定部が決定したサブ画面の数が3の場合で、左右に2分割した画面の右側をさらに横方向に2分割した画面の下側の画面が縦方向に2分割されているレイアウトのテンプレートを示す画像図である。
【
図18】サブ画面の数設定部が決定したサブ画面の数が3の場合で、左右に2分割した画面の右側をさらに横方向に2分割した画面の上側の画面が縦方向に2分割されているレイアウトのテンプレートを示す画像図である。
【
図19】サブ画面の数設定部が決定したサブ画面の数が4の場合で、左右に2分割した画面の右側をさらに横方向に3分割した画面の中央の画面が縦方向に2分割されているレイアウトのテンプレートを示す画像図である。
【
図20】サブ画面の数設定部が決定したサブ画面の数が4の場合で、左右に2分割した画面の右側をさらに横方向に2分割した画面の下側の画面が縦方向に3分割されているレイアウトのテンプレートを示す画像図である。
【
図21】1つのレイアウト区画を新たに作成する場合の、レイアウト作成画面を示す画像図である。
【
図22】4つのレイアウト区画を新たに作成する場合の、レイアウト作成画面を示す画像図である。
【
図23】第2レイアウト設定画面を示す画像図である。
【
図24】サブ画面の数が4である場合の検査画像表示画面を示す画像図である。
【
図25】サブ画面の数が2である場合の検査画像表示画面を示す画像図である。
【
図26】第1実施形態におけるプロセッサ装置の機能を説明するフローチャートである。
【
図27】超音波プローブ、プロセッサ装置、第1ディスプレイ及びUIを具備する超音波画像撮影システムについて示すブロック図である。
【
図28】超音波プローブ、プロセッサ装置、第2ディスプレイ及びUIを具備する超音波画像撮影システムについて示すブロック図である。
【
図29】第2実施形態におけるプロセッサ装置の機能を説明するフローチャートである。
【
図30】放射線画像撮影装置、放射線照射装置、プロセッサ装置、第1ディスプレイ及びUIを具備する放射線画像撮影システムについて示すブロック図である。
【
図31】放射線画像撮影装置、放射線照射装置、プロセッサ装置、第2ディスプレイ及びUIを具備する放射線画像撮影システムについて示すブロック図である。
【
図32】電子カセッテ、放射線照射装置、プロセッサ装置、第1ディスプレイ及びUIを具備する放射線画像撮影システムについて示すブロック図である。
【
図33】第3実施形態におけるプロセッサ装置の機能を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
[第1実施形態]
第1実施形態においては、プロセッサ装置20が内視鏡システム10に具備されている場合について説明する。
【0018】
図1に示すように、内視鏡システム10は、内視鏡12と、光源装置13と、プロセッサ装置20と、第1ディスプレイ21及びUI(User InterFace、ユーザーインターフェース)23を有する。内視鏡12は、光源装置13と接続され、且つ、プロセッサ装置20と接続される。プロセッサ装置20は、第1ディスプレイ21及びUI23と接続される。
【0019】
第1ディスプレイ21は、後述する検査画像表示画面を出力表示する。UI23は、キーボード、マウス、タッチパッド、マイク等を有し、機能設定等の入力操作を受け付ける機能を有する。
【0020】
内視鏡12は、白色光等の通常光を観察対象に照明して撮像することによって、自然な色合いの通常光画像を得る。さらに、内視鏡12は、通常光と波長帯域が異なる特殊光を観察対象に照明して撮像することによって、特定の構造を強調した特殊光画像を得る。なお、第1実施形態において、単に「検査画像」という言葉は、内視鏡画像である、通常光画像及び/又は特殊光画像のことを指す。
【0021】
光源装置13は、光源部を備える。光源部は、複数の半導体光源を有し、これらをそれぞれ点灯又は消灯し、点灯する場合には各半導体光源の発光量を制御することにより、観察対象を照明する照明光を発する。
【0022】
プロセッサ装置20は、第1ディスプレイ21等の出力装置から情報を受け取り、主に検査画像を表示するメイン画面、及び主に検査画像以外の情報を表示するサブ画面を備える検査画像表示画面を生成し、出力装置に検査画像表示画面を表示する。
【0023】
プロセッサ装置20は、
図2の通り、検査画像取得部14、位置情報取得部15、静止画像取得部16、挿入状態取得部17、処置具出現位置情報取得部18、中央制御部30、出力性能情報取得部40、表示設定部50、表示画面生成部60を有する。
【0024】
プロセッサ装置20においては、画像制御用プロセッサで構成される中央制御部30により、プログラム用メモリ内のプログラムが動作することで、検査画像取得部14、位置情報取得部15、静止画像取得部16、挿入状態取得部17、処置具出現位置情報取得部18、出力性能情報取得部40、表示設定部50、表示画面生成部60の機能が実現される。
【0025】
検査画像取得部14は、内視鏡12が取得した画像信号である検査画像に画像処理を行う。検査画像は、検査画像表示画面のメイン画面に表示される。なお、後述する表示設定部50において、検査画像をメイン画面とサブ画面に表示するようにしてもよい。この場合、例えば、通常光画像をメイン画面に、特殊光画像をサブ画面に表示する。検査画像取得部14は、検査画像を表示設定部50に送信する。
【0026】
