IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社長谷工コーポレーションの特許一覧 ▶ 国立大学法人 東京大学の特許一覧

<>
  • 特開-プログラム及び情報処理装置 図1
  • 特開-プログラム及び情報処理装置 図2
  • 特開-プログラム及び情報処理装置 図3
  • 特開-プログラム及び情報処理装置 図4
  • 特開-プログラム及び情報処理装置 図5
  • 特開-プログラム及び情報処理装置 図6
  • 特開-プログラム及び情報処理装置 図7
  • 特開-プログラム及び情報処理装置 図8
  • 特開-プログラム及び情報処理装置 図9
  • 特開-プログラム及び情報処理装置 図10
  • 特開-プログラム及び情報処理装置 図11
  • 特開-プログラム及び情報処理装置 図12
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022071655
(43)【公開日】2022-05-16
(54)【発明の名称】プログラム及び情報処理装置
(51)【国際特許分類】
   G16H 20/00 20180101AFI20220509BHJP
【FI】
G16H20/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020180728
(22)【出願日】2020-10-28
(71)【出願人】
【識別番号】000150615
【氏名又は名称】株式会社長谷工コーポレーション
(71)【出願人】
【識別番号】504137912
【氏名又は名称】国立大学法人 東京大学
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【弁護士】
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100169823
【弁理士】
【氏名又は名称】吉澤 雄郎
(72)【発明者】
【氏名】石川 達之
(72)【発明者】
【氏名】清水 陽介
(72)【発明者】
【氏名】河野 誠
(72)【発明者】
【氏名】矢部 晃子
(72)【発明者】
【氏名】板橋 雅子
(72)【発明者】
【氏名】遠藤 秀人
(72)【発明者】
【氏名】王 昭旭
(72)【発明者】
【氏名】トラン ケント ドゥイ ナゥ
(72)【発明者】
【氏名】横山 淳
(72)【発明者】
【氏名】高瀬 麻以
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA15
5L099AA22
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ユーザの健康増進に寄与するプログラム及び情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理システムは、ユーザの属性、ユーザが抱える症状及びユーザの身体的目標の少なくとも1つ以上を含むユーザ情報を取得しS201、ユーザが食べた食事の記録である食事記録を取得しS202、ユーザが実行した運動の記録である運動記録を取得しS203、ユーザ情報、食事記録及び運動記録に基づいて、ユーザに提案する食事メニューを生成しS204、ユーザ情報、食事記録及び運動記録に基づいて、ユーザに提案する運動メニューを生成するS205。
【選択図】図12
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの属性、ユーザが抱える症状及びユーザの身体的目標の少なくとも1つ以上を含むユーザ情報を取得するステップと、
前記ユーザが食べた食事の記録である食事記録を取得するステップと、
前記ユーザが実行した運動の記録である運動記録を取得するステップと、
前記ユーザ情報、前記食事記録及び前記運動記録に基づいて、前記ユーザに提案する食事メニューを生成するステップと、
前記ユーザ情報、前記食事記録及び前記運動記録に基づいて、前記ユーザに提案する運動メニューを生成するステップと、
を含む動作をコンピュータに実行させる、プログラム。
【請求項2】
請求項1に記載のプログラムにおいて、
前記食事記録を取得するステップは、前記ユーザが食べた食事の画像に基づいて、前記食事記録を取得する、プログラム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のプログラムにおいて、
前記運動メニューに基づく運動を実行することを支援する動画を前記ユーザの端末に送信するステップを更に含む動作をコンピュータに実行させる、プログラム。
【請求項4】
請求項3に記載のプログラムにおいて、
前記運動記録を取得するステップは、前記動画の視聴記録に基づいて、前記運動記録を取得する、プログラム。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記ユーザ情報は、前記ユーザが提案された前記食事メニューを食べること及び前記ユーザが提案された前記運動メニューを実行することにより更新される、プログラム。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記食事メニューに基づいて前記運動メニューを補正するステップを更に含む動作をコンピュータに実行させる、プログラム。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記運動メニューに基づいて前記食事メニューを補正するステップを更に含む動作をコンピュータに実行させる、プログラム。