位置情報取得部15は、注目領域の位置情報を取得する。注目領域とは、検査画像中において発見される、病変部等の特定の範囲内の特徴量を有する領域のことである。具体的には、注目領域が検出された検査画像を得た時点における内視鏡先端部の検出位置を、注目領域の位置情報として取得する。位置情報取得部15は、注目領域の位置情報を表示設定部50に送信する。
【0027】
静止画像取得部16は、静止画像取得指示に関する信号が送信された場合に、観察対象の静止画像を取得する。静止画像取得部16は、静止画像を表示設定部50に送信する。
【0028】
挿入状態取得部17は、管腔内に挿入中の内視鏡12の挿入状態情報を取得する。具体的には、管腔内への内視鏡挿入部の挿入長に基づき、挿入状態情報を取得する。また、挿入形状情報は、後述する表示画面生成部60において挿入形状画像に変換され、表示される。挿入状態取得部17は、挿入状態情報を表示設定部50に送信する。
【0029】
処置具出現位置情報取得部18は、内視鏡下手術の際に使用される処置具が、検査画像内のどの位置に出現するかを予測した情報である処置具出現位置情報を取得する。処置具出現位置情報取得部18は、処置具出現位置情報を表示設定部50に送信する。
【0030】
表示設定部50は、検査画像取得部14が取得した検査画像、位置情報取得部15が取得した注目領域の位置情報、静止画像取得部16が取得した静止画像、挿入状態取得部17が取得した挿入状態情報、処置具出現位置情報取得部18が取得した処置具出現位置情報及び付帯文字情報のうち、少なくとも1以上を取得する。なお、表示設定部50が取得する情報は、これに限られない。
【0031】
付帯文字情報としては、表示設定部50は、患者情報、手術者情報及びスイッチ割当情報のうち、少なくとも1以上を取得する。
【0032】
患者情報とは、検査や手術を受ける患者の患者番号、氏名、年齢、生年月日、性別等であり、これに限られない。手術者情報は、検査や手術を行う医師等の医師番号、氏名等の情報である。スイッチ割当情報は、UI23に内視鏡12等の医療用装置の操作を割り当てた情報である。例えば、スイッチ1に静止画像取得指示、スイッチ2に通常光と特殊光の切り替え、スイッチ3に画面のズームの機能を割り当てるといった、内視鏡12に付属するスイッチの機能に係る情報である。なお、付帯文字情報は上記に限られない。また、付帯文字情報は、患者情報や手術者の管理を行うシステム等、外部の装置から取得してもよい。
【0033】
表示設定部50は、検査画像取得部14、位置情報取得部15、静止画像取得部16、挿入状態取得部17、処置具出現位置情報取得部18から受信する、メイン画面及びサブ画面を備える検査画像表示画面に表示されする情報と、出力性能情報取得部40から受信する出力性能情報とから、検査画像表示画面を生成するための設定を行う。
【0034】
出力性能情報取得部40は、出力装置の出力性能情報を取得する。出力装置とは、
図1の例では第1ディスプレイ21であるが、
図3のように、第1ディスプレイ21とインチサイズ及び/又は解像度(単位はピクセル)が異なる第2ディスプレイ22としてもよい。
【0035】
第1ディスプレイ21と第2ディスプレイ22の違いは、例えば、次のようなものである。第1ディスプレイ21は大きいインチサイズのものであり、広い内視鏡室や手術室の外で複数の医師等が手術の観察をする場面において使用する。一方、第2ディスプレイ22は、小さいインチサイズのものであり、医療機器を乗せて運搬するカートに設置して使用する。
【0036】
出力性能情報とは、出力装置としてプロセッサ装置20に接続されるディスプレイのインチサイズ、解像度、アスペクト比等である。出力性能情報取得部40は、ディスプレイのインチサイズ、解像度及びアスペクト比の少なくとも1以上の情報を取得する。出力性能情報取得部40は、出力性能情報を表示設定部50に送信する。本実施形態では、具体例として、第1ディスプレイ21(
図1)又は第2ディスプレイ22(
図3)がプロセッサ装置に接続されている場合について説明する。
【0037】
表示設定部50は、
図4に示すように、サブ画面の数設定部51、サブ画面の種類設定部52、レイアウト設定部53を備える。
【0038】
サブ画面の数設定部51は、出力性能情報に基づいて、サブ画面の数と、種類とを決定する。サブ画面の数設定部51の機能について、以下、具体例を挙げて説明する。
【0039】
出力性能情報取得部40が取得した出力性能情報がインチサイズのみである場合、インチサイズのみに基づき、サブ画面の数を、
図5に示すようなサブ画面の数設定テーブルを参照してサブ画面の数を決定する。
【0040】
具体例を説明する。第1ディスプレイ21のインチサイズを第1インチサイズ、第2ディスプレイ22のインチサイズを第2インチサイズとする。また、第1インチサイズは、第2インチサイズより大きく、例えば、第1インチサイズは50インチ、第2インチサイズは24インチとする。出力性能情報取得部40が取得した出力性能情報が第1インチサイズである場合、
図5に示すサブ画面の数設定テーブルを参照し、サブ画面の数を4とし、この情報を表示画面生成部60に送信する。
【0041】
一方、出力性能情報取得部40が取得した出力性能情報が第2インチサイズである場合、
図5に示すサブ画面の数設定テーブルを参照し、サブ画面の数を2とし、この情報を表示画面生成部60に送信する。
【0042】
上記構成により、ディスプレイのインチサイズに合わせてサブ画面の数を決定することができる。上記の具体例のように、プロセッサ装置20に接続するディスプレイが小さい場合は、検査画像以外の情報であるサブ画面の数を減らし、ユーザーに向けて、より視認性の高い画面を提示することができる。
【0043】
なお、サブ画面の数を減らす場合は、サブ画面の種類も減らす。サブ画面の数を減らした場合、後述するサブ画面表示優先度に従ってサブ画面の種類を減らすことが好ましい。
【0044】
別の例を説明する。出力性能情報取得部40が取得した出力性能情報が解像度のみである場合、解像度のみに基づき、サブ画面の数を、
図6に示すようなサブ画面の数設定テーブルを参照してサブ画面の数を決定する。
【0045】
具体例を説明する。第1ディスプレイ21の解像度を第1解像度、第2ディスプレイ22の解像度を第2解像度とする。また、第1解像度は第2解像度よりも高く、例えば、第1解像度は3840×2160、第2解像度は720×480とする。出力性能情報取得部40が取得した出力性能情報が第1解像度である場合、
図6に示すサブ画面の数設定テーブルを参照し、サブ画面の数を4とし、この情報を表示画面生成部60に送信する。
【0046】
一方、出力性能情報取得部40が取得した出力性能情報が第2解像度である場合、
図6に示すサブ画面の数設定テーブルを参照し、サブ画面の数を2とし、この情報を表示画面生成部60に送信する。
【0047】
上記構成により、ディスプレイの解像度に合わせてサブ画面の数を決定することができる。上記の具体例のように、プロセッサ装置20に接続するディスプレイの解像度が小さい場合は、検査画像以外の情報であるサブ画面の数を減らし、ユーザーに向けてより視認性の高い画面を提示することができる。
【0048】
別の例を説明する。出力性能情報取得部40が取得した出力性能情報がインチサイズ及び解像度である場合、インチサイズ及び解像度に基づき、サブ画面の数を、
図7に示すようなサブ画面の数設定テーブルを参照してサブ画面の数を決定する。
【0049】
具体例を説明する。例えば、第1インチサイズは50インチ、第2インチサイズは24インチとし、第1解像度は3840×2160、第2解像度は720×480とする。第1ディスプレイ21又は第2ディスプレイ22の出力性能情報が、第1インチサイズであって、第1解像度である場合、
図7に示すサブ画面の数設定テーブルを参照し、サブ画面の数を4とし、この情報を表示画面生成部60に送信する。
【0050】
一方、第1ディスプレイ21又は第2ディスプレイ22の出力性能情報が、第1インチサイズであって、第2解像度である場合、第2インチサイズであって、第1解像度である場合、又は第2インチサイズであって、第2解像度である場合のいずれかの場合には、
図7に示すサブ画面の数設定テーブルを参照し、サブ画面の数を2とし、この情報を表示画面生成部60に送信する。
【0051】
上記構成により、ディスプレイのインチサイズ及び解像度の組合せによって、サブ画面の数を決定することができる。上記の具体例のように、プロセッサ装置20に接続するディスプレイのインチサイズ又は解像度が小さい場合は、検査画像以外の情報であるサブ画面の数を減らし、ユーザーに向けてより視認性の高い画面を提示することができる。また、ディスプレイのインチサイズが大きく、解像度が低い場合、解像度の低いサブ画面を多く表示することはユーザーの視認性をかえって妨げてしまうため、この場合にはサブ画面を減らすことが好ましい。また、出力装置のアスペクト比を取得し、サブ画面の数を変更してもよい。
【0052】
さらに、サブ画面の数設定部51は、サブ画面の数に上限を設けてもよい。この上限は、自動的に設定しても、ユーザーが設定してもよい。上記構成により、プロセッサ装置20に接続するディスプレイのインチサイズや解像度が大きい場合に、サブ画面の数が多くなりすぎないようにすることで、画面が煩雑になることを防止し、ユーザーに向けてより視認性の高い画面を提示することができる。
【0053】
なお、
図8に示すように、出力性能情報取得部40に標準出力条件算出部40aを設け、検査画像取得部14が取得した検査画像を出力性能情報取得部40に送信し、検査画像の解像度等に基づいて標準出力条件を算出し、標準出力条件に合わせたサブ画面の数を予め設定してもよい。この場合、プロセッサ装置20に接続されたディスプレイのインチサイズが標準出力条件よりも小さい場合に、標準出力条件に基づいて決定されたサブ画面の数よりも、サブ画面の数を減らすことが好ましい。なお、ディスプレイのインチサイズが標準出力条件よりも大きい場合、標準出力条件に基づいて決定されたサブ画面の数よりも、サブ画面の数を増やしてもよい。
【0054】
標準出力条件を算出する場合にサブ画面の数を決定する具体例を示す。例えば、検査画像の解像度が1920×1080である場合、標準出力条件算出部40aは、標準出力条件をインチサイズが30~40インチと算出する。このとき、ディスプレイが標準出力条件の範囲である場合のサブ画面の数を4と設定する。このように標準出力条件に基づいてサブ画面の数を決定した場合において、出力性能情報取得部40がディスプレイのインチサイズを取得したときは、
図9に示すようなテーブルを参照する。
【0055】