【請求項8】
請求項1から5のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記食事メニューに基づいて前記運動メニューを補正することと、前記運動メニューに基づいて前記食事メニューを補正することと、を相互に繰り返すステップと、
所定の条件を満たした場合に、前記繰り返すステップを終了するステップと、を更に含む動作をコンピュータに実行させる、プログラム。
【請求項9】
ユーザの属性、ユーザが抱える症状及びユーザの身体的目標の少なくとも1つ以上を含むユーザ情報を取得し、
前記ユーザが食べた食事の記録である食事記録を取得し、
前記ユーザが実行した運動の記録である運動記録を取得し、
前記ユーザ情報、前記食事記録及び前記運動記録に基づいて、前記ユーザに提案する食事メニューを生成し、
前記ユーザ情報、前記食事記録及び前記運動記録に基づいて、前記ユーザに提案する運動メニューを生成する、制御部、
を備える、情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、プログラム及び情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザの健康増進を目的とするヘルスケアアプリケーションが知られている。ヘルスケアアプリケーションには、食事メニューを提案するものがある。また、ヘルスケアアプリケーションには、運動メニューを提案するものがある。
【0003】
例えば特許文献1は、ユーザに食事提案を行うサーバ装置を開示している。
【0004】
例えば特許文献2は、ユーザが行うトレーニングを支援するトレーニング支援システムを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2017-162339号公報
【特許文献2】特開2020-89721号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ユーザに対して食事メニューのみを独立して提案しても、ユーザの健康増進に対して十分な効果が得られないことがある。また、ユーザに対して運動メニューのみを独立して提案しても、ユーザの健康増進に対して十分な効果が得られないことがある。
【0007】
ユーザの健康増進に寄与する技術には改善の余地があった。
【0008】
上記のような課題に鑑みてなされた本開示の目的は、ユーザの健康増進に寄与する技術を改善することができるプログラム及び情報処理装置を提案することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示に係るプログラムは、
ユーザの属性、ユーザが抱える症状及びユーザの身体的目標の少なくとも1つ以上を含むユーザ情報を取得するステップと、
前記ユーザが食べた食事の記録である食事記録を取得するステップと、
前記ユーザが実行した運動の記録である運動記録を取得するステップと、
前記ユーザ情報、前記食事記録及び前記運動記録に基づいて、前記ユーザに提案する食事メニューを生成するステップと、
前記ユーザ情報、前記食事記録及び前記運動記録に基づいて、前記ユーザに提案する運動メニューを生成するステップと、
を含む動作をコンピュータに実行させる。
【0010】
本開示に係る情報処理装置は、
ユーザの属性、ユーザが抱える症状及びユーザの身体的目標の少なくとも1つ以上を含むユーザ情報を取得し、
前記ユーザが食べた食事の記録である食事記録を取得し、
前記ユーザが実行した運動の記録である運動記録を取得し、
前記ユーザ情報、前記食事記録及び前記運動記録に基づいて、前記ユーザに提案する食事メニューを生成し、
前記ユーザ情報、前記食事記録及び前記運動記録に基づいて、前記ユーザに提案する運動メニューを生成する、制御部、
を備える。
【発明の効果】
【0011】
本開示に係るプログラム及び情報処理装置によれば、ユーザの健康増進に寄与する技術を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本開示の一実施形態に係る情報処理システムの構成を示す図である。
図2】本開示の一実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。
図3】本開示の一実施形態に係る端末装置の構成を示すブロック図である。
図4】ユーザ情報の入力画面の一例を示す図である。
図5】ユーザ情報データベースの一例を示す図である。
図6】食事メニューデータベースの一例を示す図である。
図7】運動メニューデータベースの一例を示す図である。
図8】ユーザに提案した食事メニューのデータベースの一例を示す図である。
図9】ユーザに提案した運動メニューのデータベースの一例を示す図である。
図10】食事メニュー及び運動メニューを提案している画面の一例を示す図である。
図11】本開示の一実施形態に係る情報処理システムの動作の一例を示すフローチャートである。
図12】本開示の一実施形態に係る情報処理システムの変形例に係る動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。
【0014】
図1は、本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の構成を示す図である。図1を参照して、本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の構成及び概要を説明する。
【0015】
情報処理システム1は、情報処理装置10と、端末装置20とを備える。情報処理装置10と、端末装置20とは、ネットワーク30を介して通信可能に接続されている。ネットワーク30は移動体通信網及びインターネットなどを含むネットワークであってよい。
【0016】
図1では、情報処理装置10及び端末装置20をそれぞれ1台ずつ示しているが、情報処理装置10及び端末装置20は、それぞれ2台以上であってもよい。
【0017】
情報処理装置10は、例えば、サーバとして機能するように構成された専用のコンピュータである。情報処理装置10は、汎用のPC(Personal Computer)であってもよい。情報処理装置10は、端末装置20から取得した情報に基づいて、各種処理を実行する。
【0018】
端末装置20は、健康の維持又は増進を目的とするアプリケーションを実行するユーザが所有している端末装置である。端末装置20は、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、ノートPC又はデスクトップPCなどである。
【0019】
端末装置20は、ユーザからユーザ情報を取得する。端末装置20は、ユーザが食べた食事の記録である食事記録を取得する。端末装置20は、ユーザが実行した運動の記録である運動記録を取得する。端末装置20は、ユーザ情報、食事記録及び運動記録を情報処理装置10に送信する。
【0020】
情報処理装置10は、ユーザ情報、食事記録及び運動記録に基づいて、ユーザに提案する食事メニューを生成する。情報処理装置10は、ユーザ情報、食事記録及び運動記録に基づいて、ユーザに提案する運動メニューを生成する。情報処理装置10は、生成した食事メニュー及び運動メニューを端末装置20に送信する。
【0021】
端末装置20は、情報処理装置10から取得した食事メニュー及び運動メニューを出力してユーザに提示する。端末装置20は、食事メニュー及び運動メニューを画面に表示してもよいし、音声として出力してもよい。端末装置20は、食事メニュー及び運動メニューを、画面への表示と、音声による出力との双方で出力してもよい。
【0022】
ユーザは、端末装置20によって出力された食事メニューに基づいて食事をとる。ユーザは、端末装置20によって出力された運動メニューに基づいて運動を実行する。
【0023】
端末装置20は、食事メニューを提示されたユーザが実際に食べた食事記録を取得する。端末装置20は、運動メニューを提示されたユーザが実際に実行した運動記録を取得する。端末装置20は、ユーザ情報に変更があると、変更後のユーザ情報をユーザからの入力などによって取得する。
【0024】
図2を参照して、本開示の一実施形態に係る情報処理装置10の構成を説明する。
【0025】
情報処理装置10は、通信部11と、記憶部12と、入力部13と、出力部14と、制御部15とを備える。
【0026】
通信部11は、ネットワーク30に接続する通信モジュールを含む。例えば、通信部11は、LAN(Local Area Network)に対応する通信モジュールを含んでもよい。情報処理装置10は、通信部11を介してネットワーク30に接続されている。通信部11は、ネットワーク30を介して多様な情報を送信及び受信する。通信部11は、ネットワーク30を介して、端末装置20と通信可能である。
【0027】
記憶部12は、例えば半導体メモリ、磁気メモリ、又は光メモリ等であるが、これらに限定されない。記憶部12は、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。記憶部12は、情報処理装置10の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、記憶部12は、システムプログラム、アプリケーションプログラム、及び通信部11によって受信された各種情報等を記憶してもよい。記憶部12に記憶された情報は、例えば通信部11を介してネットワーク30から受信される情報で更新可能であってもよい。記憶部12の一部は、情報処理装置10の外部に設置されていてもよい。その場合、外部に設置されている記憶部12の一部は、任意のインタフェースを介して情報処理装置10と接続されてよい。
【0028】
入力部13は、ユーザ入力を検出して、ユーザの操作に基づく入力情報を取得する1つ以上の入力用インタフェースを含む。例えば、入力部13は、物理キー、静電容量キー、出力部14のディスプレイと一体的に設けられたタッチスクリーン、又は音声入力を受け付けるマイク等を含むが、これに限定されない。
【0029】
出力部14は、情報を出力してユーザに通知する1つ以上の出力用インタフェースを含む。例えば、出力部14は、情報を画像で出力するディスプレイ、情報を音声で出力するスピーカ等を含む。
【0030】