例えば、ディスプレイのインチサイズが40インチの場合は、サブ画面の数を変更せず、4とする。一方、ディスプレイのインチサイズが20インチの場合は、サブ画面の数を減らして2とする。また、ディスプレイのインチサイズが50インチの場合は、サブ画面の数を増やして5とする。このようにしてサブ画面の数が決定されると、サブ画面の数の情報を表示画面生成部60に送信する。なお、標準出力条件は自動的に設定されてもよく、ユーザーが設定してもよい。上記構成により、特定の標準出力条件に従い、ディスプレイのインチサイズによって、サブ画面の数を決定することができる。
【0056】
表示設定部50が静止画像を取得した場合、静止画像をサブ画面に表示する。この場合、サブ画面に表示する静止画像の数を、サブ画面の数設定部51が決定してもよい。
【0057】
例えば、出力性能情報取得部40が取得した出力性能情報がインチサイズ及び解像度である場合、インチサイズ及び解像度に基づき、
図10に示すような静止画像表示数設定テーブルを参照してサブ画面に表示する静止画像の数を決定する。
【0058】
具体例を説明する。例えば、第1インチサイズは50インチ、第2インチサイズは24インチとし、第1解像度は3840×2160、第2解像度は720×480とする。第1ディスプレイ21又は第2ディスプレイ22の出力性能情報が、第1インチサイズであって、第1解像度である場合、
図10に示す静止画像表示数設定テーブルを参照し、サブ画面に表示する静止画像の数を4とし、この情報を表示画面生成部60に送信する。
【0059】
一方、第1ディスプレイ21又は第2ディスプレイ22の出力性能情報が、第1インチサイズであって、第2解像度である場合、第2インチサイズであって、第1解像度である場合、又は第2インチサイズであって、第2解像度である場合のいずれかの場合には、
図10に示す静止画像表示数設定テーブルを参照し、サブ画面に表示する静止画像の数を2とし、この情報を表示画面生成部60に送信する。上記構成により、ディスプレイのインチサイズ及び解像度の組合せによって、サブ画面に表示する静止画像の数を決定することができる。上記の具体例のように、プロセッサ装置20に接続するディスプレイのインチサイズ又は解像度が小さい場合は、サブ画面に表示する静止画像の数を減らし、ユーザーに向けて、より視認性の高い画面を提示することができる。
【0060】
検査画像表示画面に表示するサブ画面の種類は、表示設定部50が取得した情報と、サブ画面表示優先度に従って、表示設定部50のサブ画面の種類設定部52が決定する。具体的には、
図11に示すようなサブ画面表示優先度設定画面52aのサブ画面表示優先度設定テーブルに従って、表示設定部50が取得した情報がサブ画面として表示される。
【0061】
ユーザーは、予め
図11に示すようなサブ画面表示優先度設定画面52aのサブ画面表示優先度設定テーブルにおいて、サブ画面に表示するサブ画面の種類を選択できる。選択できるサブ画面の種類に係る情報又は画像(サブ画面の種類)は、検査画像に係る静止画像、注目領域の位置情報、挿入形状画像、処置具出現位置情報及び付帯文字情報のうち、少なくとも1以上であり、これに限られない。
【0062】
サブ画面表示優先度設定テーブルにおいて、優先して表示したいサブ画面の種類は、例えば、ハンバーガーアイコン(三本線のアイコン)52bを選択し、動かすことで入れ替えできる。サブ画面表示優先度の変更方法は、これに限られない。例えば、項目の隣に優先度を入力するフォームを設定してもよい。上記構成により、サブ画面の種類を決定することができる。サブ画面に表示するサブ画面の種類の優先度を設定できることで、ユーザーが優先して表示したいサブ画面の項目を選択することが可能になる。
【0063】
検査画像表示画面に表示するサブ画面のレイアウトは、表示設定部50のレイアウト設定部53で、ユーザーが設定したレイアウトによって決定される。
【0064】
具体的には、まず、
図12に示すような第1レイアウト設定画面53aからサブ画面の数に合わせたメイン/サブ画面レイアウト割当設定ボタン53bを選択し、
図13から
図20に示すようなレイアウトのテンプレートを提示するメイン/サブ画面レイアウト割当画面を表示し、レイアウトのテンプレート上で、ユーザーがそれぞれの区画のいずれの位置にメイン画面とサブ画面を表示するかを設定できる。また、サブ画面表示優先度が高いサブ画面をいずれの位置に表示するかを設定できる。
【0065】
表示設定部50は、サブ画面の数設定部51が決定したサブ画面の数と、ユーザーが予め設定したメイン/サブ画面レイアウト割当設定とに従って、検査画像表示画面の表示設定を行い、表示設定に係る情報を表示画面生成部60に送信する。
【0066】
以下、レイアウトのテンプレートを用いたメイン/サブ画面レイアウト割当設定の具体例について説明する。
【0067】
サブ画面の数設定部が決定したサブ画面の数が1の場合、
図13又は
図14に示すレイアウトのテンプレートがメイン/サブ画面レイアウト割当画面に表示される。
【0068】
図13は、画面が左右に2分割されているレイアウトのテンプレートである。ここで、左の区画をレイアウト第1区画53e、右の区画をレイアウト第2区画53fとする。この場合、レイアウト第1区画53eと、レイアウト第2区画53fのいずれをメイン画面又はサブ画面とするかを選択できる。
図13の具体例では、レイアウト第1区画53eをメイン画面、レイアウト第2区画53fをサブ画面としている。
【0069】
なお、
図13の具体例では、画面が左右均等に分割されているが、レイアウト第1区画53e及びレイアウト第2区画53fの大きさは、例えば、レイアウトのテンプレート上の区画を分割する線を画面上で選択して移動させる等の方法により、任意に設定できる。レイアウトのテンプレート上の区画の大きさの変更については、以下の具体例においても共通する。
【0070】
また、表示するサブ画面の大きさは、サブ画面が変更されても一定であるように設定できることが好ましい。例えば、インチサイズが異なる第1ディスプレイ21と第2ディスプレイ22に同じ種類のサブ画面を表示する場合、同一の種類のサブ画面は、サブ画面の数を変更しても同じ大きさになるように設定してもよい。
【0071】
図14は、画面が上下に2分割されているレイアウトのテンプレートである。ここで、上の区画をレイアウト第1区画53e、下の区画をレイアウト第2区画53fとする。この場合においても、レイアウト第1区画53eと、レイアウト第2区画53fのいずれをメイン画面又はサブ画面とするかを選択できる。
図14の具体例では、レイアウト第1区画53eをメイン画面、レイアウト第2区画53fをサブ画面としている。
【0072】
サブ画面の数設定部51が決定したサブ画面の数が2の場合、
図15や
図16に示すようなレイアウトのテンプレートがメイン/サブ画面レイアウト割当画面に表示される。
【0073】
図15は、画面が左右に2分割され、さらに、右側の画面が上下に2分割されているレイアウトのテンプレートである。ここで、左の区画をレイアウト第1区画53e、右上の区画をレイアウト第2区画53f、右下の区画をレイアウト第3区画53gとする。この場合、レイアウト第1区画53e、レイアウト第2区画53f、レイアウト第3区画53gのいずれをメイン画面又はサブ画面とするかを選択できる。
図15の具体例では、レイアウト第1区画53eをメイン画面、レイアウト第2区画53fをサブ画面表示優先度が最も高いサブ画面の項目を表示するサブ画面(サブ画面1)、レイアウト第3区画53gをサブ画面表示優先度が2番目に高いサブ画面の項目を表示するサブ画面(サブ画面2)としている。
【0074】
図16は、画面が縦方向に3分割されているレイアウトのテンプレートである。ここで、左側からレイアウト第1区画53e、レイアウト第2区画53f、レイアウト第3区画53gとする。レイアウト第1区画53eは、レイアウト第2区画53f及びレイアウト第3区画53gの倍の面積を占めている。この場合においても、レイアウト第1区画53e、レイアウト第2区画53f、レイアウト第3区画53gのいずれをメイン画面又はサブ画面とするかを選択できる。
図16の具体例では、レイアウト第1区画53eをメイン画面、レイアウト第2区画53fをサブ画面表示優先度が最も高いサブ画面の項目を表示するサブ画面(サブ画面1)、レイアウト第3区画53gをサブ画面表示優先度が2番目に高いサブ画面の項目を表示するサブ画面(サブ画面2)としている。
【0075】
なお、レイアウト第1区画53e、レイアウト第2区画53f、レイアウト第3区画53gの区画の分割方法はこれに限られない。例えば、
図15又は
図16のレイアウトのテンプレートを左右反転させた分割にしてもよい。また、出力性能情報にアスペクト比を含む場合等に、推奨テンプレートをユーザーに提示してもよい。
【0076】
また、レイアウトの区画が増えた場合も、レイアウト設定部53が自動的にレイアウトのテンプレートを作成してメイン/サブ画面レイアウト割当画面に表示してもよい。
【0077】
例えば、サブ画面の数設定部が決定したサブ画面の数が3の場合、
図17及び
図18のような、レイアウト第1区画53e、レイアウト第2区画53f、レイアウト第3区画53g、レイアウト第4区画53hを含むレイアウトのテンプレートが表示される。
【0078】
サブ画面の数設定部51が決定したサブ画面の数が4の場合、レイアウト第1区画53e、レイアウト第2区画53f、レイアウト第3区画53g、レイアウト第4区画53h、レイアウト第5区画53iを含む
図19及び
図20のようなレイアウトのテンプレートが表示される。
図17から
図20に示した具体例においても、メイン画面及びサブ画面の割当や、サブ画面の大きさをユーザーが任意に設定できる。メイン/サブ画面レイアウト割当設定が終了した場合は、設定終了ボタン(図示しない)を選択することで、設定を保存できるとよい。上記構成により、ユーザーの任意の配置にメイン画面及びサブ画面を配置することができる。
【0079】
メイン/サブ画面レイアウト割当設定画面には、ユーザーが作成したレイアウトのテンプレートを表示してもよい。第1レイアウト設定画面53aでは、レイアウト作成ボタン53cを選択することで、
図21及び
図22に示す、レイアウト作成画面53jを表示する。レイアウト作成画面53jでは、ユーザーの任意のレイアウトテンプレートを作成することができる。
図21に示す、1つのレイアウト区画を新たに作成する具体例では、レイアウト作成第1区画53kに対して、UI23を介して矢印53l方向にドラッグすることで、レイアウト作成第2区画53mを作成することができる。
【0080】