制御部15は、少なくとも1つのプロセッサ、少なくとも1つの専用回路、又はこれらの組み合わせを含む。プロセッサは、CPU(Central Processing Unit)若しくはGPU(Graphics Processing Unit)などの汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサである。専用回路は、例えば、FPGA(Field-Programmable Gate Array)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)である。制御部15は、情報処理装置10の各部を制御しながら、情報処理装置10の動作に関わる処理を実行する。
【0031】
図3を参照して、本開示の実施形態に係る端末装置20の構成を説明する。
【0032】
端末装置20は、通信部21と、記憶部22と、入力部23と、出力部24と、カメラ25と、制御部26とを備える。
【0033】
通信部21は、ネットワーク30に接続する通信モジュールを含む。例えば、通信部21は、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)及び5G(5th Generation)等の移動体通信規格に対応する通信モジュールを含んでもよい。端末装置20は、通信部21を介してネットワーク30に接続されている。通信部21は、ネットワーク30を介して多様な情報を送信及び受信する。通信部21は、ネットワーク30を介して、情報処理装置10と通信可能である。
【0034】
記憶部22は、例えば半導体メモリ、磁気メモリ、又は光メモリ等であるが、これらに限定されない。記憶部22は、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。記憶部22は、端末装置20の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、記憶部22は、システムプログラム、アプリケーションプログラム、及び通信部21によって受信された各種情報等を記憶してもよい。記憶部22に記憶された情報は、例えば通信部21を介してネットワーク30から受信される情報で更新可能であってもよい。記憶部22の一部は、端末装置20の外部に設置されていてもよい。その場合、外部に設置されている記憶部22の一部は、任意のインタフェースを介して端末装置20と接続されてよい。
【0035】
入力部23は、ユーザ入力を検出して、ユーザの操作に基づく入力情報を取得する1つ以上の入力用インタフェースを含む。例えば、入力部23は、物理キー、静電容量キー、出力部24のディスプレイと一体的に設けられたタッチスクリーン、又は音声入力を受け付けるマイク等を含むが、これに限定されない。
【0036】
出力部24は、情報を出力してユーザに通知する1つ以上の出力用インタフェースを含む。例えば、出力部24は、情報を画像で出力するディスプレイ、情報を音声で出力するスピーカ等を含む。
【0037】
カメラ25は、レンズ及び撮像素子を含む。カメラ25は、ユーザが食べた食事を撮影可能である。
【0038】
制御部26は、少なくとも1つのプロセッサ、少なくとも1つの専用回路、又はこれらの組み合わせを含む。プロセッサは、CPU若しくはGPUなどの汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサである。専用回路は、例えば、FPGA又はASICである。制御部26は、端末装置20の各部を制御しながら、端末装置20の動作に関わる処理を実行する。
【0039】
続いて、情報処理システム1の動作について説明する。
【0040】
端末装置20の入力部23は、ユーザ情報の入力を受け付ける。ユーザ情報は、情報処理装置10がユーザに提案する食事メニュー及び運動メニューを生成するために必要な、ユーザに関する情報である。ユーザ情報は、ユーザの属性、ユーザが抱える症状及びユーザの身体的目標の少なくとも1つ以上を含む情報である。端末装置20は、例えば、出力部24にユーザ情報の入力画面を表示させて、ユーザ情報の入力を受け付けてよい。入力部23は、ユーザの操作に応じて、任意のタイミングで、ユーザ情報の入力を受け付けてよい。
【0041】
図4に、端末装置20が出力部24にユーザ情報の入力画面を表示させている一例を示す。図4に示す例においては、入力画面は、ユーザの属性として、名前、身長及び体重を入力するための入力ボックスを表示している。また、入力画面は、ユーザの抱える症状として、冷え性、便秘、高血圧及び貧血があるかを入力するためのチェックボタンを表示している。また、入力画面は、ユーザの身体的目標として、太りたい、痩せたい及び鍛えたいなどの目標を選択するためのチェックボタンを表示している。
【0042】
なお、図4に示すユーザ情報の入力画面は一例であって、入力部23が受け付けるユーザ情報はこれに限定されない。例えば、ユーザ情報は、ユーザの属性として、身長、体重、性別、年齢、体脂肪率、腹囲、家族の状況、好みの食事、アレルギー、姿勢状態、筋肉状態、動きの制限などから選択された項目を含んでよい。また、ユーザ情報は、ユーザが抱える症状として、冷え性、便秘、高血圧、貧血、アレルギーなどから選択された項目を含んでよい。また、ユーザ情報は、ユーザの身体的目標として、太りたい、痩せたい、鍛えたい、特定の部位を痩せたい、特定の部位を鍛えたいなどから選択された項目を含んでよい。
【0043】
端末装置20は、ユーザ情報を入力部23以外によって取得してもよい。例えば、カメラ25がユーザの画像を撮影し、ユーザの画像と姿勢の基準線とを比較して、ユーザの姿勢状態を取得してもよい。
【0044】
端末装置20の制御部26は、入力部23が受け付けたユーザ情報を、通信部21を介して情報処理装置10に送信する。
【0045】
情報処理装置10の制御部15は、端末装置20が送信したユーザ情報を、通信部11を介して取得する。制御部15は、取得したユーザ情報を、記憶部12に記憶する。制御部15は、ユーザ情報をユーザ情報データベースとして、記憶部12に記憶してよい。
【0046】
図5に、記憶部12に記憶されているユーザ情報データベースの一例を示す。ユーザ情報データベースは、ユーザID及びユーザ名に関連づけて、ユーザの属性、ユーザが抱える症状及びユーザの身体的目標の情報を記憶している。ユーザ情報データベースは、最新の情報のみを記憶していてもよいし、最新の情報に併せて過去の情報も残して記憶していてもよい。
【0047】
ユーザ情報は、適宜更新されてよい。例えば、提案された食事を食べ、提案された運動を実行したユーザの属性、抱える症状又は身体的目標が変わった場合、端末装置20の入力部23が変更後のユーザ情報の入力を受け付け、情報処理装置10の制御部15が、変更後のユーザ情報を記憶部22に記憶して、ユーザ情報を更新してよい。
【0048】
端末装置20の入力部23は、ユーザが食べた食事の記録である食事記録の入力を受け付ける。入力部23は、例えば、ユーザの入力部23に対する入力操作に基づいて、食事記録の入力を受け付ける。
【0049】
端末装置20の制御部26は、入力部23が受け付けた食事記録を、通信部21を介して情報処理装置10に送信する。
【0050】
情報処理装置10の制御部15は、端末装置20が送信した食事記録を、通信部11を介して取得する。制御部15は、取得した食事記録を、記憶部12に記憶する。
【0051】
端末装置20は、食事記録を、ユーザが食べた食事をユーザがカメラ25によって撮影することによって取得してもよい。この場合、制御部26は、カメラ25が撮影した画像を、通信部21を介して情報処理装置10に送信する。
【0052】
端末装置20の入力部23は、ユーザが実行した運動の記録である運動記録の入力を受け付ける。入力部23は、例えば、ユーザの入力部23に対する入力操作に基づいて、運動記録の入力を受け付ける。
【0053】
端末装置20の制御部26は、入力部23が受け付けた運動記録を、通信部21を介して情報処理装置10に送信する。
【0054】
情報処理装置10の制御部15は、端末装置20が送信した運動記録を、通信部11を介して取得する。制御部15は、取得した運動記録を、記憶部12に記憶する。
【0055】
情報処理装置10の制御部15は、端末装置20から取得したユーザ情報に基づいて、ユーザに提案する食事メニュー及び運動メニューのベースとなる基礎計画を生成する。
【0056】
食事に関する基礎計画は、例えば、取得すべきカロリー、栄養素の上限下限、食品群のバランス、料理の組合せの適切性などの情報を含む。栄養素の種類には、例えば、食塩、たんぱく質、脂質、炭水化物、カルシウム、リン、鉄、マグネシウム、レチノール、ビタミンE、ビタミンD、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、食物繊維などがある。
【0057】
運動に関する基礎計画は、例えば、筋力トレーニングと有酸素運動との割合、鍛える部位などの情報を含む。
【0058】
制御部15は、ユーザ情報、食事記録及び運動記録に基づいて、ユーザに提案する食事メニューを生成する。この際、制御部15は、ユーザ情報に基づいて生成した食事に関する基礎計画を満たすように、ユーザに提案する食事メニューを生成する。このように、制御部15は、食事メニューを生成する際に、食事記録だけでなく運動記録も参照して食事メニューを生成する。すなわち、情報処理装置10は、ユーザが食べた食事の内容だけでなくユーザが実行した運動の内容もフィードバックさせて、ユーザに提案する食事メニューを生成することができる。
【0059】
なお、制御部15は、初回の食事メニューの生成の場合であって、まだ食事記録及び運動記録を取得していないときは、ユーザ情報のみに基づいて、ユーザに提案する食事メニューを生成してもよい。
【0060】
ユーザに提案する食事メニューは、記憶部12に記憶されている食事メニューデータベースから選択された食事メニューを含んでよい。図6に、記憶部12に記憶されている食事メニューデータベースの一例を示す。制御部15は、例えば、ユーザが冷え性の症状を抱えている場合、冷え性に効果のある「カレー」を食事メニューに含めてもよい。
【0061】
制御部15は、任意のアルゴリズムに基づいて、食事メニューを生成してよい。制御部15は、食事メニューを生成するアルゴリズムとして、例えば、ルールベース、線形計画法、モンテカルロ法などを用いてよい。また、制御部15は、機械学習によって学習された学習モデルを用いて、食事メニューを生成してもよい。制御部15は、例えば、機械学習によって、ユーザに提案したときに実際に食べられる可能性の高い食事メニューを学習してよい。
【0062】
制御部15は、ユーザ情報、食事記録及び運動記録に基づいて、ユーザに提案する運動メニューを生成する。この際、制御部15は、ユーザ情報に基づいて生成した運動に関する基礎計画を満たすように、ユーザに提案する運動メニューを生成する。このように、制御部15は、運動メニューを生成する際に、運動記録だけでなく食事記録も参照して食事メニューを生成する。すなわち、情報処理装置10は、ユーザが実行した運動の内容だけでなくユーザが食べた食事の内容もフィードバックさせて、ユーザに提案する運動メニューを生成することができる。