図22の、4つのレイアウト区画を新たに作成する具体例でも、同様に、レイアウト作成第1区画53kに対して、UI23を介して矢印53l方向にドラッグすることで、レイアウト作成第2区画53m、レイアウト作成第3区画53n、レイアウト作成第4区画53о、レイアウト作成第5区画53pを作成することができる。レイアウト作成の方法はこれに限られない。レイアウト作成が終了した場合は、保存ボタン53qを選択することで、設定を保存し、第1レイアウト設定画面53aに戻ることができる。上記構成により、ユーザーの任意の形式のテンプレートを作成することができる。
【0081】
第1レイアウト設定画面53aでは、付帯文字情報の設定ボタン53dを選択することで、
図23に示すような第2レイアウト設定画面53sを表示することができる。第2レイアウト設定画面53sでは、付帯文字情報をメイン画面の検査画像以外の部分に表示するか、サブ画面に表示するかを選択することができる。第2レイアウト設定画面53sには、付帯文字情報の表示例53tが示されており、ラジオボタン53uを選択することで、メイン画面又はサブ画面のどちらに付帯文字情報を表示するかを選択できる。なお、付帯文字情報をメイン画面又はサブ画面のいずれかに表示するかの設定方法は、これに限られない。また、インチサイズが一定以下になった場合に付帯文字情報の表示をサブ画面からメイン画面に変更するようにしてもよい。
【0082】
また、第2レイアウト設定画面53sでは、検査画像表示画面に表示する付帯文字情報のフォントサイズが設定できる。フォントサイズは、フォントサイズ入力フォーム53vに数字を入力することで設定できる。なお、フォントサイズの設定方法は、これに限られない。例えば、プルダウンメニューによって設定してもよい。上記構成によって、ディスプレイのインチサイズが変わってもフォントサイズを一定にでき、文字情報の視認性を高めることができる。
【0083】
なお、ディスプレイのインチサイズ等の出力性能情報によってフォントサイズを決定してもよい。
図23の具体例では、第1ディスプレイ21や第2ディスプレイ22等のディスプレイごとにフォントサイズ入力フォーム53vに数字を入力することで、それぞれのディスプレイにおけるフォントサイズが設定できる。
【0084】
表示画面生成部60では、表示設定部50の設定に従って、検査画像表示画面を生成し、出力装置(例えば、第1ディスプレイ21や第2ディスプレイ22)に表示する。
【0085】
検査画像表示画面70の具体例を、
図24及び
図25を使って説明する。
図24は、インチサイズが50インチである第1ディスプレイ21の場合であって、サブ画面の数が4である場合の具体例を示している。
図25は、インチサイズが24インチである第2ディスプレイ22の場合であって、サブ画面の数が2である場合の具体例を示している。また、
図24及び
図25に示す具体例において、サブ画面表示優先度の順番は、挿入形状画像画像、静止画像、特殊光画像、付帯文字情報としている。さらに、インチサイズが25インチ以下になった場合に付帯文字情報の表示をサブ画面からメイン画面に変更するように設定している。
【0086】
図24に示す第1ディスプレイ21の検査画像表示画面70では、検査画像がメイン画面71に、挿入形状画像画像がサブ画面第1区画72に、静止画像がサブ画面第2区画73に、特殊光画像がサブ画面第3区画74に、付帯文字情報がサブ画面第4区画75に表示される。一方、
図25に示す第2ディスプレイ22の検査画像表示画面70では、検査画像がメイン画面71に、挿入形状画像画像がサブ画面第1区画72に、静止画像がサブ画面第2区画73に表示される。上記のように、プロセッサ装置20は、検査画像表示画面70におけるサブ画面の数と種類を決定する。
【0087】
なお、検査画像表示画面70が表示されている状態で、サブ画面の配置をユーザーが変更できることが好ましい。具体的には、例えば、UI23を介し、あるサブ画面の区画から別のサブ画面の区画にドラッグアンドドロップすることでサブ画面の配置を変更できる。なお、サブ画面の配置の変更方法はこれに限られない。上記構成により、検査中や手術中においてもサブ画面の配置をカスタマイズすることができる。
【0088】
また、検査画像表示画面70が表示されている状態で、サブ画面の数及び/又は種類をユーザーが変更できることが好ましい。具体的には、例えば、UI23を介し、音声入力によってサブ画面の数及び/又は種類を変更できる。また、第1ディスプレイ21や第2ディスプレイ22に、サブ画面の数及び/又はを変更できるスイッチ(図示しない)を設けてもよい。上記構成により、検査中や手術中においてもサブ画面の数及び/又は種類をカスタマイズすることができる。
【0089】
第1実施形態における、プロセッサ装置20が検査画像と、検査画像以外のサブ画面表示用情報を受け取り、検査画像表示画面70を出力装置に表示する一連の流れについて
図26を用いて説明する。まず、プロセッサ装置20が、検査画像である内視鏡画像と、検査画像以外の情報であるサブ画面表示用情報を取得する(ステップS101)。次に、プロセッサ装置20が出力装置(例えば、第1ディスプレイ21や第2ディスプレイ22)から出力性能情報を取得する(ステップS102)。なお、ステップS101とステップS102は順不同である。次に、表示設定部50の設定に従って、サブ画面の数と種類を決定し(ステップS103)、表示画面生成部60が検査画像表示画面を生成し、出力装置に表示する(ステップS104)。
【0090】
[第2実施形態]
第2実施形態においては、プロセッサ装置20が超音波画像撮影システム200に具備されている場合について説明する。
【0091】
図27又は
図28に示すように、第2実施形態のプロセッサ装置20は、超音波プローブ201、UI23、第1ディスプレイ21又は第2ディスプレイ22と接続されている。
【0092】
超音波プローブ201は、被検体に超音波を送信し、被検体からの反射波信号を受信する。反射波信号によって生成される超音波画像信号をプロセッサ装置20の検査画像取得部14が受信する。検査画像取得部14は、超音波画像信号に対して画像処理を行い、検査画像を生成する。検査画像は、表示設定部50に送信される。
【0093】
超音波プローブ201には位置センサが装着されている。第2実施形態において、位置情報取得部15は、超音波プローブ201の位置情報を取得する。位置情報は、表示設定部50に送信される。
【0094】
第2実施形態において、静止画像取得部16は、静止画像取得信号が発せられた場合に、超音波画像の静止画像を取得する。静止画像は、表示設定部50に送信される。
【0095】
第2実施形態において、プロセッサ装置20には、挿入状態取得部17及び処置具出現位置情報取得部18は含まなくともよい。これらは、内視鏡に特有の情報を得る構成であるためである。
【0096】
第2実施形態において、表示設定部50が受信する情報としては、検査画像、超音波プローブ201の位置情報、静止画像、付帯文字情報がある。なお、これに限られない。付帯文字情報に含まれる情報の具体例は、第1実施形態と共通である。
【0097】
プロセッサ装置20の、出力性能情報取得部40、表示設定部50及び表示画面生成部60の機能は、挿入状態情報及び処置具出現位置情報が関連する部分以外は第1実施形態と共通であるため、省略する。
【0098】
第2実施形態における、プロセッサ装置20が検査画像と、検査画像以外のサブ画面表示用情報を受け取り、検査画像表示画面70を出力装置に表示する一連の流れについて
図29を用いて説明する。まず、プロセッサ装置20が、検査画像である超音波画像と、サブ画面表示用情報を取得する(ステップS201)。次に、プロセッサ装置20が出力装置(例えば、第1ディスプレイ21や第2ディスプレイ22)から出力性能情報を取得する(ステップS202)。なお、ステップS201とステップS202は順不同である。次に、表示設定部50の設定に従って、サブ画面の数と種類を決定し(ステップS203)、表示画面生成部60が検査画像表示画面70を生成し、出力装置に表示する(ステップS204)。第2実施形態では、プロセッサ装置20がサブ画面表示用情報として取得する情報が一部異なるのみであり、一連の流れは第1実施形態と共通である。
【0099】
[第3実施形態]
第3実施形態においては、プロセッサ装置20が放射線画像撮影システム300に具備されている場合について説明する。
【0100】
図30又は
図31に示すように、第2実施形態のプロセッサ装置20は、放射線画像撮影装置301、放射線線照射装置302、UI23、第1ディスプレイ21又は第2ディスプレイ22と接続されている。
【0101】
放射線画像撮影装置301は、放射線検出器を筐体内に備える。放射線線照射装置302は、放射線源と、放射線源を制御する線源制御装置を備える。放射線画像撮影装置301の放射線検出器は、放射線線照射装置302から発せられ、被写体を透過した放射線の線量に応じた電荷を発生する。放射線検出器が発生した電荷量に基づいて、放射線画像信号がプロセッサ装置20の検査画像取得部14に送信される。
【0102】
なお、放射線画像撮影システム300は、
図32に示すように、放射線画像撮影装置301の代わりに、放射線検出器を具備する電子カセッテ303を備えてもよい。電子カセッテ303は、放射線源からの放射線の照射に同期して、放射線画像撮影装置301と同様に放射線画像信号を取得する。同期方法としては、電子カセッテと無線的に接続される放射線照射装置との間で、照射タイミングを制御する通信を行う方法がある。また、電子カセッテ303が放射線の照射開始を自動的に検知する照射開始検知機能を有する場合は、照射開始検知機能を利用して照射タイミングを制御する。
【0103】
第3実施形態において、検査画像取得部14は、放射線画像撮影装置301又は電子カセッテ303から放射線画像信号を受信し、放射線画像である検査画像を生成する。検査画像は、表示設定部50に送信される。
【0104】
第3実施形態において、静止画像取得部16は、静止画像取得信号が発せられた場合に、放射線画像の静止画像を取得する。静止画像は、表示設定部50に送信される。
【0105】
第3実施形態において、プロセッサ装置20には、位置情報取得部15、挿入状態取得部17及び処置具出現位置情報取得部18は含まなくともよい。
【0106】
第3実施形態において、プロセッサ装置20の表示設定部50が受信する情報としては、検査画像、静止画像、付帯文字情報等がある。なお、これに限られない。付帯文字情報に含まれる情報の具体例は、第1実施形態と共通である。
【0107】
プロセッサ装置20の、出力性能情報取得部40、表示設定部50及び表示画面生成部60の機能は、位置情報、挿入状態情報及び処置具出現位置情報が関連する部分以外は第1実施形態及び第2実施形態と共通であるため、省略する。
【0108】
第3実施形態における、プロセッサ装置20が検査画像と、検査画像以外のサブ画面表示用情報を受け取り、検査画像表示画面70を出力装置に表示する一連の流れについて