【0063】
なお、制御部15は、初回の運動メニューの生成の場合であって、まだ食事記録及び運動記録を取得していないときは、ユーザ情報のみに基づいて、ユーザに提案する運動メニューを生成してもよい。
【0064】
ユーザに提案する運動メニューは、記憶部12に記憶されている運動メニューデータベースから選択された運動メニューを含んでよい。図7に、記憶部12に記憶されている運動メニューデータベースの一例を示す。制御部15は、例えば、ユーザが冷え性の症状を抱えている場合、冷え性に効果のある「ふくらはぎのストレッチ」を運動メニューに含めてもよい。
【0065】
制御部15は、任意のアルゴリズムに基づいて、運動メニューを生成してよい。制御部15は、運動メニューを生成するアルゴリズムとして、例えば、ルールベース、線形計画法、モンテカルロ法などを用いてよい。また、制御部15は、機械学習によって学習された学習モデルを用いて、運動メニューを生成してもよい。制御部15は、例えば、機械学習によって、ユーザに提案したときに実際に実行される可能性の高い運動メニューを学習してよい。
【0066】
制御部15は、ユーザに提案するために生成した食事メニューを記憶部12に記憶する。制御部15は、生成した食事メニューの内容をユーザに提案した食事メニューのデータベースとして、記憶部12に記憶してよい。
【0067】
図8に、記憶部12に記憶されている、ユーザに提案した食事メニューのデータベースの一例を示す。図8に示す例においては、ユーザに提案した食事メニューのデータベースは、ユーザID、日付及び食事メニューIDを記憶している。図8に示す例は一例であり、ユーザに提案した食事メニューのデータベースは、朝食、昼食、夕食などの情報を含んでもよい。また、ユーザに提案した食事メニューのデータベースは、1回の食事に対し、主食、主菜、副菜、汁物などの複数の食事メニューIDが関連づけられていてもよい。また、ユーザに提案した食事メニューのデータベースは、朝食、昼食、夕食などの3食だけでなく、間食、飲み物などを提案した食事メニューを記憶していてもよい。
【0068】
制御部15は、ユーザに提案するために生成した運動メニューを記憶部12に記憶する。制御部15は、生成した運動メニューの内容をユーザに提案した運動メニューのデータベースとして、記憶部12に記憶してよい。
【0069】
図9に、記憶部12に記憶されている、ユーザに提案した運動メニューのデータベースの一例を示す。図9に示す例においては、ユーザに提案した運動メニューのデータベースは、ユーザID、日付及び運動メニューIDを記憶している。図9に示す例は一例であり、ユーザに提案した運動メニューのデータベースは、他の情報を含んでいてもよい。
【0070】
制御部15は、生成した食事メニュー及び運動メニューを、通信部11を介して端末装置20に送信する。
【0071】
端末装置20の制御部26は、食事メニュー及び運動メニューを、通信部21を介して取得する。制御部26は、取得した食事メニュー及び運動メニューを出力部24に出力させる。
【0072】
図10に、端末装置20が、ユーザに提案する食事メニュー及び運動メニューを出力部24に表示させている一例を示す。図10に示す例においては、出力部24は、ユーザに提案する食事メニューとして、「根菜の煮物」を表示している。また、出力部24は、ユーザに提案する運動メニューとして、「ふくらはぎのストレッチ」を表示している。
【0073】
なお、図10に示す食事メニュー及び運動メニューの表示の形式は一例であって、出力部24が表示する食事メニュー及び運動メニューの表示の形式はこれに限定されない。例えば、出力部24は、食事メニューとして、朝食用、昼食用、夕食用の食事メニューを表示してもよい。また、出力部24が表示する食事メニュー及び運動メニューは1日分だけに限定されない。出力部24は、例えば、3日分、1週間分、1ヶ月分、3ヶ月分などの所定の期間の食事メニュー及び運動メニューを表示してもよい。
【0074】
出力部24に表示された食事メニュー及び運動メニューを視認したユーザは、提案された食事メニューに基づいて食事をし、提案された運動メニューに基づいて運動を実行することができる。
【0075】
ユーザは、提案された運動メニューを実行する際、提案された運動メニューを実行することを支援する動画を、情報処理装置10から端末装置20にダウンロードしてよい。情報処理装置10の制御部15は、運動メニューを実行することを支援する動画の要求を端末装置20から通信部11を介して取得すると、当該動画を、通信部11を介して端末装置20に送信する。運動メニューを実行することを支援する動画は、例えば、3DCG(Three-Dimensional Computer Graphics)によってアニメーションで表現された人物が、運動をアドバイスする動画などであってよい。
【0076】
ユーザは、端末装置20の出力部24が出力する、運動メニューを実行することを支援する動画を視聴しながら、提案された運動メニューを実行することができる。端末装置20の制御部26は、運動メニューを実行することを支援する動画が視聴されると、当該動画が視聴された記録を、通信部21を介して情報処理装置10に送信してよい。
【0077】