図33を用いて説明する。まず、プロセッサ装置20が、検査画像である放射線画像と、サブ画面表示用情報を取得する(ステップS301)。次に、プロセッサ装置20が出力装置(例えば、第1ディスプレイ21や第2ディスプレイ22)から出力性能情報を取得する(ステップS302)。なお、ステップS301とステップS302は順不同である。次に、表示設定部50の設定に従って、サブ画面の数と種類を決定し(ステップS303)、表示画面生成部60が検査画像表示画面70を生成し、出力装置に表示する(ステップS304)。第3実施形態では、プロセッサ装置20がサブ画面表示用情報として取得する情報が第1実施形態及び第2実施形態と一部異なるのみであり、一連の流れは第1実施形態及び第2実施形態と共通である。
【0109】
なお、上記実施形態では、検査画像として、内視鏡画像、超音波画像及び放射線画像を取得する医療用装置に対して、本発明のプロセッサ装置を適用しているが、カプセル内視鏡等のさまざまな内視鏡システムや、その他、CT(Computed Tomography)画像、MRI(Magnetic Resonance Imaging)画像、病理画像、PET(Positron Emission Tomography)画像等を取得する各種医療用装置に対しても、本発明のプロセッサ装置の適用は可能である。
【0110】
上記実施形態において、中央制御部30、検査画像取得部14、位置情報取得部15、静止画像取得部16、挿入状態取得部17、処置具出現位置情報取得部18、出力性能情報取得部40、表示設定部50、表示画面生成部60といった各種の処理を実行する処理部(processing unit)のハードウェア的な構造は、次に示すような各種のプロセッサ(processor)である。各種のプロセッサには、ソフトウエア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPU(Central Processing Unit)、FPGA (Field Programmable Gate Array) 等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、各種の処理を実行するために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
【0111】
1つの処理部は、これら各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよく、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合せ(例えば、複数のFPGAや、CPUとFPGAの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアントやサーバ等のコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウエアの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System On Chip:SoC)等に代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサを1つ以上用いて構成される。
【0112】
さらに、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた形態の電気回路(circuitry)である。また、記憶部のハードウェア的な構造はHDD(hard disc drive)やSSD(solid state drive)等の記憶装置である。
【符号の説明】
【0113】
10 内視鏡システム
12 内視鏡
13 光源装置
14 検査画像取得部
15 位置情報取得部
16 静止画像取得部
17 挿入状態取得部
18 処置具出現位置情報取得部
20 プロセッサ装置
21 第1ディスプレイ
22 第2ディスプレイ
23 UI
30 中央制御部
40 出力性能情報取得部
40a 標準出力条件算出部
50 表示設定部
51 サブ画面の数設定部
52 サブ画面の種類設定部
52a サブ画面表示優先度設定画面
52b ハンバーガーアイコン
53 レイアウト設定部
53a 第1レイアウト設定画面
53b メイン/サブ画面レイアウト割当設定ボタン
53c レイアウト作成ボタン
53d 付帯文字情報の設定ボタン
53e レイアウト第1区画
53f レイアウト第2区画
53g レイアウト第3区画
53h レイアウト第4区画
53i レイアウト第5区画
53j レイアウト作成画面
53k レイアウト作成第1区画
53l 矢印
53m レイアウト作成第2区画
53n レイアウト作成第3区画
53о レイアウト作成第4区画
53p レイアウト作成第5区画
53q 保存ボタン
53s 第2レイアウト設定画面
53t 付帯文字情報の表示例
53u ラジオボタン
53v フォントサイズ入力フォーム
60 表示画面生成部
70 検査画像表示画面
71 メイン画面
72 サブ画面第1区画
73 サブ画面第2区画
74 サブ画面第3区画
75 サブ画面第4区画
200 超音波画像撮影システム
201 超音波プローブ
300 放射線画像撮影システム
301 放射線画像撮影装置
302 放射線線照射装置
303 電子カセッテ