端末装置20は、食事メニュー及び運動メニューを提案されたユーザにユーザ情報の変更があった場合、変更後のユーザ情報を取得することができる。端末装置20は、ユーザによる入力部13への入力操作によって変更後のユーザ情報を取得することができる。また、端末装置20は、例えば体重計などと通信によって連携している場合、体重計からユーザ情報としてユーザの体重の情報を取得することができる。
【0078】
端末装置20は、食事メニューを提案されたユーザが実際に食べた食事の記録である食事記録を取得することができる。端末装置20は、ユーザによる入力部23への入力操作によって食事記録を取得することができる。また、端末装置20は、ユーザがカメラ25でユーザが食べた食事を撮影することによって、食事記録を取得することができる。
【0079】
ユーザがカメラ25でユーザが食べた食事を撮影した場合、端末装置20の制御部26は、撮影された食事の画像を、通信部21を介して情報処理装置10に送信する。
【0080】
情報処理装置10の制御部15は、通信部11を介して食事の画像を取得すると、画像に含まれている食事メニューを画像解析によって認識する。制御部15は、機械学習によって学習された学習モデルを用いて画像解析を実行してよい。制御部15は、認識した食事メニューを、ユーザの食事記録として記憶部12に記憶する。
【0081】
端末装置20は、運動メニューを提案されたユーザが実際に実行した運動の記録である運動記録を取得することができる。端末装置20は、ユーザによる入力部13への入力操作によって運動記録を取得することができる。また、端末装置20は、運動メニューを実行することを支援する動画の視聴記録に基づいて、ユーザが実際に実行した運動の記録である運動記録を取得してもよい。また、端末装置20は、例えばユーザが装着しているウェアラブルデバイスなどと通信によって連携している場合、ウェアラブルデバイスが備えるセンサの認識機能によって、ユーザの運動記録を取得してもよい。
【0082】
図11のフローチャートを参照して、一実施形態に係る情報処理システム1の動作の一例について説明する。
【0083】
情報処理装置10の制御部15は、ユーザ情報を、端末装置20から通信部11を介して取得する(ステップS101)。当該ユーザ情報は、ユーザの入力操作によって、端末装置20の入力部23が、ユーザから受け付けたユーザ情報であってよい。
【0084】
制御部15は、食事記録を、端末装置20から通信部11を介して取得する(ステップS102)。当該食事記録は、ユーザの入力操作によって、端末装置20の入力部23が、ユーザから受け付けた食事記録であってよい。あるいは、当該食事記録は、ユーザが端末装置20のカメラ25によって撮影した食事の画像に基づくものであってよい。
【0085】
制御部15は、運動記録を、端末装置20から通信部11を介して取得する(ステップS103)。当該運動記録は、ユーザの入力操作によって、端末装置20の入力部23が、ユーザから受け付けた運動記録であってよい。あるいは、当該運動記録は、ユーザが端末装置20で視聴した、運動メニューに基づく運動を実行することを支援する動画の視聴記録に基づくものであってよい。
【0086】
制御部15は、ユーザ情報、食事記録及び運動記録に基づいて、ユーザに提案する食事メニューを生成する(ステップS104)。
【0087】
制御部15は、ユーザ情報、食事記録及び運動記録に基づいて、ユーザに提案する運動メニューを生成する(ステップS105)。
【0088】
制御部15は、生成した食事メニュー及び運動メニューを、通信部11を介して端末装置20に送信する(ステップS106)。この際、制御部15は、生成した食事メニュー及び運動メニューを、記憶部12に記録してよい。
【0089】
制御部15は、食事メニューを生成する際、運動メニューの量及び質などに基づいて食事メニューを調整し、栄養摂取量などを調整してもよい。制御部15は、食事メニューを生成する際、抱える症状及の改善び身体的目標の達成に対する効果が上がるように、カロリー、水分、栄養素などが調整された食事メニューを生成してよい。
【0090】
制御部15は、運動メニューを生成する際、食事メニューの量及び質などに基づいて運動メニューを調整し、運動の負荷及び量などを調整してもよい。
【0091】
情報処理装置10は、ステップS101~ステップS106の処理を繰り返す。情報処理装置10は、任意の期間で、ステップS101~ステップS106の処理を繰り返してよい。情報処理装置10は、例えば、1日、3日、1週間、1ヶ月、3ヶ月などの周期で、ステップS101~ステップS106の処理を繰り返してよい。
【0092】
(変形例)
続いて、図12のフローチャートを参照して、一実施形態に係る情報処理システム1の変形例に係る動作について説明する。
【0093】
情報処理システム1の変形例に係る動作は、食事メニュー及び運動メニューを生成した後、食事メニューに基づいて運動メニューを補正し、運動メニューに基づいて食事メニューを補正するという点で、図11に示すフローチャートで説明した動作と相違する。
【0094】
図12に示すフローチャートのステップS201~S205は、図11に示すフローチャートのステップS101~S105と同様の処理であるため説明を省略する。
【0095】
情報処理装置10の制御部15は、食事メニューに基づいて運動メニューを補正する(ステップS206)。例えば、制御部15は、食事メニューによって取得されるカロリーに基づいて、適切な運動の強度になるように、提案する運動メニューの内容を補正する。
【0096】
制御部15は、運動メニューに基づいて食事メニューを補正する(ステップS207)。例えば、制御部15は、運動メニューによって消費されるカロリーに基づいて、適切なカロリーを提供できるように、提案する食事メニューの内容を補正する。
【0097】
このように、制御部15は、食事メニューに基づいて運動メニューを補正することと、運動メニューに基づいて食事メニューを補正することと、を相互に繰り返す。
【0098】
制御部15は、補正後の食事メニュー及び運動メニューが所定の条件を満たすか否かを判定する(ステップS208)。所定の条件は、例えば、食事メニューの補正された量及び運動メニューの補正された量が所定量以下になったか否かであってよい。食事メニューの補正された量及び運動メニューの補正された量が所定量以下になったということは、食事メニュー及び運動メニューの補正が収束に近づいていることを意味する。あるいは、所定の条件は、食事メニュー及び運動メニューが補正された回数が、所定の回数以上であるか否かであってもよい。
【0099】
補正後の食事メニュー及び運動メニューが所定の条件を満たしていない場合(ステップS208のNo)、制御部15は、ステップS206に戻り、ステップS206~S207の処理を繰り返す。
【0100】
補正後の食事メニュー及び運動メニューが所定の条件を満たしている場合(ステップS208のYes)、制御部15は、補正後の食事メニュー及び運動メニューを、通信部11を介して端末装置20に送信する(ステップS209)。この際、制御部15は、送信した食事メニュー及び運動メニューを、記憶部12に記録してよい。
【0101】
情報処理装置10は、ステップS201~ステップS209の処理を繰り返す。情報処理装置10は、任意の期間で、ステップS201~ステップS209の処理を繰り返してよい。情報処理装置10は、例えば、1日、3日、1週間、1ヶ月、3ヶ月などの周期で、ステップS201~ステップS209の処理を繰り返してよい。
【0102】
このように、情報処理装置10は、運動メニューに基づいて食事メニューを補正し、食事メニューに基づいて運動メニューを補正することによって、精度の高い食事メニュー及び運動メニューをユーザに提案することができる。
【0103】
上述のように、本実施形態に係る情報処理装置10は、ユーザ情報、食事記録及び運動記録に基づいて、ユーザに提案する食事メニューを生成する。また、情報処理装置10は、ユーザ情報、食事記録及び運動記録に基づいて、ユーザに提案する運動メニューを生成する。すなわち、情報処理装置10は、食事メニューと運動メニューの両方をユーザに提案することができる。また、情報処理装置10は、食事メニューを生成する際に、食事記録だけでなく運動記録も参照して食事メニューを生成する。すなわち、情報処理装置10は、ユーザが食べた食事の内容だけでなくユーザが実行した運動の内容もフィードバックさせて、食事メニューを生成することができる。また、情報処理装置10は、運動メニューを生成する際に、運動記録だけでなく食事記録も参照して食事メニューを生成する。すなわち、情報処理装置10は、ユーザが実行した運動の内容だけでなくユーザが食べた食事の内容もフィードバックさせて、運動メニューを生成することができる。したがって、本実施形態に係る情報処理装置10は、ユーザの健康増進に寄与する技術を改善することができる。
【0104】
本開示は上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、ブロック図に記載の複数のブロックを統合してもよいし、又は1つのブロックを分割してもよい。フローチャートに記載の複数のステップを記述に従って時系列に実行する代わりに、各ステップを実行する装置の処理能力に応じて、又は必要に応じて、並列的に又は異なる順序で実行してもよい。その他、本開示の趣旨を逸脱しない範囲での変更が可能である。
【0105】
例えば、上述した実施形態において、情報処理装置10の構成及び動作を、互いに通信可能な複数の情報処理装置に分散させる実施形態も可能である。
【0106】
例えば、上述した実施形態において情報処理装置10において実行される一部の処理動作が端末装置20において実行されてもよい。また、端末装置20において実行される少なくとも一部の処理動作が情報処理装置10において実行されてもよい。
【0107】
例えば、汎用のコンピュータを、上述した実施形態に係る情報処理装置10として機能させる実施形態も可能である。具体的には、上述した実施形態に係る情報処理装置10の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを、汎用のコンピュータのメモリに格納し、プロセッサによって当該プログラムを読み出して実行させる。したがって、本実施形態に係る発明は、プロセッサが実行可能なプログラム、又は当該プログラムを記憶する非一時的なコンピュータ可読媒体としても実現可能である。
【符号の説明】
【0108】
1 情報処理システム
10 情報処理装置
11 通信部
12 記憶部
13 入力部
14 出力部
15 制御部
20 端末装置
21 通信部
22 記憶部
23 入力部
24 出力部
25 カメラ
26 制御部
30 ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12